JP5827744B2 - パンタグラフ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両の屋根部に設けられ、地上の架線設備より鉄道車両に給電するためのパンタグラフ装置に関する。
鉄道車両の屋根部には、地上の架線設備より鉄道車両に給電するためのパンタグラフ装置が設けられる。このパンタグラフ装置は、架線設備に接触して電力を取り出す舟体と、舟体を高さ調整可能に支持する主枠と、主枠を支持する台枠と、台枠を鉄道車両の屋根部に対して絶縁状態で固定する碍子とを備えている。
ところで、新幹線等のように鉄道車両の高速化が進む近年、鉄道車両の走行時に発生する風切り音が周辺環境に与える影響が深刻になりつつある。そして、風切り音の発生源の一つとしてパンタグラフ装置が挙げられることが従来知られている。そこで、パンタグラフ装置から発生する風切り音を低減する手段として、碍子の形状を空気抵抗の少ない形状とする方法が従来提唱されている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。
図7(a)は、従来のパンタグラフ装置50を示す概略正面図である。このパンタグラフ装置50は、いわゆる新在直通車に装備される。ここで、新在直通車とは、新幹線と在来線の両方を走行可能な鉄道車両である。パンタグラフ装置50は、新在直通車の屋根部に取り付けられる一対の碍子51と、これら碍子51によって両端部を支持される台枠52と、この台枠52によって基端部53aが支持されて中間部で折り畳み可能な主枠53と、この主枠53の先端部53bに支持された舟体54とを備えている。そして、このように構成されるパンタグラフ装置50によれば、舟体54が地上の架線設備に接触することにより、架線設備から新在直通車に対して給電される。
ここで、新在直通車は、新幹線だけでなく在来線も走行する必要があるため、在来線の車両限界の制約が課せられる。すなわち、新在直通車は、在来線を走行する全ての鉄道車両が守るべく定められた車両の大きさの限界範囲を越えないことが要求される。そして、車両限界の一つとして、主枠53を折り畳んだ時にパンタグラフ装置50の最上部に位置する舟体54の高さ位置が所定の高さ以内であることが要求される。そこで、図7(a)に示すように、台枠52の底面55において一対の碍子の間に位置する部分55aを、碍子に固定された部分55bと比較して段落ちして形成している。このような台枠52の底面形状によれば、主枠53の基端部53aの取り付け位置が段落ち分だけ低くなるため、舟体54の高さ位置を低く抑えることができる。
日本国特許第3319663号公報 日本国特許第3640192号公報
しかし、図7(a)に示す従来のパンタグラフ装置50では、新在直通車の走行時に碍子51の付近から風切り音が発生しやすいという問題がある。より詳細に説明すると、パンタグラフ装置50は台枠52の底面55において一対の碍子の間に位置する部分55aが、碍子51に固定された部分55bと比較して段落ちして形成されている。従って、台枠52の底面55には、碍子51に近接した位置に角部56が形成されている。これにより、図7(b)に示すように、新在直通車の走行時に走行方向と逆向きに生じる走行気流57は、台枠52の底面55に形成された角部56に衝突することによってその一部が剥離する。そして、走行気流57から剥離したこの剥離流58が走行方向後方側の碍子51に衝突することにより、碍子51の付近において風切り音が発生する。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、新在直通車において舟体の高さ位置を車両限界の範囲内に収めながら、碍子の付近における風切り音の発生を低減する手段を提供する。
本発明に係るパンタグラフ装置は、鉄道車両の屋根部に設けられ、地上の架線設備より鉄道車両へ給電するためのパンタグラフ装置であって、鉄道車両の屋根部に取り付けられる絶縁部材と、前記絶縁部材によって支持される台枠と、前記台枠に取り付けられて上方へ延びる主枠と、前記主枠に支持されて架線設備から電力を取り込む舟体と、前記台枠に設けられる騒音低減用アタッチメントと、を備え、前記台枠の底面は、前記絶縁部材によって下方から支持される被支持部と、鉄道車両の走行方向に向かって前記絶縁部材より前方に位置し前記被支持部より段落ちして形成された段落ち部と、前記被支持部と前記段落ち部とを接続し走行方向に対して傾斜する傾斜部とを有し、前記騒音低減用アタッチメントは、前記段落ち部と前記傾斜部とによって形成される角部から走行方向後方に延び、前記段落ち部に対して前記傾斜部よりも大きい角度をなすようにして、走行方向に対して傾斜する緩傾斜底面を有する。
