JP5820745B2 - 収納物検査装置および収納物検査方法 - Google Patents

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Description

この発明は、収納体内に収納されている収納物を、電磁波を用いて検査する技術に関する。
近年、容器などで包装された物品の中身を、非接触かつ非開封で検査する技術がいくつか提案されている。特に医薬品や食品などは、生命の安全などに直結するものであるため、確実な検査技術の確立が要求されている。
医薬品分野においては、例えば薬局などで取引される医薬品の種類が膨大となっており、また、医薬品の形態も、錠剤、粉薬、塗り薬、またはパッチ薬などといったように多岐にわたっている。また、薬局などで取引される医薬品は、医師の処方箋に従って薬剤師が調剤する場合もある。しかしながら、医薬品を調剤する工程または調剤された医薬品を患者に引き渡す工程は、機械化(自動化)が進められておらず、ヒューマンエラーが発生する虞があった。
この問題を解決すべく、特許文献1には、処方箋に記載された薬の種類と数から算出される総重量(理論値)と、実際に患者に渡される薬の総重量(実測値)とが比較されることにより、薬が正しく渡されたか判定されることが開示されている。
しかしながら、この検査方法の場合、包装された医薬品自体を特定することができないため、誤った薬が患者に渡される可能性を排除することは困難であった。また、薬の合計重量は、必ずしも一意に決まる訳ではなく、処方した薬が間違っていたとしても、実測値が理論値に近くなることも起こり得る。したがって、この検査方法は、薬品監査としては必ずしも十分ではなかった。そこで、特許文献2では、新たな検査方法が提案されている。
具体的に、特許文献2には、一包化包装された薬剤の識別を可視光とテラヘルツ波とを用いて行うことが開示されている。詳細には、透明の包装で一包化包装された薬剤に対して可視光が照射されることにより、一包化されている薬剤の数量と位置とが特定される。そして特定された位置にテラヘルツ波が照射されることにより、薬剤を透過したテラヘルツ波の波形(時間波形)、または、周波数スペクトルが測定される。このようにして取得された可視光画像およびテラヘルツ波応答に基づいて、一包化包装された薬剤が識別される。
特開2005−66272号公報 特開2007−198802号公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術の場合、包装が非透明である場合には、可視光画像から薬剤を識別することが困難である。また、似たような大きさ、形状、色などの錠剤が多数存在する場合や、粉状などの特定の形状を持たない薬剤が包装されている場合、可視光画像から薬剤を識別することは極めて困難である。これらの場合は、実質的に、テラヘルツ波の応答でしか薬剤を識別できない。また、包装がアルミニウムなどで形成されている場合、テラヘルツ波を透過し難くなる。この場合、可視光画像およびテラヘルツ波応答のどちらからも、薬剤を識別することは困難である。このように、特許文献2に記載の技術の場合、検査上の制約が多いという問題があった。
また、上記医薬品分野以外においても、例えば食品分野においては、製品の偽装、模倣などが社会問題となっている。模倣商品への監視の要求も高まっている。また、食品の安全の観点から、包装された食品の内容物について、非接触かつ非開封で品質検査する技術が求められている。
そこで、本発明は、電磁波を用いた収納物に関する検査を幅広く適用するための技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、第1の態様は、収納体に収納されている収納物を検査する収納物検査装置において、前記収納体にテラヘルツ波を照射する電磁波照射部と、前記テラヘルツ波を吸収または反射するインクで前記収納体の表面に記録された情報コードを透過または反射した前記テラヘルツ波の電界強度、および、前記収納物を透過または反射した前記テラヘルツの電界強度を検出する検出部と、前記検出部によって検出された前記情報コードを透過または反射した前記テラヘルツ波の電界強度に基づいて、前記情報コードを読み取ることによって、前記収納物に関する第一情報を取得する第一情報取得部と、前記検出部によって検出された、前記収納物を透過または反射した前記テラヘルツ波の電界強度に基づいて、前記収納物に関する第二情報を取得する第二情報取得部とを備えている。
