JP5814752B2 - 1,3−ブタジエンおよびc6〜c8芳香族炭化水素の併産方法 - Google Patents

1,3−ブタジエンおよびc6〜c8芳香族炭化水素の併産方法 Download PDF

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Description

本発明は、炭化水素化合物の熱分解による1,3−ブタジエンおよびC6〜C8芳香族炭化水素の併産方法に関する。
1,3−ブタジエンは自動車用タイヤ材として使用されているスチレンブタジエンゴム(SBR)や自動車部品のシール材として使用されているアクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)の原料として有用な物質である。
1,3−ブタジエンは主としてナフサを熱分解してエチレンを製造するスチームクラッカーによって製造されているが、1,3−ブタジエンの収率は高くない。また、近年のスチームクラッカーは、エタンを熱分解する製法が主体となっており、この方法では1,3−ブタジエンはほとんど製造されない。そのため、近年、1,3−ブタジエンの需要が逼迫している。
その他に1,3−ブタジエンを製造する方法として、n−ブテンの直接脱水素やn−ブテンの酸化的脱水素などの方法が知られている。n−ブテンの直接脱水素では、熱力学的に不利であり、吸熱反応であることから高温の反応温度が必要とされる。そのため、触媒表面にコークと称される炭素沈積物が形成されやすく、触媒の活性を低下させるという問題がある。また、1,3−ブタジエンの収率も非常に低く、商業的な方法としては適しない(非特許文献1)。
n−ブテンの酸化的脱水素では、2−ブテンの酸化的脱水素反応により53%の収率が得られたことが報告されている(非特許文献2)。また、1−ブテンを反応物として使用した酸化的脱水素反応によって、21%の収率で1,3−ブタジエンが得られたことが報告されている(非特許文献3)。これらの方法では原料として純粋なn−ブテン(1−ブテンまたは2−ブテン)が使用されているため、商業的な製造法に必要な、原料の純度や他成分の影響については検討されていない。また、価値のある生成物は目的物である1,3−ブタジエンだけであるにもかかわらず、収率が十分高いとはいえないし、触媒寿命についてはなんら記載されていない。
ここで、反応物に所定量以上のn−ブタンを含む場合には、1,3−ブタジエンの収率が低くなるという別の問題がある(特許文献1、非特許文献4)。
しかしながら、実際のスチームクラッカー等から得られるC4留分にはブタン類が多分に含まれる。特にn−ブテンとn−ブタンの分離は困難である。仮に種々の方法にて、C4留分から純粋なn−ブテンを分離できたとしても、分離のために多くの工程が必要とされ経済効率が低下する。
一方で、近年、エタンをはじめとしたLPGを原料としたスチームクラッカーが世界的に主流となってきている。このようなスチームクラッカーでは、エチレンは得られるものの1,3−ブタジエンが得られないばかりか、樹脂の原料や溶剤など需要の多いベンゼン、トルエン、キシレンといったC6〜C8芳香族炭化水素の生成も極めて少ない。
C6〜C9芳香族炭化水素の製造に関連する技術として、結晶性シリケート、特にMFI型構造をもつ結晶性アルミノシリケートおよび結晶性メタロシリケートと接触させる方法が知られている。例えば、特許文献2によれば、組成式2NaO:9(CNOH:0.33Ga:25SiO:450HOで表される結晶質ケイ酸ガリウムの焼成物をアンモニウム交換後、か焼したものを触媒として用いて、n−ブタンとプロパンをそれぞれ芳香族化処理する方法が具体的に示されている。
また特許文献3によれば、炭素数2〜7の軽質炭化水素を、温度350〜650℃、水素分圧490kPa(5kg/cm)以下の条件でSiO、AlOおよびGaO四面体で骨格が形成されている結晶性アルミノガロシリケートと接触させてC6〜C9芳香族炭化水素を製造する方法が示されている。
しかしながら、これらの方法では、化学品となる価値のある生成物は目的物である芳香族炭化水素だけであるにもかかわらず、軽質炭化水素からの芳香族炭化水素収率が低く、また触媒が短期間で失活するために数日ごとに空気再生を繰り返す必要があるなど、工業的には未だ満足すべきものではない。
そのため、1,3−ブタジエンを製造でき、かつC6〜C8芳香族炭化水素を工業的に併産できる方法が求められている。
特表2005−536498号公報 特開昭59−98020号公報 特開昭62−254847号公報
