JP5833943B2 - 防煙垂壁 - Google Patents

防煙垂壁 Download PDF

Info

Publication number
JP5833943B2
JP5833943B2 JP2012020993A JP2012020993A JP5833943B2 JP 5833943 B2 JP5833943 B2 JP 5833943B2 JP 2012020993 A JP2012020993 A JP 2012020993A JP 2012020993 A JP2012020993 A JP 2012020993A JP 5833943 B2 JP5833943 B2 JP 5833943B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
smoke
frame
proof
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012020993A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013158399A (ja
Inventor
深澤 彰彦
彰彦 深澤
明 高嶋
明 高嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murakami Corp
Original Assignee
Murakami Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murakami Corp filed Critical Murakami Corp
Priority to JP2012020993A priority Critical patent/JP5833943B2/ja
Publication of JP2013158399A publication Critical patent/JP2013158399A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5833943B2 publication Critical patent/JP5833943B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

本発明は、建築物の天井面等に沿って流れる気流を遮断する防煙垂壁に関する。
建築基準法では、火災により発生する煙の拡散を防ぎ、避難を容易にするため、所定範囲の区域に防煙区画を設けることが定められている。これを防煙壁で構成する場合、不燃材で構成した垂壁を天井面から50cm以上下方向に突き出させることが定められている。従来、この防煙壁には、コスト、安全性等の観点から透明性を有するガラスパネルを用いた防煙垂壁が一般的に用いられていた。ところが、ガラスパネルは、上端部と下端部とをそれぞれ天井レールと下部受金物に嵌め込まなければならないため、施工効率が悪かった。また、ガラスパネルは、地震で面内変形や面外変形を受けた際に、変形に耐えられず破損や落下を生じる虞がある。
そこで、施工性や耐震性を改善した種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1に開示の防煙垂壁は、不燃材を設けた保持フレームが、取付フレームに吊り下げられて支持され、保持フレームの面外方向の揺れに対して追随する構成とされるので、施工性に優れ、かつ、耐震性に優れる。
また、特許文献2に開示の防煙垂壁は、シート状防煙垂壁材が上下枠体に固定され、上枠体が天井側に固定され、下枠体により垂直方向に張力を負荷するので、シート状防煙垂壁を弛み無く、かつ、簡単に取り付け施工可能としている。また、特許文献3に開示の防煙垂れ壁は、天井のレールに取り付けられるパネルを備え、パネルが、枠体に取り付けられる繊維強化シートと、レールに係止可能な取付部材を備えるので、落下しても、重大事故を引き起こす恐れが無く、容易に取り付けできる。
また、特許文献4に開示の湾曲形状防煙垂壁は、平面形状の防煙垂壁用パネル本体が、ガラス繊維シート側に凸形状に曲げられ、外枠に取り付けられるので、搬送コストを低減してガラス繊維シートに皺のない湾曲形状防煙垂壁を形成できる。また、特許文献5に開示の透明不燃性シートは、ガラス繊維織物が一対の硬化樹脂層で挟持され、ガラス繊維織物および硬化樹脂層が所定の重量%であり、屈折率、アッベ数、全光線透過率、ヘーズが所定の範囲となるので、透明、かつ、不燃性を付与している。
特開2007−82759号公報(請求項1、図1) 特開2008−173271号公報(請求項4、図2) 特開2008−220507号公報(請求項1、図1) 特開2011−21350号公報(請求項6、図1) 特開2011−84070号公報(請求項5、図1)
しかしながら、特許文献1、特許文献2に開示される防煙垂壁は、耐震構造や、複雑な構造の吊下げフレームを必要とするため、製造コストが増大する。また、特許文献3に開示される防煙垂れ壁にあってもパネルを天井に容易に取り付けることができるものの、パネルの支持にレール本体、カバー部材、枠体、外枠等の複数の部材が必要となり、製造コストが増大する。この他、現在の防煙垂壁における施工上の問題点としては、長尺の防煙シートを一度に貼る場合、施工時に工数が多くかかる。現場作業ですべてを行うため、時間がかかり、作業によるバラツキが大きくなる。横に強い力で引っ張るため、大きめのしわが発生し、見栄えが悪い等があった。そして、特許文献1〜特許文献5のいずれにも長尺の防煙シートを容易に施工する構成についての記載はない。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、長尺の防煙シートを容易に施工でき、見栄えがよく、しかも、製品コストおよび施工コストを安価にできる防煙垂壁を提供することにある。
