JP5830384B2 - コスト算出システム、コスト算出方法、算出装置及び算出プログラム - Google Patents

コスト算出システム、コスト算出方法、算出装置及び算出プログラム Download PDF

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Description

本願は、三次元モデルとして示された対象物の製造コスト等の対象のコストを算出する算出装置と、該算出装置と通信することが可能な処理装置とを備えるコスト算出システム、該コスト算出システムにて実現するコスト算出方法、前記コスト算出システムにて用いられる算出装置、及び該算出装置を実現するための算出プログラムに関する。
現在、様々な製品の設計に際し、3次元モデルを扱うことが可能な3次元CAD(Computer Aided Design )システムが用いられている。また、製品の設計に際しては、製造コストを考慮する必要があるが、製造コストは、製品の形状、加工方法、材料等の様々な条件により変化する。製造コストの低減は、製造者にとって普遍的な課題であり、設計段階から製品の製造コストを意識した開発が求められる。
ところが、前述のように様々な条件により変化する製造コストを設計段階から考慮し、算出することは容易ではなく、材料費、加工費、作業コスト等の諸条件を加味した上で熟練者の知識及び経験をもって行われているという現状がある。
そこで、設計段階の3次元モデルから、容易にコストを算出することが可能なシステムの開発が求められている。例えば、特許文献1では、3次元モデルに加えられる加工作業に基づいて、作業コストを見積もるシステムが提案されている。
特開平9−245071号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシステムは、例えば、同一の材料について異なる単価を設定することを考慮していないため、国内での製造コストと海外での製造コストの比較、事業所毎の製造コストの設定等のように、様々な製造条件を加味したコストの算出をすることができないという問題がある。
また、前述のように、製造コストを意識した設計の要求は強く、より簡単な操作で製造コストを算出することができる利便性の高いコスト算出システムが求められているという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みて成されたものであり、製造コストの算出条件を記録する第1記録手段と対応付けて単価情報を記録することにより、様々な製造条件に応じたコストの算出をすることが可能なコスト算出システム、コスト算出方法、算出装置及び算出プログラムの提供を目的とする。
また、本発明は、製造コストの算出条件を第1記録手段に記録するだけで、対象物の製造コストを算出することが可能な利便性の高いコスト算出システム、コスト算出方法、算出装置及び算出プログラムの提供を目的とする。
本発明に係るコスト算出システムは、コスト算出の対象のコストを算出する算出装置と、該算出装置と通信することが可能な一又は複数の処理装置とを備えるコスト算出システムにおいて、前記処理装置は、対象のコストの算出条件を示す条件情報を記録する第1記録手段と、算出されたコストを示す算出結果情報を記録する第2記録手段とを備え、前記算出装置は、前記処理装置別に、前記第1記録手段を示す情報及び第2記録手段を示す情報、並びにコストの算出に要する単価を示す単価情報を記録している複数のデータベースの内のいずれかを示す情報を対応付けて記録してあるテーブルと、該テーブルに示されている前記第1記録手段から前記条件情報を読み取る第1読取手段と、前記テーブルから、読取元の第1記録手段に対応付けられているデータベースに記録された単価情報を読み取る第2読取手段と、前記第1読取手段が読み取った条件情報及び前記第2読取手段が読み取った単価情報に基づいて、前記対象のコストを算出する算出手段と、算出したコストを示す算出結果情報を、読取元の前記第1記録手段に対応付けられた第2記録手段に記録する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係るコスト算出システムは、対象物の3次元モデルに対する処理を実行する一又は複数の処理装置と、該処理装置で処理される3次元モデルとして示された対象物の製造コストを算出し、前記処理装置と通信することが可能な算出装置とを備えるコスト算出システムにおいて、前記処理装置は、前記3次元モデルとして示された対象物の製造コストの算出条件を示す条件情報を記録する第1記録手段と、算出された製造コストを示す算出結果情報を記録する第2記録手段とを備え、前記算出装置は、前記処理装置別に、前記第1記録手段を示す情報及び第2記録手段を示す情報、並びに製造コストの算出に要する単価を示す単価情報を記録している複数のデータベースの内のいずれかを示す情報を対応付けて記録してあるテーブルと、前記第1記録手段から前記条件情報を読み取る第1読取手段と、前記テーブルから、読取元の第1記録手段に対応付けられているデータベースに記録された単価情報を読み取る第2読取手段と、前記第1読取手段が読み取った条件情報及び前記第2読取手段が読み取った単価情報に基づいて、前記対象物の製造コストを算出する算出手段と、算出した製造コストを示す算出結果情報を、読取元の前記第1記録手段に対応付けられている第2記録手段に記録する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係るコスト算出システムは、前記条件情報は、前記3次元モデルを示すモデル情報と、前記3次元モデルに係る加工方法、材料及び部品の少なくとも一を示す変数情報とを含むことを特徴とする。
