JP5816160B2 - ミッションケース刻印方法及びミッションケース - Google Patents

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Description

本発明は、ミッションケースに刻印する方法及びミッションケースに関する。
自動車、自動二輪車等の原動機は、検査、点検等のために、車両に搭載されたときに外部から視認可能な位置に、製造番号、ロット番号等の所定の文字列が刻印されている必要がある。従来、原動機の刻印方法としては、例えば、原動機の車両に搭載されたときに外部から視認可能な位置に設けられ所定以上の面積を有する平面部に、先端に所定の文字を備える刻印ポンチ等の刻印部材を用いてハンマーで打刻することにより所定の文字列を刻印する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
ところで、近年、ハイブリッド車では、原動機として電動機が用いられており、この場合には前記電動機をミッションケースに内蔵させるとともに該電動機を該ミッションケースを介してガソリンエンジン等の内燃機関に接続することが行われている。このとき、前記ミッションケースに内蔵された電動機も原動機とみなされて刻印することが必要となることから、該ミッションケースの外表面であって車両に搭載されたときに外部から視認可能な位置に刻印することが望まれる。
特開平10−6630号公報
しかしながら、前記電動機が内蔵されたミッションケースに前記ハンマーで前記刻印を打刻すると、その振動で該電動機に悪影響を及ぼす虞があるという不都合がある。
そこで、本発明は、原動機としての電動機が内蔵されたミッションケースに該電動機に悪影響を及ぼすことなく刻印することができる刻印方法、及び刻印されたミッションケースを提供することを目的とする。
本発明のミッションケース刻印方法は、原動機としての電動機が内蔵されたミッションケースにおいて前記電動機を収容する円筒状部の外表面上で、車両に搭載されたときに外部から視認可能な位置に設けられ所定以上の面積を有する平面部として、周方向に沿って互いに平行に設けられた複数の冷却フィンの一端部に該冷却フィンの長手方向と交差する方向に設けられた平面状の空間部に、レーザ光を照射することにより所定の文字列を刻印することを特徴とする。
本発明の刻印方法では、原動機としての電動機が内蔵されたミッションケースの外表面上で、車両に搭載されたときに外部から視認可能な位置に設けられ所定以上の面積を有する平面部レーザ光を照射する。
本発明の刻印方法によれば、前記電動機が内蔵されたミッションケースにレーザ光を照射するだけで刻印することができる。したがって、前述した刻印部材を用いてハンマーで打刻する場合とは異なり、刻印の際に振動により電動機に悪影響を及ぼすことなく、ミッションケースが車両に搭載されたときに外部から視認可能な位置に所定の文字列を刻印することができる。
ところで、前記ミッションケースは、前記電動機を内蔵することから該電動機を収容する部分が円筒状体となっている上に、剛性を確保するとともに重心を調整するために外表面に多数の凹凸部を備えており、全体的に複雑な曲面形状となっている。
その一方、前記ミッションケースは、前記電動機からの熱を放散するために、前記円筒状体の外周面に周方向に沿って互いに平行に設けられた複数の冷却フィンを備えている。一般に、前記複数の冷却フィンは、外気に接触して効率よく放熱することができるように、前記ミッションケースが車両に搭載されたときに外部に開放する位置に設けられている。また、前記複数の冷却フィンは、各冷却フィンの間に空気が流通する空気流通経路を形成していて、該空気流通経路の一端から他端へ空気を滞りなく流通させるために、その両端部は開放し、一方の端部に該冷却フィンの長手方向に交差するように設けられた平面状の空間部を備えている。
そこで、本発明の刻印方法では、前記ミッションケースの前記電動機を収容する円筒状部の外周面上で、周方向に沿って互いに平行に設けられた複数の冷却フィンの一端部に該冷却フィンの長手方向と交差する方向に設けられた空間部を前記平面部としてレーザ光を照射することにより所定の文字列を刻印する。前記冷却フィンが、車両に搭載されたときに外部に開放する位置、すなわち外部から視認可能な位置に設けられていることから、前記空間部の位置もまた外部から視認可能となる。したがって、前記空間部を前記平面部として所定の文字列を刻印する刻印方法によれば、車両に搭載されたときに外部から視認可能な位置に確実に刻印することができる。
本発明の刻印方法において、前記レーザ光の照射は、密閉空間内で該密閉空間内を排気しながら行うことが好ましい。この場合には、前記レーザ光の照射により生じた削粉を前記排気により前記密閉空間の外部に排出することができ、該削粉が前記ミッションケースに付着することを防ぐことができる。また、前記平面部が前記空間部である場合には、前記排気に伴って前記空気流通経路に空気の流れが形成され、前記削粉を前記密閉空間の外部に効率よく排出することができる。
また、本発明は、原動機としての電動機が内蔵されたミッションケースにおいて前記電動機を収容する円筒状部の外表面上で、車両に搭載されたときに外部から視認可能な位置に設けられ所定以上の面積を有する平面部として、周方向に沿って互いに平行に設けられた複数の冷却フィンの一端部に該冷却フィンの長手方向と交差する方向に設けられた平面状の空間部に、レーザ光が照射されることにより施された所定の文字列からなる刻印を備えることを特徴とする。
本発明によれば、車両に搭載されたときに外部から視認可能な位置に刻印が施されたミッションケースが得られる
本発明のミッションケースでは、前記平面部として、前記円筒状部の外周面に周方向に沿って互いに平行に設けられた複数の冷却フィンの一端部に該冷却フィンの長手方向と交差する方向に設けられた平面状の空間部に、所定の文字列からなる刻印が施されている。このとき、前記空間部の位置は外部から視認可能であるので、前記原動機に施された刻印を車両に搭載されたときに外部から確実に視認することができる。
本発明の刻印方法が施されるミッションケースの一実施形態を示す斜視図。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施形態についてさらに詳しく説明する。
図1に示すミッションケース1は、ハイブリッド車に用いられるものであって、原動機としての電動機(図示せず)を内蔵する。ミッションケース1は、アルミニウム製鋳造体である。
ミッションケース1は、円筒状部からなり前記電動機を収容する電動機収容部2と、ディファレンシャルギア収容部3と、外周面が略平面からなるストレーナ収容部4とを備えるとともに、その全体に亘って車体(図示せず)に連結するための複数のボルト孔5を備えている。また、ミッションケース1は、電動機収容部2の外周面に、周方向に沿って互いに平行に設けられた複数の冷却フィン6と、該電動機に電源を接続する端子(図示せず)を挿入するための端子台7とを備えている。
さらに、ミッションケース1は、剛性を確保するとともに重心を調整するために外表面に多数の凹凸部8を備えており、全体的に複雑な曲面形状となっている。このため、製造番号、ロット番号等の所定の文字列を、ミッションケース1の車両に搭載されたときに外部から視認可能であって所定以上の面積を有する平面部に刻印するためには、刻印可能な領域が限られている。
複数の冷却フィン6は、各冷却フィン6aの間に空気が流通する空気流通経路を形成しているとともに、その一端部6bに冷却フィン6の長手方向に交差して設けられ平面状に形成された空間部9を備え、他端部6cが開放している。これにより、複数の冷却フィン6は、前記空気流通経路の一端部6b側から他端部6c側へ又は他端部6c側から一端部6b側へ空気を滞りなく流通させることができる。複数の冷却フィン6は、前記電動機からの熱を効率よく放散するために、ミッションケース1が車両に搭載されたときに外部に開放する位置に設けられている。このため、複数の冷却フィン6は、ミッションケース1が車両に搭載されたときに少なくとも一端部6bが外部から視認可能となっており、冷却フィン6の一端部6bに設けられた空間部9もまた外部から視認可能となっている。
次に、原動機の刻印方法について説明する。まず、冷却フィン6の一端部6bを上方に向けてミッションケース1を刻印作業室内に載置し、該刻印作業室を密閉する。このとき、前記刻印作業室に設けられた集塵装置に、ミッションケース1の冷却フィン6の他端部6cを対向させる。次に、前記集塵装置を作動し前記刻印作業室の内部の空気を排気するとともに、レーザ照射装置によるレーザ光の照射を行う。
前記レーザ光の照射は、例えばファイバレーザを用い、まず、照射径30〜90μm、周波数200〜1000kHz、移動速度800〜1200mm/sの条件で、照射部を移動させながら空間部9全体にレーザ光を照射する。これにより、空間部9全体の表面が削られ、空間部9は周囲とは異なる表面状態になる。次に、例えば、周波数20〜100kHz、移動速度800〜1200mm/sの条件で、照射部を移動させながら空間部9にレーザ光を照射し、所定の線幅及び深さを有する所定の文字列を刻印する。その後、例えば、周波数20〜100kHz、移動速度100〜500mm/sの条件で、得られた刻印にレーザ光を照射することにより、該刻印を酸化させ黒化する。
前記レーザ光の照射の際、前記集塵装置により前記刻印作業室の内部を排気することにより、冷却フィン6の間の前記空気流通経路では一端部6b側から他端部6c側へ向かう空気の流れが形成される。この結果、前記空気流通経路の一端に設けられた空間部9において前記レーザ光の照射によって生じた削粉を、前記空気の流れに乗せて前記集塵装置に集塵することができ、空間部9に前記削粉が付着することを防ぐことができる。
次に、形成された刻印を撮像素子で撮影し、得られた画像を基に該刻印の良否を判定する。このとき、空間部9が周囲とは異なる表面状態になっているとともに前記刻印が黒化されているので、前記カメラの視認性を向上して確実に判定することができる。
以上により、原動機としての電動機が内蔵されたミッションケース1の平面状の空間部9に、レーザ光を照射して所定の文字列を刻印することができる。前記刻印は、ミッションケース1が車両に搭載されたときに外部から視認可能な空間部9に施されているので、例えば車両のボンネットを開けた時にミッションケース1の周囲に配設された配管の隙間から視認可能である。
本実施形態の原動機の刻印方法によれば、前記刻印部材を用いて前記ハンマーで打刻する場合とは異なり、刻印の際に振動により該電動機に悪影響を及ぼすことなく、ミッションケース1が車両に搭載されたときに外部から視認可能な位置に所定の文字列を刻印することができる。
この結果、ミッションケース1に内蔵された原動機としての電動機を備えるとともに、該ミッションケース1の外表面であって車両に搭載されたときに外部から視認可能な位置に設けられた空間部9にレーザ光の照射により施された前記刻印を備える原動機を得ることができる。
1…ミッションケース、 2…円筒状部、 6…複数の冷却フィン、 6a…冷却フィン、 6b…複数の冷却フィンの一端部、 9…平面部、空間部。

Claims (3)

  1. 原動機としての電動機が内蔵されたミッションケースにおいて前記電動機を収容する円筒状部の外表面上で、車両に搭載されたときに外部から視認可能な位置に設けられ所定以上の面積を有する平面部として、周方向に沿って互いに平行に設けられた複数の冷却フィンの一端部に該冷却フィンの長手方向と交差する方向に設けられた平面状の空間部に、レーザ光を照射することにより所定の文字列を刻印することを特徴とするミッションケース刻印方法。
  2. 請求項1記載のミッションケース刻印方法において、
    前記レーザ光の照射は、密閉空間内で該密閉空間を排気しながら行うことを特徴とするミッションケース刻印方法。
  3. 原動機としての電動機が内蔵されたミッションケースにおいて
    前記電動機を収容する円筒状部の外表面上で、車両に搭載されたときに外部から視認可能な位置に設けられ所定以上の面積を有する平面部として、周方向に沿って互いに平行に設けられた複数の冷却フィンの一端部に該冷却フィンの長手方向と交差する方向に設けられた平面状の空間部にレーザ光が照射されることにより施された所定の文字列からなる刻印を備えることを特徴とするミッションケース
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