JP5807888B1 - 義肢装具用関節継手 - Google Patents

義肢装具用関節継手 Download PDF

Info

Publication number
JP5807888B1
JP5807888B1 JP2015523323A JP2015523323A JP5807888B1 JP 5807888 B1 JP5807888 B1 JP 5807888B1 JP 2015523323 A JP2015523323 A JP 2015523323A JP 2015523323 A JP2015523323 A JP 2015523323A JP 5807888 B1 JP5807888 B1 JP 5807888B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
convex portion
convex
torsion spring
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015523323A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016121019A1 (ja
Inventor
勇次 弓木野
勇次 弓木野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Izumi Gishi Sougu Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Izumi Gishi Sougu Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Izumi Gishi Sougu Seisakusho Co Ltd filed Critical Izumi Gishi Sougu Seisakusho Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP5807888B1 publication Critical patent/JP5807888B1/ja
Publication of JPWO2016121019A1 publication Critical patent/JPWO2016121019A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/01Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces
    • A61F5/02Orthopaedic corsets
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61HPHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
    • A61H1/00Apparatus for passive exercising; Vibrating apparatus; Chiropractic devices, e.g. body impacting devices, external devices for briefly extending or aligning unbroken bones
    • A61H1/02Stretching or bending or torsioning apparatus for exercising

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Nursing (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Rehabilitation Therapy (AREA)
  • Prostheses (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

本発明は、可動域の調整を容易に行うことができると共に、荷重を軽減することが可能な義肢装具用関節継手を提供することを目的とするものである。略中央に回転軸(9)が形成された馬蹄形状の凹部(8)と、凹部(8)の内周面(12)の略中央と対向する位置に凹部(8)と連通状に形成された溝部(13)を有する第1の継手部(2)と、凹部(8)内に挿入可能に形成された第1の凸部(20)と、第1の凸部(20)と所定の間隔を設けて凹部(8)内に挿入可能に形成された第2の凸部(21)を有し、かつ、回転軸(9)に対して回転可能に枢着された第2の継手部(3)と、回転軸(9)に回転自在に外挿されると共に、一端(18)が遠心方向へ折曲形成されて溝部(13)に係留され、かつ、他端(19)が遠心方向へ折曲形成されて第1の凸部(20)と第2の凸部(21)との間に位置するねじりバネ(16)とを備える。

Description

本発明は、義肢装具用関節継手に関する。詳しくは固まった関節の動きを改善するための関節可動域訓練における義肢装具用関節継手に係るものである。
脳卒中やリウマチ、及び交通事故等で身体に障害を持った人が家庭や社会に復帰し、自立するためには、麻痺や寝たきりで弱くなった筋肉の筋力補強訓練、関節リウマチや手術後に動かさないことで固まった関節の動きを改善するための関節可動域訓練、寝返りや起き上がり、立ち上がり等の基本動作及び歩行の練習が必要である。
この関節可動域訓練においては、義肢装具に関節継手が使用されており、この種の義肢装具用関節継手として、例えば特許文献1に記載されたものがある。
具体的には、図8(A)、(B)に示すように、上部継手杆101の下端部と、下部継手杆102の上端部に円板状の第1の継手基盤103及び第2の継手基盤104が設けてあり、第1の継手基盤103の円周に沿って凹溝105が形成されている。
そして第2の継手基盤104の円周面には凹溝105内に嵌合する凸片106が形成され、第1の継手基盤103及び第2の継手基盤104は中心軸107によって互いに回転自在な状態で枢着されている。
また、第1の継手基盤103の円周に沿って形成された凹溝105内には超硬鋼材によって形成された複数の球体108が第2の継手基盤104の凸片106を挟んだ状態で装填されている。更に、第1の継手基盤103の外周縁には凹溝105内に連通状としたネジ孔109が穿孔され、このネジ孔109にネジ式の作動ピン110が螺着されている。
また、第2の継手基盤104の外表面には球体108を出し入れ自在に行える直径を有する2個のネジ孔(図示せず。)が凹溝105内と連通状となるように穿孔され、このネジ孔109を閉塞するための蓋用ネジ111が螺着されている。
このような構成の義肢装具用関節継手では、蓋用ネジ111を取外して凹溝105内に装填された球体108を必要数抜き取ることにより球体108間に隙間が生じ、この隙間長さ分だけ球体108が回転移動する。これにより、第2の継手基盤104の凸片106が凹溝105内を可動し、第2の継手基盤104の可動域を設定することが可能となる。
特許第4053533号公報
ここで、前記特許文献1に記載の義肢装具用関節継手を、例えば、足首の関節に使用した場合には、立ち上がり時、あるいは歩行時には溝部内の球体に対して相当な荷重がかかることになる。
この場合に、凸片と球体及び球体同士とは点接触であるために一点に荷重が集中することになり、球体を強硬度の材質により製作する必要性が生ずる。
また、可動域を調整するための球体の出し入れが非常に煩雑であるために身体に障害を持った人では困難となる恐れがある。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、可動域の調整を容易に行うことができると共に、荷重を軽減することが可能な義肢装具用関節継手を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る義肢装具用関節継手は、略中央に回転軸が形成された馬蹄形状の凹部と、該凹部の内周面の略中央と対向する位置に、同凹部と連通状に形成された溝部を有する第1の継手部と、前記凹部内に挿入可能に形成された第1の凸部と、該第1の凸部と所定の間隔を設けて前記凹部内に挿入可能に形成された第2の凸部を有し、かつ、前記回転軸に対して回転可能に枢着された第2の継手部と、前記回転軸に回転自在に外挿されると共に、一端が遠心方向へ折曲形成されて前記溝部に係留され、かつ、他端が遠心方向へ折曲形成されて前記第1の凸部と第2の凸部との間に位置するねじりバネとを備える。
ここで、略中央に回転軸が形成された馬蹄形状の凹部と、凹部の内周面の略中央と対向する位置に、凹部と連通状に形成された溝部を有する第1の継手部によって、回転軸と凹部の内周面との間に空間部を形成することが可能となる。
例えば、回転軸を中心として凹部の内周面に沿って移動可能な可動域を形成することができる。
また、凹部内に挿入可能に形成された第1の凸部と、第1の凸部と所定の間隔を設けて凹部内に挿入可能に形成された第2の凸部を有し、かつ、回転軸に対して回転可能に枢着された第2の継手部によって、第1の凸部及び第2の凸部が凹部内で回転軸を中心として移動することが可能となる。
例えば、第2の継手部を所定の角度の範囲内において回転させることで、第1の継手部の凹部の内周面に沿って第1の凸部及び第2の凸部が凹部内で回転軸を中心として移動することが可能となる。
また、回転軸に回転自在に外挿されると共に、一端が遠心方向へ折曲形成されて溝部に係留され、かつ、他端が遠心方向へ折曲形成されて第1の凸部と第2の凸部との間に位置するねじりバネによって、第2の継手部の回転をねじりバネの付勢力で制動することが可能となる。
例えば、ねじりバネの他端を第1の凸部と第2の凸部によって強制的に第1の継手部の凹部の内周面に沿って移動させることで元の位置に復帰しようとする付勢力を生じさせることが可能となる。
また、本発明に係る義肢装具用関節継手において、第1の継手部が、溝部の両側位置に凹部内に連通状に穿孔されたネジ孔と、ネジ孔に、先端が凹部内へ移動可能に螺着された可動域調整用ネジ部を有する場合には、第1の継手部の凹部内における領域を調整することが可能となる。
