JP2013051797A - 出力コネクタを備えるバッテリパック及びバッテリパックと電池駆動機器並びにバッテリパックを用いた充電方法 - Google Patents

出力コネクタを備えるバッテリパック及びバッテリパックと電池駆動機器並びにバッテリパックを用いた充電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】異なる仕様の充電電流に対応可能な出力コネクタを備える携帯式のバッテリパックとする。
【解決手段】前記出力コネクタ20は、給電端子20A’と、信号端子20A”を備えており、前記給電端子20A’は、前記出力コネクタ20に接続された電池駆動機器の要求に応じて、電流を供給可能であり、前記信号端子20A”は、電池駆動機器から前記給電端子20A’を介して吸い出される電流値に基づいて、該信号端子20A”の端子電圧を異なる電圧値に切り替え可能としてなることができる。これにより、各電池駆動機器が吸い上げる電流値を給電制御回路にて検出し、この情報を基にバッテリパックは信号端子を切り替えることができ、一のバッテリパックでもって複数の電池駆動機器に給電できる利点が得られる。
【選択図】図5

Description

本発明は、充電できる内蔵電池を備え、さらに外部に接続される電池駆動機器に電力を供給する出力コネクタを備える携帯式の電源に最適なバッテリパック及びバッテリパックと電池駆動機器並びにバッテリパックを用いた充電方法に関する。
内部に一対の円筒形電池を内蔵するバッテリパックは開発されている(特許文献1参照)。この公報に示すバッテリパックは、携帯式の電源として使用されるもので、その分解斜視図を図12に示している。このバッテリパックは、一対の円筒形電池901の間に絶縁ホルダー903を配置して、この絶縁ホルダー903でもって円筒形電池901と基板回路904とを定位置に配置して電池組立909とし、この電池組立909を外装ケース902に収納している。
このバッテリパックは、電池駆動機器への電力供給用出力コネクタとしてUSB端子を設けている。USB端子はデータ通信のみならず給電も可能なコネクタとして規格化されており、広く普及している。このため、このようなUSB端子を介した給電に対応した携帯電話やスマートフォン、スレートPC(タブレット端末)や携帯型音楽プレーヤなど、多くの携帯型の電池駆動機器を充電できる。このようなUSB端子を利用した充電では、USBの規格によって充電電流が定められており、最大500mA、また充電電圧の最大は5Vの範囲内で、充電が行われる。
一方、多種多様な電池駆動機器は、その充電電流もそれぞれ異なる。特に、近年普及しているスレートPCと呼ばれるものは、画面が大きく消費電力も大きいため、大容量の機器側二次電池を内蔵しており、このため充電時間もこれに応じて長くなる。一方で、充電時間を極力短くしたいという要求も強く、このため充電電流を大きくする必要がある。このような大電流での充電に対応した電池駆動機器に対して、大電流で充電するためには、一般的には専用の充電器を用意することが考えられる。
しかしながら、各電池駆動機器ごとに専用の充電器をそれぞれ用意したのでは、持ち歩く電池駆動機器の数に応じて、携行すべき充電器も増えることとなって、携帯性を著しく阻害する。一方で、近年の電池駆動機器はUSB端子を備えているため、USB端子への充電が可能なUSB充電器を用意すれば、一台で複数の機器の充電が可能となる。
しかしながら、既存のUSB充電器では、上述の通り出力可能な電力がUSBの規格上定められているため、これ以上の電力を出力することができなかった。すなわち、出力電流は最大500mAに、出力電圧は最大5Vにそれぞれ制限されているため、充電は可能であるものの、短時間での充電ができず、ユーザに不便を強いる結果となっていた。
特開2009−131089号公報
本発明は、従来のこのような問題点を解決するためになされたものである。本発明の主な目的は、異なる仕様の充電電流に対応可能な出力コネクタを備えるバッテリパック及びバッテリパックと電池駆動機器並びにバッテリパックを用いた充電方法を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記の目的を達成するため、本発明の第1の側面に係るバッテリパックは、電池駆動機器と接続して、該電池駆動機器に内蔵される機器側二次電池に給電するための出力コネクタを備えるバッテリパックであって、充電可能な二次電池セル11と、前記二次電池セル11の電力を、出力電力に変換するための給電制御回路12と、前記給電制御回路12で変換された出力電圧を外部に出力するための前記出力コネクタ20と、を備え、前記出力コネクタ20は、給電端子20A’と、信号端子20A”を備えており、前記給電端子20A’は、前記出力コネクタ20に接続された電池駆動機器の要求に応じて、電流を供給可能であり、前記信号端子20A”は、電池駆動機器から前記給電端子20A’を介して吸い出される電流値に基づいて、該信号端子20A”の端子電圧を異なる電圧値に切り替え可能としてなることができる。これにより、各電池駆動機器が吸い上げる電流値を給電制御回路にて検出し、この情報を基にバッテリパックは信号端子を切り替えることができ、一のバッテリパックでもって複数の電池駆動機器に給電できる利点が得られる。
また第2の側面に係るバッテリパックは、前記給電制御回路12が充電電流に応じて前記信号端子20A”の端子電圧を選択する端子電圧選択モードとして、前記D+端子20cと前記D−端子20dが各々、所定の電圧を有する中間電位モードと、前記D+端子20cと前記D−端子20dとをショートさせたショートモードとを切替可能とすることができる。これにより、バッテリパックの信号端子は、2種類のモードを切り替えることにより、接続されるそれぞれの電池駆動機器に合わせた充電を開始できる。
さらにまた第3の側面に係るバッテリパックは、前記給電制御回路12が、端子電圧選択モードとしてさらに、前記信号端子20A”の電圧を監視しない電池駆動機器に対して給電を行う非監視モードを含むことができる。これにより、バッテリパックは、信号端子を監視していない電池駆動機器においても、充電することができる。
さらにまた第4の側面に係るバッテリパックは、前記中間電位モードは、スレートPC用の端子電圧選択モードであり、前記ショートモードは、スマートフォン用の端子電圧選択モードであることができる。これにより、大きな電力供給を必要とする電池駆動機器か否かを判別することができる。
さらにまた第5の側面に係るバッテリバックは、前記給電制御回路12が中間電位モードにおいて、電池駆動機器から吸い出される充電電流が、所定の第一閾値電流を超える場合に、中間電位モードを継続すると共に、前記給電端子20A’から吸い出される充電電流を、所定の第一上限電流値とした第一電流モードとし、該第一閾値電流値以上の充電電流が一定時間以上、検出されない場合に、前記信号端子20A”の電位をショートモードに切り替えることができる。これにより、バッテリパックは、まず電池駆動機器が多くの充電電流を要求する機器か否かの判別を行い、吸い上げられる電流を検出できない場合に、信号端子の電位をショートモードへ自動的に切り替えることで、電池駆動機器に応じた充電電流を供給できる。
さらにまた第6の側面に係るバッテリパックは、前記給電制御回路12がショートモードにおいて、電池駆動機器から吸い出される充電電流が所定の第二閾値電流を超える場合に、ショートモードを継続すると共に、前記給電端子20A’から吸い出される充電電流を、前記第一上限電流値よりも低い所定の第二上限電流値とした第二電流モードとし、該第二閾値電流以上の充電電流が一定時間以上、検出されない場合に、非監視モードとすると共に、前記給電端子20A’から吸い出される充電電流を、前記第二上限電流値よりも低い所定の第三上限電流値とした第三電流モードとすることができる。これにより、電池駆動機器が吸い出す電流値に応じて、さらに詳細に電池駆動機器の要求に応じた充電電流を供給できる。
さらにまた第7の側面に係るバッテリパックは、前記給電制御回路12が第一電流モード又は第二電流モードにおいて、充電電流が、第一閾値電流及び第二閾値電流より低い所定の第三閾値電流を下回った状態を一定時間以上継続した場合に、前記給電端子20A’からの給電を停止することができる。これにより、バッテリパックは電池駆動機器毎に充電電流に応じて適切な状態で充電を終了できる。このバッテリパックは、例えばスレートPC等を第一電流モードにより充電し、スマートフォン等を第二電流モードで充電することができる。
さらにまた第8の側面に係るバッテリパックは、前記給電制御回路12が第三電流モードにおいて、充電電流が、第三閾値電流より低い所定の第四閾値電流を下回った状態を一定時間以上継続した場合に、前記給電端子20A’からの給電を停止することができる。これにより、内蔵される機器側二次電池の蓄電容量が少ない低容量性負荷の電池駆動用機器であっても第三電流モードで充電した後、確実に満充電として給電を停止させることができる。
さらにまた第9の側面に係るバッテリパックは、前記出力コネクタ20の端子の形状を、USB規格と同一の形状とすることができる。これにより、規格化され、広く普及しているUSB端子を備える様々な電池駆動機器に対して給電可能とすると共に、出力電流を各電池駆動機器に応じた電力に調整することで、一のバッテリパックでもって複数の電池駆動機器に給電できる利点が得られる。
さらにまた第10の側面に係るバッテリパックは、前記バッテリパック10、30を、携帯型の給電器とすることができる。これにより、バッテリパックは、商用電源等が利用できない環境での緊急給電器として、多種類の電池駆動機器へ電力供給を可能とすることができる。
さらにまた第11の側面に係るバッテリパックは、電磁誘導作用で電力を搬送して充電する送電コイル101を有する充電台100に載せられて、送電コイル101から電力を受け取る受電コイル31と、前記受電コイル31に誘導される電力で前記二次電池セル11を充電する充電制御回路36と、を備え、充電台100に載せられた状態で、送電コイル101から前記受電コイル31に誘導される電力で前記二次電池セル11を充電可能に構成してなることができる。これにより、バッテリパックに内蔵する二次電池セルを充電するために、無接点充電が利用でき、給電器への機械的な接続を省いてより便利に使用できる利点が得られる。
さらにまた第12側面に係るバッテリパックと電池駆動機器は、電池駆動機器と、前記電池駆動機器に接続して電力供給可能なバッテリパックを備えるバッテリパックと電池駆動機器であって、前記電池駆動機器は、充電可能な機器側二次電池と、電力供給を受けることのできる入力コネクタと、前記入力コネクタにバッテリパックが接続された状態で、該接続されたバッテリパックが前記機器側二次電池を充電するための電力を供給可能かどうかを判別し、供給可能である場合に該バッテリパックから供給される電力を、前記機器側二次電池を充電する電力として制御するための機器充電制御回路と、を備え、前記バッテリパックは、充電可能な二次電池セル11と、前記電池駆動機器に適合させた電力に制御する給電制御回路12と、制御された電力を送電する出力コネクタ20と、を備え、前記出力コネクタ20は、給電端子20A’と、信号端子20A”を備えており、前記給電制御回路12は、前記信号端子20A”に異なる電圧に変化させることが可能であって、かつ前記信号端子20A”の異なる電圧と割り当てられた複数の端子電圧選択モードを備えており、さらに前記給電制御回路12は、前記出力コネクタ20に前記入力コネクタを介して接続された電池駆動機器が吸い出す充電電流に応じて、端子電圧選択モードを切り替え可能に構成することができる。これにより、異なる種類の電池駆動機器であっても、複数の端子電圧選択モードを用意することで一のバッテリパックを用いて充電に対応できる。またバッテリパックは、電池駆動機器の給電器として機能し、この電池駆動機器の給電可能な端子電圧選択モードに変更可能なため、様々な電池駆動機器への給電が可能となり、接続先の電池駆動機器の種別に応じた切替等の煩わしい操作を行うことなく充電を行うことができる。
さらにまた第13の側面に係るバッテリパックを用いた充電方法は、前記バッテリパックの出力コネクタ20に電池駆動機器を接続する工程と、該電池駆動機器の要求に応じて、前記出力コネクタ20に含まれる給電端子20A’を通じて、前記バッテリパックに内蔵される二次電池セル11から電池駆動機器側への電流の吸い出しを開始する工程と、該電流を前記バッテリパックに含まれる給電制御回路12にて検出する工程と、前記給電制御回路12で検出された電流の値に応じて、前記給電制御回路12が前記出力コネクタ20に含まれる信号端子20A”の電圧を、予め設定された電流値と端子電圧の割り当てに従い、所定の電圧値に切り替える工程と、を含むことができる。
さらにまた第14の側面に係るバッテリパックを用いた充電方法は、前記信号端子20A”が、D+端子20cとD−端子20dとを含んでおり、前記電流値と端子電圧の割り当てが、前記給電制御回路12が所定の第一閾値電流値以上を検出した場合には、前記D+端子20cとD−端子20dを各々所定の電圧値とし、前記給電制御回路12が所定の第一閾値電流値を下回った場合に、前記D+端子20cと前記D−端子20dとの両端子をショートさせ、ることができる。これにより、バッテリパックは、信号端子の電圧を検出している電池駆動機器の動作に応じて、自動的に適合した信号端子電圧に切り替えることができ、異なる充電電流の電池駆動機器に対応することができる。
さらにまた第15の側面に係るバッテリパックを用いた充電方法は、前記給電制御回路12が電流値に応じて前記信号端子20A”の端子電圧を選択するモードとして、前記D+端子20cと前記D−端子20dが各々、所定の電圧を有する中間電位モードと、前記D+端子20cと前記D−端子20dとをショートさせたショートモードとを切替可能とすることができる。
実施例1に係るバッテリパックがスレートPCに接続された状態を示す斜視図である。 実施例1に係るバッテリパックがスマートフォンに接続された状態を示す斜視図である。 実施例1に係るバッテリパックがその他の電池駆動機器に接続された状態を示す斜視図である。 各電池駆動機器へ電力を供給する実施例1に係るバッテリパックの接続機器の識別のフローチャートである。 実施例1に係るバッテリパックの回路を示すブロック図である。 実施例1に係るバッテリパックの出力コネクタ側からの外観を示す斜視図である。 実施例1に係るバッテリパックの受電コネクタ側からの外観を示す斜視図である。 実施例1に係るバッテリパックの分解斜視図である。 実施例2に係るバッテリパックの回路を示すブロック図である。 実施例2に係るバッテリパックを無接点充電器に載置される状態を示す斜視図である。 実施例2に係るバッテリパックの分解斜視図である。 従来のバッテリパックの分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための出力コネクタを備えるバッテリパック及びバッテリパックと電池駆動機器並びにバッテリパックを用いた充電方法を例示するものであって、本発明は出力コネクタを備えるバッテリパック及びバッテリパックと電池駆動機器並びにバッテリパックを用いた充電方法を以下のものに特定しない。さらに、本明細書においては、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」及び「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部材の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。
(実施例1)
以下、実施例1として、電池駆動機器へ電力を供給できるバッテリパックについて、図1から図8に基づいて説明する。これらの図において、図1はバッテリパックがスレートPCに接続された状態を示す斜視図、図2はバッテリパックがスマートフォンに接続された状態を示す斜視図、図3はバッテリパックがその他の電池駆動機器に接続された状態を示す斜視図である。さらに、図4は各電池駆動機器へ電力を供給するバッテリパックの接続機器の識別のフローチャートを示している。さらにまた、図5は実施例1に係るバッテリパックの回路を示すブロック図、図6は実施例1に係るバッテリパックの出力コネクタ側からの外観を示す斜視図、図7は実施例1に係るバッテリパックの受電コネクタ側からの外観を示す斜視図、図8は実施例1に係るバッテリパックの分解斜視図である。
まず図1から図3に示すバッテリパックが電池駆動機器に接続された状態を示している。各電池駆動機器には、電力を供給される入力コネクタを有している。このような電力供給に関し従来は、AC/DCアダプタ等を利用し充電を行っていたが、最近ではUSB端子を利用し、情報通信と共に電力供給をも可能な電池駆動機器が主流となりつつある。しかし、USBによる給電可能な電池駆動機器は、各機器により充電電流や充電電圧が異なることが多く存在するため、各々の充電装置毎の給電器が必要となっている。そこでこの実施例1で示すバッテリパックは、USB端子より電池駆動機器への電力供給を可能とし、持ち運びが可能で、さらに電池駆動機器の種別の限定を回避することができる。
図1に示す電池駆動機器50は、大型な液晶パネルを搭載したスレートPCを示している。スレートPCはタブレットPC等とも呼ばれ、内部に大型な機器側二次電池53を収納しているため電力供給に関して大電力による充電を必要とする。このバッテリパック10の出力コネクタ20は、情報通信と共に電力を給電することができるUSB端子20Aとしている。USB端子20Aは、USB接続ケーブル80を接続し、電池駆動機器50の入力コネクタであるUSB入力端子51と接続されることにより、電力供給させることができる。ただ、バッテリパック10の内部の二次電池セルへの充電は、無接点充電回路を付加してもよい。このような例のバッテリパックは、バッテリパック30として図9から図11に示し、実施例2として後述詳細に説明する。このバッテリパック30は、バッテリパック10と同様に電池駆動機器への電力供給が可能である。よって以下記載しているバッテリパック10は、バッテリパック30とすることもできる。
さらにこのスレートPCである電池駆動機器50は、USB端子20Aの後述する信号端子20A”を監視し、受電可能な給電器か否かを判別している。このバッテリパック10は、USBの信号端子20A”の制御によりこのスレートPCである電池駆動機器50の給電器とすることを可能としている。一方、電池駆動機器50側が受電不可能な給電器と判断した場合には、充電動作を停止させる。この時点で、バッテリパック10は、送電を一定時間停止させる。
図2に示す電池駆動機器60は、携帯電話やスマートフォン等を示している。このような電池駆動機器60は、スレートPCである電池駆動機器50と同様、USB端子20Aの信号端子20A”を監視し、受電可能な給電器か否かを判断している。さらに、急速充電が可能な電池駆動機器も存在しているため、USBにおける信号端子の制御と共に、電池駆動機器側が要求する電力を供給することを可能としている。この電池駆動機器60は、駆動用電池としての機器側二次電池63を有している。
電池駆動機器60の機器側二次電池63に対する電力供給は、給電器としてのバッテリパック10のUSB端子20Aより行われる。具体的には、USB接続ケーブル80の一方をバッテリパック10のUSB端子20Aと接続し、さらに他方を、電池駆動機器60の入力コネクタであるUSB入力端子61とを接続することにより、機器側二次電池63の充電を行うことができる。
図3に示す電池駆動機器70は、内蔵される機器側二次電池73の容量が小さい、例えば携帯音楽プレーヤや携帯録音機のような、低容量性負荷の機器を示している。このような電池駆動機器70の中には、USB端子20Aの信号端子20A”を監視していない機種もあり、さらに供給電力も大電力は必要としない機種もある。このような電池駆動機器70に対しても実施例のバッテリパック10は、小電力又は大電力による充電を可能とし、確実に満充電させることができる。
さらに、電池駆動機器70の機器側二次電池73への電力供給も、上記と同様にバッテリパック10のUSB端子20Aより行われる。具体的には、USB接続ケーブル80の一方をバッテリパック10のUSB端子20Aと接続し、さらに他方を電池駆動機器70の入力コネクタであるUSB入力端子71と接続することにより機器側二次電池73の充電を行うこととができる。
(第一電流モード)
このように、スレートPCやスマートフォン、あるいは低容量性負荷の携帯機器といった、充電電流が異なる複数の電池駆動機器に対して、同一のバッテリパックを用いてそれぞれ充電することができる。この様子を、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
まずステップS1では、電池駆動機器に接続されたバッテリパック10が電力出力を開始する。ここで、バッテリパック10のUSB端子20Aは、後述する給電端子20A’と信号端子20A”を有している。さらに、信号端子20A”は、D+端子20cとD−端子20dを有し、各端子にはそれぞれ所定の電圧が印加されている。ここで、バッテリパックはD+端子20cとD−端子20dにそれぞれ印加される電圧値を可変としている。また複数の異なる電圧値の組み合わせが予め用意されており、各組み合わせを端子電圧選択モードとして切り替え可能としてる。端子電圧選択モードの切り替えは、電池駆動機器から吸い出される充電電流に応じて行われる。
ステップS2においては、まず端子電圧選択モードとして、D+端子20cとD−端子20dがそれぞれ所定の電圧を有する中間電位モードとしている。ここでは、例えば5V電源を分圧した中間電位として、タブレットPCの仕様電圧に応じたタブレットPCモードとしている。
電池駆動機器50がスレートPCのような中間電位を検出する電池駆動機器である場合は、バッテリパック10のD+端子20cとD−端子20dの各々の電圧(中間電位)を検出し、受電可能な給電器か否かの判定を行っている。その結果、電池駆動機器50は、受電可能と判断した場合に充電を開始し、異なれば充電を制限し停止させている。
ステップS3においては、バッテリパック10は後述するDC−DCコンバータ13にて出力電流を検出し、測定開始時が第一閾値電流値(例えば80mA)以上の場合にはYES方向のステップS12へ移行する。これにより吸い出される最大充電電流値を第一電流モードとした充電可能なスレートPCである電池駆動機器50或いは信号端子20A”を監視していない機器は、吸い出す充電電流で継続させる。但しこの時点でのバッテリパック10は、スレートPCである電池駆動機器50或いは信号端子20A”を監視していない機器が要求する電流を最大1または1.5Aまでの充電電流として供給することができる第一電流モードとすることができる。但し、上記第一閾値電流値に関しては、80mAに限定されるものではなく、仕様に合った電流値とすることができる。
一方、出力電流の測定開始時が80mA未満のバッテリパック10は、NO方向のステップS4へと移行する。このステップS4移行する電池駆動機器は、満充電に近いスレートPCである電池駆動機器50、中間電位を検出せずD+端子20cとD−端子20dとの間のショートを検出して充電を開始するタイプの機器(例えば、スマートフォン)、または、満充電に近い信号端子20A”を監視していない機器である。このステップS4では、DC−DCコンバータ13において出力電流が80mA未満の状態が約5秒経過した場合には、ステップS5へ移行する。一方この時間帯で80mA以上の出力電流を検出した場合には、NO方向のステップS2へと戻り再度検証を実行する。このようなステップは、充電開始時には、十分な充電流値に達しないことがあるので、電流値が小さくてもしばらく充電を行うことになる。
(第二電流モード))
ステップS5へ移行した場合には、バッテリパック10の電力出力を約0.25秒停止させる。さらにステップS6へ移行し、給電制御回路12がバッテリパック10の情報端子20A”であるD+端子20cとD−端子20dとの間をショートさせる。これにより、バッテリパック10は、接続されている機器を信号端子20A”を監視してショート情報を得ることができるスマートフォン等のような電池駆動機器60、又は信号端子20A”を監視していないその他の電池駆動機器と認識する。この両端子のショートは、Smart Phone modeの仕様とした端子電圧選択モードとしている。一方、満充電に近いスレートPCである電池駆動機器50は、信号端子20A”に中間電位を検出できないために充電が停止される。
次にステップS7へ移行したバッテリパック10は、DC−DCコンバータ13にて出力電流を検出し、測定開始時が第二閾値電流値としての150mA以上の場合にはYES方向のステップS12へ移行する。これにより吸い出される最大充電電流値を第二電流モードとした充電が可能なスマートフォン等である電池駆動機器60は、充電を継続させる。但し、バッテリパック10は、信号端子20A”を監視していないその他の電池駆動機器が第二閾値電流値としての150mA以上の場合にも充電を継続させることができる。この時点でのバッテリパック10は、スマートフォンである電池駆動機器60或いは信号端子20A”を監視していないその他の電池駆動機器が要求する電流を最大1Aまでの充電電流として供給することができる第二電流モードとすることができる。一方、出力電流の測定開始時が第二閾値電流としての150mA未満の場合におけるバッテリパック10は、満充電に近いスマートフォンである電池駆動機器60、満充電に近い信号端子20A”を監視していない電池駆動機器であり、NO方向のステップS8へと移行する。但し、上記第二閾値電流値に関しては、150mAに限定されるものではなく、仕様に合った電流値とすることができる。
(第三電流モード)
さらにこのステップS8では、DC−DCコンバータ13の出力電流が150mA未満の状態が約5分経過した場合には、YES方向のステップS9へ移行する。こ一方この時間帯で150mAを超える出力電流を検出した場合には、NO方向のステップS6へと戻る。このようなステップは、充電開始時には、十分な充電流値に達しないことがあるので、電流値が小さくてもしばらく充電を行うことになる。
ステップS9へ移行したバッテリパック10は、満充電に近いスマートフォンである電池駆動機器60、或いは、信号端子20A”を監視していないその他の電池駆動機器への充電を継続することができる。さらにバッテリパック10は、内蔵される機器側二次電池の蓄電容量が少ない低容量性負荷用の電池駆動用機器70により吸い出される最大充電電流値を第三電流モードとし充電することもできる。さらにまた、バッテリパック10は、接続される電池駆動機器が信号端子20A”を監視しない場合に非監視モードとし、充電することもできる。この電池駆動機器への出力電流が、第四閾値電流値としての30mA以上の場合には、YES方向へ移行し充電を繰り返す動作となる。これに対し、充電電流が30mA未満の場合には、NO方向のステップS10へ移行する。但し、上記第四閾値電流値に関しては、30mAに限定されるものではなく、仕様に合った電流値とすることができる。
このステップS10では、バッテリパック10の出力電流が30mA未満で約5分経過した場合、YES方向のステップS11へ移行する。一方30mA以上の出力電流を時間内に検出した場合には、NO方向のステップS9へ戻り、充電を継続する。
ステップS11へ移行したバッテリパック10は、満充電であるとして送電を停止させる。これにより満充電に近いスマートフォンである電池駆動機器60、信号端子20A”を監視していないその他の電池駆動機器、或いは、低容量負荷である電池駆動機器70は、確実に満充電とし、電流を停止することができ過充電を防ぐことができる。
(第一電流モード又は第二電流モード)
ステップ12へ移行したバッテリパック10は、スレートPCである電池駆動機器50又はスマートフォンである電池駆動機器60、或いは信号端子20A”を監視していないその他の電池駆動機器との接続と認識している。この電池駆動機器への出力電流が、第三閾値電流値としての60mA以上の場合には、YES方向へ移行し充電を繰り返す動作となる。これに対し、充電電流が60mA未満の場合には、NO方向のステップS13へ移行する。但し、上記第三閾値電流値に関しては、60mAに限定されるものではなく、仕様に合った電流値とすることができる。
ステップS13へ移行したバッテリパック10は、出力電流が60mA未満で約1分経過した場合には、YES方向のステップS14へ移行する。一方60mA以上の出力電流を時間内に検出した場合には、NO方向のステップS12へ戻り、充電を継続する。
ステップS14へ移行したバッテリパック10は、満充電であるとして送電を停止させる。これにより、スレートPCである電池駆動機器50又はスマートフォンである電池駆動機器60或いは、信号端子20A”を監視していないその他の電池駆動機器は、確実に満充電とし、電流を停止することができ過充電を防ぐことができる。
以上のように実施例のバッテリパック10は、DC−DCコンバータ13に流れる出力電流値を判断基準とし、スレートPCとしての電池駆動機器50、スマートフォン等としての電池駆動機器60又はその他の信号端子20A”を監視していない機器電池駆動機器かを判断している。さらにバッテリパック10は、電池駆動機器側の満充電を検出して電力の供給を停止させることもできる。これにより、電池駆動機器の機器側二次電池は、過充電されることなく安定した充電電流を受けることができ、安全性を確保することができる。
図5は、実施例1のバッテリパック10が電池駆動機器50、60、70と接続された回路のブロック図を示している。このバッテリパック10は、USB端子20Aを、電池駆動機器50、60、70の入力コネクタであるUSB入力端子51、61、71と接続されている。
(電池駆動機器)
接続される電池駆動機器50、60、70は、システム制御回路54、64、74とシステム駆動用の機器側二次電池53、63、73を内蔵している。さらに、この機器側二次電池53、63、73への充電は、外部電源接続のためのUSB入力端子51、61、71より電力を受電し、機器充電制御回路52、62、72により制御された電力が供給される。これらの電池駆動機器50、60、70は、電力供給のための携帯型の給電器として、実施例1のバッテリパック10を接続している。
(バッテリパック10)
このバッテリパック10は、出力コネクタ20、押しボタンスイッチ21、LED22及び受電コネクタ23を外装に表出させている。さらに、バッテリパック10は、給電制御回路12、スイッチ15、スイッチング回路17、残容量検出回路18及び充電制御回路16を集積させた回路基板19を配置している。さらにまた、バッテリパック10は、電力出力原としての二次電池セル11を備えている。
(給電制御回路12)
この実施例1のバッテリパック10は、電池駆動機器への電力供給を制御する給電制御回路12を備えている。さらにこの給電制御回路12は、DC−DCコンバータ13及びD端子電圧制御部14を備え、モード切替手段としている。D端子電圧制御部14により後述する信号端子20A”の端子の電圧を制御させることにより種々の電池駆動機器への送電を可能としている。
(USB端子20A)
給電制御回路12の出力は、出力コネクタ20を経由し、電池駆動機器へ電力を供給可能としている。この出力コネクタ20は、USB端子20Aを利用している。このUSB端子20Aには、給電端子20A’と信号端子20A”を有している。さらに給電端子20A’は、PLUS端子20aとGND端子20bで構成され、さらにまた信号端子20A”は、D+端子20cとD−端子20dで構成されている。
(DC−DCコンバータ13)
給電端子20A’は、バッテリパック10内のDC−DCコンバータ13からの電力を受け、電池駆動機器50、60、70が要求する電力を送電可能としている。これにより、バッテリーパック10は、電池駆動機器を選ぶことなく、USB入力端子を有する全ての電池駆動機器に対応させた電力を供給することができる。
またDC−DCコンバータ13は、前述したフローチャートでも説明したように電池駆動機器側へ電力を送電し、電池駆動機器50、60、70が吸い出す充電電流の値を識別している。これにより、バッテリパック10は、接続されている電池駆動機器がスレートPC、スマートフォン又は低容量性負荷を判断し、それぞれの要求される電流を送電することができる。
(D端子電圧制御部14)
実施例1のD端子電圧制御部14は、信号端子20A”のD+端子20cとD−端子20dの端子電圧を制御する。ここでは、給電端子20A’を通じて電池駆動機器から吸い出される充電電流値に応じて、信号端子20A”の端子電圧を変化させている。電池駆動機器から吸い出される充電電流は、バッテリパック10のDC−DCコンバータ13により検出される。また、初期状態の信号端子20A”の端子電圧は、5V電源を分圧した中間電位である。このD端子電圧制御部14は、検出された充電電流に応じて、D+端子20cとD−端子20dの端子電圧を、モード切替手段にて変更することができる。モード切替手段は、複数の端子電圧の組み合わせとして、中間電位モード、ショートモードを用意している。また、信号端子20A”の端子電圧を監視しない電池駆動機器向けの非監視モードを備えることもできる。
例えば、D端子電圧制御部14は、DC−DCコンバータ13の出力電流値が予め定められた第一閾値電流値以上の場合には、中間電位モードとして、D+端子20cとD−端子20dを各々の電圧を中間電位の状態に保持する。一方、D端子電圧制御部14は、DC−DCコンバータ13の出力電流値が予め定められた第一閾値電流値未満の場合には、ショートモードとして、D+端子20cとD−端子20dを各々の電圧をショート状態とする。これらの動作は、給電制御回路12によりDC−DCコンバータ13とD端子電圧制御部14との情報の伝達制御により行っている。
実施例1の送電開始時の給電制御回路12は、まずDC−DCコンバータ13から出力される電流値が、第一閾値電流値(例えば80mA)を超えているか否かを判別している。この電流値が超えている場合のバッテリパック10は、電池駆動機器50がスレートPCであると認識し、電池駆動機器50が要求する電流を供給し、最大1又は1.5Aまでの電流で送電継続させることができる。一方、スレートPCである電池駆動機器50側では、D+端子20cとD−端子20dとを所定の電圧値とした中間電位を認識することにより、受電可能な給電器が接続されたものと判断し、充電を開始する。これにより、バッテリパック10のDC−DCコンバータ13は、電池駆動機器50への充電電流を検出することができる。ただ、バッテリパック10は、信号端子20A”を監視していない機器が第一閾値電流値を超えた充電を開始した場合にも、同様に機器が要求する電流を供給することができる。
一方、DC−DCコンバータ13からの出力電流が第一閾値電流値未満の場合、バッテリパック10は、モード切替手段により信号端子20A”のD+端子20cとD−端子20dとの間をショート状態としたショートモードへ移行する。さらにこの時点で、給電制御回路12は、DC−DCコンバータ13からの出力される電流値が、第二閾値電流値(例えば150mA)を超えているか否かを判別している。この第二閾値電流値を超えている場合、バッテリパック10は、接続されている電池駆動機器が携帯電話やスマートフォン等の電池駆動機器60であると認識し、このような電池駆動機器60が要求する電流を供給する。ここでは、最大1Aまでの電流で送電継続させることができる。ただ、バッテリパック10は、信号端子20A”を監視していない機器が第二閾値電流を超えた充電を開始した場合にも、同様に機器が要求する電流を供給することができる。
一方、電池駆動機器60側では、D+端子20cとD−端子20dとがショート状態であることを認識することにより、受電可能な給電器が接続されたものと判断し、充電を開始する。これにより、バッテリパック10のDC−DCコンバータ13は、電池駆動機器60への充電電流を検出することができる。
ここで、検出された電流値が第二閾値電流を超えていないと判断したバッテリパック10は、接続されている電池駆動機器が低容量負荷としての電池駆動機器70と認識し、電池駆動機器70が要求する電流を供給し、最大500mAまでの電流で送電継続させることができる。
一方、スレートPCである電池駆動機器50又は携帯電話やスマートフォン等の電池駆動機器60と認識したバッテリパック10は、第三閾値電流値を超えない電流値と判断した場合、供給電流を停止させることができる。また、低容量負荷の電池駆動機器70と認識したバッテリパック10は、第四閾値電流値を超えない電流値と判断した場合、供給電流を停止させることができる。これにより、バッテリパック10は、各電池駆動機器の満充電を検出し、過充電を防止することができ、安全性の確保を行うことができる。
(二次電池セル11)
ここでバッテリパック10の電力出力原としての二次電池セル11は、2本を並列に接続し、大電流出力を給電制御回路12で制御されている。これにより、バッテリパック10は、電池駆動機器50、60、70が要求する電力を供給可能としている。この実施例1での二次電池セルは、2本を並列で利用しているがこれに限るものではなく、1本でも又は3本以上とすることもできる。
さらに二次電池セルは、円筒形のリチウムイオン二次電池としている。リチウムイオン二次電池は、ラップトップタイプのマイクロコンピュータ等の電源など種々に多用されている18650の円筒形電池を使用できる。
さらにまたこの実施例での二次電池セルは、体積エネルギー密度の大きいリチウムイオン二次電池を使用することで、全体を軽く及び小さくして利便性を良く電池駆動機器へ充電可能なバッテリパックに利用できる特徴がある。ただこれに限るものではなく、二次電池セルは、リチウムポリマー電池、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池等の充電できる全ての円筒形の二次電池とすることもできる。
(スイッチング回路17)
ここで給電制御回路12は、二次電池セル11の出力をスイッチ15のON/OFFにより電力供給の制御を実行している。スイッチ15のON/OFFは、スイッチング回路17により実行される。これを利用し電池駆動機器50、60、70への電力供給の開始は、ユーザにより操作される押しボタンスイッチ21により実行することができる。押しボタンスイッチ21が押されることにより、スイッチング回路17が動作し、スイッチ15をONとすることができる。これにより、二次電池セル11の電力は、給電制御回路12を経由し、電力の出力コネクタ20であるUSB端子20Aより電池駆動機器50、60、70へ電力を供給することができる。この供給に際しUSB端子20Aは、電池駆動機器50、60、70側のUSB入力端子51、61、71と接続される。
(残容量検出回路18)
さらにバッテリパック10は、二次電池セル11の残容量を残容量検出回路18にて検出しており、残容量が少ない場合には、電力供給を停止するようスイッチング回路17を制御し、スイッチ15をOFFとしている。これにより、二次電池セル11の過放電を制限し、二次電池セルの保護を行うことができる。
(充電制御回路16)
ここでバッテリパック10の二次電池セル11は、外部電源からの電力を受電コネクタ23より入力され、その電力を充電制御回路16により制御された電力により充電される。この充電制御回路16は、二次電池セル11の電圧、充電電流及び電池温度等を監視しつつ、二次電池セル11を充電している。このバッテリパック10には、充電状況及び送電状況を把握するLED22を有している。例えば、二次電池セル11を充電中の残容量検出回路18は、LED22を制御し点滅間隔を早くさせ、満充電に達した場合には点灯させることができる。さらには、電池駆動機器へ送電中のLED22は、点滅間隔を遅くさせることができる。一方LEDの種別によっては、充電中は橙色とし、満充電に達した場合には緑色とさせ、電池駆動機器への送電中には赤色を表示させることで、色による確認表示を可能とすることもできる。
このバッテリパック10の外観を図6及び図7の斜視図により示している。まず、図6は、実施例1に係るバッテリパックの電力出力コネクタ側からの外観の斜視図を示している。バッテリパック10は外装ケース40である上外装ケース40Aと下外装ケース40Bで構成されている。この上外装ケース40Aは、上部にスイッチ窓41よりスイッチ15の操作部42を表出させている。これにより、バッテリパック10は、スイッチ15の操作部42をユーザが操作することにより、電池駆動機器への送電を開始させることができる。
さらに、LED22の点滅又は発光色が識別できる表示部43を設けている。これにより、バッテリパック10は、内部の二次電池セル11の充電状況及び電池駆動機器への送電状況がLED22の点滅又は発光色を識別されることにより確認することができる。
さらにまた、図の左側面には、コネクタ窓44A、44Bが開口されており、出力コネクタ20であるUSB端子20Aを二箇所に表出させている。これにより、バッテリパック10は、出力端子20と電池駆動機器側の受電端子であるUSB入力端子とを接続させることにより、送電可能となる。
また、図7は、実施例1に係るバッテリパックの受電コネクタ側からの外観の斜視図を示している。この図の右側面には、外部電源の受電コネクタ23であるDC入力コネクタ23A及びUSB入力コネクタ23Bを備えている。商用電源を直流電力へ変換された電力が受電コネクタ23より入力されることで、バッテリパック10は、内部の二次電池セル11を充電させることができる。
さらに図8は、このバッテリパック10の受電コネクタ側からの分解斜視図を示している。このバッテリパック10は、図の中央部に二次電池セル11と回路基板19を保持している基板絶縁ホルダー24を有した組立電池25を備えている。回路基板19には、押しボタンスイッチ21及びLED22と図示していないがその他の回路を備えている。さらに右側面には、商用電源を直流電力として受電する受電コネクタ23であるDC入力コネクタ23A及びUSB入力コネクタ23Bを備えている。押しボタンスイッチ21の上部には、操作部42が配置されている。さらにまた、バッテリパック10は、組立電池25を上下から上外装ケース40A及び下外装ケース40Bである外装ケース40で挟み込み、下部よりネジ45により止めて固定する形態としている。これにより、バッテリパック10は、一体構成とすることができ、多種類の電池駆動機器に対しての携帯型の緊急給電器として効果を発揮することができる。
(実施例2)
以上の例ではバッテリパックへは、外部電源と接点を介して充電する例を説明したが、本発明はこの構成に限られず、無接点でバッテリパックの二次電池セルを充電することも可能である。このような例を実施例2として、図9から図11に基づいて説明する。これらの図において、図9は実施例2に係るバッテリパックの回路を示すブロック図である。さらにまた、図10は実施例2に係るバッテリパックを無接点充電器に載置される状態を示す斜視図、図11は実施例2に係るバッテリパックの分解斜視図である。
図9は、実施例2のバッテリパック30が電池駆動機器50、60、70と接続された回路のブロック図を示している。この実施例2のバッテリパック30は、実施例1のバッテリパック10に無接点充電可能な受電コイル31と直列コンデンサ32及び受電コイル31からの誘導起電力を直流電力に変換する充電制御回路36を追加して設置されている。これにより、バッテリパック30の電力の出力関連は、実施例1のバッテリパック10と同様の動作を実行できる。違いとして実施例2の回路基板19’には、実施例1と同様に給電制御回路12、スイッチ15、スイッチング回路17及び残容量検出回路18を集積しているが、その他に充電制御回路36と直列コンデンサ32を集積させ配置している。これにより、二次電池セル11は、充電される電力を商用電源からの直流電力以外に、無接点による充電を可能としている。
実施例2に係るバッテリパックを無接点充電器に載置される状態の斜視図を図10に示している。受電コイル31を内蔵したバッテリパック30は、無接点の充電器100に載置させることにより、誘導起電力を発生させ内部の二次電池セル11を充電させることができる。この無接点の充電台100は、商用電源を直流電力に変換するACアダプタ105より電力を受け、内部に配置されている送電コイル101より磁束を発生させることができる。さらに、充電台100は、ケーシング102で絶縁されており、載置プレート103に記された図形104上にバッテリパック30を載置させることで送電することができる。
さらに図11は、このバッテリパック30の出力コネクタ側からの分解斜視図を示している。バッテリパック30は、外装ケース40’である上外装ケース40A’と下外装ケース40B’で構成されている。このバッテリパック30は、二次電池セル11と回路基板19’を保持している基板絶縁ホルダー24’を有した組立電池25’を備えている。回路基板19’には、押しボタンスイッチ21及びLED22と図示していないがその他の回路を備えている。さらに左側面には、出力コネクタ20であるUSB端子20Aを二箇所に設けている。押しボタンスイッチ21の上部には、操作部42が配置されている。
このバッテリパック30は、図の中央下部に示している受電コイル31とシールドプレート33を備えている。さらに、受電コイル31には、コイルの中心引出線31aと外周引出線31bを有している。このコイルの中心引出線31aと外周引出線31bは、上述の回路基板19’に電気的に接合される。さらにこの受電コイル31及びシールドプレート33は、下外装ケース40B’の内部に設けてあるコイル配置部34に配置され下外装ケース40B’と固定される。さらにまた、回路基板19’を有した組立電池25’は、上部より上外装ケース40A’が装着され、下外装ケース40B’とで挟み込まれ、下部よりネジ45により止めて固定されている。一体化されたバッテリパック30は、出力コネクタ20であるUSB端子20Aをコネクタ窓44A’,44B’より表出させることができる。これによりバッテリパック30は、USB接続により様々な電池駆動機器へ電力を供給できる給電器とすることができる。さらに、このバッテリパック30は、無接点による充電が可能なため、ケーブル等を接続することなく、充電台100に載置させておくだけで常に満充電を維持させておくことができ、緊急給電器としての効果を十分に発揮することができる。
本発明に係る出力コネクタを備えるバッテリパック及びバッテリパックと電池駆動機器並びにバッテリパックを用いた充電方法は、USB充電が可能なスレートPC、スマートフォン等及び携帯録音機等の電池駆動機器へ接続できる出力コネクタを備えるバッテリパックとして、好適に利用できる。
10、30…バッテリパック
11…二次電池セル
12…給電制御回路
13…DC−DCコンバータ
14…D端子電圧制御部
15…スイッチ
16、36…充電制御回路
17…スイッチング回路
18…残容量検出回路
19、19’…回路基板
20…出力コネクタ
20A…USB端子
20A’…給電端子
20a…PLUS端子
20b…GND端子
20A”…信号端子
20c…D+端子
20d…D−端子
21…押しボタンスイッチ
22…LED
23…受電コネクタ
23A…DC入力コネクタ
23B…USB入力コネクタ
24、24’…基板絶縁ホルダー
25、25’…組立電池
31…受電コイル
31a…中心引出線
31b…外周引出線
32…直列コンデンサ
33…シールドプレート
34…コイル配置部
40、40’…外装ケース
40A、40A’…上外装ケース
40B、40B’…下外装ケース
41…スイッチ窓
42…操作部
43…表示部
44A、44B、44A’、44B’…コネクタ窓
45…ネジ
50、60、70…電池駆動機器
51、61、71…USB入力端子
52、62、72…機器充電制御回路
53、63、73…機器側二次電池
54、64、74…システム制御回路
80…USB接続ケーブル
100…充電台
101…送電コイル
102…ケーシング
103…載置プレート
104…図形
105…ACアダプタ
901…円筒形電池
902…外装ケース
903…絶縁ホルダー
904…基板回路
909…電池組立
S1〜S14…ステップ

Claims (15)

  1. 電池駆動機器と接続して、該電池駆動機器に内蔵される機器側二次電池に給電するための出力コネクタを備えるバッテリパックであって、
    充電可能な二次電池セル(11)と、
    前記二次電池セル(11)の電力を、出力電力に変換するための給電制御回路(12)と、
    前記給電制御回路(12)で変換された出力電圧を外部に出力するための前記出力コネクタ(20)と、
    を備え、
    前記出力コネクタ(20)は、給電端子(20A')と、信号端子(20A")を備えており、
    前記給電端子(20A')は、前記出力コネクタ(20)に接続された電池駆動機器の要求に応じて、電流を供給可能であり、
    前記信号端子(20A")は、電池駆動機器から前記給電端子(20A')を介して吸い出される電流値に基づいて、該信号端子(20A")の端子電圧を異なる電圧値に切り替え可能としてなることを特徴とするバッテリパック。
  2. 請求項1に記載の出力コネクタを備えるバッテリパックであって、
    前記給電制御回路(12)が充電電流に応じて前記信号端子(20A")の端子電圧を選択する端子電圧選択モードとして、
    前記D+端子(20c)と前記D−端子(20d)が各々、所定の電圧を有する中間電位モードと、
    前記D+端子(20c)と前記D−端子(20d)とをショートさせたショートモードと
    を切替可能とすることを特徴とする出力コネクタを備えるバッテリパック。
  3. 請求項2に記載の出力コネクタを備えるバッテリパックであって、
    前記給電制御回路(12)が、端子電圧選択モードとしてさらに、前記信号端子(20A")の電圧を監視しない電池駆動機器に対して給電を行う非監視モードを含むことを特徴とする出力コネクタを備えるバッテリパック。
  4. 請求項2又は3に記載の出力コネクタを備えるバッテリパックであって、
    前記中間電位モードは、スレートPC用の端子電圧選択モードであり、
    前記ショートモードは、スマートフォン用の端子電圧選択モードであることを特徴とする出力コネクタを備えるバッテリパック。
  5. 請求項2から4のいずれか一に記載の出力コネクタを備えるバッテリパックであって、
    前記給電制御回路(12)が中間電位モードにおいて、
    電池駆動機器から吸い出される充電電流が、所定の第一閾値電流を超える場合に、中間電位モードを継続すると共に、前記給電端子(20A')から吸い出される充電電流を、所定の第一上限電流値とした大電流モードとし、
    該第一閾値電流値以上の充電電流が一定時間以上、検出されない場合に、前記信号端子(20A")の電位をショートモードに切り替えることを特徴とする出力コネクタを備えるバッテリパック。
  6. 請求項5に記載の出力コネクタを備えるバッテリパックであって、さらに、
    前記給電制御回路(12)がショートモードにおいて、
    電池駆動機器から吸い出される充電電流が所定の第二閾値電流を超える場合に、ショートモードを継続すると共に、前記給電端子(20A')から吸い出される充電電流を、前記第一上限電流値よりも低い所定の第二上限電流値とした第二電流モードとし、
    該第二閾値電流以上の充電電流が一定時間以上、検出されない場合に、非監視モードとすると共に、前記給電端子(20A')から吸い出される充電電流を、前記第二上限電流値よりも低い所定の第三上限電流値とした第三電流モードとすることを特徴とする出力コネクタを備えるバッテリパック。
  7. 請求項5又は6に記載の出力コネクタを備えるバッテリパックであって、
    前記給電制御回路(12)が第一電流モード又は第二電流モードにおいて、
    充電電流が、第一閾値電流及び第二閾値電流より低い所定の第三閾値電流を下回った状態を一定時間以上継続した場合に、前記給電端子(20A')からの給電を停止することを特徴とする出力コネクタを備えるバッテリパック。
  8. 請求項6に記載の出力コネクタを備えるバッテリパックであって、
    前記給電制御回路(12)が第三電流モードにおいて、
    充電電流が、第三閾値電流より低い所定の第四閾値電流を下回った状態を一定時間以上継続した場合に、前記給電端子(20A')からの給電を停止することを特徴とする出力コネクタを備えるバッテリパック。
  9. 請求項1から8のいずれか一に記載の出力コネクタを備えるバッテリパックであって、
    前記出力コネクタ(20)の端子の形状が、USB規格と同一の形状とすることを特徴とする出力コネクタを備えるバッテリパック。
  10. 請求項1から9のいずれか一に記載の出力コネクタを備えるバッテリパックであって、
    前記バッテリパック(10,30)を、携帯型の給電器とすることを特徴とする出力コネクタを備えるバッテリパック。
  11. 請求項1から10のいずれか一に記載の出力コネクタを備えるバッテリパックであって、さらに、
    電磁誘導作用で電力を搬送して充電する送電コイル(101)を有する充電台(100)に載せられて、送電コイル(101)から電力を受け取る受電コイル(31)と、
    前記受電コイル(31)に誘導される電力で前記二次電池セル(11)を充電する充電制御回路(36)と、
    を備え、
    充電台(100)に載せられた状態で、送電コイル(101)から前記受電コイル(31)に誘導される電力で前記二次電池セル(11)を充電可能に構成してなることを特徴とする出力コネクタを備えるバッテリパック。
  12. 電池駆動機器と、前記電池駆動機器に接続して電力供給可能なバッテリパックを備えるバッテリパックと電池駆動機器であって、
    前記電池駆動機器は、
    充電可能な機器側二次電池と、
    電力供給を受けることのできる入力コネクタと、
    前記入力コネクタにバッテリパックが接続された状態で、該接続されたバッテリパックが前記機器側二次電池を充電するための電力を供給可能かどうかを判別し、供給可能である場合に該バッテリパックから供給される電力を、前記機器側二次電池を充電する電力として制御するための機器充電制御回路と、
    を備え、
    前記バッテリパックは、
    充電可能な二次電池セル(11)と、
    前記電池駆動機器に適合させた電力に制御する給電制御回路(12)と、
    制御された電力を送電する出力コネクタ(20)と、
    を備え、
    前記出力コネクタ(20)は、給電端子(20A')と、信号端子(20A")を備えており、
    前記給電制御回路(12)は、前記信号端子(20A")に異なる電圧に変化させることが可能であって、かつ
    前記信号端子(20A")の異なる電圧と割り当てられた複数の端子電圧選択モードを備えており、
    さらに前記給電制御回路(12)は、前記出力コネクタ(20)に前記入力コネクタを介して接続された電池駆動機器が吸い出す充電電流に応じて、端子電圧選択モードを切り替え可能に構成してなることを特徴とするバッテリパックと電池駆動機器。
  13. 電池駆動機器と接続して、該電池駆動機器に内蔵される機器側二次電池を充電するためのバッテリパックを用いた充電方法であって、
    前記バッテリパックの出力コネクタ(20)に電池駆動機器を接続する工程と、
    該電池駆動機器の要求に応じて、前記出力コネクタ(20)に含まれる給電端子(20A')を通じて、前記バッテリパックに内蔵される二次電池セル(11)から電池駆動機器側への電流の吸い出しを開始する工程と、
    該電流を前記バッテリパックに含まれる給電制御回路(12)にて検出する工程と、
    前記給電制御回路(12)で検出された電流の値に応じて、前記給電制御回路(12)が前記出力コネクタ(20)に含まれる信号端子(20A")の電圧を、予め設定された電流値と端子電圧の割り当てに従い、所定の電圧値に切り替える工程と、
    を含むことを特徴とするバッテリパックを用いた充電方法。
  14. 請求項13に記載のバッテリパックを用いた充電方法であって、
    前記信号端子(20A")が、D+端子(20c)とD−端子(20d)とを含んでおり、
    前記電流値と端子電圧の割り当てが、
    前記給電制御回路(12)が所定の第一閾値電流値以上を検出した場合には、前記D+端子(20c)とD−端子(20d)を各々所定の電圧値とし、
    前記給電制御回路(12)が所定の第一閾値電流値を下回った場合に、前記D+端子(20c)と前記D−端子(20d)との両端子をショートさせ、
    ることを特徴とするバッテリパックを用いた充電方法。
  15. 請求項14に記載のバッテリパックを用いた充電方法であって、
    前記給電制御回路(12)が電流値に応じて前記信号端子(20A")の端子電圧を選択するモードとして、
    前記D+端子(20c)と前記D−端子(20d)が各々、所定の電圧を有する中間電位モードと、
    前記D+端子(20c)と前記D−端子(20d)とをショートさせたショートモードと
    を切替可能とすることを特徴とするバッテリパックを用いた充電方法。
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