JP4172939B2 - Rfシールドの方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、全般的には、医学的診断用途で使用されるような磁気共鳴イメージング・システムの分野に関する。さらに詳細には、本発明は、磁気共鳴イメージング・システム内の傾斜コイルを検査中に発生させる無線周波数磁場から遮蔽するための技法に関する。
【0002】
【発明の背景】
磁気共鳴イメージング(MRI)システムは医学的診断分野において広く普及している。過去20年にわたって、MRI検査に関する改良技法が開発され、今では比較的短時間で極めて高品質の画像を作成することができるようになった。その結果放射線医は、その分解能を特定の診断用途に適合させるように様々な程度に変えた診断画像を利用できる。
【0003】
一般に、MRI検査は、主磁場、無線周波数(RF)磁場及び時間変動する傾斜磁場の間での被検体内の核スピンに対する相互作用に基づいている。水分子内の水素原子核など原子核の特定の構成要素は、外部磁場に応答して特徴的な挙動を示す。こうした原子核構成要素のスピンの歳差運動は、これらの磁場の操作により影響を受け、RF信号を得ることができ、これを検出し処理してさらに有用な画像の作成に使用することができる。
【0004】
MRIシステムで画像の作成に使用する磁場には、主マグネットが生成させる極めて均一な静磁場が含まれる。一連の傾斜磁場は、被検体の周りに配置した3つの傾斜コイルからなるコイルの組により生成される。これらの傾斜磁場はボリューム要素(すなわち、ボクセル)の位置を3次元でエンコードしている。RF磁場を発生させるためには無線周波数コイルを利用している。このRF磁場はスピン系を平衡方向から擾乱させ、このためスピンはその平衡磁化の軸の周りで歳差運動することになる。この歳差運動の間に、スピンにより無線周波数磁場が放出され、この磁場が同じ送信用RFコイルによるか、または別の受信専用コイルによるかのいずれかにより検出される。これらの信号は、増幅、フィルタ処理、並びにディジタル化を受ける。次いで、このディジタル化された信号は、有用な画像を作成することが可能な幾つかの再構成アルゴリズムのうちの1つを用いて処理される。
【0005】
様々な用途に合わせてMR画像を収集するために具体的に多くの技法が開発されている。これらの技法間での主要な違いの1つは、スピン系を操作して異なる画像コントラスト、信号対雑音比及び分解能を得るために傾斜磁場パルス及びRFパルスをどのように使用するかに関するものである。こうした技法は、そのパルスをパルス同士の時間的関係に沿って表した図である「パルスシーケンス」として図示される。近年、大量の生データの極めて高速な収集を可能とするようなパルスシーケンスが開発された。こうしたパルスシーケンスでは、検査を実施するのに要する時間が大幅に短縮される。時間を短縮させることは、高分解能の画像を収集するため、並びに体動の影響を抑制したり、検査中の患者の不快感を軽減させるために特に重要である。
【0006】
磁場の相互作用はMRIシステムで収集したデータのエンコードにおいて重要であるが、ある種の磁場相互作用は望ましくなく、あるいは画像データの劣化に至ることもある。例えば、検査シーケンス中に適当なパルスをRFコイルに印加した場合、RFコイルからのRFエネルギーは、その内部に損失を及ぼすようなうず電流が誘導されることによりエネルギーを消費するような傾斜コイル構造体を貫通することができる。さらに、RFコイルの高い効率を維持するためには、典型的には、RFコイルと傾斜コイルの組の間にRFシールドを配置し、RF磁場が傾斜コイルのすべてに入り込むのを防止、または低下させている。RFシールドは、RFシールドを傾斜磁場に対して実質的に透明とさせながら傾斜磁場の切り換えにより発生するうず電流を最小とするように設計される。同時に、これらのRF周波数は、シールド内での特性うず電流消失速度と比べてかなり高くし、これによりこのシールドにRF磁場に対する貫通阻止バリアの役割を果たさせる。
【0007】
RFシールドは(特に全身用RF送信コイルの場合)傾斜コイル導体の近くにあるため、RFコイルの全体的な出力効率及び信号対雑音比にかなりの影響を及ぼすことがある。一般に、RFシールドはRFコイルからできる限り離して配置することが望ましい。出力効率が低下すると、RFコイルに対して供給が必要となる出力の量が増加することがあり、この場合、所望の大きさのRF磁場を得るためにより大容量の出力増幅器を使用することになる。さらに、RFコイル導体に対してもより大きな電流が必要となることがあり、これにより患者ボア内が受容不可能な程に高いレベルのエネルギーとなる可能性がある。さらに、シールドとの実効的な結合によりRFコイルの直列抵抗が増加し、かつインダクタンスが減少する。これらの影響が複合して、品質係数(当技術分野では「Q」と呼ばれることもある)が低くなり、この結果、信号対雑音比が低下することがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、MRIシステムにおいてRF磁場を遮蔽するための改良した技法が必要である。目下のところ、RFコイルの出力効率と信号対雑音比の両者を向上させ、周知のシステムに対するこれらに関する欠点に対処するような直接的な方式で利用できる技法が特に必要である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、こうした必要性に応じて設計されている無線周波数の遮蔽技法を提供する。本技法は広範なシステムで利用することができるが、医学的診断用途で使用するような磁気共鳴イメージング・システムに特に適合する。本技法はさらに、全身スキャナ、開放式スキャナ、ある磁場定格範囲をもつスキャナを含め適当な任意のMRIスキャナ設計で利用することができる。本技法は、適合する場合には、既存のスキャナに対する後付けに使用することや、特に傾斜コイル構造体の構成に関して、新たな設計に統合させることができる。
【0010】
本技法は傾斜コイルとRFシールドに関する新規の配置を利用している。実施の一形態では、RFシールドを傾斜コイル同士の間に配置させ、修正ソレノイド型コイル(通常は、Z軸傾斜コイル)をシールド内、すなわちシールドとRF送信コイルの間に配置させるようにしている。MRIで典型的に使用されるようなRFコイルの様式ではZ軸方向の正味の磁束がほとんどないか全くないため、RFコイルとZ軸傾斜コイルの間の結合は最小となる。したがって、Z軸傾斜コイルがシールド表面の内側に存在することによってRFシールドは周知の設計と比較して送信コイルから大幅に遠くに移動させることが可能であるため、無線周波数磁場の乱れは極めてわずかとなる。本技法によりノイズの大幅な低下及び効率の上昇がもたらされ、これにより、従来のシステムの場合と比べより小型のRF増幅器を使用することや、所望のRF磁場強度を得るためRF送信コイルに導入する出力を少なくすることが可能となることが証明されている。
【0011】
【発明の実施の形態】
ここで図面に移り、先ず図1を参照すると、スキャナ12、スキャナ制御回路14及びシステム制御回路16を含むような磁気共鳴イメージング(MRI)システム10を図示している。MRIシステム10は適当な任意のMRIスキャナまたは検出器を含むことができるが、図示した実施形態では、本システムは、患者ボア18を備える全身スキャナを含んでおり、このボア内でスキャンの間に患者22を所望の位置に配置させるように寝台20を位置決めすることができる。スキャナ12は、0.5テスラ定格から1.5テスラ定格まで並びにこれを超えるような範囲にあるスキャナを含め適当な任意のタイプの定格とすることがある。
【0012】
スキャナ12は、制御された磁場を発生させ、無線周波数励起パルスを生成し、かつ患者内の磁気回転材料からのこうしたパルスに応答した放出を検出するために一連の付属コイルを含んでいる。図1では、主マグネット・コイル24は患者ボア18と概して整列した主磁場を発生させるように設けている。一連の傾斜コイル26、28及び30は、検査シーケンスの間に以下でより完全に説明するような制御された傾斜磁場を発生させるためにコイル・アセンブリ内でグループ分けされている。磁気回転材料を励起するための無線周波数パルスを発生させるためには無線周波数コイル32を設けている。図1に示す実施形態では、コイル32は受信コイルの役割も果たしている。したがって、RFコイル32は、パッシブ・モードやアクティブ・モードにおいて、磁気回転材料からの放出を受信するため並びに無線周波数励起パルスを印加するために、それぞれ駆動用及び受信用回路と結合させることがある。別法として、RFコイル32から分離しているような受信コイルの様々な構成を提供することができる。こうしたコイルは、頭部コイル・アセンブリなど、目的の解剖部位に特に適合した構造を含む。さらに、受信コイルは、フェーズドアレイ・コイルその他を含め適当な任意の物理的構成で設けることができる。以下でより完全に説明するが、本技法は、傾斜コイル間に無線周波数シールド90(例えば、図4参照)を配置させて、動作時にその磁場により影響を及ぼすような傾斜コイルからRF磁場を遮蔽することを含む。
【0013】
本構成の1つでは、傾斜コイル26、28及び30は、イメージング・システム10内でのそれぞれの機能に適合するような異なる物理的構成を有している。当業者であれば理解するであろうように、これらのコイルは、導電性のワイヤ、バーまたはプレートから構成されており、これらは、以下に説明するような制御パルスが印加されると傾斜磁場を発生させるコイル構造を形成するように巻き付けたり、切断したりしている。傾斜コイル・アセンブリ内でのこれらのコイルの配置は幾種類かの順序で実行することができるが、本実施形態では、最も内側にZ軸コイルを配置し、RF磁場に比較的影響を与えない概してソレノイド様の構造を形成させている。したがって、図示した実施形態では、傾斜コイル30はZ軸ソレノイド・コイルであり、一方コイル26及び28はそれぞれY軸コイル及びX軸コイルである。
【0014】
スキャナ12のコイルは、所望の磁場及びパルスを生成すると共に磁気回転材料からの信号を制御された方式で読み取るように外部回路により制御している。当業者であれば理解するであろうように、典型的には患者の組織内にある材料に主磁場が加えられると、組織内の常磁性の原子核の個々の磁気モーメントはこの主磁場と部分的に整列する。正味の磁気モーメントは偏向磁場の方向に生成されるが、垂直な面内でランダムな向きをもつモーメントの成分は全体として互いに相殺される。検査シーケンスの間に、関心対象材料のラーモア周波数またはその近傍の周波数でRF周波数パルスを発生させ、これにより、正味の横方向磁気モーメントを生成するような全体として整列したモーメントの回転が起こる。この横方向磁気モーメントは主磁場方向の周りで歳差運動し、スキャナにより検出され処理されて所望の画像に再構成させるためのRF信号が放出される。
【0015】
傾斜コイル26、28及び30は、典型的には正極性と負極性とをもつようにその強度を事前定義の撮影域全体にわたって変化させているような、精度よく制御された磁場を発生させる役割を果たしている。各コイルを周知の電流により付勢させると、得られた磁場傾斜は主磁場に重ね合わされ、磁場強度のZ軸成分の撮影域全体にわたる望ましくは直線的な変動を生成させる。この磁場は1つの方向では直線的に変化するが、他の2方向では均一である。これら3つのコイルは、その変化方向に対して互いに直交した軸を有しており、これにより、3つの傾斜コイルを適当に組み合わせて任意の方向をもつ直線的な磁場傾斜を印加することができる。
【0016】
このパルス状の傾斜磁場によりイメージング処理に欠かせない様々な機能が実行される。これらの機能のうちの幾つかとしては、スライス選択、周波数エンコード及び位相エンコードがある。これらの機能は元の座標系に関するX軸、Y軸及びZ軸に沿うか、あるいは個々の磁場コイルに印加されるパルス状電流の組み合わせにより決定される別の軸に沿って印加することができる。
【0017】
スライス選択傾斜により画像化しようとする患者の組織または解剖構造に対するある厚みが決定される。スライス選択傾斜磁場は、周波数選択RFパルスと同時に印加し、所望のスライス内で同じ周波数で歳差運動するような既知のボリュームをもつスピンを励起させている。このスライス厚はRFパルスの帯域幅及び撮影域全体にわたる傾斜強度により決定される。
【0018】
周波数エンコード傾斜は読み出し傾斜としても知られており、通常はスライス選択傾斜と直角の方向に印加する。一般に、周波数エンコード傾斜はRF励起から得られるMRエコー信号の形成前及び形成中に印加する。磁気回転材料のスピンは、この傾斜の影響下において傾斜磁場に沿った空間的位置に従った周波数エンコードを受ける。収集した信号は、フーリエ変換によって解析し、選択したスライス内での位置が周波数エンコードにより特定される。
【0019】
最後に、位相エンコード傾斜は一般に、読み出し傾斜の前でスライス選択傾斜の後に印加される。磁気回転材料内のスピンの位相エンコード方向での位置特定は、データ収集シーケンス中に順次印加させる傾斜振幅を若干異なるようにして用いることにより、その材料の歳差運動している陽子の位相に順次差違を導入することにより実現される。この位相エンコード傾斜により、位相エンコード方向での位置に従って材料のスピン間に位相差を生成することができる。
【0020】
当業者であれば理解するであろうように、上述の例示的な傾斜磁場パルス機能、並びに本明細書に明示的には記載していないその他の傾斜磁場パルス機能を利用しているパルスシーケンスのためには、多種多様な方式を考案することができる。さらに、このパルスシーケンスにおいて、選択したスライスと周波数及び位相エンコードとの両方を適当な方向に向けて、所望の材料を励起させ生じたMR信号を収集して処理するように適合させることができる。
【0021】
スキャナ12のコイルは、所望の磁場及び無線周波数パルスを生成させるようにスキャナ制御回路14により制御される。したがって図1では、制御回路14は、検査中に利用するパルスシーケンスに指令するため、並びに受信した信号を処理するための制御回路36を含んでいる。制御回路36は、汎用または特定用途向けのコンピュータからなるCPUやディジタル信号プロセッサなど、適当な任意のプログラム可能な論理デバイスを含むことがある。制御回路36はさらに、スキャナにより実施する検査シーケンスの間に使用される物理的及び論理的な軸構成パラメータ、検査パルスシーケンス記述、収集した画像データ、プログラミング・ルーチンその他を記憶するために、揮発性や不揮発性の記憶デバイスなどのメモリ回路38を含んでいる。
【0022】
制御回路36とスキャナ12のコイルの間のインタフェースは、増幅/制御回路40並びに送受信用インタフェース回路42により管理されている。回路40は、制御回路36からの制御信号に応答して駆動電流を磁場コイルに供給するための各傾斜磁場コイル用の増幅器を含んでいる。インタフェース回路42は、RFコイル32を駆動するためにさらに別の増幅回路を含んでいる。さらに、RFコイルが無線周波数励起パルスを放出すると共にMR信号を受信するような役割を果たしている場合では、回路42は、典型的には、アクティブ・モード(すなわち、送信モード)とパッシブ・モード(すなわち、受信モード)との間でRFコイルをトグル切り換えするための切換デバイスを含むことになる。図1において全体を参照番号34で表している電源は、主マグネット24を付勢させるために設けられる。最後に、回路14は、構成及び画像データをシステム制御回路16とやり取りするためのインタフェース要素44を含んでいる。ここでは超伝導主マグネット・アセンブリを利用している水平円筒状ボアのイメージング・システムに関連して説明してきたが、本技法は、超伝導マグネット、永久磁石、電磁石、あるいはこれらの手段の組み合わせが生成する垂直磁場を利用するスキャナなど、その他様々な構成にも適用することができることに留意すべきである。
【0023】
システム制御回路16は、オペレータまたは放射線医とスキャナ12との間でのスキャナ制御回路14を介したインタフェースを容易にするための広範なデバイスを含むことがある。例えば図示した実施形態では、オペレータ・コントローラ46は、汎用または特定用途向けのコンピュータを利用しているコンピュータ・ワークステーションの形態で設けている。このワークステーションはまた、典型的には、検査パルスシーケンス記述、検査プロトコル、ユーザ・データ及び患者データ、画像データ(生データ及び処理済みデータ)、その他を記憶するためのメモリ回路を含んでいる。このワークステーションはさらに、ローカルデバイスやリモートデバイスとの間でデータの受信及びやり取りをするため様々なインタフェース及び周辺ドライバを含むことがある。図示した実施形態では、こうしたデバイスは、従来のコンピュータ・キーボード50やマウス52などの代替的な入力デバイスを含む。プリンタ54は、収集したデータから再構成したドキュメントや画像のハードコピー出力を作成するために設けている。コンピュータ・モニタ48は、オペレータ・インタフェースを容易にするために設けている。さらに、システム10は図1において全体を参照番号56で表している様々なローカルやリモートによる画像アクセス・デバイスや検査制御装置を含むことがある。こうしたデバイスは医用画像管理システム(PACS)、遠隔放射線システム(teleradiology system)、その他を含むことがある。
【0024】
一般に、MRIシステムで実施されるパルスシーケンスは、制御回路14内に記憶してある機能的及び物理的構成の組とパラメータ設定との両者により規定される。図2は、制御回路36の機能的要素とメモリ回路38で記憶している構成の要素の間の関係を図示したものである。機能的要素によりパルスシーケンスの連携が容易になり、システムの機能的並びに物理的な軸に対する事前に設けた設定値に対応することができる。一括して参照番号58で表している軸制御モジュールは一般に、典型的には制御回路36により実行されるソフトウェア・ルーチンを介して実施されるような機能/物理変換モジュール60を含んでいる。詳細には、この変換モジュールは、特定のパルスシーケンスを規定している制御ルーチンを通じて事前に設けたイメージング・プロトコルに従って実施される。
【0025】
起動を受けると、変換モジュールを規定しているコードは機能の組62及び物理的構成の組64を参照する。機能構成の組には、上述の様々な論理軸に関するパルス振幅、開始時間、時間遅延などのパラメータを含むことがある。一方、物理的構成の組には、典型的には、最大及び最小許容電流、切り換え回数、増幅、スケール変換その他を含めスキャナ自体の物理的制約に関するパラメータが含まれる。変換モジュール60は、これらの構成の組で規定された制約に従ってスキャナ12のコイルを駆動するためのパルスシーケンスを発生させる役割を果たしている。変換モジュールはまた、スライスを適正に方向付け(例えば、回転)すると共に画像の物理軸の所望の回転または方向変更に従って磁気回転材料をエンコードするように各物理軸に対して適合したパルスを規定する役割も果たすことになる。
【0026】
一例として、図3は、図1に示すようなシステム上で実施することができ、かつ図2に示すような構成及び変換の要素を起動させている典型的なパルスシーケンスを図示している。その検査の種類に応じて様々な多くのパルスシーケンス定義が可能であるが、図3の例では、定常状態モード(GRASS)のパルスシーケンスでの傾斜型収集は、互いに適当なタイミング調整とした一連のパルス及び傾斜により規定されている。全体を参照番号66で示しているこのパルスシーケンスは、したがって、スライス選択軸68、周波数エンコード軸70、位相エンコード軸72、RF軸74及びデータ収集軸76上の各パルスにより規定される。一般に、パルスシーケンス記述は、参照番号78で表すようにスライス選択軸68上の一対の傾斜磁場パルスで開始される。これらの傾斜磁場パルスの第1のパルスの間に、被検体内の磁気回転材料を励起させるようなRFパルス80が生成される。次いで、位相エンコード・パルス82が生成され、続いて周波数エンコード傾斜84が生成される。データ収集ウィンドウ86により位相及び周波数エンコードを受けた励起パルスから得られる信号を検知することができる。パルスシーケンス記述は、スライス選択軸、周波数エンコード軸及び位相エンコード軸上のさらに別の傾斜磁場パルスにより終了する。
【0027】
上述した例示的シーケンスなどの検査シーケンスの間に、RFコイルと傾斜コイルの間のRF結合などの電磁相互作用がシステムの動作に悪影響を与えることがある。例えば、傾斜コイル(特に、X軸及びY軸のコイル)があるためにRFコイルの直列抵抗が増加し、誘導性及び容量性結合によってその周波数が変化することがある。さらに、RFコイルの効率及び信号対雑音比が損なわれることがある。こうした相互作用はまた、傾斜コイルを構成している損失性材料に貫通させたままにするとRF磁場に大きな影響を及ぼすことがある。詳細には、X軸コイル26及びY軸コイル28は、RF磁場が傾斜コイルのこれらの領域に貫通したままである場合、RF磁場と強い相互作用を起こすことが知られている。これにより、RFコイルに望ましくないRF損失及び性能(効率及びQ値(共通性能基準))の低下が生じる。従来から知られたシステムでは、傾斜コイルの組の全体とRFコイルの間の内側位置にRFシールドを配置させ、傾斜コイルがRF磁場と相互作用しないように遮蔽している。本技法によれば、RFシールドは、図4に示すように傾斜コイル・アセンブリ内の中間位置に配置している。
【0028】
図4を参照すると、コイル・アセンブリ88は、上述した内側傾斜コイル26、28及び30と、最内側の傾斜コイル30とその次で隣接する傾斜コイル28の間に配置したRFシールド90と、を含んでいる。本実施形態では、最内側の傾斜コイル30は、Z軸コイルなど修正ソレノイド型のコイルである。当業者であれば理解するであろうように、実際上Z軸コイルは、概してソレノイド様配置としピッチを漸進的に変化させるようにした直列巻きの一連のループを含んでいる。さらに、この巻き線の方向は、横方向XY平面を基準として対称な鏡像構造を形成するように、中央位置において逆転させている。RFシールド90は、銅などの導体材料からなる1枚または複数枚の薄肉シートなど、適当な任意の形態のシールドとすることがある。代替的形態のRFシールドを特定のスキャナ構造に適合させることもできる。こうしたスキャナ構造の例としては円筒構造や、開放型MRIシステムで使用される構造などの平面構造が含まれる。しかし、これらの各場合において、そのRFシールドは傾斜コイル内に配置させ、ソレノイド型コイルまたはZ軸コイルに対する横方向RF磁場の影響が比較的軽微となるようにすると共に、RFコイル32から好都合に遠ざけた距離にシールドを位置決めすることができる。
【0029】
上で指摘したように、本技法によれば、上述した位置に適当な任意の形態のRFシールドを設けることができる。例えば、このシールドは、少なくとも図示した円筒状配置において、RF周波数では貫通不可能な中実のシリンダのように実現されると効果的である。しかし、このシールドはシールドを傾斜磁場に対して透明とさせるような開口または間隙を含むことがある。これらの開口または間隙は一般に、RF磁場に対する遮蔽効果ができるだけ十分に保全されるように設計する。このシールドはまた、その層間にキャパシタンスをもつ材料からなる複数の層を含み、動作時に利用するRF周波数においてシールドが中実のシールドのような役割を果たすようにすることがある。別の実現形態では、そのメッシュの大きさ及び厚さをRF周波数においてシールドが傾斜磁場を反射しているが傾斜磁場に対しては透明であるように選択した単一層の銅メッシュによりそのシールドを形成させることがある。
【0030】
図4に示す本実施形態では、内側傾斜コイルの先には外側の傾斜コイルを設けている。図4で参照番号92、94及び96で表しているこれらの外側傾斜コイルは、傾斜コイル構造体の残りの部分を形成している。外側傾斜コイルの役割は患者イメージング・ボリュームの外側の領域における傾斜磁場をできる限り打ち消し、クライオスタット構造の構成要素やマグネット構造の他の金属部分との相互作用を最小限とすることにある。当業者であれば理解するであろうように、コイル構造体の各傾斜コイルは、ガラス繊維・合成樹脂複合材製のチューブなどの支持構造体上に支持された1つまたは複数の導電性要素を含む。
【0031】
コイル・アセンブリ88内でコイル28と30の間にRFシールド90を配置することにより、RFコイル32とシールド90の間の距離98が従来から知られた構造と比べて遠くなることに留意すべきである。傾斜コイル26及び28はパルスシーケンスで利用するRF周波数では極めて損失を起こしやすいため、RFシールド90によりRF磁場のこれらのコイルに対する貫通を防止、または大幅に低下させ、これによりエネルギーの損失を回避している。図4の構造によりRFコイル32からの距離98をより大きくすることが可能となるため、所望の磁場強度を得るためにRFコイルに供給するエネルギーの量を減らすことができる。さらに、RFシールドを傾斜コイルの中間の位置に通したRFコイルから離すことにより、信号対雑音比を大幅に改善させることができることが知られている。したがって、システムを縮小サイズのRF増幅器をもつように提供することができ、従来から知られたシステムにおいてRFエネルギーが大きいことに関連する問題が回避される。
【0032】
さらに、本技法の重要な利点の1つは、傾斜コイル・アセンブリ内でのRFシールドのこの配置の恩恵により傾斜コイルの効率がかなり向上することである。詳細には、このアセンブリでは主傾斜コイルを磁場システムの長軸方向の中心線から短縮した距離100に配置することができ、このため傾斜コイルの効率が改善される。実際に、傾斜コイルの効率は主傾斜巻き線と遮蔽用傾斜巻き線の間の距離に対して極めて敏感である。したがって、短縮させた距離100により、3つのすべての傾斜コイルに対して主巻き線と遮蔽用巻き線の間の距離を大きくすることができ、これにより3つのすべての傾斜コイル・アセンブリに対して極めて大幅な改善が得られる。
【0033】
上で指摘したように、この埋め込み型RFシールド技法では、適当な任意のRFコイル、シールド及び傾斜コイル構造体を利用することができる。しかし本実施形態では、例示的な全身用コイルとして、図5に示すような鳥かご形コイル構造102を利用している。当業者であれば理解するであろうように、こうしたコイル構造は長軸方向の導体104及び導電性の端部リング106を含んでいる。導体に印加されるパルスは、RFコイルを具体的な様式で励起させるように、64MHzなど所望の周波数で駆動される。
【0034】
全体を上で説明したような修正巻き線ソレノイド・コイルとして形成させている例示的なZ軸コイルを図6に図示しており、このソレノイド導体の漸進型の巻き付けでは横方向中心面の両面の周りに長さ方向で距離(すなわち、ピッチ)を変化させるように間隔を取っている。さらに、巻き線方向は横方向中心面の両側で反対にしている。したがって、コイル30は、円筒状の支持構造体110上に支持された銅製のワイヤ、ロッドまたはバーなどの巻き線導体108を含んでいる。好ましい実施形態では、この形態のZ軸コイル30では、コイル同士が生成する磁場の方向が直角となるためRFコイルが発生させるRF磁場からの本質的な分離が可能となる。
【0035】
本発明は様々な修正形態や代替形態とする余地があるが、具体的な実施形態を、一例として、図面に示すと共に本明細書で詳細に記載してきた。しかし、本発明を、開示した特定の形態に限定しようとする意図ではないことを理解されたい。むしろ、本発明は、添付の特許請求の範囲で規定した本発明の精神及び範囲に属するすべての修正形態、等価形態、代替形態に及ぶものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本遮蔽技法のある態様を実現している、医用診断イメージングで使用するためのMRIシステムの図である。
【図2】図1に示すタイプのシステムに対するコントローラ内の例示的なパルスシーケンス記述モジュールの機能的要素のブロック図である。
【図3】図1のシステムで実施可能なMRI検査に対する例示的なパルスシーケンス記述のグラフである。
【図4】本技法の態様に従った、傾斜コイル及び傾斜コイル間のRFシールドのレイアウト図である。
【図5】図4で示す配置で使用することがあるような例示的な全身用RFコイルの図である。
【図6】図4で示すような全身用コイル構造で使用することができる例示的なZ軸傾斜コイルの図である。
【符号の説明】
12 スキャナ
10 磁気共鳴イメージング(MRI)システム
14 スキャナ制御回路
16 システム制御回路
18 患者ボア
20 寝台
22 患者
24 主マグネット・コイル
26 傾斜コイル
28 傾斜コイル
30 傾斜コイル、最内側の傾斜コイル
32 RFコイル、無線周波数コイル
34 電源
36 制御回路
38 メモリ回路
40 増幅/制御回路
42 送受信用インタフェース回路
44 インタフェース要素
46 オペレータ・コントローラ
48 コンピュータ・モニタ
50 キーボード
52 マウス
54 プリンタ
56 画像アクセス・デバイス、検査制御装置
58 軸制御モジュール
60 機能/物理変換モジュール
62 機能的構成の組
64 物理的構成の組
66 パルスシーケンス
68 スライス選択軸
70 周波数エンコード軸
72 位相エンコード軸
74 RF軸
76 データ収集軸
78 傾斜磁場パルス
80 RFパルス
82 位相エンコード・パルス
84 周波数エンコード傾斜
86 データ収集ウィンドウ
90 無線周波数シールド
92 外側傾斜コイル
94 外側傾斜コイル
96 外側傾斜コイル
98 RFコイルからの距離
100 短縮させた距離
102 鳥かご形コイル構造
104 長軸方向の導体
106 導電性の端部リング
108 巻き線導体
110 円筒状の支持構造体

Claims (7)

  1. 患者支持体(20)と、
    主磁場を生成させるために患者支持体を少なくとも部分的に囲繞している主マグネット(24)と、
    第1の傾斜磁場を生成させるために主マグネットと患者支持体の間に配置した第1の傾斜コイル(26)と、
    第2の傾斜磁場を生成させるために第1の傾斜コイルと患者支持体の間に配置した第2の傾斜コイル(28)と、
    第3の傾斜磁場を生成させるために第2の傾斜コイルと患者支持体の間に配置した第3の傾斜コイル(30)と、
    第3の傾斜コイルと患者支持体の間に配置した無線周波数コイル(32)と、
    無線周波数コイルからの無線周波数の放出を遮蔽するために第2と第3の傾斜コイルの間に配置した無線周波数シールド(90)と、
    を備え、
    前記第3の傾斜コイル(30)が生成する磁場の方向が無線周波数磁場と直角となるため、その磁場が動作時に無線周波数磁場から分離されているZ軸傾斜コイルであり、
    前記主マグネット(24)、前記傾斜コイル(26、28、30)及び前記無線周波数シールド(90)が円筒状であり、
    前記第1及び第2の傾斜コイル(26、28)がX軸傾斜コイルとY軸傾斜コイルである、磁気共鳴イメージング・スキャナ。
  2. 前記第3の傾斜コイル(30)が修正ソレノイドとして巻き付けられており
    前記傾斜コイル(26、28、30)と前記無線周波数シールド(90)が一体型コイル・アセンブリとして組み立てられている、請求項1に記載のスキャナ。
  3. 被検体内の磁気回転材料を励起するための被制御パルスシーケンスを生成するように構成されているシステム・コントローラ(16)と、
    パルスシーケンスを一組のコイルに印加するため並びに検査中に収集した信号を受信するために前記コントローラと結合させたインタフェース回路(14)と、
    主磁場を生成させるための主マグネット(24)と、
    前記主マグネット(24)内側に配置され、パルスシーケンスに応答して傾斜磁場を発生させるために、主磁場内にあると共に前記インタフェース回路と結合させた、共軸に重ね合わせた3つのコイル・アセンブリを含む第1乃至第3の傾斜コイル(28、30、32)と、
    前記第3の傾斜コイル(30)が生成する磁場と直角の方向となるため、前記第3の傾斜コイル(30)の磁場が動作時に無線周波数磁場から分離されている無線周波数磁場を生成させるために前記インタフェース回路と結合させた無線周波数コイル(32)と、
    前記第1及び第2の傾斜コイル(26、28)を無線周波数磁場から遮蔽するように前記第1及び第2の傾斜コイル(26、28)と前記第3の傾斜コイル(30)の中間に配置した無線周波数シールド(90)と、
    を備え、
    前記主マグネット(24)、前記傾斜コイル(26、28、30)及び前記無線周波数シールド(90)が円筒状であり、
    前記第1及び第2の傾斜コイル(26、28)がX軸傾斜コイル及び、Y軸傾斜コイルであり、
    前記第3の傾斜コイル(30)がZ軸傾斜コイルである、
    磁気共鳴イメージング・システム。
  4. 主磁場を生成させる主マグネット(24)と、
    前記主マグネット(24)と共軸であり前記主マグネット(24)の内側に配置したX軸及びY軸傾斜コイル(26、28)と、
    前記X軸及びY軸傾斜コイルと共軸であり前記X軸及びY軸傾斜コイルの内側に配置したZ軸傾斜コイル(30)と、
    X軸及びY軸傾斜コイルとZ軸傾斜コイルとの間に配置したRFシールド(90)と、
    前記Z軸傾斜コイル(30)内に配置され、無線周波数磁場を生成する無線周波数コイル(32)とを備え、
    前記Z軸傾斜コイル(30)が生成する磁場の方向が無線周波数磁場と直角となるため、その磁場が動作時に無線周波数磁場から分離されており、
    前記主マグネット(24)、前記傾斜コイル(28、30、32)と前記無線周波数シールド(90)が患者支持体(20)を囲繞する共軸性の円筒構造を形成している、
    磁気共鳴イメージング・システム用の傾斜コイル・アセンブリ。
  5. 前記傾斜コイル(26、28、30)の各々が円筒状の支持体(110)上に支持されていると共に、前記傾斜コイルと前記RFシールド(90)が一体構造になるように組み立てられ
    前記Z軸コイル(30)が、ピッチを漸進的に変化させるようにした直列巻きのソレノイド巻き線(108)を含んでおり、該巻き線の方向は、横方向XY平面を基準として対称な鏡像構造を形成するように、中央位置において逆転している請求項に記載の傾斜コイル・アセンブリ。
  6. 前記RFシールド(90)が金属製のアセンブリまたはメッシュ(102)からなる層を含む、請求項5に記載の傾斜コイル・アセンブリ。
  7. 主磁場を生成させる主マグネット(24)を備える磁気共鳴イメージング・システム内のRF磁場を遮蔽するための方法であって、
    X軸及びY軸傾斜コイル(26、28)を前記主マグネット(24)内に配置される傾斜コイル・アセンブリ内で互いに隣接させて配置するステップと、
    前記X軸及びY軸傾斜コイルに隣接してRFシールド(90)を配置するステップと、
    前記RFシールドに隣接してZ軸傾斜コイル(30)を配置するステップと、
    前記Z軸傾斜コイル(30)に隣接して、前記Z軸傾斜コイル(30)が生成する磁場と直角の方向の無線周波数磁場を生成する無線周波数コイル(32)であって、前記Z軸傾斜コイル(30)の磁場が動作時に無線周波数磁場から分離される無線周波数コイル(32)を配置するステップと、
    を含み、
    前記主マグネット(24)、前記傾斜コイル(26、28、30)及び前記無線周波数シールド(90)が円筒状である、
    方法。
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