また、第2の態様は、第1の態様に係る収納物検査装置において、前記収納物を透過または反射した前記テラヘルツ波の電界強度に基づいて、前記収納物のスペクトル情報を取得するスペクトル分析部、をさらに備え、前記第二情報取得部は、前記スペクトル情報に基づいて、前記収納物の識別情報である前記第二情報を取得する
また、第の態様は、第2の態様に係る収納物検査装置において、前記第二情報取得部は、前記スペクトル情報を、データベースにあらかじめ登録されている前記収納物に関する情報と照合することにより、前記第二情報を取得する。
また、第の態様は、第1から3までの態様のいずれか1態様に係る収納物検査装置において、前記第一情報取得部により取得された前記第一情報が示す前記収納物と、前記第二情報取得部により取得された前記第二情報が示す前記収納物とが一致するか判定する判定部、をさらに備えている。
また、第の態様は、第1から第までの態様のいずれか1態様に係る収納物検査装置において、前記情報コードは、文字で構成されており、前記第一情報取得部は、文字認識によって前記情報コードを読み取る。
また、第の態様は、第1から第までの態様のいずれか1態様に係る収納物検査装置において、前記収納体が、紙製である収納物検査装置。
また、第の態様は、収納体内に収納された収納物を検査する収納物検査方法において、(a)前記収納体に向けてテラヘルツ波を出射するステップと、(b-1)前記テラヘルツ波を吸収または反射するインクで前記収納体の表面に記録された情報コードを透過または反射した前記テラヘルツ波の電界強度を検出するステップと、(b-2)前記収納物を透過または反射した前記テラヘルツの電界強度を検出するステップと、(c)前記(b-1)ステップにて検出された前記テラヘルツ波の電界強度に基づいて、前記情報コードを読み取ることにより、前記収納物に関する第一情報を取得するステップと、(d)前記(b-2)ステップにて検出された、前テラヘルツ波の電界強度に基づいて、前記収納物に関する第二情報を取得するステップとを含んでいる。
また、第8の態様は、第7の態様に係る収納物検査方法において、(e)前記(b-2)ステップで検出された、前記テラヘルツ波の電界強度に基づいて、前記収納物のスペクトル情報を取得するステップ、をさらに含み、前記(d)ステップは、前記(e)ステップで取得される前記スペクトル情報に基づいて、前記収納物の識別情報である前記第二情報を取得するステップである。
第1から第の態様によると、収納物のテラヘルツ波応答に基づいて収納物の情報が取得されるとともに、収納体に記録された情報コードがテラヘルツ波により読み取られることで、収納物の情報を取得することが可能となる。これにより、収納体が可視光を透過しない場合や、収納体がテラヘルツ波を通さない場合などの制約下においても、収納物の特定が容易となる。
また、第の態様によると、テラヘルツ波応答をデータベースで照合することにより、電磁波応答に適合する収納物に関する第二情報を取得することができる。
また、第の態様によると、第一情報と第二情報とが照合されることにより、正しい収納物が収納されているかどうかを判定することができる。
また、第の態様によると、情報コードが文字で構成されていることにより、情報コードの読み取りが、文字認識によって容易に実現できる。
また、第の態様によると、収納体が紙製であることにより、テラヘルツ波が収納体を良好に透過することができる。したがって、収納物を透過または反射したテラヘルツ波を良好に検出することができる。
第1実施形態に係る収納物検査装置の概略構成図である。 図1に示される解析部の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る検査の流れ図である。 文字認識の一例を説明するための説明図である。 スペクトル分析の一例を示す図である。 第2実施形態に係る検査対象物を示す図である。 第2実施形態に係る検査の流れ図である。
以下、図面を参照して実施形態に係る収納物検査装置1について詳細に説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成はあくまでも例示であり、本発明の範囲を限定する趣旨のものではない。