このような構成によれば、緩傾斜底面と段落ち部とがなす角度は、傾斜部と段落ち部とがなす角度と比較してより大きい角度となる。従って、走行方向と逆向きに生じる走行気流は、緩傾斜底面と段落ち部とによって形成される角部に衝突した場合、傾斜部と段落ち部とによって形成される角部に衝突する場合と比較すると、剥離が生じにくい。これにより、剥離流が走行方向後方側の碍子に衝突することで生じる風切り音を低減することができる。
また、本発明に係るパンタグラフ装置は、前記騒音低減用アタッチメントの前記緩傾斜底面が、前記段落ち部と前記傾斜部とによって形成される角部から、前記被支持部まで延びてもよい。
このような構成によれば、簡略な構成により、緩傾斜底面と段落ち部とがなす角度を、傾斜部と段落ち部とがなす角度と比較してより大きい角度にすることができる。
また、本発明に係るパンタグラフ装置は、前記絶縁部材が、絶縁性を有する本体部と、前記本体部の頂部に設けられて前記台枠の前記被支持部を下方から支持する金属部材とを有し、前記騒音低減用アタッチメントの前記緩傾斜底面が、前記段落ち部と前記傾斜部とによって形成される角部から、前記金属部材における前記台枠の傾斜部側の端部まで延びてもよい。
このような構成によれば、絶縁部材の本体部に対して騒音低減用アタッチメントが接触しないので、絶縁部材の絶縁性が騒音低減用アタッチメントによって損なわれない。
本発明に係るパンタグラフ装置によれば、新在直通車において舟体の高さ位置を車両限界の範囲内に収めながら、碍子の付近における騒音の発生を低減することができる。
本発明の第一実施形態に係るパンタグラフ装置を示す概略正面図である。 本発明の第一実施形態に係るパンタグラフ装置を構成する碍子を示す概略斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るパンタグラフ装置を構成する台枠を底面側から見た概略斜視図である。 本発明の第二実施形態に係るパンタグラフ装置を示す概略正面図である。 本発明の第二実施形態に係るパンタグラフ装置を構成する台枠を底面側から見た概略斜視図である。 隙間埋め用アタッチメントを説明する図であって、パンタグラフ装置の概略底面図である。 従来のパンタグラフ装置を示す図であり、(a)は概略正面図、(b)は碍子の付近で発生する騒音を説明する説明図である。
(第一実施形態)
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。まず、本発明の第一実施形態に係るパンタグラフ装置の構成について説明する。本実施形態では、新幹線と在来線の両方を走行可能な新在直通車に装備されるパンタグラフ装置について説明する。図1は、第一実施形態に係るパンタグラフ装置10を示す概略正面図である。
パンタグラフ装置10は、図1に示すように、所定間隔だけ離間した一対の碍子11(絶縁部材)と、一対の碍子11によって下方から支持された台枠12と、台枠12に対して基端部132が固定された主枠13と、主枠13の先端部133に支持された舟体14と、台枠12の底面121における長手方向両端部にそれぞれ取り付けられた一対の騒音低減用アタッチメント15とを備えている。
碍子11は、主枠13、舟体14、及び台枠12と新在直通車の車両本体(不図示)とを電気的に絶縁する。図2は、碍子11の構成を示す概略斜視図である。碍子11は、磁器等からなる断面略楕円形状の碍子本体111(本体部)と、この碍子本体111の下面に固定された断面略矩形の取付板112と、碍子本体111の上面に固定された断面略楕円形状の金属部材113とを有している。そして、このように構成される2個の碍子11が、車両本体の屋根部の上に所定間隔で配置され、図に詳細は示さないが、その取付板112がボルト等を介して屋根部に対してそれぞれ固定されている。
舟体14及び主枠13は、地上の架線設備から電力を取り込む。主枠13は、図1に示すように、その長手方向中間部に設けられた中間ヒンジ131を支点として曲折可能とされ、その基端部132が、台枠12の長手方向中間部に対して回動可能に取り付けられている。これにより、主枠13は、その先端部133に支持された舟体14が架線設備に接触することで電力が供給されるとともに、折り畳まれて舟体14が架線設備から離れることで電力の供給が停止する。
台枠12は、主枠13を支持する。図3は、第一実施形態の台枠12を底面121側から見た概略斜視図である。台枠12は、金属板を曲げ加工等することで形成した長手部材である。この台枠12は、図1及び図3に示すように、その外側面のうち上面122及び側面123が流線形状に形成されるよう、風防カバー12aで覆われている。これにより、新在直通車の走行時に走行方向と逆向きに生じる走行気流Kが台枠12に衝突した際に、風切り音の発生が低減される。
