JP5805316B2 - 解析装置、解析方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、解析装置、解析方法およびプログラムに関する。
通信線を介して伝送される通信データ等の信号の解析を可能にするものとして、特許文献1に記載の通信状態解析システム、特許文献2に記載の空調通信情報収集装置および特許文献3に記載のネットワーク監視装置がある。
特許文献1に記載の通信状態解析システムは、通信回路を有する複数の制御装置が接続された通信網から、通信データ(信号)を受信して記憶する。また、通信状態解析システムは、記憶された通信データの中から特定の制御装置(例えば、異常と考えられる制御装置)の通信データを選択する。そして、通信状態解析システムは、選択された特定の制御装置以外の制御装置から送信された通信データを、選択された特定の制御装置へ再度送信する。この再度の送信により、ユーザは、特定の制御装置における通信状態の解析(通信データの受信解析)が可能である。
また、特許文献2に記載の空調通信情報収集装置は、通信線を介して伝送される通信パケットの異常を検出すると、異常を検出した時点の前後の時点の信号波形データを記憶する。そして、空調通信情報収集装置は、記憶された信号波形データを解析する。これにより、ユーザは、信号波形データ(信号)に発生した異常の解析が可能である。
また、特許文献3に記載のネットワーク監視装置は、ネットワーク(通信線)を介して伝送される伝送データを受信して記憶する。この記憶された伝送データにより、ユーザは、伝送データの伝送状態や伝送データの伝送内容の解析が可能である。ここで、記憶された伝送データは、ネットワークから収集した電流の値および電圧の値(送電線を流れる電流の値および送電線に印加されている電圧の値)で構成されている。
特開2006−054755号公報 特開2011−239147号公報 特開2007−251384号公報
ここで、特許文献1〜3に記載の技術を用いて、次の装置、具体的には、通信線を流れる電流の値の大きさによって情報を伝える電流信号を受信し、受信した電流信号に基づく表示情報を生成して例えばディスプレイに出力する機能と、通信線に印加されている電圧の値の大きさによって情報を伝える電圧信号を受信し、受信した電圧信号に基づく表示情報を生成して例えばディスプレイに出力する機能と、を有する装置を製造した場合、この装置では、次の問題点があった。即ち、この装置では、表示情報を生成して、生成した表示情報を出力する機能が、電流信号用と電圧信号用とで、重複して必要になるという問題点があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、表示情報を生成して、生成した表示情報を出力する機能の重複がない解析装置、解析方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明に係る解析装置の電流変換信号生成部は、通信線を流れる電流信号の値の大きさに対応した電圧値を示す電流変換信号を生成する。電流変換信号判定部は、生成された電流変換信号が予め定められた条件を満たす場合に、電流変換信号が生成されたかを判定する。電圧変換信号生成部は、通信線に印加される電圧信号の値の大きさに対応した電圧値を示す電圧変換信号を生成する。電圧変換信号判定部は、生成された電圧変換信号が予め定められた条件を満たす場合に、電圧変換信号が生成されたかを判定する。表示情報生成部は、電流変換信号、または電圧変換信号のいずれかから、表示情報を生成する。出力部は、生成された表示情報を、表示情報の表示が可能な表示装置へ出力する。切換部は、電流信号が通信線を伝送したことで電流変換信号が生成された場合に、電流変換信号を表示情報生成部へ伝送すると同時に、電圧変換信号を表示情報生成部へ伝送しない切り換えを行い、電圧信号が通信線を伝送したことで電圧変換信号が生成された場合に、電圧変換信号を表示情報生成部へ伝送すると同時に、電流変換信号を表示情報生成部へ伝送しない切り換えを行う。
本発明によれば、表示情報を生成して、生成した表示情報を出力する機能の重複がない。
本発明の実施の形態1に係る解析装置の接続を示した図である。 実施の形態1に係る解析装置のブロック図である。 抽出・信号判定部のブロック図である。 表示情報生成・出力部のブロック図である。 表示装置のブロック図である。 コマンド表示モードの画面例である。 波形表示モードの画面例である。 電流信号レシーバの処理を示すフローチャートである。 電流変換信号判定部の処理を示すフローチャートである。 電圧信号レシーバの処理を示すフローチャートである。 電圧変換信号判定部の処理を示すフローチャートである。 切換部の処理を示すフローチャートである。 抽出・信号判定部の処理を示すフローチャートである。 表示情報生成・出力部の処理を示すフローチャートである。 表示装置の処理を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る解析装置の電流変換信号判定部の処理を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る解析装置の電圧変換信号判定部の処理を示すフローチャートである。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係る解析装置10を、図1〜図15を参照して説明する。解析装置10は、図1に示すように、電流センサ13と、電圧センサ14と、を備えている。
電流センサ13は、例えば変成器を有する。電流センサ13は、室外機用通信ユニット100と室内機用通信ユニット110との間で電流伝送方式によって送受信される信号を伝送する2線の通信線L1のうちの一方の線を、例えば変成器の一次側が取り囲むように配置される。ここで、電流伝送方式とは、電流値の大きさによって(電流値の大小によって)、信号のHigh,Lowを決定する方式である。電流センサ13は、通信線L1の一方の線を流れる電流の値の大きさに対応した電流値を示す電流を、解析装置10に出力する。なお、室外機用通信ユニット100は、例えばエアコンの室外機に設けられた通信装置であり、室内機用通信ユニット110は、例えばエアコンの室内機に設けられた通信装置である。
電圧センサ14は、例えばコイルを有する。電圧センサ14は、室内機用通信ユニット110とリモコン用通信ユニット120との間で電圧伝送方式によって送受信される信号を伝送する2線の通信線L2の各々の線に、例えばコイルの各々の端子が接続される。ここで、電圧伝送方式とは、電圧値の大きさによって(電圧値の大小によって)、信号のHigh,Lowを決定する方式である。電圧センサ14は、通信線L2に印加される電圧の値の大きさに対応した電圧値を示す電圧変換信号を、解析装置10に出力する。つまり、電圧センサ14は、通信線L2に印加される電圧の値の大きさに対応した電圧値を示す電圧変換信号を生成する。なお、リモコン用通信ユニット120は、例えばエアコンの室内機へ電圧信号を送信するリモコンに設けられた通信装置である。
このように、解析装置10は、電流センサ13および電圧センサ14を備えているので、電流伝送方式によって送受信される信号の受信および電圧伝送方式によって送受信される信号の受信が可能である。以後、電流伝送方式によって送受信される信号、言い換えれば、電流値の大きさによって情報を伝える信号を、電流信号と称する。また、電圧伝送方式によって送受信される信号、言い換えれば、電圧値の大きさによって情報を伝える信号を、電圧信号と称する。
なお、通信線L1および通信線L2以外の通信線を伝送する信号(電流信号および電圧信号)を受信したい場合、解析装置10−1に加え、解析装置10−2を設ける等、解析装置10を複数使用すればよい。このとき、解析装置10−2を、解析装置10−1と同一の構成にすればよい。
解析装置10(解析装置10−1および解析装置10−2)は、表示装置11と接続されている。表示装置11は、解析装置10(解析装置10−1および解析装置10−2)から出力される表示情報を受信し、表示情報に基づいて生成した画面を表示する。
解析装置10は、図2に示す通り、電流センサ13と、電圧センサ14と、電流信号レシーバ21と、電圧信号レシーバ24と、電流変換信号判定部26と、電圧変換信号判定部27と、切換部28と、スイッチ29と、抽出・信号判定部30と、表示情報生成・出力部31と、を備えている。
電流信号レシーバ21は、電流−電圧変換部22と、復調・波形整形部23と、を備えている。電流−電圧変換部22は、電流センサ13に接続されている。電流−電圧変換部22は、電流センサ13から出力された電流を電圧に変換し、変換した電圧(電流変換信号SG1)を出力する。つまり、電流−電圧変換部22は、電流センサ13から出力された電流の値(通信線L1を流れる電流の値)の大きさに対応した電圧値を示す電流変換信号SG1を生成する。
電流−電圧変換部22は、例えば、20mAの電流が電流センサ13から出力された場合、その電流を5ボルトの電圧に変換する。また、電流−電圧変換部22は、例えば、4mAの電流が電流センサ13から出力された場合、その電流を1ボルトの電圧に変換する。
復調・波形整形部23は、電流−電圧変換部22に接続されている。復調・波形整形部23は、電流−電圧変換部22から出力された電流変換信号SG1を復調すると共に波形整形を行い、復調および波形整形が行われた信号(コマンド信号SG5)を出力する。復調・波形整形部23は、例えば、電流信号にASK(Amplitude Shift Keying)変調が施されていることで、電流−電圧変換部22から出力された電流変換信号SG1がASK変調されていれば、ASK復調を行う。なお、復調・波形整形部23は、例えば、電流信号に変調が施されていない場合、電流−電圧変換部22から出力された電流変換信号SG1を復調することなく、電流変換信号SG1の波形整形だけを行ったコマンド信号SG5を出力する。
