JP5820697B2 - トラックボール - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理機器やゲーム装置などで使用されるトラックボールに関する。
一般に、情報処理機器やゲーム装置などで使用されるポインティングデバイスとして、トラックボールが知られている。例えば、機械式のトラックボールは、ボールの回転に追随して回転する、直交する2本の回転シャフトが配置され、回転シャフトに装着されたパルスカムの回転を光学センサ(フォトカプラー)により検出している。光学センサ(フォトカプラー)からは連続的に信号が出力され、この信号から検出されるパルス数(方形波)やパルス幅をもとにボールの回転量を検出しながら、画面上のカーソルの移動量へと変換する演算処理を行っていた。
例えば、特許文献1に記載されたトラックボールには、ボールを回転させることにより、オン・オフを繰り返してパルス信号を発生させるスイッチ手段を有するX方向パルス信号発生手段A及びY方向パルス信号発生手段が設けられている。
特開平10−320115号公報
このように従来技術によるトラックボールでは、ボールの回転速度(回転量)や回転方向など正確に検出するために、センサから連続的に出力される信号をもとにした大量のデータを高速処理する必要があった。また、正確にボールの回転速度(回転量)や回転方向を検出するために、精度良く回転を検出するための光学センサや機構が必要となっていた。
本発明は前述した事情に考慮してなされたもので、その目的は、ボールの回転を簡易な構成で検出し、処理負担を軽減させることが可能なトラックボールを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、ボールと、前記ボールの回転と連動して回転する第1の部材と、前記第1の部材の回転に遅れて追従するように動く第2の部材と、前記第2の部材の変位を検出する検出手段とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、ボールの回転を簡易な構成で検出し、処理負担を軽減させることが可能となる。
本実施形態におけるトラックボールの内部構造を示す図。 非接触構造が用いられた場合における図1中のA−A線の断面を示す図。 接触構造が用いられた場合における図1中のA−A線の断面を示す図。 X軸回転シャフト20の軸方向から見た図。 突起部26(滑りディスク25)の可働範囲を規定する規定部材40,41が設けた例を示す図。 回転伝達ディスク24と滑りディスク25の変化と、センサ28,29から出力される検出信号の関係を示す図。 図6とは異なる回転操作がされた場合の回転伝達ディスク24と滑りディスク25の変化と、センサ28,29から出力される検出信号の関係を示す図。 X軸回転シャフト20の軸方向から見た図。 滑りディスク25の変化とセンサ28a,28b,28cから出力される検出信号の関係を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるトラックボールの内部構造を示す図である。本実施形態におけるトラックボールは、単体の装置として構成される他、アミューズメント機器(ゲーム装置)、医療機器、ファクトリーオートメーション(FA)等のコンピュータ端末など各種機器の筐体に実装される。図1は、筐体内に実装される主要な構造を示している。
ボール10は、上部が筐体外に露出されており、使用者により操作される。ボール10は、筐体内部で自由回転できるように、X軸回転シャフト20とY軸回転シャフト30とが圧接された状態で支持されている。
X軸回転シャフト20とY軸回転シャフト30は、ボール10が回転されることにより連動して軸回転するよう支持されている。X軸回転シャフト20は、シャフト支持部材21,22により回転可能に支持され、Y軸回転シャフト30は、シャフト支持部材31,32によって回転可能に支持されている。X軸回転シャフト20とY軸回転シャフト30とは、軸方向が直交するように配置されている。
X軸回転シャフト20には、回転伝達ディスク24と滑りディスク25が取り付けられている。回転伝達ディスク24は、円板状に形成されており、中心にX軸回転シャフト20が貫通するようにして固定されている。回転伝達ディスク24は、X軸回転シャフト20の回転と連動して回転する。
滑りディスク25は、回転伝達ディスク24とほぼ同じサイズの円板に外周の一部に突起部26を設けて形成されている。突起部26は、滑りディスク25の半径方向に、滑りディスク25と近接させて設けられたセンサ28,29に到達する所定の長さで設けられている。滑りディスク25は、中央部にベアリング(軸受け)27が設けられており、ベアリング27を介してX軸回転シャフト20が貫通するようにして取り付けられている。
滑りディスク25は、ベアリング27を介してX軸回転シャフト20が取り付けられているため、X軸回転シャフト20の回転がそのまま伝わらない。また、滑りディスク25には突起部26が設けられているため、X軸回転シャフト20(ボール10)が回転されていないニュートラルな状態では、突起部26の部分の重量によって、図1に示すように、突起部26が下向きとなる位置(ニュートラル位置)にある。
滑りディスク25は、回転伝達ディスク24が回転されることにより、回転伝達ディスク24に遅れて追従して回転するように構成される。本実施形態では、回転伝達ディスク24と滑りディスク25とを近接させて非接触で回転伝達ディスク24の回転を滑りディスク25に伝達する非接触構造と、回転伝達ディスク24と滑りディスク25とを接触するように配置し、回転伝達ディスク24の回転を接触面における摩擦により滑りディスク25に伝達する接触構造の何れが用いられるものとする。
図2は、非接触構造が用いられた場合における図1中のA−A線の断面を示す図である。
非接触構造が用いられる場合、図2に示すように、回転伝達ディスク24と滑りディスク25は所定の間隔を設けて配置される。例えば、回転伝達ディスク24の滑りディスク25と相対する面には永久磁石が設けられ、滑りディスク25の回転伝達ディスク24に設けられた永久磁石と相対する面に金属プレートが設けられる。すなわち、ボール10が回転されることにより回転伝達ディスク24が連動して回転すると、滑りディスク25がニュートラル位置に戻ろうとする作用に反して、回転伝達ディスク24の回転が磁力によって滑りディスク25に伝達して、滑りディスク25が回転伝達ディスク24の回転に遅れて追従するように回転する。その後、回転伝達ディスク24が回転され続けることにより、滑りディスク25は、回転伝達ディスク24の回転に比例して回転方向に応力が働く。このように、回転伝達ディスク24の回転と滑りディスク25の回転とは完全同期をせず、回転数が間引かれる。
滑りディスク25は、前述したように、回転伝達ディスク24の回転が滑りディスク25に伝達され、滑りディスク25の突起部26が所定の範囲内で移動するように、突起部26の部分の重量が調整されて、ニュートラル位置に戻ろうとする作用が働くように構成されている。
なお、前述した説明では、回転伝達ディスク24に永久磁石を設け、滑りディスク25に金属プレートを設けるものとしているが、回転伝達ディスク24に金属プレートを設け、滑りディスク25に永久磁石を設けるようにしても良い。また、回転伝達ディスク24と滑りディスク25の両方に永久磁石を設けても良い。
図3は、接触構造が用いられた場合における図1中のA−A線の断面を示す図である。
接触構造が用いられる場合、図2に示すように、回転伝達ディスク24と滑りディスク25は接触した状態で配置される。例えば、回転伝達ディスク24と滑りディスク25のそれぞれの接触面が、特定の摩擦を発生させる摩擦係数を有する部材により形成される。すなわち、接触構造が用いられる場合においても、ボール10が回転されることにより回転伝達ディスク24が連動して回転すると、滑りディスク25がニュートラル位置に戻ろうとする作用に反して、回転伝達ディスク24の回転が摩擦によって滑りディスク25に伝達して、滑りディスク25が回転伝達ディスク24の回転に遅れて追従するように回転する。その後、回転伝達ディスク24が回転され続けることにより、滑りディスク25は、回転伝達ディスク24の回転に比例して回転方向に応力が働く。このように、回転伝達ディスク24の回転と滑りディスク25の回転とは完全同期をせず、回転数が間引かれる。
センサ28,29は、突起部26を検出するためのもので、例えばマイクロスイッチあるいはフォトカプラなどにより実現される。突起部26は、滑りディスク25の回転に伴ってX軸回転シャフト20を中心として円弧軌道で移動する。センサ28,29は、円弧軌道を通過する突起部26を検出可能な位置に配置される。センサ28とセンサ29は、ニュートラル位置にある突起部26に対して対称位置に配置され、それぞれ異なる方向に滑りディスク25が回転されたことを検出する。
図4は、X軸回転シャフト20の軸方向から見た図である。
ボール10が回転されていないニュートラルな状態では、図4に示すように、滑りディスク25の突起部26は下に位置している。ここで、例えばボール10が図中A方向に回転されると、ボール10の回転に伴ってX軸回転シャフト20と回転伝達ディスク24が回転する。そして、回転伝達ディスク24の回転が滑りディスク25に伝達されると、滑りディスク25の回転により突起部26が図中B方向に円弧軌道に沿って移動する。図中B方向にはセンサ29が配置されているため、センサ29によって突起部26の通過が検出される。
なお、ボール10が図中A方向と逆の方向に回転された場合には、突起部26が図中B方向とは逆の方向に移動してセンサ28によって検出される。
従って、X軸回転シャフト20を回転させる方向のボール10に対する回転操作については、2つのセンサ28,29により回転操作と回転方向を検出することができる。すなわち、X軸方向(X座標)の操作については、センサ28による検出結果(検出有り“1”または検出無し“0”)とセンサ29による検出結果(“1”または“0”)の2ビットのデータを処理すれば良い。
同様にして、Y軸回転シャフト30を回転させる方向のボール10に対する回転操作については、2つのセンサ38,39により回転操作と回転方向を検出することができるので、トラックボールの操作について合計4ビットのデータを処理すれば良いことになる。これにより、トラックボールの操作に応じた処理を大幅に軽減することができる。
図5は、突起部26(滑りディスク25)の可働範囲を規定する規定部材40,41が設けた例を示している。
図5に示すように、センサ28の近傍に突起部26の移動を規制する規定部材40が設けられている。例えば、突起部26は、滑りディスク25が回転されることによりセンサ28の方向へ移動し、規定部材40に当たると停止する。図5に示すように、センサ28は、規定部材40に当たって停止した突起部26aを検出することができる。
同様にして、突起部26は、滑りディスク25が回転されることによりセンサ29の方向へ移動し、規定部材41に当たると停止する。図5に示すように、センサ28は、規定部材41に当たって停止した突起部26bを検出することができる。
このように、突起部26の可働範囲を規定する規定部材40,41を設けることで、滑りディスク25(突起部26)をセンサ28,29によって検出可能とする位置まで移動可能とするように瞬間的にボール10が回転操作されたか、あるいは継続してボール10が回転操作されているかを検出することができるようになる。
なお、Y軸回転シャフト30側の構成は、前述したX軸回転シャフト20側と同様であるものとして詳細な説明を省略する。
次に、本実施形態におけるトラックボールの動作及び作用効果について説明する。
以下の説明では、回転伝達ディスク24と滑りディスク25とが非接触構造により構成されているものとして説明する。また、図5に示すように、規定部材40,41が設けられているものとする。
ボール10が利用者の操作によって回転されると、ボール10の回転がX軸回転シャフト20とY軸回転シャフト30の少なくとも一方に伝達される。ここでは、X軸回転シャフト20に回転が伝達された場合について説明する。
X軸回転シャフト20が回転されると、X軸回転シャフト20と固定されている回転伝達ディスク24が共に回転する。回転伝達ディスク24が回転されると、滑りディスク25に対して磁気による非接触での回転伝達が行われる。
滑りディスク25は、回転伝達ディスク24の回転に追従するように回転する。これにより、滑りディスク25に設けられた突起部26が、回転方向に応じて、センサ28あるいはセンサ29の方向に移動する。
センサ28,29は、突起部26の通過を検出すると検出信号を出力する。
図6は、回転伝達ディスク24と滑りディスク25の変化と、センサ28,29から出力される検出信号の関係を示す図である。
図6は、ボール10に対して同じ方向に短時間の回転操作を繰り返した例を示している。図6(a)に示すように、ボール10が回転されるのに伴って回転伝達ディスク24が所定以上の回転数で回転すると、図6(b)に示すように、回転伝達ディスク24に追従するように滑りディスク25に回転が伝達される。滑りディスク25の回転移動量が所定以上となり突起部26がセンサ28またはセンサ29の位置まで到達すると、センサ28またはセンサ29は、図6(c)に示すように検出信号を出力する。この検出信号によりボール10に対して同じ方向に短時間の回転操作を繰り返して実行されたことを判別することができる。
図7は、図6とは異なる回転操作がされた場合の回転伝達ディスク24と滑りディスク25の変化と、センサ28,29から出力される検出信号の関係を示す図である。
図7は、ボール10に対して同じ方向の回転操作が継続して行われた例を示している。図7(a)に示すように、ボール10が回転されるのに伴って回転伝達ディスク24が所定以上の回転数で継続して回転すると、図7(b)に示すように、回転伝達ディスク24に追従するように滑りディスク25に回転が伝達され、回転移動量が所定以上の状態が継続する。滑りディスク25の回転移動量が所定以上となり突起部26がセンサ28またはセンサ29の位置まで到達すると、センサ28またはセンサ29は、図7(c)に示すように検出信号を出力する。この検出信号によりボール10に対して同じ方向に継続して回転操作が行われていることを判別することができる。
このように、本実施形態におけるトラックボールでは、ボール10に対する回転操作を簡易な構成により検出して、データ量を削減するので、処理負担を軽減することができる。また、簡易な構成であっても、図6及び図7に示すように、ボール10に対する操作の違いについても判別することができるので、ボール10に対する操作を変えることにより情報処理機器等に対して異なる指示を与えることが可能である。
なお、前述した説明では、滑りディスク25(突起部26)の回転を検出するために一対のセンサ28,29を設けているが、複数対のセンサを設けることによって、ボール10(X軸回転シャフト20、Y軸回転シャフト30)の回転数に応じた滑りディスク25,35(突起部26,36)の変化を段階的に検出できるようにしても良い。
図8は、X軸回転シャフト20の軸方向から見た図である。
図8に示す例では、突起部26が移動する各方向に複数のセンサ、すなわち図中右方向については3つのセンサ28a,28b,28cが設けられ、左方向については3つのセンサ29a,29b,29cが設けられている。センサ28a,28b,28cとセンサ29a,29b,29cは、それぞれ突起部26が移動する円弧軌道上に配置され、突起部26が移動された場合には、少なくとも1つのセンサが突起部26を検出するように配置されているものとする。センサ28a,28b,28c、センサ29a,29b,29cは、前述と同様にして、例えばマイクロスイッチあるいはフォトカプラなどにより実現される。
なお、図8に示す例では、3対のセンサ28a,28b,28c、センサ29a,29b,29cを設けているが、必要とする分解能に応じた数のセンサを突起部26の可動範囲内に任意に配置することが可能である。また、X軸回転シャフト20に対して複数対センサ28a,28b,28c、センサ29a,29b,29cを設ける場合には、Y軸回転シャフト30(滑りディスク35)に対しても、図8と同様にして、複数対のセンサを設けるものとする。
図9は、滑りディスク25の変化とセンサ28a,28b,28cから出力される検出信号の関係を示す図である。
図9は、ボール10に対して同じ方向の回転操作が継続して行われた例を示している。ボール10が回転されることにより回転伝達ディスク24が所定以上の回転数で継続して回転すると、回転伝達ディスク24に追従するように、図9(a)に示すように、滑りディスク25に回転が伝達され、回転移動量が所定以上の状態が継続する。
滑りディスク25が回転されて、突起部26がセンサ28aの位置まで到達すると、センサ28aは、図9(b)に示すように検出信号を出力する。また、滑りディスク25の回転移動量が増加して、突起部26がセンサ28bの位置まで到達すると、センサ28bは、図9(c)に示すように検出信号を出力する。さらに、滑りディスク25の回転移動量が増加して、突起部26がセンサ28cの位置まで到達すると、センサ28cは、図9(d)に示すように検出信号を出力する。
同様にして、図9に示すように、滑りディスク25の回転移動量が減少し、各センサ28a,28b,28cの位置に突起部26が到達すると、図9(b)〜(c)に示すように、検出信号が出力される。
このように、複数対のセンサ28a,28b,28c、センサ29a,29b,29cを設けることで、ボール10の操作の強さ(速さ)によって異なる滑りディスク25の回転移動量を段階的に検出することができる。従って、ボール10に対する操作の強さ(速さ)を変えることにより情報処理機器等に対して異なる指示を与えることが可能である。
また、図9(b)〜(c)に示すように、滑りディスク25が回転されている場合には、少なくとも1つのセンサにより突起部26が検出されるようにしているので、センサ28a,28b,28cからの出力信号をもとに、回転移動量が増加する方向に滑りディスク25が回転されているか、あるいは回転移動量が減少する方向に滑りディスク25が回転されているかを判別することができる。
また、図8に示すように、1つの滑りディスク25に対して複数対のセンサ28a,28b,28c、センサ29a,29b,29cを設けたとしても、センサ毎に検出有り“1”または検出無し“0”のデータが出力されるだけであるので、ボール10(X軸回転シャフト20、Y軸回転シャフト30)の回転をパルスカムとフォトカプラによって検出する場合と比較して大幅にデータ量が少なくて済む。
なお、前述した説明では、滑りディスク25は、滑りディスク25の自重(突起部26の部分の重さ)によって、回転伝達ディスク24が回転されていない場合にはニュートラル位置に戻るようにしているが、他の構造によりニュートラル位置に戻るようにしても良い。例えば、バネやゴムなどの伸縮部材を突起部26の先端部と筐体等との間に設けて、滑りディスク25がニュートラル位置に戻ろうとする作用が働くようにしても良い。
また、前述した説明では、回転伝達ディスク24,34と滑りディスク25,35は、円板状をしているが他の形状としても良い。また、例えば、回転伝達ディスク24と滑りディスク25のディスク面を接触状態あるいは非接触状態で相対させて回転を伝達させているが、他の形態によって回転を伝達するようにしても良い。例えば、回転伝達ディスク24の外周に、リング状に構成された滑りディスク25を設け、回転伝達ディスク24の外周面と滑りディスク25の内周面とを相対(接触状態、非接触状態の何れでも良い)させることにより、回転伝達ディスク24の回転を滑りディスク25に伝達する。また、滑りディスク25をリング状にするだけでなく、リングの一部を切り取った形状(例えば、下部半分)としても良い。
また、前述した構成では、ボール10の回転をX軸回転シャフト20とY軸回転シャフト30に伝達しているが、ボール10の回転をシャフト以外の部材を介して回転伝達ディスク24に伝達する構成としても良い。また、ボール10の回転を伝達するためのシャフトや滑りディスクを省略して、ボール10の回転を同期しないように滑りディスク25に相当する部材(滑り部材)に直接伝達する構成としても良い。例えば、ボール10と滑り部材とを、前述した回転伝達ディスク24と滑りディスク25と同様の部材により構成し、接触状態あるいは非接触状態で相対させて、ボール10の回転を間引いて伝達させる。
また、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…ボール、20…X軸回転シャフト、24,34…回転伝達ディスク、25,35…滑りディスク、26,36…突起部、27…ベアリング、28,29,38,39…センサ、30…Y軸回転シャフト。

Claims (6)

  1. ボールと、
    前記ボールの回転と連動して回転する第1の部材と、
    前記第1の部材の回転に遅れて追従するように動く第2の部材と、
    前記第2の部材の変位を検出する検出手段と
    を具備したことを特徴とするトラックボール。
  2. 前記検出手段は、前記第2の部材の変位を非連続に検出することを特徴とする請求項1記載のトラックボール。
  3. 前記検出手段は、前記第2の部材の変位を複数箇所で検出する複数のセンサを含むことを特徴とする請求項2記載のトラックボール。
  4. 前記第1の部材と前記第2の部材とを近接して配置し、前記第1の部材の回転を磁力により前記第2の部材に伝達させることを特徴とする請求項1記載のトラックボール。
  5. 前記第1の部材と前記第2の部材とを接触するように配置し、前記第1の部材の回転を接触面における摩擦により前記第2の部材に伝達させることを特徴とする請求項1記載のトラックボール。
  6. 前記ボールと圧接され、前記ボールの回転に伴って軸回転するシャフトをさらに具備し、
    前記第1の部材がディスク状に形成され、前記第1の部材の中心を貫通するように前記シャフトが固定され、
    前記第2の部材がディスク状に形成され、前記第2の部材の中心を貫通するようにベアリングを介して前記シャフトが取り付けられ、
    前記第1の部材と前記第2の部材のディスク面が相対するように配置されたことを特徴とする請求項1記載のトラックボール。
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