JP5815428B2 - ハンディターミナル及びハンディターミナル用充電器並びにハンディターミナルの充電方法 - Google Patents

ハンディターミナル及びハンディターミナル用充電器並びにハンディターミナルの充電方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報コードを読み取るハンディスキャナや業務用PDA等のハンディターミナル及びハンディターミナル用充電器並びにハンディターミナルの充電方法に関する。
従来から、工場や倉庫における商品やその包装箱等に付されているバーコードや二次元コード等の情報コードを読み取るために、ハンディターミナルが使用されている。ハンディターミナルには、商用電源等の電源ラインに常時接続されているものもあるが、一般にはコードレスで使用されるものが多い。以下では、コードレス型のハンディターミナルについて説明する。このようなコードレスタイプのハンディターミナルには、充電池又は乾電池が装着され、ハンディターミナルはそれらからの電力を用いてバーコードや2次元情報といった情報コードの読み取り等の動作を行なう。ハンディターミナルは、情報コードを読み取る際にはユーザによって把持され、ユーザによって把持されない場合、充電機能を有する置き台にユーザによって載置される。置き台は商用電源に接続されており、充電池がハンディターミナルに装着されている場合、ハンディターミナルが置き台に正しく載置されると、ハンディターミナルに装着されている充電池は充電される(例えば特許文献1)。また、ハンディターミナルによって取得されるデータは、置き台を介してホストコンピュータに送信され、ホストコンピュータによって管理される。それらハンディターミナルと、置き台と、ホストコンピュータとによってハンディターミナルシステムが構成される。
このような置き台によりハンディターミナルを充電する充電速度は固定である。また、ハンディターミナルの充電が開始される制御及び充電電圧も固定である。つまり、満充電でない状態で置き台に載置されると、そのバッテリ残量の多寡にかかわらず毎回充電が開始され、満充電状態まで充電される。一般には、ユーザの利便性を考慮して、常に最速で満充電するように充電電流はなるべく高めに設定され、また、充電電圧もなるべく高めに設定され、バッテリの残量の多寡にかかわらず毎回置き台に載置されると、充電が開始されるようにされている。
しかしながら、上記のように充電電流を大きくした設定だと、充電時間は短くなる一方、バッテリ容量の劣化を進める虞がある(短時間で急速充電するとバッテリ容量の劣化を招く)。したがって、急速充電が不要な場合、バッテリ容量の劣化を拒むユーザは、充電時間をなるべく長くしたい。同様に充電電圧が高めな設定だと、充電容量が大きくなり、使用時間を長くできる一方、バッテリの劣化を進める虞がある(充電電圧が高いと過充電状態となってバッテリの劣化を招く)。したがって、大容量が不要な場合、バッテリ容量の劣化を抑制したいユーザは充電電圧をなるべく低くしたい。
同様に、バッテリ残量の多寡に関わらずハンディターミナルを置き台に載置すると常に充電が開始されるような従来の充電制御の場合、常に充電された状態になる一方、充電頻度(充電回数)が増し、バッテリの劣化を招く虞がある。この問題は、ハンディターミナルを一度使用し始めると長時間置き台に置かないユーザ(例えば倉庫の棚卸し業者等)にとってはあまり問題ないかもしれないが、ハンディターミナルの一度の使用時間が短く、頻繁に何回も置き台に置くユーザ(例えば売店のレジ担当者等)にとっては、顕著な問題として現れる。したがって、大容量が不要な場合、バッテリ容量の劣化を拒むユーザは充電頻度をなるべく低くしたい。
だからといって、ハンディターミナルの出荷時に充電電流や充電電圧を低く設定し、ある程度バッテリ容量が減らないと充電を開始しない等の制御を入れてしまうと、最速で満充電したいと思っているユーザや長時間使用が必要なユーザの運用に耐えない。このような問題は、ハンディターミナルの出荷先として、異なるユーザのみならず、同一のユーザを考えた場合にも発生し得る。具体的には、1台のハンディターミナルを購入したあるユーザが、例えば店舗と倉庫の両方で使用する場合が当てはまる。店舗で使用する場合、1日複数回使用し、1回の使用時間は短いことから、大容量(満充電)は必要ではない。すなわち、店舗で使用する場合には、充電電圧を低くすることによりバッテリの劣化を防ぐことができるような設定になっていて欲しい。その一方で、倉庫で使用する場合、1回の使用時間が長いことから、高い充電電圧で満充電まで充電したい。すなわち、倉庫で使用する場合には、とにかく満充電まで充電できるような設定になっていて欲しい。その代わりに使用頻度は1日1回程度と低いため、充電電流を低くして(ゆっくり充電して)バッテリの劣化を防ぐ設定にしたい。しかしながら、上述の通り、従来のハンディターミナルは充電速度や充電電圧、充電制御が固定であったため、このような用途に対応できないという問題があった。
特開2010−026606号公報
本発明は、従来のこのような問題点に鑑みてなされたものである。本発明の主な目的は、ユーザの要求に応じて適切な充電方法に変更でき、ひいてはユーザの利便性を高めることが可能なハンディターミナル及びハンディターミナル用充電器並びにハンディターミナルの充電方法を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面に係るハンディターミナルによれば、シンボルの光学的読取を行う読取部22と、前記読取部22により読み取られたシンボルの情報を含む各種情報を表示するディスプレイ部30と、前記ディスプレイ部30に各種情報が表示された状態でユーザからの入力操作を受け付けるためのキー入力部41と、を備え、前記キー入力部41で受け付けた入力操作によりシンボルの光学読取を行う際にユーザによって把持される一方、外部の電力供給源に接続されたハンディターミナル用置き台200に載置可能なハンディターミナルであって、前記ハンディターミナルへ駆動電力を供給する二次電池と、前記二次電池の電池電圧を測定するための電圧測定部と、ハンディターミナル用置き台200と電気的に接続するための受電接続部と、前記電圧測定部で測定された前記二次電池の電池電圧が所定の閾値電圧に上昇するまで所定の充電電流により定電流充電を行い、当該所定の閾値電圧で定電圧充電を行い、充電電流が所定の閾値電流に下がったときに満充電と判定して充電を終了するよう、前記ハンディターミナル用置き台200から前記受電接続部を介して前記二次電池への充電を行う充電制御手段と、前記充電制御手段により前記二次電池への充電を行う充電モードとして、前記満充電と判定されるときの前記二次電池の電池電圧である充電完了電圧、充電が必要であるとして充電を開始するための充電開始電圧、及び前記定電流充電を行う際の前記所定の充電電流の3つのパラメータの内、少なくとも2つのパラメータ値の組を一の充電条件とし、充電条件の異なる複数の充電モードとして、該少なくとも2つのパラメータ値の各々について、それぞれ第一パラメータ値が対応付けられた第一充電モードと、第二パラメータ値が対応付けられた第二充電モードとを記憶する充電モード記憶手段と、前記第一充電モード又は前記第二充電モードから一の充電モードを選択するための充電モード選択手段と、を備え、前記充電制御手段は、前記ハンディターミナルがハンディターミナル用置き台200に載置された場合に、前記充電モード選択手段により選択された一の充電モードに基づいて、前記二次電池への充電を行うことができる。
このように、ハンディターミナルに複数の充電モードを記憶しておき、この中から出荷元又はユーザが一の充電モードを選択できる。これにより、ユーザの要求に応じて適切な充電方法に変更でき、ひいてはユーザの利便性を高めることができる。特に、1台のハンディターミナルを多用途例えば店舗と倉庫に使う場合であっても、各場面に応じて適切な充電方法に変更できる。
