JP5831414B2 - 付着物判定装置、及び、該付着物判定装置を有するワイパー制御装置と温度制御装置 - Google Patents

付着物判定装置、及び、該付着物判定装置を有するワイパー制御装置と温度制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、透明板に付着した付着物を判定する付着物判定装置、及び、該付着物判定装置を有するワイパー制御装置と温度制御装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されるように、雨滴に応じてワイパーブレードを作動させることで、被払拭部に付着した雨滴を払拭するワイパー制御装置が提案されている。このワイパー制御装置は、被払拭部に付着した雨滴に応じた雨滴信号を取得する雨滴信号取得手段と、被払拭部の周辺の温度を示す温度信号を取得する温度信号取得手段と、雨滴信号を取得するとワイパーブレードを作動させる駆動制御手段と、を有する。駆動制御手段は、温度信号取得手段にて取得した温度信号が凍結温度以下であると判定した場合、被払拭部が凍結している(被払拭部に氷が付着している)と判断して、ワイパーブレードの作動を禁止する。
特開2011−168090号公報
ところで、上記したように、特許文献1に示されるワイパー制御装置では、被払拭部の周辺の温度が凍結温度以下である場合、被払拭部が凍結している(被払拭部に氷が付着している)と判断する。しかしながら、被払拭部が凍結するか否かは、温度だけではなく、湿度や、降雨状態によって左右される。そのため、氷が被払拭部に付着しているか否かの判定に誤りが生じる虞がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、氷の付着判定精度が向上された付着物判定装置、及び、該付着物判定装置を有するワイパー制御装置と温度制御装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、透明板の内面に光を照射する照射部(20)と、該照射部から照射され、透明板にて反射された光を電気信号に変換する受光部(30)と、該受光部の出力信号に基づいて、透明板の外面に付着した付着物を判定する判定部(40)と、を有する付着物判定装置であって、判定部は、受光部の出力信号の内、透明板に付着物が付着していない場合に検出されることが期待される期待信号と、実際に検出された検出信号とに基づいて、付着物を判定するものであり、判定部は、検出信号の強度が期待信号よりも低かった場合、所定時間(T)の間、検出信号を複数サンプリングし、所定時間の間の各強度が、何れも、期待信号よりも低いものの、同一レベルでなかった場合、付着物が雨滴であると判定し、何れも、期待信号よりも低いものの、同一レベルである場合、付着物が氷であると判定することを特徴とする。
雨が降っている場合、時間の経過に伴って、透明板に付着する雨滴の量は変化することが期待される。したがって、透明板における照射部(20)によって照射される光の照射範囲内に付着する雨滴の量は、時間の経過に伴って変化し、透明板と雨滴とを介して外部に透過する光の量が変化する。このため、透明板にて反射される光の量が時間経過に伴って変化する。以上により、本発明に記載のように、所定時間の間にサンプリングした複数の検出信号の各強度が、何れも、期待信号よりも低いものの、同一レベルでなかった場合に、付着物が雨滴であると判定される。
これとは異なり、透明板の外面に氷が付着した場合、時間が経過したとしても、透明板に付着する氷の量は一定であることが期待される。したがって、透明板における照射部(20)によって照射される光の照射範囲内に付着する氷の量は、時間が経過しても一定であり、透明板に付着した氷によって散乱される光の量も一定となる。このため、透明板にて反射される光の量は時間経過しても一定となる。以上により、本発明に記載のように、所定時間の間にサンプリングした複数の検出信号の各強度が、何れも、期待信号よりも低いものの、同一レベルである場合に、付着物が氷であると判定される。
このように本発明では、氷の存在を直接検出している。そのため、透明板の温度に基づいて、間接的に氷の存在を判定する構成と比べて、氷の付着判定精度が向上される。
