JP5829281B2 - 下方閾温度表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、周囲温度が設定閾温度以下に降下したことを知らせる下方閾温度表示装置に関する。この装置は主として、特定の閾温度以下の温度に敏感である製品との組み合わせで使用するように開発された。例えば、この装置は凍結表示器であり、周囲温度が水の氷点以下に降下したことを知らせる。しかし、本発明は単なる凍結表示器には限定されない。
凍結条件に曝されると多くの製品は、品質低下あるいは活性喪失により多大な悪影響を受け、または完全に利用不能になるまで急速に劣化する。そのような劣化の明確な例は溶解性ワクチンである。世界保健機構の機関紙(74、頁391〜397)でなされた1996年の報告では、冷凍/解凍サイクルのために、サプライチェーンのどこかでB型肝炎ワクチン輸送量の99%が使用不能になっている。このようなワクチンの脱活性は非検出状態で進行するため、注射された成人および子供には効果が現れない。凍結が有害な影響を及ぼす他の例には、医薬品、人の臓器、薬剤、マヨネーズ等の食品、衣料用柔軟剤、塗料等のラテックス製品、コンクリート改質剤、実験供給品、草花、等々が含まれる。凍結条件(または略凍結条件)に曝されると、全血、インスリン、等々の生物学試料に対する影響は大きく、あるいは完全に損なわれる。このことは、タンパク質、酵素またはペプチドを含んだ高価なバイオ薬品にも当てはまる。従って、それら製品の販売者、購入者、およびエンドユーザにとって、凍結条件によって引き起こされる製品の変化を発信する何らかの表示手段が提供されることが望まれる。
潜在的に製品を劣化させるのは凍結条件だけではない。ワクチンの場合には、それらはオプション的に2℃から8℃で保存される。従って、温度が水の氷点以下に降下したことを知らせる伝統的な凍結表示器は、実際にはこの目的のためには最良ではない。
下方閾値表示器は、加熱食品を、特にレストランにおいて、準備して提供するのに潜在的に有用である。加熱食品が提供のために準備されると、細菌が増殖する下方閾温度以下に食品の温度が降下したか否かを知ることが望ましい。例えば、加熱食品が約60℃以下に降下したか否かを表示することが望ましいであろう。また、食品がこの下方閾温度以下に放置された期間(時間)を示すことが望ましい。
いくつかの凍結表示器が知られている。これら従来の装置に関わる問題点には、金のごとき高価な材料を必要とすることによる高コスト、遅い反応時間、大きなサイズ、限定された保管期間、および表示の明確性欠如、等々が含まれる。
PTL0001:US4846095A(EMSLANDER).1989−07−11は、周囲温度が設定された下方閾温度以下に降下したことを表示する装置を解説する。この装置は、容器内に保持された2種類の液体の混合物と接触する孔質膜を含んでいる。1つの成分の部分的凍結により、残りの成分が膜を湿潤させることができる。PTL0002:US4457253A(MANSKE).1984−07−03は、それらの変動する凍結点を利用するために脂肪酸エステルを使用する装置を解説する。脂肪酸は、毛細管の端部では液体であり、染色された化合物をプラグ内に引き込むために収縮する。プラグが尚早的に充填状態とならないように別体の液体(染料および脂肪酸とは非混合タイプ)が存在する。
従来装置の欠点を克服するか、少なくとも緩和することができる下方閾値表示装置を提供することが望ましい。特に、安価で、エンドユーザに優れた二元表示を提供し、閾温度以下の温度に素早く対応することができる下方閾値表示装置を提供することが望ましい。エンドユーザによる使用のために活性化が可能な下方閾値表示装置を提供することがさらに望ましい。下方閾温度以下で保管された期間の表示を提供する下方閾値表示装置を提供することがさらに望ましい。
請求項で定義されるように本発明は、第1の凍結可能な液体が浸透した孔質膜が、その第1の(典型的には着色剤である)液体とは混合しない別な液体が、要求される表示を提供するよう、閾温度にてその膜を透過することができる状態に転換できる新規な機構を利用する。
有利には、本発明は周囲温度が設定された下方閾温度以下に下降したことを知らせる迅速で明確な表示を提供する。多くの従来の装置とは異なり、本発明の装置は、周囲温度が水の氷点以下に降下したか否かのみを表示するだけではない。第1の凍結可能な液体の選択によっては、この装置は、事実上、任意の下方閾温度を表示するように使用できる。さらに、従来の装置と比べて本発明の装置は、高価な材料(例:金)を全く必要とせず、比較的に安価に製造できる。
有利には、膜は第1の液体(“第1液体”)と協調的に機能し、第1液体の凍結により第2の液体(“第2液体”)を移動させる。理論に拘束されることは望まないが、本発明者は、膜の孔部は閾温度以上で第1液体によって閉塞され、膜を第2液体には不浸透性としていると理解する。しかし、閾温度での第1液体の凍結は、固化状態の第1液体を凝縮させて膜の繊維構造に固着させ、膜の孔部を開かせ、膜への第2液体の浸透を許す。
好適には、膜は50μmから500μm(さらに好適には100μmから300μm)の厚みを有し、閾温度になると膜を通じた液体の移動が比較的急速化する。典型的にはこの移動は、膜が薄いとさらに速くなり、よって液体移動速度は膜厚を望むように変動させて制御できる。本発明による装置の反応時間は、典型的には10分未満、5分未満、あるいは1分未満である。一方、従来装置と比べて、本発明は膜厚及び/又は孔部サイズを変えることでユーザの好みに合わせて反応時間を変動させることができる。
好適には、膜の孔部サイズは50nmから5μmであり、好適には100nmから2μmである。本発明に要求される移動効果は、比較的小さな孔部サイズ(例:50nmから300nm)と、比較的大きな孔部サイズ(例:0.5μmから2μm)の両方で観察された。典型的には液体移動は、大きな孔部サイズの場合にさらに急速であり、液体移動速度は孔部サイズを望むように変更することで制御できる。
膜自体は、従来から知られている微小孔質ポリマー膜のごとき任意の適した孔質材料で製造できる。典型的には、膜はポリオレフィン製であり、ポリエチレン(例:HDPE、PTFE、等々)またはポリプロピレンにより製造できる。第2液体(典型的には親水性)の移動を可能にするため、膜は、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、等々である親水性無機質粒子により含浸することができる。しかし、これら無機質粒子の添加は必須ではない。液体移動速度、および反応時間は、異なる膜タイプを採用することで変動させることができる。適した商業的に入手可能な微小孔質膜の例には、Artisyn膜(Daramic社)、Tetratex膜(Donaldson社)およびTeslin膜(PPGインダストリーズ社)がある。
1実施形態においては、この装置は単純な二元表示装置であり、膜の第1側(片面)は第1区域を提供し、反対側の膜の第2側(他面)は第2区域を提供する。よって、第2液体の移動は第1側から第2側へ膜厚を介して(膜を通して)行われる。
好適には、表示器の窓部(“表示窓”)が、膜の第2側を視覚的に検査できるように配置されている。着色された第2液体が膜の第2側に到達すると、窓部を通して、周囲温度が、設定されている下方閾温度にまで降下したことを知らせる明確な可視表示がユーザに提供される。表示窓は、円形、十字形、方形、正方形、等々である任意の適した形状でよい。十字形である表示窓が、ユーザインストラクションをプリントするためのスペースが少ない微小装置に適している。
好適には、膜の第1側はマスキング層を含む。このマスキング層は浸透性金属フォイルで製造できる。このフォイルは、例えば、ホットスタンピング法によって膜の第1側に接着される。あるいは、メッキされたマスキング層を蒸着法によって膜の片側に堆積することができる。このマスキング層の目的は、それが膜の第1側に堆積されたとき(すなわち、温度が下方閾温度にまで降下する前に)第2液体にマスキングを施して窓部を通して不可視とすることである。第1液体を浸透させた膜は略透明または半透明であり、マスキング層は、第2液体が膜を通じて移動するまで第2液体が窓部から完全にマスキングされていることを確実にし、この装置の“前後”状態を視覚的に際立たせることである。このフォイルは遮光には十分に高密度であるが、微視的には孔質であり、第2液体の通過移動を可能にする。典型的には、このマスキング層は1μmから10μmの厚みである。典型的には、このマスキング層はアルミニウムのごとき金属で製造される。
1実施形態では、この装置はフレキシブルな薄ラベルとして製造できる。ここでは、第2液体(着色剤)はパッド内あるいは第2の膜内に浸透しており、製品の略平坦なバージョンを提供する。この飽和状態パッドに浸透している液体は、第1(凍結可能)液体の膜と(オプションではフォイルを介して)接触しており、第1液体とは混合しない。
別実施形態では、膜は長形体であり、その第1の端部に第1区域を有し、第2の端部に第2区域を有している。この別実施形態では、第2液体は膜の長軸に沿って、および膜厚を通して移動する。有利には第2液体の横断方向移動は、周囲温度が下方閾温度以下に降下していた期間を装置に表示させる。長軸に沿った移動程度がこの期間を示す。
好適には、別実施形態の装置は、膜の長さを視覚的に確認させるように設計され位置された窓部を含んでいる。典型的には、この窓部は実質的に長形膜と同じ寸法である。1以上の時間表示装置マーキングが、ユーザに経過時間を表示するよう窓部に対して配置される。
好適には、下方閾温度以上では膜が第2液体に対して不浸透性とするように凍結可能な第1液体は第2液体よりも疎水性である。しかし、凍結性の第1液体が第2液体よりも親水性である組み合わせでも同様に可能である。
好適には、凍結性の第1液体は脂肪酸エステル、脂肪酸またはそれらの組み合わせである。典型的には、その脂肪酸は、4個から50個(好適には4個から25個)の炭素原子を有する脂肪鎖(飽和、不飽和、枝鎖、または直鎖)を含んだカルボキシル酸である。また“脂肪酸エステル”とは、前記の脂肪酸のエステル(例:C1−8アルキルエステル)のことである。
脂肪酸エステルと脂肪酸が特に好適である。なぜなら、それらは安価であり、幅広い範囲の融点のものが入手でき、明確な融点および凍結点を有するからである。適した凍結可能な第1液体には、セバシン酸ジエチル(FP:−7℃)、ラウリン酸メチル(FP:+1℃)、ミリスチン酸エチル(FP:+7℃)、ミリスチン酸ジエチル(FP:+13℃)、パルミチン酸エチル(FP:+19℃)およびウンデシレン酸(FP:+17℃)が含まれる。これら全ての脂肪酸および脂肪酸エステルは、FDAによって風味添加剤および芳香添加剤としての安全性が認められている。従って、本発明のさらなる利点は、潜在的に有害な成分の使用を回避できることである。他の適した脂肪酸エステルおよび脂肪酸は当該分野の専門家には明白であろう。一般的に、脂肪酸エステルと脂肪酸は、本発明での利用に関しては比較的予測可能な特性を備えており、任意の要求される適用形態において、それらの凍結点を参考にしながら選択することが可能である。
実施形態によっては、第1液体は、第1液体に少量の染料を含ませることで着色される(例:緑または黄)。着色された第1液体は、下方閾温度に到達したことをユーザに示すために向上した視認性(例:緑から赤)を提供する。
好適には、第2液体は、それが膜の第2区域に到達するとユーザに明確な視覚的表示を提供するように着色される。典型的には第2液体は親水性担体(例:水、グリコール、ポリオール、等々)および染料を含む。第2液体の粘度は、膜を通した移動速度に影響を及ぼし、第2液体は、装置のために所望の反応時間を提供するように調製される。もちろん、第2液体が第1液体の凍結点にて流動性でなければならないのは当然である。言い換えると、第2液体の流動点または凍結点は第1液体の凍結点よりも低くなければならない。第1液体が非常に低い凍結点(例:0℃未満)を有している場合には、第2液体は、その流動点または凍結点を降下させるためにプロピレングリコールのごとき1以上の不凍剤を含むことができる。
専門家であれば、第2液体で使用するための様々な親水性染料を承知しており、ここで適した染料を長々とリストアップすることは不要であろう。本発明者は、Liquitint染料(家庭洗剤に一般的に使用)が、下方閾温度の明確な表示のための特に良好な対比を提供することを発見した。適したLiquitint染料には、Liquitint Red MX、Liquitint PG Blue、Liquitint Yellow EC、Liquitint Red XC、Liquitint Blue Re、Liquitint Violet CT、Liquitint Blue EA、Liquitint Orange LG、およびLiquitint Crimsonが含まれる。第2液体に特に適した調剤は、水で希釈されたLiquitint Crimsonを含む。特に好適な組み合せでは、〜1μmの粒径を有したシリカ粒子を含んだ180μm厚のHDPE膜とのLiquitint Crimson調剤が採用される。
1実施形態において、本発明の装置は、装置自体の使用寿命を通して活性である。すなわち製造時以降、継続的に活性状態である。そのような装置は単純構造で安価である利点を有するが、そのような装置の弱点は、それらが常に設定された閾温度以上で保存されなければならないことである。これは、長期保存条件を困難にする。
別実施形態においては、本発明の装置はユーザによる装置の活性化によってのみ活性となる。装置が2つの液体が浸透した膜を備えた平坦なものである実施形態では、活性化は2膜間に提供されている薄プラスチックフィルムの除去によって開始できる。
以上、出願人は時間表示装置を解説した。これは圧力崩壊ブリスター(張出体)および圧力破損シールを介してユーザによって活性化できる(例えば、PTL0003:US7232253A(TIMESTRIP UK LIMITED)2007−06−19参照)。装置を活性化する類似したメカニズムのものであっても本発明の装置において同様に利用できる。
従って、好適には、装置は、第2液体を膜の第1区域と接触するように放出させる活性化手段を含む。好適には、装置は、第2液体を含む封止状態にあるブリスターの形態の貯蔵容器を含み、第2液体は活性化手段の起動によってブリスターから放出される。典型的には、活性化手段は、手による押込ボタンを含む。このようなボタンはブリスターの外面の少なくとも一部に提供される。装置はさらに、圧力がブリスターの外面に適用されたときに第2液体を放出するための圧力破損シールを含む。このシールが破損されると、第2液体は通流して膜の第1区域と接触し、装置を活性化させる。
活性化手段の他の形態は専門家には明らかである。例えば、第2液体を入れた貯蔵容器は、解放可能または崩壊容易な帯体の形態で解放可能なバリア壁を有することができる。ユーザは帯体の1端のタブを引き、貯蔵容器から第2液体を放出させ、第2液体を膜の第1区域と接触させることで装置を活性化することができる。
別な形態では、本発明は、本発明の装置を備えた製品を提供する。
さらに別な形態では、本発明は本発明による装置と、上方閾温度表示装置とを含んだキットを提供する。上方閾値表示器は、周囲温度が設定された上方閾温度以上に上昇したか否かを表示する装置である。場合によっては、上方閾温度表示器は、設定された閾温度以上で保たれた期間または時間の表示を提供する。上方閾値表示装置は従来から知られており、例えば、US3954011、US5368905、およびUS5709472で解説されている。出願人の登録商標ThresholdPlusおよびTimestripPlusの装置は商業的に入手できる上方閾温度表示器の例であり、本発明の形態に従ってキットで使用するのに適している。
このキットは、製品に独立的に取り付けられる別個の上方閾値装置および下方閾値装置を含むことができる。
あるいは一体形態である集積装置が提供できる。ここでは単一のプラットフォームまたは基材が、例えば、横並び状態あるいは縦並び状態である上方閾値装置および下方閾値装置を含むことができる。剥ぎ取り可能な接着性バッキング層を使用して、集積装置を単一装置として製品に取り付けることができる。もし上方閾値装置および下方閾値装置が、それぞれユーザ押込み可能ブリスターを備えた活性化機構をそれぞれに有するなら、単一ボタンをその集積装置に提供し、両方のブリスターを同時的に押し込み起動させることが可能である。あるいは、集積装置には、装置を活性化させるときユーザがそれぞれのブリスターを押し込むように指示するインストラクションを付帯させることができる。
有利には本発明のキットまたは集積装置は、周囲温度が設定された温度範囲外に上昇または降下したことを知らせることができる。例えば、いずれかの装置の赤色表示に、設定温度範囲外に温度が変動したことを示させることができる。このようなキットは、最良には2℃から8℃で保存されるワクチンの保存に有用である。
本発明の好適実施例を、添付の図面を活用して例示的に説明する。
図1Aから図1Fは、第2液体が流体である1実施例、および第2液体がパッドに浸透している平坦バージョンにおける膜を介した第2液体の異なる移動段階での液体浸透膜の概略図である。 図2は、本発明の第1実施例による装置の分解斜視図である。 図3は、図2で示す装置の平面図である。 図4は、図3のA−A線に沿った長手断面図である。 図5は、図2の装置の上方斜視図である。 図6は、本発明の第2実施例による装置の分解斜視図である。 図7は、下側の特徴部を破線で示した図6で示す装置の平面図である。 図8は、封止領域の対応部分の拡大図を伴う図7のA−A線に沿った長手断面図である。 図9は、図6で示す装置の上方斜視図である。 図10は、本発明の第3実施例による装置の分解斜視図である。 図11は、下側の特徴部を破線で示した図10で示す装置の平面図である。 図12は、封止領域の対応部分の拡大図を伴う図11のA−A線に沿った長手断面図である。 図13は、図11で示す装置の上方斜視図である。 図14は、活性化後の第2実施例による装置の拡大長手断面図である。 図15は、第4実施例による平坦でフレキシブルなラベルとして製造された装置の分解斜視図である。 図16は、第4実施例に類似しているが活性化が可能である第5実施例の装置の分解斜視図である。 図17は、図16の装置の平面図である。 図18は、活性化タブ領域の対応する拡大図を伴う図7のA−A線に沿った断面図である。
図1Aから図1Cには、脂肪酸または脂肪酸エステルのごとき疎水性の第1液体が浸透または含浸された微小孔質膜の概略的側面図が図示されている。第1液体は、装置の設定された下方閾温度である凍結点を有する。図1Aで示すように、周囲温度は第1液体の凍結点より高く、染料水溶液のごとき第2液体3は図1Aの膜1の第1側5と接触している。第1液体が浸透した膜1は、周囲温度が第1液体の凍結点以上であるときには第2液体に対して非浸透性である。
図1Bは、温度が第1液体の凍結点にまで降下した後の膜1を示す。第1液体は膜1の繊維構造に対して固化または結晶化しており、凍結した第1液体に微小空隙を形成させる。第1液体の固化により第2液体3は微小孔質膜1を介してその第2側7に向かって移動できる。
図1Cでは、第2液体3は膜1を介して第2側7にまで移動しており、典型的には第2側を不可逆的に染色している。第2側7は、温度が下方閾温度以上に上昇し、第1液体が溶解した後にも第2液体3による染色状態を保つ。
図1Dから図1Fは、本発明の第4実施例および第5実施例で示すような完全に平坦な構造を提供するよう、第2液体が自身でパッドまたは第2の膜9に浸透している上記と同じ連続段階を示す。
1好適実施例では、膜1は孔径が約1μmである微小孔膜を有するポリエチレン(HDPE)製でよい。膜1はシリカ粒子で含浸され、約180μmの厚みを有する。同じ材料がパッド9にも使用できる。パッドは吸い取りパッドまたはティッシュ紙または綿材料のものでよい。装置が利用される適用形態によっては、膜は、典型的には特定利用形態に適した凍結点を有した脂肪酸または脂肪酸エステルである第1液体によって飽和されている。例えば、ワクチンの潜在的な劣化をモニターするのに適した装置は、ラウリン酸メチル(FP:+1℃)を第3液体として利用することができる。この好適実施例では、第2液体3はLiquitint Crimsonを含んだ水性調剤であり、明瞭な赤色表示を提供する。もちろん、異なる色彩の表示を提供するために他の染料を採用することもできる。
図1Aから図1Fに関して説明したように、第1液体が浸透した膜1を通って移動する第2液体3は、本発明の実施例に従った、以下で説明する表示装置のそれぞれにおいて活用される。
[二元表示装置]
図2から図5では、本発明の第1実施例による、活性化機構を備えていない単純な二元表示装置100が図示されている。装置100は装置の全使用寿命を通じて活性化状態である。すなわち、製造時から活性状態のものである。
装置100の本体は、任意の適した熱溶着プロセスによって相互接着されたポリマー製のディスク体101と102のペアを含む。それぞれのポリマーディスク体101と102は、装置の内部部材を気密的に封止するバリア層(図示せず)を含むことができる。下方ディスク体102は略平坦であり、その下面に接着された接着層103を有している。典型的には接着層103は装置100を必要に応じて製品に取り付けできるように剥取帯体を有する。
図4で最良に示すように、上方ディスク体101は中央凹部104を有する。これは装置のための内部空隙部105を提供する。上方ディスク体101は一般的には透明であり、中央円形部分に表示窓部106を提供させる。上方ディスク101の環状外部領域107にはマスキング層および使用法、ブランドマーク、等々が印刷できる。
第1液体(例:ラウリン酸メチル)が浸透した膜1は内部空隙部105に収容されており、その下面にスタンプ貼付された浸透性フォイル層108を有している。膜1と下方ディスク体102との間の内部空隙部105の容積の残り部分は、第2液体(例:Liquitint Crimson液)を保存する液体収容部110を提供する。製造された後には、第2液体3は浸透性フォイル層108を介して膜1の下面と常に接触状態となる。
例示として、使用時に装置100は、表示窓部106を介して赤色が存在しないことをまず確認される。フォイル層108は通常では淡白色を背景に提供する。これは装置が使用可能状態であることを知らせるものである。続いて装置100は製品(例:ワクチンのカートン)に取り付けられ、冷却された容器に移送した後に再びチェックされる。もし、製品の移送中に周囲温度が設定された下方閾温度(第1液体の凍結点により決定)以下になると、赤色の第2液体が膜1を通ってその上面に移動し、表示窓部106を介して明示される。赤色は、ユーザに対して製品が劣化している可能性を指摘し、劣化をチェックするか、廃棄するかを確認させる表示である。しかし、もし表示窓部106を介して視認できる色が淡白色のままなら、ユーザには、製品が設定された下方閾値以下の温度に曝露されていないことが示される。この情報は、オプションで他の表示器(例:上方閾温度表示器)の情報と共に、製品が安全であることをユーザに示す。
[活性化機構を備えた二元表示装置]
図6から図9には、活性化機構を備えた本発明の第2実施例による二元表示装置200が図示されている。装置200は装置を活性化させるためにユーザがボタンを押した後にのみ活性化する。時間表示装置のためのものではあるが、類似した活性化機構が、本出願人によるPLT0004:US7232253A(TIMESTRIP UK LIMITED)2007−06−19において解説されている。
装置200の本体は、適した熱溶着プロセスにより相互接着された1対のポリマープレート201と202を含む。それぞれのポリマープレート201と202は、装置の内部部材を気密状態に封止するようにバリア層(図示せず)を含むことができる。下方プレート202は略平坦であり、装置に対してある程度の剛性を提供する。接着層203は下方プレート202の下面に接着されており、装置200を必要に応じて製品に取り付けさせる。
図8で最良に図示するように、上方プレート201は凹部または皿部を有し、第2液体3を保存するブリスター204を提供する。上方プレート201はフレキシブルであり、ユーザにブリスターを押し込ませ、ブリスター204の液体収容部205に保存されている第2液体3を加圧する。ブリスター204の外面は、装置を活性化するときにユーザが押すボタンを提供する。
膜1と浸透性フォイル層208とは、上方プレート201と下方プレート202との間に挟まれている。膜1の上面は上方プレート201に(例:熱溶着によって)接着されており、上方プレートに設けられた表示窓部206に整合されている。上方プレート201は略透明であり、表示窓部206の区域外の領域には、マスキング層、使用マニュアル、ブランド表示、等々がプリントされている。
フォイル層208は膜1の下面にスタンプ貼付された上面を有しており、フォイル層の下面は下方プレート202と接触する。フォイル層208はブリスター204によって提供されている液体収容部205内に部分的に延びている。フォイル層208とポリマー層201との間の積層状態は比較的に弱いため、このインターフェースはブリスター204のための圧力破壊可能な封止として作用する。従って、人力による圧力がブリスター204の外面に適用されると、ブリスター内に収容された第2液体3の水圧が上方プレート201を下方プレート202から剥離させる。これで、第2液体3が流れ出して膜1の下面と接触し、膜の上方(表示)面は上方プレート201に固定的に接着された状態に残る。第2液体が(浸透性フォイル層208を介して)膜1の下面と接触すると装置200は活性化し、設定された下方閾温度以下の周囲温度への降下に敏感となる。
図14では活性化後の装置200の拡大部分が図示されている。ブリスター204の外面を押し込んだ後、第2液体3の水圧は、フォイル層208によって提供された弱積層の区域内で上方プレート201を下方プレート202から分離させる。これで第2液体3が流れて、浸透性フォイル層208を有した膜1の下面と接触状態となる。下方プレート202は膨出しており、弱積層状態の区域内に第2液体3を収容する。膜1の上(表示)面は、上方プレート201に安定的に熱溶着されているので、第2液体3はブリスターの活性化直後にはこの表面に到達しない。よって、膜1の表示面の上方プレート201への安定した取り付けが、ブリスター活性化に起因する誤判定を防止する。
重要なことは、圧力破壊封止を提供するのに加えて、フォイル層208は第1実施例に関して説明したように、表示窓部206から第2液体3をマスキングしている。よってフォイル層208は第2実施例の装置200で重要な二元的役割を有する。
使用時に装置200は製品に取り付けられ、ブリスター204は装置を活性化するためにユーザによって押し込まれる。有利なことに、装置200は使用前に任意の特定温度に保存される必要がない。表示窓部206は、装置200が周囲温度に曝露されたか、あるいは設定された下方閾温度以下に曝露されたかを検出するために活性化後にユーザによってモニターできる。
[活性化機構を備えた時間依存表示装置]
図10から図13には、本発明の第3実施例による、活性化機構と時間依存進行窓部を有した表示装置300が図示されている。装置300はユーザが装置を活性化するボタンを押した後にのみ活性状態となり、進行窓部はユーザに、周囲温度が設定された下方閾温度以下に降下した期間の表示および単純な二元表示を提供する。
装置300は前記の装置200と構造的に類似する。装置300の本体は、任意の適した熱溶着プロセスにより互いに接着された1対のポリマープレート301と302を含む。それぞれのポリマープレート301と302は、装置の内部部材を気密的に封止するためにバリア層(図示せず)を含むことができる。下方プレート302は略平坦であり、装置に一定の剛性を提供する。接着層303が下方プレート302の下面に接着されており、必要に応じて装置300を製品に取り付けさせる。
図12で最良に図示するように、上方プレート301は凹部あるいは皿部を有しており、第2液体3を収容するブリスター304を提供する。上方プレート301はフレキシブルであり、ユーザにブリスターを押し込ませ、ブリスター304の液体収容部305に保存された第2液体3を加圧する。ブリスター304の外面は、装置が活性化されるときユーザが押すボタンを提供する。
膜1は略長形であり、装置300の長軸に沿って延びている。膜および浸透性フォイル層308は上方プレート301と下方プレート302との間に挟まれている。膜1の上面は上方プレート201に(例:熱溶着で)接着されており、二元表示窓および上方プレートに設けられた時間依存進行窓部307と整合されている。上方プレート301は一般的に透明であり、表示器の区分の外側領域と進行窓部306および307には、マスキング層、並びに使用法、ブランド表示、等々が印刷されている。
フォイル層308は、膜1の下面にスタンプ貼付された上面を有しており、フォイル層の下面は下方プレート302と接触している。フォイル層308は膜1の長さ方向に部分的に延び、ブリスター304が提供する液体収容部305に部分的に延び入る。フォイル308とポリマープレート301および302の積層状態は比較的に弱いため、このインターフェースはブリスター304のための圧力破壊可能な封止として機能する。従って圧力がブリスター304の外面に掛けられると、第2液体3の水圧が下方プレート302から上方プレート301を剥離する。これで第2液体3は流れて膜1の下面と接触し、膜の上面は上方プレート201に固定的に接着された状態に残る。第2液体3が(浸透性フォイル層308を介して)膜1の下面と接触すると、装置300は活性化し、その後に、設定された下方閾温度以下への周囲温度の降下に敏感となる。装置300のブリスター活性化後、第2液体3は、図14で示す装置の場合と類似した要領で膜1の下面と接触状態にされる。
装置300では、膜1に浸透した第1液体が凍結すると、第2液体3は膜を通って表示窓部306の方向に比較的急速に移動し、表示窓部はユーザに当初の二元表示を提供する。もし周囲温度が設定された閾値以下に留まれば、第2液体3が膜1の長さに沿って横断方向に移動する。この横断移動の進行程度は、上方プレート301に設けられた進行窓部307を介してモニターされる。装置300の簡単なキャリブレーション処理により、下方閾温度以下に保たれた時間が容易に決定できる。装置の活性化に続いて、時間表示器マーキング(図示せず)が、下方閾温度以下に保たれた時間の表示をユーザに対する視覚的表示として進行窓部にプリント可能である。
従って、装置300は、設定された閾温度以下の温度に敏感な製品の品質をユーザに評価させることができる、さらに高度な手段を提供することが理解されよう。場合によっては、製品は下方閾温度以下に保たれた短い時間には比較的に鈍感であるかも知れない。この場合には装置300はエンドユーザにとって有用なツールとして機能する。
もちろん専門家であれば、装置300の時間依存的特徴がブリスター304の活性機能を活用せずとも利用できることを理解するであろう。言い換えれば、時間依存性は、第1実施例に関して上述したタイプの装置に容易に組み込めるであろう。
[フレキシブルラベルの実施例]
第4実施例の装置400は第1実施例のものに類似しており、同様な参照番号が使用されている。液体収容部の代わりに第2液体と染料はパッド9に染み込まされており、パッドは飽和状態であり、第1の膜が浸透性に切り替わると液体は第1の膜に移動できるようになる。パッド9は底部封止層102に配置されている。液体貯蔵部が不要であるため、上層401は皿形ではなく平坦である。
この平坦装置には、図16から図18に関して説明した第5実施例の装置500に示される活性機能が提供されている。この装置では薄プラスチックフィルム510が膜1と膜9との間に挿入されている。上方ディスク体501および下方ディスク体502は切欠部512を有しており、フィルム510の拡大タブ514を装置500の一方側に露出させることができる。フィルム層510はこのタブ514によって摘むことができ、装置を活性化させるため、フィルム層は2つの膜を互いに接触状態にするようにパッケージから滑り出される。
これら実施例の他の特徴は前述した通りである。しかし、平坦構造は相当程度に製造および販売に関する利点を有する。それは、それが取り付けられる製品を嵩張らせない。装置400と装置500は円形パッチとして示されているが、第2液体が膜に沿って移動できるように設計することもできる。

Claims (15)

  1. 周囲温度が設定された下方閾温度以下に降下したことを表示する装置であって、
    空間的に離間している第1区域(5)と第2区域(7)とを有した孔質膜(1)と、
    前記孔質膜に浸透した凍結可能な第1液体であって、設定された下方閾温度に対応する凍結点を有している第1液体と、
    前記孔質膜の前記第1区域と接触するための第2液体であって、前記第1液体とは非混合性である第2液体(3)と、
    前記第1区域から前記第2区域への前記第2液体の少なくとも部分的な移動を表示するための手段と、を含んでおり、
    前記第1液体が浸透した前記孔質膜は、前記下方閾温度以上では前記第2液体に対して不浸透性であり、前記下方閾温度以下では前記第2液体に対して浸透性であることを特徴とする装置。
  2. 前記第2液体が浸透しているパッド(9)をさらに含んでいることを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 前記孔質膜の第1側が前記第1区域を提供しており、前記孔質膜の反対側にある第2側が前記第2区域を提供しており、前記第2液体の前記移動は該孔質膜の厚み方向を前記第1側から前記第2側に向かって通過するものであることを特徴とする請求項1または2記載の装置。
  4. 前記移動を表示するための前記手段は、前記孔質膜の前記第2側を視覚的に確認できるように配置された表示窓部(106)を含んでいることを特徴とする請求項3記載の装置。
  5. 前記孔質膜の前記第1側はマスキング層(108)を含んでいることを特徴とする請求項3記載の装置。
  6. 前記孔質膜は長形であり、その第1端に前記第1区域を有し、その第2端に前記第2区域を有しており、前記移動は前記孔質膜の長軸に沿ったものであることを特徴とする請求項1または2記載の装置。
  7. 前記第1液体は前記第2液体よりも疎水性であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記第1液体は、脂肪酸エステル、脂肪酸、またはそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記第2液体は着色されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記孔質膜は、100nmから2μmの孔径を有した微小孔質ポリマーを含んでいることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の装置。
  11. 前記微小孔質ポリマーは、親水性である無機質粒子によって含浸されていることを特徴とする請求項10記載の装置。
  12. 前記第2液体を放出させて前記孔質膜の前記第1区域と接触させる活性化手段をさらに含んでいることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の装置。
  13. 前記活性化手段は、前記パッド(9)と前記孔質膜(1)との間に挿入された除去可能なフィルムを含んでいることを特徴とする請求項2に従属する請求項12記載の装置。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載の装置を取り付けた製品。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載の装置と、上方閾温度表示装置と、を含んだキットまたは一体型集積装置。
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