JP5815903B1 - マグネシアセメント - Google Patents

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Abstract

【課題】保存性に優れ、硬化後に安定性に優れたマグネシアコンクリートとなるマグネシアセメントを提供する。【解決手段】(a)酸化マグネシウム(b)塩化マグネシウムの0〜6水和物の少なくとも1種(c)硫酸マグネシウムの0〜7水和物の少なくとも1種の(a)−(c)を少なくとも含有し、(b)塩化マグネシウムが0水和物または6水和物を含むとき、(c)硫酸マグネシウムが7水和物でないマグネシアセメント。【選択図】なし

Description

本発明は、マグネシアセメントに関する。
塩化マグネシウム又は硫酸マグネシウムのいずれかと、酸化マグネシウムの2成分からなるマグネシアセメントが知られている(特許文献1、2参照)。マグネシアセメントは一般的なポルトランドセメントに比べて硬化速度が速く、成形体強度が高いという好ましい特性を有するが、広く利用されるに至っていない。これは、保存性、硬化後の安定性に問題があるためである。すなわち、原料である塩化マグネシウムが潮解性、硫酸マグネシウムが風解性を有することから、粉体の状態での保存が困難である。そして、潮解性を有する塩化マグネシウムを原料としたマグネシアセメントを硬化したマグネシアコンクリートは、経時で変色、結露、強度低下する、風解性を有する硫酸マグネシウムを原料としたマグネシアセメントを硬化したマグネシアコンクリートは、経時で白化、粉化、強度低下するという問題がある。
特開平7−223856号公報 特開平9−227185号公報
本発明は、保存性に優れ、硬化後に安定性に優れたマグネシアコンクリートとなるマグネシアセメントを提供する。
1.(a)酸化マグネシウム
(b)塩化マグネシウムの0〜6水和物の少なくとも1種
(c)硫酸マグネシウムの0〜7水和物の少なくとも1種
の(a)−(c)を少なくとも含有し、
(b)塩化マグネシウムが0水和物または6水和物を含むとき、(c)硫酸マグネシウムが7水和物でないことを特徴とするマグネシアセメント。
2.前記(a)酸化マグネシウムの比表面積が5m/g以上500m/g以下であることを特徴とする1.に記載のマグネシアセメント。
3.前記(b)塩化マグネシウムが1〜5水和物であることを特徴とする1.または2.に記載のマグネシアセメント。
4.前記(c)硫酸マグネシウムが0〜6水和物であることを特徴とする1.〜3.のいずれかに記載のマグネシアセメント。
5.前記(a)酸化マグネシウムと、前記(b)塩化マグネシウムと前記(c)硫酸マグネシウムとの和の無水塩換算重量比が20:80〜95:5であることを特徴とする1.〜4.のいずれかに記載のマグネシアセメント。
6.前記(b)塩化マグネシウムと(c)硫酸マグネシウムとの無水塩換算重量比が1:0.05〜1:5であることを特徴とする1.〜5.のいずれかに記載のマグネシアセメント。
7.1.〜6.のいずれかに記載のマグネシアセメントを硬化してなるマグネシアコンクリート。
本発明のマグネシアセメントは、従来の2成分系のマグネシアセメントと比較して優れた保存性を有し、粉体の状態で長期間保管することができる。また、本発明のマグネシアセメントを硬化したマグネシアコンクリートは、高湿度下、あるいは低湿度下で使用されても変色等の外観変化、強度低下を起こさない。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明は、(a)酸化マグネシウム
(b)塩化マグネシウムの0〜6水和物の少なくとも1種
(c)硫酸マグネシウムの0〜7水和物の少なくとも1種
の(a)−(c)を少なくとも含有し、
(b)塩化マグネシウムが0水和物または6水和物を含むとき、(c)硫酸マグネシウムが7水和物でないことを特徴とするマグネシアセメントに関する。
(a)酸化マグネシウム
