JP5820697B2 - トラックボール - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態におけるトラックボールの内部構造を示す図である。本実施形態におけるトラックボールは、単体の装置として構成される他、アミューズメント機器(ゲーム装置)、医療機器、ファクトリーオートメーション(FA)等のコンピュータ端末など各種機器の筐体に実装される。図1は、筐体内に実装される主要な構造を示している。
非接触構造が用いられる場合、図2に示すように、回転伝達ディスク24と滑りディスク25は所定の間隔を設けて配置される。例えば、回転伝達ディスク24の滑りディスク25と相対する面には永久磁石が設けられ、滑りディスク25の回転伝達ディスク24に設けられた永久磁石と相対する面に金属プレートが設けられる。すなわち、ボール10が回転されることにより回転伝達ディスク24が連動して回転すると、滑りディスク25がニュートラル位置に戻ろうとする作用に反して、回転伝達ディスク24の回転が磁力によって滑りディスク25に伝達して、滑りディスク25が回転伝達ディスク24の回転に遅れて追従するように回転する。その後、回転伝達ディスク24が回転され続けることにより、滑りディスク25は、回転伝達ディスク24の回転に比例して回転方向に応力が働く。このように、回転伝達ディスク24の回転と滑りディスク25の回転とは完全同期をせず、回転数が間引かれる。
接触構造が用いられる場合、図2に示すように、回転伝達ディスク24と滑りディスク25は接触した状態で配置される。例えば、回転伝達ディスク24と滑りディスク25のそれぞれの接触面が、特定の摩擦を発生させる摩擦係数を有する部材により形成される。すなわち、接触構造が用いられる場合においても、ボール10が回転されることにより回転伝達ディスク24が連動して回転すると、滑りディスク25がニュートラル位置に戻ろうとする作用に反して、回転伝達ディスク24の回転が摩擦によって滑りディスク25に伝達して、滑りディスク25が回転伝達ディスク24の回転に遅れて追従するように回転する。その後、回転伝達ディスク24が回転され続けることにより、滑りディスク25は、回転伝達ディスク24の回転に比例して回転方向に応力が働く。このように、回転伝達ディスク24の回転と滑りディスク25の回転とは完全同期をせず、回転数が間引かれる。
ボール10が回転されていないニュートラルな状態では、図4に示すように、滑りディスク25の突起部26は下に位置している。ここで、例えばボール10が図中A方向に回転されると、ボール10の回転に伴ってX軸回転シャフト20と回転伝達ディスク24が回転する。そして、回転伝達ディスク24の回転が滑りディスク25に伝達されると、滑りディスク25の回転により突起部26が図中B方向に円弧軌道に沿って移動する。図中B方向にはセンサ29が配置されているため、センサ29によって突起部26の通過が検出される。
図5に示すように、センサ28の近傍に突起部26の移動を規制する規定部材40が設けられている。例えば、突起部26は、滑りディスク25が回転されることによりセンサ28の方向へ移動し、規定部材40に当たると停止する。図5に示すように、センサ28は、規定部材40に当たって停止した突起部26aを検出することができる。
以下の説明では、回転伝達ディスク24と滑りディスク25とが非接触構造により構成されているものとして説明する。また、図5に示すように、規定部材40,41が設けられているものとする。
センサ28,29は、突起部26の通過を検出すると検出信号を出力する。
図6は、ボール10に対して同じ方向に短時間の回転操作を繰り返した例を示している。図6(a)に示すように、ボール10が回転されるのに伴って回転伝達ディスク24が所定以上の回転数で回転すると、図6(b)に示すように、回転伝達ディスク24に追従するように滑りディスク25に回転が伝達される。滑りディスク25の回転移動量が所定以上となり突起部26がセンサ28またはセンサ29の位置まで到達すると、センサ28またはセンサ29は、図6(c)に示すように検出信号を出力する。この検出信号によりボール10に対して同じ方向に短時間の回転操作を繰り返して実行されたことを判別することができる。
図7は、ボール10に対して同じ方向の回転操作が継続して行われた例を示している。図7(a)に示すように、ボール10が回転されるのに伴って回転伝達ディスク24が所定以上の回転数で継続して回転すると、図7(b)に示すように、回転伝達ディスク24に追従するように滑りディスク25に回転が伝達され、回転移動量が所定以上の状態が継続する。滑りディスク25の回転移動量が所定以上となり突起部26がセンサ28またはセンサ29の位置まで到達すると、センサ28またはセンサ29は、図7(c)に示すように検出信号を出力する。この検出信号によりボール10に対して同じ方向に継続して回転操作が行われていることを判別することができる。
図8に示す例では、突起部26が移動する各方向に複数のセンサ、すなわち図中右方向については3つのセンサ28a,28b,28cが設けられ、左方向については3つのセンサ29a,29b,29cが設けられている。センサ28a,28b,28cとセンサ29a,29b,29cは、それぞれ突起部26が移動する円弧軌道上に配置され、突起部26が移動された場合には、少なくとも1つのセンサが突起部26を検出するように配置されているものとする。センサ28a,28b,28c、センサ29a,29b,29cは、前述と同様にして、例えばマイクロスイッチあるいはフォトカプラなどにより実現される。
図9は、ボール10に対して同じ方向の回転操作が継続して行われた例を示している。ボール10が回転されることにより回転伝達ディスク24が所定以上の回転数で継続して回転すると、回転伝達ディスク24に追従するように、図9(a)に示すように、滑りディスク25に回転が伝達され、回転移動量が所定以上の状態が継続する。
Claims (6)
- ボールと、
前記ボールの回転と連動して回転する第1の部材と、
前記第1の部材の回転に遅れて追従するように動く第2の部材と、
前記第2の部材の変位を検出する検出手段と
を具備したことを特徴とするトラックボール。 - 前記検出手段は、前記第2の部材の変位を非連続に検出することを特徴とする請求項1記載のトラックボール。
- 前記検出手段は、前記第2の部材の変位を複数箇所で検出する複数のセンサを含むことを特徴とする請求項2記載のトラックボール。
- 前記第1の部材と前記第2の部材とを近接して配置し、前記第1の部材の回転を磁力により前記第2の部材に伝達させることを特徴とする請求項1記載のトラックボール。
- 前記第1の部材と前記第2の部材とを接触するように配置し、前記第1の部材の回転を接触面における摩擦により前記第2の部材に伝達させることを特徴とする請求項1記載のトラックボール。
- 前記ボールと圧接され、前記ボールの回転に伴って軸回転するシャフトをさらに具備し、
前記第1の部材がディスク状に形成され、前記第1の部材の中心を貫通するように前記シャフトが固定され、
前記第2の部材がディスク状に形成され、前記第2の部材の中心を貫通するようにベアリングを介して前記シャフトが取り付けられ、
前記第1の部材と前記第2の部材のディスク面が相対するように配置されたことを特徴とする請求項1記載のトラックボール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011244881A JP5820697B2 (ja) | 2011-11-08 | 2011-11-08 | トラックボール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011244881A JP5820697B2 (ja) | 2011-11-08 | 2011-11-08 | トラックボール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013101499A JP2013101499A (ja) | 2013-05-23 |
JP5820697B2 true JP5820697B2 (ja) | 2015-11-24 |
Family
ID=48622065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011244881A Active JP5820697B2 (ja) | 2011-11-08 | 2011-11-08 | トラックボール |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5820697B2 (ja) |
-
2011
- 2011-11-08 JP JP2011244881A patent/JP5820697B2/ja active Active
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013101499A (ja) | 2013-05-23 |
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