JP5823442B2 - 両開き戸の同時開閉機構および両開き戸 - Google Patents

両開き戸の同時開閉機構および両開き戸 Download PDF

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Description

本発明は、左右の扉が同時に開閉する両開き戸の同時開閉機構および両開き戸に関するものである。
両開き戸は、両引き戸と異なり、戸を収納するスペースが不要であるため、狭い通路や廊下でも設置することができる。また、両開き戸は、2枚の戸により通路や廊下を閉鎖するため、同じ幅の廊下であれば、片開き戸より扉の大きさが小さくできるので、扉の開閉に伴う占有面積を小さくできる。
両開き戸を開放状態とするには、2枚の戸を左右に同時に開く必要があるため両手を使う必要がある。しかし、片手または両手が荷物などで塞がっているときや車椅子に乗っている者にとっては、両方を一度に開くことが困難な場合がある。
このような両開き戸の欠点を解消するために、同時に両方の扉が開いたり閉じたりする同時開閉機構が提案されている。
例えば、特許文献1には、扉を軸着する扉支軸に同径のチェーンギヤを嵌着し、このチェーンギヤにタスキ掛状、または平行にチェーンを装着した左右同時開閉扉が記載されている。
特許文献2には、両開き戸の左右の回転軸に設けられた左右の駆動傘歯車と、駆動傘歯車と噛合する左右の従動傘歯車と、従動傘歯車が両端に設けられた伝達軸とを備えた両開戸開閉装置が記載されている。また、この特許文献2には、両開戸の回転軸に設けられた駆動プーリーと、この駆動プーリーに係合して回転力を伝達する伝達ベルトと、伝達ベルトが係合する左右の従動プーリーと、従動プーリーと同軸に設けられた相互に噛合する左右の伝達歯車とを備えた両開戸開閉装置が記載されている。
特許文献3には、ドア軸又はドアと共に回転する軸に同軸回転的に係着自在の一対の軸部を所定間隔を隔てて軸支し、軸部には夫々唾を突設してこれにクランクアーム体を90°間隔の所要の位相にねじを介して着脱自在とし、クランクアーム体には位相が180°へだたり且つ偏心量が等しい一対の枢着部を夫々設け、而して計二対の枢着部間を結ぶべき二本の連接棒は夫々中間部に於いてターンバックルにて伸縮並びに切りはなして自在且つ枢着部よりは着脱自在とした二つの方式に切換え自在な両開きドア連動装置が記載されたている。
実開平7−26571号公報 特開2001−107644号公報 特公昭45−1789号公報 特開2012−017646号公報
しかし、この特許文献1に記載された左右同時開閉扉では、チェーンをチェーンギヤに平行に、またはタスキ掛状に装着しているが、チェーンを平行に装着した場合では扉の開く方向がそれぞれ反対となってしまう。チェーンをタスキ掛状に装着した場合は、クロスするチェーンが擦れ合ってしまい、使用しているうちに破損や破断が起こり、作動しなくなってしまうおそれがある。
特許文献2に記載された両開戸開閉装置では、駆動傘歯車の回転を従動傘歯車により伝達軸を回転させているが、従動傘歯車を配置するための空間を駆動傘歯車より更に高く確保する必要があり、特許文献1に記載の左右同時開閉扉よりも、開閉機構を収納するための空間の高さが高くなる。また、駆動プーリー、伝達ベルト、従動プーリー、および伝達歯車により構成された両開戸開閉装置では、中央部に伝達歯車を設ける必要があり、部品点数が多くなってしまう。従って、メンテナンスが煩雑となるだけでなく、コスト面でもアップしてしまう。
特許文献3に記載された切換え自在な両開きドア連動装置であれば、同時開閉機構を、特許文献1,2より簡単な構造で、かつ省スペースで設置することができる。
しかし、特許文献1〜3に記載の従来の同時開閉装置では、扉が閉まるときの衝撃を緩和する点については考慮されていない。例えば、特許文献4に記載されているようなドアクローザを扉と戸枠に設置して、緩やかに扉を閉めることで、扉の衝撃を緩和させることができるが、同時開閉機構と別体で、大掛かりなものが扉に付くことになるため、扉の意匠性が低下するだけでなく、コストアップとなり、扉の設置にスペースを要する。
そこで本発明は、耐久性が高く、簡単な構造で、省スペースで設置することができる両開き戸の同時開閉機構および両開き戸を提供することを目的とする。
本発明の両開き戸の同時開閉機構は、一方の扉と他方の扉とが観音開きする両開き戸の同時開閉機構において、前記一方の扉と他方の扉とのそれぞれの回転軸の回転と共に、同方向に回転する一対の回転部材と、前記一対の回転部材の一方の回転部材の回転を、他方の回転部材に逆転した状態で伝達させるために、前記一対の扉の回転軸同士を結ぶ仮想線を中心線として、前記一方の回転部材の一方側に偏心した位置と、前記他方の回転部材の他方側に偏心した位置とにそれぞれ連結されたリンク部材と、前記リンク部材の一方の端部に設けられ、前記一方の扉が閉鎖するときに、固定された受け部に当接させて衝撃を緩和させる緩衝装置とを備えたことを特徴とする。
本発明の両開き戸の同時開閉機構によれば、リンク部材を回転部材の仮想線を中心線としてそれぞれ反対側に偏心した位置に連結することで、一方の扉が開けば、扉の回転軸と共に回転する一方の回転部材により、リンク部材が移動する。このリンク部材の移動により他方の回転部材が逆転する。他方の回転部材の逆転と共に、同方向に回転軸が回転して。他方の扉が一方の扉と同じ向きで開く。このように、リンク部材の直線移動で回転部材を反対方向へ回転させることができる。また、扉の閉鎖動作は、リンク部材の移動により検知することができるので、リンク部材の端部に緩衝装置を設ければ、他の場所に特別に緩衝装置を付けるための機構部品を設けることなく、扉が閉鎖するときの衝撃を緩和させることができる。従って、本発明の両開き戸の同時開閉機構は、簡単な構造で構成することができる。
前記一方の扉と他方の扉とが閉鎖状態にあるときに、前記リンク部材および前記回転部材の連結位置と回転軸とを結ぶ線と、前記仮想線との成す角度が鋭角であると、開放時に回転し始める回転部材の応力をリンク部材に伝達しやすいので望ましい。
また、本発明の両開き戸の同時開閉機構は、一方の扉と他方の扉とが互いに反対方向へ開く両開き戸の同時開閉機構において、前記一方の扉と他方の扉とのそれぞれの回転軸の回転と共に、同方向に回転する一対の回転部材と、前記一対の回転部材の一方の回転部材の回転を、他方の回転部材に正転した状態で伝達させるために、前記一対の扉の回転軸同士を結ぶ仮想線を中心線として、前記一方の回転部材の一方側に偏心した位置と、前記他方の回転部材の一方側に偏心した位置とにそれぞれ連結されたリンク部材と、前記リンク部材の一方の端部に設けられ、前記一方の扉が閉鎖するときに、固定された受け部に当接させて衝撃を緩和させる緩衝装置とを備えたことを特徴とする。
本発明の両開き戸の同時開閉機構によれば、リンク部材を回転部材の仮想線を中心線として同じ側に偏心した位置に連結することで、一方の扉が開けば、扉の回転軸と共に回転する一方の回転部材により、リンク部材が移動する。このリンク部材の移動により他方の回転部材が正転する。他方の回転部材の正転と共に、同方向に回転軸が回転して。他方の扉が一方の扉と反対の向きで開く。このように、リンク部材の直線移動で回転部材を同じ方向へ回転させることができる。また、扉の閉鎖動作は、リンク部材の移動により検知することができるので、リンク部材の端部に緩衝装置を設ければ、他の場所に特別に緩衝装置を付けるための機構部品を設けることなく、扉が閉鎖するときの衝撃を緩和させることができる。従って、本発明の両開き戸の同時開閉機構は、簡単な構造で構成することができる。
前記回転部材は、前記回転軸に固定された円盤部材であり、前記リンク部材は、前記円盤部材の円盤面に連結されていると、回転軸の回転と共に、リンク部材の連結位置を回転させることができる。また、リンク部材が円盤面に連結されているため、リンク部材が円盤部材の上方、または下方を移動することができるため、円盤部材の円周にリンク部材を連結した場合と比較して、リンク部材の移動範囲を広く確保することができる。
前記回転部材は、前記回転軸に固定された帯板状部材であり、前記リンク部材は、前記帯板状部材の先端部に連結されているようにしても、リンク部材により一方の帯板状部材の回転を他方の帯板状部材の回転へと伝達することができる。
本発明の両開き戸は、本発明の開き戸の同時開閉機構と、一方の扉または他方の扉を自重で閉めるグラビティヒンジとを備え、前記一方の扉または他方の扉は、閉鎖状態において室外側へ膨らんでいることを特徴とするものである。
本発明の両開き戸によれば、一方の扉または他方の扉のいずれかを開けば、同時開閉機構により両方の扉が開き、閉鎖するときには手を離すだけで、グラビティヒンジにより片方の扉が自重で閉まれば、同時開閉機構によりもう片方も閉まる。そして、狭い室内であっても、一方の扉または他方の扉は、閉鎖状態において室外側へ膨らんでいるため室内を広く確保することができる。
本発明の両開き戸の同時開閉機構は、一対の回転部材と、リンク部材と、緩衝装置とで形成することができるので、耐久性が高く、簡単な構造で、省スペースで設置することができる。従って、発明の両開き戸の同時開閉機構は、コストを低く抑えることができ、メンテナンスも簡便なものとすることができる。
本発明の実施の形態1に係る両開き戸を示す正面図である。 図1に示す両開き戸の扉における扉の開閉状態の水平断面図である。 図1に示す両開き戸の扉における扉閉鎖時の同時開閉機構を示す平面図である。 図3に示す同時開閉機構の円盤部材とリンク部材との連結角度を説明するための図であり、(A)は左扉側の円盤部材を説明するための図、(B)は右扉側の円盤部材を説明するための図である。 回転部材を帯板状部材とした同時開閉機構を示す平面図である。 本発明の実施の形態2に係る両開き戸が観音開きする状態を示す平面図であり、(A)はトイレの内側方向に開く状態の平面図、(B)はトイレの外側方向に開く状態の平面図である。 図6に示す両開き戸の開閉機構の平面図である。 本発明の実施の形態2に係る両開き戸が互いに反対方向に開く状態を示す平面図であり、(A)は左扉が内側に、右扉が外側へ開く平面図、(B)は左扉が外側に、右扉が内側へ開く平面図である。 図8に示す両開き戸の開閉機構の平面図である。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る両開き戸について、図面に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、両開き戸10は、左右の固定扉10aの間で、一方の扉と他方の扉とが、観音開きするものである。両開き戸10は、上枠21と縦枠22,22と、下枠23とにより構成された戸枠20に設置されている。
両開き戸10は、一方の扉である左扉11と、他方の扉である右扉12とから構成されている。左扉11と右扉12とは、開閉に伴って回転する上下の回転軸31a,31bにより支持されている。
ここで、この両開き戸10のどちらかの扉を開閉すると、自動的にもう片方の扉も同時に開閉する開閉機構(同時開閉機構)について、図2および図3に基づいて説明する。
開閉機構30は、上枠21に内蔵されている。開閉機構30は、回転軸31a,31bと同軸に配置された一対の回転部材である円盤部材32a,32bと、それぞれの円盤部材32a,32bに、両端部が連結された棒状のリンク部材33とを備えている。
円盤部材32a,32bには、リンク部材33を回転自在に連結するためのねじ穴321が形成されている。ねじ穴321の位置は、左扉11および右扉12が閉鎖状態にあるときに、回転軸31a,31b同士を結ぶ仮想線Lを中心として、一方の円盤部材32aの一方側に偏心した位置と、他方の円盤部材32bの一方側とは反対となる他方側に偏心した位置とに、それぞれ形成されている。図3においては、左扉11側の円盤部材32aでは、左扉11の一面11a側に偏心した位置にねじ穴321が形成され、右扉12側の円盤部材32bでは、右扉12の一面12a側とは反対となる他面12b側に偏心した位置にねじ穴321が形成されている。
円盤部材32bとリンク部材33との連結位置となるねじ穴321と回転軸31a,31bとを結ぶ線と、仮想線Lとの成す角度が鋭角となるのが、開放時に回転し始める円盤部材32a,32bの応力をリンク部材33に伝達しやすいので望ましい。本実施の形態では、ねじ穴321と回転軸31a,31bとを結ぶ線と、仮想線Lとの成す角度θが45°となるように形成されている(図4(A)および同図(B)参照)。
リンク部材33は、円盤部材32a,32bのねじ穴321に、両端部に形成されたねじ穴331を合わせて、回転自在にねじ止めされ、円盤部材32a,32bに連結されている。
リンク部材33の一方の端部には、緩衝装置34が設けられている。ここで、リンク部材33の一方の端部は、左扉11および右扉12が閉鎖するときに、開閉機構30の側方に位置する戸枠に接近する側である。図3においては、左扉11および右扉12が閉鎖するときには、リンク部材33が左方向へ移動するため、緩衝装置34が左扉11側のリンク部材33の端部に設けられている。
緩衝装置34は、固定された受け部として機能する戸枠である縦枠22に当接させて衝撃を緩和させる機能を備えている。緩衝装置34は、突出したピストンが外筒に進入する際に、外筒内に封入されたオイルの抵抗によりピストンが受ける衝撃を減衰させるオイルダンパーとすることができる。
また、左扉11は、回転軸31aと同軸位置の下枠23に設けられたグラビティヒンジ36により支持されている。このグラビティヒンジ36により、扉を開くと扉が螺旋状にせり上がり扉の支持位置が高くなることで、閉鎖の際には扉の自重で自動的に閉まるようにしている。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る両開き戸10の動作と使用状態を図面に基づいて説明する。
図2および図3に示すように、まず、左扉11または右扉12をいずれか、例えば、右扉12を開こうとして、右扉12を平面視して反時計回りに回転させ始めると、反時計回りの右扉12の回転と共に、右扉12側の回転軸31bが同方向に回転する。回転軸31bが回転すると、回転軸31bと同軸に固定された右扉12側の円盤部材32bが同方向に回転する。
円盤部材32bのねじ穴321が、右扉12の一面12aと反対となる他面12b側に形成されているため、円盤部材32bが反時計回りに回転することで、円盤部材32bのねじ穴321が、左扉11から離れる方向へ移動する。円盤部材32bのねじ穴321が左扉11から離れる方向へ移動することで、円盤部材32bは、回転運動を直線運動へ変換するリンク部材33を引っ張る。
リンク部材33が引っ張れ、この引張力が左扉11側の円盤部材32aに伝達される。円盤部材32aのねじ穴321が左扉11の一面11a側に形成されているため、円盤部材32aは、円盤部材32bとは反対方向である時計回りに回転する。
円盤部材32aの時計回りの回転により、左扉11側の回転軸31aが時計回りに回転することで、左扉11が同方向に回転して、左扉11が右扉12と同じ向きで開く。
上記説明では、右扉12を引いた場合を説明したが、左扉11を引いた場合でも、円盤部材32a、リンク部材33の移動方向および円盤部材32bの回転方向は同じに動作するので、左扉11を引くだけで、右扉12を自動的に開かせることができる。
扉を閉めるときには、手を離せば、左扉11はグラビティヒンジ36により回転軸31aと同軸位置の底部が支持されているので、左扉11の自重により閉鎖方向へ移動して、円盤部材32a、リンク部材33の移動方向および円盤部材32bの回転方向が、開放状態とするときと反対方向に動作することで、両方の扉が閉まる。
本実施の形態では、図1に示すように、左扉11にグラビティヒンジ36が設けられているが、グラビティヒンジ36を右扉12だけに設けるようにしてもよい。しかし、片方の扉の自重だけで、開閉機構30の動作によりもう片方の扉を閉鎖するだけの力が得られない場合には、グラビティヒンジ36を両方の扉に設けることで、確実に扉を閉鎖することができる。
左扉11および右扉12が閉鎖するときに、リンク部材33が直線移動して縦枠22に接近する。つまり、リンク部材33の移動は、左扉11または右扉12の閉鎖動作の検知に利用することができる。そこで、左扉11および右扉12が閉鎖するときに縦枠22に接近する側のリンク部材33の端部に、緩衝装置34を設けることで、リンク部材33が閉鎖動作して縦枠22に接近したときに、リンク部材33の端部に設けられた緩衝装置34を先に当てさせる。そうすることで、緩衝装置34にリンク部材33の移動の衝撃を吸収させることができる。この緩衝装置34により、扉閉鎖時に、左扉11および右扉12が勢い余って反対側へ開くことを防止したり、閉鎖時の衝撃音などの発生を抑止したりすることができる。
このように、左扉11または右扉12のいずれかを押しながら開けば、もう片方の扉も開くことができるので、例えば、介護施設や病院などで車椅子やベッドを押しながら両開き戸10を通過するときに、容易に扉を開き通過することができる。また、両開き戸10は片開き戸と比べて、同じ通路幅であれば1枚の扉を小さくできるので、扉が回転することで占有させる扇状の面積を小さくすることができる。更に、両開き戸10は引き戸のように扉を収納するスペースが必要ない。
また、本実施の形態に係る開閉機構30では、円盤部材32a,32bの円盤面にリンク部材33が連結されているため、リンク部材33が円盤部材32a,32bの上方を移動することができるため、円盤部材32a,32bの円周にリンク部材33を連結した場合と比較して、リンク部材33の移動範囲を広く確保することができる。
本実施の形態に係る両開き戸10では、一対の回転部材として円盤部材32a,32bを採用しているが、図5に示すように、帯板状部材32c,32dとしてもよい。なお、図5においては、図3と同じ構成のものは同符号を付している。
円盤部材32a,32bを帯板状部材32c,32dとしても、円盤部材32a,32bとリンク部材33との連結位置となるねじ穴321と回転軸31a,31bとを結ぶ線と、仮想線Lとの成す角度が鋭角となるのが、開放時の応力がリンク部材33に伝達しやすいので望ましい。
回転部材を帯板状部材32c,32dとすることで、板材の面積を減らすことができるので、軽量化を図ることができ、コストを減少させることができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る両開き戸について、図面に基づいて説明する。本実施の形態2に係る両開き戸は、一方の扉と他方の扉とが、実施の形態1と同様に、観音開きするだけでなく、2枚の扉が互いに反対方向へも開くようにしたものである。
まず、本実施の形態2に係る両開き戸の両方の扉が、同じ方向へ観音開きすることを説明する。
図6(A)および同図(B)に示すように、両開き戸10xは、左右の固定扉10axの間で、一方の扉である左扉11xと、他方の扉である右扉12xとから構成されている。
両開き戸10xは、例えば、ユニバーサルデザインのトイレTの扉として使用することができる。左扉11xと右扉12xとは、先端側が、トイレTの室外側へ湾曲した円弧面に形成されていることで、左扉11xと右扉12xとが閉鎖状態のときに、2枚の扉の中央部がトイレTの室外側へ膨らんでおり、室内側に空間が設けられている。
左扉11xと右扉12xとは、開閉に伴って回転する上下の回転軸31ax,31bxにより支持されている。
ここで、本実施の形態2に係る両開き戸10xの同時開閉機構について、図7および図8に基づいて説明する。
開閉機構30xは、同方向に観音開きする点については、図8に示すように、実施の形態1に係る開閉機構30と原理は同じである。開閉機構30と異なる点については、リンク部材33の取り付け位置を変更することで、観音開きの開く方向が反対方向へも開くように形成されている。
詳細に説明すると、一方の回転軸31axに設けられた円盤部材32と、他方の回転軸31bxに設けられた円盤部材32には、それぞれに、リンク部材33を回転自在に連結するためのねじ穴321a,321bが、左扉11xおよび右扉12xが閉鎖状態にあるときに、回転軸31ax,31bx同士を結ぶ仮想線Lを中心として線対称となる位置に形成されている。2枚の円盤部材32,32は、同じ部材であり、表裏を反転させた状態で、一方の回転軸31axと、他方の回転軸31bxとに取り付けられている。
リンク部材33が、一方の円盤部材32に形成された仮想線Lの一側のねじ穴321aと、他方の円盤部材32に形成された仮想線Lの他側のねじ穴321bとを連結することで、例えば、左扉11xをトイレTの外側に引くと(図6(B)参照)、左扉11xの回転軸31axが回転することで、駆動側の円盤部材32が平面視して反時計回りに回転して、リンク部材33が一方の回転軸31ax側へ引っ張られる。そうすると、従動側の円盤部材32が平面視して時計回りに回転する。従って、回転軸31bxが時計回りに回転することで、右扉12xもトイレTの外側方向(一方向)へ開き、観音開きする(図7に示す「a:開放時」の状態)。
また、リンク部材33が、一方の円盤部材32に形成された仮想線Lの他側のねじ穴321bと、他方の円盤部材32に形成された仮想線Lの一側のねじ穴321aとを連結することで、右扉12xをトイレTの内側に引くと(図6(A)参照)、右扉12xの回転軸31axが回転することで、駆動側の円盤部材32が平面視して反時計回りに回転して、リンク部材33が一方の回転軸31bx側へ引っ張られる。そうすると、従動側の円盤部材32が平面視して時計回りに回転する。従って、回転軸31axが回転することで、左扉11xもトイレTの内側方向(他方向)へ開き、観音開きする(図7に示す「b:開放時」の状態)。但し、「b:開放時」の状態での開閉機構30xの回転軸31a,31bxへの取り付けは、「a:開放時」の状態のときと左右が反対にとなっている。
このように、それぞれの円盤部材32に、ねじ穴321a,321bが、回転軸31ax,31bxから偏心した位置であって、仮想線Lを中心として線対称となる位置に形成され、リンク部材33の一端がねじ穴321aに、そして、他端がねじ穴321bに、仮想線Lと交差するように連結することで、左扉11xまたは右扉12xのいずれか一方の扉を開くことで、他方の扉も連動して、同じ方向に開かせることができる。
図6では、左扉11xと右扉12xとを同じ方向へ開かせていたが、図8に示す両開き戸10xでは、反対の方向に開かせることができる。
図9に示す開閉機構30xは、図7に示す開閉機構30xと同じ構成部材であるが、リンク部材33の連絡位置が、図7に示す開閉機構30xと異なる。
図9に示す開閉機構30xでは、リンク部材33が、一方の円盤部材32に形成された仮想線Lの一側のねじ穴321aと、他方の円盤部材32に形成された仮想線Lの一側のねじ穴321aとを連結することで、例えば、左扉11xをトイレTの内側に引くと(図8(A)参照)、左扉11xの回転軸31axが回転することで、駆動側の円盤部材32が平面視して時計回りに回転して、リンク部材33が他方の回転軸31bx側へ引っ張られる。そうすると、従動側の円盤部材32が平面視して時計回りに回転する。従って、回転軸31bxが時計回りに回転することで、右扉12xはトイレTの外側方向(一方向)へ開き、互いに反対方向に開く(図9に示す「c:開放時」の状態)。
また、リンク部材33が、一方の円盤部材32に形成された仮想線Lの他側のねじ穴321bと、他方の円盤部材32に形成された仮想線Lの他側のねじ穴321bとを連結することで、例えば、右扉12xをトイレTの内側に引くと(図8(B)参照)、右扉12xの回転軸31bxが回転することで、駆動側の円盤部材32が平面視して反時計回りに回転して、リンク部材33が他方の回転軸31ax側へ引っ張られる。そうすると、従動側の円盤部材32が平面視して反時計回りに回転する。従って、回転軸31axが反時計回りに回転することで、左扉11xはトイレTの外側方向(一方向)へ開き、互いに反対方向に開く(図9に示す「d:開放時」の状態)。
但し、「d:開放時」の状態での開閉機構30xの回転軸31a,31bxへの取り付けは、「c:開放時」の状態のときと左右が反対になっている。
このように、それぞれの円盤部材32に、ねじ穴321a,321bが、仮想線Lを中心として線対称となる位置に形成され、リンク部材33が、一側同士、他端側同士を、仮想線Lと平行になるように連結することで、左扉11xまたは右扉12xのいずれか一方を開くことで、他方も連動して、他方の扉が一方の扉と異なる方向に開かせることができる。
図7および図9に示すように、本実施の形態2に係る開閉機構30xのリンク部材33の一方の端部にも、緩衝装置34が設けられている。ここで、リンク部材33の一方の端部は、左扉11または右扉12が閉鎖するときに、開閉機構30xの側方に位置する戸枠や壁に接近する側である。
本実施の形態2に係る開閉機構30xでは、左扉11および右扉12が閉鎖するときに、扉の衝撃を緩和させる緩衝装置34を当接させる、固定された受け部として機能する当接部37が設けられている。当接部37は、金属製や木製の箱体としたり、樹脂製のブロック体としたりすることができる。
このように、リンク部材33の移動が、左扉11または右扉12の閉鎖動作の検知に利用できるので、リンク部材33の端部に、緩衝装置34を設けることで、実施の形態1と同様に、扉閉鎖時に、左扉11および右扉12が勢い余って反対側へ開くことを防止したり、閉鎖時の衝撃音などの発生を抑止したりすることができる。
また、実施の形態1と同様に、グラビティヒンジを左扉11xまたは右扉12xの下側の回転軸31ax,31bxに設けておけば、扉を開放したときに、自動的に閉鎖動作を開始させることができる。このとき、リンク部材33に緩衝装置34が設けられているため、利用者は、左扉11xまたは右扉12xの閉鎖時の衝撃音などを心配することなく、扉を閉めることができる。
左扉11xと右扉12xとが閉鎖状態のときに、2枚の扉の中央部がトイレTの室外側へ膨らんでいるため、狭いトイレTの室内であっても、トイレTを広く感じさせることができる。特に、車椅子を使用する利用者がトイレTを利用する場合には、車椅子が室内を占有するため、両方の扉が外側に膨らむ形状に形成されていることで得られる室内の空間により室内での動きに余裕ができる。
また、車椅子を使用する利用者がトイレTを利用する場合では、図8(A)に示す両開き戸10xであれば左扉11xを、同図(B)に示す両開き戸10xであれば右扉12xを押しながらトイレTに進入し、使用後には、図8(A)に示す両開き戸10xであれば右扉12xを、同図(B)に示す両開き戸10xであれば左扉11xを押しながら退出することができる。また、グラビティヒンジにより自動的に左扉11xまたは右扉12xが閉まれば、反対側も開閉機構30xにより自動的に閉まる。従って、利用者は車椅子に乗ったまま、後退することなく、トイレTに入ったり出たりすることができる。
