JP5840595B2 - 綴具 - Google Patents
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Description
使用に当たり、外枠部材の展開状態で前記2本のピンに任意枚数のルーズリーフを前記2本の綴じ管に挿入することで抑え部材(II)を組込み、外枠部材(I)の前記頂板を前記押さえ部材の支持板の上に枢動させて被せ、止め手段を支持版の前縁に掛け止めすることにより、外側部材(I)と押え部材(II)を互いに組み付けた状態に固定する。
そこで本発明は特に厚手のファイルに取り付けて使用するに適した綴具において、これらの問題を解決することを課題とする。なお、以下の説明で、基板、直立板、及び頂板の語は相対的な意味を有する便宜的な用語であることに注意されたい。
この構造によると、外枠部材(I)に押え部材(II)を組み付けた状態で、前記二叉形突起17a、17bと突起19が互いに嵌合するので、上下方向に厚いルーズリーフに加わる衝撃によって大きい外力が作用した場合にも、頂板が外れず、綴具が安定に保持できる。
この構成により、ピン支持板15の組み付けに連動して頂板9も閉鎖される利点が得られる。また逆に、ルーズリーフの差し替えのために、頂板9を閉鎖状態から指で開くと、突起21がピン支持板15の突起19に衝合してピン支持板15を押すので、基板1も枢動し、ピン支持板を引き出すことが可能となる。
全体構成
本発明の綴具は図5に示すように外枠部材(I)と押え部材(II)からなり、これらを2穴のルーズリーフ(図示せず)を綴じた状態に組み立てると図1〜3の形態となる。図4は外枠部材が展開状態にある斜視図であり、図5は外枠部材と押さえ部材の関係を示す。
本実施例の綴具は、ルーズリーフを綴じ込むための2本の中空の綴じ管2、2を直立支持した基板1と、この基板1の後辺に薄肉ヒンジ3で結合された直立板5であってバインダー表紙へ取り付け可能な取付穴6を有する直立板5と、この直立板5の上辺に薄肉ヒンジ7を介して結合された頂板9とよりなる外枠部材(I)(図4〜5)を含む。また、前記2本の綴じ管2、2にそれぞれ挿脱自在の2本のピン13、13と、これらのピンの上端を固定的に支持するピン支持板15とからなる押さえ部材(II)を含む(図5〜6)。頂板9の前縁には掛止め手段11を設け、それを前記押え部材(II)のピン支持板15の前縁に設けた係止爪に係脱するようにする。また頂板9はヒンジ7の周りに枢動させるための指掛け8を有する。
図4〜5には外枠部材(I)の展開図を示す。この展開状態は成型直後の状態に等しく、ポリプロピレン等による熱可塑性合成樹脂から一回の射出成形により成型できる。基板1と直立板5との間には薄肉ヒンジ3が両側に、二位置安定板10が中央部に設けられている。二位置安定板10は基板1と直立板5の間の角度を規制するもので、他に力が作用しない状態では、第1位置では図4〜6の角度関係を、第2位置では図7の角度位置を採ることができ、これらの間では弾発移動が可能である。図7に示す第2位置では頂板9の掛止めが外れ、ピン支持板15を引き出せる状態となる。これらの2つのいずれの位置でもルーズリーフの挿脱が自由に実施できる。
押さえ部材(II)は、図5に示したようにピン支持板15とピン13とより構成される。ピン支持板15の前縁部には、外枠部材(I)の頂板9の掛止め部11が係止する掛止め部12が設けられる。これらは係脱可能な任意の掛止め構造を有すればよい。
本発明は厚手のルーズリーフを安定に支持できる構造を有する綴具を提供する。
図5〜6に示したように。ピン支持板15の後縁には支持板15の面に沿って直立板5に向けて突出する二叉形突起17が形成され、前記直立板5には前記突起の間に嵌合可能な突起19が形成されている。
これにより、外枠部材(I)に押え部材(II)を組み付けた状態で、二叉形突起17と突起19が互いに嵌合するので、図1〜3のように組み立てた状態で、大きい質量の厚いルーズリーフから加わる大きい衝撃が作用した場合にも、頂板9が外れず、綴具が安定に保持できる。
本発明の他の好ましい実施形態では、図5〜9に図示したように、頂板9の後縁に下側に向けて突出する突起21を設け、ピン支持板15の後縁には突起21先端に干渉する干渉部17aを設ける。これにより、綴じ管2、2にピン13、13を挿入したのち、ピン支持板15を直立板5に向けて押し込むとき、干渉部17aが突起21を押すので、頂板9が閉鎖方向へ枢動され、掛止め手段11が閉鎖状態にもたらされ、頂板が閉鎖状態に維持される。なお干渉部17aは二叉状突起17の一部を利用したが、別個の干渉部を用いてもよい。
この構成により、ピン支持板15の組み付けに連動して頂板9も閉鎖される利点が得られる。また逆に、ルーズリーフの差し替えのために、指掛け8を押し上げて頂板9を閉鎖状態から外し、さらに枢動させると突起21がピン支持板15の後縁の干渉部17aに衝合してピン支持板15を押すので、基板1も枢動し、ピン支持板15と綴じ管2を押し出すことができる。
また頂板9の湾曲した突起21と干渉部(または突起17a)が干渉するので、ピン支持板15の挿脱と頂板9の開閉が連動するので綴具の操作が容易になる。
II:押さえ部材
1:基板
2:綴じ管
3:薄肉ヒンジ
5:直立板
6:取付穴
7:薄肉ヒンジ
8:指掛け
9:頂板
10:二位置安定板
11:掛止め手段
12:掛止め部
13:ピン
15:ピン支持板
17:二叉形突起
17a、17b:干渉部
19:板状突起
21: 突起
25:強化用ピン
27:強化用受穴
Claims (4)
- ルーズリーフを綴じ込むための2本の中空の綴じ管(2、2)を直立支持した基板(1)と、この基板(1)の後辺に薄肉ヒンジ(3)で結合されバインダー表紙へ取り付け可能な直立板(5)と、この直立板(5)の上辺に薄肉ヒンジ(7)を介して結合された頂板(9)とよりなる外枠部材、及び
前記2本の綴じ管(2、2)にそれぞれ挿脱自在の2本のピン(13、13)と、これらのピンの上端を固定的に支持するピン支持板(15)とからなる押さえ部材からなり、 前記頂板(9)の前縁には、前記ピン支持板(15)の前縁に係脱できる掛止め手段(11)を設けた綴具において、
前記ピン支持板(15)の後縁にはピン支持板(15)の面に沿って前記直立板(5)に向けて突出する二叉形突起(17)が形成され、前記直立板(5)には前記突起の間に嵌合可能な突起(19)が形成されていることを特徴とする綴具。 - 前記頂板(9)の後縁に突起(21)を設け、前記ピン支持板(15)の後縁には前記突起(21)に干渉する干渉部を設けた請求項1に記載の綴具。
- 干渉部は二叉形突起(17)のうち頂板寄りの突起(17a)である請求項2の綴具。
- ピン支持板(15)には受穴(27)を設け、頂板(9)には該受穴(27)に対応した位置にピン(25)を設け、頂板(9)を閉鎖位置に閉鎖した時に、該ピン(25)が該受穴(27)に嵌合するようにした、請求項1〜3のいずれか1項に記載の綴具。
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JP2012261607A JP5840595B2 (ja) | 2012-11-29 | 2012-11-29 | 綴具 |
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Family Applications (1)
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JP2012261607A Active JP5840595B2 (ja) | 2012-11-29 | 2012-11-29 | 綴具 |
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-
2012
- 2012-11-29 JP JP2012261607A patent/JP5840595B2/ja active Active
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