JP5836329B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨ておむつ等の尿を吸収する吸収性物品に関する。
従来、尿を吸収する吸収性物品として、特許文献1に示すような3ピースタイプの使い捨ておむつ1が使用されている。図1Aは、着用状態のおむつ1の概略斜視図であり、図1Bは、このおむつ1を、着用者の脇腹に当接する部分1s,1sで分断後に展開して非肌側から見た概略平面図である。この3ピースタイプのおむつ1は、三つの部品に大別される。すなわち、同おむつ1は、第1部品として、着用者の股間にあてがわれて尿を吸収する吸収性本体10を有し、第2部品として、着用者の腹側部を覆う腹側帯部材30aを有し、第3部品として、着用者の背側部を覆う背側帯部材30bを有している。そして、腹側帯部材30aと背側帯部材30bとが互いの間に間隔をあけて略平行に並んだ状態で、これらの間に吸収性本体10が掛け渡されつつ、同吸収性本体10の長手方向の各端部10ea,10ebがそれぞれ対応する最寄りの帯部材30a,30bに固定され、これにより、当該展開状態のおむつ1の外観は、平面視略H型形状をなしている。
吸収性本体10は、パルプ繊維等の液体吸収性素材を積層してなる吸収性コア11と、同コア11を肌側から覆って設けられた液透過性の表面シート部材13と、同コア11を非肌側から覆って設けられた液不透過性の裏面シート部材15と、を有している。また、吸収性本体10の長手方向は、おむつ1の縦方向に沿っており、この縦方向と直交する横方向に各帯部材30a,30bは延びて配置されている。また、縦方向及び横方向の両者と直交する方向(図1B中では、紙面を貫通する方向)が、おむつ1の厚さ方向となっている。
一方、各帯部材30a,30bには、糸ゴム等の複数の弾性部材35s1,35s2…が横方向に伸長下で同方向に沿って接合固定されており、これにより、各帯部材30a,30bには、横方向の収縮力が付与されている。また、帯部材30a,30bのうちで吸収性本体10の各端部10ea,10ebが固定される部分30ac,30bcは、横方向の中央部30ac,30bcとされている。
特表2006−525858号
ここで、かかる中央部30ac,30bcに上記の如き収縮力が付与されていると、吸収性本体10のうちで吸収性コア11が存在する部分が横方向に収縮されてしまって皺を生じる。そして、かかる皺が生じると、吸収性本体10の肌側面のうちで着用者の肌と対向する面積が減じてしまって、尿の吸収性が低下したり、或いは、皺を伝って吸収性本体10から尿漏れし易くなる。そのため、帯部材30a,30bに設けられる上記複数の弾性部材35s1,35s2…のうちで、吸収性コア11を横方向に横断する弾性部材35s2,35s2…については、吸収性コア11の位置で分断することにより、同図1Bに示すように、吸収性コア11を横断する弾性部材が概ね存在しない状態にするか、或いは、吸収性コア11を横断する弾性部材(不図示)を細切れにして、これにより、帯部材30a,30bにおいて吸収性コア11に対応する部分30ac,30bcに生じる収縮力を低下させている。
すなわち、上述のように、帯部材30a,30bにあっては、部分的に横方向の収縮力を軽減しなければならない場合がある。
一方、尿の吸収性を良くする観点からは、吸収性本体10を、背側帯部材30bよりも腹側帯部材30aの方に偏らせて配置することが考えられる。そして、このようにすれば、吸収可能容量も腹側の方が背側に比べて相対的に大きくなるので、一般に腹側で排出される尿を、吸収性本体10は吸液可能容量不足にならずに速やか且つ確実に吸収することができる。
しかしながら、かかる構成の場合には、図1Cに示すように、吸収性本体10における腹側の部分10aがより率先して尿を吸収することから、尿の吸収後において、当該腹側の部分10aが重くなって当該部分10aの垂れ下がりを助長する恐れがある。そして、大きく垂れ下がると、吸収性本体10と股間等との間に大きな隙間が生じてしまい、その結果、おむつ1から尿が漏れ出る恐れがある。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、腹側帯部材及び背側帯部材の両者において部分的に収縮力を軽減可能とし、また、吸収性本体の尿の吸収性を良好にし、更に、尿を吸収後の吸収性本体における腹側の部分の重みによる同腹側の部分の垂れ下がりを抑制することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
縦方向に沿って設けられ、尿を吸収する吸収性本体と、
前記縦方向と交差する横方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の前記縦方向の一端部に重ね合わせられて固定された腹側帯部材と、
前記腹側帯部材とは別部材として前記横方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の前記縦方向の他端部に重ね合わせられて固定された背側帯部材と、を有し、
前記腹側帯部材のうちの前記横方向の各端部と前記背側帯部材のうちの前記横方向の各端部とが連結されることによって、一つの胴回り開口と二つの脚回り開口とが形成された吸収性物品であって、
前記腹側帯部材のうちで前記吸収性本体が重ね合わせられる重ね合わせ部の前記縦方向の大きさは、前記背側帯部材のうちで前記吸収性本体が重ね合わせられる重ね合わせ部の前記縦方向の大きさよりも大きくされており、
前記腹側帯部材は、前記腹側帯部材に対して前記横方向の収縮力を付与すべく、前記腹側帯部材における前記横方向の一端部から他端部までに亘って連続して配置された腹側連続弾性部材と、前記横方向に非連続に配置された腹側非連続弾性部材と、を有し、
前記背側帯部材は、前記背側帯部材に対して前記横方向の収縮力を付与すべく、前記背側帯部材における前記横方向の一端部から他端部までに亘って連続して配置された背側連続弾性部材と、前記横方向に非連続に配置された背側非連続弾性部材と、を有し、
前記腹側帯部材に係る前記腹側連続弾性部材の収縮力の大きさの総和よりも、前記背側帯部材に係る前記背側連続弾性部材の収縮力の大きさの総和の方が大きく、
前記背側帯部材の前記縦方向の大きさの方が前記腹側帯部材の前記縦方向の大きさよりも大きいことによって、前記背側帯部材は、前記腹側帯部材よりも前記脚回り開口の方に飛び出してなる飛び出し部分を有し、
複数の前記腹側非連続弾性部材のうちで前記脚回り開口に最も近い位置の腹側非連続弾性部材の収縮力の方が、複数の前記背側非連続弾性部材のうちで前記脚回り開口に最も近い位置の背側非連続弾性部材の収縮力よりも大きいことを特徴とする吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、腹側帯部材及び背側帯部材の両者において部分的に収縮力を軽減可能となり、また、吸収性本体の尿の吸収性を良好にでき、更に、尿を吸収後の吸収性本体における腹側の部分の重みによる同腹側の部分の垂れ下がりを抑制可能となる。
本発明の課題を説明するための3ピースタイプのおむつ1の一例の概略斜視図である。 同おむつ1を、着用者の脇腹に当接する部分1s,1sで分断後に展開して非肌側から見た概略平面図である。 同おむつ1を着用者としての乳幼児が着用した状態の概略図である。 本実施形態に係る3ピースタイプの使い捨ておむつ1の概略斜視図である。 展開状態の同おむつ1を肌側から見た概略平面図である。 同おむつ1を非肌側から見た概略斜視図である 図5Aは、図3中のA−A断面図及びC−C断面図であり、図5Bは、図3中のB−B断面図である。 図3中のVI−VI断面図である。 同おむつ1を着用者としての乳幼児が着用した状態の概略図である。 おむつ1の非肌側から見た場合の腹側帯部材30aの概略拡大図である。 おむつ1の非肌側から見た場合の腹側帯部材30aの概略拡大図である。 おむつ1の非肌側から見た場合の背側帯部材30bの概略拡大図である。 腹側帯部材30aと背側帯部材30bとの連結状態を示す概略図である。 おむつ1の肌側から見た場合の腹側帯部材30aの概略拡大図である。 下部領域ADに非連続に配置された弾性部材35naの他の例を示す腹側帯部材30aの概略平面図であって、帯部材30aのうちの非肌側の不織布31を取り除いた状態の図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
縦方向に沿って設けられ、尿を吸収する吸収性本体と、
前記縦方向と交差する横方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の前記縦方向の一端部に重ね合わせられて固定された腹側帯部材と、
前記腹側帯部材とは別部材として前記横方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の前記縦方向の他端部に重ね合わせられて固定された背側帯部材と、を有し、
前記腹側帯部材のうちの前記横方向の各端部と前記背側帯部材のうちの前記横方向の各端部とが連結されることによって、一つの胴回り開口と二つの脚回り開口とが形成された吸収性物品であって、
前記腹側帯部材のうちで前記吸収性本体が重ね合わせられる重ね合わせ部の前記縦方向の大きさは、前記背側帯部材のうちで前記吸収性本体が重ね合わせられる重ね合わせ部の前記縦方向の大きさよりも大きくされており、
前記腹側帯部材は、前記腹側帯部材に対して前記横方向の収縮力を付与すべく、前記腹側帯部材における前記横方向の一端部から他端部までに亘って連続して配置された腹側連続弾性部材と、前記横方向に非連続に配置された腹側非連続弾性部材と、を有し、
前記背側帯部材は、前記背側帯部材に対して前記横方向の収縮力を付与すべく、前記背側帯部材における前記横方向の一端部から他端部までに亘って連続して配置された背側連続弾性部材と、前記横方向に非連続に配置された背側非連続弾性部材と、を有し、
前記腹側帯部材に係る前記腹側連続弾性部材の収縮力の大きさの総和よりも、前記背側帯部材に係る前記背側連続弾性部材の収縮力の大きさの総和の方が大きいことを特徴とする吸収性物品である。
このような吸収性物品によれば、腹側帯部材は、横方向に非連続に配置された腹側非連続弾性部材を有しているので、腹側帯部材に付与される横方向の収縮力を、部分的に軽減することができる。同様に、背側帯部材も、横方向に非連続に配置された背側非連続弾性部材を有しているので、背側帯部材に付与される横方向の収縮力を部分的に軽減することができる。
また、帯部材のうちで吸収性本体が重ね合わせられている部分たる重ね合わせ部の縦方向の大きさは、腹側帯部材の方が背側帯部材よりも大きくされている。そして、これにより、全体として吸収性本体は背側帯部材よりも腹側帯部材の方に偏って配置されている。よって、主に腹側で排出される尿を、吸収性本体は速やかに且つ十分な吸液可能容量でもって吸収することができる。
更に、腹側帯部材に係る腹側連続弾性部材の収縮力の総和よりも、背側帯部材に係る背側連続弾性部材の収縮力の総和の方が大きくされている。よって、上記の如く吸収性本体が背側帯部材よりも腹側帯部材の方に偏って配置されている場合に尿の吸収後に起こり得る現象、すなわち、尿を吸収後の吸収性本体における腹側の部分の重みによる垂れ下がり現象を抑制することができる。詳しくは、吸収性物品の着用状態にあっては、総和で勝る背側連続弾性部材の収縮力が、腹側帯部材を介して、背側向きの引っ張り力として吸収性本体の腹側の部分に作用して、これにより、当該腹側の部分を背側の方に(例えば斜め上方向に)引き上げる。よって、尿を吸収後の吸収性本体における腹側の部分の垂れ下がりを抑制することができる。
かかる吸収性物品であって、
前記腹側帯部材のうちの前記横方向の中央部に前記重ね合わせ部が設定されていることによって、前記腹側帯部材は、前記重ね合わせ部よりも前記横方向に突出した突出部分を前記横方向の両側にそれぞれ有し、
前記腹側非連続弾性部材は、一方の前記突出部分に前記横方向に連続して設けられた側部弾性部材と、他方の前記突出部分に前記横方向に連続して設けられつつ、前記一方の前記突出部分の前記側部弾性部材との間に前記中央部にて前記横方向に間隔をあけて設けられた側部弾性部材と、を有し、
前記背側帯部材のうちの前記横方向の中央部に前記重ね合わせ部が設定されていることによって、前記背側帯部材は、前記重ね合わせ部よりも前記横方向に突出した突出部分を前記横方向の両側にそれぞれ有し、
前記背側非連続弾性部材は、一方の前記突出部分に前記横方向に連続して設けられた側部弾性部材と、他方の前記突出部分に前記横方向に連続して設けられつつ、前記一方の前記突出部分の前記側部弾性部材との間に前記中央部にて前記横方向に間隔をあけて設けられた側部弾性部材と、を有し、
前記腹側帯部材の前記突出部分の前記側部弾性部材の収縮力の総和は、前記背側帯部材の前記突出部分の前記側部弾性部材の収縮力の総和よりも大きくされているのが望ましい。
このような吸収性物品によれば、腹側帯部材及び背側帯部材の両者において、それぞれ吸収性本体との重ね合わせ部が設定される横方向の各中央部には、非連続弾性部材のうちで弾性部材が存在しない部分が対応付けられており、つまり、同中央部は、概ね弾性部材が存在しない状態とされている。そして、これにより、当該中央部たる重ね合わせ部への収縮力の付与は軽減されている。よって、当該弾性部材の収縮力起因で吸収性本体に皺が生じることは有効に防止されて、吸収性本体の肌側面を略平坦に維持可能となり、その結果、吸収性本体の吸液阻害を防ぐことができる。
また、腹側帯部材の突出部分における側部弾性部材の収縮力の総和は、背側帯部材の突出部分における側部弾性部材の収縮力の総和よりも大きくされている。そのため、吸収性本体における背側の部分よりも同腹側の部分の方が、より大きな力で横方向の両側から引っ張られている。よって、吸収性本体における腹側の部分は、速やかに横方向に広げられて、その肌側面が略平坦になり易い。そして、これにより、尿が排出される腹側の部分において肌に対向する面積を大きくすることができて、結果、尿の吸収性を高めることができる。
かかる吸収性物品であって、
前記腹側帯部材における前記突出部分に配置された前記側部弾性部材は、前記横方向の中央側に延長されているとともに、延長された部分の端部は、前記吸収性本体における前記横方向の端部に接合されているのが望ましい。
このような吸収性物品によれば、腹側帯部材の突出部分に配置された側部弾性部材は、吸収性本体における横方向の端部の位置まで延長配置され、そして、同端部に接合されている。よって、同吸収性本体における腹側の部分に対して、横方向の両側から確実に上記側部弾性部材の収縮力を付与することができる。そのため、吸収性本体における腹側の部分を横方向の両側へ確実に引っ張ることができて、当該腹側の部分の肌側面を確実に略平坦にすることができる。
かかる吸収性物品であって、
前記吸収性本体は、液体吸収性素材が積層されてなる吸収性コアと、前記吸収性コアを肌側から覆って設けられた液透過性の表面シート部材と、前記吸収性コアを非肌側から覆って設けられた液不透過性の裏面シート部材と、を有し、
前記腹側帯部材の前記側部弾性部材の前記端部は、前記吸収性コアにおける前記横方向の端部に位置しているのが望ましい。
このような吸収性物品によれば、腹側帯部材の側部弾性部材の端部は、吸収性コアにおける横方向の端部に位置している。よって、上記の側部弾性部材の収縮力を、吸収性本体の主部をなす吸収性コアの腹側の部分に確実に伝えることができて、これにより、大きな収縮力で同コアの腹側の部分を横方向の両側により確実に引っ張ることができる。その結果、吸収性本体における腹側の部分の肌側面をより確実に略平坦にすることができて、尿の吸収性をより高めることができる。
かかる吸収性物品であって、
前記吸収性本体は、液体吸収性素材が積層されてなる吸収性コアと、前記吸収性コアを肌側から覆って設けられた液透過性の表面シート部材と、前記吸収性コアを非肌側から覆って設けられた液不透過性の裏面シート部材と、を有し、
前記背側帯部材における前記突出部分に配置された前記側部弾性部材は、前記横方向の中央側に延長されているとともに、延長された部分の端部は、前記吸収性本体のうちで前記吸収性コアよりも前記横方向の端側の部分に固定されているのが望ましい。
このような吸収性物品によれば、背側帯部材の側部弾性部材の端部は、吸収性本体のうちで吸収性コアよりも横方向の端側の部分に固定されている。よって、上記の側部弾性部材の収縮力は、吸収性本体の主部をなす吸収性コアに伝わり難くなっており、これにより、吸収性本体における背側の部分は、着用者の臀部からの離間が許容された状態となる。よって、着用者の排泄後に、排泄された大便を収容する空間を、着用者の臀部と表面シート部材との間に形成し易くなる。
かかるに記載の吸収性物品であって、
前記吸収性本体における前記横方向の各端部は、前記腹側帯部材に接合部を介して固定されており、
前記接合部を介して前記突出部分の前記側部弾性部材の収縮力が前記端部に作用することによって、前記端部は、前記突出部分の方に引っ張られているのが望ましい。
このような吸収性物品によれば、吸収性本体における横方向の各端部が、腹側帯部材における突出部分の側部弾性部材の大きな収縮力によって、同腹側帯部材の方に引っ張られる。そして、これにより、吸収性本体のうちの腹側の部分が、引き上げられることとなり、その結果、尿を吸収して重くなった同腹側の部分の垂れ下がりを抑制することができる。
かかる吸収性物品であって、
前記背側帯部材の前記縦方向の大きさの方が前記腹側帯部材の前記縦方向の大きさよりも大きいことによって、前記背側帯部材は、前記腹側帯部材よりも前記脚回り開口の方に飛び出してなる飛び出し部分を有し、
前記腹側帯部材の前記突出部分に位置する複数の前記側部弾性部材のうちで前記脚回り開口に最も近い位置の側部弾性部材の収縮力の方が、前記背側帯部材の前記突出部分に位置する複数の前記側部弾性部材のうちで前記脚回り開口に最も近い位置の側部弾性部材の収縮力よりも大きいのが望ましい。
このような吸収性物品によれば、腹側帯部材に係る複数の側部弾性部材のうちで脚回り開口に最も近い位置の側部弾性部材の収縮力の方が、背側帯部材に係る複数の側部弾性部材のうちで脚回り開口に最も近い位置の側部弾性部材の収縮力よりも大きい。よって、お尻りカバーとして機能する背側帯部材の上記飛び出し部分は、腹側帯部材の側部弾性部材の収縮力によって速やかに腹側の方に引っ張られて、当該飛び出し部分を速やかに腹側に広げることができる。よって、当該飛び出し部分をお尻カバーとして有効に機能させることができる。
かかる吸収性物品であって、
複数の前記背側連続弾性部材のうちで前記縦方向に関して最も前記脚回り開口に近い位置の背側連続弾性部材の収縮力の方が、複数の前記腹側連続弾性部材のうちで前記縦方向に関して最も前記脚回り開口に近い位置の腹側連続弾性部材の収縮力よりも大きいのが望ましい。
このような吸収性物品によれば、尿の吸収後に吸収性本体における腹側の部分が重みによって垂れ下がってしまうことをより有効に抑制することができる。詳しくは、次の通りである。既述のように、先ず、この発明では、上記の垂れ下がりを抑制する目的で、背側帯部材の複数の背側連続弾性部材の収縮力の総和を、腹側帯部材の複数の連続弾性部材の収縮力の総和よりも大きくして、これにより、吸収性本体における腹側の部分を背側の方に引き上げているが、ここで、この引き上げ作用の寄与率は、全ての背側連続弾性部材に亘って一様ではなく、同様に、全ての腹側連続弾性部材に亘って一様ではない。そして、当該引き上げ作用に最も関係する連続弾性部材というのが、背側連続弾性部材については、背側帯部材において縦方向の最も脚回り開口に近い位置の背側連続弾性部材であり、他方、腹側連続弾性部材については、腹側帯部材において縦方向の最も脚回り開口に近い位置の腹側連続弾性部材である。そのため、かかる最も脚回り開口に近い位置の背側連続弾性部材の収縮力を、最も脚回り開口に近い位置の腹側連続弾性部材の収縮力よりも大きくすれば、より効果的に、吸収性本体における腹側の部分を背側に引き上げることができて、結果、同腹側の部分の垂れ下がりをより有効に抑制することができる。
かかる吸収性物品であって、
前記腹側帯部材は、シート状部材を基材とするとともに、前記シート状部材に対して前記腹側連続弾性部材及び前記腹側非連続弾性部材が設けられており、
前記背側帯部材は、シート状部材を基材とするとともに、前記シート状部材に対して前記背側連続弾性部材及び前記背側非連続弾性部材が設けられており、
前記腹側連続弾性部材の収縮力の大きさの総和とは、前記シート状部材が前記横方向に自然長になるまで前記シート状部材を広げた状態を100%の伸長状態とした場合に、70%の伸長状態において前記腹側連続弾性部材に生じている前記横方向の収縮力の大きさの総和のことであり、
前記背側連続弾性部材の収縮力の大きさの総和とは、前記シート状部材が前記横方向に自然長になるまで前記シート状部材を広げた状態を100%の伸長状態とした場合に、70%の伸長状態において前記背側連続弾性部材に生じている前記横方向の収縮力の大きさの総和のことであるのが望ましい。
このような吸収性物品によれば、背側連続弾性部材の大きな収縮力を、腹側帯部材を介して吸収性本体の腹側の部分に確実に作用させることができて、これにより、当該腹側の部分を背側の方に確実に引き上ることができる。よって、尿を吸収後に起こり得る吸収性本体における腹側の部分の垂れ下がりを確実に抑制可能となる。
===本実施形態===
図2は、本実施形態の吸収性物品の一例としての3ピースタイプの使い捨ておむつ1の概略斜視図である。図3は、展開状態のおむつ1を肌側から見た概略平面図であり、図4は、同おむつ1を非肌側から見た概略斜視図である。また、図5Aは、図3中のA−A断面図及びC−C断面図であり、図5Bは、図3中のB−B断面図である。
図3、図5A、及び図5Bに示すように、このおむつ1は、互いに直交する三方向として縦方向と横方向と厚さ方向とを有している。また、同おむつ1は、所謂3ピースタイプであることから、3つの部品10,30a,30bを有している。すなわち、このおむつ1は、第1部品として、着用者の股間部にあてがわれ尿を吸収する吸収性本体10を有し、第2部品として、同着用者の腹側部を覆う腹側帯部材30aを有し、第3部品として、同着用者の背側部を覆う背側帯部材30bを有している。そして、図3の展開状態では、腹側帯部材30aと背側帯部材30bとが互いの間に間隔をあけて平行に並んだ状態で、これらの間に吸収性本体10が掛け渡されつつ、同吸収性本体10の長手方向の各端部10ea,10ebがそれぞれ最寄りの帯部材30a,30bに接合固定されており、その外観形状は平面視略H形状をなしている。そして、この状態から、吸収性本体10がおむつ1の長手方向の中央位置C1を折り位置として二つ折りされるとともに、この二つ折りの状態において互いに対向する帯部材30a,30b同士が、着用者の脇腹に当接すべき部分30ae,30be(つまり、横方向の各端部30ae,30be)にて連結されると、これら帯部材30a,30b同士が環状に繋がって、これにより、図2に示すような胴回り開口1HB及び一対の脚回り開口1HL,1HLが形成された着用状態のおむつ1となる。
なお、上述の帯部材30a,30b同士を連結する連結構造としては、種々の連結構造を採用できる。そして、例えば、溶着等の取り外し不能な連結構造を用いれば、パンツ型のおむつ1にすることができ、他方、ファスニングテープ部材(不図示)等の着脱自在な連結構造を用いれば、オープン型のおむつにすることができる。ちなみに、この例では、前者の連結構造を用いており、これにより、当該おむつ1はパンツ型とされている。
また、以下の説明では、おむつ1の縦方向、横方向、厚さ方向のことを、それぞれ単に「縦方向」、「横方向」、「厚さ方向」と言う。なお、厚さ方向に関しては、着用者に接触する側のことを「肌側」とも言い、その逆側のことを「非肌側」とも言う。
以下、図2乃至図5Bを参照しつつ、おむつ1の3つの構成部品10,30a,30bについて説明する。
図3及び図5Bに示すように、吸収性本体10は、液体吸収性繊維の一例としてのパルプ繊維を所定形状の一例としての平面視略砂時計形状に成型してなる吸収性コア11と、吸収性コア11を同コア11の肌側から覆う表面シート部材13と、吸収性コア11を同コア11の非肌側から覆って吸収性本体10の外装をなす裏面シート部材15と、を備えている。なお、かかる吸収性コア11は、液体吸収性粒状物として例えば高吸収性ポリマーを含有していても良いし、または、液体吸収性繊維及び液体吸収性粒状物以外の液体吸収性素材を含んでいても良い。また、吸収性コア11は、ティッシュペーパー等の液透過性シート(不図示)で被覆されていても良い。
表面シート部材13は、例えば吸収性コア11よりも大きい平面サイズの液透過性の不織布である。また、図5Bに示すように、裏面シート部材15も、吸収性コア11より大きい平面サイズのシートであり、その一例としては、ポリエチレン又はポリプロピレン等の液不透過性の防漏シート15aと、不織布等の外装シート15bとが貼り合わされた二層構造のシート15が挙げられる。そして、これら裏面シート部材15と表面シート部材13との間に吸収性コア11を挟んだ状態において、吸収性コア11の四辺から外側にはみ出す部分にて、裏面シート部材15の防漏シート15aと表面シート部材13とが額縁状に貼り合わされ、これにより、吸収性本体10が概ね形成されている。
なお、場合によっては、図2、図3、及び図5Bに示すように、外装シート15bによって所謂立体ギャザーLSG及び脚回りギャザーLGを形成しても良い。立体ギャザーLSGは、表面シート部材13の横方向の各端部にそれぞれ起立して設けられた防漏壁部LSGであり、他方、脚回りギャザーLGは、おむつ1の各脚回り開口1HL,1HLに形成される伸縮部LGのことである。かかる外装シート15bについて詳説すると、先ず、図5Bに示すように、外装シート15bの横方向の寸法は、防漏シート15aよりも十分大きく設定されており、すなわち、外装シート15bは、防漏シート15aの横方向の両側から横方向に大きくはみ出している。そして、このはみ出した部分15bfが、吸収性本体10の横方向の端部10esをなす位置を折り返し位置として横方向の中央側に折り返されて、同折り返し位置の近傍に縦方向に沿って糸ゴム等の弾性部材17が縦方向に伸長下で固定され、これにより、上記の脚回りギャザーLGが形成されている。また、折り返された部分15bgは、更に横方向の中央側へと延びていき、表面シート部材13の横方向の端部を覆う位置で、同端部に接合されている。そして、この端部に接合された部分が立体ギャザーLSGの基端部LSGbとして機能して、すなわち、当該基端部LSGbよりも更に横方向の先端側の部分が自由端部分LSGfとして表面シート部材13から起立可能となっている。また、自由端部分LSGfの先端部には、縦方向に沿って糸ゴム等の弾性部材18が縦方向に伸長下で固定されている。よって、弾性部材18の縦方向の収縮によって、表面シート部材13側が内周側となるように吸収性本体10は縦方向に湾曲するが、この湾曲時には、同弾性部材18から付与される収縮力によって自由端部分LSGfは、縦方向に収縮して表面シート部材13から起立し、これにより、同自由端部分LSGfは立体ギャザーLSGとして機能する。
なお、不図示であるが、場合によっては、表面シート部材13と吸収性コア11との間、又は、裏面シート部材15と吸収性コア11との間に、セカンドシートとしてティッシュペーパー等の液透過性シートを介装しても良い。
図3に示すように、腹側帯部材30a及び背側帯部材30bは、何れも、例えば不織布等の柔軟なシートを素材とした平面視略矩形形状のシート部材である。ここでは、図5A及び図5Bに示すように、不織布31,32(シート状部材に相当)を二枚重ねに接合することで各帯部材30a,30bは形成されており、各帯部材30a,30bは、それぞれ横方向の中央部30ac,30bcで、吸収性本体10における縦方向の各端部10ea,10ebを吸収性本体10の非肌側から覆いながら、当該各端部10ea,10ebに帯部材30a,30bの中央部30ac,30bcが重ね合わせられて接合されている。
なお、二枚の不織布31,32は互いに同じサイズでなくても良い。例えば、この説明用の図としての図6には、かかる構成の場合の図3中のVI−VI断面図が示されているが、この図のようにしても良い。すなわち、同図6では、厚さ方向の非肌側に位置する不織布31の方が肌側に位置する不織布32よりも縦方向の端側にはみ出すように、互いの縦方向の大きさを異ならせている。そして、更に、この場合には、同図6に示すように、非肌側の不織布31のうちで、肌側の不織布32から縦方向にはみ出す部分31fが、肌側の不織布32の縦方向の端縁の近傍位置を折り返し位置として縦方向の中央側に折り返されている。そして、当該折り返された部分31gが、肌側の不織布32に重ね合わせられて接合されている。なお、この折り返しの際には、吸収性本体10の縦方向の端部10ea,10ebの一部を、上記の折り返された部分31gで吸収性本体10の肌側から覆うようにしても良い。
ここで、上述した帯部材30a,30bの中央部30ac,30bcへの吸収性本体10の重ね合わせは、図3に示すように、帯部材30a,30bにおける縦方向の端部30ae2,30be2には吸収性本体10を重ねずに、同端部30ae2,30be2よりも縦方向の中央側の部分30ac2,30bc2に吸収性本体10を重ねるようにして行われる。そして、これにより、帯部材30a,30bにおける縦方向の端部30ae2,30be2は、横方向の全長に亘って帯状に吸収性本体10が全く重ならない部分30ae2,30be2とされている。なお、この重ならない部分30ae2,30be2は、おむつ1の胴回り開口1HB(図2)を構成する部分となり、よって、当該部分30ae2,30be2には、後述する弾性部材35Uが、同部分30ae2,30be2における横方向の略全長に亘って連続して設けられている。
また、以下では、図3の帯部材30a,30bのうちで吸収性本体10が重ね合わせられる部分30ap,30bpのことを「重ね合わせ部30ap,30bp」と言うが、本実施形態では、背側帯部材30bの重ね合わせ部30bpの縦方向の大きさLbよりも、腹側帯部材30aの重ね合わせ部30apの縦方向の大きさLaの方を大きくしている(La>Lb)。すなわち、全体として吸収性本体10を、背側帯部材30bよりも腹側帯部材30aの方に偏って配置している。そして、これにより、尿の良好且つ円滑な吸収性を担保している。すなわち、排尿は、主に、縦方向に係るおむつ1の中央位置C1よりも腹側の位置でなされるが、上記のように吸収性本体10を腹側の方に偏らせて配置していれば、腹側の位置で排出される尿を、吸収性本体10は速やかに且つ十分な吸液可能容量でもって吸収可能となる。
更に、帯部材30a,30bの横方向の寸法は、それぞれ、吸収性本体10の横方向の寸法よりも大きく設定されており、これにより、帯部材30a,30bは、上記重ね合わせ部30ap,30bpよりも横方向の両側に突出している。すなわち、帯部材30a,30bは、それぞれ、重ね合わせ部30ap,30bpよりも横方向に突出してなる突出部分30aw,30bwを横方向の両側にそれぞれ有している。
図3、図5A、及び図5Bに示すように、腹側帯部材30aに係る2枚の不織布31,32同士の間には、横方向に沿って糸ゴム等の複数本の弾性部材35,35…が介挿されつつ、横方向に伸長下で同不織布31,32に接合固定されており、これにより、腹側帯部材30aには横方向の収縮力が付与されている。また、かかる複数本の弾性部材35,35…は、縦方向に間隔をあけながら縦方向に並んで設けられている。
なお、以下では、説明の都合上、図4に示すように、腹側帯部材30aを縦方向に三つの領域AU,AM,ADに区分し、そして、縦方向に並ぶ三つの各領域AU,AM,ADのことを、縦方向の端側から中央側に向かうに従って、「上部領域AU」、「中部領域AM」、及び「下部領域AD」と言う。ちなみに、何れの領域AU,AM,ADも、横方向に沿った帯状の領域とされている。
同図4に示すように、上部領域AUは、おむつ1の胴回り開口1HBを構成する部分であり、また、同領域AUは、横方向の全長に亘って吸収性本体10が全く重ね合わせられていない領域である。そして、かかる上部領域AUには、弾性部材35U(35)が、同領域AUにおける横方向の一端部から他端部までの略全長に亘って連続して配置されながら、横方向に伸長下で固定されている。よって、当該弾性部材35U(35)に基づいて上部領域AUには、横方向の略全長に亘って横方向の収縮力が付与されており、この収縮力は、おむつ1の胴回り開口1HBの収縮力となる。なお、この上部領域AUの弾性部材35U(35)は、本発明に係る「腹側連続弾性部材35a」として機能するが、これについては後述する。
中部領域AMは、横方向の中央部AMcに、吸収性本体10の縦方向の端部10eaが重ね合わせられて固定される領域である。より正確に言えば、同領域AMの上記中央部AMcには、吸収性本体10のうちで吸収性コア11が存在しない部分10nが重ね合わせられて固定されている。よって、当該中央部AMcは、中部領域AMにおいて吸収性本体10が重ね合わせられる部分であり、つまり、前述の重ね合わせ部30apの一部をなす。また、同中部領域AMは、重ね合わせ部30apたる中央部AMcよりも横方向に突出してなる突出部AMw,AMwを横方向の両側に有しているが、これら突出部AMw,AMwは、前述の突出部分30awの一部をなす。
また、かかる中部領域AMには、弾性部材35M(35)が、同領域AMおける横方向の一端部から他端部までの略全長に亘って連続して配置されながら、横方向に伸長下で固定されている。そして、これにより、当該弾性部材35M(35)に基づいて中部領域AMには横方向の略全長に亘って横方向の収縮力が付与されている。なお、この中部領域AMの弾性部材35M(35)も、本発明に係る「腹側連続弾性部材35a」として機能するが、これについても後述する
下部領域ADは、横方向の中央部ADcに、吸収性本体10のうちの吸収性コア11が存在する部分10pが重ね合わせられて固定される領域である。すなわち、当該中央部ADcは、前述の重ね合わせ部30apの一部をなす。また、同下部領域ADは、重ね合わせ部30apたる中央部ADcよりも横方向に突出してなる突出部ADw,ADwを横方向の両側に有しているが、これら突出部ADw,ADWも、前述の突出部分30awの一部をなす。すなわち、前述の突出部分30awは、上記の中部領域AMと下部領域ADとに亘っている。
かかる下部領域ADには、弾性部材35Dが、横方向に沿って非連続に配置されている。この例では、上記の中央部ADcにおいて弾性部材35D(35)が非連続に配置されているが、同中央部ADcの横方向の両側に位置する上記の突出部ADw,ADwでは、それぞれ、弾性部材35D(35)が、同突出部ADwにおける横方向の一端部から他端部までの略全長に亘って連続して配置されながら、横方向に伸長下で固定されている。そして、これにより、下部領域ADのうちの上記突出部ADw,ADwに対しては、横方向の収縮力が付与されている。ちなみに、このように、中央部ADcに弾性部材35D(35)の非連続な部分が存在していれば、吸収性コア11の吸液阻害を有効に防ぐことが可能であるが、これについては後述する。また、このような下部領域ADの弾性部材35D(35)は、本発明に係る「腹側非連続弾性部材35na」として機能するが、これについても後述する。
なお、上述では、腹側帯部材30aの弾性部材35,35…について説明したが、弾性部材35,35…の太さや本数、縦方向の配置位置等の詳細仕様を除けば、その基本構成については、背側帯部材30bの弾性部材35,35…も概ね同じである。例えば、図4に示すように、背側帯部材30bも、縦方向に三つの領域AU,AM,ADを並んで有している。詳しくは、縦方向の端側から中央側に向かうに従って、上部領域AU、中部領域AM、及び下部領域ADの三者が、この順番で並んで配置されている。また、何れの領域AU,AM,ADも、横方向に沿った帯状の領域とされている。更に、中部領域AMは、横方向の中央部AMcと、同中央部AMcの横方向の両側の各位置にそれぞれ突出部AMw,AMwとを有し、そして、中央部AMcは、前述の重ね合わせ部30bpの一部をなし、各突出部AMw,AMwは、それぞれ、前述の各突出部分30bw,30bwの一部をなしている。また、下部領域ADは、横方向の中央部ADcと、同中央部ADcの横方向の両側の各位置にそれぞれ突出部ADw,ADwとを有し、そして、中央部ADcは、前述の重ね合わせ部30bpの一部をなし、各突出部ADw,ADwは、それぞれ、前述の各突出部分30bw,30bwの一部をなしている。よって、背側帯部材30bの弾性部材35の詳細な説明については省略する。なお、背側帯部材30bの上部領域AUの弾性部材35U(35)及び中部領域AMの弾性部材35M(35)は、本発明に係る「背側連続弾性部材35b」として機能し、また、下部領域ADの弾性部材35D(35)は、本発明に係る「背側非連続弾性部材35nb」として機能するが、これについては後述する。
ところで、おむつ1上における排尿位置は、一般におむつ1の縦方向の中央位置C1(図3)よりも腹側に位置している。そのため、排尿時には、吸収性本体10における腹側の部分10aが率先して尿を吸収することになるが、既述のように、本実施形態では、このときにも当該腹側の部分10aにおいて吸収可能容量が不足しないように、吸収性本体10を背側帯部材30bよりも腹側帯部材30aの方に偏らせて配置している。
しかし、かかるシフト配置に起因して、図7に示すように、吸収性本体10における腹側の部分10aが、吸収した尿の重みによって大きく垂れ下がってしまう恐れがある。すなわち、ただでさえ腹側の部分10aに集中して尿が吸収されるところ、上記の吸収性本体10の腹側へのシフト配置によれば、更に、尿の吸収が腹側の部分10aに偏ってしまう恐れがあって、その結果、同腹側の部分10aの垂れ下がりを助長する可能性がある。そして、この垂れ下がりが過大になると、その見栄えが悪いだけでなく、吸収性本体10と着用者の肌との間の隙間が大きく拡大されてしまい、同隙間から大量の尿漏れを引き起こしかねない。
そこで、本実施形態では、図7に示すように、主に背側帯部材30bの所定の弾性部材35bの収縮力に基づいて吸収性本体10における腹側の部分10aを背側に引き上げて、これにより、同腹側の部分10aの垂れ下がりを抑制している。以下、詳説する。
なお、以下の説明では、腹側帯部材30aの弾性部材35と背側帯部材30bの弾性部材35とを区別して説明する必要がある。そのため、以下のように、腹側帯部材30aの弾性部材35及び背側帯部材30bの弾性部材35に対して、互いに異なる符号を付け直すとともに、更に、各領域AU,AM,ADの各弾性部材35U,35M,35Dについては、以下のように新たに名前を付けることにする。
先ず、図4に示すように、腹側帯部材30aの上部領域AU及び中部領域AMのそれぞれに対して横方向の略全長に亘って連続して設けられている弾性部材35U,35Mのことを、どちらも「腹側連続弾性部材35a」と言う。また、腹側帯部材30aの下部領域ADに対して設けられている弾性部材35D、すなわち、横方向の中央部ADcでは非連続に設けられ、中央部ADcの両側に位置する各突出部ADw,ADwでは、それぞれ横方向に連続して設けられている弾性部材35Dのことを「腹側非連続弾性部材35na」と言う。
また同様に、背側帯部材30bの上部領域AU及び中部領域AMのそれぞれに対して横方向の略全長に亘って連続して設けられている弾性部材35U,35Mのことを、どちらも「背側連続弾性部材35b」と言い、更に、背側帯部材30bの下部領域ADに対して、横方向の中央部ADcでは非連続に設けられ、中央部ADcの両側に位置する各突出部ADw,ADwでは、それぞれ横方向に連続して設けられている弾性部材35Dのことを「背側非連続弾性部材35nb」と言う。
<<<腹側連続弾性部材35a及び背側連続弾性部材35bについて>>>
図8A及び図8Bは、おむつ1の非肌側から見た場合の腹側帯部材30aの概略拡大図であり、図9は、おむつ1の非肌側から見た場合の背側帯部材30bの概略拡大図である。また、図10は、腹側帯部材30aと背側帯部材30bとの連結状態を示す概略図である。
図8Aに示すように、腹側帯部材30aの上部領域AU及び中部領域AMには、複数の腹側連続弾性部材35a,35a…が腹側帯部材30aの横方向の略全長に亘って設けられており、同様に、図9に示すように、背側帯部材30bの上部領域AU及び中部領域AMには、それぞれ、複数の背側連続弾性部材35b,35b…が背側帯部材30bの横方向の略全長に亘って設けられている。また、図10に示すように、腹側帯部材30aの横方向の各端部30ae,30aeと背側帯部材30bの横方向の各端部30be,30beとが溶着で連結される際には、腹側帯部材30aにおける縦方向の端縁部30aeeと、背側帯部材30bにおける縦方向の端縁部30beeとが、互いの間に縦方向の段差がほぼ無い状態で横方向に繋がるように位置合わせされており、これにより、腹側帯部材30aの上部領域AU及び中部領域AMの横方向の各端部と、背側帯部材30bの上部領域AU及び中部領域AMの横方向の各端部とは、概ね横方向に繋がるように連結されている。更に、各腹側連続弾性部材35a,35a…及び各背側連続弾性部材35b,35b…の収縮力の個別設定に基づいて、背側帯部材30bに係る背側連続弾性部材35b,35b…の収縮力の大きさの総和は、腹側帯部材30aに係る腹側連続弾性部材35a,35a…の収縮力の大きさの総和よりも大きく設定されている。
よって、かかるおむつ1の着用状態においては、図7に示すように、総和で勝る背側連続弾性部材35b,35b…の収縮力が、腹側帯部材30a経由で、背側向きの引っ張り力として吸収性本体10の腹側の部分10aに伝達されて、これにより、当該引っ張り力は、同腹側の部分10aを背側に(例えば斜め上方向に)引き上げるように作用する。そして、その結果として、当該腹側の部分10aは、吸収された尿の重みに抗しながら背側の方へ引き上げられて、これにより、同腹側の部分10aの垂れ下がりが抑制される。
ちなみに、ここで言う「腹側連続弾性部材35a,35a…の収縮力の大きさの総和」とは、腹側帯部材30aの基材をなす不織布31,32が横方向に自然長(例えば、たるみの無い状態まで不織布31,32を横方向に張った状態であって、且つ不織布31,32の応力が零の状態)になるまで同帯部材30aを横方向に広げた状態を100%の伸長状態とした場合に、70%の伸長状態において全ての腹側連続弾性部材35a,35a…に生じている力の大きさの総和のことである。また、同様に、「背側連続弾性部材35b,35b…の収縮力の大きさの総和」と言うのも、背側帯部材30bの基材をなす不織布31,32が横方向に自然長になるまで同帯部材30bを横方向に広げた状態を100%の伸長状態とした場合に、70%の伸長状態において全ての背側連続弾性部材35b,35b…に生じている力の大きさの総和のことである。なお、ここで、上記のように収縮力の総和を、70%の伸長状態での総和とした理由は、おむつ1の着用状態というのは、一般に図3の展開状態を100%とした場合に、その70%の状態まで横方向に収縮した状態となっているからである。この収縮力の総和の測定方法については、後述する。
また、背側連続弾性部材35b,35b…の収縮力の大きさの総和は、例えば、腹側連続弾性部材35a,35a…の収縮力の大きさの総和の1.1倍〜1.5倍の範囲の任意値に設定され、望ましくは、1.1倍〜1.3倍の範囲の任意値に設定される。
なお、図9の上部領域AUと中部領域AMとで、互いに背側連続弾性部材35b,35b…の収縮力の大きさの総和を同じにしても良いし、異ならせても良く、この例では異ならせている。ここで、異ならせる場合には、望ましくは、上部領域AUにおける背側連続弾性部材35b,35b…の収縮力の総和よりも、中部領域AMにおける背側連続弾性部材35b,35b…の収縮力の総和の方を大きくすると良い。この理由は、吸収性本体10に近い領域ほど、同領域に属する背側連続弾性部材35b,35b…の収縮力が、吸収性本体10の腹側の部分10aに伝達性され易くなって、同腹側の部分10aの引き上げ効果がより高まると考えられるからである。
また、上部領域AU及び中部領域AMにそれぞれ設けられる背側連続弾性部材35b,35b…の本数は、単数でも良いし複数でも良い。但し、複数にした方が、各領域AU,AMの略全域に亘って均等に収縮力を付与可能となる。また、上部領域AU及び中部領域AMにそれぞれ複数の背側連続弾性部材35b,35b…が属している場合には、同じ領域AU(AM)に属する背側連続弾性部材35b,35b…同士の間で、互いの収縮力の大きさを異ならせても良いし、同じに揃えても良い。この例では、上部領域AUに属する全数の背側連続弾性部材35b,35b…の収縮力の大きさを互いに同値に揃え、また、中部領域AMに属する全数の背側連続弾性部材35b,35b…の収縮力の大きさを互いに同値に揃えている。そして、これにより、各領域AU,AM内での収縮力の更なる均等化を図っている。
以上、主に背側帯部材30bに係る上部領域AU及び中部領域AMの各背側連続弾性部材35b,35b…ついて説明したが、上述の背側連続弾性部材35b,35b…の説明は、図8Aの腹側帯部材30aに係る上部領域AU及び中部領域AMの各腹側連続弾性部材35a,35a…についても、ほぼそのまま当てはまる。そのため、以下では、腹側帯部材30aの上部領域AU及び中部領域AMの各腹側連続弾性部材35a,35a…の説明については省略する。
ここで、望ましくは、腹側帯部材30a及び背側帯部材30bの中部領域AM,AM同士の比較においても、上述の収縮力の大きさの総和の大小関係が成立していると良い。すなわち、腹側帯部材30aの中部領域AMに属する腹側連続弾性部材35a,35a…の収縮力の大きさの総和よりも、背側帯部材30bの中部領域AMに属する背側連続弾性部材35b,35b…の収縮力の大きさの総和の方が大きくなるように設定されていると良い。
そして、このように設定されていれば、上述した尿の吸収後の吸収性本体10における腹側の部分10aの重みによる垂れ下がりを、より有効に抑制することができる。ちなみに、このように、上記の大小関係を上部領域AUよりも中部領域AMの方で実現した方が良い理由は、前述と同じである。すなわち、中部領域AMは、上部領域AUと比べて吸収性本体10に近く、よって、収縮力の伝達性が良好なものと考えられるからである。
また、同様に収縮力の伝達性の観点からは、望ましくは、腹側帯部材30aの中部領域AMのなかで最も吸収性本体10に近い1本の腹側連続弾性部材35aと、背側帯部材30bの中部領域AMのなかで最も吸収性本体10に近い1本の背側連続弾性部材35bとを比較した場合に、腹側連続弾性部材35aの収縮力よりも、背側連続弾性部材35bの収縮力の方が大きくなるように設定されていると良い。
ちなみに、上記の設定は、次のように言い換えることもできる。すなわち、図8Aの複数の腹側連続弾性部材35a,35a…のうちで縦方向に関して最も脚回り開口1HLに近い位置の1本の腹側連続弾性部材35aの収縮力の大きさと、図9の複数の背側連続弾性部材35b,35b…のうちで縦方向に関して最も脚回り開口1HLに近い位置の1本の背側連続弾性部材35bの収縮力の大きさとを比較した場合に、前者の腹側連続弾性部材35aの収縮力よりも、後者の背側連続弾性部材35bの収縮力の方が大きくなるように設定されていると良い。
<<<腹側非連続弾性部材35na及び背側非連続弾性部材35nbについて>>>
既述のように、図8Aに示す腹側非連続弾性部材35naは、腹側帯部材30aの下部領域ADにおいて横方向に沿って非連続に設けられた弾性部材35naであり、同様に、図9に示す背側非連続弾性部材35nbは、背側帯部材30bの下部領域ADにおいて横方向に非連続に設けられた弾性部材35nbである。そして、腹側非連続弾性部材35na及び背側非連続弾性部材35nbのどちらについても、その非連続な部分が、それぞれ各下部領域AD,ADにおける横方向の中央部ADcに設定されており、これにより、少なくとも中央部ADc以外の部分は、弾性部材35wa又は弾性部材35wbが横方向に沿って連続して設けられている。
詳説すると、先ず、既述のように、図8Aの腹側帯部材30a及び図9の背側帯部材30bのどちらについても、それぞれ、下部領域ADの横方向の中央部ADcには、吸収性本体10が重ね合わせられており、また、下部領域ADは、同中央部ADcの横方向の両側の各位置に、それぞれ、吸収性本体10よりも横方向に突出する突出部ADw,ADwを有している。
そして、図8Aの腹側非連続弾性部材35naは、下部領域ADの一方の突出部ADwに横方向に連続して設けられた側部弾性部材35waと、他方の突出部ADwに横方向に連続して設けられつつ、一方の突出部ADwの側部弾性部材35wとの間に中央部ADcにて横方向に間隔をあけて設けられた側部弾性部材35waと、を有している。また、同様に、図9の背側非連続弾性部材35nbも、下部領域ADの一方の突出部ADwに横方向に連続して設けられた側部弾性部材35wbと、他方の突出部ADwに横方向に連続して設けられつつ、一方の突出部ADwの側部弾性部材35wbとの間に中央部ADcにて横方向に間隔をあけて設けられた側部弾性部材35wbと、を有している。
そして、このような構成にされていれば、吸収性本体10の吸液阻害を有効に防ぐことができる。すなわち、腹側帯部材30a及び背側帯部材30bの各下部領域AD,ADにおいて、それぞれ吸収性本体10との重ね合わせ部30ap,30bpが設定される横方向の各中央部ADc,ADcには、腹側非連続弾性部材35na及び背側非連続弾性部材35nbのうちで弾性部材が存在しない部分がそれぞれ対応付けられている。よって、当該中央部ADc,ADcたる重ね合わせ部30ap,30bpへの収縮力の付与は軽減されており、これにより、当該弾性部材35na,35nbの収縮力起因で吸収性本体10に皺が生じることは有効に防止される。そして、その結果、吸収性本体10の肌側面を略平坦に維持可能となって、吸収性本体10の吸液阻害を防ぐことができる。
また、図8A及び図9の例では、腹側帯部材30aにおける上記突出部ADwに設けられた複数の側部弾性部材35wa,35wa…の収縮力の総和は、背側帯部材30bにおける上記突出部ADwに設けられた複数の側部弾性部材35wb,35wb…の収縮力の総和よりも大きくなるように設定されている。そして、これにより、吸収性本体10における腹側の部分10aの方が、背側の部分10bよりも大きな力で横方向の両側から引っ張られている。よって、吸収性本体10における腹側の部分10aは、速やかに横方向に広げられて、その肌側面が略平坦になり易く、その結果、尿が排出される腹側の部分10aにおいて肌に対向する面積を大きくすることができて、尿の吸収性を高めることができる。
なお、腹側帯部材30aの下部領域ADの突出部ADwに設けられる側部弾性部材35waの本数は、単数でも良いし複数でも良い。但し、複数にした方が、突出部ADwの略全域に亘って均等に収縮力を付与可能となる。また、複数の場合には、側部弾性部材35wa,35wa同士の間で、互いの収縮力の大きさを異ならせても良いし、同じに揃えても良い。この例では、全数の側部弾性部材35wa,35wa…の収縮力の大きさを互いに同値に揃えている。そして、これにより、突出部ADw内での収縮力の更なる均等化を図っている。なお、これらのことは、背側帯部材30bの下部領域ADの突出部ADwに設けられる側部弾性部材35wbについても同様である。
ここで望ましくは、図8Aに示すように、腹側帯部材30aの側部弾性部材35waは、下部領域ADにおける突出部ADwから更に横方向の中央側に延長されていると良く、そして、延長された部分の端部35waeが、吸収性本体10のうちの横方向の端部10ewに接合されていると良い。そして、このように構成されていれば、吸収性本体10における腹側の部分10aに対して、横方向の両側から確実に側部弾性部材35wa,35wa…の収縮力を付与することができて、これにより、同腹側の部分10aの肌側面を確実に略平坦にすることができる。
また、この腹側の部分10aの肌側面の平坦化の観点からは、更に望ましくは、図8Bに示すように、腹側帯部材30aの側部弾性部材35waに係り上記延長された端部35waeが、吸収性本体10のうちで吸収性コア11の横方向の端部11ewに位置していると良い。そして、このようになっていれば、上記側部弾性部材35waの収縮力を、吸収性本体10の主部をなす吸収性コア11の腹側の部分11aに確実に伝えることができて、これにより、大きな収縮力で同コア11の腹側の部分11aを横方向の両側により確実に引っ張ることができて、結果、吸収性本体10における腹側の部分10aの肌側面をより確実に平坦化することができる。
一方、この例では、図9に示すように、背側帯部材30bの側部弾性部材35wb,35wb…についても、下部領域ADにおける突出部ADwから更に横方向の中央側に延長されている。但し、この背側帯部材30bの側部弾性部材35wb,35wb…にあっては、望ましくは、当該延長された部分の端部35wbeが、吸収性本体10のうちで吸収性コア11よりも横方向の端側の部分10fに固定されていると良い。そして、このように構成されていれば、側部弾性部材35wbの収縮力は、吸収性本体10の主部をなす吸収性コア11に伝わり難くなって、これにより、吸収性本体10における背側の部分10bは、着用者の臀部からの離間が許容された状態となる。よって、着用者の排泄後に、排泄された大便を収容する空間を、着用者の臀部と吸収性本体10との間に形成し易くなる。
ところで、この例では、図10に示すように、背側帯部材30bは、所謂お尻カバー30bfを具備している。すなわち、背側帯部材30bの縦方向の大きさL30bは、腹側帯部材30aの縦方向の大きさL30aよりも大きくされている。そして、これにより、背側帯部材30bは、腹側帯部材30aよりも脚回り開口1HLの方に飛び出してなる飛び出し部分30bfを有し、かかる飛び出し部分30bfが、着用者のお尻を覆うお尻カバー30bfとして機能する。
ここで、このお尻カバー30bfを具備している場合には、望ましくは、腹側帯部材30aの突出部分30awに位置する複数の側部弾性部材35wa,35wa…のうちで脚回り開口1HLに最も近い位置の側部弾性部材35waの収縮力の大きさを、背側帯部材30bの突出部分30bwに位置する複数の側部弾性部材35wb,35wb…のうちで脚回り開口1HLに最も近い位置の側部弾性部材35wbの収縮力よりも大きく設定すると良い。
そして、このように設定されていれば、背側帯部材30bの上記飛び出し部分30bfは、腹側帯部材30aの側部弾性部材35waの収縮力によって速やかに腹側の方に引っ張られて、当該飛び出し部分30bfを速やかに腹側に広げることができる。よって、当該飛び出し部分30bfをお尻カバー30bfとして有効に機能させることができる。
また、この例では、図11の概略拡大図に示すように、吸収性本体10の横方向の各端部10esは脚回りギャザーLGとして機能していたが、ここで望ましくは、かかる各端部10esが、腹側帯部材30aにおける下部領域ADに接合部J(図11中のハッチング部分を参照)を介して固定されていると良い。そして、このように構成されていれば、接合部Jを介して上記下部領域ADにおける突出部ADwの側部弾性部材35wa,35waの収縮力が、吸収性本体10の上記各端部10esにも作用することとなって、これにより、同端部10esは突出部ADwの方に引っ張られる。そして、これによっても、吸収性本体10のうちの腹側の部分10aが引き上げられることとなって、その結果、尿を吸収して重くなった同腹側の部分10aの垂れ下がりをより一層抑制可能となる。なお、上記接合部Jは、ホットメルト系接着剤などの適宜な接着剤で形成される。
ここで、腹側帯部材30aにおける腹側連続弾性部材35a,35a…の収縮力の総和、及び背側帯部材30bにおける背側連続弾性部材35b,35b…の収縮力の総和の測定方法について説明する。先ず、おむつ1から測定用サンプルを生成する。すなわち、図2のような一つの胴回り開口1HBと二つの脚回り開口1HL,1HLとを有した状態のおむつ1を、腹側帯部材30aと背側帯部材30bとの連結構造の部分1s,1sで分離して、これにより同おむつ1を図3の展開状態にする。そして、更に同おむつ1から吸収性本体10を分離し、これにより、腹側帯部材30aと背側帯部材30bとをそれぞれ単体状態にする。そうしたら、腹側帯部材30a及び背側帯部材30bのそれぞれについて更に下部領域ADのみを切除することにより、上部領域AU及び中部領域AMを残した状態にして、これにより、測定用サンプルが生成される。
次に、この測定用サンプルの横方向の各端部を、引っ張り試験機の対応する各ヘッドに固定して、同サンプルを横方向に300mm/分の引っ張り速度で引っ張る。そして、同サンプルを構成する不織布31,32の自然長まで引っ張った状態を100%の伸長状態とした場合に、70%の伸長状態での同試験機の引っ張り荷重(N)を読み取って、当該読み取り値を、上述の収縮力の総和とみなす。そして、これを、腹側帯部材30aに係る測定用サンプル及び背側帯部材30bの測定用サンプルの両者についてそれぞれ行えば、上述の腹側帯部材30aにおける腹側連続弾性部材35a,35a…の収縮力の総和、及び背側帯部材30bにおける背側連続弾性部材35b,35b…の収縮力の総和がそれぞれ取得される。
なお、上記の「不織布31,32の自然長」と言うのは、「当該不織布31,32に腹側連続弾性部材35a,35a…及び背側連続弾性部材35b,35b…が固定されていない状態であって外力も作用していない無負荷状態での不織布31,32本来の長さ」のことであり、換言すると、「たるみの無い状態まで不織布31,32を横方向に張った状態であって、且つ不織布31,32の応力が零の状態での横方向の長さ」のことである。
また、上述では、腹側帯部材30aにおける腹側連続弾性部材35a,35a…の収縮力の総和、及び背側帯部材30bにおける背側連続弾性部材35b,35b…の収縮力の総和の測定方法について説明したが、同様の方法で、腹側帯部材30aの下部領域ADの突出部ADwにおける側部弾性部材35wa,35wa…の収縮力の総和、及び背側帯部材30bの下部領域ADの突出部ADwにおける側部弾性部材35wb,35wb…の収縮力の総和の測定を行えることは、明らかであるので、その説明については省略する。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、吸収性物品の一例として乳幼児用のおむつ1を例示したが、何等これに限らない。例えば、大人用のおむつ1に対して本発明に係る構成を適用しても良い。
上述の実施形態では、図8B(又は図9)に示すように、帯部材30a(30b)において吸収性本体10に重ね合わせられる部分たる重ね合わせ部30ap(30bp)の収縮力を低くする目的で、下部領域ADには非連続弾性部材35na(35nb)を設けており、そして、かかる非連続弾性部材35na(35nb)は、下部領域ADの各突出部ADwにそれぞれ配置された2本の側部弾性部材35wa,35wa(35wb,35wb)を有していた。そして、下部領域ADの中央部ADcの位置に、2本の側部弾性部材35wa,35wa(35wb,35wb)同士の間の間隔を位置させて各側部弾性部材35wa,35wa(35wb,35wb)は配されており、これにより、当該間隔の位置には、全く弾性部材が存在していなかったが、何等これに限らない。
すなわち、下部領域ADの中央部ADcの収縮力を下げるべく、同中央部ADcのうちで上記の間隔の位置に対応する部分に弾性部材が非連続に配置されているのであれば、当該部分に弾性部材が存在していても良い。図12は、その一例の説明用の概略平面図である。なお、同図12では、腹側帯部材30aのうちの非肌側の不織布31を取り除いて、腹側連続弾性部材35a及び腹側非連続弾性部材35naを外部露出した状態で示している。この図12の例では、横方向に並ぶ2本の側部弾性部材35w,35w同士の間の間隔の位置に対応させて、下部領域ADの中央部ADcには、細かく分断された状態の弾性部材35p,35p…が配されている。そして、かかる細切れ状態になっていれば、弾性部材35p,35p…は、当該中央部ADcに対して概ね収縮力を付与しなくなる。よって、このように細切れ状態の弾性部材35p,35p…であれば、中央部ADcに存在していても構わない。細切れ状態の弾性部材35pの長さは、例えば0mmよりも大きく5mm以下の長さとされ、より望ましくは、0mmよりも大きく3mm以下の長さとされる。但し、細切れされた弾性部材35p,35p…が存在していると、見栄えが悪くなるので、望ましくは、上記の間隔の位置には弾性部材35p,35p…が存在しない方が良い(図8B)。
上述の実施形態では、外装シート15b及び帯部材30a,30bの素材をそれぞれ不織布としていたが、何等不織布に限らない。例えば、織布でも構わないし、織布以外のシート部材でも構わない。ちなみに、外装シート15bについては省略しても良く、その場合には、防漏シート15aが吸収性本体10の外装をなすことになる。
上述の実施形態では、腹側連続弾性部材35a、腹側非連続弾性部材35na、背側連続弾性部材35b、及び背側非連続弾性部材35nbとしてそれぞれ糸ゴムを例示したが、何等これに限らない。例えば、これらの弾性部材35a,35na,35b,35nbとして帯状のゴムを用いても良いし、収縮力を有した帯状の不織布や、収縮力を有した帯状の樹脂フィルムを用いても良い。
おむつ(吸収性物品)、1HB 胴回り開口、1HL 脚回り開口、1s 部分、
10 吸収性本体、10a 腹側の部分、10b 背側の部分、
10ea 端部、10eb 端部、
10es 端部、10ew 端部、
10f 部分、10n 部分、10p 部分、
11 吸収性コア、11a 腹側の部分、11ew 端部、
13 表面シート部材、
15 裏面シート部材、
15a 防漏シート、15b 外装シート、
15bf はみ出した部分、15bg 折り返された部分、
17 弾性部材、
18 弾性部材、
30a 腹側帯部材、30ac 中央部、30ac2 部分、
30ae 端部、30ae2 端部、
30aee 端縁部、
30ap 重ね合わせ部、30aw 突出部分、
30b 背側帯部材、30be 端部、30bee 端縁部、
30bf お尻カバー(飛び出し部分)、
30bp 重ね合わせ部、30bw 突出部分、
31 不織布(シート状部材)、31f はみ出す部分、31g 折り返された部分、
32 不織布(シート状部材)、
35 弾性部材、
35U 弾性部材、35M 弾性部材、35D 弾性部材、
35a 腹側連続弾性部材、35b 背側連続弾性部材、
35na 腹側非連続弾性部材、35nb 背側非連続弾性部材、
35p 弾性部材、
35wa 側部弾性部材、35wae 端部、
35wb 側部弾性部材、35wbe 端部、
AU 上部領域、AM 中部領域、AD 下部領域、
AMc 中央部、AMw 突出部、
ADc 中央部、ADw 突出部、
LG 脚回りギャザー、
LSG 立体ギャザー、
LSGb 基端部、LSGf 自由端部分、
J 接合部、
C1 中央位置、

Claims (5)

  1. 縦方向に沿って設けられ、尿を吸収する吸収性本体と、
    前記縦方向と交差する横方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の前記縦方向の一端部に重ね合わせられて固定された腹側帯部材と、
    前記腹側帯部材とは別部材として前記横方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の前記縦方向の他端部に重ね合わせられて固定された背側帯部材と、を有し、
    前記腹側帯部材のうちの前記横方向の各端部と前記背側帯部材のうちの前記横方向の各端部とが連結されることによって、一つの胴回り開口と二つの脚回り開口とが形成された吸収性物品であって、
    前記腹側帯部材のうちで前記吸収性本体が重ね合わせられる重ね合わせ部の前記縦方向の大きさは、前記背側帯部材のうちで前記吸収性本体が重ね合わせられる重ね合わせ部の前記縦方向の大きさよりも大きくされており、
    前記腹側帯部材は、前記腹側帯部材に対して前記横方向の収縮力を付与すべく、前記腹側帯部材における前記横方向の一端部から他端部までに亘って連続して配置された腹側連続弾性部材と、前記横方向に非連続に配置された腹側非連続弾性部材と、を有し、
    前記背側帯部材は、前記背側帯部材に対して前記横方向の収縮力を付与すべく、前記背側帯部材における前記横方向の一端部から他端部までに亘って連続して配置された背側連続弾性部材と、前記横方向に非連続に配置された背側非連続弾性部材と、を有し、
    前記腹側帯部材に係る前記腹側連続弾性部材の収縮力の大きさの総和よりも、前記背側帯部材に係る前記背側連続弾性部材の収縮力の大きさの総和の方が大きく、
    前記背側帯部材の前記縦方向の大きさの方が前記腹側帯部材の前記縦方向の大きさよりも大きいことによって、前記背側帯部材は、前記腹側帯部材よりも前記脚回り開口の方に飛び出してなる飛び出し部分を有し、
    複数の前記腹側非連続弾性部材のうちで前記脚回り開口に最も近い位置の腹側非連続弾性部材の収縮力の方が、複数の前記背側非連続弾性部材のうちで前記脚回り開口に最も近い位置の背側非連続弾性部材の収縮力よりも大きいことを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品であって、
    前記腹側帯部材のうちの前記横方向の中央部に前記重ね合わせ部が設定されていることによって、前記腹側帯部材は、前記重ね合わせ部よりも前記横方向に突出した突出部分を前記横方向の両側にそれぞれ有し、
    前記腹側非連続弾性部材は、一方の前記突出部分に前記横方向に連続して設けられた側部弾性部材と、他方の前記突出部分に前記横方向に連続して設けられつつ、前記一方の前記突出部分の前記側部弾性部材との間に前記中央部にて前記横方向に間隔をあけて設けられた側部弾性部材と、を有し、
    前記背側帯部材のうちの前記横方向の中央部に前記重ね合わせ部が設定されていることによって、前記背側帯部材は、前記重ね合わせ部よりも前記横方向に突出した突出部分を前記横方向の両側にそれぞれ有し、
    前記背側非連続弾性部材は、一方の前記突出部分に前記横方向に連続して設けられた側部弾性部材と、他方の前記突出部分に前記横方向に連続して設けられつつ、前記一方の前記突出部分の前記側部弾性部材との間に前記中央部にて前記横方向に間隔をあけて設けられた側部弾性部材と、を有し、
    前記腹側帯部材の前記突出部分の前記側部弾性部材の収縮力の総和は、前記背側帯部材の前記突出部分の前記側部弾性部材の収縮力の総和よりも大きくされていることを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項2に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性本体は、液体吸収性素材が積層されてなる吸収性コアと、前記吸収性コアを肌側から覆って設けられた液透過性の表面シート部材と、前記吸収性コアを非肌側から覆って設けられた液不透過性の裏面シート部材と、を有し、
    前記背側帯部材における前記突出部分に配置された前記側部弾性部材は、前記横方向の中央側に延長されているとともに、延長された部分の端部は、前記吸収性本体のうちで前記吸収性コアよりも前記横方向の端側の部分に固定されていることを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項2又は3に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性本体における前記横方向の各端部は、前記腹側帯部材に接合部を介して固定されており、
    前記接合部を介して前記突出部分の前記側部弾性部材の収縮力が前記端部に作用することによって、前記端部は、前記突出部分の方に引っ張られていることを特徴とする吸収性物品。
  5. 縦方向に沿って設けられ、尿を吸収する吸収性本体と、
    前記縦方向と交差する横方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の前記縦方向の一端部に重ね合わせられて固定された腹側帯部材と、
    前記腹側帯部材とは別部材として前記横方向に沿って設けられ、前記吸収性本体の前記縦方向の他端部に重ね合わせられて固定された背側帯部材と、を有し、
    前記腹側帯部材のうちの前記横方向の各端部と前記背側帯部材のうちの前記横方向の各端部とが連結されることによって、一つの胴回り開口と二つの脚回り開口とが形成された吸収性物品であって、
    前記腹側帯部材のうちで前記吸収性本体が重ね合わせられる重ね合わせ部の前記縦方向の大きさは、前記背側帯部材のうちで前記吸収性本体が重ね合わせられる重ね合わせ部の前記縦方向の大きさよりも大きくされており、
    前記腹側帯部材は、前記腹側帯部材に対して前記横方向の収縮力を付与すべく、前記腹側帯部材における前記横方向の一端部から他端部までに亘って連続して配置された腹側連続弾性部材と、前記横方向に非連続に配置された腹側非連続弾性部材と、を有し、
    前記背側帯部材は、前記背側帯部材に対して前記横方向の収縮力を付与すべく、前記背側帯部材における前記横方向の一端部から他端部までに亘って連続して配置された背側連続弾性部材と、前記横方向に非連続に配置された背側非連続弾性部材と、を有し、
    前記腹側帯部材に係る前記腹側連続弾性部材の収縮力の大きさの総和よりも、前記背側帯部材に係る前記背側連続弾性部材の収縮力の大きさの総和の方が大きく、
    複数の前記背側連続弾性部材のうちで前記縦方向に関して最も前記脚回り開口の近くに位置する背側連続弾性部材の収縮力の方が、複数の前記腹側連続弾性部材のうちで前記縦方向に関して最も前記脚回り開口の近くに位置する腹側連続弾性部材の収縮力よりも大きいことを特徴とする吸収性物品。
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