JP5819399B2 - マルチユーザmimo送信のための保護メカニズム - Google Patents

マルチユーザmimo送信のための保護メカニズム Download PDF

Info

Publication number
JP5819399B2
JP5819399B2 JP2013502839A JP2013502839A JP5819399B2 JP 5819399 B2 JP5819399 B2 JP 5819399B2 JP 2013502839 A JP2013502839 A JP 2013502839A JP 2013502839 A JP2013502839 A JP 2013502839A JP 5819399 B2 JP5819399 B2 JP 5819399B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
devices
confirmation
reservation
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013502839A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013528015A (ja
Inventor
メルリン、シモーネ
アブラハム、サントシュ・ポール
サンパス、ヘマンス
ジョーンズ、ビンセント・ノウレス・ザ・フォース
ウェンティンク、マーテン・メンゾ
タグハビ・ナサラバディ、モハンマド・ホセイン
ベルマニ、サミーア
バン・ネー、ディディエー・ヨハネス・リチャルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qualcomm Inc
Original Assignee
Qualcomm Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Qualcomm Inc filed Critical Qualcomm Inc
Publication of JP2013528015A publication Critical patent/JP2013528015A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5819399B2 publication Critical patent/JP5819399B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W74/00Wireless channel access, e.g. scheduled or random access
    • H04W74/08Non-scheduled or contention based access, e.g. random access, ALOHA, CSMA [Carrier Sense Multiple Access]
    • H04W74/0808Non-scheduled or contention based access, e.g. random access, ALOHA, CSMA [Carrier Sense Multiple Access] using carrier sensing, e.g. as in CSMA
    • H04W74/0816Non-scheduled or contention based access, e.g. random access, ALOHA, CSMA [Carrier Sense Multiple Access] using carrier sensing, e.g. as in CSMA carrier sensing with collision avoidance
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/0413MIMO systems
    • H04B7/0452Multi-user MIMO systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/16Central resource management; Negotiation of resources or communication parameters, e.g. negotiating bandwidth or QoS [Quality of Service]
    • H04W28/26Resource reservation

