JP2013200818A - 算出装置、コスト算出システム及び算出プログラム - Google Patents

算出装置、コスト算出システム及び算出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】3次元モデルにて示された対象物の生産コストの算出に際し、3次元モデルでは表現し難い要素に係る費用を容易にコストに反映させることが可能な算出装置、コスト算出システム及び算出プログラムを提供する。
【解決手段】算出装置1は、3次元モデルの形状を補完し、対象物の生産に要する部品又は加工に関する補完情報の入力を受け付け(S105)、モデル情報にて示される3次元モデルを構成する構成単位の形状及び構成単位の組み合わせに基づいて、3次元モデルの形状を判別し(S106)、入力された補完情報、判別した3次元モデルの形状及びデータベースに記録されている単価情報が示す単価に基づいて、対象物の生産コストを算出する(S107)。
【選択図】図9

Description

本願は、対象物の生産コストを算出する算出装置、及びコスト算出システム、並びに前記算出装置を実現するための算出プログラムに関する。
現在、様々な製品の設計に際し、3次元モデルを扱うことが可能な3次元CADシステムが用いられている。また、製品の設計に際しては、生産コストを考慮する必要があるが、生産コストは、製品の形状、加工方法、材料等の様々な条件により変化する。生産コストの低減は、生産者にとって普遍的な課題であり、設計段階から製品の生産コストを意識した開発が求められる。
ところが、前述のように様々な条件により変化する生産コストを設計段階から考慮し、算出することは、材料費、加工費、作業コスト等の諸条件を加味した上で熟練者の知識及び経験をもって行われているという現状がある。
そこで、設計段階の3次元モデルから、容易にコストを算出するシステムの開発が求められている。例えば、特許文献1では、3次元モデルに加えられる加工作業に基づいて、作業コストを見積もるシステムが提案されている。
特開平9−245071号公報
しかしながら、特許文献1に記載しているような3次元モデルに基づいてコストを算出するシステムでは、3次元モデルでは表現し難い要素、例えば、形状から導き出すことができない要素に係る費用をコストに反映させることは困難であるという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みて成されたものであり、形状を補完する補完情報の入力を受け付け、受け付けた補完情報を加味することにより、形状以外の条件をも加味した生産コストを算出することが可能な算出装置、コスト算出システム及び算出プログラムの提供を目的とする。
本発明に係る算出装置は、対象物の3次元モデルを示すモデル情報に基づいて、対象物の生産コストを算出する算出装置において、対象物の生産に関する単価を予め記録しているデータベースにアクセスする手段と、3次元モデルの形状を補完し、対象物の生産に要する部品又は加工に関する補完情報の入力を受け付ける手段と、モデル情報にて示される3次元モデルの形状を判別する手段と、入力された補完情報、判別した3次元モデルの形状及びデータベースに記録されている単価に基づいて、対象物の生産コストを算出するコスト算出手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る算出装置は、前記補完情報は、対象物の材料を示す情報を含み、前記データベースは、材料の単位大きさに関する単価を予め記録してあり、前記コスト算出手段は、3次元モデルの形状から、対象物に成形可能な素材の大きさを導出する手段と、補完情報が示す材料、導出された大きさ、及び単位大きさ当たりの単価に基づいて材料に関するコストを算出する手段とを有し、算出した材料に関するコストを加味して生産コストを算出するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る算出装置は、前記補完情報は、対象物の生産に係る加工の種類を示す情報を含み、前記データベースは、加工の単位時間に対する単価を予め記録してあり、前記コスト算出手段は、3次元モデルの形状、及び補完情報が示す加工の種類から、加工に要する時間を算出する手段と、算出した加工に要する時間、及び加工の単位時間に対する単価に基づいて加工に関するコストを算出する手段とを有し、算出した加工に関するコストを加味して生産コストを算出するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る算出装置は、前記対象物は、3次元の複数の構成単位を有し、前記コスト算出手段は、構成単位について生産コストを算出するようにしてあり、複数の構成単位について算出した生産コストに基づいて対象物全体としての生産コストを算出するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るコスト算出システムは、対象物の3次元モデルを示すモデル情報に基づいて、対象物の生産コストを算出する算出装置を備えるコスト算出システムにおいて、前記コスト算出装置と通信することが可能な処理装置を備え、前記処理装置は、3次元モデルの形状を補完し、対象物の生産に要する部品又は加工に関する補完情報の入力を受け付ける手段を備え、前記算出装置は、対象物の生産に関する単価を予め記録しているデータベースにアクセする手段と、モデル情報にて示される3次元モデルの形状を判別する手段と、入力された補完情報、判別した3次元モデルの形状及びデータベースに記録されている単価に基づいて、対象物の生産コストを算出する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る算出プログラムは、コンピュータに、対象物の3次元モデルを示すモデル情報に基づいて、対象物の生産コストを算出させる算出プログラムにおいて、コンピュータに、モデル情報にて示される3次元モデルの形状を判別する手順と、解析した形状を補完し、対象物の生産に要する部品又は加工に関する情報として入力を受け付けた補完情報と、判別した3次元モデルの形状と、対象物の生産に関する単価を予め記録しているデータベースから読み取った単価とに基づいて、対象物の生産コストを算出する手順とを実行させることを特徴とする。
本発明では、補完情報の入力を受け付けることにより、形状以外の条件をも加味して生産コストを算出することが可能である。