本発明に係るコスト算出システムは、前記処理装置は、製造コストの算出を要求する入力を受け付ける入力手段と、該入力手段から、製造コストの算出を要求する入力を受け付けた場合、製造コストの算出を要求する要求情報を前記第1記録手段に記録する手段とを更に備え、前記算出装置は、前記テーブルに示されている第1記録手段の記録内容を監視する監視手段を更に備え、前記第1読取手段は、前記監視手段の監視により、前記第1記録手段に要求情報が記録されていると判定した場合に、前記条件情報を読み取るようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るコスト算出システムは、一の処理装置は、一組又は複数組の第1記録手段及び第2記録手段を備え、前記テーブルは、前記第1記録手段及び第2記録手段の組毎に異なるデータベースを示す情報を記録していることを特徴とする。
本発明に係るコスト算出方法は、コスト算出の対象のコストを算出する算出装置と、該算出装置と通信することが可能な一又は複数の処理装置とを用いたコスト算出方法において、前記処理装置は、対象のコストの算出条件を示す条件情報を記録する第1記録手段と、算出されたコストを示す算出結果情報を記録する第2記録手段とを備えており、前記算出装置は、前記第1記録手段から前記条件情報を読み取る第1読取ステップと、前記第1記録手段を示す情報及び第2記録手段を示す情報、並びにコストの算出に要する単価を示す単価情報を記録している複数のデータベースの内のいずれかを示す情報を対応付けて前記処理装置別に記録してあるテーブルから、前記第1読取ステップにて条件情報を読み取った第1記録手段に対応付けられているデータベースに記録された単価情報を読み取る第2読取ステップと、前記第1読取ステップにて読み取った条件情報、及び前記第2読取ステップにて読み取った単価情報に基づいて、前記対象のコストを算出する算出ステップと、算出したコストを示す算出結果情報を、前記テーブルに対応付けられた第2記録手段に記録する記録ステップとを実行することを特徴とする。
本発明に係る算出装置は、コスト算出の対象のコストを算出する算出装置において、条件別に、対象のコストの算出条件を示す条件情報を記録する第1記録手段を示す情報、及び算出されたコストを示す算出結果情報を記録する第2記録手段を示す情報、並びにコストの算出に要する単価を示す単価情報を記録している複数のデータベースの内のいずれかを示す情報を対応付けて記録してあるテーブルと、前記第1記録手段から前記条件情報を読み取る第1読取手段と、前記テーブルから、読取元の前記第1記録手段に対応付けられているデータベースに記録された単価情報を読み取る第2読取手段と、前記第1読取手段が読み取った条件情報及び前記第2読取手段が読み取った単価情報に基づいて、前記対象のコストを算出する算出手段と、算出したコストを示す算出結果情報を、読取元の第1記録手段に対応付けられている第2記録手段に記録する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る算出プログラムは、コンピュータに、コスト算出の対象のコストを算出させる算出プログラムにおいて、コンピュータに、条件別に、対象のコストの算出条件を示す条件情報を記録する第1記録手段を示す情報、及び算出されたコストを示す算出結果情報を記録する第2記録手段を示す情報、並びにコストの算出に要する単価を示す単価情報を記録している複数のデータベースの内のいずれかを示す情報を対応付けて記録してあるテーブルに示されている、前記第1記録手段から前記条件情報を読み取る第1読取手順と、前記テーブルから、読取元の前記第1記録手段に対応付けられているデータベースに記録された単価情報を読み取る第2読取手順と、前記第1読取手順により読み取った条件情報及び前記第2読取手順により読み取った単価情報に基づいて、前記対象のコストを算出する算出手順と、算出したコストを示す算出結果情報を、読取元の第1記録手段に対応付けられている第2記録手段に記録する手順とを実行させることを特徴とする。
本発明では、第1記録手段に対応付けて単価情報を記録しているので、第1記録手段毎に単価情報を設定することが可能である。また、本発明では、第1記録手段に条件情報を格納するだけで、製造コストを算出することが可能である。
本発明では、第1記録手段毎に単価情報を設定することができるので、同一の材料について異なる単価の設定が可能であり、例えば、国内での製造コストと海外での製造コストとの比較、事業所毎の製造コストの設定等のように、様々な製造条件を加味したコストの算出をすることが可能である等、優れた効果を奏する。
また、本発明では、第1記録手段に条件情報を格納するだけで、製造コストを算出することができるので、利便性に優れ、容易に使用することが可能である等、優れた効果を奏する。
さらに、本発明では、コストの算出をユーザが操作する処理装置ではなく、サーバコンピュータ等の算出装置にて実行することにより、ユーザが操作する処理装置の処理負荷を増大させることがない等、優れた効果を奏する。