なお、透明板にゴミなどが付着した場合、これによっても、検出信号が、期待信号よりも低くなることが期待される。しかしながら、透明板への接着性が雨滴や氷よりも低い、乾燥したゴミなどは、透明板に付着した雨滴や氷とは異なり、時間が経過すると、透明板から剥脱することが予想される。したがって、時間が経過すると、透明板に付着したゴミによって散乱される光の量が低減し、透明板にて反射される光の量が増大する。このため、検出信号が、期待信号よりも強度が低くなったとしても、所定時間(T)の間に強度が期待信号よりも増大する。以上、示したように、透明板にゴミが付着した場合、時間経過に伴う検出信号の振る舞いが、透明板に雨滴や氷が付着した場合とは異なる。そのため、透明板に付着したものが、雨滴であるか、氷であるか、ゴミであるか、が判別される。
上記発明において、更に、透明板の温度を測定する測温部(50)を有し、判定部は、検出信号の強度が期待信号よりも低かった場合、所定時間の間、検出信号を複数サンプリングし、所定時間の間の各強度が、何れも、期待信号よりも低いものの、同一レベルであり、更に、透明板の温度が氷点下である場合に、付着物が氷であると判定する構成が好ましい。
透明板に氷が付着する、すなわち、透明板が氷結する場合、透明板の温度が氷点下であることが予想される。そのため、上記のように、透明板に氷が付着するか否かを判定する条件に、透明板の温度が氷点下であるか否かを付け加えることで、氷の付着判定精度が更に向上される。
また、判定部は、期待信号よりも強度の低い閾値(Vt)を有しており、判定部は、期待信号に換えて閾値を用いることで、付着物の判定を行う構成が良い。
透明板の外面や内面は、いつでもクリーンであるとは限らない。そのため、透明板の外面に、雨滴や氷が付着していない場合においても、検出信号は、期待信号よりも低くなることが予想される。そのため、判定部(40)にて、誤った判定が下される虞がある。それを防ぐために、上記のように、期待信号に換えて、期待信号よりも強度の低い閾値(Vt)を設定し、この閾値(Vt)よりも検出信号の強度が低い場合に、付着物の判定を行う。これにより、判定部(40)にて誤った判定が下されることが抑制される。
なお、上記した付着物判定装置(10)と、透明板の外面に付着した付着物を払拭するワイパーの動作を制御するワイパー制御部(70)と、を有するワイパー制御装置であって、ワイパー制御部は、判定部にて透明板の外面に雨滴が付着していると判定された場合に、ワイパーを駆動し、判定部にて透明板の外面に氷が付着していると判定された場合に、ワイパーの駆動を停止する構成も良い。これによれば、透明板に氷が付着している際にワイパーが駆動しないので、ワイパーと氷とが接触して、ワイパーに損傷が生じることが抑制される。
また、上記した付着物判定装置(10)と、透明板の温度を制御する温度制御部(80)と、を有する透明板の温度制御装置であって、温度制御部は、判定部(40)にて透明板の外面に氷が付着していると判定された場合、透明板を昇温し、透明板に付着した氷を除去する構成も良い。これによれば、氷が除去されるので、ワイパーと氷とが接触して、ワイパーに損傷が生じることが抑制される。
付着物除去装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示す付着物判定装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示す付着物判定装置がフロントウインドに搭載された状態を示す断面図である。 付着物が無い場合の検出信号、氷結時の検出信号、雨滴付着時の検出信号を示すグラフ図である。 付着物の判定と除去を説明するためのフローチャートである。
以下、特許請求の範囲に記載の付着物判定装置を有するワイパー制御装置と温度制御装置とが統合された付着物除去装置の実施形態を、図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図5に基づいて、本実施形態に係る付着物除去装置100を説明する。図1に示すように、付着物除去装置100は、付着物判定装置10と、ワイパー制御部70と、温度制御部80と、を有する。付着物判定装置10は、フロントウインドの外面に付着した付着物を判定し、その判定信号を制御部70,80に出力する。ワイパー制御部70は、付着物判定装置10の判定信号に基づいて、車両に備え付けられたワイパーを駆動させる。こうすることで、フロントウインドに付着した付着物(雨滴)を除去する。また、温度制御部80は、付着物判定装置10の判定信号に基づいて、車両に備え付けられたエアコンを駆動させる。こうすることで、フロントウインドの温度を調節し、フロントウインドに付着した付着物(氷)を除去する。ちなみに、付着物判定装置10とワイパー制御部70とが、特許請求の範囲に記載のワイパー制御装置に相当し、付着物判定装置10と温度制御部80とが、特許請求の範囲に記載の温度制御装置に相当する。また、フロントウインドが、特許請求の範囲に記載の透明板に相当する。
