JP5808870B2 - 同一無線周波数搬送波上で同時に送受信するための技法 - Google Patents

同一無線周波数搬送波上で同時に送受信するための技法 Download PDF

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Description

現代の無線通信システムは、通常、ダウンリンク(DL)及びアップリンク(UL)において別々の時間資源及び/又は周波数資源を利用する。例えば、周波数分割変調(FDM)では、ダウンリンクについては、アップリンク用に使用される無線周波数(RF)搬送波の周波数範囲とは異なる(1つ以上の)周波数範囲にわたるRF搬送波を利用する。時分割2重通信(TDD)などの時分割多重化では、DL及びULは、アップリンク通信がダウンリンク通信とは異なる時間スロット又は時間フレームで実行されるよう、互いに異なる時間資源を利用する。無線通信におけるTDD又はFDMを利用する慣習のため、無線通信を実行する際に時間/周波数の容量が最大限に活用されてこなかった。
同じ周波数範囲と時間範囲において同時送受信(Tx/Rx)(STR)を実行できるようにするためには、2重通信用の現代の装置及び手順を改善することが望ましいことがある。例えば、Tx信号とRx信号が同じRF搬送波及び時間スロットを使用する場合、通常、高出力のTx信号が、エコーとしてデュプレクサを通して受信系統に漏れ込む。用語「エコー」は、送信データ信号の受信機への不要な漏れを指すために使用される。
多くの状況において、この高出力のエコーは、無線アクセス・ネットワークのセル周縁部から受信される信号など、非常に弱い可能性のある信号に深刻な干渉をもたらすことがある。アンテナ及びケーブルでのインピーダンス不整合が原因で、受信系統にエコーが生じることがある。さらに、送信信号は、空中で反射することがあり、弱い所望の受信信号に干渉する恐れのある多重エコーとして、システムに戻る可能性がある。一例として、Tx信号を46dBmで送信してもよい。通常のデュプレクサは、20〜40dBの漏れを示すことがある。したがって、デュプレクサでの漏れが40dBであると仮定しても、6dBmのエコーが生じる結果、所望の(弱い)受信信号が損なわれる可能性がある。エコーによるこうしたSTR干渉をキャンセルしないと、目的の受信信号が復号化されないことがあるが、それというのも、エコーの信号強度が目的の受信信号を圧倒するからである。
これらの考察及びその他の考察に対して、本改良が必要とされている。
アンテナと、
前記アンテナに結合された送受信部であって、
無線周波数(RF)信号を受信するように動作する受信部;及び
RF信号を送信するように動作する送信部;
を含む、送受信部と、
前記受信部及び前記送信部に結合されたRFエコー・キャンセル・モジュールであって、前記送信RF信号の遅延バージョンに基づいて、前記受信RF信号用にアナログ・エコー・キャンセル信号を生成するように動作する、RFエコー・キャンセル・モジュール、と
を備える、装置。
第1の時間間隔にわたって無線周波数(RF)信号Y(t)を受信するステップと、
前記受信されたRF信号Y(t)がベースバンド周波数領域においてベースバンド信号Z(t)にダウンコンバートされた後に、エコー・キャンセルを与えるための、第1のエコー・キャンセル信号を生成するステップと、
前記第1の時間間隔において送信されるアップコンバートされた信号x(t)を生成するステップと、
送信されるアップコンバートされた信号x(t)と前記受信されたRF信号Y(t)との間にエコー・キャンセルを与えるための、第2のエコー・キャンセル信号を生成するステップと
を含む、方法。
本発明の複数の実施形態と整合するSTR通信用のシステムを示す図である。 様々な実施形態と整合するRFエコー・キャンセル・モジュールの詳細を示す図である。 様々な実施形態によるベクトル変調器のアーキテクチャの詳細を示す図である。 様々な実施形態と整合する重み計算部の詳細を示す図である。 ダウンコンバータの一実施形態の詳細を示す図である。 アップコンバータの一実施形態の詳細を示す図である。 本発明の複数の実施形態と整合するエコー・キャンセル・システムにおける、エコー電力の結果を示す図である。 本発明の複数の実施形態と整合するエコー抑圧の結果を示す図である。 1つの例示的な論理の流れを示す図である。 別の例示的な論理の流れを示す図である。 コンピューティング・システムの一実施形態を示す図である。 コンピューティング・アーキテクチャの一実施形態を示す図である。
様々な実施形態は、双方向通信用の無線装置及び方法に関し、詳細には、有線通信を含む双方向無線通信に関する。実施形態によっては、IEEE802.11(WiFi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802−20、進化型UTRA(E−UTRA)、及び他の規格の中からの任意の後継、改訂、変形など、米国電気電子技術者協会(IEEE)が公表している1つ以上の仕様もしくは規格に規定されるような無線技術で実装してもよい。IEEE802.16m及びIEEE802.16p規格は、IEEE802.16eの進化形であり、IEEE802.16ベースのシステムとの後方互換性を実現する。UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部分である。第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)・ロング・ターム・エボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用する進化型UMTS(E−UMTS)の一部分である。LTE−advance(LTE−A)は、3GPP LTEの進化形であり、一般に、3GPP LTE release 1.0及びその後継世代を指す場合がある。
様々な実施形態では、各技法により、新規の回路及びエコー・キャンセル技法を使用することによってSTRが容易になる。STRを容易にするために、適応フィルタなどのエコー・キャンセル技法を使用することにより、デジタル・ベースバンド領域において送受信機でのSTR干渉をキャンセルすることが可能である。しかし、本発明の複数の実施形態によって実現されるように、RFアナログ領域においてSTR干渉をキャンセルして、ダウンコンバートする前に入力信号を処理する低雑音増幅器(LNA)から生じる可能性がある非線形ひずみを回避することが望ましいこともある。
図1には、アナログ・エコー・キャンセルの問題に対処する、本発明の複数の実施形態と整合するSTR通信用のシステム100が示してある。様々な実施形態において、システム100は、同じRF搬送波上、すなわち同じ周波数範囲で信号の同時送受信を実行することができる、無線送受信機の一部を形成してもよい。システム100は、RFとベースバンド両方のSTR干渉キャンセル(STR−IC)を実現することができる。