また、第2の側面に係るハンディターミナルによれば、シンボルの光学的読取を行う読取部22と、前記読取部22により読み取られたシンボルの情報を含む各種情報を表示するディスプレイ部30と、前記ディスプレイ部30に各種情報が表示された状態でユーザからの入力操作を受け付けるためのキー入力部41と、を備え、前記キー入力部41で受け付けた入力操作によりシンボルの光学読取を行う際にユーザによって把持される一方、外部の電力供給源に接続されたハンディターミナル用置き台200に載置可能なハンディターミナルであって、前記ハンディターミナルへ駆動電力を供給する二次電池と、前記二次電池の電池電圧を測定するための電圧測定部と、ハンディターミナル用置き台200と電気的に接続するための受電接続部と、前記電圧測定部で測定された前記二次電池の電池電圧が所定の閾値電圧に上昇するまで所定の充電電流により定電流充電を行い、当該所定の閾値電圧で定電圧充電を行い、充電電流が所定の閾値電流に下がったときに満充電と判定して充電を終了するよう、前記ハンディターミナル用置き台200から前記受電接続部を介して前記二次電池への充電を行う充電制御手段と、前記充電制御手段により前記二次電池への充電を行う充電モードとして、前記満充電と判定されるときの前記二次電池の電池電圧である充電完了電圧、充電が必要であるとして充電を開始するための充電開始電圧、及び前記定電流充電を行う際の前記所定の充電電流の3つのパラメータの内、少なくとも2つのパラメータ値の組を一の充電条件とし、充電条件の異なる複数の充電モードとして、該少なくとも2つのパラメータ値の各々について、それぞれ第一パラメータ値が対応付けられた第一充電モードと、当該パラメータ値の組のうち一方に、当該第一パラメータ値が対応付けられ、当該パラメータ値の組のうち他方に、当該第一パラメータ値よりも小さい第二パラメータ値が対応付けられた第二充電モードとを記憶する充電モード記憶手段と、前記第一充電モード又は前記第二充電モードから一の充電モードを選択するための充電モード選択手段と、を備え、前記充電制御手段は、前記ハンディターミナルがハンディターミナル用置き台200に載置された場合に、前記充電モード選択手段により選択された一の充電モードに基づいて、前記二次電池への充電を行うことができる。
さらに、第3の側面に係るハンディターミナルによれば、シンボルの光学的読取を行う読取部22と、前記読取部22により読み取られたシンボルの情報を含む各種情報を表示するディスプレイ部30と、前記ディスプレイ部30に各種情報が表示された状態でユーザからの入力操作を受け付けるためのキー入力部41と、を備え、前記キー入力部41で受け付けた入力操作によりシンボルの光学読取を行う際にユーザによって把持される一方、外部の電力供給源に接続されたハンディターミナル用置き台200に載置可能なハンディターミナルであって、前記ハンディターミナルへ駆動電力を供給する二次電池と、前記二次電池の電池電圧を測定するための電圧測定部と、ハンディターミナル用置き台200と電気的に接続するための受電接続部と、前記電圧測定部で測定された前記二次電池の電池電圧が所定の閾値電圧に上昇するまで所定の充電電流により定電流充電を行い、当該所定の閾値電圧で定電圧充電を行い、充電電流が所定の閾値電流に下がったときに満充電と判定して充電を終了するよう、前記ハンディターミナル用置き台200から前記受電接続部を介して前記二次電池への充電を行う充電制御手段と、前記充電制御手段により前記二次電池への充電を行う充電モードとして、前記満充電と判定されるときの前記二次電池の電池電圧である充電完了電圧、充電が必要であるとして充電を開始するための充電開始電圧、及び前記定電流充電を行う際の前記所定の充電電流の3つのパラメータの内、少なくとも2つのパラメータ値の組を一の充電条件とし、充電条件の異なる複数の充電モードとして、該少なくとも2つのパラメータ値の各々について、それぞれ第一パラメータ値が対応付けられた第一充電モードと、該少なくとも2つのパラメータ値の各々について、それぞれ前記第一パラメータ値よりも小さい第二パラメータ値が対応付けられた第二充電モードとを記憶する充電モード記憶手段と、前記第一充電モード又は前記第二充電モードから一の充電モードを選択するための充電モード選択手段と、を備え、前記充電制御手段は、前記ハンディターミナルがハンディターミナル用置き台200に載置された場合に、前記充電モード選択手段により選択された一の充電モードに基づいて、前記二次電池への充電を行うことができる。
さらにまた、第4の側面に係るハンディターミナルによれば、前記充電モード記憶手段は、前記充電完了電圧、および前記充電電流の2つのパラメータ値の組を一の充電条件として、前記第一充電モードと第二充電モードを記憶することができる。
さらにまた、第5の側面に係るハンディターミナルによれば、前記第一充電モードの第二パラメータ値を、第一充電完了電圧とし、前記第二充電モードの第二パラメータ値を、前記第一充電完了電圧よりも低い第二充電完了電圧とすることができる。
さらにまた、第6の側面に係るハンディターミナルによれば、前記第一充電モードの第二パラメータ値を、第一充電電流とし、前記第二充電モードの第二パラメータ値を、前記第一充電電流よりも小さい第二充電電流とすることができる。
さらにまた、第7の側面に係るハンディターミナルによれば、前記充電制御手段は、前記ハンディターミナルが前記ハンディターミナル用置き台200に載置されると、前記二次電池への充電を自動的に行うことができる。
さらにまた、第の側面に係るハンディターミナルによれば前記充電制御手段は、前記ディスプレイ部30前記第一充電モード及び前記第二充電モードを表示させ、前記キー入力部41を介して任意の一の充電モードの選択をユーザから受け付けるよう構成構成できる。
さらにまた、第の側面に係るハンディターミナルによれば、さらに、ハンディターミナル用置き台200とデータ通信を行う端末側通信部15を備え、前記ハンディターミナルがハンディターミナル用置き台200に載置された場合に、ハンディターミナル用置き台200とのデータ通信と前記充電制御手段による前記二次電池への充電とが可能に構成できる。
さらにまた、第10の側面に係るハンディターミナルによれば、前記第一充電モードは、前記充電完了電圧、前記所定の充電電流、及び前記充電開始電圧の3つのパラメータの組について、それぞ第一パラメータ値が対応付けられており、前記第二充電モードは、当該3つのパラメータの組のうち少なくともいずれか1つのパラメータについて当該第一パラメータ値よりも小さい第二パラメータ値が対応付けられ、当該3つのパラメータの組のうち残りのパラメータについて当該第一パラメータ値を対応付けることができる。
さらにまた、第11の側面に係るハンディターミナルによれば、前記第二充電モードは、前記3つのパラメータの組のうち前記充電完了電圧と前記充電開始電圧について前記第二パラメータ値を対応付けることができる。
さらにまた、第12の側面に係るハンディターミナルによれば、前記第二充電モードは、前記3つのパラメータの組のうち前記所定の充電電流について前記第二パラメータ値を対応付けることができる。
さらにまた、第13の側面に係るハンディターミナルよれば、前記充電制御手段は、前記電圧測定部で測定された前記二次電池の電池電圧が、前記充電開始電圧よりも低いと充電を開始し、前記充電開始電圧よりも高い前記充電完了電圧となる状態で、充電を終了するよう構成できる。
さらにまた、第14の側面に係るハンディターミナルよれば、さらに筐体10と、前記筐体10に対して着脱式としたバッテリ部50を備えており、前記二次電池を、前記バッテリ部50に収納することができる。
上記構成により、二次電池を着脱式にでき、複数のバッテリ部50を持ち歩くことで電池切れにも対応できる。
さらにまた、第15の側面に係るハンディターミナルよれば、前記第一パラメータ値を初期値とすることができる。
さらにまた、第16の側面に係るハンディターミナルの充電方法によれば、ハンディターミナル100を駆動する二次電池の充電方法であって、二次電池を充電する際の条件が異なる複数の充電モードの内、いずれかを選択する工程と、前記ハンディターミナル100をハンディターミナル用置き台200に受電接続部を介して接続した状態で、自動的に充電を開始する工程と、充電開始後、前記二次電池の電池電圧が、所定の閾値電圧に上昇するまで所定の充電電流により定電流充電を行い、当該所定の閾値電圧で定電圧充電を行い、充電電流が所定の閾値電流に下がったときに、満充電として充電を終了する工程と、を含んでおり、前記複数の充電モードは、それぞれ、前記満充電と判定されるときの前記二次電池の電池電圧である充電完了電圧、充電が必要であるとして充電を開始するための充電開始電圧、及び前記定電流充電を行う際の前記所定の充電電流の3つのパラメータの内、少なくとも2つのパラメータ値の組を充電条件として含み、前記充電条件の異なる複数の充電モードとして、該少なくとも2つのパラメータ値の各々について、それぞれ第一パラメータ値が対応付けられた第一充電モードと、第二パラメータ値が対応付けられた第二充電モードを含むことができる。
本発明の実施例1に係るハンディターミナルを、ハンディターミナル用充電器にセットする様子を示す正面図である。 本発明の実施例1に係るハンディターミナルの正面図である。 図1のハンディターミナルをハンディターミナル用充電器に接続した状態を示すブロック図である。 図2のハンディターミナルからバッテリ部を外した状態を示す分解斜視図である。 本発明の実施例1に係るハンディターミナルを、ACアダプタ又はUSBケーブルに接続する様子を示す正面図である。 リチウムイオン二次電池の充電電圧と充電電流の時間変化の一例を示すグラフである。 高頻度で使用と充電を繰り返すような使用態様における二次電池の残容量の変化を示すグラフである。 充電モード1における二次電池の残容量の変化を示すグラフである。 一日数回、数時間ずつ使用するような態様における二次電池の残容量の変化を示すグラフである。 充電モード2における二次電池の残容量の変化を示すグラフである。 一日中、長時間にわたり使用される態様における二次電池の残容量の変化を示すグラフである。 充電モード3における二次電池の残容量の変化を示すグラフである。 充電モード設定画面をディスプレイ部に表示させた例を示すイメージ図である。 充電モードを設定し充電を行う手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するためのハンディターミナル及びハンディターミナル用充電器並びにハンディターミナルの充電方法を例示するものであって、本発明はハンディターミナル及びハンディターミナル用充電器並びにハンディターミナルの充電方法を以下のものに特定しない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
本発明の実施例において使用されるハンディターミナル及びハンディターミナル用充電器並びにハンディターミナルの充電方法とこれに接続される操作、制御、表示、その他の処理等のためのコンピュータ、プリンタ、外部記憶装置その他の周辺機器との接続は、例えばIEEE1394、RS−232xやRS−422、RS−423、RS−485、USB等のシリアル接続、パラレル接続、あるいは10BASE−T、100BASE−TX、1000BASE−T等のネットワークを介して電気的、あるいは磁気的、光学的に接続して通信を行う。接続は有線を使った物理的な接続に限られず、IEEE802.1x等の無線LANやBluetooth(登録商標)、その他のNFC等の電波、赤外線、光通信等を利用した無線接続等でもよい。さらにデータの交換や設定の保存等を行うための記録媒体には、メモリカードや磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等が利用できる。なお本明細書においてハンディターミナル及びハンディターミナル用充電器とは、ハンディターミナル本体及びハンディターミナル用充電器本体のみならず、これにコンピュータ、外部記憶装置等の周辺機器を組み合わせたハンディターミナル更新システムも含む意味で使用する。
(実施例1)
以下、本発明の実施例1に係るハンディターミナル100として、バーコードリーダや二次元コードリーダ等のハンディスキャナに適用した例を、図1〜図5に基づいて説明する。これらの図において、図1は、本発明の実施例1に係るハンディターミナルを、ハンディターミナル用充電器にセットする様子を示す正面図、図2は、本発明の実施例1に係るハンディターミナルの正面図、図3は、図1のハンディターミナルをハンディターミナル用充電器に接続した状態を示すブロック図、図4は、図2のハンディターミナルからバッテリ部を外した状態を示す分解斜視図、図5は、本発明の実施例1に係るハンディターミナルを、ACアダプタ又はUSBケーブルに接続する様子を示す正面図を、それぞれ示している。
(ハンディターミナル100)
ハンディターミナル100は、商品の在庫管理等に用いられる。ハンディターミナル100は、店舗や倉庫などに配置されて、商品などに付されたバーコードや二次元コード等のシンボルを読み取って、復号化(デコード)を行い、在庫管理データ等をサーバやホストコンピュータ側に送出する。このためハンディターミナル100は、シンボルを読み取るための読取部22を備えている。このようなハンディターミナル100を用いて、各店舗の在庫管理情報等が店舗間でやりとりされ、またサーバに送信されて記録される。各ハンディターミナル100には、専用のアプリケーションがインストールされ、またIPアドレスが付与されて、ネットワーク接続されている。
ハンディターミナル100は、各種情報を表示するためのディスプレイ部30と、ハンディターミナル用置き台200とデータ通信可能な端末側通信部15と、端末側通信部15でデータ通信して得られるデータを受け付けるためのデータ保持部60と、ハンディターミナル100に対して、予め付与された固有の識別情報を保持する識別情報保持手段62と、駆動電力を供給するための、充電可能な二次電池(図示せず)を備えるバッテリ部50とを備える。
ハンディターミナル100は、図2の正面図に示すように、筐体10の外形を一方向に延長された板状としている。筐体10の先端部分には、読取対象のシンボルの光学的読取を行うための読取部22が設けられている。読取部22は、バーコードを読み取るスキャンモジュールや二次元コードを読み取るカメラモジュールなどで構成される。
筐体10の上面には、ディスプレイ部30と、キー配置部40が設けられる。またディスプレイ部30は筐体10の上方に設けられており、ディスプレイ部30の下方にはキー配置部40が設けられる。この筐体10は、ディスプレイ部30を設けた表示部分DAと、表示部分DAの下方に設けられた把持部分HAとで構成している。ユーザは、把持部分HAを手で把持して、表示部分DAに設けられたディスプレイの表示内容を参照しながら、把持部分HAの表面側に配置されたキー配置部40の各操作キー46を操作する。筐体10は平面視において表示部分DAを幅広とし、把持部分HAを幅狭とする一方、側面視においては、把持部分HAを厚くしている。
(ディスプレイ部30)
ディスプレイ部30は、筐体10の一面に設けられ、読取対象のシンボルをカメラ部で撮像した画像や、シンボルを復号化した情報、その他の設定情報といった各種の情報を表示するための部材である。このようなディスプレイ部30には、液晶ディスプレイ部(LCD)や有機ELなどが利用される。またディスプレイ部30の上面には、タッチパネル34が配置される。
(キー配置部40)