付着物判定装置10は、図2及び図3に示すように、照射部20と、受光部30と、判定部40と、を有し、基板11に搭載されている。本実施形態に係る付着物判定装置10は、上記構成要素20〜40に加えて、測温部50と、通信部60と、を有する。測温部50は、リード12を介して基板11に電気的及び物理的に連結され、通信部60は、基板11に搭載されている。
照射部20は、フロントウインドの内面に光を照射するものである。本実施形態に係る照射部20は、LEDであり、判定部40から供給されるパルス状の駆動電流によって、間欠駆動される。そのため、照射部20からは、間欠的に光が照射される。
受光部30は、照射部20から照射され、フロントウインドにて反射された光を電気信号に変換するものである。本実施形態に係る受光部30は、フォトダイオードである。上記したように、照射部20からは、間欠的に光が照射される。そのため、図4に示すように、受光部30の出力信号も、間欠的に出力される。この間欠的に出力される受光部30の出力信号が、判定部40に入力される。以下においては、受光部30の出力信号を、検出信号と示す。
判定部40は、検出信号に基づいて、フロントウインドの外面に付着した付着物を判定するものである。本実施形態に係る判定部40は、フロントウインドに付着物が付着していない場合に検出されることが期待される期待信号(図4参照)と、この期待信号よりも強度の低い閾値(図4に破線で示す値Vt)と、を有している。本実施形態に係る判定部40は、閾値Vtよりも検出信号の強度が低い場合に、フロントウインドに付着物が有ると判定し、付着物の種類の判定を行う。
雨が降っている場合、時間の経過に伴って、フロントウインドに付着する雨滴の量は増大することが期待される。したがって、フロントウインドにおける照射部20によって照射される光の照射範囲内に付着する雨滴の量は、時間の経過に伴って増大し、フロントウインドと雨滴とを介して外部に透過する光の量が増大する。このため、フロントウインドにて反射される光の量が時間経過に伴って低減する。この結果、検出信号は、図4に示すように、期待信号や閾値Vtよりもその強度が低くなり、時間の経過に伴って、徐々に低減する。したがって、判定部40は、検出信号が、閾値Vtよりも強度が低く、且つ、第1所定時間の間に強度が低減する場合に、付着物が雨滴であると判定する。
これとは異なり、フロントウインドの外面に氷が付着した場合、時間が経過したとしても、フロントウインドに付着する氷の量は一定であることが期待される。したがって、フロントウインドにおける照射部20によって照射される光の照射範囲内に付着する氷の量は、時間が経過しても一定であり、フロントウインドに付着した氷によって散乱される光の量も一定となる。このため、フロントウインドにて反射される光の量は時間経過しても一定となる。この結果、検出信号は、図4に示すように、期待信号や閾値Vtよりもその強度が低くなるが、時間が経過しても、その強度は一定となる。したがって、判定部40は、検出信号が、閾値Vtよりも強度が低く、且つ、第2所定時間の間に強度が低減せずに一定の場合に、付着物が氷であると判定する。
ちなみに、本実施形態では、第1所定時間と第2所定時間とは、同一の長さを有する。したがって、以下においては、第1所定時間と第2所定時間とをまとめて、単に、所定時間Tと示す。図4に、所定時間Tを示す。
上記したように、本実施形態に係る付着物判定装置10は、測温部50を有する。判定部40は、測温部50の出力信号を参照して、付着物の判定を行う。具体的に言えば、判定部40は、検出信号が、閾値Vtよりも強度が低く、且つ、所定時間Tの間に強度が低減せずに一定である条件に加えて、測温部50にて検出された温度が氷点下である場合に、付着物が氷であると判定する。
測温部50は、フロントウインドの温度を測定するものである。図3に示すように、測温部50は、フロントウインドに接触しており、その測定信号は、リード12を介して判定部40に入力される。
通信部60は、車両に搭載された制御部70,80と通信するものである。通信部60を介して、制御部70,80と判定部40とが電気信号を送受信する。
ワイパー制御部70は、フロントウインドの外面に付着した付着物を払拭するワイパーの動作を制御するものである。ワイパー制御部70は、判定部40にてフロントウインドの外面に雨滴が付着していると判定された場合に、ワイパーを駆動する。こうすることで、雨滴を除去する。これとは反対に、判定部40にてフロントウインドの外面に氷が付着していると判定された場合、ワイパー制御部70は、ワイパーの駆動を停止する。
温度制御部80は、フロントウインドの温度を制御するものである。具体的に言えば、温度制御部80は、車両に搭載されたエアコンを制御するものである。温度制御部80は、フロントウインドに送る風の温度を調整することで、フロントウインドの温度を制御する。温度制御部80は、判定部40にてフロントウインドの外面に氷が付着していると判定された場合に、フロントウインドに送る風を昇温する。こうすることで、フロントウインドに付着した氷を除去する。
次に、付着物の判定と除去を、図5に基づいて説明する。先ず、判定部40は、パルス状の駆動電流を照射部20に供給することで、照射部20を間欠駆動する。これにより、照射部20から間欠的に光を照射させ、受光部30にて、その光を受光させる。この結果、受光部30から判定部40に、間欠的に検出信号が入力され、判定部40は検出信号を取得(サンプリング)する。以上が、ステップS10である。
ステップS10後、判定部40は、検出信号の強度が、閾値Vtよりも下回るか否かを判定する。下回っていないと判定した場合、判定部40は、フロントウインドに付着物は無いとみなして、再びステップS10を行う。これとは異なり、検出信号の強度が閾値Vtよりも下回っていると判定した場合、判定部40は、フロントウインドに付着物が有るとみなして、ステップS30に移行する。
ステップS30に移行すると、判定部40は、所定時間Tの間に受光部30から出力される検出信号を複数取得する。以上が、ステップS30である。
ステップS30後、判定部40は、所定時間Tの間における複数の検出信号の出力レベルが同一か否かを判定する。複数の検出信号の出力レベルが同一ではないと判定した場合、判定部40は、フロントウインドに雨滴が付着しているとみなして、ステップS80に移行する。これとは異なり、複数の検出信号の出力レベルが同一であると判定した場合、判定部40は、フロントウインドに氷が付着している可能性があるとみなして、ステップS50に移行する。
ステップS50に移行すると、判定部40は、測温部50の出力信号を取得する。以上が、ステップS50である。
ステップS50後、判定部40は、測温部50の出力信号に基づいて、フロントウインドの温度が氷点下か否かを判定する。フロントウインドの温度が氷点下ではないと判定した場合、判定部40は、フロントウインドに氷は付着していないとみなして、ステップS80に移行する。これとは異なり、フロントウインドの温度が氷点下であると判定した場合、判定部40は、フロントウインドに氷が付着しているとみなして、ステップS70に移行する。
ステップS70に移行すると、判定部40は、フロントウインドに氷が付着している旨を含む信号を温度制御部80に出力する。温度制御部80は、判定部40から上記した信号が入力されると、フロントウインドに送る風の温度を昇温する。こうすることで、フロントウインドに付着した氷を除去する。
また、これとは異なり、判定部40は、ステップS40若しくはステップS60からステップS80に移行すると、フロントウインドに雨滴が付着している旨を含む信号をワイパー制御部70に出力する。ワイパー制御部70は、判定部40から上記した信号が入力されると、ワイパーを駆動する。こうすることで、雨滴を除去する。
ステップS70若しくはステップS80後、判定部40は、ステップS10に戻り、ステップS10〜ステップS80をループする。こうすることで、付着物の判定と除去を繰り返し行う。
次に、本実施形態に係る付着物除去装置100の作用効果を説明する。上記したように、雨が降っている場合、時間の経過に伴って、フロントウインドに付着する雨滴の量は増大することが期待され、検出信号は、期待信号や閾値Vtよりもその強度が低くなり、時間の経過に伴って、徐々に低減する。したがって、判定部40は、検出信号が、閾値Vtよりも強度が低く、且つ、所定時間Tの間に強度が低減する場合に、付着物が雨滴であると判定する。また、これとは異なり、フロントウインドの外面に氷が付着した場合、時間が経過したとしても、フロントウインドに付着する氷の量は一定であることが期待され、検出信号は、期待信号や閾値Vtよりもその強度が低くなる。しかしながら、時間が経過しても、その強度は一定である。したがって、判定部40は、検出信号が、閾値Vtよりも強度が低く、且つ、所定時間Tの間に強度が低減せずに一定の場合に、付着物が氷であると判定する。
このように、付着物判定装置10は、氷の存在を直接検出している。そのため、フロントウインドの温度に基づいて、間接的に氷の存在を判定する構成と比べて、氷の付着判定精度が向上される。これが、本実施形態に係る付着物判定装置100の主な作用効果である。
なお、フロントウインドにゴミなどが付着した場合、これによっても、検出信号が、期待信号や閾値Vtよりも低くなることが期待される。しかしながら、フロントウインドへの接着性が雨滴や氷よりも低い、乾燥したゴミなどは、フロントウインドに付着した雨滴や氷とは異なり、時間が経過すると、フロントウインドから剥脱することが予想される。したがって、時間が経過すると、フロントウインドに付着したゴミによって散乱される光の量が低減し、フロントウインドにて反射される光の量が増大する。このため、検出信号が、期待信号や閾値Vtよりも強度が低くなったとしても、所定時間Tの間に強度が増大する。
このように、フロントウインドにゴミが付着した場合、時間経過に伴う検出信号の振る舞いが、フロントウインドに雨滴や氷が付着した場合とは異なる。そのため、フロントウインドに付着したものが、雨滴であるか、氷であるか、ゴミであるか、が判別される。ちなみに、本実施形態の場合、上記したゴミがフロントウインドに付着した場合、上記したステップS40にて、判定部40は、所定時間Tの間における複数の検出信号の出力レベルが同一ではないと判定する。そのため、判定部40は、ステップS80へと移行し、ワイパーを駆動する。これにより、ゴミが除去される。
判定部40は、検出信号が、閾値Vtよりも強度が低く、且つ、所定時間Tの間に強度が低減せずに一定である条件に加えて、測温部50にて検出された温度(フロントウインドの温度)が氷点下である場合に、付着物が氷であると判定する。
フロントウインドに氷が付着する、すなわち、フロントウインドが氷結する場合、フロントウインドの温度が氷点下であることが予想される。そのため、上記のように、フロントウインドに氷が付着するか否かを判定する条件に、フロントウインドの温度が氷点下であるか否かを付け加えることで、氷の付着判定精度が更に向上される。
判定部40は、閾値Vtよりも検出信号の強度が低い場合に、付着物の判定を行う。フロントウインドの外面や内面は、いつでもクリーンであるとは限らない。そのため、フロントウインドの外面に、雨滴や氷が付着していない場合においても、検出信号は、フロントウインドに付着物が付着していない場合に検出されることが期待される期待信号よりも低くなることが予想される。そのため、判定部40にて、誤った判定が下される虞がある。それを防ぐために、期待信号よりも強度の低い閾値Vtよりも検出信号の強度が低い場合に、付着物の判定を行う。これにより、判定部40にて誤った判定が下されることが抑制される。
ワイパー制御部70は、判定部40にてフロントウインドの外面に雨滴が付着していると判定された場合に、ワイパーを駆動する。また、これとは反対に、判定部40にてフロントウインドの外面に氷が付着していると判定された場合、ワイパー制御部70は、ワイパーの駆動を停止する。これによれば、フロントウインドに氷が付着している際にワイパーが駆動しないので、ワイパーと氷とが接触して、ワイパーに損傷が生じることが抑制される。