本発明では、モデル情報から解析した3次元モデルの形状等の情報に加え、ユーザから入力を受け付けた補完情報に基づいて対象物の生産コストを算出することにより、形状以外の条件をも加味して生産コストを算出することが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る算出装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る算出装置が備える加工条件データベースの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る算出装置が備える材料情報データベースの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る算出装置が備える加工情報データベースの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る算出装置が備える加工費情報データベースの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る算出装置によるコスト算出の対象となる対象物の加工過程の一例を概念的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る算出装置にて処理の対象となる3次元モデルの一例を示す外観図である。 本発明の実施の形態1に係る算出装置にて処理の対象となる3次元モデルを示すモデル情報のファイル構成例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る算出装置にて実行されるコスト算出処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る算出装置に表示される出力画像の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る算出装置にて解析される3次元モデルの構成例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る算出装置の出力画像を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る算出装置にて実行される第1算出処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る算出装置にて実行される第2算出処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る算出装置にて実行される第3算出処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るコスト算出システムの構成例を示す概念図である。 本発明の実施の形態2に係るコスト算出システムにて用いられる各種装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係るコスト算出システムにて用いられる各種装置のコスト算出処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る算出装置の構成例を示すブロック図である。図1中1は、3次元CAD用装置等のコンピュータを用いた本発明の算出装置である。算出装置1は、3次元モデルに対する処理を実行することが可能な装置であり、ユーザの操作に従って3次元モデルに関する各種処理を実行する。また、算出装置1は、作成した3次元モデルに係る対象物の生産コストの算出について要求があった場合、その対象物の生産コストを算出する処理を実行する。算出装置1は、制御部10、記録部11、記憶部12、入力部13、表示部14等の各種機構を備えている。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit )等の演算機構である。制御部10は、内部通信線を介して算出装置1内のハードウェア各部と接続されており、本発明に係る算出プログラムPRG等の各種プログラムの手順に従って所定の処理を実行する。また、制御部10は、演算に要する各種レジスタ、命令解読回路、演算回路、計数回路、計時回路等の回路を備えている。なお、算出プログラムPRG等の各種プログラムの実行ではなく、各種プログラムによる手順の一部又は全部を実現する一又は複数のVLSI(Very Large Scale Integration)等の回路を組み込み、算出装置1に係る各種機能を実現するようにしても良い。
記録部11は、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記録機構、SSD(Solid State Disk)等の不揮発性半導体記録機構等の不揮発性の補助記録機構である。記録部11には、本発明に係る算出プログラムPRG等の各種プログラム及びデータが記録されている。
記憶部12は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性の主記憶機構である。
記録部11に記録されている算出プログラムPRGを、記憶部12に記憶し、制御部10の制御に基づき実行することにより、コンピュータは、算出プログラムPRGに係る各種手順を実行し、本発明の算出装置1として機能する。なお、便宜上、記録部11及び記憶部12として分けているが、両者とも各種情報の記録という同様の機能を有するものであり、装置の仕様、運用形態等に応じていずれの機構に記録させるかは、適宜決定することが可能である。
入力部13は、キーボード、マウス、3Dマウス等のハードウェア、及びドライバ等のソフトウェアを備える入力機構である。
表示部14は、モニタ等のハードウェア、及びドライバ等のソフトウェアを備える出力機構である。
また、記録部11の記録領域の一部は、部品情報データベースDB1、加工条件データベースDB2、材料情報データベースDB3、加工情報データベースDB4、加工費情報データベースDB5等の各種データベースとして用いられている。そして、制御部10は、必要に応じて記録部11に記録されている各種データベースにアクセスする。なお、算出装置1が備える記録部11以外の外部の記録装置に各種データベースを設け、必要に応じてアクセスするようにしても良い。
部品情報データベースDB1は、部品コード等の部品を識別する情報に対応付けて部品の単価を予め記録しているデータベースである。即ち、部品情報データベースDB1は、生産に関する単価を示す単価情報を予め記録しているデータベースである。部品情報データベースDB1に記録する部品とは、例えば、事業所毎に大量発注又は大量生産するボルト、六角ナット等の汎用部品、特定の対象物にのみ必要な特注部品を挙げることができる。なお、専門的な加工処理を行う加工業者の加工コスト、作業コスト等の費用を単価とし、加工方法を識別する情報に対応付けて記録するようにしてもよい。また、特に共用品として使用が推奨される汎用部品については、その旨のフラグを設定することができる。なお、以降に示す各種データベースについても使用が推奨される事項の情報については、その旨のフラグを設定することができる。