本発明のコスト算出システムの構成例を示す概念図である。 本発明のコスト算出システムにて用いられる各種装置の構成例を示すブロック図である。 本発明のコスト算出システムにて用いられる算出装置が備える監視テーブルの記録内容の一例を示す説明図である。 本発明のコスト算出システムにて用いられる処理装置のコスト算出要求処理の一例を示すフローチャートである。 本発明のコスト算出システムにて用いられる処理装置による出力画像を示す説明図である。 本発明のコスト算出システムにて用いられる処理装置による出力画像を示す説明図である。 本発明のコスト算出システムにて用いられる算出装置のコスト算出処理の一例を示すフローチャートである。 本発明のコスト算出システムにて用いられる処理装置による出力画像を示す説明図である。 本発明のコスト算出システムにて用いられる処理装置による出力画像を示す説明図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明のコスト算出システムの構成例を示す概念図である。図1中1は、サーバコンピュータ等のコンピュータを用いた本発明の算出装置である。算出装置1は、WAN(Wide Area Network )、LAN(Local Area Network)、VPN(Virtual Private Network )等の通信網NWに接続されており、通信網NWには、クライアントコンピュータ等のコンピュータを用いた一又は複数台の処理装置2、2、…が接続されている。
算出装置1及び処理装置2、2、…は、一の事業体内の異なる事業所、異なる部署に設置される。ただし、本発明のコスト算出システムは、様々な展開が可能であり、例えば、ASP(Application Service Provider)サービス等のサービスを提供する事業体が算出装置1を管理し、サービスの提供を受ける事業体が夫々処理装置2、2、…を使用する形態であっても良い。
処理装置2、2、…は、3次元CAD用装置等の3次元モデルに対する処理を実行することが可能な装置であり、ユーザの操作に従って3次元モデルに関する各種処理を実行する。
算出装置1は、処理装置2、2、…を監視し、処理装置2、2、…にて作成された3次元モデルに係る対象物の製造コストの算出について要求があった場合、その対象物の製造コストを算出し、算出した結果を要求元の処理装置2、2、…へ出力する。
図2は、本発明のコスト算出システムにて用いられる各種装置の構成例を示すブロック図である。算出装置1は、サーバコンピュータ等のコンピュータを用いて構成され、制御部10、記憶部11、記録部12、通信部13等の各種機構を備えている。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit )等の演算機構である。制御部10は、内部通信線を介して算出装置1内のハードウェア各部と接続されており、本発明に係る算出プログラムPRG等の各種プログラムの手順に従って所定の処理を実行する。また、制御部10は、演算に要する各種レジスタ、命令解読回路、演算回路、計数回路、計時回路等の回路を備えている。なお、算出プログラムPRG等の各種プログラムの実行ではなく、各種プログラムによる手順の一部又は全部を実現する一又は複数のVLSI(Very Large Scale Integration)等の回路を組み込み、算出装置1に係る各種機能を実現するようにしても良い。
記憶部11は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性の主記憶機構である。
記録部12は、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記録機構、SSD(Solid State Disk)等の不揮発性半導体記録機構等の不揮発性の補助記録機構である。記録部12には、本発明に係る算出プログラムPRG等の各種プログラム及びデータが記録されている。そして、記録部12に記録されている算出プログラムPRGを、記憶部11に記憶し、制御部10の制御に基づき実行することにより、コンピュータは、本発明のコスト算出方法に係る処理等の各種処理を実行し、算出装置1として機能する。なお、便宜上、記憶部11及び記録部12として分けているが、両者とも各種情報の記録という同様の機能を有するものであり、装置の仕様、運用形態等に応じて、どの情報をいずれの機構に記録させるかは、適宜決定することが可能である。
通信部13は、通信網NWに接続するコネクタ、通信回路等のハードウェア、及びドライバ等のソフトウェアを備える通信機構である。
また、記録部12の記録領域の一部は、コストデータベースDB、監視テーブルTBL等のデータベース及びテーブルとして用いられている。そして、制御部10は、必要に応じて記録部12に記録されている各種データベース及びテーブルにアクセスする。なお、算出装置1が備える記録部12以外の外部の記録装置に各種データベース及びテーブルを設け、必要に応じてアクセスするようにしても良い。また、その場合、各種データベース及びテーブルの全てを外部の記録装置に設けるのではなく、一部のデータベース、データベースの一部の項目等の一部の記録内容を記録した外部の記録装置に設けるようにしても良く、更には、複数の記録装置に夫々異なる記録内容を記録させるようにしても良い。
コストデータベースDBは、製造コストの算出に要する材料コスト(材料単価)、加工コスト(マシンチャージ)、作業コスト(マンチャージ)等の様々な単価を記録するデータベースである。なお、単価は、対象物を製造する国、地域、事業体等の製造場所条件により異なるため、製造場所条件毎に複数のコストデータベースDBが設けられている。単価情報にて示される単価とは、例えば一の部品の価格を示す場合に限らず、単位数量当たりのコスト、単位時間当たりのコスト等のように、複数の部品、計数できない時間等の所定の単位当たりの価格を示す。
監視テーブルTBLは、インフォルダ(第1記録手段)を示す情報及びアウトフォルダ(第2記録手段)を示す情報並びにコストデータベースDBを示す情報を対応付けて記録するテーブルである。インフォルダとは、対象物の製造コストの算出条件を示す条件情報を記録する論理的な記録領域である。アウトフォルダとは、算出された製造コストを示す算出結果情報を記録する論理的な記録領域である。
図3は、本発明のコスト算出システムにて用いられる算出装置1が備える監視テーブルTBLの記録内容の一例を示す説明図である。図3は、監視テーブルTBLを設定する際の設定画像を示している。図3に示す設定画像に示すように、インフォルダを示す情報としては、インフォルダの記録位置を示すフォルダパス(インフォルダパス)が用いられる。また、アウトフォルダを示す情報としては、アウトフォルダの記録位置を示すフォルダパス(アウトフォルダパス)が用いられる。コストデータベースDBを示す情報としては、コストデータベースDBの記録位置を示すフォルダパス及びコストデータベースDBを示すファイル名が用いられる。
また、インフォルダ及びアウトフォルダ並びにコストデータベースDBの組み合わせは、複数設定することが可能であり、図3に示す設定画像では、「監視フォルダ1」、「監視フォルダ2」及び「監視フォルダ3」として、組を選択するタブを表示している。そして、所望する組を示したタブを指定することにより、インフォルダ及びアウトフォルダ並びにコストデータベースDBの組み合わせが表示される。
さらに、メールアドレス等の送信先情報を、インフォルダ及びアウトフォルダ並びにコストデータベースDBに対応付けるようにしても良い。この場合、後述するコスト算出処理により、アウトフォルダに算出結果情報を記録した後、送信先情報にて示される送信先へコスト算出が終了し、算出結果情報を記録した旨を通知する電子メールを送信するようにしても良い。
図3に示す設定画像は、監視テーブルTBLの内容を設定するためのインターフェースであり、設定された内容は、テキストファイル、CSV(Comma Separated Values)ファイル等の適宜設定される形式のファイルとして記録される。
なお、ここでは、算出装置1の記録部12にコストデータベースDBを記録し、算出装置1の制御部10から適宜アクセスする形態を示しているが、算出装置1からアクセスすることが可能な他の装置にコストデータベースDBを設けることもできる。また、必要であれば、処理装置2にコストデータベースDBを設け、処理装置2のユーザ自身が、自ら使用するコストデータベースDBの設定を行うようにしても良い。
図2に戻り、処理装置2は、ユーザが操作するクライアントコンピュータ等のコンピュータを用いて構成され、制御部20、記憶部21、記録部22、通信部23、入力部24、表示部25等の各種機構を備えている。
制御部20は、装置全体を制御する演算機構である。記憶部21は、揮発性の主記憶機構である。記録部22は、不揮発性の補助記録機構である。通信部23は、通信網NWに接続する通信機構である。
記録部22には、本発明のコスト算出方法にて用いられる処理装置2として機能させるためのプログラム、3次元CADシステムを実現するためのプログラム、表計算に係るプログラム等の各種コンピュータプログラムが記録されている。
入力部24は、キーボード、マウス、3Dマウス等のハードウェア、及びドライバ等のソフトウェアを備える入力機構である。
表示部25は、モニタ等のハードウェア、及びドライバ等のソフトウェアを備える出力機構である。
また、記録部22の記録領域の一部は、インフォルダ(第1記録手段)220及びアウトフォルダ(第2記録手段)221として用いられる論理的な記録領域として確保されている。なお、図2では、一台の処理装置2に一組のインフォルダ220及びアウトフォルダ221を設ける形態を示しているが、本発明はこれに限らず、一台の処理装置2に二組以上のインフォルダ220及びアウトフォルダ221を設けるようにしても良い。更には処理装置2以外の記録装置にインフォルダ220及びアウトフォルダ221を設ける様にしても良く、複数組のインフォルダ220及びアウトフォルダ221を設ける場合には、複数組のうちの一部の組のインフォルダ220及びアウトフォルダ221を他の記録装置に設ける等、適宜設定することが可能である。
次に、本発明のコスト算出システムにて用いられる各種装置の処理について説明する。ユーザは、処理装置2を操作し、3次元CADシステムの処理により、製造コストの算出の対象となる対象物の3次元モデルを作成する。そして、ユーザは、作成した3次元モデルを示すモデル情報を指定する入力を行うことにより、算出要求ファイル作成処理が実行される。
図4は、本発明のコスト算出システムにて用いられる処理装置2のコスト算出要求処理の一例を示すフローチャートである。コスト算出要求処理は、3次元モデルに基づいて製造コストの算出の要求に用いる各種情報(ファイル)を作成し、作成した各種情報に基づいて3次元モデルに係る対象物の製造コストの算出を要求する処理である。処理装置2は、制御部20の制御により、ユーザの操作による入力に基づいて、コスト算出要求処理に係る各種手順を実行する。即ち、処理装置2の制御部20は、入力部24からコスト算出の対象となる3次元モデルを示すモデル情報を指定する操作を受け付ける(S101)。