例えば、可動域調整用ネジ部の先端を第1の継手部の凹部内に突出させることで第1の凸部、あるいは第2の凸部の可動域を調整することが可能となり、その結果第2の継手部の回転角度を調整することが可能となる。
また、本発明に係る義肢装具用関節継手において、第1の凸部と第2の凸部が、凹部の内周面と接する側が円弧形状に形成されると共に、第2の凸部の円周方向長さが第1の凸部の円周方向長さより短い長さである場合には、第1の凸部及び第2の凸部を第1の継手部の凹部の内周面に沿ってスムーズの移動させることが可能となる。
更に、第2の凸部の円周方向長さを第1の凸部の円周方向長さより短い長さとすることで、第2の継手部の所定の角度の範囲内において第1の凸部と第2の凸部との間に所定の空間部を設けることが可能となる。その結果、第2の凸部によるねじりバネの制動が掛かった状態での第2の継手部の回転と、第1の凸部によるねじりバネの制動が掛からない状態での第2の継手部の回転が可能となる。
また、本発明に係る義肢装具用関節継手において、ねじりバネの他端と第2の継手部の第2の凸部との間に、挿入可能とされるバネ制動調整用ピンを備える場合には、第1の凸部と第2の凸部との間にバネ制動調整用ピンを位置させることで、第1の凸部と第2の凸部との距離が狭まり、第2の継手部を所定の角度の範囲内において回転させるときに、第2の凸部によってねじりバネが押圧されて第2の継手部の回転を制動させることが可能となる。
また、本発明に係る義肢装具用関節継手において、ねじりバネが、線径が2mm以上の硬鋼線より形成された場合には、ねじりバネの付勢力を大きくすることが可能となる。
例えば、足関節用継手の場合では非常に大きな荷重がかかることになるが、この荷重に対して線径が2mm以上の硬鋼線とすることで十分な耐荷重性を有することが可能となる。
本発明によれば、可動域の調整を容易に行うことができると共に、荷重を軽減することが可能となる。
本発明を適用した義肢装具用関節継手の一例を説明するための立体模式図である。 本発明を適用した義肢装具用関節継手の内部機構の一例を説明するための模式図(A)及び、図2(A)のC―C断面における内部機構を説明するための模式図(B)である。 本発明を適用した義肢装具用関節継手の各部品を説明するための分解模式図である。 本発明を適用した義肢装具用関節継手においてバネ制動調整用ピンを有する場合の背屈状態を説明するための模式図(A)及び、本発明を適用した義肢装具用関節継手においてバネ制動調整用ピンを有する場合の底屈状態を説明するための模式図(B)である。 本発明を適用した義肢装具用関節継手においてバネ制動調整用ピンを有しない場合の背屈状態を説明するための模式図(A)及び、本発明を適用した義肢装具用関節継手においてバネ制動調整用ピンを有しない場合の底屈状態を説明するための模式図(B)である。 本発明を適用した義肢装具用関節継手において可動域調整用ネジ部による可動域調整による背屈状態を説明するための模式図(A)及び、本発明を適用した義肢装具用関節継手において可動域調整用ネジ部による可動域調整による底屈状態を説明するための模式図(B)である。 本発明を適用した義肢装具用関節継手の使用状態の一例を説明するための模式図である。 従来の義肢装具用関節継手の一例における内部機構を説明するための平面模式図(A)及び、従来の義肢装具用関節継手の一例における内部機構を説明するための断面模式図(B)である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら詳述する。
図1は本発明を適用した義肢装具用関節継手の一例を説明するための立体模式図である。
ここで示す関節継手1は、例えば略9mmの厚さを有する馬蹄形状の第1の継手部2と、この第1の継手部2に所定の可動領域を回転可能に枢着された略3mmの厚さを有する円板形状の第2の継手部3とから構成されている。
また、第1の継手部2に、この第1の継手部2の外側面10と同一面上に延設された第1の義肢装具取付板部4が設けられている。
また、第2の継手部3の円周上に、第1の義肢装具取付板部4と同一面上となるように折り曲げ、かつ、先端が二股に形成された第2の義肢装具取付板部5が設けられている。
更に、第1の義肢装具取付板部4及び第2の義肢装具取付板部5に、複数の取付穴6が穿孔されている。
また、第1の継手部2と第2の継手部3の略中央に、第1の継手部2と第2の継手部3とが面接触した状態で回転自在とする枢支ピン7が設けられている。
図2(A)は本発明を適用した義肢装具用関節継手の内部機構の一例を説明するための模式図、図2(B)は図2(A)のC―C断面における内部機構を説明するための模式図である。また、図3は本発明を適用した義肢装具用関節継手の各部品を説明するための分解模式図である。
ここで、第1の継手部2の内側面に、馬蹄形状の凹部8が形成されている。
更に、凹部8の略中央に回転軸9が突設形成されている。この回転軸9は第1の継手部2の外側面10に露出した両端開口状の円筒体により形成されている。更に、回転軸9の内周断面は略四角形状の連結用ピン穴17とされている。
また、凹部8の内周面12の略中央と対向する位置に、凹部8と連通状とされた溝部13が形成されている。更に、溝部13の両側の位置に係留辺(35、35A)が形成され、この係留片35に凹部8と連通状とされたネジ孔(14、14A)が第1の継手部2の第1の義肢装具取付板部4側の外表面に露出するように形成されている。このネジ孔(14、14A)に、可動域調整用ネジ部(15、15A)が螺着されている。
