JP5833943B2 - 防煙垂壁 - Google Patents
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Description
(第1実施形態)
図1は本発明に係る第1実施形態の防煙垂壁の斜視図である。
防煙垂壁10は、天井面11から垂直に垂れ下げられ、柱12や壁13との間で、天井面11に沿う長尺で形成される防煙シート14を、主要部材として有する。防煙シート14は、建築基準法施行令に定められた防煙性および防炎性に準拠しており、基材シート15が、ガラス繊維を含む不燃シートとして形成される。ガラス繊維糸としては、例えば汎用の無アルカリガラス繊維(Eガラス)、耐酸性の含アルカリガラス繊維(Cガラス)、高強度・高弾性率ガラス繊維(Sガラス、Tガラス等)、耐アルカリ性ガラス繊維(ARガラス)等が挙げられる。
防煙シート14は、シート上縁部16およびシート下縁部17が、当該防煙シート14の両面から上側横フレーム18と下側横フレーム19とによって挟持される。つまり、防煙シート14は、基本的に、基材シート15と上下フレーム(上側横フレーム18、下側横フレーム19)のみで構成される。上側横フレーム18および下側横フレーム19は、図1に示したように、防煙シート14の長手方向に沿って複数のものが等間隔に配置される。上側横フレーム18と下側横フレーム19とは、アルミニウム材料の押出成形により成形された型材であり、防煙シート14の長手方向に直交する断面形状が例えば図例のような矩形状に形成される。上側横フレーム18および下側横フレーム19は、防煙シート14の挟持方向が同一の厚み寸法T1で形成される。
上側横フレーム18および下側横フレーム19が固定された防煙シート14は、上側横フレーム18が、天井に設けられた天井固定アングル材21に固定される。天井固定アングル材21は、アルミニウム材料の押出成形により成形された型材であり、長尺の山形材や不等辺山形材によって形成されている。天井固定アングル材21は、図11に示すように、アングル上片22が天井面11に固定ビス47等によって固定される。上側横フレーム18は、天井固定アングル材21のアングル垂下片23に、ボルト24およびナット25によって固定される。
防煙垂壁10は、防煙シート14の両面で隣接する上側横フレーム18同士および下側横フレーム19同士の間に、シート表出切欠部29が形成される。このシート表出切欠部29が形成されることで、後述するように、長尺の防煙シート14が複数枚に折りたたみ可能となる。シート表出切欠部29は、上側横フレーム18または下側横フレーム19における厚み寸法T1に対して二倍以上の離間幅W1を有する。図4では、防煙シート14の両面にシート表出切欠部29が設けられている。
すなわち、縦フレーム28は、上側横フレーム18と下側横フレーム19との間の寸法Hを維持する構造材となる。
すなわち、防煙シート14の両面の下側横フレーム19を下側レール材33に嵌合する。下側レール材33は、上方が開口する嵌合空間34を有する断面コ字状に形成される。シート下縁部17(図2参照)を両面で挟持してシート長手方向に沿って複数対設けられた下側横フレーム19は、下側レール材33に下方から嵌合される。
また、図7(A)は二枚に折りたたまれた防煙シート14の平面図、(B)は多数に折りたたまれた長尺の防煙シート14の平面図である。
また、図6(C)に示すように、防煙シート14は、シート表出切欠部29が、シート両面側において、一方の離間幅W2を離間幅W1よりも大きく設定してもよい(W1<W2)。これにより、図6(D)に示すように、外側の上側横フレーム18(および下側横フレーム19)を突出させないように折りたたむことができる。
防煙シート14は、例えば20m程度までの長さを、折りたたんだ状態で段ボール箱38に梱包して搬送できる。それよりも長い防煙シート14が必要となる防煙垂壁10では、防煙シート14が接続されることになる。防煙シート14の接続は、図8(A)に示すように、上側横フレーム18および下側横フレーム19の末端から基材シート15の接続用シート端部39を延出させておく。この接続用シート端部同士を図8(B)に示すように重ねた後、接続用駒部材40を用いてシート両面側から挟んで固定する。これにより、接続部41では、上側横フレーム18および下側横フレーム19が連続した状態に接続される。重ねた接続用シート端部39は、煙の通過を阻止するために接着することが好ましい。
防煙垂壁10は、柱12や壁13に隙間が生じないようにしてシート端部42が接続される。防煙シート14は、シート端部42において、シート片43が突出される。このシート片43は、シート両面側から縦フレーム28によって挟まれて固定される。シート片43を挟持した一対の縦フレーム28は、柱12等に固定した端部固定用アングル材44によって固定される。端部固定用アングル材44は、アルミニウム材料の押出成形により成形された型材であり、長尺の山形材や不等辺山形材によって形成されている。端部固定用アングル材44は、例えば一対のものがアングル垂直片45を対向させて設けられ、その間にシート端部42における一対の縦フレーム28が挟入固定される。この再、タッピングビス20等は使用せず、挟み込みのみによる挟持固定とする。これにより、地震による変位が天井と柱12とに生じた場合であっても、シート端部42を端部固定用アングル材44から外して、防煙シート14の破損を防止できる。
防煙垂壁10では、主要部が基材シート15と、上側横フレーム18および下側横フレーム19とからなる。これにより、部品点数が少なく、構造が簡単となり、組み付けが容易となる。また、シート両面の少なくとも一方の面で、隣接する上側横フレーム同士および下側横フレーム同士の間にシート表出切欠部29が設けられる。これにより、折りたたむことができ、長尺の防煙シート14の施工が容易となる。また、基本的に縦フレーム28が不要、若しくは少ないので、見栄えをよくできる。下側横フレーム19や下側レール材33がウエイトとして利用され、しわがよらないので、これによっても見栄えをよくできる。
図10(A)は開梱時の防煙シート14の斜視図、(B)は段ボール箱38から取り出された展開開始時における防煙シート14の斜視図である。
防煙垂壁10を施工するには、図10(A)に示すように、防煙シート14が段ボール箱38によって梱包されて施工場所に搬入される。長尺の防煙シート14は、図10(B)に示すように、シート一方の面側と他方の面側に交互に繰り返して折りたたまれている。上記したように、折りたたまれたそれぞれの積層体35の間隙36(図7参照)には、傷つき防止用の養生段ボール37が挟入されている。この養生段ボール37は、それぞれの積層体35に粘着テープ等によって取り付けられる。
防煙垂壁10の施工される天井面11には、図11に示すように、天井下地材46に予め天井固定アングル材21が固定ビス47によって固定される。固定された天井固定アングル材21は、アングル垂下片23が天井面11から垂下する。このアングル垂下片23にはS字フック27の掛止されるスルーホール26が穿設されている。
図13は本発明に係る第2実施形態の防煙垂壁50の斜視図である。
図14(A)にも示すように、防煙垂壁50の防煙シート54は、上下のシート表出切欠部29に渡って、縦フレーム28が設けられている。
縦フレーム28は、上下のシート表出切欠部29の離間幅W1と同一幅に形成され、前述した第1実施形態において例示した駒部材がフレーム上端部30およびフレーム下端部31とされている。
そして、縦フレーム28は、上側横フレーム18同士の間に形成される上側のシート表出切欠部29にフレーム上端部30が挟入され、下側横フレーム19同士の間に形成される下側のシート表出切欠部29にフレーム下端部31が挟入される。
図14(B)に示すように、このような防煙シート54は、シート表出切欠部29が設けられている側に折りたたむことができる。
第2実施形態の防煙シート54は、例えば図15(A)に示すように、二つ折りにしてたたむことができる。
11 天井面
14、54 防煙シート
16 シート上縁部
17 シート下縁部
18 上側横フレーム
19 下側横フレーム
28 縦フレーム
29 シート表出切欠部
30 フレーム上端部
31 フレーム下端部
33 下側レール材
34 嵌合空間
T1 厚み寸法
W1 離間幅
Claims (5)
- 天井面から垂直に垂れ下げられ前記天井面に沿う長尺で形成される防煙シートと、
前記防煙シートのシート上縁部およびシート下縁部をシート両面から挟持しながらシート長手方向に沿って等間隔に配置されシート挟持方向が同一の厚み寸法で形成される複数の上側横フレームおよび下側横フレームと、
シート両面の少なくとも一方の面で隣接する上側横フレーム同士および下側横フレーム同士の間に形成され前記厚み寸法の二倍以上の離間幅を有するシート表出切欠部と、
を備える防煙垂壁。 - 請求項1に記載の防煙垂壁であって、
前記シート表出切欠部が、シート両面側で隣接する上側横フレーム同士および下側横フレーム同士の間に形成される防煙垂壁。 - 請求項1または請求項2に記載の防煙垂壁であって、
前記上側横フレーム同士の間に形成される上側のシート表出切欠部と、前記下側横フレーム同士の間に形成される下側のシート表出切欠部とに駒部材が挟入される防煙垂壁。 - 請求項3に記載の防煙垂壁であって、
前記駒部材が、縦フレームのフレーム上端部および前記縦フレームのフレーム下端部である防煙垂壁。 - 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1項に記載の防煙垂壁であって、
上方の開口する嵌合空間を有する断面コ字状である下側レール材を備え、
前記下側レール材は、前記シート下縁部を両面で挟持してシート長手方向に沿って複数対設けられ、前記下側レール材の前記開口に前記下側横フレームが介在する状態で嵌合された状態にある防煙垂壁。
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