<1. 第1実施形態>
<1.1.構成および機能>
図1は、第1実施形態に係る収納物検査装置1の概略構成図である。図2は、図1に示される解析部80の構成を示すブロック図である。なお、図1および以降の各図においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張または簡略化されて図示されている場合がある。
収納物検査装置1は、収納体91の内部に収納された収納物93を特定するために、収納体91にテラヘルツ領域の電磁波(周波数が0.01THz〜100THzであり、より好ましくは、0.1THz〜30THzの電磁波。以下、「テラヘルツ波」とも称する。)を照射して、収納体91および収納物93を透過または反射した電磁波を検出する。収納体91は、ビニール、プラスチック、紙(植物繊維またはその他の繊維を膠着させて製造したもの)、織布または不織布など、テラヘルツ波を比較的透過しやすい素材で形成されていることが好適であるが、テラヘルツ波を透過し難い素材で形成されていてもよい。また、収納物93としては、医薬品や、食品(自然食品または加工食品)などが想定されるが、医薬品または食品などを収容した容器(チューブなど)である場合も考えられる。もちろん、収納物93は、医薬品や食品以外の物品であってもよい。
収納体91には、情報コード95が記録されている。情報コード95は、収納物93に関する情報を示すものであり、例えば、収納物93の名称(普通名称、商品名などを含む。)を示す文字列で構成されている。なお、情報コード95として、収納物93を特定可能な、英数字または仮名などを含む識別用文字列で構成されていてもよい。
情報コード95は、テラヘルツ波を吸収または反射するインクによって記録されている。ここで、「吸収する」または「反射する」とは、全吸収または全反射する場合だけに限定されず、一部吸収または一部反射する場合も含む。テラヘルツ波を吸収するインクは、例えば一般的なインク材に炭酸カルシウムを所要の割合いで混合することにより調整可能である。また、テラヘルツ波を反射するインクは、例えば一般的なインク材に金属材料(銀、アルミニウムなど)を混合することにより調整可能である。
図1に示されるように、収納物検査装置1は、電磁波照射部11,13、透過波検出部21、反射波検出部23、テーブル31、モータ33、制御部70および解析部80を備えている。
電磁波照射部11,13は、テーブル31の上面に載置されている収納体91に向けて、テラヘルツ波を照射する。電磁波照射部11,13から放射されるテラヘルツ波は、パルス波、連続波のうちどちらでもよい。パルス波のテラヘルツ波は、光伝導スイッチ(光伝導アンテナ)または非線形光学結晶に対して、フェムト秒レーザから出射されたパルス光を照射することにより発生させることができる。また連続波のテラヘルツ波は、量子カスケードレーザ、共鳴トンネルダイオードまたはタンネットダイオードなどの従来の構成を用いて発生させることができる。
電磁波照射部11は、収納体91の上側から下側に向けて、テラヘルツ波を放射する。また、電磁波照射部13は、収納体91の上側からテラヘルツ波を放射する。なお、電磁波照射部11,13がテーブル31の下側からテラヘルツ波を照射するようにしてもよい。
透過波検出部21は、電磁波照射部11から放射された後、収納体91、または、収納体91および収納物93を透過したテラヘルツ波を検出するように構成されている。また、反射波検出部23は、電磁波照射部13から放射された後、収納体91(または収納物93)を反射したテラヘルツ波を検出するように構成されている。
テラヘルツ波がパルス波である場合は、検出素子として、光伝導スイッチまたは非線形光学結晶を採用することができる。また、テラヘルツ波が連続光である場合は、検出素子として、ショットキーバリアダイオード、ボロメーターまたは焦電素子を採用することができる。
透過波検出部21は、電磁波照射部11から放射された後、収納体91を透過したテラヘルツ波を検出する。また、反射波検出部23は、電磁波照射部13から放射された後、収納体91、収納物93を反射したテラヘルツ波を検出する。
