JP5839106B2 - 受信器、伝送システム、偏波多重光信号の受信方法、受信器の制御プログラム - Google Patents

受信器、伝送システム、偏波多重光信号の受信方法、受信器の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は受信器、伝送システム、偏波多重光信号の受信方法及び受信器の制御プログラムに関し、特にデジタルコヒーレント伝送を行う受信器、伝送システム、偏波多重光信号の受信方法及び受信器の制御プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体に関する。
インターネットトラフィックの増大に伴い、基幹伝送システムの更なる大容量化が求められている。更なる大容量化を実現する技術として、コヒーレント伝送技術が注目されている。
通常のコヒーレント伝送では、受信器のLO光源(Local Oscillator)の偏波と入力信号の偏波とが一致していない場合には、適切な受信ができなかった。そのため、偏波を一致させるため、偏波スタビライザーなどの光装置が必要であった。
これに対し、デジタルコヒーレント伝送(例えば、特許文献1及び2)では、デジタル信号処理のアルゴリズムを利用した偏波分離機能が用いられる。デジタルコヒーレント伝送では、直交した二つの信号(偏波)を分離する、例えばCMA(Constant Modulus Algorithm)(非特許文献1〜3)などの偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムを用いることで、二つの偏波モードを分離することができる。この偏波分離機能を利用して、直交する二つの偏波モードに別々の信号を載せる偏波多重伝送を実現することができる。
特開2010−109705号公報 特開2011−97253号公報
DOMINIQUE N. GODARD, "Self-Recovering Equalization and Carrier Tracking in Two-Dimensional Data Communication Systems", IEEE TRANSACTIONS ON COMUUNICATIONS, VOL. COM-28, NO. 11, NOVEMBER 1980, pp. 1867-1875. Andreas Leven et al., "A real-time CMA-based 10 Gb/s polarization demultiplexing coherent receiver implemented in an FPGA", OFC/NFOEC 2008, IEEE. Ling Liu et al., "Initial Tap Setup of Constant Modulus Algorithm for Polarization De-multiplexing in Optical Coherent Receivers", OSA/OFC/NFOEC 2009, IEEE.
ところが、発明者は、デジタルコヒーレント伝送には以下で説明する問題点が有ることを見出した。偏波多重伝送で用いられる偏波多重光信号を実際の伝送線路で伝送した場合、伝送線路中にある偏波損失変動(PDL:Polarization Dependent Loss)の影響を受けて、受信特性が変動してしまう。これは、偏波モードを分離するために用いられるCMAなどの偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムがスタートするときの初期値の影響を強く受けるためである。ここでいう初期値とは、偏波分離デジタル信号処理を実行する際に用いられるデジタルフィルタの初期フィルタ係数を指すが、詳細については後述する。
特に、PDLが大きい場合には、損失の大きい偏波モードを見失い、同じ偏波モードをロックする現象や、片側の偏光のみ受信特性が悪化する現象が発生する。その結果、システム全体としての受信特性が劣化してしまう。
これに対し、偏波状態を変えて再度CMAなどの偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を行うことで、受信特性を改善することができる。しかし、伝送路の偏波状態は時間的にゆっくりと変動しているため、一般的なデジタルコヒーレントの構成では、再度CMAなどの偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を行っても、常に最適な条件で引き込むことは難しい。伝送特性を安定化させることができなければ、実システムへのデジタルコヒーレント伝送の導入が妨げられてしまう。
本発明は上記の事情に鑑みて成されたものであり、本発明の目的は、デジタルコヒーレント伝送において受信特性を安定化させることができる受信器、伝送システム、偏波多重光信号の受信方法及び受信器の制御プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することである。
本発明の一態様である受信機は、偏波スクランブルされた偏波多重光信号が入力し、入力した前記偏波多重光信号を第1及び第2の偏波成分に偏波分離して、それぞれを第1及び第2のデジタル信号に光電変換する受信フロントエンドと、前記第1及び第2のデジタル信号をサンプリングして偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムにより復調し、第1及び第2の復調信号を出力するデジタル信号処理部と、前記第1及び第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきが第1の所定値よりも大きい場合には、前記デジタル信号処理部の前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を停止させ、前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムで用いるフィルタ係数の初期値を変更した後、前記デジタル信号処理部に前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を開始させる制御回路と、を備えるものである。
本発明の一態様である伝送システムは、偏波多重光信号を出力する送信器と、前記偏波多重光信号を偏波スクランブルする偏波スクランブラと、偏波スクランブルされた前記偏波多重光信号を伝搬させる伝送路と、前記伝送路を介して前記偏波スクランブルされた前記偏波多重光信号が入力する受信器と、を備え、前記受信器は、入力した前記偏波多重光信号を第1及び第2の偏波成分に偏波分離して、それぞれを第1及び第2のデジタル信号に光電変換する受信フロントエンドと、前記第1及び第2のデジタル信号をサンプリングして偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムにより復調し、第1及び第2の復調信号を出力するデジタル信号処理部と、前記第1及び第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきが第1の所定値よりも大きい場合には、前記デジタル信号処理部の前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を停止させ、前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムで用いるフィルタ係数の初期値を変更した後、前記デジタル信号処理部に前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を開始させる制御回路と、を備えるものである。
本発明の一態様である偏波多重光信号の受信方法は、偏波スクランブルされた偏波多重光信号を、第1及び第2の偏波成分に偏波分離し、第1及び第2の偏波成分のそれぞれを第1及び第2のデジタル信号に光電変換し、前記第1及び第2のデジタル信号をサンプリングして偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムにより復調し、復調した信号のそれぞれを第1及び第2の復調信号として出力し、前記第1及び第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきが第1の所定値よりも大きい場合には、前記デジタル信号処理部の前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を停止し、前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムで用いるフィルタ係数の初期値を変更した後に、前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を開始するものである。
本発明の一態様である受信器の制御プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体は、偏波スクランブルされた偏波多重光信号が入力し、入力した前記偏波多重光信号を第1及び第2の偏波成分に偏波分離して、それぞれを第1及び第2のデジタル信号に光電変換する受信フロントエンドと、前記第1及び第2のデジタル信号をサンプリングして偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムにより復調し、第1及び第2の復調信号を出力するデジタル信号処理部と、を備える受信器において、前記第1及び第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきが第1の所定値よりも大きい場合には、前記デジタル信号処理部の前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を停止する処理と、前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムで用いるフィルタ係数の初期値を変更した後、前記デジタル信号処理部に前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を開始させる処理と、をコンピュータに実行させるものである。
本発明によれば、デジタルコヒーレント伝送において受信特性を安定化させることができる受信器、伝送システム、偏波多重光信号の受信方法及び受信器の制御プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することができる。
実施の形態1にかかる伝送システム100の構成を示すブロック図である。 伝送システム100の受信器2の構成を模式的に示すブロック図である。 伝送システム100の受信器2の構成をより詳細に示すブロック図である。 受信器2におけるキャリブレーション動作を示すフローチャートである。 偏波状態が良好な状態でサンプリングした場合のDP−QPSK光信号のX偏波又はY偏波の信号空間ダイヤグラムである。 偏波状態が良好でない状態でサンプリングした場合のDP−QPSK光信号のX偏波又はY偏波の信号空間ダイヤグラムである。 実施の形態2にかかる伝送システム200におけるキャリブレーション動作を示すフローチャートである。 X偏波及びY偏波の受信特性のバランスが取れている場合の信号空間ダイヤグラムである。 X偏波及びY偏波の受信特性のアンバランスである場合の信号空間ダイヤグラムである。 実施の形態3にかかる伝送システム300における規格算出動作を示すフローチャートである。 実施の形態4にかかる伝送システム400における規格算出動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図面においては、同一要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略される。
実施の形態1
まず、本発明の実施の形態1にかかる伝送システム100について説明する。図1は、実施の形態1にかかる伝送システム100の構成を示すブロック図である。伝送システム100は、送信器1、受信器2、伝送路3、光増幅器4及び偏波スクランブラ5を有する。
送信器1は、光信号として、二重偏波四位相偏移変調(Dual Polarization−Quadrature Phase Shift Keying:以下、DP−QPSKと表記する)された、DP−QPSK光信号を出力する。すなわち、送信器1が出力するDP−QPSK光信号は、互いに偏光面が直交するX偏波及びY偏波を含み、X偏波及びY偏波のそれぞれがQPSK(Quadrature Phase Shift Keying:以下、QPSKと表記する)光信号である。
送信器1と受信器2との間は、伝送路3により光学的に接続され、DP−QPSK光信号が伝搬する。伝送路3には、光増幅器4が挿入され、伝送路3を伝搬するDP−QPSK光信号を増幅する。
偏波スクランブラ5は、送信器1の出力側に挿入され、DP−QPSK光信号に対して、偏波スクランブルを行う。具体的には、偏波スクランブラ5は、DP−QPSK光信号の偏光面を一定の周期で回転させる(偏波スクランブル)。偏波スクランブラ5に入力する前のDP−QPSK光信号のX偏波の電場をE、Y偏波の電場をE、偏波スクランブラ5による偏光面の回転の角速度をω[rad/sec]とすると、偏波スクランブラ5が出力するDP−QPSK光信号のX偏波の電場Er及びY偏波の電場Erは、以下の式(1)で表される。
Figure 0005839106
なお、受信機2が偏光面の回転に追従できるよう、偏波スクランブラ5は、例えば100[rad/s]程度の速度で偏光面を回転させる。
受信器2は、偏光面が角速度ωで回転するDP−QPSK光信号を電気信号に復調する、デジタルコヒーレント受信を行う受信器である。図2は、伝送システム100の受信器2の構成を模式的に示すブロック図である。図2に示すように、受信器2は、受信フロントエンド10、デジタル信号処理部(Digital Signal Processor、以下DSPと表記する)14及び制御回路15を有する。
受信フロントエンド10には、伝送路3を介して、DP−QPSK光信号が入力する。そして、受信フロントエンド10は、入力したDP−QPSK光信号を偏波分離したのち、光電変換する。光電変換により生成されたデジタル信号である量子化信号eq及びeqは、DSP14に出力される。