図2は、本発明の実施の形態1に係る算出装置1が備える加工条件データベースDB2の記録内容の一例を概念的に示す説明図である。加工条件データベースDB2には、図2として上段に示すように、加工の種類を示す情報と、素材の寸法を決めるために必要な基材の取り代を示す情報とが対応付けられたレコードとして記録されている。加工の種類を示す情報とは、レーザ加工を示す情報、タレットパンチプレス(TPP)加工を示す情報等の情報であり、後述する補完情報として入力の対象となる情報である。取り代を示す情報とは、3次元モデルにて表された形状の基材を板材から切り出しを行う際に要する取り代の長さを示す情報である。即ち、基材に成形可能な素材の大きさを導出するために要する情報である。
図3は、本発明の実施の形態1に係る算出装置1が備える材料情報データベースDB3の記録内容の一例を概念的に示す説明図である。材料情報データベースDB3は、材料の名称、材料の比重、及び材料の単位重量当たりの単価を対応付けて予め記録しているデータベースである。即ち、材料情報データベースDB3は、生産に関する単価を示す単価情報を予め記録しているデータベースである。なお、材料情報データベースDB3の記録内容としては、比重を用いず、材料の名称に対応付けて、単位体積当たりの単価を記録する等、適宜設定することが可能である。
図4は、本発明の実施の形態1に係る算出装置1が備える加工情報データベースDB4の記録内容の一例を概念的に示す説明図である。加工情報データベースDB4は、3次元モデルにて示される形状に素材を加工する場合に要する時間を算出するためのデータベースである。図4は、SPHCを材料とした板材に対し、レーザ加工をする場合に必要な時間を算出するためのデータを記録した加工情報データベースDB4を例示している。即ち、加工情報データベースDB4には、補完情報として示される材料毎に図4に示すデータが記録されている。図4に示す加工情報データベースDB4では、板厚と、直線加工時の速度と、曲線加工時の速度とを対応付けて記録しており、3次元モデルにて示される形状及び補完情報として示される材料から図4を用いて加工時間を算出することができる。
図5は、本発明の実施の形態1に係る算出装置1が備える加工費情報データベースDB5の記録内容の一例を概念的に示す説明図である。加工費情報データベースDB5は、加工の種類を示す情報に対応付けて、単位時間当たりの加工に要する人件費(マンチャージ)、機材使用費(マシンチャージ)等の加工費を予め記録しているデータベースである。即ち、加工情報データベースDB5は、生産に関する単価を示す単価情報を予め記録しているデータベースである。加工費情報データベースDB5には、補完情報として示される加工の種類毎に図5に示すデータが記録されている。
図6は、本発明の実施の形態1に係る算出装置1によるコスト算出の対象となる対象物の加工過程の一例を概念的に示す説明図である。図6は、上述した各種データベースを用いたコスト算出の過程と、加工過程との関係を示している。以降の説明において、各加工過程の対象を、ここでは図6中、左上から右下へかけて板材、素材、基材及び構成単位と称するものとする。なお、図6は、構成単位が製品の一部を構成する部品である例を示しているが、ひとつの構成単位のみで製品となる場合もある。また、素材から切り出した基材の段階で構成単位となる場合もある。
例えば、図6の右下に例示した構成単位の形状が3次元モデルとして表されている場合、左下に例示した基材が必要となる。そしてこの基材の形状から、長手方向が100mm以上、短手方向が80mm以上、板厚が2mmの素材が必要となると判別することができる。ここで図2に例示した加工条件データベースDB2を参照し、当該形状の素材に対する加工方法がレーザ加工である場合、長手方向の両端及び短手方向の両端に夫々5mmの取り代が必要であることから、110mm×90mm×2mmの素材が必要であると判別することができる。即ち、3次元モデルとして示される構成単位の形状、当該構成単位について入力された補完情報、及び加工条件データベースDB2の記録内容に基づいて、必要な素材の大きさを示す素材形状が導出される。
次に、材料情報データベースDB3を用いて材料費を算出する場合の例について説明する。例えば、材料として補完情報にて示されるSPHC(熱間圧延軟鋼板)を用い、図6に例示した形状の基材を取り出す場合の材料費の算出方法について説明する。図6に例示した形状の基材を取り出す場合に必要な素材の体積は、110mm×90mm×2mmである。ここで図3に例示した材料情報データベースDB3を参照し、必要な素材の体積に比重を乗じることにより、必要な素材の重量(質量)を求めることができる。さらに、材料情報データベースDB3を参照し、求めた重量に単位重量当たりの単価を乗じることにより、当該素材についての材料費を算出することができる。即ち、素材形状、当該構成単位について入力された補完情報、及び材料情報データベースDB3の記録内容に基づいて、素材についての材料費が算出される。
次に、加工情報データベースDB4を用いて加工時間を算出する場合の例について説明する。例えば、図6に例示した形状の基材を取り出す場合、外周の長さは、3次元モデルから求めることができる。図6に示した基材の形状は、外周の全てが直線で形成されており、外周の全長が360mmである。ここで図4に例示した加工情報データベースDB4を参照し、板厚が2mmであることから、レーザ加工による基材の取り出しに要する時間は0.36分であると算出することができる。なお、加工情報データベースDB4に記録する内容としては、長さに対する加工の速度に限らず、面積に対する加工の速度を対応付けて記録する等の形態に展開することも可能である。このように、3次元モデルとして示される構成単位の形状、当該構成単位について入力された補完情報、及び加工情報データベースDB4の記録内容に基づいて、当該構成単位についての加工時間が算出される。ただし、機材の使用に際し、最小使用時間、遊び時間等の時間が設定されている場合もあり、例えば、最小使用時間が1分に設定されている場合には、0.36分が切り上げられて1分となる。
次に、加工費情報データベースDB5を用いて構成単位の加工費を算出する場合の例について説明する。例えば、図6に例示した構成単位についての加工時間が0.36分であると算出されたものとする。ここで図5に例示した加工費情報データベースDB5を参照し、補完情報にて示されるレーザ加工を行う場合、1分の時間を要する加工については、単位時間当たりの加工費が100円/分であることから、36円の加工費が発生すると算出することができる。即ち、加工時間、当該構成単位について入力された補完情報、及び加工費情報データベースDB5の記録内容に基づいて、当該構成単位の基材についての加工費が算出される。ただし、前述のように最小使用時間として1分が設定されている場合、その時間が用いられるので、加工費は100円となる。
