JP5813828B2 - 異種通信システムにおけるリンクアグリゲーション - Google Patents

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Description

[優先権主張]
本特許出願は、参照により本明細書に明確に組み込まれている、譲受人に譲渡された、2009年8月13日に出願した仮出願第61/233,771号、名称「A METHOD AND APPARATUS FOR LINK AGGREGATION IN A HETEROGENEOUS COMMUNICATION SYSTEM」の優先権を主張するものである。
[開示の分野]
開示されている態様は、一般に、異種通信システム(heterogeneous communication systems)におけるリンクアグリゲーション(link aggregation)に関するものであり、より具体的には、ワイヤレス異種通信システムに関するものである。
[背景]
さまざまなワイヤレス技術およびワイヤレスネットワークが多数出現し、その数は増え続けており、カバレッジエリアがオーバーラップすることも多い。そのため、ワイヤレス異種ネットワークがますます一般的なものになりつつある。例えば、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)からワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)、ワイドエリアパーソナルエリアネットワーク(WPAN)、およびセルラー通信システムに至るさまざまなネットワークが、地理的エリア内で共存する可能性があり、その結果、カバレッジエリアがオーバーラップすることがある。
一部のWWANネットワークに関してよくある問題点として、必要に応じて十分に高い転送速度でデータの送受信を行う能力が挙げられる。より複雑でより高い能力、例えば、マルチメディア放送機能を持つアプリケーションが増えるにつれ、それに呼応してより高速な転送速度でデータを送受信する必要性が高まる。WWANリンクの上のクライアントノードにおけるアプリケーションに対する利用可能な帯域幅は、リンク上の性能によって制限されるか、またはクライアントノードにおいてWWANリンクの上で受信されるトラフィックを処理する際のプラットフォーム制約条件(platform constraint)によって抑制されうる。
オーバーラップワイヤレス技術を使用する異種ネットワークには、干渉などの問題を互いに引き起こす可能性があるが、ネットワークの異種性を利用することで、WWANリンクの帯域幅制限などのいくつかの問題を解決することもできる。
本発明の例示的な実施形態は、異種ネットワーク内のリンクアグリゲーションのためのシステムおよび方法を対象とする。
一実施形態では、異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介して通信するためのワイヤレス通信デバイスは、ワイヤレス通信デバイスとネットワーク要素との間に第1の通信経路を確立するように構成されたロジックと、ワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末(proxy access terminal)との間のピアツーピア通信リンク(peer-to-peer communication link)を発見するように構成され、ワイヤレスデバイスおよびプロキシアクセス端末が独立した個別デバイス(separate individual device)である、ロジックと、プロキシアクセス端末との発見されたピアツーピア通信リンクを使用してワイヤレス通信デバイスとネットワーク要素との間に第2の通信経路を確立するように構成されたロジックと、第1の通信経路と第2の通信経路の両方を介してネットワーク要素からデータを受信するように構成されたロジックと、受信されたデータをアグリゲートするように構成されたロジックとを備える。
別の一実施形態では、異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介してワイヤレス通信デバイスを使用して通信するための方法は、ワイヤレス通信デバイスとネットワーク要素との間に第1の通信経路を確立することと、ワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを発見することであって、ワイヤレスデバイスおよびプロキシアクセス端末は独立した個別デバイスであることと、プロキシアクセス端末との発見されたピアツーピア通信リンクを使用してワイヤレス通信デバイスとネットワーク要素との間に第2の通信経路を確立することと、第1の通信経路と第2の通信経路の両方を介してネットワーク要素からデータを受信することと、受信されたデータをアグリゲートすることとを備える。
別の一実施形態では、異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介して通信するためのワイヤレス通信デバイスは、ワイヤレス通信デバイスとネットワーク要素との間に第1の通信経路を確立するための手段と、ワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを発見するための手段であって、ワイヤレスデバイスおよびプロキシアクセス端末は独立した個別デバイスである、手段と、プロキシアクセス端末との発見されたピアツーピア通信リンクを使用してワイヤレス通信デバイスとネットワーク要素との間に第2の通信経路を確立するための手段と、第1の通信経路と第2の通信経路の両方を介してネットワーク要素からデータを受信するための手段と、受信されたデータをアグリゲートするための手段とを備える。
別の一実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサによって実行されるとプロセッサに異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介してワイヤレス通信デバイスを使用して通信するためのオペレーションを実行させるコードを備える。コンピュータ可読記憶媒体は、ワイヤレス通信デバイスとネットワーク要素との間に第1の通信経路を確立するためのコードと、ワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを発見するためのコードであって、ワイヤレスデバイスおよびプロキシアクセス端末は独立した個別デバイスである、コードと、プロキシアクセス端末との発見されたピアツーピア通信リンクを使用してワイヤレス通信デバイスとネットワーク要素との間に第2の通信経路を確立するためのコードと、第1の通信経路と第2の通信経路の両方を介してネットワーク要素からデータを受信するためのコードと、受信されたデータをアグリゲートするためのコードとを備える。
添付図面は、本発明の実施形態の説明を補助するために用意されたものであり、実施形態の例示のみを目的として提示されており、制限することを目的としていない。
典型的なワイヤレス通信システムを示す例示的な高水準の図。 図1と似ているが、アクセス端末は追加の通信リンクを共有する、異種ワイヤレス通信システムを例示する図。 アプリケーションストリームを分割してアグリゲートされたリンクを使用するための例示的な分散プロトコルスタック処理を示す図。 リンクアグリゲーションサービスを発見するための例示的なコールフロー図。 リンクアグリゲーションサービスを有効化するための例示的なコールフロー図。 クライアントトラフィックの直接的経路と間接的経路の両方の確認応答に対して構成されたアクセスネットワークを例示する図。 クライアントアクセス端末と通信する複数のプロキシアクセス端末を含む例示的なネットワーク配置構成におけるリンクアグリゲーションを示す図。 プロキシアクセス端末がクライアントアクセス端末と異なるアクセスポイントまたはネットワーク要素と通信している例示的なネットワーク配置構成におけるリンクアグリゲーションを示す図。 プロキシアクセス端末がクライアントアクセス端末と異なるアクセスポイントまたはネットワーク要素と通信している例示的なネットワーク配置構成におけるリンクアグリゲーションを示す図。 間接的経路上の遅延に対応するためのネットワーク要素における早期選択メカニズムを例示する図。 トンネリングアンカーノードを使用する例示的なIP層リンクアグリゲーション方式を示す図。 トンネリングノードサーバーを使用する例示的なIP層リンクアグリゲーション方式を示す図。 クライアントアクセス端末と通信する複数のプロキシアクセス端末を含む例示的なネットワーク配置構成におけるIP層リンクアグリゲーションを示す図。 トランスポートチャネル拡張を使用する例示的なリンクアグリゲーション方式を示す図。 本明細書で説明されているような異種ワイヤレスネットワーク内でオペレーションを行うための例示的なワイヤレスデバイスを示す図。
詳細な説明
本発明の態様は、本発明の特定の実施形態を対象とする以下の説明および関連する図面において開示されている。代替的実施形態は、本発明の範囲から逸脱することなく考案されうる。それに加えて、本発明の関連する詳細が分かりにくくならないように、本発明のよく知られている要素を、詳しく説明しないか、または省略する。
「例示的な」という単語は、本明細書では、「一例、事例、または例示として使用する」ことを意味するために使用される。本明細書で「例示的な」と説明されている実施形態は、必ずしも、他の実施形態よりも好ましい、または有利であると解釈されるべきではない。同様に、「本発明の実施形態」という言い回しは、本発明のすべての実施形態が説明されている特徴、利点、または動作モードを含むことを要求するわけではない。
本明細書で使用されている用語は、特定の実施形態のみを説明することを目的としており、本発明の実施形態の範囲を制限することは意図されていない。本明細書で使用されているように、「1つの(a、an)」および「その(the)」は、文脈上明らかにそうでないことを示していない限り、複数形も含むことが意図されている。さらに、「備える」、「備えること」、「含む」、および/または「含むこと」という言い回しは、本明細書で使用されている場合、記載されている特徴、整数、工程、動作、要素、および/またはコンポーネント(または構成要素)の存在を意味し、1つまたは複数の他の特徴、領域、整数、工程、動作、要素、コンポーネント(または構成要素)、および/またはそれらからなる群の存在もしくは追加を除外しないことも理解されるであろう。
図1は、典型的なワイヤレス通信システム100を示す例示的な高水準の図である。ワイヤレス通信システム100は、本明細書では、開示されているさまざまな態様の説明を円滑に進めることに限って例示することを目的として説明される。図示されているように、ワイヤレス通信システム100は、無線によるワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)リンク110と120とを使用してネットワーク要素104と通信するアクセス端末106と108とを備える。ネットワーク要素104は、ネットワークリンク105を通して通信ネットワーク102に接続される。本明細書で使用されているように、ネットワーク要素は、一般的に、ユーザ端末と通信し、アクセスポイント、基地局、NodeB、無線ネットワーク制御装置(RNC)、Evolved NodeB(ENodeB)、または当技術分野でよく知られている他の要素を含むことができる1つの固定局もしくは局の固定された1つのグループである。いくつかの事例において、「マスター」アクセス端末は、ネットワーク要素として機能を果たすことができる。例示を目的として、2つのアクセス端末および1つのネットワーク要素のみが図示されている。しかし、典型的なワイヤレス通信システムは、多数のネットワーク要素と端末とを有することができることは当技術分野でよく知られている。通信ネットワーク102は、エンドツーエンド通信を円滑に進めるものであり、このような通信ネットワーク102として、例えば、公衆交換電話網/デジタル総合サービス網(PSTN/ISDN)、移動通信交換局(MSC)、デジタル加入者回線(DSL)、サーバー、サブスクライバーデータベース、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、他のネットワーク要素、アナログ音声通話のみ可能な旧来の電話サービス(POTS)、またはインターネットが挙げられる。アクセス端末としては、限定はしないが、ワイヤレス通信ネットワークに関連付けられているワイヤレス通信を行う任意の種類の端末デバイスが挙げられる。例えば、アクセス端末106および108は、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、または携帯電話機とすることができる。さらに、アクセス端末は、アクセスポイントとして機能することも可能であり、これにより、ピアツーピア通信とアドホックタイプの通信を利用することができる。
図1では、アクセス端末106は、ネットワーク要素104とのWWANリンク110を利用する1つまたは複数のアプリケーションをその上で実行させることができる。WWANリンク110は、アクセス端末106にその上で実行するアプリケーション(複数可)のために直接提供することができる帯域幅が制限される場合がある。このことは、ダウンリンクだけでなくアップリンクについても当てはまると思われる。そのため、アクセス端末106側で、WWANリンク110が提供することができる以上の帯域幅を希望する可能性がある。図1においてそれと同時に、アクセス端末108も、WWANリンク120を介してネットワーク要素104と通信していることがある。アクセス端末108は、WWANリンク120の上で利用可能な十分すぎる帯域幅を用いて1つまたは複数のアプリケーションを実行している可能性がある。
図2は、図1と似ているが、アクセス端末106および108は追加の通信リンク130を共有する、異種ワイヤレス通信システムを例示している。アクセス端末106とアクセス端末108との間の追加の通信リンク130は、ピアツーピアワイヤレスリンクまたは有線リンクとすることができる。通信システム200は、例えば、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、符号分割多元接続(CDMA)、CDMA−2000、Ultra Wide Band(UWB)、広帯域符号分割多元接続(W−CDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、多入力多出力(MIMO)、Evolution−Data Optimized(EV−DO)、High Speed Packet Access (HSPA)もしくはHigh Speed Downlink Packet Access(HSDPA)もしくはHigh Speed Uplink Packet Access(HSUPA)、Long−Term−Evolution (LTE)、LTE−Advanced、またはInternational Mobile Telecommunications (IMT) Advancedを利用することができる。通信システム200は、ワイヤレス通信に限定されることはなく、有線通信リンクも使用可能であることは理解されるであろう。
ネットワーク要素104は、第1のワイヤレスチャネルの上でアクセス端末106と、また異なるワイヤレスチャネルの上でアクセス端末108と通信することができる。例えば、ネットワーク要素104は、HSPAプロトコルベースの通信またはLTEプロトコルベースの通信のために複数のチャネル/キャリアをサポートすることができ、ネットワーク要素104は、それぞれのアクセス端末106、108とともに異なるチャネル/キャリアまたはチャネル/キャリアの異なる集合を使用する。あるいは、ネットワーク要素104は、アクセス端末106とアクセス端末108とともに同じチャネル/キャリアまたはチャネル/キャリアの集合を使用することができる。いくつかの実施形態では、ネットワーク要素104は、WWANインフラストラクチャにおいて要素のグループを構成することができる。例えば、UMTSでは、ネットワーク要素104は、基地局NodeBとRNCの両方を構成することができ、NodeBおよびRNCは、異なる物理的位置に配置することができる。あるいは、LTEまたはLTE−Advancedプロトコルでは、例えば、ネットワーク要素104は、単一の物理的位置でEvolved NodeB(ENodeB)を構成することができ、EnodeBは、LTE/LTE−Advancedプロトコルで必要とされるような追加機能とともに、UMTSにおけるNodeBとRNCの両方の機能をサポートする。
本開示のさまざまな態様によれば、ダウンリンクWWANの性能は、データをWWANクライアント(例えば、アクセス端末106)に送るために複数の経路のアグリゲートリンクを使用することによって改善される。図2では、ネットワーク要素104は、WWANリンク110を介して直接的に、またWWANリンク120とピアツーピアリンク130とを介して間接的に、アクセス端末106と通信することができる。ここで、アクセス端末106は「クライアント」アクセス端末と称され、アクセス端末108は「プロキシ」アクセス端末と称される。いくつかの実施形態では、クライアントアクセス端末106およびプロキシアクセス端末108は、複合デバイス107の形態で、ネットワーク要素104、さらには他のWWAN要素に対してそれ自身を単一の論理デバイスとして見せる。他の実施形態では、プロキシアクセス端末108は、クライアントアクセス端末106に対するトラフィックをサポートする意志のあることを単にブロードキャストするだけであり、すべてのアクセス端末はそれらの各アイデンティティ(identity)を保持する。通信リンク110を使用する通信経路は、直接的経路と称される。通信リンク120と130とを使用する通信経路は、間接的経路と称される。これらの経路にそった通信は、双方向であるものとしてよい。ネットワーク要素104からのダウンリンクフローについては、クライアントアクセス端末106に対するデータストリームを直接的経路と間接的経路とにそってネットワーク要素104のところで分割され、アクセス端末106でマージ(merge)されうる。クライアントアクセス端末106からのアップリンクフローについては、クライアントアクセス端末106からのデータストリームは、直接的経路と間接的経路とにそってクライアントアクセス端末106のところで分割され、ネットワーク要素104でマージされうる。
図3は、アプリケーションストリームを分割(partitioning)してアグリゲートされたリンクを使用するための例示的な分散プロトコルスタック処理を示している。特に、図3は、WWANリンク110と120と、ピアツーピアリンク130上で互いに通信する、図1および2のネットワーク要素104と、クライアントアクセス端末106と、プロキシアクセス端末108を含む。ネットワーク要素104とクライアントアクセス端末106との間のWWANリンク110は、プラットフォームのアーキテクチャに対する帯域幅制限、制約などにより、ダウンリンクトラフィックの割合αの部分とクライアントアクセス端末106に対する所望のアプリケーションストリームに対応するアップリンクトラフィックの割合βの部分を取り扱うことができる。ネットワーク要素104とプロキシアクセス端末108との間のWWANリンク120は、プロキシアクセス端末108とクライアントアクセス端末106との間のピアツーピアリンク130と併せて、ダウンリンクトラフィックの残りの割合(1−α)の部分とクライアントアクセス端末106に対する所望のアプリケーションストリームに対応するアップリンクトラフィックの残りの割合(1−β)の部分を取り扱うことができる十分なヘッドルームを有する。
図3において、アプリケーションストリームは、RLC層のところで分割される。つまり、ネットワーク要素104は、クライアントアクセス端末106へのダウンリンク伝送に対する対応するRLCプロトコルデータユニット(RLC−PDU)の割合αの部分をスケジュールし、プロキシアクセス端末108へのダウンリンク伝送に対する対応するRLC−PDUの残りの割合(1−α)の部分をスケジュールする。ここで、ネットワーク要素104でのトラフィック分割は、例えば、UMTSシステムにおけるRNCまたはLTEシステムにおけるENodeBによって実行されうる。ネットワーク要素104は、WWANのMAC/PHY層処理を使用して、RLC−PDUをスケジュールされたアクセス端末106、108に送信する。RLC−PDUに関係する本発明の技術は、CDMA2000ベースの技術によるRadio Link Protocol(RLP)PDUにも等しく適用可能であることは理解されるであろう。
プロキシアクセス端末108は、RLCハンドラ118を使用し、PHY/MAC層を介して受信され処理されるRLC−PDUの割合(1−α)の部分を処理する。RLCハンドラ118は、クライアントアクセス端末106に対するRLC−PDUを再作成する。RLCハンドラ118は、その後、ピアツーピアプロトコルスタックをトリガーし、再作成されたRLC−PDUをピアツーピアリンク130を介してクライアントアクセス端末106に回送する動作を操作する。
同等のピアツーピアプロトコルスタックを使用することで、クライアントアクセス端末106は、プロキシアクセス端末108から回送されたRLC−PDUを受信して復号化する。クライアントアクセス端末106は、PHY/MAC/RLC層の処理を介してネットワーク要素104から直接送信されたRLC−PDUの割合αの部分を受信し、復号化することも行う。次いで、ネットワーク要素104からのRLC−PDUの割合αの部分が、自身のRLCハンドラ116を使用するクライアントアクセス端末106によってプロキシアクセス端末108からのRLC−PDUの割合(1−α)の部分とマージされ、単一のマージされたアプリケーションストリームが作成される。
アップリンクトラフィックは、これと相補的に取り扱われる。RLC−PDUの割合βの部分は、WWANリンク110上でクライアントアクセス端末106によってネットワーク要素104に直接送信され、残りの割合(1−β)の部分が、ピアツーピアリンク130上で送信される。RLCハンドラ116、118は、ピアツーピアリンク130上でRLC PDUを交換する。プロキシアクセス端末108によってピアツーピアリンク130上で受信されたRLC−PDUは、次いで、WWANリンク120上で送信され、ネットワーク要素104によって受信され、クライアントノード106に対してRLC−PDUであると判定され、WWANリンク110上でクライアントアクセス端末106から直接到着した他のRLC−PDUとマージされる。次いで、マージされたアプリケーションストリームは、WWANインフラストラクチャにおいてより高いレベルのノードに回送され、その後、例えば、適切なパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイを通じてインターネット上の所望の宛先へ中継されうる。
遅延差のある異なる経路上でトラフィックを送るためのインテリジェント型のキュー管理があるにもかかわらず、受信されるPDUおよび対応するパケットの順序がバラバラである経路間にスキュー(skew)が発生しうる。TCPなどの上位の層のトランスポートプロトコルは、例えば、IPパケット(n)が受信されないが、IPパケット(n+1)、(n+2)、および(n+3)は受信される場合、輻輳制御メカニズムをトリガーすることができる。輻輳制御を行うとその結果、一般的に、システムに対する帯域幅が減少する。いくつかの実施形態では、RLCハンドラ116は、異なる通信経路から順序がバラバラのPDUを明示的に取り扱い、それらのPDUを正しい順序で、クライアントアクセス端末106上で実行中のプロトコルスタックの上位層に送るための図3に示されているようなバッファリングおよび並べ替えモジュール117を備えている。PDUのプライマリシーケンシング(primary sequencing)は、バッファリングおよび並べ替えモジュール117によって使用されうるが、セカンダリシーケンシング(secondary sequencing)は、ネットワーク要素104とクライアントアクセス端末106との間の直接的および間接的通信経路のそれぞれに使用されうる。リンクアグリゲーションがアップリンクトラフィックにも使用される場合に、類似のバッファリングおよび順序付けモジュール(図示せず)をネットワーク要素104に備えることができる。
RLC層を分割することに加えて、リンクアグリゲーションを達成するためにアプリケーションストリームもネットワーク要素104によって他の方法で分割することができる。例えば、アプリケーションストリームをIP層のところで分割することができる。ここで、プロキシアクセス端末108は、WWAN PHY/MAC/RLC/PDCP/IP層を処理して、ピアツーピアリンク130上でIPパケットをクライアントアクセス端末106に回送することができる。次いで、クライアントアクセス端末106は、2つのIPストリームをアグリゲートし、さらなる処理を完了することができる。
クライアントアクセス端末106およびプロキシアクセス端末108が複合デバイス107を形成する場合、これらは、単一の複合アイデンティティを使用してネットワーク要素104との通信が円滑に行われるようにすることができる。複合アイデンティティは、例えばクライアントアクセス端末106のアイデンティティと同じであるか、または新規アイデンティティであるものとしてよい。ネットワーク要素104は、次いで、複合デバイス107を複数のWWANモデムを持つ単一のアクセス端末として処理し、しかるべくトラフィックを方向付けることができる。したがって、複合デバイス107は、それぞれのアクセス端末106、108のWWANモデムを使用して送受信する能力を備えるが、単一デバイス通信に関連する簡素さを一部残している。例えば、マルチキャリア対応システムでは、ネットワーク要素104は、複合デバイス107を複数のキャリアが割り当てられている単一の端末として処理することができる。一般に、クライアントアクセス端末106は、Kd,0およびKu,0のキャリア(Kd,0≧1、Ku,0≧1)を利用して、それぞれ、ダウンリンクとアップリンク上でネットワーク要素104と直接通信することができる。同様に、それぞれのプロキシアクセス端末(例えば、108)は、Kd,iおよびKu,iのキャリア(Kd,i≧1、Ku,i≧1)を利用して、それぞれ、ダウンリンクとアップリンク上でネットワーク要素104と通信することができる。したがって、クライアントアクセス端末106による使用に利用可能なキャリアの総数は、複合デバイス107を介してダウンリンクについては(Kd,0+Σi d,i)個のキャリアに、アップリンクについては(Ku,0+Σi u,i)個のキャリアに増やすことができる。
あるいは、複合デバイス107は、構成要素であるアクセス端末106、108間への直接的トラフィック分割を円滑に行えるように複数のアイデンティティをネットワーク要素104に提示することができる。いくつかの実施形態では、複合デバイス107は、2つの異なるアイデンティティコンポーネントとともにネットワーク要素104への複合アイデンティティを使用してそれ自身を提示することができ、そのうちの1つのコンポーネントはクライアントアクセス端末106を表し、もう1つのコンポーネントはプロキシアクセス端末108を表す。異なるアイデンティティコンポーネントは、特定のアクセス端末106、108とのWWANトラフィックの通信を明示的に行うためにネットワーク要素104によって使用されうる。
クライアントアクセス端末106の動的に変わる要求に応じて、利用可能なチャネル/キャリアの一部または全部を、クライアントアクセス端末106のトラフィックに対して選択的に使用することができる。チャネル/キャリアの選択は、例えば、チャネル/キャリアのそれぞれにおけるスループット性能、チャネル/キャリアを使用してデータをトランスポートすることに関連する遅延、および/またはクライアントアクセス端末106とプロキシアクセス端末108との間のピアツーピアリンク130の性能/遅延に関する制約に基づくものとしてよい。
図4は、リンクアグリゲーションサービスを発見するための例示的なコールフロー図を示している。ここで、クライアントアクセス端末106およびプロキシアクセス端末108はお互いを発見し、ピアツーピアリンク130(例えば、Bluetooth)上で信頼を確立する。クライアントアクセス端末106が、プロキシアクセス端末108の十分なワイヤレス近接範囲内に入ったときに、その能力(例えば、サポートされている帯域幅)を識別するプロキシアクセス端末108からブロードキャストメッセージ402を検出することができる。いくつかの実施形態では、プロキシアクセス端末108は、複数のクライアントアクセス端末106をサポートすることを選択することができる。ここで、プロキシアクセス端末108は、それぞれのクライアントアクセス端末106に対して帯域幅/リソースの一部をアドバタイズし、自処理のために残りの帯域幅/リソースを取っておくことができる。
クライアントアクセス端末106は、プロキシアクセス端末108の能力を発見し(404)、プロキシアクセス端末108に資格証明書(例えば、WWAN証明書)を問い合わせる(406)。プロキシアクセス端末108は、その資格証明書で応答する(408)。与えられた資格証明書が検証できる場合(410)、クライアントアクセス端末106は、プロキシアクセス端末108にサービスを問い合わせ(412)、その自資格証明書(例えば、WWAN証明書)と通信要件(例えば、要求された帯域幅)とを提供する(412)。プロキシアクセス端末108は、クライアントアクセス端末106の資格証明書を検証し(414)、サービス要求承認指示で応答する(416)。サービス要求が承認された場合、クライアントアクセス端末106は、承認受信を確認する(418)。あるいは、資格証明書検証プロセスは、WWANと1つまたは複数の認証サーバーとの相互のやり取りを伴うこともある。
リンクアグリゲーションサービスの有効化を円滑に行えるようにするために、アクセス端末106および108を互いに信頼するように事前構成することができる。いくつかの実施形態では、アクセス端末106および108は、同じユーザもしくは会社によって所有されているデバイスであるか、または他の何らかの形で互いに提携関係(affiliated)にあるデバイスである(例えば、個人のラップトップコンピュータ、携帯電話、個人用車載WWANモデム(personal car WWAN modem)、個人用壁コンセント式補助WWANモデム(personal wall-plugged assisting WWAN modem)、ホームフェムトセルなど)。一例において、クライアントアクセス端末106は、ユーザの携帯電話(または他のワイヤレス電話機)であり、プロキシアクセス端末108は、ユーザの車両内の個人用車載WWANモデムであるものとしてよい。携帯電話および車載WWANモデムは、リンクアグリゲーションサービスが円滑に行われるように単一の複合デバイス107を形成することができる。アクセス端末106および108は、1人のユーザに属し、WWANデータサービスプランを単一のプロバイダと共有するものとしてよく、そのようなサービスプランではさまざまなデバイスがそれらのWWAN接続を同時に使用することができる。あるいは、アクセス端末106および108は、別々のWWANデータサービスプランを有することも可能である。一態様では、共通制御されるデバイスを使用することで、デバイス間のピアツーピアリンク130の確立と使用(例えば、アクセス(access)、認証(authentication)、信頼(trust)など)が円滑に進められる。信頼が確立された後、クライアントアクセス端末106およびプロキシアクセス端末108は、次いで、リンクアグリゲーションサービスをいつでも有効化できる状態にある。
図5は、リンクアグリゲーションサービスを有効化するための例示的なコールフロー図を示している。ここで、アクセス端末106、108は、LTEシステムにおいて一般的に使用されるモバイル管理エンティティ(MME)などの、サードパーティー管理エンティティを介してリンクアグリゲーションサービスを有効化する。MMEは、他の機能の中でも、典型的にはさまざまなアクセス端末からのユーザ装置(UE)コンテキスト情報を受信し、ベアラー確立、端末機能、ベアラーの動的リスト、トラッキングエリアアップデート、およびアクセスネットワーク内のUE情報のリリースと伝搬に対するサポートを提供する。図2を参照すると、MMEは、ネットワーク要素104の一部を形成するか、または通信ネットワーク102内の別の場所に配置されうることがわかる。この例では、アクセス端末106、108によってMMEに提供される従来のUEコンテキストが機能強化され(例えば、クライアントとプロキシのテンポラリモバイルサブスクライバーアイデンティティ(TMSI)を示すように)、プロキシアクセス端末108がクライアントアクセス端末106に対しWWANサービスを提供することができる。
再び図5を参照すると、クライアントアクセス端末106は、プロキシアクセス端末108のTMSIをMMEに提供し(502)、サービスを要求するが(502)、プロキシアクセス端末108は、クライアントアクセス端末106のTMSIをMMEに提供し(504)、サービスを提供するよう要求する(504)ことがわかる。クライアントアクセス端末106およびプロキシアクセス端末108は、予めピアツーピアリンク130上でそのTMSIを交換しておくことができる。MMEは、両方のアクセス端末106、108に確認応答を送る(506、508)。次いで、MMEは、クライアントアクセス端末106のUEコンテキスト状態を限定するメッセージをプロキシアクセス端末108に送信し(510)、プロキシアクセス端末108のUEコンテキスト状態を限定するメッセージをクライアントアクセス端末106に送信する(512)。
その後、MMEは、クライアントアクセス端末106に対する認証要求をカプセル化したテストメッセージをプロキシアクセス端末108に送信し(514)、プロキシアクセス端末108は、テストメッセージをクライアントアクセス端末106に回送する(516)ことを試みる。テストメッセージが成功した場合、クライアントアクセス端末106は、プロキシアクセス端末108に認証応答とともにテストメッセージの確認応答を送り(518)、次いでプロキシアクセス端末108がテストメッセージ応答をMMEに回送する(520)。MMEがクライアントアクセス端末106から正しい応答を受信した場合、MMEは、承認をプロキシアクセス端末108に送信し(522)、プロキシアクセス端末108は、クライアントアクセス端末106に承認を回送する(524)。承認されたリンクについて、MMEは、プロキシアクセス端末108のTMSIをクライアントアクセス端末106のUEコンテキストに追加し(526)、同様に、クライアントアクセス端末106のTMSIをプロキシアクセス端末108のUEコンテキストに追加する(526)。次いで、MMEは、クライアントアクセス端末106およびプロキシアクセス端末108に対してサービングENodeB(複数可)(例えば、ネットワーク要素104)に更新された情報をプッシュし(526)、これらがクライアントアクセス端末106のためにプロキシアクセス端末108のWWANリンクを使用することを可能にする。いくつかの実施形態では、MMEは、複合デバイス107の単一のTMSIをサービングENodeB(複数可)に中継する。
MMEは、クライアントアクセス端末106に関連するトラフィックに対するプロキシアクセス端末108の無線ベアラーの使用を承認することができるが、トラフィックの実際の分割は、図3に関して上で説明されているようにRNC/NodeB(UMTSにおいて)またはENodeB(LTEにおいて)などのMMEに関係するWWANインフラストラクチャ内の下流に発生しうる。新しい間接的経路のみが使用される場合、MMEは、クライアントアクセス端末106の無線ベアラーをティアダウンすることができ、クライアントアクセス端末106は、そのWWAN無線をシャットオフすることができる。これは、プロキシアクセス端末108の「WWANコミュニケータ」モードと称される。完全リンクアグリゲーションモードが使用される場合、MMEは、クライアントアクセス端末106の無線ベアラーをアクティブ状態に保ち、それに加えて、必要な場合にプロキシアクセス端末108の無線ベアラーを使用することができる。
いくつかの実施形態では、プロキシアクセス端末108に対する異なる無線ベアラーは、特定のいくつかの無線ベアラーがプロキシアクセス端末108においてローカル終端に対するフローを搬送し、他の無線ベアラーがクライアントアクセス端末106に伝達される必要のあるフローを搬送するように明確に区別されるフローを搬送することができる。このようにして、プロキシアクセス端末108は、その無線ベアラー上で受信する異なるトラフィックを区別することができる。他の実施形態では、ローカルで終端するフローとクライアントアクセス端末106に伝達される必要のあるフローの両方に共通の無線ベアラーが使用される。ここで、宛先を区別するために、異なるIPアドレス、フロー識別子、ポート番号、ヘッダ内のトンネリングエンドポイントアドレスなどの追加情報を、それぞれのフローに含める。
確認応答(ACK)メッセージおよび否定確認応答(NACK)メッセージなどの確認応答を必要とするトラフィックフローについては、さまざまな方法で確認応答を送ることができる。図6は、クライアントトラフィックの直接的経路と間接的経路の両方の確認応答に対して構成されたアクセスネットワークを例示している。直接的経路の確認応答は、WWANリンク110を介して送信される。間接的経路の確認応答は、ピアツーピアリンク130と併せてWWANリンク120を介して送信される。いくつかの実施形態では、すべての確認応答は、直接的経路にそって受信されるトラフィック、さらには間接的経路にそって受信されるトラフィックに対する確認応答も含めて、直接的経路にそって送信される。他の実施形態では、確認応答は、対応するトラフィックの受信に使用される経路にそって送信される。つまり、直接的経路にそって受信されたトラフィックに対する確認応答は直接的経路にそって送信され、間接的経路にそって受信されたトラフィックに対する確認応答は間接的経路にそって送信されるということである。さらに他の実施形態では、すべての確認応答は、間接的経路にそって受信されるトラフィック、さらには直接的経路にそって受信されるトラフィックに対する確認応答も含めて、間接的経路にそって送信される。さらに他の実施形態では、確認応答は、対応するトラフィックの受信に使用される経路から反対の経路にそって送信される。つまり、直接的経路にそって受信されたトラフィックに対する確認応答は間接的経路にそって送信され、間接的経路にそって受信されたトラフィックに対する確認応答は直接的経路にそって送信されるということである。
上述のように、クライアントアクセス端末106は、クライアントアクセス端末106とWWANインフラストラクチャとの間の伝送に対する実効スループットをさらに高めるために、複数のプロキシアクセス端末108でピアツーピアリンクを形成することができる。
図7は、クライアントアクセス端末と通信する複数のプロキシアクセス端末を含む例示的なネットワーク配置構成におけるリンクアグリゲーションを示している。特に、図7は、それぞれがネットワークリンク105と、WWANリンク110と120と、ピアツーピアリンク130とによってさまざまな形で接続される、図2の通信ネットワーク102と、ネットワーク要素104と、クライアントアクセス端末106と、プロキシアクセス端末108とを備える、ワイヤレス通信システム700を例示している。ワイヤレス通信システム700は、別のWWANリンク160を介してネットワーク要素104と通信し、別のピアツーピアリンク170を介してクライアントアクセス端末106と通信する、第2のプロキシアクセス端末114をさらに備える。第2のプロキシアクセス端末114は、ネットワーク要素104とクライアントアクセス端末106との間のトラフィックフローに対し通信リンク160と170とを使用する追加の間接的経路を構成する。この追加の間接的経路は、上述のように第1のプロキシアクセス端末108によって構成される間接的経路と同様に、その間接的経路と並行に動作するものとしてよい。さらに、第2のプロキシアクセス端末114は、図示されているように、複合デバイス107を形成することに加わることもありうる。例示することを目的として1つの追加プロキシアクセス端末114が図7に示されているが、本明細書で取りあげている技術は、他の実施形態において任意の数の追加のプロキシアクセス端末/間接的経路に一般化することができることも理解されるであろう。
本明細書で開示されているリンクアグリゲーション技術では、複数のネットワーク要素104、またはネットワーク要素104内の複数のアクセスポイントを使用することもできる。複数のネットワーク要素/アクセスポイントを使用することで、通信ネットワーク102の異なるカバレッジゾーン内にあるときの異なるアクセス端末106、108、114をサポートすることができる。あるいは、いくつかの実施形態では、アクセス端末106、108、114は、ネットワークと通信するためにこれらが使用するように構成されているプロトコルに関して異なる能力を持つ場合がある。例えば、クライアントアクセス端末106は、W−CDMAモデムとHSPAモデムとを有することができるが、プロキシアクセス端末108は、LTEモデムを有することができる。アクセス端末106、108、114が、各モデムによってサポートされる異なる機能を有している場合、複数のネットワーク要素104を使用して、複合デバイス107にトラフィックを送ることができる。異なるネットワーク要素は、複合デバイス107を形成する各アクセス端末106、108、114の異なるWWANプロトコルをサポートすることができる。
図8Aおよび8Bは、プロキシアクセス端末がクライアントアクセス端末と異なるアクセスポイントまたはネットワーク要素と通信している例示的なネットワーク配置構成におけるリンクアグリゲーションを示している。
図8Aに示されているワイヤレス通信システム810は、クライアントアクセス端末106に対するトラフィックストリーム分割を調整するために潜在的に他のエンティティと連係して動作する、2つの別々のアクセスポイント134aと134bとを備える例示的なネットワーク要素104を示している。ネットワーク要素104は、例えば、UMTS通信システムにおいてUMTS Terrestrial Radio Access Network(UTRAN)の一部をなすものとしてよく、アクセスポイント134aおよび134bのそれぞれ(UMTSにおいてNodeBと称される)を制御する無線ネットワーク制御装置(RNC)(図示せず)をさらに備える。この場合、2つのNodeBについて、ダウンリンクトラフィックは分割され、アップリンクトラフィックはRNCによって組み合わされる。第2のアクセスポイント134bは、この例示ではクライアントアクセスポイント134aから区別するためにプロキシアクセスポイント134bと称される。したがって、ネットワーク要素104は、ネットワークリンク105を通して通信ネットワーク102に接続され、クライアントアクセスポイント134aによって管理される、WWANリンク110を介してクライアントアクセス端末106と、さらにはプロキシアクセスポイント134bによって管理される、WWANリンク120を介してプロキシアクセス端末108と通信する。プロキシアクセス端末108およびクライアントアクセス端末106は、図2の設計と同様に、ピアツーピアリンク130を介して互いに通信する。
いくつかの実施形態では、クライアントアクセスポイントおよびプロキシアクセスポイントは、異なるネットワーク要素のところに置くことができる。図8Bに示されているワイヤレス通信システム820では、プロキシアクセス端末108は、ピアツーピアリンク130を介してクライアントアクセス端末106と通信し続けるが、クライアントアクセス端末106は、WWANリンク110を介して第1のネットワーク要素104aに接続され、その一方で、プロキシアクセス端末108は、WWANリンク120を介して第2のネットワーク要素104bに接続される。第2のネットワーク要素104bは、この例示ではクライアントネットワーク要素104aから区別するためにプロキシネットワーク要素104bと称される。上述のように、いくつかの実施形態では、それぞれのネットワーク要素104a、104bは、UMTSシステムなどにおいて、RNCと1つまたは複数のNodeBとの組み合わせとすることができる。他の実施形態では、ネットワーク要素104a、104bは、それぞれ、LTEシステムなどにおける、EvolvedNodeB(EnodeB)とすることができる。さらに他の実施形態では、RNC/NodeBとEnodeBとの混合がありうる。プロキシアクセス端末108は、クライアントネットワーク要素104aと直接通信しない。その代わりに、クライアントネットワーク要素104aとプロキシネットワーク要素104bとの間にトンネル107を確立し、クライアントにサービスを提供する各ネットワーク要素104a、104bとプロキシアクセス端末106、108との間でそれぞれトラフィックを回送することによってトラフィック分割が円滑に行われるようにする。トンネル107は、所望のトンネリングプロトコルを使用して所定の通信経路上で2つのネットワーク要素104a、104bをリンクすることでセットアップされうる。この場合、クライアントトラフィックに対する間接的経路は、トンネル107と、通信リンク120と、通信リンク130とを使用する。
それぞれの間接的経路、特にトンネリングを使用する経路では、直接的経路と比較して遅延が入り込む可能性がある。例えば、マルチキャリアシステムでは、クライアントアクセス端末106がネットワーク要素104との直接的リンク上で複数のキャリアを使用する場合、それぞれのキャリア上でデータをトランスポートする際の遅延、それぞれのキャリアの利用度、それぞれのキャリアに対するスケジューリング制約、それぞれのキャリアに関連するトラフィックに対するWWAN内のネットワーク経路に関連する遅延に応じて、これらのキャリア上でキャリア間スキューが発生しうる。プロキシアクセス端末108がクライアントアクセス端末106に関連するトラフィックについてクライアントアクセス端末106をさらにサポートする場合、クライアントアクセス端末106に関連するキャリアとプロキシアクセス端末108に関連するキャリアとの間にさらなるキャリア間端末間スキュー(Td)が発生しうる。キャリア間端末間スキューTdは、アクセス端末106、108に対するキャリア間の平均キャリア間スキュー(D1)と、アクセス端末106、108の間のピアツーピアリンク130上のピアツーピアリンク遅延(D2)とを反映する。キャリア間スキュー遅延D1は、例えば、数10ミリ秒から数10ミリ秒まで(例えば、約20msから200msまで)のオーダーとすることができる。ピアツーピアリンク遅延D2は、例えば、数10ミリ秒(例えば、約20msから40msまで)のオーダーとすることができる。
実効キャリア間端末間スキューTdは、ピアツーピアリンク遅延D2がキャリア間遅延を悪化させるか、またはキャリア間遅延を補償するかに応じて、D1+D2または|D1−D2|から決定することができる。例えば、プロキシアクセス端末108にWWAN上のトラフィックを送ることに比べてクライアントアクセス端末106にWWAN上のトラフィックを送る際に正の遅延D1がさらにある場合、キャリア間端末間スキューTdは、約|D1−D2|となる。しかし、クライアントアクセス端末106にWWAN上でトラフィックを送ることに比べてプロキシアクセス端末108にWWAN上でトラフィックを送る際に正の遅延D1がさらにある場合、キャリア間端末間スキューTdは、約D1+D2となる。
さまざまなアクセス端末106、108、114の異なるモデムに対して異なるWWAN技術が使用される場合、遅延差は、アクセス端末106、108、114のそれぞれにダウンリンクトラフィックを送るために使用される異なるWWANコンポーネントに応じて、なおいっそう高くなる可能性がある。アップリンクトラフィックについても、同じことが言える。
図9は、間接的経路上の遅延に対応するためのネットワーク要素における早期選択メカニズムを例示している。この例では、間接的経路が直接的経路に比べて長い遅延を引き起こすと仮定されている。ここで、ネットワーク要素104は、プロキシアクセス端末108への早期伝送のためにパケットデータキュー124から1つまたは複数のPDUを選択する。例えば、キュー124内のK番目のPDUは、伝送のため、キュー124内の待ち時間(Tw)がキャリア間端末間遅延Tdとできる限り厳密に一致するように選択されうる。これは、直接的経路上でのPDUの到着に比べて間接的経路上のPDUがクライアントアクセス端末106に時間通りに到着することを保証するのに役立つ。図8のトンネル107に関連する遅延などの追加の遅延も、早期伝送を開始するためにキュー124内の適切な地点を決定する際に入り込む可能性がある。あるいは、直接的経路が間接的経路に比べて長い遅延を有する場合、PDUの早期選択を直接的経路上で実行することができる。同様に、いずれかの経路上での伝送の準備ができているバッファリングされているパケットの集合がある場合、より短い遅延を有する経路に対して遅延伝送戦略をとることができる。
いくつかの実施形態では、異種WWANリンクアグリゲーションにおいてサブフローを使用することができる。サブフローは、フローが物理的に分離されているプロトコルスタック層(例えば、RLC層)に比べて高いプロトコルスタック層(例えば、IP層の上の層)で形成することができる。このような場合、サブフローを形成する層は、パケットヘッダに特定のサブフローに関係するインデックスを追加し、これにより、下位の層は、サブフローを分離するためにインデックスを使用することができる。サブフローインデックスに関係する情報を、処理中に下位層パケットヘッダが作成される際に下位層パケットヘッダ内に保存することができ、したがって、ストリームを異なる経路に物理的に分割する下位層はサブフローインデックスにアクセスできる。あるいは、深パケット検査を使用して、上位層パケットヘッダを検査することによってサブフローインデックスを決定することができる。これらの異なる層の処理は、クライアントアクセス端末106を宛先とするダウンリンクトラフィックに対しWWANインフラストラクチャ内の異なるノードにおいて実行することができ、ダウンリンクトラフィックは、クライアントアクセス端末106でマージされる。クライアントアクセス端末106からのアップリンクトラフィックの分割は、典型的には、クライアントアクセス端末106それ自体のところで実行される。
図3に例示されているようなネットワーク要素104などWWANインフラストラクチャのアクセスストラタムにおける分割に加えて、リンクアグリゲーションを行うためにアプリケーションストリームを他のネットワーク要素のところで分割することができる。例えば、アプリケーションストリームは、ローカルトンネリングアンカーノードまたはリモートトンネリングノードサーバーなどの、他のネットワーク要素によって、ネットワーク要素104の上流にあるIP層のところで分割することができる。したがって、いくつかの他の実施形態では、トラフィック分割に使用されるネットワーク要素は、インターネット上のマルチメディアソースであってよく、そのため、トラフィックはそのソースのところで直接分割される。
図10は、トンネリングアンカーノードを使用する例示的なIP層リンクアグリゲーション方式を示している。特に、図10は、それぞれがネットワークリンク105と、WWANリンク110と120と、ピアツーピアリンク130とによってさまざまな形で接続される、図2の通信ネットワーク102と、ネットワーク要素104と、クライアントアクセス端末106と、プロキシアクセス端末108とを備える、ワイヤレス通信システム1000を例示している。ワイヤレス通信システム700は、通信ネットワーク102の一部を形成するトンネリングアンカーノード112をさらに備える。トンネリングアンカーノード112は、例えば、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)の一部、または別のネットワークエンティティとすることができる。
図3を参照しつつ上で説明されているシナリオと同様に、ここでも、ネットワーク要素104とクライアントアクセス端末106との間のWWANリンク110は、プラットフォームのアーキテクチャに対する帯域幅制限、制約などにより、ダウンリンクトラフィックの割合αの部分とクライアントアクセス端末106に対する所望のアプリケーションストリームに対応するアップリンクトラフィックの割合βの部分を取り扱うことができる。ネットワーク要素104とプロキシアクセス端末108との間のWWANリンク120は、プロキシアクセス端末108とクライアントアクセス端末106との間のピアツーピアリンク130と併せて、ダウンリンクトラフィックの残りの割合(1−α)の部分とクライアントアクセス端末106に対する所望のアプリケーションストリームに対応するアップリンクトラフィックの残りの割合(1−β)の部分を取り扱うことができる十分なヘッドルームを有する。
ダウンリンクトラフィックについては、トンネリングアンカーノード112がクライアントアクセス端末106に対する着信IPパケットをクライアントアクセス端末106に直接的経路上で送信されるべき割合αの部分と、プロキシアクセス端末108に間接的経路上でトンネリングされるべき残りの割合(1−α)の部分に分割し、これらの部分はその後クライアントアクセス端末106に回送される。直接的経路トラフィックは、ネットワークリンク105とWWANリンク110上で直接送信されるIPパケットを含む。間接的経路トラフィックは、ネットワークリンク105とWWANリンク120とを含むトンネル経路150上でトンネリングアンカーノード112によってトンネリングされ、ピアツーピアリンク130を介してクライアントアクセス端末106にプロキシアクセス端末108によって回送されるIPパケットを含む。利用可能な性能能力情報(performance capability information)は、2つのアクセス端末106、108によってトンネリングアンカーノード112に送信され、これにより、トンネリングアンカーノード112はIPストリームをしかるべく分割することができる。他の実施形態では、トンネリングアンカーノード112は、それぞれのリンクの相対的性能能力に基づきIPストリームを分割することができる。
プロキシアクセス端末108は、IPハンドラ128を使用し、PHY/MAC/RLC/PDCP層を介して受信され処理されるIPパケットの割合(1−α)の部分のトンネリング情報をアンラップする。IPハンドラ128は、その後、ピアツーピアプロトコルスタックをトリガーし、アンラップされたIPパケットをピアツーピアリンク130を介してクライアントアクセス端末106に回送する動作を操作する。図3のRLCハンドラ116と同様に、IPハンドラ126は、異なる通信経路から順序がバラバラのパケットを取り扱い、それらのパケットを正しい順序で、クライアントアクセス端末106上で実行中のプロトコルスタックの上位層に送るためのバッファおよび並べ替えモジュール127を備えている。
同等のピアツーピアプロトコルスタックを使用することで、クライアントアクセス端末106は、プロキシアクセス端末108から回送されたIPパケットを受信して復号化する。クライアントアクセス端末106は、PHY/MAC/RLC/PDCP/IP層の処理を介してネットワーク要素104から直接送信されたIPパケットの割合αの部分を受信し、復号化することも行う。次いで、ネットワーク要素104からのIPパケットの割合αの部分が、自身のIPハンドラ126を使用するクライアントアクセス端末106によってプロキシアクセス端末108からのIPパケットの割合(1−α)の部分とマージされ、単一のマージされたアプリケーションストリームが作成される。
アップリンクトラフィックは、これと相補的に取り扱われる。IPパケットの割合βの部分は、WWANリンク110とネットワークリンク105の上でクライアントアクセス端末106によってネットワーク要素104を介してトンネリングアンカーノード112に送信され、残りの割合(1−β)の部分が、ピアツーピアリンク130上で送信される。IPハンドラ126、128は、ピアツーピアリンク130上でIPパケットを交換する。次いで、プロキシアクセス端末108によってピアツーピアリンク130上で受信されたIPパケットは、トンネリングラッパーでカプセル化され、WWANリンク120とネットワークリンク105上でネットワーク要素104を介してトンネリングアンカーポイント112にトンネリングされる。トンネリングアンカーポイント112は、クライアントアクセス端末106から直接到着したIPパケットとプロキシアクセス端末108からトンネリングされたIPパケットとをマージして、マージされた1つのアプリケーションストリームを形成する。次いで、マージされたアプリケーションストリームは、WWANインフラストラクチャにおいてより高いレベルのノードに回送され、その後、例えば、適切なPDNゲートウェイを通じてインターネット上の所望の宛先へ中継されうる。
図11は、トンネリングノードサーバーを使用する例示的なIP層リンクアグリゲーション方式を示している。特に、図11は、それぞれがネットワークリンク105と、WWANリンク110と120と、ピアツーピアリンク130とによってさまざまな形で接続される、図2の通信ネットワーク102と、ネットワーク要素104と、クライアントアクセス端末106と、プロキシアクセス端末108とを備える、ワイヤレス通信システム1100を例示している。図11のワイヤレス通信システム1100は図10のワイヤレス通信システム1000と、通信ネットワーク102内のトンネリングアンカーアノード112がIPストリームの分割/マージ機能を備える代わりに、通信ネットワーク102の外部のトンネリングサーバー122がこれらの機能を備えるという点を除いて類似している。トンネリングノードサーバー122は、クライアントアクセス端末106に対しIP層のところでトラフィックストリームを分割し、マージするという点で上述のトンネリングアンカーノード102と類似の機能を備えるが、通信ネットワーク102の外部に位置することからストリームを異なる形で管理する。特に、この実施形態におけるトンネリングノードサーバー122は、インターネットを介してアクセスされ、したがって、トンネリングプロシージャも使って第2のトンネル経路180の上でクライアントアクセス端末106に対するIPパケットをカプセル化する。これらのトンネリングされたIPパケットは、クライアントアクセス端末106(例えば、IPハンドラ126)によってアンラップされ、プロキシアクセス端末108に送信され、ピアツーピアリンク130上でクライアントアクセス端末106に回送されるトンネリングされたIPパケットとマージされる。さもなければ、トンネリングノードサーバー122を使用するIP層のリンクアグリゲーションは、図10に関して上で説明されているのと似た処理を使用する。
図12は、クライアントアクセス端末と通信する複数のプロキシアクセス端末を含む例示的なネットワーク配置構成におけるIP層リンクアグリゲーションを示している。特に、図12は、それぞれがWWANリンク110と120と、ピアツーピアリンク130と、トンネル経路150、180とによってさまざまな形で接続される、図10の通信ネットワーク102と、ネットワーク要素104と、クライアントアクセス端末106と、プロキシアクセス端末108と、トンネリングアンカーノード112の1つと、または図11のトンネリングノードサーバー122とを備える、ワイヤレス通信システム1200を例示している。説明を簡単にするため、ネットワーク要素104とトンネリングアンカーノード112/トンネリングノードサーバー122との間の接続は、図面から省かれている。ワイヤレス通信システム1200は、別のWWANリンク160を介してネットワーク要素104と通信し、別のピアツーピアリンク170を介してクライアントアクセス端末106と通信する、図7に示されているような、第2のプロキシアクセス端末114をさらに備える。第2のプロキシアクセス端末114は、ネットワーク要素104とクライアントアクセス端末106との間のトラフィックフローに対し通信リンク160と170とを使用する追加の間接的経路を構成する。ここで、この間接的経路は、クライアントアクセス端末106に対するIPパケットを、ネットワーク要素104を通してプロキシアクセス端末108にトンネリングするための追加トンネル経路190として動作する。この追加のトンネル経路190は、上述のように第1のプロキシアクセス端末108に対するトンネル経路150と同様に、またトンネル経路150と並行に動作するものとしてよい。例示することを目的として1つの追加プロキシアクセス端末114が図12に示されているが、本明細書で取りあげている技術は、他の実施形態において任意の数の追加のプロキシアクセス端末/トンネル経路に一般化することができることも理解されるであろう。
さらに他の実施形態では、リンクアグリゲーションは、WWANインフラストラクチャへの必要な修正を加えることなくアクセス端末106、108それ自体によって実装される。例えば、いくつかの従来のWWANシステム(例えば、UMTSまたはHSPAまたはLTEプロトコルに基づくWWANシステム)では、パケットデータトラフィックの負荷状態に応じて、共通トランスポートチャネルモード(トラフィックの負荷が低いとき)と専用トランスポートチャネルモード(トラフィックの負荷が高いとき)とを動的に切り替えるためにトランスポートチャネルスイッチングを通信ネットワーク内で使用することができる。以下で説明されているさまざまな態様によれば、プロキシアクセス端末108に属す無線ベアラーをクライアントアクセス端末106に対する追加の間接的経路として使用するために、トランスポートチャネルの「拡張」モードが専用トランスポートチャネルモードの下で用意される。
図13は、トランスポートチャネル拡張を使用する例示的なリンクアグリゲーション方式を示している。簡単のため、図13は、クライアントアクセス端末106とプロキシアクセス端末108のみを詳しく示している。しかし、いくつかの実施形態では、クライアントアクセス端末106およびプロキシアクセス端末108は、同じネットワーク要素(例えば、図2のネットワーク要素104)を共有することができるが、他の実施形態では、クライアントアクセス端末106およびプロキシアクセス端末108は、異なるネットワーク要素(例えば、図8Bのネットワーク要素104a、104b)と通信することができることは理解されるであろう。これら2つのアクセス端末106、108は、図4および5を参照しつつ上で説明されているように、互いを信頼するように事前構成することもできる。
図13を再び参照すると、クライアントアクセス端末106は、自身のWWANリンク110上で第1のアプリケーションストリームA1を開始することがわかる。この例では、WWANリンク110上で利用可能な残りの帯域幅は、クライアントアクセス端末106が第2のアプリケーションストリームA2を実行するには十分でない。その代わりに、クライアントアクセス端末106およびプロキシアクセス端末108は、トランスポート層の、またはトランスポート層の下のすべての処理がプロキシアクセス端末108において実行され、トランスポート層より上の層のすべての処理がクライアントアクセス端末106で実行されるようにトランスポート層のところで第2のアプリケーションストリームA2に対するWWANプロトコルスタックを分割する。そうするために、図示されているように、セッション層より下に2つの追加の層が用意されている。これら2つの層は、(1)アプリケーション変換層と(2)ワイヤレス回送層である。
アプリケーション変換層は、クライアントアクセス端末106とプロキシアクセス端末108との間の伝送のために第2のアプリケーションストリームA2を変換する中間処理を実行し、ワイヤレス回送層は、ピアツーピアリンク130上で第2のアプリケーションストリームA2に対するビットの回送を可能にする。図13の例では、プロキシアクセス端末108は、これら2つの層でローカルピアアプリケーションA3を実行し、クライアントアクセス端末106は、これら2つの層で同等のローカルピアアプリケーションA4を実行する。クライアントアクセス端末106上のピアアプリケーションA4は、分割された第2のアプリケーションストリームA2についてセッション層と通信するという追加のタスクを有する。同様に、プロキシアクセス端末108上のピアアプリケーションA3は、分割された第2のアプリケーションストリームA2についてクライアントアクセス端末106におけるトランスポート層と通信するという追加のタスクを有する。
この実施形態では、プロキシアクセス端末108におけるピアアプリケーションA3は、プロキシアクセス端末108上で実行しているオペレーティングシステムによって割り当てられたポート番号を持つトランスポート層エンドポイント(伝送制御プロトコル(TCP)エンドポイントなど)を形成する。このエンドポイントは、クライアントアクセス端末106におけるピアアプリケーションA4へのピアツーピアリンク130上の通信が円滑に行われるように、ピアアプリケーションA3にマッピングされる。第2のアプリケーションストリームA2に対するピアツーピアリンク130上でクライアントアクセス端末106において受信されたビットは、継続する処理のためセッション層に送信される。同様に、第2のアプリケーションストリームA2に対するセッション層から受信されたビットは、クライアントアクセス端末106におけるピアアプリケーションA4によってピアツーピアリンク130上のプロキシアクセス端末108におけるピアアプリケーションA3に回送される。これらのビットは、WWANリンク120上で継続する処理とその後の伝送のためプロキシアクセス端末108におけるトランスポート層にピアアプリケーションA3によって送信される。
一般に、アプリケーション変換層とワイヤレス回送層との組み合わせは、TCPまたはUDPまたはIP上の別のトランスポートプロトコルを使用してOSIスタックとして実装されうる。例えば、クライアントアクセス端末106とプロキシアクセス端末108との間を流れるビットストリームの伝送に、埋め込まれたTCP/IPスタックまたはUDP/IPスタックを使用することができる。TCPの使用により、ピアツーピアリンク130上で信頼できるビット転送が円滑に行える。
このアプリケーション分割方式によれば、第1のアプリケーションストリームA1は、クライアントアクセス端末106のWWAN IPアドレスを使用するが、第2のアプリケーションストリームA2は、プロキシアクセス端末108のWWAN IPアドレスを使用する。したがって、第2のアプリケーションストリームA2は、実際にはクライアントアクセス端末106から発信されたとしても、プロキシアクセス端末108から発信しているように見える。したがって、WWANインフラストラクチャへの修正は不要である。例示することを目的として1つのプロキシアクセス端末108のみが図13に示されているが、本明細書で取りあげているトランスポートチャネル拡張技術は、他の実施形態において任意の数の追加のプロキシアクセス端末に一般化することができる。
拡張されたトランスポートチャネルの使用は、クライアントアクセス端末106に対するパケットデータトラフィックの負荷の増大に応じてオプションであるものとしてよい。例えば、クライアントアクセス端末106に対するトラフィック負荷要件が、直接的経路の利用可能な動的容量より高い場合、拡張されたトランスポートチャネルを動的に使用することができる。また、特定の時間内にアクセス端末106に対するパケットデータトラフィックの負荷の減少が一貫して観察される場合、アクセス端末108に関連する拡張トランスポートチャネルを解放することができる。その後、トラフィックの負荷が増大した場合、アグリゲートされたトラフィックをクライアントアクセス端末106に送る必要があればそれらの解放された拡張トランスポートチャネルを再び動的に取得することができる。
図14は、上で説明されているような異種ワイヤレスネットワーク内でオペレーションを行うための例示的なワイヤレスデバイスを示している。図示されているように、ワイヤレスデバイス1400は、電話機1402などの他のワイヤレスデバイスとピアツーピアで通信することができ、また1つまたは複数のアクセスポイント1404、1406(ネットワーク要素104などの、ネットワーク要素の少なくとも一部をなす)を介して外部ネットワークと通信することもできる。送信経路では、ワイヤレスデバイス1400によって送信されるべきトラフィックデータは、符号器1422によって処理され(例えば、フォーマットされ、符号化され、インターリーブされ)、さらに適用可能な無線技術(例えば、Wi−FiまたはWWANの)による変調器(Mod)1424によって処理され(例えば、変調され、チャネル化され、スクランブルされ)、出力チップを生成する。次いで、送信機(TMTR)1432は、出力チップを調整し(例えば、アナログに変換し、フィルタ処理し、増幅し、高い周波数に変換し)、1つまたは複数のアンテナ1434を介して送信される、変調信号を生成する。
受信経路上で、アンテナ1434は、他のワイヤレスデバイス1402(例えば、Bluetooth)と、アクセスポイント1404(例えば、WLAN)および/または1406(例えば、WWAN)によって送信された信号を受信する。受信機(RCVR)1436は、1つまたは複数のアンテナ1434から受信された信号を調整し(例えば、フィルタ処理し、増幅し、低い周波数に変換し、デジタイズし)、サンプルを供給する。復調器(Demod)1426は、サンプルを処理し(例えば、逆スクランブルし、チャネル化し、復調し)、シンボル推定を行う。復号器1428は、シンボル推定をさらに処理し(例えば、逆インターリーブし、復号化し)、復号化されたデータを供給する。符号器1422、変調器1424、復調器1426、および復号器1428は、モデムプロセッサ1420により実装することができる。これらのユニットは、通信に使用される1つまたは複数の無線技術に従って処理を実行する。
コントローラ/プロセッサ1440は、ワイヤレスデバイス1400の動作を制御する。メモリ1442は、ワイヤレスデバイス1400に対するデータおよびプログラムコードを格納する。コントローラ/プロセッサ1440は、本明細書で説明されているリンクアグリゲーションプロセス/技術のうちの1つまたは複数を制御することができる。メモリ1442は、本明細書で説明されているリンクアグリゲーションプロセス/技術に対するデータおよび/またはプログラムコードなどのさまざまな種類の情報を格納することができる。
異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介して通信するための別の実施形態は、ワイヤレス通信デバイスとネットワーク要素との間に第1の通信経路を確立することと、ワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを発見することであって、ワイヤレス通信デバイスおよびプロキシアクセス端末は独立した個別デバイスであることと、次いで、プロキシアクセス端末との発見されたピアツーピア通信リンクを使用してワイヤレス通信デバイスとネットワーク要素との間に第2の通信経路を確立することと、ネットワーク要素におけるデータを第1の通信経路と第2の通信経路とに分割することと、第1の通信経路と第2の通信経路の両方を介してネットワーク要素からデータを送信することとを備える方法である。
異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介して通信するための別の実施形態は、ワイヤレス通信デバイスとネットワーク要素との間に第1の通信経路を確立するための手段と、ワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを発見するための手段であって、ワイヤレス通信デバイスおよびプロキシアクセス端末は独立した個別デバイスである、手段と、プロキシアクセス端末との発見されたピアツーピア通信リンクを使用してワイヤレス通信デバイスとネットワーク要素との間に第2の通信経路を確立するための手段と、ネットワーク要素におけるデータを第1の通信経路と第2の通信経路とに分割するための手段と、第1の通信経路と第2の通信経路の両方を介してネットワーク要素からデータを送信するための手段とを備える装置である。
異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介して通信するためのさらに別の実施形態は、ワイヤレス通信デバイスとEvolved NodeB(EnodeB)との間に第1の通信経路を確立することと、モバイル管理エンティティ(MME)を介してワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを確立し、ワイヤレス通信デバイスおよびプロキシアクセス端末は独立した個別デバイスであることと、プロキシアクセス端末とのピアツーピア通信リンクを使用してワイヤレス通信デバイスとEnodeBとの間に第2の通信経路を確立することと、第1の通信経路と第2の通信経路の両方を介してEnodeBからデータを受信することと、受信された
データをアグリゲートすることとを備える方法である。
異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介して通信するための別の実施形態は、ワイヤレス通信デバイスとEvolved NodeB(EnodeB)との間に第1の通信経路を確立するための手段と、モバイル管理エンティティ(MME)を介してワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを確立するための手段であって、ワイヤレス通信デバイスおよびプロキシアクセス端末は独立した個別デバイスである、手段と、プロキシアクセス端末とのピアツーピア通信リンクを使用してワイヤレス通信デバイスとEnodeBとの間に第2の通信経路を確立するための手段と、第1の通信経路と第2の通信経路の両方を介してEnodeBからデータを受信するための手段と、受信されたデータをアグリゲートするための手段とを備える。
異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介して通信するためのさらに別の実施形態は、ワイヤレス通信デバイスとEvolved NodeB(EnodeB)との間に第1の通信経路を確立することと、モバイル管理エンティティ(MME)を介してワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを確立し、ワイヤレス通信デバイスおよびプロキシアクセス端末は独立した個別デバイスであることと、プロキシアクセス端末とのピアツーピア通信リンクを使用してワイヤレス通信デバイスとEnodeBとの間に第2の通信経路を確立することと、EnodeBにおけるデータを第1の通信経路と第2の通信経路とに分割することと、第1の通信経路と第2の通信経路の両方を介してEnodeBからデータを送信することとを備える方法である。
異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介して通信するための別の実施形態は、ワイヤレス通信デバイスとEvolved NodeB(EnodeB)との間に第1の通信経路を確立するための手段と、モバイル管理エンティティ(MME)を介してワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを確立するための手段であって、ワイヤレス通信デバイスおよびプロキシアクセス端末は独立した個別デバイスである、手段と、プロキシアクセス端末とのピアツーピア通信リンクを使用してワイヤレス通信デバイスとEnodeBとの間に第2の通信経路を確立するための手段と、EnodeBにおけるデータを第1の通信経路と第2の通信経路とに分割するための手段と、第1の通信経路と第2の通信経路の両方を介してEnodeBからデータを送信するための手段とを備える装置である。
当業者であれば、本明細書で開示されている態様に関して説明されているさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、およびステップは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはその組み合わせとして実装することができ、またハードウェア実装はデジタル、アナログ、またはその両方とすることができることをさらに理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとを入れ替えて使用できることを明確に例示するために、上では、さまざまな例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、およびステップが、一般的にその機能に関して説明されている。それに加えて、本明細書において説明されている実施形態のそれぞれについて、そのような実施形態の対応する形態は、本明細書では、例えば、説明されているアクションを実行する「ように構成された論理(回路)」として記述されうる。このような機能がハードウェアまたはソフトウェアとして実施されるかどうかは、特定の応用例とシステム全体に課される設計制約とよって決まる。当業者であれば、それぞれの特定の用途についてさまざまな方法により説明されている機能を実装することができるが、そのような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものとして解釈すべきではない。
本明細書で開示されている態様に関して説明されているさまざまな例示的な論理ブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または本明細書で説明されている機能を実行するように設計されているこれらの任意の組み合わせにより実装または実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよいが、代替えとして、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってよい。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、集積回路、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または他のそのような構成として実装することもできる。
本明細書で開示されている態様に関して説明されている方法またはアルゴリズムのステップまたは機能は、ハードウェアで直接、プロセッサによって実行されるソフトウェアで、またはこれら2つの組み合わせにより具現化することができる。ステップまたは機能は、態様の範囲から逸脱することなく入れ換えることが可能である。
ステップまたは機能がソフトウェアで実装された場合、これらのステップまたは機能は、コンピュータ可読媒体上でコードの1つまたは複数の命令として格納または伝送されうる。コンピュータ可読媒体は、一方の場所から他方の場所へのコンピュータプログラムの転送を円滑にする媒体を含むコンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用もしくは専用コンピュータによってアクセスすることが可能である利用可能な任意の媒体とすることができる。例えば、限定はしないが、そのようなコンピュータ可読媒体として、RAM、フラッシュメモリ、ROM、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能ディスク、CD−ROM、光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置、磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造体の形態で所望のプログラムコード手段を搬送または格納するために使用することができ、また汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスできる他の媒体が挙げられる。また、任意の接続を、コンピュータ可読媒体と呼んで差し支えない。例えば、ソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア線、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバー、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア線、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されているような、ディスク(「Disk」および「Disc」)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含み、「Disk」は通常磁気的にデータを再現し、「Disc」は光学的にデータを再現する。コンピュータプログラム製品は、CDもしくはソフトウェア媒体を中にパッケージングするための材料も示す。上記の組み合わせも、コンピュータ可読媒体の範囲に収まらなければならない。例示的な記憶媒体は、プロセッサがその記憶媒体から情報を読み込み、その記憶媒体に情報を書き込むことが可能なようにプロセッサに結合される。代替的形態では、記憶媒体は、プロセッサに一体化することができる。記憶媒体は、メモリユニットとすることができる。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICに収めることもできる。ASICは、ユーザ端末に収めることができる。代替形態では、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内のディスクリートコンポーネントとして配置することができる。
いくつかの態様の前記の説明は、当業者が本発明を製作または使用することができるようにするために行った。これらの態様に対しさまざまな修正を加えられることは、当業者にとっては明白であろうし、また本明細書で定義されている一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の態様にも適用することができる。したがって、本開示は、本明細書に示されている態様に限定されることを意図されておらず、本明細書で開示されている原理および新規性のある特徴と一致する最も広い範囲を適用されることを意図されている。
なお、本願の出願当初の請求項と同一の記載を以下に付記する。
[C1] 異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介して通信するためのワイヤレス通信デバイスであって、
前記ワイヤレス通信デバイスとネットワーク要素との間に第1の通信経路を確立するよに構成されたロジックと、
前記ワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを発見するように構成され、前記ワイヤレスデバイスおよびプロキシアクセス端末が独立した個別デバイスである、ロジックと、
前記プロキシアクセス端末との前記発見されたピアツーピア通信リンクを使用して前記ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間に第2の通信経路を確立するように構成されたロジックと、
前記第1の通信経路と前記第2の通信経路の両方を介して前記ネットワーク要素からデータを受信するように構成されたロジックと、
前記受信されたデータをアグリゲートするように構成されたロジックとを備えるワイヤレス通信デバイス。
[C2] 前記ピアツーピアリンクを発見することは、前記ワイヤレス通信デバイスと前記プロキシアクセス端末との間の相互信頼を確立することを備えるC1に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C3] 前記相互信頼は、(i)互いに提携関係にあるか、または(ii)共通のエンティティによって制御されているか、または(iii)互いにすでに信頼している前記ワイヤレス通信デバイスと前記プロキシアクセス端末とによって確立されるC2に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C4] 前記ピアツーピアリンクを発見することは、前記プロキシアクセス端末のリソースの利用可能性に関する能力情報を交換することを備えるC1に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C5] 前記受信されたデータは、前記ネットワーク要素によって前記第1の経路と前記第2の経路とに分割された無線リンク制御(RLC)層プロトコルデータユニット(PDU)を含み、前記データをアグリゲートすることは、前記ワイヤレス通信デバイス上でRLC層におけるRLC−PDUをマージしてマージされたアプリケーションデータストリームを形成することを備えるC1に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C6] 前記受信されたデータは、前記ネットワーク要素を介して前記ワイヤレス通信デバイスまたは前記プロキシアクセス端末のうちの少なくとも一方にトンネリングされたインターネットプロトコル(IP)パケットを含み、前記データをアグリゲートすることは、前記ワイヤレス通信デバイス上でIP層におけるIPパケットをマージしてマージされたアプリケーションデータストリームを形成することを備えるC1に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C7] 前記第1の通信経路を介して受信された前記データは、前記ワイヤレス通信デバイスに関連する第1のインターネットプロトコル(IP)アドレスを使用する第1のアプリケーションストリームに対応し、前記第2の通信経路を介して受信された前記データは、前記プロキシアクセス端末に関連する第2のIPアドレスを使用する第2のアプリケーションストリームに対応するC1に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C8] 前記第1の通信経路を介して前記第2の通信経路上で受信されたデータに対するフィードバック情報を送信するように構成されたロジックをさらに備えるC1に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C9] 前記ワイヤレス通信デバイスと第2のプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを発見するように構成されたロジックと、
前記第2のプロキシアクセス端末との前記発見されたピアツーピア通信リンクを使用して前記ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間に第3の通信経路を確立するように構成されたロジックと、
前記第1の通信経路と、前記第2の通信経路と、前記第3の通信経路とを介して前記ネットワーク要素からデータを受信するように構成されたロジックとをさらに備えるC1に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C10] 前記第2の通信経路は、前記第1の通信経路の一部でない少なくとも1つの追加のネットワーク要素を使用して形成されるC1に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C11] 前記第2の通信経路の前記データは、前記2つの通信経路を介して受信されるデータが同時に送信された場合と比べて時間的にほぼ同時に到着するように前記2つの通信経路間のキャリア間スキューに基づき前記第1の通信経路の前記データと比較して早期に伝送されるか、または遅延されるC1に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C12] 前記第1の通信経路と前記第2の通信経路の両方を介してデータを前記ネットワーク要素に送信するように構成されたロジックをさらに備えるC1に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C13] 前記ピアツーピアリンクは、ブルートゥースプロトコルと、Ultra−Wide Bandプロトコルと、ワイヤレスローカルエリアネットワークプロトコルとからなるグループから選択されたプロトコルを使用するC1に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C14] 前記ワイヤレス通信デバイスと前記プロキシアクセス端末とから共通アイデンティティを持つ単一の論理デバイスを形成するように構成されたロジックをさらに備え、前記第1の通信経路および前記第2の通信経路は前記共通アイデンティティに従って前記ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間で確立されるC1に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C15] 前記ワイヤレス通信デバイスと前記プロキシアクセス端末との間で調整を行うためにピアツーピアアプリケーションを使用して前記ピアツーピア通信リンクを管理するように構成されたロジックをさらに備えるC1に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C16] 前記ネットワーク要素は、(i)無線ネットワーク制御装置とNodeB、または(ii)Evolved NodeBを備えるC1に記載のワイヤレス通信デバイ
ス。
[C17] 異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介してワイヤレス通信デバイスを使用して通信するための方法であって、
前記ワイヤレス通信デバイスとネットワーク要素との間に第1の通信経路を確立することと、
前記ワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを発見することであって、前記ワイヤレスデバイスおよびプロキシアクセス端末は独立した個別デバイスであることと、
前記プロキシアクセス端末との前記発見されたピアツーピア通信リンクを使用して前記ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間に第2の通信経路を確立することと、
前記第1の通信経路と第2の通信経路の両方を介して前記ネットワーク要素からデータを受信することと、
前記受信されたデータをアグリゲートすることとを備える方法。
[C18] 前記ピアツーピアリンクを発見することは、前記ワイヤレス通信デバイスと前記プロキシアクセス端末との間の相互の信頼を確立することを備えるC17に記載の方法。
[C19] 前記受信されたデータは、前記ネットワーク要素によって前記第1の経路と前記第2の経路とに分割された無線リンク制御(RLC)層プロトコルデータユニット(PDU)または前記ネットワーク要素を介して前記ワイヤレス通信デバイスまたは前記プロキシアクセス端末のうちの少なくとも一方にトンネリングされたインターネットプロトコル(IP)パケットを含み、前記データをアグリゲートすることは、前記ワイヤレス通信デバイス上でそれぞれRLC層におけるRLC−PDUをマージするかまたはIP層におけるIPパケットをマージして、マージされたアプリケーションデータストリームを形成することを備えるC17に記載の方法。
[C20] 前記第1の通信経路を介して受信された前記データは、前記ワイヤレス通信デバイスに関連する第1のインターネットプロトコル(IP)アドレスを使用する第1のアプリケーションストリームに対応し、前記第2の通信経路を介して受信された前記データは、前記プロキシアクセス端末に関連する第2のIPアドレスを使用する第2のアプリケーションストリームに対応するC17に記載の方法。
[C21] 前記ワイヤレス通信デバイスと第2のプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを発見することと、
前記第2のプロキシアクセス端末との前記発見されたピアツーピア通信リンクを使用して前記ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間に第3の通信経路を確立することと、
前記第1の通信経路と、前記第2の通信経路と、前記第3の通信経路とを介して前記ネットワーク要素からデータを受信することとをさらに備えるC17に記載の方法。
[C22] 前記第1の通信経路と前記第2の通信経路の両方を介してデータを前記ネットワーク要素に送信することをさらに備えるC17に記載の方法。
[C23] 前記ワイヤレス通信デバイスと前記プロキシアクセス端末とから共通アイデンティティを持つ単一の論理デバイスを形成することをさらに備え、前記第1の通信経路および前記第2の通信経路は前記共通アイデンティティに従って前記ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間で確立されるC17に記載の方法。
[C24] 異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介して通信するためのワイヤレス通信デバイスであって、
前記ワイヤレス通信デバイスとネットワーク要素との間に第1の通信経路を確立するための手段と、
前記ワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを発見するための手段であって、前記ワイヤレスデバイスおよびプロキシアクセス端末は独立した個別デバイスである、手段と、
前記プロキシアクセス端末との前記発見されたピアツーピア通信リンクを使用して前記ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間に第2の通信経路を確立するための手段と、
前記第1の通信経路と前記第2の通信経路の両方を介して前記ネットワーク要素からデータを受信するための手段と、
前記受信されたデータをアグリゲートするための手段とを備えるワイヤレス通信デバイス。
[C25] 前記ピアツーピアリンクを発見するための前記手段は、前記ワイヤレス通信デバイスと前記プロキシアクセス端末との間の相互の信頼を確立するための手段を備えるC24に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C26] 前記受信されたデータは、前記ネットワーク要素によって前記第1の経路と前記第2の経路とに分割された無線リンク制御(RLC)層プロトコルデータユニット(PDU)または前記ネットワーク要素を介して前記ワイヤレス通信デバイスまたは前記プロキシアクセス端末のうちの少なくとも一方にトンネリングされたインターネットプロトコル(IP)パケットを含み、前記データをアグリゲートするための前記手段は、前記ワイヤレス通信デバイス上でそれぞれRLC層におけるRLC−PDUをマージするかまたはIP層におけるIPパケットをマージして、マージされたアプリケーションデータストリームを形成するための手段を備えるC24に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C27] 前記第1の通信経路を介して受信された前記データは、前記ワイヤレス通信デバイスに関連する第1のインターネットプロトコル(IP)アドレスを使用する第1のアプリケーションストリームに対応し、前記第2の通信経路を介して受信された前記データは、前記プロキシアクセス端末に関連する第2のIPアドレスを使用する第2のアプリケーションストリームに対応するC24に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C28] 前記ワイヤレス通信デバイスと第2のプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを発見するための手段と、
前記第2のプロキシアクセス端末との前記発見されたピアツーピア通信リンクを使用して前記ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間に第3の通信経路を確立するための手段と、
前記第1の通信経路と、前記第2の通信経路と、前記第3の通信経路とを介して前記ネットワーク要素からデータを受信するための手段とをさらに備えるC24に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C29] 前記第1の通信経路と前記第2の通信経路の両方を介してデータを前記ネットワーク要素に送信するための手段をさらに備えるC24に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C30] 前記ワイヤレス通信デバイスと前記プロキシアクセス端末とから共通アイデンティティを持つ単一の論理デバイスを形成するための手段をさらに備え、前記第1の通信経路および前記第2の通信経路は前記共通アイデンティティに従って前記ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間で確立されるC24に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C31] プロセッサによって実行されたときに前記プロセッサに異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介してワイヤレス通信デバイスを使用して通信するためのオペレーションを実行させるコードを備えるコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記ワイヤレス通信デバイスとネットワーク要素との間に第1の通信経路を確立するためのコードと、
前記ワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを発見するためのコードであって、前記ワイヤレスデバイスおよびプロキシアクセス端末は独立した個別デバイスである、コードと、
前記プロキシアクセス端末との前記発見されたピアツーピア通信リンクを使用して前記ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間に第2の通信経路を確立するためのコードと、
前記第1の通信経路と前記第2の通信経路の両方を介して前記ネットワーク要素からデータを受信するためのコードと、
前記受信されたデータをアグリゲートするためのコードとを備えるコンピュータ可読記憶媒体。
[C32] 前記ピアツーピアリンクを発見するためのコードは、前記ワイヤレス通信デバイスと前記プロキシアクセス端末との間の相互の信頼を確立するためのコードを備えるC31に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C33] 前記受信されたデータは、前記ネットワーク要素によって前記第1の経路と前記第2の経路とに分割された無線リンク制御(RLC)層プロトコルデータユニット(PDU)または前記ネットワーク要素を介して前記ワイヤレス通信デバイスまたは前記プロキシアクセス端末のうちの少なくとも一方にトンネリングされたインターネットプロトコル(IP)パケットを含み、前記データをアグリゲートするための前記コードは、前記ワイヤレス通信デバイス上でそれぞれRLC層におけるRLC−PDUをマージするかまたはIP層におけるIPパケットをマージして、マージされたアプリケーションデータストリームを形成するためのコードを備えるC31に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C34] 前記第1の通信経路を介して受信された前記データは、前記ワイヤレス通信デバイスに関連する第1のインターネットプロトコル(IP)アドレスを使用する第1のアプリケーションストリームに対応し、前記第2の通信経路を介して受信された前記データは、前記プロキシアクセス端末に関連する第2のIPアドレスを使用する第2のアプリケーションストリームに対応するC31に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C35] 前記ワイヤレス通信デバイスと第2のプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを発見するためのコードと、
前記第2のプロキシアクセス端末との前記発見されたピアツーピア通信リンクを使用して前記ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間に第3の通信経路を確立するためのコードと、
前記第1の通信経路と、前記第2の通信経路と、前記第3の通信経路とを介して前記ネットワーク要素からデータを受信するためのコードとをさらに備えるC31に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C36] 前記第1の通信経路と前記第2の通信経路の両方を介してデータを前記ネッ
トワーク要素に送信するためのコードをさらに備えるC31に記載のコンピュータ可読記
憶媒体。
[C37] 前記ワイヤレス通信デバイスと前記プロキシアクセス端末とから共通アイデンティティを持つ単一の論理デバイスを形成するためのコードをさらに備え、前記第1の通信経路および前記第2の通信経路は前記共通アイデンティティに従って前記ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間で確立されるC31に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C38] 異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介してワイヤレス通信デバイスを使用して通信するための装置であって、
前記ワイヤレス通信デバイスとネットワーク要素との間に第1の通信経路を確立するように構成され、独立した個別デバイスである前記ワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを発見するように構成され、前記プロキシアクセス端末との前記発見されたピアツーピア通信リンクを使用して前記ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間に第2の通信経路を確立するように構成され、前記第1の通信経路と前記第2の通信経路の両方を介して前記ネットワーク要素からデータを受信するように構成され、前記受信されたデータをアグリゲートするように構成されたプロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリユニットとを備える装置。

Claims (19)

  1. 異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介して通信するためのネットワーク要素の装置であって、
    ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間に第1の通信経路を確立するように構成されたロジックと、
    前記ワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを使用して前記ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間に第2の通信経路を確立するように構成され、前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記プロキシアクセス端末が独立した個別デバイスである、ロジックと、
    前記第1の通信経路と前記第2の通信経路の両方を介して前記ネットワーク要素からデータを送信するように構成されたロジックと、
    を備え、
    前記第2の通信経路の前記データは、前記2つの通信経路を介して受信されるデータが同時に送信された場合と比べて時間的にほぼ同時に到着するように、前記ワイヤレス通信デバイスに関連するキャリアと前記プロキシアクセス端末に関連するキャリアとの間のキャリア間端末間スキューに基づき前記第1の通信経路の前記データと比較して早期に伝送されるか、または遅延され、前記キャリア間端末間スキューは、前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記プロキシアクセス端末に対するキャリア間の平均キャリア間スキューと、前記ワイヤレス通信デバイスと前記プロキシアクセス端末の間の前記ピアツーピア通信リンク上のピアツーピアリンク遅延とを反映する、
    ネットワーク要素の装置。
  2. 前記ネットワーク要素のキュー内の待ち時間が、前記ピアツーピア通信リンクに関連したキャリア間端末間遅延と一致するように、前記第2の通信経路の前記データを選択するように構成されたロジックをさらに備える、請求項1に記載のネットワーク要素の装置。
  3. 前記送信されたデータは、(i)前記第1の経路と前記第2の経路とに分割された無線リンク制御(RLC)層プロトコルデータユニット(PDU)、または、(ii)前記ワイヤレス通信デバイスまたは前記プロキシアクセス端末のうちの少なくとも一方にトンネリングされたインターネットプロトコル(IP)パケットを含む、請求項1に記載のネットワーク要素の装置。
  4. 前記第1の通信経路を介して送信された前記データは、前記ワイヤレス通信デバイスに関連する第1のインターネットプロトコル(IP)アドレスを使用する第1のアプリケーションストリームに対応し、前記第2の通信経路を介して送信された前記データは、前記プロキシアクセス端末に関連する第2のIPアドレスを使用する第2のアプリケーションストリームに対応する、請求項1に記載のネットワーク要素の装置。
  5. 前記第1の通信経路を介して前記第2の通信経路上で送信されたデータに対するフィードバック情報を受信するように構成されたロジックをさらに備える、請求項1に記載のネットワーク要素の装置。
  6. 前記第1の通信経路と前記第2の通信経路の両方を介して前記ワイヤレス通信デバイスからデータを受信するように構成されたロジックをさらに備える、請求項1に記載のネットワーク要素の装置。
  7. 前記ピアツーピアリンクは、ブルートゥースプロトコルと、Ultra−Wide Bandプロトコルと、ワイヤレスローカルエリアネットワークプロトコルとからなるグループから選択されたプロトコルを使用する、請求項1に記載のネットワーク要素の装置。
  8. 前記ネットワーク要素は、(i)無線ネットワーク制御装置とNodeB、または(ii)Evolved NodeBを備える、請求項1に記載のネットワーク要素の装置。
  9. 異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介してネットワーク要素を使用して通信するための方法であって、
    ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間に第1の通信経路を確立することと、
    前記ワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを使用してワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間に第2の通信経路を確立することであって、前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記プロキシアクセス端末は独立した個別デバイスであることと、
    前記第1の通信経路と第2の通信経路の両方を介して前記ネットワーク要素からデータを送信することと、
    を備え、
    前記第2の通信経路の前記データは、前記2つの通信経路を介して受信されるデータが同時に送信された場合と比べて時間的にほぼ同時に到着するように、前記ワイヤレス通信デバイスに関連するキャリアと前記プロキシアクセス端末に関連するキャリアとの間のキャリア間端末間スキューに基づき前記第1の通信経路の前記データと比較して早期に伝送されるか、または遅延され、前記キャリア間端末間スキューは、前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記プロキシアクセス端末に対するキャリア間の平均キャリア間スキューと、前記ワイヤレス通信デバイスと前記プロキシアクセス端末の間の前記ピアツーピア通信リンク上のピアツーピアリンク遅延とを反映する、
    方法。
  10. 前記ネットワーク要素のキュー内の待ち時間が、前記ピアツーピア通信リンクに関連したキャリア間端末間遅延と一致するように、前記第2の通信経路の前記データを選択することをさらに備える、請求項9に記載の方法。
  11. 前記送信されたデータは、(i)前記第1の経路と前記第2の経路とに分割された無線リンク制御(RLC)層プロトコルデータユニット(PDU)または(ii)前記ワイヤレス通信デバイスまたは前記プロキシアクセス端末のうちの少なくとも一方にトンネリングされたインターネットプロトコル(IP)パケットを含む、請求項9に記載の方法。
  12. 前記第1の通信経路を介して送信された前記データは、前記ワイヤレス通信デバイスに関連する第1のインターネットプロトコル(IP)アドレスを使用する第1のアプリケーションストリームに対応し、前記第2の通信経路を介して送信された前記データは、前記プロキシアクセス端末に関連する第2のIPアドレスを使用する第2のアプリケーションストリームに対応する、請求項9に記載の方法。
  13. 前記第1の通信経路を介して前記第2の通信経路上で送信されたデータに対するフィードバック情報を受信することをさらに備える、請求項9に記載の方法。
  14. 前記第1の通信経路と前記第2の通信経路の両方を介して前記ワイヤレス通信デバイスからデータを受信することをさらに備える、請求項9に記載の方法。
  15. 前記ピアツーピアリンクは、ブルートゥースプロトコルと、Ultra−Wide Bandプロトコルと、ワイヤレスローカルエリアネットワークプロトコルとからなるグループから選択されたプロトコルを使用する、請求項9に記載の方法。
  16. 前記ネットワーク要素は、(i)無線ネットワーク制御装置とNodeB、または(ii)Evolved NodeBを備える、請求項9に記載の方法。
  17. 異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介して通信するためのネットワーク要素の装置であって、
    ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間に第1の通信経路を確立するための手段と、
    前記ワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを使用して前記ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間に第2の通信経路を確立するための手段であって、前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記プロキシアクセス端末は独立した個別デバイスである、手段と、
    前記第1の通信経路と前記第2の通信経路の両方を介して前記ネットワーク要素からデータを送信するための手段と、
    を備え、
    前記第2の通信経路の前記データは、前記2つの通信経路を介して受信されるデータが同時に送信された場合と比べて時間的にほぼ同時に到着するように、前記ワイヤレス通信デバイスに関連するキャリアと前記プロキシアクセス端末に関連するキャリアとの間のキャリア間端末間スキューに基づき前記第1の通信経路の前記データと比較して早期に伝送されるか、または遅延され、前記キャリア間端末間スキューは、前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記プロキシアクセス端末に対するキャリア間の平均キャリア間スキューと、前記ワイヤレス通信デバイスと前記プロキシアクセス端末の間の前記ピアツーピア通信リンク上のピアツーピアリンク遅延とを反映する、
    ネットワーク要素の装置。
  18. プロセッサによって実行されたときに前記プロセッサに異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介してネットワーク要素を使用して通信するためのオペレーションを実行させるコードを備えるコンピュータ可読記憶媒体であって、
    ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間に第1の通信経路を確立するためのコードと、
    前記ワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを使用して前記ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間に第2の通信経路を確立するためのコードであって、前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記プロキシアクセス端末は独立した個別デバイスである、コードと、
    前記第1の通信経路と前記第2の通信経路の両方を介して前記ネットワーク要素からデータを送信するためのコードと、
    を備え、
    前記第2の通信経路の前記データは、前記2つの通信経路を介して受信されるデータが同時に送信された場合と比べて時間的にほぼ同時に到着するように、前記ワイヤレス通信デバイスに関連するキャリアと前記プロキシアクセス端末に関連するキャリアとの間のキャリア間端末間スキューに基づき前記第1の通信経路の前記データと比較して早期に伝送されるか、または遅延され、前記キャリア間端末間スキューは、前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記プロキシアクセス端末に対するキャリア間の平均キャリア間スキューと、前記ワイヤレス通信デバイスと前記プロキシアクセス端末の間の前記ピアツーピア通信リンク上のピアツーピアリンク遅延とを反映する、
    コンピュータ可読記憶媒体。
  19. 異種ワイヤレス通信システム内のリンクアグリゲーションを介して通信するためのネットワーク要素の装置であって、
    ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間に第1の通信経路を確立するように構成され、独立した個別デバイスである前記ワイヤレス通信デバイスとプロキシアクセス端末との間のピアツーピア通信リンクを使用して前記ワイヤレス通信デバイスと前記ネットワーク要素との間に第2の通信経路を確立するように構成され、前記第1の通信経路と前記第2の通信経路の両方を介して前記ネットワーク要素からデータを送信するように構成されたプロセッサと、
    前記プロセッサに結合されたメモリユニットとを備え、
    前記第2の通信経路の前記データは、前記2つの通信経路を介して受信されるデータが同時に送信された場合と比べて時間的にほぼ同時に到着するように、前記ワイヤレス通信デバイスに関連するキャリアと前記プロキシアクセス端末に関連するキャリアとの間のキャリア間端末間スキューに基づき前記第1の通信経路の前記データと比較して早期に伝送されるか、または遅延され、前記キャリア間端末間スキューは、前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記プロキシアクセス端末に対するキャリア間の平均キャリア間スキューと、前記ワイヤレス通信デバイスと前記プロキシアクセス端末の間の前記ピアツーピア通信リンク上のピアツーピアリンク遅延とを反映する、
    ネットワーク要素の装置。
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