JP5803904B2 - 情報共有方法および通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は、情報を共有する情報共有方法および通信端末に関する。
近年、インターネットが急速に普及してきており、また、無線通信技術が急速に発達してきている。それらに伴い、インターネットに接続可能な無線通信機能を有した携帯電話、自動車などの移動通信端末の普及が相まって、移動通信端末が各々の端末間でネットワークを形成する通信インフラを必要としないアドホックネットワークによる情報コンテンツ(画像、音楽、映像、テキスト、メッセージ位置情報などの総称とする)の共有サービスが有望視されている。その共有サービスは、都市部や被災地などでの情報伝達手段として期待されている。
しかしながら、このアドホックネットワークは無線通信に基づくものである。そのため、有線網で構成されているインターネットとは異なり、通信性能(通信帯域)は移動通信端末の周辺環境や障害物、電波干渉などによって、大きな制限を受ける。加えて、移動通信端末の移動により、形成されていたアドホックネットワークの通信トポロジが変化してしまい、経路の断絶などが頻繁に発生してしまう。そのため、有線網のような安定した通信が望めない。
このような通信性能(通信帯域)が限られ、通信経路の保証もない通信環境下において他の通信端末との間で情報を共有するには、他の通信端末との通信が可能な時に互いに情報を交換しておくことが効果的である。その方法の1つとして、移動通信端末同士が移動により接触した際に、互いの情報を交換することにより、保有情報の同期を行う方法が提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。
非特許文献1では、全ての移動通信端末間で保有情報の同期を行うEpidemicアルゴリズムが提案されている。Epidemicアルゴリズムは、移動通信端末の保有情報を要約して他の移動通信端末へ通知するメッセージであるサマリーベクター(以下、SVと称する)に基づいて、情報の同期を行うことを特徴とする。
Epidemicアルゴリズムでは、ネットワーク内の移動通信端末は他の移動通信端末を検知すると、互いのSVを交換して他の移動通信端末のSVの内容を把握する。そして、受信したSVを基に自移動通信端末が保有していないコンテンツを調査し、そのコンテンツの取得を試みる。
図1は、移動通信端末同士の一般的なSVの交換の様子の一例を示す図である。
図1に示すように、例えば、移動通信端末である端末T1と端末T2との間にて、移動により接触した端末T1と端末T2とは互いにSV1000を交換する。そして、端末T2は自身が保有していないコンテンツがあるかどうかを、端末T1から受信したSVと端末T2のSVとを比較することで差分コンテンツの確認を行う。
図1に示した例では、端末T2はコンテンツBを保有していないため、端末T1に対してコンテンツBの取得要求を送信し、保有していなかったコンテンツBを取得する。この動作をネットワーク内の全ての端末が繰り返し行うことで端末間の保有情報を同期させる。
また、上述したように、Epidemicアルゴリズムは、個々の端末の保有コンテンツをSVで比較することで自端末が保有していないコンテンツを認識し、コンテンツを交換する。このSVは、SVが示す情報をネットワーク内の情報(端末の位置座標や保有コンテンツ情報)に置き換え、ネットワーク上に存在する情報を認識し、ネットワーク内の端末にコンテンツの取得要求を送るといったことにも応用可能である。
しかし、Epidemicアルゴリズムは保有していない情報を端末間で次々に交換する技術であるため、帯域負荷が非常に高い。
そこで、帯域負荷を減らすことを目的として、SVの送信間隔や交換方法が決められている(例えば、非特許文献2参照。)。
非特許文献2には、基本的なEpidemicアルゴリズムの交換方法が記載されている。Epidemicアルゴリズムには、SVの交換間隔としてepidemic round (or cycle)が定義されており、その間隔ごとに情報交換を実施する。
情報交換の動作は、自端末のみが情報を隣接端末へ送信するPush型と、隣接端末から自端末のみへ情報を収集するPull型といった単方向の交換と、隣接端末に対してイベントを検知(新しい保有情報を認識)した場合にPush型とPull型との交換を同時に行うPush−Pull型の双方向の交換がある。
このように、Epidemicアルゴリズムは定期的、もしくは自発的な送信イベント検知時に隣接端末と情報交換することによって、情報交換間隔ごとに1ホップずつ情報が伝搬されるという特徴がある。
ここで、Epidemicアルゴリズムが用いられる環境を考えると、通信トポロジが頻繁に変化するため、重要な情報などは迅速に隣接端末に情報を伝搬させる必要がある。
しかし、基本的にEpidemicアルゴリズムには情報の交換間隔(epidemic round)が定義されている。
図2は、Epidemicアルゴリズムを用いた情報の伝搬の様子の一例を示す図である。
図2に示すように、端末Tから端末Taが受け取ったコンテンツは、端末Taが端末Tbへ送信したSVにより、端末Tbは受け取ることができる。しかし、端末Tcへのコンテンツの伝搬は、端末Tbおよび端末TcのSVの定期送信時刻までは行われない。
このように、交換間隔毎に1ホップずつ情報が伝搬されるため、迅速に情報を周囲に伝えるということができない。そのため、被災現場などにおいて緊急を要する情報の配信にはEpidemicアルゴリズム以外の手段を用いなければならなくなってしまう。
この問題を解決するには、Epidemicアルゴリズムに迅速な情報の送信を任意に行う事を可能にすることが必要である。
A. Vahdat, D. Becker, "Epidemic Routing for Partially-Connected Ad Hoc Networks," Tech. Report CS-200006, Duke University, Apr. 2000. M. Akdere, et al., "A Comparison of Epidemic Algorithms in Wireless Sensor Networks," Computer Communications, vol.29, 2006.
しかしながら、上述した技術においては、通信端末から当該通信端末と隣接する通信端末へ情報を送信した後に、当該情報を受信した通信端末が情報を迅速に送信できないという問題点がある。その理由は、各通信端末は定期的な送信間隔に従って情報を送信するためである。
本発明の目的は、上述した課題を解決する情報共有方法および通信端末を提供することである。
本発明の情報共有方法は、
無線によって互いに通信可能な範囲内にある複数の通信端末それぞれが保有する情報を互いに共有する情報共有方法であって、
前記通信端末が、当該通信端末が保有する情報を前記複数の通信端末のうち当該通信端末以外の通信端末である他の通信端末へ通知するための通知メッセージを前記他の通信端末へ送信する際、当該通信端末が保有する情報と前記他の通信端末が保有する情報とで互いに共通する情報があるかどうかを調査する調査処理と、
前記通信端末が、前記調査の結果、前記共通する情報がある場合、該共通する情報のうち少なくとも1つの情報を選択し、該選択した情報を前記他の通信端末へ通知しないように前記通知メッセージを変更し、該変更した通知メッセージを前記他の通信端末へ送信する変更処理と、
前記通信端末が、前記調査の結果、前記共通する情報がない場合、前記通知メッセージを変更せずに前記他の通信端末へ送信する処理と、
前記通信端末が、前記他の通信端末が送信した前記通知メッセージを受信した際、該受信した通知メッセージと当該通信端末が保有する情報とに基づいて、前記通知メッセージを送信する必要があるかどうかを判断する処理と、
前記前記通知メッセージを送信する必要があると判断した場合、前記通知メッセージを送信する処理とを行う。
また、本発明の情報共有方法は、
無線によって互いに通信可能な範囲内にある複数の通信端末それぞれが保有する情報を互いに共有する情報共有方法であって、
前記通信端末が、前記複数の通信端末のうち当該通信端末以外の通信端末である他の通信端末へ当該通信端末が保有する情報を送信した後、当該通信端末が保有する情報と前記他の通信端末が保有する情報とで互いに共通する情報があるかどうかを調査する調査処理と、
前記通信端末が、前記調査の結果、前記共通する情報がある場合、該共通する情報のうち少なくとも1つの情報を選択し、該選択した情報を前記他の通信端末へ通知しないように、当該通信端末が保有する情報を前記他の通信端末へ通知するための通知メッセージを変更し、該変更した通知メッセージを前記他の通信端末へ送信する変更処理と、
前記通信端末が、前記調査の結果、前記共通する情報がない場合、前記通知メッセージを変更せずに前記他の通信端末へ送信する処理と、
前記通信端末が、前記他の通信端末が送信した前記通知メッセージを受信した際、該受信した通知メッセージと当該通信端末が保有する情報とに基づいて、前記通知メッセージを送信する必要があるかどうかを判断する処理と、
前記前記通知メッセージを送信する必要があると判断した場合、前記通知メッセージを送信する処理とを行う。
また、本発明の通信端末は、
無線通信機能を具備する通信端末であって、
当該通信端末が保有する情報を、当該通信端末と通信可能な範囲内にある他の通信端末へ通知するための通知メッセージを前記他の通信端末へ送信する際、当該通信端末が保有する情報と前記他の通信端末が保有する情報とで互いに共通する情報があるかどうかを調査し、該調査の結果、前記共通する情報がある場合、該共通する情報のうち少なくとも1つの情報を選択し、該選択した情報を前記他の通信端末へ通知しないように前記通知メッセージを変更する優先制御部と、
前記他の通信端末が送信した前記通知メッセージを受信した際、該受信した通知メッセージと当該通信端末が保有する情報とに基づいて、前記通知メッセージを送信する必要があるかどうかを判断する交換検知部と、
前記優先制御部の調査の結果、前記共通する情報がある場合、前記優先制御部が変更したメッセージを前記他の通信端末へ送信し、前記共通する情報がない場合、前記通知メッセージを変更せずに前記他の通信端末へ送信し、前記交換検知部が前記通知メッセージを送信する必要があると判断した場合、該通知メッセージを送信する情報交換部とを有する。
また、本発明の通信端末は、
無線通信機能を具備する通信端末であって、
当該通信端末が保有する情報のうち、当該通信端末と通信可能な範囲内にある他の通信端末から要求された情報が優先度が高い情報であるかどうかを判断する要求処理部と、
前記要求された情報を前記他の通信端末へ送信する情報交換部と、
前記要求処理部が前記要求された情報が優先度が高い情報であると判断した場合、前記情報交換部が前記要求された情報を前記他の通信端末へ送信した後、当該通信端末が保有する情報と前記他の通信端末が保有する情報とで互いに共通する情報があるかどうかを調査し、該調査の結果、前記共通する情報がある場合、該共通する情報のうち少なくとも1つの情報を選択し、該選択した情報を前記他の通信端末へ通知しないように、当該通信端末と通信可能な範囲内にある他の通信端末へ通知するための前記通知メッセージを変更する優先制御部と、
前記他の通信端末が送信した前記通知メッセージを受信した際、該受信した通知メッセージと当該通信端末が保有する情報とに基づいて、前記通知メッセージを送信する必要があるかどうかを判断する交換検知部とを有し、
前記情報交換部は、前記優先制御部の調査の結果、前記共通する情報がある場合、前記優先制御部が変更したメッセージを前記他の通信端末へ送信し、前記共通する情報がない場合、前記通知メッセージを変更せずに前記他の通信端末へ送信し、前記交換検知部が前記通知メッセージを送信する必要があると判断した場合、該通知メッセージを送信する。
以上説明したように、本発明においては、通信端末の周囲に存在する他の通信端末へ情報を迅速に送信させることができる。
移動通信端末同士の一般的なSVの交換の様子の一例を示す図である。 Epidemicアルゴリズムを用いた情報の伝搬の様子の一例を示す図である。 SVの第1の例を示す図である。 SVの第2の例を示す図である。 本発明の通信端末の第1の実施の形態を示す図である。 図5に示した通信端末から構成されるアドホックネットワークの一例を示す図である。 第1の実施の形態における情報共有方法を説明するためのフローチャートである。 第1の実施の形態において、3つの通信端末間における情報のやり取りの様子を示す図である。 本発明の通信端末の第2の実施の形態を示す図である。 第2の実施の形態における情報共有方法を説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態において、3つの通信端末間における情報のやり取りの様子を示す図である。 第2の実施の形態において、3つの通信端末間における情報のやり取りの様子を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、本形態で用いるサマリーベクター(SV:Summary Vector)について説明する。
サマリーベクター(以下、SVと称する)は、移動通信端末である通信端末が保有する情報を含み、当該保有情報を通信端末同士が互いに通知し合う通知メッセージである。
図3は、SVの第1の例を示す図である。
図3に示すように、SV10aには、保有情報や位置情報がデータとして書き込まれている。ここでは、SV10aは、通信端末を識別するための識別情報である端末IDと、その通信端末の位置を示す位置情報と、その位置に存在した時刻とから構成されたデータ内包型となっている。
図4は、SVの第2の例を示す図である。
図4に示すように、SV10bは、ネットワーク内の端末の保有コンテンツのサマリ情報(コンテンツのハッシュ値や識別子、代替情報に置き換え)を用いる場合が考えられ、その場合、SV10bは、例えばハッシュ値化されたデータから構成されるリスト化された情報が含まれたハッシュテーブル型となる。
また、SVは通信端末から定期的に送信されるだけではなく、当該通信端末と隣接する他の通信端末との間でのSVの交換により、以下に示すイベントが検知された際に、通信端末からSVが自発的に送信される。
1.新規の通信端末を検知した場合
2.受信したSVが保有していない情報を自通信端末が保有している場合
3.受信したSVが自通信端末が保有している情報よりも古い情報を保有している場合
4.あらかじめ設定された周期で送信
このように、SVを交換することにより、他の通信端末が保有する情報を、通信端末にて監視することができる。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態におけるSVの交換は、図3に示すようにSV内に位置情報などのデータを書き込み、直接情報を伝達し、コンテンツの取得要求は行わないものとして説明する。
図5は、本発明の通信端末の第1の実施の形態を示す図である。
本形態における移動通信端末である通信端末100−1には図5に示すように、通信端末100−1と通信可能な範囲内にある他の移動通信端末である通信端末100−2との間で無線通信路200を介して無線通信を行う無線通信機能部110と、通信端末100−1が保有する情報を管理する情報管理部120と、情報交換の制御を行う交換制御部130とが設けられている。
なお、通信端末100−2の内部構成も、図5に示した通信端末100−1の内部構成と同じである。
また、無線通信機能部110には、情報交換部111が設けられている。
情報交換部111は、無線通信機能部110を通じて他の移動通信端末(例えば、通信端末100−2)からの情報(SV、コンテンツ取得要求やその応答、コンテンツ情報、端末の位置情報)の受信や、通信端末100−1が保有するコンテンツ情報やSVを定期的に送信する機能を有する。
また、情報交換部111が受信した情報は、情報管理部120のデータ記憶部121に送られ、データ記憶部121に保存される。
また、情報交換部111が他の通信端末から送信されてきたSVを受信した場合、受信したSVは、交換制御部130の交換検知部131を経由してデータ記憶部121に保存される。
また、情報交換部111から情報の送信を行う場合、情報交換部111は、送信する情報を情報管理部120内のデータ記憶部121から読み出し、読み出した情報を送信する。
また、情報交換部111からSVを送信する場合、SVを定期的に送信する以外に、交換検知部131からSV送信通知を受け取った場合、もしくは交換制御部130の優先制御部132から情報の欠落したSVを受け取った場合にSVの送信を行う。
情報管理部120には、データ記憶部121が設けられている。
データ記憶部121は、通信端末100−1が作成したコンテンツやSV、情報交換部111を通じて取得したコンテンツや交換検知部131を通して受信したSVを更新、受信履歴を保存、削除する機能、記録しているデータの優先度、重要度などを管理する機能を有する。この優先度や重要度は、あらかじめ設定されているものである。
また、通信端末100−1がSVを新たに受信した場合、データ記憶部121は、受信したSVと保存されている通信端末100−1のSVとを統合する。例えば、受信SVの情報と通信端末100−1のSV内の情報とを比較し、更新日時の新しい情報が受信SV内にあれば、該当する通信端末100−1のSV内の情報を上書きし、新しく得た情報があれば通信端末100−1のSVに追記し更新する。
また、データ記憶部121は、情報交換部111から情報送信の通知を受け取った場合、該当する情報を情報交換部111へ送る。
また、データ記憶部121は、優先制御部132から情報の取得通知を受け取った場合、該当する情報を優先制御部132へ送る。
また、交換制御部130には、交換検知部131と、優先制御部132とが設けられている。
交換検知部131は、無線通信機能部110の情報交換部111から、通信端末100−2から送信されてきたSVを受信すると、受信したSVと通信端末100−1のSVとを比較して、SVの自発的な交換(送信)が必要かどうか判断する。その結果、交換が必要であれば情報交換部111へその旨を通知する機能を有する。このSVの自発的な交換が必要かどうかの判断は、受信したSVに無い情報、もしくは更新日時の新しい情報を通信端末100−1が保有していた場合、SVの自発的な交換が必要と判断する。例えば、受信SVに無い情報を通信端末100−1のSVが保有していた場合、通信端末100−1のSVの方がより多くのネットワーク内の情報を備えたSVであると判断する。そして、受信SVを送信してきた通信端末との間でSVの交換を行う。また、受信SV内の情報が通信端末100−1のSVよりも古いことを検知した場合、通信端末100−1のSVがより新しい情報を含んだSVであると判断する。そして、受信SVを送信してきた通信端末へ通知するために、SVの交換が必要と判断する。
優先制御部132は、通信端末100−1が重要度、または優先度が高い情報を保有しており、その情報を迅速に伝達したい場合(コンテンツ自身に優先の有無(重要度または優先度の高低)があらかじめ明記されている場合、またはユーザーやアプリケーションから指示された場合)、隣接端末である通信端末100−2に対してもすぐにSVの送信を開始するように新たに通信端末100−1が送信するSVを変更し、作成する機能を有する。例えば、優先制御部132は、SVをすぐに送信させたい隣接端末から受信したSVの履歴をデータ記憶部121から読み出し、自身の保有する情報と共通するSV内の情報を確認する。そして、現在の通信端末100−1のSVから共通する情報を少なくとも1つ選択し、変更を加える。これは、例えば、選択された情報を当該SVから抜き取ったSVを作成することや、選択された情報をハッシュ値や識別子などの他の情報に置き換えることや、選択された情報に付与されているシーケンスナンバーを書き換えて古い情報に見せかけることや、フラグをセットすることで変更を行う。もしくは、隣接端末のSVと比較せずに、通信端末100−1のSV内ですでに隣接端末と共有済みと考えられる更新日時や生成日時、取得した時点からあらかじめ設定された時間が経過した古い情報を対象にし、上述した処理を行っても良い。通信端末100−1のSVと隣接端末のSVとに共通の情報がなければ、SVに何も変更を加えない。
その後、優先制御部132は、情報交換部111へ送信通知と作成したSVとを送り、SVの定期的な送信時、またはSVの定期的な送信を待たずに作成したSVを情報交換部111から送信させる。これにより、通信端末100−2の交換検知部131に対して通信端末100−1の情報不足を検知させ、SVの送信を間接的に行わせる。
図6は、図5に示した通信端末100−1から構成されるアドホックネットワークの一例を示す図である。
図6に示すように、複数の通信端末が無線通信路を介して互いに接続することで、アドホックネットワークを構築する。
以下に、本形態において情報を共有する情報共有方法(SVの送信制御方法)について説明する。ここで、保有情報を通知するSVの記述形式は、図3に示すデータ内包型のSV10aを用いるものを例に挙げて説明する。また、SVに加える変更方法は、情報を抜き取る処理を用いる場合を例に挙げて説明する。
図7は、第1の実施の形態における情報共有方法を説明するためのフローチャートである。
また、図8は、第1の実施の形態において、3つの通信端末間における情報のやり取りの様子を示す図である。
図8に示す通信端末100−1〜100−3は、隣の通信端末のみと通信可能なアドホックネットワークを構築している。そして、通信端末100−1〜100−3は、図8の上段に示すようにコンテンツXを共通の情報として保有している。また、通信端末100−1が新たに新しいコンテンツYを取得したとする。このとき、通信端末100−1は、コンテンツYに記載されている優先度情報、ユーザーやアプリケーションからの指示などによってコンテンツYは迅速に伝えるべき情報であることを認識すると、迅速に周囲の通信端末(図8では、通信端末100−2)へ伝えるために優先制御部132を用いて処理を開始する。
まず、通信端末100−1の優先制御部132は、ステップ1にて、データ記憶部121に保存されているSVの受信履歴を調査し、通信端末100−1の隣接端末である通信端末100−2が保有する情報を読み出す。そして、ステップ2にて、現在の通信端末100−1が保有する情報と通信端末100−2が保有する情報とで共通する保有情報を調査する。
優先制御部132は、通信端末100−1が保有する情報と通信端末100−2が保有する情報とで共通する保有情報を発見すると、発見した共通情報のうち少なくとも1つを選択し、選択した共通情報に基づいて通信端末100−1のSVに変更を加える。
例えば、ステップ3にて、選択された情報を通信端末100−1のSVから抜き取った(欠落した)SVを作成する。または、当該共通情報を、古いシーケンスナンバーやタイムスタンプに書き換えることや、コンテンツのハッシュ値や他の識別子に置き換えても良い。このとき、保有情報の選択方法は、ランダムにコンテンツを選択する、もしくは帯域負荷を削減するのであれば重要度の高いコンテンツY以外の情報全てを対象にし、送信するデータサイズを小さくしても良い。
また、情報の調査方法は、隣接端末との共通情報を調査せずに、抜き取る情報を通信端末100−1が独自に判断しても良い。例えば、通信端末100−1が保有する情報で最も古い情報は、既に多くの通信端末間で共有されていると考えられるため、最も古い情報を隣接端末間で共通する情報として抜き取っても良い。また、最も古い情報ではなく、情報の更新日時からあらかじめ設定された時間を経過した情報を選択しても良い。
そして、情報の欠落したSVを作成すると、優先制御部132は、情報交換部111に対して、次回のSVの定期送信時に優先制御部132が作成した、情報の欠落したSVを送信するように通知を送る。もしくは、情報の欠落したSVをすぐに送信するように、情報交換部111へ通知しても良い。
情報交換部111は、優先制御部132からSV送信の通知を受けると、SV送信時にデータ記憶部121から本来送るべき通信端末100−1の保有情報が示されたSVを読み出さず、優先制御部132から受け取った情報が欠落したSVをステップ4にて隣接端末である通信端末100−2に対して送信する(図8下段(ア))。
通信端末100−2は、通信端末100−1から情報が欠落したSVを受信すると、通信端末100−1と通信端末100−2との間で共通する情報を欠落させて通信端末100−1はSVを送信しているため、上述した自発的なSV送信イベント「2.受信SVが保有していない情報を自通信端末が保有していた場合」を検知する。これにより、通信端末100−2は通信端末100−1から受信した情報を基に通信端末100−2のSVを更新した後、自身のSVをすぐに送信する処理に入り、SVを送信する。(図8下段(イ))。
通信端末100−2がSVを送信すると、通信端末100−1は、通信端末100−2からSVを受信したとしても、通信端末100−2が未保有の通信端末100−1が送るべき情報を持っていないため、新たにSVを送信する処理は行わない。
一方、通信端末100−2の隣接端末である通信端末100−3は、通信端末100−2から新たにコンテンツYを受信する。つまり、通信端末100−3は、通信端末100−1が送信したコンテンツYを、通信端末100−2を経由して取得することができる。
このように、通信端末100−1が新しい情報であるコンテンツY含んだSVを送信した際に、意図的に情報の欠落のあるSVを送信する。これにより、通信端末100−1の隣接端末である通信端末100−2に対してSVの送信を促し、通信端末100−1から2ホップ先の通信端末100−3に対しても情報を迅速に伝えることが可能となる。
これにより、既存技術では隣接端末が情報の転送をすぐには行えないのに対し、本発明では隣接端末が情報をすぐに転送させることが可能となり、情報を迅速に伝達することが可能となる。
上述した例では、隣接端末と共通に保有する情報を欠落させたSVを送信することで、隣接端末に対してすぐに情報交換を行わせたが、情報を古いものやハッシュ値などの代替情報に置き換えても良い。例えば、情報の新しさを示すタイムスタンプや、シーケンスナンバーを現在よりも古いもの(タイムスタンプでれば過去の時刻、シーケンスナンバーであれば小さな値)に置き換えて、隣接端末に対してすぐにSVの送信を促しても同様の効果を得ることが可能である。
(第2の実施の形態)
以下に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、SVの記述形式が共有するデータを記述したデータ内包型であるものに対し、第2の実施の形態では、図4に示すようなSVの記述形式は保有情報のハッシュ値が記載されたハッシュテーブルのSV10bを用い、コンテンツの受信要求(以降、REQと記述)を用いて情報の取得を行う。
図9は、本発明の通信端末の第2の実施の形態を示す図である。
本形態における移動通信端末である通信端末100a−1には図9に示すように、図5に示した第1の実施の形態の交換制御部130に替えて、要求処理部(REQ処理部)133が追加された交換制御部130aが構成要素となっている。
なお、通信端末100a−2の内部構成も、図9に示した通信端末100a−1の内部構成と同じである。
要求処理部133は、隣接端末(図9に示した形態では、通信端末100a−2)から迅速に共有すべき優先度の高い情報の取得要求を受信したかどうかを監視し、受信した場合、優先制御部132aに対して優先制御の実施を通知する機能を有する。
例えば、要求処理部133は、データ記憶部121からSVとSVを用いて共有されている情報の優先度を読み出し、SVで共有されている情報の優先度を把握する。そして、情報交換部111aからコンテンツ取得要求を受け取ると、要求されているデータの優先度を確認し、優先度が低い情報である場合、情報交換部111bに対して該当する情報を送信するように返答する。一方、優先度が高い情報である場合は、情報交換部111aに対して該当する情報を送信するように通知を送ると共に、優先制御部132aに対して優先制御の開始を通知することで情報の迅速な送信を行わせる。
優先制御部132aは、第1の実施の形態の優先制御部132と同等の機能を有するが、第1の実施の形態ではユーザーやアプリケーションから処理開始を指示されていたのに対し、第2の実施の形態では要求処理部133から通知を受けることで処理を開始するという点で異なる。
また、情報交換部111aは、第1の実施の形態の情報交換部111と同様の機能を有するが、新たにコンテンツ取得要求を受信した場合は、要求処理部133へ取得要求内容を通知し、要求処理部133からの応答を待って取得要求に該当する情報を送信する機能を有する点で異なる。
以下に、本形態において情報を共有する情報共有方法(SVの送信制御方法)について説明する。
図10は、第2の実施の形態における情報共有方法を説明するためのフローチャートである。
また、図11および図12は、第2の実施の形態において、3つの通信端末間における情報のやり取りの様子を示す図である。
図11に示したステップ12〜15の処理は、図7に示したフローチャートを用いて説明したステップ1〜4の処理とそれぞれ同じ処理である。
本形態においては、ステップ12の処理の前に、要求処理部133の処理であるステップ11が行われることが特徴である。
第1の実施の形態と同様に、図11に示した通信端末100a−1〜100a−3は、隣接端末とのみ通信が可能であり、図11の上段に示すようにコンテンツXを互いの共通の情報として保有している。また、通信端末100a−1のみがコンテンツYも保有している。
また、SV記述形式は、図4に示したような各コンテンツのハッシュ値を記載したハッシュテーブルとし、情報の共有はコンテンツ取得要求を用いて行うものとする。このとき、要求処理部133の処理が加わった際の変更点について詳細に説明する。
まず、通信端末100a−1はSVの定期的な送信として、コンテンツX,Yのハッシュ値が記載された通信端末100a−1のサマリーベクターSV(X,Y)を送信する。そして、通信端末100a−1からSVを受信した通信端末100a−2は、通信端末100a−2のSVと受信したSVとを比較する。これにより、通信端末100a−2が保有していない情報である「コンテンツY」を通信端末100a−1が保有していることを認識する(図11中段(ア))。
通信端末100a−2は、通信端末100a−1からコンテンツYを取得するために、通信端末100a−1に対してコンテンツYの取得要求であるREQ(Y)を送信する(図11下段(イ))。
通信端末100a−1は、情報交換部111aにおいて通信端末100a−2からコンテンツの取得要求REQ(Y)を受信すると、情報交換部111aから要求処理部133へコンテンツ取得要求の内容を通知する。すると、ステップ11にて、要求処理部133は、通知された内容に基づいて当該要求が優先度の高いコンテンツのリクエストであるかどうかを判断する。
具体的には、ステップ11では、要求処理部133はあらかじめ登録されているコンテンツの優先度をデータ記憶部121から読み出し、受信した取得要求の情報がすぐに伝搬させるべきものかどうかを読み出した優先度に基づいて判断する。例えば、被災地域における救助者発見などの情報は、すぐに伝搬させるべき情報と判断する。また、優先度が大中小など評価付けされている場合、「大」ですぐに伝搬させる情報とすることが考えられる。
ステップ11において、要求処理部133にすぐに伝搬させるべき情報であると判断された場合、要求処理部133は優先制御部132aへ優先制御処理であるステップ12〜15の処理を行うように通知する。
そして、要求処理部133は、情報交換部111aへコンテンツ取得要求の対象であるコンテンツYを送信するように通知を送る。
要求処理部133から優先制御開始の通知を受け取った優先制御部132aは、第1の実施の形態と同様に、ステップ12およびステップ13にて、隣接端末と共通する保有情報を調査して発見し、ステップ14にて、その中から少なくとも1つの情報を選択して変更(情報を欠落させたSVを作成)加え、情報交換部111aに対して情報の欠落したSVを送信するように通知を送る。共有する保有情報がない場合は、優先制御部132aはSVに変更を加えず、変更を加えないSVを送信するように情報交換部111aへ通知を送る。
一方、ステップ11にて、すぐに伝搬させるべき情報でないと要求処理部133によって判断された場合は、要求処理部133は情報交換部111aに対してコンテンツ取得要求に該当するコンテンツYを送信するように通知を送り、優先度制御開始を優先制御部132aへ通知しない。
情報交換部111aは、優先制御の可否に関わらず要求処理部133から取得要求の該当コンテンツの送信通知を受け取ると、該当コンテンツであるコンテンツYの送信を行う(図11下段(ウ))。
情報交換部111aは、コンテンツYを通信端末100a−2に対して送信した後、優先制御部132aから情報の欠落したSVの送信通知を受け取っていた場合、ステップ15にて、通信端末100a−2に対して情報の欠落したSVをただちに送信する(図12上段(エ))。
通信端末100a−2は、通信端末100a−1からコンテンツYを受信すると、新たに保有情報が追加されたので、通信端末100a−2のSVにコンテンツYのハッシュ値を追加して情報を更新する。
続いて、通信端末100a−2は通信端末100a−1から情報の欠落したSVを受信すると、第1の実施の形態と同様にイベント「2.受信SVが保有していない情報を自通信端末が保有していた場合」を検知する。その結果、通信端末100a−2は通信端末100a−1が未保有の情報を通信端末100a−2は保有していると認識し、新たに更新した通信端末100a−2のSVをすぐに送信するという動作を起こす(図12上段(オ))。
このとき、通信端末100a−1は、通信端末100a−2からSVを受信しても、すでにコンテンツYを送信しており、通信端末100a−1が送るべき情報を持っていないため、新たに行動を起こすことはしない。
一方、通信端末100a−2の隣接端末である通信端末100a−3は、通信端末100a−2から送信されてきたSVを通じて、通信端末100a−2から新たにコンテンツYの存在を通知される(図12上段(オ))。
通信端末100a−3は、通信端末100a−2の保有するコンテンツYの存在を認識すると、上述した通信端末100a−2と同様の処理を開始し、コンテンツYの取得を試みる(図12下段(カ)、(キ))。
このように、通信端末100a−1が通信端末100a−2からのコンテンツYの取得要求を受信し、応答としてコンテンツYを送信した際に、さらに通信端末100a−2に意図的に情報の欠落のあるSVを送信する。これにより、通信端末100a−1の隣接端末である通信端末100a−2に対してSVの送信を促し、通信端末100a−1から2ホップ先の通信端末100a−3に対しても情報を迅速に伝えることが可能となる。
これにより、既存技術では隣接端末が情報のすぐには転送を行えないのに対し、本発明では、隣接端末が情報をすぐに転送させることが可能となり、情報を迅速に伝達することが可能となる。
上述した例では、隣接端末と共通に保有する情報を欠落させたSVを送信することで、隣接端末に対してすぐに情報交換を行わせたが、情報を古いものに置き換えても良い。例えば、情報の新しさを示すタイムスタンプや、シーケンスナンバーを現在よりも古いもの(タイムスタンプでれば過去の時刻、シーケンスナンバーであれば小さい値)に置き換えて、隣接端末に対してすぐにSVの送信を促しても同様の効果を得ることが可能である。
また、上述した第1および第2の実施の形態で行う情報共有方法は、Epidemicアルゴリズムと同様に、隣接端末間で保有情報などを通知しあうことで個々の通信端末(機器)間で情報の同期を行う技術にも適用可能である。
例えば、Epidemicアルゴリズムの元々の適用先であるデータベースの複製管理やプログラムコードなどの変更管理、リソース発見やアドホックネットワークにおけるルーティングや経路情報の伝達制御など、定期的に保有情報や状態を周囲に通知する技術に本発明は適用可能である。
また、上述した技術を適用した通信端末(機器)間では、隣接する通信端末(機器)間で定期的に保有する情報や通信端末(機器)の状態を通知し、変更や隣接間で差分があれば情報を交換するという動作を行っている。例として、経路表の通知では定期的に自身の経路表をブロードキャストして通知している。これらの技術に適用するには、これらの定期的に行われる情報の通知動作を本発明の実施の形態で説明したSVの交換と同じものであると捉えることで、本発明を適用することが可能である。
また、本発明を適用することにより、定期的な情報の送信(交換)間隔にとらわれずに、重要度の高い情報や緊急性のある情報を迅速に周囲に伝達可能となる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2010年3月18日に出願された日本出願特願2010−062287を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (9)

  1. 無線によって互いに通信可能な範囲内にある複数の通信端末それぞれが保有する情報を互いに共有する情報共有方法であって、
    前記通信端末が、当該通信端末が保有する情報を前記複数の通信端末のうち当該通信端末以外の通信端末である他の通信端末へ通知するための第1の通知メッセージを前記他の通信端末へ送信する際、当該通信端末が保有する情報と前記他の通信端末が保有する情報とで互いに共通する情報があるかどうかを調査する調査処理と、
    前記通信端末が、前記調査の結果、前記共通する情報がある場合、該共通する情報のうち少なくとも1つの情報を選択し、該選択した情報を前記他の通信端末へ通知しないように前記第1の通知メッセージを変更し、該変更した第1の通知メッセージを前記他の通信端末へ送信する変更処理と、
    前記通信端末が、前記調査の結果、前記共通する情報がない場合、前記第1の通知メッセージを変更せずに前記他の通信端末へ送信する処理と、
    前記通信端末が、前記他の通信端末が送信した、該他の通信端末が保有する情報を通知するための第2の通知メッセージを受信した際、該受信した第2の通知メッセージと当該通信端末が保有する情報とに基づいて、前記第1の通知メッセージを送信する必要があるかどうかを判断する処理と、
    前記第1の通知メッセージを送信する必要があると判断した場合、前記第1の通知メッセージを送信する処理とを行い、
    前記調査処理は、前記通信端末が、前記他の通信端末との間で前記第1の通知メッセージと前記第2の通知メッセージとを定期的に交換することで前記他の通信端末が保有する情報を監視し、前記第2の通知メッセージの受信履歴と当該通信端末が保有する情報とを比較することにより、前記共通する情報があるかどうかを調査する情報共有方法。
  2. 無線によって互いに通信可能な範囲内にある複数の通信端末それぞれが保有する情報を互いに共有する情報共有方法であって、
    前記通信端末が、前記複数の通信端末のうち当該通信端末以外の通信端末である他の通信端末へ当該通信端末が保有する情報を送信した後、当該通信端末が保有する情報と前記他の通信端末が保有する情報とで互いに共通する情報があるかどうかを調査する調査処理と、
    前記通信端末が、前記調査の結果、前記共通する情報がある場合、該共通する情報のうち少なくとも1つの情報を選択し、該選択した情報を前記他の通信端末へ通知しないように、当該通信端末が保有する情報を前記他の通信端末へ通知するための第1の通知メッセージを変更し、該変更した第1の通知メッセージを前記他の通信端末へ送信する変更処理と、
    前記通信端末が、前記調査の結果、前記共通する情報がない場合、前記第1の通知メッセージを変更せずに前記他の通信端末へ送信する処理と、
    前記通信端末が、前記他の通信端末が送信した、該他の通信端末が保有する情報を通知するための第2の通知メッセージを受信した際、該受信した第2の通知メッセージと当該通信端末が保有する情報とに基づいて、前記第1の通知メッセージを送信する必要があるかどうかを判断する処理と、
    前記第1の通知メッセージを送信する必要があると判断した場合、前記第1の通知メッセージを送信する処理とを行い、
    前記調査処理は、前記通信端末が、前記他の通信端末との間で前記第1の通知メッセージと前記第2の通知メッセージとを定期的に交換することで前記他の通信端末が保有する情報を監視し、前記第2の通知メッセージの受信履歴と当該通信端末が保有する情報とを比較することにより、前記共通する情報があるかどうかを調査する情報共有方法。
  3. 請求項2に記載の情報共有方法において、
    前記通信端末が、前記第1の通知メッセージとして、当通信端末が保有する情報の識別子を送信する処理を行うことを特徴とする情報共有方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報共有方法において、
    前記調査処理は、前記通信端末が、当該通信端末が保有する情報のうち、取得したときからあらかじめ設定された時間が経過した情報を前記共通する情報とすることを特徴とする情報共有方法。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報共有方法において、
    前記変更処理は、前記通信端末が、前記第1の通知メッセージから前記選択された情報を抜き取って前記第1の通知メッセージから欠落させることにより、前記第1の通知メッセージを変更することを特徴とする情報共有方法。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報共有方法において、
    前記変更処理は、前記通信端末が、前記選択された情報の更新日時を該更新日時よりも古い日時に書き換えることにより、前記第1の通知メッセージを変更することを特徴とする情報共有方法。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報共有方法において、
    前記変更処理は、前記通信端末が、前記選択された情報を他の情報と識別可能な情報に置き換えることにより、前記第1の通知メッセージを変更することを特徴とする情報共有方法。
  8. 無線通信機能を具備する通信端末であって、
    当該通信端末が保有する情報を、当該通信端末と通信可能な範囲内にある他の通信端末へ通知するための第1の通知メッセージを前記他の通信端末へ送信する際、当該通信端末が保有する情報と前記他の通信端末が保有する情報とで互いに共通する情報があるかどうかを調査し、該調査の結果、前記共通する情報がある場合、該共通する情報のうち少なくとも1つの情報を選択し、該選択した情報を前記他の通信端末へ通知しないように前記第1の通知メッセージを変更する優先制御部と、
    前記他の通信端末が送信した、該他の通信端末が保有する情報を通知するための第2の通知メッセージを受信した際、該受信した第2の通知メッセージと当該通信端末が保有する情報とに基づいて、前記第1の通知メッセージを送信する必要があるかどうかを判断する交換検知部と、
    前記優先制御部の調査の結果、前記共通する情報がある場合、前記優先制御部が変更した第1の通知メッセージを前記他の通信端末へ送信し、前記共通する情報がない場合、前記第1の通知メッセージを変更せずに前記他の通信端末へ送信し、前記交換検知部が前記第1の通知メッセージを送信する必要があると判断した場合、該第1の通知メッセージを送信する情報交換部とを有し、
    前記優先制御部は、当該通信端末が、前記他の通信端末との間で前記第1の通知メッセージと前記第2の通知メッセージとを定期的に交換することで前記他の通信端末が保有する情報を監視し、前記第2の通知メッセージの受信履歴と当該通信端末が保有する情報とを比較することにより、前記共通する情報があるかどうかを調査する通信端末。
  9. 無線通信機能を具備する通信端末であって、
    当該通信端末が保有する情報のうち、当該通信端末と通信可能な範囲内にある他の通信端末から要求された情報が優先度が高い情報であるかどうかを判断する要求処理部と、
    前記要求された情報を前記他の通信端末へ送信する情報交換部と、
    前記要求処理部が前記要求された情報が優先度が高い情報であると判断した場合、前記情報交換部が前記要求された情報を前記他の通信端末へ送信した後、当該通信端末が保有する情報と前記他の通信端末が保有する情報とで互いに共通する情報があるかどうかを調査し、該調査の結果、前記共通する情報がある場合、該共通する情報のうち少なくとも1つの情報を選択し、該選択した情報を前記他の通信端末へ通知しないように、当該通信端末と通信可能な範囲内にある他の通信端末へ通知するための第1の通知メッセージを変更する優先制御部と、
    前記他の通信端末が送信した、該他の通信端末が保有する情報を通知するための第2の通知メッセージを受信した際、該受信した第2の通知メッセージと当該通信端末が保有する情報とに基づいて、前記第1の通知メッセージを送信する必要があるかどうかを判断する交換検知部とを有し、
    前記情報交換部は、前記優先制御部の調査の結果、前記共通する情報がある場合、前記優先制御部が変更した第1の通知メッセージを前記他の通信端末へ送信し、前記共通する情報がない場合、前記第1の通知メッセージを変更せずに前記他の通信端末へ送信し、前記交換検知部が前記第1の通知メッセージを送信する必要があると判断した場合、該第1の通知メッセージを送信し、
    前記優先制御部は、当該通信端末が、前記他の通信端末との間で前記第1の通知メッセージと前記第2の通知メッセージとを定期的に交換することで前記他の通信端末が保有する情報を監視し、前記第2の通知メッセージの受信履歴と当該通信端末が保有する情報とを比較することにより、前記共通する情報があるかどうかを調査する通信端末。
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