JP5809807B2 - 磁気共鳴撮像の傾斜ドライバアーキテクチャ - Google Patents

磁気共鳴撮像の傾斜ドライバアーキテクチャ Download PDF

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Description

本明細書に開示した主題は、磁気共鳴撮像システムに関し、またさらに詳細には磁気共鳴撮像システムの傾斜コイルドライバ構成に関する。
医療分野では医用撮像テクノロジーの利用が一般的になっている。こうした撮像テクノロジーは、患者の内部構造(内部組織や臓器、骨その他)及び/または生物化学的機能を表す画像を侵襲的手順を使用せずに収集することを可能にするのが典型的である。すなわち医用撮像テクノロジーは、患者の内部構造及び/または機能を外科処置その他の侵襲的手順を伴わずに観察可能とするのが典型的である。
こうした医用撮像テクノロジーの1つに磁気共鳴撮像(MRI)と呼ばれるものがある。MRIシステムは、磁場及び無線周波数(RF)エネルギーのパルスを利用して身体内の組織や構造に関する回転磁気特性に基づく画像を作成するのが典型的である。例えばMRIシステムは、その内部にある影響を受けやすい分子(例えば、水分子内の水素原子核など)を全体的に方向付けするための主磁場並びにこの方向を乱すためのRFパルスを利用することがある。この乱れに続く主磁場内部の分子の方向復帰よって信号が生成され、これを検出し患者内の内部構造及び/または機能に関する画像の作成に使用することができる。その発生させる信号がx軸、y軸及びz軸を基準として位置特定されるようにさらに時間変動する傾斜磁場を対象に対して印加し、これにより画像の作成を可能にさせることがある。
この時間変動の傾斜磁場は、大きなダイナミックレンジを有する電流のパルス状シーケンスにより駆動させたMRIシステム内の傾斜コイルによって発生させることがある。このパルス状シーケンスは典型的には、MRIシステム内の傾斜ドライバによって傾斜コイルに伝達される。傾斜ドライバは一般に、直列及び/または並列に接続させた半導体のアレイを含んでおり、これらはより大振幅のパルスシーケンスを駆動するために積み重ねられることがある。しかし傾斜ドライバの典型的な構成では、熱的な不安定及び/または電気的な損失を生じることがあり、このためMRIシステムの効率の低下及び/または設計の複雑化を生じる。
本発明の実施形態は磁気共鳴撮像(MRI)システムを含む。本MRIシステムは、スキャンボリュームの周りに円筒状に配置させた傾斜コイルと、該傾斜コイルと結合させた2つ以上の交互配置傾斜ドライバと、を含む。この2つ以上の傾斜ドライバの各々は、傾斜コイルにより利用される電流の最大振幅未満の振幅を伝達するように構成されている。
別の実施形態は、スキャンボリュームの周りに円筒状に配置させた傾斜コイルと、該傾斜コイルに結合させた傾斜ドライバと、該傾斜ドライバに結合させた制御回路と、を含む磁気共鳴撮像(MRI)システムを提供する。傾斜ドライバは、傾斜コイルにパルスシーケンスを伝達するように構成されると共に、その各々が複数のスイッチを含んだ第1の交互配置ドライバを第2の交互配置ドライバに結合させて含んでいる。制御回路は、第1の交互配置ドライバ及び第2の交互配置ドライバの動作を実質的に制御することが可能である。
さらに別の実施形態は磁気共鳴撮像システム向けの傾斜コイルドライバを提供する。この傾斜コイルドライバは、第1の複数の切替用半導体を有する第1のマルチレベルドライバと該第1のマルチレベルドライバに結合させた第2のマルチレベルドライバとを含んでおり、該第2のマルチレベルドライバもまた第2の複数の切替用半導体を含んでいる。第1のマルチレベルドライバは、第2のマルチレベルドライバと同時に動作する、あるいはこれと交互に動作するように構成される。
本発明に関するこれらの特徴、態様及び利点、並びにその他の特徴、態様及び利点については、同じ参照符号が図面全体を通じて同じ部分を表している添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明を読むことによってより理解が深まるであろう。
本開示の一態様による複数のマルチレベル直列ドライバを利用するMRIシステムの一実施形態を表した模式図である。 従来のマルチレベル直列傾斜ドライバの構成の回路図である。 並列構成を有する傾斜ドライバの回路図である。 本開示の一態様による2−3レベル直列傾斜ドライバの回路図である。 本開示の一態様による2−2レベル直列傾斜ドライバの回路図である。
ここで図面を参照し先ず図1を見ると、スキャナ12、スキャナ制御回路14及びシステム制御回路16を含むような磁気共鳴撮像(MRI)システム10を模式的に表している。MRIシステム10は適当な任意のMRIスキャナや検出器を含み得るが、図示した実施形態のシステムは患者22を所望のスキャン位置に配置できるようにその内部にテーブル20を位置決めし得る撮像ボリューム18を備えた全身用スキャナを含む。スキャナ12は追加としてまたは別法として、頭部や頚部などの特定の解剖部位を目的とするように構成されることがある。
スキャナ12は、制御された磁場を生成するため、無線周波数(RF)励起パルスを発生させるため、並びに該パルスに応答して患者内部の磁気回転物質からの放出を検出するために、対応する一連のコイルを含むことがある。図1の模式図では、全体として撮像ボリューム18と整列させた主磁場を発生させるために主マグネット24が設けられている。検査シーケンスの間に制御された傾斜磁場を発生させるように一連の傾斜コイル26、28及び30を1つまたは複数の傾斜コイルアセンブリとなるようにグループ分けしている(これについては以下でさらに十分に説明することにする)。磁気回転物質を励起するためのRFパルスを発生させるためにRFコイル32が設けられている。スキャナ12に対しては、その全体を参照番号34で示すような適当な任意の方式でパワーを供給することがある。図1に示した実施形態では、RFコイル32が受信コイルの役目もすることがある。したがってRFコイル32は、磁気回転物質からの放出を受け取ること及びRF励起パルスを印加することのそれぞれに関する受動モード及び能動モードにおいて駆動及び受信回路と結合させることがある。別法として、RFコイル32から分離させた受信コイルに関する様々な構成が設けられることもある。こうしたコイルは、目標の解剖部位に対して特に適応させた構造(例えば、頭部コイルアセンブリその他)を含むことがある。さらに受信コイルは、フェーズドアレイコイルその他を含め適当な任意の物理構成で設けられることがある。
本構成では傾斜コイル26、28及び30は、制御パルスを印加したときに傾斜磁場を発生させるコイル構造が形成されるように巻き付けまたは切断された導電性のワイヤ、バーまたはプレートから形成されることがある。傾斜コイルアセンブリ内部におけるコイルの配置は、幾つかの異なる順序かつ様々な構成で実施することができ、またスキャナ12はさらに傾斜コイル26、28及び30を遮蔽するために(以下に記載する方式で)補完的な傾斜コイルを含むことがある。一般にz傾斜コイル26は最外側の箇所に位置決めされることがあると共に、RF磁場に対する影響がかなり少ないソレノイド様構造として形成されるのが一般的である。傾斜コイル28及び30はx軸コイルとy軸コイルのそれぞれとし得る。
スキャナ12のコイル26、28、30及び32は、所望のパルス状磁場の生成のため、並びに制御された方式による磁気回転材料からの信号の誘導のために外部回路によって制御を受けることがある。患者の組織内に典型的には拘束されている材料が主磁場を受けると、組織内の常磁性の原子核の個々の磁気モーメントは該磁場と部分的に整列する。正味の磁気モーメントが偏向磁場の方向に生成されると、垂直面内で該モーメントのランダムな方向を向いた成分が全体として互いに相殺し合う。検査シーケンス中にRFコイル32は、関心対象物質のラーモア周波数またはこれに近い周波数でRFパルスを発生させ、これにより正味の横磁気モーメントを生成するように正味の整列モーメントに回転を生じさせることがある。この横磁気モーメントは主磁場方向の周りで歳差運動してRF信号を発生させ、この信号がスキャナ12により検出されて所望の画像を再構成するように処理される。
傾斜コイル26、28及び30は精細に制御された磁場を、その強度が事前定義の視野域全体にわたり典型的には正極性と負極性に伴って変化するように発生させる役割をすることがある。各傾斜コイル26、28または30が既知の電流によって付勢されると、得られる磁場傾斜が主磁場の上に重なり合うと共に、視野域全体にわたる磁場強度の軸方向成分に望ましい線形変動を生じさせる。この磁場はある1つの方向では線形に変動することがあるが、別の2つの方向では均一となることがある。3つの傾斜コイル26、28及び30はその変化方向に関して互いに直交する軸を有しており、これにより3つの傾斜コイル26、28及び30を適当に組み合わせた任意の方向に線形磁場傾斜を印加することが可能となる。
このパルス状傾斜磁場は、撮像過程に不可欠な様々な機能を実行することがある。これらの機能のうちの幾つかは、スライス選択、周波数エンコード及び位相エンコードである。これらの機能は、元の座標系のx、y及びz軸に沿って、あるいは個別の磁場コイルに印加されるパルス状電流の組み合わせにより決定される別の軸に沿って適用することが可能である。
スライス選択傾斜磁場は、患者内の撮像しようとするある厚みの組織や解剖部位を決定することがあり、また同じ周波数で歳差運動し得る既知のスピンボリュームを励起するために周波数選択RFパルスと同時に印加されることがある。このスライス厚は、RFパルスの幅及び視野域全体にわたる傾斜強度によって決定されることがある。
読み出し傾斜とも呼ばれる周波数エンコード傾斜は、スライス選択傾斜と直交する方向で印加されるのが通常である。一般に周波数エンコード傾斜は、RF励起に由来するMRエコー信号の形成前や形成中に印加される。この傾斜の影響を受けた磁気回転物質のスピンは、傾斜磁場に沿ったその空間的位置に従って周波数エンコードされる。収集された信号をフーリエ変換によって解析し、周波数エンコードによって選択したスライス内のその箇所を特定することができる。
最後に、位相エンコード傾斜は一般に、読み出し傾斜前かつスライス選択傾斜後に印加される。磁気回転物質内のスピンの位相エンコード方向での位置特定は、データ収集シーケンス中に順次印加される若干異なる傾斜振幅を用いて物質の歳差運動するプロトンに対して位相変動を順次誘導することによって実施される。位相エンコード傾斜によって位相エンコード方向でのその位置に従って物質のスピンの間に位相差を生成することが可能となる。
上述した例示的な傾斜パルス機能、並びに本明細書では明示的に記載していない別の傾斜パルス機能を利用するパルスシーケンスについては、多くの変形形態を考案することができる。さらに、選択したスライス並びに周波数及び位相エンコードを適当に方向付けし所望の物質を励起させると共に得られたMR信号を収集して処理するようにパルスシーケンスの適応を実施することがある。
スキャナ12の各コイルは、所望の磁場及び無線周波数パルスを生成するようにスキャナ制御回路14によって制御を受ける。図1の模式図では制御回路14はしたがって、検査中に利用するパルスシーケンスを指令するため並びに受信した信号を処理するための制御回路36を含む。制御回路36は、汎用または用途特定のコンピュータのCPUやディジタル信号プロセッサなどの適当な任意のプログラム可能論理デバイスを含むことがある。さらに制御回路36は、スキャナ12により実現させた検査シーケンス中に使用される物理及び論理軸構成パラメータ、検査パルスシーケンス記述、収集画像データ、プログラミングルーチン、その他を保存するための揮発性及び/または不揮発性のメモリデバイスなどのメモリ回路38を含むことがある。
制御回路36とスキャナ12のコイルの間のインタフェースは、増幅/制御回路40によって、また送信/受信インタフェース回路42によって管理されることがある。増幅/制御回路40は、制御回路36からの制御信号に応答して駆動電流を供給するために各傾斜磁場コイル26、28及び30向けの増幅器を含む。増幅/制御回路40はさらに、傾斜磁場コイル26、28及び30に駆動電流を伝達するように構成された傾斜ドライバ58を含むことがある。傾斜ドライバ58は、電気的に直列結合とした幾つかの切替用半導体に対して異なる電圧を提供し得るようなマルチレベル変換器として実現されることがある。本明細書で使用する場合に傾斜ドライバ58のことをさらに、マルチレベル変換器と呼ぶこともある。幾つかの実施形態ではその傾斜ドライバ58はMRIシステム10内の電気的損失を低下させるように構成されることがある。例えば、傾斜ドライバ58を交互配置とさせること、また傾斜コイルを駆動するために2つ以上のマルチレベル変換器を含めることがある(これについてはさらに検討することにする)。
受信インタフェース回路42はRFコイル32を駆動するための追加的な増幅回路を含む。さらに、RFコイル32がRF励起パルスの放出とMR信号の受信の両方の役割をしている場合には、受信インタフェース回路42は、能動モードすなわち送信モードと受動モードすなわち受信モードとの間でRFコイルをトグル切替えするための切替デバイスを含むことがある。主マグネット24を付勢させるために、その全体を図1の参照番号34で表した電源が設けられている。最後にスキャナ制御回路14は、構成及び画像データをシステム制御回路16とでやり取りするためのインタフェース構成要素44を含む。
システム制御回路16は、オペレータや放射線医とスキャナ12の間のスキャナ制御回路14を介したインタフェースを容易にするために広範なデバイスを含むことがある。図示した実施形態では例えば、汎用または用途特定のコンピュータを利用するコンピュータワークステーションの形態をしたオペレータワークステーション46が設けられている。このオペレータワークステーション46もまた典型的には、検査パルスシーケンス記述、検査プロトコル、ユーザ/患者データ、画像データ(未処理データと処理済みデータの両方)、その他を保存するためにメモリ回路を含んでいる。このオペレータワークステーション46はさらに、データの受信並びにローカル及びリモートのデバイスとのデータやり取りのために様々なインタフェース及び周辺ドライバを含むことがある。図示した実施形態では、こうしたデバイスには、モニタ48、従来のコンピュータキーボード50や、マウス52などの代替的入力デバイスが含まれる。ドキュメントや収集データから再構成した画像のハードコピー出力を作成するためにプリンタ54が設けられている。さらにシステム10は、様々なローカル及びリモートの画像アクセス/検査制御デバイス(図1において全体を参照番号56で表す)を含むことがある。これらのデバイスには、画像蓄積伝送システム(PACS)、遠隔放射線(teleradiology)システム、その他を含むことがある。
MRIシステム10は、様々な患者に関する画像や患者身体からの様々な箇所についての画像を含め様々なタイプの画像を作成するように構成させることがある。したがって、MRIシステム10の態様、あるいは作成しようとする画像、患者上の撮像対象の箇所、患者の条件、その他といったMRIシステム10の適用に関する特徴に応じて、異なる傾斜フラックスが望まれることがある。傾斜コイル26、28及び30に付与されるパルスシーケンスは、所望の物質を励起し得られる処理用信号を収集するためにこれらコイル26、28及び30が選択スライスを適当に方向付けしかつ周波数及び位相をエンコードできるように十分正確としかつ調節可能とすべきである。
したがって、傾斜フラックスにより作成される画像の品質及び分解能は傾斜ドライバ58によってコイル26、28及び30に伝達されるパルスシーケンスの分解能に依存することがある。目下のMRIシステムの典型的な構成及び用途のために、傾斜コイルはより振幅が大きいパルスシーケンスを利用することがあり得る。したがって、傾斜ドライバ58を設計する際に高忠実度かつ高パワーのパルスシーケンスを伝達する能力が考慮されることがある。本明細書で使用する場合にパルスシーケンスとは、傾斜フラックスを発生させるための傾斜ドライバ58の出力及びコイル26、28及び30に供給される電流のことを意味している。パルスシーケンスは長さを可変とすることができまた任意の波形形状を有することができるが、これはシステム10またはシステム10の用途に依存することがある。
幾つかのMRIシステムは、マルチレベル回路構造を実現することによってより大パワーのパルスシーケンスの提供という問題に対処している。図2にマルチレベル直列傾斜ドライバ60の一例を提供している。マルチレベル直列傾斜ドライバ60は、互いに重ね合わせたドライバコンポーネント62を複数のレベルで有しており、この各々は1つの電圧供給源64と複数の切替用半導体66を有する。ドライバコンポーネント62aなどの「ドライバコンポーネント」がマルチレベルドライバ60のレベルの1つを意味しており、またこれには1つの電圧供給源64aと複数の切替用半導体66を含むことがある。あるドライバコンポーネント62aの出力68は、マルチレベル直列傾斜ドライバ60内で重ね合わせられた隣接するドライバコンポーネント62bの入力70に接続されることがある。この構成では、各電圧供給源を概ね500〜700Vを供給するように構成し得る一方、傾斜コイルを駆動するために概ね1500〜2000Vが出力されるようにその切替パターンを調整することが可能である。
典型的なMRIシステムは、傾斜コイル電流を高速で変化させる必要がある撮像シーケンス手順を有することがある。傾斜コイル電流に関する高速の変化を実現するには、傾斜コイルの端子間に大きな電圧出力を加えることが必要となることがある。単一の直列接続式傾斜ドライバ構成では、適当な出力の伝達に不十分であることがあり得る。さらに幾つかの典型的なシステムでは傾斜ドライバは、傾斜コイルの電流機能を増大させるように並列に結合させた複数のドライバコンポーネントを有するように構成されることがある。本明細書において並列ドライバ80と呼ぶような並列パッケージ型傾斜ドライバ80の一例を図3に提供しており、図3ではドライバコンポーネント82及び84を変成器86を介して並列に結合させている。変成器86は、2つのドライバコンポーネント82と84の間での適正な電流共有を保証するために利用される。並列結合のドライバコンポーネント82及び84も、本図示における別の2つのドライバコンポーネント88及び90と直列に接続させることがある。
並列のドライバ80が撮像シーケンス手順での必要に応じてより大きな電流振幅を伝達可能となり得るため、ドライバコンポーネントに対する並列型パッケージによれば傾斜コイルの電流機能が増大することがある。しかし並列接続におけるパッケージ寄生(package parasitics)のために、異なるドライバコンポーネントの半導体間での電流共有が均等でないことがある。例えばドライバコンポーネント82及び84内の半導体スイッチが別のドライバコンポーネント88及び90内のスイッチと比べて動作がかなり高速であることがある。半導体間の電流共有が不均等であると、電気的損失や並列のドライバ80の熱不安定につながることがある。幾つかの実現形態では、熱不安定によって高信頼に並列接続可能な半導体パッケージの数が制限されることがある。傾斜ドライバに使用される典型的な半導体の熱係数(多くの場合、負の熱係数となる)の不整合のために、温度が変動したときに半導体の性能について予測可能性や効率が低下することがある。熱不安定によってさらに、熱暴走が生じることがあり、これが半導体の損傷や並列ドライバ80の効率や機能の低下につながることがある。並列ドライバ設計に関するこうした潜在する熱的な不安定を防止することに努力が向けられることによって設計の複雑性やコストが増大することがある。
さらに典型的な並列パッケージ型傾斜ドライバ80は、傾斜コイルに対してある具体的なパルスシーケンスを伝達するために切替用半導体の全部が必要ではない場合であっても切替用半導体の全部を動作させる(例えば、オン・オフに切替える)ように設計されることがあり得る。例えば並列ドライバ80は、ある具体的なMRIシステムにおける傾斜コイルにより要求されることがある最大出力の伝達に必要とする数の切替用半導体をその各々が備えるようなドライバコンポーネント数(例えば、82、84、88及び90)を有するように設計されることがある。MRIシステムのある具体的な撮像用途では、傾斜コイルが並列ドライバ80に対して常に最大出力を要求することがないように大きなダイナミックレンジを有するパルスシーケンスを必要とすることがある。傾斜ドライバから最大出力が要求されないときは、ドライバコンポーネントの全部を動作させる(例えば、オン・オフに切替える)ことを必要としないことがある。しかし典型的な並列パッケージ型の傾斜ドライバ80は一般に、ある種のドライバコンポーネントを選択的に利用するように構成されていない。したがって並列ドライバ80内の全部の切替用半導体が常にオン・オフに切替わることがある。必要な出力の伝達に不要である場合でも半導体を常に切替えることは、システムの無用な電気的損失につながることがある。
本明細書に開示した1つまたは複数の実施形態によれば、MRIシステム10の電気的損失を低下させるかつ/または(図1に示すような)傾斜ドライバ58の1つまたは複数のドライバコンポーネントの間で分散させることができ、これにより傾斜ドライバ58の効率が向上する。さらに幾つかの実施形態では、傾斜ドライバにより伝達されるパルスシーケンスの精度並びに傾斜ドライバ58の熱安定性が改善されることがある。
一実施形態では傾斜ドライバ58は、傾斜コイル26、28及び30により使用される最大電流未満で出力を伝達するように構成された2つの交互配置ドライバを含むことがある。例えば幾つかの実施形態では、交互配置ドライバのそれぞれは、最大電流振幅の概ね半分で出力を伝達するように構成されることがある。したがって傾斜ドライバ58の2つの交互配置ドライバは、切替周波数の2倍のリップルを有する(したがって、有する出力フィルタ要件がより低減した)パルスシーケンスを伝達するように同時に動作することがある。交互配置ドライバの各々について要求される出力が低下する(例えば、最大振幅の概ね半分になる)と、交互配置ドライバはその負荷を共有することができ、かつ電気的損失を2つのドライバ間で分散することができる。
さらに、パルスシーケンスのある部分を伝達するのに1つの交互配置ドライバだけで十分である場合、交互配置の傾斜ドライバ設計によれば交互配置ドライバを1つだけ動作させることが可能であり、これにより両方のドライバを動作させたとした場合に生じるであろう電気的損失が節減されることになる。幾つかの実施形態ではこの2つのドライバはさらに時間的にその動作を交替しており、これによりさらにドライバ58内の電気的損失を低減することかつ/またはドライバ58の適当な接合温度を維持することができる。低い半導体温度を維持する動作モードによれば、MRIシステム10の傾斜ドライバ58及び/またはその他のコンポーネントに対する熱管理サブシステムの設計要件が簡略化されることがある。
交互配置傾斜ドライバ58の一例を、図4の2−3レベル傾斜ドライバ100に提供している。2−3レベルドライバ100は、その各々が直列配列させたドライバコンポーネント108及び110のそれぞれを有する2つの3レベルドライバ102及び104を有することがある。この2つの3レベルドライバ102及び104はさらに変成器106を介して結合させている。変成器106は、2−3レベル傾斜ドライバ100の両半部(すなわち、3レベルドライバ102及び104の各々)における電流をバランスさせるのに適した電流共有用磁気素子とすることがある。3レベルドライバ102及び104はまた交互配置ドライバ102及び104と呼ぶこともあり、図4ではドライバコンポーネント108及び110に関する3つのレベルを図示しているが、本開示の別の実施形態では交互配置ドライバ102または104が任意の数のドライバコンポーネント108または110を有することがある。さらに、ドライバコンポーネント108及び110のそれぞれについてある数の切替用半導体を図示しているが、ドライバコンポーネント108及び110は任意の数の切替用半導体を有することがある。本実施形態による傾斜ドライバはさらに、3つ以上の交互配置ドライバを含むこともある。例えば幾つかのMRI用途では、傾斜コイル内でさらに多くの電流を使用することがあり、また一実施形態による傾斜ドライバでは3つ以上の交互配置ドライバを含むことがある。
2つの交互配置ドライバ102及び104のそれぞれは、システム10(図1)内の傾斜コイル26、28及び30が要求するパルスシーケンスの最大振幅未満の振幅を伝達するように定格設定されることがある。幾つかの実施形態では2つの交互配置ドライバ102及び104の各々は、傾斜コイルが要求する最大振幅の概ね半分を伝達するように定格設定されることがある。傾斜コイルが要求するパルス振幅が交互配置ドライバのうちの一方102または104により伝達可能である場合は、交互配置ドライバのうちの一方のみ102または104(例えば、交互配置ドライバ102)によって必要な出力を伝達させることがある。したがって交互配置ドライバ102または104の両方を無用に利用することがないため、動作していない交互配置ドライバ(例えば、交互配置ドライバ104)上で生じることになる動作損失を節減することができる。
傾斜コイル26、28及び30が交互配置ドライバのうちの一方102または104だけでは十分に伝達できないような出力を要求する場合(また、要求したときには)、交互配置ドライバ102及び104の両方を動作させることがあり、また2つの交互配置ドライバ102及び104間で電気的損失を分散させることがある。各交互配置ドライバ102及び104内部でドライバコンポーネント108及び110を直線的に配列させているため、必要に応じてドライバコンポーネント108及び/または110を選択することができる。一実施形態では、両方の交互配置ドライバ102及び104が動作中のときは、2−3レベル傾斜ドライバ100は傾斜コイル26、28及び30に概ね2000Vを伝達するのに適することがある。
この交互配置ドライバ構成によって、傾斜コイル26、28及び30に要求されたパルスシーケンスを依然として伝達しながらも各交互配置ドライバ102及び104はより小さい電流を出力ことが可能となり得る。各交互配置ドライバ102及び104においてより小さい電流出力を伝達することによってさらに、パルスシーケンスの確度が改善され、これによりコイル26、28及び30により利用される電流のより高速の変更が可能となる。典型的な傾斜ドライバで使用される切替用半導体124の特性のために、ドライバがより高電圧向け定格の半導体を使用する場合に切替応答が低下する。要求されるパルスシーケンスに対して適当な波形を伝達するために切替用半導体を常にオン・オフに切替えなければならないため、切替が低速になると傾斜コイルが要求するパルスシーケンスの変化がより低速となることがある。したがって切替用半導体の応答は、MRIシステム10により作成される画像の品質及び分解能に影響を及ぼすことがある。
交互配置ドライバ構成を用いると、各交互配置ドライバ102及び104から出力される電流がより小さくなり傾斜コイル26、28及び30により要求されるある具体的なパルスシーケンスを出力するためにより高速の切替用半導体124を用いてより応答性のよいシステムを実現することができる。高分解能のパルスシーケンスを提供するためには、要求されるパルスシーケンスがシーケンスの持続時間全体にわたって広範に動的となり得るように半導体124の応答が速いことが重要となることがある。
幾つかの実施形態ではその切替用半導体を絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)とすることがある。しかし別の実施形態では、別のタイプの切替用半導体も想定されよう。例えば、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)も同様に適する。さらに、交互配置ドライバ102及び104に関する電圧要件を低減すれば異なるタイプの半導体を利用可能とし得るため、そのドライバ設計に適した切替用半導体の選択に関する柔軟性をより高めることが可能となる。高い電圧において高信頼の切替特性を有する高度な半導体によれば、必要なレベルをより少なくした(例えば、ドライバコンポーネントの積み重ねをより少なくした)ドライバ設計が得られることが想定される。
幾つかの実施形態では、システムにおける電気的損失に対するさらなる管理及び/または分散のために2−3レベル傾斜ドライバ100の2つの交互配置ドライバ102及び104の動作を交替させることがある。例えば、制御回路36または傾斜コイル制御器40によってこの2つの交互配置ドライバ102及び104を管理し、これらの動作をある持続時間後に切替える(その持続時間においてパルスシーケンスを出力するために1つだけの交互配置ドライバ102または104で十分と仮定した場合)ことがある。こうした動作モードによれば、交替する2つの交互配置ドライバ102と104の間で電気的損失を切替えることができ、これにより2−3レベル傾斜ドライバ100の一部分で電気的損失の全部が生じることがない。別の実施形態は、2つの交互配置ドライバ102と104の間での動作切替の任意の組み合わせを含むことがある。
交互配置傾斜ドライバ設計によればさらに、熱安定性を向上させることや、熱管理設計の潜在的コストを節減することができる。図3の並列パッケージ型ドライバ80に関連して上で検討したように、並列のパッケージによると電流共有の不均等が生じることがある。こうした電流の不均衡は熱不安定につながることがあり、これがドライバコンポーネントの動作の非効率性や劣化のおそれにつながることがあり得る。しかし本実施形態によれば、2つの交互配置ドライバ102及び104の電流が変成器106によって均等に分散され、これにより交互配置ドライバ102及び104の両方を動作させたときに2−3レベルドライバ100内で電流を平衡させることができる。熱不安定となるおそれが低下するため、傾斜ドライバの設計に関するコストを低減することができる。例えば幾つかの傾斜ドライバではシステムから熱を排出するために高価な冷却方法を利用しているが、本実施形態によればより単純でより低コストの冷却方法を利用することができる。幾つかの実施形態では、水冷却技法やさらには低コストの空気冷却技法を利用することができる。
さらに、交互配置設計によって熱安定性及び電気的損失の分散が可能となるため、より少ないドライバコンポーネントを有するドライバ設計も想定され得る。一実施形態では図5の2−2レベル傾斜ドライバ122の回路図に示したように、1つの傾斜ドライバが、その各々が2つのドライバコンポーネント118及び120のそれぞれを有するような2つの交互配置ドライバ112及び114を有することがある。図5に示したように2−2レベル傾斜ドライバ122では、その交互配置ドライバ設計のためにより高い供給電圧で動作可能な半導体を使用することによってより単純な設計とし得るため、その有するドライバコンポーネント118及び120の数をより少なくしかつ切替用半導体124の数をより少なくすることができる。
この記載では、本発明(最適の形態を含む)を開示するため、並びに当業者による任意のデバイスやシステムの製作と使用及び組み込んだ任意の方法の実行を含む本発明の実施を可能にするために例を使用している。本発明の特許性のある範囲は本特許請求の範囲によって規定していると共に、当業者により行われる別の例を含むことができる。こうした別の例は、本特許請求の範囲の文字表記と異ならない構造要素を有する場合や、本特許請求の範囲の文字表記と実質的に差がない等価的な構造要素を有する場合があるが、本特許請求の範囲の域内にあるように意図したものである。
10 MRIシステム
12 スキャナ
14 スキャナ制御回路
16 システム制御回路
18 撮像ボリューム
20 テーブル
22 患者
24 マグネット
26 傾斜コイル
28 傾斜コイル
30 傾斜コイル
32 RFコイル
36 制御回路
40 増幅/制御回路
42 送信/受信インタフェース回路
44 インタフェース
46 オペレータワークステーション
48 モニタ
50 キーボード
52 マウス
54 プリンタ
56 リモート画像アクセス/検査制御デバイス
58 傾斜ドライバ
60 マルチレベル直列傾斜ドライバ
62 ドライバコンポーネント
64 電圧供給源
66 切替用半導体
68 出力
70 入力
80 並列パッケージ型傾斜ドライバ
82 ドライバコンポーネント
84 ドライバコンポーネント
86 変成器
88 ドライバコンポーネント
90 ドライバコンポーネント
100 2−3レベル傾斜ドライバ
102 3レベルドライバ
104 3レベルドライバ
106 変成器
108 ドライバコンポーネント
110 ドライバコンポーネント
112 交互配置ドライバ
114 交互配置ドライバ
116 変成器
118 ドライバコンポーネント
120 ドライバコンポーネント
122 2−2レベル傾斜ドライバ
124 切替用半導体

Claims (10)

  1. スキャンボリューム(18)の周りに円筒状に配置させた傾斜コイル(26、28、30)と、
    前記傾斜コイル(26、28、30)に変成器を介して結合させ、互いに並列に結合し、その各々が傾斜コイル(26、28、30)により利用される電流の最大振幅未満の振幅を伝達するように構成された2つ以上の交互配置傾斜ドライバ(102、104、112、114)と、
    を備え
    前記2つ以上の傾斜ドライバ(102、104、112、114)の各々は、
    互いに直列に接続された少なくとも2つのレベルのドライバコンポーネントであって、前記少なくとも2つのレベルのドライバコンポーネントの各々が、電圧源を有している、前記少なくとも2つのレベルのドライバコンポーネントと、
    前記変成器に結合された端子と、
    を含み、
    前記2つ以上の傾斜ドライバ(102、104、112、114)の間の並列結合は、各傾斜ドライバ(102、104、112、114)のそれぞれの前記2つ以上の傾斜ドライバ(102、104、112、114)が、前記2つ以上の傾斜ドライバ(102、104、112、114)の他の全ての前記2つ以上の傾斜ドライバ(102、104、112、114)の前記少なくとも2つのレベルのドライバコンポーネントのそれぞれと並列に結合されるようになっている、
    磁気共鳴撮像(MRI)システム(10)。
  2. スキャンボリューム(18)の周りに円筒状に配置させた傾斜コイル(26、28、30)と、
    前記傾斜コイル(26、28、30)に結合させた、その各々が傾斜コイル(26、28、30)により利用される電流の最大振幅未満の振幅を伝達するように構成された2つ以上の交互配置傾斜ドライバ(102、104、112、114)と、
    を備え、
    傾斜コイル(26、28、30)により利用される電流を提供するのに前記2つ以上の交互配置傾斜ドライバ(102、104、112、114)の1つのみで十分な場合に、該2つ以上の交互配置傾斜ドライバ(102、104、112、114)の1つだけが動作状態となっている、磁気共鳴撮像(MRI)システム(10)。
  3. 傾斜コイル(26、28、30)により利用される電流を提供するのに前記2つ以上の交互配置傾斜ドライバ(102、104、112、114)の1つのみでは不十分な場合に、該2つ以上の交互配置傾斜ドライバ(102、104、112、114)のうちの複数個が動作状態となっている、請求項に記載のMRIシステム(10)。
  4. スキャンボリューム(18)の周りに円筒状に配置させた傾斜コイル(26、28、30)と、
    前記傾斜コイル(26、28、30)に結合させた、その各々が傾斜コイル(26、28、30)により利用される電流の最大振幅未満の振幅を伝達するように構成された2つ以上の交互配置傾斜ドライバ(102、104、112、114)と、
    を備え、
    前記2つ以上の交互配置傾斜ドライバ(102、104、112、114)の動作を制御することが可能な制御回路(36、40)を備え
    前記制御回路(36、40)は前記2つ以上の交互配置傾斜ドライバ(102、104、112、114)の動作を交替させるように構成されている、
    磁気共鳴撮像(MRI)システム(10)。
  5. 前記2つ以上の傾斜ドライバ(102、104、112、114)の各々は最大振幅の概ね半分を伝達するように構成されている、請求項1乃至4のいずれかに記載のMRIシステム(10)。
  6. 前記2つ以上の交互配置傾斜ドライバ(102、104、112、114)の各々は複数の切替用半導体(124)を備える、請求項1乃至5のいずれかに記載のMRIシステム(10)。
  7. 前記切替用半導体(124)は絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)を備える、請求項6に記載のMRIシステム(10)。
  8. 前記2つ以上の交互配置傾斜ドライバ(102、104、112、114)の動作を制御することが可能な制御回路(36、40)を備え
    前記制御回路(36、40)は前記2つ以上の交互配置傾斜ドライバ(102、104、112、114)の動作を交替させるように構成されている、
    請求項1乃至3のいずれかに記載のMRIシステム(10)。
  9. 前記2つ以上の交互配置傾斜ドライバ(102、104、112、114)は、該2つ以上の交互配置傾斜ドライバ(102、104、112、114)間での適正な電流共有を保証するように構成させた変成器(106、116)を介して互いに結合されている、請求項1乃至8のいずれかに記載のMRIシステム(10)。
  10. スキャンボリューム(18)の周りに円筒状に配置させた傾斜コイル(26、28、30)と、
    前記傾斜コイル(26、28、30)に変成器を介して結合させ、互いに並列に結合し、前記傾斜コイル(26、28、30)に結合され、前記前記傾斜コイル(26、28、30)にパルスシーケンスを伝達するように構成さた傾斜ドライバ(102、104、112、114)と、
    前記傾斜ドライバ(102、104、112、114)に結合した制御回路と、
    を備え、
    前記傾斜ドライバ(102、104、112、114)は、
    第1及び第2の対応する電圧源と、第1及び第2の対応する複数のスイッチとを含む第1の交互配置ドライバコンポーネントと、
    第3及び第4の対応する電圧源と、第3及び第4の対応する複数のスイッチとを含む第2の交互配置ドライバコンポーネントであって、前記第1及び第2の交互配置ドライバコンポーネントの対応する端子と結合した変成器を介して、前記第1の交互配置ドライバコンポーネントと並列に結合された前記第2の交互配置ドライバコンポーネントと、
    を含み、
    前記制御回路は、前記第1及び第2の交互配置ドライバコンポーネントの動作を制御する、
    磁気共鳴撮像(MRI)システム(10)。
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