図5は、本発明のコスト算出システムにて用いられる処理装置2による出力画像を示す説明図である。図5は、ステップS101にて示したモデル情報を指定する操作を行う場合に、モニタ等の表示部25に初期設定画面として表示される画像を示している。図5に示すように初期設定画面には、上方にモデル情報が格納されている位置がフォルダ情報として示されている。また、その下方には、処理対象の機種名、年間生産台数等の各種項目の入力画面が示されている。更に下方には、コスト算出の対象となるモデル情報が示されている。図5に示す例では、拡張子が「prt」のファイルが、3次元モデルとして示される対象物の部分又は部品を示すファイルである。また、拡張子が「asm」のファイルが各部分又は部品を組み合わせるための配置に関するファイルである。ここでは、これらのファイルをモデル情報として示しているが、ファイルの構成については使用する3次元CADシステムに応じて適宜設定することが可能である。更に、下方には「算出要求ファイル作成」と示された算出要求ファイルの作成に係るコマンドを示す画像、及び「終了」と示された算出要求ファイル作成処理に係るプログラムの終了に係るコマンドを示す画像が表示されている。
図6は、本発明のコスト算出システムにて用いられる処理装置2による出力画像を示す説明図である。図6は、図5に示す初期設定画面にてモデル情報を指定し、コスト算出要求ファイルの作成を指示する入力を行った後にパラメータ入力画面として表示される画像を示している。パラメータ入力画面の左上には、基本情報として、対象物の3次元モデルを示すモデル情報に関するモデル名、部品コード等の情報が示されている。基本情報とは、モデル情報のファイル名等の3次元モデルの部分又は部品を示すファイルのモデル名、部品コード、成型加工に関する情報、材質英名称、その他当該ファイルにより示される3次元モデルに係る基本的な情報である。
更に、基本情報の下方及び右方には、対象物の3次元モデルに係る加工方法、材料、部品等の3次元モデルに関する変数を示す変数情報の入力欄が示されている。変数情報とは、例えば外径ねじ切りのネジ種別、呼び径、ピッチ等の変数を示す情報であり、特に3次元モデルにて表現していない内容を示す補助的な情報である。なお、図6に示す画像は、更にスクロールすることが可能であり、図6に例示している以外にも様々な変数の入力を行うことができる。なお、ここでいう対象物とは、対象物全体だけでなく、対象物の一部である部分及び部品をも含む。
また、変数情報として、コストデータベースDBに記録されている単価情報に代替して用いる代替単価情報を設定することも可能である。例えば、特定の対象物については、その事業所のみで使用する部品について、コストデータベースDBに記録されている単価情報と異なる単価にて製造コストの算出を所望する場合がある。そのような場合に、変数情報として代替単価情報を入力し、入力された代替単価情報を変数情報として後述する処理にて算出装置1へ送信するのである。なお、変数情報として送信される代替単価情報は、他の変数情報に係るファイルと一体化しても、また、別途独立したファイルとしても良い。そして、算出装置1は、本来設定されている単価情報に代替して、変数情報として受信した代替単価情報を用いて処理を行う。なお、ユーザの入力時の便宜を考慮し、ユーザが代替単価情報を入力した場合に限らず、ユーザが特定の変数情報の入力欄を空欄とした場合、予め設定されている代替単価情報が入力されたものとして処理するようにしても良い。このような代替単価情報としては、例えば、事業所毎に大量発注又は大量生産するボルト等の汎用部品、特定の対象物にのみ必要な特注部品、専門的な加工処理を行う加工業者の加工コスト及び作業コスト等の事項を挙げることができる。
図4のフローチャートに戻り、制御部20は、ユーザの操作により、入力部24から変数情報の入力を受け付ける(S102)。ステップS102は、図6に例示したパラメータ入力画面からの入力を受け付ける処理である。
制御部20は、指定されたモデル情報及び入力された変数情報に基づいて、3次元モデルとして示された対象物の製造コストの算出条件を示す条件情報、及び製造コストの算出を要求する要求情報を生成する(S103)。条件情報とは、モデル情報及び変数情報を含み、モデル情報及び変数情報にて示される対象物の製造コストの算出条件を示す情報であり、算出装置1にて処理可能な形式に変換したものである。従って、その形式は、算出装置1にて実行されるコスト算出処理に係るアプリケーションプログラムに依存するものであり、当該プログラムにて処理可能であれば、モデル情報及び変数情報をそのまま用いて条件情報としても良い。要求情報とは、製造コストの算出を要求するフラグとなる情報であり、その形式は適宜設定可能である。例えば、条件情報と同じ情報を、そのファイル名の拡張子のみを変更して要求情報として用いるようにしても良い。更には、条件情報そのものを要求情報と兼用するようにしても良い。
条件情報及び要求情報が生成された後、ユーザは、製造コストの算出を要求する入力を行う。製造コストの算出を要求する入力とは、モデル情報及び変数情報を含む条件情報、並びに要求情報に対するフォルダ移動等の操作を行い、インフォルダ220に、条件情報及び要求情報を記録させる処理である。即ち、制御部10は、製造コストの算出を要求する入力を入力部24から受け付け(S104)、条件情報及び要求情報をインフォルダ220に記録する(S105)。このようにして、処理装置2のコスト算出要求処理が実行される。
図7は、本発明のコスト算出システムにて用いられる算出装置1のコスト算出処理の一例を示すフローチャートである。コスト算出処理とは、インフォルダ220に記録された要求情報の検出を契機として、対象物の製造コストを算出する処理である。算出装置1は、制御部10の制御により、算出プログラムPRGにて規定された各種処理手順を実行し、コスト算出処理を実行する。即ち、制御部10は、監視テーブルTBLに基づいて、各処理装置2、2、…のインフォルダ220を巡回して監視し(S201)、インフォルダ220に要求情報が記録されているか否かを判定する(S202)。算出装置1は、監視テーブルTBLに記録されている各インフォルダ220を所定の時間間隔で順番に監視し、監視の対象となったインフォルダ220毎に要求情報の有無を判定する。
インフォルダ220に要求情報が記録されていると判定した場合(S202:YES)、制御部10は、インフォルダ220に記録されている条件情報及び要求情報を読み取る(S203)。
なお、インフォルダ220に要求情報が記録されていないと判定した場合(S202:NO)、制御部10は、ステップ201へ戻り、次に監視の対象となるインフォルダ220を監視する。
ステップS203にて、条件情報及び要求情報を読み取った制御部10は、読取元のインフォルダ220に対応付けられているコストデータベースDBから単価情報を読み取る(S204)。インフォルダ220に対応付けられているコストデータベースDBとは、読取先として当該インフォルダ220を示している監視テーブルTBLに、当該インフォルダ220と対応付けて示されているコストデータベースDBである。ステップS203では、コストデータベースDBに記録されている単価情報を全て読み取るようにしても良いが、条件情報に示されたモデル情報及び変数情報に基づいて必要な単価情報のみを読み取るようにしても良い。
制御部10は、インフォルダ220から読み取った条件情報及びコストデータベースDBから読み取った単価情報に基づいて、対象物の製造コストを算出する(S205)。ステップS205では、条件情報にて示されるモデル情報及び変数情報を入力値とし、コスト算出に係るアプリケーションプログラムを実行することにより、その出力値として対象物の製造コストを算出する。
例えば、製造コストは、部品等の構成単位毎の材料費と加工費との和として算出される。材料費は、例えば、素材重量と材料単価との積として算出される。また、加工費は、例えば、加工時間及びマシンチャージの積と、1個あたりの段取り時間及びマンチャージの積との和として算出される。素材重量は、モデル情報から算出される。材料単価は、コストデータベースDBから読み取られる。加工時間は、モデル情報及び変数情報から算出される。マシンチャージ及びマンチャージは、コストデータベースDBから読み取られる。1個あたりの段取り時間は、コストデータベースDBから読み取った段取り時間を、ロット数で除算することにより求められる。なお、ロット数とは、当初入力されるモデル情報又は変数情報に示される年間生産量を、コストデータベースDBから読み取ったロット定数で除算することに求められる。
例えば、ある対象物の加工費の算出に際し、加工時間が70秒、加工に対する段取り時間が30分とし、マシンチャージが50円/分、マンチャージが100円/分であり、年間生産数量が5000個、ロット定数が5の場合、加工費は下記の式1となる。
70×(50/60)+(30×100)/(5000/5)=88.33円 …式1
このようにして算出される加工費に、素材重量及び材料単価の積として算出される材料費を加算することにより、対象物の製造コストを算出することができる。なお、製造コストの算出はあくまでも一例であり、条件情報及び単価情報に基づく製造コストについては様々な算出方法を設定することができる。また、その設定に応じて適宜アプリケーションプログラムの設計又は選択をすることができる。
制御部10は、算出した製造コストを示す算出結果情報を、読取元のインフォルダ220に対応付けられているアウトフォルダ221に記録する(S206)。インフォルダ220に対応付けられているアウトフォルダ221とは、読取先として当該インフォルダ220を示している監視テーブルTBLに、当該インフォルダ220と対応付けて示されているアウトフォルダ221である。例えば、処理装置2が備える記録部22に、インフォルダ220と共に設定されたアウトフォルダ221が、その対象となる。従って、ユーザは、インフォルダ220に条件情報及び要求情報を記録する操作を行うだけで、算出装置1の処理により自動的にアウトフォルダ221に記録される製造コストの算出結果を確認することが可能となる。
そして、制御部10は、ステップS201へ戻り、次に監視の対象となるインフォルダ220を監視することになる。このようにして、算出装置1のコスト算出処理が実行される。
処理装置2を操作するユーザは、アウトフォルダ221に記録された算出結果情報を、適当なアプリケーションプログラムから開くことにより、製造コストの算出結果を確認することが可能である。
図8及び図9は、本発明のコスト算出システムにて用いられる処理装置2による出力画像を示す説明図である。図8は、表示部25に、算出結果情報に基づく製造コストの算出結果として表示される画像を示している。図8は、対象物の製造コスト(トータルコスト)を示す算出結果情報を、表計算に係るアプリケーションプログラムにより開いた場合の例を示している。図8に示すように、算出結果情報としては、各部品毎の概要、材料コスト(材料費)、加工コスト(加工費)等の項目を示している。なお、図8では表示し切れていないが、トータルコストとして部品毎の製造コストの総計となる製造コストも示されている。