また、回転軸9に、硬鋼線からなる線径が略2mmとされたねじりバネ16が外挿されている。このねじりバネ16の一端18は、ねじりバネ16の遠心方向へ折曲形成されて溝部13内に挿入されている。
また、ねじりバネ16の他端19は、一端18に対して180度の位置に遠心方向へ折曲形成されて凹部8内を2分するような状態とされている。
次に、第2の継手部3の略中央には、第1の継手部2の連結用ピン穴17と同位置上にピン挿通穴23が貫設されている(図3参照)。
また、第2の継手部3の内側面には、その円周方向に沿って第1の継手部2の凹部8の深さと略同等の高さとし、かつ回転軸9との間の凹部8内に嵌入可能な幅を有し、かつ凹部8の内周面と接する側が円弧形状の第1の凸部20と第2の凸部21が突設形成されている。
また、第1の凸部20は、その始端22が第2の義肢装具取付板部5の幅方向の略中央となる位置とされ、第2の凸部21の始端22Aは第2の義肢装具取付板部5の幅方向の略中央より所定間隔を設けて後方位置とされている。
ここで、ねじりバネ16の他端19が第2の継手部3の第1の凸部20と第2の凸部21との間に位置するように凹部8内に嵌め入れられている。
また、ねじりバネ16の他端19と第2の凸部21の始端22Aとの空隙に鋼製よりなる円柱状のバネ制動調整用ピン24が挿入されている。
また、第1の継手部2の連結用ピン穴17と第2の継手部3のピン挿通穴23には断面が四角形状の枢支ピン7が挿通されている。この枢支ピン7の先端からネジ穴25が貫通状に穿孔されている。
更に、ネジ穴25に締結用ネジ26が螺着されることで第1の継手部2と第2の継手部3とが連結されると共に、枢支ピン7が回転することなく第1の継手部2、あるいは第2の継手部3が回転可能な状態となる。
また、ねじりバネ16の一端18と溝部13内との隙間には、鋼板26が挿し込まれることでねじりバネ16のガタを防ぐことが可能となる。
次に、図4(A)は本発明を適用した義肢装具用関節継手においてバネ制動調整用ピンを有する場合の背屈状態を説明するための模式図、図4(B)は本発明を適用した義肢装具用関節継手においてバネ制動調整用ピンを有する場合の底屈状態を説明するための模式図である。
ここで、例えば、関節継手1を足首用としての義肢装具(図示せず。)に取付ける場合には、第1の継手部2が義肢装具の下肢部分に連結され、第2の継手部3が義肢装具の足部分に取付けられる。
このような状態での関節継手1では、座った状態から立つときに足首が上がる(背屈状態)ことになり、第1の継手部2に対して第2の継手部3が図中想像線で示す方向に回転することになる(図4(A)参照)。
この場合に、第2の継手部3は第2の凸部21が第1の継手部2の係留辺35Aに当接するまで回転すると同時に第1の凸部20がねじりバネ16の他端19を付勢力に抗しながら回転する。
従って、背屈状態から底屈状態への移行時には、ねじりバネ16の付勢力で第2の継手部3は押し戻されるようにして初期の状態まで反転することになる。
また、歩行時には足首が下がる(底屈状態)ことになり、第1の継手部2に対して第2の継手部3が図中想像線で示す方向に回転することになる(図4(B)参照)。
この場合に、第2の継手部3は第1の凸部20が第1の継手部2の係留辺35に当接するまで回転すると同時に第2の凸部21も回転する。
ここで、第2の凸部21とねじりバネ16の他端19との間にバネ制動調整用ピン24が配置されることで、第2の凸部21がバネ制動調整用ピン24を押圧することでバネ制動調整用ピン24がねじりバネ16の他端19を付勢力に抗しながら回転する。
従って、底屈状態から背屈状態への移行時には、ねじりバネ16の付勢力で第2の継手部3は押し戻されるようにして初期の状態まで反転することになる。
また、図5(A)は本発明を適用した義肢装具用関節継手においてバネ制動調整用ピンを有しない場合の背屈状態を説明するための模式図、図5(B)は本発明を適用した義肢装具用関節継手においてバネ制動調整用ピンを有しない場合の底屈状態を説明するための模式図である。
ここで、背屈状態の場合には、第1の継手部2に対して第2の継手部3が図中想像線で示す方向に回転することになる(図5(A)参照)。
この場合に、第2の継手部3は第2の凸部21が第1の継手部2の係留辺35Aに当接するまで回転すると同時に第1の凸部20がねじりバネ16の他端19を付勢力に抗しながら回転する。
従って、背屈状態から底屈状態への移行時には、ねじりバネ16の付勢力で第2の継手部3は押し戻されるようにして初期の状態まで反転することになる。
また、底屈状態の場合には、第1の継手部2に対して第2の継手部3が図中想像線で示す方向に回転することになる(図5(B)参照)。
この場合に、第1の凸部20と第2の凸部21との間に所定の空間を有するために、第2の凸部21がねじりバネ16の他端19に当接することなく回転することになる。
従って、ねじりバネ16の制動が掛からない状態での第2の継手部3の回転、あるいは反転が可能となる。
次に、図6(A)は本発明を適用した義肢装具用関節継手において可動域調整用ネジ部による可動域調整による背屈状態を説明するための模式図、図6(B)は本発明を適用した義肢装具用関節継手において可動域調整用ネジ部による可動域調整による底屈状態を説明するための模式図である。
ここで、第1の継手部2の係留辺(35、35A)に設けられるネジ孔(14、14A)に、可動域調整用ネジ部(15、15A)が螺着されており、この可動域調整用ネジ部(15、15A)を第1の継手部2の外部よりドライバー等の工具で回転させる。
このようにして、可動域調整用ネジ部(15、15A)を回転させて第1の継手部2の凹部8内への突出を行うことで、第1の凸部20及び第2の凸部21の可動空間部が縮小される。これにより、第2の継手部3の可動領域の調整を自在に行うことが可能となる。
例えば、背屈状態の場合には、第1の継手部2に対して第2の継手部3が図中想像線で示す方向に回転することになる(図6(A)参照)。
この場合に、第2の継手部3は第2の凸部21が第1の継手部2の係留辺35Aから突出した可動域調整用ネジ部15に当接するまで回転すると同時に第1の凸部20がねじりバネ16の他端19を付勢力に抗しながら回転する。
従って、背屈状態から底屈状態への移行時には、ねじりバネ16の付勢力で第2の継手部3は押し戻されるようにして初期の状態まで反転することになる。
また、底屈状態の場合には、第1の継手部2に対して第2の継手部3が図中想像線で示す方向に回転することになる(図6(B)参照)。
この場合に、第2の継手部3は第1の凸部20が第1の継手部2の係留辺35Aから突出した可動域調整用ネジ部15Aに当接するまで回転すると同時に第2の凸部21も回転する。
ここで、第2の凸部21とねじりバネ16の他端19との間にバネ制動調整用ピン24が配置されることで、第2の凸部21がバネ制動調整用ピン24を押圧することでバネ制動調整用ピン24がねじりバネ16の他端19を付勢力に抗しながら回転する。
従って、底屈状態から背屈状態への移行時には、ねじりバネ16の付勢力で第2の継手部3は押し戻されるようにして初期の状態まで反転することになる。
本発明よりなる義肢装具用関節継手は、図7に示すように、下肢30に下肢用装具31が取付けられ、足32に足用装具33が取付けられている。
ここで、下肢用装具31と足用装具33の外側及び内側に、関節継手1がそれぞれ配置される。
この関節継手1は、第1の継手部2の第1の義肢装具取付板部4が下肢用装具31にボルト・ナット等の締結部材34で連結固定される。
また、第2の継手部3の第2の義肢装具取付板部5が足用装具33にボルト・ナット等の締結部材34で連結固定される。
このようにして関節継手1が下肢用装具31と足用装具33との間で取り付けられることで背屈状態、あるいは底屈状態となる場合に、足32を所定領域内で可動することが可能となる。
また、ねじりバネ(図示せず。)の付勢力で背屈状態、あるいは底屈状態に移行する際に制動を掛けることができると共に、初期状態への復帰がスムーズに行うことが可能となる。
更に、関節継手の外部からドライバー等で可動域調整用ネジ部を回転させることでミリ単位での可動域の調整を容易に行うことが可能となる。
なお、本実施の形態では、第1の継手部は、溝部の両側位置に、凹部内に連通状に穿孔されたネジ孔と、ネジ孔に、先端が第1の凸部と第2の凸部の可動方向へ移動可能に螺着された可動域調整用ネジ部を有するものであるが、必ずしも可動域調整用ネジ部を有する必要はない。
しかし、第2の継手部の可動域を自在に調整することができるという点において可動域調整用ネジ部を有することが望ましい。
また、本実施の形態では、第1の凸部と第2の凸部は凹部の内周面と接する側が円弧形状に形成されると共に、第2の凸部の円周方向長さは第1の凸部の円周方向長さより短い長さとするものであるが、必ずしも第2の凸部の円周方向長さは第1の凸部の円周方向長さより短い長さとする必要はない。
しかし、底屈状態の際にねじりバネによる制動が掛かりやすくなるという点において第2の凸部の円周方向長さは同第1の凸部の円周方向長さより短い長さとすることが望ましい。
また、本実施の形態では、ねじりバネの他端と第2の継手部の第2の凸部との間に、挿入可能とされるバネ制動調整用ピンを備えるものであるが、必ずしもバネ制動調整用ピンを備える必要はない。
しかし、バネ制動調整用ピンを備えることで底屈状態での第2の継手部の可動を制動できるという点においてバネ制動調整用ピンを備えることが望ましい。
また、本実施の形態では、ねじりバネが、線径が2mm以上の硬鋼線より形成されるものであるが、必ずしも線径が2mm以上の硬鋼線より形成する必要はない。
しかし、足関節のように大きな荷重が加わる箇所ではねじりバネを線径が2mm以上の硬鋼線より形成することが望ましい。
1 関節継手
2 第1の継手部
3 第2の継手部
4 第1の義肢装具取付板部
5 第2の義肢装具取付板部
6 取付穴
7 枢支ピン
8 凹部
9 回転軸
10 外側面
12 内周面
13 溝部
14、14A ネジ孔
15、15A 可動域調整用ネジ部
16 ねじりバネ
17 連結用ピン穴
18 一端
19 他端
20 第1の凸部
21 第2の凸部
22、22A 始端
23 ピン挿通穴
24 バネ制動調整用ピン
25 ネジ穴
26 鋼板
30 下肢
31 下肢用装具
32 足
33 足用装具
34 締結部材
35、35A 係留辺

