JP5825508B2 - Icカードの製造装置及び製造方法 - Google Patents
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Description
(1) バックロール上に沿うように抱き合わされて支持された表皮基材にこの表皮基材よりもガラス転移温度が低い接着材を塗工し表皮層を形成する塗工手段と、この塗工手段によって形成された表皮層とICチップ付きアンテナ回路基板とをラミネートするラミネート手段と、を有するICカードの製造装置であって、前記ラミネートロールを有するラミネート手段が前記塗工手段と共通のバックロール上に設けられ、前記ICチップが前記バックロールと対向し、前記ICチップ付きアンテナ回路基板が前記ラミネートロール上に沿うように抱き合わされて支持され、前記表皮基材及び接着材の温度調整機構が、前記バックロールに設けられるICカードの製造装置。
(2) 上記(1)において、接着材が反応性ホットメルト接着材であり、前記表皮基材のガラス転移温度以下で、かつ、塗工手段によって表皮基材上に塗工される接着材が溶融状態となったままで、ラミネート手段によってラミネートされるICカードの製造装置。(3) 上記(1)又は(2)において、バックロールA上でICチップ付きアンテナ回路基板の一方の面に表皮層Aをラミネートするラミネート手段Aと、バックロールB上で前記ICチップ付きアンテナ回路基板の他方の面に表皮層Bをラミネートするラミネート手段Bとを備えるICカードの製造装置。
(4) 上記(1)から(3)の何れかにおいて、塗工手段及びラミネート手段に加えて、両面に表皮層をラミネートしたICチップ付きアンテナ回路基板を毎葉のシート状に切断するシートカット手段を備え、前記ラミネート手段からシートカット手段までを連続的に行うICカードの製造装置。
(5) バックロール上に沿うように抱き合わされて支持された表皮基材にこの表皮基材よりもガラス転移温度が低い接着材を塗工し表皮層を形成する塗工工程と、この塗工工程によって形成された表皮層とICチップ付きアンテナ回路基板とをラミネートするラミネート工程と、を有するICカードの製造方法であって、前記ラミネートロールを有するラミネート工程が前記塗工工程と共通のバックロール上で行われ、前記ICチップが前記バックロールと対向し、前記ICチップ付きアンテナ回路基板が前記ラミネートロール上に沿うように抱き合わされて支持され、前記バックアップロールに設けられる温度調整機構により、前記表皮基材及び接着材の温度が調整されるICカードの製造方法。
(6) 上記(5)において、接着材が反応性ホットメルト接着材であり、前記表皮基材のガラス転移温度以下で、かつ、表皮基材上に塗工される接着材が溶融状態となったままでラミネートされるICカードの製造方法。
(7) 上記(5)または(6)において、ラミネート工程が、バックロールA上でICチップ付きアンテナ回路基板の一方の面に表皮層Aをラミネートするラミネート工程Aと、バックロールB上で前記ICチップ付きアンテナ回路基板の他方の面に表皮層Bをラミネートするラミネート工程Bとを有するICカードの製造方法。
(8) 上記(5)から(7)の何れかにおいて、塗工工程及びラミネート工程に加えて、両面に表皮層をラミネートしたICチップ付きアンテナ回路基板を毎葉のシート状に切断するシートカット工程を備え、前記ラミネート工程からシートカット工程までを連続的に行うICカードの製造方法。
図3〜図5に示すように、表皮基材A1である厚さ0.188mmのPETシート(帝人デュポンフィルム株式会社製)上に、厚さ0.28mmの反応性ホットメルト接着材A2であるハイボン4883(日立化成ポリマー株式会社製、商品名。ハイボンは登録商標。)を、バックロールA7上に設けた塗工装置A11を用いて塗工し、得られた表皮層A16の接着材A2が溶融したままの状態で、この表皮層A16とICチップ付きアンテナ回路基板3とを、表皮基材A1のTg以下(70℃)でラミネートし、複合シートA13を作製した。この表皮基材A1への塗工からラミネートまでは、塗工に用いたのと同一のバックロールA7上で連続して行った。その後、さらに連続して、表皮基材B5である厚さ0.188mmのPETシート(帝人デュポンフィルム株式会社製)上に、厚さ0.10mmの反応性ホットメルト接着材B4であるハイボン4883(日立化成ポリマー株式会社製、商品名。ハイボンは登録商標。)を、バックロールB9上に設けた塗工装置B12を用いて塗工し、得られた表皮層B17の接着材B4が溶融したままの状態で、この表皮層B4と複合シートA13とを、表皮基材B17のTg温度以下(70℃)でラミネートし、ICチップ付きアンテナ回路基板3を内包した複合シートB14を得た。この表皮基材B5への塗工からラミネートまでは、塗工に用いたのと同一のバックロールB9上で連続して行った。カッター18により、毎葉のシートに切断し、複合シートC15を得た。さらに、最終サイズへの加工を行い、厚み0.76mmの非接触ICカードを作製した。
実施例と同様にして、表皮基材Aである厚さ0.188mmのPETシート(帝人デュポンフィルム株式会社製)上に、厚さ0.28mmの反応性ホットメルト接着材Aであるハイボン4883(日立化成ポリマー株式会社製、商品名。ハイボンは登録商標。)を、バックロールA上に設けた塗工装置Aを用いて塗工し、表皮層Aを得た後、バックロールA上から一旦取り出した。また、表皮基材Bである厚さ0.188mmのPETシート(帝人デュポンフィルム株式会社製)上に、厚さ0.10mmの反応性ホットメルト接着材Bであるハイボン4883(日立化成ポリマー株式会社製、商品名。ハイボンは登録商標。)を、バックロールB上に設けた塗工装置Bを用いて塗工し、表皮層Bを得た後、バックロールB上から取り出した。次に、表皮層Aと表皮層Bとの間に、ICチップ付きアンテナ回路基板を挟んで、表皮層A及び表皮層Bの外側から、平面の熱プレスを使用して、130℃加熱、0.5MPaの条件で、上下から熱プレスラミネートを行い、ICチップ付きアンテナ回路基板を内包した複合シートBを形成した。その後、カッターにより、毎葉のシートに切断し、複合シートCを得た。さらに、最終サイズへの加工を行い、厚み0.76mmの非接触ICカードを作製した。
2:接着材A
3:ICチップ付きアンテナ回路基板
4:接着材B
5:表皮基材B
6:ICチップ
7:バックロールA
8:ラミネートロールA(ラミネート手段A)
9:バックロールB
10:ラミネートロールB(ラミネート手段B)
11:塗工装置A(塗工手段A)
12:塗工装置B(塗工手段B)
13:複合シートA
14:複合シートB
15:複合シートC
16:表皮層A
17:表皮層B
18:カッター(シートカット手段)
19:搬送ロール
20:アンテナ回路基板
21:ICカード製造装置
22:ICカード
23:平坦化ロールA
24:平坦化ロールB
Claims (8)
- バックロール上に沿うように抱き合わされて支持された表皮基材にこの表皮基材よりもガラス転移温度が低い接着材を塗工し表皮層を形成する塗工手段と、この塗工手段によって形成された表皮層とICチップ付きアンテナ回路基板とをラミネートするラミネート手段と、を有するICカードの製造装置であって、前記ラミネートロールを有するラミネート手段が、前記塗工手段と共通のバックロール上に設けられ、前記ICチップが前記バックロールと対向し、前記ICチップ付きアンテナ回路基板が前記ラミネートロール上に沿うように抱き合わされて支持され、前記表皮基材及び接着材の温度調整機構が、前記バックロールに設けられるICカードの製造装置。
- 請求項1において、接着材が反応性ホットメルト接着材であり、前記表皮基材のガラス転移温度以下で、かつ、塗工手段によって表皮基材上に塗工される接着材が溶融状態となったままで、ラミネート手段によってラミネートされるICカードの製造装置。
- 請求項1又は2において、バックロールA上でICチップ付きアンテナ回路基板の一方の面に表皮層Aをラミネートするラミネート手段Aと、バックロールB上で前記ICチップ付きアンテナ回路基板の他方の面に表皮層Bをラミネートするラミネート手段Bとを備えるICカードの製造装置。
- 請求項1から3の何れかにおいて、塗工手段及びラミネート手段に加えて、両面に表皮層をラミネートしたICチップ付きアンテナ回路基板を毎葉のシートに切断するシートカット手段を備え、前記ラミネート手段からシートカット手段までを連続的に行うICカードの製造装置。
- バックロール上に沿うように抱き合わされて支持された表皮基材にこの表皮基材よりもガラス転移温度が低い接着材を塗工し表皮層を形成する塗工工程と、この塗工工程によって形成された表皮層とICチップ付きアンテナ回路基板とをラミネートするラミネート工程と、を有するICカードの製造方法であって、前記ラミネートロールを有するラミネート工程が前記塗工工程と共通のバックロール上で行われ、前記ICチップが前記バックロールと対向し、前記ICチップ付きアンテナ回路基板が前記ラミネートロール上に沿うように抱き合わされて支持され、前記バックロールに設けられる温度調整機構により、前記表皮基材及び接着材の温度が調整されるICカードの製造方法。
- 請求項5において、接着材が反応性ホットメルト接着材であり、前記表皮基材のガラス転移温度以下で、かつ、表皮基材上に塗工される接着材が溶融状態となったままでラミネートされるICカードの製造方法。
- 請求項5又は6において、ラミネート工程が、バックロールA上でICチップ付きアンテナ回路基板の一方の面に表皮層Aをラミネートするラミネート工程Aと、バックロールB上で前記ICチップ付きアンテナ回路基板の他方の面に表皮層Bをラミネートするラミネート工程Bとを有するICカードの製造方法。
- 請求項5から7の何れかにおいて、塗工工程及びラミネート工程に加えて、両面に表皮層をラミネートしたICチップ付きアンテナ回路基板を毎葉のシート状に切断するシートカット工程を備え、前記ラミネート工程からシートカット工程までを連続的に行うICカードの製造方法。
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