図9は、算出結果情報として、対象物を構成する部品のうちの一つの製造コスト(部品コスト)を表計算に係るアプリケーションプログラムにより開いた場合の例を示している。図9に示すように、対象物を構成する部品のうちの一つを示す算出結果情報として、材料費の他、レーザ加工費、曲げ加工費等の加工費の詳細が示されている。
図8及び図9に示した算出結果情報の形式は一例であり、表示内容、表示形式等の仕様はは適宜設定することが可能である。
以上のように本発明のコスト算出システムでは、監視テーブルTBLにインフォルダ220及びアウトフォルダ221並びにコストデータベースDBを対応付ける。そして、ユーザは、インフォルダ220に対象物の製造コストの算出条件を示すモデル情報等の条件情報を記録するだけで、対応付けられているコストデータベースDBに記録されている単価情報を用いた製造コストの算出が行われ、その結果を示す算出結果情報がアウトフォルダ221に記録される。
また、インフォルダ220及びアウトフォルダ221毎に、コストデータベースDBが設定されるので、処理装置2を設置した事業所毎にその地域の製造コストをコストデータベースDBに記録し、各地域での製造コストを算出することができる。
更に、国内製造時の単価情報を記録したコストデータベースDBと、海外製造時の単価情報を記録したコストデータベースDBというように使い分けることも可能である。この場合、ユーザは、条件情報を、国内製造時の単価情報を記録したコストデータベースDBに対応付けられたインフォルダ220に記録した場合には、国内での製造コストを得ることができ、海外製造時の単価情報を記録したコストデータベースDBに対応付けられたインフォルダ220に記録した場合には、海外での製造コストを得ることができる。
更に、例えば、ASPサービスを提供するサービス事業体が算出装置1を管理する場合には、処理装置2又は処理装置2に係る事業体のサーバコンピュータにコストデータベースDBを設けることにより、サービスの提供を受ける事業体は、サービス事業体にコスト内容を知らせることなく、コスト算出サービスの提供を受けることが可能である。
また、本発明の算出装置1においては、一の処理装置2に係る監視テーブルTBLの記録内容は、その監視テーブルTBLに係る処理装置2又は予め登録された者以外からは閲覧することができないようにアクセス制限を設けることが望ましい。アクセス制限を設けることにより、異なる事業所、異なる企業等の異なる者によりシステムを共用する場合であっても、コストの漏洩を防止することができる。
前記実施の形態は、本発明の無数にある形態の一部を例示したに過ぎず、各種システム構成、ハードウェア構成、ソフトウェアによる情報処理及び処理の対象は、目的、用途等に応じて適宜設計することが可能である。
例えば、前記実施の形態では、モデル情報により示される対象物のコスト算出に適用する形態を示したが、本発明はこれに限らず、例えば二次元モデル情報、設計図等の情報を条件情報として示すことができ、その条件情報に基づいてコスト算出を行うことができる様々な対象物に適用することが可能である。更には、物の製造以外のコスト、例えば、人為的作業に対する人件費等の作業コストの算出に適用することも可能である。
1 算出装置
10 制御部
11 記憶部
12 記録部
13 通信部
DB コストデータベース
TBL 監視テーブル
2 処理装置
20 制御部
21 記憶部
22 記録部
220 インフォルダ(第1記録手段)
221 アウトフォルダ(第2記録手段)
23 通信部
24 入力部
25 表示部
PRG 算出プログラム

Claims (8)

  1. コスト算出の対象のコストを算出する算出装置と、該算出装置と通信することが可能な一又は複数の処理装置とを備えるコスト算出システムにおいて、
    前記処理装置は、
    対象のコストの算出条件を示す条件情報を記録する第1記録手段と、
    算出されたコストを示す算出結果情報を記録する第2記録手段と
    を備え、
    前記算出装置は、
    前記処理装置別に、前記第1記録手段を示す情報及び第2記録手段を示す情報、並びにコストの算出に要する単価を示す単価情報を記録している複数のデータベースの内のいずれかを示す情報を対応付けて記録してあるテーブルと、
    該テーブルに示されている前記第1記録手段から前記条件情報を読み取る第1読取手段と、
    前記テーブルから、読取元の第1記録手段に対応付けられているデータベースに記録された単価情報を読み取る第2読取手段と、
    前記第1読取手段が読み取った条件情報及び前記第2読取手段が読み取った単価情報に基づいて、前記対象のコストを算出する算出手段と、
    算出したコストを示す算出結果情報を、読取元の前記第1記録手段に対応付けられた第2記録手段に記録する手段と
    を備える
    ことを特徴とするコスト算出システム。
  2. 対象物の3次元モデルに対する処理を実行する一又は複数の処理装置と、該処理装置で処理される3次元モデルとして示された対象物の製造コストを算出し、前記処理装置と通信することが可能な算出装置とを備えるコスト算出システムにおいて、
    前記処理装置は、
    前記3次元モデルとして示された対象物の製造コストの算出条件を示す条件情報を記録する第1記録手段と、
    算出された製造コストを示す算出結果情報を記録する第2記録手段と
    を備え、
    前記算出装置は、
    前記処理装置別に、前記第1記録手段を示す情報及び第2記録手段を示す情報、並びに製造コストの算出に要する単価を示す単価情報を記録している複数のデータベースの内のいずれかを示す情報を対応付けて記録してあるテーブルと、