なお、本実施の形態2では、回転部材として円盤部材32を用いていたが、実施の形態1と同様に、帯板状部材としてもよい。
本発明は、両開き戸に好適であり、特に、病院や介護施設、高速道路のサービスエリアなどのトイレに設置される両開き戸には最適である。
10,10x 両開き戸
10a,10ax 固定扉
11,11x 左扉
11a 一面
12,12x 右扉
12a 一面
12b 他面
20 戸枠
21 上枠
22 縦枠
23 下枠
30,30x 開閉機構
31a,31b,31ax,31bx 回転軸
32,32a,32b 円盤部材
32c,32d 帯板状部材
321 ねじ穴
321a,321b ねじ穴
33 リンク部材
331 ねじ穴
34 緩衝装置
36 グラビティヒンジ
37 当接部
L 仮想線
T トイレ

Claims (6)

  1. 一方の扉と他方の扉とが観音開きする両開き戸の同時開閉機構において、
    前記一方の扉と他方の扉とのそれぞれの回転軸の回転と共に、同方向に回転する一対の回転部材と、
    前記一対の回転部材の一方の回転部材の回転を、他方の回転部材に逆転した状態で伝達させるために、前記一対の扉の回転軸同士を結ぶ仮想線を中心線として、前記一方の回転部材の一方側に偏心した位置と、前記他方の回転部材の他方側に偏心した位置とにそれぞれ連結されたリンク部材と、
    前記一方の扉と他方の扉とが閉鎖するときに戸枠の縦枠に接近する側の前記リンク部材で、前記回転部材から突き出た前記リンク部材の一方の端部に設けられ、前記一方の扉が閉鎖するときに、固定された受け部に当接させて衝撃を緩和させる緩衝装置と
    を備えたことを特徴とする両開き戸の同時開閉機構。
  2. 前記一方の扉と他方の扉とが閉鎖状態にあるときに、前記リンク部材および前記回転部材の連結位置と回転軸とを結ぶ線と、前記仮想線との成す角度が鋭角である請求項1記載の両開き戸の同時開閉機構。
  3. 一方の扉と他方の扉とが互いに反対方向へ開く両開き戸の同時開閉機構において、
    前記一方の扉と他方の扉とのそれぞれの回転軸の回転と共に、同方向に回転する一対の回転部材と、
    前記一対の回転部材の一方の回転部材の回転を、他方の回転部材に正転した状態で伝達させるために、前記一対の扉の回転軸同士を結ぶ仮想線Lを中心線として、一方の回転部材の一方側に偏心した位置と、前記他方の回転部材の一方側に偏心した位置とにそれぞれ連結されたリンク部材と、
    前記一方の扉と他方の扉とが閉鎖するときに戸枠の縦枠に接近する側の前記リンク部材で、前記回転部材から突き出た前記リンク部材の一方の端部に設けられ、前記一方の扉が閉鎖するときに、固定された受け部に当接させて衝撃を緩和させる緩衝装置と
    を備えたことを特徴とする両開き戸の同時開閉機構。
  4. 前記回転部材は、前記回転軸に固定された円盤部材であり、
    前記リンク部材は、前記円盤部材の円盤面に連結されている請求項1から3のいずれかの項に記載の両開き戸の同時開閉機構。
  5. 前記回転部材は、前記回転軸に固定された帯板状部材であり、
    前記リンク部材は、前記帯板状部材の先端部に連結されている請求項1から3のいずれかの項に記載の両開き戸の同時開閉機構。
  6. 前記請求項1から5のいずれかに記載の開き戸の同時開閉機構と、一方の扉または他方の扉を自重で閉めるグラビティヒンジとを備え、
    前記一方の扉または他方の扉は、閉鎖状態において室外側へ膨らんでいることを特徴とする両開き戸。
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