L.M.Madeira、M.F.Portela,「Catalysis Reviews」,44巻,2002年,p.247−286 R.J.Rennard、W.L.Kehl,「Journal of Catalysis」,21巻,1971年,p.282−293 J.A.Toledo、P.Bosch、M.A.Valenzuela、A.Monotoya、N.Nava,「J.Mol.Catal.A」,125巻,1997年,p.53 L.M.Welch、L.J.Croce、H.F.Christmann,「HydrocarbonProcessing」,1978年,p.131−136
本発明は、新たな設備を必要とせず経済的に優れ、且つ選択された物質を熱分解することによって1,3−ブタジエンおよびC6〜C8芳香族炭化水素を併産する方法を提供することを目的とする。
上記課題解決のためには、ナフサを原料とした既存のスチームクラッカーの原料を変えることで、1,3−ブタジエンとC6〜C8芳香族を得ることが経済的にも望ましい。本発明者らは鋭意研究を行った結果、下記式(2)で表される化合物を含む炭化水素化合物を熱分解することによって、需要の多い1,3−ブタジエンおよびC6〜C8芳香族炭化水素が併産できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、下記式(2)で表される化合物を含む炭化水素化合物を熱分解することを特徴とする1,3−ブタジエンおよびC6〜C8芳香族炭化水素の併産方法である。
Figure 0005814752
(式(2)中、Rは、水素、メチル基、エチル基またはビニル基を表す。)
また本発明は、前記炭化水素化合物とスチームとを混合して熱分解することを特徴とする前記の併産方法である。
また本発明は、式(2)中のRが水素であることを特徴とする前記の併産方法である。
また本発明は、分解される炭化水素化合物中の式(2)の含有量が5〜40質量%であることを特徴とする前記の併産方法である。
本発明によれば、新たな設備を必要とせず経済的に優れ、且つ選択された物質を熱分解することにより、1,3−ブタジエンおよびC6〜C8芳香族炭化水素を高収率で製造することができる。
本発明に係る1,3−ブタジエンおよびC6〜C8芳香族炭化水素の併産方法について、以下に説明する。
本発明の1,3−ブタジエンおよびC6〜C8芳香族炭化水素の併産方法において用いられる熱分解原料は、下記式(2)表される化合物を含有する炭化水素化合物である。
Figure 0005814752
(2)におけるRは、水素、メチル基、エチル基またはビニル基を表し、水素であることが好ましい。Rが水素のときは、1,3−ブタジエンおよびC6〜C8芳香族炭化水素の収率が特に優れる。Rがメチル基である場合は、分解により価値の低いメタンの生成量が多くなる傾向があるが、Rが水素であればメタンの生成は少ない。
熱分解される炭化水素化合物中の式(2)で表される化合物の含有量は5〜40質量%であることが好ましく、より好ましくは7〜40質量%、さらに好ましくは10〜40質量%である。式(2)で表される化合物の含有量が5質量%未満であると1,3−ブタジエンおよびC6〜C8芳香族炭化水素の収率の増加量が少なく、効果が小さい。一方、式(2)で表される化合物の含有量が40質量%を超えると、式(2)で表される化合物はナフサに比べ熱分解され難いため、熱分解反応器にフィードされたトータルの分解率が低下するため好ましくない。
熱分解原料として用いられる炭化水素化合物において、式(2)で表される化合物を除いた炭化水素化合物としては、炭素数2〜20程度の脂肪族炭化水素化合物および炭素数6〜9程度の芳香族炭化水素化合物を用いることができる。脂肪族炭化水素化合物の炭素数は5〜8程度が好適である。炭素数が小さいものは分解し難く、また炭素数が大きいものは重質分が多く副生するため好ましくない。また芳香族炭化水素化合物としてはトルエンが好ましい。
本発明において、前記式(2)で表される化合物を含有する炭化水素化合物を原料とし、これを熱分解することより1,3−ブタジエンとC6〜C8芳香族炭化水素を効率よく併産することができる。
本発明の方法によれば、式(2)で表される化合物の熱分解のよる、1,3−ブタジエンおよびC6〜C8芳香族炭化水素の収率は合計で少なくとも20質量%以上であり、好適には30質量%を遥かに超える収率が得られる。
熱分解反応は、式(2)で表される化合物を含有する炭化水素化合物とスチームとを混合して熱分解することが好ましい。これにより、熱分解を促進させるだけでなく、反応器でのコークの生成も抑制できる。
熱分解反応における反応温度は、好ましくは600〜900℃である。反応温度が高くなると、反応に必要な熱を確保するためのエネルギー消費量が多くなり、経済的に好ましくない。一方、加熱温度が低いと、分解率が低くなるため好ましくない。上記温度範囲で反応を行うことにより、経済性良く1,3−ブタジエンおよびC6〜C8芳香族炭化水素の収率を高めることすることができる。
熱分解反応における圧力は、0.01〜5.0MPaであることが好ましい。より好ましくは0.01〜1.0MPaであり、さらに好ましくは0.01〜0.2MPaである。圧力が高くなると分圧が低くなり、分解反応が進行し難くなるため好ましくない。上記圧力範囲で反応を行うことにより、経済性良く1,3−ブタジエンおよびC6〜C8芳香族炭化水素の収率を高めることすることができる。
熱分解反応器の形式は特に制限がなく、回分式の反応器や管型の反応器が選択できる。
連続的に熱分解反応を実施するためには、管型の反応器を用いることが好ましい。
熱分解反応における滞留時間は、0.1〜600秒であることが好ましい。さらに好ましくは0.1〜30秒である。滞留時間が600秒を超える場合は、過分解が促進されメタンなどの価値の低い生成物の量が増加する、また設備も巨大なものとなる。滞留時間が0.1秒を下回る場合には分解反応が十分進行しないため好ましくない
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
なお、表1〜3における式(1)で示される化合物とは下記のものである。
Figure 0005814752
(式(1)中、Rは、水素、メチル基、エチル基またはビニル基を表す。)
参考例1
長さ300mmの管形インコネル製反応器(内径10.2mm)を外部よりヒーターにて800℃に加熱し、上部よりシクロヘキサンをトルエンで希釈した混合原料(シクロヘキサン10質量%+トルエン90質量%)および水を、ガスとして毎秒0.50mの線流速にて供給し、下部より抜き出しながら熱分解反応を実施した。水(mol)/炭化水素(mol)=0.41とした。原料の供給開始より2時間後の反応結果を表1に示す。シクロヘキサンの転化率は100%であった。
なお、シクロヘキサン転化率および表1中、各生成物の「収率(%)」はそれぞれ下記式より算出した値である。
シクロヘキサン転化率(%)=[1−(生成物中のシクロヘキサン質量濃度/原料中のシクロヘキサン質量濃度)]×100
各成分の収率(%)=(生成物の全質量濃度−原料中トルエンの質量濃度)/(原料の全質量濃度−原料中トルエンの質量濃度))×各成分のGCmass%×100
(実施例
シクロヘキセンをトルエンで希釈した混合原料(シクロヘキセン10質量%+トルエン90質量%)を原料に用いた以外は、参考例1と同様の方法で熱分解反応を行った。原料の供給開始より2時間後の反応結果を表1に示す。シクロヘキセンの転化率は100%であった。
なお、シクロヘキセン転化率および表1中、各生成物の「収率(%)」はそれぞれ下記式より算出した値である。
シクロロヘキセン転化率(%)=[1−(生成物中のシクロヘキセン質量濃度/原料中のシクロヘキセン質量濃度)]×100
各成分の収率(%)=(生成物の全質量濃度−原料中トルエンの質量濃度)/(原料の全質量濃度−原料中トルエンの質量濃度))×各成分のGCmass%×100
(実施例
ビニルシクロヘキセンをトルエンで希釈した混合原料(ビニルシクロヘキセン30質量%+トルエン70質量%)を原料に用いた以外は、実施例1と同様の方法で熱分解反応を行った。原料の供給開始より2時間後の反応結果を表1に示す。ビニルヘキセンの転化率は100%であった。
なお、ビニルシクロヘキセン転化率および表1中、各生成物の「収率(%)」はそれぞれ下記式より算出した値である。
ビニルシクロロヘキセン転化率(%)=[1−(生成物中のビニルシクロヘキセン質量濃度/原料中のビニルシクロヘキセン質量濃度)]×100
各成分の収率(%)=(生成物の全質量濃度−原料中トルエンの質量濃度)/(原料の全質量濃度−原料中トルエンの質量濃度))×各成分のGCmass%×100
参考例2
メチルシクロヘキサンをトルエンで希釈した混合原料(メチルシクロヘキサン10質量%+トルエン90質量%)を原料に用いた以外は、実施例1と同様の方法で熱分解反応を行った。原料の供給開始より2時間後の反応結果を表1に示す。メチルシクロヘキサンの転化率は100%であった。
なお、メチルシクロヘキサン転化率および表1中、各生成物の「収率(%)」はそれぞれ下記式より算出した値である。
メチルシクロヘキサン転化率(%)=[1−(生成物中のメチルシクロヘキサン質量濃度/原料中のメチルシクロヘキサン質量濃度)]×100
各成分の収率(%)=(生成物の全質量濃度−原料中トルエンの質量濃度)/(原料の全質量濃度−原料中トルエンの質量濃度))×各成分のGCmass%×100
参考例3
シクロヘキサンをトルエンで希釈した混合原料(シクロヘキサン5質量%+トルエン95質量%)を原料に用いた以外は、実施例1と同様の方法で熱分解反応を行った。原料の供給開始より2時間後のシクロヘキサンの反応結果を表1に示す。シクロヘキサンの転化率は100%であった。
参考例4
シクロヘキサンをトルエンで希釈した混合原料(シクロヘキサン20質量%+トルエン70質量%)を原料に用いた以外は、実施例1と同様の方法で熱分解反応を行った。原料の供給開始より2時間後のシクロヘキサンの分解率を表2に示す。
(実施例
シクロヘキセンをトルエンで希釈した混合原料(シクロヘキセン30質量%+トルエン70質量%)を原料に用いた以外は、実施例1と同様の方法で熱分解反応を行った。原料の供給開始より2時間後のシクロヘキセンの分解率を表2に示す。
(実施例
シクロヘキセンをトルエンで希釈した混合原料(シクロヘキセン40質量%+トルエン60質量%)を原料に用いた以外は、実施例1と同様の方法で熱分解反応を行った。原料の供給開始より2時間後のシクロヘキセンの分解率を表2に示す。
(実施例
シクロヘキセンをトルエンで希釈した混合原料(シクロヘキセン60質量%+トルエン40質量%)を原料に用いた以外は実施例1と同様の方法で熱分解反応を行った。原料の供給開始より2時間後のシクロヘキセンの分解率を表2に示す。
(比較例1)
原料をナフサ(組成は表3に記載)とした以外は、実施例1と同様の方法で熱分解反応を行った。原料の供給開始より2時間後の反応結果を表1に示す。
各成分の収率(%)=各成分のGCmass%×100
(比較例2)
トルエンを原料に用いた以外は、実施例1と同様の方法で熱分解反応を行った。原料の供給開始より2時間後の反応結果を表1に示す。トルエンは全く分解しなかった。
(比較例3)
シクロペンテンをトルエンで希釈した混合原料(シクロペンテン10質量%+トルエン90質量%)を原料に用いた以外は、実施例1と同様の方法で熱分解反応を行った。原料の供給開始より2時間後の反応結果を表1に示す。シクロペンテンの転化率は100%であった。
なお、シクロペンテン転化率および表1中、各生成物の「収率(%)」はそれぞれ下記式より算出した値である。
シクロペンテン転化率(%)=[1−(生成物中のシクロペンテン質量濃度/原料中のシクロペンテン質量濃度)]×100
各成分の収率(%)=(生成物の全質量濃度−原料中トルエンの質量濃度)/(原料の全質量濃度−原料中トルエンの質量濃度))×各成分のGCmass%×100
(比較例4)
シクロペンタンをトルエンで希釈した混合原料(シクロペンタン10質量%+トルエン90質量%)を原料に用いた以外は、実施例1と同様の方法で熱分解反応を行った。原料の供給開始より2時間後の反応結果を表1に示す。シクロペンタンの転化率は100%であった。
なお、シクロペンタン転化率および表1中、各生成物の「収率(%)」はそれぞれ下記式より算出した値である。
シクロペンタン転化率(%)=[1−(生成物中のシクロペンタン質量濃度/原料中のシクロペンタン質量濃度)]×100
各成分の収率(%)=(生成物の全質量濃度−原料中トルエンの質量濃度)/(原料の全質量濃度−原料中トルエンの質量濃度))×各成分のGCmass%×100
Figure 0005814752
Figure 0005814752
Figure 0005814752
本発明の方法は、選択された物質を用いることによって新たな設備を必要とせずに、1,3−ブタジエンとC6〜C8芳香族炭化水素を高収率で併産することができるため産業上きわめて有用である。

Claims (4)

  1. 記式(2)で表される化合物を含む炭化水素化合物を熱分解することを特徴とする1,3−ブタジエンおよびC6〜C8芳香族炭化水素の併産方法。
    Figure 0005814752
    (式(2)中、Rは、水素、メチル基、エチル基またはビニル基を表す。)
  2. 前記炭化水素化合物とスチームとを混合して熱分解することを特徴とする請求項1に記載の併産方法。
  3. (2)中のRが水素であることを特徴とする請求項1または2に記載の併産方法。
  4. 分解される炭化水素化合物中の式(2)の含有量が5〜40質量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の併産方法。
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