また、台枠12の外側面のうち底面121は、図1及び図3に示すように、長手方向両端部にそれぞれ設けられた一対の被支持部121aと、長手方向中央部に設けられた段落ち部121bと、段落ち部121bと一対の被支持部121aとの間に設けられた一対の傾斜部121cとを有している。
一対の被支持部121aは、一対の碍子11によって支持される。これら被支持部121aは、図1及び図3に示すように、台枠12の長手方向に略平行して延び、且つ、同一直線上に位置しないよう長手方向に略直交する幅方向へ若干ずらすことで千鳥配置されている。これにより、上流側の碍子11に衝突して乱れた走行気流Kの下流側の碍子11への衝突が防止されている。そして、このように構成される一対の被支持部121aに対し、前記一対の碍子11を構成する金属部材113がそれぞれ固定されている。
段落ち部121bは、前記主枠13の基端部132が取り付けられる。この段落ち部121bは、図1及び図3に示すように、台枠12の長手方向に略平行して延び、且つ、一対の被支持部121aから所定距離だけ離間するように形成されている。そして、このように構成される段落ち部121bに対し、主枠13の基端部132が回動可能に取り付けられている。
一対の傾斜部121cは、段落ち部121bと被支持部121aとを接続する。これら一対の傾斜部121cは、図1及び図3に示すように、被支持部121aの内側端部と段落ち部121bの外側端部とを接続してそれぞれ設けられている。これにより、傾斜部121cは、正面視で被支持部121aから段落ち部121bへ向かって下向きに傾斜することにより、台枠12の長手方向と所定角度をなしている。また、この傾斜部121cと段落ち部121bとが接続する箇所には、角部16が形成されている。
一対の騒音低減用アタッチメント15は、台枠12の底面121形状を変化させる。この騒音低減用アタッチメント14は、図1及び図3に示すように、台枠12の底面121における傾斜部121cに当接する傾斜部当接面151と、同じく台枠12の底面121における被支持部121aに当接する被支持部当接面152と、傾斜部当接面151の先端から被支持部当接面152の先端へ延びる緩傾斜底面153とを有している。
ここで、図1及び図3に示すように、正面視における傾斜部当接面151の長さ寸法は、正面視における傾斜部121cの長さ寸法と略等しく設定されている。また、正面視における被支持部当接面152の長さ寸法は、正面視における被支持部121aの長さ寸法より若干短く設定されている。更に、正面視において傾斜部当接面151と被支持部当接面152とのなす角度は、正面視において傾斜部121cと被支持部121aとのなす角度に略等しく設定されている。尚、正面視における被支持部当接面152の長さ寸法を、正面視における被支持部121aの長さ寸法と略等しい大きさに設定してもよい。
また、図3に示すように、騒音低減用アタッチメント15には、碍子11を構成する金属部材113に略等しい断面形状の切り欠き154が形成されている。これにより、碍子11との干渉を避けながら、騒音低減用アタッチメント15を台枠12に取り付けることができる。更に、騒音低減用アタッチメント15は、図3に示すように、その中央部で2分割されることにより、第一アタッチメント15Aと第二アタッチメント15Bとから構成される。このような構成によれば、碍子11の上に固定された台枠12に対して後付けで騒音低減用アタッチメント15を取り付ける場合に、例えば第一アタッチメント15Aを図3に向かって紙面手前側から取り付けるとともに、第二アタッチメント15Bを紙面奥側から取り付ければよい。これにより、碍子11の存在に拘らず、騒音低減用アタッチメント15を台枠12に対して容易に取り付けることができる。
このように構成される騒音低減用アタッチメント15は、図1に示すように、その傾斜部当接面151を傾斜部121cに当接させるとともに、その被支持部当接面152を被支持部121aに当接させることにより、台枠12の底面121に取り付けられる。そしてこの時、騒音低減用アタッチメント15の緩傾斜底面153は、角部16から被支持部121aに向かって延び、その緩傾斜底面153と段落ち部121bとがなす角度θ1は、傾斜部121cと段落ち部121bとがなす角度θ2と比較してより角度が大きくなっている。従って、走行方向と逆向きに生じる走行気流Kは、緩傾斜底面153と段落ち部121bとによって形成される角部17に衝突した場合、傾斜部121cと段落ち部121bとによって形成される角部16に衝突する場合と比較すると、剥離が生じにくい。これにより、剥離流が走行方向後方側の碍子11に衝突することで生じる風切り音を低減することができる。
ここで、緩傾斜底面153が段落ち部121bと同一平面を形成する場合、走行気流Kは最も剥離しにくい。しかし、この場合、走行気流Kが碍子11に衝突した時に碍子11の裏側に生じるカルマン渦は、碍子11の高さ方向に亘って一様になるため、同位相の渦同士が増幅し合うことによって風切り音が大きくなりやすい。一方、本実施形態のように緩傾斜底面153が段落ち部121bに対して若干傾斜している場合、走行気流Kが碍子11に衝突した時に碍子11の裏側に生じるカルマン渦は、碍子11の高さ方向で不均一になるため、位相の揃った同位相の強い渦が発生しにくくなることによって風切り音が小さくなるという利点がある。
また、図1に示すように、騒音低減用アタッチメント15は、碍子11を構成する金属部材113に接触することはあるものの、碍子11を構成する碍子本体111に接触することはない。これにより、騒音低減用アタッチメント15の存在によって碍子11の絶縁性が損なわれることはない。
(第二実施形態)
次に、第二実施形態に係るパンタグラフ装置について説明する。第二実施形態に係るパンタグラフ装置も、新在直通車に装備される。図4は、第二実施形態に係るパンタグラフ装置20を示す概略正面図である。
パンタグラフ装置20は、図4に示すように、所定間隔だけ離間した一対の碍子11(絶縁部材)と、一対の碍子11によって下方から支持された台枠12と、台枠12に対して基端部132が固定された主枠13と、主枠13の先端部133に支持された舟体14と、台枠12の底面121における長手方向両端部にそれぞれ取り付けられた一対の騒音低減用アタッチメント21とを備えている。
第二実施形態のパンタグラフ装置20を第一実施形態のパンタグラフ装置10と比較すると、騒音低減用アタッチメント21の構成だけが異なっている。それ以外の構成は、第一実施形態と同じであるため第一実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。
一対の騒音低減用アタッチメント21は、図4及び図5に示すように、台枠12の底面121における傾斜部121cに当接する傾斜部当接面211と、被支持部121aに当接する被支持部当接面212と、被支持部当接面212と所定間隔だけ離間して略平行方向に延びる被支持部平行面213と、被支持部平行面213の端部から傾斜部当接面211の端部へ延びる緩傾斜底面214とを有している。
ここで、図4及び図5に示すように、正面視における傾斜部当接面211の長さ寸法は、正面視における傾斜部121cの長さ寸法と略等しく設定されている。また、正面視における被支持部当接面212の長さ寸法は、正面視における被支持部121aの長さ寸法より若干短く設定されている。更に、正面視において傾斜部当接面211と被支持部当接面212とのなす角度は、正面視において傾斜部121cと被支持部121aとのなす角度に略等しく設定されている。また、被支持部当接面212と被支持部平行面213との離間距離は、碍子11を構成する金属部材113の厚みと略等しく設定されている。
また、緩傾斜底面214と段落ち部121bとのなす角度θ3は、第一実施形態の騒音低減用アタッチメント15において緩傾斜底面153と段落ち部121bとのなす角度θ1と比較すると、若干角度が小さい。しかし、緩傾斜底面214と段落ち部121bとのなす角度θ1は、傾斜部121cと段落ち部121bとのなす角度θ2と比較すればより角度が大きくなっている。従って、緩傾斜底面214と段落ち部121bとによって形成される角部22に走行気流Kが衝突した場合、傾斜部121cと段落ち部121bとによって形成される角部16に衝突する場合と比較すると、剥離が生じにくい。これにより、剥離流が走行方向後方側の碍子11に衝突することで生じる風切り音を低減することができる。
また、前述のように被支持部当接面212と被支持部平行面213との離間距離は、碍子11を構成する金属部材113の厚みと略等しく形成されている。従って、図4に示すように、騒音低減用アタッチメント21は、碍子11を構成する金属部材113に接触することはあるものの、碍子11を構成する碍子本体111に接触することはない。これにより、第一実施形態と同様、騒音低減用アタッチメント21の存在によって碍子11の絶縁性が損なわれることはない。
ここで、図4に示すように、正面視における被支持部当接面212の長さ寸法が、正面視における被支持部121aの長さ寸法より若干短く設定されている。従って、図5に示すように、台枠12の底面121には、騒音低減用アタッチメント21が存在しない隙間23がそれぞれ形成される。従って、図6に示すように、この隙間23に対し、隙間23に合致する形状の隙間埋め用アタッチメント24をそれぞれ取り付けてもよい。このような構成によれば、騒音低減用アタッチメント21の走行方向後端部に走行気流Kが衝突することによって剥離流が生じることがないため、風切り音の発生を一層確実に低減することができる。尚、この隙間埋め用アタッチメント24は、第一実施形態に適用することも可能である。
尚、図に詳細は示さないが、騒音低減用アタッチメント21と碍子11との間、及び隙間埋め用アタッチメント24と碍子11との間に所定幅の隙間(不図示)を設ければ、屋根部に碍子11を取り付けた車両本体に対し、騒音低減用アタッチメント21と隙間埋め用アタッチメント24とを取り付けた台枠12をクレーン等で吊り上げて取り付け作業を行う際に、騒音低減用アタッチメント21や隙間埋め用アタッチメント24が碍子11に干渉しにくく、作業を行いやすいという利点がある。
また、第一実施形態及び第二実施形態では、騒音低減用アタッチメント15,21を台枠12の底面121に取り付けたが、これに代えて、碍子11を構成する金属部材113に対して騒音低減用アタッチメント21を取り付けてもよい。また、騒音低減用アタッチメント15,21を、台枠12と一体的に形成することも可能である。
尚、上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ、或いは動作手順等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
本発明に係るパンタグラフ装置によれば、新在直通車において舟体の高さ位置を車両限界の範囲内に収めながら、碍子の付近における騒音の発生を低減することができる。
10 パンタグラフ装置
11 碍子(絶縁部材)
111 碍子本体(本体部)
112 取付板
113 金属部材
12 台枠
12a 風防カバー
121 底面
121a 被支持部
121b 段落ち部
121c 傾斜部
122 上面
123 側面
13 主枠
131 中間ヒンジ
132 基端部
133 先端部
14 舟体
15 騒音低減用アタッチメント
151 傾斜部当接面
152 被支持部当接面
153 緩傾斜底面
154 切り欠き
15A 第一アタッチメント
15B 第二アタッチメント
16 角部
17 角部
20 パンタグラフ装置
21 騒音低減用アタッチメント
211 傾斜部当接面
212 被支持部当接面
213 被支持部平行面
214 緩傾斜底面
22 角部
23 隙間
24 隙間埋め用アタッチメント
50 パンタグラフ装置
51 碍子
52 台枠
53 主枠
53a 基端部
53b 先端部
54 舟体
55a 部分
55b 部分
56 角部
57 走行気流
58 剥離流
K 走行気流
θ1 角度
θ2 角度
θ3 角度

Claims (3)

  1. 鉄道車両の屋根部に設けられ、地上の架線設備より鉄道車両へ給電するためのパンタグラフ装置であって、
    鉄道車両の屋根部に取り付けられる絶縁部材と、
    前記絶縁部材によって支持される台枠と、
    前記台枠に取り付けられて上方へ延びる主枠と、
    前記主枠に支持されて架線設備から電力を取り込む舟体と、
    前記台枠に設けられる騒音低減用アタッチメントと、
    を備え、
    前記台枠の底面は、前記絶縁部材によって下方から支持される被支持部と、鉄道車両の走行方向に向かって前記絶縁部材より前方に位置し前記被支持部より段落ちして形成された段落ち部と、前記被支持部と前記段落ち部とを接続し走行方向に対して傾斜する傾斜部とを有し、
    前記騒音低減用アタッチメントは、前記段落ち部と前記傾斜部とによって形成される角部から走行方向後方に延び、前記段落ち部に対して前記傾斜部よりも大きい角度をなすようにして、走行方向に対して傾斜する緩傾斜底面を有するパンタグラフ装置。
  2. 前記騒音低減用アタッチメントの前記緩傾斜底面が、前記段落ち部と前記傾斜部とによって形成される角部から、前記被支持部まで延びる請求項1に記載のパンタグラフ装置。
  3. 前記絶縁部材が、絶縁性を有する本体部と、前記本体部の頂部に設けられて前記台枠の前記被支持部を下方から支持する金属部材とを有し、
    前記騒音低減用アタッチメントの前記緩傾斜底面が、前記段落ち部と前記傾斜部とによって形成される角部から、前記金属部材における前記台枠の傾斜部側の端部まで延びる請求項1に記載のパンタグラフ装置。
JP2014512219A 2012-04-25 2012-04-25 パンタグラフ装置 Active JP5827744B2 (ja)

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