温度制御部80は、判定部40にてフロントウインドの外面に氷が付着していると判定された場合に、フロントウインドに送る風の温度を昇温することで、フロントウインドに付着した氷を除去する。これによれば、氷が除去されるので、ワイパーと氷とが接触して、ワイパーに損傷が生じることが抑制される。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態では、付着物判定装置10と、ワイパー制御部70と、温度制御部80と、を有する付着物除去装置100について説明した。しかしながら、付着物判定装置10さえあれば、氷の存在を直接検出することができる。そのため、ワイパー制御部70や温度制御部80がなくとも、間接的に氷の存在を判定する構成と比べて、氷の付着判定精度が向上される、という本実施形態に係る付着物除去装置100の主な作用効果を奏する。そのため、ワイパー制御部70や温度制御部80は、なくともよい。
本実施形態では、判定部40が、閾値Vtよりも検出信号の強度が低い場合に、付着物の判定を行う構成例を示した。しかしながら、閾値Vtに換えて、期待信号よりも検出信号の強度が低い場合に、付着物の判定を行う構成を採用することもできる。これによっても、上記した主な作用効果を奏する。
本実施形態では、付着物判定装置10は、構成要素20〜40に加えて、測温部50と、通信部60と、を有する例を示した。しかしながら、測温部50や通信部60は、なくともよい。
10・・・付着物判定装置
20・・・照射部
30・・・受光部
40・・・判定部

Claims (7)

  1. 透明板の内面に光を照射する照射部(20)と、
    該照射部から照射され、前記透明板にて反射された光を電気信号に変換する受光部(30)と、
    該受光部の出力信号に基づいて、前記透明板の外面に付着した付着物を判定する判定部(40)と、を有する付着物判定装置であって、
    前記判定部は、前記受光部の出力信号の内、前記透明板に前記付着物が付着していない場合に検出されることが期待される期待信号と、実際に検出された検出信号とに基づいて、前記付着物を判定するものであり、
    前記判定部は、
    前記検出信号の強度が前記期待信号よりも低かった場合、所定時間(T)の間、前記検出信号を複数サンプリングし、前記所定時間の間の各強度が、何れも、前記期待信号よりも低いものの、同一レベルでなかった場合、前記付着物が雨滴であると判定し、何れも、前記期待信号よりも低いものの、同一レベルである場合、前記付着物が氷であると判定することを特徴とする付着物判定装置。
  2. 前記透明板の温度を測定する測温部(50)を有し、
    前記判定部は、前記検出信号の強度が前記期待信号よりも低かった場合、前記所定時間の間、前記検出信号を複数サンプリングし、前記所定時間の間の各強度が、何れも、前記期待信号よりも低いものの、同一レベルであり、更に、前記透明板の温度が氷点下である場合に、前記付着物が氷であると判定することを特徴とする請求項1に記載の付着物判定装置。
  3. 前記判定部は、前記期待信号よりも強度の低い閾値(Vt)を有しており、
    前記判定部は、前記期待信号に換えて前記閾値を用いることで、前記付着物の判定を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の付着物判定装置。
  4. 請求項1〜3いずれか1項に記載の付着物判定装置(10)と、
    前記透明板の外面に付着した付着物を払拭するワイパーの動作を制御するワイパー制御部(70)と、を有するワイパー制御装置であって、
    前記ワイパー制御部は、前記判定部にて前記透明板の外面に雨滴が付着していると判定された場合に、前記ワイパーを駆動し、前記判定部にて前記透明板の外面に氷が付着していると判定された場合に、前記ワイパーの駆動を停止することを特徴とするワイパー制御装置。
  5. 前記付着物判定装置は、前記ワイパー制御部と電気的に通信するための通信部(60)を有することを特徴とする請求項4に記載のワイパー制御装置。
  6. 請求項1〜3いずれか1項に記載の付着物判定装置(10)と、
    前記透明板の温度を制御する温度制御部(80)と、を有する前記透明板の温度制御装置であって、
    前記温度制御部は、前記判定部にて前記透明板の外面に氷が付着していると判定された場合、前記透明板を昇温し、前記透明板に付着した氷を除去することを特徴とする温度制御装置。
  7. 前記付着物判定装置は、前記温度制御部と電気的に通信するための通信部(60)を有することを特徴とする請求項6に記載の温度制御装置。
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