JP4902878B2 - リンク管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、データ通信ネットワークを利用してデータ通信を行うデータ通信システムにおいて、マルチ・リンクを管理するためのリンク管理システムに関する。
通信技術の発展により、複数の通信インタフェースを有する機器が広く使用されるようになってきている。例えば、ラップトップ・コンピュータは、イーサネット(登録商標)、無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN:Wireless Local Area Network)及びブルートゥース(Bluetooth(登録商標))インタフェースを備えており、携帯電話機は、WLAN及びセルラ・インタフェースの両方を備えている。通常、あるアプリケーション・セッションは、例えば、移動ハンドオーバ中やマルチホーミングを使用している場合などにおいて、機器上のインタフェースのうちのいくつか又はすべてを使用することが可能である。また、通信ピア(すなわち、通信相手)はマルチ・インタフェース機器であってもよい。この場合、通信に成功するには、ピア関係(Peer Relationship:ピアとの接続関係)を探索するための方法や、相互に識別探索を行うための方法が必要になる。
従来の機器は、例えば、IP(Internet Protocol)アドレスや媒体アクセス制御(MAC:Media Access Control)アドレスなどのようなリンク・アドレスによって、そのピアの識別を行っている。しかしながら、この方法は、複数のリンクが存在する場合にはうまく機能しない。双方のピアで複数のリンクが相互に接続されている場合には、1つのリンク・アドレスを使用してリンク間の関係を正しく表すことはできない。例えば、図1に示すように、ネットワーク・エンティティA(101)は、例えば、リンク1(111)〜リンクn(113)のような複数のリンクを有しており、ネットワーク・エンティティB(102)に接続している。また同時に、ネットワーク・エンティティA(101)は、例えば、リンクm(114)〜リンクk(115)のような複数のリンクを有しており、ネットワーク・エンティティC(103)に接続している。この場合、リンク1(111)上のリンク・アドレスを用いてネットワーク・エンティティB(102)を参照した場合には、ネットワーク・エンティティA(101)に混乱が生じる。この理由は、例えば、ネットワーク・エンティティC(103)が、リンクm(114)上で同一のリンク・アドレスを使用することができるからである。リンク1(111)及びリンクm(114)は、異なるネットワーク領域内に位置しているかもしれず、その場合には、異なるエンティティが同一のリンク・アドレスを使用することを防ぐ方法が存在しない。この問題は、ネットワーク・エンティティA(101)自身のリンク・アドレスを連結したとしても解決することはできない。その理由は、ネットワーク・エンティティC(103)は、リンク1(111)及びリンク2(112)上のリンク・アドレスと同一のリンク・アドレスを使用することが可能だからである。
ピアを識別するためにリンク・アドレスを使用した場合には、この異種環境における別の問題に直面する。前述のように、異なるリンクでは異なる技術が使用可能であり、そのため異なるアドレス・フォーマットが使用可能である。例えば、セルラ・ネットワークで使用されるリンク・アドレスは、WLANで使用されるリンク・アドレスとは異なるものである。したがって、リンク・アドレスの使用によって、異なるリンク間では識別子の互換性が失われる可能性がある。例えば、ネットワーク・エンティティA(101)は、異なる識別子のフォーマットが使用されているという理由から、リンク2(112)及びリンクn(113)の背後のエンティティが同一であるか否かの判断をすることができない。
米国特許公開2004−0236855号 米国特許公開2004−0056890号 P. Jokela, et al, "Host Identity Protocol(HIP:ホスト識別プロトコル)", Internet Draft: draft-ietf-hip-base-03.txt, June 23, 2005 D. Eastlake, 3rd, P. Jones "US Secure Hash Algorithm 1 (SHA1)", RFC3174, September 2001
複数のリンクに関連する問題を解決するための研究結果が既にいくつか存在する。解決方法のうちの1つは、インターネット・エンジニア・タスク・フォース調査会(IETF:Internet Engineering Task Force)のホスト識別プロトコル(HIP:Host Identity Protocol)ワーキンググループの提案(上記の非特許文献1)である。非特許文献1では、IPアドレスのエンド・ポイントの識別子としての役割とロケータとしての役割を分離する方法を提供するプロトコル(HIP)が提案されている。その結果、そのホスト識別子を使用して端末は一意に識別されるようになるが、依然として、複数のIPアドレスによって到達可能な状態である。また、HIPは、エンド・トゥ・エンドの解決方法であって、ピア・トゥ・ピア・シナリオに対しては効率的ではない。HIPは、4つのメッセージ変更プロセス及び複雑な計算を必要とするとともに、第2及び第3の初期化パケット間における解決方法を必要とする。さらに、HIPは、例えば、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)のように、ディレクトリ・クエリのサポートを必要とし、そのためピア・トゥ・ピアの解決方法の効率を更に低下させてしまうおそれがある。その上、IPを基準にしてHIPを設計した場合には、ピア間においてレイヤ2のみが利用可能なシナリオに対しては適用することができない。
また、別の解決方法として、上記の特許文献1に開示されているマルチ・リンク・トンネリングが存在する。このマルチ・リンク・トンネリングは、トンネル・デバイスを利用して、複数のルートを経由するマルチホーミングの上位レイヤに対する透過性(トランスペアレンシー)を利用して、仮想プライベート・ネットワーク(VPN:Virtual Private Network)サービスを実施する。しかしながら、この解決方法は、リンクを識別するためにIPアドレスが使用される。そのため、この解決方法もレイヤ2のみで接続するピア同士に対しては適用することができない。また、この解決方法は、異種媒体や、複数のセキュリティ手順に対しても適用することができない。このことから、図1に示す環境における問題を解決することはできない。
また、上記の特許文献2には、この問題を解決するための別の試みが開示されている。この解決方法では、自身と通信を行っているリモート・ノードの識別を行うために、クライアントの署名が使用される。しかしながら、この解決方法では、各通信ピアがクライアントの署名を使用できなければならないことは明らかであり、2つの新しいノード間においては、これは不可能である。また、この解決方法では、拡張可能マークアップ言語(XML:Extensive Markup Language)が記憶フォーマットとして指定されているが、このような言語は高次レイヤの情報であり、例えば、レイヤ2などの低いレイヤにとっては、適切ではない。また、この解決方法では、セキュリティ問題は完全に解決されてはおらず、単に相互の識別に係る技術のみが提供されているにすぎない。
本発明は、上記問題を解決することを目的とし、特に異種媒体環境において、ピア関係の迅速、かつ効率的な探索及び識別を行えるようにすることを目的とする。さらに、本発明は、ピアが、ピア間における別の通信のピア関係を検証できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、1つ又は複数の通信リンクを有するネットワーク・エンティティを含むデータ通信ネットワークにおいて、ピア関係を管理するためのシステムが提供される。これにより、ネットワーク・エンティティは、その1つ又は複数の通信リンクのうちのどれが同一の他のネットワーク・エンティティに接続しているのかを探索し、検証することが可能となる。
また、本発明の好適な態様では、ネットワーク・エンティティは、識別子コントローラ及びピア関係コントローラを更に有している。この場合、識別子コントローラは、ネットワーク・エンティティに対して一意の識別子を生成することができ、それにより、ピア関係コントローラは、生成された一意の識別子が別のネットワーク・エンティティの識別子と重複するか否かを検証することが可能となる。
また、本発明の別の態様では、ネットワーク・エンティティは、さらに、リンク制御ロジックを有している。この場合、リンク制御ロジックは、メッセージを一意の識別子に関連するネットワーク・エンティティに配信する場合に、ピア関係コントローラが提供する一意の識別子(管理バッファに格納されている識別子)と関連付けられている内部リンク識別子又はローカル・リンク識別子のリストを用い、このリストによって識別される通信リンクを交互に使用することが可能となる。
本発明は、ネットワーク・エンティティが、その1つ又は複数の通信リンクのうちのどの通信リンクが同一の他のネットワーク・エンティティに接続しているのかを探索し、検証することができるようになるという効果を有している。
以下の説明においては、説明の目的で、本発明を完全に理解してもらうために、特定の数字、時間、構造及び他のパラメータを使用する。しかし、当業者であれば、本発明はこれら特定の詳細を使用しなくても実行することができることを容易に理解することができるであろう。
まず、図2を参照しながら、本発明を実施するネットワーク・エンティティ(201)の例示としてのアーキテクチャの一例について説明する。図2は、本発明の実施の形態におけるネットワーク・エンティティのアーキテクチャの一例を示す図である。このアーキテクチャは、通信に関連するすべてのネットワーク・エンティティに適用される。
図2に示すように、ネットワーク・エンティティ(201)には4つの主要な部分、すなわち、識別子コントローラ(IDコントローラ)(202)、ピア関係コントローラ(203)、通信エンティティ(204)及びリンク制御ロジック(205)が存在する。
IDコントローラ(202)は、ネットワーク・エンティティ(201)に関する一意の識別子(ユニークな識別子)を生成する機能を有している。この一意の識別子は、ネットワーク・エンティティ(201)のあるユニークな特徴から生成されるものである。そのため、他のネットワーク・エンティティの識別子とは重複しない。例えば、IDコントローラ(202)は、そのインタフェースのすべての物理アドレスを取得し、任意の関数を実行して識別子を生成する。その方法の一例は下記の通りである。
ネットワーク・エンティティ識別子::=H(MAC1|MAC2|,,,|MACn);
ここで、Hは、例えば、SHA1(非特許文献2参照)のようなハッシュ関数であり、MAC1〜MACnは、ネットワーク・エンティティ(201)上のリンクの物理アドレスである。なお、当業者であれば、本発明の全体的な考え方に影響を与えないで、識別子生成のために他の関数も使用することができることを容易に理解することができるであろう。
識別子生成にはリンクの物理アドレス情報しか使用されないので、このスキームは上位レイヤの存在とは独立して実施可能である。したがって、この方法は、レイヤ2のプロトコル・スタックのみを含むネットワーク・エンティティにおいても動作可能である。
なお、当業者であれば、識別子生成に、物理アドレス以外の利用可能な他の情報も使用することができることを容易に理解することができるであろう。例えば、他の情報としては、IPアドレス、そのリンクが関連するネットワークの識別子、ユーザ加入識別情報などが挙げられる。
一意の識別子は、ネットワーク・エンティティ(201)のブートアップ時に1回のみ生成されるだけでよい。この一意の識別子は、その後、すべてのインタフェース上で使用可能である。ピア関係コントローラ(203)がピア関係探索(peer relationship discovery:ピアとの関係を探索する)段階においてエラーを返送する場合には、識別子の再生成が行われる。IDコントローラ(202)が生成した識別子は一意である可能性が高いが、それでも他のネットワーク・エンティティの識別子と重複するおそれがある。
例えば、図1に示すように、ネットワーク・エンティティB(102)及びネットワーク・エンティティC(103)は、同一の物理アドレスの組み合わせを使用することができ、その場合には、同一の識別子が生成される。その可能性は極めて低いが、本発明によれば、ピア関係探索段階において、異なるネットワーク・エンティティにおいて同一の識別子が生成された場合の処理を行う方法も提供される。
ピア関係コントローラ(203)は、ネットワーク・エンティティのピア関係の探索及び管理を処理する構成要素である。ピアとネットワーク・エンティティ(201)とのリンク接続が確立した場合には、ピア探索メッセージが、ピア関係を管理するためにピアに送られる。ピア探索メッセージは、例えば、リンク1(211)〜リンクn(213)のようなアクティブな接続を有する各リンクを通して送られる。ピア探索メッセージに含まれる情報は、受信エンティティが送信エンティティとの関係を識別するために使用される。ピア関係コントローラ(203)内の探索ロジックは、各リンクに対して適切なピア探索メッセージを生成する。ピア探索メッセージには、例えば、ネットワーク・エンティティ(201)の一意の識別子、ネットワーク・エンティティ(201)におけるリンクのローカル識別子(内部リンク識別子)、検証を可能とするリンク特定トークンに関する情報などが含まれ得る。このメッセージのフォーマットの一例は下記の通りである。
ピア探索::=[メッセージ・タイプ::=ピア探索]
[ネットワーク・エンティティ識別子]
[内部リンク識別子]
[リンク特定トークン]
ここで、メッセージ・タイプは、他のメッセージとピア探索メッセージとを区別するために使用される。また、ネットワーク・エンティティ識別子は、既に説明したように、IDコントローラ(202)によって生成される。このネットワーク・エンティティ識別子は、インタフェース(222)を通してIDコントローラ(202)からピア関係コントローラ(203)に送られる。また、内部リンク識別子は、ネットワーク・エンティティ(201)がそのインタフェース又はリンクをローカル環境において識別するために使用される識別子である。例えば、この内部リンク識別子は、簡単な整数であってもよい。したがって、この要素の値は、メッセージがどのリンクを通して送られるかによって、異なる値を取る。
また、リンク特定トークンは、ピア関係の検証を可能とする情報要素である。このリンク特定トークンはリンクごとに異なる値を取る。例えば、リンク特定トークンは、ピア探索メッセージが生成された際にピア関係コントローラ(203)が生成した乱数であってもよい。したがって、リンク1(211)を通して送信されるピア探索メッセージには、リンク2(212)を通して送信されるメッセージのリンク特定トークンとは異なるリンク特定トークンが含まれている。
ピア探索メッセージは、インタフェース(221)を通してピア関係コントローラ(203)からリンク制御ロジック(205)に送信される。リンク制御ロジック(205)は、ピア探索メッセージを、例えば、リンク1(211)〜リンクn(213)などのような対応するリンクを介して転送する。
リンクが接続されている相手(ピア)側においては、受信したピア探索メッセージは、ピア関係コントローラ(203)に渡される。例えば、ピア探索メッセージが、リンク1(111)を通してネットワーク・エンティティA(101)からネットワーク・エンティティB(102)に送信された場合には、このメッセージは、インタフェース(221)を通して、そのリンク制御ロジック(205)から、ネットワーク・エンティティB(102)のピア関係コントローラ(203)に転送される。なお、必要に応じて、インタフェース(223)やインタフェース(224)を介して、ピア関係コントローラ(203)やリンク制御ロジック(205)と通信エンティティ(204)との間で、情報のやり取りが行われる。リンクを通じたピア探索メッセージの配送は、その基盤となる、使用される伝送媒体の技術に依存する。例えば、リンクがIEEE802技術を使用している場合には、イーサ・タイプを使用して、メッセージがピア関係制御用のメッセージであることを識別することが可能となる。受信側のエンドのリンク制御ロジック(205)は、イーサ・タイプ及びメッセージ・タイプに基づいてメッセージを正確に認識して、メッセージをピア関係コントローラ(203)に渡す。
図1に示すように、ネットワーク・エンティティA(101)とネットワーク・エンティティB(102)との間の、例えば、リンク1(111)〜リンクn(113)のような2つのネットワーク・エンティティ間で複数のリンクを使用することができる。したがって、ネットワーク・エンティティは、同一の送信元から複数のピア探索メッセージを受信することができる。同一のネットワーク・エンティティからのピア探索メッセージは、ほぼ同時に送信されるので、同様に、ほぼ同時に受信されることになる。
図3を参照しながら、ピア探索段階のメッセージ交換シーケンスの一例を示す。図3は、本発明の実施の形態におけるネットワーク・エンティティ間のメッセージ交換の一例を示すシーケンスチャートである。この図3に示すように、ピア探索メッセージは、図1に示すようなリンク1(111)、リンク2(112)〜リンクn(113)を通して、ネットワーク・エンティティA(301)からネットワーク・エンティティB(302)に送信される(ステップS311、ステップS313、ステップS315)。ネットワーク・エンティティB(302)が、特定のネットワーク・エンティティ識別子を含む第1のピア探索1(311)メッセージを受信した場合には、自身のピア関係コントローラ(203)において、その特定の識別子に対する登録時間の時間制限によるタイマがトリガされる。この期間中、ネットワーク・エンティティB(302)は、同一のネットワーク・エンティティ識別子を含む、すべてのピア探索メッセージを収集し、これらすべてのメッセージを一緒に処理する。図3のステップS321に示されるように、タイマが時間切れになった後に、レスポンスが生成される。
なお、当業者であれば、ネットワーク・エンティティB(302)が、異なるネットワーク・エンティティ識別子を含むピア探索メッセージを受信することができることを容易に理解することができるであろう。例えば、各ネットワーク・エンティティ識別子に対して異なるタイマが確立されるなど、上記と同様の動作手順が各ネットワーク・エンティティ識別子に応じて適用される。
登録時間の値は、ピア関係コントローラ(203)が存在するネットワーク・エンティティ(201)の構成により異なる。通常、登録時間の値は、ネットワーク・エンティティ(201)に存在するすべてのリンク間で起こり得る最大遅延差の値を取ることができる。例えば、すべてのリンクがレイヤ2である場合には、値をミリ秒程度にすることができる。なお、当業者であれば、登録時間の値は、本発明の効率的な動作に対して影響を与えないことを容易に理解することができるであろう。
図3に示すように、ネットワーク・エンティティ・ピアは、どのネットワーク・エンティティがピア探索メッセージを送信するのか、どのネットワーク・エンティティがレスポンスを生成するのかの判断を行う必要がある。通常の場合、ネットワーク・エンティティのうちの1つは、例えば、WLANのアクセス・ポイントのようなネットワーク・アクセス・プロバイダとして機能し、他のネットワーク・エンティティは、例えば、移動端末のようなクライアントとして機能する。この状況の場合、例えば、アクセス・ポイントのようなネットワーク・アクセス・プロバイダは、その役割を示すために、自身のピア関係コントローラ(203)にネットワーク側フラグをセットする。ピア関係コントローラ(203)がこのフラグを認識した場合、ピア関係コントローラ(203)は、ピア探索メッセージを送信せず、その代わりにピア探索メッセージを受け取る。すなわち、このネットワーク・エンティティは、ネットワーク・エンティティB(302)として機能する。例えば、IEEE802.11ノードがアクセス・ポイントとして割り当てられている場合には、ネットワーク側フラグは、ネットワーク・エンティティのブートアップ時にセットされ得る。なお、当業者であれば、他の時間にフラグがセットされた場合でも、本発明の効果的な動作に対して影響がないことを容易に理解することができるであろう。
2つのネットワーク・エンティティが、例えば、IEEE802.11の非インフラストラクチャ・モード(non-infrastructure mode)のようなアドホック・モードで動作している場合や、ネットワーク・エンティティの異なるリンク用の混合状態である場合には、両方のエンティティが、リンクを通してピア探索メッセージを送信することになる。これによって、リンク上に余分なトラフィックが生じることになるが、ピア関係コントローラ(203)は正しい動作を行うことが可能である。
図4を参照しながら、ピア関係コントローラ(203)が取り得る状態の一例について説明する。図4は、本発明の実施の形態におけるピア関係コントローラが取り得る状態の一例を示す状態遷移図である。ピア関係コントローラ(203)は、「初期状態」(401)からスタートする。この状態の場合には、ピア関係コントローラ(203)は、IDコントローラ(202)に対してネットワーク・エンティティ識別子の生成を要求する。一意の識別子を取得した後、ピア関係コントローラ(203)は、ネットワーク・エンティティ(201)にネットワーク側フラグがセットされているか否かをチェックする。ネットワーク側フラグが「真(TRUE)」にセットされている場合には、ピア関係コントローラ(203)は、遷移431([ネットワークフラグ==真])に示されるように「聴取」(411)状態に遷移する。一方、ネットワーク側フラグが「偽(FALSE)」の場合には、ピア関係コントローラ(203)は、遷移421([ネットワークフラグ==偽])に示されるように「ピア探索送信」(403)状態に遷移する。
「ピア探索送信」(403)状態では、既に説明したように、ピア関係コントローラ(203)は、各リンク状態に従ってピア探索メッセージを生成する。また、同時に、ピア関係コントローラ(203)は、内部リンク識別子が示すローカル検証バッファ(不図示)内にピア探索メッセージのリンク特定トークンを記憶する。なお、この検証バッファは、ローカルの一時メモリ・ブロックであっても、データベースの一部であってもよい。次に、ピア関係コントローラ(203)は、対応するアクティブなリンク上で発送(dispatch)すべきピア探索メッセージをリンク制御ロジック(205)に転送する。この後、ピア関係コントローラ(203)は、遷移423(/全リンク上でピア探索送信)に示されるように、「聴取」(411)状態に遷移する。
「聴取」(411)状態では、ピア関係コントローラ(203)は、リンク制御ロジック(205)に従って、ピア関係の管理に関するすべての受信したメッセージをリンク制御ロジック(205)に渡す。既に説明したように、これらのメッセージは、個々のリンク上で使用されている基盤となる伝送媒体の技術に応じて異なる形式となり得る。リンク制御ロジック(205)は、これらの受信メッセージを解析し、これらのメッセージをピア関係コントローラ(203)の処理に適切なフォーマットに変換する。
ピア関係コントローラ(203)が、「聴取」(411)状態でピア探索メッセージを受信した場合には、ピア関係コントローラ(203)は、まず、埋め込まれているネットワーク・エンティティ識別子を取得する。そして、そのローカル・タイマ・リストのチェックを行い、その特定の識別子に対する登録タイマが存在するか否かを確認する。そのようなタイマが存在しない場合には、ピア関係コントローラ(203)は、遷移433([ピア探索受信&&タイマ存在せず])に示されるように、「タイマ生成」(413)状態に遷移する。「タイマ生成」(413)状態では、ピア関係コントローラ(203)は、登録時間のライフタイムを有するタイマを生成し、このタイマを受信したピア探索メッセージのネットワーク・エンティティ識別子と関連付ける。なお、上述のように、登録時間の値は、優先度などに応じてネットワーク・エンティティ(201)がローカルで決定することが可能である。通常、タイマの長さは、非常に短い時間(例えば、1秒よりはるかに短い時間)に設定される。次に、ピア関係コントローラ(203)は、タイマが正しくセットされた後で、遷移435(/タイマの導入)に示されるように、「メッセージ記憶」(415)状態に遷移する。
メッセージ記憶状態では、受信メッセージが処理され、例えば、受信バッファのようなローカル記憶装置内や、ローカル・データベース内などに、対応するエントリが生成される。適切なレスポンスを生成するために、ネットワーク・エンティティ識別子に基づいてグループ分けされて、情報は記憶される。例えば、情報を記憶するためのエントリは、下記のようにすることが可能である。
ピア情報エントリ::=
[1次キー::=ネットワーク・エンティティ識別子]
[2次キー::=内部リンク識別子]
[リンク特定トークン]
[受信リンクの内部リンク識別子]
ここで、ネットワーク・エントリ識別子及び内部リンク識別子は、受信したピア探索メッセージのネットワーク・エントリ識別子及び内部リンク識別子と同一である。また、リンク特定トークンも、受信したピア探索メッセージ内のリンク特定トークンの値と同一である。また、受信リンクの内部リンク識別子は、受信ネットワーク・エンティティ(201)が、ピア探索メッセージを受信したリンクに対して割り当てたローカルの識別子である。この内部リンク識別子は、例えば、整数などのような、ネットワーク・エンティティ(201)が使用を所望する任意のローカル・フォーマットであってもよい。
また、情報が暫定的なメッセージに記憶されている場合には、ピア関係コントローラ(203)は、遷移439(/メッセージ記憶)に示されるように、元の「聴取」(411)状態に遷移する。
「聴取」(411)状態では、有効なタイマに関連付けられているネットワーク・エンティティ識別子の値を含むピア探索メッセージが到着した場合には、ピア関係コントローラ(203)は、遷移437([ピア探索受信&&有効なタイマが存在])に示されるように、「メッセージ記憶」(415)状態に遷移する。
一方、「聴取」(411)状態で、タイマが時間切れになった場合には、ピア関係コントローラ(203)は、すべてのアクティブなリンクが、タイマに関連するリスト上に網羅されているか否かをチェックする。リストに記載されていないリンクが存在する場合や、依然として他のタイマが存在する場合には、ピア関係コントローラ(203)は、子プロセスに分岐し、遷移441([タイマ満了]/子プロセス分岐)に示されるように、「レスポンス生成」(417)状態に遷移する。なお、他のリンクを管理するために、主プロセスは依然として「聴取」(411)状態に維持される。また、すべてのリンクがリスト上に網羅されている場合には、ピア関係コントローラ(203)は、「レスポンス生成」(417)状態に直接遷移する。
「レスポンス生成」(417)状態では、ピア関係コントローラ(203)は、時間切れになったタイマに関連するキーに等しい1次キーを用いて、すべてのエントリを検索し、上記エントリを一緒に処理する。これらすべてのエントリに対して、ピア関係コントローラ(203)は、これらのエントリは同一のピア・ネットワーク・エンティティからのものであると仮定する。生成されるピア・レスポンス・メッセージはそれを検証するためのものであるとともに、ピア・ネットワーク・エンティティに対して、その監視結果を報告するためのものである。通常、上記の目的のためには、ピア・レスポンス・メッセージには、同一のネットワーク・エンティティ識別子を含むエントリに関するすべてのリンク特定トークンに由来する検証トークンが含まれる必要がある。さらに、ピア・レスポンス・メッセージには、これらエントリの内部リンク識別子のリストが含まれる必要がある。この内部リンク識別子のリストは、ピア・レスポンス・メッセージを受信するピア・ネットワーク・エンティティが、どのリンクが同一のピア・ネットワーク・エンティティに接続されているのかを識別するために役立つ。ピア・レスポンス・メッセージが取り得るフォーマットの一例を下記に示す。
ピア・レスポンス::=[メッセージ・タイプ::=ピア・レスポンス]
[検証トークン]
[内部リンク識別子のリスト]
[ネットワーク・エンティティ識別子]
ここで、検証トークンは、一緒に処理されたすべてのエントリのリンク特定トークンから取得される。検証トークンを生成するための方法の一例は下記の通りである。
検証トークン::=H(内部リンク識別子1|リンク特定トークン1|内部リンク識別子2|リンク特定トークン2|,,,|内部リンク識別子n|リンク特定トークンn);
ここで、Hは、例えば、SHA1(非特許文献2参照)のようなハッシュ関数であり、括弧内には、同一のネットワーク・エンティティ識別子を含む受信ピア探索メッセージ内のすべての内部リンク識別子及び対応するリンク特定トークンが連結された値が入力される。なお、当業者であれば、両方のネットワーク・エンティティ・ピアが了承している限り、他の方法を使用して検証トークンが得られることを容易に理解することができるであろう。
ピア・レスポンス・メッセージに含まれるネットワーク・エンティティ識別子は、ピア関係コントローラ(203)が存在するネットワーク・エンティティ(201)のIDコントローラ(202)によって生成された識別子である。
ピア・レスポンス・メッセージが生成されると、ピア関係コントローラ(203)は、そのピア・レスポンス・メッセージをリンク制御ロジック(205)に渡す。また、ピア・レスポンス・メッセージと共に、対応するネットワーク・エンティティ識別子に関連する、これらのピア情報エントリから取得した受信リンクの内部リンク識別子のリストが渡される。リンク制御ロジック(205)は、リストに記載されているリンクのうちの1つを使用して、ピア・ネットワーク・エンティティにピア・レスポンス・メッセージを転送する。これにより、例えば、図3のステップS317に示されるように、ピア・レスポンス・メッセージのコピーが1つのみ、ピア・ネットワーク・エンティティで受信される。リンク制御ロジック(205)は、その優先度又は他の構成に基づいて、どのリンクを使用するのかを決定することが可能である。例えば、リンク制御ロジック(205)は、遅延が最も少ないか又は帯域幅が最も高いリンクを選択して、メッセージを転送することができる。各リンクではそれぞれ異なるトランスポート・フォーマットが使用されるので、リンク制御ロジック(205)も、それに応じてピア・レスポンス・メッセージを適合させる必要があり、これによって、リンクを通してメッセージを正しく送信することが可能となる。
ピア・レスポンス・メッセージを送信した後、ピア関係コントローラ(203)は、遷移443(/ピア・レスポンス送信)に示されるように、「使用中」(409)状態に遷移する。この状態では、ピア関係コントローラ(203)は、リンク制御ロジック(205)にリンク・リストを渡して、リンク・リストのインストールを行わせる。リンク・リストが取り得る一例は下記の通りである。
ピア・リンク・リスト::=[ピア・ネットワーク・エンティティ識別子]
[内部リンク識別子のリスト]
ここで、ネットワーク・エンティティ識別子は、リンクの他方のエンド上のピア・ネットワーク・エンティティを示しており、内部リンク識別子のリストは、ネットワーク・エンティティ自身がリンクの管理を行うためのものである。また、リンク制御ロジック(205)は、同一のネットワーク・エンティティ識別子を有するエントリが存在するか否かに関して、そのローカルの管理バッファのチェックを行う。このようなエントリが存在する場合には、リンク制御ロジック(205)は、例えば新しいリストを現在のエントリに追加するなどして、エントリを併合(merge)する。一方、同一のネットワーク・エンティティ識別子を有するエントリが存在しない場合には、リンク制御ロジック(205)は、その管理バッファ内に、ネットワーク・エンティティ識別子によって指標化される新しいエントリを生成し、リンク識別子のリストが含まれる。使用に際しては、リンク制御ロジック(205)は、リスト内のリンクを交互に使用することによって、メッセージをピア・エンティティに転送することができる。例えば、通信エンティティ(204)がメッセージをピア・ネットワーク・エンティティに送信する場合、リンク制御ロジック(205)は、管理バッファ内のリストを使用して、使用に適したリンクを選択することが可能である。リンク制御ロジック(205)は、例えば、より安価なコスト、より少ない遅延、より高い帯域幅、あるいはこれらの要因の組み合わせによってリンクを選択するなど、その優先度又はある構成に基づいてリンクの選択を行う。
「聴取」(411)状態では、ピア関係コントローラ(203)がそのリンクのうちの1つを通してピア・レスポンス・メッセージを受信すると、ピア関係コントローラ(203)は、例えば、内部リンク識別子のリストがすべてのローカル・リンクを網羅しているか否かなど、レスポンスがすべてのアクティブなリンクを網羅しているか否かをチェックする。レスポンス内に含まれていないリンクが存在する場合には、ピア関係コントローラ(203)は、子プロセスに分岐し、遷移455([ピア・レスポンス受信]/子プロセス分岐)に示されるように「レスポンス検証」(407)状態に遷移する。一方、レスポンス内に含まれていないリンクが存在しない場合には、ピア関係コントローラ(203)は、直接「レスポンス検証」(407)状態に遷移する。
「レスポンス検証」(407)状態では、ピア関係コントローラ(203)は、受信したピア・レスポンス・メッセージをチェックして、検証バッファ内に格納されている自身の記録との照合を行う。例えば、ピア関係コントローラ(203)は、受信したピア・レスポンス・メッセージの内部リンク識別子のリストに記載されているリンクに対応して、検証バッファ内に格納されているリンク特定トークンに基づく検証トークンを取得しようとする。ここでは、「レスポンス生成」(417)状態でピア・レスポンス・メッセージ用の検証トークンを生成するための上述の機能と同一の機能が使用可能である。
検証バッファ内に格納されている情報に基づいて得られた検証トークンが、受信したピア・レスポンス・メッセージの検証トークンと一致する場合には、レスポンスが信頼できることを意味する。そして、ピア関係コントローラ(203)は、遷移459([レスポンスOK])に示されるように、「使用中」(409)状態に遷移する。このプロセスの間、ピア関係コントローラ(203)は、ピア・レスポンス・メッセージで受信したネットワーク・エンティティ識別子と共に、リンク・リストをリンク制御ロジック(205)に渡す。リンク制御ロジック(205)は、上記リンク・リストを管理バッファ内に置いて、その処理を実行する。同一のネットワーク・エンティティ識別子を有するエントリが存在する場合には、リンク制御ロジック(205)は、現在のエントリのリンク・リストが、ピア関係コントローラ(203)から受信した新しいリンク・リストのサブセットであるか否かをチェックする。そして、新しいリンク・リストのサブセットである場合には、現在のリストが新しいリストにより置き換えられ、そうでない場合には、リンク制御ロジック(205)は、ネットワーク・エンティティ識別子の修正を選択するとともに、ピア・ネットワーク・エンティティとの通信を行うために新しい識別子を使用することを、インタフェース(224)を通じて通信エンティティ(204)に通知する。あるいは、リンク制御ロジック(205)は、使用しているネットワーク・エンティティ識別子が他の識別子と重複していることをピアに示すために、エラー・コードを含むピア失敗メッセージを送信する(図3に示すステップS319)ことも可能である。この場合には、生成される新たな識別子を用いて、すべての交渉が再開される必要がある。
「レスポンス検証」(407)状態では、ピア関係コントローラ(203)は、取得した検証コードが受信したピア・レスポンスの検証コードとは異なることを探索した場合には、「初期状態」(401)に遷移し、図4の遷移457([レスポンス・エラー]/ピア失敗送信)に示されるように、ピア失敗メッセージをピア・ネットワーク・エンティティに送信する。ピア失敗メッセージでは、ピアに対してピア・レスポンスがその検証に失敗したことを示すエラー・コードが送られる。このことは、IDコントローラ(202)が生成したネットワーク・エンティティ識別子が、他のネットワーク・エンティティのネットワーク・エンティティ識別子と重複していることを意味する。したがって、影響を受けるすべてのリンクに関して、ピア探索プロセス全体が、新しいネットワーク・エンティティ識別子の生成から再度開始される。また、ピア関係コントローラ(202)は、新しく生成される識別子がエラーとなった識別子とは異なるものになるように、以前に使用したネットワーク・エンティティ識別子を記録する。
「使用中」(409)状態では、ピア関係コントローラ(203)は、図4の遷移461(ピア失敗受信|ローカルのトリガ)に示されるように、ピア失敗メッセージを受信すると、初期状態(401)に遷移する。また、エラー・コードをチェックすることにより、ピア関係コントローラ(203)は、その原因を特定することができる。ピア失敗メッセージで使用され得るフォーマットの一例は下記の通りである。
ピア失敗::=[メッセージ・タイプ::=ピア失敗]
[ネットワーク・エンティティ識別子]
[エラー・コード]
*[追加情報要素]
ここで、エラー・コードは、エラーの原因に関する情報を提供するものである。例えば、エラー・コードによって、エラーがピア・レスポンスの検証失敗であることを示すことができる。なお、当業者であれば、実施の際に、エラー・コードがASCII文字列又は整数のような任意のフォーマットを取ることができることを容易に理解することができるであろう。
既に説明したように、ピア・レスポンス・メッセージを検証した後、両方のピア・ネットワーク・エンティティは、例えば、図1に示すリンク1(111)〜リンクn(113)の任意のリンクなどのような、両者間のリンクのうちの任意のリンクを使用したメッセージの送信を選択することができる。ピア関係の悪用を防ぐため、例えば、ピア失敗メッセージなどのような更なるメッセージ交換は、機密を保持するものでなければならない。このことは、ピア・レスポンス・メッセージ内の検証トークンの生成に類似するリンク特定トークンを使用することにより容易に達成することができる。例えば、ピア・ネットワーク・エンティティは、下記によりセキュリティ連携(security association)を得ることができる。
セキュリティ連携::=H(内部リンク識別子n|リンク特定トークンn|,,,|内部リンク識別子2|リンク特定トークン2|内部リンク識別子1|リンク特定トークン1);
ここで、Hは、例えば、SHA1(非特許文献2参照)のような両方のピア・ネットワーク・エンティティにおいて同一であるハッシュ関数である。この簡単な方法を使用することによって、生成されたセキュリティ連携は、メッセージの暗号化や認証において使用可能となり、セキュリティが達成される。なお、当業者であれば、本発明の全体の考え方に影響を与えることなく、セキュリティ関連を得るために他の方法の使用が可能であることを容易に理解することができるであろう。
また、2つのネットワーク・エンティティ間のリンクが異なる時間において接続される場合がある。例えば、ネットワーク・エンティティA(101)とネットワーク・エンティティB(102)との間のリンク2(112)が、他のリンクが長時間使用された後に、確立可能な状態となる場合がある。このような場合には、上述の手順によってうまく処理することが可能である。例えば、リンク2(112)が確立された場合、ネットワーク・エンティティA(101)は、別のピア探索メッセージをネットワーク・エンティティB(102)に送信することができる。これにより、ネットワーク・エンティティB(102)のピア関係コントローラ(203)は、ネットワーク・エンティティA(101)あてに別のピア・レスポンス・メッセージを生成する。その結果、ネットワーク・エンティティA(101)及びネットワーク・エンティティB(102)の両方のリンク制御ロジック(205)の管理バッファ内に格納されているリストが更新され、リンク2(112)がリストに効果的に追加される。
また、通信中に、任意のリンクをピア関係から脱落させる(drop)ことも可能である。例えば、ハンドオーバが発生した場合に、リンク1(111)が、ネットワーク・エンティティA(101)とネットワーク・エンティティB(102)との間に存在しなくなってしまう場合がある。この場合には、ネットワーク・エンティティA(101)は、例えば、リンク2(112)などの残りのリンクのうちの1つを通して、ネットワーク・エンティティB(102)にリンク更新メッセージを送信する。
ネットワーク・エンティティB(102)のピア関係コントローラ(203)が、図4に示す「使用中」(409)状態においてリンク更新メッセージを受信した場合には、ピア関係コントローラ(203)は、上記のセキュリティ連携によってメッセージを検証する。そして、メッセージが検証された場合には、ピア関係コントローラ(203)は、そのメモリ内に存在する、対応するリンク1(111)に関連するエントリを更新する。例えば、そのローカルのメモリ装置などから、そのピア情報エントリを削除する。また、同時に、ピア関係コントローラ(203)は、リンク制御ロジック(205)に対して、管理バッファ内のリストからその特定のリンクを削除するように通知する。ピア関係コントローラ(203)は、遷移463([リンク更新受信/リンク・リストの更新])に示されるように、上記の処理の後に、元の「使用中」(409)状態に遷移する。
また、ある状況下では、2つのネットワーク・エンティティ・ピア間のリンクをすべて切断することが可能である。このような場合、リンク制御ロジック(205)は通信の中断を検出して、ローカルのトリガをピア関係コントローラ(203)に送信する必要がある。この場合には、ピア関係コントローラ(203)は、遷移461([ピア失敗受信|ローカルのトリガ])に示されるように、「使用中」(409)状態から「初期状態」(401)状態に遷移する。
また、2つのネットワーク・エンティティ・ピアが切断されており、リンク制御ロジック(205)の情報を使用しなくては、相互に通信を要求することができない場合も存在し得る。これは、例えば、2つのピアがインフラストラクチャ制御ネットワークで通信を行っているが、アクセス・ポイント又はコントローラの仲介がない場合(直接モード)や、一方が移動してしまった場合などである。このような場合に、有効な目的に対して、もはや役に立たないエントリをうまく終了(graceful expiration)させるための機構を提供することが望ましい場合がある。なお、当業者であれば、この所望の結果を達成するための種々の機構があることを容易に理解することができるであろう。簡単な機構としては、上記のエントリの時間切れを達成するために「有効期間(lifetime)」の変数を使用する方法がある。なお、エントリに与える有効期間の値は、ピアを通して送られてもよく、ピアのタイプのポリシー又は情報などのような要因に基づいて、ネットワーク・エンティティにより任意に割り当てられてもよい。また、対象となるピアとの間において、任意の通信の形態が検出されるたびに、上記の有効期間が更新されてもよい。
本発明は、ネットワーク・エンティティが、その1つ又は複数の通信リンクのうちのどれの通信リンクが同一の他のネットワーク・エンティティに接続しているのかを探索し、検証することができるようになるという効果を有しており、データ通信ネットワークを利用したデータ通信分野に適用可能であり、特に、マルチ・リンクを利用したデータ通信分野に適用可能である。
従来の技術及び本発明に係る通信システムであって、マルチ・インタフェースのネットワーク・エンティティ間において、複数のリンクが通信に関連している状態の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるネットワーク・エンティティのアーキテクチャの一例を示す図 本発明の実施の形態におけるネットワーク・エンティティ間のメッセージ交換の一例を示すシーケンスチャート 本発明の実施の形態におけるピア関係コントローラが取り得る状態の一例を示す状態遷移図
符号の説明
101、301 ネットワーク・エンティティA
102、302 ネットワーク・エンティティB
103 ネットワーク・エンティティC
111、211 リンク1
112、212 リンク2
113、213 リンクn
114 リンクm
115 リンクk
201 ネットワーク・エンティティ
202 IDコントローラ
203 ピア関係コントローラ
204 通信エンティティ
205 リンク制御ロジック

Claims (24)

  1. 数の通信リンクを有するネットワーク・エンティティを含むデータ通信ネットワークでピア関係を管理し、前記複数の通信リンクのうちのどの通信リンクが、同一の他のネットワーク・エンティティに接続しているのかを探索し、検証することが可能なリンク管理システムであって、
    前記ネットワーク・エンティティ自身に対して一意の識別子を生成することが可能な識別子コントローラと、
    前記生成した一意の識別子が、前記他のネットワーク・エンティティの識別子と重複しているか否かを検証することが可能なピア関係コントローラと、
    前記ネットワーク・エンティティと前記複数の通信リンクを通して接続している前記他のネットワーク・エンティティとの間の関係を探索するためのピア探索メッセージを生成する探索ロジック部と、
    前記ピア探索メッセージを前記複数の通信リンクを通して送信する送信部と有し、
    前記ピア探索メッセージが、
    前記識別子コントローラが生成した前記一意の識別子の情報と、
    前記ピア探索メッセージを送信する前記通信リンクを識別するリンク特定トークンの情報と、
    前記ピア探索メッセージを送信する前記通信リンクをローカル環境において識別するローカル・リンク識別子の情報とを含む、
    リンク管理システム
  2. 前記他のネットワーク・エンティティから前記複数の通信リンクを通してピア探索メッセージを受信する受信部を更に有し、
    前記ピア関係コントローラが、前記他のネットワーク・エンティティから受信した前記ピア探索メッセージに基づいて、リンクの監視結果を報告するピア・レスポンス・メッセージを生成する請求項1に記載のリンク管理システム。
  3. 前記ピア関係コントローラが、前記探索ロジックが生成したピア探索メッセージの前記情報を記憶する検証バッファを更に有する請求項1又は2に記載のリンク管理システム。
  4. 前記ピア関係コントローラが、前記探索ロジック部がピア探索メッセージを生成し、送信する必要があるか否かを示すフラグを格納する請求項からのいずれか1つに記載のリンク管理システム。
  5. 前記ピア関係コントローラが、前記受信部が前記他のネットワーク・エンティティから受信したピア探索メッセージに関する情報エントリを記憶する受信バッファを有する請求項2からのいずれか1つに記載のリンク管理システム。
  6. 前記受信バッファ内に記憶されている前記情報エントリが、
    前記受信したピア探索メッセージに含まれる一意の識別子と、
    前記受信したピア探索メッセージに含まれるリンク特定トークンと、
    前記受信したピア探索メッセージに含まれるローカル・リンク識別子と、
    前記ピア探索メッセージを受信する前記リンクを表示する内部リンク識別子とを格納するように構成されている請求項に記載のリンク管理システム。
  7. 前記ピア関係コントローラが、前記受信部が特定の一意の識別子を含むピア探索メッセージを初めて受信した場合に所定の有効期間の計時を開始するための、一意の識別子に関連付けられているタイマを有する請求項からのいずれか1つに記載のリンク管理システム。
  8. 前記ピア関係コントローラが、前記特定の一意の識別子に関連する前記タイマが時間切れになった場合に、前記ピア・レスポンス・メッセージを生成する請求項に記載のリンク管理システム。
  9. 前記ピア・レスポンス・メッセージが、
    前記時間切れになったタイマに関連する前記特定の一意の識別子の情報と、
    検証トークンの情報と、
    前記特定の一意の識別子に関連する受信バッファ情報エントリからのローカル・リンク識別子のリストの情報と、
    前記特定の一意の識別子に関連する受信バッファ情報エントリからの内部リンク識別子のリストの情報とを含む請求項に記載のリンク管理システム。
  10. 前記検証トークンが、前記特定の一意の識別子に関連する受信バッファ情報エントリからの前記リンク特定トークンを含む情報に基づいて生成される請求項に記載のリンク管理システム。
  11. 前記ピア関係コントローラが、ピア・レスポンス・メッセージを受信した場合に検証コードを生成する請求項に記載のリンク管理システム。
  12. 前記検証コードが、前記受信したピア・レスポンス・メッセージ内のリストに記載されているローカル・リンク識別子と関連する、前記検証バッファ内に記憶している前記リンク特定トークンを含む情報に基づいて生成される請求項1に記載のリンク管理システム。
  13. 前記ピア関係コントローラが、前記検証コードが前記受信したピア・レスポンス・メッセージの検証トークンと一致しない場合に、ピア失敗メッセージを生成する請求項1に記載のリンク管理システム。
  14. 前記ピア失敗メッセージが、
    前記受信したピア・レスポンス・メッセージに含まれる一意の識別子の情報と、
    前記ピア失敗メッセージを送信する理由を表示するエラー・コードの情報とを含む請求項1に記載のリンク管理システム。
  15. 前記ネットワーク・エンティティが、前記メッセージを配信するために前記通信リンクが使用するフォーマットに適合させることにより、前記ピア関係コントローラ又は前記探索ロジック部が生成したメッセージをもう1つのネットワーク・エンティティに送るリンク制御ロジックを有する請求項に記載のリンク管理システム。
  16. 前記リンク制御ロジックが、ローカル・リンク識別子のリスト又は前記ピア関係コントローラから送った内部リンク識別子に関連する一意の識別子を記憶する管理バッファを有する請求項1に記載のリンク管理システム。
  17. 前記他のネットワーク・エンティティに前記ピア・レスポンス・メッセージを送信した後に、前記ピア関係コントローラが、前記ピア・レスポンス・メッセージに含まれる一意の識別子を含む内部リンク識別子のリストを前記リンク制御ロジックに送信する請求項1に記載のリンク管理システム。
  18. 前記ピア関係コントローラが、前記ピア・レスポンス・メッセージに含まれる一意の識別子を含むローカル・リンク識別子のリストを、前記他のネットワーク・エンティティから前記ピア・レスポンス・メッセージを受信し、前記ピア・レスポンス・メッセージから生成される検証コードと前記ピア・レスポンス・メッセージ内の検証トークンとが一致した後に、前記リンク制御ロジックに渡すように構成されている請求項1に記載のリンク管理システム。
  19. 前記リンク制御ロジックが、前記一意の識別子に関連するネットワーク・エンティティにメッセージを配信する場合に、前記管理バッファ内に記憶している一意の識別子に関連している内部リンク識別子又はローカル・リンク識別子が識別した前記通信リンクを交互に使用することができる請求項1から18のいずれか1つに記載のリンク管理システム。
  20. 前記ピア関係コントローラが、前記他のネットワーク・エンティティからピア失敗メッセージを受信した場合に、一意の識別子を再コード化する請求項から19のいずれか1項に記載のリンク管理システム。
  21. 前記ピア関係コントローラが、
    ピア・レスポンス・メッセージを送信又は受信した場合に、前記ピア・レスポンス・メッセージのローカル・リンク識別子の前記リスト内の前記ローカル・リンク識別子に関連するリンク特定トークンを含む受信バッファ又は検証バッファ内に記憶されている情報を用いて、前記ピア・レスポンス・メッセージの送信又は受信後に別のメッセージ交換を保護するために使用されるセキュリティ連携を生成する請求項から2のいずれか1つに記載のリンク管理システム。
  22. 前記リンク制御ロジックが、前記通信リンクの切断を検出した場合に、前記ピア関係コントローラに前記リンクの切断を示す情報を送信し、前記ピア関係コントローラが前記通信リンクの切断を示す情報を受信した場合に、前記リンクの切断を示す情報に応じて、その状態を更新する請求項1から19のいずれか1つに記載のリンク管理システム。
  23. 前記ピア関係コントローラが、ピアに関するエントリが有効である時間の長さを示す有効期間変数を割り当てるか、あるいは割り当てられた前記有効期間変数を受信し、前記ピア関係コントローラの判断によって、前記ピアに関するエントリが維持又は破棄される請求項から2のいずれか1つに記載のリンク管理システム。
  24. 所定のピアへの通信、又は前記所定のピアからの通信を前記ピアに関するエントリ内に検出した場合に、前記有効期間変数を更新する請求項2に記載のリンク管理システム。
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