電圧信号レシーバ24は、復調・波形整形部25を備えている。復調・波形整形部25は、電圧センサ14に接続されている。復調・波形整形部25は、電圧センサ14から出力された電圧変換信号SG2を復調すると共に波形整形を行い、復調および波形整形が行われた信号(コマンド信号SG6)を出力する。復調・波形整形部26は、例えば、電圧信号にAM(Amplitude Modulation)変調が施されていることで、電圧センサ14から出力された電圧変換信号SG2がAM変調されていれば、AM復調を行う。なお、復調・波形整形部25は、例えば、電圧信号に変調が施されていない場合、電圧センサ14から出力された電圧変換信号SG2を復調することなく、電圧変換信号SG2の波形整形だけを行ったコマンド信号SG6を出力する。
電流変換信号判定部26は、電流−電圧変換部22の出力端子および復調・波形整形部23の入力端子に接続されている。電流変換信号判定部26は、電流−電圧変換部22から出力された電流変換信号SG1を入力すると、電流−電圧変換部22で生成された電流変換信号SG1が予め定められた条件を満たすかを判定することで、電流信号が通信線L1を伝送したことで電流変換信号SG1が生成されたかを判定する。
電流変換信号判定部26は、具体的には、電流−電圧変換部22から出力された電流変換信号SG1を入力すると、電流変換信号SG1の電圧値が予め定められた閾値以上であり、電流変換信号SG1の信号長が一定期間分(例えば通信方式がベースバンド方式であれば、1ビット長分)あり、更に、電流変換信号SG1の電圧値が規格の範囲内である場合、電流信号が通信線L1を伝送したことで電流変換信号SG1が生成されたことを示す検出信号SG3を出力する。つまり、電流変換信号判定部26は、電流−電圧変換部22で生成された電流変換信号SG1が、例えば、ノイズ等の検出でなければ、検出信号SG3を出力する。ここで、予め定められた閾値および規格の範囲は、電流変換信号SG1の振幅値から予め決定されている。
なお、電流変換信号判定部26は、電流変換信号SG1の電圧値が予め定められた閾値未満である場合、または、電流変換信号SG1の信号長が一定期間分ない場合は、ノイズ等の検出であることから、検出信号SG3を出力しない。
このように、電流変換信号判定部26は、電流信号が通信線L1を伝送したことで電流変換信号SG1が生成されたか否かを、予め定められた閾値および信号長によって判定するので、ノイズ等が検出された場合に検出信号SG3を誤って出力することを防止している。
また、電流変換信号判定部26は、電流変換信号SG1の電圧値が予め定められた閾値以上であり、電流変換信号SG1の信号長が一定期間分あるものの、電流変換信号SG1の電圧値が規格の範囲を超える場合、電流変換信号SG1が異常値を示すと判定し、異常を表すエラー信号を検出信号SG3に含めて出力する。
電圧変換信号判定部27は、電圧センサ14の出力端子および復調・波形整形部25の入力端子に接続されている。電圧変換信号判定部27は、電圧センサ14から出力された電圧変換信号SG2を入力すると、電圧センサ14で生成された電圧変換信号SG2が所定の条件を満たすかを判定することで、電圧信号が通信線L2を伝送したことで電圧変換信号SG2が生成されたかを判定する。
電圧変換信号判定部27は、具体的には、電圧センサ14から出力された電圧変換信号SG2を入力すると、電圧変換信号SG2の電圧値が所定の閾値以上であり、電圧変換信号SG2の信号長が一定期間分(例えば通信方式がベースバンド方式であれば、1ビット長分)あり、更に、電圧変換信号SG2の電圧値が規定の範囲内である場合、電圧信号が通信線L2を伝送したことで電圧変換信号SG2が生成されたことを示す検出信号SG4を出力する。つまり、電圧変換信号判定部27は、電圧センサ14で生成された電圧変換信号SG2が、例えば、ノイズの検出でなければ、検出信号SG4を出力する。ここで、所定の閾値および規定の範囲は、電流変換信号SG2の振幅値から予め決定されている。
なお、電圧変換信号判定部27は、電圧変換信号SG2の電圧値が所定の閾値未満である場合、または、電圧変換信号SG2の信号長が一定期間分ない場合は、ノイズ等の検出であることから、検出信号SG4を出力しない。
このように、電圧変換信号判定部27は、電圧信号が通信線L2を伝送したことで電圧変換信号SG2が生成されたか否かを、所定の閾値および信号長によって判定するので、ノイズ等が検出された場合に検出信号SG4を誤って出力することを防止している。
また、電圧変換信号判定部27は、電圧変換信号SG2の電圧値が所定の閾値以上であり、電圧変換信号SG2の信号長が一定期間分あるものの、電圧変換信号SG2の電圧値が規定の範囲を超える場合、電流変換信号SG2が異常値を示すと判定し、異常を表すエラー信号を検出信号SG4に含めて出力する。
切換部28は、電流変換信号判定部26および電圧変換信号判定部27に接続されている。切換部28は、エラー信号を含まない検出信号SG3を受信した場合は、電流信号が通信線L1を伝送したことで電流変換信号SG1が生成されたと電流変換信号判定部26で判定されていることから、復調・波形整形部23から出力されるコマンド信号SG5(電流変換信号SG1を復調・波形整形した信号)を、表示情報を生成する等の処理を行う抽出・信号判定部30や表示情報生成・出力部31へ伝送するために、復調・波形整形部23の出力端子が抽出・信号判定部30の入力端子に接続されるよう、スイッチ29を切り換える。これにより、復調・波形整形部25の出力端子と抽出・信号判定部30の入力端子との接続が切断される。つまり、復調・波形整形部25からコマンド信号SG6が出力されても、コマンド信号SG6は、抽出・信号判定部30や表示情報生成・出力部31へ伝送されない。
また、切換部28は、エラー信号を含まない検出信号SG4を受信した場合は、電圧信号が通信線L2を伝送したことで電圧変換信号SG2が生成されたと電圧変換信号判定部27で判定されていることから、復調・波形整形部25から出力されるコマンド信号SG6(電圧変換信号SG2を復調・波形整形した信号)を、抽出・信号判定部30や表示情報生成・出力部31へ伝送するために、復調・波形整形部25の出力端子が抽出・信号判定部30の入力端子に接続されるよう、スイッチ29を切り換える。これにより、復調・波形整形部23の出力端子と抽出・信号判定部30の入力端子との接続が切断される。つまり、復調・波形整形部23からコマンド信号SG5が出力されても、コマンド信号SG5は、抽出・信号判定部30や表示情報生成・出力部31へ伝送されない。
切換部28は、スイッチ29の切り換え後、所定期間(例えば通信方式がベースバンド方式であれば、1ビット長分の期間)が経過するまで、スイッチ29の切り換えを行わない。これにより、切換部28は、電流信号または電圧信号の受信中にスイッチ29が切り換わることを防止している。
なお、切換部28は、エラー信号を含む検出信号SG3を受信した場合は、電流信号が通信線L1を伝送したことで電流変換信号SG1が生成されたが、この電流変換信号SG1が異常値を示すと電流変換信号判定部26で判定されていることから、通信ユニットに異常等が発生している可能性があるため、異常を示す信号が抽出・信号判定部30へ伝送されないよう、復調・波形整形部23と抽出・信号判定部30との接続を切り離す。言い換えれば、切換部28は、エラー信号を含む検出信号SG3を受信した場合は、電圧信号レシーバ24(復調・波形整形部25)が抽出・信号判定部30に接続されるよう、スイッチ29を切り換える。
また、切換部28は、エラー信号を含む検出信号SG4を受信した場合は、電圧信号が通信線L2を伝送したことで電圧変換信号SG2が生成されたが、この電流変換信号SG2が異常値を示すと電圧変換信号判定部27で判定されていることから、通信ユニットに異常等が発生している可能性があるため、異常を示す信号が抽出・信号判定部30へ伝送されないよう、復調・波形整形部25と抽出・信号判定部30との接続を切り離す。言い換えれば、切換部28は、電流信号レシーバ21(復調・波形整形部23)が抽出・信号判定部30に接続されるよう、スイッチ29を切り換える。
上述したスイッチ29の切り換えにより、切換部28は、異常を示す信号を受信することを防止している。
なお、切換部28は、コマンド信号SG5を優先的に抽出・信号判定部30へ伝送するか、または、コマンド信号SG6を優先的に抽出・信号判定部30へ伝送するかを示す優先順位を記憶する記憶部28aを備えている。切換部28は、エラー信号を含むか否かに関らず、検出信号SG3(コマンド信号SG5に対応する信号)と検出信号SG4(コマンド信号SG6に対応する信号)とを同一タイミングで受信した場合、予めユーザにより設定された優先順位に従って、抽出・信号判定部30や表示情報生成・出力部31へ伝送するコマンド信号を決定し、スイッチ29を切り換える。
つまり、切換部28は、電流信号が通信線L1を伝送したことで電流変換信号SG1が生成されたと電流変換信号判定部26で判定されたタイミングと、電圧信号が通信線L2を伝送したことで電圧変換信号SG2が生成されたと電圧変換信号判定部27で判定されたタイミングとが、同一のタイミングの場合に、記憶部28aに記憶された優先順位に従って、抽出・信号判定部30や表示情報生成・出力部31へ伝送するコマンド信号を決定し、スイッチ29を切り換える。
よって、電流信号の伝送のタイミングと、電圧信号の伝送のタイミングとが、同一のタイミングであったとしても、切換部28は、優先順位に従ってスイッチ29を切り換えて、コマンド信号(コマンド信号SG5またはコマンド信号SG6)を、抽出・信号判定部30や表示情報生成・出力部31へ伝送することができる。
ここで、本実施の形態1では、検出信号SG3と検出信号SG4とを同一タイミングで受信した場合、切換部28は、コマンド信号SG5を、抽出・信号判定部30へ伝送するコマンド信号に決定する。
スイッチ29は、2対の切り換え端の一端が、電流信号レシーバ21の復調・波形整形部23の出力端子に接続され、切り換え端の他端が、電圧信号レシーバ24の復調・波形整形部25の出力端子に接続されている。また、スイッチ29の固定端は、抽出・信号判定部30の入力端子に接続されている。スイッチ29は、抽出・信号判定部30の接続先を、電流信号レシーバ21の復調・波形整形部23、または電圧信号レシーバ24の復調・波形整形部25のいずれかに切り換える。
抽出・信号判定部30は、コマンド信号SG5(電流変換信号SG1に対応する信号)からの電流信号の抽出およびコマンド信号SG6(電圧変換信号SG2に対応する信号)からの電圧信号の抽出等を行う。抽出・信号判定部30は、図3に示すように、サンプリング部41と、ビット生成部42と、制御用インターフェイス部43と、エラー判定部44と、を備えている。
サンプリング部41は、スイッチ29の固定端に接続されている。サンプリング部41は、コマンド信号(コマンド信号SG5またはコマンド信号SG6)を受信すると、受信したコマンド信号を、所定のサンプリング間隔でサンプリングし、サンプリング後のコマンド信号(サンプリング値)を出力する。
ビット生成部42は、サンプリング部41の出力端子に接続されている。ビット生成部42は、サンプリング値を受信すると、受信したサンプリング値からビット値を求め、求めたビット値を出力する。つまり、ビット生成部42は、コマンド信号SG5に対応するビット値で示される電流信号、または、コマンド信号SG6に対応するビット値で示される電圧信号を出力する。
ここで、ビット生成部42は、例えば、コマンド信号(コマンド信号SG5またはコマンド信号SG6)を構成する値の1つに対してサンプリング部41で8回のサンプリングが行われた場合、例えば、第4,5,6回目のサンプリング値を、スレッショルドを超えたものと、スレッショルドを超えなかったものとに分ける。そして、ビット生成部42は、例えば、スレッショルドを超えたものが超えなかったものより多ければ、ビット値を「1」にし、スレッショルドを超えたものが超えなかったものより少なければ、ビット値を「0」にして、ビット値を出力する。
このようにして、ビット生成部42は、コマンド信号SG5(電流変換信号SG1に対応する信号)からの電流信号の抽出およびコマンド信号SG6(電圧変換信号SG2に対応する信号)からの電圧信号の抽出を行う。
エラー判定部44は、ビット生成部42の2つの出力端子の一方に接続されている。エラー判定部44は、コマンド信号に対応するビット値(電流信号または電圧信号)を受信すると、受信したビット値に、例えば、パリティビットエラーやフレーミングエラー等といったエラーが発生していないかを判定する。そして、エラー判定部44は、コマンド信号に対応するビット値にエラーが発生していた場合、エラーの内容を示すエラー情報を生成して出力する。このようにして、エラー判定部44は、電流信号または電圧信号にエラーが発生しているか否かを判定し、エラーが発生していた場合、エラーの発生を示すエラー情報を出力する。
制御用インターフェイス部43は、表示情報生成・出力部31とのインターフェイスである。制御用インターフェイス部43は、ビット生成部42の出力端子およびエラー判定部44の出力端子に接続されている。制御用インターフェイス部43は、ビット生成部42から出力されたコマンド信号に対応するビット値(電流信号または電圧信号)とエラー判定部44から出力されたエラー情報とを纏めた情報である信号判定情報を生成し、表示情報生成・出力部31へ出力する。ここで、エラー判定部44からエラー情報が出力されない場合、制御用インターフェイス部43は、エラー情報を含まない、コマンド信号に対応するビット値からなる信号判定情報を生成する。
なお、制御用インターフェイス部43は、コマンド信号に対応するビット値またはエラー情報のいずれかを受信すると、表示情報生成・出力部31に割り込み信号を出力する。すると、表示情報生成・出力部31は、信号判定情報の要求信号を制御用インターフェイス部43に出力する。この要求信号に対応して、制御用インターフェイス部43は、信号判定情報を表示情報生成・出力部31へ出力する。これにより、表示情報生成・出力部31は、信号判定情報を受信することができる。
図2に示す表示情報生成・出力部31は、抽出・信号判定部30に接続されている。表示情報生成・出力部31は、信号判定情報(コマンド信号に対応するビット値の他にエラー情報が含まれ得る信号)を受信すると、受信した信号判定情報から、通信の内容の解析等を行う。
表示情報生成・出力部31は、図4に示すように、信号用インターフェイス部51と、通信解析部52と、表示情報生成部53と、表示用インターフェイス部54と、タイマ部55と、を備えている。
信号用インターフェイス部51は、抽出・信号判定部30とのインターフェイスである。信号用インターフェイス部51は、抽出・信号判定部30の出力端子に接続されている。信号用インターフェイス部51は、信号判定情報(コマンド信号に対応するビット値の他にエラー情報が含まれ得る信号)を受信すると、その信号判定情報を、通信解析部52へ出力する。
通信解析部52は、信号用インターフェイス部51の出力端子およびタイマ部55の出力端子に接続されている。通信解析部52は、信号判定情報(コマンド信号に対応するビット値の他にエラー情報が含まれ得る信号)を受信すると、コマンド信号(コマンド信号SG5またはコマンド信号SG6)に対応するビット値(電流信号または電圧信号)から通信フレーム情報を求めると共に、タイマ部55から時刻を示す時刻情報を取得する。そして、通信解析部52は、通信フレーム情報と時刻情報とを対応付けた情報を出力する。なお、通信フレーム情報には、例えば、電流信号または電圧信号の他に、電流信号または電圧信号の送信元アドレスや、電流信号または電圧信号の送信先アドレス等が含まれる。
表示情報生成部53は、通信解析部52に接続されている。表示情報生成部53は、通信フレーム情報(コマンド信号SG5またはコマンド信号SG6のいずれかから生成された情報)および時刻情報が対応付けられた情報を受信すると、その情報を、表示装置11で表示可能な形式の情報に変換した表示情報を生成する。なお、この表示情報に含まれる時刻情報により、表示情報を受信する表示装置11は、表示情報が生成された時刻の特定が可能である。
表示用インターフェイス部54は、表示装置11とのインターフェイスである。表示用インターフェイス部54は、表示情報生成部53の出力端子に接続されている。表示用インターフェイス部54は、表示情報を受信すると、その表示情報を、表示装置11へ出力する。
なお、表示用インターフェイス部54は、表示情報を受信すると、表示装置11に割り込み信号を出力する。すると、表示装置11は、表示情報の要求信号を表示用インターフェイス部54に出力する。この要求信号に対応して、表示用インターフェイス部54は、表示情報を表示装置11へ出力する。これにより、表示装置11は、表示情報を受信することができる。
タイマ部55は、時刻を計時する。
図2に示す表示装置11は、表示情報生成・出力部31に接続されている。表示装置11は、表示情報を受信すると、受信した表示情報を表示する。
表示装置11は、図5に示すように、出力部用インターフェイス部61と、表示制御部62と、表示部63と、表示情報記憶部64と、を備えている。
出力部用インターフェイス部61は、表示情報生成・出力部31とのインターフェイスである。出力部用インターフェイス部61は、表示情報生成・出力部31の出力端子に接続されている。出力部用インターフェイス部61は、表示情報を受信すると、その表示情報を、表示制御部62へ出力する。なお、解析装置10が複数配置されている場合、出力部用インターフェイス部61には、各解析装置10(本実施の形態1では、解析装置10−1および解析装置10−2)が有する表示情報生成・出力部31が接続される。
表示制御部62は、出力部用インターフェイス部61に接続されている。表示制御部62は、表示情報を受信すると、受信した表示情報を表示情報記憶部64に記憶する。なお、表示制御部62は、出力部用インターフェイス部61に複数の解析装置10が接続されている場合、受信した表示情報に、表示情報の送信元を示す情報(例えば、解析装置10のMACアドレス(Media Access Control address))を対応付けて、表示情報記憶部64に記憶する。
そして、表示制御部62は、画面に表示する上で必要になる所定数以上、表示情報が表示情報記憶部64に記憶されていれば、表示情報記憶部64に記憶された各表示情報を読み出す。そして、表示制御部62は、読み出した表示情報に含まれる時刻情報に基づいて、表示情報の各々を対応付けると共に、表示情報の各々を1つの画面に表示可能な形式に統合する。その後、表示制御部62は、統合後の表示情報を出力する。
表示部63は、表示制御部62の出力端子に接続されている。表示部63は、例えば液晶ディスプレイである。表示部63は、統合後の表示情報を受信すると、その表示情報から画面を生成し、その画面を表示する。
表示情報記憶部64は、表示制御部62の入出力端子に接続されている。表示情報記憶部64は、例えばフラッシュメモリである。表示情報記憶部64は、表示制御部62により受信された表示情報を記憶する。
上述した表示装置11の表示部63で表示される画面は、例えば、図6に示すようなコマンド表示モードの画面がある。この画面は、室外機用通信ユニット100と室内機用通信ユニット110との間で送受信された電流信号に含まれるコマンド、および、室内機用通信ユニット110とリモコン用通信ユニット120との間で送受信された電圧信号に含まれるコマンドを、通信ユニット毎に表示している。また、この画面は、時刻情報から特定される時刻(表示情報が生成された時刻)に基づき、コマンドの各々を対応付けて表示している。この画面は、例えば、8秒010の直後に、室外機用通信ユニット100から室内機用通信ユニット110へ、「05 AA BB」のコマンドが送信され、その後に、室内機用通信ユニット110から室外機用通信ユニット100へ、「01 CC DD」のコマンドが送信されていることを表示している。この画面により、ユーザは、コマンドの送受信状況の解析を行うことが可能である。
また、表示装置11の表示部63で表示される画面は、例えば、図7に示すような波形表示モードの画面がある。この画面は、解析装置10−1で受信した電流信号の波形および解析装置10−2で受信した電圧信号の波形を、解析装置毎に表示している。これらの信号の波形を示す画面は、コマンド信号(コマンド信号SG5またはコマンド信号SG6)に対応するビット値、言い換えれば、電流信号または電圧信号を、時刻情報から特定される時刻(表示情報が生成された時刻)に基づき、時系列で並べることで生成される。この画面により、ユーザは、信号の波形解析を行うことが可能である。
上述した解析装置10(解析装置10−1および解析装置10−2)は、電源がオンされ、電流センサ13から電流が出力されると、図8に示す電流信号レシーバの処理を、電流信号レシーバ21で開始する。
電流信号レシーバの処理では、まず、電流信号レシーバ21の電流−電圧変換部22は、電流センサ13から出力された電流を電圧に変換して、電流変換信号SG1を生成する(ステップS11)。ステップS11では、電流−電圧変換部22は、例えば、20mAの電流が電流センサ13から出力された場合、その電流を5ボルトの電圧信号に変換する。また、電流−電圧変換部22は、例えば、4mAの電流が電流センサ13から出力された場合、その電流を1ボルトの電圧信号に変換する。
その後、電流−電圧変換部22は、電流変換信号SG1を、電流変換信号判定部26へ出力すると共に、復調・波形整形部23へ出力する(ステップS12)。なお、ステップS12で電流−電圧変換部22から出力された電流変換信号SG1が、電流変換信号判定部26で受信されると、後述する図9に示す電流変換信号判定部の処理が開始される。
ステップS12の実行後、復調・波形整形部23は、電流−電圧変換部22から出力された電流変換信号SG1を復調すると共に波形整形を行う(ステップS13)。その後、復調・波形整形部23は、復調および波形整形が行われた信号(コマンド信号SG5)を、2対の切り換え端の一端に出力して、電流信号レシーバの処理を終了する(ステップ14)。
ステップS12の実行後、電流−電圧変換部22から出力された電流変換信号SG1が電流変換信号判定部26で受信されると、電流変換信号判定部26は、図9に示す電流変換信号判定部の処理を開始する。
電流変換信号判定部の処理では、まず、電流変換信号判定部26は、電流−電圧変換部22から出力された電圧信号(電流変換信号SG1)の電圧値が予め定められた閾値以上であるか否かを判定する(ステップS21)。電流変換信号判定部26は、電流変換信号SG1が予め定められた閾値未満であると判定すると(ステップS21:No)、ノイズ等の検出であることから、この処理を終了する。
一方、電流変換信号判定部26は、電流変換信号SG1が予め定められた閾値以上であると判定すると(ステップS21:Yes)、その判定が続いている期間が、一定期間を経過したか否かを判定することで、電流変換信号SG1の信号長が一定期間分(例えば通信方式がベースバンド方式であれば、1ビット長分)あるか否かを判定する(ステップS22)。電流変換信号判定部26は、S21でYesと判定され続けた期間が、一定期間を超えていないと判定すると(ステップS22:No)、ステップS21へ戻る。このステップS22とステップS21の判定により、電流変換信号SG1の電圧値が予め定められた閾値以上であるものの、電流変換信号SG1の信号長が一定期間分ない場合には、電流変換信号判定部26は、最終的にはステップS21でNoと判定する。よって、電流変換信号判定部26は、一定期間分に満たない信号長の電流変換信号SG1も、ノイズ等の検出と同様に処理する。ここで、S21でYesと判定され続けた期間が、一定期間を超えたか否かは、例えば、電流変換信号判定部26にタイマを設け、そのタイマで計測した時間を電流変換信号判定部26が用いるよう構成すればよい。
ステップS22で、電流変換信号判定部26は、S21でYesと判定され続けた期間が、一定期間を超えたと判定すると(ステップS22:No)、電流変換信号SG1の電圧値が規格の範囲内であるか否かを判定する(ステップS23)。電流変換信号判定部26は、電流変換信号SG1の電圧値が規格の範囲内であると判定すると(ステップS23:Yes)、電流信号が通信線L1を伝送したことで電流変換信号SG1が生成されたことを示す検出信号SG3を、切換部28へ出力して、この処理を終了する(ステップS24)。
一方、電流変換信号判定部26は、電流変換信号SG1の電圧値が規格の範囲内ではないと判定すると(ステップS23:No)、電流変換信号SG1の電圧値が予め定められた閾値以上であり、電流変換信号SG1の信号長が一定期間分あるものの、電流変換信号SG1の電圧値が規格の範囲を超えているので、電流変換信号SG1が異常値であることから、検出信号SG3にエラー信号を含めて、切換部28へ出力して、この処理を終了する(ステップS25)。
上述の処理に加え、解析装置10(解析装置10−1および解析装置10−2)は、電源がオンされ、電圧センサ14から電圧信号が出力されると、図10に示す電圧信号レシーバの処理を電圧信号レシーバ24で開始する。
電圧信号レシーバの処理では、まず、電圧信号レシーバ24は、電圧センサ14で生成された電圧変換信号SG2を、電圧変換信号判定部27へ出力すると共に、復調・波形整形部25へ出力する(ステップS31)。なお、ステップS31で電圧信号レシーバ24から出力された電圧変換信号SG2が、電圧変換信号判定部27で受信されると、後述する図11に示す電圧変換信号判定部の処理が開始される。
ステップS31の実行後、復調・波形整形部25は、電圧信号レシーバ24から出力された電圧変換信号SG2を復調すると共に波形整形を行う(ステップS32)。その後、復調・波形整形部25は、復調および波形整形が行われた信号(コマンド信号SG5)を、2対の切り換え端の他端に出力して、電圧信号レシーバの処理を終了する(ステップS35)。
ステップS31の実行後、電圧信号レシーバ24から出力された電圧変換信号SG2が電圧変換信号判定部27で受信されると、電圧変換信号判定部27は、図11に示す電圧変換信号判定部の処理を開始する。
電圧変換信号判定部の処理では、まず、電圧変換信号判定部27は、電圧信号レシーバ24から出力された電圧信号(電圧変換信号SG2)の電圧値が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS41)。電圧変換信号判定部27は、電圧変換信号SG2が所定の閾値未満であると判定すると(ステップS41:No)、ノイズ等の検出であることから、この処理を終了する。
一方、電圧変換信号判定部27は、電圧変換信号SG2が所定の閾値以上であると判定すると(ステップS41:Yes)、その判定が続いている期間が、一定期間を経過したか否かを判定することで、電圧変換信号SG2の信号長が一定期間分(例えば通信方式がベースバンド方式であれば、1ビット長分)あるか否かを判定する(ステップS42)。電圧変換信号判定部27は、S41でYesと判定され続けた期間が、一定期間を超えていないと判定すると(ステップS42:No)、ステップS41へ戻る。このステップS42とステップS41の判定により、電圧変換信号SG2の電圧値が所定の閾値以上であるものの、電圧変換信号SG2の信号長が一定期間分ない場合には、電圧変換信号判定部27は、最終的にはステップS41でNoと判定する。よって、電圧変換信号判定部27は、一定期間分に満たない信号長の電圧変換信号SG2も、ノイズ等の検出と同様に処理する。ここで、S41でYesと判定され続けた期間が、一定期間を超えたか否かは、例えば、電圧変換信号判定部27にタイマを設け、そのタイマで計測した時間を、電圧変換信号判定部27が用いるように構成すればよい。
ステップS42で、電圧変換信号判定部27は、S41でYesと判定され続けた期間が、一定期間を超えたと判定すると(ステップS42:No)、電圧変換信号SG2の電圧値が規定の範囲内であるか否かを判定する(ステップS43)。電圧変換信号判定部27は、電圧変換信号SG2の電圧値が規定の範囲内であると判定すると(ステップS43:Yes)、電圧信号が通信線L2を伝送したことで電圧変換信号SG2が生成されたことを示す検出信号SG4を、切換部28へ出力して、この処理を終了する(ステップS44)。
一方、電圧変換信号判定部27は、電圧変換信号SG2の電圧値が規定の範囲内ではないと判定すると(ステップS43:No)、電圧変換信号SG2の電圧値が所定の閾値以上であり、電圧変換信号SG2の信号長が一定期間分あるものの、電圧変換信号SG2の電圧値が規定の範囲を超えているので、電圧変換信号SG2が異常値であることから、検出信号SG4にエラー信号を含めて、切換部28へ出力して、この処理を終了する(ステップS45)。
上述した処理によって、電圧変換信号判定部27から出力された検出信号SG4を受信した場合、または、電流変換信号判定部の処理(図9参照)によって、電流変換信号判定部26出力された検出信号SG3を受信した場合、あるいは、検出信号SG3と検出信号SG4とを同一タイミングで受信した場合、切換部28は、図12に示す切換部の処理を開始する。
切換部の処理では、まず、切換部28は、検出信号SG3と検出信号SG4とを同一タイミングで受信したか否かを判定する(ステップS51)。切換部28は、同一タイミングで受信していないと判定すると(ステップS51:No)、検出信号SG3を受信したか否かを判定する(ステップS52)。
切換部28は、検出信号SG3を受信したと判定すると(ステップS52:Yes)、ステップS54へ移行する。一方、切換部28は、検出信号SG3を受信していないと判定すると(ステップS52:No)、検出信号SG4を受信したことから、ステップS55へ移行する。
ここで、切換部28は、ステップS51で、検出信号SG3と検出信号SG4とを同一タイミングで受信したと判定すると(ステップS51:Yes)、記憶部28aに記憶された優先順位に従い、抽出・信号判定部30へ伝送するコマンド信号を、コマンド信号SG5にするか、コマンド信号SG6にするか、を決定する(ステップS53)。この優先順位に従い、切換部28は、ステップS54またはステップS55のいずれかに移行する。なお、本実施の形態1では、検出信号SG3と検出信号SG4とを同一タイミングで受信した場合、切換部28は、コマンド信号SG5を、抽出・信号判定部30へ伝送するコマンド信号に決定する。
ステップS54では、切換部28は、受信した検出信号SG3にエラー信号が含まれているか否かを判定する(ステップS54)。切換部28は、受信した検出信号SG3にエラー信号が含まれていないと判定すると(ステップS54:No)、正常な電流信号が通信線L1を伝送したことで電流変換信号SG1が生成されたことから、復調・波形整形部23から出力されるコマンド信号SG5(通信信号の復調・波形整形した信号)を抽出・信号判定部30へ伝送するために、復調・波形整形部23(電流信号レシーバ21)が抽出・信号判定部30に接続されるよう、スイッチ29を切り換える(ステップS56)。その後、切換部28は、ステップS58に移行する。
一方、切換部28は、受信した検出信号SG3にエラー信号が含まれていると判定すると(ステップS54:Yes)、電流信号が通信線L1を伝送したことで電流変換信号SG1が生成されたが、この電流変換信号SG1が異常値を示していることから、通信ユニットに異常等が発生している可能性があるため、異常を示す電流信号を受信しないよう、復調・波形整形部23と抽出・信号判定部30との接続を切り離す(ステップS57)。言い換えれば、ステップS57では、切換部28は、エラー信号を含む検出信号SG3を受信した場合は、電圧信号レシーバ24(復調・波形整形部25)が抽出・信号判定部30に接続されるよう、スイッチ29を切り換える。その後、切換部28は、ステップS58に移行する。
また、ステップS55では、切換部28は、受信した検出信号SG4にエラー信号が含まれているか否かを判定する(ステップS55)。切換部28は、受信した検出信号SG4にエラー信号が含まれていないと判定すると(ステップS55:No)、正常な電圧信号が通信線L2を伝送したことで電圧変換信号SG2が生成されたことから、復調・波形整形部25から出力されるコマンド信号SG6(通信信号の復調・波形整形した信号)を抽出・信号判定部30へ伝送するために、復調・波形整形部25が抽出・信号判定部30に接続されるよう、スイッチ29を切り換える(ステップS57)。その後、切換部28は、ステップS58に移行する。
一方、切換部28は、受信した検出信号SG4にエラー信号が含まれていると判定すると(ステップS55:Yes)、電圧信号が通信線L2を伝送したことで電圧変換信号SG2が生成されたが、この電圧変換信号SG2が異常値を示していることから、通信ユニットに異常等が発生している可能性があるため、異常を示す電圧信号を受信しないよう、復調・波形整形部25と抽出・信号判定部30との接続を切り離す(ステップS56)。言い換えれば、ステップS58では、切換部28は、電流信号レシーバ21(復調・波形整形部23)が抽出・信号判定部30に接続されるよう、スイッチ29を切り換える。その後、切換部28は、ステップS58に移行する。
このように、切換部28は、ステップS55でYesの判定された後の処理(ステップS56)およびステップS54でYesと判定された後の処理(ステップS57)を実行することで、異常を示す信号(電流信号および電圧信号)を受信することを防止している。
ステップS56またはステップS57の実行後、切換部28は、スイッチ29の切り換え後、所定期間(例えば通信方式がベースバンド方式であれば、1ビット長分の期間)が経過したか否かを判定する(ステップS58)。
切換部28は、所定期間が経過していないと判定すると(ステップS58:No)、所定期間が経過するまで、ステップS58を繰り返し実行する。一方、切換部28は、所定期間が経過したと判定すると(ステップS58:Yes)、切換部の処理を終了する。
このように、切換部28は、スイッチ29の切り換え後、所定時間が経過するまでは、スイッチ29の切り換えを行わない。これにより、切換部28は、電流信号または電圧信号の受信中にスイッチ29が切り換わることを防止している。なお、スイッチ29の切り換え後から所定時間が経過したか否かは、例えば、切換部28にタイマを設け、そのタイマで計測した結果を、切換部28が用いるよう構成すればよい。
切換部28によるスイッチ29の切り換えにより、コマンド信号SG5またはコマンド信号SG6のいずれかを受信すると、抽出・信号判定部30は、図13に示す抽出・信号判定部の処理を開始する。
抽出・信号判定部の処理では、まず、抽出・信号判定部30のサンプリング部41は、受信したコマンド信号(コマンド信号SG5またはコマンド信号SG6のいずれか)を、所定のサンプリング間隔でサンプリングし、サンプリング後のコマンド信号(サンプリング値)を出力する(ステップS61)。
その後、ビット生成部42は、サンプリング値を受信すると、受信したサンプリング値からビット値を求め、求めたビット値、つまり、コマンド信号に対応するビット値(電流信号または電圧信号)を出力する(ステップS62)。
その後、エラー判定部44は、コマンド信号に対応するビット値(電流信号または電圧信号)を受信すると、ステップS63の処理を実行する。即ち、エラー判定部44は、受信したビット値に、例えば、パリティビットエラーやフレーミングエラー等といったエラーが発生していないかを判定する。そして、エラー判定部44は、コマンド信号に対応するビット値にエラーが発生していた場合、エラーの内容を示すエラー情報を生成して出力する(ステップS63)。
そして、制御用インターフェイス部43は、ステップS62でビット生成部42から出力されたコマンド信号に対応するビット値とステップS63でエラー判定部44から出力されたエラー情報とを纏めた信号判定情報を生成し、表示情報生成・出力部31へ出力する(ステップS64)。ここで、エラー判定部44からエラー情報が出力されない場合、制御用インターフェイス部43は、エラー情報を含まない、コマンド信号に対応するビット値からなる信号判定情報を生成する。
なお、ステップS64で、制御用インターフェイス部43は、コマンド信号に対応するビット値またはエラー情報を受信すると、表示情報生成・出力部31に割り込み信号を出力する。すると、表示情報生成・出力部31は、信号判定情報の要求信号を制御用インターフェイス部43に出力する。この要求信号に対応して、制御用インターフェイス部43は、信号判定情報を表示情報生成・出力部31へ出力する。これにより、表示情報生成・出力部31は、信号判定情報を受信することができる。
信号判定情報を受信すると、表示情報生成・出力部31は、図14に示す表示情報生成・出力部の処理を開始する。表示情報生成・出力部の処理では、まず、通信解析部52は、ステップS71の処理を実行する。即ち、信号解析部52は、信号判定情報に含まれるコマンド信号に対応するビット値(電流信号または電圧信号)から、通信フレーム情報を求めると共に、タイマ部55から時刻を示す時刻情報を取得する。そして、通信解析部52は、通信フレーム情報と時刻情報とを対応付けて出力する。なお、通信フレーム情報には、例えば、電流信号または電圧信号の他に、電流信号または電圧信号の送信元アドレスや、電流信号または電圧信号の送信先アドレス等が含まれる。
その後、表示情報生成部53は、通信フレーム情報および時刻情報を受信すると、それらの情報を表示装置11で表示可能な形式の情報に変換した表示情報を生成し、生成した表示情報を、表示用インターフェイス部54へ出力する(ステップS72)。
そして、表示用インターフェイス部54は、表示情報を受信すると、その表示情報を、表示装置11へ出力する(ステップS73)。
なお、表示用インターフェイス部54は、表示情報を受信すると、表示装置11に割り込み信号を出力する。すると、表示装置11は、表示情報の要求信号を表示用インターフェイス部54に出力する。この要求信号に対応して、表示用インターフェイス部54は、表示情報を表示装置11へ出力する。これにより、表示装置11は、表示情報を受信することができる。
表示情報を受信すると、表示装置11は、図15に示す表示装置の処理を開始する。表示装置の処理では、まず、表示制御部62は、受信した表示情報を、表示情報記憶部64に記憶する(ステップS81)。なお、ステップS81で、表示制御部62は、出力部用インターフェイス部61に複数の解析装置10が接続されている場合、受信した表示情報に、表示情報の送信元を示す情報(例えば、MACアドレス)を対応付けて、表示情報記憶部64に記憶する。
そして、表示制御部62は、画面に表示する上で必要になる所定数以上、表示情報が表示情報記憶部64に記憶されているか否かを判定する(ステップS82)。表示制御部62は、表示情報記憶部64に記憶されている表示情報の数が所定数未満であると判定すると(ステップS82:No)、画面に表示する分の表示情報が記憶されていないので、この表示装置の処理を終了する。一方、表示制御部62は、表示情報記憶部64に記憶されている表示情報の数が所定数以上であると判定すると(ステップS82:Yes)、ステップS63に移行する。
ステップS63では、表示制御部62は、表示情報記憶部64に記憶された各表示情報を読み出し、読み出した表示情報に含まれる時刻情報に基づいて、表示情報の各々を対応付けると共に、表示情報の各々を1つの画面に表示可能な形式に統合する。そして、表示制御部62は、統合後の表示情報を、表示部63へ出力する(ステップS83)。
表示部63は、統合後の表示情報を受信すると、その表示情報から画面を生成し、その画面(例えば、図6または図7を参照)を表示する(ステップS84)。その後、表示部63は、表示装置の処理を終了する。
上述した通り、実施の形態1に係る解析装置10によれば、切換部28は、電流信号が通信線L1を伝送したことで電流変換信号SG1が生成されたと電流変換信号判定部26で判定された場合に、電流−電圧変換部22で生成された電流変換信号SG1を抽出・信号判定部30へ伝送する一方で、電圧センサ14で生成された電圧変換信号SG2を抽出・信号判定部30へ伝送しない切り換えを行う。また、切換部28は、電圧信号が通信線L2を伝送したことで電圧変換信号SG2が生成されたと電圧変換信号判定部27で判定された場合に、電圧センサ14で生成された電圧変換信号SG2を抽出・信号判定部30へ伝送する一方で、電流−電圧変換部22で生成された電流変換信号SG1を抽出・信号判定部30へ伝送しない切り換えを行う。つまり、解析装置10によれば、表示情報を生成するための基になる信号の送信元の装置を、電流信号レシーバ21か電圧信号レシーバ24かのいずれかに自動的に切り換える。よって、解析装置10によれば、一方の通信線L1では電流信号が送受信され、もう一方の通信線L2では電圧信号が送受信されていたとしても、信号の送信元の自動的な切り換えにより、どちらの信号も受信して、表示情報を生成することができる。これにより、受信した電流信号または受信した電圧信号のいずれかに基づく表示情報を生成して、表示情報を表示装置11に出力する機能を有する、抽出・信号判定部30および表示情報生成・出力部31を、電流信号用と電圧信号用とで共通化することができる。従って、実施の形態1に係る解析装置10によれば、表示情報を生成して、生成した表示情報を出力する機能の重複がない。
また、解析装置10によれば、例えば通信線L1のみが設けられている状況において(通信線L2が設けられていない状況において)、通信線L1で送受信される信号が、電流信号または電圧信号のいずれであっても、電流センサ13および電圧センサ14が通信線L1に配置されれば、センサの配置誤りによる受信誤りを発生させることなく、通信線L1を伝送する信号を受信することができる。
また、解析装置10によれば、受信した電流信号または受信した電圧信号のいずれかを基に、表示装置11で表示可能な表示情報を生成し、表示装置11へ出力する。よって、解析装置10によれば、表示装置11に表示された画面を見たユーザに、コマンドの送受信状況の解析(図6参照)や、信号の波形解析(図7参照)等を可能にしている。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係る解析装置10を、図16および図17を参照して説明する。実施の形態2に係る解析装置10は、実施の形態1の解析装置10の処理の一部を変更したもの、具体的には、電流変換信号判定部26で実行される処理および電圧変換信号判定部27で実行される処理を変更したものである。実施の形態2に係る解析装置10のその他の処理および構成は、実施の形態1の解析装置10と同一である。よって、実施の形態2に係る解析装置10については、実施の形態1の解析装置10と同一の構成・同一の処理については同一の番号を付して、その説明を省略する。
なお、実施の形態2に係る解析装置10は、電流−電圧変換部22で生成された電流変換信号SG1の周波数が、条件を満たすかを判定することで、電流信号が通信線L1を伝送したことで電流変換信号SG1が生成されたかを判定する。また、実施の形態2に係る解析装置10は、電圧センサ14で生成された電圧変換信号SG2の周波数が、条件を満たすかを判定することで、電圧信号が通信線L2を伝送したことで電圧変換信号SG2が生成されたかを判定する。よって、実施の形態2に係る解析装置10は、通信ユニット間で送受信される信号の伝送方式が周波数変調方式の場合に採用される。従って、以後、信号の伝送方式が周波数変調方式であるものとして説明する。
実施の形態2に係る解析装置10の電流信号レシーバ21で電流信号レシーバの処理(図8参照)が実行され、電流信号レシーバ21の電流−電圧変換部22で電流変換信号SG1が生成され、その電流変換信号SG1が、電流変換信号判定部26で受信されると、電流変換信号判定部26は、図16に示す電流変換信号判定部の処理を開始する。
電流変換信号判定部26は、まず、電流−電圧変換部22で生成された電流変換信号SG1の最小の周波数が、予め定められた閾値周波数以上であるか否かを判定する(ステップS91)。なお、電流変換信号SG1の周波数は、次のようにして求めればよい。即ち、電流変換信号判定部26は、電流変換信号SG1のピーク値同士(例えば、最大値同士)の時間間隔を例えば数十ポイント取得し、その取得した時間間隔から電流変換信号SG1の波長を求め、この波長から、電流変換信号SG1の最小の周波数を求めればよい。なお、予め定められた閾値周波数は、電流変換信号SG1の変調幅(変動幅)から予め決定されている。
電流変換信号判定部26は、電流変換信号SG1の最小の周波数が閾値周波数未満であると判定すると(ステップS91:No)、ノイズ等の検出であることから、この処理を終了する。
一方、電流変換信号判定部26は、電流変換信号SG1の最小の周波数が閾値周波数以上であると判定すると(ステップS91:Yes)、その判定が続いている期間が、一定期間を経過したか否かを判定することで、電流変換信号SG1の信号長が一定期間分あるか否かを判定する(ステップS92)。電流変換信号判定部26は、S91でYesと判定され続けた期間が、一定期間を超えていないと判定すると(ステップS92:No)、ステップS91へ戻る。このステップS92とステップS91の判定により、電流変換信号SG1の最小の周波数が閾値周波数以上であるものの、電流変換信号SG1の信号長が一定期間分ない場合には、電流変換信号判定部26は、最終的にはステップS91でNoと判定する。よって、電流変換信号判定部26は、一定期間分に満たない信号長の電流変換信号SG1も、ノイズ等の検出と同様に処理する。
ステップS92で、電流変換信号判定部26は、S91でYesと判定され続けた期間が、一定期間を超えたと判定すると(ステップS92:No)、電流変換信号SG1の最大の周波数が規格の周波数の範囲内であるか否かを判定する(ステップS93)。ここで、規格の周波数の範囲は、電流変換信号SG1の変調幅(変動幅)から予め決定されている。また、電流変換信号SG1の最大の周波数は、電流変換信号SG1のピーク値同士(例えば、最大値同士)の時間間隔から電流変換信号SG1の波長を求め、この波長から求めればよい。
電流変換信号判定部26は、電流変換信号SG1の最大の周波数が規格の周波数の範囲内であると判定すると(ステップS93:Yes)、電流信号が通信線L1を伝送したことで電流変換信号SG1が生成されたことを示す検出信号SG3を、切換部28へ出力して、この処理を終了する(ステップS24)。
このように、電流変換信号判定部26は、電流信号が通信線L1を伝送したことで電流変換信号SG1が生成されたか否かを、予め定められた閾値周波数および信号長によって判定するので、ノイズ等が検出された場合に検出信号SG3を誤って出力することを防止している。
一方、電流変換信号判定部26は、電流変換信号SG1の最大の周波数が規格の周波数の範囲内ではないと判定すると(ステップS93:No)、電流変換信号SG1の最小の周波数が予め定められた閾値周波数以上であり、電流変換信号SG1の信号長が一定期間分あるものの、電流変換信号SG1の最大の周波数が規格の周波数の範囲を超えているので、電流変換信号SG1が異常値であることから、検出信号SG3にエラー信号を含めて、切換部28へ出力して、この処理を終了する(ステップS25)。
また、実施の形態2に係る解析装置10の電圧信号レシーバ24で電圧信号レシーバの処理(図10参照)が実行され、電圧信号レシーバ24から電圧変換信号SG2が出力され、その電圧変換信号SG2が、電圧変換信号判定部27で受信されると、電圧変換信号判定部27は、図17に示す電圧変換信号判定部の処理を開始する。
電圧変換信号判定部27は、まず、電圧信号レシーバ24から出力された電圧変換信号SG2の最小の周波数が、所定の閾値周波数以上であるか否かを判定する(ステップS101)。なお、電圧変換信号SG2の周波数は、次のようにして求めればよい。即ち、電圧変換信号判定部27は、電圧変換信号SG2のピーク値同士(例えば、最小値同士)の時間間隔を例えば数十ポイント取得し、その取得した時間間隔から電圧変換信号SG2の波長を求め、この波長から、電圧変換信号SG2の最小の周波数を求めればよい。なお、所定の閾値周波数は、電圧変換信号SG2の変調幅(変動幅)から予め決定されている。
電圧変換信号判定部27は、電圧変換信号SG2の最小の周波数が所定の閾値周波数未満であると判定すると(ステップS101:No)、ノイズ等の検出であることから、この処理を終了する。
一方、電圧変換信号判定部27は、電圧変換信号SG2の最小の周波数が所定の閾値周波数以上であると判定すると(ステップS101:Yes)、その判定が続いている期間が、一定期間を経過したか否かを判定することで、電圧変換信号SG2の信号長が一定期間分あるか否かを判定する(ステップS102)。電圧変換信号判定部27は、S101でYesと判定され続けた期間が、一定期間を超えていないと判定すると(ステップS102:No)、ステップS101へ戻る。このステップS102とステップS101の判定により、電圧変換信号SG2の最小の周波数が所定の閾値周波数以上であるものの、電圧変換信号SG2の信号長が一定期間分ない場合には、電圧変換信号判定部27は、最終的にはステップS101でNoと判定する。よって、電圧変換信号判定部27は、一定期間分に満たない信号長の電圧変換信号SG2も、ノイズ等の検出と同様に処理する。
ステップS102で、電圧変換信号判定部27は、S101でYesと判定され続けた期間が、一定期間を超えたと判定すると(ステップS102:No)、電圧変換信号SG2の最大の周波数が規定の周波数の範囲内であるか否かを判定する(ステップS103)。ここで、規定の周波数の範囲は、電圧変換信号SG2の変調幅(変動幅)から予め決定されている。また、電圧変換信号SG2の最大の周波数は、電圧変換信号SG2のピーク値同士(例えば、最小値同士)の時間間隔から電圧変換信号SG2の波長を求め、この波長から求めればよい。
電圧変換信号判定部27は、電圧変換信号SG2の最大の周波数が規定の周波数の範囲内であると判定すると(ステップS103:Yes)、電圧信号が通信線L2を伝送したことで電圧変換信号SG2が生成されたことを示す検出信号SG4を、切換部28へ出力して、この処理を終了する(ステップS44)。
このように、電圧変換信号判定部27は、電圧信号が通信線L2を伝送したことで電圧変換信号SG2が生成されたか否かを、所定の閾値周波数および信号長によって判定するので、ノイズ等が検出された場合に検出信号SG4を誤って出力することを防止している。
一方、電圧変換信号判定部27は、電圧変換信号SG2の最大の周波数が規定の周波数の範囲内ではないと判定すると(ステップS103:No)、電圧変換信号SG2の最小の周波数が所定の閾値周波数以上であり、電圧変換信号SG2の信号長が一定期間分あるものの、電圧変換信号SG2の最大の周波数が規定の周波数の範囲を超えており、電圧変換信号SG2が異常値であることから、検出信号SG4にエラー信号を含めて、切換部28へ出力して、この処理を終了する(ステップS45)。
上述した通り、実施の形態2に係る解析装置10によれば、電流−電圧変換部22で生成された電流変換信号SG1の周波数が、予め定められた閾値周波数および規格の周波数の範囲を満たすか否かと、電圧センサ14で生成された電圧変換信号SG2の周波数が、所定の閾値周波数および規定の周波数の範囲を満たすか否かとの判定によって、表示情報を生成するための基になる信号の送信元の装置を、電流信号レシーバ21か電圧信号レシーバ24かのいずれかに自動的に切り換える。よって、実施の形態2に係る解析装置10によれば、通信ユニット間で送受信される信号の伝送方式が周波数変調方式である場合でも、表示情報の生成が可能である。
また、実施の形態2に係る解析装置10によれば、実施の形態1の解析装置10と同様、切換部28は、電流信号が通信線L1を伝送したことで電流変換信号SG1が生成されたと電流変換信号判定部26で判定された場合に、電流−電圧変換部22で生成された電流変換信号SG1を抽出・信号判定部30へ伝送する一方で、電圧センサ14で生成された電圧変換信号SG2を抽出・信号判定部30へ伝送しない切り換えを行う。また、切換部28は、電圧信号が通信線L2を伝送したことで電圧変換信号SG2が生成されたと電圧変換信号判定部27で判定された場合に、電圧センサ14で生成された電圧変換信号SG2を抽出・信号判定部30へ伝送する一方で、電流−電圧変換部22で生成された電流変換信号SG1を抽出・信号判定部30へ伝送しない切り換えを行う。これにより、受信した電流信号または受信した電圧信号のいずれかに基づく表示情報を生成して、表示情報を表示装置11に出力する機能を有する、抽出・信号判定部30および表示情報生成・出力部31を、電流信号用と電圧信号用とで共通化することができる。従って、実施の形態1に係る解析装置10によれば、表示情報を生成して、生成した表示情報を出力する機能の重複がない。
また、実施の形態2に係る解析装置10によれば、実施の形態1の解析装置10と同様、例えば通信線L1のみが設けられている状況において(通信線L2が設けられていない状況において)、通信線L1で送受信される信号が、電流信号または電圧信号のいずれであっても、電流センサ13および電圧センサ14が通信線L1に配置されれば、センサの配置誤りによる受信誤りを発生させることなく、通信線L1を伝送する信号を受信することができる。
また、実施の形態2に係る解析装置10によれば、実施の形態1の解析装置10と同様、受信した電流信号または受信した電圧信号のいずれかを基に、表示装置11で表示可能な表示情報を生成し、表示装置11へ出力する。よって、実施の形態2に係る解析装置10によれば、表示装置11に表示された画面を見たユーザに、コマンドの送受信状況の解析(図6参照)や、信号の波形解析(図7参照)等を可能にしている。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この発明は上記の実施の形態に限定されず、種々の変形および応用が可能である。
例えば、実施の形態1の解析装置10は、表示情報を生成するための基になる信号の送信元の自動切り換えを、電流−電圧変換部22で生成された電流変換信号SG1の電圧値が、予め定められた閾値および規格の範囲を満たすか否か、および電圧センサ14で生成された電圧変換信号SG2の電圧値が、所定の閾値および規定の範囲を満たすか否かの判定に従って行った。また、実施の形態2に係る解析装置10は、表示情報を生成するための基になる信号の送信元の自動切り換えを、電流−電圧変換部22で生成された電流変換信号SG1の周波数が、予め定められた閾値周波数および規格の周波数の範囲を満たすか否かと、電圧センサ14で生成された電圧変換信号SG2の周波数が、所定の閾値周波数および規定の周波数の範囲を満たすか否かとの判定に従って行った。しかし、これに限られるものではなく、上述の電圧値による判定および上述の周波数による判定の両方の判定を、解析装置10で行って、表示情報を生成するための基になる信号の送信元の自動切り換えを行うよう、解析装置10を構成してもよい。
この構成の場合、電流変換信号判定部26は次のように処理を実行すればよい。即ち、電流変換信号判定部26は、まず、ステップS21(図9参照)を実行し、ステップS21でYesと判定すると、ステップS91(図16参照)を実行する。そして、電流変換信号判定部26は、ステップS91でYesと判定すると、ステップS22(図9参照)を実行する。その後、電流変換信号判定部26は、ステップS22でNoと判定すると、ステップS21へ戻り、ステップS22でYesと判定すると、ステップS23を実行する。その後、電流変換信号判定部26は、ステップS23でYesと判定すると、ステップS24を実行し、ステップS23でNoと判定すると、ステップS25を実行する。その後、電流変換信号判定部26は、処理を終了する。なお、電流変換信号判定部26は、ステップS21でNoと判定した場合、およびステップS91(図16参照)でNoと判定した場合も、処理を終了する。上述の構成の場合、電流変換信号判定部26は、この処理を実行すればよい。
また、上述の構成の場合、電圧変換信号判定部27は次のように処理を実行すればよい。即ち、電圧変換信号判定部27は、まず、ステップS41(図11参照)を実行し、ステップS41でYesと判定すると、ステップS101(図17参照)を実行する。そして、電圧変換信号判定部27は、ステップS101でYesと判定すると、ステップS42(図11参照)を実行する。その後、電圧変換信号判定部27は、ステップS42でNoと判定すると、ステップS41へ戻り、ステップS42でYesと判定すると、ステップS43を実行する。その後、電圧変換信号判定部27は、ステップS43でYesと判定すると、ステップS44を実行し、ステップS43でNoと判定すると、ステップS45を実行する。その後、電圧変換信号判定部27は、処理を終了する。なお、電圧変換信号判定部27は、ステップS41でNoと判定した場合、およびステップS101(図17参照)でNoと判定した場合も、処理を終了する。上述の構成の場合、電圧変換信号判定部27は、この処理を実行すればよい。
また、実施の形態1の解析装置10は、スイッチ29の前段に復調・波形整形部23,25を設けたが、これに限られるものではなく、復調・波形整形部23,25を、スイッチ29の後段、具体的には、スイッチ29と抽出・信号判定部30との間に設けてもよい。この構成の場合には、復調・波形整形部を、電流信号用と電圧信号用とで共通化することができる。
また、実施の形態1の解析装置10は、復調・波形整形部23,25を有したが、電流信号および電圧信号に変調が施されない場合、復調・波形整形部23,25が不要である。この場合には、実施の形態1の解析装置10から復調・波形整形部23,25を取り除き、電流−電圧変換部22の出力端子を、スイッチ29の切り換え端の一端に接続し、電圧センサ14の出力端子を、スイッチ29の切り換え端の他端に接続する構成にすればよい。
また、上記の各実施の形態において、解析装置10(解析装置10−1および解析装置10−2)と表示装置11とは、有線通信を行っても、無線通信を行ってもよい。
なお、上記の各実施の形態において、解析装置10を制御するプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read−Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto−Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムを、コンピュータ等にインストールすることにより、図8〜図17に示す処理を実行する解析装置を構成することとしてもよい。
また、上述のプログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロード等するようにしてもよい。
また、上述の図8〜図17に示す処理を、各OS(Operating System)が分担して実現する場合、又は、OSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、上述した実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内およびそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
10(10−1,10−2) 解析装置
11 表示装置
13 電流センサ
14 電圧センサ
21 電流信号レシーバ
22 電流−電圧変換部
23,25 復調・波形整形部
24 電圧信号レシーバ
26 電流変換信号判定部
27 電圧変換信号判定部
28 切換部
28a 記憶部
29 スイッチ
30 抽出・信号判定部
31 表示情報生成・出力部
41 サンプリング部
42 ビット生成部
43 制御用インターフェイス部
44 エラー判定部
51 信号用インターフェイス部
52 通信解析部
53 表示情報生成部
54 表示用インターフェイス部
55 タイマ部
61 出力部用インターフェイス部
62 表示制御部
63 表示部
64 表示情報記憶部
100 室外機用通信ユニット
110 室内機用通信ユニット
120 リモコン用通信ユニット

Claims (11)

  1. 通信線を流れる電流信号の値の大きさに対応した電圧値を示す電流変換信号を生成する電流変換信号生成部と、
    記生成された電流変換信号が予め定められた条件を満たす場合に、前記電流変換信号が生成されたかを判定する電流変換信号判定部と、
    通信線に印加される電圧信号の値の大きさに対応した電圧値を示す電圧変換信号を生成する電圧変換信号生成部と、
    記生成された電圧変換信号が予め定められた条件を満たす場合に、前記電圧変換信号が生成されたかを判定する電圧変換信号判定部と、
    記電流変換信号、または前記電圧変換信号のいずれかから、表示情報を生成する表示情報生成部と、
    記生成された表示情報を、前記表示情報の表示が可能な表示装置へ出力する出力部と、
    前記電流信号が通信線を伝送したことで前記電流変換信号が生成された場合に、前記電流変換信号を前記表示情報生成部へ伝送すると同時に、前記電圧変換信号を前記表示情報生成部へ伝送しない切り換えを行い、前記電圧信号が通信線を伝送したことで前記電圧変換信号が生成された場合に、前記電圧変換信号を前記表示情報生成部へ伝送すると同時に、前記電流変換信号を前記表示情報生成部へ伝送しない切り換えを行う切換部と、
    を備える解析装置。
  2. 前記電流変換信号判定部は、
    記電流変換信号の示す電圧値が第1の閾値以上であるかを判定する電流閾値判定部と、
    前記電流変換信号の示す電圧値が前記第1の閾値以上であると前記電流閾値判定部によ判定ている期間が、第1の期間を経過したかを判定する電流期間判定部とを備え、
    前記電流閾値判定部による判定ている期間が、前記第1の期間を経過した場合に、前記電流信号が通信線を伝送したことで前記電流変換信号が生成されたと判定し、
    前記電圧変換信号判定部は、
    記電圧変換信号の示す電圧値が第2の閾値以上であるかを判定する電圧閾値判定部と、
    前記電圧変換信号の示す電圧値が前記第2の閾値以上であると前記電圧閾値判定部によ判定ている期間が、第2の期間を経過したかを判定する電圧期間判定部とを備え、
    前記電圧閾値判定部による判定ている期間が、前記第2の期間を経過した場合に、前記電圧信号が通信線を伝送したことで前記電圧変換信号が生成されたと判定する、
    請求項1に記載の解析装置。
  3. 前記電流変換信号判定部は、
    更に、前記電流変換信号の示す電圧値が前記第1の閾値以上であると前記電流閾値判定部によ判定ている期間が、前記第1の期間を経過した場合に、前記電流変換信号の示す電圧値が、規格の範囲内であるかを判定する電流範囲判定部を備え、
    前記電流変換信号の示す電圧値が前記規格の範囲内である場合に、前記電流信号が通信線を伝送したことで前記電流変換信号が生成されたと判定し、前記電流変換信号の示す電圧値が前記規格の範囲内でない場合に、前記電流変換信号が異常を示すと判定し、
    前記電圧変換信号判定部は、
    更に、前記電圧変換信号の示す電圧値が前記第2の閾値以上であると前記電圧閾値判定部によ判定ている期間が、前記第2の期間を経過した場合に、前記電圧変換信号の示す電圧値が、規定の範囲内であるかを判定する電圧範囲判定部を備え、
    前記電圧変換信号の示す電圧値が前記規定の範囲内である場合に、前記電圧信号が通信線を伝送したことで前記電圧変換信号が生成されたと判定し、前記電圧変換信号の示す電圧値が前記規定の範囲内でない場合に、前記電圧変換信号が異常を示すと判定し、
    前記切換部は、
    前記電流変換信号が異常を示す場合に、前記電流変換信号を前記表示情報生成部へ伝送しないと同時に、前記電圧変換信号を前記表示情報生成部へ伝送する切り換えを行い、前記電圧変換信号が異常を示す場合に、前記電圧変換信号を前記表示情報生成部へ伝送しないと同時に、前記電流変換信号を前記表示情報生成部へ伝送する切り換えを行う、
    請求項2に記載の解析装置。
  4. 前記電流変換信号判定部は、
    記電流変換信号の示す周波数が第1の閾値周波数以上であるかを判定する電流周波数判定部を備え、
    記電流変換信号の示す周波数が前記第1の閾値周波数以上である場合に、前記電流信号が通信線を伝送したことで前記電流変換信号が生成されたと判定し、
    前記電圧変換信号判定部は、
    記電圧変換信号の示す周波数が第2の閾値周波数以上であるかを判定する電圧周波数判定部を備え、
    記電圧変換信号の示す周波数が前記第2の閾値周波数以上である場合に、前記電圧信号が通信線を伝送したことで前記電圧変換信号が生成されたと判定する、
    請求項1に記載の解析装置。
  5. 前記電流変換信号判定部は、
    更に、前記電流変換信号の示す周波数が前記第1の閾値周波数以上である場合に、前記電流変換信号の示す周波数が、規格の周波数範囲内であるかを判定する電流周波数範囲判定部を備え、
    前記電流変換信号の示す周波数が前記規格の周波数範囲内であると前記電流周波数範囲判定部によって判定された場合に、前記電流信号が通信線を伝送したことで前記電流変換信号が生成されたと判定し、前記電流変換信号の示す周波数が前記規格の周波数範囲内でない場合に、前記電流変換信号が異常を示すと判定し、
    前記電圧変換信号判定部は、
    更に、前記電圧変換信号の示す周波数が前記第2の閾値周波数以上である場合に、前記電圧変換信号の示す周波数が、規定の周波数範囲内であるかを判定する電圧周波数範囲判定部を備え、
    前記電圧変換信号の示す周波数が前記規定の周波数範囲内である場合に、前記電圧信号が通信線を伝送したことで前記電圧変換信号が生成されたと判定し、前記電圧変換信号の示す周波数が前記規定の周波数範囲内でない場合に、前記電圧変換信号が異常を示すと判定し、
    前記切換部は、
    前記電流変換信号が異常を示す場合に、前記電流変換信号を前記表示情報生成部へ伝送しないと同時に、前記電圧変換信号を前記表示情報生成部へ伝送する切り換えを行い、前記電圧変換信号が異常を示す場合に、前記電圧変換信号を前記表示情報生成部へ伝送しないと同時に、前記電流変換信号を前記表示情報生成部へ伝送する切り換えを行う、
    請求項4に記載の解析装置。
  6. 前記切換部は、
    前記電流変換信号を優先的に前記表示情報生成部へ伝送するか、または、前記電圧変換信号を優先的に前記表示情報生成部へ伝送するかを示す優先順位を記憶する記憶部を備え、
    前記電流信号が通信線を伝送したことで前記電流変換信号が生成されたと前記電流変換信号判定部で判定されたタイミングと、前記電圧信号が通信線を伝送したことで前記電圧変換信号が生成されたと前記電圧変換信号判定部で判定されたタイミングとが、同一のタイミングの場合に、前記記憶部に記憶された優先順位に従って前記切り換えを行う、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の解析装置。
  7. 前記切換部は、前記切り換えを行った後、予め定められた時間が経過するまで、前記切り換えを新たに行うことを防止する切換防止部を備える、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の解析装置。
  8. 前記表示装置を備え、
    前記表示装置は、前記出力部により出力された表示情報の各々を、1つの画面に表示可能な形式に統合した後、統合後の表示情報を表示する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の解析装置。
  9. 前記表示装置は、前記出力部により出力された表示情報に含まれる、表示情報が生成された時刻を表す時刻情報に基づいて、前記表示情報の各々を対応付けて統合した後、前記統合後の表示情報を表示する、
    請求項8に記載の解析装置。
  10. 信線を流れる電流信号の値の大きさに対応した電圧値を示す電流変換信号を生成する電流変換信号生成ステップと、
    記生成された電流変換信号が予め定められた条件を満たす場合に、前記電流変換信号が生成されたかを判定する電流変換信号判定ステップと、
    信線に印加される電圧信号の値の大きさに対応した電圧値を示す電圧変換信号を生成する電圧変換信号生成ステップと、
    記生成された電圧変換信号が予め定められた条件を満たす場合に、前記電圧変換信号が生成されたかを判定する電圧変換信号判定ステップと、
    記電流変換信号、または前記電圧変換信号のいずれかから、表示情報を生成する表示情報生成ステップと、
    記生成された表示情報を、前記表示情報の表示が可能な表示装置へ出力する出力ステップと、
    記電流信号が通信線を伝送したことで前記電流変換信号が生成された場合に、前記電流変換信号から前記表示情報を前記表示情報生成ステップで生成させると同時に、前記電圧変換信号から前記表示情報を前記表示情報生成ステップで生成させない切り換えを行い、前記電圧信号が通信線を伝送したことで前記電圧変換信号が生成された場合に、前記電圧変換信号から前記表示情報を前記表示情報生成ステップで生成させると同時に、前記電流変換信号から前記表示情報を前記表示情報生成ステップで生成させない切り換えを行う切換ステップと、
    を備える解析方法。
  11. ンピュータに、
    通信線を流れる電流信号の値の大きさに対応した電圧値を示す電流変換信号を生成する電流変換信号生成機能、
    記生成された電流変換信号が予め定められた条件を満たす場合に、前記電流変換信号が生成されたかを判定する電流変換信号判定機能、
    通信線に印加される電圧信号の値の大きさに対応した電圧値を示す電圧変換信号を生成する電圧変換信号生成機能、
    記生成された電圧変換信号が予め定められた条件を満たす場合に、前記電圧変換信号が生成されたかを判定する電圧変換信号判定機能、
    記電流変換信号、または前記電圧変換信号のいずれかから、表示情報を生成する表示情報生成機能、
    記生成された表示情報を、前記表示情報の表示が可能な表示装置へ出力する出力機能、
    前記電流信号が通信線を伝送したことで前記電流変換信号が生成された場合に、前記電流変換信号から前記表示情報を前記表示情報生成機能で生成させると同時に、前記電圧変換信号から前記表示情報を前記表示情報生成機能で生成させない切り換えを行い、前記電圧信号が通信線を伝送したことで前記電圧変換信号が生成された場合に、前記電圧変換信号から前記表示情報を前記表示情報生成機能で生成させると同時に、前記電流変換信号から前記表示情報を前記表示情報生成機能で生成させない切り換えを行う切換機能、
    を実現させるプログラム。
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