本発明の防煙垂壁は、天井面から垂直に垂れ下げられ前記天井面に沿う長尺で形成される防煙シートと、前記防煙シートのシート上縁部およびシート下縁部をシート両面から挟持しながらシート長手方向に沿って等間隔に配置されシート挟持方向が同一の厚み寸法で形成される複数の上側横フレームおよび下側横フレームと、シート両面の少なくとも一方の面で隣接する上側横フレーム同士および下側横フレーム同士の間に形成され前記厚み寸法の二倍以上の離間幅を有するシート表出切欠部と、を備えるものである。
また、本発明の防煙垂壁は、前記シート表出切欠部が、シート両面側で隣接する上側横フレーム同士および下側横フレーム同士の間に形成されるものである。
さらに、本発明の防煙垂壁は、前記上側横フレーム同士の間に形成される上側のシート表出切欠部と、前記下側横フレーム同士の間に形成される下側のシート表出切欠部とに駒部材が挟入されるものである。
また、本発明の防煙垂壁は、前記駒部材が、縦フレームのフレーム上端部および前記縦フレームのフレーム下端部であるものである。
さらに、本発明の防煙垂壁は、上方の開口する嵌合空間を有する断面コ字状である下側レール材を備え、前記下側レール材は、前記シート下縁部を両面で挟持してシート長手方向に沿って複数対設けられ、前記下側レール材の前記開口に前記下側横フレームが介在する状態で嵌合された状態にある
本発明に係る防煙垂壁によれば、長尺の防煙シートを容易に施工でき、見栄えがよく、しかも、製品コストおよび施工コストを安価にできる。
本発明に係る第1実施形態の防煙垂壁の斜視図 図1に示した防煙垂壁の要部分解斜視図 図1に示した防煙垂壁の天井固定構造の分解斜視図 第1実施形態の防煙垂壁の分解斜視図 両面に同一幅のシート表出切欠部が設けられた防煙シートの斜視図 (A)は両面にシート表出切欠部が設けられる防煙シートの平面図、(B)は(A)の折りたたみ時の平面図、(C)は(A)の変形例の平面図、(D)は(B)の変形例の平面図 (A)は二枚に折りたたまれた防煙シートの平面図、(B)は多数に折りたたまれた長尺の防煙シートの平面図 (A)は接続前の別体の防煙シートの平面図、(B)は接続時における防煙シートの分解平面図 防煙垂壁の端末における固定構造の分解斜視図 (A)は開梱時の防煙シートの斜視図、(B)は段ボール箱から取り出された展開開始時における防煙シートの斜視図 (A)は防煙シートの本固定時の側面図、(B)は防煙シートの仮支持時の正面図 (A)は防煙シートの仮支持施工の状況を表す作業工程図、(B)は養生段ボールを取り外した状況を表す作業工程図 第2実施形態の防煙垂壁の分解斜視図 (A)は一方の面にシート表出切欠部が設けられる第2実施形態の防煙シートの平面図、(B)は(A)の折りたたみ時の平面図 (A)は二枚に折りたたまれた第2実施形態の防煙シートの平面図、(B)は多数に折りたたまれた長尺の防煙シートの平面図
以下、本発明に係る実施形態について、図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明に係る第1実施形態の防煙垂壁の斜視図である。
防煙垂壁10は、天井面11から垂直に垂れ下げられ、柱12や壁13との間で、天井面11に沿う長尺で形成される防煙シート14を、主要部材として有する。防煙シート14は、建築基準法施行令に定められた防煙性および防炎性に準拠しており、基材シート15が、ガラス繊維を含む不燃シートとして形成される。ガラス繊維糸としては、例えば汎用の無アルカリガラス繊維(Eガラス)、耐酸性の含アルカリガラス繊維(Cガラス)、高強度・高弾性率ガラス繊維(Sガラス、Tガラス等)、耐アルカリ性ガラス繊維(ARガラス)等が挙げられる。
ガラス繊維織物の織組織としては、例えば平織、朱子織、綾織、斜子織、畦織等が挙げられる。基材シート15は、ガラス繊維織物が所定の密度に設定されており、ガラス繊維織物の経糸および緯糸の撚数が所定の値に設定されている。また、基材シート15は、ガラス繊維糸が所定の番手に設定されており、ガラス繊維織物が所定の通気性を有する。ここで、ガラス繊維織物が、高い通気性を有していると、火災で発生した炎や煙や有毒ガス等がガラス繊維織物を介して反対側に通過して二次災害の発生を起こす虞があるために、所定の通気性に設定されている。
図2は図1に示した防煙垂壁10の要部分解斜視図である。
防煙シート14は、シート上縁部16およびシート下縁部17が、当該防煙シート14の両面から上側横フレーム18と下側横フレーム19とによって挟持される。つまり、防煙シート14は、基本的に、基材シート15と上下フレーム(上側横フレーム18、下側横フレーム19)のみで構成される。上側横フレーム18および下側横フレーム19は、図1に示したように、防煙シート14の長手方向に沿って複数のものが等間隔に配置される。上側横フレーム18と下側横フレーム19とは、アルミニウム材料の押出成形により成形された型材であり、防煙シート14の長手方向に直交する断面形状が例えば図例のような矩形状に形成される。上側横フレーム18および下側横フレーム19は、防煙シート14の挟持方向が同一の厚み寸法T1で形成される。
防煙シート14を両面側から挟む上側横フレーム18同士および下側横フレーム19同士は、例えば接着剤、係止部材、タッピングビス20等(図3参照)によって相互に固定される。第1実施形態では、一方の面側の上側横フレーム18および下側横フレーム19から、他方の面側の上側横フレーム18および下側横フレーム19に、螺刻および螺合が同時になされるタッピングビス20によって行われる。
図3は図1に示した防煙垂壁10の天井固定構造の分解斜視図である。
上側横フレーム18および下側横フレーム19が固定された防煙シート14は、上側横フレーム18が、天井に設けられた天井固定アングル材21に固定される。天井固定アングル材21は、アルミニウム材料の押出成形により成形された型材であり、長尺の山形材や不等辺山形材によって形成されている。天井固定アングル材21は、図11に示すように、アングル上片22が天井面11に固定ビス47等によって固定される。上側横フレーム18は、天井固定アングル材21のアングル垂下片23に、ボルト24およびナット25によって固定される。
なお、アングル垂下片23および上側横フレーム18には、スルーホール26(図11参照)が穿設されている。このスルーホール26にはS字フック27が使用されることで、防煙シート14が仮支持されることになる(図11、12参照)。
図4は縦フレーム28を備える防煙垂壁10の分解斜視図である。
防煙垂壁10は、防煙シート14の両面で隣接する上側横フレーム18同士および下側横フレーム19同士の間に、シート表出切欠部29が形成される。このシート表出切欠部29が形成されることで、後述するように、長尺の防煙シート14が複数枚に折りたたみ可能となる。シート表出切欠部29は、上側横フレーム18または下側横フレーム19における厚み寸法T1に対して二倍以上の離間幅W1を有する。図4では、防煙シート14の両面にシート表出切欠部29が設けられている。
図5にも示すように、防煙垂壁10は、上側横フレーム18同士の間、下側横フレーム19同士の間に形成されるシート表出切欠部29に駒部材32が挟入されることにより、上側横フレーム18および下側横フレーム19が連続し、見栄えをよくできる。
図4に戻って、縦フレーム28は、下側横フレーム19が突き上げられることにより発生する防煙シート14のしわを抑止するために、上側横フレーム18と下側横フレーム19との間の任意の位置に挟入される。
すなわち、縦フレーム28は、上側横フレーム18と下側横フレーム19との間の寸法Hを維持する構造材となる。
また、防煙垂壁10は、複数の下側横フレーム19が一体的に固定されてもよい。
すなわち、防煙シート14の両面の下側横フレーム19を下側レール材33に嵌合する。下側レール材33は、上方が開口する嵌合空間34を有する断面コ字状に形成される。シート下縁部17(図2参照)を両面で挟持してシート長手方向に沿って複数対設けられた下側横フレーム19は、下側レール材33に下方から嵌合される。
防煙垂壁10は、防煙シート14の長手方向に並ぶ下側横フレーム19のシート両面側への段差(出っ張りや引っ込み)を、嵌合した下側レール材33によって解消し、シート下縁部17を直線状に連続させて見栄えよく規制できる。また、縦フレーム28が設けられている構成では、下側レール材33によって一体となった下側横フレーム19が縦フレーム28を介してさらに上側横フレーム18、天井固定アングル材21にも接続される。これにより、下側横フレーム19の突き上げ方向の強度が一層高められる。
図6(A)は防煙シート14の両面でシート表出切欠部29が設けられる防煙シート14の平面図、(B)は(A)の折りたたみ時の平面図である。
また、図7(A)は二枚に折りたたまれた防煙シート14の平面図、(B)は多数に折りたたまれた長尺の防煙シート14の平面図である。
図6(A)、(B)に示すように、両面側に同一の離間幅W1のシート表出切欠部29を形成した防煙シート14によれば、上側横フレーム18および下側横フレーム19を一種類にできる。また、シート表出切欠部29をシート両面側に形成した防煙シート14によれば、防煙シート14をいずれの面側にも折りたたむことができ、梱包や組み付けが容易となる。
また、図6(C)に示すように、防煙シート14は、シート表出切欠部29が、シート両面側において、一方の離間幅W2を離間幅W1よりも大きく設定してもよい(W1<W2)。これにより、図6(D)に示すように、外側の上側横フレーム18(および下側横フレーム19)を突出させないように折りたたむことができる。
防煙シート14は、例えば図7(A)に示すように、二つ折りにしてたたむことができる。防煙シート14の運搬時、たたまれた二つの積層体35の間隙36には、防煙シート14の傷つきを防止する養生段ボール37等(図12参照)を挟入することが好ましい。従って、この場合、シート表出切欠部29は、離間幅W1よりも養生段ボール37の厚み分大きく設定される。具体的には、離間幅W1は、厚み寸法T1の三倍程度が好ましい。長尺の防煙シート14は、図7(B)に示すように、シート表出切欠部29が左右交互となるように折りたたまれ、段ボール箱38等(図10参照)に収容されて取り付け場所へ搬送される。
図8(A)は接続前の別体の防煙シート14の平面図、(B)は接続時における防煙シート14の分解平面図である。
防煙シート14は、例えば20m程度までの長さを、折りたたんだ状態で段ボール箱38に梱包して搬送できる。それよりも長い防煙シート14が必要となる防煙垂壁10では、防煙シート14が接続されることになる。防煙シート14の接続は、図8(A)に示すように、上側横フレーム18および下側横フレーム19の末端から基材シート15の接続用シート端部39を延出させておく。この接続用シート端部同士を図8(B)に示すように重ねた後、接続用駒部材40を用いてシート両面側から挟んで固定する。これにより、接続部41では、上側横フレーム18および下側横フレーム19が連続した状態に接続される。重ねた接続用シート端部39は、煙の通過を阻止するために接着することが好ましい。
図9は防煙垂壁10の端末における固定構造の分解斜視図である。
防煙垂壁10は、柱12や壁13に隙間が生じないようにしてシート端部42が接続される。防煙シート14は、シート端部42において、シート片43が突出される。このシート片43は、シート両面側から縦フレーム28によって挟まれて固定される。シート片43を挟持した一対の縦フレーム28は、柱12等に固定した端部固定用アングル材44によって固定される。端部固定用アングル材44は、アルミニウム材料の押出成形により成形された型材であり、長尺の山形材や不等辺山形材によって形成されている。端部固定用アングル材44は、例えば一対のものがアングル垂直片45を対向させて設けられ、その間にシート端部42における一対の縦フレーム28が挟入固定される。この再、タッピングビス20等は使用せず、挟み込みのみによる挟持固定とする。これにより、地震による変位が天井と柱12とに生じた場合であっても、シート端部42を端部固定用アングル材44から外して、防煙シート14の破損を防止できる。
次に、上記構成を有する防煙垂壁10の作用を説明する。
防煙垂壁10では、主要部が基材シート15と、上側横フレーム18および下側横フレーム19とからなる。これにより、部品点数が少なく、構造が簡単となり、組み付けが容易となる。また、シート両面の少なくとも一方の面で、隣接する上側横フレーム同士および下側横フレーム同士の間にシート表出切欠部29が設けられる。これにより、折りたたむことができ、長尺の防煙シート14の施工が容易となる。また、基本的に縦フレーム28が不要、若しくは少ないので、見栄えをよくできる。下側横フレーム19や下側レール材33がウエイトとして利用され、しわがよらないので、これによっても見栄えをよくできる。
次に、上記した防煙垂壁10の施工手順を説明する。
図10(A)は開梱時の防煙シート14の斜視図、(B)は段ボール箱38から取り出された展開開始時における防煙シート14の斜視図である。
防煙垂壁10を施工するには、図10(A)に示すように、防煙シート14が段ボール箱38によって梱包されて施工場所に搬入される。長尺の防煙シート14は、図10(B)に示すように、シート一方の面側と他方の面側に交互に繰り返して折りたたまれている。上記したように、折りたたまれたそれぞれの積層体35の間隙36(図7参照)には、傷つき防止用の養生段ボール37が挟入されている。この養生段ボール37は、それぞれの積層体35に粘着テープ等によって取り付けられる。
図11(A)は防煙シート14の本固定時の側面図、(B)は防煙シート14の仮支持時の正面図、図12(A)は防煙シート14の仮支持施工の状況を表す作業工程図、(B)は養生段ボール37を取り外した状況を表す作業工程図である。
防煙垂壁10の施工される天井面11には、図11に示すように、天井下地材46に予め天井固定アングル材21が固定ビス47によって固定される。固定された天井固定アングル材21は、アングル垂下片23が天井面11から垂下する。このアングル垂下片23にはS字フック27の掛止されるスルーホール26が穿設されている。
作業者は、例えば図12(A)に示すように、二人一組となり、一人が積層体35を持ち、一人がシート端部側から順次展開された積層体35を、S字フック27によってアングル垂下片23に仮支持して行く。全ての積層体35が展開されて仮支持された後、図12(B)に示すように、養生段ボール37が取り外される。
養生段ボール37が除去された後、シート端部42(図9参照)の積層体35から上側横フレーム18がアングル垂下片23に対してボルト24およびナット25によって本固定されて行く。この際、最初に本固定される始端側のシート端部42は、上記した端部固定用アングル材44の対向するアングル垂直片同士の間に挟入が可能となる位置に長手方向が位置決めされる。終端側のシート端部42は、上側横フレーム18およびシート端部42が除去されて突出したシート片43(図9参照)に、シート両面側から縦フレーム28が取り付けられる。この縦フレーム28が、端部固定用アングル材44の対向するアングル垂直片同士の間に挟入され、図1に示した防煙垂壁10の施工が完了する。
従って、本実施形態に係る防煙垂壁10によれば、長尺の防煙シート14を容易に施工でき、見栄えがよく、しかも、製品コストおよび施工コストを安価にできる。
(第2実施形態)
図13は本発明に係る第2実施形態の防煙垂壁50の斜視図である。
図14(A)にも示すように、防煙垂壁50の防煙シート54は、上下のシート表出切欠部29に渡って、縦フレーム28が設けられている。
縦フレーム28は、上下のシート表出切欠部29の離間幅W1と同一幅に形成され、前述した第1実施形態において例示した駒部材がフレーム上端部30およびフレーム下端部31とされている。
そして、縦フレーム28は、上側横フレーム18同士の間に形成される上側のシート表出切欠部29にフレーム上端部30が挟入され、下側横フレーム19同士の間に形成される下側のシート表出切欠部29にフレーム下端部31が挟入される。
図14(B)に示すように、このような防煙シート54は、シート表出切欠部29が設けられている側に折りたたむことができる。
図15(A)は二枚に折りたたまれた第2実施形態の防煙シート54の平面図、(B)は多数に折りたたまれた長尺の第2実施形態の防煙シート54の平面図である。
第2実施形態の防煙シート54は、例えば図15(A)に示すように、二つ折りにしてたたむことができる。
以上述べたように、本発明によれば、長尺の防煙シートを容易に施工でき、見栄えがよく、しかも、製品コストおよび施工コストを安価にできる。
10、50 防煙垂壁
11 天井面
14、54 防煙シート
16 シート上縁部
17 シート下縁部
18 上側横フレーム
19 下側横フレーム
28 縦フレーム
29 シート表出切欠部
30 フレーム上端部
31 フレーム下端部
33 下側レール材
34 嵌合空間
T1 厚み寸法
W1 離間幅