なお、基材を構成単位の形状にすべく、折り曲げ加工をする場合、そして、構成単位を組み合わせて製品にする場合、更に加工費が発生する場合がある。このような加工費についても、上述した各種データベースに加工の方法及び程度に対応づけて記録しておくことにより、算出することが可能であり、算出した加工費を更に加算することで全体としての加工費を算出することが可能となる。即ち、本発明は、補完情報、3次元モデルの形状及びデータベースに記録された各種内容に基づいて、対象物の様々なコストを算出することが可能である。
なお、上述した各種データベースに記録されている情報、例えば、単価は、対象物を生産する国、地域、事業体等の生産場所により異なるため、生産場所毎に適宜データベースを設けるようにしても良い。
次に補完情報について説明する。本発明における補完情報とは、3次元モデルの形状を補完し、対象物の生産に要する部品又は加工に関するパラメータであり、特にモデル情報にて示される3次元モデルでは、表現し難い要素、例えば、形状から導き出すことができない要素を示す。具体的には、対象物又は対象物に用いられる部品の材質を示す情報、焼き入れ等の加工方法を示す情報、ギヤ諸元等の部品に関する詳細な情報等の情報である。また、補完情報には、形状に依存しない情報(非形状情報)として、生産数量等の生産補完情報も含まれる。なお、生産補完情報に単価情報を含めるようにしても良い。
補完情報について更に詳述する。補完情報としては、前述した3次元モデルにて表された形状では示されていない詳細な形状を示す形状補完情報を挙げることができる。例えば、形状補完情報としては、ネジを示す情報、ギヤを示す情報、スプライン形状を示す情報等の情報がある。ネジを示す情報の具体例としては、外径ネジ、内径ネジ、三角ネジ、台形ネジ等のネジ種別を示す情報があり、更に、ピッチ、条数等の細分化された情報がある。また、ギヤを示す情報としては、ベベルギヤ等のギヤ種別を示す情報の他、モジュール、歯幅、精度、歯数等のギヤの詳細を示す情報がある。また、スプライン形状を示す情報としては、モジュール、歯数、外径、内径、長さ等のスプライン形状の詳細を示す情報がある。
また、補完情報として、3次元モデルにて表された形状だけでは示すことができない加工の種類を示す加工種類補完情報を挙げることができる。加工種類補完情報としては、例えば部品の作成に要する成形加工を示す情報、切削加工を示す情報等の情報がある。また部品のうちで、特に板金部品については、タレットパンチプレス加工を示す情報、レーザ加工を示す情報、プレス加工を示す情報等の更に細分化された情報がある。
また、補完情報として、3次元モデルにて表された形状だけでは示すことができない後処理の種類を示す後処理補完情報を挙げることができる。後処理補完情報としては、熱処理を示す情報、表面処理を示す情報、溶接加工を示す情報等の情報がある。熱処理を示す情報としては、更に、高周波焼き入れを示す情報、浸炭焼き入れを示す情報、油焼き入れを示す情報等の詳細な処理を示す情報がある。表面処理を示す情報としては、更に、クロム鍍金処理を示す情報、溶射処理を示す情報、カチオン塗装処理を示す情報、粉体塗装処理を示す情報等の詳細な処理を示す情報がある。なお、表面処理に関する補完情報の使用に際し、前処理、マスキング処理等の処理を示す情報を併用することができる。溶接加工を示す情報としては、更に、アーク溶接を示す情報、スポット溶接を示す情報、溶接後仕上げを示す情報等の更に詳細な内容を示す情報がある。その他、光沢仕上げ、鏡面仕上げ等の様々な仕上げ処理を示す情報が後処理補完情報として用いられる。
次に本発明の算出装置1の処理について説明する。ユーザは、算出装置1を操作し、3次元CADシステムの処理により、生産コストの算出の対象となる対象物の3次元モデルを作成する。
図7は、本発明の実施の形態1に係る算出装置1にて処理の対象となる3次元モデルの一例を示す外観図である。図7に示す3次元モデルは、長方形状の基板A、円柱体B及び六角ナットCの夫々を、3次元モデルを構成する構成単位とし、基板Aに円柱体B及び六角ナットCを取り付けるというように、構成単位を組み合わせたものとして対象物を表現している。図7に示すように、基板Aは、長手方向の一端が短辺に平行な折り曲げ線で上方へ直角に折り曲げられている。円柱体Bは、直円柱状をなし、一方の底面が、基板Aの他端の隅近傍の上面に固着している。六角ナットCは、基板Aの上面、折り曲げ線の近傍に、折り曲げ線に並行になるように並べて2個固着している。
図8は、本発明の実施の形態1に係る算出装置1にて処理の対象となる3次元モデルを示すモデル情報のファイル構成例を示す説明図である。図8は、図7に示した3次元モデルの処理対象を示すモデル情報のファイル構成例を示している。ファイル名「72XXX−16XXX.prt」、「72XXX−17XXX.prt」及び「34XXX−08XXX.prt」は、3次元モデルを構成する構成単位として、夫々基板A、円柱体B及び六角ナットCを示す部品ファイルである。そして「72XXX−15XXX.asm」がこれらの部品ファイルにより部品として示される構成単位の組み合わせ方を示す組み合わせファイルである。対象物を構成する各部品が、更に複数の部品の組み合わせからなる場合には、図8に示すファイル構成から更に階層構造をとることになる。なお、図8に示すファイル構成は、一例であり、本発明は、特定の3次元CADシステムに依存するものではなく、様々な3次元CADシステムの様々なファイル構成及びそのファイルにより示されるモデル情報を用いて実施することが可能である。
図7及び図8を用いて説明した3次元モデルを作成したユーザは、3次元モデルを示すモデル情報を記録部11に記録させる操作を行い、算出装置1に対し、コスト算出処理を開始させる操作を行う。
図9は、本発明の実施の形態1に係る算出装置1にて実行されるコスト算出処理の一例を示すフローチャートである。コスト算出処理は、3次元モデルを示すモデル情報に基づいて、3次元モデルに係る対象物の生産コストを算出する処理である。算出装置1は、制御部10の制御により、算出プログラムPRGにて規定された以下に示す各種処理手順を実行し、コスト算出処理を実行する。制御部10は、記録部11に記録された3次元モデルを示すモデル情報を読み取る(S101)。
制御部10は、生産コストの算出に用いるべく単価情報及びモデル情報を補完する補完情報が、部品情報データベースDB1等のデータベースに記録されているか否かを検索し、記録されている場合には、その単価情報及び補完情報をデータベースから読み取る(S102)。ステップS102にて読み取る単価情報及び補完情報は、所謂初期設定値(デフォルト値)であり、後述するように適宜修正され得る値である。
