JP5810299B2 - インゴットの切断装置 - Google Patents

インゴットの切断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5810299B2
JP5810299B2 JP2013015531A JP2013015531A JP5810299B2 JP 5810299 B2 JP5810299 B2 JP 5810299B2 JP 2013015531 A JP2013015531 A JP 2013015531A JP 2013015531 A JP2013015531 A JP 2013015531A JP 5810299 B2 JP5810299 B2 JP 5810299B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
feeding
spool
winding mechanism
dancer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013015531A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013223915A (ja
Inventor
吉田 英博
英博 吉田
景成 山室
景成 山室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2013015531A priority Critical patent/JP5810299B2/ja
Priority to CN201310086554.3A priority patent/CN103317607B/zh
Publication of JP2013223915A publication Critical patent/JP2013223915A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5810299B2 publication Critical patent/JP5810299B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Description

本発明は、半導体材料などのインゴットをワイヤで切断するための切断装置に関する。
インゴットをワイヤで切断するための切断装置はワイヤソーとも称され、一対のメインローラに巻き取られたワイヤにインゴットを押し当てて(フィードして)切断する装置である。得られる切断物は、例えばウェハなどとして用いられる。一対のメインローラには、通常、ワイヤが複数周回巻き取られているので、1回のインゴットのフィードで、複数枚の切断物が得られる(特許文献1および2を参照)。
さらに、ワイヤソーは、第1のワイヤ繰出機構と、第2のワイヤ繰出機構とを有する。ワイヤ繰出機構は、一対のメインローラに巻き取られたワイヤに連結しており、ワイヤの張力を制御しながら、ワイヤを繰出たり、ワイヤを巻き取ったりする。ワイヤ繰出機構には、通常、ワイヤが巻き取られているスプール(「ボビン」ともいう)と、ワイヤの張力を調整するダンサーと、ワイヤの張力を測定するトルクセンサーとが含まれる。
ワイヤ繰出機構は、ワイヤの張力を適切に制御することができないと、所望の切断物が得られなかったり、ワイヤが断線したりする。そこで、スプールの位置を可変にして、ワイヤ繰出機構によるワイヤの繰出し長さや巻取り長さを調整し、ワイヤの張力を適切に制御することが提案されている(特許文献3を参照)。
特開2007−160431号公報 特開平9−109013号公報 実用新案登録第3167705号公報
本発明は、ワイヤソーと称される切断装置において、装置をコンパクトにしつつ、ワイヤの張力をより精密に制御可能な装置構成を提供する。すなわち、メインローラのワイヤを繰出したり、巻き取ったりする一対のワイヤ繰出機構(第1のワイヤ繰出機構と第2のワイヤ繰出機構)とを、できるだけ互いに対称に配置することで;ワイヤを往復運動させるときのワイヤの張力のムラを低減する。さらには、一対のワイヤ繰出機構をそれぞれ、メインローラの回転軸を含む平面の上下に配置することで;装置をコンパクトにする。それにより、ワイヤの断線はもちろん、インゴットの切断を正確に行うことを目的とする。
すなわち、本発明は、以下に示すインゴットの切断装置に関する。
[1]ワイヤが巻き取られている一対のメインローラと、前記ワイヤを往復運動させる第1繰出/巻取機構および第2繰出/巻取機構と、を具備する、インゴットの切断装置であって、
前記第1繰出/巻取機構は、前記メインローラに巻き取られたワイヤの繰出および巻取り可能な第1スプールと、前記第1スプールと前記メインローラとの間に配置され、前記ワイヤの張力を調整する第1ダンサーおよび前記ワイヤの張力を測定する第1トルクセンサーとを有し、
前記第2繰出/巻取機構は、前記メインローラに巻き取られたワイヤの繰出および巻取可能な第2スプールと、前記第2スプールと前記メインローラとの間に配置され、前記ワイヤの張力を調整する第2ダンサーおよび前記ワイヤの張力を測定する第2トルクセンサーとを有し、かつ
前記第1ダンサーと前記第1トルクセンサーの配置と、前記第2ダンサーと前記第2トルクセンサーの配置とは、互いに線対称であり、
前記第1スプール又は前記第2スプールから繰り出されるワイヤは、前記一対のメインローラの一方に導かれ、かつ、前記一方のローラから前記第2スプール又は前記第1スプールに巻き取られ、
前記一対のメインローラの回転軸を含む平面の一方の面上に前記第1繰出/巻取機構が配置され、かつ前記平面の他方の面上に前記第2繰出/巻取機構が配置され、さらに前記第1繰出/巻取機構と前記第2繰出/巻取機構とは前記平面を挟んでそれぞれ対称に配置され、
前記第1繰出/巻取機構と前記一対のメインローラとは、前記平面の一方の面上に配置された第1プーリーに懸架され、前記第1プーリーにより前記一対のメインローラの回転軸に沿った方向に方向が変えられて延びたワイヤで接続され、
前記第2繰出/巻取機構と前記一対のメインローラとは、前記平面の他方の面上に配置された第2プーリーに懸架され、前記第2プーリーにより前記一対のメインローラの回転軸に沿った方向に方向が変えられて延びたワイヤで接続され、
前記第1プーリーと前記第2プーリーとは、前記一対のメインローラの他方のメインローラ側に設けられている、
インゴットの切断装置。
[2]前記第1繰出/巻取機構は、前記第1スプールと前記第1ダンサーとの間に配置され、前記第1スプールのワイヤを前記第1ダンサーに導く第1トラバーサーを有し、かつ前記第2繰出/巻取機構は、前記第2スプールと前記第2ダンサーとの間に配置され、前記第2スプールのワイヤを前記第2ダンサーに導く第2トラバーサーを有する、[1]に記載のインゴットの切断装置。
[3]前記第1トラバーサーの位置は固定されており、前記第1スプールと前記第1トラバーサーとの間のワイヤ長さが一定となるように前記第1スプールが移動可能であり、前記第2トラバーサーの位置は固定されており、前記第2スプールと前記第2トラバーサーとの間のワイヤ長さが一定となるように前記第2スプールが移動可能である、[2]に記載のインゴットの切断装置。
本発明の切断装置によれば、インゴットを切断中のワイヤの張力を調整しやすいので、インゴットの所望の切断物を得やすく、かつワイヤの断線などが抑制される。
切断装置の構成を概念的に説明する図である。 切断装置の第1繰出/巻取機構と第2繰出/巻取機構との配置関係を示す図である。 切断装置のスプールと、トラバースと、ダンサーの構成を示す図である。 切断装置の繰出/巻取機構と一対のメインローラとを接続するワイヤの状態を示す図である。
本発明の切断装置は、ワイヤが巻き取られている一対のメインローラと、前記ワイヤと連結している第1繰出/巻取機構および第2繰出/巻取機構と、を具備する。その基本構成を、図1を参照して説明する。図1には、一対のメインローラ10Aおよび10Bと、第1繰出/巻取機構50Aと、第2繰出/巻取機構50Bとを有する切断装置が概念的に図示されている。
一対のメインローラ10Aおよび10B(「メインローラ10」と総称する)には、ワイヤが複数周回巻かれており、例えば1000周回以上巻かれている。メインローラ10の外周面には一定の間隔で溝が彫られており、その溝にワイヤが巻きつけられていることが好ましい。溝の間隔は、インゴットの切断物の厚みに応じて設定される。ワイヤは、ダイヤモンドワイヤなどでありうる。メインローラ10は回転することができるので、第1繰出/巻取機構50Aおよび第2繰出/巻取機構50Bにより、メインローラ10に巻かれたワイヤは往復運動することができる。
第1繰出/巻取機構50Aおよび第2繰出/巻取機構50B(「繰出/巻取機構50」と総称する)はそれぞれ、一対のメインローラ10Aおよび10Bに巻きつけられたワイヤと連結しており、ワイヤを巻き取ったり、繰出したりすることができる。繰出/巻取機構50の一方がワイヤを巻き取る場合には、他方がワイヤを繰り出す。それにより、ワイヤは往復運動をする。
繰出/巻取機構50は、一対のメインローラ10Aおよび10Bに巻きつけられたワイヤと連結しているワイヤを巻き取ったり、繰出したりすることができるスプール20(20Aまたは20B)と、ワイヤの張力を調整するダンサー30(30Aまたは30B)と、ワイヤの張力を測定するトルクセンサー40(40Aまたは40B)と、任意の他の部材とを有する。ワイヤに沿って、スプール20、ダンサー30、トルクセンサー40が、この順に配列していることが好ましい。
ダンサー30は、例えば、ダンサーアーム31と、ダンサーアーム31の一端に回転自在に設けられたダンサーロール32と、ダンサーアーム31の他端に設けられて、ダンサーアーム31を回転自在とする軸とを有する。ダンサーロール32にはワイヤが懸架されており、ダンサーアーム31が回転することで、ワイヤの張力が調整されうる。
トルクセンサー40は、例えば固定軸と、ワイヤが懸架されたローラとからなり、ローラの回転抵抗値を測定することで、ワイヤの張力を測定する。トルクセンサー40を構成するローラは、ダンサー30を構成するダンサーロール32とは、別部材として構成されることが好ましい。トルクセンサー40を構成するローラが、ダンサーアーム31によって動かされると、ワイヤの正確な張力が測定しにくいからである。
また、ダンサー30よりもトルクセンサー40が、ワイヤに沿って、メインローラ10の近くに配置されていることが好ましい。メインローラ10の近くにトルクセンサー40があると、メインローラ10に巻きつけられたワイヤの張力を正確に測定することができる。
さらに、スプール20とダンサー30との間にはトラバース25(25Aまたは25B)が配置されていてもよい。トラバース25は、スプール20に巻かれたワイヤを、ダンサー30に導く。
また、一対のメインローラ10の近傍には、フィーダー60が配置されていることが好ましい。フィーダー60は、切断するべきインゴット65を保持し、かつ保持したインゴット65を一対のメインローラ10に巻かれたワイヤに押し当てることができる。インゴット65は、例えば、シリコンなどの半導体材料、ネオジム鉄などの磁性材料、サファイアなどのセラミック材料などでありうる。
フィーダー60がインゴット65をワイヤに押し当てながら、ワイヤを往復運動させることで、インゴット65を切断する。ワイヤにスラリーを供給しながら、インゴット65をワイヤに押し当てることが好ましい。それにより、インゴット65を切断し、ウェハ状またはその他の形状物とする。
本発明の切断装置は、第1繰出/巻取機構50Aおよび第2繰出/巻取機構50Bを構成する部材のうち、少なくともダンサー30Aとトルクセンサー40Aの配置と、ダンサー30Bとトルクセンサー40Bの配置とが、線対称であることを特徴とする(図2と図3参照)。より好ましくは、トラバース25Aとダンサー30Aとトルクセンサー40Aの配置と、トラバース25Bとダンサー30Bとトルクセンサー40Bとの配置を線対称とする(図2参照)。さらに好ましくは、スプール20Aとトラバース25Aとダンサー30Aとトルクセンサー40Aの配置と、スプール20Bとトラバース25Bとダンサー30Bとトルクセンサー40Bとの配置を線対称とする。
図2には、トラバース25Aとダンサー30Aとトルクセンサー40Aの配置と、トラバース25Bとダンサー30Bとトルクセンサー40Bの配置とを、線対称とした例が示される。図2に示されるように、スプール20Aまたは20Bから繰り出されるワイヤは、トラバース25Aまたは25Bとダンサー30Aまたは30Bとトルクセンサー40Aまたは40Bを経て、メインローラ10Aまたは10Bに導かれている。前記の通り、メインローラ10Aまたは10Bには、ワイヤが複数周回巻かれている。
トルクセンサー40とメインローラ10とを繋ぐワイヤには、他の部材が接触していないことが好ましいものの、ワイヤの方向を変換するためのローラなどがあってもよい。
図2において、トラバース25とダンサー30とトルクセンサー40の配置が、X−X線を対称軸として、互いに対象にされている。対称に配置されているとは、各部材の配置位置が対称となり、かつ各部材の配置方向も対称であることをいう。したがって、図2におけるスプール20Aとスプール20Bは、その配置位置は互いに対称ではあるものの、その配置方向は対称ではないため;本明細書の定義においては、対象に配置されていない。もちろん、スプール20Aとスプール20Bを対象に配置しても構わない。
前述の通り、トルクセンサー40はワイヤの張力を測定し、測定されたワイヤの張力に基づいて、ダンサー30はワイヤの張力を調整する機能を有する。ダンサー30とトルクセンサー40の配置を対称とすると、第1繰出/巻取機構50Aにより張力調整されるべきワイヤの長さと、第2繰出/巻取機構50Bにより張力調整されるべきワイヤの長さとが同一となる。第1繰出/巻取機構50Aによるワイヤの張力調整メカニズムと、第2繰出/巻取機構50Bによるワイヤの張力調整メカニズムとが同一制御系となる。そのため、往復運動するワイヤ10の張力を適切に制御する、例えば、一定に維持しやすくなる。その結果、インゴットの切断が適切に行われ、ワイヤの切断も抑制されうる。
前述の通り、トラバース25は、スプール20に巻き取られたワイヤを、ダンサー30に導く。スプール20には、ワイヤが何重にも巻かれているので、スプール20からのワイヤの巻出部が変化する。具体的には、スプール20からのワイヤの巻出部は、スプール20のワイヤ巻取り部の軸方向に変化する。図2を参照すると、スプール20からのワイヤの巻出部は、紙面の法線方向に変化する。そのため、スプール20とトラバース25とが固定されていると、スプール20のワイヤ巻取り部からトラバース25へのワイヤの角度が変化し、かつスプール20のワイヤ巻取り部からトラバース25へのワイヤの長さも変化する。ワイヤの角度や長さが変化すると、ワイヤの張力も変化するため、ワイヤの張力を一定にすることが難しくなる。ワイヤの張力が一定でないと、切断されるインゴット65を適切に切断できなかったり、ワイヤが断線したりすることがある。
スプール20のワイヤ巻取り部からトラバース25へのワイヤの角度を一定にするには、トラバース25またはスプール20を、ワイヤ巻取り部の軸方向に可動とすればよい。トラバース25を可動としてもよいが、その場合には、スプール25とダンサー30とをつなぐワイヤの角度とその長さがが変化する。
そのため、より好ましくは図3に示されるように、スプール20を可動とすることで、スプール20のワイヤ巻取り部からトラバース25へのワイヤの角度とその長さを一定とすることが好ましい。具体的には、例えば、基盤21が有するレール22にスプール20をセットして、ワイヤ巻取り部23の軸方向(図3における矢印参照)に沿って、スプール20を可動にすればよい。スプール20を可動にすることで、スプール20のワイヤ巻取り部23からトラバース25へのワイヤの角度もその長さも一定に維持することができる。その結果、インゴットの切断が適切に行われ、ワイヤの切断も抑制されうる。
図4には、第1繰出/巻取機構50Aおよび第2繰出/巻取機構50Bと、一対のメインローラ10Aおよび10Bとを含む切断装置が記載されており、それぞれの位置関係を示している。ただし、第1繰出/巻取機構50Aおよび第2繰出/巻取機構50Bの構成は省略している。第1繰出/巻取機構50Aおよび第2繰出/巻取機構50Bはそれぞれ、一対のメインローラ10Aおよび10Bの回転軸を含む平面(以下「特定平面」ともいう)に対して、一方の面上および他方の面上に配置されている。好ましくは、第1繰出/巻取機構50Aおよび第2繰出/巻取機構50Bは、特定平面を挟んで、それぞれ対称に配置されている。
このように、第1繰出/巻取機構50Aおよび第2繰出/巻取機構50Bを上下に対称に配置することで、それらを小さいスペースに収納することができる。また、切断装置をメンテナンスするために、第1繰出/巻取機構50Aおよび第2繰出/巻取機構50Bを同時に操作することがあるのでそれらが上下に配置されていると、切断装置のメンテナンスが容易になる。
図4に示される切断装置において、一対のメインローラ10Aおよび10Bと、第1繰出/巻取機構50Aおよび第2繰出/巻取機構50Bとは、ワイヤで接続されている。より具体的には、一対のメインローラ10Aおよび10Bから巻きだされたワイヤは、プーリー(70Aおよび70B)に懸架されて、第1繰出/巻取機構50Aまたは第2繰出/巻取機構50Bに接続される。
一対のメインローラ10Aおよび10Bから巻きだされるワイヤのうち、一方のワイヤは、特定平面の一方の面上で巻きだされ、第1プーリー70Aに懸架されて、第1繰出/巻取機構50Aに導かれる。このように、第1プーリーは特定平面の一方の面上に配置されている。
一方、一対のメインローラ10Aおよび10Bから巻きだされるワイヤのうち、他方のワイヤは、特定平面の他方の面上で巻きだされ、第2プーリー70Bに懸架されて、第2繰出/巻取機構50Bに導かれる。このように、第2プーリーは特定平面の他方の面上に配置されている。
また、図4に示されるように、第1プーリー70Aおよび第2プーリー70Bはいずれも、一対のメインローラ10Aおよび10Bのうち、ローラ10B側に配置されていることが好ましい。つまり、一対のメインローラ10Aおよび10Bから巻出されるワイヤは、いずれも一方のローラ(ローラ10B)側から巻出されることが好ましい。
切断装置の繰出/巻取機構(50Aおよび50B)と一対のメインローラ(10Aおよび10B)とを、図4に示されるように配置することで、切断装置のプーリーの数を減らし、ワイヤの張力を制御しやすくする。それにより、ワイヤの断線を抑制し、インゴットの切断を正確に行うことができる。
本発明のインゴットの切断装置は、ワイヤの張力の適切な制御が可能なワイヤソーであるので、インゴットの精密な切断が実現でき、ワイヤの切断も抑制できる。例えば、シリコンインゴットを切断してシリコンウェハとすることができ、薄いシリコンウェハとすることもできる。
10,10A,10B メインローラ
20,20A,20B スプール
21 基盤
22 レール
23 ワイヤ巻取り部
25 トラバース
30,30A,30B ダンサー
31,31A,31B ダンサーアーム
32,32A,32B ダンサーロール
40,40A,40B トルクセンサー
50A 第1繰出/巻取機構
50B 第2繰出/巻取機構
60 フィーダー
65 インゴット
70A 第1プーリー
70B 第2プーリー

Claims (3)

  1. ワイヤが巻き取られている一対のメインローラと、前記ワイヤを往復運動させる第1繰出/巻取機構および第2繰出/巻取機構と、を具備する、インゴットの切断装置であって、
    前記第1繰出/巻取機構は、前記メインローラに巻き取られたワイヤの繰出および巻取可能な第1スプールと、前記第1スプールと前記メインローラとの間に配置され、前記ワイヤの張力を調整する第1ダンサーおよび前記ワイヤの張力を測定する第1トルクセンサーとを有し、
    前記第2繰出/巻取機構は、前記メインローラに巻き取られたワイヤの繰出および巻取可能な第2スプールと、前記第2スプールと前記メインローラとの間に配置され、前記ワイヤの張力を調整する第2ダンサーおよび前記ワイヤの張力を測定する第2トルクセンサーとを有し、かつ
    前記第1ダンサーと前記第1トルクセンサーの配置と、前記第2ダンサーと前記第2トルクセンサーの配置とは、互いに線対称であり、
    前記第1スプール又は前記第2スプールから繰り出されるワイヤは、前記一対のメインローラの一方に導かれ、かつ、前記一方のローラから前記第2スプール又は前記第1スプールに巻き取られ、
    前記一対のメインローラの回転軸を含む平面の一方の面上に前記第1繰出/巻取機構が配置され、かつ前記平面の他方の面上に前記第2繰出/巻取機構が配置され、さらに前記第1繰出/巻取機構と前記第2繰出/巻取機構とは前記平面を挟んでそれぞれ対称に配置され、
    前記第1繰出/巻取機構と前記一対のメインローラとは、前記平面の一方の面上に配置された第1プーリーに懸架され、前記第1プーリーにより前記一対のメインローラの回転軸に沿った方向に方向が変えられて延びたワイヤで接続され、
    前記第2繰出/巻取機構と前記一対のメインローラとは、前記平面の他方の面上に配置された第2プーリーに懸架され、前記第2プーリーにより前記一対のメインローラの回転軸に沿った方向に方向が変えられて延びたワイヤで接続され、
    前記第1プーリーと前記第2プーリーとは、前記一対のメインローラの他方のメインローラ側に設けられている、
    インゴットの切断装置。
  2. 前記第1繰出/巻取機構は、前記第1スプールと前記第1ダンサーとの間に配置され、前記第1スプールのワイヤを前記第1ダンサーに導く第1トラバーサーを有し、かつ
    前記第2繰出/巻取機構は、前記第2スプールと前記第2ダンサーとの間に配置され、前記第2スプールのワイヤを前記第2ダンサーに導く第2トラバーサーを有する、
    請求項1に記載のインゴットの切断装置。
  3. 前記第1トラバーサーの位置は固定されており、前記第1スプールと前記第1トラバーサーとの間のワイヤ長さが一定となるように前記第1スプールが移動可能であり、
    前記第2トラバーサーの位置は固定されており、前記第2スプールと前記第2トラバーサーとの間のワイヤ長さが一定となるように前記第2スプールが移動可能である、
    請求項2に記載のインゴットの切断装置。
JP2013015531A 2012-03-19 2013-01-30 インゴットの切断装置 Expired - Fee Related JP5810299B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013015531A JP5810299B2 (ja) 2012-03-19 2013-01-30 インゴットの切断装置
CN201310086554.3A CN103317607B (zh) 2012-03-19 2013-03-19 锭料的切割装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012061960 2012-03-19
JP2012061960 2012-03-19
JP2013015531A JP5810299B2 (ja) 2012-03-19 2013-01-30 インゴットの切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013223915A JP2013223915A (ja) 2013-10-31
JP5810299B2 true JP5810299B2 (ja) 2015-11-11

Family

ID=49594363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013015531A Expired - Fee Related JP5810299B2 (ja) 2012-03-19 2013-01-30 インゴットの切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5810299B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3066259B2 (ja) * 1994-09-30 2000-07-17 株式会社日平トヤマ ワイヤソー装置
JPH0970745A (ja) * 1995-09-07 1997-03-18 Nippei Toyama Corp ワイヤソー装置
JP2007160431A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Takatori Corp ワイヤソーによる切断方法とワイヤソーの切断ワーク受け部材
JP2011042025A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Takatori Corp ワイヤソー
JP3167705U (ja) * 2011-02-22 2011-05-12 東京製綱株式会社 ワイヤ式切断装置
JP5675462B2 (ja) * 2011-03-30 2015-02-25 コマツNtc株式会社 ワイヤソー及びワイヤソーにおけるローラ位置合わせ方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013223915A (ja) 2013-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2535144B1 (en) Wire saw
CN101454850B (zh) 绕线装置、张紧装置以及绕线方法
EP0566771B1 (en) High precision cutting apparatus for strip material
EP2615051B1 (en) Wire bundling device and wire bundling method
KR20130115968A (ko) 와이어식 절단 장치
KR101687476B1 (ko) 낚시바늘 제조장치용 와이어 공급장치
JP2017213627A (ja) ワークの切断方法
JP2013058751A (ja) 加工物から1つ以上のウェハをスライスするためのマルチプルワイヤソーのためのワイヤスプール
KR101230268B1 (ko) 와이어 소우 머신의 장력 조절 장치
JP5675462B2 (ja) ワイヤソー及びワイヤソーにおけるローラ位置合わせ方法
CN102909238B (zh) 一种多重合非晶带卷的合卷机及其实现方法
JP2013212566A (ja) インゴット切断装置
TWI408020B (zh) 線鋸
JP5810299B2 (ja) インゴットの切断装置
JP6430178B2 (ja) ワイヤソー装置
JP2014161924A (ja) ワイヤソー
CN105051836A (zh) 超导线圈制造方法及超导线圈制造装置
JP2010089173A (ja) ワイヤソー
JP5996999B2 (ja) ワイヤソー装置及びこれを用いたウエハの製造方法
CN211971414U (zh) 一种绕线设备
CN103317607A (zh) 锭料的切割装置
KR101166687B1 (ko) 멀티 와이어 소오의 보빈 와인딩 정렬 장치 및 방법
JP2016203318A (ja) ワイヤソー及び該ワイヤソーを使用し、ワークから複数のスライス品を製造する製造方法
JP3167704U (ja) ワイヤ式切断装置
KR101123727B1 (ko) 마그네틱 홀더 부착형 와이어 쏘우 머시인

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141006

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20141104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150204

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20150212

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150414

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150416

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5810299

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees