JP5804799B2 - 圧電振動片及び圧電デバイス - Google Patents
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<圧電デバイス100の構成>
図1は、圧電デバイス100の分解斜視図である。圧電デバイス100は、リッド110と、ベース120と、圧電振動片130と、により構成されている。圧電振動片130には例えばATカットの水晶振動片が用いられる。ATカットの水晶振動片は、主面(YZ面)が結晶軸(XYZ)のY軸に対して、X軸を中心としてZ軸からY軸方向に35度15分傾斜されている。以下の説明では、ATカットの水晶振動片の軸方向を基準とし、傾斜された新たな軸をY’軸及びZ’軸として用いる。すなわち、圧電デバイス100においては圧電デバイス100の長辺方向をX軸方向、圧電デバイス100の高さ方向をY’軸方向、X及びY’軸方向に垂直な方向をZ’軸方向として説明する。
圧電デバイスが実装されたプリント基板に曲げ応力がかかった場合には、圧電デバイス及び圧電振動片にも応力がかかる。これらの応力がかかる圧電振動片の部分及びその大きさはシミュレーションにより計算することが可能であり、このシミュレーションの値は実際に測定される応力の値に近くなることが確認されている。以下、圧電デバイスが実装されたプリント基板に曲げ応力がかかった場合に、圧電振動片にかかる応力に関してのシミュレーションの結果について説明する。また、以下の説明において圧電振動片130と同様の部分に関しては圧電振動片130と同様の記号を用い、その説明を省略する。
圧電振動片の連結部のZ’軸方向の長さは、さまざまな長さに形成することができる。以下、図9(a)及び図9(b)を参照して連結部のZ’軸方向の長さがかえられた圧電振動片について説明する。また、以下の説明では、第1実施形態と同じ構成部分に関しては同じ記号を用いて表し、その説明を省略する。
図9(a)は、圧電振動片230dの概略平面図である。図9(a)では、圧電振動片230dに形成される電極が省かれて示されている。圧電振動片230dは、励振部131、枠部132、及び連結部233dにより形成されている。圧電振動片230dでは、連結部233dのZ’軸方向の第2長さL2が第1辺138aの長さの半分より長く形成され、第2領域131bに形成されるスリット137dのZ’軸方向の長さSZ4が連結部233dのZ’軸方向の長さL2と同じ長さに形成される。圧電振動片230dのその他の構成は、図5(a)に示された圧電振動片230bと同様である。図8で示されたように、圧電振動片にかかる応力は、主に連結部及びスリットの−X軸側にかかっている。そのため圧電振動片230dでは、連結部233dのZ’軸方向の長さを長くすることで応力がかかりやすい連結部の耐衝撃性を向上させている。
圧電振動片の連結部は、励振部の第1辺138aの中央に連結されていてもよい。以下に、連結部が励振部の第1辺138aの中央に連結されている圧電振動片330について図10(a)及び図10(b)を参照して説明する。
図10(a)は、圧電振動片330の平面図である。圧電振動片330は、励振部131、連結部333、及び枠部132により形成されている。励振部131は、第1領域131a及び第2領域131bが形成されている。第1領域131aには励振電極134が形成されており、第2領域131bにはスリット337が形成されている。また、連結部333が励振部331の第1辺138aの中央に連結されている。スリット337は、連結部333の+X軸方向に形成されており、貫通孔136には繋がっていない。圧電振動片330では、+Y’軸側の面に形成されている励振電極134から引き出されている引出電極335は、スリット337の+Z’軸側及び連結部333を介して枠部132に引き出され、さらに+Z’軸方向及び+X軸方向に伸びて、枠部132の貫通孔136に面した+X軸側及び+Z’軸側の角部を含む側面135aを介して+Y’軸側の面から−Y’軸側の面まで引き出され、枠部132の−Y’軸側の面の+X軸側の+Z’軸側の角部にまで引き出されている。また、−Y’軸側の面に形成されている励振電極134から引き出される引出電極335は、スリット337の−Z’軸側及び連結部333を介して枠部132に引き出され、−Z’軸方向に伸びて枠部132の−Y’軸側の面の−X軸側の−Z’軸側の角部にまで引き出されている。圧電振動片330のその他の構成は、圧電振動片130と同様である。
圧電振動片の連結部は2つ形成され、励振部と2箇所で連結していてもよい。以下に、連結部が2つ形成され、励振部と2箇所で結合されている圧電振動片430について図11(a)及び図11(b)を参照して説明する。
図11(a)は、圧電振動片430の平面図である。圧電振動片430は、励振部131と、連結部433と、枠部132とを有している。励振部431は、第1領域131aと第2領域131bとを有している。第1領域131aの+Y’軸側及び−Y’軸側の面には励振電極134が形成されている。第2領域131bは、励振部131の−X軸側の辺である第1辺138aを有し、スリット437が形成されている。連結部433は第1辺138aの+Z’軸側の端、及び−Z’軸側の端の2箇所で連結しており、スリット437は各連結部433の+X軸方向にそれぞれ形成されている。+Y’軸側に形成されている励振電極134から引き出されている引出電極435は、第2領域131b及び+Z’軸側の連結部433を通って枠部132に引き出され、さらに枠部132の+Z’軸方向及び+X軸方向に進む。そして枠部132の+X軸側の+Z’軸側の貫通孔136に面する角部を含む側面135aで+Y’軸側の面から−Y’軸側の面にまで引き出され、−Y’軸側の面の+X軸側の+Z’軸側の角部にまで引き出されている。−Y’軸側に形成されている励振電極134から引き出されている引出電極435は、第2領域131b及び−Z’軸側の連結部433を通って枠部132に引き出され、枠部132の−Y’軸側の面の−X軸側の−Z’軸側の角部にまで形成されている。
110 … リッド
111、121 … 凹部
112、122 … 接合面
120 … ベース
123 … 接続電極
124 … 実装端子
125 … 側面電極
126 … キャスタレーション
130、230a、230b、230c、230d、230e、330、430 … 圧電振動片
131 … 励振部
132 … 枠部
133、233d、233e、333 … 連結部
134 … 励振電極
135、335、435 … 引出電極
136 … 貫通孔
137、137a、137c、137d、137e、337、437 … スリット
138a … 第1辺
138b … 第2辺
141 … 封止材
200 … プリント基板
231 … メサ部
Claims (5)
- 第1方向に伸び、長さが第1長さに形成された第1辺及び前記第1方向に直交する第2方向に伸びる一対の第2辺を有する矩形形状の励振部と、
前記励振部を囲む枠部と、
前記励振部の前記第1辺と前記枠部とを連結し、前記第1方向の長さが第2長さである連結部と、を備え、
前記励振部は、両主面に励振電極が形成される矩形形状の第1領域と、前記励振部の両主面を貫通し前記第1方向に伸びるスリット及び前記第1辺を含み、前記スリットの前記第1領域側の端と前記第1辺とに挟まれて形成される矩形形状の第2領域と、を有し、
前記スリットは、前記連結部の前記第2方向に前記第1辺から第3長さだけ移動した位置に形成され、
前記第2長さは前記第1長さよりも小さく、前記スリットの前記第1方向の長さは前記第2長さ以上前記第1長さ以下であり、
前記連結部は前記第1辺のどちらか一方の端に連結され、
前記スリットは、前記連結部が連結される前記第1辺の端に繋がる前記第2辺を突き抜けて形成されている圧電振動片。 - 第1方向に伸び、長さが第1長さに形成された第1辺及び前記第1方向に直交する第2方向に伸びる一対の第2辺を有する矩形形状の励振部と、
前記励振部を囲む枠部と、
前記励振部の前記第1辺と前記枠部とを連結し、前記第1方向の長さが第2長さである連結部と、を備え、
前記励振部は、両主面に励振電極が形成される矩形形状の第1領域と、前記励振部の両主面を貫通し前記第1方向に伸びるスリット及び前記第1辺を含み、前記スリットの前記第1領域側の端と前記第1辺とに挟まれて形成される矩形形状の第2領域と、を有し、
前記スリットは、前記連結部の前記第2方向に前記第1辺から第3長さだけ移動した位置に形成され、
前記第2長さは前記第1長さよりも小さく、前記スリットの前記第1方向の長さは前記第2長さ以上前記第1長さ以下であり、
前記連結部は前記第1辺の両端にそれぞれ連結され、
前記スリットは、各前記連結部の前記第2方向にそれぞれ形成されて、前記各連結部が連結される前記第1辺の端に繋がるそれぞれの前記第2辺をそれぞれ突き抜けて形成され、
各前記スリットは互いに分かれている圧電振動片。 - 前記第2辺は前記第1辺よりも長い請求項1又は請求項2に記載の圧電振動片。
- 前記第3長さは、前記第2長さよりも小さい請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の圧電振動片。
- 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の圧電振動片と、
前記圧電振動片の前記枠部の一方の主面に接合されるリッドと、
前記圧電振動片の前記枠部の他方の主面に接合されるベースと、
を含む圧電デバイス。
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