システム100は、RFエコー・キャンセル・モジュール102及びデジタル・ベースバンド・エコー・キャンセル・モジュール104を備えており、これらは、それぞれ受信機140及び送信機150に結合されている。受信機140は、アンテナ118からの入力信号を処理し、処理された信号をダウンコンバータ108に供給するように構成された低雑音増幅器(LNA)106を備える。このダウンコンバータ108は、入力信号をベースバンド領域にダウンコンバートすることができる。受信機140はまた、デジタル・ベースバンド信号を生成するための、アナログ・デジタル変換器(ADC)110を備えており、その出力は、デジタル・ベースバンド・エコー・キャンセル・モジュール104に結合されている。
送信機150は、デジタル・ベースバンド信号X(t)を受信することができるデジタル・アナログ変換器(DAC)112を備えており、この信号はまた、図に示すようにデジタル・ベースバンド・エコー・キャンセル・モジュール104に供給されてもよい。デジタル・ベースバンド・エコー・キャンセル・モジュール104は、入力デジタル・ベースバンド信号X(t)を使用して、受信したベースバンド信号Y(t)にエコー・キャンセルを加えるための信号を生成することができる。同じデジタル・ベースバンド信号X(t)を使用して、DAC112は、アップコンバータ114に供給されるアナログ信号を生成することができる。アップコンバータ114は、アナログ信号を所与のRF周波数までアップコンバートするように構成される。次いで、アップコンバートされたRF信号x(t)は、アンテナ118を介して送信するために電力増幅器(PA)116に供給されてもよく、さらに、RFエコー・キャンセル・モジュール102に供給されてもよい。
エコー・キャンセルの性能を改善するために、RFエコー・キャンセル・モジュール102は、アナログ領域でエコー・キャンセルを実行するための新規の手順を採用してもよい。図2には、例えばRFエコー・キャンセル・モジュール202など、様々な実施形態に整合するRFエコー・キャンセル・モジュールの詳細が示してある。図2の構成は、RFエコー・キャンセル・モジュール202を備えるエコー・キャンセル・システム200を含んでおり、このモジュールの動作を以下の考察で詳細に述べる。新規のベクトル変調器204、ダウンコンバータ206、及び重み計算部208が、RFエコー・キャンセル・モジュール202に含まれる。RFエコー・キャンセル・モジュール202と呼ばれているが、RFエコー・キャンセル・モジュール202が実行する動作によっては、以下に述べるように、ベースバンド領域で実行してもよいことに注意すべきである。
様々な実施形態において、エコー・キャンセル・システム200は、RFアナログ信号及びベースバンド信号を処理するための、新規の複数の手順を実行してもよい。アナログ領域信号の処理に移ると、送信される信号Txは、次式の通り表すことができる。
x(t)=x(t)cos(ωt)+x(t)sin(ωt) (1)
ここで、ωはラジアン/秒での搬送波周波数であり、x(t)は同相のベースバンド信号であり、x(t)は直交位相ベースバンド信号である。
説明を明確にするために単一エコーの場合、ならびに、未知の利得g及び遅延τを仮定すると、エコーを含む受信信号は次式の通り表すことができる。
y(t)=gx(t−τ)+r(t)+n(t) (2)
ここで、r(t)は所望の受信信号であり、n(t)は雑音である。
複数の実施形態によれば、エコーを推定し、y(t)から差し引いて、エコー・キャンセル信号z(t)を求めることができる。実施形態によっては、マルチタップ・フィルタを使用してエコー推定を実行してもよい。一実施形態では、例えば、2タップ・フィルタを使用してエコーを推定する。2タップ・フィルタには遅延τ及びτが設けられ、そこから2つの重みw及びwを使用してエコーを推定することができる。したがって、エコー・キャンセル信号z(t)は次式の通り書くことができる。
Figure 0005808870
ここで、wk,iは同相であり、wk,qは直交位相であり、
[外1]
Figure 0005808870
はx(t)のヒルベルト変換であり、ここでヒルベルト変換は次式で与えられる。
Figure 0005808870
様々な実施形態では、以下に述べるような一連の追加手順を実行することにより、複素ベースバンド信号を表すことができる。最初に、ベースバンドTx信号は、次式の通り表すことができる。
X(t)=x(t)+jx(t) (5)
さらに、エコー(Y(t))を含む受信信号は、次式の通り表すことができる。
Y(t)=gX(t−τ)ejωτ+R(t)+N(t) (6)
したがって、ベースバンド領域Z(t)でのエコー・キャンセル信号は、次式の通り表すことができる。
Figure 0005808870
ここで、W=wk,i+jwk,q、及びW=[W (8)である。
上記手法において、目標は、Z(t)の電力を最小限に抑える重みベクトルWを選択することである。ここでWは、2タップのウィーナ・フィルタを実装するための重みベクトルを表すことができる。
実施形態によっては、エコー・キャンセラ及び適応フィルタ向けに広く使用されている最小平均2乗(LMS)手法の変形形態などの最急降下法を使用して、以下の更新された式を導出することができる。
Figure 0005808870
ここで、μはステップ・サイズを表す。
以下の式を示すことができる。
Figure 0005808870
したがって、Wは以下のような更新された式で表すことができる。
W=W+μX(t)Z(t) (11)
ベースバンド・エコー・キャンセルとともにRFエコー・キャンセルを実行するための、式(1)〜(11)に概略を示した複数の手順を実施するために、エコー・キャンセル・システム200の新規なアーキテクチャのいくつかの特徴を考えることができる。以下でさらに詳細に述べるように、ベクトル変調器204は、アナログ領域でのエコー・キャンセルを入力RF領域信号に対して施すために使用される、RFアナログ信号を生成することができる。より具体的には、RFエコー・キャンセル・モジュール202のベクトル変調器204は、信号Oを出力してもよく、この信号Oは、入力受信信号y(t)と結合されて、エコー・キャンセル信号z(t)を生成する。この出力信号Oの形式は、上記の式(3)及び(4)に示したように生成してもよい。
図4について以下に説明するように、ベクトル変調器204が適切なエコー・キャンセル信号を生成するよう、重み計算部208は、ベクトル変調器204が適用する複数の重み係数又は「複数の重み付け」を提供することができる。さらに、適切な重み係数を生成するために、重み計算部208は、RFエコー・キャンセル・モジュール202内にあるダウンコンバータ206によって生成された複数のダウンコンバート信号を複数の入力として取り込んでもよく、またさらには、ダウンコンバータ210によって生成されるダウンコンバートされた複数のエコー・キャンセル信号を受信してもよい。さらに、ダウンコンバータ206によって生成されたダウンコンバート信号は、送信機150によって生成され、続いてダウンコンバータ206に入力される送信信号x(t)をフィルタリングすることによって形成されるRF領域信号から導出してもよい。
さらに図2に示すように、エコー・キャンセル・システム200は、ディレイ(Delay)220及びディレイ222を含んでもよく、その動作を以下でより詳細に説明する。要するに、様々な信号が様々な経路を通って伝搬し、エコー・キャンセル・システム200の様々な構成要素によって処理されるとき、ディレイ220及び222が信号遅延をもたらして、様々な信号間のタイミングを合わせることができる。
次に図3に移ると、様々な実施形態に従うベクトル変調器204のアーキテクチャの詳細が示してある。したがって、2タップ・フィルタの一実施形態では、ベクトル変調器204は、2つの異なる遅延τ及びτに対するTx信号の遅延出力x(t−τ)と、2つの異なる重みw及びwのそれぞれに対する、重み計算部208からの同相の重みw及び直交位相の重みwとを受信することができる。次いで、Tx信号x(t−τ)、ならびに、2つの異なる重みw及びwのそれぞれにおける同相の重みw及び直交位相の重みwは、ベクトル変調器204によって処理されて出力信号Oを生成することができる。この出力信号は、複数の成分の付加的な組合せとして表すことができる。
[外2]
Figure 0005808870
続いて、これらの成分が受信信号y(t)に加えられて、エコー・キャンセル信号z(t)を形成する。
説明を明確にするために、図2〜4において、図示された動作の詳細には、第1の遅延τによって特徴づけられる1タップに対するシグナリングが示してある。しかし、概してそこに図示された同じ動作は、遅延τによって特徴づけられる第2のタップに適用され、第1のタップについて詳述したように、類似のシグナリングを生成してもよい。図3に戻ると、ベクトル変調器204は、入力として、x(t−τ)を受信してもよく、この入力信号は、遅延τを加えた後に電力増幅器116によって出力される送信信号x(t)を表していることが示してある。入力信号x(t−τ)が、遅延モジュール302とヒルベルト変換モジュール304の両方に並列に供給される。遅延モジュール302の出力には、以下でさらに論じる重み計算部208から出力される同相の重みw1,iを乗じる。図3に示すように、ヒルベルト変換モジュール304の出力には、直交位相の重みw1,qを乗じる。次いで、積w1,ix(t−τ)及び
[外3]
Figure 0005808870
が加算される。前述の通り、図2に示した遅延τによって生成される入力信号x(t−τ)に同様の手順を加えてもよく、その結果、ベクトル変調器204によって、積w2,ix(t−τ)及び
[外4]
Figure 0005808870
が生成され、ともに加算されて出力される。次いで、w1,ix(t−τ)と
[外5]
Figure 0005808870
の合計、及びw2,ix(t−τ)と
[外6]
Figure 0005808870
の合計が、受信信号y(t)から減算されて、前述の通りエコー・キャンセル信号z(t)を生成する。
デュプレクサの損失よりもカプラでの損失が小さくなるように選択してもよいので、ベクトル変調器204内の乗算器は、常に乗算器の役割を果たさなくてもよいことに注意すべきである。このような場合、ベクトル変調器204内の乗算器は、乗算器としての役割よりも減衰器としての役割を果たす。
図4には、様々な実施形態に整合する重み計算部208の詳細が示してある。また図2を参照すると、ダウンコンバータ210は、図に示したように、同相成分z(t)及び直交位相成分z(t)として、ダウンコンバートされたエコー・キャンセル信号を出力してもよい。次いで、これらの成分z(t)及びz(t)は、重み計算モジュール208に供給されて、図に示したように、同相の重みw及び直交位相の重みwをそれぞれ生成する。図4に具体的に示した状況では、各成分z(t)及びz(t)はそれぞれ、同相及び直交位相のダウンコンバートされたTx信号
[外7]
Figure 0005808870
及び
[外8]
Figure 0005808870
それぞれによって乗算される。これらのTx信号は、図2に示すように、ダウンコンバータ206からの出力である。積
[外9]
Figure 0005808870
及び
[外10]
Figure 0005808870
が合算され、ステップμだけ増分され、積分器402を介して供給されて重みw1,iを形成する。同様に、積
[外11]
Figure 0005808870
及び
[外12]
Figure 0005808870
が合算され、ステップμだけ増分され、積分器404を介して供給されて重みw1,qを形成する。
図5には、図2に示したダウンコンバータ210の一実施形態の詳細が示してある。図5に示すように、ダウンコンバータ210は、入力エコー・キャンセル信号z(t)を受信し、乗算するために信号を導く分岐経路を設けるように構成される。1つの経路に沿って信号z(t)が乗算器502に供給される。この乗算器は、入力信号であるz(t)信号によって乗算されるcos(ωt)信号を受信するように構成される。この積が、低域通過フィルタ506を介して供給されて、同相の信号成分z(t)を生成してもよい。もう一方の経路に沿って信号が乗算器504に供給される。この乗算器は、入力信号であるz(t)信号によって乗算されるcos(ωt)信号を受信するように構成され、この積が、低域通過フィルタ508を介して供給されて、直交位相の信号成分z(t)を生成してもよい。次いで、前述の通り、2つの成分z(t)及びz(t)が、重み計算部208に入力として供給されてもよい。
図6には、図1、2に示したアップコンバータ114の一実施形態の詳細が示してある。図に示したように、アップコンバータ114は、DAC112から出力される入力同相ベースバンド信号x(t)及び入力直交位相ベースバンド信号x(t)を受信するように構成される。図に示したように、アップコンバータ114は、乗算器602を使用して、入力同相ベースバンド信号x(t)にcos(ωt)信号を乗算し、乗算器604を使用して、直交位相ベースバンド信号x(t)にsin(ωt)信号を乗算するように構成され、またこれらの積を結合して、x(t)=x(t)cos(ωt)+x(t)sin(ωt)を出力するように構成される。
図2に再び戻ると、エコー・キャンセル・システム200の適切な動作を確実にするために、遅延1モジュール220を出力経路に設けて、Tx信号x(t)を遮断してもよい。遅延1モジュール220は、デュプレクサでの未知の遅延の持続時間がτとτとの間となるように、第1の遅延時間間隔を取り入れて、ベクトル変調器204での遅延及び加算器203での遅延を補償してもよい。同様に、遅延2モジュール222での遅延が、ベクトル変調器204及び加算器224によってもたらされる遅延の合計と等しくなるように、遅延2モジュール222をダウンコンバータ206の前の経路に設けてもよい。
様々な実施形態では、ベースバンドの重みベクトルWを増分させるのに使用されるステップ・サイズμを、1未満になるよう選択することができる。具体的な実施形態では、ステップ・サイズμをより小さい成分に分割して、エコー・キャンセル・システム200の様々な部分に適用してもよい。例えば、図2及び図4に示すように、ステップ・サイズμを3つのより小さい値、すなわちμ=μμμに分割してもよい。ダウンコンバータ206、210、及び重み計算部208において高出力信号を回避するために、総合ステップμの一部分をこのようにダウンコンバータの前で適用してもよい(例えば、それぞれのダウンコンバータ210、206に対してμ、μ)。他に考えるべきことは、過度に雑音指数を増大させないよう、ダウンコンバータ206、210の前での減衰を大きくしすぎないことである。さらに、目下の複数の実施形態と整合するように、カプラでの損失は、エコー再生成経路での増幅を避けるためにデュプレクサでの漏れを超えないように構成してもよい。
目下の複数の実施形態が実現するように、アナログ領域でエコー・キャンセルを実施することにより、残留エコー電力を十分に抑圧して、STR技術を同じRF搬送波上で実装できるようにすることができ、それにより、双方向通信を利用する無線通信システムの容量を飛躍的に増大させる潜在能力が得られる。図7には、目下の複数の実施形態と整合するエコー・キャンセル・システムにおける、エコー電力の結果が示してある。図に示した例では、送信電力が46dBmに設定され、雑音電力が−110dBmであり、2つのエコーが6dBmと−34dBmに設定される。送信シンボルの総数の関数として、残留エコー電力がプロットしてある。約2000シンボルの後で、総合残留エコー電力が−80dBmを下回って減少することが分かる。デュプレクサでの漏れの値が40dBと仮定し、6タップSTRシステムであると仮定すると、エコー電力を127dB(=87+40)まで抑圧することができる。さらに、ダウンコンバート及びアナログ/デジタル変換の後に、デジタル・ベースバンド領域で残留エコーをキャンセルすることができる。
さらなる複数の実施形態では、使用されるフィルタ・タップの数をさらに増大させることにより、かつ/又は、様々な連続タップ遅延の絶対値の差(すなわち、|τk+1−τ|)を低減させることにより、残留エコーを改善することができる。
本発明の実施形態によって構成されたエコー・キャンセル装置では、2タップ・フィルタ・システムでの遅延差が減少すると、dBでのエコー抑圧が著しく増大し得ることが分かる。例えば、2タップ・フィルタ・システムにおいて、第1のタップ遅延及び第2のタップ遅延の絶対値での差が、送信用に使用される帯域幅(BW)に対して正規化される場合、第1のタップと第2のタップの間のわずかな遅延差に対応する値において、dBでの抑圧が増大する。図8には、積BW(|τk+1−τ|)の関数として、抑圧の結果が示してある。ここで、k=1である。Tx信号が46dBmであり、雑音が−110dBmに等しい状況では、2タップ・ウィーナ・フィルタが利用される。2つの異なる曲線が示してあり、これらは、25dBと40dBの漏れの値に対応する。図に示したように、エコー電力が高いこの場合において、抑圧が漏れの値に依存することを示さないように、これらの曲線は互いに重なっている。明らかなように、約0.1BW(|τk+1−τ|)の値を下回ると、抑圧(dB)が急峻に上昇し、0.05BW(|τk+1−τ|)の値において、約60dBのレベルに達する。特に、0.05の値は、20MHzの帯域幅において2.5ナノ秒に対応し、これは、現在の技術を使用して実現することができる値である。
前述の通り、フィルタ・タップを増やすことによって抑圧を増大させることもでき、BW(|τk+1−τ|)の減少とともにこれを使用して、抑圧をさらに改善することができる。
開示されたアーキテクチャの新規の態様を実施するための、例示的な方法を表す1組のフロー・チャートが、本明細書に含まれる。説明を簡単にするために、例えばフロー・チャート又は流れ図の形で本明細書に示した1つ以上の方法が、一連の動作として図に示され、かつ説明されているが、動作によっては、それ自体に従い、本明細書に図示し説明する順序とは異なる順序で行われることもあり、かつ/又は他の動作と同時に行われることもあるので、各方法は、複数動作の順序によって限定されるものではないことを理解し、かつ認識すべきである。例えば、当業者は、方法を、状態図におけるような、一連の相互に関連した状態又はイベントとして、代替的に表すこともできることを理解し、かつ認識するであろう。さらに、方法において図示されるすべての動作が、新規の実装に必要となるわけではない。
図9には、1つの例示的な論理の流れ900が示してある。ブロック902において、前述の送信機などの送信機は、第1の周波数範囲で送信される信号Txを、x(t)=x(t)cos(ωt)+x(t)sin(ωt)のように出力する。ブロック904において、受信機140などの受信機は、Tx信号が出力されるのと同時に、第1の周波数範囲でのy(t)のような信号Rxを受信する。
ブロック906において、x(t)から導出される信号にヒルベルト変換が加えられる。ここでx(t)用のヒルベルト変換は、
[外13]
Figure 0005808870
である。
ブロック908において、エコー・キャンセル信号
[外14]
Figure 0005808870
が受信信号y(t)に加算されて、エコー・キャンセル信号z(t)を形成する。ここで、τ及びτは、2タップ・フィルタからの遅延を表し、そこから、2つの重みw及びwを使用してエコーを推定することができる。ここで、wk,iは同相、wk,qは直交位相であり、
[外15]
Figure 0005808870
はx(t)のヒルベルト変換である。
図10には、別の例示的な論理の流れ1000が示してある。ブロック1002において、重み計算部208などの重み計算部が、同相及び直交位相のダウンコンバートされたエコー・キャンセル信号z(t)及びz(t)を受信する。ブロック1004において、重み計算部は、同相及び直交位相のダウンコンバートされたTx信号
[外16]
Figure 0005808870
及び
[外17]
Figure 0005808870
を受信する。
ブロック1006において、重み計算部は、同相及び直交位相のダウンコンバートされたTx信号に、同相及び直交位相のダウンコンバートされたエコー・キャンセル信号を乗じて、複数の積
[外18]
Figure 0005808870
及び
[外19]
Figure 0005808870
を生成する。
ブロック1008において、重み計算部は、積
[外20]
Figure 0005808870
[外21]
Figure 0005808870
を合算し、ステップμだけその結果を増分し、増分された結果を積分器を介して供給して、重みw1,iを形成する。
ブロック1010において、重み計算部は、積
[外22]
Figure 0005808870
[外23]
Figure 0005808870
を合算し、ステップμだけその結果を増分し、増分された結果を積分器を介して供給して、重みw1,qを形成する。
図11は、例示的なシステムの実施形態の図であり、具体的には、図11は、様々な要素を含んでもよいプラットフォーム1100を示す図である。例えば、図11には、プラットフォーム(システム)1110が、プロセッサ/グラフィックス・コア1102、チップセット/Platform Control Hub(PCH)1104、入力/出力(I/O)装置1106、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)(ダイナミックRAM(DRAM)など)及び読み取り専用メモリ(ROM)1110、表示電子装置1120、表示バックライト1122、ならびに他の様々なプラットフォーム構成要素1114(例えば、ファン、クロスフロー・ブロア、ヒート・シンク、DTMシステム、冷却システム、ハウジング、通気孔など)を備えてもよいことが示してある。システム1100はまた、無線通信チップ616及びグラフィックス・デバイス1118を備えてもよい。しかし、各実施形態は、これらの要素に限定されない。
図11に示すように、I/O装置1106、RAM1108、及びROM1110は、チップセット1104によってプロセッサ1102に結合されている。チップセット1104は、バス1112によってプロセッサ1102に結合されてもよい。従って、バス1112は、複数のラインを備えてもよい。
プロセッサ1102は、1つ以上のプロセッサ・コアを備える中央処理装置でもよく、任意の数のプロセッサ・コアを有する任意の数のプロセッサを備えてもよい。プロセッサ1102は、例えば、CPU、マルチ処理装置、縮小命令セット・コンピュータ(RISC)、パイプラインを有するプロセッサ、複雑命令セット・コンピュータ(CISC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)など、任意のタイプの処理ユニットを備えてもよい。実施形態によっては、プロセッサ1102は、別個の集積回路チップ上に配置された複数の別個のプロセッサでもよい。いくつかの実施形態において、プロセッサ1102は、総合グラフィックス(integrated graphics)を有するプロセッサであってもよく、他の複数の実施形態において、プロセッサ1102は、1つ以上のグラフィックス・コアであってもよい。
図12には、前述の様々な実施形態を実装するのに適した、例示的なコンピューティング・システム(アーキテクチャ)1200の一実施形態が示してある。本出願で使用されているように、用語「システム」及び「装置」及び「構成要素」は、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、又は実行時のソフトウェアのいずれかのコンピュータ関連の構成要素を参照することを意図するものであり、その例が、例示的なコンピューティング・アーキテクチャ1200によって示してある。例えば、構成要素は、それだけには限定されないが、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、ハード・ディスク・ドライブ、(光記憶媒体及び/又は磁気の記憶媒体の)複数の記憶装置、オブジェクト、実行ファイル、実行のスレッド、プログラム、及び/又はコンピュータとすることができる。例として、サーバ上で実行されているアプリケーションとサーバはともに、構成要素とすることができる。1つ以上の構成要素は、プロセス及び/又は実行のスレッド内に存在することができ、また構成要素は、1つのコンピュータ上に局在化ことができ、かつ/又は2つ以上のコンピュータ間に分散することもできる。さらに、各構成要素は、通信できるよう様々なタイプの通信媒体によって互いに結合されて、各動作を調整してもよい。この調整は、一方向又は双方向の情報交換を含んでもよい。例えば、各構成要素は、通信媒体上で伝達される信号の形で、情報を伝達してもよい。情報は、様々な信号ラインに割り当てられた信号として実施することができる。このような割当てでは、各メッセージは信号である。しかし、さらなる実施形態では、代替的に、データ・メッセージを利用してもよい。このようなデータ・メッセージは、様々な接続を介して送信してもよい。例示的な接続には、パラレル・インターフェース、シリアル・インターフェース、及びバス・インターフェースが含まれる。
一実施形態では、コンピューティング・アーキテクチャ1200は、電子装置を含んでもよく、又はその一部として実装してもよい。電子装置の例には、それだけには限らないが、移動装置、携帯型情報端末、モバイル・コンピューティング装置、スマート・フォン、携帯電話、ハンドセット、一方向ページャ、双方向ページャ、メッセージング装置、コンピュータ、パーソナル・コンピュータ(PC)、デスクトップ・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、ノートブック・コンピュータ、ハンドヘルド・コンピュータ、タブレット・コンピュータ、サーバ、サーバ・アレイもしくはサーバ・ファーム、ウェブ・サーバ、ネットワーク・サーバ、インターネット・サーバ、ワーク・ステーション、ミニ・コンピュータ、メイン・フレーム・コンピュータ、スーパーコンピュータ、ネットワーク機器、ウェブ機器、分散コンピューティング・システム、マルチプロセッサ・システム、プロセッサ・ベース・システム、家庭用電化製品、プログラム可能な家庭用電化製品、テレビ、デジタル・テレビ、セット・トップ・ボックス、ワイヤレス・アクセス・ポイント、基地局、加入者局、移動加入者センター、無線ネットワーク制御装置、ルータ、ハブ、ゲートウェイ、ブリッジ、スイッチ、マシン、又はそれらの組合せが含まれ得る。各実施形態は、この文脈において限定はされない。
コンピューティング・アーキテクチャ1200は、1つ以上のプロセッサ、コプロセッサ、メモリ・ユニット、チップセット、制御装置、周辺装置、インターフェース、発振器、タイミング装置、ビデオ・カード、オーディオ・カード、マルチメディア入力/出力(I/O)構成要素など、様々な共通のコンピューティング要素を含む。しかし、各実施形態は、コンピューティング・アーキテクチャ1200による実装に限定されない。
図12に示すように、コンピューティング・アーキテクチャ1200は、処理ユニット1204、システム・メモリ1206、及びシステム・バス1208を備える。処理ユニット1204は、様々な市販のプロセッサのうち任意のものとすることができる。また、デュアル・マイクロプロセッサ及び他のマルチ・プロセッサ・アーキテクチャを、処理ユニット1204として利用してもよい。システム・バス1208は、処理ユニット1204に、それだけに限定されないがシステム・メモリ1206を含む複数のシステム構成要素に対するインターフェースを提供する。システム・バス1208は、いくつかのタイプのバス構造のうちの任意のものとすることができ、これは、様々な市販のバス・アーキテクチャのうち任意のものを使用して、メモリ・バス(メモリ制御装置を用いて、又は用いずに)、周辺装置バス、及びローカル・バスにさらに相互接続してもよい。
コンピューティング・アーキテクチャ1200は、様々な製品を含んでもよく、又はそれらを実装してもよい。製品は、様々な形式のプログラミング論理を記憶するための、コンピュータ読取り可能な記憶媒体を含んでもよい。コンピュータ読取り可能な記憶媒体の例には、揮発性メモリ又は不揮発性メモリ、取外し可能又は取外し不可能なメモリ、消去可能又は消去不可能なメモリ、書込み可能又は再書込み可能なメモリなどを含め、電子データを記憶できる任意の有形媒体が含まれ得る。プログラミング論理の例には、ソース・コード、コンパイル済みコード、解釈済みコード、実行可能コード、静的コード、動的コード、オブジェクト指向コード、視覚的コードなど、任意の適切なタイプのコードを使用して実装される実行可能なコンピュータ・プログラム命令が含まれ得る。
システム・メモリ1206には、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、ダブル・データ・レートDRAM(DDRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、強誘電性ポリマー・メモリなどのポリマー・メモリ、オボニック・メモリ、相変化メモリもしくは強誘電体メモリ、シリコン/酸化物/窒化物/酸化物/シリコン(SONOS)メモリ、磁気カードもしくは光カード、又は情報を記憶するのに適した他の任意のタイプの媒体など、1つ以上の高速メモリ・ユニットの形式での様々なタイプのコンピュータ読取り可能な記憶媒体が含まれ得る。図12に示した実施形態では、システム・メモリ1206は、不揮発性メモリ1210及び/又は揮発性メモリ1212を備えることができる。基本入出力システム(BIOS)は、不揮発性メモリ1210に記憶することができる。
コンピュータ1202は、内蔵ハード・ディスク・ドライブ(HDD)1214、取外し可能な磁気ディスク1218との間で読み書きするための磁気フロッピー(登録商標)・ディスク・ドライブ(FDD)1216、及び取外し可能な光ディスク1222(例えば、CD−ROMもしくはDVD)との間で読み書きするための光ディスク・ドライブ1220を含め、1つ以上の低速メモリ・ユニットの形式での様々なタイプのコンピュータ読取り可能な記憶媒体を含んでもよい。HDD1212、FDD1216、及び光ディスク・ドライブ1220は、それぞれHDDインターフェース1224、FDDインターフェース1226、及び光ドライブ・インターフェース1228によって、システム・バス1208に接続することができる。外部ドライブ実装用のHDDインターフェース1224は、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)及びIEEE1294インターフェースの技術のうちの少なくとも一方又は両方を備えることができる。
各ドライブ及び関連するコンピュータ読取り可能な媒体は、揮発性及び/又は不揮発性のデータ記憶、データ構造、コンピュータ実行可能な命令などを実現する。例えば、オペレーティング・システム1230、1つ以上のアプリケーション・プログラム1232、他のプログラム・モジュール1234、及びプログラム・データ1236を含め、複数のプログラム・モジュールを各ドライブ及びメモリ・ユニット1210、1212に記憶することができる。
ユーザは、例えば、キーボード1238、及びマウス1240などのポインティング装置など、1つ以上の有線/無線の入力装置を介して、コンピュータ1202にコマンド及び情報を入力することができる。他の入力装置には、マイクロホン、赤外線(IR)遠隔制御装置、ジョイスティック、ゲーム・パッド、スタイラス・ペン、タッチ・スクリーンなどが含まれ得る。上記その他の入力装置は、入力装置インターフェース1242を介して処理ユニット1204にしばしば接続され、この入力装置インターフェースは、システム・バス1208に結合されるが、パラレル・ポート、IEEE1294シリアル・ポート、ゲーム・ポート、USBポート、IRインターフェースなど、他のインターフェースによって接続することができる。
ビデオ・アダプタ1246などのインターフェースを介して、モニタ1244又は他のタイプの表示装置もシステム・バス1208に接続される。モニタ1244に加えて、コンピュータは通常、スピーカ、プリンタなど他の周辺出力装置を含む。
コンピュータ1202は、遠隔コンピュータ1248など1つ以上の遠隔コンピュータへの、有線及び/又は無線通信を用いた論理接続を使用するネットワーク化された環境で動作してもよい。遠隔コンピュータ1248は、ワークステーション、サーバ・コンピュータ、ルータ、パーソナル・コンピュータ、ポータブル・コンピュータ、マイクロプロセッサ・ベースの娯楽機器、ピア装置、又は他の一般的なネットワーク・ノードとすることができ、通常、コンピュータ1202に関して述べた要素の多く又はそのすべてを含むが、説明を簡潔にするため、メモリ/記憶装置1250のみを図に示してある。図示した論理接続には、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)1252及び/又は、例えば広域ネットワーク(WAN)1254などの大規模ネットワークへの有線/無線接続が含まれる。このようなLAN及びWANのネットワーキング環境は、オフィス及び企業では普通のことであり、イントラネットなど企業規模のコンピュータ・ネットワークを容易にし、こうしたネットワークのすべては、例えばインターネットなどグローバルな通信ネットワークに接続することができる。
LANネットワーキング環境で使用する場合、コンピュータ1202は、有線及び/又は無線の通信ネットワーク・インターフェース又はアダプタ1256を介してLAN1252に接続される。アダプタ1256は、LAN1252との有線通信及び/又は無線通信を容易にすることができ、このLANはまた、アダプタ1256の無線機能と通信するためのLAN上に配置された無線アクセス・ポイントを備えてもよい。
WANネットワーキング環境で使用する場合、コンピュータ1202は、モデム1258を備えることができ、又はWAN1254上の通信サーバに接続され、又はインターネット経由などWAN1254上での通信を設定するための他の手段を有する。モデム1258は、内部又は外部の、有線及び/又は無線の装置とすることができ、入力装置インターフェース1242を介してシステム・バス1208に接続される。ネットワーク化された環境では、コンピュータ1202に関連して示したプログラム・モジュール又はその各部分を、遠隔メモリ/記憶装置1250に記憶することができる。図示したネットワーク接続は例示的なものであり、コンピュータ間の通信リンクを確立する他の手段を使用できることが理解されよう。
コンピュータ1202は、有線及び無線の装置、又はIEEE802ファミリーの規格を使用するエンティティと通信するよう動作可能であり、この要素には、たとえば、プリンタ、スキャナ、デスクトップ・コンピュータ及び/又はポータブル・コンピュータ、携帯型情報端末(PDA)、通信衛星、任意の機器又は無線で検出可能なタグに関連する場所(たとえば、キオスク、新聞売店、トイレ)、ならびに電話などとの無線通信(たとえば、IEEE802.11の無線による変調技法)において動作可能に配置される無線装置などが含まれる。これには、少なくとも、Wi−Fi(すなわち、ワイヤレス・フィデリティ)、WiMax、及びBluetooth(登録商標)の無線技術が含まれる。従って、通信は、従来のネットワークと同様に既定の構造とすることができ、又は単に、少なくとも2つの装置間でのアドホック通信とすることができる。Wi−Fiネットワークは、安全で、信頼性が高く、高速な無線接続を実現するために、IEEE802.11x(a、b、g、nなど)と呼ばれる無線技術を使用する。Wi−Fiネットワークを使用して、コンピュータを、互いに、インターネットに、また有線ネットワーク(IEEE802.3関連の媒体及び機能を使用する)に接続することができる。
いくつかの実施形態(Some embodiments)は、その派生語とともに「1つの実施形態(one embodiment)」又は「一実施形態(an embodiment)」という表現を使用して説明されてもよい。これらの用語は、この実施形態に関して説明されている特定の特徴、構造、又は特性が少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。「1つの実施形態において(in one embodiment)」の表現が明細書の様々な場所に現れても、それは必ずしもすべてが同じ実施形態を指しているのではない。さらに、いくつかの実施形態(some embodiments)は、その派生語とともに「結合された(coupled)」及び「接続された(connected)」という表現を使用して述べてもよい。これらの用語は、必ずしも互いに同義語とするものではない。例えば、いくつかの実施形態(some embodiments)は、「接続された(connected)」及び/又は「結合された(coupled)」という表現を使用して説明して、2つ以上の要素が、互いに物理的又は電気的に直接接触することを示してもよい。しかし、用語「結合された(coupled)」は、2つ以上の要素が、互いに直接接触していないが、依然として互いに協働又は相互作用していることを意味してもよい。
技術的な開示の本質を読者が迅速に把握できるよう、本開示の要約書が提示されていることを念のため述べる。特許請求の範囲に記載の範囲又は意味を曲げて解釈し、又はそれを限定するために使用されるものではないという了解の下に、要約書が提示されている。さらに、前述の発明の詳細な説明においては、本開示を簡潔に説明するために、様々な特徴が単一の実施形態にまとめられていることが分かる。この開示方法は、特許請求の範囲に記載されている実施形態が、それぞれの請求項に明白に述べられている以上の特徴を必要とするという意図を反映するものと解釈すべきではない。むしろ、添付の特許請求の範囲が示すように、発明性のある主題は、開示された単一の実施形態のすべての特徴よりも少ない点にある。したがって、添付の特許請求の範囲は、これによって発明の詳細な説明に援用され、各請求項は別々の実施形態として独立している。添付の特許請求の範囲では、用語「including」及び「in which」が、それぞれ用語「comprising」及び「wherein」の平易な英語での等価表現として使用されている。さらに、用語「第1」、「第2」、「第3」などは、単にラベルとして使用されており、その対象への数値的な要求を課すものではない。
これまでに説明してきたことは、開示されたアーキテクチャの複数の例を含む。もちろん、構成要素及び/又は方法の考えられるあらゆる組合せを記述することは不可能であるが、数多くのさらなる組合せ及び置換えが可能であることが当業者には理解されよう。従って、新規のアーキテクチャ添付の特許請求の範囲に記載の精神及び範囲属する、こうしたすべての改変、修正、及び変形を包含するものであると、意図されている。

Claims (17)

  1. アンテナと、
    前記アンテナに結合された送受信部であって、
    無線周波数(RF)信号を受信するように動作する受信部;及び
    RF信号を送信するように動作する送信部;
    を含む、送受信部と、
    前記受信部及び前記送信部に結合されたRFエコー・キャンセル・モジュールであって、前記送信RF信号の遅延バージョンに基づいて、前記受信RF信号用にアナログ・エコー・キャンセル信号を生成するように動作する、RFエコー・キャンセル・モジュール、と
    を備え、
    前記受信部が、前記受信RF信号及び前記アナログ・エコー・キャンセル信号を入力として受信し、前記受信RF信号及び前記アナログ・エコー・キャンセル信号を乗算し、エコー・キャンセルRF信号を出力するように動作する乗算器
    を備える、装置。
  2. 前記受信部が、前記乗算器に結合された低雑音増幅器であって、前記エコー・キャンセルRF信号を受信し、前記エコー・キャンセルRF信号を増幅するように動作する、低雑音増幅器、
    を備える、請求項に記載の装置。
  3. 第1の遅延τ及び第2の遅延τをそれぞれ有する2タップ・フィルタであって、アップコンバートされた信号x(t)を受信し、第1及び第2の遅延されたアップコンバートされた信号x(t−τ)及びx(t−τ)を前記RFエコー・キャンセル・モジュールに出力するように構成される、2タップ・フィルタ、
    を備える、請求項1に記載の装置。
  4. 前記アップコンバートされた信号が帯域幅BWを有し、
    前記帯域幅と、前記第1の遅延と前記第2の遅延の差の絶対値との積BW|(τ−τ)|が0.2未満である、
    請求項に記載の装置。
  5. 前記RFエコー・キャンセル・モジュールが、ベクトル変調器であって:
    送信される前記アップコンバートされた信号のフィルタリングされたコンポーネント信号x(t−τ)を受信し;かつ
    前記フィルタリングされたコンポーネント信号の変換に基づいてエコー・キャンセル信号を出力する;
    ための、ベクトル変調器、
    を備える、請求項1に記載の装置。
  6. 前記RFエコー・キャンセル・モジュールが、重み計算部であって:
    同相及び直交位相のエコー・キャンセルされた受信信号成分z(t)及びz(t)を受信し;
    同相及び直交位相のダウンコンバートされた送信信号
    [外24]
    Figure 0005808870
    及び
    [外25]
    Figure 0005808870
    をそれぞれ受信し;

    [外26]
    Figure 0005808870

    [外27]
    Figure 0005808870
    を加算して同相の重みベクトルw1,iを形成し;かつ

    [外28]
    Figure 0005808870

    [外29]
    Figure 0005808870
    を加算して直交位相の重みベクトルw1,qを形成する;
    ための、重み計算部、
    を備える、請求項1に記載の装置。
  7. 前記ベクトル変調器が:
    前記フィルタリングされたコンポーネント信号の第1の部分に遅延を適用する遅延モジュール;
    前記フィルタリングされたコンポーネント信号の第2の部分のヒルベルト変換
    [外30]
    Figure 0005808870
    を出力するヒルベルト変換モジュール;
    エコーw1,ix(t−τ)を推定するために、前記遅延されたフィルタリング済みのコンポーネントと前記同相の重みベクトルとの積を出力する第1の乗算器;及び
    エコー
    [外31]
    Figure 0005808870
    を推定するために、前記遅延されたフィルタリング済みのコンポーネントと前記直交位相の重みベクトルとの積を出力する第2の乗算器;
    を備える、請求項に記載の装置。
  8. ベースバンド・エコー・キャンセル・モジュールであって:
    受信された信号Y(t)からのベースバンド・エコー・キャンセルされた信号Z(t)の電力を最小化するために、2タップ・ウィーナ・フィルタ用の重みベクトルWを決定するように構成された、ベースバンド・エコー・キャンセル・モジュール、
    を備える装置であって、ここで、
    [外32]
    Figure 0005808870
    であり、ここで、W=wk,i+jwk,q、かつW=[Wであり、ここで、τ及びτが前記2タップ・ウィーナ・フィルタの遅延である、
    請求項1に記載の装置。
  9. 前記ベースバンド・エコー・キャンセル・モジュールが、W=W+μX(t)Z(t)に従ってWを更新するように構成され、ここで、μがステップ・サイズに等しい、
    請求項に記載の装置。
  10. 前記アナログ・エコー・キャンセル信号から導出される、受信されたエコー・キャンセル済みの信号において受信された情報を提示するためのデジタル表示装置を備える、
    請求項1に記載の装置。
  11. 無線周波数(RF)信号を受信するステップと、
    RF信号を送信するステップと、
    前記送信RF信号の遅延バージョンに基づいて、前記受信RF信号用にアナログ・エコー・キャンセル信号を生成するステップ、と
    を備え、
    前記受信するステップは、前記受信RF信号及び前記アナログ・エコー・キャンセル信号を入力として受信し、前記受信RF信号及び前記アナログ・エコー・キャンセル信号を乗算し、エコー・キャンセルRF信号を出力するステップ
    を含む、方法。
  12. 前記エコー・キャンセルRF信号を受信し、前記エコー・キャンセルRF信号を増幅するステップ
    を含む、請求項11に記載の方法。
  13. 第1の遅延τ及び第2の遅延τを有する2タップ・フィルタを使用して、アップコンバートされた信号x(t)を受信し、第1及び第2の遅延されたアップコンバートされた信号x(t−τ )及びx(t−τ )を出力するステップ
    を含む、請求項11に記載の方法。
  14. フィルタリングされたコンポーネント信号の第1の部分に遅延x(t−τ)を加えるステップと、
    前記フィルタリングされたコンポーネント信号の第2の部分に対してヒルベルト変換を実行するステップと、
    エコーw1,ix(t−τ)を推定するために、前記遅延されたフィルタリング済みのコンポーネントと同相の重みベクトルとの積を出力するステップと、
    エコー
    [外42]
    Figure 0005808870
    を推定するために、前記遅延されたフィルタリング済みのコンポーネントと直交位相の重みベクトルとの積を出力するステップと
    を含む、請求項11に記載の方法。
  15. 前記アップコンバートされた信号x(t)の帯域幅BWと、第1の遅延と第2の遅延の差の絶対値との積、BW|(τ−τ)|を、0.2以下に設定するステップ
    を含む、請求項13に記載の方法。
  16. 同相及び直交位相のエコー・キャンセルされた受信済みのベースバンド信号成分z(t)及びz(t)をそれぞれ生成するステップと、
    同相及び直交位相のダウンコンバートされた送信信号
    [外43]
    Figure 0005808870
    及び
    [外44]
    Figure 0005808870
    をそれぞれ生成するステップと、

    [外45]
    Figure 0005808870

    [外46]
    Figure 0005808870
    を加算して、同相の重みベクトルw1,iを形成するステップと、

    [外47]
    Figure 0005808870

    [外48]
    Figure 0005808870
    を加算して、直交位相の重みベクトルw1,qを形成するステップと、
    1,i及びw1,qを前記アップコンバートされた信号x(t)に適用するステップと
    を含む、請求項11に記載の方法。
  17. 請求項11から16のいずれか1項に記載の方法を実行する手段を備える装置。
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