    前記第1記録手段から前記条件情報を読み取る第1読取手段と、
    前記テーブルから、読取元の第1記録手段に対応付けられているデータベースに記録された単価情報を読み取る第2読取手段と、
    前記第1読取手段が読み取った条件情報及び前記第2読取手段が読み取った単価情報に基づいて、前記対象物の製造コストを算出する算出手段と、
    算出した製造コストを示す算出結果情報を、読取元の前記第1記録手段に対応付けられている第2記録手段に記録する手段と
    を備える
    ことを特徴とするコスト算出システム。
  3. 前記条件情報は、前記3次元モデルを示すモデル情報と、前記3次元モデルに係る加工方法、材料及び部品の少なくとも一を示す変数情報とを含むことを特徴とする請求項2に記載のコスト算出システム。
  4. 前記処理装置は、
    製造コストの算出を要求する入力を受け付ける入力手段と、
    該入力手段から、製造コストの算出を要求する入力を受け付けた場合、製造コストの算出を要求する要求情報を前記第1記録手段に記録する手段と
    を更に備え、
    前記算出装置は、
    前記テーブルに示されている第1記録手段の記録内容を監視する監視手段を更に備え、
    前記第1読取手段は、前記監視手段の監視により、前記第1記録手段に要求情報が記録されていると判定した場合に、前記条件情報を読み取るようにしてある
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のコスト算出システム。
  5. 一の処理装置は、一組又は複数組の第1記録手段及び第2記録手段を備え、
    前記テーブルは、前記第1記録手段及び第2記録手段の組毎に異なるデータベースを示す情報を記録している
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のコスト算出システム。
  6. コスト算出の対象のコストを算出する算出装置と、該算出装置と通信することが可能な一又は複数の処理装置とを用いたコスト算出方法において、
    前記処理装置は、
    対象のコストの算出条件を示す条件情報を記録する第1記録手段と、
    算出されたコストを示す算出結果情報を記録する第2記録手段と
    を備えており、
    前記算出装置は、
    前記第1記録手段から前記条件情報を読み取る第1読取ステップと、
    前記第1記録手段を示す情報及び第2記録手段を示す情報、並びにコストの算出に要する単価を示す単価情報を記録している複数のデータベースの内のいずれかを示す情報を対応付けて前記処理装置別に記録してあるテーブルから、前記第1読取ステップにて条件情報を読み取った第1記録手段に対応付けられているデータベースに記録された単価情報を読み取る第2読取ステップと、
    前記第1読取ステップにて読み取った条件情報、及び前記第2読取ステップにて読み取った単価情報に基づいて、前記対象のコストを算出する算出ステップと、
    算出したコストを示す算出結果情報を、前記テーブルに対応付けられた第2記録手段に記録する記録ステップと
    を実行する
    ことを特徴とするコスト算出方法。
  7. コスト算出の対象のコストを算出する算出装置において、
    条件別に、対象のコストの算出条件を示す条件情報を記録する第1記録手段を示す情報、及び算出されたコストを示す算出結果情報を記録する第2記録手段を示す情報、並びにコストの算出に要する単価を示す単価情報を記録している複数のデータベースの内のいずれかを示す情報を対応付けて記録してあるテーブルと、
    前記第1記録手段から前記条件情報を読み取る第1読取手段と、
    前記テーブルから、読取元の前記第1記録手段に対応付けられているデータベースに記録された単価情報を読み取る第2読取手段と、
    前記第1読取手段が読み取った条件情報及び前記第2読取手段が読み取った単価情報に基づいて、前記対象のコストを算出する算出手段と、
    算出したコストを示す算出結果情報を、読取元の第1記録手段に対応付けられている第2記録手段に記録する手段と
    を備えることを特徴とする算出装置。
  8. コンピュータに、コスト算出の対象のコストを算出させる算出プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    条件別に、対象のコストの算出条件を示す条件情報を記録する第1記録手段を示す情報、及び算出されたコストを示す算出結果情報を記録する第2記録手段を示す情報、並びにコストの算出に要する単価を示す単価情報を記録している複数のデータベースの内のいずれかを示す情報を対応付けて記録してあるテーブルに示されている、前記第1記録手段から前記条件情報を読み取る第1読取手順と、
    前記テーブルから、読取元の前記第1記録手段に対応付けられているデータベースに記録された単価情報を読み取る第2読取手順と、
    前記第1読取手順により読み取った条件情報及び前記第2読取手順により読み取った単価情報に基づいて、前記対象のコストを算出する算出手順と、
    算出したコストを示す算出結果情報を、読取元の第1記録手段に対応付けられている第2記録手段に記録する手順と
    を実行させることを特徴とする算出プログラム。
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