Claims (5)

  1. 天井面から垂直に垂れ下げられ前記天井面に沿う長尺で形成される防煙シートと、
    前記防煙シートのシート上縁部およびシート下縁部をシート両面から挟持しながらシート長手方向に沿って等間隔に配置されシート挟持方向が同一の厚み寸法で形成される複数の上側横フレームおよび下側横フレームと、
    シート両面の少なくとも一方の面で隣接する上側横フレーム同士および下側横フレーム同士の間に形成され前記厚み寸法の二倍以上の離間幅を有するシート表出切欠部と、
    を備える防煙垂壁。
  2. 請求項1に記載の防煙垂壁であって、
    前記シート表出切欠部が、シート両面側で隣接する上側横フレーム同士および下側横フレーム同士の間に形成される防煙垂壁。
  3. 請求項1または請求項2に記載の防煙垂壁であって、
    前記上側横フレーム同士の間に形成される上側のシート表出切欠部と、前記下側横フレーム同士の間に形成される下側のシート表出切欠部とに駒部材が挟入される防煙垂壁。
  4. 請求項3に記載の防煙垂壁であって、
    前記駒部材が、縦フレームのフレーム上端部および前記縦フレームのフレーム下端部である防煙垂壁。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1項に記載の防煙垂壁であって、
    上方の開口する嵌合空間を有する断面コ字状である下側レール材を備え、
    前記下側レール材は、前記シート下縁部を両面で挟持してシート長手方向に沿って複数対設けられ、前記下側レール材の前記開口に前記下側横フレームが介在する状態で嵌合された状態にある防煙垂壁。
JP2012020993A 2012-02-02 2012-02-02 防煙垂壁 Expired - Fee Related JP5833943B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012020993A JP5833943B2 (ja) 2012-02-02 2012-02-02 防煙垂壁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012020993A JP5833943B2 (ja) 2012-02-02 2012-02-02 防煙垂壁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013158399A JP2013158399A (ja) 2013-08-19
JP5833943B2 true JP5833943B2 (ja) 2015-12-16

