JP5838437B1 - カメラ支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用寿命が長く、信頼性が高く、組み立てが容易なカメラ支持具を提供すること。【解決手段】カメラ支持具は、第1挟持部材651a及び第2挟持部材652bと、第1挟持部材651a及び前記第2挟持部材652bに挟まれ、互いに離間して固定される第1転動体653a及び第2転動体653bとを備える第1連結具650と、第1連結具650の第1転動体653a及び第2転動体653bのいずれか一方を回動自在に受け入れる第2軸孔633と、第1転動体653a及び第2転動体653bの他方を回動自在に受け入れる第1軸孔631とを有する第2連結具と、を備え、第1連結具650の第2転動体653bを第2連結具630の第1軸孔631に嵌め込み、第2連結具630の第2軸孔633に、第1軸孔631と連結した第1連結具650とは別の第1連結具650の第1転動体653aを嵌め込む連結構造を有する脚部620を備える。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、カメラ支持具に関する。
昨今、デジタルカメラやデジタルカメラ付の携帯電話等(以下、カメラ等と言う)の普及により、どこでも手軽に写真を撮影することができるようになってきている。そして、カメラ等に取り付けられるアクセサリの一つとして、例えば、撮影者が対象物を高い位置から撮影したい場合に周囲の構造物にカメラ等を巻き付けて固定することができる、カメラ支持具が知られている。
特表2009‐522516号公報
このようなカメラ支持具は、構造物への巻き付けと取り外しを繰り返すことにより脚の形状が元に戻らなくなる場合や、脚折れにより使用寿命が短命化することがあった。
そこで、本発明の実施形態は、使用寿命が長く、信頼性が高く、組み立てが容易なカメラ支持具を提供することを目的とする。
一実施形態に係るカメラ支持具は、第1挟持部材及び第2挟持部材と、第1挟持部材及び前記第2挟持部材に挟まれ、互いに離間して固定される第1転動体及び第2転動体とを備える第1連結具と、第1連結具の第1転動体及び第2転動体のいずれか一方を回動自在に受け入れる第2軸孔と、第1転動体及び第2転動体の他方を回動自在に受け入れる第1軸孔とを有する第2連結具と、を備え、第1連結具の第2転動体を第2連結具の第1軸孔に嵌め込み、第2連結具の第2軸孔に、第1軸孔と連結した第1連結具とは別の第1連結具の第1転動体を嵌め込む連結構造を有する脚部を備える。
本発明によれば、使用寿命が長く、信頼性が高く、組み立てが容易なカメラ支持具を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る三脚の斜視図である。 図2は、図1の三脚の分解斜視図である。 図3は、図1の三脚の脚を示す斜視図である。 図4は、図3の脚をF4−F4で切断した断面図である。 図5は、図3の脚を輪状に曲げた様子を示す図である。 図6は、図5に示す脚を矢印F6の方向から見た図である。 図7は、図3の脚を螺旋状に曲げた様子を示す図である。 図8は、図7に示す脚を矢印F8の方向から見た図である。
以下、本発明のカメラ支持具の一実施形態に係る三脚1について図1から図4を用いて説明する。
なお、本実施形態において、カメラとは、一眼レフカメラ、コンパクトカメラ、その他のデジタルカメラ及びビデオカメラ、カメラ付き携帯電話等を含む撮影機器をいう。また、本実施形態においては、カメラ支持具の一例として三脚1について詳細に説明する。
図1は、三脚1の斜視図である。図2は、図1に示す三脚1を分解した分解斜視図である。図3は、図1の三脚1の脚部620を示す斜視図である。図4は、図3の脚部620をF4−F4で切断した断面図である。
三脚1は、図1に示すように、台座20と、首部40とを備える雲台10と、3本の脚具620が一体に連結された三脚部60と、を備えている。
台座20には、カメラ等が取り付けられる。首部40は、台座20に取り付けられたカメラ等の角度を調節する。
台座20は、図2に示すように、厚みを有する円形板状の支持板23と、カメラ等を取り付ける固定ピン21と、首部40と連結するボールジョイント25と、を有している。支持板23は、カメラ等を設置する第1面24を備える。支持板23の周縁部にはカメラ等の固定時に手が滑ることを防止する溝27が設けられている。
固定ピン21は、支持板23の第1面24側の略中央に設けられ、ねじ山を有する円柱状の突起である。固定ピン21の大きさ、ねじ山の数等については、例えば、カメラ等に設けられている他の三脚用のねじ孔に合わせて形成されている。また、本実施形態においては、固定ピン21として記載しているが、例えば、スマートフォン等を挟んで固定するクリップ等とすることも可能である。
ボールジョイント25は、支持板23の第2面26側の略中央部に設けられる。ボールジョイント25は、後述する首部40のジョイント溝41に回動自在に嵌め込まれる。
このように、ボールジョイント25を介して、首部40と支持板23とを連結することにより、固定ピン21の軸を中心として支持板23を自在に回動可能であるとともに、任意の箇所でボールジョイント25を支点として支持板23を傾斜させて止めることができる。
首部40は、長手方向の一方にボールジョイント25と接続するためのジョイント溝41を備える。また、長手方向の他方には、後述する三脚部60側のボールジョイント611を受け入れるためのジョイント溝43が設けられている。
三脚部60は、図1及び図2に示すように、基部610と、3本の脚部620とを備える。
基部610は、ボールジョイント611と、支持部617と、3つの連結部613と、を一体に有する。支持部617は、円柱状に構成され、その外周面の周方向の3ヶ所に略等間隔で連結部613が一体に設けられている。連結部613は、支持部617の軸を中心に放射状に設けた突起物である。3つの連結部613は、それぞれ軸孔615を備えている。軸孔615は、第1連結具650の第1転動体653aを受け入れて、脚部620を基部610に連結する。ボールジョイント611は、支持部617の首部40側の端部に一体に設けられ、首部40のジョイント溝43と回動自在に連結される。
このように、ボールジョイント611を介して、首部40と連結することにより、首部40は、支持部617の軸を中心として回動可能であるとともに、任意の箇所でボールジョイント611を支点として首部40を傾斜させて止めることができる。
次に図3及び図4を用いて、脚部620の構造について説明する。
脚部620は、複数の第1連結具650と、複数の第2連結具630とをチェーン状に繋げた構造を有する。第1連結具650は、第1連結部材652aと、第2連結部材652bとを有する。
第1連結部材652aは、第1挟持部材651aと、第1転動体653aと、第1凸部655aと、を備える。また、第2連結部材652bは、第2挟持部材651bと、第2転動体653bと、第2凸部655bと、を備える。第1連結部材652a及び第2の連結部材652bの材料としては、例えば、樹脂、金属又はゴム等の弾性体を用いることができる。
第1挟持部材651aは、長円形の板状に形成されている。第1挟持部材651aは、第2連結部材652bに対向する側の面に第1転動体653aと、第1凸部655aを備える。第1挟持部材651aは、第2連結部材652bに対向する側の面の長手方向の一端に第1転動体653aを備え、他端に第1凸部655aを備えている。
第1転動体653aは、略球状の外形を有し、第2連結部材652bの第2凸部655bを受け入れる有底の嵌合孔654aを有する。嵌合孔654aは、第2凸部655bの外径と略同じ内径を有し、第2凸部655bが圧入、接着、溶着、又は、スナップフィット等により組み付けられる。
第1凸部655aは、円柱状の外形を有し、第2連結部材652bの第2転動体653bの嵌合孔654bに圧入される。第1凸部655aは、その中心に軸方向に沿って有底の孔656aが形成されている。この孔656aを有することにより、圧入時において、第1凸部655aが少し変形し、嵌合孔654bへ導入されやすくなっている。
第2挟持部材651bは、長円形の板状を有する。第2挟持部材651bは、第1連結部材652aに対向する側の面に第2転動体653bと、第2凸部655bとを備える。第2挟持部材651bは、第1連結部材652aに対向する側の面の長手方向の一端に第2転動体653bを備え、他端に第2凸部655bを備えている。
第2転動体653bは、略球状の外形を有し、第1連結部材652aの第1凸部655aを受け入れる有底の嵌合孔654bを有する。嵌合孔654bは、第1凸部655aの外径と略同じ内径を有し、第1凸部655aが圧入、接着、溶着、又は、スナップフィット等により組み付けられる。
第2凸部655bは、円柱状の外形を有し、第1連結部材652aの第1転動体653aの嵌合孔654aに圧入される。第2凸部655bは、その中心に軸方向に沿って有底の孔656bが形成されている。この孔656bを有することにより、圧入時において、第2凸部655bが少し変形し、嵌合孔654aへ導入されやすくなっている。
上述のように、第1連結部材652aと第2連結部材652bは、同じ構造を有する。そして、第1連結部材652aと第2連結部材652bは、図3に示すように、点対称に対向して配置され、両者を組み合わせることにより、第1連結具650が組み立てられる。
第2連結具630は、略長円形の板状に形成されている。第2連結具630は、第2連結具630を貫通する第1軸孔631及び、第2軸孔633を備える。言い換えれば、第2連結具630は、2つの円環状の部材を連結したような形状を有している。そして、第1軸孔631及び第2軸孔633は、その中心軸が互いに平行になる向きで設けられている(以下、第2連結具630の厚み方向に貫通する筒状に形成された第1軸孔631又は、第2軸孔633の中心軸を単に軸とも表現する)。第2連結具630の材料としては、例えば、適度な硬さと弾性力を備えるゴム等の弾性材料、樹脂材料を用いることができる。本実施形態においては、第2連結具630の材料としてゴムを用いて形成した。
第1軸孔631は、第1連結具650の第2転動体653bを嵌め込み、第1連結具650と第2連結具630とを連結するための受け側の孔である。図4に示すように、第1軸孔631の内壁631aは、第2転動体653bの球面形状に沿った形状に形成される。
このように、第2転動体653bの球面形状に沿って形成された内壁631aは、第2転動体653bの球面との接触面が多く、摩擦係数を比較的高くできる。このため、任意の回動位置で第1連結具650と第2連結具630との回動を止めることができる。
また、第2転動体653bは、略球形を有している。第2転動体653bの直径は、第2連結具630の第1軸孔631の厚み方向の距離よりも長く形成されている。このため、第1軸孔631に嵌め込まれた第2転動体653bは、第1軸孔631の軸を中心とする回動動作に加えて、その他の方向についても動くことができる。すなわち、第2転動体653bを第1軸孔631に嵌め込む連結構造を採用すると、例えば、自転車のチェーン等の連結構造と比較して可動域を広くすることができる。
なお、第1軸孔631は、上記形状に限られない。例えば、第1軸孔631は、円柱状の孔とすることも可能である。この場合には、第1軸孔631の孔の径が一定のため、第2転動体653bを嵌め込みやすい。
第2軸孔633は、第1連結具650の第1転動体653aを嵌め込み、第1連結具650と第2連結具630とを連結するための受け側の孔である。図4に示すように、第2軸孔633の内壁633aは、第1転動体653aの球面形状に沿った形状に形成される。
このように、第1転動体653aの球面形状に形成された内壁631bは、第1転動体653aの球面との接触面が多く、摩擦係数を比較的高くできる。このため、任意の回動位置で第1連結具650と第2連結具630との回動を止めることができる。
また、第1転動体653aは、略球形を有している。第1転動体653aの直径は、第2連結具630の厚み方向の距離よりも長く形成されている。このため、第2軸孔633に嵌め込まれた第1転動体653aは、第2軸孔633の軸を中心とする回動動作に加えて、その他の方向についても動くことができる。すなわち、第1転動体653aを第2軸孔633に嵌め込む連結構造を採用すると、例えば自転車のチェーン等の連結構造と比較して可動域を広くすることができる。
なお、第2軸孔633は、上記形状に限られない。例えば、第2軸孔633は、円柱状の孔とすることも可能である。この場合には、第2軸孔633の孔の径が一定のため、第1転動体653aを嵌め込みやすい。
続いて、第1連結具650と第2連結具630との組み立て方法について、図3及び図4を用いて説明する。
本実施形態に示す脚部620は、4つの第1連結具650と4つの第2連結具630とが交互に連結されることにより組み立てられる。
まず、第1連結具650の第1連結部材652aと第2連結部材652bは、互いに点対称に配置される。第1連結部材652aと第2連結部材652bの間に、第2連結具630が配置される。このとき、第2連結具630は、第1軸孔631の軸と第2転動体653bの嵌合孔654bの軸とが同軸となる位置に配置される。
上記位置において、第2連結具630を間に挟んだ状態で、第1連結部材652aと第2連結部材652bを結合する。すなわち、第2転動体653bを第2連結具630の第1軸孔631に嵌め込むとともに、第1連結部材652aの第1凸部655aと嵌合孔654bとを嵌合する。
第1軸孔631の開口部の内径は、第2転動体653bの外径と同径または、それよりも狭く形成さている。第1軸孔631には、第2転動体653bが押し込まれる。このとき第2連結具630が弾性変形して第1軸孔631が拡がり、第2転動体653bが押し込まれた後、元に戻る。
次に、上記第1連結具650と連結された第2連結具630の第2軸孔633に第1軸孔631と連結した上記の第1連結具650とは別の第1連結具650の第1転動体653aを嵌め込む。このとき、第2連結具630は、第2軸孔633の軸と第1転動体653aの嵌合孔654aの軸とが同軸となる位置に配置される。
上記位置において、第1連結部材652aと第2連結部材652bを結合する。これにより、第1転動体653aが第2連結具630の第2軸孔633に嵌め込まれるとともに、第2連結部材652bの第2凸部655bと嵌合孔654aとが嵌合される。
第2軸孔633の開口部の内径は、第1転動体653aの外径と同径または、それよりも狭く形成さている。第2軸孔633には、第1転動体653aが押し込まれる。このとき第2連結具630が弾性変形して第2軸孔633が拡がり、第1転動体653aが押し込まれた後、元に戻る。
この結果、一つの第2連結具630と2つの第1連結具650が連結される。このように、上述の連結動作を繰り返すことにより、脚部620を組み立てることができる。
なお、基部610の連結部613の軸孔615と脚部620との連結構造は、上述の第1連結具650と第2連結具630との連結構造と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
続いて、本実施形態に係る三脚1の機能について、図5から図8を用いて説明する。なお、以下の説明において、脚部620の基部610と連結される第1連結具650側を基端部と呼称し、反対側に配置される第2連結具630側の端部を先端部と呼称する。
図5は、図3に示す脚部620を輪状に曲げた状態を示す図である。図6は、図5に示す脚部620を矢印F6の方向から見た様子を示す図である。図7は、図3に示す脚部620を螺旋状に曲げた状態を示す図である。図8は、図7に示す脚部620を矢印F8の方向から見た様子を示す図である。
本実施形態に係る脚部620は、図5及び図6に示すように、輪状に丸めることができる。具体的には、第1連結具650の第1転動体653aは、第2連結具630の第2軸孔633の軸を中心として回動する。また、第2転動体653bは、第2連結具630の第1軸孔631の軸を中心に回動する。これにより、脚部620は、図5に示すように、略円形の状態に曲げることができる。このため、例えば、脚部620は、図5及び図6に2点鎖線で示す円柱Xに巻き付けることができる。
また、脚部620は、図7及び図8に示すように、2点鎖線で示す円柱Xよりも小径の円柱Yの外周面上に沿って、螺旋状に巻き付けることも可能である。
この場合、第2連結具630は、円柱Yに沿って配置されるとともに、図8の上方に向かって傾斜される。言い換えれば、脚部620は、円柱Yにねじって巻き付けられている。ここで、基端部の第1連結具650と、この第1連結具650と連結する第2連結具630との間のねじれ構造について図4及び図8を用いて具体的に説明する。
第2連結具630は、第2連結具630の第1軸孔631に嵌め込まれた第1連結具650の第2転動体653bに沿って回動自在である。また、第2連結具630は、図8に示すように、第1連結具650よりも薄く形成されている。すなわち、第1軸孔631の軸方向の長さ(厚み)は、第2転動体653の直径よりも短い。このため、第2連結具630は、第1軸孔631内に配置された第2転動体653bの球面に沿って、自在に角度を調節することができる。これにより、第2連結具630は、図8に示すように、円柱Yの外周面に沿って螺旋状に配置することもできる。
そして、この第2連結具630と隣接して連結される別の第1連結具650についても、円柱Yの軸上方に沿って傾斜して配置され、さらに、隣接して連結される別の第2連結具630も、円柱Yの図示上方に傾斜して配置することができる。脚部620は、ねじれ構造を第1連結具650の基端側から第2連結具630の先端側の全てにおいて形成することにより、円柱Yの外周面に沿って脚部620を螺旋状に巻き付けることができる。
このように、第1連結具650及び第2連結具630を交互に連結する脚部620は、例えば、第1連結具650の第2転動体653bを中心に第2連結具630を180度以上に回動させることが可能である。
また、脚部620は、第1転動体653a及び第2転動体653bの表面をいわゆるボールジョイントのような球面形状としているため、上述した通り連結部分の可動範囲が広く、脚部620を螺旋状に曲げることができる。
このように構成された脚部620は、円形の輪状に曲げた場合(図5参照)と比較して、各段に直径が細い対象物にも巻き付けることができる(図7参照)。
また、第1連結具650は、上記の通り、第2連結具630を間に挟んだ状態で、第1連結部材652aと第2連結部材652bを結合する。すなわち、第2転動体653bを第2連結具630の第1軸孔631に嵌め込むとともに、第1連結部材652aの第1凸部655aと嵌合孔654bとを嵌合している。このため、第2転動体653bが第1軸孔631の内壁631aを滑った場合であっても、第1挟持部材651a及び第2挟持部材651bによって押さえられる。よって、第1連結具650と第2連結具630との連結が容易に外れることがない。
また、第2連結具630を弾性体により形成することにより、第2連結具630は、対象物へ三脚1を巻き付けたときの滑り止めとしても機能する。このため、滑り止めのためのゴム部材を付加する必要が無く経済的である。
また、第2連結具630を先端部に配置したことにより、当該第2連結具630の第2軸孔633に第1転動体653aが嵌め込まれておらず、輪として残っている。
このため、例えば、三脚の落下を防ぐためのストラップ等を第2孔633に通すことも可能である。具体的には、傘のような棒の先端部に三脚1の脚部620を曲げて巻き付けて使用している場合において、ストラップを第2孔633に通し、その一端を手で保持する。これにより、巻き付け位置から三脚1が落下した場合も、ストラップが三脚1及び三脚1に取り付けられたカメラ等と地面との衝突を防止する。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態においては、脚部620は、全て同じ方向に曲げるように記載されているが、曲げ方向はこれに限られない。脚部620は、内側及び外側どちらでも曲げることができる。また、3つの脚部620を別々の方向に曲げることもでき、異なる形状とすることももちろん可能である。
また、本実施形態においては、3本の脚部620を有する三脚1として記載しているが、脚部620の数はこれに限られない。例えば、1本又は2本で構成することももちろん可能である。
また、本実施形態においては、第2連結具630が弾性体により形成されているものとして説明しているが、これに限られない。例えば、第1連結具650を上述の弾性力を有する材料で形成し、第2連結具630を硬質の材料で形成することも可能である。また、第1連結具650と第2連結具630の両方ともを、弾性力を有する材料で形成することも可能である。
また、本実施形態の第2連結具630の第1軸孔631と第2軸孔633の軸は互いに平行になるように配置されているが、第1軸孔631と第2軸孔633の向きはこれに限られない。例えば、第1軸孔631と第2軸孔633の軸が互いに直交する方向に形成された第2連結具を用いて脚部620を形成することもできる。
また、本実施形態の第2連結具630は、一体形成された単一部材で形成されているが、これに限られない。例えば、第2連結具630の長手方向に沿って、第1軸孔631及び第2軸孔633を二分する方向で切断された状態の2つの部材とすることも可能である。この場合、2つの第2連結具630の間に第1連結具650を挟んで結合させることにより、脚部620を形成することができる。
また、本実施形態においては、脚部620として第1連結具650及び第2連結具630をそれぞれ4つ連結したものを記載しているが、第1連結具650及び第2連結具630の個数は4つに限られず、必要な個数連結可能である。
また、例えば、脚部620は、上記の通り、第1連結部材652a及び第2連結部材653a(第1連結具650)と第2連結具630の3つの部材により形成されている。そして、上述の通り、これらの部材の取り付けには、特別な工具等は必要としない。
そこで、三脚1とは別に脚部620の長さ調節部材として、第1連結具650及び第2連結具630を提供することも可能である。これにより、使用者は、用途に合わせて、三脚1の脚部620の長さを調節することができる。
また、交換部材として、第1連結具650及び第2連結具630が多色展開されている場合には、使用者は、脚部620の色の配置、配色を任意に変えることも可能である。
この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
第1挟持部材及び第2挟持部材と、前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材に挟まれ、互いに離間して固定される第1転動体及び第2転動体とを備える第1連結具と、
前記第1連結具の前記第1転動体及び前記第2転動体のいずれか一方を回動自在に受け入れる第2軸孔と、前記第1転動体及び前記第2転動体の他方を回動自在に受け入れる第1軸孔とを有する第2連結具と、を備え、
前記第1連結具の前記第2転動体を前記第2連結具の前記第1軸孔に嵌め込み、前記第2連結具の前記第2軸孔に、前記第1軸孔と連結した前記第1連結具とは別の前記第1連結具の前記第1転動体を嵌め込む連結構造を有する脚部を備えるカメラ支持具。
[2]
前記第1転動体及び前記第2転動体は、前記第1軸孔又は前記第2軸孔とそれぞれ接触する部分を球面で形成している[1]に記載のカメラ支持具。
[3]
前記第1転動体及び前記第2転動体は、略球状に形成されている[1]に記載のカメラ支持具。
[4]
前記第1軸孔及び前記第2軸孔は、前記第1転動体又は前記第2転動体の表面形状に沿って形成された内壁を有する筒状の孔であることを特徴とする[1]に記載のカメラ支持具。
[5]
前記第1軸孔及び前記第2軸孔は、前記第1転動体又は前記第2転動体の最大径と略同径の円柱状の内壁を有することを特徴とする[1]に記載のカメラ支持具。
[6]
前記第1連結具は、
前記第1挟持部材と、前記第1転動体と、第1凸部とを備える第1連結部材と、
前記第1連結部材と点対称に配置され、前記第2挟持部材と、前記第2転動体と、第2凸部と、を備える第2連結部材と、を有し、
前記第1転動体は、前記第2凸部と嵌合する嵌合孔を有し、前記第2転動体は、前記第1凸部と嵌合する嵌合孔を有する[1]に記載のカメラ支持具。
[7]
前記第2連結具は、弾性体により形成されている[2]に記載のカメラ支持具。
[8]
前記脚部は、複数個の前記第1連結具と複数個の前記第2連結具とを交互に繰り返し連結することによりチェーン状に形成されていることを特徴とする[1]に記載のカメラ支持具。
1…三脚、10…雲台、20…台座、21…固定ピン、23…支持板、24…第1面、25…ボールジョイント、26…第2面、40…首部、41…ジョイント溝、43…ジョイント溝、60…三脚部、610…基部、611…ボールジョイント、613…連結部、615…軸孔、617…支持部、620…脚部、630…第2連結具、631…第1軸孔、631a…内壁、633…第2軸孔、633a…内壁、650…第1連結具、651a…第1挟持部材、651b…第2挟持部材、652a…第1連結部材、652b…第2連結部材、653a…第1転動体、653b…第2転動体、654a…嵌合孔、654b…嵌合孔、655a…第1凸部、655b…第2凸部、656a…孔、656b…孔、X…円柱、Y…円柱。

Claims (7)

  1. 第1挟持部材及び第2挟持部材と、前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材に挟まれ、互いに離間して固定される第1転動体及び第2転動体とを備える第1連結具と、
    前記第1連結具の前記第1転動体及び前記第2転動体のいずれか一方を回動自在に受け入れる第2軸孔と、前記第1転動体及び前記第2転動体の他方を回動自在に受け入れる第1軸孔とを有する第2連結具と、を備え、
    前記第1連結具の前記第2転動体を前記第2連結具の前記第1軸孔に嵌め込み、前記第2連結具の前記第2軸孔に、前記第1軸孔と連結した前記第1連結具とは別の前記第1連結具の前記第1転動体を嵌め込む連結構造を有する脚部を備え、
    前記第1転動体及び前記第2転動体は、前記第1軸孔又は前記第2軸孔とそれぞれ接触する部分を球面で形成しているカメラ支持具。
  2. 第1挟持部材及び第2挟持部材と、前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材に挟まれ、互いに離間して固定される第1転動体及び第2転動体とを備える第1連結具と、
    前記第1連結具の前記第1転動体及び前記第2転動体のいずれか一方を回動自在に受け入れる第2軸孔と、前記第1転動体及び前記第2転動体の他方を回動自在に受け入れる第1軸孔とを有する第2連結具と、を備え、
    前記第1連結具の前記第2転動体を前記第2連結具の前記第1軸孔に嵌め込み、前記第2連結具の前記第2軸孔に、前記第1軸孔と連結した前記第1連結具とは別の前記第1連結具の前記第1転動体を嵌め込む連結構造を有する脚部を備え、
    前記第1転動体及び前記第2転動体は、略球状に形成されているカメラ支持具。
  3. 前記第1軸孔及び前記第2軸孔は、前記第1転動体又は前記第2転動体の表面形状に沿って形成された内壁を有する筒状の孔であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカメラ支持具。
  4. 前記第1軸孔及び前記第2軸孔は、前記第1転動体又は前記第2転動体の最大径と略同径の円柱状の内壁を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカメラ支持具。
  5. 第1挟持部材及び第2挟持部材と、前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材に挟まれ、互いに離間して固定される第1転動体及び第2転動体とを備える第1連結具と、
    前記第1連結具の前記第1転動体及び前記第2転動体のいずれか一方を回動自在に受け入れる第2軸孔と、前記第1転動体及び前記第2転動体の他方を回動自在に受け入れる第1軸孔とを有する第2連結具と、を備え、
    前記第1連結具の前記第2転動体を前記第2連結具の前記第1軸孔に嵌め込み、前記第2連結具の前記第2軸孔に、前記第1軸孔と連結した前記第1連結具とは別の前記第1連結具の前記第1転動体を嵌め込む連結構造を有する脚部を備え、
    前記第1連結具は、
    前記第1挟持部材と、前記第1転動体と、第1凸部とを備える第1連結部材と、
    前記第1連結部材と点対称に配置され、前記第2挟持部材と、前記第2転動体と、第2凸部と、を備える第2連結部材と、を有し、
    前記第1転動体は、前記第2凸部と嵌合する嵌合孔を有し、前記第2転動体は、前記第1凸部と嵌合する嵌合孔を有するカメラ支持具。
  6. 前記第2連結具は、弾性体により形成されている請求項1、請求項2又は請求項5に記載のカメラ支持具。
  7. 前記脚部は、複数個の前記第1連結具と複数個の前記第2連結具とを交互に繰り返し連結することによりチェーン状に形成されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項5に記載のカメラ支持具。
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