JP5806392B2 - 受信された空間ストリームに埋め込まれた変調符号化情報を決定することによる干渉の除去 - Google Patents

受信された空間ストリームに埋め込まれた変調符号化情報を決定することによる干渉の除去 Download PDF

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Description

優先権の主張
本出願は、その開示が参照により本明細書に組み込まれている、2011年5月18日に出願し、代理人整理番号100770P1の同一出願人が所有する米国仮特許出願第61/487,330号の利益と優先権を主張するものである。
本出願は、一般に、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、限定はしないが、受信された信号からの干渉の除去に関する。
ワイヤレス多入力多出力(MIMO)システムは、複数のユーザ(たとえば、アクセス端末)に対する通信を同時にサポートする。MIMOシステムのアクセスポイント(たとえば、基地局)は、データの送信および受信のための複数のアンテナを使用し、各ユーザは1つまたは複数のアンテナを使用する。アクセスポイントは、順方向リンクチャネルおよび逆方向リンクチャネルを介してユーザと通信する。順方向リンク(またはダウンリンク)チャネルは、アクセスポイントの送信アンテナからユーザの受信アンテナへの通信チャネルを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)チャネルは、ユーザの送信アンテナからアクセスポイントの受信アンテナへの通信チャネルを指す。
1組の送信アンテナから受信アンテナへの送信に対応するMIMOチャネルは、送信を受信アンテナに向けるためにプリコーディング(たとえば、ビームフォーミング)が使用されるので、空間ストリームと呼ばれる。したがって、いくつかの態様では、各空間ストリームは少なくとも1つの次元に対応する。MIMOシステムは、これらの空間ストリームによって提供された追加次元を使用することにより、向上した性能(たとえば、より高いスループットおよび/またはより大きい信頼性)を提供する。
ある特定の状況では、所与の受信アンテナに向けられた空間ストリームは、たとえば、理想よりも少ないビームフォーミングに起因して、別の受信アンテナで干渉を引き起こす。この干渉を低減する1つの方法は、各ユーザで複数の受信アンテナを使用すること、および最小平均2乗誤差(MMSE)空間フィルタリングなどの干渉除去を使用することを含む。しかしながら、そのような手法は、(たとえば、複数の受信アンテナの必要性に起因する)いくつかの場合には望ましくない。したがって、空間ストリームによって引き起こされる干渉を軽減するための改善された技法が必要である。
本開示のいくつかの例示的な態様の概要は以下の通りである。本概要は読者の便宜のために提供され、本開示の広さを完全には規定しない。便宜上、いくつかの態様という用語は、本開示の単一の態様または複数の態様を指すために本明細書で使用される。
いくつかの態様では、本開示は、マルチユーザMIMO(MU-MIMO)環境内の受信機で干渉を軽減することに関する。この干渉は、たとえば、ユーザ(たとえば、アクセス端末)が複数の空間ストリームを含む信号を受信するときに発生し、空間ストリームのうちの少なくとも1つはユーザに向けられ、空間ストリームのうちの少なくとも1つの他の空間ストリームは少なくとも1人の他のユーザに向けられる。この場合、他のユーザに向けられた空間ストリームの受信は、ユーザに向けられた空間ストリームの受信に干渉する場合がある。本明細書の教示によれば、ユーザは、受信された信号内の各干渉空間ストリームに関連付けられた符号および変調を検出し、受信された信号からこの干渉を除去するように試みる干渉除去動作に、検出された符号および変調を使用する。このようにして、ユーザに向けられた空間ストリームのより正確な復号が実現される。
いくつかの態様では、本開示は、所与のパケットのための変調符号化方式(MCS)がパケット内のSIGB値によって指定される、IEEE802.11acベースのシステムに関する。本明細書の教示によれば、ユーザは、たとえば完全最尤検索を行うこと、簡約最尤検索を行うこと、または線型予測を使用することによって干渉空間ストリームのSIGB値を検出する。ユーザは、SIGB値によって示された変調符号化を使用して、干渉空間ストリーム内で送信された情報を復号する。送信情報および変調符号化が知られると、ユーザは、逐次干渉除去または他の何らかの適切な技法を使用することによって、受信機に宛てられた空間ストリームから、この情報の送信によって引き起こされた干渉を除去(たとえば、低減、最小化など)する。
本開示のこれらおよび他の例示的な態様は、以下の発明を実施するための形態および添付の特許請求の範囲、ならびに添付の図面に記載される。
データ指向の干渉除去を実行するように構成された通信システムのいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図である。 受信空間ストリームによって引き起こされた干渉を軽減することと連携して実行される動作のいくつかの例示的な態様のフローチャートである。 IEEE802.11acプリアンブルの図である。 例示的なMU-MIMO送信の簡略図である。 受信された空間ストリームから変調符号化情報を抽出することと連携して実行される動作のいくつかの例示的な態様のフローチャートである。 受信された空間ストリームから抽出された変調符号化情報を使用する逐次干渉除去動作のいくつかの例示的な態様のフローチャートである。 通信ノードで使用され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図である。 通信構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図である。 本明細書で教示された干渉除去を提供するように構成された装置のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図である。
慣例に従って、図面に示された特徴は、明確にするために簡略化され、全体的に縮尺通り描かれていない。すなわち、これらの特徴の寸法および間隔は、たいていの場合明確にするために拡大または縮小されている。加えて、例示のために、図面は全体的に所与の装置(たとえば、デバイス)または方法で通常使用される構成要素をすべて描写しているわけではない。最後に、本明細書および図の全体にわたって、同様の参照符号は同様の特徴を示すために使用され得る。
本開示の様々な態様が以下に記載される。本明細書の教示は多種多様な形態で具現化され得ること、および本明細書で開示された任意の特定の構造、機能または両方は代表的なものにすぎないことは明白であろう。本明細書の教示に基づいて、本明細書で開示された態様は他の任意の態様から独立して実装できること、およびこれらの態様のうちの2つ以上は様々な方法で結合できることを、当業者は諒解されよう。たとえば、本明細書に記載された任意の数の態様を使用して、装置を実装することができるか、または方法を実践することができる。加えて、本明細書に記載された態様のうちの1つもしくは複数に加えて、またはそれらとは異なる、他の構造、機能、もしくは構造および機能を使用して、そのような装置を実装することができるか、またはそのような方法を実践することができる。さらに、1つの態様は1つの請求項の少なくとも1つの要素を含むことができる。上記の一例として、いくつかの態様では、装置のための信号処理の方法は、信号を受信するステップ、受信された信号を処理して、少なくとも1つの他の装置に向けられた少なくとも1つの空間ストリームの変調符号化を決定するステップ、および、決定された変調符号化を使用して、少なくとも1つの空間ストリームに起因する干渉を受信された信号から除去するステップを含む。加えて、いくつかの態様では、少なくとも1つの空間ストリームは、少なくとも1つのSIGB値を含む802.11acパケットを含み、受信された信号の処理は、少なくとも1つの空間ストリーム内の少なくとも1つのSIGB値を識別することを含む。
図1は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)100の例示的な態様を示し、そこで、MU-MIMO送受信機104を含むアクセスポイント102はユーザ106およびユーザ108と通信する。ユーザ106およびユーザ108は、様々な実装形態でアクセス端末、ユーザ機器、ユーザデバイス、クライアントなどと呼ばれるワイヤレス通信デバイス(たとえば、802.11acデバイス)を表す。この簡略化された例では、アクセスポイント102は2本の送信アンテナ110と112を含み、ユーザ106は1本の受信アンテナ114を含み、ユーザ108は1本の受信アンテナ116を含む。本明細書の教示は、異なる数の送信アンテナ、異なる数の受信アンテナ、異なる数のユーザ、および異なる数の空間ストリームを含む他の実装形態に適用可能であることを諒解されたい。
MU-MIMO送受信機104は、(対応する破線によって簡略化された形で表された)空間ストリーム118がユーザ106に向けられ、(また、対応する破線によって表された)空間ストリーム120がユーザ108に向けられるように、アンテナ110と112を介した送信のためにプリコーディング(たとえば、ビームフォーミング)を使用する。(たとえば、ユーザ106の動きがユーザ108に向かう)ある特定の状況では、あるユーザに向けられた空間ストリームの送信は、別のユーザで別の空間ストリームの受信に干渉する。図1は、空間ストリーム120がユーザ106で空間ストリーム118の受信に干渉する例を示す。本明細書の教示によれば、ユーザ106(およびシステム100内の任意の他のユーザ)は、データ検出ベースの干渉除去122を組み込んで、1人または複数の他のユーザに向けられた1つまたは複数の空間ストリームによって引き起こされた干渉を除去する。下記でより詳細に記載されるように、いくつかの態様では、本明細書で教示されたデータ検出ベースの干渉除去は、分解可能な長いトレーニングシーケンスおよび非線形復号を使用して、すべての干渉空間ストリームについてMCSを決定し、その後、非線形復号または逐次干渉除去を行うことを含む。
図2は、本明細書の教示による干渉除去動作の一例を示す。例示のために、図2の動作(または本明細書に記載もしくは教示された任意の他の動作)は、特定の構成要素によって実行されるものとして記載され得る。たとえば、図2の動作は、アクセスポイントなどの関連する装置から1つまたは複数の空間ストリームを受信することを予期するアクセス端末などの第1の装置の観点から記載される。これらの動作は、他の実装形態では、他のタイプの構成要素によって実行され得るし、異なる数の構成要素を使用して実行され得る。また、本明細書に記載された1つまたは複数の動作は、所与の実装形態では使用されない場合があることを諒解されたい。たとえば、あるエンティティが動作のサブセットを実行し、それらの動作の結果を別のエンティティに渡す場合がある。
図2のブロック202によって表されたように、ある時点において、第1の装置が信号を受信する。たとえば、802.11acの実装形態では、第1の装置は、MU-MIMOを使用する関連する802.11acアクセスポイントから信号を受信し、同時に複数の装置(たとえば、ユーザアクセス端末)に空間ストリームを送信する。その結果、この信号は、第1の装置に向けられた少なくとも1つの空間ストリームを含み、少なくとも1つの他の装置に向けられた少なくとも1つの空間ストリームも含む。したがって、第1の装置の観点からすると、別の装置に向けられた空間ストリームは干渉空間ストリームである。
ブロック204によって表されたように、受信された信号は、少なくとも1つの他の装置(たとえば、少なくとも1つの他のユーザアクセス端末)に向けられた少なくとも1つの空間ストリームの変調符号化を決定するように処理される。たとえば、いくつかの実装形態では、空間ストリームの信号フィールドからの情報が抽出される。上記802.11acの例を続けると、各空間ストリームは802.11acパケットを含み、802.11acパケットの各々はSIGBフィールドを含むプリアンブルを備える。
図3は、802.11acプリアンブル302の例を示す。VHT-SIGBフィールド304は分割されて、このフィールドが変調符号化方式(MCS)フィールド306を含むことを示す。MCSフィールド306は、たとえば、QPSKレート1/2および64QAMレート3/4などの、802.11ac規格によって指定された変調符号化方式を識別する4ビットを含む。パケットプリアンブル、信号フィールド、およびMCSフィールドのための様々なフォーマットが様々な実装形態で使用され得ることを諒解されたい。
再び図2のブロック204を参照すると、802.11acの例では、第1の装置が受信された信号を処理して、各干渉空間ストリーム内のSIGB値を識別する。下記でより詳細に説明されるように、これは様々な実装形態において様々な方法で達成される。
いくつかの実装形態では、所与の空間ストリーム内のSIGB値の識別は、その空間ストリーム内のSIGB値に対して線型最尤(ML)検索を行うことを含む。そのような検索の一例は、図5と連携して下記でより詳細に記載される。
いくつかの実装形態は、簡約ML検索を使用してSIGB値を識別する。たとえば、受信された信号が(たとえば、複数のアクセス端末に向けられた)複数の空間ストリームを含む場合、SIGB値の識別は、複数の空間ストリームから1組の最強の空間ストリームを識別すること、およびその1組の最強の空間ストリーム上のSIGB値のみに対してML検索を行うことを含むことができる。
いくつかの実装形態は、線型予測を使用してSIGB値を識別する。たとえば、受信された信号が(たとえば、複数のアクセス端末に向けられた)複数の空間ストリームを含む場合、SIGB値の識別は、複数の空間ストリームから1組の最強の空間ストリームを識別すること、およびその1組の最強の空間ストリームに線型予測動作を行って、それらの空間ストリームのためだけにSIGB値を決定することを含むことができる。
所与の空間ストリームのSIGB値を識別すると、その空間ストリームのための変調符号化方式がSIGB値から抽出される。上記で説明されたように、いくつかの空間ストリームはQPSKレート1/2を使用し、いくつかの空間ストリームは64QAMレート3/4を使用する、などである。
いくつかの実装形態では、ブロック204での受信された信号の処理はまた、各識別されたSIGB値の確度を検証することを含む。たとえば、所与の空間ストリーム内のSIGB値を識別すると、SIGB値は、SIGB値が有効であるかどうかを判定するように処理される。この場合、SIGB値が有効であると判定された場合、変調符号化方式がSIGB値から抽出される。いくつかの実装形態では、SIGB値のこの処理は、SIGB値に巡回冗長検査(CRC)演算を実行することを含む。
ブロック206によって表されたように、ブロック204で決定された変調符号化は、受信された信号から干渉を除去するために使用される。上記で説明されたように、この干渉は他の装置に向けられた空間ストリームに起因する。逐次干渉除去または最尤MIMO(ML-MIMO)復号などのマルチユーザ検出方式は、干渉空間ストリームの悪影響を低減するためにここで使用され得る。逐次干渉除去の一例は、図6と連携して下記に記載される。
いくつかの場合には、ブロック206の動作は、除去を保証するのに十分大きい空間ストリームがいくつあるかを判定することを含む。たとえば、その空間ストリームから干渉を除去すべきかどうかを判定するために、(たとえば、信号強度を示す)しきい値が各干渉空間ストリームに適用され得る。そのような場合、干渉は最強の干渉についてのみ除去され得る。また、複数の空間ストリームが第1の装置に向けられた場合、第1の装置はこれらの空間ストリームの各々から干渉を除去する。たとえば、第1の装置は、第1のアンテナで受信された第1の信号、第2のアンテナで受信された第2の信号などに、本明細書で教示された干渉除去を実行する。
ブロック208によって表されたように、第1の装置は、干渉の除去後受信された信号を復号して、第1の装置に向けられた各空間ストリームからデータを抽出する。その結果、干渉空間ストリームからのいかなる顕著な干渉も復号の前に信号から除去されるので、第1の装置で高品質の復号が実現される。
上記を念頭において、データ指向の干渉除去の詳細例が、図4〜図6に関して記載される。例示のために、この例は、関連するアクセスポイントから複数の802.11ac空間ストリームを含む信号を受信するアクセス端末の文脈で記載される。これらの空間ストリームのうちの少なくとも1つはアクセス端末に向けられ、少なくとも1つの他の空間ストリームは少なくとも1つの別のアクセス端末に向けられる。
図4は、2つのアクセス端末がある場合のアクセスポイントからの信号送信の簡略化された例を示す。ここで、図1の例におけるように、各々が単一の受信アンテナを有する2つのアクセス端末に情報を送るために、2本の送信アンテナが使用される。行列402によって表されたように、アクセスポイントは、第1のアクセス端末に宛てられた出力信号x(1,n)を生成し、第2のアクセス端末に宛てられた出力信号x(2,n)を生成する。パラメータnは、信号が直交周波数分割多重(OFDM)を使用して、nトーンを介して送られることを表す。出力信号は、(たとえば、2×2の行列のための要素P11、P12、P21、およびP22を有する)プリコーディング行列404に適用される。この演算の結果は、2本のアンテナ406を介して送信される。生じた信号は、チャネル行列H(n)を介して受信アンテナ408に送信され、異なる送信アンテナ-受信アンテナのペアに関連付けられたチャネルは、図のようにh11、h12、h21、およびh22によって表される。受信された信号は行列410によって表され、上述のように、1本の受信アンテナが各アクセス端末に関連付けられる。ここで、信号y1(n)はあるアクセス端末で受信された信号であり、信号y2(n)は他のアクセス端末で受信された信号である。図4に示されたパラメータは、以下の図5の説明において参照される。
図5は、データ指向の干渉除去動作の一例を示す。これらの動作は、アクセスポイントからいくつかのアクセス端末への802.11ac空間分割多元接続(SDMA)送信の文脈で記載される。802.11acでは、アクセスポイントと通信するエンティティは通常ユーザ(またはクライアント)と呼ばれ、一貫性のために、その用語は以下の説明において使用される。しかしながら、例示のために、図5の動作はまた、(すなわち、ユーザに対応する)アクセス端末によって実行されるものとして記載される。様々な実装形態では、所与のユーザ(アクセス端末)は、1つまたは複数の受信アンテナおよび対応する受信チェーンを有することを諒解されたい。したがって、所与のユーザ(アクセス端末)は、特定の実装形態に応じて1つまたは複数の空間ストリームを受信する。
図3に示されたように、802.11acプリアンブルは、3つのレガシーフィールド(L-STF、L-LTF、およびL-SIG)、ならびに5つのVHT(超高スループット)フィールドを含む。VHTフィールドがここでの主要な関心事である。
VHT-SIGAフィールドは、パケット内の最初のVHT信号フィールドである。このフィールドは、すべてのユーザ(アクセス端末)がパケット内のVHT情報を受信するために知る必要がある、パケット構造に関する情報を搬送する。たとえば、この情報は、送信が単一のユーザ向けか複数のユーザ向けかを示し、空間ストリームがどのようにしてユーザごとに編成されるかを識別する。SIGAフィールドはプリコードされておらず、したがってすべてのユーザによって容易に読むことができる。
VHTショートトレーニングフィールド(VHT-STF)およびVHTロングトレーニングフィールド(VHT-LTF)は、プリコードされたフィールドである。したがって、所与のユーザを対象とするトレーニングフィールドは、概して他のユーザを対象とする他のトレーニングフィールドよりも、そのユーザでより強い信号強度を有する。VHTロングトレーニングフィールド(VHT-LTF)は、各ユーザがチャネル予測を可能にする信号を提供する。
VHT-SIGBフィールドは、パケット内の2番目のVHT信号フィールドである。このフィールドは、MCS情報によって指定されたその特定のユーザのためのデータレートを含む、ユーザごとの情報を搬送する。SIGBフィールドはプリコードされており、したがって他のユーザによって容易に読むことはできない。
VHT-Dataフィールドはユーザごとのデータを搬送する。このフィールドもプリコードされている。
図5の動作を参照すると、ブロック502によって表されたように、アクセス端末は、アクセスポイントから受信された信号内の802.11acプリアンブルを検出する。アクセス端末は、VHT-SIGAフィールドの第2のOFDMシンボル上のバイナリ位相シフトキーイング(BPSK)の回転を自動検出することによって、802.11acパケットを識別する。
ブロック504によって表されたように、アクセス端末はSIGA情報を使用して、空間ストリームに関する情報を決定する。詳細には、アクセス端末は、送信に含まれた空間ストリームの総数、サービスされているユーザの数、および各ユーザに割り当てられた空間ストリームの数を決定する。
ブロック506によって表されたように、アクセス端末は、アクセスポイントによって送信された各空間ストリームに対応するチャネル行列の予測値を生成する。言い換えれば、チャネル行列は、所与のアクセスポイントのアンテナから所与の受信アンテナへの各チャネルに対応する要素を含む。OFDMトーンnごとに1つのチャネル行列があるので、チャネル行列はH(n)によって指定される。図4の簡略化された例では、2つのアクセスポイントのアンテナおよび2つのアクセス端末のアンテナがあるので、チャネル行列H(n)は2×2の行列である。チャネル行列H(n)のサイズは、より多くのアクセスポイントのアンテナおよび/またはアクセス端末のアンテナがある実装形態に応じて増大する。
ブロック508によって表されたように、アクセス端末は、少なくとも1つの他のユーザ(たとえば、少なくとも1つの他のアクセス端末)に向けられた少なくとも1つの空間ストリームからSIGB情報を抽出する。ブロック204で上述されたように、この情報は様々な実装形態において様々な方法で抽出される。所与の干渉空間ストリーム上で行われる1)ML検索、2)簡約ML検索、および3)線型予測の例は、以下の通りである。受信された信号から除去されるべき複数の干渉ストリームがある場合、SIGB抽出動作は干渉ストリームごとに行われる。
線型ML検索の一例は、空間ストリームとともに送信されたはずのすべての可能なSIGB値を通して検索することを含む。ユーザごとに1つの独自のSIGBがある。SIGBフィールドの1つの802.11ac実装形態では、フィールド内に26ビットある。この実装形態では、SIGBフィールドは16ビットの長さフィールド、4ビットのMCSフィールド、および6ビットのテールフィールドを含む。したがって、この場合、226までの検索があるはずである。実際には、テールフィールドが通常既知の量(たとえば、6個のゼロ)であり、場合によってはある特定の情報が長さフィールドの内容に関して知られているので、この検索のサイズは、通常、226より小さい。
例示的な実装形態では、ML検索は、受信された信号に関して最小2乗差を提供するSIGB値を識別することを含む。式1はこの演算の一例を示す。受信された信号はy(n)であり、ここで、yは受信アンテナを表す要素を有するベクトルである。入力信号x(i,n)は、送られた独自のSIGB値(または空間ストリーム)の数に等しい要素を有するSIGBの可能な送信された信号である。すなわち、変数iは、SIGBのための可能なビットパターンのうちの1つの所与のインスタンスを表す。図4は、2本の送信アンテナおよび2本の受信アンテナを有する簡単な実装形態についてのこれらの量の一例を示す。
式1のML検索は、こうして、すべてのトーンnにわたって特定の受信された信号y(n)が与えられると、可能な値x(i,n)ごとのパラメータd(i)を生成することを含む。d(i)についての最小値を提供するx(i,n)についての値が、次いで、検出されたSIGB値として識別される。
簡約ML検索は、複数の干渉空間ストリームが1つのアクセスポイントで受信される状況において使用され得る。ここで、十分な干渉除去は、受信された信号から干渉空間ストリームの一部分を除去することのみにより、場合によっては実現される。したがって、ML検索は、ここで最強の干渉空間ストリームの各々に行われるだけである。
様々な技法が、最強の干渉空間ストリームを識別するために使用され得る。いくつかの実装形態では、最強の干渉空間ストリームは、(たとえば、アクセス端末でのSIGBの信号強度に対応する)空間ストリームの受信された信号の強度に基づいて識別される。いくつかの実装形態では、信号強度は、H(n)行列の関係する列を使用して決定される。ここで、norm(H(n))2および後処理の信号対干渉雑音比(SINR)などのメトリクスが、場合によっては使用される。
線型予測はまた、干渉空間ストリームに埋め込まれたSIGB値を予測するために使用され得る。典型的な実装形態では、これは、受信チェーンを構成して所与の干渉空間ストリームを取得すること、および線型フィルタリングを使用して受信された信号の予測値を生成することを含む。この技法が正確な結果をもたらすと仮定すると、この生じた予測値は、空間ストリームに埋め込まれたSIGB値を含む。
線型予測技法は、複数の干渉空間ストリームが1つのアクセスポイントで受信される状況において使用され得る。この場合、線型予測は最強の干渉空間ストリームに実行されて、それらの空間ストリームのSIGB値を識別する。最強の干渉空間ストリームは、上記で説明された方式または他のいくつかの適切な方式で決定される。
図5のブロック510によって表されたように、いくつかの実装形態では、アクセス端末は、ブロック508で取得されたSIGB値の確度を検証する。たとえば、SIGB値のための8ビットのCRC情報がVHT-Dataフィールドに含まれる。したがって、いくつかの実装形態では、アクセス端末は(たとえば、ビタビデコーダを使用する)CRC演算を使用して、SIGB値が関連するCRC情報に対応することを検証する。言い換えれば、CRC演算はSIGB値が正確に復号されたかどうかを判定する。
このCRC演算は、所与の空間ストリームが「干渉」空間ストリームであると見なされるかどうかを判定するために使用され得る。たとえば、SIGB値のCRCが通った場合、関連する(別のアクセス端末向けの)空間ストリームは、アクセス端末での所望の空間ストリームの受信に干渉すると見なされる。反対に、SIGB値が正確に復号されなかった(すなわち、CRCが失敗した)場合、そのSIGB値に関連付けられた空間ストリームは、復号されるほど十分強くなく、したがって所望の空間ストリームの受信に著しく干渉しないと見なされる。
他の技法は、所与の空間ストリームが「干渉」空間ストリームであるかどうかを判定するために使用され得る。たとえば、いくつかの実装形態では、アクセス端末によって見られたように、しきい値より大きいかそれに等しい信号対ノイズ比(SNR)を有するそれらの空間ストリームだけが「干渉」空間ストリームと見なされる。いくつかの実装形態では、このしきい値は、アクセス端末によって見られたように、アクセス端末に向けられた空間ストリームのSNRに基づく(たとえば、SNRに等しいかまたはSNRプラスマージンに等しい)。
ブロック512によって表されたように、有効なSIGB値がブロック508で取得された場合、アクセス端末はSIGB値からMCS情報を取得する。プロセス内のこの時点で、アクセス端末は、これらの空間ストリームの各々のMCSとともに各干渉空間ストリームを識別することができる。
したがって、ブロック514によって表されたように、アクセス端末は各干渉空間ストリームのMCS情報を使用して、これらの空間ストリームの各々に起因する干渉を受信された信号から除去する。ブロック206で上述されたように、逐次干渉除去(SIC)またはML-MIMO復号などのマルチユーザ検出方式は、この目的で使用され得る。この動作の結果は、除去された任意の信号成分を除いた受信された信号である。
ブロック516によって表されたように、アクセス端末はブロック514の動作から生じた信号を復号して、そのアクセス端末に向けられた各VHT-Dataフィールドからデータを取得する。ここで、アクセス端末は、これらのストリームの各々のMCSを有するアクセスポイントによって構成されるので、そのアクセス端末に向けられた各空間ストリームを判定することができる。
図6は、受信された信号から干渉ストリームの信号成分を除去するために使用され得る例示的な逐次干渉除去動作を示す。例示のために、これらの動作は、受信された信号から1つの干渉空間ストリームを除去する文脈で記載される。これらの技法は、複数の空間ストリームからの干渉が受信された信号から除去されるべき場合に適用できることを理解されたい。
ブロック602によって表されたように、空間ストリームのためのMCS情報が取得される。この動作は、たとえば、図5のブロック502〜ブロック512に対応する。
ブロック604によって表されたように、MCS情報は、空間ストリーム内の任意のプリコードされた情報を復号するために使用される。たとえば、典型的な実装形態では、トレーニングフィールドおよびVHT-Dataフィールドはこの時点で復号される。
ブロック606によって表されたように、アクセス端末の受信チェーンで現れたときの干渉信号(すなわち、空間ストリーム)の予測値が生成される。この予測値は、(別のアクセス端末に向けて)アクセスポイントによって送信された情報、アクセスポイントで情報に使用された変調符号化、および、変調符号化された情報がそれを通ってアクセスポイントの送信チェーンからアクセス端末の受信チェーンに伝わるチャネルを考慮に入れる。
ブロック608によって表されたように、ブロック606で生成された干渉信号の予測値が受信された信号から除去される。生じた信号は、このように図5のブロック514によって提供された信号に対応し、次いでアクセス端末に向けられたデータを取得するために復号される。
図7は、本明細書で教示された干渉除去関連動作を実行するために、ワイヤレスノード702に組み込まれた(対応するブロックによって表された)いくつかの例示的な構成要素を示す。典型的な実装形態では、ワイヤレスノード702は(たとえば、図1のユーザ106に対応する)アクセス端末である。ワイヤレスノード702は、他の実装形態で空間ストリームから干渉を受ける別のタイプのデバイス(たとえば、非関連アクセス端末から干渉を受けるアクセスポイント)を含むことができる。したがって、図7に記載された構成要素は、通信システム内の他のノードに組み込むことができる。また、所与のノードは記載された構成要素のうちの1つまたは複数を含むことができる。たとえば、ワイヤレスノードは、ワイヤレスノードがマルチキャリア上で動作し、かつ/または様々な技術を介して通信することを可能にする、複数の送受信機構成要素を含むことができる。
図7に示されたように、ワイヤレスノード702は、他のノードと通信するための(送受信機704によって表された)1つまたは複数の送受信機を含む。各送受信機704は、(たとえば、空間ストリームを含む)信号を送るための送信機706、および(たとえば、空間ストリームを含む)信号を受信するための受信機708を含む。
ワイヤレスノード702はまた、本明細書で教示された干渉除去関連動作と連携して使用される他の構成要素を含む。たとえば、ワイヤレスノード702は、受信された信号および/または送信されるべき信号を処理する(たとえば、受信された信号を処理して、少なくとも1つの他の装置(たとえば、少なくとも1つの他のワイヤレスノード)に向けられた少なくとも1つの空間ストリームの変調符号化を決定し、決定された変調符号化を使用して受信された信号から干渉を除去し、干渉の除去後受信された信号を復号して、ワイヤレスノードに向けられた別の空間ストリームからデータを抽出する)ため、ならびに本明細書で教示された他の関連機能を提供するための信号処理システム710を含む。いくつかの実装形態では、信号処理システム710の動作は送受信機704に実装される。ワイヤレスノード702は、情報(たとえば、取得されたSIGB情報)を保持するための(たとえば、メモリデバイスを含む)メモリ構成要素712を含む。ワイヤレスノード702はまた、(たとえば、マイクロフォン、カメラ、キーパッドなどの検知デバイスをユーザが作動すると)、指示(たとえば、音響式指示および/もしくは視覚的指示)をユーザに提供するため、ならびに/またはユーザ入力を受信するためのユーザインターフェース714を含む。
図7の構成要素は様々な方法で実装され得る。いくつかの実装形態では、図7の構成要素は、たとえば、1つもしくは複数の処理システム、および/または(1つもしくは複数の処理システムを含むことができる)1つもしくは複数のASICなどの1つまたは複数の回路に実装される。ここで、各回路(たとえば、処理システム)は、回路によって使用される情報または実行可能コードを記憶するためのメモリを使用および/または内蔵して、この機能を提供することができる。たとえば、ブロック704によって表された機能の一部、およびブロック710〜ブロック714によって表された機能の一部または全部は、ワイヤレスノードの処理システムおよびワイヤレスノードのメモリによって(たとえば、適切なコードの実行および/または処理システム構成要素の適切な構成によって)実装され得る。
図8は、MIMOシステム800の一対のワイヤレスノードに使用され得る例示的な構成要素をより詳細に示す。この例では、ワイヤレスノードは、ワイヤレスデバイス810(たとえば、アクセスポイント)およびワイヤレスデバイス850(たとえば、アクセス端末)として標示される。MU-MIMOシステムは、ワイヤレスデバイス850と同様の他のデバイス(たとえば、アクセス端末)を含むことを諒解されたい。しかしながら、図8の複雑性を低減するために、そのようなデバイスが1つだけ示される。
MIMOシステム800は、データ伝送のための複数(NT)の送信アンテナおよび複数(NR)の受信アンテナを使用する。NT個の送信アンテナおよびNR個の受信アンテナによって形成されたMIMOチャネルは、空間チャネルとも呼ばれるNS個の独立チャネルに分解され、ここでNS≦min{NT, NR}である。
MIMOシステム800は、時分割複信(TDD)および/または周波数分割複信(FDD)をサポートする。TDDシステムでは、順方向リンク送信と逆方向リンク送信とが同じ周波数領域上で行われ、その結果、相反定理により逆方向リンクチャネルからの順方向リンクチャネルの推定が可能である。これにより、複数のアンテナがアクセスポイントで利用可能であるとき、アクセスポイントが順方向リンク上で送信ビームフォーミング利得を抽出することが可能になる。
最初にデバイス810を参照すると、いくつかのデータストリームのためのトラフィックデータが、データソース812から送信(TX)データプロセッサ814に供給される。次いで、各データストリームがそれぞれの送信アンテナを介して送信される。
TXデータプロセッサ814は、そのデータストリーム用に選択された特定の符号化方式に基づいて、データストリームごとのトラフィックデータをフォーマットし、符号化し、インターリーブして、符号化されたデータを供給する。データストリームごとの符号化されたデータは、OFDM技法または他の適切な技法を使用して、パイロットデータと多重化される。パイロットデータは通常、既知の方法で処理され、かつチャネル応答を推定するために受信機システムで使用される、既知のデータパターンである。次いで、データストリームごとの多重化されたパイロットデータと符号化されたデータは、そのデータストリーム用に選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QSPK、M-PSK、またはM-QAM)に基づいて変調(すなわち、シンボルマップ)され、変調シンボルを供給する。データストリームごとのデータレート、符号化、および変調は、通常、プロセッサ830によって実行される命令によって決定される。メモリ832は、プロセッサ830、またはデバイス810の他の構成要素によって使用されるプログラムコード、データ、および他の情報を記憶する。
次いで、すべてのデータストリームのための変調シンボルがTX MIMOプロセッサ820に提供され、TX MIMOプロセッサ820はさらに、(たとえば、OFDMのための)変調シンボルを処理する。次いで、TX MIMOプロセッサ820は、NT個の変調シンボルストリームをNT個の送受信機(XCVR)822A〜822Tに供給する。いくつかの態様では、TX MIMOプロセッサ820は、データストリームのシンボルに、およびそのシンボルがそこから送信されているアンテナにビームフォーミング重みを適用する。
各送受信機822は、それぞれのシンボルストリームを受信および処理して1つまたは複数のアナログ信号を供給し、さらに、そのアナログ信号を調整(たとえば、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介しての送信に適した変調信号を供給する。次いで、送受信機822A〜822TからのNT個の変調信号は、それぞれ、NT本のアンテナ824A〜824Tから送信される。
デバイス850で、送信された変調信号はNR本のアンテナ852A〜852Rによって受信され、各アンテナ852から受信された信号は、それぞれの送受信機(XCVR)854A〜854Rに供給される。各送受信機854は、それぞれの受信された信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化してサンプルを供給し、さらにそのサンプルを処理して対応する「受信された」シンボルストリームを供給する。
次いで、受信(RX)データプロセッサ860が、NR個の送受信機854からNR個の受信シンボルストリームを受信し、特定の受信機の処理技法に基づいて処理して、NT個の「検出された」シンボルストリームを供給する。次いで、RXデータプロセッサ860は、検出された各シンボルストリームを復調、デインターリーブ、および復号して、データストリームのためのトラフィックデータを回復する。RXデータプロセッサ860による処理は、デバイス810でTX MIMOプロセッサ820およびTXデータプロセッサ814によって実行された処理と相補関係にある。
プロセッサ870は、どのプリコーディング行列を使用すべきかを定期的に決定する(以下で説明する)。プロセッサ870は、行列インデックス部分およびランク値部分を含む逆方向リンクメッセージを編成する。メモリ872は、プロセッサ870、またはデバイス850の他の構成要素によって使用されるプログラムコード、データ、および他の情報を記憶する。
逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を含む。逆方向リンクメッセージは、データソース836からいくつかのデータストリームのためのトラフィックデータも受信するTXデータプロセッサ838によって処理され、変調器880によって変調され、送受信機854A〜854Rによって調整され、デバイス810に返信される。
デバイス810で、デバイス850からの変調信号は、アンテナ824によって受信され、送受信機822によって調整され、復調器(DEMOD)840によって復調され、RXデータプロセッサ842によって処理されて、デバイス850によって送信される逆方向リンクメッセージを抽出する。次いで、プロセッサ830は、抽出されたメッセージを処理することによって、ビームフォーミング重みを決定するためにどのプリコーディング行列を使用すべきかを決定する。
いくつかの実装形態では、受信データプロセッサ860および/またはプロセッサ870は、本明細書に記載された干渉除去動作を実行する。いくつかの実装形態では、これらの動作は、図8の他の構成要素と協働して、かつ/または図8の他の構成要素によって実行され得る。
ワイヤレスノードは、ワイヤレスノードによって送信されるか、またはワイヤレスノードで受信される信号に基づいて、機能を実行する様々な構成要素を含むことができる。たとえば、いくつかの実装形態では、ワイヤレスノードは、本明細書で教示された干渉の除去後受信された信号に基づいて、指示を出力するように構成されたユーザインターフェースを備える。
本明細書で教示されたワイヤレスノードは、任意の適切なワイヤレス通信技術に基づくか、または場合によっては任意の適切なワイヤレス通信技術をサポートする、1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを介して通信することができる。たとえば、いくつかの態様では、ワイヤレスノードは、ローカルエリアネットワーク(たとえば、Wi-Fiネットワーク)またはワイドエリアネットワークなどのネットワークに関連することができる。この目的で、ワイヤレスノードは、たとえばWi-Fi、WiMAX、CDMA、TDMA、OFDM、およびOFDMAなどの様々なワイヤレス通信の技術、プロトコル、または規格のうちの1つまたは複数をサポートするか、または場合によっては使用することができる。また、ワイヤレノードは、様々な対応する変調または多重化方式のうちの1つまたは複数をサポートするか、または場合によっては使用することができる。したがって、ワイヤレスノードは、上記または他のワイヤレス通信技術を使用して、1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを確立し、それを介して通信する、適切な構成要素(たとえば、エアインターフェース)を含むことができる。たとえば、デバイスは、ワイヤレス媒体を介した通信を容易にする様々な構成要素(たとえば、信号生成器および信号プロセッサ)を含むことができる、関連する送信機および受信機の構成要素を有するワイヤレス送受信機を備えることができる。
本明細書の教示は、様々な装置(たとえば、デバイス)に組み込む(たとえば、その装置内に実装、またはその装置によって実行)することができる。たとえば、本明細書で教示された1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラー電話)、携帯情報端末(PDA)、娯楽デバイス(たとえば、音楽デバイスもしくはビデオデバイス)、ヘッドセット(たとえば、ヘッドフォン、イヤピースなど)、マイクロフォン、医療用検知デバイス(たとえば、生体センサ、心拍数モニタ、歩数計、EKGデバイス、スマートバンデージ、生体信号モニタなど)、ユーザI/Oデバイス(たとえば、時計、遠隔制御装置、照明スイッチなどのスイッチ、キーボード、マウスなど)、環境検知デバイス(たとえば、タイヤ圧モニタ)、医療用検知デバイスもしくは環境検知デバイスからデータを受信できるモニタ、コンピュータ、POSデバイス、娯楽デバイス、補聴器、セットトップボックス、ゲームデバイス、または任意の他の適切なデバイスに組み込むことができる。本明細書に記載された通信デバイスは、自動車の反応、運動の反応、および生理学的(医学的)な反応などを検知するための、任意のタイプの検知アプリケーションで使用され得る。本開示の開示された態様のうちのいずれも、多くの様々なデバイスに実装され得る。たとえば、上記で説明された医療用アプリケーションに加えて、本開示の態様は、健康およびフィットネスのアプリケーションに適用され得る。加えて、本開示の態様は、様々なタイプのアプリケーションのために靴に実装され得る。本明細書に記載された本開示の任意の態様を組み込むことができる他の多くのアプリケーションが存在する。
本明細書の教示は、様々な装置(たとえば、ノード)に組み込む(たとえば、その装置内に実装、またはその装置によって実行)することができる。いくつかの態様では、本明細書の教示に従って実装されたノード(たとえば、ワイヤレスノード)は、アクセスポイントまたはアクセス端末を備えることができる。
たとえば、アクセス端末は、ステーション、ユーザ、クライアント、ユーザ機器、加入者ステーション、加入者ユニット、移動局、モバイル、モバイルノード、リモートステーション、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、または何らかの他の用語を含むか、それらとして実装するか、またはそれらとして知ることができる。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の適切な処理デバイスを含むことができる。したがって、本明細書で教示された1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラー電話またはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、携帯情報端末)、娯楽デバイス(たとえば、音楽デバイス、ビデオデバイス、もしくは衛星ラジオ)、全地球測位システムデバイス、またはワイヤレス媒体を介して通信するように構成された任意の他の適切なデバイスに組み込むことができる。
アクセスポイントは、WLANアクセスポイント、WLAN基地局、NodeB、eNodeB、無線ネットワークコントローラ(RNC)、基地局(BS)、無線基地局(RBS)、基地局コントローラ(BSC)、送受信基地局(BTS)、送受信機能(TF)、無線送受信機、無線ルータ、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、マクロセル、マクロノード、ホームeNB(HeNB)、フェムトセル、フェムトノード、ピコノード、または何らかの他の同様の用語を含むか、それらとして実装するか、またはそれらとして知ることができる。
いくつかの態様では、ワイヤレスノードは、通信システムのためのアクセスデバイス(たとえば、アクセスポイント)を備える。そのようなアクセスデバイスは、たとえば、有線またはワイヤレスの通信リンクを介して、別のネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなどのワイドエリアネットワーク)への接続を提供する。したがって、アクセスデバイスは、別のデバイス(たとえば、ワイヤレスステーション)が他のネットワークまたは何らかの他の機能にアクセスすることを可能にする。加えて、それらのデバイスのうちの1つまたは両方は携帯型であり得るし、または場合によっては比較的非携帯型であり得ることを諒解されたい。また、ワイヤレスノードはまた、適切な通信インターフェースを介して、非ワイヤレスの方式で(たとえば、有線接続を介して)情報を送信および/または受信することが可能であり得ることを諒解されたい。
本明細書の教示は、様々なタイプの通信システムおよび/またはシステム構成要素に組み込むことができる。いくつかの態様では、本明細書の教示は、利用可能なシステム資源を共有することによって(たとえば、帯域幅、送信電力、コーディング、インターリービングなどのうちの1つまたは複数を指定することによって)、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムに使用され得る。たとえば、本明細書の教示は、以下の技術:符号分割多元接続(CDMA)システム、マルチキャリアCDMA(MCCDMA)、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、高速パケット接続(HSPA、HSPA+)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、または他の多元接続技法のうちのいずれか1つまたはそれらの組合せに適用され得る。本明細書の教示を使用するワイヤレス通信システムは、IS-95、cdma2000、IS-856、WCDMA(登録商標)、TDSCDMA、および他の規格などの1つまたは複数の規格を実装するように設計され得る。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000、または何らかの他の技術などの無線技術を実装することができる。UTRAは、WCDMA(登録商標)および低チップレート(LCR)を含む。cdma2000技術は、IS-2000規格、IS-95規格およびIS-856規格をカバーする。TDMAネットワークは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装することができる。OFDMAネットワークは、Evolved UTRA(E-UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、Flash-OFDM(登録商標)などの無線技術を実装することができる。UTRA、E-UTRA、およびGSM(登録商標)は、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。本明細書の教示は、3GPPロングタームエボリューション(LTE)システム、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)システム、および他のタイプのシステムに実装され得る。LTEは、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、GSM(登録商標)、UMTS、およびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の組織からのドキュメントに記載されており、cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からのドキュメントに記載されている。本開示のある特定の態様は3GPP用語を使用して記載され得るが、本明細書の教示は、3GPP(たとえば、Rel99、Rel5、Rel6、Rel7)技術、ならびに3GPP2(たとえば、1xRTT、1xEV-DO Rel0、RevA、RevB)技術および他の技術に適用され得ることを理解されたい。
本明細書に記載された構成要素は、様々な方法で実装され得る。図9を参照すると、装置900は、たとえば、1つまたは複数の集積回路(たとえば、ASIC)によって実装されるか、または本明細書で教示された何らかの他の方式で実装された機能を表す、一連の相互に関係する機能ブロックとして表される。本明細書で説明されたように、集積回路は、処理システム、ソフトウェア、他の構成要素、またはそれらの何らかの組合せを含むことができる。
装置900は、様々な図に関して上述された1つまたは複数の機能を実行する1つまたは複数のモジュールを含む。たとえば、信号を受信するためのASIC902は、たとえば、本明細書に記載された受信機(たとえば、RF受信チェーン)および/または処理システムに対応する。受信された信号を処理するためのASIC904は、たとえば、本明細書に記載された処理システムおよび/または受信機に対応する。決定された変調符号化を使用して干渉を除去するためのASIC906は、たとえば、本明細書に記載された処理システムおよび/または受信機に対応する。受信された信号を復号するためのASIC908は、たとえば、本明細書に記載された処理システムおよび/または受信機に対応する。
上述されたように、いくつかの態様では、これらの構成要素は、適切な処理システム構成要素を介して実装され得る。いくつかの態様では、これらの処理システム構成要素は、少なくとも一部は本明細書で教示された構造を使用して実装され得る。いくつかの態様では、処理システムは、これらの構成要素のうちの1つまたは複数の機能の一部または全部を実装するように構成され得る。いくつかの態様では、破線のボックスによって表された任意の構成要素のうちの1つまたは複数は任意選択である。
上述されたように、いくつかの実装形態では、装置900は1つまたは複数の集積回路を備える。たとえば、いくつかの態様では、単一の集積回路が1つまたは複数の図示された構成要素の機能を実装し、他の態様では、2つ以上の集積回路が1つまたは複数の図示された構成要素の機能を実装する。
加えて、図9によって表された構成要素および機能、ならびに本明細書に記載された他の構成要素および機能は、任意の適切な手段を使用して実装され得る。そのような手段は、少なくとも一部は本明細書で教示された対応する構造を使用して実装される。たとえば、図9の構成要素「のためのASIC」とつないで上述された構成要素は、同様に指定された機能「のための手段」に対応する。したがって、いくつかの実装形態では、そのような手段のうちの1つまたは複数は、本明細書で教示された1つまたは複数の処理システム構成要素、集積回路、または他の適切な構造を使用して実装される。
また、本明細書で「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、全体的にそれらの要素の量または順序を限定しないことを理解されたい。むしろ、これらの呼称は、全体的に2つ以上の要素の間、または要素の例の間を区別する便利な方法として本明細書で使用される。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで使用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。また、別段に記載されていない限り、1組の要素は1つまたは複数の要素を含む。加えて、説明または特許請求の範囲で使用される「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」または「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」または「A、B、およびCからなるグループのうちの少なくとも1つ」の形の用語は、「AまたはBまたはCまたはこれらの要素の任意の組合せ」を意味する。
本明細書で使用する「決定すること」という用語は、多種多様なアクションを包含する。たとえば、「決定すること」は、算出すること、計算すること、処理すること、導出すること、調査すること、検索すること(たとえば、テーブル、データベース、または別のデータ構造の中を検索すること)、確認することなどを含む場合がある。また、「決定すること」は、受信すること(たとえば、情報を受信すること)、アクセスすること(たとえば、メモリ内のデータにアクセスすること)などを含む場合がある。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選出すること、確立することなどを含む場合がある。
情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及された、任意のデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表すことができる。
本明細書で開示された態様に関して記載された、様々な例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、およびアルゴリズムステップのうちのいずれも、電子ハードウェア(たとえば、ソースコーディングもしくは何らかの他の技法を使用して設計され得るデジタル実装、アナログ実装、もしくはそれら2つの組合せ)、(本明細書では便宜上「ソフトウェア」もしくは「ソフトウェアモジュール」と呼ぶ場合がある)命令を組み込む様々な形のプログラムもしくは設計コード、または両方の組合せとして実装され得る。このハードウェアとソフトウェアの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、全体的にそれらの機能に関して上述された。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例、および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。当業者は、記載された機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装できるが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
本明細書で開示された態様に関して記載された、様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、集積回路(「IC」)、アクセス端末、またはアクセスポイント内に実装され得るか、またはそれらによって実行され得る。ICは、本明細書に記載された機能を実行するように設計された汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、電子的構成要素、光学的構成要素、機械的構成要素、またはそれらの任意の組合せを備えることができ、ICの内部、ICの外部、または両方に存在するコードまたは命令を実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
任意の開示されたプロセス内のステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、本開示の範囲内に留まりながら、プロセス内のステップの特定の順序または階層が再構成され得ることを理解されたい。添付の方法クレームは、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せに実装され得る。ハードウェアに実装される場合、例示的なハードウェア構成はワイヤレスノード内の処理システムを備えることができる。処理システムはバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バスは、処理システムの特定の適用例、および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含むことができる。バスは、プロセッサ、機械可読媒体、およびバスインターフェースを含む様々な回路を互いにリンクすることができる。バスインターフェースは、バスを介してネットワークアダプタを、とりわけ処理システムに接続するために使用され得る。ネットワークアダプタは、PHYレイヤの信号処理機能を実装するために使用され得る。ユーザ端末120(図1参照)の場合、ユーザインターフェース(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、マウス、ジョイスティックなど)もバスに接続され得る。バスはまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、電力管理回路などの様々な他の回路をリンクすることができるが、それらは当技術分野でよく知られており、したがってこれ以上記載されない。
プロセッサは、バスおよび、機械可読媒体に記憶されたソフトウェアの実行を含む全体的な処理を管理する役割を担うことができる。プロセッサは、1つまたは複数の汎用プロセッサおよび/または専用プロセッサを用いて実装され得る。例には、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSPプロセッサ、およびソフトウェアを実行できる他の回路が含まれる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはその他の名称で呼ばれるかどうかにかかわらず、命令、データ、またはそれらの任意の組合せを意味するように広く解釈されるものである。機械可読媒体には、例として、RAM(ランダムアクセスメモリ)、フラッシュメモリ、ROM(読取り専用メモリ)、PROM(プログラマブル読取り専用メモリ)、EPROM(消去可能プログラマブル読取り専用メモリ)、EEPROM(電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ)、レジスタ、磁気ディスク、光ディスク、ハードドライブ、もしくは任意の他の適切な記憶媒体、またはそれらの任意の組合せが含まれ得る。機械可読媒体はコンピュータプログラム製品内で具現化され得る。コンピュータプログラム製品は包装材料を備えることができる。
ハードウェア実装形態では、機械可読媒体は、プロセッサとは別の処理システムの一部であり得る。しかしながら、当業者が容易に理解するように、機械可読媒体またはその任意の部分は、処理システムの外部に存在することができる。例として、機械可読媒体には、すべてがバスインターフェースを介してプロセッサがアクセスできる、伝送線路、データによって変調された搬送波、および/またはワイヤレスノードとは別のコンピュータ製品が含まれ得る。代替的または追加的に、機械可読媒体またはその任意の部分は、キャッシュおよび/または汎用レジスタファイルがそうであり得るようにプロセッサに統合され得る。
処理システムは、すべてが外部バスアーキテクチャを介して他のサポート回路と互いにリンクされた、プロセッサ機能を提供する1つまたは複数のマイクロプロセッサと、機械可読媒体の少なくとも一部分を提供する外部メモリとを有する汎用処理システムとして構成され得る。代替的に、処理システムは、プロセッサを有するASIC(特定用途向け集積回路)、バスインターフェース、(アクセス端末の場合の)ユーザインターフェース、サポート回路、および単一のチップに統合された機械可読媒体の少なくとも一部分を用いて、あるいは1つもしくは複数のFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、PLD(プログラマブル論理デバイス)、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア構成要素、または任意の他の適切な回路、または本開示全体にわたって記載された様々な機能を実行できる回路の任意の組合せを用いて、実装され得る。当業者は、特定の適用例、および全体的なシステムに課された全体的な設計制約に応じて、どのようにしたら処理システムのための記載された機能を最も良く実装できるかを理解されよう。
機械可読媒体は、いくつかのソフトウェアモジュールを備えることができる。ソフトウェアモジュールは、プロセッサによって実行されたときに処理システムに様々な機能を実行させる命令を含む。ソフトウェアモジュールは、送信モジュールおよび受信モジュールを含むことができる。各ソフトウェアモジュールは、単一の記憶デバイス内に常駐することができるか、または複数の記憶デバイスにわたって分散することができる。例として、トリガイベントが発生したときに、ソフトウェアモジュールをハードドライブからRAMにロードすることができる。ソフトウェアモジュールの実行中、プロセッサは命令の一部をキャッシュにロードして、アクセス速度を高めることができる。次いで、1つまたは複数のキャッシュラインを、プロセッサによる実行のために汎用レジスタファイルにロードすることができる。以下でソフトウェアモジュールの機能に言及する場合、そのような機能は、そのソフトウェアモジュールからの命令を実行したときにプロセッサによって実装されることが理解されよう。
ソフトウェアに実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体に記憶され得るか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用でき、コンピュータによってアクセスできる任意の他の媒体を含むことができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線(IR)、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用する場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フレキシブルディスク、およびブルーレイ(登録商標)ディスクを含み、ディスク(disk)は、通常、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザで光学的にデータを再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、有形媒体)を含むことができる。加えて、他の態様の場合、コンピュータ可読媒体は、一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、信号)を含むことができる。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
したがって、ある特定の態様は、本明細書で提示された動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を含むことができる。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、本明細書に記載された動作を実行するために、1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である命令を記憶した(および/または符号化した)コンピュータ可読媒体を備えることができる。いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、本明細書で教示された1つまたは複数の動作を実施するように実行可能なコードを備えることができる。ある特定の態様の場合、コンピュータプログラム製品は包装材料を含むことができる。
さらに、本明細書に記載された方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用可能な場合、ユーザ端末および/または基地局によってダウンロードされ得るし、および/または場合によっては取得され得ることを諒解されたい。たとえば、そのようなデバイスはサーバに結合されて、本明細書に記載された方法を実行するための手段の転送を容易にすることができる。代替的に、本明細書に記載された様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局が、記憶手段をデバイスに結合または提供すると様々な方法を取得できるように、記憶手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフレキシブルディスクなどの物理的記憶媒体など)を介して提供することができる。さらに、本明細書に記載された方法および技法をデバイスに提供するための任意の他の適切な技法を利用することができる。
開示された態様の前の説明は、当業者なら誰でも本開示を作成または使用することが可能になるように提供される。これらの態様への様々な修正が当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義された一般原理が、本開示の範囲から逸脱することなく他の態様に適用され得る。したがって、本開示は本明細書に示された態様に限定されるものではなく、本明細書で開示された原理および新規の特徴と一致する最大の範囲を与えられるものである。
100 ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)
102 アクセスポイント
104 MU-MIMO送受信機
106 ユーザ
108 ユーザ
110 送信アンテナ
112 送信アンテナ
114 受信アンテナ
116 受信アンテナ
118 空間ストリーム
120 空間ストリーム
122 データ検出ベースの干渉除去
302 802.11acプリアンブル
304 VHT-SIGBフィールド
306 MCSフィールド
402 行列
404 プリコーディング行列
406 アンテナ
408 受信アンテナ
410 行列
702 ワイヤレスノード
704 送受信機
706 送信機
708 受信機
710 信号処理システム
712 メモリ構成要素
714 ユーザインターフェース
800 MIMOシステム
810 ワイヤレスデバイス
812 データソース
814 送信(TX)データプロセッサ
820 TX MIMOプロセッサ
822A 送受信機(XCVR)
822T 送受信機(XCVR)
824A 送信アンテナ
824T 送信アンテナ
830 プロセッサ
832 メモリ
836 データソース
838 TXデータプロセッサ
840 復調器(DEMOD)
842 RXデータプロセッサ
850 ワイヤレスデバイス
852A 受信アンテナ
852R 受信アンテナ
854A 送受信機(XCVR)
854R 送受信機(XCVR)
860 受信(RX)データプロセッサ
870 プロセッサ
872 メモリ
880 変調器
900 装置
902 信号を受信するためのASIC
904 受信された信号を処理するためのASIC
906 決定された変調符号化を使用して干渉を除去するためのASIC
908 受信された信号を復号するためのASIC

Claims (26)

  1. 装置のための信号処理の方法であって、
    複数の空間ストリームを含む信号を受信するステップであって、前記空間ストリームのうちの少なくとも1つが前記装置に向けられ、少なくとも1つの他の空間ストリームが少なくとも1つの他の装置に向けられた、ステップと、
    前記受信された信号の前記空間ストリームのうちの前記少なくとも1つの他の空間ストリームを処理して、前記少なくとも1つの他の装置に向けられた前記少なくとも1つの他の空間ストリームの変調符号化を決定するステップと、
    前記空間ストリームのうちの前記処理された少なくとも1つの他の空間ストリームが、前記装置に向けられた前記空間ストリームに干渉するかどうかを判定するステップと、
    前記判定が正の場合、前記決定された変調符号化を使用して、前記少なくとも1つの他の空間ストリームに起因する干渉を前記受信された信号から除去するステップと
    を含み、
    前記受信された信号を処理する前記ステップは、
    前記少なくとも1つの他の空間ストリーム内の少なくとも1つのSIGB値を識別して、前記識別された少なくとも1つのSIGB値に巡回冗長検査(CRC)演算を実行することにより、
    前記空間ストリームが干渉空間ストリームであるかどうかを判定するステップを含む、
    方法。
  2. 前記干渉の前記除去の後、前記受信された信号を復号して、前記装置に向けられた別の空間ストリームからデータを抽出するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つの他の空間ストリームが、少なくとも1つのSIGB値を含む802.11acパケットを含み、
    前記受信された信号を処理する前記ステップが、前記少なくとも1つの他の空間ストリーム内の前記少なくとも1つのSIGB値を識別するステップを含む、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つのSIGB値の前記識別が、前記少なくとも1つの他の空間ストリーム内の前記少なくとも1つのSIGB値に対して線型最尤検索を行うステップを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つの他の空間ストリームが複数の空間ストリームを含み、
    前記少なくとも1つのSIGB値の前記識別が、前記複数の空間ストリームから1組の最強の空間ストリームを識別するステップと、前記1組の最強の空間ストリーム内の前記少なくとも1つのSIGB値に対して最尤検索を行うステップとを含む、
    請求項3に記載の方法。
  6. 前記少なくとも1つの他の空間ストリームが複数の空間ストリームを含み、
    前記少なくとも1つのSIGB値の前記識別が、前記複数の空間ストリームから1組の最強の空間ストリームを識別するステップと、前記1組の最強の空間ストリームに線型予測を行って前記少なくとも1つのSIGB値を決定するステップとを含む、
    請求項3に記載の方法。
  7. 前記干渉を除去する前記決定された変調符号化の前記使用が、逐次干渉除去動作を実行するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記受信された信号を処理する前記ステップが
    記識別された少なくとも1つのSIGB値を処理して、前記識別された少なくとも1つのSIGB値が有効であるかどうかを判定するステップと、
    有効であると判定された各SIGB値から変調符号化方式の情報を抽出するステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  9. ワイヤレス通信のための装置であって、
    複数の空間ストリームを含む信号を受信するように構成された受信機であって、前記空間ストリームのうちの少なくとも1つが前記装置に向けられ、少なくとも1つの他の空間ストリームが少なくとも1つの他の装置に向けられた、受信機と、
    前記受信された信号の前記空間ストリームのうちの前記少なくとも1つの他の空間ストリームを処理して前記少なくとも1つの他の装置に向けられた前記少なくとも1つの他の空間ストリームの変調符号化を決定し、前記空間ストリームのうちの前記処理された少なくとも1つの他の空間ストリームが前記装置に向けられた前記空間ストリームに干渉するかどうかを判定するように構成され、前記空間ストリームのうちの前記処理された少なくとも1つの他の空間ストリームが前記空間ストリームに干渉するかどうかの前記判定が正の場合、前記決定された変調符号化を使用して前記少なくとも1つの他の空間ストリームに起因する干渉を前記受信された信号から除去するようにさらに構成された、処理システムと
    を備え、
    前記受信された信号の処理は、
    前記少なくとも1つの他の空間ストリーム内の少なくとも1つのSIGB値を識別して、前記識別された少なくとも1つのSIGB値に巡回冗長検査(CRC)演算を実行することにより、
    前記空間ストリームが干渉空間ストリームであるかどうかを判定することを含む、
    装置。
  10. 前記処理システムが、前記干渉の前記除去の後、前記受信された信号を復号して、前記装置に向けられた別の空間ストリームからデータを抽出するようにさらに構成された、請求項9に記載の装置。
  11. 前記少なくとも1つの他の空間ストリームが、少なくとも1つのSIGB値を含む802.11acパケットを含み、
    前記受信された信号の前記処理が、前記少なくとも1つの他の空間ストリーム内の前記少なくとも1つのSIGB値を識別することを含む、
    請求項9に記載の装置。
  12. 前記少なくとも1つのSIGB値の前記識別が、前記少なくとも1つの他の空間ストリーム内の前記少なくとも1つのSIGB値に対して線型最尤検索を行うことを含む、請求項11に記載の装置。
  13. 前記少なくとも1つの他の空間ストリームが複数の空間ストリームを含み、
    前記少なくとも1つのSIGB値の前記識別が、前記複数の空間ストリームから1組の最強の空間ストリームを識別することと、前記1組の最強の空間ストリーム内の前記少なくとも1つのSIGB値に対して最尤検索を行うこととを含む、
    請求項11に記載の装置。
  14. 前記少なくとも1つの他の空間ストリームが複数の空間ストリームを含み、
    前記少なくとも1つのSIGB値の前記識別が、前記複数の空間ストリームから1組の最強の空間ストリームを識別することと、前記1組の最強の空間ストリームに線型予測を行って前記少なくとも1つのSIGB値を決定することとを含む、
    請求項11に記載の装置。
  15. 前記干渉を除去する前記決定された変調符号化の前記使用が、逐次干渉除去動作を実行することを含む、請求項9に記載の装置。
  16. 前記受信された信号の前記処理が
    記識別された少なくとも1つのSIGB値を処理して、前記識別された少なくとも1つのSIGB値が有効であるかどうかを判定することと、
    有効であると判定された各SIGB値から変調符号化方式の情報を抽出することと
    を含む、請求項9に記載の装置。
  17. ワイヤレス通信のための装置であって、
    複数の空間ストリームを含む信号を受信するための手段であって、前記空間ストリームのうちの少なくとも1つが前記装置に向けられ、少なくとも1つの他の空間ストリームが少なくとも1つの他の装置に向けられた、手段と、
    前記受信された信号の前記空間ストリームのうちの前記少なくとも1つの他の空間ストリームを処理して、前記少なくとも1つの他の装置に向けられた前記少なくとも1つの他の空間ストリームの変調符号化を決定するための手段と、
    前記空間ストリームのうちの前記処理された少なくとも1つの他の空間ストリームが、前記装置に向けられた前記空間ストリームに干渉するかどうかを判定するための手段と、
    前記判定が正の場合、前記決定された変調符号化を使用して、前記少なくとも1つの他の空間ストリームに起因する干渉を前記受信された信号から除去するための手段と
    を備え
    前記受信された信号の処理は、
    前記少なくとも1つの他の空間ストリーム内の少なくとも1つのSIGB値を識別して、前記識別された少なくとも1つのSIGB値に巡回冗長検査(CRC)演算を実行することにより、
    前記空間ストリームが干渉空間ストリームであるかどうかを判定することを含む、
    る、装置。
  18. 前記干渉の前記除去の後、前記受信された信号を復号して、前記装置に向けられた別の空間ストリームからデータを抽出するための手段をさらに備える、請求項17に記載の装置。
  19. 前記少なくとも1つの他の空間ストリームが、少なくとも1つのSIGB値を含む802.11acパケットを含み、
    前記受信された信号の前記処理が、前記少なくとも1つの他の空間ストリーム内の前記少なくとも1つのSIGB値を識別することを含む、
    請求項17に記載の装置。
  20. 前記少なくとも1つのSIGB値の前記識別が、前記少なくとも1つの他の空間ストリーム内の前記少なくとも1つのSIGB値に対して線型最尤検索を行うことを含む、請求項19に記載の装置。
  21. 前記少なくとも1つの他の空間ストリームが複数の空間ストリームを含み、
    前記少なくとも1つのSIGB値の前記識別が、前記複数の空間ストリームから1組の最強の空間ストリームを識別することと、前記1組の最強の空間ストリーム内の前記少なくとも1つのSIGB値に対して最尤検索を行うこととを含む、
    請求項19に記載の装置。
  22. 前記少なくとも1つの他の空間ストリームが複数の空間ストリームを含み、
    前記少なくとも1つのSIGB値の前記識別が、前記複数の空間ストリームから1組の最強の空間ストリームを識別することと、前記1組の最強の空間ストリームに線型予測を行って前記少なくとも1つのSIGB値を決定することとを含む、
    請求項19に記載の装置。
  23. 前記干渉を除去する前記決定された変調符号化の前記使用が、逐次干渉除去動作を実行することを含む、請求項17に記載の装置。
  24. 前記受信された信号の前記処理が
    記識別された少なくとも1つのSIGB値を処理して、前記識別された少なくとも1つのSIGB値が有効であるかどうかを判定することと、
    有効であると判定された各SIGB値から変調符号化方式の情報を抽出することと
    を含む、請求項17に記載の装置。
  25. ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラムであって、
    複数の空間ストリームのうちの少なくとも1つが装置に向けられ、少なくとも1つの他の空間ストリームが少なくとも1つの他の装置に向けられた、前記複数の空間ストリームを含む信号を装置で受信し、
    前記受信された信号の前記空間ストリームのうちの前記少なくとも1つの他の空間ストリームを処理して、前記少なくとも1つの他の装置に向けられた前記少なくとも1つの他の空間ストリームの変調符号化を決定し、
    前記空間ストリームのうちの前記処理された少なくとも1つの他の空間ストリームが、前記装置に向けられた前記空間ストリームに干渉するかどうかを判定し、
    前記空間ストリームのうちの前記処理された少なくとも1つの他の空間ストリームが前記空間ストリームに干渉するかどうかの前記判定が正の場合、前記決定された変調符号化を使用して、前記少なくとも1つの他の空間ストリームに起因する干渉を前記受信された信号から除去する
    ようにコンピュータにより実行可能なコードを含む、コンピュータプログラムであって、
    前記受信された信号の処理は、
    前記少なくとも1つの他の空間ストリーム内の少なくとも1つのSIGB値を識別して、前記識別された少なくとも1つのSIGB値に巡回冗長検査(CRC)演算を実行することにより、
    前記空間ストリームが干渉空間ストリームであるかどうかを判定することを含む
  26. ワイヤレスノードであって、
    複数の空間ストリームを含む信号を受信するように構成された受信機であって、前記空間ストリームのうちの少なくとも1つが前記ワイヤレスノードに向けられ、少なくとも1つの他の空間ストリームが少なくとも1つの他のワイヤレスノードに向けられた、受信機と、
    前記受信された信号の前記空間ストリームのうちの前記少なくとも1つの他の空間ストリームを処理して前記少なくとも1つの他のワイヤレスノードに向けられた前記少なくとも1つの他の空間ストリームの変調符号化を決定するように構成され、前記決定された変調符号化を使用して前記空間ストリームのうちの前記処理された少なくとも1つの他の空間ストリームが装置に向けられた前記空間ストリームに干渉するかどうかを判定し、前記空間ストリームのうちの前記処理された少なくとも1つの他の空間ストリームが前記空間ストリームに干渉するかどうかの前記判定が正の場合、前記少なくとも1つの他の空間ストリームに起因する干渉を前記受信された信号から除去するようにさらに構成された、処理システムと、
    前記干渉の除去の後、前記受信された信号に基づいて指示を出力するように構成されたユーザインターフェースと
    を備える、ワイヤレスノードであって、
    前記受信された信号の処理は、
    前記少なくとも1つの他の空間ストリーム内の少なくとも1つのSIGB値を識別して、前記識別された少なくとも1つのSIGB値に巡回冗長検査(CRC)演算を実行することにより、
    前記空間ストリームが干渉空間ストリームであるかどうかを判定することを含む
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