JP5820908B2 - 液晶表示パネル - Google Patents

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本発明の実施形態は、液晶表示パネルに関する。
一般に、表示装置として液晶表示パネルを備えた液晶表示装置が知られている。液晶表示パネルは、アレイ基板と、対向基板と、液晶層とを有している。近年、液晶表示パネルは、コントラスト向上等、表示品位の向上が求められている。液晶表示パネルとして、VA(Vertically Aligned)方式の液晶表示パネルが知られている。また、液晶表示パネルとして、広視野角特性を有するMVA(Multi-domain Vertically Aligned)方式の液晶表示パネルが知られている。
このMVA方式の液晶表示パネルの概略的な構造の説明をする。アレイ基板上には、互いに離間された複数の画素電極が配列されている。これら画素電極はそれぞれスリットを有している。対向基板上には、共通電極および畝状の突起が順に形成されている。
突起及びスリットは、液晶層内に、電気力線の方向が互いに異なる複数の領域を形成する。このため、画素電極に対応する液晶層に、液晶分子の配向方向が互いに異なる複数のドメインが形成される。これにより、視野角が補償されるため、液晶表示パネルは、広い視角特性を得ることができる。
特開2009−145424号公報 特開2006−323423号公報
上記した液晶表示パネルにおいて、液晶分子を配向制御する突起等により、広視野角化を実現している。しかしながら、突起を少なく又は小さくすると、透過率は向上するものの画素ごとに配向状態が異なり表示がざらついてしまう。また、突起を多く又は大きくすると、透過率は低下してしまう。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、広視野角化を実現できる、表示品位に優れた液晶表示パネルを提供することにある。
一実施形態に係る液晶表示パネルは、
隣合う2本の走査線及び隣合う2本の信号線で囲まれた画素に対応して配置された画素電極と、前記画素に対応して配置されドレイン電極を有する薄膜トランジスタで形成されたスイッチング素子と、前記画素電極に接続されたコンタクト部を有し前記ドレイン電極に接続された導電配線と、前記スイッチング素子、前記導電配線及び前記画素電極の上方に形成された第1垂直配向膜と、を具備したアレイ基板と、
前記画素電極に対向して配置された対向電極と、前記対向電極上に形成され前記第1垂直配向膜と対向した第2垂直配向膜と、を具備した対向基板と、
前記アレイ基板及び対向基板間に挟持されたネガ型の液晶層と、を備え、
前記対向電極は、前記画素電極と対向し第1幅を有する第1の切欠き部と、前記画素電極と対向し前記第1の切欠き部と略平行に形成され前記第1幅を有する第4の切欠き部と、前記画素電極と対向し前記第1の切欠き部及び前記第4の切欠き部とそれぞれ交差し第2幅を有する第2の切欠き部と、を備え、
前記画素電極は、前記第1の切欠き部と前記第4の切欠き部との間に位置し第3幅を有する第3の切欠き部を備え、
前記第3の切欠き部の一部は、前記導電配線と対向し、
前記コンタクト部は、前記第2の切欠き部に対向して位置し、
前記第1の切欠き部は、前記第1の切欠き部と前記第2の切欠き部とが交差する位置に前記第1幅よりも幅広な幅広部を有し、
前記第4の切欠き部は、前記第4の切欠き部と前記第2の切欠き部とが交差する位置に前記第1幅よりも幅広な他の幅広部を有することを特徴とする。
一実施形態に係る液晶表示パネルを示す斜視図である。 図1に示したアレイ基板を示す平面図である。 図1及び図2に示したアレイ基板の一部を拡大して示す平面図である。 図2及び図3に示した画素の等価回路図である。 図3に示した線A−Aに沿った液晶表示パネルを示す断面図である。 図3に示した線B−Bに沿った液晶表示パネルを示す断面図である。 図3に示した線C−Cに沿った液晶表示パネルを示す断面図である。 上記一実施形態に係る実施例1の液晶表示パネルの画素の1つを形成する画素電極、対向電極及び切欠き部71、72、73、74を取り出して示す平面図であり、対向基板側から見た図である。 上記実施例1の液晶表示パネルにおいて、複数の画素に共通に配置されている状態の対向電極を示す平面図であり、切欠き部71、72、73、74を示す図である。 上記一実施形態に係る実施例2の液晶表示パネルの画素の1つを形成する画素電極、対向電極及び切欠き部71、72、73、74を取り出して示す平面図であり、対向基板側から見た図である。 上記一実施形態に係る実施例1、実施例2、比較例1及び比較例2の液晶表示パネルの(1)表示画面に生じるざらつきの有無、(2)透過率比、を表で示した図である。
以下、図面を参照しながら一実施形態に係る液晶表示パネルについて詳細に説明する。
図1及び図5に示すように、液晶表示パネルは、アレイ基板1と、このアレイ基板に対向配置された対向基板2と、これら両基板間に挟持された液晶層3とを備えている。液晶表示パネルは、アレイ基板1及び対向基板2が重なった表示領域Rと、この表示領域にマトリクス状に配置された複数の画素13とを有している。各画素13は、互いに重なったアレイ基板1、対向基板2及び液晶層3で形成されている。なお、画素13については後述する。
図1乃至図7に示すように、アレイ基板1は、透明で絶縁性を有する基板として、例えばガラス基板10を備えている。ガラス基板10上にはアンダーコーティング層12が成膜されている。
表示領域Rにおいて、ガラス基板10上には、第1方向d1に沿って延出した複数の信号線27及び第1方向d1に直交した第2方向d2に沿って延出した複数の走査線19が配置されている。ガラス基板10上には、第2方向d2に沿って延出した走査線19に平行な複数の補助容量線21が形成されている。この実施形態において、補助容量線21は遮光部として機能している。隣合う2本の走査線19及び隣合う2本の信号線27で囲まれた各領域は各画素13に対応した領域である。
図2に示すように、表示領域Rの外側において、ガラス基板10上には、走査線駆動回路4、信号線駆動回路5、及び補助容量線駆動回路6が形成されている。走査線駆動回路4は、表示領域Rの外側に延出した複数の走査線19と接続されている。信号線駆動回路5は、表示領域Rの外側に延出した複数の信号線27と接続されている。補助容量線駆動回路6は、表示領域Rの外側に延出した複数の補助容量線21と接続されている。
次に、上記画素13を1つ取り出し、画素13を形成するアレイ基板1側の構成について説明する。なお、図4は、上述した画素13の等価回路を示す図である。
図3乃至図7に示すように、画素13は、画素電極34、この画素電極に接続されたスイッチング素子としてのTFT(薄膜トランジスタ)14及び補助容量素子16を有している。画素13は、第1方向d1に沿った長軸を有している。
図3は、図2の画素13の領域部分を示す平面図である。走査線19、ゲート電極20及び補助容量線21は、アルミニウムやモリブデン−タングステン等の遮光性を有する低抵抗材料により同時に形成されている。この実施形態において、走査線19、ゲート電極20及び補助容量線21は、モリブデン−タングステンで形成されている。
各ゲート電極20は、各半導体層15に重なって形成されている。各補助容量線21は、複数の補助容量電極17に重なって形成されている。ゲート絶縁膜18を介して対向配置された補助容量電極17及び補助容量線21は、補助容量素子16を形成している。
ゲート絶縁膜18、走査線19、ゲート電極20及び補助容量線21上に、層間絶縁膜22が形成されている。層間絶縁膜22上には、複数のソース電極26、複数の信号線27、複数のドレイン電極28、複数の接続配線29及び複数のコンタクト電極30が形成されている。
ソース電極26及び信号線27は、一体に形成され、互いに電気的に接続されている。複数のドレイン電極28、複数の接続配線29及び複数のコンタクト電極30は、一体に形成され、互いに電気的に接続されている。
ソース電極26、信号線27、ドレイン電極28、接続配線29及びコンタクト電極30は、アルミニウムやモリブデン−タングステン等の遮光性を有する低抵抗材料により同時に形成されている。この実施形態において、ソース電極26、信号線27、ドレイン電極28、接続配線29及びコンタクト電極30は、アルミニウムで形成されている。
図5は、図3に示した線A−Aに沿った液晶表示パネルを示す断面図である。図6は、図3に示した線B−Bに沿った液晶表示パネルを示す断面図である。図7は、図3に示した線C−Cに沿った液晶表示パネルを示す断面図である。アンダーコーティング層12上に、半導体層15及び補助容量電極17が形成されている。
半導体層15及び補助容量電極17は、アンダーコーティング層12上に形成された半導体膜をパターニングすることにより、同一材料で同時に形成されている。この実施の形態において、半導体層15及び補助容量電極17は、不純物がドープされたポリシリコンで形成されている。
アンダーコーティング層12、半導体層15及び補助容量電極17上に、ゲート絶縁膜18が成膜されている。ゲート絶縁膜18上に、複数の走査線19と、これら走査線の一部を延出した複数のゲート電極20と、複数の補助容量線21とが形成されている。補助容量電極17と重なった領域において、補助容量線21にそれぞれ開口部21aが形成されている。
ソース電極26は、ゲート絶縁膜18及び層間絶縁膜22の一部を貫通したコンタクトホール23を通って半導体層15のソース領域RSに電気的に接続されている。ドレイン電極28は、ゲート絶縁膜18及び層間絶縁膜22の一部を貫通したコンタクトホール24を通って半導体層15のドレイン領域RDに電気的に接続されている。
コンタクト電極30は、ゲート絶縁膜18及び層間絶縁膜22の一部を貫通したコンタクトホール25を介して補助容量電極17に電気的に接続されている。コンタクトホール25は、補助容量線21の開口部21aを通っている。このため、コンタクト電極30及び補助容量線21間の絶縁状態は維持されている。
層間絶縁膜22、ソース電極26、信号線27、ドレイン電極28、接続配線29及びコンタクト電極30上に、絶縁膜として、透明な樹脂により平坦化膜31が成膜されている。平坦化膜31は、補助容量線21及びコンタクト電極30にそれぞれ重ねて形成された複数のコンタクトホール32を有している。この実施形態において、平坦化膜31は表示領域R内に形成されている。なお、表示領域Rの外側には、平坦化膜31の替わりに図示しない遮光層が形成されている。遮光層は、遮光性の材料で矩形状に形成され、表示領域Rの外周を取り囲むように配置されている。
上記したように、ガラス基板10上に、TFT14、補助容量素子16及び画素電極34等を有した下地層11が形成されている。下地層11上には、複数の柱状スペーサ35が形成されている。この実施形態において、柱状スペーサ35は画素電極34から外れた平坦化膜31上に形成されている。下地層11及び柱状スペーサ35上に、第1垂直配向膜としての垂直配向膜37が形成されている。
次に、対向基板2について説明する。
図1及び図5乃至図7に示すように、対向基板2は、透明で絶縁性を有する基板として、例えばガラス基板40を備えている。ガラス基板40上には、カラーフィルタ50が形成されている。
カラーフィルタ50は、複数の赤色の着色層50R、図示しない複数の緑色の着色層及び複数の青色の着色層50Bを有している。各着色層は、ストライプ状に形成され、第1方向d1に沿って延出している。各着色層の周縁は、信号線27に重なっている。
カラーフィルタ50上には、ITO等の透明な導電材料により対向電極41が形成されている。対向電極41は、複数の画素13に共通に配置されている。カラーフィルタ50及び対向電極41上に、第2垂直配向膜としての垂直配向膜43が形成されている。垂直配向膜43は、垂直配向膜37に対向している。