Claims (5)

  1. 略中央に回転軸が形成された馬蹄形状の凹部と、該凹部の内周面の略中央と対向する位置に、同凹部と連通状に形成された溝部を有する第1の継手部と、
    前記凹部内に挿入可能に形成された第1の凸部と、該第1の凸部と所定の間隔を設けて前記凹部内に挿入可能に形成された第2の凸部を有し、かつ、前記回転軸に対して回転可能に枢着された第2の継手部と、
    前記回転軸に回転自在に外挿されると共に、一端が遠心方向へ折曲形成されて前記溝部に係留され、かつ、他端が遠心方向へ折曲形成されて前記第1の凸部と第2の凸部との間に位置するねじりバネとを備える
    義肢装具用関節継手。
  2. 前記第1の継手部は、前記溝部の両側位置に前記凹部内に連通状に穿孔されたネジ孔と、該ネジ孔に、先端が前記凹部内へ移動可能に螺着された可動域調整用ネジ部を有する
    請求項1に記載の義肢装具用関節継手。
  3. 前記第1の凸部と前記第2の凸部は、前記凹部の内周面と接する側が円弧形状に形成されると共に、同第2の凸部の円周方向長さは同第1の凸部の円周方向長さより短い長さである
    請求項1に記載の義肢装具用関節継手。
  4. 前記ねじりバネの他端と前記第2の継手部の前記第2の凸部との間に、挿入可能とされるバネ制動調整用ピンを備える
    請求項1に記載の義肢装具用関節継手。
  5. 前記ねじりバネは、線径が2mm以上の硬鋼線より形成された
    請求項1に記載の義肢装具用関節継手。
JP2015523323A 2015-01-28 2015-01-28 義肢装具用関節継手 Active JP5807888B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/052266 WO2016121019A1 (ja) 2015-01-28 2015-01-28 義肢装具用関節継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5807888B1 true JP5807888B1 (ja) 2015-11-10
JPWO2016121019A1 JPWO2016121019A1 (ja) 2017-04-27

Family

ID=54545799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015523323A Active JP5807888B1 (ja) 2015-01-28 2015-01-28 義肢装具用関節継手

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5807888B1 (ja)
WO (1) WO2016121019A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018175315A (ja) * 2017-04-11 2018-11-15 トヨタ自動車株式会社 関節規制器具
CN111920655A (zh) * 2020-09-27 2020-11-13 上海傅利叶智能科技有限公司 一种足托初始角度可调的踝关节装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6919293B2 (ja) 2017-04-11 2021-08-18 トヨタ自動車株式会社 装具およびそれに用いる嵌挿部材
CN107648013B (zh) * 2017-11-10 2020-07-14 电子科技大学 一种上肢外骨骼机器人4自由度前臂
JP2021078962A (ja) * 2019-11-21 2021-05-27 有限会社出水義肢装具製作所 短下肢装具、および短下肢装具用連結部材
CN111920652B (zh) * 2020-07-22 2021-06-18 燕山大学 可自适应调节脚踝承载力的辅助行走器
CN111920650B (zh) * 2020-09-28 2021-01-08 上海傅利叶智能科技有限公司 一种旋转缓冲助力机构和外骨骼踝关节缓冲助力装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05137742A (ja) * 1991-11-14 1993-06-01 Takumi Hino 人体補装具用継手および人体補装具
US5334354A (en) * 1992-09-11 1994-08-02 Troemner, Inc. Laboratory clamp having a fully enclosed hinge mechanism
US5873847A (en) * 1996-11-14 1999-02-23 Lenjoy Engineering, Inc. Articulated splints and goniometric hinge for the same
JP2005144156A (ja) * 2003-10-22 2005-06-09 Izumi Gishi Sogu Seisakusho:Kk 義肢装具用関節継手
JP3119913U (ja) * 2005-12-22 2006-03-16 藍元宏 足先支持具
JP2008272312A (ja) * 2007-05-02 2008-11-13 Tanren:Kk 膝装着具

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05137742A (ja) * 1991-11-14 1993-06-01 Takumi Hino 人体補装具用継手および人体補装具
US5334354A (en) * 1992-09-11 1994-08-02 Troemner, Inc. Laboratory clamp having a fully enclosed hinge mechanism
US5873847A (en) * 1996-11-14 1999-02-23 Lenjoy Engineering, Inc. Articulated splints and goniometric hinge for the same
JP2005144156A (ja) * 2003-10-22 2005-06-09 Izumi Gishi Sogu Seisakusho:Kk 義肢装具用関節継手
JP3119913U (ja) * 2005-12-22 2006-03-16 藍元宏 足先支持具
JP2008272312A (ja) * 2007-05-02 2008-11-13 Tanren:Kk 膝装着具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018175315A (ja) * 2017-04-11 2018-11-15 トヨタ自動車株式会社 関節規制器具
US10881535B2 (en) 2017-04-11 2021-01-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Joint regulating apparatus
CN111920655A (zh) * 2020-09-27 2020-11-13 上海傅利叶智能科技有限公司 一种足托初始角度可调的踝关节装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016121019A1 (ja) 2016-08-04
JPWO2016121019A1 (ja) 2017-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5807888B1 (ja) 義肢装具用関節継手
US6666837B2 (en) Orthosis joint
JP6444374B2 (ja) 双方向性緩和及び補助ユニット
JP2016059763A (ja) 下肢動作支援装置
WO2014021202A1 (ja) 義足における上側義足部と下側義足部との連結構造
PT1503707E (pt) Articulação ambulante de joelho
US20090143869A1 (en) Anti-shock artificial knee joint structure
JP2014042813A5 (ja)
US20190374364A1 (en) Adjustable brace
US11369503B2 (en) Modular semi-active joint exoskeleton
WO2005039459A1 (ja) 義肢装具用関節継手
JP6015516B2 (ja) 歩行補助装置
CA2905267C (en) Rehabilitation apparatus with mechanical linkage
US8187337B2 (en) Trouble-free safety prosthesis joint
US20190105190A1 (en) Method and apparatus for modular semi-active joint exoskeleton
US6355071B1 (en) Knee joint capable of rotating rapidly in one direction but slowly in the other
JP6816622B2 (ja) 関節規制器具
JP4053533B2 (ja) 義肢装具用関節継手
KR20190025152A (ko) 발가락부의 회전이 가능한 인공발
CN110913808B (zh) 用于矫形外科技术装置的连接装置及铰接装置
WO2021130651A1 (en) A passive prosthetic knee
WO2016179281A1 (en) Passive artificial knee
JP3105373U (ja) 義肢装具用関節継手
JP3155391U (ja) 歩行用下肢装具
JP2017006452A (ja) 義肢用関節

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5807888

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250