DSP14は、量子化信号eq及びeqをサンプリングして、例えばCMAなどの偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムにより復調し、復調信号Ed及びEdを出力する。
制御回路15は、復調信号Ed及びEdをモニタする。制御回路15は、復調信号Ed及びEdの位相のばらつき(位相雑音)又は振幅のばらつき(振幅雑音)が所定値よりも大きい場合には、DSP14の偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を停止させる。そして、偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムで用いるフィルタ係数の初期値を変更する。その後、DSP14に偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を開始させる。
なお、制御回路15は、DSP14の偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を停止させるか否かを判断する方法は、上述の例に限られない。例えば、位相のばらつき(位相雑音)及び振幅のばらつき(振幅雑音)の双方が、それぞれに対して定められた所定値よりも大きい場合に、DSP14の偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を停止させてもよい。位相のばらつき(位相雑音)としては、例えば、信号空間ダイヤグラム上での位相の分布範囲や標準偏差などを用いることができる。振幅のばらつき(振幅雑音)としては、例えば、信号空間ダイヤグラム上での振幅の分布範囲や標準偏差などを用いることができる。
また、位相のばらつきと振幅のばらつきとを区別することなく、信号空間ダイヤグラム上に現れる、信号の位相及び振幅を示すスポットが分布する面積を位相及び振幅のばらつきとして、1つのスカラー量として取り扱うことも可能である。この場合、信号空間ダイヤグラム上に現れる、信号の位相及び振幅を示すスポットの分布面積が所定値よりも大きい場合には、DSP14の偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を停止させればよい。
上述では、位相のばらつき及び振幅のばらつきをスカラー量として取り扱ったが、これは例示に過ぎない。すなわち、位相のばらつき及び振幅のばらつきを、値の正負等のばらつきの方向性を考量したベクトル量として定義することも可能である。
続いて、受信器2の構成についてさらに詳細に説明する。図3は、伝送システム100の受信器2の構成をより詳細に示すブロック図である。図3に示すように、受信フロントエンド10は、偏光ビームスプリッタ(Polarization Beam Splitter:以下、PBSと表記する)11、局部発振光源(LO)12、PBS13、90°ハイブリッド21及び22、光電変換器(O/E:Optical/Electrical converter)31〜34及びアナログ/デジタル変換器(ADC:Analog to Digital Converter)41〜44を有する。
PBS11には、伝送路3を介して、DP−QPSK光信号が入力する。PBS11は、入力したDP−QPSK光信号を、直交する2つの偏波成分に分離する。具体的には、PBS11は、入力したDP−QPSK光信号を、互いに直交するx偏波成分xinとy偏波成分yinとに分離する。x偏波成分xinは90°ハイブリッド21に入力し、y偏波成分yinは90°ハイブリッド22に入力する。
局部発振光源12は、PBS13に局部発振光を出力する。局部発振光源12は、例えば半導体レーザを用いることができる。本実施の形態では、局部発振光源12は、所定の周波数を有するCW(Continuous Wave)光を出力するものとする。PBS13は、局部発振光を、直交する2つの偏波成分(x偏波成分LO及びy偏波成分LO)に分離する。局部発振光のx偏波成分LOは90°ハイブリッド21に入力し、局部発振光のy偏波成分LOは90°ハイブリッド22に入力する。
90°ハイブリッド21は、局部発振光のx偏波成分LOを用いて、x偏波成分xinを検波し、I(In-phase:同相)成分(以下、xin−I成分)と、I成分と位相が90°異なるQ(Quadrature:直交)成分(以下、Xin−Q成分)と、を検波光として出力する。90°ハイブリッド22は、局部発振光のy偏波成分LOを用いて、y偏波成分Yinを検波し、I成分(以下、yin―I成分)及びQ成分(以下、yin―Q成分)を検波光として出力する。
光電変換器31〜34は、90°ハイブリッド21及び22が出力する4つの光信号(xin−I成分、xin−Q成分、yin−I成分及びxin−Q成分)のそれぞれを光電変換する。そして、光電変換器31〜34は、光電変換により生成したアナログ電気信号を、それぞれADC41〜44に出力する。具体的には、光電変換器31は、xin−I成分を光電変換し、生成したアナログ電気信号をADC41に出力する。光電変換器32は、xin−Q成分を光電変換し、生成したアナログ電気信号をADC42に出力する。光電変換器33は、yin−I成分を光電変換し、生成したアナログ電気信号をADC43に出力する。光電変換器34は、yin−Q成分を光電変換し、生成したアナログ電気信号をADC44に出力する。
ADC41〜44は、光電変換器31〜34が出力するアナログ電気信号を、それぞれデジタル信号に変換し、変換したデジタル信号をDSP14に出力する。
DSP14は、入力するデジタル信号を処理する。DSP14は、バタフライフィルタ50、位相制御回路71及び72、復調回路81及び82を有する。バタフライフィルタ50は、有限インパルス応答(Finite Impulse Response:以下、FIRと称する)フィルタ51〜54、加算器61及び62、CMA演算器63を有する。なお、CMA演算器63は、偏波分離デジタル信号処理アルゴリズム演算器の一例である。
FIRフィルタ51及び53には、ADC41及びADC42からの出力信号(以下、量子化信号eqと称する)が入力する。FIRフィルタ52及び54には、ADC43及びADC44からの出力信号(以下、量子化信号eqと称する)が入力する。FIRフィルタ51は、量子化信号eqに対してフィルタリングを行い、フィルタリングした信号を、加算器61に出力する。FIRフィルタ52は、量子化信号eqに対してフィルタリングを行い、フィルタリングした信号を、加算器61に出力する。FIRフィルタ53は、量子化信号eqに対してフィルタリングを行い、フィルタリングした信号を、加算器62に出力する。FIRフィルタ54は、量子化信号eqに対してフィルタリングを行い、フィルタリングした信号を、加算器62に出力する。
加算器61は、FIRフィルタ51及び52から出力される信号を加算し、加算した信号(以下、加算信号e)を位相制御回路71に出力する。加算器62は、FIRフィルタ53及び54から出力される信号を加算し、加算した信号(以下、加算信号e)を位相制御回路72に出力する。