Family

ID=49171159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012020993A Expired - Fee Related JP5833943B2 (ja) 2012-02-02 2012-02-02 防煙垂壁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5833943B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6854458B2 (ja) * 2017-09-01 2021-04-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 誘導加熱調理器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007082759A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Shin Nikkei Co Ltd 防煙垂壁
JP2008173271A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Sanritsu Giken Kogyo Kk 防煙垂壁
JP4715780B2 (ja) * 2007-03-09 2011-07-06 日東紡績株式会社 防煙垂れ壁及びその施工方法
JP5287563B2 (ja) * 2009-07-14 2013-09-11 日東紡績株式会社 湾曲形状防煙垂壁の形成方法、湾曲形状防煙垂壁用パネル及び湾曲形状防煙垂壁
JP5142055B2 (ja) * 2010-11-24 2013-02-13 日東紡績株式会社 透明不燃性シートからなる防煙垂壁

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013158399A (ja) 2013-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ITTV20060011A1 (it) Struttura di pannello, particolarmente per la realizzazione di facciate strutturali resistenti alle esplosioni.
KR20130004037U (ko) 후크 분리형 투명 방음판
WO2009004556A2 (en) Edge stiffened polymeric corrugated sheet material
KR102271453B1 (ko) 배면에 결착홈이 형성된 박벽돌을 양각 테두리 돌출띠가 성형된 바탕쉬트의 걸림턱에 결합시켜서 제작된 단위 프리패브 유닛패널 및 이를 이용한 하지프레임 외벽마감공법
JP5287563B2 (ja) 湾曲形状防煙垂壁の形成方法、湾曲形状防煙垂壁用パネル及び湾曲形状防煙垂壁
JP2007117471A (ja) 防煙垂れ壁用パネル、その製造方法及び防煙垂れ壁
JP2016173029A (ja) シャッター用ガイドレールの防火構造
KR20120003353A (ko) 거푸집 차폐용 커튼기구
JP5833943B2 (ja) 防煙垂壁
JP5991233B2 (ja) 内壁部の断熱構造および内壁パネル
CN214117304U (zh) 一种阳角墙板安装结构
JP2008173271A (ja) 防煙垂壁
JP2015151763A (ja) 膜パネル
JP4715780B2 (ja) 防煙垂れ壁及びその施工方法
GB2531548A (en) Insulating structures
KR101389144B1 (ko) 규격화된 시트패널을 이용한 천장 마감장치
JP6235260B2 (ja) 天井材および天井材の施工方法
JP2019027092A (ja) 天井パネル
JP6009746B2 (ja) シャッター用ガイドレールの防火構造
JP6136200B2 (ja) 垂壁部材及び防煙垂壁
JP3172820U (ja) 防煙垂壁
JP6233133B2 (ja) 防煙垂壁
JP2019015033A (ja) 止水パネル及び止水パネルを用いた止水装置
TWI652396B (zh) 可增加耐重力並避免盲板掉落的網格天花及相關壓制件
JP2014104171A (ja) 区画形成面体、及び、区画形成面体を有する防煙たれ壁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150909

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150909

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151027

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5833943

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees