JP5813833B2 - 自動車用電子制御装置 - Google Patents
自動車用電子制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5813833B2 JP5813833B2 JP2014145240A JP2014145240A JP5813833B2 JP 5813833 B2 JP5813833 B2 JP 5813833B2 JP 2014145240 A JP2014145240 A JP 2014145240A JP 2014145240 A JP2014145240 A JP 2014145240A JP 5813833 B2 JP5813833 B2 JP 5813833B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- program
- writing
- ecu
- data
- divided data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Memory System (AREA)
Description
ECU100に搭載されたROM(例えば,フラッシュROM)に対し、アプリケーションプログラム(例えばエンジン制御プログラム)を書込むためのECU製造工程10及びアプリケーションプログラム書込み工程20を図1に示す。
RAM130には、第1のバッファ領域133及び第2のバッファ領域134が存在する。第1のバッファ領域133及び第2のバッファ領域134は、ROM110にデータを書込むときに使用される。
書込みツール200は、ストレージ210(例えばハードディスク)及び通信回路240を含んで構成される。また、書込みツール200は、端末(例えば、パーソナルコンピュータ)及びECU100と接続する装置を含み、書込みツール200を操作する作業者が、書込みツール200に対し対話的に指示を出すことができる。書込みツール200はストレージ210に格納されている書込みデータを、ECU100に対して転送する。
通信回路240には、通信バッファ領域241が存在する。通信バッファ領域241は、書込みツール200が通信回路240によってECU100と通信するときに使用される。
ECU100の通信バッファ領域141には、一定のサイズの通信バッファ(例えば、CANにおけるメールボックス)が複数存在する。ECU100は、各装置と通信するとき、通信バッファ領域141の通信バッファのうち、通信相手となる装置との通信用として予め割当てられている通信バッファを使用する。なお、それぞれの通信バッファは、データの送信に使用される送信バッファ(TX)、データの受信に使用される受信バッファ(RX)に分かれている。また、通信相手となる装置との通信用として予め割当てられている通信バッファの数を、車載状態の通信環境で使用する数とする。
ステップ1(図では「S1」と略記する。以下同様)では、作業者が、書込みツール200に、ECU100を接続する。ECU100は、接続されると電源が投入され、マイクロコンピュータ120が最低限プログラムを実行することによって、書込みツール200と通信可能になり、書込みツール200から転送されるデータの受信待ち状態となる。
なお、この後、ECU100は、各自動車に組付けられる。また、検査工程において、ECU100のROM110に正しいアプリケーションプログラムが書き込まれた否か(例えば、組付けられた自動車に応じたアプリケーションプログラムか否か)チェックされる。正しいアプリケーションプログラムが書き込まれていなければ、自動車に組付けられたECU100に対し、書込みツール200を接続し、正しいアプリケーションプログラムを書込む。
ステップ11では、書込みツール200は、作業者によって書込みプログラム及びROM110に書込むためのアプリケーションプログラムが指定されると、書込みプログラム及びアプリケーションプログラムを転送するデータ転送プログラムを起動する。そして、書込みツール200は、データ転送プログラムによって、ECU100に対し、書込みプログラム(例えば書込みプログラム2)の転送を開始するメッセージを送信すると共に、指定された書込みプログラムを転送する。
ステップ14で、ECU100は、書込みプログラムによって、ECU100と書込みツール200との間の通信環境を、その書込みプログラムに応じた通信環境に変更し、書込みツール200に対し、アプリケーションプログラムの送信を要求するメッセージを送信する。
なお、ECU100に書込みツール200に加えて他の装置が接続された状況でも、ECU100は、プログラム書込み全体処理の間、他の装置との通信を遮断し、書込みツール200のみと通信するようにすれば、プログラム書込み全体処理を実行することができる。
アプリケーションプログラム書込み工程20のような状況において、ECU100は、書込みツール200以外の装置と通信しないため、書込みツール200以外の装置と通信するために予め割当てられた通信バッファ(以下、他の装置用通信バッファと略記する)は、使用されない。
図6の例では、ECU100は、書込みツール200と通信するとき、書込みツール用通信バッファとして2個の通信バッファ、及び、他の装置用通信バッファのうちの7個の通信バッファを使用する。このとき、ECU100が使用する9個の通信バッファは、TXとして1個、RXとして8個を設定する。なお、このとき、書込みツール200の通信バッファ領域241の通信バッファは、TXが8個、RXが1個となる。
図7及び図8は、書込みツール200において、書込みプログラム及びアプリケーションプログラムが作業者によって指定されたことを契機として、データ転送プログラムが、書込みツール200によって実行する処理のフローチャートを示す。
ステップ33では、データ転送プログラムが、ECU100から次のデータの要求メッセージを受信したか否かを判定する。データ転送プログラムは、ECU100から次のデータの要求メッセージを受信していれば、処理をステップ34に進める(Yes)一方、ECU100から次のデータの要求メッセージを受信していなければ、処理をステップ33に戻す(No)。
ステップ41では、データ転送プログラムは、書込みツール200がECU100よりメッセージを受信したか否かを判定する。データ転送プログラムは、ECU100よりメッセージを受信していれば、処理をステップ42に進める(Yes)一方、ECU100よりメッセージを受信していなければ、処理をステップ41に戻す(No)。
なお、TXに格納されたデータは、通信回路240によって、ECU100に転送される。
ステップ55では、RAM展開プログラムが、RAM130に展開した書込みプログラムのなかの書込みメインプログラムを起動する。
ステップ57では、RAM展開プログラムが、書込みツール200に対し、次のデータの要求メッセージを送信する。
ステップ71では、書込みメインプログラムが、第1のバッファ領域133を、書込みツール200から受信する分割データをコピーするためのコピー用の領域に設定する。
ステップ73では、書込みメインプログラムが、ROM110に書込むデータ(アプリケーションプログラムのデータ)のうち、何番目のデータが処理中であるかを表わすカウンタである変数nに1を代入する。
ステップ75では、書込みメインプログラムは、書込みツール200から受信した分割データがコピー用の領域にコピーされたことを示すメッセージ(分割データのコピー完了メッセージ)を書込みサブプログラムより通知されたか否か判定する。書込みメインプログラムは、分割データのコピー完了メッセージが通知されていれば、処理をステップ76に進める(Yes)一方、分割データのコピー完了メッセージが通知されていなければ、処理をステップ75に戻す(No)。
なお、書込みデータのベリファイは、例えば、書込み用の領域の内容と、書き込んだROM110の領域の内容とを比較することで行われる。
ステップ85では、書込みメインプログラムが、書込みを行ったROM110の領域のデータを消去する。
ステップ87では、書込みメインプログラムが、コピー用の領域にコピーされたn+1番目の分割データをチェックサムにより検証することによって、n+1番目の分割データが正常に受信できたか否かを判定する。書込みメインプログラムは、n+1番目の分割データが正常に受信できていれば、処理をステップ88に進める(Yes)一方、n+1番目の分割データが正常に受信できていなければ、処理をステップ91に進める(No)。なお、n+1番目の分割データの検証は、n+1番目の分割データを受信した直後に書込みサブプログラムが行ってもよい。
なお、分割データの送信要求メッセージと共に、n番目の分割データをROM110に書込んだ旨のメッセージ(分割データの書込みOKメッセージ)及びn+1番目の分割データを受信した旨のメッセージ(分割データの受信OKメッセージ)を書込みツール200に送信するようにしてもよい。
ステップ91では、書込みメインプログラムが、n+1番目の分割データを再度取得するために、分割データの再送要求メッセージを書込みツール200に送信する。なお、分割データの再送要求メッセージと共に、n+1番目の分割データが正常に受信できなかった旨のメッセージ(分割データの受信NGメッセージ)を、書込みツール200に送信するようにしてもよい。
ステップ101では、書込みサブプログラムが、受信した分割データを、通信バッファ領域141のRXからコピー用の領域にコピーする。
なお、コピー用の領域を、通信バッファ領域141のRXに相当する領域に設定し、ECU100が、コピー用の領域を使用してデータを受信するようにしてもよい。この場合、通信バッファ領域141のRXからコピー用の領域に分割データをコピーする処理が不要となる。
書込みツール200は、アプリケーションプログラムのデータのうち、最初の62バイトのデータを読み、2バイトのチェックサムを付加して初回の分割データを作成し、ECU100に転送する。
書込みツール200は、第4の分割データの送信要求メッセージを受信すると、アプリケーションの転送完了メッセージをECU100に送信する。
これにより、プログラム全体を書込む従来の処理に、データの検証が加わった処理と比較して、プログラム全体を不揮発性メモリに書込むために要する時間を短縮することができる。
110 ROM
141 通信バッファ領域
Claims (1)
- 電気的にデータの消去及び書込みが可能な不揮発性メモリと、2つのバッファと、を備え、プログラムを所定サイズごとに分割した分割データを通信によって取得可能な自動車用電子制御装置であって、
2つのバッファを交互に使用し、通信順を示すシーケンス番号が含まれた分割データを受信することと並行して、分割データの受信に使用しない方のバッファを使用し受信した分割データを前記不揮発性メモリに書込むように構成され、
第n番目として受信した分割データを受け取った際の応答に含まれる情報には、
第n番目として受信した分割データが前記シーケンス番号によって正しい順序で受信できたかどうかを検証した結果と、
第n−1番目として受信した分割データについて、前記バッファの内容と前記不揮発性メモリへ書込んだ内容とを比較した結果とを含む、
ことを特徴とする自動車用電子制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014145240A JP5813833B2 (ja) | 2014-07-15 | 2014-07-15 | 自動車用電子制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014145240A JP5813833B2 (ja) | 2014-07-15 | 2014-07-15 | 自動車用電子制御装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011205440A Division JP2013068105A (ja) | 2011-09-21 | 2011-09-21 | 自動車用電子制御装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014207010A JP2014207010A (ja) | 2014-10-30 |
JP2014207010A5 JP2014207010A5 (ja) | 2015-01-08 |
JP5813833B2 true JP5813833B2 (ja) | 2015-11-17 |
Family
ID=52120455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014145240A Active JP5813833B2 (ja) | 2014-07-15 | 2014-07-15 | 自動車用電子制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5813833B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3835969B2 (ja) * | 2000-04-13 | 2006-10-18 | 本田技研工業株式会社 | 車両制御装置のための書き換えシステム |
JP4711531B2 (ja) * | 2001-03-23 | 2011-06-29 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体記憶装置 |
JP2003122622A (ja) * | 2001-10-09 | 2003-04-25 | Honda Motor Co Ltd | データの受信および書き込みを制御する車両制御装置 |
JP2005332148A (ja) * | 2004-05-19 | 2005-12-02 | Keihin Corp | 車載用制御装置の記憶データの書き換えシステム |
JP4418439B2 (ja) * | 2006-03-07 | 2010-02-17 | パナソニック株式会社 | 不揮発性記憶装置およびそのデータ書込み方法 |
JP4985565B2 (ja) * | 2008-06-30 | 2012-07-25 | 富士通株式会社 | 送受信回路、受信回路及び送受信回路の制御方法 |
JP2011118922A (ja) * | 2011-02-10 | 2011-06-16 | Renesas Electronics Corp | 半導体記憶装置の読出し・書き込み方法 |
-
2014
- 2014-07-15 JP JP2014145240A patent/JP5813833B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014207010A (ja) | 2014-10-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5451705B2 (ja) | 自動車用電子制御装置及びデータ通信方法 | |
JP5547701B2 (ja) | 自動車用電子制御装置 | |
JP2013068105A (ja) | 自動車用電子制御装置 | |
JP2007507016A (ja) | シリアルインターフェイスを介したフラッシュプログラミングによる電子制御装置のソフトウェアアップデート方法およびこれに対応する状態自動装置 | |
JP5945044B2 (ja) | 自動車用電子制御装置、自動車用電子制御装置の書込みシステム、及び車両制御の制御プログラムの書込み方法 | |
JP5816256B2 (ja) | 自動車用電子制御装置及びデータ通信方法 | |
JP6302004B2 (ja) | 書込みプログラム | |
JP6445646B2 (ja) | 自動車用電子制御装置 | |
JP5813833B2 (ja) | 自動車用電子制御装置 | |
JP6216000B2 (ja) | 自動車用電子制御装置 | |
JP6030485B2 (ja) | 電子制御装置 | |
JP2016170471A (ja) | 電子制御装置 | |
JP5956505B2 (ja) | 自動車用電子制御装置 | |
JP6692400B2 (ja) | 自動車用電子制御装置 | |
JP2015210669A (ja) | プログラム書き換え方法 | |
JP2018160208A (ja) | 車載制御装置、及び、プログラム更新ソフトウェア | |
JP2024083137A (ja) | プログラム修復システム | |
JP2018067176A (ja) | 電子制御装置 | |
CN117062066A (zh) | 基于tbox的密钥灌装方法、装置、车辆及存储介质 | |
CN112148308A (zh) | 防止漏烧的数据烧写方法及其装置、数据烧写设备 | |
CN112148310A (zh) | 防止漏烧的数据烧写方法及其装置、数据烧写设备 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140922 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141114 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150511 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150602 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150707 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150818 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150916 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5813833 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |