JP5813882B2 - 受信されたダウンリンク電力レベルに基づく中継器利得の調整 - Google Patents

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Description

関連出願
本特許出願は、以下の同時係属米国特許出願、すなわち代理人整理番号102657を有し、本譲受人に譲渡され、参照により明示的に組み込まれ、本願と同時に出願された、バリアック他による「経路損失に基づく干渉キャンセル中継器における利得の設定(SETTING GAINS IN AN INTERFERENCE CANCELLATION REPEATER BASED ON PATH LOSS)」と、2010年1月13日に出願され、米国出願番号12/686、608を有し、代理人整理番号092498を有し、本譲受人に譲渡され、参照によりここに明示的に組み込まれる「デジタルベースバンド干渉キャンセル中継器におけるRFレファレンス(USE OF RF REFERENCE IN A DIGITAL BASEBAND INTERFERENCE CANCELLATION REPEATER)」とに関連する。
本開示の態様は一般に無線通信システムに関し、より具体的には、無線中継器における使用のためのアップリンクおよび/またはダウンリンク利得調整方法および装置に関する。
無線通信システムでは、移動局(MS)が、周囲の地理的領域の範囲内においてサービスを提供可能な1つまたは複数の基地局端末システム(BTS)と信号を交換し得る。BTSの多地点ネットワークは、無線通信サービスを広範囲のカバレッジ領域に提供し得る。しかしながら、様々な地理的、電磁的および/または経済的な制約に起因し、BTSのネットワークは所望のカバレッジ領域の範囲内におけるいくつかの領域で適切な通信サービスを欠くことがある。カバレッジ領域内のこれら「空隙(gaps)」または「ホール」は、中継器を使用して埋めることができる。
一般に、中継器は、高利得の双方向増幅器である。中継器は、アップリンク(MSからBTSへ)およびダウンリンク(BTSからMSへ)の両方向において信号を受信し、増幅し、再送信できる。中継器は、BTSによって以前にサービスされていなかったカバレッジホールに通信サービスを提供し得る。中継器は、カバレッジ領域の場所をシフトしたり、カバレッジ領域の形状を変更したりすることによって、セクタのカバレッジ領域を増強することもできる。従来の中継器は、MSが位置を変更するにつれて、および/またはチャネルコンディションが変化するにつれて最適でなくなる固定の利得を利用し得る。さらに、電力制御が優れたシステム性能(例えば、CDMAシステム)のために重要である通信システムでは、セルの範囲内における各MSがサービングBTSの直接制御下での電力設定を有し得る。固定中継器利得を有する従来の中継器は、これら標準タイプのBTS電力制御を受ける余地がないことがある。
さらに、中継器はノイズなしのデバイスではなく、BTSで受信機に付加的ノイズをもたらし得る。1つの中継器がBTSのノイズフロアを明からに増すことがない一方で、多くの中継器の累積効果がBTSのノイズフロアを著しく高め、これによってカバレッジ領域における通信リンクの効率を下げることがある。BTSに戻る信号およびノイズブロードキャストの量が中継器利得を調整して中継器をドナーアンテナ利得にすることで操作され得る一方で、全体のリンク利得を従来の中継器において望ましい値に設定することは困難であり得る。
さらに、いくつかの中継器はデジタルドメインにおける様々な信号処理動作を実行し得る(例えば、アップリンクおよびダウンリンクチャネル間のフィードバックを減らすように設計された干渉キャンセル中継器)。従って、これら中継器はアナログデジタルコンバータ(ADC)を利用することになり、ADCは、通常、指定範囲内にされるアナログ信号入力のダイナミックレンジをADCによって出力されるビット数に依存して要求する。入力アナログ信号がADCのダイナミックレンジを超える場合、非線形のノイズが結果として生じ得る。例えば、入力アナログ信号が低すぎる場合、量子化ノイズが優勢になり、著しくデジタル変換処理を劣化させ得る。他方、入力アナログ信号レベルが高すぎる場合、ADCが飽和状態になり、ADC出力のフルスケール値が超過されることになる。
これらタイプの非線形歪みを避けるための従来のアプローチは、ADCに「適合」するように、アナログ信号のダイナミックレンジを制限する自動利得コントローラ(AGC)を通常必要とする。しかしながら、干渉キャンセル中継器に関し、信号振幅におけるステップ変更が発振の原因となり得るので、AGCがフィードバックチャネルを正確に推定する妨げとなる。従って、干渉キャンセル中継器に関し、中継器のフロントエンドに現れる通信信号およびフィードバック信号の両方を含む入力信号の広いレベル範囲に適切に対処するために、ADCはより広いダイナミックレンジ(すなわち、多数のビット)を従来において利用している。こうした広いダイナミックレンジを許容できるADCを利用することは、ADCコンポーネント自体とADCによって与えられた多くのビットに対処しなくてはならない後続のデジタルコンポーネントとの両方のためのコストを増大させる。
従って、BTSの受信機に見られるノイズフロアを減少させ、かつデジタル信号処理中継器の範囲内におけるADC並びに関連デジタルコンポーネントのコストを減少させるために簡単かつ費用効果の高い技術を使用して中継器における利得を調整することが望ましい。
本発明の例示的な実施例は、受信されたダウンリンク電力レベルに基づいて中継器利得を調整するためのシステムおよび方法に関する。
1つの実施例では、中継器の範囲内における利得(gains)を制御する方法が提供される。この方法は、移動局(MS)の送信電力を制御する電力制御設定ポイント値(power control set point value)を判定(determining)することと、基地局トランシーバシステム(BTS)からダウンリンク信号を受信することとを含み得る。この方法は、受信されたダウンリンク信号の電力を測定することと、中継器のアップリンクで予測(expected)された信号の電力レベルを算出することをさらに含み得るもので、前記算出することは、測定されたダウンリンク電力および電力制御設定ポイント値に基づく。最後に、この方法は、算出された電力レベルに基づいて少なくとも1つの増幅器の利得を調整することをさらに含み得る。
この方法の他の実施例では、電力制御設定ポイント値を判定することが、制御チャネルに提供された値を読み込むこと、メモリに格納された値を取り出すこと、データチャネルに提供されたメッセージを読み込むこと、および/またはシンプルメッセージサービス(SMS)メッセージから値を受信することをさらに含み得る。
この方法の他の実施例では、受信されたダウンリンク信号の電力を測定することが、漏洩信号(leakage signal)を除去するために複合信号(combined signal)上で干渉キャンセルを実行することおよび干渉キャンセルの後受信されたダウンリンク信号の電力レベル算出することをさらに含み得る。
他の実施例では、基地局から受信されたダウンリンク電力を測定することに基づいて利得を制御する干渉キャンセル中継器が提供される。干渉キャンセル中継器は、ドナーアンテナに結合された第1トランシーバ、サービスアンテナに結合された第2トランシーバ、および第1トランシーバと第2トランシーバに結合されたベースバンドプロセッサをさらに含み得る。ベースバンドプロセッサは、移動局(MS)の送信電力を制御する電力制御設定ポイント値を判定し、基地局トランシーバシステム(BTS)からのダウンリンク信号を受信し、受信されたダウンリンク信号の電力を測定し、中継器のアップリンクで予測された信号の電力レベルを算出するように構成され得る。前記算出することは、測定されたダウンリンク電力と電力制御設定ポイント値に基づく。ベースバンドプロセッサは、算出された電力レベルに基づいて、少なくとも1つの増幅器の利得を調整するようにさらに構成され得る。
さらに他の実施例では、干渉キャンセル中継器が、制御チャネルに提供された値を読み込むこと、メモリに格納された値を取り出し、データチャネルに提供されたメッセージを読み込み、および/またはシンプルメッセージサービス(SMS)メッセージからの値を受信するようにさらに構成され得るベースバンドプロセッサを含み得る。
さらに他の実施例では、干渉キャンセル中継器は、漏洩信号を除去するために複合信号上で干渉キャンセルを実行しおよび干渉キャンセルの後受信されたダウンリンク信号の電力レベルを算出するようにさらに構成され得るベースバンドプロセッサを含み得る。
添付の図面は本発明の実施例の記述を助けるために提示されるが、これは発明を限定するものではなく、単に実施例を例示のために提供されるものである。
図1は、周波数分割二重(FDD)デジタルベースバンド干渉キャンセル中継器を使用するシステムのブロック図である。 図2は、基地局トランシーバシステム(BTS)、移動局(MS)、および本開示の実施例に合致した中継器の間の電力相互作用の例を示す図である。 図3は、測定されたダウンリンクRSSIおよび電力制御設定ポイント値に基づいてアップリンク利得を制御し得る例示的なFDDデジタルベースバンド干渉キャンセル中継器のブロック図を示す。 図4は、アップリンクチャネル上の量子化のための信号レベルを設定するために、測定されたダウンリンクRSSIおよび電力制御設定ポイント値に基づいてダウンリンク利得を制御し得る例示的なFDDデジタルベースバンド干渉キャンセル中継器のブロック図を示す。 図5は、図3に示された中継器および/または図4に示された中継器に関連し得る例示的なプロセスのフローチャートである。 図6は、1つまたは複数の本開示の実施例に従ってダウンリンクおよび/またはアップリンク利得を調整するように構成され得る中継器600の構造ブロック図である。
詳細な説明
本発明の態様は、本発明の特定の実施例に関する以下の説明および関連する図面に開示される。代替実施例は、本発明の範囲から逸脱すること無く考案され得る。さらに、本発明の周知のエレメントは詳細に説明されないか、あるいは本発明の関連した詳細を不明瞭にしないために省略される。
単語「例示的な(exemplary)」は、「実例(example)、例証(instance)、または例示の役割を果たす」を意味するためにここで用いられる。「例示的な」とここに記載された実施例は、必ずしも他の実施例よりも好適または有利であると解釈するべきでない。同様に、用語「本発明の実施例」とは、本発明の全ての実施例がここで論じられている特徴、利点また動作の態様を含むことを要求するものでない。
ここで用いられている技術用語(terminology)は、特定の実施例を説明する目的のためだけのものであって、さらに本発明の実施例を限定することを意図するものでない。ここで用いられたように、単数形「a」、「an」および「the」は文脈が明示しないのであれば、同様に複数形を含むことを意図する。用語「備える(comprises)」、「備えている(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含んでいる(including)は、ここで用いられる場合、提示された機能、完全体、ステップ、動作、エレメント、および/またはコンポーネントを指定するが、1つまたは複数の他の機能、完全体、ステップ、動作、および/またはそれらのグループの存在または追加を除外するものではないことがさらに理解されるはずである。
さらに、多くの実施例は、例えば、計算デバイスの複数のエレメントによって実行される連続する動作(sequences of actions)の観点で説明される。ここに記載された様々な動作は、特定の回路(例えば、特定用途向け集積回路(ASIC))、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令、または両方の組み合わせで実行され得る。加えて、ここに記載されたこれら一連の動作は、実行に伴って、ここで説明された機能を該当のプロセッサに行わせる対応セットのコンピュータ命令を格納した任意形式のコンピュータ可読記憶媒体の範囲内で完全に実施されると考えることができる。従って、本発明の様々な態様は、多数の異なる形式で実施可能であり、それら全ては請求項に記載された主題の範囲内であると考えることができる。さらに、ここで説明されたそれぞれの実施例に関して、こういった任意の実施例の対応する形式は、例えば、説明された動作を実行する「ように構成された論理」としてここに説明され得る。
概略
ここに提示された実施例は、基地局から受信された信号レベル(ダウンリンク信号)の測定値、並びに移動局の標準電力制御に従来使用されていた情報を活用(leverage)でき、性能を向上させかつ中継器のノイズ寄与(すなわち、アップリンクノイズ)を基地局で管理するために中継器の範囲内における様々な利得を制御する中継器を意図し得る。
例えば、1つの実施例では、アップリンクチャネルにおける中継器の利得(すなわち、「アップリンク利得」)が、基地局の受信機におけるノイズを制御するために調整され得る。アップリンク利得は、基地局から送信された電力制御設定ポイントパラメータ(PC_SP)と中継器で受信されたダウンリンク信号のRSSI測定値に基づいて調整され得る。
他の実施例では、ダウンリンクチャネル上の中継器の利得(すなわち、「ダウンリンク利得」)が、アップリンクチャネル上の中継器に戻って受信された信号のレベルを制御するために調整され得る。この技術は移動局で動作する電力制御システムをうまく活用するもので、このため移動局がダウンリンクチャネル上で受信する信号の利得を調整することによって移動局の送信信号レベルの出力を(中継器で)「遠隔」制御する。このタイプの調整は、アップリンクチャネルにおけるADCによる量子化のための信号レベルを改善でき、ADCの性能向上および/またはダイナミックレンジ要求緩和し、その結果としてより安価なADCが使用できるようにする。ダウンリンク利得は、電力制御設定ポイントパラメータ(PC_SP)および基地局から送信されて中継器で受信された信号(すなわち、基地局からのダウンリンク信号)のRSSI測定値に基づいて調整され得る。
他の実施例では、これら前述の技術が、基地局でのアップリンクノイズを軽減し、ADCの性能をも向上させるために組み合わされ得る。さらに他の実施例では、こうした技術が、基地局でアップリンクノイズレベルを軽減しながら、アップリンク送信電力を増やすために、干渉キャンセルアルゴリズム(例えば、RFアップリンク/ダウンリンク基準信号)によって使用される情報と組み合わされ得る。様々な実施例が以下においてより詳細に提示される。
干渉キャンセル中継器
図1は、周波数分割二重(FDD)デジタルベースバンド干渉キャンセル中継器103を含む無線通信システム100のブロック図である。中継器103は、基地局トランシーバシステム(BTS)105と、少なくとも1つの移動局(MS)110(1つのMSのみが図1に示される)と同時に信号を交換し得る。BTS105から中継器103を経由してMS110へ向かうように進む信号は、「ダウンリンク」上にあると言われる。MS110から中継器103を経由してBTS105に向かうように進む信号は、「アップリンク」上にあると言われる。中継器103は、受信された各デバイスや電力に関連する利得に関係なく、両方向に進む信号を増幅し得る。中継器103は、ダウンリンクおよびアップリンク間の固定オフセットが中継器103の全体の利得を設定するために使用される従来の利得設定構成を使用し得る。
中継器103は、信号が受信されたのと同じ周波数上でこの信号を再送信し得る。周波数分割二重中継器では、アップリンクおよびダウンリンク信号が異なる周波数を中心とする2つのチャネルによって分離される。従って、中継器103は別々のアップリンクおよびダウンリンクチャネルを使用して同時に送信および受信を行い得る。図1では、説明の容易さのために、アップリンクおよびダウンリンクチャネルを備えるブロック120−150が結合された双方向パスで示され、ここで実線の矢印で指示され左から右に進むパスはダウンリンクチャネルを表し、点線矢印によって指示され右から左に進むパスはアップリンクチャネルを表す。
ある認識で、中継器103全体が筐体に収容され、アンテナ160および165がその中に組み込まれている場合、アンテナ160、165が中継器103の範囲内でアップリンクおよびダウンリンクチャネル間の十分なアイソレーション(sufficient isolation)を提供できないことがある。アンテナ160および165の間に存在するアイソレーションよりも多くの利得が要求されるときには、ベースバンド干渉キャンセルが中継器の安定性を高めると共に全体の利得を増大するために使用され得る。これは、下記でより詳細に説明されるように、フィードバックチャネル170を介して提供された送信信号を、デジタル処理を使用して積極的にキャンセルすることによって達成され得る。
動作中、ダウンリンク信号はBTS105によって送信され、その後アンテナ160によって受信され得る。漏洩信号もアンテナ160によって受信され、これはフィードバックチャネル170を介して提供され、ダウンリンク信号に重畳されて複合信号を生成する。複合信号は、別々のアップリンクおよびダウンリンク周波数帯域にフィルタされ、デュプレクサ115によって適切なダウンリンクチャネルに沿って転送される。複合信号はさらに、増幅器120およびアナログ信号処理ブロック125によってアナログドメインで処理され得る。増幅器120は低ノイズRF増幅器を使用する増幅を提供する。アナログ信号処理ブロック125におけるアナログ処理は、例えば、RF表面弾性波(SAW)フィルタを使用するフィルタリングを含み得る。アナログ信号処理ブロック125はさらに、複合信号をベースバンドにダウンコンバートし、エイリアス除去のためのIQ変換および付加的フィルタリングを実行する。この信号は、次にアナログデジタルコンバータ(ADC)130によってデジタル化され得る。
デジタル化された複合信号は、フィードバックチャネル170を介して受信された漏洩信号を取り除くためにベースバンドプロセッサ135によって処理され得る。ベースバンドプロセッサ135は、予測されたフィードバック信号を作成するために、適切なチャネルフィルタを送信(Tx)基準信号に適用することによって漏洩信号を積極的にキャンセルし得る。予測されたフィードバック信号が判定されると、フィードバック信号がフィードバックキャンセルブロック195におけるベースバンドプロセッサ135によって複合信号から取り除かれ得る。チャネルフィルタはフィードバックチャネル推定ブロック190において生成され得る。
さらにダウンリンクチャネルパスを参照すると、チャネル推定値が、図1に示される実施例において、増幅器150によって増幅された後の送信信号をRFカプラー175を使用してタップすることで取得され得る適切なTxダウンリンク基準信号を使用して判定され得る。RF Tx基準受信機180はRFカプラー175からRF Txダウンリンク基準信号を取り出してこの信号を処理(例えば、ダウンコンバートする、フィルタする、等)およびデジタル化でき、フィードバックチャネル推定ブロック190によって使用するためにベースバンドプロセッサ135にフィードバックされるようにする。フィードバックチャネル推定ブロック190は、例えば、周波数領域最小二乗平均誤差(MMSE)法を用いて、フィードバックチャネル170のチャネル推定を実行し得る。ダウンリンク信号に重畳された漏洩信号は、デジタル化されたRF Txダウンリンク基準信号でチャネル推定値をコンボルブ(convolving)して推定漏洩信号を得ることでベースバンドプロセッサ135によってキャンセルされて取り除かれ得る。推定漏洩信号が判定されると、この推定漏洩信号はこれを反転(180度の位相ずれにシフト)し複合信号に加算することによってフィードバックキャンセルブロック195において複合信号からキャンセルされ得る。
他の実施例では(図示せず)、デジタル化されたRF Txダウンリンク基準信号がADC/DAC140から直接取得され得る。しかしながら、図示されたRF Txダウンリンク基準信号を使用することは、送信機チェーンの複数のコンポーネントに(例えば、ADC/DAC140、アナログ信号プロセッサブロック145、増幅器150、等)に関連する歪(distortions)を含み考慮することをチャネル推定アルゴリズムにさせる利点がある。これは、チャネル推定、ひいては干渉キャンセルの精度を改善し、その結果として増幅器150から送信された電力をアイソレーションの増大によって改善できる。
さらに図1におけるダウンリンクチャネルを参照すると、漏洩信号が取り除かれれば、ダウンリンク信号がDAC/ADC140によってアナログ信号に変換され得る。アナログ信号はさらに、アナログ信号処理ブロック145によってアナログドメインで処理され得る。アナログ信号処理ブロック145はイメージ除去フィルタリング、IQアップコンバージョン、さらに、RFフィルタリングを含むことができ、例えばSAWフィルタをチャネル間干渉を軽減するために使用する。最後に、電力増幅がRF電力増幅器150によって提供され得る。増幅された信号はこの後ダウンリンクおよびアップリンクチャネルに分離する付加的フィルタリングのためのデュプレクサ/フィルタ155へ渡され、MS110へのダウンリンク送信のためにアンテナ165に転送される。
MS110によって提供されたアップリンク信号は、アンテナ165によって同時に受信され得る。上述のダウンリンクチャネルと同様に、フィードバックチャネル170を介して提供されアンテナ160によって送信された漏洩信号は、アンテナ165でアップリンクチャネルに重畳される。複合信号は、複合信号をフィルタしこの信号を適切なアップリンクチャネルを介して中継器内に転送するデュプレクサ/フィルタ155に提供される。図1において、アップリンクチャネルは点線で示され、図を簡単にするためにダウンリンクチャネルと同じ処理ブロックを共有する。アップリンクチャネルで生じる処理は、図1において、右から左への反対方向に進行するが、基本的にダウンリンクチャネルで上述したものと同じであり得る。アップリンクチャネルはチャネル推定を容易にするために、別のRF Txアップリンク基準信号を使用する別のフィードバックチャネル推定を実行し得ることが留意されるべきである。RF Txアップリンク基準はRFカプラー172を使用して増幅器120出力からタップし得る。アナログRF信号は、処理およびデジタル化のためにRF Tx Ref受信機185に提供され得る。デジタル化されたRF Txアップリンク基準信号は次にベースバンドプロセッサ135に提供され、アップリンクチャネルのためのフィードバックチャネルがフィードバックチャネル推定ブロック190によって推定されるようにし得る。ダウンリンクチャネルについても上述の方式と同様であり、アップリンクチャネルのためのフィードバックチャネル推定値はアンテナ165を介して受信された複合アップリンク信号から漏洩信号を取り除くためにチャネル推定値と併せて使用され得る。
中継器103では、中継器の全体の利得が増大するにつれて、漏洩信号も比例的に大きくなる。これがアップリンクおよびダウンリンクチャネルにおける複合信号のダイナミックレンジを増大させる。これは、非線形量子化誤差/飽和を避けるためにより高いダイナミックレンジを有するアナログデジタルコンバータを利用する結果となり、中継器のコンポーネントコストを増大させる。増大されたダイナミックレンジはさらに受信信号を敏感でなくす結果となり、それによって送信機出力レベルを制限して、基地局受信機におけるノイズ寄与を増大させる。
中継器、BTS、およびMS間の電力相互作用
ここに記載された実施例は、受信されたダウンリンク信号の測定電力および移動局のための従来の電力制御技術に関連するパラメータに基づいて中継器の範囲内における様々な利得を調整することによって、増大されたダイナミックレンジの前述された影響を減少させ得る。無線標準規格(例えば、CDMA、IS−2000、UMTS、等)で使用される、例えば、電力制御技術に関連する電力制御設定ポイントパラメータを用いることによって、アップリンク信号電力の計算が移動局からのアップリンク信号を受信する前に判定され得る。ここで使用されるように、電力制御設定ポイントパラメータは、アップリンクチャネルを介してMS110によって送られる送信の信号レベル(例えば、電圧、電力、振幅、輝度、等)を設定するために使用され得るMS110に提供される任意のパラメータであり得る。電力制御設定ポイント値は、開ループ設定ポイント値、閉ループ設定ポイント値、あるいは1つまたは複数のソース(例えば、データチャネル、制御チャネル、外部装置、等によって提供されるメッセージまたは値)、もしくはこれらの任意の組み合わせによって提供される少なくとも1つの他の値から直接提供または抽出され得る任意の他の値であり得る。この情報は、ダウンリンクチャネルにおける1つまたは複数の増幅器に適切な利得を設定することを中継器にさせて、デジタル化に先立ってアップリンクチャネルにおける複合信号のダイナミックレンジを低減させ得る。このアプローチは、単一の固定ダイナミックレンジ構成を有する中継器103の制限を大幅に軽減し得る。
図2は、基地局トランシーバシステム(BTS)205、移動局(MS)215、および本開示の実施例に合致した中継器210の間の電力相互作用の例を示す図である。BTS205とMS215の間の電力相互作用は、無線通信システムにおいて使用される電力制御アルゴリズムに起因して「予測可能」(すなわち、実際の送信/受信の前に分析的に判定される)であり、以下に示されるように、この予測可能性は、中継器210の範囲内で様々な利得を制御するために活用され得る。
電力制御は、基地局トランシーバと通信を行う全ての移動局がPNコードの利用を通じて同じRF帯域を共有するので、CDMA基準の通信システムにおいて非常に望ましい。PNコードはRF帯域全域に渡って各移動局の信号を拡散するので、各移動局の信号はセルにおける他の移動局に対するノイズとして現れる。各移動局によって送られる電力はそれゆえ干渉を避けるために慎重に制御されるべきである。この制御は、各移動局と基地局の間の信号レベルに影響を及ぼす条件における変動(例えば移動局215の移動による距離変化など)を補償するようにこの送信された電力を調整することを各移動局に命令することによって、基地局で受信された電力を等化(equalize)することを試みる。例えば、基地局から大きく離れた距離にある移動局はこの基地局に近接した他の移動局より高い電力で送信するように命令されることになる。
電力制御に関連するパラメータと中継器で測定されたダウンリンク信号レベル(例えば、RSSI)とが、中継器で受信されたモバイルからのアップリンク送信電力と中継器210から送信された基地局端末システム(BTS)205へのアップリンク電力との両方を算出するためにどのように使用され得るかを説明するため、1つの移動局(MS)215、中継器210、および基地局システム(BTS)の間の電力相互作用を示すモデルが図2に提供される。図2に示されるように、BTS205によって送信されたダウンリンク信号206がRSSI_RPTDLの中継器210で受信信号強度インジケータ(RSSI)値になり得る。中継器210はこの受信された信号を増幅し、MS215にダウンリンク信号212を再送信することになる。中継器によって再送信された信号の電力、すなわち、Power TX_RPTDLは次のように定量化される。
Power TX_RPTDL=RSSI_RPTDL+GRPT、ここにおいてGRPTは中継器の利得である。
MS215では、受信された信号のRSSIが次のように記述され得る。
RSSI_MS=RSSI_RPTDL+GRPT−PL、
ここにおいて、PLは中継器210およびMS215間の信号経路損失である。
移動局によって使用される電力制御規則のせいで、移動局は次式に基づく電力を有するアップリンク信号216を送信することになる。
Power TX_RPTDLMS=PC_SP−RSSI_MS
=PC_SP−RSSI_RPTDL−GRPR+PL、ここにおいて、PC_SP値は電力制御設定ポイントであり、使用されている電力制御アルゴリズムに基づき得る。
PC_SP値は使用されているネットワーク標準規格(例えば、IS−2000、WCDMA(登録商標)、LTE、UMTS、等)のタイプのような様々な異なる条件に依存し得ることに留意されたい。加えて、PC_SPはまた、MS215がその動作モードに基づいて使用している送信パラメータに依存して変化し得る。例えば、IS−2000システムでは、PC_SPが、帯域クラス、拡散レート、リバースチャネルの状態、等に基づいて変化し得る。1つの実施例では、中継器がBTS205によって送信された制御チャネルを復号することによってこの値を抽出し得る。
さらに、図2を参照すると、他方側のアップリンク216で、中継器が次のRSSI値、RSSI_RPTULで移動局215によって送信された信号を受信することになる。
RSSI_RPTUL=Power TXMS−PL
=PC_SP−RSSI_RPTDL−GRPT
(中継器210および移動局215間の経路損失がキャンセルされることに留意されたい。)
アップリンク信号216が中継器210によって受信された後、中継器210が次の電力、すなわちPower TX_RPTULを有するアップリンク信号218を送信し得る。
Power TX_RPTUL=RSSI_RPTUL+GRPT
=PC_SP−RSSI_RPTDL
上式により、中継器で受信されたアップリンクRSSI(RSSI_RPTUL)は、中継器で分かるダウンリンクRSSI(RSSI_RPTDL)と、MS215によって使用されているPC_SP値と、中継器210の利得GRPTとから予測され得ることがわかる。さらに、中継器210によってBTS205へ送信されたアップリンク電力(Power TX_RPTUL)は同じ方式で予測され得る。
これは、基地局で電力を等化して、この基地局および複数のモバイル端末間の距離の変化を補償するという電力制御規則の意図から直感的に理解できる。電力制御規則に基づけば、基地局によって送信されたダウンリンク信号のRSSIが高く、それでいて移動局と基地局間の距離がわずかであると仮定できるならば、それゆえ移動局が基地局へ戻るより低い電力をアップリンク上で送信してこれらの相対的な近接を補償することが予期され(expected)得ると一般に推論できる。逆に、ダウンリンク信号のRSSIが低く、それでいて移動局と基地局が遠くに離れていると仮定できるならば、それゆえ移動局が基地局に戻るより高い電力をアップリンク上で送信してより大きな距離を補償することが予期され得ると推論できる。
アップリンクRSSIが移動局経路損失に対して中継器に依存しないことも理解できる(高速閉ループ電力制御によって制御され得るフェーディングを無視すること)。
ここで使用されるように、MS215は無線通信および/またはナビゲーション信号を受信可能なセルラーまたは他の無線通信デバイス、パーソナル通信システム(PCS)デバイス、パーソナルナビゲーション装置(PND)、パーソナル情報管理(PIM)、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、ラップトップまたは他の適切なモバイルデバイスのようなデバイスを参照し得る。用語「移動局(mobile station)」は、衛星信号受信、アシスタンスデータ受信および/または位置関係処理がデバイスやPNDで生じるかどうかに関係なく、赤外線、有線接続、または他の接続のような近距離無線によって、パーソナルナビゲーション装置(PND)と通信するデバイスを含むことも意図する。また、「移動局」は、衛星信号受信、アシスタンスデータ受信、および/または位置関係処理がネットワークに関連するデバイス、サーバ、または他のデバイスで生じるかどうかに関係なく、インターネット、WiFi、または他のネットワーク等を介して、サーバと通信可能な無線通信デバイス、コンピュータ、ラップトップ、等を含む全てのデバイスを含むことを意図する。上記の任意の動作可能な組み合わせも「移動局」と見なされる。
BTS205は、複数のPCS/セルラー通信セル・サイトを含む地上ベース通信システムおよびネットワークの一部であり得る。これらは、CDMAまたはTDMAタイプの信号を遠隔局へまたは遠隔局から伝送するCDMAまたはTDMA(またはハイブリッドCDMA/TDMA)デジタル通信システムと連携し得る。信号は、WCDMA、CDMA2000またはTD−SCDMAタイプの信号を使用して、IMT−2000/UMTS標準規格に基づいてフォーマットされ得る。一方、BTS205は、アナログベース通信システム(例えば、AMPS)と連携し、アナログベースの通信信号を転送できる。
ここに記載された実施例は、無線広域ネットワーク(WWAN)、無線ローカル領域ネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)等のような様々な無線通信ネットワークと連携して実施され得る。用語「ネットワーク」および「システム」はしばしば置換可能に用いられる。WWANとは、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ネットワーク、ロングタームエボリューション(LTE)等であり得る。CDMAネットワークは、CDMA2000、広帯域CDMA(W−CDMA)等のような1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)を実施し得る。CDMA2000は、IS−95、IS−2000、およびIS−856標準規格を含む。TDMAネットワークは、モバイル通信(GSM(登録商標))、デジタル・アドバンスド・モバイルフォン・システム(D−AMPS)、または他のいくつかのRATのためのグローバルシステムを実施し得る。GSMおよびW−CDMAは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名前の協会からの文書において説明されている。CDMA2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名前の協会からの文書において説明されている。3GPPおよび3GPP2の文書は公然と入手可能である。WLANはIEEE802.11xネットワークであっても良く、かつWPANは、Bluetooth(登録商標)ネットワーク、IEEE802.15x、またはいくつかの他のタイプのネットワークであり得る。この技術はまた、WWAN、WLANおよび/またはWPANの任意の組み合わせと連携して実施され得る。
中継器の利得制御:BTSでのノイズ寄与緩和
MSの測定されたダウンリンクRSSIおよび電力制御設定ポイントから判定され得る情報を活用することによって、あるものは、BTSにおける中継器のノイズ寄与を減少させるために、中継器のアップリンク上の利得を適切に設定できる。図3は、測定されたダウンリンクRSSIおよび電力制御設定ポイント値に基づいてアップリンク利得を制御し得る例示的なFDDデジタルベースバンド干渉キャンセル中継器300のブロック図を示す。
中継器300は、BTS305からのダウンリンク信号とアンテナ322からの漏洩信号とをアンテナ302で受信し得る。複合ダウンリンク信号は、ダウンリンクおよびアップリンク信号を分離するために信号のフィルタリングと適切な変換を実行し得るデュプレクサ/フィルタ304に提供され得る。受信されたダウンリンク信号の場合、デュプレクサ/フィルタ304は複合信号をダウンリンクチャネルに転送することになる。複合ダウンリンク信号は利得を増大するために低ノイズ増幅器306によって増幅され得る。複合ダウンリンク信号はさらに、アナログ信号処理ブロック308によってアナログドメインで処理され得る。アナログ処理とは、例えば、RF表面弾性波(SAW)フィルタを使用するフィルタリング、ベースバンドへのダウンコンバート、IQ変換の実行、およびエイリアス除去のための付加的フィルタリングを含み得る。複合ダウンリンク信号はさらにまた、アナログデジタルコンバータ(ADC)310によってデジタル化され得る。
デジタル化された複合ダウンリンク信号は、フィードバックチャネルを介して受信された漏洩信号を除去するためにベースバンドプロセッサ312によって処理され得る。ベースバンドプロセッサ312は、送信(Tx)基準信号に適切なチャネルフィルタを適用することによって漏洩信号を積極的にキャンセルして、予測されたフィードバック信号を生成し得る。予測されたフィードバック信号が判定されると、このフィードバック信号はベースバンドプロセッサ312によって複合ダウンリンク信号から抽出され得る。チャネルフィルタは、フィードバックチャネル推定ブロック326において生成され得る。
さらにダウンリンクチャネルを参照すると、フィードバックチャネル推定値が、RF増幅器318によって増幅された後の送信信号をRFカプラー319を使用してタップすることで取得され得る適切なTxダウンリンク基準信号を使用して判定され得る。RF Tx基準受信機323は、カプラー319からRF Txダウンリンク基準信号を取り出してこの信号を処理(例えば、ダウンコンバートする、フィルタする、等)およびデジタル化でき、フィードバックチャネル推定ブロック326によって使用するためにベースバンドプロセッサ312にフィードバックされるようにする。フィードバックチャネル推定ブロック326は、例えば、周波数領域最小二乗平均誤差(MMSE)技術を用いて、フィードバックチャネルのチャネル推定を実行できる。ダウンリンク信号上で重畳された漏洩信号は、デジタル化されたRF Txダウンリンク基準信号でチャネル推定値をコンボルブ(convolving)して推定漏洩信号を得ることでベースバンドプロセッサ312によってキャンセルされて取り除かれ得る。推定漏洩信号が判定されると、この漏洩信号は、180度の位相ずれにシフトし複合信号に加算することによって、フィードバックキャンセルブロック324において複合ダウンリンク信号からキャンセルされ得る。
他の実施例では(図示せず)、デジタル化されたTxダウンリンク基準信号が、ADC310から直接取得され得る。しかしながら、図示されるようにRF Txダウンリンク基準信号を使用することは、送信機チェーンの複数のコンポーネント(例えば、DAC314、アナログ信号処理ブロック316、RF増幅器318、RFカプラー319等)に関連する歪みを含み考慮することをチャネル推定アルゴリズムにさせる利点がある。これはチャネル推定、ひいては干渉除去の精度を改善し、その結果としてRF増幅器318から送信された電力をアイソレーションの増大によって改善できる。
さらに、図3におけるダウンリンクチャネルを参照すると、漏洩信号が取り除かれれば、ダウンリンク信号がDAC314によってアナログ信号に変換され得る。アナログ信号はさらに、アナログ信号処理ブロック316によってアナログドメインで処理され得る。アナログ信号処理ブロック316はイメージ除去フィルタリング、IQアップコンバージョン、さらにRFフィルタリングを含むことができ、例えば、SAWフィルタをチャネル間干渉のために使用する。最後に、電力増幅がRF増幅器318によって提供され得る。増幅されたダウンリンク信号は、この後ダウンリンクおよびアップリンクチャネルに分離する付加的フィルタリングのためのデュプレクサ/フィルタ320へ渡され、MS315へのダウンリンク送信のためにアンテナ322に転送される。
ベースバンドプロセッサ312は、アップリンクRF増幅器342上の利得を変化させることができる制御信号をさらに生成し得る。上述したように、アップリンクチャネル上の利得は、測定されたダウンリンクRSSIとMSの電力制御設定ポイントに基づいて設定され得る。これらの値を知ると、ベースバンドプロセッサ312は、その内部に構築されたルックアップテーブル、ロジック、および/または、方法に基づいて制御信号を生成し得る。1つの実施例において、ベースバンドプロセッサ312は、漏洩信号が除去された後、BTS305からのデジタル化されたダウンリンク信号からRSSIをデジタル的に算出し得る。電力制御設定ポイントは、BTS305によって提供された制御チャネルからベースバンドプロセッサ312によって読まれ得る。他の実施例では、図5の説明で以下により詳細に提供されるように、電力制御が他の方式で判定され得る。アップリンクRF増幅器342の利得を調整することで、デュプレクサ304およびアンテナ302を介して基地局に戻るアップリンク信号レベルが減少され、それでBTSの305受信機で分かるノイズフロアに対する中継器の300の寄与(ライズオーバサーマル(Rise over Thermal) -RoT)を:減少させ得る。他の実施例では、ベースバンドプロセッサが他の方式でアップリンクチャネル上の利得を調整し得る。例えば、ベースバンドプロセッサ336がアップリンクチャネルにおいてデジタル的に利得を調整することを命令されたり、他の増幅器が利得を調整するために使用されたりできる。最後に、1つの実施例では、ベースバンドプロセッサ312がアップリンク送信電力をさらに改善するためにRF Tx基準信号を付加的に使用する。上述したとおり、RF Tx基準信号の使用は、信号チェーン内のより多くのエレメントを考慮することによる良好な干渉除去を可能にし、それで線形および非線形の両方の様々なアーチファクト成分が中継器の全体のノイズフロアをさらに低減してキャンセルを改善するために除去されて、その結果中継器がより多くの電力を使用して送信することを可能にする。
MS315によって提供されたアップリンク信号は、アンテナ322によって同時に受信され得る。上述のダウンリンクチャネルと同様に、アンテナ302によって送信されフィードバックチャネルを介して提供された漏洩信号はアンテナ322でアップリンクチャネルに重畳される。複合アップリンク信号はデュプレクサ/フィルタ320に提供され、これが複合アップリンク信号をフィルタし、この信号を中継器300内の適切なアップリンクチャネルを介して転送する。複合アップリンク信号は低ノイズ増幅器330、アナログ信号処理ブロック332、およびADC334を通過でき、これらがアップリンク信号に対してダウンリンクチャネル内の対応するブロックの低ノイズ増幅器306、アナログ信号処理ブロック308、およびADC310と類似の機能を実行する。デジタル化された複合アップリンクは次に、ベースバンドプロセッサ336に提供でき、これが別のフィードバックチャネル推定を実行でき、かつチャネル推定を容易にするために別のRF Txアップリンク基準信号を使用できる。RF Txアップリンク基準はRFカプラー348を使用してRF増幅器342の出力からタップし得る。アナログRF信号は、処理およびデジタル化のためにRF Tx Ref受信機337に提供され得る。デジタル化されたRF Txアップリンク基準信号は次にベースバンドプロセッサ336に提供され、アップリンクチャネルのためのフィードバックチャネルがフィードバックチャネル推定ブロック346によって推定されるようにし得る。ダウンリンクチャネルについても上述の方式と同様であり、アップリンクチャネルのためのフィードバックチャネル推定値は、アンテナ322を介して受信された複合アップリンク信号からベースバンドプロセッサ336における漏洩信号をフィードバックキャンセルブロック344を使用して取り除くためにチャネル推定値と併せて使用され得る。漏洩信号が取り除かれると、アップリンク信号がDAC338によってアナログ信号に変換され、アナログ信号処理ブロック340においてさらに処理され、アンテナ302による送信の前にRF増幅器342によって増幅され得る。
図3では、ダウンリンクチャネルおよびアップリンクチャネルが別々のベースバンドプロセッサ312および336をそれぞれ有するように示される。これらプロセッサは物理的に分離されたり、同じパッケージの範囲内に配置されたりし得ることに留意されるべきである。代わりに、いくつかの実施例では、単一のベースバンドプロセッサのみがアップリンクチャネルおよびダウンリンク両方のためのチャネル推定、並びにフィードバックキャンセルを実行するために使用され得る。
様々な実施例がFDDデジタルベースバンド中継器に限定されず、ここに記載の利得制御アプローチが他のタイプの中継器と連携して使用できることが理解されるべきである。さらに、図3に示された実施例では、ダイレクトコンバージョン受信機またはゼロIF受信機の構成(architecture)が受信機回路に実装される。他の実施例では、他の受信機構成が用いられ得る。受信機構成の厳密な実装は本発明の実施にとって重要でない。
中継器の利得制御:ADCのための信号レベル制御
測定されたダウンリンクRSSI、MSの電力制御設定ポイント、および中継器全体の利得(GRPT)から判定される情報を活用することで、中継器は、MSによって送信され中継器のアップリンク上で受信された信号のレベルを適切に算出し得る。この情報は中継器のダウンリンク上の利得を設定するために使用されて、中継器に戻ってアップリンクチャネル上で受信される信号のレベルを制御し得る。このため、中継器は、移動局がダウンリンクチャネル上で受信する信号の利得を調整することによって、移動局の送信信号レベルの出力を「遠隔」制御し得る。このタイプの調整は、アップリンクチャネルにおけるADCによる量子化のための信号レベルを改善でき、ADCの性能向上および/またはダイナミックレンジ要求を緩和し、その結果としてより安価なADCを使用できるようにする。
図4は、アップリンクチャネル上の量子化のための信号レベルを設定するために、測定されたダウンリンクRSSIおよび電力制御規則に基づいてダウンリンク利得を制御し得る例示的なFDDデジタルベースバンド干渉キャンセル中継器400のブロック図である。図4に示される中継器400は、図3に示される中継器300と同様なコンポーネントを共有でき、図3の説明において上述されたものと同様の方式で動作可能である。従って、同様なコンポーネントが同一の参照番号を共有し、簡潔のために、中継器400と中継器300の間の差異だけが以下に説明されることになる。
中継器400では、ベースバンドプロセッサ312がダウンリンクチャネル上のRF増幅器318の利得を調整し、ダウンリンクを介してMS315に送信される信号のレベルを変更し得る。この利得調整は、ベースバンドプロセッサ312におけるダウンリンクRSSIを測定すること、並びにMS315の電力制御に関連する電力制御設定ポイントを判定することによって判定され得る。これらの値を中継器400全体の利得と併せて使用することで、中継器でのアップリンク上の信号のレベルが判定され得る。このレベルを判定することで、ベースバンドプロセッサ312はRF増幅器318上の利得を変更し、アップリンク上でその送信された信号のレベルを変更するようにMS315を駆動し得る。これはアップリンクチャネル上のダイナミックレンジをシフトさせて、アップリンクADC334によるデジタル化のためにより良好なスケールにアップリング信号を変更できる。この技術はアップリンク信号のダイナミックレンジを減少させて、量子化および/または飽和ノイズを減少させるために使用され得る。さらに、これはよりADCのコストを低減し得る低いダイナミックレンジを有するADC334の利用を可能にする。加えて、RF Txダウンリンク基準は、アップリンク送信電力を増大させるために、改善されたダイナミックレンジと併せて使用され得る。ベースバンドプロセッサ312は、その内部に実装されるルックアップテーブル、ロジック、および/または方法に基づいてRF増幅器318を駆動するために使用される制御信号を生成し得る。
利得制御技術の組合せ
他の実施例では、中継器300において使用されるアップリンク利得制御と中継器400において使用されるダウンリンク利得制御とが中継器全体の性能を向上させるために組み合わされ、それゆえ中継器のアップリンク上でのダイナミックレンジ、並びに全送信電力を改善しながら基地局における熱ノイズを低減できる。このベースバンドプロセッサ312は、中継器の性能を最適化するために両方の利得を最良選択する付加的ロジックを使用し得る。このロジックは、最適化を行うために、BTS305によって提供された情報を利用し得る。例えば、BTS305は、中継器からの信号を解析し、良さの指数(例えば、信号ノイズ比、エラーベクトル振幅、予測データ速度、等)を決定し、制御チャネル、データチャネル、および/またはいかにうまく中継器が働いているかに関するSMSメッセージを介して命令を中継器へ提供し得る。中継器におけるロジックはフィードバック情報を使用してダウンリンクおよび/またはアップリンク利得に対する調整を改良し、中継器の全体動作を改善できる。
図5は、図3に示された中継器300および/または図4に示された中継器400に関連する例示的なプロセス500のフローチャートである。このプロセスは、MS315(ブロック505)の電力制御設定ポイント値を判定することによって開始され得る。上述のように、電力制御設定ポイント値は、アップリンク上でMS315によって送信された信号の電力を制御する。電力制御設定ポイント値は、例えば、制御チャネルを介しておよび/またはBTS305によって提供されたデータチャネルにおけるメッセージから読み込まれ得る。複数のBTS305信号が受信される場合、複数の電力制御設定ポイント値が特定の基地局と関連付けられかつ後で利用するために格納される。代わりに、電力制御設定ポイントの判定は、以下に説明されるように、RSSI信号の測定と併せて判定され得る。代替実施例では、電力制御設定ポイント値が、異なるネットワーク標準規格(例えば、IS−2000、W−CDMA、LTE等)に基づいて、中継器に予めプログラムされ得る。さらに他の実施例では、電力制御設定ポイント値が、データチャネルを介しておよび/またはシンプルメッセージサービス(SMS)のような他のメッセージングプロトコルを用いて、BTS305によって提供され得る。この場合、例えば、ライズ・オーバー・サーマル・ノイズが適切に管理されことを保証するために、BTS305は、もう一つの中継器をダイナミックに制御し得る。
次に、中継器は、BTS305からのダウンリンク信号をアンテナ302で受信し得る(ブロック510)。受信されたダウンリンク信号RSSIは、漏洩信号が従来の技術を使用して複合ダウンリンク信号から除去された後、デジタル化された信号の大きさをベースバンドプロセッサ312を使用して算出することによって判定され得る(ブロック520)。1つの実施例では、これが1つまたは複数の基地局から受信された受信信号を隔離(isolating)することによって実行され得る。CDMAベースのネットワークでは、これが、基地局を識別するために使用されるパイロット信号内で、基地局のユニークなPNコードオフセットまたは識別子を選択することによって行われ得る。受信信号の大きさは従来の技術を用いて算出され、最大の大きさを有する受信信号が選択される(すなわち、「最も強力な」受信信号を選択する)。最大の信号に対応するBTS305のための電力制御設定ポイントが使用され得る得る。上述のとおり、1つの実施例において、これは、設定ポイント値(デフォルト値、あるいはブロック505で述べられたように無線チャネルを介して読み込まれた値)が既に格納されている場合にメモリから取り出されることができ、あるいは最も強力な受信信号が選択された後、電力制御設定ポイントが選択されたBTS305に対応するチャネル(データ、制御、SMS、等)から読み込まれることができる。
代替実施例では、ダウンリンクRSSIが、受信された信号全体の大きさを算出することによって測定され得る(すなわち、複数の異なるBTSからの受信信号を分離(segregating)する前に、1つの基地局がRSSI測定を支配しそうなので)。代替実施例では、ダウンリンクパイロット信号の電力レベルが、ダウンリンク信号のRSSIの代わりに使用され得る。
MS315に関連する判定されたRSSI値および電力制御設定ポイント値を使用することで、ベースバンドプロセッサ312は、中継器で予測されたアップリンク電力を算出し得る(530)。算出されたアップリンク電力によって、ベースバンドプロセッサ312が1つまたは複数の増幅器制御信号を判定し得る(ブロック540)。これら制御信号を使用し、ベースバンドプロセッサ312はダウンリンクRF増幅器318の利得および/またはアップリンクRF増幅器342の利得を調整し得る(ブロック550)。代替実施例では、他の増幅器の利得が調整されること、および/またはベースバンドプロセッサ312がデジタル利得調整を利用することができる。
図6は、1つまたは複数の実施例に従って、ダウンリンクおよび/またはアップリンク利得を調整するように構成され得る例示的な中継器600の構造的ブロック図である。中継器600は、第1フロントエンドブロック605および第2フロントエンドブロック610、ドナーアンテナ615、サーバアンテナ620、および移動局モデム(MSM)625として実現されるベースバンドプロセッサを含み得る。MSM625はさらに1つまたは複数の変調器/復調器630、1つまたは複数のプロセッサ635、モジュール640−655、およびメモリ631を含み得る。
第1および第2フロントエンドブロック605、610はそれぞれドナーアンテナ615およびサーバアンテナ620とRF信号を交換し、さらに1つまたは複数の変調器/復調器630と変調デジタル化ベースバンド信号を交換し得る。変調器/復調器630は、チャネル変調器/復調器および/またはデータ変調器/復調器を含み得る。変調器/復調器630は、シンボルをビットストリームに変調し、そこからチャネルを復号し、データチャネルからの情報、並びに制御チャネルからの制御パラメータをプロセッサ635に提供できる。他方の方向において、プロセッサ635は、データチャネルからの情報および制御チャネルからの制御パラメータを変調器/復調器630に提供でき、
データチャネルへの情報および制御チャネルへの制御パラメータを符号化し、続いて符号化されたビットをシンボルに変調し、その結果、ドナーおよびサーバアンテナ615、620を介する送信に適したアナログRF信号に処理するために変調デジタル化ベースバンド信号を第1および第2フロントブロック605、610に提供する。代替実施例では、プロセッサ635がビットストリームを変調器/復調器630と交換し、プロセッサがさらにビットストリームからデータおよび制御チャネルを取得する復号化、およびこのデータおよび制御チャネルをビットストリームに変換するに符号化を変調器/復調器630によるシンボルへの後続の変調のために行い得る。上記で使用されたな、符号化および復号化はCDMA、OFDMA、TDMA、ウォルシュコードでのカバリング/デカバリング、および/または任意の他の既知のチャネル化技術を含み得る。
信号が変調器/復調器630を介して受信されると、プロセッサ635がモジュール640と連携して電力制御設定ポイント(PC_SP)を判定するように動作し得る。1つの実施例では、PC_SPが、1つまたは複数のデータチャネルおよび/または1つまたは複数の制御チャネルを介してBTS305によって無線で提供され得る。代わりに、PC_SPが、BTS305からSMSメッセージで提供され得る。PC_SPパラメータを無線で基地局305から受信することで、ネットワーク条件の動的変化を反映するために更新された複数のパラメータを利用するという利点を提供し得る。他の実施例では、メモリ631が、異なる基地局および/またはネットワークに対応する予めロードされた(preloaded)PC_SPパラメータ660を格納するための指定メモリ領域も有し得る。これら値は、中継器600が販売前に初期化されるときにキャリアによって、および/または中継器600がキャリアのために製造されるときに中継器600の製造者によって、PC_メモリにSP外部構成ユニット665を使用して予めプログラムされ得る。いくつかの実施例では、これらデフォルト値がBTS305から無線で受信されたPC_SP情報に基づいて更新され得る。PC_SP外部構成ユニット665は、エンドユーザによる利用前に中継器および/またはモバイル装置をプログラミング、プレローディングおよび/または設定をするための既知のインターフェース(ハードウェアおよび/または無線)を使用する従来のプログラミング装置であり得る。
プロセッサ635は、次にダウンリンク信号電力を測定しBTS305によって中継器600に送信された信号の電力を判定するためにモジュール645と対話し得る。電力は中継器によって受信される最も強力な信号に基づいてデジタル領域で算出され得る。プロセッサ635は、次に中継器600のアップリンク600で予測される電力レベルを算出するためにモジュール650と対話し得る。上述のように、この値は、測定されたダウンリンク電力および各モジュール640、645で判定されたPC_SPパラメータに基づいてよい。プロセッサ635は、モジュール655と相互作用して少なくとも1つの増幅器の利得を調整し得る。上述のように、アップリンクチャネルおよびダウンリンクチャネル上の異なる増幅器は、例えば、中継器に起因した基地局305におけるノイズを減少させること、および/またはアナログデジタル変換のための信号レベルを制御することのために調整され得る。
図6に示された実施例では、モジュール640−655が、プロセッサ635と連携して動作する複数のハードウェアモジュールと、メモリ631に格納されプロセッサ635によって実行され得る複数のソフトウェアモジュールとの組み合わせとして実現され得る。この組み合わせは、メモリ631に重なるモジュール640−655の複数の部分で表され、ここにおいて重複部分が点線を使用して描かれている。他の実施例では、モジュール640−655が排他的にハードウェアベース、あるいは排他的にプロセッサ635ベースのいずれでもよく、それでプロセッサ635の構成はメモリ631に格納されたソフトウェアベースモジュールで行われ得る。
第1および第2フロントエンドブロック605、610の各々は、従来の無線受信機および送信機において使用されるコンポーネントを組み込み得る。こうしたコンポーネントは、可変利得増幅器、RF電力増幅器、低ノイズ増幅器、フィルタ、ミキサ、ドライバー、変調器、復調器、デジタルアナログコンバータ、アナログデジタルコンバータ、等を含み得る。各フロントエンドブロック605、610は、該当のアンテナを使用してトランシーバ動作をサポートし得る。例えば、フロントエンドブロック605は、ドナーアンテナ615を使用する基地局との信号の送受信をサポートし得る。フロントエンドブロック610は、サーバアンテナ620を使用する移動局との信号の送受信をサポートし得る。フロントエンドブロック605、610は、ベースバンドにダウンコンバートされMSM625に提供されたアナログおよび/またはデジタル信号を提供し得る。
上述のベースバンドプロセッサ機能は、MSM625によって実行され得る。MSM625は、モバイルデバイスと基地局との中継器通信のために、信号処理および制御機能を実行し得るもので、図5に示されたフローチャートに記載されたプロセスを含む前述の実施例において記載したように、干渉除去、アップリンクおよびダウンリンク利得制御を含む。ここに記載された技術を行うように構成され得る1つまたは複数のプロセッサ635は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ等を含み得る。これらプロセッサの各々はさらに、機能的にメモリ631に結合され、ここに記載されたプロセスを実行するために1つまたは複数のプロセッサ635による使用のための命令および/またはデータを有するモジュールを含み得る。メモリ631は、図示の通り、MSM625の範囲内、MSM625の外部、あるいはこれら両方にあってよい。加えて、中継器600は、MSM625に含まれるプロセッサの他に1つまたは複数のプロセッサ(図示せず)を使用し得る。
従って、1つの実施例では、基地局から受信されるダウンリンク電力の測定に基づいて利得を制御する干渉キャンセル中継器が提供される。干渉キャンセル中継器は、移動局315に関連する電力制御設定ポイント値を判定するための手段640を含み得る。干渉キャンセル中継器はさらにBTS305からのダウンリンク信号を受信するための手段630、および受信されたダウンリンク信号の電力を測定するための手段645を含み得る。干渉キャンセル中継器はさらに中継器のアップリンクで予測される信号の電力レベルを測定されたダウンリンク電力および電力制御設定ポイント値に基づいて算出するための手段650、および算出された電力レベルに基づいて少なくとも1つの増幅器の利得を調整するための手段655を含む。
当業者は、情報および信号が様々な異なる技術および技法を用いて表され得ることを理解するであろう。例えば上記の説明を通じて参照されるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または粒子、光場または粒子、またはそれらの任意の組み合わせによって表され得る。
さらに、当業者は、ここで開示された実施例に関連して記載された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれら両方の組み合わせとして実装され得ることを理解するであろう。このハードウェアとソフトウェアの互換性を明確に説明するために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが概ねそれらの機能の観点から上述された。こうした機能がハードウェアまたはソフトウェアとして実装されるかどうかは、全体のシステムに課せられた特定のアプリケーションおよび設計制約に依存する。当業者は、記載された機能を各特定のアプリケーション毎に変化する方式で実施してよいが、こうした実施の決定が本発明の範囲から逸脱すると理解されるべきでない。ここで開示された実施例に関連して記載された方法、シーケンスおよび/または、アルゴリズムは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、またはこれら2つの組み合わせで直接実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当該技術において知られた何か他の形式の記憶媒体内に゛常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み込むと共に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。代替において、記憶媒体はプロセッサと一体化されてよい。「非一時的」であるとここで開示された任意の実施例は任意の物理記憶媒体を除外せず、むしろ媒体が一時的な伝搬信号であるという解釈のみを除外するものとを理解されるべきである。従って、本発明の実施例は、中継器の範囲内における利得を制御する方法を具体化するコンピュータ可読媒体を含み得る。この方法は、移動局(MS)によって送信される信号の電力を制御する電力制御設定ポイント値を判定することと、基地局トランシーバシステム(BTS)からのダウンリンク信号を受信することと、受信されたダウンリンク信号の電力を測定することと、中継器のアップリンクで予測される信号の電力レベルを測定されたダウンリンク電力と電力制御設定ポイント値に基づいて算出することと、少なくとも1つの増幅器の利得を算出された電力レベルに基づいて調整することを含む。従って、本発明は例示的な実施例に限定されず、ここに記載された機能を実行するための任意の手段が本発明の実施例に含まれる。
上述の開示が本発明の例示的な実施例を示す一方で、様々な修正および変形が添付の請求項によって定義される本発明の範囲から逸脱せずに為され得ることが留意されるべきである。ここに記載された本発明の実施例に従った方法の請求項の機能、ステップおよび/または動作は何らかの特定の順序で実行されることを必要としない。さらに、本発明の項性要素トは単数で記載または請求されるが、単数への限定が明確に言及されない限り、複数が意図される。
以下に本願出願当初の特許請求の範囲を付記する。
[C1] 中継器の範囲内における利得を制御する方法であって、
移動局(MS)の送信電力を制御する電力制御設定ポイント値を判定することと、
基地局トランシーバシステム(BTS)からのダウンリンク信号を受信することと、
前記受信されたダウンリンク信号の電力を測定することと、
前記中継器の前記アップリンクで予測される信号の電力レベルを算出することと、ここにおいて前記算出することは、前記測定されたダウンリンク電力および前記電力制御設定ポイント値に基づく、
前記算出された電力レベルに基づいて少なくとも1つの増幅器の利得を調整することと、
を備える、方法。
[C2] 前記電力制御設定ポイント値を判定することは、制御チャネルに提供された値を読み込むことと、メモリに格納された値を取り出すことと、データチャネルに提供されたメッセージを読み込むことと、およびシンプルメッセージサービス(SMS)メッセージから前記値を受け取ることのうちの少なくとも1つをさらに備えるC1の方法。
[C3] メモリに格納された値を取り出すことは、外部構成ユニットから前記電力制御設定ポイント値を受信することをさらに備えるC2の方法。
[C4] 前記調整することは、前記中継器のアップリンクチャネルにおける増幅器の利得を変更することをさらに備えるC1の方法。
[C5] 前記アップリンクチャネルにおける増幅器の利得は、前記中継器に起因した前記BTSでのアップリンクノイズを減少させるように設定されるC4の方法。
[C6] 前記調整することは、前記中継器のダウンリンクチャネルにおける増幅器の利得を変更することをさらに備えるC1の方法。
[C7] 前記ダウンリンクチャネルにおける増幅器の利得は、アナログデジタルコンバータに提供される受信信号のダイナミックレンジを減少させるように設定されるC6の方法。
[C8] 前記電力レベルを算出することは、無線標準規格に関連する前記MSによって使用される少なくとも1つの電力制御設定ポイント値に基づいているC1の方法。
[C9] 前記無線標準規格は、IS−2000、UMTS、CDMA2000、および/またはLTEを備えるC8の方法。
[C10] 前記中継器は、周波数分割二重(FDD)デジタルベースバンド干渉キャンセル中継器であるC1の方法。
[C11] ダウンリンク電力を測定することは、受信信号強度インジケータ(RSSI)を測定することをさらに備えるC1の方法。
[C12] 前記受信されたダウンリンク信号を測定することは、
漏洩信号を除去するために複合信号上で干渉キャンセルを実行することと、
干渉キャンセル後、前記受信されたダウンリンク信号の前記電力レベルを算出することと、
をさらに備えるC1の方法。
[C13] 基地局から受信された前記ダウンリンク電力を測定することに基づいて利得を制御する干渉キャンセル中継器であって、
ドナーアンテナに結合された第1トランシーバと、
サービスアンテナに結合された第2トランシーバと、
前記第1トランシーバおよび前記第2トランシーバに結合されたベースバンドプロセッサを備え、
前記ベースバンドプロセッサは、
移動局(MS)の送信電力を制御する電力制御設定ポイント値を判定し、
基地局トランシーバシステム(BTS)からのダウンリンク信号を受信し、
前記受信されたダウンリンク信号の電力を測定し、
前記干渉キャンセル中継器のアップリンクで予測される信号の電力レベルを算出し、ここにおいて前記算出することは、前記測定されたダウンリンク電力と前記電力制御設定ポイント値に基づく、
前記算出された電力レベル基づいて少なくとも1つの増幅器の利得を調整するように構成される干渉キャンセル中継器。
[C14] 前記ベースバンドプロセッサは、制御チャネルに提供された値を読み込み、メモリに格納された値を取り出し、データチャネルに提供されたメッセージを読み込み、および/またはシンプルメッセージサービス(SMS)メッセージから前記値を受け取るようにさらに構成されるC13の干渉キャンセル中継器。
[C15] 前記ベースバンドプロセッサは、外部構成ユニットから前記電力制御設定ポイント値を受信するようにさらに構成されるC14の干渉キャンセル中継器。
[C16] 前記ベースバンドプロセッサは、前記干渉キャンセル中継器のアップリンクチャネルにおける増幅器の利得を変更することによって前記利得を調整するようにさらに構成されるC13の干渉キャンセル中継器。
[C17] 前記アップリンクチャネルにおける増幅器の利得は、前記干渉キャンセル中継器に起因した前記BTSでのアップリンクノイズを減少させるように設定されるC16の干渉キャンセル中継器。
[C18] 前記ベースバンドプロセッサは、前記干渉キャンセル中継器のダウンリンクチャネルにおける増幅器の利得を変更することによって、前記利得を調整するようにさらに構成されるC13の干渉キャンセル中継器。
[C19] 前記ダウンリンクチャネルにおける増幅器の利得は、アナログデジタルコンバータに提供される受信信号のダイナミックレンジを減少させるように設定されるC18の干渉キャンセル中継器。
[C20] 前記ベースバンドプロセッサは、無線標準規格に関連する前記MSによって使用される少なくとも1つの電力制御設定ポイント値に基づいて前記電力レベルを算出するようにさらに構成されるC13の干渉キャンセル中継器。
[C21] 前記無線標準規格は、IS−2000、UMTS、CDMA2000、および/またはLTEを備えるC20の干渉キャンセル中継器。
[C22] 前記干渉キャンセル中継器は、周波数分割二重(FDD)デジタルベースバンド干渉キャンセル中継器であるC13の干渉キャンセル中継器。
[C23] 前記ベースバンドプロセッサは、受信信号強度インジケータ(RSSI)を算出することによってダウンリンク電力を測定するように構成されるC13の干渉キャンセル中継器。
[C24] 前記ベースバンドプロセッサは、
漏洩信号を除去するために複合信号上で干渉キャンセルを実行し、
干渉キャンセル後、前記受信されたダウンリンク信号の前記電力レベルを算出することをさらに備えるC13の干渉キャンセル中継器。
[C25] 基地局から受信されたダウンリンク電力を測定することに基づいて利得を制御する干渉キャンセル中継器であって、
移動局(MS)の送信電力を制御する電力制御設定ポイント値を判定するための手段と、
基地局トランシーバシステム(BTS)からのダウンリンク信号を受信するための手段と、
前記受信されたダウンリンク信号の電力を測定するための手段と、
前記干渉キャンセル中継器のアップリンクで予測される信号の電力レベルを算出するための手段と、ここにおいて前記算出することは、前記測定されたダウンリンク電力と前記電力制御設定ポイント値に基づく、
前記算出された電力レベルに基づいて少なくとも1つの増幅器の利得を調整するための手段と、
を備える干渉キャンセル中継器。
[C26] 前記電力制御設定ポイント値を判定することは、制御チャネルに提供された値を読み込むことと、予めプログラムされた値を読み込むことと、および前記BTSからのシンプルメッセージサービス(SMS)メッセージから前記値を受け取ることのうちの少なくとも1つのための手段をさらに備えるC25の干渉キャンセル中継器。
[C27] 前記調整することは、前記干渉キャンセル中継器のアップリンクチャネルにおける増幅器の前記利得を変更するための手段をさらに備えるC25の干渉キャンセル中継器。
[C28] 前記アップリンクチャネルにおける増幅器の利得は、前記干渉キャンセル中継器に起因した前記BTSでのアップリンクノイズを減少させるように設定されるC27の干渉キャンセル中継器。
[C29] 前記調整することは、前記干渉キャンセル中継器のダウンリンクチャネルにおける増幅器の前記利得を変更するための手段をさらに備えるC25の干渉キャンセル中継器。
[C30] 前記ダウンリンクチャネルにおける増幅器の利得は、アナログデジタルコンバータに提供される受信信号のダイナミックレンジを減少させるように設定されるC29の干渉キャンセル中継器。
[C31] 前記電力レベルを算出することは、無線標準規格に関連する前記MSによって使用される少なくとも1つの電力制御設定ポイント値に基づいているC25の干渉キャンセル中継器。
[C32] 前記電力制御設定ポイント値は、外部構成ユニットによって提供され得るC25の干渉キャンセル中継器。
[C33] 機械で実行されたときに、前記機械に複数の動作を実行させる複数の命令を備える非一時的機械可読媒体であって、
前記複数の命令は、
移動局(MS)の送信電力を制御する電力制御設定ポイント値を判定するための複数の命令と、
基地局トランシーバシステム(BTS)からのダウンリンク信号を受信するための複数の命令と、
前記受信されたダウンリンク信号の電力を測定するための複数の命令と、
中継器のアップリンクで予測される信号の電力レベルを算出するための複数の命令と、ここにおいて前記算出することは、前記測定されたダウンリンク電力と前記電力制御設定ポイント値に基づく、
前記算出された電力レベルに基づいて少なくとも1つの増幅器の利得を調整するための複数の命令と、
を備える非一時的機械可読媒体。
[C34] 制御チャネルに提供された値を読み込むことと、予めプログラムされた値を読み込むことと、前記BTSからのシンプルメッセージサービス(SMS)メッセージから前記値を受け取ることのうちの少なくとも1つによって前記電力制御設定ポイント値を判定するための複数の命令をさらに備えるC33の非一時的な機械可読媒体。
[C35] 前記干渉キャンセル中継器のアップリンクチャネルにおける増幅器の利得を変更することによって利得を調整するための複数の命令をさらに備えるC33の前記非一時的な機械可読媒体。
[C36] 前記アップリンクチャネルにおける増幅器の利得は、前記干渉キャンセル中継器に起因した前記BTSでのアップリンクノイズを減少させるように設定されるC35の非一時的な機械可読媒体。
[C37] 前記干渉キャンセル中継器のダウンリンクチャネルにおける増幅器の利得を変更することによって前記利得を調整するための複数の命令をさらに備えるC33の非一時的な機械可読媒体。
[C38] 前記ダウンリンクチャネルにおける前記増幅器の前記利得は、アナログデジタルコンバータに提供される受信信号のダイナミックレンジを減少させるように設定されるC37の非一時的な機械可読媒体。
[C39] 無線標準規格に関連する前記MSによって使用される少なくとも1つの電力制御設定ポイント値に基づく前記電力レベルを算出するための複数の命令をさらに備えるC33の非一時的な機械可読媒体。

Claims (39)

  1. 中継器の範囲内における利得を制御する方法であって、
    移動局(MS)の送信電力を制御する電力制御設定ポイント値を判定することと、
    基地局トランシーバシステム(BTS)からのダウンリンク信号を受信することと、
    前記受信されたダウンリンク信号の電力を測定することと、
    前記中継器のアップリンクで予測される信号の電力レベルを算出することと、ここにおいて前記算出することは、前記測定されたダウンリンク電力および前記電力制御設定ポイント値に基づく、
    前記算出された電力レベルに基づいて少なくとも1つの増幅器の利得を調整することと、
    を備える、方法。
  2. 前記電力制御設定ポイント値を判定することは、制御チャネルに提供された値を読み込むことと、メモリに格納された値を取り出すことと、データチャネルに提供されたメッセージを読み込むことと、またはシンプルメッセージサービス(SMS)メッセージから値を受け取ることのうちの少なくとも1つをさらに備える請求項1の方法。
  3. メモリに格納された前記値を取り出すことは、外部構成ユニットから前記電力制御設定ポイント値を受信することをさらに備える請求項2の方法。
  4. 前記調整することは、前記中継器のアップリンクチャネルにおける増幅器の利得を変更することをさらに備える請求項1の方法。
  5. 前記アップリンクチャネルにおける増幅器の利得は、前記中継器に起因した前記BTSでのアップリンクノイズを減少させるように設定される請求項4の方法。
  6. 前記調整することは、前記中継器のダウンリンクチャネルにおける増幅器の利得を変更することをさらに備える請求項1の方法。
  7. 前記ダウンリンクチャネルにおける増幅器の利得は、アナログデジタルコンバータに提供される受信信号のダイナミックレンジを減少させるように設定される請求項6の方法。
  8. 前記電力レベルを算出することは、無線標準規格に関連する前記MSによって使用される少なくとも1つの電力制御設定ポイント値に基づいている請求項1の方法。
  9. 前記無線標準規格は、IS−2000、UMTS、CDMA2000、および/またはLTEを備える請求項8の方法。
  10. 前記中継器は、周波数分割二重(FDD)デジタルベースバンド干渉キャンセル中継器である請求項1の方法。
  11. 前記ダウンリンク電力を測定することは、受信信号強度インジケータ(RSSI)を測定することをさらに備える請求項1の方法。
  12. 前記受信されたダウンリンク信号の電力を測定することは、
    漏洩信号を除去するために複合信号上で干渉キャンセルを実行することと、
    干渉キャンセル後、前記受信されたダウンリンク信号の前記電力レベルを算出することと、
    をさらに備える請求項1の方法。
  13. 基地局から受信されたダウンリンク電力を測定することに基づいて利得を制御する干渉キャンセル中継器であって、
    ドナーアンテナに結合された第1トランシーバと、
    サービスアンテナに結合された第2トランシーバと、
    前記第1トランシーバおよび前記第2トランシーバに結合されたベースバンドプロセッサを備え、
    前記ベースバンドプロセッサは、
    移動局(MS)の送信電力を制御する電力制御設定ポイント値を判定し、
    基地局トランシーバシステム(BTS)からのダウンリンク信号を受信し、
    前記受信されたダウンリンク信号の電力を測定し、
    前記干渉キャンセル中継器のアップリンクで予測される信号の電力レベルを算出し、ここにおいて前記算出することは、前記測定されたダウンリンク電力と前記電力制御設定ポイント値に基づく、
    前記算出された電力レベル基づいて少なくとも1つの増幅器の利得を調整するように構成される
    干渉キャンセル中継器。
  14. 前記ベースバンドプロセッサは、制御チャネルに提供された値を読み込み、メモリに格納された値を取り出し、データチャネルに提供されたメッセージを読み込み、および/またはシンプルメッセージサービス(SMS)メッセージから前記値を受け取るようにさらに構成される請求項13の干渉キャンセル中継器。
  15. 前記ベースバンドプロセッサは、外部構成ユニットから前記電力制御設定ポイント値を受信するようにさらに構成される請求項14の干渉キャンセル中継器。
  16. 前記ベースバンドプロセッサは、前記干渉キャンセル中継器のアップリンクチャネルにおける増幅器の利得を変更することによって前記利得を調整するようにさらに構成される請求項13の干渉キャンセル中継器。
  17. 前記アップリンクチャネルにおける増幅器の利得は、前記干渉キャンセル中継器に起因した前記BTSでのアップリンクノイズを減少させるように設定される請求項16の干渉キャンセル中継器。
  18. 前記ベースバンドプロセッサは、前記干渉キャンセル中継器のダウンリンクチャネルにおける増幅器の利得を変更することによって、前記利得を調整するようにさらに構成される請求項13の干渉キャンセル中継器。
  19. 前記ダウンリンクチャネルにおける増幅器の利得は、アナログデジタルコンバータに提供される受信信号のダイナミックレンジを減少させるように設定される請求項18の干渉キャンセル中継器。
  20. 前記ベースバンドプロセッサは、無線標準規格に関連する前記MSによって使用される少なくとも1つの電力制御設定ポイント値に基づいて前記電力レベルを算出するようにさらに構成される請求項13の干渉キャンセル中継器。
  21. 前記無線標準規格は、IS−2000、UMTS、CDMA2000、および/またはLTEを備える請求項20の干渉キャンセル中継器。
  22. 前記干渉キャンセル中継器は、周波数分割二重(FDD)デジタルベースバンド干渉キャンセル中継器である請求項13の干渉キャンセル中継器。
  23. 前記ベースバンドプロセッサは、受信信号強度インジケータ(RSSI)を算出することによって前記ダウンリンク電力を測定するように構成される請求項13の干渉キャンセル中継器。
  24. 前記ベースバンドプロセッサは、
    漏洩信号を除去するために複合信号上で干渉キャンセルを実行し、
    干渉キャンセル後、前記受信されたダウンリンク信号の前記電力レベルを算出するようにさらに構成される請求項13の干渉キャンセル中継器。
  25. 基地局から受信されたダウンリンク電力を測定することに基づいて利得を制御する干渉キャンセル中継器であって、
    移動局(MS)の送信電力を制御する電力制御設定ポイント値を判定するための手段と、
    基地局トランシーバシステム(BTS)からのダウンリンク信号を受信するための手段と、
    前記受信されたダウンリンク信号の電力を測定するための手段と、
    前記干渉キャンセル中継器のアップリンクで予測される信号の電力レベルを算出するための手段と、ここにおいて前記算出することは、前記測定されたダウンリンク電力と前記電力制御設定ポイント値に基づく、
    前記算出された電力レベルに基づいて少なくとも1つの増幅器の利得を調整するための手段と、
    を備える干渉キャンセル中継器。
  26. 前記電力制御設定ポイント値を判定することは、制御チャネルに提供された値を読み込むことと、予めプログラムされた値を読み込むことと、または前記BTSからのシンプルメッセージサービス(SMS)メッセージから値を受け取ることのうちの少なくとも1つのための手段をさらに備える請求項25の干渉キャンセル中継器。
  27. 前記調整することは、前記干渉キャンセル中継器のアップリンクチャネルにおける増幅器の前記利得を変更するための手段をさらに備える請求項25の干渉キャンセル中継器。
  28. 前記アップリンクチャネルにおける増幅器の利得は、前記干渉キャンセル中継器に起因した前記BTSでのアップリンクノイズを減少させるように設定される請求項27の干渉キャンセル中継器。
  29. 前記調整することは、前記干渉キャンセル中継器のダウンリンクチャネルにおける増幅器の前記利得を変更するための手段をさらに備える請求項25の干渉キャンセル中継器。
  30. 前記ダウンリンクチャネルにおける増幅器の利得は、アナログデジタルコンバータに提供される受信信号のダイナミックレンジを減少させるように設定される請求項29の干渉キャンセル中継器。
  31. 前記電力レベルを算出することは、無線標準規格に関連する前記MSによって使用される少なくとも1つの電力制御設定ポイント値に基づいている請求項25の干渉キャンセル中継器。
  32. 前記電力制御設定ポイント値は、外部構成ユニットによって提供され得る請求項25の干渉キャンセル中継器。
  33. 機械で実行されたときに、前記機械に複数の動作を実行させる複数の命令を備える機械可読記憶媒体であって、
    前記複数の命令は、
    移動局(MS)の送信電力を制御する電力制御設定ポイント値を判定するための複数の命令と、
    基地局トランシーバシステム(BTS)からのダウンリンク信号を受信するための複数の命令と、
    前記受信されたダウンリンク信号の電力を測定するための複数の命令と、
    中継器のアップリンクで予測される信号の電力レベルを算出するための複数の命令と、ここにおいて前記算出することは、前記測定されたダウンリンク電力と前記電力制御設定ポイント値に基づく、
    前記算出された電力レベルに基づいて少なくとも1つの増幅器の利得を調整するための複数の命令と、
    を備える機械可読記憶媒体。
  34. 制御チャネルに提供された値を読み込むことと、予めプログラムされた値を読み込むことと、または前記BTSからのシンプルメッセージサービス(SMS)メッセージから値を受け取ることのうちの少なくとも1つによって前記電力制御設定ポイント値を判定するための複数の命令をさらに備える請求項33の機械可読記憶媒体。
  35. 渉キャンセル中継器のアップリンクチャネルにおける増幅器の利得を変更することによって前記利得を調整するための複数の命令をさらに備える請求項33の機械可読記憶媒体。
  36. 前記アップリンクチャネルにおける増幅器の利得は、前記干渉キャンセル中継器に起因した前記BTSでのアップリンクノイズを減少させるように設定される請求項35の機械可読記憶媒体。
  37. 渉キャンセル中継器のダウンリンクチャネルにおける増幅器の利得を変更することによって前記利得を調整するための複数の命令をさらに備える請求項33の機械可読記憶媒体。
  38. 前記ダウンリンクチャネルにおける前記増幅器の前記利得は、アナログデジタルコンバータに提供される受信信号のダイナミックレンジを減少させるように設定される請求項37の機械可読記憶媒体。
  39. 無線標準規格に関連する前記MSによって使用される少なくとも1つの電力制御設定ポイント値に基づく前記電力レベルを算出するための複数の命令をさらに備える請求項33の機械可読記憶媒体。
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