Description

合衆国法典第35部第119条の下での優先権の主張
本特許出願は、2010年3月31日に出願された米国仮特許出願シリアル番号第61/319,686号と、2010年5月14日に出願された米国仮特許出願シリアル番号第61/345,004号との利益を主張し、これらの出願は、本特許出願の譲受人に譲渡され、ここでの参照によりここに明確に組み込まれている。
分野
本開示のある態様は、一般的にワイヤレス通信に関し、さらに詳細には、マルチユーザ送信のケースにおける媒体予約のための方法および装置に関する。
背景
ワイヤレス通信システムに対して要望される帯域幅要求の増加の問題を取り扱うために、チャネルリソースを共有することにより、複数のユーザ端末が単一のアクセスポイントと通信することが可能になる一方で、高データスループットを達成するように、異なるスキームが開発されている。複数入力複数出力(MIMO)技術は、次世代通信システムのための人気のある技術として近年登場してきた、このような1つのアプローチを表している。MIMO技術は、米国電気電子学会(IEEE)802.11標準規格のような、いくつかの新興のワイヤレス通信標準規格において採用されている。IEEE802.11は、短距離通信(例えば、数十メートルから数百メートル)のためにIEEE802.11委員会により開発された1組のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)エアインターフェース標準規格を示す。
IEEE802.11WLAN標準規格団体は、1秒当たり1ギガビットより大きい総スループットをターゲットとする、5GHzの搬送波周波数を使用する、または、60GHzの搬送波周波数(すなわち、IEEE802.11ad規格)を使用する、超高スループット(VHT)アプローチに基づく送信のための規格を確立した。VHT5GHz規格に対する使用可能な技術のうちの1つは、より広いチャネル帯域幅であり、これは、2つの40MHzチャネルを結合して80MHzとするので、物理レイヤ(PHY)データレートは2倍になり、IEEE802.11n標準規格と比較して、コストにおける増加は無視できるものである。
MIMOシステムは、データ送信のために、複数(NT本)の送信アンテナと複数(NR本)の受信アンテナとを用いる。NT本の送信アンテナとNR本の受信アンテナとにより形成されるMIMOチャネルは、NS個の独立したチャネルに分解でき、これは、空間チャネルとも呼ばれ、ここで、NS≦min{NT,NR}である。NS個の独立したチャネルのそれぞれは、次元に対応する。MIMOシステムは、複数の送信アンテナおよび受信アンテナにより生成される追加の次元を利用する場合に、改善された性能(例えば、より高いスループットおよび/またはより大きな信頼性)を提供できる。
IEEE802.11ネットワークにおいて、搬送波感知多重アクセス衝突回避方式(CSMA/CA)と呼ばれるランダム媒体アクセスメカニズムにしたがうことによって、送信が生じることがある。1つのノードからの送信が、ネットワーク中の他のノードからの送信と並行して起こることがあり、この状況を、衝突と呼ぶことがある。CSMA/CAメカニズムは、他のノード(すなわち、ユーザ局(STA))が既に送信していることがないように、送信を開始する前に、STAに媒体を感知させることによって、衝突を回避しようとする。いくつかのコンフィギュレーションでは、すべてのSTAが互いにヒアリングできるわけではなく、感知メカニズムは失敗することがある。これは、隠れノードシナリオと呼ぶことができる。後者のケースを制限するために、ネットワークアロケーションベクトル(NAV)の概念が、IEEE802.11標準規格中に存在し、ここで、NAV情報は、媒体がその間ビジーになるだろう時間の表示を含んでもよい。この表示は、適切なメッセージを使用することにより、隠れノードに返答されてもよい。
IEEE802.11標準規格は、隠れノードにNAV情報を提供するための、したがって、直後に続く送信に対する保護を提供するための、送信要求/送信可(RTS/CTS)メッセージの使用を特定する。RTS/CTSメカニズムは、衝突により引き起こされるオーバーヘッドを減らすのにも有用であることがある。RTSメッセージが、データの前に送信されて、かつ、衝突が起こった場合に、CTSメッセージが欠落し、これは、衝突イベントを識別することを可能にする。また、RTSメッセージは、典型的に、データよりもかなり短いメッセージであるので、衝突にかかる時間が短い。
RTS/CTSメカニズムは、送信機に対して隠れていることがある隣接するネットワークによってNAVが設定されていることを検出することも可能である。CTSメッセージが受信されない場合に、その理由は、RTS受信機に対するNAVが、RTS受信機がCTSメッセージによって返答することを妨げるように設定されていたためとすることができる。
IEEE802.11ネットワーク中のマルチユーザMIMO(MU−MIMO)送信は、同時送信に対してスケジュールされている複数のSTAに向けられたデータを含んでもよい。このケースでは、MU−MIMO送信の効率的な保護が望まれる。
概要
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般的に、データ通信用の媒体を予約するために、複数の装置に予約メッセージを送信するように構成されている送信機と、予約メッセージに応答して複数の装置のうちの2つ以上からチャネル上で同時に送信された複数の確認メッセージを、そのチャネル上で受信するように構成されている受信機とを具備し、送信機は、確認メッセージに応答して、媒体を通して、2つ以上の装置にデータを送信するようにも構成されており、確認メッセージは、実質的に同じ波形を含む。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための方法を提供する。方法は、一般的に、データ通信用の媒体を予約するために、複数の装置に予約メッセージを送信することと、予約メッセージに応答して装置のうちの2つ以上からチャネル上で同時に送信された複数の確認メッセージを、そのチャネル上で受信することと、確認メッセージに応答して、媒体を通して、2つ以上の装置にデータを送信することとを含み、確認メッセージは、実質的に同じ波形を含む。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般的に、データ通信用の媒体を予約するために、複数の装置に予約メッセージを送信する手段と、予約メッセージに応答して複数の装置のうちの2つ以上からチャネル上で同時に送信された複数の確認メッセージを、そのチャネル上で受信する手段とを具備し、送信する手段は、確認メッセージに応答して、媒体を通して、2つ以上の装置にデータを送信するようにさらに構成されており、確認メッセージは、実質的に同じ波形を含む。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトは、データ通信用の媒体を予約するために、複数の装置に予約メッセージを送信するように実行可能な命令と、予約メッセージに応答して装置のうちの2つ以上からチャネル上で同時に送信された複数の確認メッセージを、そのチャネル上で受信するように実行可能な命令と、確認メッセージに応答して、媒体を通して、2つ以上の装置にデータを送信するように実行可能な命令とを含むコンピュータ読取可能媒体を具備し、確認メッセージは、実質的に同じ波形を含む。
本開示のある態様は、アクセスポイントを提供する。アクセスポイントは、一般的に、少なくとも1つのアンテナと、データ通信用の媒体を予約するために、少なくとも1つのアンテナを介して、複数のアクセス端末に予約メッセージを送信するように構成されている送信機と、予約メッセージに応答してアクセス端末のうちの2つ以上からチャネル上で同時に送信された複数の確認メッセージを、少なくとも1つのアンテナを介して、そのチャネル上で受信するように構成されている受信機とを具備し、送信機は、確認メッセージに応答して、少なくとも1つのアンテナを介して、媒体を通して、2つ以上のアクセス端末にデータを送信するようにも構成されており、確認メッセージは、実質的に同じ波形を含む。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般的に、データ通信用の媒体を予約するために複数の装置に送信される予約メッセージを、複数の装置のうちの1つの装置において、受信するように構成されている受信機と、予約メッセージに応答して、複数の装置のうちの1つ以上から1つ以上の他の確認メッセージを送信することにより、確認メッセージを同時に送信するように構成されている送信機とを具備し、受信機は、装置に専用のデータを受信するようにも構成されており、送信されるすべての確認メッセージは、チャネル上で送信される実質的に同じ波形を含む。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための方法を提供する。方法は、一般的に、データ通信用の媒体を予約するために複数の装置に送信される予約メッセージを、複数の装置のうちの1つの装置において、受信することと、予約メッセージに応答して、複数の装置のうちの1つ以上から1つ以上の他の確認メッセージを送信することにより、確認メッセージを同時に送信することと、装置に専用のデータを受信することとを含み、送信されるすべての確認メッセージは、チャネル上で送信される実質的に同じ波形を含む。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般的に、データ通信用の媒体を予約するために複数の装置に送信される予約メッセージを、複数の装置のうちの1つの装置において、受信する手段と、予約メッセージに応答して、複数の装置のうちの1つ以上から1つ以上の他の確認メッセージを送信することにより、確認メッセージを同時に送信する手段とを具備し、受信する手段は、装置に専用のデータを受信するようにさらに構成されており、送信されるすべての確認メッセージは、チャネル上で送信される実質的に同じ波形を含む。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトは、データ通信用の媒体を予約するために複数の装置に送信される予約メッセージを、複数の装置のうちの1つの装置において、受信するように実行可能な命令と、予約メッセージに応答して、複数の装置のうちの1つ以上から1つ以上の他の確認メッセージを送信することにより、確認メッセージを同時に送信するように実行可能な命令と、装置に専用のデータを受信するように実行可能な命令とを含むコンピュータ読取可能媒体を具備し、送信されるすべての確認メッセージは、チャネル上で送信される実質的に同じ波形を含む。
本開示のある態様は、アクセス端末を提供する。アクセス端末は、一般的に、少なくとも1つのアンテナと、データ通信用の媒体を予約するために複数のアクセス端末に送信される予約メッセージを、少なくとも1つアンテナを介して、複数のアクセス端末のうちの1つのアクセス端末において、受信するように構成されている受信機と、予約メッセージに応答して、複数のアクセス端末のうちの1つ以上から1つ以上の他の確認メッセージを送信することにより、少なくとも1つアンテナを介して、確認メッセージを同時に送信するように構成されている送信機とを具備し、受信機は、少なくとも1つアンテナを介して、アクセス端末に専用のデータを受信するようにも構成されており、送信されるすべての確認メッセージは、チャネル上で送信される実質的に同じ波形を含む。
本開示の先に記載した特徴を詳細に理解できるように、先では簡単にまとめられているさらに特定の説明を、態様に対する参照によって得てもよく、態様のうちのいくつかは、添付した図面中で示されている。しかしながら、添付した図面は、本開示のある典型的な態様のみを示しており、それゆえ、その範囲を限定するものとして考えるべきでないことに留意すべきである。説明は、他の等しく有効な態様に適応できる余地があるためである。
図1は、本開示のある態様にしたがった、例示的なワイヤレス通信ネットワークを図示している。 図2は、本開示のある態様にしたがった、例示的なアクセスポイントおよびユーザ端末のブロックダイヤグラムを図示している。 図3は、本開示のある態様にしたがった、例示的なワイヤレスデバイスのブロックダイヤグラムを図示している。 図4は、本開示のある態様にしたがった、マルチユーザ複数入力複数出力(MU−MIMO)送信に先行する制御メッセージの第1の例示的な交換を図示している。 図5は、本開示のある態様にしたがった、アクセスポイントにおいて実行してもよい第1の例示的な動作を説明している。 図5Aは、図5において説明されている動作を実行することが可能な例示的なコンポーネントを説明している。 図6は、本開示のある態様にしたがった、ユーザ局において実行してもよい第1の例示的な動作を説明している。 図6Aは、図6において説明されている動作を実行することが可能な例示的なコンポーネントを説明している。 図7は、本開示のある態様にしたがった、MU−MIMO送信に先行する制御メッセージの第2の例示的な交換を図示している。 図8は、本開示のある態様にしたがった、アクセスポイントにおいて実行してもよい第2の例示的な動作を説明している。 図8Aは、図8において説明されている動作を実行することが可能な例示的なコンポーネントを説明している。 図9は、本開示のある態様にしたがった、ユーザ局において実行してもよい第2の例示的な動作を説明している。 図9Aは、図9において説明されている動作を実行することが可能な例示的なコンポーネントを説明している。 図10は、本開示のある態様にしたがった、MU−MIMO送信に先行する制御メッセージの第3の例示的な交換を図示している。 図11は、本開示のある態様にしたがった、MU−MIMO送信に先行する制御メッセージの第4の例示的な交換を図示している。 図12は、本開示のある態様にしたがった、MU−MIMO送信に先行する制御メッセージの第5の例示的な交換を図示している。 図13は、本開示のある態様にしたがった、アクセスポイントにおいて実行してもよい第3の例示的な動作を説明している。 図13Aは、図13において説明されている動作を実行することが可能な例示的なコンポーネントを説明している。 図14は、本開示のある態様にしたがった、ユーザ局において実行してもよい第3の例示的な動作を説明している。 図14Aは、図14において説明されている動作を実行することが可能な例示的なコンポーネントを説明している。
詳細な説明
本開示のある態様のさまざまな態様を以下で説明する。ここでの教示が、幅広いさまざまな形で具現化されてもよいことと、ここで開示している何らかの特定の構造、機能、または、その双方は、単に代表的なものに過ぎないことを正しく認識すべきである。ここでの教示に基づいて、ここで開示する態様は、他の何らかの態様から独立して実現されてもよいことと、これらの態様のうちの2つ以上をさまざまな方法で組み合わせてもよいこととを、当業者は正しく認識すべきである。例えば、ここで述べる任意の数の態様を使用して、装置が実現されてもよく、または、方法が実施されてもよい。加えて、ここで述べる態様のうちの1つ以上に加えて、または、ここで述べる態様のうちの1つ以上以外に、他の構造、機能性、あるいは、構造および機能性を使用して、このような装置が実現されてもよく、あるいは、このような方法が実施されてもよい。さらに、態様は、請求項の少なくとも1つのエレメントを含んでもよい。
“例として、事例として、あるいは実例として機能すること”を意味するために、“例示的な”という用語をここで使用する。“例示的な”ものとして、ここで説明するいずれの態様も、他の態様と比較して、必ずしも好ましいものとして、または、効果的なものとして解釈すべきではない。
特定の態様をここで説明するが、これらの態様の多くのバリエーションおよび置換が本開示の範囲内にある。好ましい態様の何らかの利益および利点を述べるが、本開示の範囲は、特定の利益、使用、または、目的に限定されることを意図していない。むしろ、本開示の態様は、異なるワイヤレス技術、システムコンフィギュレーション、ネットワーク、および、送信プロトコルに広く適用可能であるように意図されており、そのうちのいくつかは、一例として、図面中および好ましい態様の以下の説明中で示されている。詳細な説明および図は、限定ではなく、本開示の単なる例示であり、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物により規定されている。
例示的なワイヤレス通信システム
ここで説明する技術は、直交多重化スキームに基づいている通信システムを含む、さまざまなブロードバンドワイヤレス通信システムに対して使用されてもよい。このような通信システムの例は、空間分割多元接続(SDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、単一搬送波周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム等を含む。SDMAシステムは、十分に異なる方向を利用して、複数のユーザ端末に属するデータを同時に送信してもよい。TDMAシステムは、送信信号を、各タイムスロットが異なるユーザ端末に割り当てられている異なるタイムスロットに分割することにより、複数のユーザ端末が、同じ周波数チャネルを共有することを可能にしてもよい。OFDMAシステムは、システム全体の帯域幅を複数の直交サブキャリアに区分する変調技術である直交周波数分割多重化(OFDM)を利用する。これらのサブキャリアは、トーン、ビン等とも呼ぶことがある。OFDMでは、各サブキャリアは、データにより個別に変調されてもよい。SC−FDMAシステムは、インターリーブされたFDMA(IFDMA)を利用して、システム帯域幅にわたって分散されているサブキャリア上で送信してもよく、局所化されたFDMA(LFDMA)を利用して、隣り合ったサブキャリアのブロック上で送信してもよく、または、拡張されたFDMA(EFDMA)を利用して、隣り合ったサブキャリアの複数のブロック上で送信してもよい。一般に、変調シンボルは、OFDMでは周波数ドメイン中で、および、SC−FDMAでは時間ドメイン中で送られる。
ここでの教示は、さまざまなワイヤードまたはワイヤレスの装置(例えば、ノード)中に組み込まれてもよい(例えば、これらの装置内で実現されてもよく、または、これらの装置により実行されてもよい)。いくつかの態様では、ノードはワイヤレスノードを含む。このようなワイヤレスノードは、例えば、ワイヤードまたはワイヤレスの通信リンクを介しての、ネットワーク(例えば、インターネットのようなワイドエリアネットワークまたはセルラネットワーク)のための接続性あるいはネットワーク(例えば、インターネットのようなワイドエリアネットワークまたはセルラネットワーク)への接続性を提供してもよい。いくつかの態様では、ここでの教示にしたがって実現されるワイヤレスノードは、アクセスポイントまたはアクセス端末を含んでもよい。
アクセスポイント(“AP”)は、ノードB、無線ネットワーク制御装置(“RNC”)、eノードB、基地局制御装置(“BSC”)、基地トランシーバ局(“BTS”)、基地局(“BS”)、トランシーバ機能(“TF”)、無線ルータ、無線トランシーバ、ベーシックサービスセット(“BSS”)、拡張サービスセット(“ESS”)、無線基地局(“RBS”)、または、他の何らかの専門用語を含んでもよく、これらのものとして実現されてもよく、あるいは、これらのものとして知られてもよい。いくつかの構成では、アクセスポイントは、セットトップボックスキオスク、メディアセンター、あるいは、ワイヤレス媒体またはワイヤード媒体を介して通信するように構成されている他の何らかの適切なデバイスを含んでもよい。本開示の態様にしたがって、アクセスポイントは、米国電気電子学会(IEEE)802.11ファミリーのワイヤレス通信標準規格にしたがって動作してもよい。
アクセス端末(“AT”)は、アクセス端末、加入者局、加入者ユニット、移動局、遠隔局、遠隔端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、ユーザ局、または、他の何らかの専門用語を含んでもよく、これらのものとして実現されてもよく、あるいは、これらのものとして知られてもよい。いくつかの構成では、アクセス端末は、セルラ電話機、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(“SIP”)電話機、ワイヤレスローカルループ(“WLL”)局、パーソナルデジタルアシスタント(“PDA”)、ワイヤレス接続能力を有するハンドヘルドデバイス、局(“STA”)、または、ワイヤレスモデムに接続されている他の何らかの適切な処理デバイスを含んでもよい。したがって、ここで教示する1つ以上の態様は、電話機(例えば、セルラ電話機またはスマートフォン)中に、コンピュータ(例えば、ラップトップ)中に、ポータブル通信デバイス中に、ポータブルコンピューティングデバイス(例えば、パーソナルデータアシスタント)中に、タブレット中に、エンターテインメントデバイス(例えば、音楽またはビデオのデバイス、あるいは、衛星ラジオ)中に、テレビジョンディスプレイ中に、フリップカメラ中に、セキュリティビデオカメラ中に、デジタルビデオレコーダ(DVR)中に、グローバルポジショニングシステムデバイス中に、あるいは、ワイヤレスまたはワイヤードの媒体を介して通信するように構成されている他の何らかの適切なデバイス中に、組み込まれてもよい。本開示の態様にしたがって、アクセス端末は、IEEE802.11ファミリーのワイヤレス通信標準規格にしたがって動作してもよい。
図1は、アクセスポイントとユーザ端末とを持つ多元接続複数入力複数出力(MIMO)システム100を図示している。簡潔さのために、図1では、1つのアクセスポイント110のみが示されている。アクセスポイントは、一般的に、ユーザ端末と通信する固定局であり、基地局または他の何らかの専門用語と呼ぶこともある。ユーザ端末は、固定または移動性のものであってもよく、移動局、ワイヤレスデバイス、または、他の何らかの専門用語と呼ぶこともある。アクセスポイント110は、何らかの所定の瞬間において、ダウンリンク上およびアップリンク上で、1つ以上のユーザ端末120と通信してもよい。ダウンリンク(すなわち、フォワードリンク)は、アクセスポイントからユーザ端末への通信リンクであり、アップリンク(すなわち、リバースリンク)は、ユーザ端末からアクセスポイントへの通信リンクである。ユーザ端末はまた、別のユーザ端末とピア・ツー・ピアで通信してもよい。システム制御装置130は、アクセスポイントに結合され、アクセスポイントに対して調整と制御とを提供する。
以下の開示の一部は、空間分割多元接続(SDMA)により通信することが可能なユーザ端末120を説明しているが、ある実施形態に対して、ユーザ端末120は、SDMAをサポートしていない何らかのユーザ端末も含んでもよい。したがって、このような実施形態に対して、SDMAユーザ端末および非SDMAユーザ端末の双方と通信するようにAP110が構成されていてもよい。都合のよいことに、このアプローチにより、古いバージョンのユーザ端末(“レガシー”局)を企業で採用し続けることが可能になり、それらの有効寿命が伸びる一方で、適切であると思われるときには、より新しいSDMAユーザ端末を導入することが可能になる。
システム100は、データ送信のために、ダウンリンク上およびアップリンク上で、複数の送信アンテナと複数の受信アンテナとを用いる。アクセスポイント110には、Nap本のアンテナが装備され、アクセスポイント110は、ダウンリンク送信に対する複数入力(MI)と、アップリンク送信に対する複数出力(MO)とを表す。1組のK個の選択されたユーザ端末120は、集合的に、ダウンリンク送信に対する複数出力と、アップリンク送信に対する複数入力とを表す。純粋なSDMAに対して、何らかの手段により、K個のユーザ端末に対するデータシンボルストリームが、コードで、周波数で、または、時間で多重化されていない場合に、Nap≧K≧1を有することが望ましい。TDMA技術を使用して、CDMAでは異なるコードチャネルを使用して、OFDMでは互いに素な集合のサブバンドを使用する等して、データシンボルストリームを多重化できる場合に、Kは、Napよりも大きいことがある。各選択されたユーザ端末は、アクセスポイントに対して、ユーザ固有のデータを送信し、および/または、アクセスポイントから、ユーザ固有のデータを受信する。一般に、各選択されたユーザ端末には、1つまたは複数のアンテナ(すなわち、Nut≧1)が装備されていてもよい。K個の選択されたユーザ端末は、同じ数のアンテナまたは異なる数のアンテナを有することができる。
SDMAシステム100は、時分割複信(TDD)システムまたは周波数分割複信(FDD)システムであってもよい。TDDシステムに対して、ダウンリンクとアップリンクは、同じ周波数帯域を共有する。FDDシステムに対して、ダウンリンクとアップリンクは、異なる周波数帯域を使用する。MIMOシステム100はまた、送信のために、単一の搬送波または複数の搬送波を利用してもよい。各ユーザ端末には、(例えば、コストを低く抑えるために)単一のアンテナが装備されていてもよく、または、(例えば、付加的なコストをサポートできる場合には)複数のアンテナが装備されていてもよい。送信/受信を、各タイムスロットが異なるユーザ端末120に割り当てられている異なるタイムスロットに分割することにより、ユーザ端末120が同じ周波数チャネルを共有する場合に、システム100は、TDMAシステムでもあってもよい。
本開示のある態様にしたがって、付随するワイヤレス媒体を通るダウンリンクマルチユーザ送信を保護するために、アクセスポイント110と、ユーザ端末120のうちの1つ以上との間で、1つ以上の制御メッセージが交換されてもよい。交換される制御メッセージは、アクセスポイントに見えないノード(すなわち、隠れノード)にネットワークアロケーションベクトル(NAV)情報を提供する、送信要求(RTS)メッセージまたは送信可(CTS)メッセージのうちの少なくとも1つを含んでいてもよく、NAV情報は、媒体がその間ビジーになるだろう時間の表示を含んでもよい。このメカニズムは、データ送信の間の衝突の可能性を減少させることができる。
図2は、MIMOシステム100中の、アクセスポイント110と2つのユーザ端末120mおよび120xとのブロックダイヤグラムを図示している。アクセスポイント110には、Nt本のアンテナ224aないし224tが装備されている。ユーザ端末120mには、Nut,m本のアンテナ252maないし252muが装備されており、ユーザ端末120xには、Nut,x本のアンテナ252xaないし252xuが装備されている。アクセスポイント110は、ダウンリンクリンクに対しては送信エンティティであり、アップリンクに対しては受信エンティティである。各ユーザ端末120は、アップリンクに対しては送信エンティティであり、ダウンリンクに対しては受信エンティティである。ここで使用するような“送信エンティティ”は、ワイヤレスチャネルを介してデータを送信することが可能な、独立して動作する装置またはデバイスであり、“受信エンティティ”は、ワイヤレスチャネルを介してデータを受信することが可能な、独立して動作する装置またはデバイスである。以下の説明では、下付き文字“dn”は、ダウンリンクを示し、下付き文字“up”は、アップリンクを示し、Nup個のユーザ端末が、アップリンク上での同時送信に対して選択され、Ndn個のユーザ端末が、ダウンリンク上での同時送信に対して選択され、Nupは、Ndnに等しくてもよく、または、等しくなくてもよく、NupおよびNdnは、静的な値であってもよく、あるいは、各スケジューリング間隔の間に変化することがある。アクセスポイントならびにユーザ端末において、ビームステアリングまたは他の何らかの空間処理技術が使用されてもよい。
アップリンク上では、アップリンク送信に対して選択された各ユーザ端末120において、TXデータプロセッサ288が、データソース286からトラフィックデータを受け取り、制御装置280から制御データを受け取る。TXデータプロセッサ288は、ユーザ端末に対して選択されているレートに関係するコーディングおよび変調スキームに基づいて、ユーザ端末に対するトラフィックデータを処理し(例えば、エンコードし、インターリーブし、および変調し)、データシンボルストリームを提供する。TX空間プロセッサ290は、データシンボルストリーム上で空間処理を実行し、Nut,m本のアンテナに対してNut,m個の送信シンボルストリームを提供する。各送信機ユニット(TMTR)254は、それぞれの送信シンボルストリームを受け取って処理して(例えば、アナログへとコンバートして、増幅して、フィルタリングして、および、周波数アップコンバートして)、アップリンク信号を発生させる。Nut,m台の送信機ユニット254は、Nut,m本のアンテナ252からアクセスポイントへの送信に対して、Nut,m個のアップリンク信号を提供する。
アップリンク上での同時送信に対して、Nup個のユーザ端末をスケジュールしてもよい。これらのユーザ端末のそれぞれは、そのデータシンボルストリーム上で空間処理を実行し、その組の送信シンボルストリームをアップリンク上でアクセスポイントに送信する。
アクセスポイント110において、Nap本のアンテナ224aないし224apは、アップリンク上で送信するすべてのNup個のユーザ端末からのアップリンク信号を受信する。各アンテナ224は、それぞれの受信機ユニット(RCVR)222に対して、受信した信号を提供する。各受信機ユニット222は、送信機ユニット254により実行される処理と相補的な処理を実行し、受信したシンボルストリームを提供する。RX空間プロセッサ240は、Nap台の受信機ユニット222からのNap個の受信したシンボルストリーム上で、受信機空間処理を実行し、Nup個の復元したアップリンクデータシンボルストリームを提供する。チャネル相関マトリックス逆変換(CCMI)、最小平均二乗誤差(MMSE)、ソフト干渉消去(SIC)、または、他の何らかの技術にしたがって、受信機空間処理が実行される。各復元したアップリンクデータシンボルストリームは、それぞれのユーザ端末により送信されたデータシンボルストリームの推定である。RXデータプロセッサ242は、そのストリームに対して使用されているレートにしたがって、各復元したアップリンクデータシンボルストリームを処理して(例えば、復調して、デインターリーブして、および、デコードして)、デコードしたデータを取得する。各ユーザ端末に対するデコードしたデータを、記憶のためにデータシンク244に提供してもよく、および/または、さらなる処理のために制御装置230に提供してもよい。
ダウンリンク上では、アクセスポイント110において、TXデータプロセッサ210が、ダウンリンク送信に対してスケジュールされているNdn個のユーザ端末に対するトラフィックデータをデータソース208から受け取り、制御装置230から制御データを受け取り、場合によっては、スケジューラ234から他のデータを受け取る。さまざまなタイプのデータが、異なるトランスポートチャネル上で送られてもよい。TXデータプロセッサ210は、そのユーザ端末に対して選択されているレートに基づいて、各ユーザ端末に対するトラフィックデータを処理する(例えば、エンコードする、インターリーブする、および、変調する)。TXデータプロセッサ210は、Ndn個のユーザ端末に対するNdn個のダウンリンクデータシンボルストリームを提供する。TX空間プロセッサ220は、Ndn個のダウンリンクデータシンボルストリーム上で(本開示で説明するようなプリコーディングまたはビームフォーミング等の)空間処理を実行し、Nap本のアンテナに対してNap個の送信シンボルストリームを提供する。各送信機ユニット(TMTR)222は、それぞれの送信シンボルストリームを受け取って処理し、ダウンリンク信号を発生させる。Nap台の送信機ユニット222は、Nap本のアンテナ224からユーザ端末への送信に対して、Nap個のダウンリンク信号を提供する。
各ユーザ端末120において、Nut,m本のアンテナ252は、アクセスポイント110からNap個のダウンリンク信号を受信する。各受信機ユニット254は、関係付けられているアンテナ252からの受信信号を処理し、受信したシンボルストリームを提供する。RX空間プロセッサ260は、Nut,m台の受信機ユニット254からのNut,m個の受信したシンボルストリーム上で受信機空間処理を実行し、ユーザ端末に対する復元したダウンリンクデータシンボルストリームを提供する。CCMI、MMSE、または、他の何らかの技術にしたがって、受信機空間処理が実行される。RXデータプロセッサ270は、復元したダウンリンクデータシンボルストリームを処理して(例えば、復調して、デインターリーブして、および、デコードして)、ユーザ端末に対するデコードしたデータを取得する。
各ユーザ端末120において、チャネル推定器278は、ダウンリンクチャネル応答を推定して、ダウンリンクチャネル推定を提供する。ダウンリンクチャネル推定は、チャネル利得推定、SNR推定、ノイズ分散等を含んでもよい。同様に、チャネル推定器228は、アップリンクチャネル応答を推定して、アップリンクチャネル推定を提供する。各ユーザ端末に対する制御装置280は、典型的に、そのユーザ端末に対するダウンリンクチャネル応答マトリックスHdn,mに基づいて、ユーザ端末に対する空間フィルタマトリックスを導出する。制御装置230は、有効なアップリンクチャネル応答マトリックスHup,effに基づいて、アクセスポイントに対する空間フィルタマトリックスを導出する。各ユーザ端末に対する制御装置280は、アクセスポイントにフィードバック情報(例えば、ダウンリンクおよび/またはアップリンクの固有ベクトル、固有値、SNR推定等)を送ってもよい。制御装置230および280はまた、アクセスポイント110およびユーザ端末120におけるさまざまな処理ユニットの動作をそれぞれ制御する。
本開示のある態様にしたがって、後に続くダウンリンクマルチユーザ送信を保護するために、アクセスポイント110のトランシーバ222と、ユーザ端末120のトランシーバ254との間で、1つ以上の制御メッセージが交換されてもよい。先述したように、交換される制御メッセージは、ワイヤレス通信システム100の隠れノードにNAV情報を提供する、RTSメッセージまたはCTSメッセージのうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
図3は、ワイヤレス通信システム100内で用いてもよいワイヤレスデバイス302中で利用してもよいさまざまなコンポーネントを図示している。ワイヤレスデバイス302は、ここで説明するさまざまな方法を実現するように構成されていてもよいデバイスの例である。ワイヤレスデバイス302は、基地局104またはユーザ端末106であってもよい。
ワイヤレスデバイス302は、ワイヤレスデバイス302の動作を制御するプロセッサ304を備えていてもよい。プロセッサ304は、中央処理ユニット(CPU)と呼ぶこともある。リードオンリーメモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の双方を含んでもよいメモリ306は、プロセッサ304に命令およびデータを提供する。メモリ306の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)も含んでもよい。プロセッサ304は、典型的に、メモリ306内に記憶されているプログラム命令に基づく論理的動作および算術動作を実行する。メモリ306中の命令は、ここで説明する方法を実現するように実行可能であってもよい。
ワイヤレスデバイス302はまた、ワイヤレスデバイス302と遠隔ロケーションとの間でのデータの送受信を可能にする送信機310および受信機312を備えていてもよいハウジング308を備えていてもよい。送信機310および受信機312は、組み合わせて、トランシーバ314にしてもよい。単数または複数の送信アンテナ316は、ハウジング308に取り付けられていてもよく、トランシーバ314に電気的に結合されていてもよい。ワイヤレスデバイス302はまた、(示されていない)複数の送信機と、複数の受信機と、複数のトランシーバとを備えていてもよい。
ワイヤレスデバイス302はまた、トランシーバ314により受信した信号のレベルを検出して、定量化するために使用してもよい信号検出器318を備えていてもよい。信号検出器318は、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度、および、他の信号のような、信号を検出してもよい。ワイヤレスデバイス302は、信号を処理するのに使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)320も備えていてもよい。
本開示のある態様にしたがって、後に続くダウンリンクマルチユーザ送信の保護のために、ワイヤレスデバイス302と、(図3において示されていない)1つ以上の他のワイヤレスデバイスとの間で、1つ以上の制御メッセージが交換されてもよい。先述したように、交換される制御メッセージは、ワイヤレスデバイス302を含むワイヤレス通信システム100中の隠れノードにNAV情報を提供する、RTSメッセージまたはCTSメッセージのうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
ワイヤレスデバイス302のさまざまなコンポーネントは、バスシステム322により互いに結合されていてもよい。バスシステム322は、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、および、ステータス信号バスを含んでもよい。
SDMA、OFDMA、CDMA、SC−FDMA、および、これらの組み合わせのような、任意のタイプの多元接続スキームを利用するシステム中で、ここで説明する技術を一般的に適用してもよいことを、当業者は認識するだろう。
IEEE802.11に基づく次世代ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)システムでは、アクセスポイント(AP)(例えば、図1からのアクセスポイント110)は、例えば、ダウンリンク空間分割多元接続(DL−SDMA)に基づくマルチユーザ複数入力複数出力(MU−MIMO)送信スキームを使用して、複数の局(STA)に(例えば、図1からのユーザ端末120に)同時にデータを送信してもよい。しかしながら、このような送信の前に、APは、データ通信用の媒体を予約するために、複数のSTAに送信要求(RTS)メッセージを送信してもよい。APから送られたRTSメッセージをヒアリングできない他のSTA(すなわち、これらの他のSTAは、隠れノードを表してもよい)から、複数のSTAを保護すべき場合に、複数のSTAは、送信可(CTS)メッセージにより応答するように要求されてもよい。
マルチユーザMIMO送信に対する保護メカニズム
本開示のある態様は、ダウンリンクデータパケットを送信する前に、APと、サポートされているユーザSTAとの間で交換される適切な制御メッセージを使用することにより、MU−MIMO送信を保護するための複数のメカニズムをサポートする。
本開示のある態様では、APから送信されるRTSメッセージ中でアドレス指定されている複数のSTAは、CTSメッセージを同時に送信するように構成されていてもよい。このような同時に送信されたCTSメッセージを、1つ以上の他のSTA(例えば、隠れノード)において、確実に正しくデコードできるように、送信STAのそれぞれが生成させる物理レイヤ波形が、実質的に同じである必要があることがある。RTSメッセージ中でアドレス指定されているSTAのそれぞれにおいて、実質的に同じ波形を発生させるプロセスは、いくつかの態様を含んでもよい。
1つの態様では、RTSメッセージ中でアドレス指定されているすべてのSTAから送信されたすべてのCTSメッセージが、確実に、まさに同じビットを含むように要求されてもよい。CTSメッセージの可変部分のみが、宛先アドレスを含むことができることから、IEEE802.11においてこのことを確実に行うことができ、それぞれの同時に送信されたCTSメッセージは、同じAPに送信され、それゆえ、同じAPの宛先アドレスを搬送することができる。さらに、無線CTS送信の前に、同一の変調およびコーディングスキームが、各STAにおいて利用される必要があることがある。IEEE802.11では、CTSメッセージのそれぞれは、APにより特定されたベーシックレートにおいて通信されてもよいことから、このことを確実に行うことができる。
別の態様では、無線CTS送信の前にエンコーディングおよびスクランブリングする物理レイヤプロセスが、確実に、同じビットを発生させるように要求されてもよい。IEEE802.11では、各STAは、それ自体のスクランブリングシーケンスを選んでもよい。それゆえ、RTSメッセージに応答して複数のSTAにおいて発生されるすべてのCTSメッセージを、同じスクランブリングシーケンスを使用してスクランブリングできるように、追加の仕様が追加される必要があることがある。
図4は、本開示のある態様にしたがった、MU−MIMO通信に対する積み重ねられたCTSメッセージによる、例示的な送信要求/送信可(RTS/CTS)ベースの媒体予約プロトコル400を図示している。アクセスポイント(AP)402は、複数のSTAをアドレス指定するグループアドレスを含む、RTSメッセージ406を送信してもよい。その後、ダウンリンクMU−MIMO送信を受信できる、AP402によってアドレス指定されたSTA(例えば、STA4041、4042、4043)のサブセットまたはすべてが、RTSメッセージ406を受信した後にSIFS(短フレーム間隔)時間期間410を開始するCTS送信408により、同時に応答してもよい。同時に送信されるCTSメッセージ408の持続時間フィールドは、例えば、RTSメッセージ406により特定された持続時間フィールドにしたがって、設定されてもよい。
本開示のある態様では、STA4041〜4043から同時に送信されるときに、CTSメッセージ408が、実質的に同じ波形を確実に含むように、AP402は、管理フレーム中で1つ以上のパラメータを特定してもよい。管理メッセージは、AP402から送信されてもよく、RTSメッセージ406によってアドレス指定されている複数のSTAにおいて、CTSメッセージ408を同時に送信する前に、受信されてもよい。管理メッセージ中の特定されたパラメータのうちの1つは、CTSメッセージ408を送信する前にSTA4041〜4043のそれぞれにおいて適用されるスクランブリングシーケンスを示してもよい。すべてのSTAにおいて適用されるスクランブリングシーケンスは、(例えば、IEEE802.11標準規格団体によって)予め定められていてもよく、CTSメッセージを送信するときに使用される各STAにおいて記憶されていてもよい。
AP402は、AP402が、STA4041〜4043からCTSメッセージ408を受信した後に、ダウンリンクMU−MIMO送信412を開始してもよい。同じ波形であるために、複数のSTAから送信されるCTSメッセージ408は、予約された媒体をリスニングしている1つ以上の他のSTAにおいて、単一の物理レイヤフレームとして現れることがある。それゆえ、これらの他のSTAは、CTSメッセージ408を正確にデコードして、その後、デコードしたCTSメッセージの持続時間フィールド値にしたがって、それらのネットワークアロケーションベクトル(NAV)カウンターを適切に設定できる。
ある態様では、CTSメッセージ408のそれぞれは、RTSメッセージ406中で特定されているような異なる空間ストリーム上で送信されてもよい。別の態様では、STAのいずれも、RTSメッセージ406に応答してCTSメッセージを送信しない場合に、AP402は、プロトコル400を終了させてもよく、電力をセーブするために、バックオフ状態に入ってもよい。
ある態様では、RTSメッセージ406を受信する複数のSTA(例えば、STA4041〜4043)は、CTSメッセージにより返答するようにそれらが要求されていることを知る必要があることがある。NAVは、任意のデータフレームによって設定されてもよいことから、例えば、RTSメッセージ406を送信するために、通常のアクションフレームを利用してもよい。単一のRTSメッセージの送信は、NAV打切りという利点も有していてもよい。CTSメッセージ408を受信するAP402は、どのSTAがCTSメッセージ408を送信したのか知らないことがある。STAのうちの1つがCTSメッセージを送信する限り、APは、衝突がなかったと仮定できる。
図5は、本開示のある態様にしたがった、アクセスポイントにおいて(例えば、図4からのアクセスポイント402において)実行してもよい例示的な動作500を説明している。502において、アクセスポイントは、データ通信用の媒体を予約するために、複数のユーザ局(例えば、図4からのSTA4041〜4043)に予約メッセージを送信してもよい。504において、アクセスポイントは、予約メッセージに応答して、ユーザ局のうちの2つ以上からチャネル上で同時に送信された複数の確認メッセージを、そのチャネル上で受信してもよい。確認メッセージは、実質的に同じ波形を含んでもよい。506において、確認メッセージに応答して、アクセスポイントは、媒体を通して2つ以上のユーザ局にデータを送信してもよい。ある態様では、2つ以上のユーザ局に送信されるデータは、マルチユーザ複数入力複数出力超高スループット物理レイヤコンバージェンスプロシージャプロトコルデータユニット(MU−MIMO VHT PPDU)を含んでもよい。
ある態様では、予約メッセージは、IEEE802.11送信要求(RTS)メッセージフォーマットと実質的に同じフォーマットを有していてもよい。さらに、同時に送信される確認メッセージのそれぞれは、IEEE802.11送信可(CTS)メッセージフォーマットと実質的に同じフォーマットを有していてもよい。
図6は、本開示のある態様にしたがった、ユーザ局において(例えば、図4からのSTA4041〜4043のうちの1つにおいて)実行してもよい例示的な動作600を説明している。602において、複数のユーザ局のうちの1つのユーザ局は、データ通信用の媒体を予約するために複数のユーザ局に送信された予約メッセージを受信してもよい。604において、予約メッセージに応答して、ユーザ局は、ユーザ局のうちの1つ以上から1つ以上の他の確認メッセージを送信することにより、確認メッセージを同時に送信してもよい。送信されるすべての確認メッセージは、チャネル上で送信される実質的に同じ波形を含んでもよい。606において、ユーザ局は、その局に専用のデータを受信してもよい。
ある態様では、受信した予約メッセージは、ユーザ局のマルチキャストグループアドレスを含むRTSメッセージを含んでもよい。ユーザ局のそれぞれは、送信されることになるデータが、その特定のユーザ局に対してアドレス指定されていることを、マルチキャストグループアドレスに基づいて識別してもよい。
先述のスキームを有効にするために、MU−MIMOデータを受信するだろうSTAを取り込んだグループアドレスを割り当てることが要求されてもよい。グループアドレスが、多すぎるSTAを含んでいる場合に、データが送られることになるSTA(例えば、図4からのSTA4041〜4043)における状態を区別することが可能でないかもしれないことに留意すべきである。
本開示の1つの態様では、APは、STAの所定のサブセットに対して一意的なグループアドレスを構築してもよい。その後、APは、RTSメッセージを送信する前に、管理フレームを使用して、STAのサブセットにグループアドレスを通信してもよい。STAのサブセットからの各STAは、一意的なグループアドレスを含む管理フレームを受信してもよく、APから送信されることになるデータが、その特定のSTAに対してアドレス指定されていることを、一意的なグループアドレスに基づいて識別してもよい。
本開示の別の態様では、APは、例えば、既知のハッシュ関数を使用して、STAの所望の組の媒体アクセス制御(MAC)アドレスまたはアソシエーション識別子(ID)を、グループMACアドレスにマッピングしてもよい。RTSメッセージを送信する前に、APによって、管理メッセージ内で、STAの組にグループMACアドレスが送信されてもよい。その後、グループMACアドレスを持つ管理メッセージを受信するSTAの組からの1つのSTAは、既知のハッシュ関数の逆マッピング(デマッピング)を使用して、グループMACアドレスが、実際にそのSTAをアドレス指定しているか否かを決定してもよい(すなわち、そのSTAの識別子を取得してもよい)。このようなハッシュ関数は、STAに対してアドレス指定されているデータを含むそのようなSTAを除くすべてのSTAを除外するのに十分、制限的である必要があるかもしれないことに留意すべきである。
本開示の別の態様では、APならびに複数のSTAは、シーケンシャルに送信される複数のRTSメッセージおよびCTSメッセージを交換してもよい。図7は、本開示のある態様にしたがった、MU−MIMO通信のためのRTSメッセージおよびCTSメッセージのシーケンシャルな送信による、例示的なRTS/CTSベースの媒体予約プロトコル700を図示している。
図7において図示されているように、AP702は、STA7041にRTSメッセージ706を送信してもよい。その後、STA7041は、RTSメッセージ706を受信した後に、SIFS時間を開始してもよいCTS送信708により、応答してもよい。その後、AP702は、別のSTA7042にRTSメッセージ710を送信してもよく、STA7042は、CTS送信712により応答してもよい。これに続いて、AP702は、第3のSTA7043にRTSメッセージ714を送信してもよく、STA7043は、CTS送信716により応答してもよい。いったん、AP702と、STA7041、7042、7043との間で制御メッセージ706〜716が交換されると、すべてのSTA7041〜7043に対して媒体を予約できる。その後、AP702は、STA7041〜7043に対するダウンリンクMU−MIMO送信718を開始してもよい。
図8は、本開示のある態様にしたがった、APにおいて(例えば、図7からのAP702において)実行してもよい例示的な動作800を説明している。802において、APは、1つ以上の予約メッセージを送信してもよく、1つ以上の予約メッセージのそれぞれは、データ通信用の媒体を予約するために、複数のSTAのそれぞれのSTAに向けられている。804において、APは、1つ以上の確認メッセージを受信してもよく、1つ以上の確認メッセージのそれぞれは、その予約メッセージに応答して、それぞれのSTAから送信されたものである。806において、1つ以上の確認メッセージに応答して、APは、媒体を通してSTAにデータを送信してもよい。ある態様では、STAに送信されるデータは、MU−MIMO VHT PPDUを含んでもよい。
ある態様では、予約メッセージはシーケンシャルに送信されてもよく、確認メッセージも同様にシーケンシャルに送信されてもよい。さらに、図7において図示されているように、予約メッセージのそれぞれの送信は、確認メッセージのそれぞれのものの送信の直前に起こってもよい。
図9は、本開示のある態様にしたがった、STAにおいて実行してもよい例示的な動作900を説明している。902において、複数のSTAのうちの1つのSTAは、1つ以上の予約メッセージからの1つの予約メッセージを受信してもよく、1つ以上の予約メッセージのそれぞれは、データ通信用の媒体を予約するために、STAのそれぞれのSTAに向けられている。904において、STAは、予約メッセージに応答して、確認メッセージを送信してもよい。906において、STAは、そのSTAに専用のデータを受信してもよく、データは、媒体を通して送信される。
ある態様では、STAは、確認メッセージをいつ送信するかを決定するために、複数のSTAのうちの1つ以上の他のSTAから以前に送信された1つ以上の他の確認メッセージの数をカウントするように構成されていてもよい。さらに、STAは、1つ以上の他の確認メッセージを検出できることがある。1つの態様では、確認メッセージは、予約メッセージを受信した直後に送信されてもよい。別の態様では、確認メッセージは、予約メッセージ中で特定されているスケジュールされた時間にしたがって、送信されてもよい。
図10は、本開示のある態様にしたがった、MU−MIMO通信を保護するための、単一のRTS送信とCTSメッセージのシーケンシャルな送信とによる、例示的なRTS/CTSベースの媒体予約プロトコル1000を図示している。図10において図示されているように、AP1002は、複数のSTA10041、10042、10043にRTSメッセージ1006(例えば、ブロードキャストメッセージ)を送信してもよい。その後、STA10041は、CTS送信1008により応答してもよく、その後に、STA10042からのCTS送信1010と、STA10043からのCTS送信1012とが続く。
いったん、AP1002と、STA10041〜10043との間で制御メッセージ1006、1008、1010および1012が交換されると、すべてのSTA10041〜10043に対して媒体を予約できる。その後、AP1002は、STA10041〜10043に対するダウンリンクMU−MIMO送信1014を開始してもよい。
図11は、本開示のある態様にしたがった、MU−MIMO通信のための、RTSの単一の送信とCTSの単一の送信とによる、例示的なRTS/CTSベースの媒体予約プロトコル1100を図示している。図11において図示されているように、AP1102は、データ通信用の媒体を予約するために、STA11041、11042、11043のうちの1つに(例えば、STA11041に)RTSメッセージ1106を送信してもよい。その後、STA11041は、CTS送信1108により応答してもよい。いったん、AP1102がCTSメッセージ1108を受信すると、APは、STA11041〜11043に対するダウンリンクMU−MIMO送信1110を開始してもよい。
STA11041は、RTSメッセージ1106の宛先として、AP1102によって選択されてもよい。1つの態様では、媒体にアクセスするためのコンテンションに勝ったトラフィックのクラスに属しているトラフィックに関係付けられている、キュー中の最初のパケットのための宛先として、STA11041が選択されてもよい。別の態様では、STA11041〜11043のそれぞれに関係付けられている媒体を通してのデータ通信の間の衝突の数に基づいて、STA11041が選択されてもよい。例えば、STA11041は、STA11041、11042、11043間で、最大数の衝突を経験するSTAであってもよい。
本開示のさらに別の態様では、データ通信用の媒体を予約するための1つ以上のRTSの送信が回避されてもよく、それゆえ、制御メッセージを交換するオーバーヘッドを減少できる。図12は、本開示のある態様にしたがった、MU−MIMO通信のための、CTSメッセージの単一の送信による、例示的なCTSベースの媒体予約プロトコル1200を図示している。
図12において図示されているように、AP1202は、規定された時間期間の間に、データ通信用の媒体の予約をアナウンスする確認メッセージ1206を送信してもよい。確認メッセージ1206は、自己への送信可メッセージに対応していてもよく、確認メッセージ1206は、規定された時間期間に関連するNAV情報を含んでいてもよい。確認メッセージ1206の送信に続いて、規定された時間期間の間に、媒体を通して、複数のSTA(例えば、図12において図示されている12041、12042、12043)にデータ1208が送信されてもよい。
図13は、本開示のある態様にしたがった、AP(例えば、図12からのAP1202)において実行してもよい例示的な動作1300を説明している。1302において、APは、時間期間の間に、データ通信用の媒体の予約をアナウンスする確認メッセージを送信してもよい。1304において、確認メッセージの送信に続いて、APは、時間期間の間に、媒体を通して、複数の装置に同時にデータを送信してもよい。ある態様では、同時に送信されるデータは、MU−MIMO VHT PPDUを含んでもよい。
ある態様では、確認メッセージは、自己への送信可メッセージフォーマットと実質的に同じフォーマットを有していてもよい。さらに、確認メッセージは、時間期間に関連するNAV情報を含んでもよい。
図14は、本開示のある態様にしたがった、STAにおいて実行してもよい例示的な動作1400を説明している。1402において、複数のSTAのうちの1つのSTAは、時間期間の間に、データ通信用の媒体の予約をアナウンスする確認メッセージを受信してもよい。1404において、STAは、そのSTAに専用のデータを受信してもよく、データは、時間期間の間に、媒体を通して送信される。
先述した例示的なプロトコル400、700、1000、1100、1200のうちの少なくとも1つを参照すると、本開示のある態様は、受信STAの組中の1つ以上のSTAへのAPによる送信を含む方法をサポートしている。APによる送信は、媒体予約のための制御メッセージを少なくとも1つのSTAと交換することと、受信STAの組中の1つ以上のSTAにAPからデータを送信することとを含んでもよい。さらに、APは、1つ以上のSTAから、送信したデータに対する肯定応答を受信してもよい。制御メッセージは、データ送信の前に交換されてもよい。ある態様にしたがうと、制御メッセージは、1つ以上のRTSメッセージ、または、1つ以上のCTSメッセージのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
RTSメッセージのそれぞれは、NAV情報または送信側アドレスのうちの少なくとも1つを含んでもよい。NAVの表示は、後に続くデータ送信時間、または、後に続く肯定応送信時間のうちの少なくとも1つを保護してもよい。さらに、RTSメッセージのそれぞれは、宛先STAのアドレスのリストを含んでもよいが、そのRTSメッセージは、IEEE802.11ファミリーのワイヤレス通信標準規格に準拠してもよい。
さらに、ある態様では、RTSメッセージのそれぞれ(例えば、図7からのRTSメッセージ706、710および714)は、STAがCTS送信によって返答するように要求される順序の表示を含んでもよい。別の態様では、RTSメッセージのそれぞれは、1つまたは複数のSTAが1つ以上のCTSメッセージによって返答すべき時間の表示を含んでもよい。
ある態様では、RTSメッセージのそれぞれ(例えば、図7からのRTSメッセージ706、710および714)は、ユニキャストメッセージを含んでもよい。別の態様では、単一のブロードキャストRTSメッセージまたはマルチキャストRTSメッセージ(例えば、図4からのRTSメッセージ406)が、複数のSTAに送信されてもよい。さらに、RTSメッセージのそれぞれ(例えば、図7からのRTSメッセージ706、710および714)は、CTSメッセージ返答のために1つ以上のSTAによって使用されることになる空間ストリーム割振りを含んでもよい。