単価情報及び補完情報が記録されているか否かの検索は、部品情報データベースDB1等のデータベースにおいて、共用品として使用が推奨される汎用部品の様に使用を推奨する旨を示すフラグが設定されているか否かを判別することにより行われる。例えば、部品情報データベースDB1に、使用を推奨する旨を示すフラグが設定されている単価情報が記録されている場合には、当該単価情報が検索対象であると判別される。なお、ユーザの操作により、部品コード等の部品を識別する情報を入力し、入力された情報に対応する単価情報が記録されているか否かを判別するようにしても良い。
制御部10は、モデル情報に関する補完情報の入力を要求し(S103)、かつ、ステップS102にて部品情報データベースDB1等のデータベースから読み取った単価情報及び補完情報の修正の入力を要求する(S104)。ステップS103及びS104における入力の要求とは、表示部14に、補完情報に関する入力画面を表示することを示す。
図10は、本発明の実施の形態1に係る算出装置1に表示される出力画像の一例を示す説明図である。図10は、ステップS103及びS104にて補完情報に関する入力を要求する入力画面として表示部14に表示される出力画像を示している。補完情報の入力画面の左上には、基本情報として、対象物の3次元モデルを示すモデル情報に関するモデル名、部品コード等の情報が示されている。基本情報とは、モデル情報のファイル名等の3次元モデルの部分又は部品を示すファイルのモデル名、部品コード、成型加工に関する情報、材質英名称、その他当該ファイルにより示される3次元モデルに係る基本的な情報である。図10では、3次元モデルの部品毎に補完情報を入力する画面を例示している。なお、ステップS102に示した単価情報及び補完情報の読取については、図10に示す入力画面で部品コード等の識別情報の入力を受け付けた後、入力された識別情報に基づいて、予め記録されている単価情報又は補完情報を読み取るようにしても良い。
更に、基本情報の下方及び右方には、対象物の3次元モデルに係る加工方法、材料、部品等の3次元モデルにて表された形状だけでは示すことができない形状を補完する情報、即ち形状補完情報の入力欄が示されている。図10では、形状補完情報として、外径ねじ切りのネジ種別、呼び径、ピッチ等の情報を示している。
更に、図10の右上方に共用品情報の部品原価として示す欄のように、60円等の単価情報が予め示されている項目もある。このように共用品情報の欄に予め示されている単価は、ステップS102にて部品情報データベースDB1等のデータベースから事前に読み取った情報である。
ユーザは、入力部13により、図10に示す入力画面に対し、必要な補完情報の入力を行う。即ち、ステップS103にて要求されている補完情報を入力し、一通りの入力を終えた後、入力完了を示す所定の操作を行う。また、既に示されている単価情報又は補完情報に対しては、必要に応じて単価の変更等の修正入力を行う。即ち、ステップS104の要求に対する入力であり、事前に読み取った単価情報又は補完情報の修正を要する場合には、修正する入力を行った上で入力完了を示す操作を行い、修正を要しない場合には、そのまま入力完了操作を行う。
図9のフローチャートに戻り、算出装置1の制御部10は、入力部13により補完情報の入力を受け付ける(S105)。ステップS105は、図10に例示した入力画面からの入力を受け付ける処理である。入力の受付に際し、読み取った単価情報又は補完情報に対する修正入力が行われている場合には、新たに入力された単価情報又は補完情報が入力されたものとし、修正入力が行われていない場合には、読み取った単価情報又は補完情報が入力されたものとする。
また、制御部10は、読み取ったモデル情報にて示される3次元モデルを構成する構成単位の形状及び構成単位の組み合わせに基づいて、3次元モデルの形状を判別する(S106)。ステップS106は、3次元モデルの形状を解析する処理である。なお、ここでいう構成単位とは、例えば図7及び図8を用いて示した基板A、円柱体B、六角ナットC等の部品である。3次元モデルの形状の解析については、様々な処理を用いることが可能であるが、ここでは、構成単位の形状及び組み合わせとして、3次元モデルの形状を解析する例を説明する。
図11は、本発明の実施の形態1に係る算出装置1にて解析される3次元モデルの構成例を示す説明図である。図11は、3次元モデルの形状を示す構成単位の形状及び組み合わせを階層構造をなすファイル構成として示したものである。図11において、「34XXX−060122.prt」等の拡張子「prt」として示したファイルは、3次元モデルの構成単位となる部品の形状を示す部品ファイルである。また、「eee−kb309.asm」等の拡張子「asm」として示したファイルは、構成単位の組み合わせ方を示す組み合わせファイルである。また、部品を組み合わせたものを上位の部品とし、上位の部品を更に組み合わせることで3次元モデルを表現しているため、これらの部品ファイル及び組み合わせファイルは階層構造をとるため、図11のようなツリー構造の樹形図として示すことができる。図11に示す例では、完成品となる3次元モデルを、最上位の階層となる組み合わせファイル「XXXX−kb308.asm」として示している。なお、各部品ファイルにより示される部品、及び組み合わせファイルにより示される上位の部品には、それらの個数を示す情報が付加されており、図11では、各ファイルに対応付けて個数を示している。
このように、ステップS106では、部品ファイル、組み合わせファイル等のモデル情報から、部品等の構成単位について、図11のツリー構造として示されるような階層的な組み合わせを解析する。さらに、ツリー構造を構成する各階層毎の構成単位を判別することにより、3次元モデルの形状を判別する。
図9のフローチャートに戻り、制御部10は、補完情報、3次元モデルの形状及び単価情報が示す単価に基づいて、対象物の生産コストを算出する生産コスト算出処理を実行する(S107)。ステップS107のコスト算出処理では、3次元モデルの形状として示される構成単位の形状及び組み合わせに基づいて、部品等の構成単位毎に算出方法についての分類を行い、分類された各構成単位の生産コストを算出する。そして、各構成単位の生産コストを合計することにより、対象物の生産コストを算出する。算出方法毎に分類された構成単位毎の生産コストの算出方法については後述する。
制御部10は、ステップS107のコスト算出処理にて算出された生産コストを算出結果情報として出力する(S108)。ステップS108の出力は、例えば、算出結果情報を、表計算ソフト等の適当なアプリケーションプログラムから開くことにより、表示部14への表示として実行される。
図12は、本発明の実施の形態1に係る算出装置1の出力画像を示す説明図である。図12は、算出結果情報を、表計算ソフト等のアプリケーションプログラムにより開いて表示部14に表示した場合の例を示している。図12に示すように、算出結果情報としては、各部品毎の概要、材料費、加工費等の項目を示している。なお、図12では、拡張子が「asm」である組み合わせファイルにて示される全体又は複数の組み合わせ毎のコスト、及び拡張子が「prt」である構成単位毎のコストとして生産コストを示している。即ち、組み合わせ単位で示す合計又は小計と、その組み合わせを構成する構成単位毎の内訳のコストとして示している。なお、図12に示す算出結果情報はあくまでも一例であり、各ユーザ、部門、目的等の事由に応じて適宜設計することが可能である。
次に図9を用いて説明したコスト算出処理のステップS107における生産コスト算出処理として、構成単位毎に分類した後の各算出方法の例について説明する。図13は、本発明の実施の形態1に係る算出装置1にて実行される第1算出処理の一例を示すフローチャートである。第1算出処理は、基本となる算出方法に係る処理であり、算出方法について特別な指定がない構成単位に対して成される処理である。算出装置1は、制御部10の制御により、算出プログラムPRGにて規定された以下に示す各種処理手順を実行し、第1算出処理を実行する。
先ず、制御部10は、コスト算出の対象となる構成単位について、3次元モデルとして示される構成単位の形状、当該構成単位について入力された補完情報、及び加工条件データベースDB2の記録内容に基づいて、素材形状を導出する(S201)。ステップS201では、例えば、図2を用いて説明した必要な素材の大きさを求める方法を用いて構成単位毎に素材形状の導出が行われる。
制御部10は、ステップS201にて導出した素材形状、当該構成単位について入力された補完情報、及び材料情報データベースDB3の記録内容に基づいて、素材についての材料費を算出する(S202)。ステップS202では、例えば、図3を用いて説明した素材についての材料費を算出する方法を用いて構成単位毎に素材についての材料費の算出が行われる。
制御部10は、3次元モデルとして示される構成単位の形状、当該構成単位について入力された補完情報、及び加工情報データベースDB4の記録内容に基づいて、当該構成単位についての加工時間を算出する(S203)。ステップS203では、例えば、図4を用いて説明した加工時間を算出する方法を用いて構成単位毎に加工時間の算出が行われる。
制御部10は、ステップS203にて算出した加工時間、当該構成単位について入力された補完情報、及び加工費情報データベースDB5の記録内容に基づいて、当該構成単位についての加工費を算出する(S204)。ステップS204では、例えば、図5を用いて説明した加工費を算出する方法を用いて構成単位毎に加工費の算出が行われる。なお、加工費として、例えば人件費及び機材使用費が夫々設定されている場合には、人件費及び機材使用費の両方を算出し、算出した人件費及び機材使用費を合計することにより、加工費が算出される。
制御部10は、ステップS202にて算出した材料費及びステップS204にて算出した加工費を合計することにより、当該構成単位に対する生産コストを算出する(S205)。ステップS205では、構成単位毎に生産コストの算出が行われる。
そして、制御部10は、算出した当該構成単位に対する生産コストに、当該構成単位の数量を乗じて、当該構成単位に関する生産コストの合計を算出する(S206)。当該構成単位の数量とは、3次元モデルの形状として解析された組み合わせから導き出せる構成単位についての数量である。このようにして、第1算出処理が実行される。
なお、ここでは、加工の種類については、加工の種類を示す情報として入力される補完情報に基づいて定まるものとして説明しているが、生産補完情報等の他の補完情報に基づいて、適宜選択するような形態とすることも可能である。例えば、生産補完情報として年間生産量の入力を受け付け、受け付けた年間生産量が所定値以上の場合には、成形加工とし、所定値未満の場合には、切削加工とする等、適宜設計することが可能である。
図14は、本発明の実施の形態1に係る算出装置1にて実行される第2算出処理の一例を示すフローチャートである。第2算出処理は、予め設定されている単価情報又は修正された単価情報が入力されている汎用部品等の構成単位に対して成される処理である。算出装置1は、制御部10の制御により、算出プログラムPRGにて規定された以下に示す各種処理手順を実行し、第2算出処理を実行する。制御部10は、コスト算出の対象となる構成単位についての単価情報に、当該構成単位の数量を乗じて、当該構成単位に関する生産コストの合計を算出する(S301)。第2算出処理では、構成単位の単価が単価情報として示されているため、その単価に、単位数量を乗じることにより、生産コストが算出される。このようにして、第2算出処理が実行される。
図15は、本発明の実施の形態1に係る算出装置1にて実行される第3算出処理の一例を示すフローチャートである。第3算出処理は、構成単位を組み合わせて対象物を生産する際に必要な溶接、鍍金等の加工に対する生産コストを算出する処理であり、特に構成単位毎の生産コストとしては算出されないコストについて算出する処理である。算出装置1は、制御部10の制御により、算出プログラムPRGにて規定された以下に示す各種処理手順を実行し、第3算出処理を実行する。制御部10は、入力された溶接、鍍金等の加工に関する補完情報に基づいて、当該補完情報に関する生産コストを算出する(S401)。ステップS401では、例えば、補完情報に関する生産コストを対応付けて記録するデータベースを設けておき、入力された補完情報に基づいて生産コストを算出する。ステップS401にて使用するデータベースとしては、部品情報データベースDB1等の他のデータベースを転用することも可能である。即ち、第2算出処理が、入力された単価情報が示す単価をそのまま生産コストとして用いるのに対し、第3算出処理では入力された補完情報に直接対応付けられているコストをそのまま生産コストとして用いるのである。なお、必要に応じて第3算出処理にて算出される加工費に、第1算出処理、第2算出処理等の他の処理にて算出される材料費とを合計して生産コストとするようにしても良い。このようにして第3算出処理が実行される。
このような第1算出処理、第2算出処理及び第3算出処理にて、構成単位及び組み合わせ夫々に要する生産コストを算出し、算出された各生産コストの和を求めることにより、コスト算出処理のステップS107における生産コスト算出処理が実行される。