アレイ基板1及び対向基板2は、複数の柱状スペーサ35により、所定の隙間を保持して対向配置されている。アレイ基板1及び対向基板2は、表示領域R外周の両基板間に配置されたシール材60により接合されている。液晶層3は、アレイ基板1、対向基板2及びシール材60で囲まれた領域に形成されている。液晶層3は、ネガ型の液晶材料で形成されている。液晶層3の液晶分子は、負の誘電率異方性を有している。シール材60の一部には液晶注入口61が形成され、この液晶注入口は封止材62で封止されている。
次に、上述した実施形態の液晶表示パネルの実施例1、実施例2、比較例1及び比較例2について説明する。
(実施例1)
図3及び図5乃至図9に示すように、実施例1の液晶表示パネルにおいて、画素電極34は、60μm×190μmの矩形状に形成されている。液晶表示パネルは、液晶層3の液晶分子の配向を規制する規制部を備えている。規制部は、各画素13に重なった、一対の第1構造体としての一対の切欠き部71、第2構造体としての切欠き部72、第3構造体としての切欠き部73及び突出部としての切欠き部74を有している。
一対の切欠き部71は、それぞれ第1方向d1に沿って延出し第2方向d2に互いに間隔を置いて配置されている。切欠き部71はストライプ状に形成されている。切欠き部71の幅W1は、10μmである。ここでは、切欠き部71の両端縁は、画素電極34の短辺と同一平面上に位置している。
切欠き部72は第2方向d2に沿って延出して配置されている。切欠き部72はストライプ状に形成されている。切欠き部72の幅W2は、10μmである。切欠き部72は、画素13(画素電極34)を第1方向d1に2等分するように配置されている。切欠き部72は、補助容量線21に重なっている。
一対の切欠き部71及び切欠き部72は、対向基板2側に配置され、対向電極41に形成されている。一対の切欠き部71は、第1方向d1に並べられた画素13間で分断して形成されている。切欠き部72は、第2方向d2に並べられた画素13間で連続して一体に形成されている。
切欠き部73は、第1方向d1に沿って延出し一対の切欠き部71の間に配置されている。切欠き部73はストライプ状に形成されている。切欠き部73の幅W3は、6μmである。切欠き部73は、画素13(画素電極34)を第2方向d2に2等分するように配置されている。切欠き部73は、アレイ基板1側に配置され画素電極34に形成されている。
ここでは、各画素電極34に2つの切欠き部73が形成されている。上記2つの切欠き部73は、互いに第1方向d1に間隔を置いて対向配置され、それぞれの一端が画素電極34の短辺と同一平面上に位置している。上記2つの切欠き部73の一方は上記接続配線29に重なっている。
切欠き部71及び切欠き部72並びに切欠き部73は、第1、第2方向d1、d2に沿った平面方向に、互いに外れて位置している。
切欠き部74は、一対の切欠き部71、切欠き部72及び切欠き部73の一部、並びにこれらの切欠き部の交差部の少なくとも1つから突出して少なくとも1つ形成されている。切欠き部74は、画素電極34及び対向電極41の何れか一方に形成されている。ここでは、切欠き部74は、切欠き部71及び切欠き部72の各交差部から4方向に突出して形成されている。詳しくは、切欠き部74は、切欠き部71の側縁及び切欠き部72の側縁の全ての交点から突出するよう複数形成されている。そして、一部の切欠き部74は、切欠き部71及び切欠き部72の交差部から切欠き部73側に突出して形成されている。
切欠き部74は、直角三角形に形成されている。切欠き部74において、直角の点と、上記直角に対向した辺との最小の距離Lは3μmである。切欠き部74は、切欠き部71及び切欠き部72に連続して一体に形成されている。切欠き部74は、補助容量線21に重なっている。
垂直配向膜37及び垂直配向膜43の膜厚は70nmである。アレイ基板1及び対向基板2間の隙間(セルギャップ)は、3.8μmである。