ある態様では、RTSメッセージのそれぞれ(例えば、図7からのRTSメッセージ706、710および714)は、プライマリ周波数チャネル上で送信されてもよい。別の態様では、RTSメッセージのそれぞれは、プライマリ周波数チャネル上および1つ以上のセカンダリチャネル上で送信されてもよい。
ある態様では、各CTSメッセージは、受信したRTSメッセージのチャネルに対応する各周波数チャネル上で、および、受信したRTSメッセージのチャネルに対応する唯一の周波数チャネル上で、送信されてもよい。別の態様では、RTSメッセージを受信するチャネルの組がプライマリチャネルを含んでいる場合にのみ、STAから各CTSメッセージが送信されてもよい。
ある態様では、プライマリチャネル上で、STAからCTSメッセージを何ら受信しない場合に、そのSTAに対するデータを送信しなくてもよい。別の態様では、RTSメッセージがSTAに対して送信されたチャネルのうちの少なくとも1つにおいて、そのSTAからCTSメッセージを何ら受信しない場合に、そのSTAに対するデータを送信しなくてもよい。各STAに対するデータは、複数の周波数チャネルを使用して送信してもよい。これらの周波数チャネルは、そのSTAからCTSメッセージを受信した周波数チャネルのサブセットに属していてもよい。代替的に、データ送信に対して利用される周波数チャネルは、そのSTAから、および、複数のSTA中の他のすべてのSTAから、1つ以上のCTSメッセージを受信した周波数チャネルのサブセットに属していてもよい。
各CTSメッセージは、NAV情報の表示を含んでもよい。ある態様では、NAVの表示は、対応するRTSメッセージ内で受信したものと同じものであってもよい。さらに、各CTSメッセージは、IEEE802.11ファミリーのワイヤレス通信標準規格に準拠してもよい。
1つの態様では、APは、例えば、媒体アクセスに対して、拡張された分散型チャネルアクセス(EDCA)プロトコルを使用することにより、受信STAの組中の単一のSTAに向けられた、単一のRTSメッセージ(例えば、図11からのRTSメッセージ1106)を送信してもよい。“プライマリトラフィック”として規定されたトラフィックに対する宛先として、その単一のSTAが選ばれてもよい。“プライマリトラフィック”は、媒体にアクセスするためのコンテンションに勝ったトラフィックのクラスに属しているトラフィックを含んでもよい。別の態様では、APは、EDCA媒体アクセスプロトコルを利用することにより、受信STAの組中の複数のSTAに向けられた、単一のRTSメッセージ(例えば、図10からのRTSメッセージ1006)を送信してもよい。
APは、受信STAの組中の複数のSTAに向けられた、複数のRTSメッセージ(例えば、図7からのRTSメッセージ706、710および714)を送信してもよい。1つの態様では、複数のRTSメッセージは、受信STAの組中のそれぞれのSTAに対して、シーケンシャルに送信されてもよい。少なくとも第1のRTSメッセージ(すなわち、RTSメッセージ706)は、EDCA媒体アクセスプロトコルにしたがって送信されてもよい。RTSメッセージは、第1のものを除いて、以前に送信したRTSメッセージへの返答として受信したCTSメッセージの受信の直後に、送信してもよい。別の態様では、複数のRTSメッセージは、受信STAの組中のそれぞれのSTAに同時に送信されてもよい。さらに、同時CTSメッセージは、MU−MIMO送信にしたがって送信されてもよい。
RTSメッセージを受信する各STAは、CTSメッセージの送信により応答してもよい。1つの態様では、CTSメッセージは、受信したRTSメッセージに対する即座の返答として送信されてもよい。即座の返答でのCTSメッセージは、RTSメッセージ中で特定されている空間ストリーム割振りにしたがって送信されてもよい。代替的に、即座の返答でのCTSメッセージは、同時CTSメッセージを送信するすべてのSTAに対して実質的に同じである信号を使用して、送信されてもよい。
別の態様では、CTSメッセージは、受信したRTSメッセージ中で特定されている時間の後に送信されてもよい。さらに別の態様では、CTSメッセージは、RTSメッセージ中で受信した送信順序にしたがって送信されてもよい。このケースでは、STAは、そのCTSメッセージをいつ送信するかを決定するために、先行するCTS送信の数をカウントしてもよい。以前のCTS送信を検出することにより、カウントを実行してもよい。さらに、NAVカウンターがそのSTAに対して既に設定されていた場合には、STAによってCTSメッセージが送信されなくてもよい。
APは、APから送信したRTSメッセージに対する応答としてCTSメッセージを返さなかったSTAを、後続するマルチユーザデータ送信から除外してもよいことに留意すべきである。さらに、それに対してRTSメッセージが送信された受信STAの組中のSTAのうちの1つ以上によってCTSメッセージが何ら送信されない場合に、APは、受信STAの組中に、少なくとも1つの新しいSTAを含めてもよい。その後、APは、少なくとも1つの新しいSTAとの制御メッセージの交換を開始してもよい。
対応する機能を実行することが可能な何らかの適切な手段により、先に説明した方法のさまざまな動作を実行してもよい。手段は、これらに限定されないが、回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、または、プロセッサを含む、さまざまなハードウェアならびに/あるいはソフトウェアのコンポーネントおよび/またはモジュールを含んでいてもよい。一般的に、図面中で図示されている動作がある場合に、これらの動作は、類似するナンバリングを持つ、対応する相当のミーンズプラスファンクションコンポーネントを有していてもよい。例えば、図5、図6、図8、図9、図13および、図14において説明されている動作500、600、800、900、1300、および、1400は、図5A、図6A、図8A、図9A、図13A、および、図14Aにおいて説明されているコンポーネント500A、600A、800A、900A、1300A、および、1400Aに対応している。
ここで使用したような、“決定する”という用語は、幅広いさまざまなアクションを含んでいる。例えば、“決定する”は、算出する、計算する、処理する、導出する、調べる、検索する(例えば、表、データベース、または、別のデータ構造において検索する)、確認する、および、これらに類するものを含んでいてもよい。また、“決定する”は、受信する(例えば、情報を受信する)、アクセスする(例えば、メモリ中のデータにアクセスする)、および、これらに類するものを含んでいてもよい。また、“決定する”は、解決する、選択する、選ぶ、確立する、および、これらに類するものを含んでいてもよい。
ここで使用したような、アイテムのリスト“のうちの少なくとも1つ”を指すフレーズは、単一のメンバーを含む、これらのアイテムの何らかの組み合わせのことを指す。例として、“a、b、または、cのうちの少なくとも1つ”は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、および、a−b−cをカバーすることを意図している。
さまざまなハードウェアならびに/あるいはソフトウェアのコンポーネント、回路、および/または、モジュールのような、動作を実行することが可能な何らかの適切な手段により、先に説明した方法のさまざまな動作を実行してもよい。一般的に、動作を実行することが可能な対応する機能的な手段により、図面中で図示されている何らかの動作を実行してもよい。
例えば、送信する手段は、例えば、アクセスポイント110の図2からの送信機222や、ユーザ端末120の図2からの送信機254や、または、ワイヤレスデバイス302の図3からの送信機310のような、送信機を含んでもよい。受信する手段は、例えば、アクセスポイント110の図2からの受信機222や、ユーザ端末120の図2からの受信機254や、または、ワイヤレスデバイス302の図3からの受信機312のような、受信機を含んでもよい。特定する手段は、例えば、アクセスポイント110の図2からのプロセッサ210や、アクセスポイント110の図2からのプロセッサ242や、ユーザ端末120の図2からのプロセッサ270や、ユーザ端末120の図2からのプロセッサ288や、または、ワイヤレスデバイス302の図3からのプロセッサ304のような、特定用途向け集積回路を含んでもよい。構築する手段は、例えば、プロセッサ210、プロセッサ288、または、プロセッサ304のような、特定用途向け集積回路を含んでもよい。マッピングする手段は、例えば、プロセッサ210、プロセッサ288、または、プロセッサ304のような、マッパーを含んでもよい。適用する手段は、例えば、プロセッサ210、プロセッサ288、または、プロセッサ304のような、特定用途向け集積回路を含んでもよい。スクランブリングする手段は、例えば、プロセッサ210、プロセッサ288、または、プロセッサ304のような、スクランブラーを含んでもよい。識別する手段は、例えば、プロセッサ210、プロセッサ242、プロセッサ270、プロセッサ288、または、プロセッサ304のような、特定用途向け集積回路を含んでもよい。デマッピングする手段は、例えば、プロセッサ242、プロセッサ270、または、プロセッサ304のような、デマッパーを含んでもよい。カウントする手段は、例えば、プロセッサ210、プロセッサ242、プロセッサ270、プロセッサ288、または、プロセッサ304のような、特定用途向け集積回路を含んでもよい。検出する手段は、例えば、プロセッサ242、プロセッサ270、または、プロセッサ304のような、特定用途向け集積回路を含んでもよい。選択する手段は、例えば、プロセッサ210、プロセッサ288、または、プロセッサ304のような、特定用途向け集積回路を含んでもよい。
本開示に関連して説明した、さまざまな例示的な論理的ブロック、モジュールおよび回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラム可能ゲートアレイ信号(FPGA)または他のプログラム可能論理デバイス(PLD)、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、ここで説明した機能を実行するために設計されたこれらの何らかの組み合わせで、実現あるいは実行されてもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、代替実施形態では、プロセッサは、何らかの商業的に入手可能なプロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置、または、状態機械であってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせとして、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアを備えた1つ以上のマイクロプロセッサ、あるいは、このようなコンフィギュレーションの他の何らかのものとして実現されてもよい。
本開示に関連して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、直接、ハードウェアで、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュールで、あるいは、2つの組み合わせで具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、技術的に知られている何らかの形態の記憶媒体中に存在していてもよい。使用してもよい記憶媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、フラッシュメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーブバルディスク、CD−ROM等を含む。ソフトウェアモジュールは、単一の命令または多くの命令を含んでおり、いくつかの異なるコードセグメントを通して、異なるプログラム間で、および、複数の記憶媒体にわたって、分散されてもよい。記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合されていてもよい。代替実施形態では、記憶媒体はプロセッサに一体化していてもよい。
ここで開示した方法は、説明した方法を達成するための1つ以上のステップまたはアクションを含んでいる。方法ステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく、相互に入れ替えることができる。言い換えると、ステップまたはアクションの特定の順序が明記されていないなら、特許請求の範囲から逸脱することなく、特定のステップならびに/あるいはアクションの順序および/または使用を改良してもよい。
説明した機能は、ハードウェアで、ソフトウェアで、ファームウェアで、または、これらの何らかの組み合わせで実現されてもよい。ソフトウェアで実現された場合、機能は、1つ以上の命令またコードとして、コンピュータ読取可能媒体上に記憶されてもよく、あるいは、コンピュータ読取可能媒体上に送信されてもよい。コンピュータ読取可能媒体は、記憶媒体と、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を促進する何らかの媒体を含む通信媒体との双方を含む。記憶媒体は、コンピュータによりアクセスすることができる何らかの利用可能な媒体であってもよい。一例として、このようなコンピュータ読取可能媒体は、これらに限定されないが、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは、コンピュータによりアクセスでき、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを搬送するまたは記憶するために使用できる他の何らかの媒体を含むことができる。また、あらゆる接続は、コンピュータ読取可能媒体と適切に呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブルや、光ファイバケーブルや、撚り対や、デジタル加入者線(DSL)や、あるいは、赤外線(IR)、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または、他の遠隔ソースから送信される場合には、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、撚り対、DSL、あるいは、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ここで使用するようなディスク(diskおよびdisc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、および、ブルーレイ(登録商標)ディスクを含んでいる。ここで、ディスク(disk)が通常、データを磁気的に再生する一方で、ディスク(disc)はデータをレーザによって光学的に再生する。したがって、何らかの態様では、コンピュータ読取可能媒体は、一時的でないコンピュータ読取可能媒体(例えば、有体的媒体)を含んでもよい。加えて、他の態様に対して、コンピュータ読取可能媒体は、一時的なコンピュータ読取可能媒体(例えば、信号)を含んでもよい。先のものを組み合わせたものもまた、コンピュータ読取可能媒体の範囲内に含められるべきである。
したがって、ある態様は、ここで提示した動作を実行するためのコンピュータプログラムプロダクトを含んでもよい。例えば、このようなコンピュータプログラムプロダクトは、その上に命令を記憶させた(および/またはエンコードさせた)コンピュータ読取可能媒体を具備していてもよく、命令は、ここで説明した動作を実行するように、1つ以上のプロセッサにより実行可能である。ある態様に対して、コンピュータプログラムプロダクトは、パッケージングマテリアルを含んでもよい。
ソフトウェアまたは命令は、送信媒体を通しても送信されてもよい。例えば、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、撚り対、デジタル加入者線(DSL)、あるいは、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または、他の遠隔ソースから、ソフトウェアが送信される場合には、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、撚り対、DSL、あるいは、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、送信媒体の定義に含まれる。
さらに、ここで説明した方法および技術を実行するためのモジュールならびに/あるいは他の適切な手段が、適用可能なものとして、ユーザ端末および/または基地局によりダウンロードできるか、ならびに/あるいは、そうでなければ、ユーザ端末および/または基地局により取得できることを正しく認識すべきである。例えば、ここで説明した方法を実行するための手段の転送を促進するために、このようなデバイスをサーバに結合することができる。代替的には、記憶装置手段(例えば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクのような物理的な記憶媒体等)を通して、ここで説明したさまざまな方法を提供できる。これにより、記憶装置手段をデバイスに結合すると、または、記憶装置手段をデバイスに提供すると、ユーザ端末および/または基地局が、さまざまな方法を取得できる。さらに、ここで説明した方法および技術をデバイスに提供するための他の何らかの適切な技術を利用できる。
特許請求の範囲は、先に示したまさにそのコンフィギュレーションおよびコンポーネントに限定されるものではないことを理解すべきである。さまざまな改良、変更、および、バリエーションが、先に説明した方法ならびに装置の構成、運用、および、詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく行われてもよい。
先の説明は、本開示の態様に向けられているが、本開示の他の態様およびさらなる態様を、これらの基本的な範囲から逸脱することなく考案してもよく、これらの範囲は、以下に続く特許請求の範囲により決定される。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]ワイヤレス通信のための装置において、
データ通信用の媒体を予約するために、複数の装置に予約メッセージを送信するように構成されている送信機と、
前記予約メッセージに応答して前記複数の装置のうちの2つ以上からチャネル上で同時に送信された複数の確認メッセージを、前記チャネル上で受信するように構成されている受信機とを具備し、
前記送信機は、前記確認メッセージに応答して、前記媒体を通して、前記2つ以上の装置にデータを送信するようにも構成されており、
前記確認メッセージは、実質的に同じ波形を含む装置。
[2]前記予約メッセージは、IEEE802.11送信要求(RTS)メッセージフォーマットと実質的に同じフォーマットを有しており、
前記確認メッセージのそれぞれは、IEEE802.11送信可(CTS)メッセージフォーマットと実質的に同じフォーマットを有している上記[1]記載の装置。
[3]前記予約メッセージは、ネットワークアロケーションベクトル(NAV)情報を含む上記[1]記載の装置。
[4]前記確認メッセージが前記実質的に同じ波形を確実に含むように、管理メッセージ中で1つ以上のパラメータを特定するように構成されている回路をさらに具備し、
前記送信機は、前記複数の装置に前記管理メッセージを送信するようにも構成されている上記[1]記載の装置。
[5]前記パラメータのうちの1つは、前記確認メッセージを送信するために前記2つ以上の装置において適用されることになるスクランブリングシーケンスを示す上記[4]上記[4]記載の装置。
[6]前記予約メッセージは、前記複数の装置のマルチキャストグループアドレスを含む送信要求(RTS)メッセージを含む上記[1]記載の装置。
[7]前記複数の装置に対する一意的なグループアドレスを構築するように構成されている回路をさらに具備し、
前記送信機は、前記予約メッセージを送信する前に、前記複数の装置に前記一意的なグループアドレスを含む管理フレームを送信するようにも構成されている上記[1]記載の装置。
[8]関数に基づいて、前記複数の装置の識別子を、グループ媒体アクセス制御(MAC)アドレスにマッピングするように構成されているマッパーをさらに具備し、
前記送信機は、前記予約メッセージを送信する前に、前記グループMACアドレスを持つ管理メッセージを、前記複数の装置に送信するようにも構成されている上記[1]記載の装置。
[9]前記予約メッセージは、前記複数の装置に送信されるブロードキャストメッセージを含む上記[1]記載の装置。
[10]前記予約メッセージは、前記拡張された分散型チャネルアクセス(EDCA)プロトコルにしたがって前記複数の装置に送信されるメッセージを含む上記[1]記載の装置。
[11]前記2つ以上の装置に送信されるデータは、マルチユーザ複数入力複数出力超高スループット物理レイヤコンバージェンスプロシージャプロトコルデータユニット(MU−MIMO VHT PPDU)を含む上記[1]記載の装置。
[12]ワイヤレス通信のための方法において、
データ通信用の媒体を予約するために、複数の装置に予約メッセージを送信することと、
前記予約メッセージに応答して前記装置のうちの2つ以上からチャネル上で同時に送信された複数の確認メッセージを、前記チャネル上で受信することと、
前記確認メッセージに応答して、前記媒体を通して、前記2つ以上の装置にデータを送信することとを含み、
前記確認メッセージは、実質的に同じ波形を含む方法。
[13]前記予約メッセージは、IEEE802.11送信要求(RTS)メッセージフォーマットと実質的に同じフォーマットを有しており、
前記確認メッセージのそれぞれは、IEEE802.11送信可(CTS)メッセージフォーマットと実質的に同じフォーマットを有している上記[12]記載の方法。
[14]前記予約メッセージは、ネットワークアロケーションベクトル(NAV)情報を含む上記[12]記載の方法。
[15]前記確認メッセージが前記実質的に同じ波形を確実に含むように、管理メッセージ中で1つ以上のパラメータを特定することと、
前記複数の装置に前記管理メッセージを送信することとをさらに含む上記[12]記載の方法。
[16]前記パラメータのうちの1つは、前記確認メッセージを送信するために前記2つ以上の装置において適用されることになるスクランブリングシーケンスを示す上記[15]記載の方法。
[17]前記予約メッセージは、前記装置のマルチキャストグループアドレスを含む送信要求(RTS)メッセージを含む上記[12]記載の方法。
[18]前記複数の装置に対する一意的なグループアドレスを構築することと、
前記予約メッセージを送信する前に、前記複数の装置に前記一意的なグループアドレスを含む管理フレームを送信することとをさらに含む上記[12]記載の方法。
[19]関数に基づいて、前記複数の装置の識別子を、グループ媒体アクセス制御(MAC)アドレスにマッピングすることと、
前記予約メッセージを送信する前に、前記グループMACアドレスを持つ管理メッセージを、前記複数の装置に送信することとをさらに含む上記[12]記載の方法。
[20]前記予約メッセージは、前記装置に送信されるブロードキャストメッセージを含む上記[12]記載の方法。
[21]前記予約メッセージは、前記拡張された分散型チャネルアクセス(EDCA)プロトコルにしたがって前記装置に送信されるメッセージを含む上記[12]記載の方法。
[22]前記2つ以上の装置に送信されるデータは、マルチユーザ複数入力複数出力超高スループット物理レイヤコンバージェンスプロシージャプロトコルデータユニット(MU−MIMO VHT PPDU)を含む上記[12]記載の方法。
[23]ワイヤレス通信のための装置において、
データ通信用の媒体を予約するために、複数の装置に予約メッセージを送信する手段と、
前記予約メッセージに応答して前記複数の装置のうちの2つ以上からチャネル上で同時に送信された複数の確認メッセージを、前記チャネル上で受信する手段とを具備し、
前記送信する手段は、前記確認メッセージに応答して、前記媒体を通して、前記2つ以上の装置にデータを送信するようにさらに構成されており、
前記確認メッセージは、実質的に同じ波形を含む装置。
[24]前記予約メッセージは、IEEE802.11送信要求(RTS)メッセージフォーマットと実質的に同じフォーマットを有しており、
前記確認メッセージのそれぞれは、IEEE802.11送信可(CTS)メッセージフォーマットと実質的に同じフォーマットを有している上記[23]記載の装置。
[25]前記予約メッセージは、ネットワークアロケーションベクトル(NAV)情報を含む上記[23]記載の装置。
[26]前記確認メッセージが前記実質的に同じ波形を確実に含むように、管理メッセージ中で1つ以上のパラメータを特定する手段をさらに具備し、
前記送信する手段は、前記複数の装置に前記管理メッセージを送信するようにさらに構成されている上記[23]記載の装置。
[27]前記パラメータのうちの1つは、前記確認メッセージを送信するために前記2つ以上の装置において適用されることになるスクランブリングシーケンスを示す上記[26]記載の装置。
[28]前記予約メッセージは、前記複数の装置のマルチキャストグループアドレスを含む送信要求(RTS)メッセージを含む上記[23]記載の装置。
[29]前記複数の装置に対する一意的なグループアドレスを構築する手段をさらに具備し、
前記送信する手段は、前記予約メッセージを送信する前に、前記複数の装置に前記一意的なグループアドレスを含む管理フレームを送信するようにさらに構成されている上記[23]記載の装置。
[30]関数に基づいて、前記複数の装置の識別子を、グループ媒体アクセス制御(MAC)アドレスにマッピングする手段をさらに具備し、
前記送信する手段は、前記予約メッセージを送信する前に、前記グループMACアドレスを持つ管理メッセージを、前記複数の装置に送信するようにさらに構成されている上記[23]記載の装置。
[31]前記予約メッセージは、前記複数の装置に送信されるブロードキャストメッセージを含む上記[23]記載の装置。
[32]前記予約メッセージは、前記拡張された分散型チャネルアクセス(EDCA)プロトコルにしたがって前記複数の装置に送信されるメッセージを含む上記[23]記載の装置。
[33]前記2つ以上の装置に送信されるデータは、マルチユーザ複数入力複数出力超高スループット物理レイヤコンバージェンスプロシージャプロトコルデータユニット(MU−MIMO VHT PPDU)を含む上記[23]記載の装置。
[34]ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラムプロダクトにおいて、
データ通信用の媒体を予約するために、複数の装置に予約メッセージを送信するように実行可能な命令と、
前記予約メッセージに応答して前記装置のうちの2つ以上からチャネル上で同時に送信された複数の確認メッセージを、前記チャネル上で受信するように実行可能な命令と、
前記確認メッセージに応答して、前記媒体を通して、前記2つ以上の装置にデータを送信するように実行可能な命令とを含むコンピュータ読取可能媒体を具備し、
前記確認メッセージは、実質的に同じ波形を含むコンピュータプログラムプロダクト。
[35]アクセスポイントにおいて、
少なくとも1つのアンテナと、
データ通信用の媒体を予約するために、前記少なくとも1つのアンテナを介して、複数のアクセス端末に予約メッセージを送信するように構成されている送信機と、
前記予約メッセージに応答して前記アクセス端末のうちの2つ以上からチャネル上で同時に送信された複数の確認メッセージを、前記少なくとも1つのアンテナを介して、前記チャネル上で受信するように構成されている受信機とを具備し、
前記送信機は、前記確認メッセージに応答して、前記少なくとも1つのアンテナを介して、前記媒体を通して、前記2つ以上のアクセス端末にデータを送信するようにも構成されており、
前記確認メッセージは、実質的に同じ波形を含むアクセスポイント。
[36]ワイヤレス通信のための装置において、
データ通信用の媒体を予約するために複数の装置に送信された予約メッセージを、前記複数の装置のうちの前記装置において、受信するように構成されている受信機と、
前記予約メッセージに応答して、前記複数の装置のうちの1つ以上から1つ以上の他の確認メッセージを送信することにより、確認メッセージを同時に送信するように構成されている送信機とを具備し、
前記受信機は、前記装置に専用のデータを受信するようにも構成されており、
送信されるすべての確認メッセージは、チャネル上で送信される実質的に同じ波形を含む装置。
[37]前記予約メッセージは、IEEE802.11送信要求(RTS)メッセージフォーマットと実質的に同じフォーマットを有しており、
前記確認メッセージは、IEEE802.11送信可(CTS)メッセージフォーマットと実質的に同じフォーマットを有している上記[36]記載の装置。
[38]前記受信機は、前記確認メッセージを送信する前に、前記複数の装置に送信された管理メッセージを受信するようにも構成されており、
前記管理メッセージは、前記送信されるすべての確認メッセージが、前記実質的に同じ波形を確実に含むための1つ以上のパラメータを含む上記[36]記載の装置。
[39]前記パラメータのうちの1つは、スクランブリングシーケンスを示し、
前記装置は、
前記確認メッセージを送信するために、前記示されたスクランブリングシーケンスを適用するように構成されているスクランブラーをさらに具備し、
同じスクランブリングシーケンスが、前記他の確認メッセージを送信するために、前記1つ以上の装置において適用される上記[38]記載の装置。
[40]前記予約メッセージは、前記複数の装置のマルチキャストグループアドレスを含む送信要求(RTS)メッセージを含み、
前記装置は、
前記データが前記装置に対してアドレス指定されていることを、前記マルチキャストグループアドレスに基づいて識別するように構成されている回路をさらに具備する上記[36]記載の装置。
[41]前記受信機は、前記予約メッセージの受信の前に、前記複数の装置の一意的なグループアドレスを持つ管理フレームを受信するようにも構成されており、
前記装置は、
前記データが前記装置にアドレス指定されていることを、前記一意的なグループアドレスに基づいて識別するように構成されている回路をさらに具備する上記[36]記載の装置。
[42]前記受信機は、前記複数の装置に関係付けられているグループ媒体アクセス制御(MAC)アドレスを持つ管理メッセージを受信するようにも構成されており、
前記装置は、
前記装置の識別子を取得するために、関数に基づいて、前記グループMACアドレスをデマッピングするように構成されているデマッパーと、
前記データが前記装置に対してアドレス指定されていることを、前記取得した識別子に基づいて識別するように構成されている回路とをさらに具備する上記[36]記載の装置。
[43]前記確認メッセージは、前記受信した予約メッセージからのネットワークアロケーションベクトル(NAV)情報を含む上記[36]記載の装置。
[44]前記確認メッセージのそれぞれは、前記予約メッセージ中で特定されている空間ストリーム割振りにしたがって送信される上記[36]記載の装置。
[45]ワイヤレス通信のための方法において、
データ通信用の媒体を予約するために複数の装置に送信された予約メッセージを、前記複数の装置のうちの1つの装置において、受信することと、
前記予約メッセージに応答して、前記複数の装置のうちの1つ以上から1つ以上の他の確認メッセージを送信することにより、確認メッセージを同時に送信することと、
前記装置に専用のデータを受信することとを含み、
送信されるすべての確認メッセージは、チャネル上で送信される実質的に同じ波形を含む方法。
[46]前記予約メッセージは、IEEE802.11送信要求(RTS)メッセージフォーマットと実質的に同じフォーマットを有しており、
前記確認メッセージは、IEEE802.11送信可(CTS)メッセージフォーマットと実質的に同じフォーマットを有している上記[45]記載の方法。
[47]前記確認メッセージを送信する前に、前記複数の装置に送信された管理メッセージを受信することをさらに含み、
前記管理メッセージは、前記送信されるすべての確認メッセージが、前記実質的に同じ波形を確実に含むための1つ以上のパラメータを含む上記[45]記載の方法。
[48]前記パラメータのうちの1つは、スクランブリングシーケンスを示し、
前記方法は、
前記確認メッセージを送信するために、前記示されたスクランブリングシーケンスを適用することをさらに含み、
同じスクランブリングシーケンスが、前記他の確認メッセージを送信するために、前記1つ以上の装置において適用される上記[47]記載の方法。
[49]前記予約メッセージは、前記複数の装置のマルチキャストグループアドレスを含む送信要求(RTS)メッセージを含み、
前記方法は、
前記データが前記装置に対してアドレス指定されていることを、前記マルチキャストグループアドレスに基づいて識別することをさらに含む上記[45]記載の方法。
[50]前記予約メッセージの受信の前に、前記複数の装置の一意的なグループアドレスを持つ管理フレームを受信することと、
前記データが前記装置に対してアドレス指定されていることを、前記一意的なグループアドレスに基づいて識別することとをさらに含む上記[45]記載の方法。
[51]前記複数の装置に関係付けられているグループ媒体アクセス制御(MAC)アドレスを持つ管理メッセージを受信することと、
前記装置の識別子を取得するために、関数に基づいて、前記グループMACアドレスをデマッピングすることと、
前記データが前記装置に対してアドレス指定されていることを、前記取得した識別子に基づいて識別することとをさらに含む上記[45]記載の方法。
[52]前記確認メッセージは、前記受信した予約メッセージからのネットワークアロケーションベクトル(NAV)情報を含む上記[45]記載の方法。
[53]前記確認メッセージのそれぞれは、前記予約メッセージ中で特定されている空間ストリーム割振りにしたがって送信される上記[45]記載の方法。
[54]ワイヤレス通信のための装置において、
データ通信用の媒体を予約するために複数の装置に送信された予約メッセージを、前記複数の装置のうちの前記装置において、受信する手段と、
前記予約メッセージに応答して、前記複数の装置のうちの1つ以上から1つ以上の他の確認メッセージを送信することにより、確認メッセージを同時に送信する手段とを具備し、
前記受信する手段は、前記装置に専用のデータを受信するようにさらに構成されており、
送信されるすべての確認メッセージは、チャネル上で送信される実質的に同じ波形を含む装置。
[55]前記予約メッセージは、IEEE802.11送信要求(RTS)メッセージフォーマットと実質的に同じフォーマットを有しており、
前記確認メッセージは、IEEE802.11送信可(CTS)メッセージフォーマットと実質的に同じフォーマットを有している上記[54]記載の装置。
[56]前記受信する手段は、前記確認メッセージを送信する前に、前記複数の装置に送信された管理メッセージを受信するようにさらに構成されており、
前記管理メッセージは、前記送信されるすべての確認メッセージが、前記実質的に同じ波形を確実に含むための1つ以上のパラメータを含む上記[54]記載の装置。
[57]前記パラメータのうちの1つは、スクランブリングシーケンスを示し、
前記装置は、
前記確認メッセージを送信するために、前記示されたスクランブリングシーケンスを適用する手段をさらに具備し、
同じスクランブリングシーケンスが、前記他の確認メッセージを送信するために、前記1つ以上の装置において適用される上記[56]記載の装置。
[58]前記予約メッセージは、前記複数の装置のマルチキャストグループアドレスを含む送信要求(RTS)メッセージを含み、
前記装置は、
前記データが前記装置に対してアドレス指定されていることを、前記マルチキャストグループアドレスに基づいて識別する手段をさらに具備する上記[54]記載の装置。
[59]前記受信する手段は、前記予約メッセージの受信の前に、前記複数の装置の一意的なグループアドレスを持つ管理フレームを受信するようにさらに構成されており、
前記装置は、
前記データが前記装置に対してアドレス指定されていることを、前記一意的なグループアドレスに基づいて識別する手段をさらに具備する上記[54]記載の装置。
[60]前記受信する手段は、前記複数の装置に関係付けられているグループ媒体アクセス制御(MAC)アドレスを持つ管理メッセージを受信するようにさらに構成されており、
前記装置は、
前記装置の識別子を取得するために、関数に基づいて、前記グループMACアドレスをデマッピングする手段と、
前記データが前記装置にアドレス指定されていることを、前記取得した識別子に基づいて識別する手段とをさらに具備する上記[54]記載の装置。
[61]前記確認メッセージは、前記受信した予約メッセージからのネットワークアロケーションベクトル(NAV)情報を含む上記[54]記載の装置。
[62]前記確認メッセージのそれぞれは、前記予約メッセージ中で特定されている空間ストリーム割振りにしたがって送信される上記[54]記載の装置。
[63]ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラムプロダクトにおいて、
データ通信用の媒体を予約するために複数の装置に送信された予約メッセージを、前記複数の装置のうちの1つの装置において、受信するように実行可能な命令と、
前記予約メッセージに応答して、前記複数の装置のうちの1つ以上から1つ以上の他の確認メッセージを送信することにより、確認メッセージを同時に送信するように実行可能な命令と、
前記装置に専用のデータを受信するように実行可能な命令とを含むコンピュータ読取可能媒体を具備し、
送信されるすべての確認メッセージは、チャネル上で送信される実質的に同じ波形を含むコンピュータプログラムプロダクト。
[64]アクセス端末において、
少なくとも1つのアンテナと、
データ通信用の媒体を予約するために複数のアクセス端末に送信された予約メッセージを、前記少なくとも1つアンテナを介して、前記複数のアクセス端末のうちの前記アクセス端末において、受信するように構成されている受信機と、
前記予約メッセージに応答して、前記複数のアクセス端末のうちの1つ以上から1つ以上の他の確認メッセージを送信することにより、前記少なくとも1つアンテナを介して、確認メッセージを同時に送信するように構成されている送信機とを具備し、
前記受信機は、前記少なくとも1つアンテナを介して、前記アクセス端末に専用のデータを受信するようにも構成されており、
送信されるすべての確認メッセージは、チャネル上で送信される実質的に同じ波形を含むアクセス端末。

Claims (58)

  1. ワイヤレス通信のための装置において、
    予約メッセージに応答して複数の装置のうちの2つ以上の装置からチャネル上で同時に送信された複数の確認メッセージが同じ波形を確実に含むように、管理メッセージ中で1つ以上のパラメータを特定するように構成されている回路と、
    前記予約メッセージを送信する前に前記複数の装置に前記管理メッセージを送信し、及びデータ通信用の媒体を予約するために、前記複数の装置に前記予約メッセージを送信するように構成されている送信機と、
    前記複数の確認メッセージを前記チャネル上で受信するように構成されて、ここで前記複数の確認メッセージは同じ波形を含む、受信機と
    を具備し、
    前記送信機は、前記複数の確認メッセージに応答して、前記媒体を通して前記2つ以上の装置にデータを送信するように構成されている、装置。
  2. 前記予約メッセージは、送信要求(RTS)メッセージフォーマットを有しており、
    前記確認メッセージのそれぞれは、送信可(CTS)メッセージフォーマットを有している請求項1記載の装置。
  3. 前記予約メッセージは、ネットワークアロケーションベクトル(NAV)情報を含む請求項1記載の装置。
  4. 前記パラメータのうちの1つは、前記確認メッセージを送信するために前記2つ以上の装置において適用されることになるスクランブリングシーケンスを示す請求項記載の装置。
  5. 前記予約メッセージは、前記複数の装置のマルチキャストグループアドレスを含む送信要求(RTS)メッセージを含む請求項1記載の装置。
  6. 前記複数の装置に対する一意的なグループアドレスを構築するように構成されている回路をさらに具備し、
    前記管理メッセージは、さらに、前記一意的なグループアドレスを特定する請求項1記載の装置。
  7. 関数に基づいて、前記複数の装置の識別子を、グループ媒体アクセス制御(MAC)アドレスにマッピングするように構成されているマッパーをさらに具備し、
    前記管理メッセージは、さらに、前記グループMACアドレスを特定する請求項1記載の装置。
  8. 前記予約メッセージは、前記複数の装置に送信されるブロードキャストメッセージを含む請求項1記載の装置。
  9. 前記予約メッセージは、拡張された分散型チャネルアクセス(EDCA)プロトコルにしたがって前記複数の装置に送信されるメッセージを含む請求項1記載の装置。
  10. 前記2つ以上の装置に送信されるデータは、マルチユーザ複数入力複数出力超高スループット物理レイヤコンバージェンスプロシージャプロトコルデータユニット(MU−MIMO VHT PPDU)を含む請求項1記載の装置。
  11. ワイヤレス通信のための方法において、
    予約メッセージに応答して複数の装置のうちの2つ以上の装置からチャネル上で同時に送信された複数の確認メッセージが同じ波形を確実に含むように、管理メッセージ中で1つ以上のパラメータを特定することと、
    前記予約メッセージを送信する前に、前記複数の装置に前記管理メッセージを送信することと、
    データ通信用の媒体を予約するために、前記複数の装置に前記予約メッセージを送信することと、
    前記複数の確認メッセージを前記チャネル上で受信することと、ここで前記複数の確認メッセージは同じ波形を含み、
    前記複数の確認メッセージに応答して、前記媒体を通して、前記2つ以上の装置にデータを送信することと
    含む方法。
  12. 前記予約メッセージは、送信要求(RTS)メッセージフォーマットを有しており、
    前記確認メッセージのそれぞれは、送信可(CTS)メッセージフォーマットを有している請求項11記載の方法。
  13. 前記予約メッセージは、ネットワークアロケーションベクトル(NAV)情報を含む請求項11記載の方法。
  14. 前記パラメータのうちの1つは、前記確認メッセージを送信するために前記2つ以上の装置において適用されることになるスクランブリングシーケンスを示す請求項11記載の方法。
  15. 前記予約メッセージは、前記装置のマルチキャストグループアドレスを含む送信要求(RTS)メッセージを含む請求項11記載の方法。
  16. 前記複数の装置に対する一意的なグループアドレスを構築することと、
    をさらに含み、
    前記管理メッセージは、さらに、前記一意的なグループアドレスを特定する請求項11記載の方法。
  17. 関数に基づいて、前記複数の装置の識別子を、グループ媒体アクセス制御(MAC)アドレスにマッピングすることと、
    をさらに含み、
    前記管理メッセージは、さらに、前記グループMACアドレスを特定する請求項11記載の方法。
  18. 前記予約メッセージは、前記装置に送信されるブロードキャストメッセージを含む請求項11記載の方法。
  19. 前記予約メッセージは、拡張された分散型チャネルアクセス(EDCA)プロトコルにしたがって前記装置に送信されるメッセージを含む請求項11記載の方法。
  20. 前記2つ以上の装置に送信されるデータは、マルチユーザ複数入力複数出力超高スループット物理レイヤコンバージェンスプロシージャプロトコルデータユニット(MU−MIMO VHT PPDU)を含む請求項11記載の方法。
  21. ワイヤレス通信のための装置において、
    予約メッセージに応答して複数の装置のうちの2つ以上の装置からチャネル上で同時に送信された複数の確認メッセージが同じ波形を確実に含むように、管理メッセージ中で1つ以上のパラメータを特定する手段と、
    前記予約メッセージを送信する前に、前記複数の装置に前記管理メッセージを送信する手段と、
    データ通信用の媒体を予約するために、前記複数の装置に前記予約メッセージを送信する手段と、
    前記複数の確認メッセージを前記チャネル上で受信する手段と、ここで前記複数の確認メッセージは同じ波形を含み、
    前記複数の確認メッセージに応答して、前記媒体を通して前記2つ以上の装置にデータを送信する手段と、
    を具備する装置。
  22. 前記予約メッセージは、送信要求(RTS)メッセージフォーマットを有しており、
    前記確認メッセージのそれぞれは、送信可(CTS)メッセージフォーマットを有している請求項21記載の装置。
  23. 前記予約メッセージは、ネットワークアロケーションベクトル(NAV)情報を含む請求項21記載の装置。
  24. 前記パラメータのうちの1つは、前記確認メッセージを送信するために前記2つ以上の装置において適用されることになるスクランブリングシーケンスを示す請求項21記載の装置。
  25. 前記予約メッセージは、前記複数の装置のマルチキャストグループアドレスを含む送信要求(RTS)メッセージを含む請求項21記載の装置。
  26. 前記複数の装置に対する一意的なグループアドレスを構築する手段をさらに具備し、
    前記管理メッセージは、さらに、前記一意的なグループアドレスを特定する請求項21記載の装置。
  27. 関数に基づいて、前記複数の装置の識別子を、グループ媒体アクセス制御(MAC)アドレスにマッピングする手段をさらに具備し、
    前記管理メッセージは、さらに、前記グループMACアドレスを特定する請求項21記載の装置。
  28. 前記予約メッセージは、前記複数の装置に送信されるブロードキャストメッセージを含む請求項21記載の装置。
  29. 前記予約メッセージは、拡張された分散型チャネルアクセス(EDCA)プロトコルにしたがって前記複数の装置に送信されるメッセージを含む請求項21記載の装置。
  30. 前記2つ以上の装置に送信されるデータは、マルチユーザ複数入力複数出力超高スループット物理レイヤコンバージェンスプロシージャプロトコルデータユニット(MU−MIMO VHT PPDU)を含む請求項21記載の装置。
  31. ワイヤレス通信のためのコンピュータ読取可能記憶媒体において、
    予約メッセージに応答して複数の装置のうちの2つ以上の装置からチャネル上で同時に送信された複数の確認メッセージが同じ波形を確実に含むように、管理メッセージ中で1つ以上のパラメータを特定するように実行可能な命令と、
    前記予約メッセージを送信する前に、前記複数の装置に前記管理メッセージを送信するように実行可能な命令と、
    データ通信用の媒体を予約するために、前記複数の装置に前記予約メッセージを送信するように実行可能な命令と、
    前記複数の確認メッセージを前記チャネル上で受信するように実行可能な命令と、ここで前記複数の確認メッセージは同じ波形を含み、
    前記複数の確認メッセージに応答して、前記媒体を通して、前記2つ以上の装置にデータを送信するように実行可能な命令と、
    含むコンピュータ読取可能記憶媒体。
  32. アクセスポイントにおいて、
    少なくとも1つのアンテナと、
    予約メッセージに応答して複数の装置のうちの2つ以上の装置からチャネル上で同時に送信された複数の確認メッセージが同じ波形を確実に含むように、管理メッセージ中で1つ以上のパラメータを特定するように構成されている回路と、
    前記予約メッセージを送信する前に前記複数の装置に前記管理メッセージを送信し、及びデータ通信用の媒体を予約するために、前記複数の装置前記予約メッセージを送信するように構成されている送信機と、
    前記複数の確認メッセージを前記チャネル上で受信するように構成されて、ここで前記複数の確認メッセージは同じ波形を含む、受信機と
    を具備し、
    前記送信機は、前記複数の確認メッセージに応答して、前記媒体を通して、前記2つ以上の装置にデータを送信するように構成されている、アクセスポイント。
  33. ワイヤレス通信のための装置において、
    予約メッセージを受信する前に複数の装置のうちの前記装置において管理メッセージを受信し、ここで、前記管理メッセージは、前記予約メッセージに応答して送信されるすべての確認メッセージが、同じ波形を確実に含むための1つ以上のパラメータを含み、及びデータ通信用の媒体を予約するために前記複数の装置に送信された前記予約メッセージを、前記複数の装置のうちの前記装置において、受信するように構成されている受信機と、
    前記予約メッセージに応答して、前記複数の装置のうちの1つ以上から送信される1つ以上の他の確認メッセージと同時に確認メッセージを送信するように構成されている送信機とを具備し、
    送信されるすべての確認メッセージは、同じ波形を含み、
    前記受信機は、前記装置に専用のデータを受信するようにも構成されている装置。
  34. 前記予約メッセージは、送信要求(RTS)メッセージフォーマットを有しており、
    前記確認メッセージは、送信可(CTS)メッセージフォーマットを有している請求項33記載の装置。
  35. 前記パラメータのうちの1つは、スクランブリングシーケンスを示し、
    前記装置は、
    前記確認メッセージを送信するために、前記示されたスクランブリングシーケンスを適用するように構成されているスクランブラーをさらに具備し、
    同じスクランブリングシーケンスが、前記他の確認メッセージを送信するために、前記1つ以上の装置において適用される請求項33記載の装置。
  36. 前記予約メッセージは、前記複数の装置のマルチキャストグループアドレスを含む送信要求(RTS)メッセージを含み、
    前記装置は、
    前記データが前記装置に対してアドレス指定されていることを、前記マルチキャストグループアドレスに基づいて識別するように構成されている回路をさらに具備する請求項33記載の装置。
  37. 前記管理メッセージは、前記複数の装置の一意的なグループアドレスをさらに含み
    前記装置は、
    前記データが前記装置にアドレス指定されていることを、前記一意的なグループアドレスに基づいて識別するように構成されている回路をさらに具備する請求項33記載の装置。
  38. 前記管理メッセージは、前記複数の装置に関係付けられているグループ媒体アクセス制御(MAC)アドレスをさらに含み
    前記装置は、
    前記装置の識別子を取得するために、関数に基づいて、前記グループMACアドレスをデマッピングするように構成されているデマッパーと、
    前記データが前記装置に対してアドレス指定されていることを、前記取得した識別子に基づいて識別するように構成されている回路とをさらに具備する請求項33記載の装置。
  39. 前記確認メッセージは、前記受信した予約メッセージからのネットワークアロケーションベクトル(NAV)情報を含む請求項33記載の装置。
  40. 前記確認メッセージのそれぞれは、前記予約メッセージ中で特定されている空間ストリーム割振りにしたがって送信される請求項33記載の装置。
  41. ワイヤレス通信のための方法において、
    予約メッセージを受信する前に複数の装置のうちの装置において管理メッセージを受信することと、ここで、前記管理メッセージは、前記予約メッセージに応答して送信されるすべての確認メッセージが、同じ波形を確実に含むための1つ以上のパラメータを含み、
    データ通信用の媒体を予約するために前記複数の装置に送信された前記予約メッセージを、前記複数の装置のうちの前記装置において、受信することと、
    前記予約メッセージに応答して、前記複数の装置のうちの1つ以上から送信される1つ以上の他の確認メッセージと同時に確認メッセージを送信することと、ここで、送信されるすべての確認メッセージは、同じ波形を含み、
    前記装置に専用のデータを受信することと、
    含む方法。
  42. 前記予約メッセージは、送信要求(RTS)メッセージフォーマットを有しており、
    前記確認メッセージは、送信可(CTS)メッセージフォーマットを有している請求項41記載の方法。
  43. 前記パラメータのうちの1つは、スクランブリングシーケンスを示し、
    前記方法は、
    前記確認メッセージを送信するために、前記示されたスクランブリングシーケンスを適用することをさらに含み、
    同じスクランブリングシーケンスが、前記他の確認メッセージを送信するために、前記1つ以上の装置において適用される請求項41記載の方法。
  44. 前記予約メッセージは、前記複数の装置のマルチキャストグループアドレスを含む送信要求(RTS)メッセージを含み、
    前記方法は、
    前記データが前記装置に対してアドレス指定されていることを、前記マルチキャストグループアドレスに基づいて識別することをさらに含む請求項41記載の方法。
  45. 前記管理メッセージは、前記複数の装置の一意的なグループアドレスをさらに含み
    前記方法は、
    前記データが前記装置に対してアドレス指定されていることを、前記一意的なグループアドレスに基づいて識別することとをさらに含む請求項41記載の方法。
  46. 前記管理メッセージは、前記複数の装置に関係付けられているグループ媒体アクセス制御(MAC)アドレスをさらに含み
    前記方法は、
    前記装置の識別子を取得するために、関数に基づいて、前記グループMACアドレスをデマッピングすることと、
    前記データが前記装置に対してアドレス指定されていることを、前記取得した識別子に基づいて識別することとをさらに含む請求項41記載の方法。
  47. 前記確認メッセージは、前記受信した予約メッセージからのネットワークアロケーションベクトル(NAV)情報を含む請求項41記載の方法。
  48. 前記確認メッセージのそれぞれは、前記予約メッセージ中で特定されている空間ストリーム割振りにしたがって送信される請求項41記載の方法。
  49. ワイヤレス通信のための装置において、
    予約メッセージを受信する前に複数の装置のうちの装置において管理メッセージを受信する手段と、ここで、前記管理メッセージは、前記予約メッセージに応答して送信されるすべての確認メッセージが、同じ波形を確実に含むための1つ以上のパラメータを含み、
    データ通信用の媒体を予約するために前記複数の装置に送信された前記予約メッセージを、前記複数の装置のうちの前記装置において、受信する手段と、
    前記予約メッセージに応答して、前記複数の装置のうちの1つ以上から送信される1つ以上の他の確認メッセージと同時に確認メッセージを送信する手段と、ここで、送信されるすべての確認メッセージは、同じ波形を含み、
    前記装置に専用のデータを受信する手段と
    を具備する装置。
  50. 前記予約メッセージは、送信要求(RTS)メッセージフォーマットを有しており、
    前記確認メッセージは、送信可(CTS)メッセージフォーマットを有している請求項49記載の装置。
  51. 前記パラメータのうちの1つは、スクランブリングシーケンスを示し、
    前記装置は、
    前記確認メッセージを送信するために、前記示されたスクランブリングシーケンスを適用する手段をさらに具備し、
    同じスクランブリングシーケンスが、前記他の確認メッセージを送信するために、前記1つ以上の装置において適用される請求項49記載の装置。
  52. 前記予約メッセージは、前記複数の装置のマルチキャストグループアドレスを含む送信要求(RTS)メッセージを含み、
    前記装置は、
    前記データが前記装置に対してアドレス指定されていることを、前記マルチキャストグループアドレスに基づいて識別する手段をさらに具備する請求項49記載の装置。
  53. 前記管理メッセージは、前記複数の装置の一意的なグループアドレスをさらに含み
    前記装置は、
    前記データが前記装置に対してアドレス指定されていることを、前記一意的なグループアドレスに基づいて識別する手段をさらに具備する請求項49記載の装置。
  54. 前記管理メッセージは、前記複数の装置に関係付けられているグループ媒体アクセス制御(MAC)アドレスをさらに含み
    前記装置は、
    前記装置の識別子を取得するために、関数に基づいて、前記グループMACアドレスをデマッピングする手段と、
    前記データが前記装置にアドレス指定されていることを、前記取得した識別子に基づいて識別する手段とをさらに具備する請求項49記載の装置。
  55. 前記確認メッセージは、前記受信した予約メッセージからのネットワークアロケーションベクトル(NAV)情報を含む請求項49記載の装置。
  56. 前記確認メッセージのそれぞれは、前記予約メッセージ中で特定されている空間ストリーム割振りにしたがって送信される請求項49記載の装置。
  57. ワイヤレス通信のためのコンピュータ読取可能記憶媒体において、
    予約メッセージを受信する前に複数の装置のうちの装置において管理メッセージを受信するように実行可能な命令と、ここで、前記管理メッセージは、前記予約メッセージに応答して送信されるすべての確認メッセージが、同じ波形を確実に含むための1つ以上のパラメータを含み、
    データ通信用の媒体を予約するために前記複数の装置に送信された前記予約メッセージを、前記複数の装置のうちの前記装置において、受信するように実行可能な命令と
    前記予約メッセージに応答して、前記複数の装置のうちの1つ以上から送信される1つ以上の他の確認メッセージと同時に確認メッセージを送信するように実行可能な命令と、ここで、送信されるすべての確認メッセージは、同じ波形を含み、
    前記装置に専用のデータを受信するように実行可能な命令と、
    含むコンピュータ読取可能記憶媒体。
  58. アクセス端末において、
    少なくとも1つのアンテナと、
    予約メッセージを受信する前に複数の装置のうちの装置において管理メッセージを受信し、ここで、前記管理メッセージは、前記予約メッセージに応答して送信されるすべての確認メッセージが、同じ波形を確実に含むための1つ以上のパラメータを含み、及びデータ通信用の媒体を予約するために前記複数の装置に送信された前記予約メッセージを、前記複数の装置のうちの前記装置において、受信するように構成されている受信機と、
    前記予約メッセージに応答して、前記複数の装置のうちの1つ以上から送信される1つ以上の他の確認メッセージと同時に確認メッセージを送信するように構成されている送信機と、ここで、送信されるすべての確認メッセージは、同じ波形を含み、
    前記受信機は、前記装置に専用のデータを受信するようにも構成されているアクセス端末。
JP2013502839A 2010-03-31 2011-03-31 マルチユーザmimo送信のための保護メカニズム Expired - Fee Related JP5819399B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US31968610P 2010-03-31 2010-03-31
US61/319,686 2010-03-31
US34500410P 2010-05-14 2010-05-14
US61/345,004 2010-05-14
US13/076,031 2011-03-30
US13/076,031 US9173234B2 (en) 2010-03-31 2011-03-30 Protection mechanisms for multi-user MIMO transmissions
PCT/US2011/030701 WO2011123625A1 (en) 2010-03-31 2011-03-31 Protection mechanisms for multi-user mimo transmissions

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013528015A JP2013528015A (ja) 2013-07-04
JP5819399B2 true JP5819399B2 (ja) 2015-11-24

Family

ID=44169089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013502839A Expired - Fee Related JP5819399B2 (ja) 2010-03-31 2011-03-31 マルチユーザmimo送信のための保護メカニズム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9173234B2 (ja)
EP (1) EP2553825A1 (ja)
JP (1) JP5819399B2 (ja)
KR (1) KR101492860B1 (ja)
CN (1) CN102893534B (ja)
WO (1) WO2011123625A1 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8259745B2 (en) * 2010-03-29 2012-09-04 Intel Corporation Enhanced carrier sensing for multi-channel operation
US20120076081A1 (en) * 2010-03-31 2012-03-29 Qualcomm Incorporated Protection mechanisms for multi-user mimo transmissions
US8989066B2 (en) * 2010-03-31 2015-03-24 Qualcomm, Incorporated Protection mechanisms for multi-user MIMO transmissions
US8837478B1 (en) * 2010-07-23 2014-09-16 Marvell International Ltd. System and method for interference protection in downlink multi-user multiple-input, multiple-output communication
US9998571B2 (en) 2010-10-01 2018-06-12 Qualcomm Incorporated Legacy-compatible control frames
US20120207074A1 (en) * 2011-02-10 2012-08-16 Nokia Corporation Transmitting multiple group-addressed frames in a wireless network
US9749838B2 (en) * 2011-08-17 2017-08-29 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) PMIP protocol enhancement
EP2820909B1 (en) 2012-03-01 2017-09-06 Interdigital Patent Holdings, Inc. Multi-user parallel channel access in wlan systems
US10356753B2 (en) 2012-10-19 2019-07-16 Qualcomm Incorporated Suppressing wireless broadcast/multicast data transmissions
US9590744B2 (en) * 2013-05-06 2017-03-07 Alcatel Lucent Method and apparatus for beamforming
US9713035B2 (en) 2013-05-20 2017-07-18 Qualcomm Incorporated Beacon transmission over unlicensed spectrum
CN105393589B (zh) * 2013-09-29 2019-08-02 华为技术有限公司 一种数据传输的方法及设备
EP4236144A3 (en) 2013-10-01 2023-10-25 InterDigital Patent Holdings, Inc. Enhancements for coordinated orthogonal block-based resource allocation (cobra) in wlan systems
US20150117366A1 (en) 2013-10-29 2015-04-30 Qualcomm Incorporated Systems and methods for improved communication efficiency in high efficiency wireless networks
US9661634B2 (en) * 2013-11-01 2017-05-23 Qualcomm Incorporated Systems and methods for improved communication efficiency in high efficiency wireless networks
WO2015106417A1 (zh) * 2014-01-16 2015-07-23 华为技术有限公司 预留信道的方法及通信设备
EP3079433B1 (en) * 2014-01-27 2019-09-04 Huawei Technologies Co., Ltd. Channel contention methods, access point, and station
CN106105275B (zh) * 2014-03-26 2020-03-10 索尼公司 无线通信设备
US10499418B2 (en) * 2014-07-09 2019-12-03 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for multiple user uplink control and scheduling via aggregated frames
US10560891B2 (en) * 2014-09-09 2020-02-11 Blackberry Limited Medium Access Control in LTE-U
WO2016109991A1 (zh) * 2015-01-09 2016-07-14 华为技术有限公司 用于对数据传输进行保护的方法、装置及站点、接入点
ES2730017T3 (es) 2015-02-24 2019-11-07 Gore W L & Ass Gmbh Proceso para la formación de un conjunto de película porosa
CN108353440B (zh) * 2015-11-06 2022-03-08 瑞典爱立信有限公司 接入点、无线站点以及其中用于多用户清除发送传输的方法
US20170201298A1 (en) * 2016-01-11 2017-07-13 Intel Corporation Multiuser multiple-input and multiple-output setup frame
GB2549967A (en) * 2016-05-04 2017-11-08 Canon Kk Improved reservation of channels in an 802.11AX network
US10362604B2 (en) * 2016-07-18 2019-07-23 Intel IP Corporation Multi-user multiple-input multiple-output reverse direction duration communications
WO2020050648A1 (ko) * 2018-09-05 2020-03-12 엘지전자 주식회사 무선랜 시스템에서 링크를 통해 데이터를 송신하기 위한 방법 및 장치

Family Cites Families (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7028097B2 (en) 2002-03-28 2006-04-11 Intel Corporation Wireless LAN with dynamic channel access management
US7035412B2 (en) * 2002-07-03 2006-04-25 Infineon Technologies Ag WLAN error control
AU2003276792A1 (en) * 2002-11-08 2004-06-07 Infineon Technologies Ag A method of error control coding and decoding of messages in a packet-based data transmission system
EP1592175A4 (en) 2003-02-03 2010-03-17 Sony Corp COMMUNICATION PROCEDURE, COMMUNICATION DEVICE AND COMPUTER PROGRAM
US7321762B2 (en) 2003-03-26 2008-01-22 Conexant Systems, Inc. Mechanism for reserving multiple channels of a single medium access control and physical layer
JP4666890B2 (ja) 2003-04-28 2011-04-06 ソニー株式会社 通信システム及び通信方法、並びに通信装置
JP2005102136A (ja) 2003-08-15 2005-04-14 Sony Corp 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
EP1530316A1 (en) * 2003-11-10 2005-05-11 Go Networks Improving the performance of a wireless packet data communication system
WO2005050918A2 (en) * 2003-11-19 2005-06-02 Philips Intellectual Property & Standards Gmbh Method for access to a medium by a multi-channel device
US7944882B2 (en) 2003-12-17 2011-05-17 Intel Corporation Channel access apparatus, systems, and methods
EP1594259A1 (en) 2004-05-07 2005-11-09 Infineon Technologies AG Extension of initiation messages to improve channel estimation
US7385945B1 (en) * 2004-08-04 2008-06-10 Cisco Technology, Inc. Eliminating multicast/broadcast collisions in a wireless local area network
US7283823B2 (en) 2004-09-10 2007-10-16 Cisco Technology, Inc. Handoff between cellular and enterprise wireless networks
US20060221873A1 (en) 2005-03-31 2006-10-05 Jacob Sharony System and method for wireless multiple access
KR20080016943A (ko) 2005-06-08 2008-02-22 아바야 테크놀러지 코퍼레이션 무선 근거리 통신망들에서 노출된 노드 문제들 회피
JP4364165B2 (ja) * 2005-06-17 2009-11-11 株式会社東芝 無線通信装置
US7672400B2 (en) 2005-12-29 2010-03-02 Celeno Communications (Israel) Ltd. Method of secure WLAN communication
JP2008306419A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Sony Corp 送信装置及び方法、並びにプログラム
KR101500973B1 (ko) * 2007-08-31 2015-03-13 코닌클리케 필립스 엔.브이. 강화된 다중-사용자 전송
US8068871B2 (en) 2007-12-21 2011-11-29 Texas Instruments Incorporated Systems and methods for time optimization for silencing wireless devices in coexistence networks
US9497744B2 (en) * 2008-03-04 2016-11-15 Koninklijke Philips N.V. Signaling of transmission settings in multi-user systems
US8737281B2 (en) * 2008-06-18 2014-05-27 Thomson Licensing Apparatus for multicast transmissions in wireless local area networks
CN102067634B (zh) * 2008-06-18 2014-08-20 汤姆森特许公司 用于无线局域网中多播传送的基于竞争的介质预约方法和装置
US8270378B2 (en) 2008-10-03 2012-09-18 Texas Instruments Incorporated Adaptive transmissions in wireless networks
KR101645165B1 (ko) 2009-01-15 2016-08-04 한국전자통신연구원 다중 채널을 이용한 무선 랜 시스템에서 송신 권한 설정 방법 및 데이터 송수신 방법
US20100182987A1 (en) 2009-01-16 2010-07-22 Electronics And Telecommunications Research Institute Method and apparatus for transmitting/receiving data in wireless communication network
US8582485B2 (en) 2009-06-05 2013-11-12 Broadcom Corporation Scheduled clear to send (CTS) for multiple user, multiple access, and/or MIMO wireless communications
US20100316150A1 (en) 2009-06-05 2010-12-16 Broadcom Corporation Mixed mode operations within multiple user, multiple access, and/or MIMO wireless communications
US20100329236A1 (en) 2009-06-26 2010-12-30 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for multiple user uplink requiring minimal station timing and frequency synchronization
US8599804B2 (en) 2009-08-07 2013-12-03 Broadcom Corporation Distributed signal field for communications within multiple user, multiple access, and/or MIMO wireless communications
EP2506452A4 (en) 2009-11-24 2016-10-26 Korea Electronics Telecomm METHOD FOR TRANSMITTING A REPLY FRAME AND A RESPONSE FRAME IN A WIRELESS MULTI-USER COMMUNICATION SYSTEM
US9173191B2 (en) * 2009-12-20 2015-10-27 Intel Corporation Device, system and method of simultaneously communicating with a group of wireless communication devices
US8374154B2 (en) * 2009-12-23 2013-02-12 Intel Corporation Device, system and method of simultaneously communicating with a group of wireless communication devices
US8989066B2 (en) 2010-03-31 2015-03-24 Qualcomm, Incorporated Protection mechanisms for multi-user MIMO transmissions
US20120076081A1 (en) 2010-03-31 2012-03-29 Qualcomm Incorporated Protection mechanisms for multi-user mimo transmissions

Also Published As

Publication number Publication date
WO2011123625A1 (en) 2011-10-06
EP2553825A1 (en) 2013-02-06
JP2013528015A (ja) 2013-07-04
KR20130007643A (ko) 2013-01-18
CN102893534B (zh) 2016-05-25
KR101492860B1 (ko) 2015-02-12
US20120076073A1 (en) 2012-03-29
US9173234B2 (en) 2015-10-27
CN102893534A (zh) 2013-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5819399B2 (ja) マルチユーザmimo送信のための保護メカニズム
JP5795361B2 (ja) マルチユーザmimo送信のための保護メカニズム
EP3357295B1 (en) Nav updating techniques in wlan communication devices
US10165591B2 (en) Multi-user multiple input multiple output wireless communications
JP5318974B2 (ja) 送信機会において情報をピギーバックすること
JP6461579B2 (ja) マルチユーザmimo送信のための複数の宛先からの確認応答メッセージの管理
US10405338B2 (en) Data transmission method in wireless communication system and device therefor
US10231215B2 (en) Multi-user transmission method in wireless communication system and device therefor
US10278172B2 (en) Method for transmitting frame in wireless communication system and device therefor
EP2481252B1 (en) Uplink sdma transmit opportunity scheduling
US20160233932A1 (en) High-efficiency (he) sounding methods for mimo and ofdma
US20170170937A1 (en) Method for multi-user uplink data transmission in wireless communication system and device therefor
US20120076081A1 (en) Protection mechanisms for multi-user mimo transmissions
JP2015111829A5 (ja)
KR20170048386A (ko) 무선 통신 시스템에서 상향링크 전송 방법 및 이를 위한 장치
EP3158813B1 (en) Protection for multi-user transmissions
US9179476B2 (en) Multi-user transmission during reverse direction grant
US10191798B2 (en) Extended interframe space (EIFS) exemptions

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131126

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140213

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140220

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140422

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140430

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150930

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5819399

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees