JP5831956B1

JP5831956B1 - 譜面台載置用譜面支持具

Info

Publication number: JP5831956B1
Application number: JP2014233990A
Authority: JP
Inventors: 恭子小松
Original assignee: 恭子小松
Priority date: 2014-10-27
Filing date: 2014-10-27
Publication date: 2015-12-16
Anticipated expiration: 2034-10-27
Also published as: JP2016083331A

Abstract

【課題】譜面台、書見台などの用紙を立てかけて使用する載置面の大きさは限定的で、楽譜などがはみ出して垂れ気味になる事がある。演奏者は、はみ出して斜めになった譜面を、首を傾げながら目で追わなくてはならない時や、垂れた部分の重みで用紙が落下しないように気配りをしなければならない事もある。【解決手段】既存の譜面台に重ねて載置することにより、その傾きを利用して譜面台をワイドに使えるようにする。筒状にしたシートを二重三重に重ねて入れ子にした伸縮自在の譜面支持具である。譜面台載置用譜面支持具は水平方向へ引き延ばすことができ、折りたたみ式にある垂直線も無く、繋ぎ目５は、シートが重なり合い強化されているので安定する。また長さは任意に調整して使用でき、収納もワンタッチで大きさを縮小できる。【選択図】図３

Description

本発明は既存の譜面台の載置面の狭さを補うための、長尺な楽譜を安定して載せることに関する。

譜面台は大きさは限定であり、これを解消するために、新たに延長用支えを延ばす装置や、レールを敷く方法が考案されている。また楽譜を縮小コピーに仕立て直し、全体を短くする事もあるが、音符も小さくなってしまい、非常に見づらい。

特許公開２０１４−１６２２２７特許公開２０１４−１１７３１６特許公開２００３−５２６１１５

既存の譜面台にＡ３サイズの用紙を横長に２枚以上、安定して載置できることを欲する楽器演奏者は多い。先行技術では新しく譜面台を製造する方法も多く、すでに使用されている譜面台は対象外である。新たに製作する場合にしても、大型化、重量化することになったり、製造が煩雑でコストも掛かることになる。

本発明は、以上の従来の欠点に鑑み、既存の譜面台の傾斜を利用して重ねて載置することで、軽くてワイドに広がる、譜面台載置用譜面支持具を提供することを目的としている。

上記課題を解決するための本発明は、薄い硬質系のシートを筒状にして、同心円を描くように、二重三重と重ねて、入れ子にしたシートを押しつぶして平板状にする。重なったシートを順次引き出すことは自在で、任意の長さに調節できる平板台紙を作成する。

また、この平板台紙の一端を折り曲げることで底面とし、既存の譜面台に安定して載置できるようになり、楽譜設置を安定なものとする。

以上の説明から明らかなように本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
（１）（請求項１の構成要件）とで構成されていて、構造が単純であるため、製造が簡単でコストが掛からない。従来の懸案となっているレール敷設も問題とならない。また本体台紙が楽譜に書き込みする時の下敷き代りともなる。

一般的に考案されている折りたたみ式では、垂直線があるので、長尺になると、たわんで、折り目が浮かび上がることもあるが、本件発明では継ぎ目５は重なり合い、浮かび上がったり折れたりしない。

また、収納時、両手でワンタッチですぼめられ、図２の大きさまでコンパクトにできる。

（２）（請求項２の構成要件）とで構成されることで、楽譜などの薄い紙片の楽譜も落下の不安も無く、楽器演奏者の精神的な負担も減じる効果がある。

また全体の軽量は必須であるが、材質はシート状になるものなら、合成樹脂をはじめ、金属、木材、皮革など、安価から高価のものまで意のままに適応できる。サイズも自在である。

重ねた筒状のシートを軽く押しつぶした図である。請求項２の、譜面台載置用譜面支持具の斜視図である。また、コンパクトに使用するときや、収納する時の図でもある。譜面台載置用譜面支持具の最大伸張した全体構成図である。既存の譜面台に、譜面台載置用譜面支持具を重ねて置いた図である。

以下、本発明の実施形態を図１〜図４に基づいて説明する。

図１は硬質系シートを１枚ごと貼り合わせて筒状にした物である。シート１、２、３と必要に応じて同心円を描くように、順に入れ子にする。これが譜面台載置用譜面支持具本体となる。これを押しつぶして平板状にする。

図２は図１の平板状にしたシートの、輪になっている一端を内側に２ｃｍ程入った所で９０度曲げた状態である。譜面を立て掛けたときに、底面となる。またこの図は、図３の本発明の、譜面台載置用譜面支持具の拡張時から短く使用する場合に、両端を手で、すぼめた時の図でもある。収納もこの形となる。

図３は１，２，３のシートの重なりを残して、引き出して伸ばしたものである。残した部分、符号５が繋ぎ目となって重なり合い、強化されているので、折りたたみ式のように折れ曲がることはない。

図４は演奏者の使用例である。筒状のシートを重ねる枚数にもよるが、ワイドにできる。しかしながら、この状態からでも両手でワンタッチですぼめられ、図２の大きさになる。

１，２，３は重ねる筒状のシート
４は底面を構成するための折線
５はシートを引き出し切らずに残した部分、繋ぎ目

Claims

複数の筒状のシートからなる譜面台載置用譜面支持具であって、前記複数の筒状のシートは順次小さくなる大きさを有し、大きなものほど外側となるよう入れ子の構造とされ、平板状に構成されていることを特徴とする譜面台載置用譜面支持具。
前記複数の筒状のシートの輪になっている一端が、末端から所定の長さで内側に折り曲げられた状態となっていることにより、既存の譜面台に安定的に載り、かつその上に薄い楽譜などの用紙を載せる底面となるようにしたことを特徴とする請求項１に記載の譜面台載置用譜面支持具。