(実施例2)
図10に示すように、実施例2の液晶表示パネルにおいて、切欠き部73と対向した側にのみ切欠き部74が形成されている。その他、実施例2の液晶表示パネルは、上記実施例1の液晶表示パネルと同様に形成されている。
(比較例1)
比較例1の液晶表示パネルにおいて、液晶表示パネルに切欠き部74は形成されていない。その他、比較例1の液晶表示パネルは、上記実施例1の液晶表示パネルと同様に形成されている。
(比較例2)
比較例2の液晶表示パネルにおいて、切欠き部71の幅W1及び切欠き部72の幅W2は、それぞれ12μmである。その他、比較例2の液晶表示パネルは、上記比較例1の液晶表示パネルと同様に形成されている。
次に、本願発明者等は、この実施形態の液晶表示パネルの実施例1、実施例2、比較例1及び比較例2のざらつきの有無及び光の透過率をそれぞれ調査した。なお、光の透過率については比較例1を基準とし、比較例1の透過率比を1.00として相対評価を行った。
図11に示すように、実施例1及び実施例2の液晶表示パネルにおいて表示画像にざらつきは無かったが、比較例1及び比較例2の液晶表示パネルにおいて、表示画像にざらつきが生じた。また、実施例1及び実施例2の液晶表示パネルにおいて、切欠き部74が形成されているものの、透過率の低下を抑えることができ、比較例1の液晶表示パネルと同等の透過率を得ることができた。しかしながら、比較例2の液晶表示パネルは、比較例1の液晶表示パネルに比べて透過率が低下していることが分かる。
以上のように構成された一実施形態に係る液晶表示パネルによれば、液晶分子の配向を規制(制御)するためのパターンとして、画素電極34に切欠き部73が形成され、対向電極41に切欠き部71、72が形成されている。さらに、対向電極41には、画素13内に液晶分子の配向を規制(制御)するための切欠き部74が付与されているため、画素13内で液晶分子の配向規制力を一層強めることができ、液晶分子の配向を一層安定化させることができる。上記の効果は、画素13内に、ストライプ状の切欠き部を増やした場合と同様の効果である。
また、切欠き部74を形成することにより、切欠き部74と対向した領域付近の液晶分子をアレイ基板1及び対向基板2の平面に対して垂直に配向した状態にセットすることができ、転移の核を形成することができる。このため、例えば、スプレイ配向からベンド配向への転移を良好に行うことができ、表示品位の向上を図ることができる。
切欠き部74は、補助容量線21に重ねて形成されている。このように、切欠き部74を形成する位置を限定することで、光の透過率の低下を抑えることができ、透過率に優れた液晶表示パネルを得ることができる。
垂直配向膜37、43は配向処理(ラビング)を必要としない。このため、ラビングによる静電破壊不良及びゴミの発生の問題は無く、また、ラビング後の洗浄工程も不要である。さらに、液晶分子のプレティルトのバラツキによる表示ムラの問題も無い。このため、プロセスの簡便化、製造歩留まりの向上により、低コスト化が可能である。
上記のことから、広視野角化を実現できる、表示品位に優れた液晶表示パネルを得ることができる。
なお、この発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化可能である。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
例えば、切欠き部73は、各画素13に少なくとも1つ配置されていればよい。この場合、切欠き部73は切欠き部72交差して形成されていてもよく、切欠き部73の端縁(両端縁)は画素電極34の短辺(画素13の周縁)に間隔を置いて形成されていてもよい。
切欠き部74の形状は種々変形可能であり、切欠き部74が何れの形状であっても上述した効果を得ることができる。
切欠き部71の端縁(両端縁)は、画素電極34の短辺(画素13の周縁)を越えて上記画素電極34の外側に位置していてもよく、また、画素電極34の短辺(画素13の周縁)に間隔を置いて上記画素電極34に重なっていてもよい。
切欠き部72は、第2方向d2に並べられた画素間で分断して形成されていてもよい。この場合、切欠き部72の端縁(両端縁)は、画素電極34の長辺(画素13の周縁)を越えて上記画素電極34の外側に位置していてもよく、また、画素電極34の長辺(画素13の周縁)に間隔を置いて上記画素電極34に重なっていてもよい。
上記規制部は、各画素に重なった、それぞれ第1方向d1に沿って延出し第2方向d2に互いに間隔を置いて配置された一対の第1構造体と、第2方向d2に沿って延出して配置された第2構造体と、第1方向d1に沿って延出し一対の第1構造体の間に配置された第3構造体と、一対の第1構造体、第2構造体及び第3構造体の一部、並びにこれらの構造体の交差部の少なくとも1つから突出して形成された少なくとも1つの突出部と、を有していればよい。
第1構造体、第2構造体、第3構造体及び突出部は、切欠き部に限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、第1構造体、第2構造体及び第3構造体は、画素電極34又は対向電極41上に形成された絶縁構造物であってもよい。絶縁構造物としては、画素電極34上に形成され対向基板2側に突出した畝状の突起及び対向電極41上に形成されアレイ基板1側に突出した畝状の突起が挙げられる。この場合、上記突出部は、絶縁材料で、第1構造体、第2構造体及び第3構造体の何れか1つと一体に形成されていてもよい。
そして、上記突出部は、太く及び/又は高く形成されていればよい。上記突出部を太く形成した場合、突出部は、第1構造体、第2構造体及び第3構造体の何れか1つの側縁からアレイ基板1及び対向基板2の平面に沿った方向に突出していればよい。上記突出部を高く形成した場合、突出部は、この突出部が配置された(重ねられた)第1構造体、第2構造体及び第3構造体の何れか1つの表面を越えて液晶層3側に突出していればよい。
画素電極34上には垂直配向膜37のみを配置したが、用途に応じて画素電極34上に絶縁膜を配置してもよい。同様に、対向電極41上には垂直配向膜43のみを配置したが、用途に応じて対向電極41上に絶縁膜を配置してもよい。この場合、絶縁膜は、例えばSiO、SiN、Alなどの無機系の絶縁材料や、ポリイミド、フォトレジスト樹脂、高分子液晶など有機系の絶縁材料などを用いることができる。
絶縁膜が無機系の絶縁材料の場合には、蒸着法、スパッタ法、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、あるいは溶液塗布法などによって絶縁膜を形成することができる。また、絶縁膜が有機系の絶縁材料の場合には、有機物質を溶かした溶液又はその前駆体溶液を用いて、スピンナー塗布法、スクリーン印刷塗布法、ロール塗布法などを用いて塗布し、所定の硬化条件(加熱、光照射など)で硬化させ形成する方法、あるいは蒸着法、スパッタ法、CVD法、LB(Langumuir-Blodgett)法などで絶縁膜を形成することもできる。
以下に、原出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]それぞれ第1方向に沿った長軸を有する複数の画素に対応して配置された複数の画素電極及び前記複数の画素電極上に形成された第1垂直配向膜を具備したアレイ基板と、
前記複数の画素に共通に配置された対向電極及び前記対向電極上に形成され前記第1垂直配向膜と対向した第2垂直配向膜を有し、前記アレイ基板に隙間を置いて対向配置された対向基板と、
前記アレイ基板及び対向基板間に挟持されたネガ型の液晶層と、
前記液晶層の液晶分子の配向を規制する規制部と、を備え、
前記規制部は、各画素に重なった、
それぞれ前記第1方向に沿って延出し前記第1方向に直交した第2方向に互いに間隔を置いて配置された一対の第1構造体と、
前記第2方向に沿って延出して配置された第2構造体と、
前記第1方向に沿って延出し前記一対の第1構造体の間に配置された第3構造体と、
前記一対の第1構造体、第2構造体及び第3構造体の一部、並びにこれらの構造体の交差部の少なくとも1つから突出して形成された少なくとも1つの突出部と、を有したことを特徴とする液晶表示パネル。
[2]前記少なくとも1つの突出部は、前記一対の第1構造体及び第2構造体の交差部から前記第3構造体側に突出して形成されたことを特徴とする[1]に記載の液晶表示パネル。
[3]前記一対の第1構造体及び第2構造体は、前記対向基板側に配置されたことを特徴とする[1]に記載の液晶表示パネル。
[4]前記第3構造体は、前記アレイ基板側に配置されたことを特徴とする[3]に記載の液晶表示パネル。
[5]前記一対の第1構造体及び第2構造体は、前記対向電極に形成された切欠き部であり、
前記第3構造体は、前記画素電極に形成された切欠き部であり、
前記少なくとも1つの突出部は、前記画素電極及び対向電極の何れか一方に形成された切欠き部であることを特徴とする[4]に記載の液晶表示パネル。
[6]前記一対の第1構造体は、前記第1方向に並べられた画素間で分断して形成され、
前記第2構造体は、前記第2方向に並べられた画素間で連続して形成されたことを特徴とする[5]に記載の液晶表示パネル。
1…アレイ基板、2…対向基板、3…液晶層、10,40…ガラス基板、13…画素、14…TFT、16…補助容量素子、19…走査線、21…補助容量線、27…信号線、34…画素電極、37,43…垂直配向膜、41…対向電極、71,72,73,74…切欠き部、d1…第1方向、d2…第2方向

Claims (3)

  1. 隣合う2本の走査線及び隣合う2本の信号線で囲まれた画素に対応して配置された画素電極と、前記画素に対応して配置されドレイン電極を有する薄膜トランジスタで形成されたスイッチング素子と、前記画素電極に接続されたコンタクト部を有し前記ドレイン電極に接続された導電配線と、前記スイッチング素子、前記導電配線及び前記画素電極の上方に形成された第1垂直配向膜と、を具備したアレイ基板と、
    前記画素電極に対向して配置された対向電極と、前記対向電極上に形成され前記第1垂直配向膜と対向した第2垂直配向膜と、を具備した対向基板と、
    前記アレイ基板及び対向基板間に挟持されたネガ型の液晶層と、を備え、
    前記対向電極は、前記画素電極と対向し第1幅を有する第1の切欠き部と、前記画素電極と対向し前記第1の切欠き部と略平行に形成され前記第1幅を有する第4の切欠き部と、前記画素電極と対向し前記第1の切欠き部及び前記第4の切欠き部とそれぞれ交差し第2幅を有する第2の切欠き部と、を備え、
    前記画素電極は、前記第1の切欠き部と前記第4の切欠き部との間に位置し第3幅を有する第3の切欠き部を備え、
    前記第3の切欠き部の一部は、前記導電配線と対向し、
    前記コンタクト部は、前記第2の切欠き部に対向して位置し、
    前記第1の切欠き部は、前記第1の切欠き部と前記第2の切欠き部とが交差する位置に前記第1幅よりも幅広な幅広部を有し、
    前記第4の切欠き部は、前記第4の切欠き部と前記第2の切欠き部とが交差する位置に前記第1幅よりも幅広な他の幅広部を有することを特徴とする液晶表示パネル。
  2. 前記第1幅及び前記第2幅は、それぞれ前記第3幅より大きいことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示パネル。
  3. 前記アレイ基板は、前記画素電極より下層側に位置し前記第2の切欠き部に沿って延在した補助容量線をさらに具備し、
    前記補助容量線は、前記第2の切欠き部及び前記コンタクト部にそれぞれ対向して配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示パネル。
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