バタフライフィルタ50は、CMA演算器63がFIRフィルタ51〜54のフィルタ係数を更新することにより、光信号が伝送路3で受けた偏波回転をキャンセルする。バタフライフィルタ50は、入力する量子化信号eq及びeqに対して、式(2)で示される行列演算を行い、加算信号e及びeを出力する。
Figure 0005839106
式(2)における行列Hは、送信器出力される信号光の偏波面と受信器2に入力する信号光の偏波面との間の偏波面の回転をキャンセルするための行列である。伝送路3の状況によって、行列Hは任意の行列となるため、行列Hを一意に定めることはできない。そこで、バタフライフィルタ50では、CMAを用いて、行列Hの各要素(hxx、hxy、hyx及びhyy、以下、フィルタ係数と称する)を求める。
CMA演算器63は、フィルタ係数を算出し、それぞれのフィルタ係数をFIRフィルタ51〜54に設定する。CMA演算器63は、時間kのフィルタ係数をhxx(k)、hxy(k)、hyx(k)及びhyy(k)とすると、時間(k+1)のフィルタ係数hxx(k+1)、hxy(k+1)、hyx(k+1)及びhyy(k+1)を以下の式(3)に基づき算出する。
Figure 0005839106
式(3)において、μは定数であり、*は複素共役を表す。また、ε及びεは誤差関数であり、それぞれ以下の式(4)で表される。
Figure 0005839106
加算器61及び62は、直交する2つの偏波成分(X偏波及びY偏波)の電界情報を含む信号を出力する。しかし、CMAによってフィルタ係数を好適な値に収束させることにより、送信器1が出力するDP−QPSK光信号のX偏波(E)及びY偏波(E)を、加算信号e及びeに収束させることができる。具体的には、加算器61が出力する信号がX偏波の電界情報を示す場合には、加算器62が出力する信号はY偏波の電界情報を示すこととなる。また、加算器61が出力する信号がY偏波の電界情報を示す場合には、加算器62が出力する信号はX偏波の電界情報を示すこととなる。また、CMA演算器63は、加算信号e及びeの振幅が一定となるように制御を行う。
位相制御回路71は、加算器61が出力する信号の位相を調整し、調整した信号を復調回路81に出力する。位相制御回路72は、加算器62が出力する信号の位相を調整し、調整した信号を復調回路82に出力する。
復調回路81は、位相制御回路71が出力する信号を復調し、復調信号Edを出力する。復調回路82は、位相制御回路72が出力する信号を復調し、復調信号Edを出力する。
以上のように、偏光面が角速度ωで回転するDP−QPSK光信号は、受信器2により、復調される。しかしながら、上述のDSP14のバタフライフィルタ50では、X偏波及びY偏波の電界振幅を一定値に保持する制御を行うのみである。従って、X偏波の振幅又は位相のばらつきとY偏波の振幅又は位相のばらつきとが、どの程度の範囲に収束するかは分からない。
X偏波及びY偏波の振幅又は位相のばらつきの収束状態は、バタフライフィルタ50のFIRフィルタ51〜54の初期フィルタ係数(hxx(0)、hxy(0)、hyx(0)及びhyy(0))に依存する。そこで、DSP14では、制御回路15により、FIRフィルタ51〜54の初期フィルタ係数(hxx(0)、hxy(0)、hyx(0)及びhyy(0))の最適化を行う。
以下、伝送システム100における受信器2のキャリブレーション動作について説明する。伝送システム100では、データ送受信に先立ち、受信器2のキャリブレーション動作を行う。制御回路15は、受信器2のキャリブレーション動作を制御する。図4は、受信器2におけるキャリブレーション動作を示すフローチャートである。
キャリブレーション動作の開始により、制御回路15は、バタフライフィルタ50にCMA処理を開始させて、DP−QPSK信号をサンプリングさせる(ステップS11)。
制御回路15は、サンプリング結果から、X偏波及びY偏波の振幅又は位相のばらつき値Dを算出する(ステップS12)。
そして、制御回路15は、予め定められた振幅又は位相ばらつきの規格値DSTDと、X偏波及びY偏波の振幅又は位相のばらつき値Dと、を比較する(ステップS13)。
具体的には、制御回路15は、DSP14が出力する電気信号に基づいて、DP−QPSK光信号の信号空間ダイヤグラムを作成する。図5Aは、偏波状態が良好な状態でサンプリングした場合のDP−QPSK光信号のX偏波又はY偏波の信号空間ダイヤグラムである。図5Bは、偏波状態が良好でない状態でサンプリングした場合のDP−QPSK光信号のX偏波又はY偏波の信号空間ダイヤグラムである。
図5A及び図5Bに示すように、一定の信号強度を示す円上の45°、135°、225°及び315°近傍に、サンプリングされた信号の位相及び振幅を示すスポットが分布する。一般に、偏波状態が良好な状態でサンプリングが実施できる場合には、信号強度(信号空間ダイヤグラムの径方向)のばらつき及び位相(信号空間ダイヤグラムの角度方向)のばらつきが小さくなる。図5Aは、図5Bに比べて各角度における、信号の位相及び振幅を示すスポットの分布が小さい。よって図5Aの信号空間ダイヤグラムは、図5Bの信号空間ダイヤグラムよりも、受信状態が良好である。
制御回路15は、X偏波及びY偏波の信号空間ダイヤグラムから得られる信号の振幅又は位相のばらつき値Dが、予め定められた規格値DSTD以下であるかを判定する(ステップS13)。そして、D≦DSTDであれば、キャリブレーション動作を終了する。
一方、D>DSTDであれば、バタフライフィルタ50のCMA処理を停止する(ステップS14)。次いで、制御回路15は、バタフライフィルタ50のFIRフィルタ51〜54の初期フィルタ係数(hxx(0)、hxy(0)、hyx(0)及びhyy(0))を変更する(ステップS15)。その後、ステップS11に戻り、サンプリングを再実行する。
つまり、制御回路15は、X偏波及びY偏波の振幅又は位相のばらつきDが規格値DSTDに収まるまで、ステップS11〜S15のサイクルを繰り返す。これにより、制御回路15は、X偏波及びY偏波の受信特性が規格範囲内に収まるように、バタフライフィルタ50のFIRフィルタ51〜54の初期フィルタ係数(hxx(0)、hxy(0)、hyx(0)及びhyy(0))を決定することができる。
なお、ステップS13における制御回路15でのばらつき判定方法は、前述したとおり、これに限られない。例えば、位相のばらつき(位相雑音)及び振幅のばらつき(振幅雑音)の双方を、それぞれに対して定められた所定値と比較してもよい。位相のばらつき(位相雑音)としては、例えば、信号空間ダイヤグラム上での位相の分布範囲や標準偏差などを用いることができる。振幅のばらつき(振幅雑音)としては、例えば、信号空間ダイヤグラム上での振幅の分布範囲や標準偏差などを用いることができる。
また、位相のばらつきと振幅のばらつきとを区別することなく、信号空間ダイヤグラム上に現れるスポットが分布する面積を位相及び振幅のばらつきとして、1つのスカラー量として取り扱うことも可能である。この場合、信号空間ダイヤグラム上に現れるスポットの分布面積と所定値とを比較すればよい。
上述では、位相のばらつき及び振幅のばらつきをスカラー量として取り扱ったが、これは例示に過ぎない。すなわち、位相のばらつき及び振幅のばらつきを、値の正負等のばらつきの方向性を考量したベクトル量として定義することも可能である。
以上より、伝送システム100によれば、DP−QPSK光信号によるデータ伝送に先立って、受信状態のキャリブレーションを行うことができる。これにより、データ伝送機械ごとの通信品質のばらつきを抑制し、一定の通信品質を維持することが可能となる。
さらに、伝送システム100では、受信器2の側のみでキャリブレーション動作が行われるため、キャリブレーション動作時に、受信器2側の情報を送信器1側にフィードバックする必要が無い。そのため、既存の伝送システムに受信器2を導入するのみで、容易に伝送システム100と同様の作用効果を実現することが可能である。
ここで、伝送システム100の作用効果と偏波多重光信号との関係について検討する。偏波多重光信号を、前述のように、偏波状態が良好でない状態で受信を開始した場合には、受信特性が良くない状態での受信が継続してしまう。つまり、伝送システム100によれば、偏波多重光信号を用いた通信における特有の問題である、偏波状態が良好でない状態で受信を開始した場合に、受信特性が良くない状態での受信が継続してしまうという現象を、好適に防止することができる。
なお、本実施の形態では、偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムの一例として、CMAを用いる場合について説明したが、これは例示に過ぎない。すなわち、CMA以外の偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムを適用することも可能である。これは、実施の形態2以降の実施の形態についても同様である。
実施の形態2
次に、本発明の実施の形態2にかかる伝送システム200について説明する。伝送システム200は、伝送システム100と同様の構成を有するので、構成については説明を省略する。伝送システム200は、受信器2の制御回路15のキャリブレーション動作が異なる。以下、制御回路15のキャリブレーション動作について説明する。図6は、実施の形態2にかかる伝送システム200におけるキャリブレーション動作を示すフローチャートである。図6のステップS21〜S25については、それぞれ図4のステップS11〜S15と同様であるので、説明を省略する。
X偏波及びY偏波の振幅又は位相ばらつきDが規格値DSTD以下だったとしても、X偏波とY偏波との間で、受信バランスがアンバランになる場合が有る。このような受信状態のアンバランスが大きいと、一方の偏波を正常に受信できないなどの受信特性の劣化が生じる。そのため、本実施の形態では、実施の形態1でのキャリブレーション動作に、受信特性のアンバランスの有無を判定するステップが追加されている。
制御回路15は、X偏波及びY偏波の信号空間ダイヤグラムを比較する。具体的には、X偏波の振幅又は位相のばらつき値とY偏波の振幅又は位相のばらつき値との差Bを算出する(ステップS26)。
そして、制御回路15は、X偏波の振幅又は位相のばらつき値とY偏波の振幅及び位相のばらつき値との差Bを、規格値BSTBと比較する(ステップS27)。
図7は、X偏波及びY偏波の受信特性のバランスが取れている場合の信号空間ダイヤグラムである。図8は、X偏波及びY偏波の受信特性のアンバランスである場合の信号空間ダイヤグラムである。図8では、図7と比べて、X偏波及びY偏波の振幅又は位相のばらつきの差が大きいことが理解できる。
制御回路15は、B≦BSTDであれば、キャリブレーション動作を終了する。一方、B>BSTDであれば、バタフライフィルタ50のCMA処理を停止する(ステップS28)。
次いで、制御回路15は、バタフライフィルタ50のFIRフィルタ51〜54の初期フィルタ係数(hxx(0)、hxy(0)、hyx(0)及びhyy(0))を変更する(ステップS29)。その後、ステップS21に戻り、サンプリングを再実行する。
よって、伝送システム200によれば、伝送システム100と同様に、DP−QPSK光信号によるデータ伝送に先立って、受信状態のキャリブレーションを行うことができる。これにより、データ伝送機械ごとの通信品質のばらつきを抑制し、一定の通信品質を維持することが可能となる。
また、伝送システム200では、X偏波及びY偏波の受信特性のバランスを確保することができるという、更なる効果を奏することができる。よって、伝送システム200は、伝送システム100と比べて、より高品質なデータ伝送を実現することができる。
さらに、伝送システム200では、伝送システム100と同様に、受信器2の側のみでキャリブレーション動作が行われるため、キャリブレーション動作時に、受信器2側の情報を送信器1側にフィードバックする必要が無い。そのため、既存の伝送システムに受信器2を導入するのみで、容易に伝送システム200と同様の作用効果を実現することが可能である。
実施の形態3
次に、本発明の実施の形態3にかかる伝送システム300について説明する。伝送システム300は、伝送システム100と同様の構成を有するので、構成については説明を省略する。伝送システム300は、伝送システム100の応用例であり、受信器2の制御回路15のキャリブレーション動作に先立って、キャリブレーション動作における規格範囲を決定する動作(規格算出動作)を行う点で、伝送システム100と相違する。
実施の形態1及び2で説明したように、制御回路15は、規格範囲とX偏波及びY偏波の振幅又は位相のばらつきとの比較を行う(図4のステップS12、図6のステップS22)。そのため、予め規格範囲を定めておく必要がある。本実施の形態では、キャリブレーション動作に先立ち、制御回路15が規格範囲を決定する例について説明する。図9は、実施の形態3にかかる伝送システム300における規格算出動作を示すフローチャートである。
制御回路15は、受信器2に、所定の初期フィルタ係数の下で、所定回数(ここでは、n(nは2以上の整数)回のDP−QPSK光信号のサンプリングを行わせる(ステップS31)。
そして、制御回路15は、n回のサンプリングについて、X偏波及びY偏波の振幅又は位相のばらつき値D1〜Dnを算出する(ステップS32)。
次いで、制御回路15は、算出したX偏波及びY偏波の振幅又は位相のばらつき値D1〜Dnの中で、最小の値Dminを検出する(ステップS33)。
そして、検出した最小の値Dminを、規格値DSTDとして設定し(ステップS34)、処理を終了する。
以上より、伝送システム300は、伝送システム300において複数回のサンプリングを行い、その中でX偏波及びY偏波の振幅又は位相のばらつき値の最小値を規格値DSTDとして設定することができる。これにより、伝送システム300において実現可能性が範囲内で最小の値を、規格値DSTDとして設定することができる。従って、本実施の形態で設定した規格値DSTDを用いて、実施の形態1及び2で説明したキャリブレーションを行うことにより、伝送システムで実現可能な最良の受信状態を実現することができる。
実施の形態4
次に、本発明の実施の形態4にかかる伝送システム400について説明する。伝送システム400は、伝送システム200の変形例である。伝送システム400は、伝送システム200と同様の構成を有するので、構成については説明を省略する。伝送システム400は、伝送システム200の応用例であり、受信器2の制御回路15のキャリブレーション動作に先立って、キャリブレーション動作における規格範囲を決定する動作(規格算出動作)を行う点で、伝送システム200と相違する。図10は、実施の形態4にかかる伝送システム400における規格算出動作を示すフローチャートである。
ステップS41〜S44については、それぞれ図9のステップS31〜S34と同様であるので、説明を省略する。
ステップS44でばらつき規格値を設定した後、制御回路はn回のサンプリングのそれぞれについて、X偏波の振幅又は位相ばらつきとY偏波の振幅又は位相ばらつきとの間の差B1〜Bnを算出する(ステップS45)。
次いで、算出したX偏波の振幅又は位相ばらつきとY偏波の振幅又は位相ばらつきとの間の差B1〜Bnから、最小の値Bminを検出する(ステップS46)。
そして、検出した最小の値Bminを、規格値BSTBとして設定し(ステップS47)、処理を終了する。
よって、伝送システム400によれば、伝送システム300と同様に、伝送路3の伝送特性を考慮した、規格範囲の設定が可能である。これにより、受信特性のばらつきを、実現可能な最小の範囲に収めることが可能となる。
さらに、伝送システム400によれば、伝送路3の伝送特性を考慮した、バランス規格値をも設定することが可能である。これにより、更にX偏波及びY偏波のバランスを、実現可能な範囲で最適化することが可能となる。
その他の実施の形態
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施の形態3では、ステップS33では、算出したn個のばらつき値の中で最小の値を検出したが、これは例示に過ぎない。よって、例えば、算出したn個のばらつき値の平均値を算出してもよい。つまり、算出したn個のばらつき値の平均値を、規格値に設定してもよい。
また、実施の形態3では、振幅又は位相のばらつきの規格値を算出する例について説明したが、同時に、X偏波及びY偏波の振幅又は位相のばらつきの差の規格値を設定してもよい。
図1では、送信器と偏波スクランブラとが独立しているが、これは例示に過ぎない。すなわち、送信器に偏波スクランブル機能が内蔵されていてもよい。
上述の実施の形態では、制御回路15の動作について説明したが、制御回路15としてコンピュータ等のハードウェア資源を用いることが可能である。つまり、コンピュータにプログラムを実行させることにより、制御回路15による動作、すなわち図4、6及び9に示す動作と同等の動作を実現することが可能である。
上述の実施の形態では、多値光変調方式として、QPSKを例として説明したが、これは例示に過ぎない。よって、QPSK以外の他の多値光変調方式を適用することも可能である。
なお、上述のプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2012年3月2日に出願された日本出願特願2012−046560を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 送信器
2 受信器
3 伝送路
4 光増幅器
5 偏波スクランブラ
10 受信フロントエンド
11、13 PBS
12 局部発振光源
14 DSP
15 制御回路
21、22 90°ハイブリッド
31〜34 光電変換器
50 バタフライフィルタ
51〜54 FIRフィルタ
61、62 加算器
63 CMA演算器
71、72 位相制御回路
81、82 復調回路
100、200、300、400 伝送システム
eq、eq 量子化信号
、e 加算信号
Ed、Ed 復調信号

Claims (24)

  1. 偏波スクランブルされた偏波多重光信号が入力し、入力した前記偏波多重光信号を第1及び第2の偏波成分に偏波分離して、それぞれを第1及び第2のデジタル信号に光電変換する受信フロントエンドと、
    前記第1及び第2のデジタル信号をサンプリングして偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムにより復調し、第1及び第2の復調信号を出力するデジタル信号処理部と、
    前記第1及び第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきが第1の所定値よりも大きい場合には、前記デジタル信号処理部の前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を停止させ、前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムで用いるフィルタ係数の初期値を変更した後、前記デジタル信号処理部に前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を開始させる制御回路と、を備え
    前記偏波多重光信号は、
    送信器で偏波多重され、かつ、偏波スクランブラにより偏波スクランブルされ、
    偏波スクランブルされた後に伝送路を介して受信器に入力することを特徴とする、
    受信器。
  2. 前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムは、CMAアルゴリズムであることを特徴とする、
    請求項1に記載の受信器。
  3. 前記デジタル信号処理部は、
    前記第1及び第2のデジタル信号が入力するバタフライフィルタを備え、
    前記バタフライフィルタは、
    第1及び第2の加算器と、
    前記第1のデジタル信号をフィルタリングした信号を、前記第1の加算器に出力する第1のFIRフィルタと、
    前記第2のデジタル信号をフィルタリングした信号を、前記第1の加算器に出力する第2のFIRフィルタと、
    前記第1のデジタル信号をフィルタリングした信号を、前記第2の加算器に出力する第3のFIRフィルタと、
    前記第2のデジタル信号をフィルタリングした信号を、前記第2の加算器に出力する第4のFIRフィルタと、
    前記第1及び第2の加算器をモニタし、モニタ結果に応じて前記第1乃至第4のFIRフィルタのフィルタ係数を更新する偏波分離デジタル信号処理アルゴリズム演算器と、を備えることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の受信器。
  4. 前記制御回路は、
    前記第1の復調信号の位相及び振幅のばらつきと、前記第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきと、の差が、第2の所定値よりも大きい場合には、前記デジタル信号処理部の前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を停止させ、前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムで用いるフィルタ係数の初期値を変更した後、前記デジタル信号処理部に前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を開始させることを特徴とする、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の受信器。
  5. 前記制御回路は、
    前記デジタル信号処理部に前記第1及び第2のデジタル信号を複数回サンプリングさせ、
    それぞれのサンプリングについて、前記第1及び第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきを算出し、
    算出したばらつきのうちで最小のものを前記第1の所定値として設定することを特徴とする、
    請求項に記載の受信器。
  6. 前記制御回路は、
    それぞれのサンプリングについて、前記第1の復調信号の位相及び振幅のばらつきと、前記第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきと、の差を算出し、
    算出した差のうちで最小のものを前記第2の所定値として設定することを特徴とする、
    請求項に記載の受信器。
  7. 偏波多重光信号を出力する送信器と、
    前記偏波多重光信号を偏波スクランブルする偏波スクランブラと、
    偏波スクランブルされた前記偏波多重光信号を伝搬させる伝送路と、
    前記伝送路を介して前記偏波スクランブルされた前記偏波多重光信号が入力する受信器と、を備え、
    前記受信器は、
    入力した前記偏波多重光信号を第1及び第2の偏波成分に偏波分離して、それぞれを第1及び第2のデジタル信号に光電変換する受信フロントエンドと、
    前記第1及び第2のデジタル信号をサンプリングして偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムにより復調し、第1及び第2の復調信号を出力するデジタル信号処理部と、
    前記第1及び第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきが第1の所定値よりも大きい場合には、前記デジタル信号処理部の前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を停止させ、前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムで用いるフィルタ係数の初期値を変更した後、前記デジタル信号処理部に前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を開始させる制御回路と、を備える、
    伝送システム。
  8. 前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムは、CMAアルゴリズムであることを特徴とする、
    請求項に記載の伝送システム。
  9. 前記デジタル信号処理部は、
    前記第1及び第2のデジタル信号が入力するバタフライフィルタを備え、
    前記バタフライフィルタは、
    第1及び第2の加算器と、
    前記第1のデジタル信号をフィルタリングした信号を、前記第1の加算器に出力する第1のFIRフィルタと、
    前記第2のデジタル信号をフィルタリングした信号を、前記第1の加算器に出力する第2のFIRフィルタと、
    前記第1のデジタル信号をフィルタリングした信号を、前記第2の加算器に出力する第3のFIRフィルタと、
    前記第2のデジタル信号をフィルタリングした信号を、前記第2の加算器に出力する第4のFIRフィルタと、
    前記第1及び第2の加算器をモニタし、モニタ結果に応じて前記第1乃至第4のFIRフィルタのフィルタ係数を更新する偏波分離デジタル信号処理アルゴリズム演算器と、を備えることを特徴とする、
    請求項又はに記載の伝送システム。
  10. 前記制御回路は、
    前記第1の復調信号の位相及び振幅のばらつきと、前記第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきと、の差が、第2の所定値よりも大きい場合には、前記デジタル信号処理部の前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を停止させ、前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムで用いるフィルタ係数の初期値を変更した後、前記デジタル信号処理部に前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を開始させることを特徴とする、
    請求項乃至のいずれか一項に記載の伝送システム。
  11. 前記制御回路は、
    前記デジタル信号処理部に前記第1及び第2のデジタル信号を複数回サンプリングさせ、
    それぞれのサンプリングについて、前記第1及び第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきを算出し、
    算出したばらつきのうちで最小のものを前記第1の所定値として設定することを特徴とする、
    請求項10に記載の伝送システム。
  12. 前記制御回路は、
    それぞれのサンプリングについて、前記第1の復調信号の位相及び振幅のばらつきと、前記第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきと、の差を算出し、
    算出した差のうちで最小のものを前記第2の所定値として設定することを特徴とする、
    請求項11に記載の伝送システム。
  13. 送信器で偏波多重され、かつ、偏波スクランブルされ、偏波スクランブルされた後に伝送路を介して受信器に入力された偏波多重光信号を、第1及び第2の偏波成分に偏波分離し、
    第1及び第2の偏波成分のそれぞれを第1及び第2のデジタル信号に光電変換し、
    前記第1及び第2のデジタル信号をサンプリングして偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムにより復調し、
    復調した信号のそれぞれを第1及び第2の復調信号として出力し、
    前記第1及び第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきが第1の所定値よりも大きい場合には、デジタル信号処理部の前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を停止し、
    前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムで用いるフィルタ係数の初期値を変更した後に、前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を開始する、
    偏波多重光信号の受信方法。
  14. 前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムは、CMAアルゴリズムであることを特徴とする、
    請求項13に記載の偏波多重光信号の受信方法。
  15. 前記第1及び第2のデジタル信号がバタフライフィルタに入力し、
    前記バタフライフィルタは、
    第1及び第2の加算器と、
    前記第1のデジタル信号をフィルタリングした信号を、前記第1の加算器に出力する第1のFIRフィルタと、
    前記第2のデジタル信号をフィルタリングした信号を、前記第1の加算器に出力する第2のFIRフィルタと、
    前記第1のデジタル信号をフィルタリングした信号を、前記第2の加算器に出力する第3のFIRフィルタと、
    前記第2のデジタル信号をフィルタリングした信号を、前記第2の加算器に出力する第4のFIRフィルタと、
    前記第1及び第2の加算器をモニタし、モニタ結果に応じて前記第1乃至第4のFIRフィルタのフィルタ係数を更新する偏波分離デジタル信号処理アルゴリズム演算器と、を備えることを特徴とする、
    請求項13又は14に記載の偏波多重光信号の受信方法。
  16. 前記第1の復調信号の位相及び振幅のばらつきと、前記第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきと、の差が、第2の所定値よりも大きい場合には、前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を停止し、
    前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムで用いるフィルタ係数の初期値を変更した後、前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を開始することを特徴とする、
    請求項13乃至15のいずれか一項に記載の偏波多重光信号の受信方法。
  17. 前記第1及び第2のデジタル信号を複数回サンプリングし、
    それぞれのサンプリングについて、前記第1及び第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきを算出し、
    算出したばらつきのうちで最小のものを前記第1の所定値として設定することを特徴とする、
    請求項16に記載の偏波多重光信号の受信方法。
  18. それぞれのサンプリングについて、前記第1の復調信号の位相及び振幅のばらつきと、前記第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきと、の差を算出し、
    算出した差のうちで最小のものを前記第2の所定値として設定することを特徴とする、
    請求項17に記載の偏波多重光信号の受信方法。
  19. 送信器で偏波多重され、かつ、偏波スクランブルされ、偏波スクランブルされた後に伝送路を介して受信器に入力された偏波多重光信号が入力し、入力した前記偏波多重光信号を第1及び第2の偏波成分に偏波分離して、それぞれを第1及び第2のデジタル信号に光電変換する受信フロントエンドと、
    前記第1及び第2のデジタル信号をサンプリングして偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムにより復調し、第1及び第2の復調信号を出力するデジタル信号処理部と、を備える受信器において、
    前記第1及び第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきが第1の所定値よりも大きい場合には、前記デジタル信号処理部の前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を停止する処理と、
    前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムで用いるフィルタ係数の初期値を変更した後、前記デジタル信号処理部に前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を開始させる処理と、をコンピュータに実行させる、
    受信器の制御プログラム。
  20. 前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムは、CMAアルゴリズムであることを特徴とする、
    請求項19に記載の受信器の制御プログラム。
  21. 前記デジタル信号処理部は、
    前記第1及び第2のデジタル信号が入力するバタフライフィルタを備え、
    前記バタフライフィルタは、
    第1及び第2の加算器と、
    前記第1のデジタル信号をフィルタリングした信号を、前記第1の加算器に出力する第1のFIRフィルタと、
    前記第2のデジタル信号をフィルタリングした信号を、前記第1の加算器に出力する第2のFIRフィルタと、
    前記第1のデジタル信号をフィルタリングした信号を、前記第2の加算器に出力する第3のFIRフィルタと、
    前記第2のデジタル信号をフィルタリングした信号を、前記第2の加算器に出力する第4のFIRフィルタと、
    前記第1及び第2の加算器をモニタし、モニタ結果に応じて前記第1乃至第4のFIRフィルタのフィルタ係数を更新する偏波分離デジタル信号処理アルゴリズム演算器と、を備えることを特徴とする、
    請求項19又は20に記載の受信器の制御プログラム。
  22. 前記第1の復調信号の位相及び振幅のばらつきと、前記第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきと、の差が、第2の所定値よりも大きい場合には、前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を停止する処理と、
    前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムで用いるフィルタ係数の初期値を変更した後、前記偏波分離デジタル信号処理アルゴリズムによる処理を開始する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする、
    請求項19乃至21のいずれか一項に記載の受信器の制御プログラム。
  23. 前記第1及び第2のデジタル信号を複数回サンプリングする処理と、
    それぞれのサンプリングについて、前記第1及び第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきを算出する処理と、
    算出したばらつきのうちで最小のものを前記第1の所定値として設定する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする、
    請求項22に記載の受信器の制御プログラム。
  24. それぞれのサンプリングについて、前記第1の復調信号の位相及び振幅のばらつきと、前記第2の復調信号の位相及び振幅のばらつきと、の差を算出する処理と、
    算出した差のうちで最小のものを前記第2の所定値として設定する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする、
    請求項23に記載の受信器の制御プログラム。
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