JP5817631B2 - 協調制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の車載装置を協調制御する協調制御システムに関する。
特許文献1には、車両に搭載された複数の電気負荷(車載装置)を、以下のように協調制御する旨が開示されている。すなわち、車両での電力消費量を目標値にするように、複数の電気負荷への供給電力の配分を制御(協調制御)する。例えば、各々の電気負荷に要求される電力の合計が所定量を超えている場合には、電気負荷の優先度に応じて前記配分を設定して、電気負荷の各々の作動を協調制御する。これにより、消費電力を低減させてエネルギ消費量の低減を図る。
また、内燃機関(車載装置)と電動モータ(車載装置)の両方を走行駆動源として備えた車両において、内燃機関での燃料消費量、電動モータでの電力消費量、および回生電力量等のエネルギ収支を最適化するように、内燃機関と電動モータの作動を協調制御する。これにより、消費燃料を低減させてエネルギ消費量の低減を図る。
特開2007−126050号公報
しかしながら、車両のユーザが、車載装置を新規に追加したり、既存の車載装置を車両から取り外したり、別の車載装置に取り替えたりする場合があり、これらの場合には、最適な協調制御の内容が変化するため、エネルギ消費量の低減を十分に図れなくなる。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、車載装置の追加、取り外し、変更が為された場合であっても、協調制御によるエネルギ消費低減効果が十分に発揮されるようにした協調制御システムを提供することにある。
上記目的を達成する発明は以下の点を特徴とする。すなわち、車両で消費されるエネルギを目標値にするように複数の車載装置を協調して作動させるべく、前記車載装置の作動内容を演算する統括制御装置と、前記統括制御装置の演算に用いる協調制御データが記憶された記憶手段と、車載装置の車両への新規搭載または車両からの取り外しの有無を検知する検知手段と、前記検知手段により新規搭載または取り外しが検知された場合に、実際に搭載されている現状の複数の車載装置の組み合わせを車両外部へ送信するとともに、前記組み合わせに適合した協調制御データを前記車両外部から取得して前記記憶手段に記憶させるデータ取得手段と、を備えることを特徴とする。
これによれば、ユーザが車載装置を新規に搭載したり取り外したりしても、その旨が自動で検知され、現状の車載装置に適合した協調制御データが取得される。よって、複数の車載装置を協調制御することによるエネルギ消費量の低減効果が、車載装置を変更しても十分に発揮されるようにできる。
本発明の一実施形態にかかる協調制御システムを示す図。 図1に示すCGWECUの処理内容を説明する図。 図1に示すCGWECUの処理手順を説明するフローチャート。 図3に示すメイン処理にかかる「内部受信処理」を説明するフローチャート。 図3に示すメイン処理にかかる「内部送信処理」を説明するフローチャート。 図1に示すCGWECUの処理手順を説明するフローチャート。 図6のメイン処理にかかる「センター通信処理」を説明するフローチャート。
以下、本発明にかかる協調制御システムの一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、車両Vには、複数の電子制御装置(ECU10、20、30、40、50、60、70、80)が搭載されており、これらのECU10、20、30、40、50、60、70、80は、通信バスL1、L2を介してネットワークを構築している。このネットワークは、例えばCAN等のプロトコルを用いたローカルエリアネットワークである。以下、符号10に示すECUを「CGWECU」と記載し、符号20、30、40、50、60、70、80に示すECUを「スレーブECU」と記載する。
CGWECU10(統括制御装置)は、他のスレーブECU20、30、40、50、60、70、80を統括管理するとともに、車両外部のセンターBSと通信可能なセントラルゲートウェイとして機能する。図1の例では、CGWECU10は、複数の通信ドライバ11、12を有し、各々の通信ドライバ11、12に接続された通信バスL1、L2を介して、他のスレーブECU20、30、40、50、60、70、80と有線で直接通信することができる。さらにCGWECU10は、CPU13a(中央演算処理装置)、ROM13b(不揮発性メモリ)、RAM13c(揮発性メモリ)等から構成されるマイクロコントローラ13と、センターBSと無線で通信する無線通信手段14とを有する。
スレーブECU20、30、40、50、60、70、80の各々は、車載装置21、31、41、51、61、71、81の作動を制御する。なお、これらの車載装置は、モータジェネレータ21、内燃機関31、補機へ電力供給する補機バッテリ41、モータジェネレータ21へ電力供給する主機バッテリ51、空調システムの冷凍サイクルに設けられた電動コンプレッサ61、電動パワーステアリング71、電気ヒータ81である。
CGWECU10は、車両で消費されるエネルギ(燃料消費量と電力消費量のトータル)を目標値にするように複数の車載装置21、31、41、51、61、71、81を協調して作動させるべく、車載装置21、31、41、51、61、71、81の作動内容を演算する。具体的には、モータジェネレータ21および内燃機関31により発生するトルク、モータジェネレータ21により発生する電力、電動装置21、41、51、61、71、81での電力消費量、および車両Vの走行トルクを総合的に鑑みて、車載装置21、31、41、51、61、71、81の全体のエネルギ効率が所定値以上となるように、車載装置21、31、41、51、61、71、81の作動内容を演算する。
当該演算は、ROM13b(記憶手段)に記憶された協調処理プログラムおよび変換プログラムにしたがって、車載装置21、31、41、51、61、71、81の個別データD1、D2、D3、D4(図1参照)に基づきCPU13aが実行する。個別データD1、D2、D3、D4には、スレーブECU20、30、40、50、60、70、80のID番号を表した個体識別情報と、制御対象となる車載装置21、31、41、51、61、71、81が要するエネルギの種類、エネルギの変換式、エネルギの効率等の変換データとが含まれている。
「エネルギの種類」とは、例えば、電動コンプレッサ61の場合には「冷媒温度」、電動パワーステアリング71の場合には「ステアリングの操舵力を補助するトルク」、電気ヒータ81の場合には「ヒータ温度」である。「エネルギの変換式」とは、電動コンプレッサ61の場合には「供給電力と冷媒温度との変換式」、電動パワーステアリング71の場合には「供給電力とトルクとの変換式」、電気ヒータ81の場合には「供給電力とヒータ温度との変換式」である。「エネルギの効率」とは、前記変換の効率のことである。なお、上述した協調処理プログラム、変換プログラムおよび変換データは「協調制御データ」に相当する。
このようにして演算された車載装置21、31、41、51、61、71、81の作動内容は、スレーブECU20、30、40、50、60、70、80の各々へ指令信号として送信される。スレーブECU20、30、40、50、60、70、80の各々は、CGWECU10からの指令信号にしたがって、車載装置21、31、41、51、61、71、81の作動を制御する。このようにして、複数の車載装置21、31、41、51、61、71、81は協調制御される。
図2は、CGWECU10がスレーブECU20、30、40、50、60、70、80へ指令信号を送信する概要を表した機能ブロック図であり、協調処理プログラムを実行している時のマイクロコントローラ13は、全体エネルギ演算部P1、電力配分演算部P1aおよび動力配分演算部P1bとして機能する。また、変換プログラムを実行している時のマイクロコントローラ13は、変換演算部P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8として機能する。
全体エネルギ演算部P1は、ブレーキペダル操作やアクセルペダル操作、空調設定温度等のユーザ要求に基づき、車載装置21、31、41、51、61、71、81の全体で消費されるエネルギ(全体エネルギ)を演算する。
例えば、走行に要求される動力と暖房に要求される加熱量とを満たすように、モータジェネレータ21、内燃機関31、電気ヒータ81、および電動コンプレッサ61を作動させるにあたり、これらの作動に要する燃料および電力の総量を全体エネルギとして演算する。
また、全体エネルギ演算部P1は、全体エネルギに対する動力エネルギ、電力エネルギおよび熱エネルギの配分を設定する。車載装置21、31、41、51、61、71、81の要求に優先度合いを設定し、その優先度合いに応じて全体エネルギが目標値となるように、前述した各エネルギの配分を設定する。
電力配分演算部P1aは、全体エネルギ演算部P1で演算された電力エネルギに基づき、補機バッテリ41、主機バッテリ51、電動コンプレッサ61、電動パワーステアリング71、および電気ヒータ81の操作内容を設定する。また、補機バッテリ41および主機バッテリ51から出力される電力エネルギの配分や、各車載装置16、17、18で消費される電力エネルギの配分を設定する。
変換演算部P4、P5は、電力配分演算部P1aの演算結果である配分電力エネルギを、補機バッテリ41および主機バッテリ51に対する目標蓄電量(操作内容)に変換して、スレーブECU40、50へ送信する。同様にして、変換演算部P6、P7、P8は、電力配分演算部P1aの演算結果である配分電力エネルギを、目標冷媒温度、目標消費電流、目標ヒータ温度にそれぞれ変換して、スレーブECU60、70、80へ送信する。
また、スレーブECU40、50、60、70、80からは、図2に示すように、バッテリ蓄電量、バッテリ温度、実冷媒温度、ユーザ要求温度、実トルク、操舵角、消費電流、実ヒータ温度、ユーザ要求温度等の物理量がCGWECU10へ送信されてくる。これらの物理量は、変換演算部P4、P5、P6、P7、P8により供給可能電力、消費要求電力に変換され、電力配分演算部P1aによる操作内容の設定の演算で用いられる。
動力配分演算部P1bは、全体エネルギ演算部P1で演算された動力エネルギに基づき、モータジェネレータ21および内燃機関31の操作内容を設定する。また、モータジェネレータ21および内燃機関31から出力される動力エネルギの配分を設定する。
変換演算部P2、P3は、動力配分演算部P1bの演算結果である配分動力エネルギを、モータジェネレータ21および内燃機関31に対する目標トルク(操作内容)に変換して、スレーブECU20、30へ送信する。
また、スレーブECU20、30からは、図2に示すように、モータジェネレータ21および内燃機関31の実トルクや、ユーザが要求するトルクがCGWECU10へ送信されてくる。これらのトルク値(物理量)は、変換演算部P2、P3により実発生トルクに変換され、動力配分演算部P1bによる操作内容の設定の演算で用いられる。
図3は、CGWECU10のマイクロコントローラ13が定常的に実行する処理の手順を示すフローチャートであり、先ず、ステップS10において、内部受信処理を実行する。具体的には、図2を用いて先述したように、スレーブECU20、30、40、50、60、70、80の各々から送信されてくる各種物理量を受信し、変換演算部P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8によりエネルギ値に変換する。
続くステップS20では、ステップS10で取得して変換したエネルギ値に基づいて、電力配分演算部P1a、動力配分演算部P1bおよび全体エネルギ演算部P1により、先述した動力エネルギ配分、電力エネルギ配分および全体エネルギを演算して設定するとともに、これらの設定値に基づき、車載装置20、30、40、50、60、70、80の各々に対して目標値(操作内容)を演算して設定する。つまり、車両で消費されるエネルギを目標値にするように、複数の車載装置20、30、40、50、60、70、80を協調して作動させる協調処理を実施する。
続くステップS30では、内部送信処理を実行する。具体的には、ステップS20で設定した目標値を、スレーブECU20、30、40、50、60、70、80の各々へ送信する。これにより、スレーブECU20、30、40、50、60、70、80の各々は、送信された目標値となるように車載装置20、30、40、50、60、70、80の作動を制御する。その結果、複数の車載装置20、30、40、50、60、70、80が協調して作動することとなる。
図4を用いて、上記ステップS10の処理内容をより詳細に説明すると、先ず、ステップS11において、スレーブECU20、30、40、50、60、70、80から各種物理量のデータを、個体識別情報(ID番号)とともに受信する。続くステップS12では、受信したID番号が複数のスレーブECU20、30、40、50、60、70、80のいずれに該当するかを、ROM13bに記憶された個別データD1、D2、D3、D4を参照して識別する。続くステップS13では、識別したスレーブECUに該当するエネルギの変換式を、個別データD1、D2、D3、D4の中から取得する。続くステップS14では、取得した変換式を用いて受信した物理量をエネルギ値に変換する。そして、変換して得られたエネルギ値を、変換ROM13bに書き込むデータとしてセットし(S15)、セットしたデータをROM13bに格納する(S16)。
図5を用いて、上記ステップS30の処理内容をより詳細に説明すると、先ず、ステップS31において、図3のステップS20で演算した目標値をROM13bから取得する。続くステップS32では、取得した目標値に該当するスレーブECUのID番号を、ROM13bに記憶された個別データD1、D2、D3、D4から取得する。続くステップS33では、取得したID番号のスレーブECUに該当するエネルギの変換式を、個別データD1、D2、D3、D4の中から取得する。続くステップS34では、取得した変換式を用いて、エネルギで表現されている目標値を、車載装置21、31、41、51、61、71、81の各々の物理量に変換する。そして、変換して得られた物理量の指令値を、スレーブECU20、30、40、50、60、70、80へ送信するデータとしてセットし(S35)、セットしたデータをスレーブECU20、30、40、50、60、70、80へ送信する(S36)。
図6の処理は、CGWECU10のマイクロコントローラ13が実施する処理であり、例えば、イグニッションスイッチのオン操作をトリガとして実施される。
先ず、図6のステップS40(検知手段)では、車載装置が新規に車両Vへ搭載されたか否かを検知する。具体的には、スレーブECUが通信バスL1、L2へ新規に接続された場合には、車載装置が新規に搭載されたと見なす。
例えば、電気ヒータ81を搭載する際には、その電気ヒータ81を制御するスレーブECU80も新規に搭載(通信バス接続)されることを想定しており、スレーブECU80が新規に搭載されれば、スレーブECU80のID番号が、スレーブECU80からCGWECU10へ送信される筈である。したがって、新規のID番号が受信された場合に、車載装置が新規に搭載されたと判定する。
ID番号の新規受信が検知されない場合には、次のステップS41(検知手段)に進み、既存の車載装置が車両Vから取り外されたか否かを検知する。具体的には、具体的には、スレーブECUが通信バスL1、L2から取り外された場合に、既存の車載装置が取り外されたと見なす。
例えば、電気ヒータ81を取り外す際には、その電気ヒータ81を制御するスレーブECU80も取り外される(通信バス切断)ことを想定しており、スレーブECU80が取り外されれば、スレーブECU80のID番号の受信が無くなる筈である。或いは、CGWECU10からスレーブECU80へ応答要求しても、その応答に対する返信が無い筈である。したがって、既存のID番号の応答が無くなった場合に、車載装置が取り外されたと判定する。
ステップS40、S41にて車載装置の新規搭載または取り外しが検知された場合には、続くステップS42(認証手段)において、受信しているID番号の各々について、予め登録されているID番号であるか否かを認証する。具体的には、受信ID番号が、ROM13bに記憶されているデータに存在する場合に、登録IDであると認証する。認証されないID番号が存在する場合には(S43:NO)、登録されていない非正規の車載装置が搭載されていると見なして、その旨をユーザへ報知するとともに(S44)、その旨をセンターBSへ通知する。
続くステップS50(データ取得手段)では、図7に示す手順にしたがってセンターBSと通信する。先ず、図7のステップS51において、CGWECU10がセンターBSと接続できたことを確認する。続くステップS52では、ステップS42で認証されたID番号をセンターBSへ送信する。換言すれば、実際に搭載されている現状の車載装置の組み合わせをセンターBSへ送信する。
すると、センターBSは、その組み合わせに適合した協調処理プログラムと、認証されたID番号に対応する個別データとをCGWECU10へ送信する。CGWECU10は、その最新の個別データを受信して(S53)、更新用データとしてセットする(S54)。また、センターBSからの最新の協調処理プログラムを受信して(S55)、更新用プログラムとしてセットする(S56)。その後、センターBSとの接続を解除する(S57)。
図6の説明に戻り、センターBSとの通信処理(S50)を実行した後、続くステップS60(データ取得手段)では、ROM13bに書き込まれている個別データD1、D2、D3、D4を、ステップS54でセットした最新の個別データに書き換えて更新する。また、ステップS70(データ取得手段)では、ROM13bに書き込まれている協調処理プログラムを、ステップS56でセットした最新の協調処理プログラムに書き換えて更新する。したがって、全体エネルギ演算部P1、電力配分演算部P1a、動力配分演算部P1b、および変換演算部P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8は、実際に搭載されている現状の車載装置の組み合わせに適合した内容で演算するように、演算内容が更新される。
以上により、本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
・ユーザが車載装置(例えば電気ヒータ81)を新規に搭載すると、ステップS40にてその旨が自動で検知される。また、車載装置(例えば電気ヒータ81)を取り外すと、ステップS41にてその旨が自動で検知される。そして、現状の車載装置21、31、41、51、61、71、81の組み合わせに適合した協調制御データが取得され(S50)、更新される(S60)。よって、複数の車載装置を協調制御することによるエネルギ消費量の低減効果が、車載装置を変更しても十分に発揮されるようにできる。
・協調制御データには、要求される出力エネルギに対する複数の車載装置21、31、41、51、61、71、81の作動内容を演算する協調処理プログラムP1、P1a、P1b、および消費エネルギおよび制御パラメータを相互に変換する変換プログラムP2、P3、P4、P5、P6、P7、P8が含まれている。そして、車載装置の変更が検知されると、変更後の車載装置に適したプログラムに更新される。そのため、車載装置の変更に伴うプログラムの更新箇所を必要最小限にできる。例えば、電気ヒータ81を新規追加した場合には、変換演算部P8、電力配分演算部P1aおよび全体エネルギ演算部P1を更新すればよく、動力配分演算部P1bおよび変換演算部P2、P3、P4、P5、P6、P7については更新不要にできる。
・検知手段(S40、S41)は、スレーブECU(例えば電気ヒータ81用のスレーブECU80)の通信バスL1、L2への新規接続または取り外しを検知することにより、車載装置(例えば電気ヒータ81)の新規搭載または取り外しを検知する。具体的には、スレーブECU20、30、40、50、60、70、80からCGWECU10へID番号が送信され、そのID番号に基づきCGWECU10が車載装置の変更を検知する。そのため、車載装置の変更検知を容易に実現できる。
・スレーブECU20、30、40、50、60、70、80の各々から通信バスL1、L2へ送信される個体識別情報に基づき、車載装置が予め登録された装置であるか否かを認証する認証手段(S42)を備える。そのため、登録されていない非正規の車載装置が搭載されていることを検知できる。よって、非正規装置が搭載されることに起因して、協調制御によるエネルギ消費低減効果が妨げられることの回避を促すよう、ユーザに報知することができる(S44)。また、非正規装置が搭載されている旨を車両外部のセンターBSへ報知して、非正規装置が市場に流通している状況を把握できるようになり、非正規装置の市場流通拡大の抑制を図ることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・通信バスL1、L2に流す各種目標値等のデータを暗号化して、これらのデータが外部に漏洩することの抑制を図ることが望ましい。この場合、変換演算部P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8にデータを暗号化する機能および復号化する機能を付与させれば良い。
・図1に示す上記実施形態では、更新する協調制御データを車両外部から取得するにあたり、情報が集中管理されているセンターBSから取得しているが、センターBSから予めダウンロードしたデータを有したポータブルメモリ(車両外部記憶手段)から取得してもよいし、センターBSとの通信が可能なポータブル通信器(車両外部通信手段)から取得してもよい。ポータブル通信器の具体例としては、車両外部の電力供給手段からバッテリ51への電力供給に用いる充電用ケーブル、携帯電話、携帯コンピュータ等が挙げられる。
・図6に示す上記実施形態では、電気ヒータ81およびそのスレーブECU80が、イグニッションスイッチのオフ期間中に新規に車両Vに搭載されたことを想定しており、イグニッションスイッチがオン操作された時に、検知手段およびデータ取得手段の処理(図6の処理)を実施する。これに対し、車両運転中に、所定周期で図6の処理を実施してもよい。
・図6のステップS40およびS41の処理を実施するにあたり、CGWECU10からブロードキャストIDを一斉送信して応答要求し、その応答要求に対して返信されてくるIDに基づき、新規IDの有無および既存IDの有無を判定するようにしてもよい。
・或いは、既存IDからCGWECU10へのデータ送信が一定期間ない場合に、ステップS41にて既存IDが取り外されたと判定してもよい。或いは、応答要求に対するスレーブECUからの返信エラーがある場合に、ステップS41にて既存IDが取り外されたと判定してもよい。或いは、その返信エラーの一定期間における累積数が所定数以上になった場合に、ステップS41にて既存IDが取り外されたと判定してもよい。
10…CGWECU(統括制御装置)、13b…ROM(記憶手段)、20、30、40、50、60、70、80…スレーブECU(電子制御装置)、21、31、41、51、61、71、81…車載装置、L1、L2…通信バス、P1、P1a、P1b…協調処理プログラム、P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8…変換プログラム、S40、S41…検知手段、S42…認証手段、S50、S60、S70…データ取得手段、V…車両。

Claims (6)

  1. 車両(V)で消費されるエネルギを目標値にするように複数の車載装置(21、31、41、51、61、71、81)を協調して作動させるべく、前記車載装置の作動内容を演算する統括制御装置(10)と、
    前記統括制御装置の演算に用いる協調制御データが記憶された記憶手段(13b)と、
    車載装置の車両への新規搭載または車両からの取り外しの有無を検知する検知手段(S40、S41)と、
    前記検知手段により新規搭載または取り外しが検知された場合に、実際に搭載されている現状の複数の車載装置の組み合わせを車両外部へ送信するとともに、前記組み合わせに適合した協調制御データを前記車両外部から取得して前記記憶手段に記憶させるデータ取得手段(S50、S60、S70)と、
    を備えることを特徴とする協調制御システム。
  2. 複数の前記車載装置の各々に対して設けられ、前記統括制御装置により演算された作動内容に基づき、該当する前記車載装置の作動を制御する電子制御装置(20、30、40、50、60、70、80)と、
    複数の前記電子制御装置および前記統括制御装置を通信可能に接続する通信バス(L1、L2)と、
    を備え、
    前記検知手段は、前記電子制御装置の前記通信バスへの新規接続または取り外しを検知することにより、前記車載装置の新規搭載または取り外しを検知することを特徴とする請求項1に記載の協調制御システム。
  3. 前記電子制御装置の各々から前記通信バスへ送信される個体識別情報に基づき、前記車載装置が予め登録された装置であるか否かを認証する認証手段(S42)を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の協調制御システム。
  4. 前記協調制御データには、複数の前記車載装置の全体で消費されるエネルギに対する出力エネルギの効率が目標値となるよう、要求される出力エネルギに対する複数の前記車載装置の作動内容を演算する協調処理プログラム(P1、P1a、P1b)が含まれており、
    前記データ取得手段は、前記協調処理プログラムを車両外部から取得することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の協調制御システム。
  5. 前記協調制御データには、前記車載装置の各々で消費されるエネルギと、前記車載装置の各々に対する操作内容とを相互に変換する変換プログラム(P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8)が含まれており、
    前記データ取得手段は、前記変換プログラムを車両外部から取得することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の協調制御システム。
  6. 前記通信バスを介して通信されるデータは暗号化されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の協調制御システム。
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