JP4206487B2 - 通信システム、同システムにおけるアドレス重複検出方法、アドホックノード、プログラム - Google Patents

通信システム、同システムにおけるアドレス重複検出方法、アドホックノード、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、1以上のアドホックノードを包含する複数のアドホックネットワークから構成される通信システム、同システムにおけるアドレス重複検出方法、アドホックノード、プログラムに関する。
アドホックネットワークにおいて、IPアドレスのようなノードの識別子を自動設定する場合、アドレス重複検出(DAD:Duplicate Address Detection)を行い、ネットワーク内においてノードが一意に識別できるようにアドレスの重複を検出する必要がある。なぜなら、ネットワーク内で同じ識別子を持った複数のノードが存在してしまうと、識別子を元にした経路制御が正常に働かず、ノード間の通信が実行できないためである。
一般的には、前記したDADを実現する方式としてStrong DADやWeak DADなどがある。例えば、IP(Internet Protocol)を用いたリアクティブ型ルーチングプロトコルであるAODV(Ad hoc On−Demand Distance Vector Routing)によるアドホックネットワークでは、Strong DADが利用される(例えば、非特許文献1参照)。Strong DADは単独のアドホックノードがアドホックネットワークに接続した場合にDADを行うことができるが、複数のアドホックノードからなるアドホックネットワーク同士が融合した場合のDAD処理が解決できていない(例えば、非特許文献2参照)。これに対し、Weak DADは複数の識別子をノードに与えることにより、一方の識別子が重複していたとしても他方の識別子によりネットワーク内の経路制御を実現する(例えば非特許文献3、4参照)。
C. Perkins、E. Belding-Royer、S. Das、"Ad hoc On-Demand Distance Vector(AODV) Routing"、RFC3561、[2004年3月1日閲覧]、インターネット<URL:http://www.ietf.org/rfc/rfc3561.txt?number=3561> Charles E. Perkins,、Jari T. Malinen、Ryuji Wakikawa、Elizabeth M. Belding-Royer and Yuan Sun、"IP Address Autoconfiguration for Ad Hoc Networks"、 draft-ietf-manet-autoconf-01.txt、November 2001、[2004年3月1日閲覧]、インターネット<URL:http://www.cs.ucsb.edu/~ebelding/txt/autoconf.txt> Nitin H. Vaidya、"Weak Duplicate Address Detection in Mobile Ad Hoc Networks"、MobiHoc2002 、June 2002、[2004年3月1日閲覧]、インターネット<URL:http://citeseer.nj.nec.com/vaidya02weak.html> Jae-Hoon Jeong、Hyun-Wook Cha、Jung-Soo Park、Hyoung-Jun Kim、"Ad Hoc IP Address Autoconfiguration"、draft-jeong-adhoc-ip-addr-autoconf-01.txt、[2004年3月1日閲覧]、インターネット<URL:http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-jeong-adhoc-ip-addr-autoconf-01.txt>
複数のアドホックノードからなるアドホックネットワークにおいて、アドホックノードの識別子を自動生成させる場合、生成したアドレスがアドホックネットワーク内で一意に識別できるか否かをアドホックネットワーク内で検出する必要がある。
単独のアドホックノードがアドホックネットワークを接続した場合には、アドホックノードが他のアドホックノードと新たにリンクを確立したことをもって、DADの契機とすればよいが、複数のアドホックネットワークが融合した場合には、融合したアドホックネットワーク内の全てのアドホックノードについてDADを行う必要があり、新たにリンクを確立していないノードに対してもDADの契機を与える必要がある。また、融合したアドホックネットワーク内の全てのアドホックノードがそれぞれstrong DADを行うとアドホックネットワーク内で膨大な通信帯域を消費することになる。
本発明は前記した事情に鑑みてなされたものであり、アドホックネットワークを一意に識別できる識別子とアドホックネットワーク内のクラスタノード数の情報により、複数のアドホックネットワークが融合し、あるいは分離するような場合においても各アドホックノードが重複することなく通信に用いるノードの識別子を自動設定可能とし、DAD実行時のアドホックネットワーク内の通信帯域を削減することのできる、通信システム、同システムにおけるアドレス重複検出方法、アドホックノード、プログラムを提供することを目的とする。
前記した課題を解決するために本発明は、アドホックノードのノード識別子が可変である1以上のアドホックノードを包含する複数のアドホックネッワークから構成される通信システムであって、前記それぞれのアドホックノードは、他のアドホックノードとの間でリンクを確立し、アドホックネットワークを識別するクラスタ識別子とクラスタノード数を相互に交換し、受信したクラスタ識別子と自身のクラスタ識別子とを比較し、その結果に応じてアドレス重複検出処理を開始し、受信したクラスタノード数と自身のクラスタノード数とを比較し、その結果に応じて自クラスタノードと同じ識別子を持つアドホックノードに対してノード識別子の収集指示メッセージを発行し、前記ノード識別子の収集指示メッセージに対する応答を受信したときに添付されるノード識別子を格納し、当該格納されたノード識別子を添付して異なるクラスタ識別子を持つアドホックノードに対してノード識別子検出要求を送信するルーチングプロトコル処理部を備え、前記ノード識別子検出要求を受信したアドホックノードは、前記ノード識別子検出要求に添付されたノード識別子リストと自身のノード識別子とを比較して前記アドホックネットワーク内でのアドレス重複検出処理を実行することを特徴とする。
また、本発明は、アドホックノードのノード識別子が可変である1以上のアドホックノードを包含する複数のアドホックネッワークから構成される通信システムにおける前記アドホックノードであって、他のアドホックネットワークノードとの間でリンクを確立してアドホックネットワークを識別するクラスタ識別子とクラスタノード数を相互に交換するルーチングプロトコル処理部と、受信したクラスタ識別子と自身のクラスタ識別子とを比較し、その結果に応じてアドレス重複検出処理の開始を指示し、更に、前記受信したクラスタノード数と自身のクラスタノード数とを比較し、当該比較結果に応じて前記ルーチングプロトコル処理部に、自クラスタノードと同じ識別子を持つアドホックノードに対してノード識別子の収集指示メッセージの発行を指示する比較演算部と、前記ノード識別子の収集指示メッセージに対する応答を受信したときに添付されるノード識別子を格納し、当該格納されたノード識別子を添付して前記ルーチングプロトコル処理部を介し異なるクラスタ識別子を持つアドホックノードに対してノード識別子検出要求を送信し、一方、前記ノード識別子検出要求を受信したときに、当該ノード識別子検出要求に添付されたノード識別子リストと自身のノード識別子とを比較して前記アドホックネットワーク内でのアドレス重複検出処理を実行するアドレス重複検出部と、を備えたことを特徴とする。
前記した構成において、アドホックネットワークを構成するアドホックノードは、アドホックネットワークを識別するための識別子であるクラスタ識別子と、アドホックネットワーク内のアドホックノード数を保持している。
アドホックノードにおけるルーチングプロトコル処理部は、リンクを確立したのと同時、もしくはリンク確立を検出したことを契機に、ルーチングプロトコルに従い、クラスタ識別子とクラスタノード数を他のアドホックノードのルーチングプロトコル処理部とやり取りを行う。続いて各ノードのルーチングプロトコル処理部は、自身のアドホックノードのクラスタ識別子と他のアドホックノードから受信したクラスタ識別子とを比較し、比較の結果クラスタ識別子が同一であればルーチングプロトコル処理を継続し、クラスタ識別子が異なっていればアドレス重複処理を開始する。更に、アドレス重複処理の開始を契機に自身のアドホックノードのクラスタノード数と他のアドホックノードから受信したクラスタノード数を比較し、比較の結果自クラスタノード数が他クラスタノード数より小さいもしくは同一の場合には自身のノード識別子と同じノード識別子を持つアドホックノードに対してノード識別子収集指示メッセージを、ルーチングプロトコルを用いて送信する。
そして、ノード識別子収集指示メッセージを受信したアドホックノードは、自ノード識別子を添付したノード識別子応答メッセージを、ノード識別子収集指示メッセージを送信したアドホックノードに送信する。一方、ノード識別子応答メッセージを受信したアドホックノードは、ノード識別子応答メッセージに添付されたノード識別子をノード識別子リストに格納し、ノード識別子リストを格納したノード識別子検出要求メッセージを異なるクラスタ識別子を持つアドホックノードに対してルーチングプロトコルを用いて送信する。
ノード識別子検出要求メッセージを受信したアドホックノードは、自ノード識別子とノード識別子検出要求メッセージに添付されたノード識別子リストとを比較することによりアドホックネットワーク内でのアドレス重複を検出する。
このように、リアクティブ型のルーチングプロトコルにアドホックネットワークを識別するクラスタ識別子とアドホックネットワークのクラスタノード数を用いることで複数のアドホックネットワークが融合した場合のアドレス重複検出処理を実現することができ、また、アドレス重複の検出対象となるアドレスを添付してノード識別子検出要求メッセージを送信するため、各アドホックノードがそれぞれDAD検出メッセージを送出する場合と比較して、アドホックネットワーク内の通信帯域を削減することができる。
また、本発明は、アドホックノードのノード識別子が可変である1以上のアドホックノードを包含する複数のアドホックネッワークから構成される通信システムにおけるアドレス重複検出方法であって、他のアドホックネットワークネットワークとの間でリンクを確立してアドホックノードを識別するクラスタ識別子とクラスタノード数を相互に交換するステップと、受信したクラスタ識別子と自身のクラスタ識別子とを比較し、その結果に応じてアドレス重複検出処理の開始を指示し、更に、前記受信したクラスタノード数と自身のクラスタノード数とを比較し、当該比較結果に応じて自クラスタノードと同じ識別子を持つアドホックノードに対してノード識別子の収集指示メッセージを発行するステップと、前記ノード識別子の収集指示メッセージに対する応答を受信したときに添付されるノード識別子を格納し、当該格納されたノード識別子を添付して異なるクラスタ識別子を持つアドホックノードに対してノード識別子検出要求を送信するステップと、前記ノード識別子検出要求を受信したときに、当該ノード識別子検出要求に添付されたノード識別子リストと自身のノード識別子とを比較して前記アドホックネットワーク内でのアドレス重複検出処理を実行するステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明は、アドホックノードのノード識別子が可変である1以上のアドホックノードを包含する複数のアドホックネッワークから構成される通信システムにおいて、前記アドホックノードに用いられプログラムであって、他のアドホックノードとの間でリンクを確立してアドホックネットワークを識別するクラスタ識別子とクラスタノード数を相互に交換する処理と、受信したクラスタ識別子と自身のクラスタ識別子とを比較し、その結果に応じてアドレス重複検出処理の開始を指示し、更に、前記受信したクラスタノード数と自身のクラスタノード数とを比較し、当該比較結果に応じて自クラスタノードと同じ識別子を持つアドホックノードに対しノード識別子の収集指示メッセージを発行する処理と、前記ノード識別子の収集指示メッセージに対する応答を受信したときに添付されるノード識別子を格納し、当該格納されたノード識別子を添付して異なるクラスタ識別子を持つアドホックノードに対してノード識別子検出要求を送信する処理と、前記ノード識別子検出要求を受信したときに、当該ノード識別子検出要求に添付されたノード識別子リストと自身のノード識別子とを比較して前記アドホックネットワーク内でのアドレス重複検出処理を実行する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、単独または複数のアドホックノードからなるアドホックネットワークが融合した場合でも、クラスタ識別子とクラスタノード数を導入することによってDADを実現することができ、アドホックノードが自動生成した場合でも、アドレスが重複することなくアドホックネットワーク内での通信が可能となる。また、本発明によれば、アドレス重複の検出対象となるアドレスを添付してノード識別子検出要求メッセージを送信するため、各アドホックノードがそれぞれDAD検出メッセージを送出する場合と比較して、アドホックネットワーク内の通信帯域を削減することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態例について詳細に説明する。図1に、本発明に実施形態における通信システムのシステム構成の一例を示す。
図1中、符号1、2はアドホックネットワークである。符号10、11、12、20、21、22はアドホックノードである。本発明の実施形態では、アドホックネットワーク1、2ともにIPを使用した通信ネットワークとし、このため、ノード識別子はIPアドレスとなる。また、ルーチングプロトコルにはAODVを用いた例を説明する。また、本発明の実施形態は、アドホックネットワーク1、2内のアドホックノード10、11、12、20、21、22間のリンクトポロジーによらずに有効であるが、ここでは、アドホックノード10とアドホックノード11、アドホックノード10とアドホックノード12、アドホックノード20とアドホックノード21、アドホックノード21とアドホックノード22、および、アドホックノード10とアドホックノード20がリンク確立したネットワーク構成で説明する。
図2は、本発明の実施形態におけるアドホックノードの内部構成を機能展開して示したブロック図である。本発明のアドホックノードは、リンク確立検出部111と、ルーチングプロトコル処理部112と、比較演算部113と、アドレス重複検出部114と、自アドホックノードにおけるクラスタ識別子(ID)およびアドホックネットワークのクラスタ数を格納する記憶部115と、ノード識別子リスト(以下、IPアドレスリストという)を格納する記憶部116で構成される。
リンク確立検出部111は、他のアドホックネットワークノードとの間でリンクが確立したことを検出する機能を持ち、ルーチングプロトコル処理部112は、AODVプロトコルメッセージを交換し、リンクが確立した相手アドホックノードとの間でアドホックノードを識別するクラスタノードIDとクラスタノード数を相互に交換する他、後記するノードID検出要求メッセージ、あるいはノードID検出要求メッセージを送信する機能を持つ。また、比較演算部113は、相手アドホックノードから受信したクラスタノードIDと自身のクラスタノードIDとを比較し、その結果に応じてアドレス重複検出処理の開始を指示し、更に、受信したクラスタノード数と自身のクラスタノード数とを比較し、当該比較結果に応じてルーチングプロトコル処理部112に、自クラスタノードと同じIDを持つアドホックノードに対してノード識別子の収集指示メッセージの発行を指示する機能を持つ。
一方、アドレス重複検出部114は、クラスタノードIDの収集指示メッセージに対する応答を受信したときに添付されるクラスタノードIDを格納し、当該格納されたクラスタノードIDを添付してルーチングプロトコル処理部112を介して異なるクラスタノードIDを持つアドホックノードに対してノードID検出要求を送信し、一方、ノードID検出要求を受信したときに、当該ノードID検出要求に添付されたクラスタノードIDリストと自身のクラスタノードIDとを比較してアドホックネットワーク内でのアドレス重複検出処理を実行する機能を持つ。
なお、記憶部115、116には、それぞれ、自アドホックノードにおけるクラスタノードIDおよびアドホックネットワークのクラスタノード数、IPアドレスリストのそれぞれが格納される。図5に、記憶部115、116にマッピングされたそれぞれのデータの一例が示されている。
図3に本発明の実施形態の動作の流れがフローチャートで示され、図4に動作シーケンス図が示されている。なお、図3に示すフローチャートは、本発明の実施形態のプログラムの処理手順も併せて示しており、また、図3、図4において重複して記されたステップ番号は同じ処理内容を示す。
以下、図3〜図5を参照しながら、図1、図2に示す本発明の実施形態の動作について詳細に説明する。
ここでは、アドホックネットワーク1とアドホックネットワーク2のアドホックノード10とアドホックノード20がリンク確立することによりアドレス重複検出処理を実行する動作について説明する。
まず、アドホックノード10とアドホックノード20がリンクを確立し(S31)、このことを検出したリンク確立検出部111は、ルーチングプロトコルのやり取りを行うそれぞれのアドホックノード10、20が持つルーチングプロトコル処理部112を起動する。ルーチングプロトコル処理部112は、それぞれのアドホックノードのクラスタノードIDとクラスタノード数を添付してAODVメッセージを交換することにより、アドホックノード10はアドホックノード20が保持するクラスタノードID(201)とクラスタノード数(202)を取得し、一方、アドホックノード20は、アドホックノード10が保持するクラスタノードID(101)とクラスタノード数(102)を取得する(S32)。続いて、クラスタノードID(201)とクラスタノード数(202)を取得したアドホックノード10は、比較演算部113で自クラスタノードID(101)とクラスタノードID(201)を比較し(S33)、当該比較の結果、クラスタノードIDが同一であれば(S33の“=”の場合)、ルーチングプロトコル処理部112によるルーチングプロトコル処理を継続し(S32)、クラスタノードIDが異なっていれば(S33の“≠”の場合)、後記するアドレス重複検出処理を開始する(S34)。
次に、アドレス重複検出処理に関し、ノード識別子収集指示からノード識別子検出要求に至る処理について説明する。
まず、比較演算部113は、アドレス重複検出処理の開始を契機に(S34)、アドホックノード10内において自クラスタノード数102と受信したクラスタノード数202を比較し(S35)、当該比較の結果、自クラスタノード数102がクラスタノード数202より小さい、もしくは同一の場合(S35の“α≧β”の場合)には、自クラスタノードID(101)と同じクラスタノードIDを持つアドホックノード11、12に対してノードID収集指示メッセージをルーチングプロトコル処理部112による制御の下で送信する(S36)。一方、当該比較の結果、自クラスタノード数102がクラスタノード数202より大きい場合(S35の“α<β”の場合)には、S37へ進む。
ノードID収集指示を受信したアドホックノード11、12は、自ノードのIPアドレスを格納したノードID応答メッセージを、ノードID収集指示メッセージを送信したアドホックノード10に送信する。ノード識別子応答メッセージを受信したアドホックノード10は(S37“ノードID応答受信”)、ノードID応答メッセージに添付されたクラスタノードIDを記憶部116にIPアドレスリスト103(図5)として格納し(S38)、このIPアドレスリスト103を添付したノードID検出要求メッセージを、異なるクラスタノードID(201)を持つアドホックノード20、21、22に対してルーチングブロトコル処理部112による制御の下、送信する(S39)。
ノードID検出要求メッセージを受信したアドホックノード20、21、22は、アドレス重複検出部114で、自ノードのクラスタノードIDとノードID検出要求メッセージに添付されたIPアドレスリスト103とを比較することによりアドホックネットワーク20、21、22内でのアドレス重複検出処理を実行する。
なお、アドホックノード10が他のアドホックノードからノードID検出要求を受信した場合は(S37“ノードID検出要求”)、アドレス重複検出部114で、自ノードのクラスタノードIDとノードID検出要求メッセージに添付されたIPアドレスリストとを比較することによりアドホックネットワーク20、21、22内でのノードID重複検出処理を実行することができる(S40)。
以上説明のように、本発明の実施形態によれば、アドホックネットワーク1、2を構成するアドホックノード10、11、12、20、21、22のそれぞれは、アドホックノードを識別するための識別子であるクラスタノードIDと、アドホックネットワーク内のアドホックノード数を保持している。
例えば、アドホックノード10におけるルーチングプロトコル処理部112は、リンク確立検出部111で他のアドホックノードとリンクを確立したのと同時、もしくはリンク確立を検出したことを契機に、ルーチングプロトコルに従い、クラスタノードIDとクラスタノード数を他のアドホックノードのルーチングプロトコル処理部とやり取りを行う。続いて各ノードのルーチングプロトコル処理部112は、自身のアドホックノードのクラスタノードIDと他のアドホックノードから受信したクラスタノードIDとを比較演算部113で比較し、比較結果、クラスタノードIDが同一であればルーチングプロトコル処理を継続し、クラスタノードIDが異なっていればアドレス重複処理を開始する。比較演算部113は、更に、アドレス重複処理の開始を契機に、自身のアドホックノードのクラスタノード数と他のアドホックノードから受信したクラスタノード数とを比較し、比較の結果、自クラスタノード数が他クラスタノード数より小さいもしくは同一の場合には、自身のクラスタノードIDと同じクラスタノードIDを持つアドホックノード20、21、22に対してノードID収集指示メッセージを、ルーチングプロトコルを用いて送信する。
続いて、ノードID収集指示を受信したアドホックノード20、21、22は、自クラスタノードIDを添付したノードID応答メッセージを、ノードID収集指示メッセージを送信したアドホックノード10に送信する。一方、ノードID応答メッセージを受信したアドホックノード10は、ノードID応答メッセージに添付されたクラスタノードIDをIPアドレスリスト103に格納し、このIPアドレスリストを添付したノードID検出要求メッセージを、異なるクラスタノードIDを持つアドホックノード20、21、22に対してルーチングプロトコルを用いて送信する。
ノードID検出要求メッセージを受信したアドホックノード20、21、22は、自ノードのクラスタノードIDとノードID検出要求メッセージに添付されたIPアドレスリスト103とを比較することにより、アドホックネットワーク2内でのアドレス重複を検出することができる。
このように、本発明によれば、リアクティブ型のルーチングプロトコルにアドホックネットワークを識別するクラスタノードIDとアドホックネットワークのクラスタノード数を用いることで複数のアドホックネットワークが融合した場合のアドレス重複検出処理を実現することができ、また、アドレス重複の検出対象となるアドレスを添付してノードID検出要求メッセージを送信するため、各アドホックノードがそれぞれアドレス重複検出メッセージを送出する場合と比較して、アドホックネットワーク内の通信帯域を削減することができる。
なお、図2に示す、リンク確立検出部111、ルーチングプロトコル処理部112、比較演算部113と、アドレス重複検出部114のそれぞれで実行される手順をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより本発明の通信システムおよびアドホックノードが実現されるものとする。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものである。
本発明の実施形態における通信システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態におけるアドホックノードの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態におけるアドホックノードの動作フローチャートである。 本発明の実施形態における通信システムの動作シーケンス図である。 図2に示す記憶部のデータ構造の一例を示す図である。
符号の説明
1、2 アドホックネットワーク、
10、11、12、20、21、22 アドホックノード、
111 リンク確立検出部
112 ルーチングプロトコル処理部
113 比較演算部
114 アドレス重複検出部
115、116 記憶部

Claims (4)

  1. アドホックノードのノード識別子が可変である1以上のアドホックノードを包含する複数のアドホックネッワークから構成される通信システムであって、
    前記それぞれのアドホックノードは、
    他のアドホックノードとの間でリンクを確立し、アドホックネットワークを識別するクラスタ識別子とクラスタノード数を相互に交換し、受信したクラスタ識別子と自身のクラスタ識別子とを比較し、その結果に応じてアドレス重複検出処理を開始し、受信したクラスタノード数と自身のクラスタノード数とを比較し、その結果に応じて自クラスタノードと同じ識別子を持つアドホックノードに対してノード識別子の収集指示メッセージを発行し、前記ノード識別子の収集指示メッセージに対する応答を受信したときに添付されるノード識別子を格納し、当該格納されたノード識別子を添付して異なるクラスタ識別子を持つアドホックノードに対してノード識別子検出要求を送信し、
    前記ノード識別子検出要求を受信した場合には、前記ノード識別子検出要求に添付されたノード識別子リストと自身のノード識別子とを比較して、前記アドホックネットワーク内でのアドレス重複検出処理を実行すること
    を特徴とする通信システム。
  2. アドホックノードのノード識別子が可変である1以上のアドホックノードを包含する複数のアドホックネッワークから構成される通信システムにおける前記アドホックノードであって、
    他のアドホックノードとの間でリンクを確立してアドホックネットワークを識別するクラスタ識別子とクラスタノード数を相互に交換するルーチングプロトコル処理部と、
    受信したクラスタ識別子と自身のクラスタ識別子とを比較し、その結果に応じてアドレス重複検出処理の開始を指示し、更に、前記受信したクラスタノード数と自身のクラスタノード数とを比較し、当該比較結果に応じて前記ルーチングプロトコル処理部に、自クラスタノードと同じ識別子を持つアドホックノードに対してノード識別子の収集指示メッセージの発行を指示する比較演算部と、
    前記ノード識別子の収集指示メッセージに対する応答を受信したときに添付されるノード識別子を格納し、当該格納されたノード識別子を添付して前記ルーチングプロトコル処理部を介し異なるクラスタ識別子を持つアドホックノードに対してノード識別子検出要求を送信し、一方、前記ノード識別子検出要求を受信したときに、当該ノード識別子検出要求に添付されたノード識別子リストと自身のノード識別子とを比較して前記アドホックネットワーク内でのアドレス重複検出処理を実行するアドレス重複検出部と、
    を備えたことを特徴とするアドホックノード。
  3. アドホックノードのノード識別子が可変である1以上のアドホックノードを包含する複数のアドホックネッワークから構成される通信システムにおけるアドレス重複検出方法であって、
    他のアドホックノードとの間でリンクを確立してアドホックネットワークを識別するクラスタ識別子とクラスタノード数を相互に交換するステップと、
    受信したクラスタ識別子と自身のクラスタ識別子とを比較し、その結果に応じてアドレス重複検出処理の開始を指示し、更に、前記受信したクラスタノード数と自身のクラスタノード数とを比較し、当該比較結果に応じて自クラスタノードと同じ識別子を持つアドホックノードに対してノード識別子の収集指示メッセージの発行するステップと、
    前記ノード識別子の収集指示メッセージに対する応答を受信したときに添付されるノード識別子を格納し、当該格納されたノード識別子を添付して異なるクラスタ識別子を持つアドホックノードに対してノード識別子検出要求を送信するステップと、
    前記ノード識別子検出要求を受信したときに、当該ノード識別子検出要求に添付されたノード識別子リストと自身のノード識別子とを比較して前記アドホックネットワーク内でのアドレス重複検出処理を実行するステップと、
    を有することを特徴とする通信システムにおけるアドレス重複検出方法。
  4. アドホックノードのノード識別子が可変である1以上のアドホックノードを包含する複数のアドホックネッワークから構成される通信システムにおいて、前記アドホックノードに用いられるプログラムであって、
    他のアドホックネットワークノードとの間でリンクを確立してアドホックノードを識別するクラスタ識別子とクラスタノード数を相互に交換する処理と、
    受信したクラスタ識別子と自身のクラスタ識別子とを比較し、その結果に応じてアドレス重複検出処理の開始を指示し、更に、前記受信したクラスタノード数と自身のクラスタノード数とを比較し、当該比較結果に応じて自クラスタノードと同じ識別子を持つアドホックノードに対しノード識別子の収集指示メッセージを発行する処理と、
    前記ノード識別子の収集指示メッセージに対する応答を受信したときに添付されるノード識別子を格納し、当該格納されたノード識別子を添付して異なるクラスタ識別子を持つアドホックノードに対してノード識別子検出要求を送信する処理と、
    前記ノード識別子検出要求を受信したときに、当該ノード識別子検出要求に添付されたノード識別子リストと自身のノード識別子とを比較して前記アドホックネットワーク内でのアドレス重複検出処理を実行する処理と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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