このように、実施の形態1に係る算出装置1では、3次元モデルの形状だけでなく、対象物の生産に要する部品、加工等の要因を示す補完情報に基づいて、対象物の生産コストを算出する。これにより、形状以外の条件をも加味した生産コストを算出することができる。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1において、サーバコンピュータを用いて算出装置を構成し、WAN(Wide Area Network )、LAN(Local Area Network)、VPN(Virtual Private Network )等の通信網に接続して処理を実行するコスト算出システムとして運用する形態である。なお、実施の形態1と同様の構成については、実施の形態1と同様の符号を付し、実施の形態1を参照するものとし、その詳細な説明を省略する。
図16は、本発明の実施の形態2に係るコスト算出システムの構成例を示す概念図である。図16中1は、サーバコンピュータ等のコンピュータを用いた本発明の算出装置である。算出装置1は、WAN、LAN、VPN等の通信網NWに接続されており、通信網NWには、クライアントコンピュータ等のコンピュータを用いた一又は複数台の処理装置2、2、…が接続されている。
夫々の処理装置2、2、…は、一の事業体内の異なるユーザにて使用される。ただし、本発明のコスト算出システムは、様々な展開が可能であり、例えば、ASPサービス等のサービスを提供する事業体が算出装置1を管理し、サービスの提供を受ける事業体が夫々処理装置2、2、…を使用する形態であっても良い。
処理装置2、2、…は、3次元CAD用装置等の3次元モデルに対する処理を実行することが可能な装置であり、ユーザの操作に従って3次元モデルに関する各種処理を実行する。
算出装置1は、処理装置2、2、…を監視し、処理装置2、2、…にて作成された3次元モデルに係る対象物の製造コストの算出について要求があった場合、その対象物の製造コストを算出し、算出した結果を要求元の処理装置2、2、…へ出力する。
図17は、本発明の実施の形態2に係るコスト算出システムにて用いられる各種装置の構成例を示すブロック図である。算出装置1は、サーバコンピュータ等のコンピュータを用いて構成され、制御部10、記録部11、記憶部12、通信部15等の各種機構を備えている。
通信部15は、通信網NWに接続するコネクタ、通信回路等のハードウェア、及びドライバ等のソフトウェアを備える通信機構である。
なお、記録部11の記録領域の一部は、部品情報データベースDB1、加工条件データベースDB2、材料情報データベースDB3、加工情報データベースDB4、加工費情報データベースDB5等の各種データベースとして用いられている。そして、制御部10は、必要に応じて記録部11に記録されている各種データベースにアクセスする。なお、算出装置1が備える記録部11以外の外部の記録装置に各種データベースを設け、必要に応じてアクセスするようにしても良い。
処理装置2は、ユーザが操作するクライアントコンピュータ等のコンピュータを用いて構成され、制御部20、記録部21、記憶部22、通信部23、入力部24、表示部25等の各種機構を備えている。
なお、部品情報データベースDB1等のデータベースについては、算出装置1ではなく、処理装置2の記録部21に設けることも可能である。処理装置2の記録部21に部品情報データベースDB1等のデータベースを設けることにより、夫々の処理装置2毎に異なる単価を用いた生産コストの算出ができる等の効果を奏する。
次に、本発明のコスト算出システムにて用いられる各種装置の処理について説明する。ユーザは、処理装置2を操作し、3次元CADシステムの処理により、製造コストの算出の対象となる3次元モデルを作成する。そして、ユーザは、作成した3次元モデルを示す3次元モデル情報を、算出装置1に読み取らせるべく、記録部21に設定された所定のフォルダに格納する操作を行う。
図18は、本発明の実施の形態2に係るコスト算出システムにて用いられる各種装置のコスト算出処理の一例を示すフローチャートである。コスト算出処理は、3次元モデルを示すモデル情報に基づいて、3次元モデルに係る対象物の生産コストを算出する処理である。処理装置2が備える制御部20は、記録部21に記録された3次元モデルを示すモデル情報を読み取る(S501)。
制御部20は、生産コストの算出に用いるべく単価情報及びモデル情報を補完する補完情報が、部品情報データベースDB1等のデータベースに記録されているか否かを検索し、記録されている場合には、その単価情報及び補完情報をデータベースから読み取る(S502)。なお、処理装置2の記録部21に部品情報データベースDB1等のデータベースが記録されている場合には、そのデータベースに記録されている情報を読み取る。処理装置2の記録部21に記録されていない場合は、他の記録部、例えば算出装置1に設けられたデータベースから情報を読み取る。
制御部20は、モデル情報に関する補完情報の入力を要求し(S503)、かつ、ステップS502にて部品情報データベースDB1等のデータベースから読み取った単価情報及び補完情報の修正の入力を要求する(S504)。
制御部20は、入力部24により、補完情報の入力を受け付ける(S505)。
制御部20は、記録部21に記録したモデル情報及び入力された補完情報に基づいて、3次元モデルとして示された対象物の製造コストの算出条件を示す条件情報、及び製造コストの算出を要求する要求情報を生成する(S506)。条件情報とは、モデル情報及び補完情報を含み、モデル情報及び補完情報にて示される対象物の製造コストの算出条件を示す情報であり、算出装置1にて処理可能な形式に変換したものである。従って、その形式は、算出装置1にて実行されるコスト算出処理に係るアプリケーションプログラムに依存するものであり、当該プログラムにて処理可能であれば、モデル情報及び補完情報をそのまま用いて条件情報としても良い。要求情報とは、製造コストの算出を要求するフラグとなる情報であり、その形式は適宜設定可能である。例えば、条件情報と同じ情報を、そのファイル名の拡張子のみを変更して要求情報として用いるようにしても良い。更には、補完情報そのものを要求情報と兼用するようにしても良い。
そして、制御部20は、生成した条件情報として、モデル情報及び補完情報を通信部23から算出装置1へ送信する(S507)。ステップS507において、条件情報及び要求情報を送信する処理とは、算出装置1が、条件情報及び要求情報を読み取る処理を示す。即ち、算出装置1は、制御部10の制御により、算出プログラムPRGにて規定された各種処理手順を実行し、コスト算出処理を実行している。コスト算出処理の一処理として、制御部10は、処理装置2の記録部21の記録内容を監視するよう予め設定されており、記録部21に要求情報が記録されているか否かを判別する。そして、記録部21に要求情報が記録されている場合、算出装置1は、条件情報としてモデル情報及び補完情報を読み取る処理、処理装置2にとっては、モデル情報及び補完情報を送信する処理を実行する。