なお、図1に示される収納物検査装置1においては、テラヘルツ波の照射と検出する構成として、2組の照射部と検出部(電磁波照射部11と透過波検出部21、または、電磁波照射部13と反射波検出部23)を備えている。しかしながら、これら2組のうちのどちらか一方のみが設けられておれば十分である。
テーブル31の上面は、収納体91が載置される載置面となっている。テーブル31は、図示を省略するが、モータ33を駆動することにより、水平方向と、該水平方向に直交する鉛直方向の各方向に移動するように構成されている。収納物検査装置1では、テーブル31を水平方向に移動させることによって、収納体91を任意の位置に配置することができる。これにより、電磁波照射部11または電磁波照射部13から放射されたテラヘルツ波を、収納体91の任意の位置に照射することができる。また、テーブル31を鉛直方向に移動させることによって、電磁波照射部11または電磁波照射部13と収納体91との、鉛直方向における距離を調整することができる。これにより、テラヘルツ波の焦点位置を、情報コード95が記録されている位置や、収納物93の高さ位置など、任意の高さ位置に適宜合わせることができる。
本実施形態では、電磁波照射部11または電磁波照射部13は、直線状にテラヘルツ波を放射する。テーブル31を駆動することにより、電磁波照射部11または電磁波照射部13に対して収納体91をこの直線状のテラヘルツ波に直交する方向に相対的に移動させる。このように収納体91に対してテラヘルツ波を走査させることにより、収納体91全体に対してテラヘルツ波を短期間のうちに照射することができる。なお、テラヘルツ波の照射方法は、このようなものに限定されるものではなく、例えば点状に放射されたテラヘルツ波を収納体91全体に照射することも考えられる。
制御部70は、不図示のCPU、ROMおよびRAMなどを備えた一般的なコンピュータとして構成されている。制御部70は、電磁波照射部11,13、透過波検出部21、反射波検出部23、およびモータ33などに接続されており、所定のプログラムにしたがってCPUが動作することにより、これらの動作を制御する。
解析部80は、CPU、RAMなどを備える一般的なコンピュータとして構成されており、透過波検出部21または反射波検出部23にて検出された結果を解析する。図2に示されるように、解析部80は、メモリ81、処理部83、補助記憶部85およびデータベース87を備えている。
メモリ81は透過波検出部21または反射波検出部23から送信されてくるテラヘルツ波の検出データを一時的に格納する記憶部である。なおメモリ81に保存される検出データは、ノイズ除去やAD変換が行われることによって、画像データに変換されている。メモリ81に格納された検出データは、処理部83からの読取制御に基づいて、適宜読み出される。なお、この検出データ(画像データ)は、検査の履歴情報として、補助記憶部85に保存されてもよい。
処理部83は、CPUが所定のプログラムに従って動作することにより、実現される機能であり、輪郭抽出部831、文字認識部833、スペクトル分析部835、照合部837および判定部839を備えている。輪郭抽出部831は、メモリ81に保存された検出データに対して、輪郭抽出を行う。輪郭抽出の具体的な手法として、1次微分処理や2次微分処理など、従来の輪郭抽出の画像処理またはこれに類似する技術を採用できる。
文字認識部833は、輪郭抽出部831によって検出データから抽出した輪郭情報に基づいて、文字を抽出する。情報コード95がテラヘルツ波を吸収するインクで記録されている場合、透過波検出部21または反射波検出部23では、情報コード95の部分で電界強度が相対的に弱く検出される。なお、情報コード95がテラヘルツ波を反射するインクで記録されている場合、透過波検出部21では情報コード95の部分で電界強度が相対的に弱く検出され、反射波検出部23では情報コード95の部分で電界強度が相対的に強く検出される。
このように、いずれの場合においても、検出データにおいては、情報コード95が、テラヘルツ波の電界強度の相違として現れることとなる。輪郭抽出部831により抽出された輪郭に基づいて、文字認識部833による文字認識が実行されることにより、情報コード95が示す収納物93に関する文字情報(第一情報)が読み取られる。取得された文字情報は、補助記憶部85に保存される。文字認識部833は、第一情報取得部の一例である。
なお、情報コード95は、可視光下では読み取れないようにしてもよい。つまり、テラヘルツ波などの特定周波数の電磁波の照射によってのみ読み取りが可能となるに、情報コード95のインク材が調整されてもよい。この場合、情報コード95を視認することができなくなる。このため、収納体91のパッケージデザインに合わせて情報コード95を設定する必要がなくなり、文字認識部833が読み取りやすくい情報コード95を任意に記録することができる。
スペクトル分析部835は、透過波検出部21または反射波検出部23によって検出されるテラヘルツ波の波形(時間波形)情報に基づいて、収納物93のスペクトル分析を行う。詳細には、テラヘルツ時間領域分光法(THz−TDS)に基づき、テラヘルツ波の振動電界が時系列で測定され、さらにフーリエ変換が行われることで、周波数毎の強度を示すスペクトルが取得される。取得されたテラヘルツ波の波形情報やスペクトル情報は、補助記憶部85に適宜保存される。
照合部837は、スペクトル分析部835によって取得されたスペクトル情報を、データベース87にあらかじめ保存されている収納物93のスペクトル情報と照合することによって、収納物93に関する情報(第二情報)を取得し、取得された情報を補助記憶部85に保存する。照合部837は第二情報取得部の一例である。
データベース87には、複数種類の収納物93の各々について、収納物93のスペクトル情報と、その収納物93に関する識別情報(例えば、収納物93の名称や識別用文字列)とが、相互に関連付けられて保存されている。スペクトル分析部835によって取得されたスペクトル情報が、データベース87において照合されることにより、収納物93に関する情報が取得される。
判定部839は、文字認識部833によって取得された文字情報(第一情報)と、照合部837によって取得された識別情報(第二情報)と比較することにより、それぞれが示す収納物93が一致するかどうかを判定する。判定部839による判定結果は、不図示のモニター、プリンターまたはランプなどを介して外部に出力される。なお、スピーカーなどによって、判定結果が音として出力されてもよい。
<1.2. 検査の流れ>
図3は、第1実施形態に係る検査の流れ図である。なお、図3に示される検査の流れは一例である。したがって、工程の内容によっては、実行される順番が適宜変更されてもよいし、2以上の工程が並行して同時に行われてもよい。
まず、収納物93が収納されている収納体91が、検査対象物として、収納物検査装置1のテーブル31にセットされる(ステップS1)。そして、電磁波照射部11または電磁波照射部13からテラヘルツ波が放射され、収納体91または収納物93において透過または反射したテラヘルツ波が透過波検出部21または反射波検出部23において検出される。このとき、テーブル31を駆動することによって、収納体91に対してテラヘルツ波を走査させる。これにより、収納体91全体にテラヘルツ波が照射され、その応答が検出データ(画像データ)として取得される(ステップS2)。検出データは、解析部80に送られる。
次に、輪郭抽出部831により、検出データから輪郭情報が抽出される(ステップS3)。そして、文字認識部833により、文字認識が行われることで、抽出された輪郭情報から文字情報が取得される(ステップS4)。
図4は、文字認識の一例を説明するための説明図である。図4に示される例では、収納体91の表面に、情報コード95として「ABC薬」がテラヘルツ波を吸収するインクで記録されている。このような収納体91にテラヘルツ波が照射されると、「ABC薬」の部分においてテラヘルツ波の強度が相対的に弱く検出されることとなる。したがって、図4に示されるように、輪郭抽出が行われた後の画像99では、「ABC薬」が文字情報として抽出される。
図3に戻って、文字情報が取得されると、収納物検査装置1は、スペクトル分析を行う(ステップS5)。具体的には、THz−TDSが実行されることにより、収納物93のテラヘルツ波応答である時間波形が取得され、スペクトル分析部835によるフーリエ変換によりスペクトルが取得される。
