JP5815743B2 - 真空処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は真空処理装置に関する。特に、真空容器内で傾斜可能に設けられた基板ホルダーに保持された基板を冷却できる真空処理装置に関する。
基板ホルダーに保持された基板を冷却する成膜装置の冷凍機に、GM式の冷凍機を用いたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この成膜装置では、基板ホルダー内に冷凍機を配置し、基板を効率よく冷却できるように構成されている。冷凍機との間でヘリウムガスをやり取りする圧縮装置を真空容器の外部に配置し、冷凍機と圧縮装置とは、冷媒としてのヘリウムを移送するホースで接続されている。
特開2011−149100号公報
特許文献1の技術では、基板ホルダーに冷凍機が内蔵されている構造のため、基板ホルダーを傾けるためには冷凍機をも傾けなければならない。冷凍機を傾ける場合は、冷凍機に連結されているホースが、基板ホルダーの傾きに応じて屈曲することになる。ここで、ホースはフレキシブルな素材で構成されているものの、内部のヘリウムガスによる高圧力に耐えられる構造になっている。すなわち、ホースは所定の曲率半径より小さな曲率半径での屈曲に対して弱い性質を持っている。そのため、冷凍機を傾ける場合にはホースの距離率半径を所定値以上に抑える必要がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、真空容器内で傾斜する基板ホルダーに保持された基板を冷却できる真空処理装置を提供することを目的にする。
本発明の真空処理装置は、内部で真空処理を可能とする真空容器と、ターゲットを取り付け可能なターゲットホルダーと、基板が保持される基板ホルダーと、ターゲットホルダーにターゲットが取り付けられた際に、基板ホルダーを回動軸まわりに回動させることで、基板ホルダーに保持された基板を前記ターゲットに対して傾斜させる傾斜手段と、基板ホルダーに設けられ、真空容器の外側に設けられた圧縮装置とともに作用することで、基板ホルダーに保持された基板を冷却する冷却装置と、圧縮装置と冷却装置との間で冷媒が移送される移送部と、真空容器の外側に設けられ、所定の曲率半径を越えない状態で移送部が収容される収容手段と、を備え、収容手段は、冷却装置と一端部が連結され、回動軸から所定距離離間した位置で他端部が移送部と連結され、基板ホルダーの回動動作に伴って回動する連結部と、連結部の回動動作に伴って、移送部を所定の曲率半径を越えない範囲で屈曲させて案内する第1のガイド部とを有することを特徴とする。
本発明の真空処理装置によれば、真空容器内で傾斜する基板ホルダーに保持された基板を冷却できる真空処理装置を提供できる。特に、GM式の冷凍機を用いて基板を冷却する基板ホルダーを備えているため、熱流入の比較的大きな真空プロセスや装置構成においても基板を傾けながら十分に冷却できる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施の形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
本発明の第1実施形態に係る真空処理装置の概略図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 本発明の第1実施形態に係る基板ホルダーを傾けたときのホースの状態を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る真空処理装置の概略図である。 本発明の第2実施形態に係る基板ホルダーを傾けたときのホースの状態を示す説明図である。