算出装置1の制御部10は、通信部15にて、モデル情報及び補完情報を受信する(S508)。そして、制御部10は、モデル情報にて示される3次元モデルを構成する構成単位の形状及び構成単位の組み合わせに基づいて、3次元モデルの形状を判別する(S509)。さらに、補完情報、3次元モデルの形状及び単価情報が示す単価に基づいて、対象物の生産コストを算出する生産コスト算出処理を実行する(S510)。ステップS510にて実行される生産コスト算出処理は、図13〜図15を用いて説明した実施の形態1における第1算出処理、第2算出処理及び第3算出処理と同様である。よって、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。
制御部10は、ステップS510の生産コスト算出処理にて算出された生産コストを算出結果情報として、通信部15から処理装置2へ送信する(S511)。ステップS511の送信処理は、処理装置2の記録部21に設定された所定のフォルダに算出結果情報を書き込む処理である。
処理装置2の制御部20は、通信部23にて算出結果情報を受信し(S512)、受信した算出結果情報を出力する(S513)。ステップS513の出力は、例えば、算出結果情報を、表計算ソフト等の適当なアプリケーションプログラムから開くことにより、表示部25への表示として実行される。このようにして、実施の形態2に係るコスト算出処理が実行される。
前記実施の形態1及び2は、本発明の無数にある形態の一部を例示したに過ぎず、各種システム構成、ハードウェア構成、ソフトウェアによる情報処理及び処理の対象は、目的、用途等に応じて適宜設計することが可能である。
例えば、補完情報としては、3次元モデルの形状を補完し、対象物の生産に要する部品又は加工に関する情報であれば、どのような情報を設定することも可能である。具体的には、加工業者の名称、その場合のコスト、3次元モデルの形状を代替することが可能な形状等の様々な情報を補完情報として用いることができる。
1 算出装置
10 制御部
11 記録部
12 記憶部
13 入力部
14 表示部
15 通信部
DB1 部品情報データベース
DB2 加工条件データベース
DB3 材料情報データベース
DB4 加工情報データベース
DB5 加工費情報データベース
PRG 算出プログラム
NW 通信網
2 処理装置
20 制御部
21 記録部
22 記憶部
23 通信部
24 入力部
25 表示部

Claims (6)

  1. 対象物の3次元モデルを示すモデル情報に基づいて、対象物の生産コストを算出する算出装置において、
    対象物の生産に関する単価を予め記録しているデータベースにアクセスする手段と、
    3次元モデルの形状を補完し、対象物の生産に要する部品又は加工に関する補完情報の入力を受け付ける手段と、
    モデル情報にて示される3次元モデルの形状を判別する手段と、
    入力された補完情報、判別した3次元モデルの形状及びデータベースに記録されている単価に基づいて、対象物の生産コストを算出するコスト算出手段と
    を備えることを特徴とする算出装置。
  2. 前記補完情報は、対象物の材料を示す情報を含み、
    前記データベースは、材料の単位大きさに関する単価を予め記録してあり、
    前記コスト算出手段は、
    3次元モデルの形状から、対象物に成形可能な素材の大きさを導出する手段と、
    補完情報が示す材料、導出された大きさ、及び単位大きさ当たりの単価に基づいて材料に関するコストを算出する手段と
    を有し、
    算出した材料に関するコストを加味して生産コストを算出するようにしてある
    ことを特徴とする請求項1に記載の算出装置。
  3. 前記補完情報は、対象物の生産に係る加工の種類を示す情報を含み、
    前記データベースは、加工の単位時間に対する単価を予め記録してあり、
    前記コスト算出手段は、
    3次元モデルの形状、及び補完情報が示す加工の種類から、加工に要する時間を算出する手段と、
    算出した加工に要する時間、及び加工の単位時間に対する単価に基づいて加工に関するコストを算出する手段と
    を有し、
    算出した加工に関するコストを加味して生産コストを算出するようにしてある
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の算出装置。
  4. 前記対象物は、3次元の複数の構成単位を有し、
    前記コスト算出手段は、
    構成単位について生産コストを算出するようにしてあり、
    複数の構成単位について算出した生産コストに基づいて対象物全体としての生産コストを算出するようにしてある
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の算出装置。
  5. 対象物の3次元モデルを示すモデル情報に基づいて、対象物の生産コストを算出する算出装置を備えるコスト算出システムにおいて、
    前記コスト算出装置と通信することが可能な処理装置を備え、
    前記処理装置は、
    3次元モデルの形状を補完し、対象物の生産に要する部品又は加工に関する補完情報の入力を受け付ける手段を備え、
    前記算出装置は、
    対象物の生産に関する単価を予め記録しているデータベースにアクセする手段と、
    モデル情報にて示される3次元モデルの形状を判別する手段と、
    入力された補完情報、判別した3次元モデルの形状及びデータベースに記録されている単価に基づいて、対象物の生産コストを算出する手段と
    を備えることを特徴とするコスト算出システム。
  6. コンピュータに、対象物の3次元モデルを示すモデル情報に基づいて、対象物の生産コストを算出させる算出プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    モデル情報にて示される3次元モデルの形状を判別する手順と、
    解析した形状を補完し、対象物の生産に要する部品又は加工に関する情報として入力を受け付けた補完情報と、判別した3次元モデルの形状と、対象物の生産に関する単価を予め記録しているデータベースから読み取った単価とに基づいて、対象物の生産コストを算出する手順と
    を実行させることを特徴とする算出プログラム。
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