なお、スペクトル分析部835によってスペクトル分析が行われる領域は、収納体91の全体に及んでもよいが、限定的であってもよい。例えば図4に示されるように、検出データに対して輪郭抽出が行われることによって、収納物93の輪郭が抽出される。この抽出された輪郭情報に基づいて収納物93の位置が特定され、その特定された部分に限定してスペクトル分析が行われてもよい。この場合、収納物93のスペクトル分析に必要な時間を短縮できるため、効率的である。また、収納体91内における収納物93の位置が固定されているような場合には、その部分に限定してスペクトル分析が行われてもよい。
スペクトル分析が完了すると、ステップS5において取得されたスペクトル情報の照合が実行される(ステップS6)。具体的には、照合部837が、ステップS5において取得されたスペクトル情報を、あらかじめデータベース87に登録されているスペクトル情報と照合する。そして、パターンの一致するスペクトル情報に対応した収納物93に関する識別情報が、データベース87から取得される。ここで、データベース87から取得される識別情報は、情報コード95と一致する文字情報であることが好適であるが、収納物93を特定し得る固有の識別情報であればよく、例えば、収納物93の別名称または製造番号などの製造情報であってもよい。
図5は、スペクトル分析の一例を示す図である。図5に示されるスペクトル分布SP1は、収納物93の種類によって異なるため、取得されたスペクトル分布SP1がデータベース87にて照合されることにより、収納物93が特定される。
図3に戻って、スペクトル分析が完了すると、判定部839により、収納体91に正しい収納物93が収納されているか判定される(ステップS7)。具体的には、ステップS4の文字認識処理により得られた収納物93の文字情報と、ステップS6の照合処理により得られた収納物93に関する識別情報とが比較され、それらの情報が示す収納物93が一致するか判定される。判定結果は、例えば、モニター、プリンター、ランプまたはスピーカーなどを介して外部に出力される(ステップS8)。
ステップS8が実行される際、例えばモニター画面などに、ステップS4にて得られた収納物93の文字情報と、ステップS6にて得られた収納物93に関する識別情報とが提示されることで、オペレータが各種解析結果を確認できるようにしてもよい。また、ステップS2に取得された検出データ(画像データ)またはステップS3にて輪郭抽出処理された画像が、モニター画面などに表示されるようにしてもよい。これにより、解析部80によって解析が正しく行われなかった場合などに、オペレータが目で確認して対処することが可能となる。もちろん、ステップS5にて取得される、テラヘルツ波応答(時間波形、周波数スペクトルなど)が、モニター画面などに表示されてもよい。
また、ステップS7の判定処理は、判定部839により行われるものとしているが、オペレータ自身によって行われることも考えられる。この場合、ステップS4およびステップS6にて取得された収納物93に関する情報が、ステップS8にて外部に出力されるようにすればよい。オペレータは、出力された情報を確認することで、収納物93が正しく収納されているか判定することができる。
<1.3. 効果>
以上のように、本実施形態に係る収納物検査装置1によると、収納物93の電磁波応答に基づいて、収納物93のスペクトル情報を取得するとともに、収納体91に記録されている情報コード95を、電磁波により読み取ることで、収納物93に関する固有の情報を取得することが可能となる。
従来の可視光を用いる検査(特許文献2)では、収納体91が不透明である場合、または、収納物93が特徴的な構造を持たない場合に、収納物93の特定が困難である。これに対して、本実施形態では、情報コード95をテラヘルツ波で読み取ることで、収納物93に関する情報を取得することができる。また、収納体91がテラヘルツ波を吸収し易い、または、反射しやすい素材で構成されている場合、内部に収納されている収納物93のテラヘルツ波応答が十分に得られない場合がある。このような場合でも、収納物検査装置1の場合、情報コード95を読み取ることで、収納物を特定することが可能である。このように、収納物検査装置1によると、電磁波(テラヘルツ波)を用いた収納物に関する検査を幅広く適用できる。
また、薬局などで提供される粉末状の医薬品を想定した場合、収納体91が無地(つまり、情報コード95が記録されていない)場合が想定される。この場合、情報コード95の読取りによる収納物93の情報取得はできないが、スペクトル分析(図3:ステップS6)が行われることにより、収納物93である粉末状の医薬品を特定することが可能である。
なお本実施形態では、スペクトル分析を行うことによって収納物93の特定を行うようにしているが、例えば図4に示されるように、輪郭抽出が行われた画像から、収納物93の輪郭も抽出することができる。このような輪郭情報から、収納物93の特定が行われるようにしてもよい。
<2. 第2実施形態>
第1実施形態においては、収納物93を特定するために収納物検査装置1が利用されているが、収納物検査装置1の利用方法はその他の用途にも利用可能である。
図6は、第2実施形態に係る検査対象物を示す図である。図6に示される検査対象物は、乾燥食品93aと、該乾燥食品93aを収納する収納体91aとで構成されている。乾燥食品93aは、具体的には、スナック菓子、コーヒー豆、ひじき、塩、こしょうなど、水分を吸着して湿気る可能性のある食品が該当する。
収納体91aの表面には、乾燥食品93aに関する情報として、乾燥食品93aの名称(食品名または商品名)を示す情報コード95aと、製造情報(製造番号)や賞味期限などを示す情報コード95bとが記録されている。情報コード95a,95bは、テラヘルツ波を吸収または反射するインクによって記録されている。
乾燥食品93aの場合、湿気ることによって商品価値が著しく低下してしまう場合がある。したがって、湿気ているか非開封で検査することは、極めて需要が高い。このような要望にも収納物検査装置1は対応することができる。
図7は、第2実施形態に係る検査の流れ図である。図7に示されるように、本実施形態の検査は、基本的には図3に示される検査の流れとほぼ同様である。ただし、本実施形態では、ステップS5のスペクトル分析のあと、水分含有に関する検査を実行するか判定される(ステップS10)。
このステップS10の判定は、オペレータの指示入力に基づいて行われてもよいが、情報コード95bが示す製造番号または賞味期限に基づいて行われることも考えられる。例えば、製造日から所定日数が経過した場合、または、賞味期限が近づいている場合などに、水分含有に関する検査が行われるようにすれば好適である。
ステップS10において、検査が必要と判定された場合(ステップS10においてYES)、ステップS11に進んで、水分含有に関する検査が行われる。具体的には、乾燥食品93aのスペクトル情報に水分含有を示すデータが含まれているかが検査される。より詳細には、正常状態の乾燥食品93aのスペクトル情報と、ステップS5にて取得されたスペクトル情報とが比較され、水分固有の吸収スペクトルが観測された場合に、乾燥食品93aが湿気ているというように判定することができる。検査が完了すると、ステップS8(出力処理)が実行されることで、ステップS11の検査結果が外部に出力される。
ステップS10において、検査が不要と判定され場合は(ステップS10においてNO)、ステップS7の照合処理が行われる。なお、図7に示される検査の流れでは、ステップS11の水分含有に関する検査およびステップS7の照合処理が、択一的に行われるようになっている。しかしながら、これらの処理が順次または同時に実行されることも考えられる。
このように、収納物検査装置1によると、乾燥食品93aを容易に特定できるだけで無く、乾燥食品93aの水分含有についても、非接触かつ非開封のもとで検査を行うことが可能である。
<3. 変形例>
以上、実施形態について説明してきたが、本発明は上記のようなものに限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記実施形態に示した例では、情報コード95が文字列で構成されているが、文字列以外で構成されてもよい。例えば、バーコードなどの図形で構成されることも考えられる。
また、例えば、薬局などにおいて収納物検査装置1を用いる場合に、収納物93(医薬品)を調剤するための処方箋に、テラヘルツ波を照射し、これを補助記憶部85に履歴情報として保存しておいてもよい。処方箋に記録される文字が、テラヘルツ波を吸収または反射するインクで記録されておれば、文字情報をテラヘルツ波によって読み取ることが可能である。
また、上記各実施形態および変形例で示されている各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
1 収納物検査装置
11,13 電磁波照射部
21 透過波検出部
23 反射波検出部
31 テーブル
33 モータ
70 制御部
80 解析部
81 メモリ
83 処理部
831 輪郭抽出部
833 文字認識部
835 スペクトル分析部
837 照合部
839 判定部
85 補助記憶部
87 データベース
91,91a 収納体
93 収納物
93a 乾燥食品
95,95a,95b 情報コード
SP1 スペクトル分布

Claims (8)

  1. 収納体に収納されている収納物を検査する収納物検査装置において、
    前記収納体にテラヘルツ波を照射する電磁波照射部と、
    前記テラヘルツ波を吸収または反射するインクで前記収納体の表面に記録された情報コードを透過または反射した前記テラヘルツ波の電界強度、および、前記収納物を透過または反射した前記テラヘルツの電界強度を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された前記情報コードを透過または反射した前記テラヘルツ波の電界強度に基づいて、前記情報コードを読み取ることによって、前記収納物に関する第一情報を取得する第一情報取得部と、
    前記検出部によって検出された、前記収納物を透過または反射した前記テラヘルツ波の電界強度に基づいて、前記収納物に関する第二情報を取得する第二情報取得部と、
    を備えている、収納物検査装置。
  2. 請求項1に記載の収納物検査装置において、
    前記収納物を透過または反射した前記テラヘルツ波の電界強度に基づいて、前記収納物のスペクトル情報を取得するスペクトル分析部、
    をさらに備え、
    前記第二情報取得部は、前記スペクトル情報に基づいて、前記収納物の識別情報である前記第二情報を取得する、収納物検査装置。
  3. 請求項2に記載の収納物検査装置において、
    前記第二情報取得部は、前記スペクトル情報を、データベースにあらかじめ登録されている前記収納物に関する情報と照合することにより、前記第二情報を取得する、収納物検査装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項に記載の収納物検査装置において、
    前記第一情報取得部により取得された前記第一情報が示す前記収納物と、前記第二情報取得部により取得された前記第二情報が示す前記収納物とが一致するか判定する判定部、
    をさらに備えている、収納物検査装置。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載の収納物検査装置において、
    前記情報コードは、文字で構成されており、
    前記第一情報取得部は、文字認識によって前記情報コードを読み取る、収納物検査装置。
  6. 請求項1から5までのいずれか1項に記載の収納物検査装置において、
    前記収納体が、紙製である収納物検査装置。
  7. 収納体内に収納された収納物を検査する収納物検査方法において、
    (a) 前記収納体に向けてテラヘルツ波を出射するステップと、
    (b-1) 前記テラヘルツ波を吸収または反射するインクで前記収納体の表面に記録された情報コードを透過または反射した前記テラヘルツ波の電界強度を検出するステップと、
    (b-2) 前記収納物を透過または反射した前記テラヘルツ波の電界強度を検出するステップと、
    (c) 前記(b-1)ステップにて検出された前記テラヘルツ波の電界強度に基づいて、前記情報コードを読み取ることにより、前記収納物に関する第一情報を取得するステップと、
    (d) 前記(b-2)ステップにて検出された、前記テラヘルツ波の電界強度に基づいて、前記収納物に関する第二情報を取得するステップと、
    を含んでいる、収納物検査方法。
  8. 請求項7に記載の収納物検査方法において、
    (e) 前記(b-2)ステップで検出された、前記テラヘルツ波の電界強度に基づいて、前記収納物のスペクトル情報を取得するステップ、
    をさらに含み、
    前記(d)ステップは、前記(e)ステップで取得される前記スペクトル情報に基づいて、前記収納物の識別情報である前記第二情報を取得するステップである、収納物検査方法。
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