以下に、本発明の各実施形態について図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は発明を具体化した一例であって本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。各実施形態において、真空処理装置1としてスパッタリング装置を例にとって説明するが、他の蒸着装置やエッチング装置にも本発明を適用できることはもちろんである。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る真空処理装置を図1〜4に基づいて説明する。図1は真空処理装置1の概略図、図2は図1のA−A断面図であり、ホルダー回動軸Oに垂直な面での真空処理装置1中央部の断面概略図、図3は図1のB−B断面図であり、ホルダー回動軸Oに平行な重力方向の面での基板ホルダー10の断面概略図である。また、図4は基板ホルダー10を傾けたときのホース17の状態を示す説明図である。
真空処理装置1は、スパッタリング装置であり、基板ホルダー10がカソード5(ターゲットホルダー)に対して傾斜することにより、カソード5の対象ターゲットTGからスパッタされた被成膜物質(スパッタ粒子)が基板Wに入射する角度(入射角)を変化させることができる。真空処理装置1は、基板ホルダー10とカソード5を真空容器3内に有している。
ターゲットホルダーとしてのカソード5は、カソード回転軸Cを回転軸として回転する回転カソードである。外周部に3つのターゲットTGを取り付けて、基板ホルダー10に対向させることで成膜に使用するターゲットTGを選択することができる。ターゲットTG表面に磁場を生じさせるマグネットがカソード5の内部に備えられている。基板ホルダー10に対向させたターゲットTGに不図示の電源からの電力を印加することにより選択したターゲットTGをスパッタすることができる。また、カソード5を回転させて、基板ホルダー10に保持された基板Wに対向するターゲットTGの相対角度を変化させることもできる。従って、カソード5の回転によっても、選択したターゲットTGからスパッタされた被成膜物質が基板Wに入射する角度を調整することができる。スパッタ粒子を基板Wに角度を付けて入射させることにより膜厚の均一化などが図れる。カソード5の周囲にはプロセスガスを導入する不図示のガス導入装置が設けられている。
基板ホルダー10は、基板Wを保持するステージ11(基板ステージ)を有しており、ホルダー回動軸O(回動軸)のまわりに回動する傾斜装置によって傾斜可能に構成されている。傾斜装置によって基板ホルダー10は、ホルダー回動軸Oのまわりに回動され、ステージ11上の基板WがターゲットTGと対向する相対角度を調整することができる。傾斜装置は、基板ホルダー10をホルダー回動軸Oのまわりに回動動作させる装置であり、基板ホルダー10と連結され、真空容器3に対して回動する回動部材12を有している。傾斜装置は、回動部材12の他に、回動部材12を真空容器3に支持するベアリング、回動部材12と真空容器3の接続部分をシールするシール機構、回動部材12を回動させる駆動源、駆動源の回動角度を検知することで基板ホルダー10の傾斜角度を検知するセンサー、センサーからの信号と予め入力された設定値とから駆動源を制御する制御装置を有して構成されている。カソード5の回転角度調整と傾斜装置によって、ターゲットTGから基板Wに入射するスパッタ粒子の相対角度(入射角度)を自由に調整することができる。
基板ホルダー10の内部にはステージ11を冷却する冷却装置としての冷凍機13が備えられている。冷凍機13は基板ホルダー10内に取り付けられており、傾斜装置によって基板ホルダー10とともに回動(傾斜)する。なお、基板ホルダー10は内部が気密に構成されており、真空容器3内が真空雰囲気であっても基板ホルダー10内部は大気圧に保持できる。
冷凍機13(冷却装置)は、GM式の冷凍機である。GM式冷凍機は、冷凍機内部の蓄冷剤の入ったシリンダ内のピストン(ディスプレーサ)を上下駆動させてヘリウムガスを断熱膨張させることで極低温まで冷却できる冷凍機であり、圧縮装置27とともに使用(作用)する。本実施形態では冷媒としてヘリウムガスを用いている。真空容器3の外側には図3に模式的に示すように圧縮装置27が配置されている。冷凍機13のシリンダ内で、圧縮装置27から供給された高圧ヘリウムガス(高圧冷媒)を膨張させて冷凍機13に連結されたステージ11を介して基板Wを冷却する。冷凍機内で膨張した低圧ヘリウムガス(低圧冷媒)は圧縮装置に回収され、圧縮装置内で高圧ヘリウムガスとして圧縮される。
冷凍機13と圧縮装置の間は、高圧ヘリウムガスを移送できるホース(移送部)17を介して接続されている。ホース17は圧縮装置から冷凍機13に高圧ヘリウムガスを供給する供給ホースと、冷凍機13から圧縮装置にヘリウムガスを戻す回収ホースとから構成されている。また、冷凍機13には2つのホース17とそれぞれ連結される連結部15が設けられている。具体的には、連結部15は冷凍機13のシリンダ内に通じる不図示の移送口に連結されている。そして、連結部15を介して、移送口からシリンダ内に高圧ヘリウムガスを供給し、シリンダ内で膨張した低圧ヘリウムガスを他の移送口から冷凍機13の外部に排出する。連結部15は剛性の金属製管状部材であり、基板ホルダー10に伴って回動(傾斜)する。
なお、ホース17の屈曲使用時に耐久できる曲率半径は、固定使用時に耐久できる曲率半径と比較して大きくなる。そのため、繰り返しの屈曲される用途で使用されるホースは、所定の範囲で曲率半径を制御する必要がある。すなわち、真空処理装置1においてホース17を屈曲させて使用する際には、耐久使用できる所定の曲率半径を越えない範囲の曲率半径で使用することが望ましい。
真空容器3の大気側の側面には、ホース17をホルダー回転軸Oの回りに渦巻状に配置して収容する収容装置(収容手段)が設けられている。ホース17は、基板ホルダー10の傾斜する動作に伴って回転屈曲などして動く。そのため、収容装置は、ホース17の曲率半径や引回しの道筋を規制し、基板ホルダー10の傾き状態に係らず、ホース17が所定の曲率半径を越えて屈曲されないようにする装置である。また、収容装置は、ホース17が動く際の摩擦や外部応力も低減する。
収容装置は、連結部15とローラーガイド(第1のガイド部)19とを少なくとも備えている。ホース17は、基板ホルダー10の回動方向にならって屈曲されて渦巻き状に巻かれている。図1の配置では、基板ホルダー10がターゲットTGに対して傾斜される際の回動方向は右方向なのでホース17は右巻きである。なお、ホルダー回動軸Oが通過する真空容器3の逆側面に収容装置を配置した場合には回動方向は左方向になるのでホース17は左巻きになる。このような方向にホース17を屈曲させることで、真空容器3の側壁の寸法に合わせてホース17を収容できる。また、基板ホルダー10の傾き角度が0°のときにホース17に弛みが少ない配置になるためホース17のメンテナンス作業が容易になる。
連結部15は、上述のように冷凍機13に連結された管状部材であり、ホース17の引回しの始点位置Sを決定する部材である。また、連結部15は、基板ホルダー10の傾斜する動作の際に発生する曲げや捩れ方向の応力に耐えられる強度を有している。連結部15の一端には冷凍機13が連結され、他端部にはホース17が連結されている。なお、冷凍機13とは真空容器3の内側で連結され、ホース17とは真空容器3の外側で連結されている。
ローラーガイド19を構成する各ローラーは、ベアリングを介して真空容器3の外壁面に支持された円筒部材である。ホース17が接触移動した際にローラーが滑らかに回転し、ホース17との抵抗を小さくする。そのため、基板ホルダー10の傾斜する動作を滑らかに行うことができる。ローラーの一部にはホース17の支持溝が形成してあり、ホース17が所定の道筋から外れないようになっている。
第1のガイド部としてのローラーガイド19は、真空容器3の外壁にホース17を引回して収容する道筋に沿って並べて設けられる複数のローラーを有している。ローラーガイド19によって、基板ホルダー10の回動に伴って移動するホース17は、所定の曲率半径を越えない状態で屈曲され、渦巻状に案内されて収容される。
ホース17の一端部は、ホルダー回転軸Oから径方向に所定距離離間した位置(始点位置S)で連結部15と連結されている。このため、ホース17の一端部は連結部15から回動方向に力が伝達される。従って、収容装置に収容されるホース17は、始点位置Sとホルダー回転軸Oとの距離以上の曲率半径となる。ここで、ホース17が十分耐久使用できる曲率半径となるように、始点位置Sとホルダー回転軸Oの距離(所定距離)が決定される。
真空容器3の外壁には、終端固定部21(固定部)が真空容器3の所定位置に固定されている。終端固定部21は、連結部15に連結されたホース17の逆側が接続される部材であり、収容装置内でのホース17の引回しの終点位置Lを決定する部材である。終端固定部21に固定されたホース17の終端は、さらに別のホースに接続されて圧縮装置に接続されている。終端固定部21によってホース17の終点位置Lが固定される。そのため、終点位置Lから圧縮装置までに設置されるヘリウムガス移送用のホースは基板ホルダー10の動作によっては動かないため取り回しが容易になる。
さらに、真空容器3の外壁には、ホース17を収容する道筋を保護するカバー(カバー部材)23が設けられている。カバー23は、ローラーガイド19の終端ローラー19aと終端固定部21との間に位置するホース17が、予想外の外部応力で変形しないように保護するものである。
図4に基づいて収容装置の動作を説明する。図4の4aと4bは、それぞれ基板ホルダー10の傾き角度が、0°と120°のときのホース17の状態を示す説明図である。基板ホルダー10は、傾き0°から120°の任意の角度に設定することができる。基板ホルダー10の傾き角度によらず、ホース17の引回しの終点位置Lに変化はない。しかし、傾き角度が0°から120°になると、ホース17の引回しの始点位置SはS1からS2に移動する。連結部15は剛性部材であるため、基板ホルダー10の傾斜する動作に同期して回動する。そのため、基板ホルダー10の傾斜する動作に伴ってホース17の始点位置Sには、S1からS2に移動させる応力が加わる。ホース17の始点位置SがS1からS2に変化するに伴い、ホース17はローラーガイド19に沿って屈曲されながら移動する。
ローラーガイド19の終端ローラー19aから終端固定部21までは、ローラーは配置されておらず、ホース17が他の部材から応力を受けない部分である。そして、ホース17の始点位置Sの変化に伴い、終端ローラー19aから終端固定部21までに位置するホース17の長さが変化する。すなわち、基板ホルダー10の傾きが0°のとき(図4の4a参照)は、ホース17は基準線A(図4参照)を超えない配置であるが、傾きが120°のとき(図4の4b参照)は基準線Aを超える位置までホース17が展開する。そして、基板ホルダー10の傾斜角度によらず、終端ローラー19aから終端固定部21までに展開されるホース17は耐久使用できる曲率半径になっている。また、ローラーガイド19により案内される部分のホース17は、耐久使用できる曲率半径とされている。すなわち、基板ホルダー10の傾き角度に係らず、ホース17は所定の曲率半径を超えないように屈曲した状態でホース17を収容することができる。
本発明によれば、真空容器3内でターゲットTGに対して傾斜可能に備えられた基板ホルダー10に保持された基板Wを冷却するために、基板ホルダー10内にGM式の冷凍機13を備える真空処理装置1を提供することができる。真空処理装置1は、冷凍機13としてGM式の冷凍機を用いるため、熱流入の比較的大きな真空プロセスや装置構成においても基板Wを傾けながら十分に冷却できる。さらに、真空処理装置1は、ホース17を十分大きな曲率半径で収納することができるためホース17に負荷をかけることがなく、メンテナンス間隔を長くすることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る真空処理装置を図5,6に基づいて説明する。第1実施形態の構成要素と同一の構成要素については同一の参照番号を付して説明を省略する。本実施形態と上述した第1の実施形態との主な違いは、本実施形態に係る真空処理装置2の収容装置がローラーの一部に換えて回転ガイド25(第2のガイド部)を備えていることである。
第2のガイド部としての回転ガイド25は、連結部15を傾斜する動作に伴って回動する円弧状に湾曲した板状部材であり、基板ホルダー10の傾きに応じて、湾曲した板状部分にホース17を接触させて案内できる。回転ガイド25は、ホース17が耐久使用できる曲率半径に構成されている。また、回転ガイド25とホース17を挟んで対向する位置には、ローラーガイド19(第1のガイド部)を構成するローラーの一部が設けられており、回転ガイド25とローラーによってホース17が案内される。また、回転ガイド25に対向しない部分のローラーガイド19であって、終端固定部21側では第1の実施形態と同様にホース17を挟み込むようにローラーが配置されている。従って、回転ガイド25によって、ホース17は、ローラーガイド(第1のガイド部)19に案内される。
また、回転ガイド25に、連結部15との接続部分近傍のホース17を固定すると、基板ホルダー10を傾けた際、ホース17と連結部15との接続部分に加わる曲げ応力を緩和することができる。また、ローラーガイド19の設置ではローラー間に隙間が生じるため、その区間でホース17の曲率半径が変化するが、回転ガイド25を用いることにより、ローラー間でのホース17の曲率半径の変化をなくすことができる。
図6に基づいて回転ガイド25の効果を説明する。基板ホルダー10は、傾き0°から120°の任意の角度に設定することができる。基板ホルダー10の傾きが0°のとき(図6の6a)には、回転ガイド25の板状部分の大部分にホース17が接している。そのため、回転ガイド25が配置されている部分では、ホース17は回転ガイド25の曲率半径を超えない。一方、連結部15との接続部分近傍のホース17が回転ガイド25に固定されている。そのため、基板ホルダー10の傾きが120°のとき(図6の6b)でも、連結部15との接続部分近傍のホース17に負荷される応力が変化せず、基板ホルダー10の傾斜により、連結部15との接続部分近傍のホース17の曲率は変化しない。すなわち、基板ホルダー10の回動動作によるホース17の局所的な湾曲を防ぐことができる。
本実施形態の真空処理装置2は、上述した真空処理装置1と同様な効果を有している。特に、ホース17を十分大きな曲率半径で収納することがより確実にできる。また、基板ホルダー10の回動動作によるホース17の局所的な湾曲を防ぐことができる。そのため、メンテナンス間隔を長くすることができる。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
本願は、2011年12月28日提出の日本国特許出願特願2011−287445を基礎として優先権を主張するものであり、その記載内容の全てを、ここに援用する。

Claims (4)

  1. 内部で真空処理を可能とする真空容器と、
    ターゲットを取り付け可能なターゲットホルダーと、
    基板が保持される基板ホルダーと、
    前記ターゲットホルダーにターゲットが取り付けられた際に、前記基板ホルダーを回動軸まわりに回動させることで、前記基板ホルダーに保持された基板を前記ターゲットに対して傾斜させる傾斜手段と、
    前記基板ホルダーに設けられ、前記真空容器の外側に設けられた圧縮装置とともに作用することで、前記基板ホルダーに保持された基板を冷却する冷却装置と、
    前記圧縮装置と前記冷却装置との間で冷媒が移送される移送部と、
    前記真空容器の外側に設けられ、所定の曲率半径を越えない状態で前記移送部が収容される収容手段と、を備え、
    前記収容手段は、
    前記冷却装置と一端部が連結され、前記回動軸から所定距離離間した位置で他端部が前記移送部と連結され、前記基板ホルダーの回動動作に伴って回動する連結部と、
    前記連結部の回動動作に伴って、前記移送部を所定の曲率半径を越えない範囲で屈曲させて案内する第1のガイド部と、を有することを特徴とする真空処理装置。
  2. 前記移送部の一端部を前記真空容器の外側の所定位置に固定する固定部を備えることを特徴とする請求項1に記載の真空処理装置。
  3. 前記収容手段は、前記基板を傾斜する動作に伴って回動し、前記第1のガイド部に案内されるように前記移送部を案内する第2のガイド部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の真空処理装置。
  4. 前記移送部は、前記基板ホルダーが回動動作する際の回動方向にならって屈曲されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の真空処理装置。
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