酸化マグネシウムは、鉱石のマグネサイト(炭酸マグネシウム)や、海水にアルカリを反応させて得られる水酸化マグネシウム等を原料とし、焼成等により炭酸根又は水分子等を除く事により得られる。おおむね1800℃以下の温度で焼成された酸化マグネシウムは、水と接触すると等モルの水分子と結合して水酸化マグネシウムとなる水和反応を起こす。
十分な水存在下で酸化マグネシウムが水和反応を起こす際、塩化マグネシウムや硫酸マグネシウム等の塩類が存在すると、その塩類の種類や濃度によりマグネシウムオキシクロライドやマグネシウムオキシサルフェート等のいわゆる副塩を形成する。
酸化マグネシウムの水和反応並びに副塩形成反応は、添加水量を適度に調整する事により、良好な硬化体、いわゆるマグネシアコンクリートを得ることができる。77Kの窒素ガスを吸着させた時の吸着等温線から算出できる比表面積が、5m/g以上500m/g以下の酸化マグネシウムが好ましい。比表面積が5m/g未満では硬化反応が起こりにくく、500m/gより大きいと、硬化後のマグネシアコンクリートがひび割れやすい。比表面積は、10m/g以上200m/g以下であることがより好ましい。
(b)塩化マグネシウム
塩化マグネシウムには、無水塩(0水塩)、1水塩、2水塩、4水塩、6水塩、8水塩、12水塩が存在する。「水塩」とは結晶として単離できる化合物を意味する。本明細書では、塩化マグネシウムを「水和物」として特定しているが、「水和物」とは乾燥等により6水塩より結晶水を取り除き、塩化マグネシウムに対する結晶水のモル比を四捨五入して塩化マグネシウムの状態を表したものである。例えば、塩化マグネシウムに3水塩は存在しないが、塩化マグネシウム6水塩から結晶水を取り除き、塩化マグネシウムと結晶水とのモル比が1:2.5以上1:3.5未満であるものを「塩化マグネシウム3水和物」と呼ぶ。
一般的に塩化マグネシウムと称される物は6水塩であり、本明細書では、「塩化マグネシウム6水和物」と呼ぶ。この塩化マグネシウム6水和物は、空気中の水分を取り込んで水溶液となる潮解性を有する。塩化マグネシウムはその結晶水のモル数に関わらず潮解性を有するが、塩化マグネシウム6水和物は、水分を吸湿するとすぐに結晶が溶解してしまうほど潮解性が強い。また、塩化マグネシウム0水和物(無水塩)は、吸水性が高く、限界水蒸気圧が低い事から6水和物と同等以上の潮解性を有する。
一方、加熱乾燥等により塩化マグネシウム6水和物より結晶水を一部取り除いた塩化マグネシウムの1〜5水和物は、空気中の水分を吸湿しても直ちに結晶の溶解が始まらず、潮解までに若干の時間差がある。
本発明において、(b)塩化マグネシウムは0〜6水和物の少なくとも1種を含有すればよく、2種以上を混合して含有してもよい。塩化マグネシウムは吸湿しても溶解して水溶液となるまで時間のかかる1〜5水和物が好ましい。1水和物は工業的に生産することが困難であるため、2水和物、4水和物が最も好ましい。
(c)硫酸マグネシウム
硫酸マグネシウムには、無水塩(0水塩)、1水塩、2水塩、4水塩、5水塩、6水塩、7水塩、12水塩が存在する。「水塩」とは結晶として単離できる化合物を意味する。一般的に硫酸マグネシウムと称される物は7水塩であり、この硫酸マグネシウム7水塩は、乾燥空気中に放置すると結晶水を失う特性、すなわち、風解性を有する。7水塩は、乾燥条件下20℃で結晶水を1つ失い6水塩となる。また、乾燥条件下で昇温すると常温〜130℃で順次結晶水を6つ失い1水塩となる。高温になるほど多くの結晶水を失い、乾燥条件下約248℃で無水塩となる。硫酸マグネシウム7水塩は常温で結晶水を離水するが、4〜6水塩は常温で安定であり、0〜2水塩は常温で吸湿性を有する。
本明細書では、硫酸マグネシウムを上記(b)塩化マグネシウムと同じく「水和物」として特定している。「水和物」とは乾燥等により7水塩より結晶水を取り除き、硫酸マグネシウムに対する結晶水のモル比を四捨五入して硫酸マグネシウムの状態を表したものである。例えば、硫酸マグネシウムに3水塩は存在しないが、硫酸マグネシウム7水塩から結晶水を取り除き、硫酸マグネシウムと結晶水とのモル比が1:2.5以上1:3.5未満であるものを「硫酸マグネシウム3水和物」と呼ぶ。「硫酸マグネシウム3水和物」は、常温で結晶水を離水しない硫酸マグネシウムであり、食品添加物などとして広く用いられている(第8版食品添加物公定書 657頁参照)。
本発明において、(c)硫酸マグネシウムは0〜7水和物の少なくとも1種を含有すればよく、2種以上を混合して含有してもよい。結晶水量が少ないほど安定性が増すため、0〜6水和物が好ましく、0〜4水和物がより好ましく、0〜3水和物が最も好ましい。また、工業的な製造しやすさの点からは3水和物が好ましい。
本発明のマグネシアセメントにおいて、前記(a)酸化マグネシウムと、前記(b)塩化マグネシウムと前記(c)硫酸マグネシウムとの和(塩総量)の無水塩換算重量比が20:80〜95:5であることが好ましい。前記(a)酸化マグネシウムと、前記(b)塩化マグネシウムと前記(c)硫酸マグネシウムとの和(塩総量)との無水塩換算重量比は、50:50〜85:15であることがより好ましく、60:40〜80:20であることがさらに好ましく、75:25であることが最も好ましい。
塩総量中の(b)塩化マグネシウムと(c)硫酸マグネシウムとの配合比は、任意に調整することができるが、(b)塩化マグネシウムと(c)硫酸マグネシウムの無水塩換算重量比が1:0.05〜1:5としたものが、硬化後のマグネシアコンクリートにおいて、原料塩由来の風解性、潮解性がバランスを取り合い、風解による白化や、潮解による吸湿変色を抑制できるため好ましい。(b)塩化マグネシウムと(c)硫酸マグネシウムとの無水塩換算重量比は、1:0.15〜1:2.5であることがより好ましく、1:0.2〜1:2であることがより好ましく、1:0.3〜1:1.7であることがより好ましく、1:0.4〜1:1.5であることがさらに好ましい。
本発明のマグネシアセメントは、(b)塩化マグネシウムの0〜6水和物の少なくとも1種と(c)硫酸マグネシウムの0〜7水和物の少なくとも1種の両方を含有することを特徴とする。本発明のマグネシアセメントは、(b)塩化マグネシウム、(c)硫酸マグネシウムの両方を含有し、原料塩由来の潮解性と風解性がバランスを取る事により、マグネシアコンクリートの安定性が顕著に優れていると推測される。
ただし、(b)塩化マグネシウム0水和物または6水和物と、(c)硫酸マグネシウム7水和物とを組み合わせると硬化前の粉状であるマグネシアセメントを安定して保存できない。これは、密閉条件下にあっても常温下において風解性を有する硫酸マグネシウム7水和物が放出した水分子を、潮解性を有する塩化マグネシウム0水和物または6水和物が直ちに取り込んで溶解し、塩化マグネシウムを含む遊離水が発生するためである。すなわち、(b)塩化マグネシウム0水和物または6水和物と(c)硫酸マグネシウム7水和物とを混合して、室温で密封保管すると、密封直後には粉末であったものが、数分後には遊離水の水滴が生じ、その混合比によっては数時間経過すると水溶液となる。
この(b)塩化マグネシウム0水和物または6水和物と(c)硫酸マグネシウム7水和物の混合物中に、さらに(a)酸化マグネシウムが含まれていると、生じた遊離水により水和反応が開始してしまう。さらに、塩化マグネシウムの水への溶解、酸化マグネシウムの水和反応はいずれも発熱反応であり、発生した熱により硫酸マグネシウム水和物の風解による離水、並びに酸化マグネシウムの水和反応および副塩形成反応が促進されるため、混合して放置するだけで硬化反応が進行してしまう。
(a)酸化マグネシウム、(b)塩化マグネシウム0水和物または6水和物と(c)硫酸マグネシウム7水和物とを混合したマグネシアセメントは、乾燥雰囲気下室温で密封保管しているだけで硬化してしまうため、粉末の状態で保存することができない。また、大量に混合して保管していると反応で生じた熱が内部に蓄積して100℃以上の高温となるため、火災の危険性がある。
他方、本発明の(a)酸化マグネシウム、(b)塩化マグネシウムの0〜6水和物の少なくとも1種、(c)硫酸マグネシウムの0〜7水和物の少なくとも1種の(a)−(c)を少なくとも含有し、(b)塩化マグネシウムが0水和物または6水和物を含むとき、(c)硫酸マグネシウムが7水和物でないことを特徴とするマグネシアセメントは、乾燥雰囲気下室温で密封保管しても粉体のままであり、保存性、取り扱い性に優れている。
本発明のマグネシアセメントには、必要に応じて繊維補強材、界面活性剤、減水剤、流動化剤、発泡剤、防水材、ポリマー混和剤、軽量化骨材、骨材等の添加剤を配合することができる。例えば、機械的強度を増すために、ガラス繊維、植物性繊維、動物性繊維、化学繊維等の繊維補強材を、軽量化のために軽石、シラス、バーミキュライトなどの無機軽量化骨剤、発泡ウレタンなどの有機軽量化骨材を、発熱および収縮の抑制と低コスト化のために砂や砂利等の骨材を配合することができる。
本発明のマグネシアセメント100重量部に対し、20〜85重量部の範囲で、適量の水を徐々に加えて全体が均一になるまで攪拌混合したスラリーを、型などに流し入れ、静置することにより、マグネシアコンクリートの成形体を得ることができる。加える水の量は、(b)塩化マグネシウムおよび(c)硫酸マグネシウム中の結晶水量に応じて適宜定めることができ、結晶水量が多いと混合する水量は少なくてよい。常温で24時間以上静置する事により、十分な強度を持ったマグネシアコンクリートを得る事ができる。硬化反応は24時間経過後も継続して促進され、約200時間経過すると最強強度に達する。
本発明のマグネシアセメントを硬化してなるマグネシアコンクリートは、高湿度下や低湿度下で使用しても潮解や風解を起こさないため、白化、粉化、強度低下等が起こらず、安定性に優れている。
本発明のマグネシアセメントを硬化してなるマグネシアコンクリートの用途は特に限定されない。例えば、ダム・橋梁・橋脚・トンネル等の建築構造物、壁材・床材・外装パネル等の建築材料、ブロック、電柱、貯水升、下水溝等の土木資材等が挙げられる。
次に、本発明を実施例に基づいて、さらに具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
・硫酸マグネシウム水和物の調製
硫酸マグネシウム7水和物(赤穂化成株式会社製 商品名:精製硫酸マグネシウム 換算水和量7.0水)を出発原料とし、送風定温恒温器(ヤマト科学株式会社製 装置名:DKM600)を用い、通風下50℃で乾燥を行い、約8時間の乾燥により強熱減量47.5%(換算水和量6.1水)の硫酸マグネシウム6水和物を、約15時間の乾燥により強熱減量44.0%(換算水和量5.3水)の硫酸マグネシウム5水和物を、約33時間の乾燥により強熱減量37.5%(換算水和量4.0水)の硫酸マグネシウム4水和物を得た。
硫酸マグネシウム3水和物(赤穂化成株式会社製 商品名:硫酸マグネシウム MG−3K、換算水和量3.0水)と、硫酸マグネシウム0水和物(赤穂化成株式会社製 商品名:硫酸マグネシウム MG−0K、換算水和量0.1水)をそれぞれ2:1、1:2重量部で混合し、硫酸マグネシウム2水和物並びに硫酸マグネシウム1水和物とした。
硫酸マグネシウム7水和物、3水和物、0水和物は、それぞれ上記した市販品を用いた。
・塩化マグネシウム水和物の調製
塩化マグネシウム6水和物(赤穂化成株式会社製 商品名:クリスタリンCS 換算水和量6.0水)を出発原料とし、真空定温乾燥機(TABAI ESPEC CORP社製、装置名:LCV−232)を用い、60℃にて約5時間真空乾燥を行い、全体重量を8.8%減少させた塩化マグネシウム5水和物(換算水和量5.0水)を、70℃〜80℃約18時間真空乾燥を行い、全体重量を17.7%減少させた塩化マグネシウム4水和物(換算水和量3.8水)を、70℃〜80℃約83時間真空乾燥を行い、全体重量を27.5%減少させた塩化マグネシウム3水和物(換算水和量2.9水)を得た。
塩化マグネシウム6水和物は上記した市販品を、塩化マグネシウム0水和物は赤穂化成株式会社製 商品名:無水塩化マグネシウム、換算水和量0.0水を用いた。
なお、塩化マグネシウムは118℃以上に加熱すると分解してしまうため、塩化マグネシウム水和物の水和量確認はMg含有量測定により行った。
・塩化マグネシウム6水和物と硫酸マグネシウム0〜7水和物との粉体での保存安定性試験
上記で調製した塩化マグネシウム6水和物と、硫酸マグネシウム0〜7水和物それぞれとを、粉体のまま重量比が50:50となるように混合し、混合物約1kgをポリ袋に密閉して室内に静置した。
硫酸マグネシウム0〜6水和物を用いたものは、24時間後、20日後ともに、外観の変化は見られず、粉体のままであった。硫酸マグネシウム7水和物を用いたものは、混合直後に遊離水が生じ、24時間後には硬化した。
・塩化マグネシウム0、3〜5水和物と硫酸マグネシウム7水和物との粉体での経時安定性試験
上記で調製した塩化マグネシウム0、3〜5水和物それぞれと、硫酸マグネシウム7水和物とを、粉体のまま重量比が50:50となるように混合し、混合物約1kgをポリ袋に密閉して室内に静置した。
塩化マグネシウム3〜5水和物を用いたものは、24時間後、20日後ともに、外観の変化は見られず、粉体状のままであった。塩化マグネシウム0水和物を用いたものは、24時間後、20日後も粉体を維持したが、混合直後に激しく発熱し、その温度は60℃以上に達した。
「実施例1」
酸化マグネシウム(赤穂化成株式会社製 商品名:AM−2 比表面積:12m/g)60重量部、塩化マグネシウム6水和物(赤穂化成株式会社製 商品名:クリスタリンCS)30重量部、硫酸マグネシウム3水和物(赤穂化成株式会社製 商品名:硫酸マグネシウム MG−3K)10重量部をそれぞれ計量混合し、混合物約1kgをポリ袋に密閉後室内に静置した。(a)〜(c)各成分の無水塩換算重量比は74.1:17.4:8.5である
「実施例2」
(a)〜(c)各成分の無水塩換算重量比を、63.3:14.9:21.8とした以外は実施例1と同様にして、混合物を静置した。
「実施例3」
硫酸マグネシウム3水和物を上記で調製した4水和物とし、(a)〜(c)各成分の無水塩換算重量比を、64.7:15.1:20.2とした以外は実施例1と同様にして、混合物を静置した。
「実施例4」
硫酸マグネシウム3水和物を上記で調製した5水和物とし、(a)〜(c)各成分の無水塩換算重量比を、65.8:15.4:18.8とした以外は実施例1と同様にして、混合物を静置した。
「実施例5」
硫酸マグネシウム3水和物を上記で調製した6水和物とし、(a)〜(c)各成分の無水塩換算重量比を、66.8:15.6:17.6とした以外は実施例1と同様にして、混合物を静置した。
「比較例1」
酸化マグネシウム(赤穂化成株式会社製 商品名:AM−2)60重量部、塩化マグネシウム6水和物(赤穂化成株式会社製 商品名:クリスタリンCS)20重量部、硫酸マグネシウム7水和物(赤穂化成株式会社製 商品名:精製硫酸マグネシウム)20重量部をそれぞれ計量混合し、混合物約1kgをポリ袋に密閉後室内に静置した。(a)〜(c)各成分の無水塩換算重量比は75.8:11.9:12.3である。
「比較例2」
(a)〜(c)各成分の無水塩換算重量比を、67.7:15.8:16.5とした以外は比較例1と同様にして、混合物を静置した。
外観並びに触感により、塩類間の反応による遊離水の有無、並びに硬化の有無を判定した。結果を表1に示す。
Figure 0005815903
実施例1〜4は、静置3日後においても外観上の変化は認められず、遊離水の発生、硬化は認められなかった。静置7日後、20日後も同様に遊離水の発生、および硬化は認められなかった。
塩化マグネシウム6水和物と硫酸マグネシウム6水和物とを用いた実施例5は、静置3日後、7日後には外観上の変化は認められなかった。静置20日後には全体的に緩やかな凝集が認められたものの、手で軽く外圧を加えると速やかに粉末状に戻り、硬化は認められなかった。
比較例1、2は、静置3日後には混合物全体が一体化し、袋ごと持ち上げても板状のままの形を維持するほど硬化した。遊離水は認められなかったが、これは、塩化マグネシウム6水和物の潮解と硫酸マグネシウム7水和物の風解により遊離水は生じたものの、素早くマグネシアセメントの水和に利用されたためであると推測される。
「実施例6」
酸化マグネシウム(商品名:AM−2)60重量部、塩化マグネシウム6水和物(商品名:クリスタリンCS)30重量部、硫酸マグネシウム3水和物(商品名:硫酸マグネシウム MG−3K)10重量部をそれぞれ計量混合した。
この混合物100重量部に対し、水41重量部を徐々に加えながら均一なスラリー状になるように攪拌混合した後、標準砂(一般財団法人日本セメント協会製 商品名:セメント強さ試験用標準砂)141重量部と混練し、40mm×40mm×160mmの供試体が3個作成できる型枠(株式会社関西機械製作所製 商品名:モルタル供試体作成用型枠KC−14)に流し込んで7日間放置して硬化させて供試体1を得た。なお、(a)〜(c)各成分の無水塩換算重量比は74.1:17.4:8.5である。
「実施例7」
酸化マグネシウム(商品名:AM−2)60重量部、塩化マグネシウム6水和物(商品名:クリスタリンCS)20重量部、硫酸マグネシウム3水和物(商品名:硫酸マグネシウム MG−3K)20重量部をそれぞれ計量混合し、この混合物100重量部に対し水44重量部を加え、標準砂144重量部を加え、実施例6と同様にして、供試体2を得た。なお、(a)〜(c)各成分の無水塩換算重量比は72.1:11.3:16.6である。
「実施例8」
酸化マグネシウム(商品名:AM−2)50重量部、塩化マグネシウム6水和物(商品名:クリスタリンCS)25重量部、硫酸マグネシウム3水和物(商品名:硫酸マグネシウム MG−3K)25重量部をそれぞれ計量混合し、混合物100重量部に対し水36重量部を加え、標準砂136重量部を加え、実施例6と同様にして、供試体3を得た。なお、(a)〜(c)各成分の無水塩換算重量比を63.3:14.9:21.8である。
「比較例3」
普通ポルトランドセメント(宇部三菱セメント株式会社製 商品名:普通ポルトランドセメント)100重量部に水50重量部、標準砂200重量部を徐々に加え、実施例6と同様にして供試体4を得た。
実施例6〜8、及び比較例3で得た供試体1〜4について、JIS R5201の記載に準じて圧縮強さと曲げ強さとを測定した。測定は3個の供試体で行い、その相加平均値を表2に示す。
Figure 0005815903
本発明のマグネシアセメントからなる硬化体は、従来のポルトランドセメントからなる硬化体と同等以上の圧縮強さ、曲げ強さを有していることが確かめられた。すなわち、本発明のマグネシアセメントからなる硬化体は、従来のポルトランドセメントが使用されている建築材料等の用途に利用することができる。
「実施例9」
酸化マグネシウム(商品名:AM−2)60重量部、塩化マグネシウム6水和物(商品名:クリスタリンCS)30重量部、硫酸マグネシウム3水和物(商品名:硫酸マグネシウム MG−3K)10重量部をそれぞれ計量混合した。(a)〜(c)各成分の無水塩換算重量比は74.1:17.4:8.5である。
この混合物100重量部に対し、水41重量部を徐々に加えながら均一なスラリー状になるように攪拌混合した後、直径87mm、高さ17mmのプラスチックシャーレにすり切り量流し入れて7日間放置して硬化させて試験片1を得た。
「比較例4」
酸化マグネシウム(赤穂化成株式会社製 商品名:酸化マグネシウムM−150T 比表面積:135m/g)60重量部と硫酸マグネシウム7水和物(商品名:精製硫酸マグネシウム)40重量部との混合物100重量部に対し、水72重量部を加えた以外は、上記実施例9と同様にして試験片2を得た。(a)〜(c)各成分の無水塩換算重量比は75.4:0:24.6である。
「比較例5」
酸化マグネシウム(商品名:AM−2)40重量部と塩化マグネシウム6水和物(商品名:クリスタリンCS)60重量部との混合物100重量部に対し、水40重量部を加えた以外は、上記実施例9と同様にして試験片3を得た。(a)〜(c)各成分の無水塩換算重量比が58.8:41.2:0である。
・風解性評価
40℃に設定した送風定温恒温器(ヤマト科学株式会社製 装置名:DKM600)内に試験片1、2を9日間静置した。送風定温恒温器内の湿度は20%RH以下(測定値)であった。
9日間静置した後の試験片の外観を観察した。また、精密力量測定器(株式会社丸菱科学機械製作所製 装置名:PL−1500)を用い、静置後の試験片の支点間距離50mmとした3点曲げ強さを測定した。測定は3個の試験片で行い、その相加平均値を示す。結果を表3に示す。
Figure 0005815903
実施例9で作製した試験片1は、40℃、20%RH以下に9日間静置した後も外観に変化はなく、十分な曲げ強さを維持していた。原料塩として風解性を有する硫酸マグネシウム7水和物のみを用いた比較例4で作製した試験片2は、40℃、20%RH以下に9日間静置した後に白化し、多数のひび割れが生じていた。試験片2は、ひび割れにより3点曲げ強度試験機にセットすることができなかったためその曲げ強度は測定不可であった。
・潮解性評価
40℃95%RHに設定した恒温恒湿槽(日立アプライアンス株式会社製 装置名:日立恒温恒湿槽 EC−26MHP)内に試験片1、3を9日間静置した。
また、上記風解性評価と同様にして、静置後の試験片の3点曲げ強さを測定した。測定は3個の試験片で行い、その相加平均値を示す。結果を表4に示す。
Figure 0005815903
実施例9で作製した試験片1は、40℃、95%RH以下に9日間静置した後も外観に変化はなく、十分な曲げ強さを維持していた。原料塩として潮解性を有する塩化マグネシウム6水和物のみを用いた比較例5で作製した試験片3は、40℃、95%RH以下に9日間静置した後に表面に多数の水滴が生じ、またひび割れが生じていた。また、試験片3の曲げ強度は、試験片1の約40%まで低下した。
本発明の(a)酸化マグネシウム、(b)塩化マグネシウムの0〜6水和物の少なくとも1種、(c)硫酸マグネシウムの0〜7水和物の少なくとも1種の(a)−(c)を少なくとも含有し、(b)塩化マグネシウムが0水和物または6水和物を含むとき、(c)硫酸マグネシウムが7水和物でないマグネシアセメントは、塩化マグネシウムの潮解性と硫酸マグネシウムの風解性とがバランスを取り合い、風解による白化や、潮解による吸湿変色を抑制でき、劣化しにくいことが確かめられた。

Claims (7)

  1. (a)酸化マグネシウム
    (b)塩化マグネシウムの0〜6水和物の少なくとも1種
    (c)硫酸マグネシウムの0〜7水和物の少なくとも1種
    の(a)−(c)を少なくとも含有し、
    (b)塩化マグネシウムが0水和物または6水和物を含むとき、(c)硫酸マグネシウムが7水和物でないことを特徴とするマグネシアセメント。
  2. 前記(a)酸化マグネシウムの比表面積が5m/g以上500m/g以下であることを特徴とする請求項1に記載のマグネシアセメント。
  3. 前記(b)塩化マグネシウムが1〜5水和物であることを特徴とする請求項1または2に記載のマグネシアセメント。
  4. 前記(b)塩化マグネシウムが6水和物であることを特徴とする請求項1または2に記載のマグネシアセメント。
  5. 前記(c)硫酸マグネシウムが0〜6水和物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマグネシアセメント。
  6. 前記(a)酸化マグネシウムと、前記(b)塩化マグネシウムと前記(c)硫酸マグネシウムとの和の無水塩換算重量比が20:80〜95:5であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のマグネシアセメント。
  7. 前記(b)塩化マグネシウムと(c)硫酸マグネシウムとの無水塩換算重量比が1:0.05〜1:5であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のマグネシアセメント。
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