キー配置部40には、各種の操作を行うテンキーや電源キー44、ファンクションキー45といった複数の操作キー46が並べられている。これらキー配置部40に配置された各入力デバイスは、各種の入力操作を受け付けるキー入力部41を構成する。また、ディスプレイ部30のタッチパネルも、キー入力部41として機能する。
(ブロック図)
図3に、ハンディターミナル100を構成する各部材のブロック図を示す。この図に示すハンディターミナル100は、キー入力部41と、動作部42と、ディスプレイ部30と、読取部22と、演算制御部43と、データ保持部60と、外部メモリインターフェース17と、接続インターフェース14と、端末側通信部15と、充電制御回路53と、電源検知部55と、パワーマネージメントIC56とを備える。キー入力部41は、筐体10のキー配置部40に設けられた各種のキーと対応している。また動作部42は、ブザーや振動モーター、LEDなど、ハンディターミナル100の各種動作を行う部材である。
(読取部22)
読取部22は、読取対象がバーコードか二次元コードかに応じて構成される。例えば二次元コードの読み取りを行うカメラモジュールの場合は、受光系24に加えて投光系23が必要となる。投光系23は、LED等の照明手段であり、また受光系24はCCD等の撮像素子で構成される。また読取部22は、シンボルの走査を制御するためのスキャナ制御系25も備えている。
なお図3の例では、読取対象のシンボルとしてQRコード(登録商標)などの二次元コードを用い、ハンディターミナル100として二次元コードリーダを用いる例を説明したが、シンボルとしてバーコードを利用し、ハンディターミナルとしてバーコードリーダやバーコードスキャナを用いることもできることはいうまでもない。
(演算制御部43)
演算制御部43は、読取部22で読み取られたシンボルの情報を復号するための解読部等の機能を実現する。このような演算制御部43はCPU等のLSIで構成される。
またCPUを動作させるためのクロック供給手段26も接続している。
(データ保持部60)
データ保持部60は、RAMで構成される。図3のハンディターミナル100はRAMとROMを備えており、これらはハンディターミナル100のオペレーティングシステム(OS)からは個別のドライブとして認識される。RAMは、SDRAMやSRAMなどのRAMで構成され、一時的なデータを保持する。一方ROMは識別情報保持手段62として機能し、ファームウェアやアプリケーション、ユーザデータ等を保持する。この識別情報保持手段62は、E2PROM等のROMで構成される。また、識別情報保持手段は、複数の充電パラメータの組で構成された充電条件を、複数保持する充電モード記憶手段としても機能し、さらにこの充電モード記憶手段に保持された複数の充電モードの候補中から、充電モード選択手段で選択された選択充電モードを保持するための選択充電モード保持手段としても機能する(詳細は後述)。
(外部メモリインターフェース17)
外部メモリインターフェース17は、メモリデバイス300と接続するためのインターフェースである。メモリデバイス300としては、例えばSDカードやUSBメモリ、コンパクトフラッシュ(登録商標)やメモリスティック(登録商標)のような外部記録媒体が利用できる。これによって外部機器とのデータのやりとりが容易となる。
(接続インターフェース14)
接続インターフェース14は、ハンディターミナル用置き台200等の外部機器と接続してデータのやりとりを行うためのインターフェースを構成する。接続方式としては、有線接続と無線接続のいずれか又は両方が採用できる。ここでは、無線接続インターフェースとして外部無線通信ポート16を、有線接続インターフェースとして端末側通信部15を、それぞれ設けている。
外部無線通信ポート16は、例えば無線LANや赤外線通信等の既知の無線通信を用いて、外部機器と通信を行う。外部無線通信ポート16を介して、ハンディターミナル100はLANやWAN(インターネット回線)あるいは電話回線に接続し、サーバやホストコンピュータなどにアクセスする。
一方端末側通信部15は、ここではハンディターミナル用置き台200との接続を行うためのコネクタを備えている。なお、この例では外部メモリインターフェース17と端末側通信部15とを個別に設けているが、統合することもできる。例えばUSB端子を用いて、USBメモリとの接続や通信等に兼用してもよい。
(充電制御回路53)
充電制御回路53は、充電制御手段の一形態であり、電源からの給電を受け、必要な電力に変換する。ここでは、ハンディターミナル100は図4の分解斜視図に示すように、バッテリ部50を装着している。バッテリ部50は、ハンディターミナル100を駆動する電力を供給する。ここではバッテリ部50は、光学式情報読取装置100に着脱自在に装着している。このため、図4の分解斜視図に示すように、筐体10の背面に、バッテリ部50を収納するためのバッテリ収納部13を形成している。バッテリ収納部13は、筐体10の把持部分HAに設けられる。またバッテリ収納部13は、バッテリ部50を収納できる窪み状に形成されている。このバッテリ収納部13の窪み状の開口部分は、バッテリ蓋58によって閉塞される。このためバッテリ蓋58は、筐体10の下ケース12に着脱自在に装着している。
二次電池としては、リチウムイオン二次電池が好適に利用できる。この例では、二次電池として円筒形二次電池セルを用いている。円筒形二次電池セルは、外装缶を円筒状として、内部に電極板やセパレータなどを収納している。この構造の円筒形二次電池セルは、角型電池セルに比べて収納効率に優れており、容量密度を向上できる利点が得られる。また、充放電の繰り返しによって外装缶の内部にガスが発生して高圧になっても、円筒形の外装缶の内面に対して均一に圧力が印加されるため、角型電池に比べて外装缶の膨らみによる変形も抑制でき、長期に渡って安定的に利用できる。さらに、例えばパソコン用などで普及している18650型のリチウムイオン二次電池は、規格化され大量生産されているため、安価で入手しやすいという利点も得られる。
(パワーマネージメントIC56)
パワーマネージメントIC56は、演算制御部43を駆動する電力を、充電制御回路53から得て供給する。またこのパワーマネージメントIC56は、二次電池を充電する際の充電電流や充電電圧といった充電パラメータを設定し、充電制御回路53に指示する
(バッテリ部50)
バッテリ部50は、充電可能な二次電池を備えている。ここでは、二次電池として円筒形の二次電池セルを用いている。一般に光学式情報読取装置は、小型化、薄型化が求められているため、角型電池が用いられることが多い。言い換えると、厚さが厚くなる円筒形二次電池は忌避されていた。ただ、ユーザが光学式情報読取装置を把持する際の持ちやすさについて、本願発明者が検討したところ、単に薄型化するのみならず、平面視における横幅が小さいことも重要となることが判明した。寧ろ、薄くて幅広の板状は、却って持ち難いこともある。そこで本実施例では、敢えて角型電池でなく円筒形二次電池を採用することで、厚さを若干厚めにしつつも、横幅を狭くすることで、把持部分HAを板状から棒状に近付けている。このような把持部分HAとすることで、把持部分HAの厚みが若干増しても、持ちやすさの低下を防いでいる。
またバッテリ部50は、二次電池セルを収納するバッテリケース内において、二次電池セルの上面に、この二次電池セルと接続された電池側回路基板を配置している。電池側回路基板は、二次電池セルと接続されており、その制御を行う。例えば、セル電圧や温度等を検出して、安全に充放電が行われている状態にあるかどうかを監視している。
なお、バッテリ部は着脱式に限らず、ハンディターミナルに埋め込んだ状態で交換不能な形態とすることもできる。
(電源検知部55)
電源検知部55は、ハンディターミナル100を駆動する電源の種別が、バッテリ部50か充電台(ハンディターミナル用置き台200)かを判別する。また電源検知部55は、ハンディターミナル100にバッテリ部50が接続されたかどうか、さらに接続されている場合は電池電圧や残容量を検出することもできる。このように電源検知部55は、二次電池の電池電圧を測定する電圧測定部として機能する。さらに電源検知部55は、ハンディターミナル100を充電台であるハンディターミナル用置き台200に載置したことを検出することもできる。この電源検知部55は、例えばハンディターミナル用置き台200と接続する端末側通信部15のコネクタの端子電圧を検出することで、ハンディターミナル用置き台200の接続の有無を判定する。
(ハンディターミナル用置き台200)
一方、ハンディターミナル用置き台200は、外部電源と接続されており、ハンディターミナル100をセットした状態で、このハンディターミナル100に収納されたバッテリ部50の二次電池を、ハンディターミナル用置き台200を介して充電するようにした、充電用のインターフェースを構成している。図3の例では、ハンディターミナル100側に充電制御回路53を設けているものの、置き台200にハンディターミナル100をセットすることで、自動的に充電が開始されるよう構成されており、この意味で、ハンディターミナル100を装着することで充電機能が働く、いいかえると充電スイッチがONとなるので、このような機能に鑑みて本明細書では置き台を充電器とも呼ぶ。図1の例では、ハンディターミナル用置き台200の上面に設けられた受け部240にハンディターミナル100を挿入して、ハンディターミナル用置き台200の給電端子242を、ハンディターミナル100側の受電接続部を構成する受電端子244と接続する。
(置き台側通信部210)
さらにハンディターミナル用置き台200は、ハンディターミナル100と接続するための置き台側通信部210を備えている。置き台側通信部210を端末側通信部15と接続することで、ハンディターミナル用置き台200とハンディターミナル100との間でデータ通信が可能となる。接続方式としては、コネクタ同士を接合させたり、ケーブルを介するといった物理的な有線接続の他、無線LANや赤外線通信のような無線接続も利用できる。
なお、この例は一例であって、例えばケーブルを介してハンディターミナル用置き台200をハンディターミナル100と接続する形態としてもよい。また、有線接続に限らず、無接点接続方式としてもよい。本明細書において電気的に接続するとは、接点を介した電気接続のみならず、無接点での接続も含む意味で使用する。例えば電磁誘導などの原理に従って、無接点での接続も利用でき、本発明はこのような態様での電気接続も包含する。特に無接点とすることで、接点同士の接触が正しく行われていることを確認する必要をなくして、使い勝手を改善できる。また、この例ではハンディターミナル100にバッテリ部50を装着した状態で充電する様子を示しているが、バッテリ部を単体のまま充電するような態様としてもよい。例えば長時間の連続使用が要求される用途では、ユーザがバッテリ部を一個以上予備電池として持ち歩くことも考えられるため、一々ハンディターミナルに装着することなく、バッテリ部のまま充電可能とすることで、充電の手間を省力化できる。
また図3の例ではバッテリ部50の二次電池を充電する充電制御回路53を、ハンディターミナル100側に設ける構成としている。この構成によって、充電器が無くとも、ハンディターミナル100を外部電源と直接接続して、内蔵する二次電池を充電できる。例えば図5のブロック図に示すように、ハンディターミナル100を外部電源とケーブルなどで接続し、充電制御回路53で外部からの電力を変換して、バッテリ部50の二次電池を充電できる。ここで外部電源は、商用電源やACアダプタAC、あるいはUSBなどの給電可能なポートが利用できる。また、ケーブルは必ずしも必須でなく、例えば商用電源のソケットを設けたウォールコンセントに直接挿抜できる形態としたり、あるいは無接点で電力供給を受ける構成としてもよい。
ただ、本発明はこのような構成に限られず、ハンディターミナル用置き台側に充電制御回路を設けることもできる。この場合は、置き台がハンディターミナル用充電器を構成する。このように構成することで、充電制御回路をハンディターミナル側に設ける必要を無くし、ハンディターミナルの部品点数を削減できる利点が得られる。特に多数のハンディターミナルを用いる場合は、コストメリットが大きくなる。
図3に示す例では、ハンディターミナル用置き台200に、置き台側電源回路230を内蔵している。置き台側電源回路230は、商用電源やACアダプタACなどと接続され、ハンディターミナル用置き台200を駆動する電力に変換する。またこの置き台側電源回路230に、ハンディターミナル100の二次電池を充電するための充電制御回路を付加したり、あるいは置き台側電源回路と充電制御回路とを兼用することもできる。
(二次電池の充電方法)
ハンディターミナル100に接続されたバッテリ部50の二次電池は、ハンディターミナル用置き台200に載置された状態で充電される。ここで二次電池の充電方法としては、既知の方法が利用できる。一例として図6に、リチウムイオン二次電池の充電電圧と充電電流の時間変化のグラフを示す。このグラフに示すように、まず電池電圧が一定の閾値電圧Vcに上昇するまでの間は、充電電流Icで定電流充電を行う。そして電池電圧が閾値電圧Vcに達した後は、Vcでの定電圧充電に切り替え、充電電流が一定の閾値電流Istopに下がった時点で、満充電と判定して充電を終了している。(ここで、満充電となった時点で予想される電池電圧Vstopを、充電完了電圧とする。)このように充電を行う際の充電条件は、主に充電電流や充電電圧で規定される。また本明細書において「充電完了電圧」とは、例えばリチウムイオン二次電池の場合には、充電完了電流に達した時点における電圧の予想値を意味する。
ここで、充電条件として、バッテリ部50の二次電池を常に最速で満充電にするように初期値に設定すると(後述する基本充電モード)、充電時間は早くなり、また充電容量も最大になる。しかし、この方法では二次電池への負荷が大きくなり、繰り返しの使用によるバッテリ容量の劣化が進み、サイクル寿命が短くなる。これを防ぐには、充電速度を遅くすることが考えられ、これによってバッテリ容量の劣化を抑えることができる。ただ、この場合は充電時間は長くなるため、例えば頻繁に充電する必要があり、短時間での充電が望まれるような用途には対応できない。また、充電電圧を下げることによって劣化を抑制することもできるが、この場合は電池容量が少なくなるため、連続使用時間が長く大容量が求められる用途には適用できない。このように、ユーザの用途に応じて柔軟に対応することが困難であり、ユーザの利便性について改善の余地があった。
そこで本実施例では、ユーザの目的や用途に応じて、サイクル寿命延命のための充電モードを複数用意し、これを出荷元又はユーザに選択させることで、充電時間の短縮化の用途か、電池容量の増大化の用途かを確認して、各用途に応じた最適な充電がなされるようにしている。具体的には、充電条件の異なる3つの充電モードを用意し、表1に示すように、それぞれの用途に応じて、ユーザが選択できるように構成している。ここでは、充電モード0〜3の4種類を設けている。充電モード0は、充電完了電圧、充電開始電圧、および充電電流の3つのパラメータの各々について、最短の充電時間で満充電となるような初期値が対応付けられた「基本充電モード」の一例であり、充電モード1〜3は、充電完了電圧、充電開始電圧、および充電電流の3つのパラメータのうち少なくともいずれか1つについて、初期値よりも小さいパラメータ値が対応付けられ、バッテリの劣化を抑制するための「電池劣化抑制充電モード」の一例である。なお、本実施例では充電モード0を基本充電モードとしているが、例えば充電モード1〜3のいずれかを基本充電モードとしても構わない。また表1で示した数値は例示であって、他の数値を採用することもできる。
また、本実施形態では、各充電モードを構成するパラメータとして、充電完了電圧、充電開始電圧、および充電電流の3つのパラメータ一組を考えているが、本発明はこれに限られず、例えば、充電完了電圧と充電開始電圧、充電完了電圧と充電電流、充電開始電圧と充電電流、というように、少なくとも2つのパラメータ値の組を一の充電条件とすることが可能である。
(充電モード0)
まず、充電モード0は通常の充電モード(基本充電モード)であり、最短の充電時間で満充電となるよう、充電電流及び充電電圧が設定されている。この例では図6に示したとおり、定電流充電の後、定電圧充電に切り替えて充電を行う。また、充電が必要であるとして充電を開始する第零充電開始電圧(充電開始電圧)Vstart0は、例えば4.2Vに、充電が完了したとして充電を終了する第零充電完了電圧Vstop0は、例えば4.2Vに、充電時にバッテリに供給する充電電流は、例えば1040mAに、それぞれ設定する。この充電モードでは、許容できる最大の充電電流、充電電圧を採用しているため、高速に充電を完了できる反面、二次電池への負荷が大きい。特に、図7に示すように、高頻度で使用と充電を繰り返すような使用態様においては、サイクル寿命を縮めることとなる(この図において、縦軸は二次電池の残容量SOC(State Of Charge)、横軸は時間を示し、またグラフの破線は放電中すなわち使用状態、細線は充電中を、それぞれ示している)。つまり、ハンディターミナル100を使用してSOCが減った後(右肩下がりの部分)、置き台200に置くと、充電が開始されるが(右肩上がりの部分)、直ぐに充電完了電圧に達し、充電が終了する(平らな部分)。このような処理が繰り返される。このような使用態様は、例えばコンビニエンスストアのレジに設置されたハンディスキャナのように、スキャン後直ぐに置き台に戻して充電を開始するような場面で見られ、用途によっては比較的多い使用態様といえる。そこで、このような二次電池への負荷を低減する充電モードとして、充電モード1を用意する。
(充電モード1)
充電モード1は、充電を終了させる第一充電完了電圧Vstop1を、充電モード0の第零充電完了電圧Vstop0よりも低下させている。この結果、図8に示すように二次電池は満充電状態とならないので、過充電又はこれに近い状態で二次電池に負荷を与える状態を軽減でき、サイクル寿命を伸ばし延命効果が期待できる。充電完了電圧を減少させる量ΔVstop0-1は、延命効果と残容量のバランスで考慮される。残容量が求められない分野では、減少量ΔVstop0-1を大きく、すなわち残容量を小さくできる。例えば第一充電完了電圧Vstop1を、第零充電完了電圧Vstop0に対して50%〜95%に設定する。
(充電モード2)
一方、スーパーマーケットや小売店のように、一日数回程度、数時間ずつ使用する態様では、二次電池の残容量は図9に示すように変化する。この場合は、第一充電モードと異なり、より長時間の連続使用に対応できるよう、二次電池の残容量を第一充電モードよりも多めに確保する必要がある。その一方で、充電を開始する第二充電開始電圧Vstart2を第一充電開始電圧Vstart1よりも低下させることで、図10においてAで示すように、少々の使用で放電されても充電を開始せず、ある程度使用されて電池電圧が第二充電開始電圧Vstart2以下まで低下すると充電を開始するように構成している(図10においてBで示す部分)。これにより、充電モード1に比べて充電の回数すなわち頻度を低減できるので、これによるサイクル寿命の延命効果が期待できる。すなわち、二次電池の残容量を多くして延命効果が低下する分を、充電回数の低減によって埋め合わせでき、結果として二次電池の長寿命化に貢献できる。この例では、第二充電開始電圧Vstart2を例えば3.9V、第二充電完了電圧Vstop2を例えば4.1Vに設定できる
(充電モード3)
さらに、家電量販店や物流で使用されるハンディターミナルのように、一日中、長時間にわたり使用される態様では、二次電池の残容量は図11に示すように変化する。この場合は、二次電池の残容量を最大限確保する必要がある。このため、残容量を少なくすることでの長寿命化は期待できない。そこで、このような対応においては、充電電流を低減し第三充電電流とすることで二次電池保護を図る。この方法では、図12に示すように充電時間が長くなるものの、例えばハンディターミナルを使用しない深夜などを利用して充電したり、あるいは予備バッテリを携行することで、非使用の期間を利用して充電するなどして対応することで、実用上の妨げとなることを回避できる。この例では、第三充電電流を例えば480mAに設定できる
以上のような複数の充電モードは、予め各充電電流や充電電圧等の充電条件と共に、記憶手段に記録されている。図3の例では、記憶手段を構成するROMに記録される。またユーザは、充電モード選択手段を用いて、所望の充電モードを選択する。例えば図13に示すような充電モード選択画面がディスプレイ部30に表示された状態で、ユーザはキーを操作していずれかの充電モードを選択する。ここでは、ラジオボタンでいずれかの充電モードを選択できる。また、このようなソフトウェア的な選択方法に代えて、充電モードを選択するためのハードウェア的なスイッチやキーを、充電モード選択手段として別途設けてもよい。或いは、ハンディターミナル100にPCを接続して、ユーザはPC操作を通じて充電モードを選択できるようにしてもよい。なお、充電モード選択手段により選択された一の充電モードは、上述したように、選択充電モードとして識別情報保持手段62に記憶・保持される。
(充電モードに従った充電方法)
次に、このような充電モードの設定方法を、図14のフローチャートに基づいて説明する。まずステップS1において、充電モードの設定を行う。ここでは、上述した図13の充電モード選択画面からいずれかの充電モードを予め設定(選択)しておく。ここで選択した情報(充電モード)は、固有情報として識別情報保持手段62に保持される。次にステップS2において、ハンディターミナルを置き台に設置したかどうかを判定する。ここでは、ハンディターミナル100が置き台200に接続されて、置き台200からの給電が得られる状態にあるかどうかを電源検知部55で検出して判定する。置き台200への設置が確認されたらステップS3に進み、未だの場合はステップS2に戻って処理を繰り返す。またステップS3では、充電が開始できるかどうかをチェックする。ここでは、演算制御部43や電源検知部55等が、ハンディターミナル100にバッテリ部50が挿入されているかどうかをチェックする。演算制御部43や電源検知部55等はバッテリ部50が挿入されていることを検知すると、充電制御回路53にその旨を知らせる。演算制御部43や充電制御回路53等は、二次電池の電池電圧が充電開始範囲内にあるかどうか、二次電池の温度が充電開始範囲内にあるかどうか等をチェックする。ここで電池電圧が充電開始範囲内にあるかどうかは、選択した充電モードに応じて判定される。より具体的には、演算制御部43や充電制御回路53等は、まず、識別情報保持手段62に保持された固有情報のうち、ステップ1で設定(選択)された充電モードを参照して、充電完了電圧と充電開始電圧を認識する。そして、電源検知部55にて検知されたバッテリ部50の電池電圧が、充電完了電圧に達しておらず且つ充電開始電圧以下まで低下しているか否かを判断する。電池電圧が、充電完了電圧に達しておらず且つ充電開始電圧以下まで低下している場合には(ステップS4:YES)、充電制御を開始する(後述するステップS5)。一方、充電完了電圧に達している場合(ステップS4:NO)、或いは、充電完了電圧に達していないが充電開始電圧以下にまでは低下していない場合(ステップS4:NO)には、充電を開始しない(ステップS4:NO)。このように、充電モードと二次電池の電池電圧の状況に応じて、置き台200にハンディターミナル100を載置しても、充電が開始されない場合(ステップS4)がある。また二次電池の温度は、バッテリ部50に内蔵された電池側回路基板により検出されて、ハンディターミナル100側の演算制御部43、充電制御回路53又は電源検知部55に送出される。このようにして、すべての条件が満たされているかどうかを判定し、満たされている場合は充電可能と判断して、ステップS4に進む。またいずれかの条件が満たされていない場合は、ステップS2に戻って処理を繰り返す。
次にステップS4では、選択された充電モードに対応した充電パラメータをパワーマネージメントIC56に設定する。すなわち、選択された充電モードで用いる充電電流、充電電圧等の充電条件に従った充電パラメータを設定し、充電制御回路53に指示する。より具体的には、識別情報保持手段62に保持された固有情報のうち、ステップ1で設定(選択)された充電モードを参照して充電電流等の充電パラメータを設定する。そしてステップS5に進み、充電制御回路53が充電制御を開始する。その後ステップS6で充電制御が終了される条件を満たしたかどうかを判定し、未だの場合はステップS6の処理を繰り返し、終了条件を満たした場合は充電制御を終了する。その後、制御を終了するか、ステップS2に戻って再び待機状態となる。なお充電制御の終了条件としては、充電が正常に完了した場合(例えば充電電流が設定値以下になった場合、あるいは充電電圧が設定値になった場合など)、置き台からハンディターミナルが取り外された場合、充電エラーになった場合(例えば電圧異常、電流異常、温度異常、タイムアウトなど)などが挙げられる。
以上のようにして、ユーザがハンディターミナルの使用状況に応じた適切な充電モードを選択し、これに応じて、適切な充電条件で二次電池を充電することによって、二次電池のサイクル寿命を改善し、長期に渡って安定して利用できる利点が得られる。
本発明のハンディターミナル及びハンディターミナル用充電器並びにハンディターミナルの充電方法は、店舗や工場、病院等で使用されるハンディスキャナや業務用PDA、POSレジ等に好適に利用できる。
100…ハンディターミナル
10…筐体
12…下ケース
13…バッテリ収納部
14…接続インターフェース
15…端末側通信部
16…外部無線通信ポート
17…外部メモリインターフェース
22…読取部
23…投光系
24…受光系
25…スキャナ制御系
26…クロック供給手段
30…ディスプレイ部
40…キー配置部
41…キー入力部
42…動作部
43…演算制御部
44…電源キー
45…ファンクションキー
46…操作キー
50…バッテリ部
53…充電制御回路
55…電源検知部
56…パワーマネージメントIC
58…バッテリ蓋
60…データ保持部
62…識別情報保持手段
200…置き台
210…置き台側通信部
230…置き台側電源回路
240…受け部
242…給電端子
244…受電端子
300…メモリデバイス
AC…ACアダプタ
DA…表示部分
HA…把持部分

Claims (16)

  1. シンボルの光学的読取を行う読取部(22)と、
    前記読取部(22)により読み取られたシンボルの情報を含む各種情報を表示するディスプレイ部(30)と、
    前記ディスプレイ部(30)に各種情報が表示された状態でユーザからの入力操作を受け付けるためのキー入力部(41)と、
    を備え、前記キー入力部(41)で受け付けた入力操作によりシンボルの光学読取を行う際にユーザによって把持される一方、外部の電力供給源に接続されたハンディターミナル用置き台(200)に載置可能なハンディターミナルであって、
    前記ハンディターミナルへ駆動電力を供給する二次電池と、
    前記二次電池の電池電圧を測定するための電圧測定部と、
    ハンディターミナル用置き台(200)と電気的に接続するための受電接続部と、
    前記電圧測定部で測定された前記二次電池の電池電圧が所定の閾値電圧に上昇するまで所定の充電電流により定電流充電を行い、当該所定の閾値電圧で定電圧充電を行い、充電電流が所定の閾値電流に下がったときに満充電と判定して充電を終了するよう、前記ハンディターミナル用置き台(200)から前記受電接続部を介して前記二次電池への充電を行う充電制御手段と、
    前記充電制御手段により前記二次電池への充電を行う充電モードとして、
    前記満充電と判定されるときの前記二次電池の電池電圧である充電完了電圧、
    充電が必要であるとして充電を開始するための充電開始電圧、及び
    前記定電流充電を行う際の前記所定の充電電流
    の3つのパラメータの内、少なくとも2つのパラメータ値の組を一の充電条件とし、充電条件の異なる複数の充電モードとして、
    該少なくとも2つのパラメータ値の各々について、それぞれ第一パラメータ値が対応付けられた第一充電モードと、
    第二パラメータ値が対応付けられた第二充電モードと
    を記憶する充電モード記憶手段と、
    前記第一充電モード又は前記第二充電モードから一の充電モードを選択するための充電モード選択手段と、
    を備え
    前記充電制御手段は、前記ハンディターミナルがハンディターミナル用置き台(200)に載置された場合に、前記充電モード選択手段により選択された一の充電モードに基づいて、前記二次電池への充電を行うことを特徴とするハンディターミナル。
  2. シンボルの光学的読取を行う読取部(22)と、
    前記読取部(22)により読み取られたシンボルの情報を含む各種情報を表示するディスプレイ部(30)と、
    前記ディスプレイ部(30)に各種情報が表示された状態でユーザからの入力操作を受け付けるためのキー入力部(41)と、
    を備え、前記キー入力部(41)で受け付けた入力操作によりシンボルの光学読取を行う際にユーザによって把持される一方、外部の電力供給源に接続されたハンディターミナル用置き台(200)に載置可能なハンディターミナルであって、
    前記ハンディターミナルへ駆動電力を供給する二次電池と、
    前記二次電池の電池電圧を測定するための電圧測定部と、
    ハンディターミナル用置き台(200)と電気的に接続するための受電接続部と、
    前記電圧測定部で測定された前記二次電池の電池電圧が所定の閾値電圧に上昇するまで所定の充電電流により定電流充電を行い、当該所定の閾値電圧で定電圧充電を行い、充電電流が所定の閾値電流に下がったときに満充電と判定して充電を終了するよう、前記ハンディターミナル用置き台(200)から前記受電接続部を介して前記二次電池への充電を行う充電制御手段と、
    前記充電制御手段により前記二次電池への充電を行う充電モードとして、
    前記満充電と判定されるときの前記二次電池の電池電圧である充電完了電圧、
    充電が必要であるとして充電を開始するための充電開始電圧、及び
    前記定電流充電を行う際の前記所定の充電電流
    の3つのパラメータの内、少なくとも2つのパラメータ値の組を一の充電条件とし、充電条件の異なる複数の充電モードとして、
    該少なくとも2つのパラメータ値の各々について、それぞれ第一パラメータ値が対応付けられた第一充電モードと、
    当該パラメータ値の組のうち一方に、当該第一パラメータ値が対応付けられ、当該パラメータ値の組のうち他方に、当該第一パラメータ値よりも小さい第二パラメータ値が対応付けられた第二充電モードと
    を記憶する充電モード記憶手段と、
    前記第一充電モード又は前記第二充電モードから一の充電モードを選択するための充電モード選択手段と、
    を備え
    前記充電制御手段は、前記ハンディターミナルがハンディターミナル用置き台(200)に載置された場合に、前記充電モード選択手段により選択された一の充電モードに基づいて、前記二次電池への充電を行うことを特徴とするハンディターミナル。
  3. シンボルの光学的読取を行う読取部(22)と、
    前記読取部(22)により読み取られたシンボルの情報を含む各種情報を表示するディスプレイ部(30)と、
    前記ディスプレイ部(30)に各種情報が表示された状態でユーザからの入力操作を受け付けるためのキー入力部(41)と、
    を備え、前記キー入力部(41)で受け付けた入力操作によりシンボルの光学読取を行う際にユーザによって把持される一方、外部の電力供給源に接続されたハンディターミナル用置き台(200)に載置可能なハンディターミナルであって、
    前記ハンディターミナルへ駆動電力を供給する二次電池と、
    前記二次電池の電池電圧を測定するための電圧測定部と、
    ハンディターミナル用置き台(200)と電気的に接続するための受電接続部と、
    前記電圧測定部で測定された前記二次電池の電池電圧が所定の閾値電圧に上昇するまで所定の充電電流により定電流充電を行い、当該所定の閾値電圧で定電圧充電を行い、充電電流が所定の閾値電流に下がったときに満充電と判定して充電を終了するよう、前記ハンディターミナル用置き台(200)から前記受電接続部を介して前記二次電池への充電を行う充電制御手段と、
    前記充電制御手段により前記二次電池への充電を行う充電モードとして、
    前記満充電と判定されるときの前記二次電池の電池電圧である充電完了電圧、
    充電が必要であるとして充電を開始するための充電開始電圧、及び
    前記定電流充電を行う際の前記所定の充電電流
    の3つのパラメータの内、少なくとも2つのパラメータ値の組を一の充電条件とし、充電条件の異なる複数の充電モードとして、
    該少なくとも2つのパラメータ値の各々について、それぞれ第一パラメータ値が対応付けられた第一充電モードと、
    該少なくとも2つのパラメータ値の各々について、それぞれ前記第一パラメータ値よりも小さい第二パラメータ値が対応付けられた第二充電モードと
    を記憶する充電モード記憶手段と、
    前記第一充電モード又は前記第二充電モードから一の充電モードを選択するための充電モード選択手段と、
    を備え
    前記充電制御手段は、前記ハンディターミナルがハンディターミナル用置き台(200)に載置された場合に、前記充電モード選択手段により選択された一の充電モードに基づいて、前記二次電池への充電を行うことを特徴とするハンディターミナル。
  4. 請求項1から3のいずれか一に記載のハンディターミナルであって、
    前記充電モード記憶手段は、前記充電完了電圧、および前記充電電流の2つのパラメータ値の組を一の充電条件として、前記第一充電モードと第二充電モードを記憶していることを特徴とするハンディターミナル。
  5. 請求項1〜4のいずれか一に記載のハンディターミナルであって、
    前記第一充電モードの第二パラメータ値を、第一充電完了電圧とし、
    前記第二充電モードの第二パラメータ値を、前記第一充電完了電圧よりも低い第二充電完了電圧としていることを特徴とするハンディターミナル。
  6. 請求項1〜5のいずれか一に記載のハンディターミナルであって、
    前記第一充電モードの第二パラメータ値を、第一充電電流とし、
    前記第二充電モードの第二パラメータ値を、前記第一充電電流よりも小さい第二充電電流としていることを特徴とするハンディターミナル。
  7. 請求項1〜6のいずれか一に記載のハンディターミナルであって、
    前記充電制御手段は、前記ハンディターミナルがハンディターミナル用置き台(200)に載置されると、前記二次電池への充電を自動的に行うことを特徴とするハンディターミナル。
  8. 請求項1〜7のいずれか一に記載のハンディターミナルであって
    前記充電制御手段は、前記ディスプレイ部(30)前記第一充電モード及び前記第二充電モードを表示させ、前記キー入力部(41)を介して任意の一の充電モードの選択をユーザから受け付けるよう構成されてなることを特徴とするハンディターミナル。
  9. 請求項1〜8のいずれか一に記載のハンディターミナルであって、さらに、
    ハンディターミナル用置き台(200)とデータ通信を行う端末側通信部(15)を備え、
    前記ハンディターミナルがハンディターミナル用置き台(200)に載置された場合に、ハンディターミナル用置き台(200)とのデータ通信と前記充電制御手段による前記二次電池への充電とが可能に構成されていることを特徴とするハンディターミナル。
  10. 請求項1〜9のいずれか一に記載のハンディターミナルであって、
    前記第一充電モードは、前記充電完了電圧、前記所定の充電電流、及び前記充電開始電圧の3つのパラメータの組について、それぞ第一パラメータ値が対応付けられており、
    前記第二充電モードは、当該3つのパラメータの組のうち少なくともいずれか1つのパラメータについて当該第一パラメータ値よりも小さい第二パラメータ値が対応付けられ、当該3つのパラメータの組のうち残りのパラメータについて当該第一パラメータ値が対応付けられていることを特徴とするハンディターミナル。
  11. 請求項10に記載のハンディターミナルであって、
    前記第二充電モードは、前記3つのパラメータの組のうち前記充電完了電圧と前記充電開始電圧について前記第二パラメータ値が対応付けられていることを特徴とするハンディターミナル。
  12. 請求項10に記載のハンディターミナルであって、
    前記第二充電モードは、前記3つのパラメータの組のうち前記所定の充電電流について前記第二パラメータ値が対応付けられていることを特徴とするハンディターミナル。
  13. 請求項10〜12のいずれか一に記載のハンディターミナルであって
    前記充電制御手段は、前記電圧測定部で測定された前記二次電池の電池電圧が、前記充電開始電圧よりも低いと充電を開始し、前記充電開始電圧よりも高い前記充電完了電圧となる状態で、充電を終了するよう構成してなることを特徴とするハンディターミナル。
  14. 請求項1〜13のいずれか一に記載のハンディターミナルであって、さらに、
    筐体(10)と、
    前記筐体(10)に対して着脱式としたバッテリ部(50)を備えており、
    前記二次電池が、前記バッテリ部(50)に収納されてなることを特徴とするハンディターミナル。
  15. 請求項1〜14のいずれか一に記載のハンディターミナルであって、
    前記第一パラメータ値が初期値であることを特徴とするハンディターミナル。
  16. ハンディターミナル(100)を駆動する二次電池の充電方法であって、
    二次電池を充電する際の条件が異なる複数の充電モードの内、いずれかを選択する工程と、
    前記ハンディターミナル(100)をハンディターミナル用置き台(200)に受電接続部を介して接続した状態で、自動的に充電を開始する工程と、
    充電開始後、前記二次電池の電池電圧が、所定の閾値電圧に上昇するまで所定の充電電流により定電流充電を行い、当該所定の閾値電圧で定電圧充電を行い、充電電流が所定の閾値電流に下がったときに、満充電として充電を終了する工程と、
    を含んでおり、
    前記複数の充電モードは、それぞれ、
    前記満充電と判定されるときの前記二次電池の電池電圧である充電完了電圧、
    充電が必要であるとして充電を開始するための充電開始電圧、及び
    前記定電流充電を行う際の前記所定の充電電流
    の3つのパラメータの内、少なくとも2つのパラメータ値の組を充電条件として含み、
    前記充電条件の異なる複数の充電モードとして、
    該少なくとも2つのパラメータ値の各々について、それぞれ第一パラメータ値が対応付けられた第一充電モードと、
    第二パラメータ値が対応付けられた第二充電モード
    を含んでいることを特徴とするハンディターミナルの充電方法。
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