JP5803800B2 - 情報処理装置、端末装置、情報処理方法、表示方法、情報処理プログラム、及び表示プログラム - Google Patents

情報処理装置、端末装置、情報処理方法、表示方法、情報処理プログラム、及び表示プログラム Download PDF

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本発明は、特定の条件を満たすアイテム集合の表示順位決定方法に関る情報処理を行う、情報処理装置、端末装置、情報処理方法、表示方法、情報処理プログラム、及び表示プログラムに関する。
近年、デジタル技術やネットワーク技術の進展により、ネットワークを使ってデジタルコンテンツや物品などのアイテムを配信したり、販売することが増えている。また、検索サイトなどを通じて情報収集する機会も増えている。これに伴い、多数のアイテムの中から、ユーザが興味を持つ可能性の高いアイテムの情報や、目的と合致する情報を選択して提供する技術へのニーズが高まっている。
例えば、アイテムを推薦する技術の一つに、協調フィルタリングを用いた推薦処理が存在する。協調フィルタリングを用いた推薦処理では、多数の利用履歴を蓄積し、その利用履歴を用いて、ユーザの嗜好に合ったアイテムを推薦する。
また、ユーザの推薦に対する興味を持続するために、ユーザに提示するアイテムの集合を変化させる技術の開発も行われている。
例えば、ユーザのアイテムに対するアクセス履歴や提示状況を用いて、未提示のアイテムを優先して推薦する技術が特許文献1と特許文献2に開示されている。
特開2009−157500 特開2008−146147
特許文献1は、ユーザのアクセス履歴を参照して、推薦するアイテムから提示済みのアイテムを除外し、未提示のアイテムのみを推薦するため、常に全ての関連アイテムを入れ替えることができる。
また、特許文献2は、ユーザが入力したキーワードに対するアイテムの提示状況を用いて、予め人気順や価格順などの指標でソートされたアイテムに対して、分布数えソートを用いて、アイテムに対する提示回数の少ない順でソートすることで、別のキーワードを入力した際に、前回提示されたアイテムが提示されにくくなるので、提示するアイテムを変化させることができる。
しかしながら、上記の特許文献1では、関連アイテムを閲覧するたびに、全ての関連アイテムが入れ替わってしまうため、ユーザが、「この推薦は、毎回変化しているから、どういう基準で推薦されているか良く分からない」と感じ、ユーザの関連アイテムに対する信頼性を得ることができないこともあった。
また、特許文献2では、キーワードの区別なく、ユーザごとに、提示したアイテムの回数を計数してしまうので、あるユーザが初めて入力したキーワードにおいて、そのキーワードとの関連性の高いアイテムであっても、そのユーザが入力した他のキーワードに対して何度も提示されていれば、表示順位が下がるため、ユーザが何度も利用しているうちに、「最近、新しいキーワードを入力すると、あまり関連性のないアイテムばかりが上位に提示されるな」と感じ、キーワードに対するアイテム集合の提示に対して、ユーザの信頼性を得ることができないこともあった。また、キーワードを閲覧/利用したアイテムとし、キーワードに対するアイテム集合を、閲覧/利用したアイテムに関連するアイテム集合として、閲覧/利用したアイテムに関連するアイテムを提示するサービスに、特許文献2の方法を用いることもできるが、同様の課題がある。
そこで本発明は、キーワードに関連するアイテム集合の提示や、ユーザの閲覧/利用したアイテムに関連するアイテム集合の提示といったように、キーワードやアイテムなどのキーとなる条件(キー条件)に関連するアイテム集合の提示を行う際に、ユーザに対する信頼性の確保と興味の維持を両立するようにアイテムを提示することで、ユーザのサービスの利用を促進することを目的とする。
本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報の提供に用いられる情報処理装置であって、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納部と、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出部と、一のユーザと一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出部と、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定部とを備え、前記閲覧情報格納部では、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧された前記一のキー条件に関連するアイテムの集合である閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムが端末装置の端末表示部にて最終的に表示された順番を示す最終表示順位を特定する情報を、さらに関連付けて格納し、前記閲覧率集計値算出部では、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対し、そのアイテムの前記最終表示順位が上位であるほどその値が高くなるような閲覧率を算出し、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれる複数のアイテムそれぞれに対して、前記閲覧率の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出することを特徴とする情報処理装置を提供する。
また、本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報の提供に用いられる情報処理装置であって、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納部と、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出部と、一のユーザと一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出部と、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定部とを備え、前記閲覧情報格納部は、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧された前記一のキー条件に関連するアイテムの集合である閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムが、前記閲覧特定情報に対応付けられたユーザが利用する端末装置に表示される確率である表示確率を推定するための表示確率推定情報を、前記閲覧特定情報にさらに関連付けて格納し、前記閲覧率集計値算出部では、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記表示確率推定情報を基に、前記表示確率の推定値である表示確率推定値を算出し、前記表示確率推定値が高いほどその値が高くなるように閲覧率を算出し、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記閲覧率の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出することを特徴とする情報処理装置を提供する。
また、本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報の提供に用いられる情報処理装置であって、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納部と、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出部と、一のユーザと一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出部と、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定部とを備え、前記閲覧情報格納部は、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧された前記一のキー条件に関連するアイテムの集合である閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムが、前記閲覧特定情報に対応付けられたユーザが利用する端末装置に最終的に表示される順位である最終表示順位ごとに、その最終表示順位になる確率である表示順位確率を推定するための表示順位推定情報を、前記閲覧特定情報にさらに関連付けて格納し、前記閲覧率集計値算出部では、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記表示順位推定情報を基に、各最終表示順位ごとの表示順位確率の推定値である表示順位確率推定値を算出し、前記表示順位確率推定値を用いて、最終表示順位の期待値を算出し、前記最終表示順位の期待値が高いほどその値が高くなるように閲覧率を算出し、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記閲覧率の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出することを特徴とする情報処理装置を提供する。
また、本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報の提供に用いられる情報処理装置であって、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納部と、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出部と、一のユーザと一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出部と、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定部とを備え、前記閲覧情報格納部は、前記閲覧特定情報に対して、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧されたアイテムの集合である閲覧アイテム集合を表示するページを特定できるページ情報を、さらに関連付けて格納し、前記ページ情報と、閲覧率集計値算出に用いる定数である閲覧定数とを対応付けたページ情報対応表を格納するページ情報対応表格納部をさらに備え、前記閲覧率集計値算出部では、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、前記ページ情報対応表格納部よりその閲覧特定情報に対応する閲覧定数を取得し、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれ対して前記取得した閲覧定数を関連付け、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムに関連付けられた閲覧定数の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出することを特徴とする情報処理装置を提供する。
また、本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報の提供に用いられる情報処理方法であって、閲覧情報格納部が、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納ステップと、関連度算出部が、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出ステップと、閲覧率集計値算出部が、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出ステップと、表示順位決定部が、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定ステップとを有し、前記閲覧情報格納ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧された前記一のキー条件に関連するアイテムの集合である閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムが端末装置の端末表示部にて最終的に表示された順番を示す最終表示順位を特定する情報を、さらに関連付けて格納し、前記閲覧率集計値算出ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対し、そのアイテムの前記最終表示順位が上位であるほどその値が高くなるような閲覧率を算出し、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれる複数のアイテムそれぞれに対して、前記閲覧率の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出することを特徴とする情報処理方法を提供する。
また、本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報の提供に用いられる情報処理方法であって、閲覧情報格納部が、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納ステップと、関連度算出部が、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出ステップと、閲覧率集計値算出部が、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出ステップと、表示順位決定部が、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定ステップとを有し、前記閲覧情報格納ステップは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧された前記一のキー条件に関連するアイテムの集合である閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムが、前記閲覧特定情報に対応付けられたユーザが利用する端末装置に表示される確率である表示確率を推定するための表示確率推定情報を、前記閲覧特定情報にさらに関連付けて格納し、前記閲覧率集計値算出ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記表示確率推定情報を基に、前記表示確率の推定値である表示確率推定値を算出し、前記表示確率推定値が高いほどその値が高くなるように閲覧率を算出し、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記閲覧率の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出することを特徴とする情報処理方法を提供する。
また、本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報の提供に用いられる情報処理方法であって、閲覧情報格納部が、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納ステップと、関連度算出部が、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出ステップと、閲覧率集計値算出部が、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出ステップと、表示順位決定部が、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定ステップとを有し、前記閲覧情報格納ステップは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧された前記一のキー条件に関連するアイテムの集合である閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムが、前記閲覧特定情報に対応付けられたユーザが利用する端末装置に最終的に表示される順位である最終表示順位ごとに、その最終表示順位になる確率である表示順位確率を推定するための表示順位推定情報を、前記閲覧特定情報にさらに関連付けて格納し、前記閲覧率集計値算出ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記表示順位推定情報を基に、各最終表示順位ごとの表示順位確率の推定値である表示順位確率推定値を算出し、前記表示順位確率推定値を用いて、最終表示順位の期待値を算出し、前記最終表示順位の期待値が高いほどその値が高くなるように閲覧率を算出し、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記閲覧率の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出することを特徴とする情報処理方法を提供する。
また、本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報の提供に用いられる情報処理方法であって、閲覧情報格納部が、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納ステップと、関連度算出部が、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出ステップと、閲覧率集計値算出部が、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出ステップと、表示順位決定部が、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定ステップとを有し、前記閲覧情報格納ステップは、前記閲覧特定情報に対して、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧されたアイテムの集合である閲覧アイテム集合を表示するページを特定できるページ情報を、さらに関連付けて格納し、前記ページ情報と、閲覧率集計値算出に用いる定数である閲覧定数とを対応付けたページ情報対応表を格納するページ情報対応表格納ステップをさらに有し、前記閲覧率集計値算出ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、前記ページ情報対応表格納ステップよりその閲覧特定情報に対応する閲覧定数を取得し、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれ対して前記取得した閲覧定数を関連付け、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムに関連付けられた閲覧定数の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出することを特徴とする情報処理方法を提供する。
また、本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報の提供に用いられる情報処理装置のコンピュータに、閲覧情報格納部が、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納ステップと、関連度算出部が、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出ステップと、閲覧率集計値算出部が、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出ステップと、表示順位決定部が、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定ステップとを実行させ、前記閲覧情報格納ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧された前記一のキー条件に関連するアイテムの集合である閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムが端末装置の端末表示部にて最終的に表示された順番を示す最終表示順位を特定する情報を、さらに関連付けて格納し、前記閲覧率集計値算出ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対し、そのアイテムの前記最終表示順位が上位であるほどその値が高くなるような閲覧率を算出し、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれる複数のアイテムそれぞれに対して、前記閲覧率の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出することを特徴とする情報処理プログラムを提供する。
また、本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報の提供に用いられる情報処理装置のコンピュータに、閲覧情報格納部が、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納ステップと、関連度算出部が、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出ステップと、閲覧率集計値算出部が、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出ステップと、表示順位決定部が、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定ステップとを実行させ、前記閲覧情報格納ステップは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧された前記一のキー条件に関連するアイテムの集合である閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムが、前記閲覧特定情報に対応付けられたユーザが利用する端末装置に表示される確率である表示確率を推定するための表示確率推定情報を、前記閲覧特定情報にさらに関連付けて格納し、前記閲覧率集計値算出ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記表示確率推定情報を基に、前記表示確率の推定値である表示確率推定値を算出し、前記表示確率推定値が高いほどその値が高くなるように閲覧率を算出し、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記閲覧率の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出することを特徴とする情報処理プログラムを提供する。
また、本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報の提供に用いられる情報処理装置のコンピュータに、閲覧情報格納部が、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納ステップと、関連度算出部が、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出ステップと、閲覧率集計値算出部が、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出ステップと、表示順位決定部が、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定ステップとを実行させ、前記閲覧情報格納ステップは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧された前記一のキー条件に関連するアイテムの集合である閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムが、前記閲覧特定情報に対応付けられたユーザが利用する端末装置に最終的に表示される順位である最終表示順位ごとに、その最終表示順位になる確率である表示順位確率を推定するための表示順位推定情報を、前記閲覧特定情報にさらに関連付けて格納し、前記閲覧率集計値算出ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記表示順位推定情報を基に、各最終表示順位ごとの表示順位確率の推定値である表示順位確率推定値を算出し、前記表示順位確率推定値を用いて、最終表示順位の期待値を算出し、前記最終表示順位の期待値が高いほどその値が高くなるように閲覧率を算出し、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記閲覧率の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出することを特徴とする情報処理プログラムを提供する。
また、本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報の提供に用いられる情報処理装置のコンピュータに、閲覧情報格納部が、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納ステップと、関連度算出部が、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出ステップと、閲覧率集計値算出部が、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出ステップと、表示順位決定部が、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定ステップとを実行させ、前記閲覧情報格納ステップは、前記閲覧特定情報に対して、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧されたアイテムの集合である閲覧アイテム集合を表示するページを特定できるページ情報を、さらに関連付けて格納し、前記ページ情報と、閲覧率集計値算出に用いる定数である閲覧定数とを対応付けたページ情報対応表を格納するページ情報対応表格納ステップをさらにコンピュータに実行させ、前記閲覧率集計値算出ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、前記ページ情報対応表格納ステップよりその閲覧特定情報に対応する閲覧定数を取得し、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれ対して前記取得した閲覧定数を関連付け、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムに関連付けられた閲覧定数の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出することを特徴とする情報処理プログラムを提供する。
本発明の情報処理装置、端末装置、情報処理方法、表示方法、情報処理プログラム、及び表示プログラムによれば、キー条件に関連するアイテム集合を提示する際に、ユーザに対する信頼性の確保と興味の維持を両立するようにアイテムを提示することで、ユーザのサービスの利用を促進することができる。
本発明の第1の実施形態におけるシステム全体の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態における情報処理サーバ装置1の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるユーザ情報格納部131の格納状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるアイテム情報格納部132の格納状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態における利用履歴格納部133の格納状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態における関連アイテム情報格納部134の格納状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態における表示情報格納部135の格納状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態における表示情報格納部135の第2の格納形式に記憶する表示情報の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における表示集計情報格納部136の格納状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態における第1の表示情報集計処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における最終表示順位と閲覧率の対応表である。 本発明の第1の実施形態における端末表示部34に表示されている関連アイテム表示ページの表示例である。 本発明の第1の実施形態におけるページ情報と閲覧定数の対応表である。 本発明の第1の実施形態におけるステップS104の表示集計登録更新処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における第2の表示情報集計処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における表示順位決定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における端末装置3が、関連アイテム詳細情報を取得し、表示履歴を送信する一連の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における情報処理サーバ装置5の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態における表示情報格納部535の格納状態を示す図である。 本発明の第2の実施形態における表示順位決定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における第1の表示情報集計処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における表示確率推定値を算出過程の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における最終表示順位の期待値の算出過程の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における第2の表示情報集計処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の情報処理方法、表示方法、情報処理装置、端末装置、及びプログラムについて、添付図面を参照して説明する。なお、本発明におけるアイテムとは、テキスト、音声、音楽、映像、ウェブページ等のデジタルコンテンツや様々な物品であってもよいし、金融商品、不動産、人物に関する情報等であってもよい。すなわち本発明におけるアイテムは、有形か無形かを問わず、有料か無料かも問わない。
<第1の実施形態>
以下に、本発明の第1の実施形態について、図を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態におけるシステム全体の構成図である。本実施形態におけるシステムは、情報処理サーバ装置1と、1つ以上の端末装置3(3a〜3n)がネットワーク2を介して接続されている。なお、各実施形態において、情報処理サーバ装置1のみが情報処理装置として機能してもよいし、情報処理サーバ装置1が、端末装置3と協働して情報処理装置として機能してもよい。
ネットワーク2は、例えばインターネット等のネットワークであり、情報処理サーバ装置1と端末装置3との間の情報のやり取りを仲介する。
端末装置3は、CPU、RAM、ROM、ハードディスクドライブ、ネットワークインタフェース等を備える一般的なコンピュータ、または、携帯電話やスマートフォンやタブレットPC等の携帯情報端末であり、端末制御部31と端末通信部32と端末入力部33と端末表示部34とで構成されている。
端末通信部32は、ネットワーク2を介して情報処理サーバ装置1と通信を行うための部である。
端末入力部33は、例えば、端末装置3がPC(Personal Computer)であれば、マウスやキーボード、携帯電話であれば、ボタンといったように、ユーザが端末装置3を操作するためのインタフェースである。
端末表示部34は、例えば、ディスプレイといったように、様々な情報を表示し、ユーザに視覚的に示すためのインタフェースである。
端末制御部31は、ネットワーク2を介して、利用履歴送信処理や、関連アイテム取得要求送信処理や、アイテム詳細情報表示処理や、表示履歴送信処理を行う。
利用履歴送信処理とは、端末装置3を利用するユーザ(利用ユーザ)が、何らかのアイテムを利用する操作を行った場合に、情報処理サーバ装置1に、利用履歴を送信する処理である。利用履歴とは、ユーザのアイテムの利用に関する情報であり、少なくとも、利用ユーザを一意に識別するユーザ識別子、又は端末装置3を一意に識別するための端末識別子と、利用の対象となったアイテムを一意に識別するアイテム識別子と利用した時期を示す利用時期情報を含む。本実施形態では、ユーザ識別子を用いる場合を例にして説明するが、端末識別子を用いる場合も同様である。ユーザ識別子と端末識別子とを合わせた意味の総称として、利用主体識別子という用語を用いる。利用時期情報は、日付のみを示す情報でもよいし、ミリ秒単位まで細かく示す情報でもよく、サービスの形態に応じて、必要な単位まで分かる情報であればよい。
関連アイテム取得要求送信処理とは、利用ユーザがキー条件に関連する関連アイテム詳細情報を取得するような操作を行った場合や端末装置3が自動的に関連アイテム詳細情報を取得する動作を行った場合に、情報処理サーバ装置1に関連アイテム取得要求を送信する処理である。キー条件は、アイテムを絞り込むための条件であり、提供するサービスの形態によって異なる。例えば、検索サイトのようなサービスを提供していれば、キー条件は、検索キーワードとなる。また、閲覧/利用したアイテムの関連アイテムを提示するようなサービスを提供していれば、キー条件は、閲覧/利用したアイテムのアイテム識別子となる。また、あるウェブページのある箇所に、予め定められたアイテム詳細情報を表示するようなサービスを提供していれば、キー条件は、予め定められたアイテム詳細情報を一意に特定する識別子となる。関連アイテム詳細情報は、キー条件に関連する1つ以上のアイテムに関する情報である。関連アイテム取得要求は、少なくともキー条件と利用ユーザのユーザ識別子とを含む。なお、関連アイテム取得要求には、取得する関連アイテムの個数を制限する取得制限数を関連付けてもよい。
本実施形態においては、閲覧/利用したアイテムの関連アイテムを提示するようなサービスを例に挙げて説明するため、キー条件が、閲覧/利用したアイテムのアイテム識別子の場合を取り扱うが、キー条件を検索キーワードに置き換えれば、検索サイトのようなサービスでも容易に利用可能である。同様に、キー条件を予め定められたアイテム詳細情報を一意に特定する識別子に置き換えれば、あるウェブページのある箇所に、予め定められたアイテム詳細情報を表示するようなサービスでも容易に利用可能である。
アイテム詳細情報表示処理とは、情報処理サーバ装置1より、アイテム詳細情報を受信し、端末表示部34に、受信したアイテム詳細情報を表示する処理である。
アイテム詳細情報とは、1つ以上のアイテムに関する情報である。アイテム詳細情報の一例は、前述した関連アイテム詳細情報であり、情報処理サーバ装置1に、関連アイテム取得要求を送信した場合には、送信した関連アイテム取得要求に対応する関連アイテム詳細情報を受信することになる。また、アイテム詳細情報は、最新のアイテム情報の一覧でもよいし、人気のあるアイテム情報の一覧といったように、全てのユーザに同様に表示するような情報であってもよい。
なお、受信したアイテム詳細情報は、1つのページにまとめて表示する必要はなく、複数のページにまたがって表示してもよい。関連アイテム詳細情報を複数のページにまたがって表示する場合を例にあげると、まず、表示順位1位から5位までの関連アイテムに関する情報のみを含む関連アイテム詳細情報の一部を受信して、端末表示部34に表示する。次に、端末入力部33より、ユーザが次の関連アイテムに関する情報を取得する操作を行った場合は、表示順位6位から20位までの関連アイテムに関する情報のみを含む関連アイテム詳細情報の一部を受信して、端末表示部34に表示するといったようにしてもよい。
表示履歴送信処理とは、情報処理サーバ装置1に、表示履歴を送信する処理である。表示履歴とは、端末表示部34に表示したアイテムを特定する情報であり、受信したアイテム詳細情報のうち、端末装置3の端末表示部34にて表示されたアイテムのアイテム識別子と、実際に表示された順位である最終表示順位との組合せと、利用ユーザのユーザ識別子と、アイテム詳細情報を取得するために、情報処理サーバ装置1に送信したキー条件と、表示した時期を示す表示時期情報とを含む。表示時期情報は、日付のみを示す情報でもよいし、ミリ秒単位まで細かく示す情報でもよく、サービスの形態に応じて、必要な単位まで分かる情報であればよい。アイテム詳細情報を複数のページにまたがって表示する場合、ページごとに、そのページに含まれるアイテムが表示された順に、1位から最終表示順位が付与されることになる。また、情報処理サーバ装置1に送信したキー条件が存在しない場合は、キー条件を送信していないことを示すキー条件を予め設定しておき、予め設定したキー条件を用いて作成するようにしてもよい。
なお、関連アイテム詳細情報に関しては、基本的に、情報処理サーバ装置1で決定された表示順位の順にソートされており、端末表示部34に表示する際には、ページ上部に表示順位が上位の関連アイテムに関する情報が表示される。この場合、表示順位がそのまま最終表示順位になる。
また、関連アイテム詳細情報に含まれた関連アイテムを表示順位の順に表示しない場合もある。例えば、関連アイテム詳細情報に含まれた関連アイテムからランダムに選んで表示する場合や、表示順位ごとに予め出現確率を定め、その出現確率に応じて、受信した関連アイテム詳細情報から関連アイテムを抽出する場合がある。このとき、表示順位と最終表示順位が異なるため、端末表示部34に表示する際に、表示順位も関連アイテムに関連付けて表示することで、利用ユーザに対して、どのアイテムが関連性が高いかを判断する要素を与えつつ、表示するたびに入れ替わることで、次は何が出てくるのだろうという期待感を持たせることができる。
情報処理サーバ装置1は、ネットワーク2を介して、端末装置3と様々な情報をやり取りする装置である。情報処理サーバ装置1は、CPU、RAM、ROM、ハードディスクドライブ(HDD)、ネットワークインタフェース等を備えるコンピュータを用いて、ソフトウェア(プログラム)処理として実施することも可能である。なお、情報処理サーバ装置1を複数のコンピュータを用いて構成してもよい。例えば、負荷分散をするために、情報処理サーバ装置1の各部に相当する処理を行うコンピュータを複数用いて分散処理を行ってもよい。また、情報処理サーバ装置1の一部の部の処理をあるコンピュータで実施し、他の部の処理を別のコンピュータで実施する形態で分散処理を行ってもよい。
図2は、本実施形態における情報処理サーバ装置1の構成図である。本実施形態における情報処理サーバ装置1は、情報処理サーバ制御部11と、情報処理サーバ通信部12と、情報処理サーバ格納部13とで構成される。
情報処理サーバ通信部12は、ネットワーク2を介して端末装置3と通信を行うための部である。
情報処理サーバ格納部13は、メモリやHDDなどの記憶装置を用いて、様々なデータを記憶する。情報処理サーバ格納部13は、ユーザ情報格納部131と、アイテム情報格納部132と、利用履歴格納部133と、関連アイテム情報格納部134と、表示情報格納部135と、表示集計情報格納部136とで構成される。
ユーザ情報格納部131は、ユーザ情報を複数記憶する。図3は、ユーザ情報格納部131の格納状態を示す図である。ユーザ情報とは、端末装置3の利用ユーザを一意に識別するユーザ識別子(user_id)とユーザ属性情報(user_info)とを関連付けたものであり、図3のようなテーブル形式で記憶する。ユーザ属性情報とは、ユーザの名前、年齢、性別、住所(地域)、趣味、会員になった時期(年月、日付、日時など)、メールアドレス、電話番号などの情報である。また、情報処理サーバ装置1にて商品の購入が可能であれば、商品の支払いを行うためのクレジットカード情報などを含んでもよい。
アイテム情報格納部132は、アイテム情報を複数記憶する。図4は、アイテム情報格納部132の格納状態を示す図である。アイテム情報とは、アイテム識別子(item_id)とアイテム属性情報(item_info)とを関連付けたものであり、図4のようなテーブル形式で記憶する。アイテム属性情報とは、例えば、アイテムの名称、制作者、制作年、ジャンル、価格、アイテムを利用するのに適したユーザの条件などの情報である。
利用履歴格納部133は、利用履歴を複数記憶する。図5は、利用履歴格納部133の格納状態を示す図である。図5に示すように、利用履歴を構成するユーザ識別子(user_id)とアイテム識別子(item_id)と利用時期情報(dl_date)とを関連付けて、テーブル形式で格納する。利用履歴に他の情報も含まれる場合は、利用履歴に含まれている全ての情報を格納できるように、利用履歴の形態に合わせて格納形式を変更すればよい。
関連アイテム情報格納部134は、関連アイテム情報を複数記憶する。図6(図6(a)〜図6(b))は、関連アイテム情報の格納状態を示す図である。以下に、図6を用いて、関連アイテム情報の格納形式を2種類説明する。なお、関連アイテム情報は、前述した関連アイテム詳細情報を作成するために用いる情報である。
関連アイテム情報の第1の格納形式は、キー条件(key)と、キー条件に関連するアイテムのアイテム識別子(item_id)と、キー条件とアイテムとの関連性の度合いを数値化した関連度(score)とを関連付けて、図6(a)のようなテーブル形式で格納する。関連アイテム情報の第1の格納形式は、一つのキー条件につき一つの関連アイテム情報の集合しか利用しない場合に適している。
関連アイテム情報の第2の格納形式は、キー条件(key)と、アイテム識別子(item_id)と、関連アイテム集合を識別する集合識別子(group_id)と、関連度(score)とを関連付けて、図6(b)のようなテーブル形式で格納する。関連アイテム情報の第2の格納形式は、例えば、同一のキー条件が作成される関連アイテム表示ページが複数存在し、関連アイテム表示ページごとに、異なる関連アイテム情報の集合を用いて関連アイテム詳細情報を作成するといったように、一つのキー条件に対して、複数の関連アイテムの集合が必要な場合に適している。例えば、関連アイテム表示ページとしてp1,p2,p3の3つが存在し、関連アイテム表示ページp1とp3は、集合識別子g1の関連アイテム情報のみを用いて関連アイテム詳細情報を作成し、関連アイテム表示ページp2は、集合識別子g2の関連アイテム情報のみを用いて関連アイテム詳細情報を作成する場合、ユーザu1が関連アイテム表示ページp1やp3にアクセスすると、ユーザu1の集合識別子g1に対応する関連アイテム情報の集合を用いて作成された関連アイテム詳細情報が端末装置3の端末表示部34に表示され、ユーザu1が関連アイテム表示ページp2にアクセスすると、ユーザu1の集合識別子g2に対応する関連アイテム情報の集合を用いて作成された関連アイテム詳細情報が端末装置3の端末表示部34に表示されることになる。
表示情報格納部135は、表示履歴を基に作成した表示情報を複数記憶する。表示情報の作成方法に関しては後述する。図7(図7(a)〜図7(b))は、表示情報の格納状態を示す図である。以下に、図7を用いて、表示情報の格納形式を2種類説明する。
表示情報の第1の格納形式は、ユーザ識別子(user_id)と、キー条件(key)と、表示詳細情報(disp_info)と、表示時期情報(disp_date)とを関連付けて、図7(a)のようなテーブル形式で記憶する。表示詳細情報とは、表示された全てのアイテムとその最終表示順位が識別可能であれば、どのような形式でもよい。なお、表示情報の第1の格納形式においては、表示履歴1つにつき、1つの表示情報が作成されることになる。
表示情報の第2の格納形式は、ユーザ識別子(user_id)と、キー条件(key)と、アイテム識別子(item_id)と、最終表示順位(disp_rank)と、表示時期情報(disp_date)とを関連付けて、図7(b)のようなテーブル形式で記憶する。なお、表示情報の第2の格納形式においては、表示履歴1つに対して、表示されたアイテムの個数分だけ表示情報が登録されることになる。具体的に、例えば、表示履歴が、ユーザu3が利用する端末装置3の端末表示部34に、キー条件k3に対応して、アイテムi7が最終表示順位1位で表示され、アイテムi3が最終表示順位2位で表示され、アイテムi5が最終表示順位3位で表示され、そのときの表示時期情報が2009年3月9日であった場合、図8に示すように、表示情報格納部135には、3つの表示情報が記憶されることになる。
以上が、表示情報の格納形式の説明である。表示情報の第1の格納形式における表示情報に含まれる表示詳細情報や、表示情報の第2の格納形式における表示情報に含まれるアイテム識別子と最終表示順位の組合せが、本実施形態における閲覧特定情報となり、表示情報格納部135が、本実施形態における閲覧情報格納部となる。
なお、表示履歴に、アイテムを表示したページに関する情報であるページ情報といった他の情報が含まれている場合は、その情報も関連付けて表示情報を作成すればよい。ページ情報のうち、関連アイテムの表示を行ったページに関する情報を関連アイテム表示ページ情報とする。また、関連アイテム詳細情報に関する表示情報において、関連アイテム詳細情報の作成の基となった関連アイテム情報の集合を特定する集合識別子を取得できる場合は、集合識別子も関連付けて表示情報を作成すればよい。
表示集計情報格納部136は、表示集計情報を複数記憶する。図9は、表示集計情報格納部136の格納状態を示す図である。表示集計情報とは、ユーザ識別子(user_id)と、キー条件(key)と、アイテム識別子(item_id)と、閲覧率集計値(view_total)と、最終表示時期情報(last_disp_date)とを関連付けたものであり、図9のようなテーブル形式で記憶する。閲覧率集計値は、後述する閲覧率を集計した値であり、端末装置3の端末表示部34にて、アイテム詳細情報として表示された回数の多いアイテムほど大きな値となりやすい。そのため、閲覧率集計値が大きいアイテムほど、そのアイテムを、ユーザ識別子に対応するユーザが何度も閲覧している可能性が高くなる。最終表示時期情報は、表示集計情報に含まれるアイテム識別子に対応するアイテムが最後に端末装置3の端末表示部34にて表示された時期情報である。なお、(user_id,key,item_id)の組合せは一意であり、重複を許容しない。最終表示時期情報が、本実施形態における送信時期情報となる。
情報処理サーバ制御部11は、情報処理サーバ装置1を構成する各部に対して、全体的な制御を行う。情報処理サーバ制御部11は、利用履歴登録部111と、表示情報登録部112と、関連アイテム選出部113と、表示情報集計部114と、表示順位決定部115とで構成される。
利用履歴登録部111は、ネットワーク2を介して、端末装置3より利用履歴を受信し、利用履歴格納部133に、受信した利用履歴を格納する。
表示情報登録部112は、表示情報登録処理を行う。表示情報登録処理とは、ネットワーク2を介して、端末装置3より受信した表示履歴を基に、表示情報の格納形式に合わせて表示情報を作成し、表示情報格納部135に、作成した表示情報を格納する処理である。
関連アイテム選出部113は、関連アイテムの選出対象のキー条件に対して、関連アイテム選出処理を行う。
関連アイテム選出処理は、まず、選出対象のキー条件と各アイテムとの関連度を算出する。次に、算出した関連度を基に複数の関連アイテムを選出する。次に、選出した関連アイテムごとに、選出対象のキー条件と、選出した関連アイテムのアイテム識別子と、関連度とを少なくとも関連付けた関連アイテム情報を作成する。そして、関連アイテム情報格納部134に、作成した関連アイテム情報を全て記憶する。なお、選出対象のキー条件と各アイテムとの関連度を算出し、算出した関連度を基に複数の関連アイテムを選出する方法を関連アイテム選出方法とする。なお、関連度を算出したアイテムの集合が関連アイテム候補集合となる。
関連アイテム選出処理では、複数の関連アイテム選出方法を用意し、選出対象のキー条件に対して、関連アイテム選出方法ごとに、関連アイテムを選出することで、一つの選出対象のキー条件に対して、関連アイテム情報の集合を複数作成することができる。このとき、関連アイテム選出方法ごとに、選出した関連アイテム情報の集合を区別するために、関連アイテム情報格納部134は第2の格納形式を用いる必要がある。そして、予め関連アイテム選出方法ごとに個別の集合識別子を対応付けた上で、選出対象のキー条件と、関連アイテム選出方法に対応付けられた集合識別子と、関連アイテムのアイテム識別子と、関連度とを関連付けた関連アイテム情報を関連アイテム情報格納部134に格納すればよい。
なお、関連アイテム選出処理は、端末装置3より、関連アイテム取得要求を受信するたびに行ってもよい。また、サービス提供側にて予め定められた所定のタイミングごとに、所定の条件を満たすキー条件を抽出し、抽出したキー条件ごとに関連アイテム選出処理を行ってもよい。所定のタイミングとしては、所定の時間間隔(例えば24時間ごと)を用いてもよいし、利用履歴を一定回数受信するごととしてもよい。また、月曜日〜金曜日までは3時間ごと、土曜日は6時間ごと、日曜日は12時間ごと、というように時間間隔が変動してもよい。また、夏は時間間隔を短くして、冬は時間間隔を長くするなど、季節に応じて時間間隔を変えてもよい。また、所定の条件を満たすキー条件とは、現在から遡って一ヶ月などの所定の期間内に閲覧/利用されたアイテムのアイテム識別子としてもよいし、所定の期間内にユーザに閲覧された関連アイテムに対応するキー条件であるアイテム識別子としてもよいし、所定数(例えば5人)以上のユーザに利用されたアイテムのアイテム識別子としてもよい。もちろん、キー条件となるアイテム識別子を全て用いてもよい。
ここで、関連アイテム選出方法の例を説明する。
利用履歴格納部133に格納されている利用履歴を用いて、選出対象のキー条件に対応するアイテムの関連アイテムを選出する。関連アイテムを選出するには、例えば、Jaccard係数を用いて関連度を算出し、算出した関連度を用いて関連アイテムを選出する方法がある。具体的には、選出対象のキー条件となるアイテムibを利用したユーザの集合をU(ib)とし、他のアイテムisを利用したユーザの集合をU(is)とし、U(ib)とU(is)の両方に存在するユーザ数を|U(ib)∩U(is)|とし、U(ib)とU(is)の少なくともどちらか一方に存在するユーザ数を|U(ib)∪U(is)|とし、式(1)を用いて関連度v(ib,is)を算出する。
Figure 0005803800
そして、算出した関連度の高い順に所定数のアイテム、または、算出した関連度が所定値より高いアイテムを関連アイテムとして選出する。もちろん、関連度を算出した全てのアイテムを関連アイテムとして選出してもよいが、例えば、関連度の取りうる値の最低値になるといったように、選出対象のキー条件との関連性がほとんどないアイテムは除外するのが望ましい。このように、関連度を基に関連アイテムを選出することで、キー条件との関連性の高いアイテムのみを関連アイテムとすることができる。なお、アイテムに対するユーザの嗜好の度合いを示す嗜好度を算出すれば、関連度算出に、コサイン距離やピアソン積率相関係数などを用いることができる。
以上が、関連アイテム選出方法の例である。もちろん、上記の方法以外の方法を用いて、選出対象のキー条件とアイテムとの関連度を算出し、関連アイテムを選出してもよく、サービスに応じて適した方法で関連アイテムを選出すればよい。具体的に、例えば、検索サイトのようなサービスであれば、キー条件であるキーワードと、アイテムであるウェブページとの関連度を、公知の技術であるtf−idfを用いて算出すればよい。
なお、関連アイテム情報格納部134に新たに作成した関連アイテム情報を格納する際に、すでに、選出対象のキー条件の以前に作成した関連アイテム情報が存在している場合は、以前に作成した関連アイテム情報を全て削除した上で、新たに作成した関連アイテム情報を格納してもよい。また、情報処理サーバ格納部13に、以前に作成した関連アイテム情報を格納する部を用意し、以前に作成した関連アイテム情報を保持しておいてもよい。
なお、本実施形態における関連アイテム選出部113は、関連度算出部の役割を持っている。
表示情報集計部114は、表示情報集計処理を行う。
表示情報集計処理は、表示情報格納部135に、表示情報が格納されるたびに行ってもよい。また、関連アイテム選出処理と同様に、サービス提供側にて予め定められた所定のタイミングごとに行ってもよい。
表示情報集計処理の手順を、以下に2種類説明する。
まず、図10を用いて、第1の表示情報集計処理を説明する。第1の表示情報集計処理は、新規に登録された表示情報、言い換えると、前回までの処理で利用されなかった表示情報のみを用いて、表示集計情報を更新することになる。
まず、表示情報集計部114が、表示情報格納部135より、未処理の表示情報を全て取得する(ステップS101)。未処理の表示情報を判断するには、表示情報に既処理か未処理かを示す処理判定フラグを追加し、それを基に判定すればよい。この場合、表示情報格納部135に登録する際に、表示情報の処理判定フラグを未処理としておき、本ステップにて取得した際に、表示情報格納部135に格納されている表示情報の処理判定フラグを未処理から既処理に更新すればよい。また、前回処理を行った時刻を示す最新取得時期情報を情報処理サーバ格納部13に記憶しておき、最新取得時期情報以降に登録された表示情報のみを未処理の表示情報として取得してもよい。この場合、未処理の表示情報を全て取得した後に、最新取得時期情報を更新すればよい。なお、表示情報にページ情報が含まれている場合は、所定の条件を満たすページ情報を有する未処理の表示情報に限定して取得することもできる。具体的には、例えば、ページ情報が、関連アイテム表示ページ情報である表示情報に限定して処理を行ってもよい。関連アイテム表示ページ情報に対応する表示情報に限定して、後述の処理を行うことで、関連アイテムの閲覧状況のみを集計することができる。
次に、表示情報集計部114が、ステップS101にて取得した表示情報より、例えば、取得した順に1つ選択する(ステップS102)。
次に、表示情報集計部114が、ステップS102にて選択した表示情報に含まれるアイテム識別子ごとに、閲覧率を算出する(ステップS103)。なお、表示情報格納部135の格納形式が、第1の格納形式の場合、表示情報の表示詳細情報に1つ以上のアイテム識別子が含まれているので、アイテム識別子それぞれに対して閲覧率を算出する必要がある。閲覧率とは、ユーザがそのアイテムを閲覧した可能性が高いほど高くなる値であり、閲覧率の算出方法によって、閲覧率の性質も変わっていく。
以下に、閲覧率の算出方法を説明する。
閲覧率算出の第1の方法は、どのようなキー条件であっても、どのようなアイテム識別子であっても一律に同じ値(例えば、「1」)を付与する方法である。この方法は、キー条件に関らず、表示された全てのアイテムがユーザによって閲覧されているとしている。このとき、閲覧率を集計した値である閲覧率集計値は、端末装置3の端末表示部34に、そのアイテムが表示された回数のみ比例する。
閲覧率算出の第2の方法は、最終表示順位が上位になるほどその値が高くなるように算出する方法である。具体的には、例えば、ユーザuのキー条件kにおけるアイテムiに対する最終表示順位がrank(u,k,i)である場合、閲覧率vr(u,k,i)は、定数α1(>0)と定数α2(>0)と定数β1(>=0)とを用いて、式(2)にて算出することができる。また、一定の最終表示順位ごとに、閲覧率が変化するように、天井関数ceilと、2以上の整数Nと、定数α3(>0)と定数α4(>0)と定数β2(>=0)とを用いて、式(3)にて算出することもできる。
Figure 0005803800
Figure 0005803800
また、式(4)のように、単調減少するのであれば、最終表示順位に応じて閲覧率の算出式を変えてもよい。
Figure 0005803800
このように、最終表示順位に対して単調減少する関数であれば、どのようなものを用いてもよい。また、図11に示すように、キー条件ごとに、最終表示順位に対して、最終表示順位に応じて単調減少する数値を閲覧率として関連付けた対応表を、情報処理サーバ格納部13に予め記憶しておき、対応表から閲覧率を取得するようにしてもよい。閲覧率算出の第2の方法は、最終表示順位が上位であるアイテムほど、アイテム詳細情報を表示しているページの上部に表示されている場合に適している方法である。これは、利用ユーザは、ページの上部に表示されているアイテムはしっかりと閲覧しているが、ページ下部のアイテムはほとんど閲覧していない可能性が高いという推測を基に閲覧率を算出する方法である。このとき、閲覧率集計値は、そのアイテムが、端末装置3の端末表示部34に表示中のアイテム詳細情報に関するページの上部に表示される回数が多いほど、大きな値になりやすい。
なお、表示情報にページ情報が含まれている場合に、ページ情報ごとに、利用する閲覧率の算出方法を変えてもよい。例えば、図12(図12(a)〜図12(c))に示すように、1つのサービスに関連アイテム表示ページが3つ用意されており、関連アイテム表示ページ情報をp1とした図12(a)に対応する関連アイテム表示ページには、関連アイテムを3個のみを表示し、関連アイテム表示ページ情報をp2とした図12(b)に対応する関連アイテム表示ページには、関連アイテム20個を縦に並べて表示し、関連アイテム表示ページ情報をp3とした図12(c)に対応する関連アイテム表示ページには、関連アイテムを横に3個並べたものが、10行分表示されていたとする。このとき、関連アイテム表示ページ情報p1に対しては、関連アイテムが3個しか表示されないので、閲覧率算出の第1の方法を用いて閲覧率を全て「1」として算出し、関連アイテム表示ページ情報p2に対しては、関連アイテム20個が縦に並べて表示されているので、閲覧率算出の第2の方法の式(2)を用いて算出し、関連アイテム表示ページ情報p3に対しては、関連アイテム30個が、横に3個並べたものが、10行分あるので、N=3として、式(3)を用いて算出してもよい。このように、ページ情報に応じて閲覧率の算出式を変えることで、アイテムの表示の仕方に応じて、閲覧率を算出することができる。
また、図13に示すように、ページ情報と定数とを関連付けた対応表を、情報処理サーバ格納部13の図示しないページ情報対応表格納部に予め記憶しておき、ページ情報対応表格納部からページ情報に応じて定数を閲覧定数として取得し、取得した閲覧定数を閲覧率として用いてもよい。このとき、同一のページ情報を有する表示情報に含まれるそれぞれのアイテム識別子の閲覧率は同じ値となる。また、閲覧定数を閲覧率の最大値とした上で、表示順位に応じて単調減少するように閲覧率を算出してもよい。
また、関連アイテム表示ページ情報に対応する表示情報に関しては、その表示情報に集合識別子が含まれている場合、集合識別子ごとに、利用する閲覧率の算出方法を変えてもよい。
以上が、閲覧率の算出方法の説明である。
次に、表示情報集計部114が、表示集計情報の更新や登録を行う表示集計登録更新処理を行う(ステップS104)。表示集計登録更新処理に関しては後述する。
次に、表示情報集計部114が、ステップS101にて取得した未処理の表示情報が、ステップS102にて全て選択したか否かを判定する(ステップS105)。全て選択した場合はステップS106へ進み。まだ未選択のものが残っている場合には、ステップS102へ進む。
ステップS106では、表示情報集計部114が、表示集計情報格納部136より、削除対象となる表示集計情報を削除し、ステップS101からステップS106までの一連の処理を終了する。ステップ106にて削除対象となるのは、サービス提供側が予め定めた所定の期間以上表示されなかったユーザのアイテムに関する表示集計情報となる。これは、処理の時点の時刻と表示集計情報に含まれる最終表示時期情報との期間が所定の期間以上のものを削除すればよい。表示集計情報を削除しない場合は、ステップS106を省略してもよい。また、ステップS106に関する処理を、第1の表示情報集計処理で行う代わりに、サービス提供側が予め定めた所定のタイミングごとに実行してもよい。
ここで、ステップS104の表示集計登録更新処理の手順を図14を用いて説明する。
まず、表示情報集計部114が、ステップS103にて閲覧率を算出した閲覧率算出対象アイテムのアイテム識別子ごとに、例えば、アイテム識別子の辞書順に、1つ選択する(ステップS201)。
次に、表示情報集計部114が、表示集計情報格納部136に、ステップS102にて選択した表示情報に含まれるユーザ識別子と、ステップS102にて選択した表示情報に含まれるキー条件と、ステップS201にて選択したアイテム識別子が一致する表示集計情報が存在するか否かを判定する(ステップS202)。存在する場合はステップS203へ進み、存在しない場合はステップS204へ進む。
ステップS203では、表示情報集計部114が、表示集計情報格納部136にて、ステップS102にて選択した表示情報に含まれるユーザ識別子と、ステップS102にて選択した表示情報に含まれるキー条件と、ステップS201にて選択したアイテム識別子と一致する表示集計情報を特定し、特定した表示集計情報の閲覧率集計値と最終表示時期情報を必要に応じて更新する。次に、ステップS205へ進む。
閲覧率集計値を更新するには、以下の2種類の方法がある。
閲覧率集計値の第1の更新方法は、閲覧率集計値に対して、ステップS103にて算出した閲覧率を加算する方法である。このとき、閲覧率集計値は、閲覧率の総和となる。
閲覧率集計値の第2の更新方法は、閲覧率の総和を表示回数で割った閲覧率の平均値と表示回数とを用いて、閲覧率集計値の更新値を算出し、算出した更新値で閲覧率集計値を置き換える。具体的には、例えば、ユーザuのキー条件kに対応するアイテムiに対する閲覧率の平均値をavr(u,k,i)とし、表示回数をc(u,k,i)とし、表示回数の影響力を調整するための定数δ(>0)を設定した上で、閲覧率集計値rt(u,k,i)を、式(5)を用いて算出すればよい。
Figure 0005803800
「0<δ<1」の場合に、閲覧率更新の第1の更新方法より表示回数の影響力が小さくなり、「δ>1」の場合に、閲覧率更新の第1の更新方法より表示回数の影響力が大きくなる。「δ=1」の場合は、閲覧率の総和と等しくなるため、表示回数の影響力が、閲覧率更新の第1の更新方法と同等になる。閲覧率集計値の第2の更新方法は、閲覧率の総和と表示回数が必要となるため、閲覧率の総和と表示回数を表示集計情報に関連付けて、表示集計情報格納部136に格納できるようにする必要がある。そして、表示集計情報が更新されるたびに、閲覧率の総和には閲覧率が加算され、表示回数には「1」が加算される。
最終表示時期情報は、ステップS102にて選択した表示情報に含まれる表示時期情報が、特定した表示集計情報の最終表示時期情報よりも新しい場合にのみ更新を行う。更新を行う場合は、最終表示時期情報を、ステップS102にて選択した表示情報に含まれる表示時期情報で更新する。
ステップS204では、表示情報集計部114が、ステップS102にて選択した表示情報に含まれるユーザ識別子と、ステップS102にて選択した表示情報に含まれるキー条件と、ステップS201にて選択したアイテム識別子と、ステップS103にて算出した閲覧率を閲覧率集計値としたものと、ステップS102にて選択した表示情報に含まれる表示時期情報を最終表示時期情報としたものを関連付けた表示集計情報を、表示集計情報格納部136に登録する。なお、表示集計情報に閲覧率の総和と表示回数も関連付ける場合は、閲覧率の総和をステップS103にて算出した閲覧率とし、表示回数を「1」とすればよい。
ステップS205では、表示情報集計部114が、ステップS102にて選択した表示情報に含まれるアイテム識別子をステップS201にて全て選択したか否かを判定する。全て選択した場合は、ステップS201からステップS205までの一連の処理を終了し、まだ未選択のものが残っている場合は、ステップS201へ進む。
以上が、ステップS104の表示集計登録更新処理の手順の説明である。
第1の表示情報集計処理は、未処理の表示情報のみを扱うため処理量が少ない。このため、表示情報格納部135に、表示情報が格納されるたびに行う場合に適している。
以上が、第1の表示情報集計処理の手順の説明である。
次に、図15を用いて、第2の表示情報集計処理の手順を説明する。
まず、表示情報集計部114が、表示集計情報格納部136に格納されている表示集計情報を全て削除する(ステップS301)。
次に、表示情報集計部114が、表示情報格納部135より、所定の処理期間に該当する表示時期情報を有する表示情報を全て取得する(ステップS302)。所定の処理期間は、第2の表示情報集計処理を行う時刻から、サービス提供側が予め定めた所定時間(例えば、一日や一週間や一ヶ月など)遡った期間とすればよい。第2の表示情報集計処理においても、表示情報にページ情報が含まれる場合は、第1の表示集計処理の場合と同様に、所定の条件を満たす表示情報のみを取得して、以降の処理を行ってもよい。
そして、ステップ102にて、ステップS302にて取得した表示情報の中から表示情報を選択するようにすれば、以降の手順は、第1の表示情報集計処理のステップS102からステップS105までの処理を行えばよい。
第2の表示情報集計処理は、一から表示集計情報を作成するため処理量は多いが、所定の処理期間に該当する表示情報のみを用いて表示集計情報を作成できる。なお、第2の表示情報集計処理は処理量が多いため、所定のタイミングごとに行うのがよい。
以上が、第2の表示情報集計処理の手順の説明である。表示情報集計部114が、本実施形態における閲覧率集計値算出部となる。
表示順位決定部115は、端末装置3より関連アイテム取得要求を受信すると表示順位決定処理を行う。また、端末装置3に、アイテム詳細情報を送信するアイテム詳細情報送信処理を行う。なお、関連アイテム選出部113が、端末装置3より関連アイテム取得要求を受信するたびに、関連アイテム選出処理を行う場合は、関連アイテム選出部113による関連アイテム選出処理の直後に、表示順位決定部115が、表示順位決定処理を行うようにしてもよい。
まず、表示順位決定処理の手順を図16のフローチャートを用いて説明する。
まず、表示順位決定部115が、ネットワーク2経由で端末装置3より関連アイテム取得要求を受信する(ステップS401)。
次に、表示順位決定部115が、関連アイテム情報格納部134より、関連アイテム情報を取得する(ステップS402)。関連アイテム情報格納部134が第1の格納形式の場合、ステップS401にて受信した関連アイテム取得要求に含まれるキー条件を含む関連アイテム情報を全て取得すればよい。関連アイテム情報格納部134が第2の格納形式の場合、ステップS401にて受信した関連アイテム取得要求に含まれるキー条件と、関連アイテム取得要求を用いて取得した集合識別子とを含む関連アイテム情報を全て取得すればよい。なお、集合識別子を取得するには、ステップS401にて受信した関連アイテム取得要求に集合識別子が含まれていればそのまま取得してもよいし、ステップS401にて受信した関連アイテム取得要求に関連アイテム表示ページ情報が含まれており、かつ、情報処理サーバ格納部13に関連アイテム表示ページ情報と集合識別子とを関連付けた集合決定情報が記憶されている場合、情報処理サーバ格納部13より取得すればよい。また、情報処理サーバ格納部13に、ステップS401にて受信した関連アイテム取得要求に含まれるユーザ識別子に対応するユーザが現在閲覧中のページに関する情報を保持しており、かつ、情報処理サーバ格納部13に集合決定情報が記憶されている場合も、情報処理サーバ格納部13より取得すればよい。なお、ステップS401にて受信した関連アイテム取得要求に含まれるユーザ識別子に対応するユーザが過去に利用したアイテムを除外して取得してもよい。
次に、表示順位決定部115が、表示集計情報格納部136より、ステップS401にて受信したユーザ識別子と、ステップS402にて取得した関連アイテム情報に含まれるキー条件とアイテム識別子の組合せのいずれかに一致する表示集計情報を全て取得する(ステップS403)。
次に、表示順位決定部115が、ステップS402にて取得した関連アイテム情報に含まれるアイテム識別子ごとに、優先度を算出する(ステップS404)。
ここで、優先度の算出方法を説明する。なお、関連アイテム情報のうち、ステップS403にて、対応する表示集計情報を取得することができなかった関連アイテム情報の閲覧率集計値を「0」とみなす。
優先度は、関連度が大きいほど、その値が大きくなり、閲覧率集計値が小さいほど、その値が大きくなる性質を持っている。具体的には、例えば、ユーザuのキー条件kに対応する関連アイテムirの関連度をv(u,k,ir)とし、閲覧率集計値rt(u,k,ir)とした場合、定数γ1(>0)と定数γ2(>0)と定数γ3(>0)と定数γ4(>0)と定数α5(>0)とを用いて、優先度pr(u,k,ir)は、式(6)や式(7)にて算出することができる。
Figure 0005803800
Figure 0005803800
また、ステップS402にて取得した関連アイテム情報を、関連度の高い順に並べ替えて、1位から順番に順位を付与したものを関連順位とし、関連度の代わりに関連順位を用いて、関連順位が上位であるほどその値が大きくなるように、優先度を算出することもできる。具体的には、例えば、ユーザuのキー条件kに対応する関連アイテムirの関連順位rankr(u,k,ir)とした場合、定数γ5(>0)と定数γ6(>0)と定数γ7(>0)と定数γ8(>0)と定数α6(>0)とを用いて、優先度pr(u,k,ir)は、式(8)や式(9)にて算出することができる。
Figure 0005803800
Figure 0005803800
もちろん、関連度が大きいほど、その値が大きくなり、閲覧率集計値が小さいほど、その値が大きくなる性質、または、関連順位が上位であるほど、その値が大きくなり、閲覧率集計値が小さいほど、その値が大きくなる性質のいずれかの性質を有する算出式であれば、どのような算出式を用いて優先度を算出してもよい。
次に、表示順位決定部115が、ステップS402にて取得した関連アイテム情報に含まれるアイテム識別子に対して、ステップS404にて算出した優先度の高い順に、1位から順に表示順位を付与する(ステップS405)。関連アイテムから過去に利用したアイテムを除外している場合は、優先度を基準に表示順位を付与することで、同一のキー条件において、何度も提示されたが結局利用されなかったようなアイテムの表示順位を下げることができる。
次に、表示順位決定部115が、コンテンツ情報格納部132より、ステップS402にて取得した関連アイテム情報に含まれるアイテム識別子に対応するアイテム情報を取得し、ステップS405にて付与した表示順位の順にソートした上で、ネットワーク2を通じて、端末装置3に、表示順位の順にソートし、表示順位を関連付けたアイテム情報の集合を関連アイテム詳細情報として送信し(ステップS406)、ステップS401からステップS406までの一連の処理を終了する。このとき、ステップS401にて受信した関連アイテム取得要求に取得制限数が設定されていた場合は、表示順位の上位から順に取得制限数までのアイテム情報の集合を関連アイテム詳細情報とする。
なお、端末装置3が、関連アイテム詳細情報を分割して取得する場合は、表示順位決定処理を行うことで作成した関連アイテム詳細情報を、情報処理サーバ格納部13に記憶した上で、端末装置3の要求に応じて、記憶した関連アイテム詳細情報のうち、端末装置3によって指定された所定の範囲の表示順位のアイテム情報を送信すればよい。例えば、まず、端末装置3より、表示順位1位から5位までの関連アイテムに関するアイテム情報の要求を受信した場合、表示順位決定処理を行うことで作成した関連アイテム詳細情報を、情報処理サーバ格納部13に記憶した上で、作成した関連アイテム詳細情報の一部である表示順位1位から5位までの関連アイテムに関するアイテム情報を、端末装置3に送信する。次に、先ほど作成した関連アイテム詳細情報に対応する端末装置3より、表示順位6位から20位までの関連アイテムに関するアイテム情報の要求を受信した場合、表示順位決定処理は行わず、先ほど作成した関連アイテム詳細情報の一部である表示順位6位から20位までの関連アイテムに関するアイテム情報を、端末装置3に送信するとしてもよい。
以上のように、キー条件とアイテムとの関連性の度合いを示す関連度が高いほど高くなり、ユーザが同一のキー条件において、そのアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値が高いほど低くなる性質をもった優先度を用いて表示順位を決定することで、同一のキー条件において、あまり閲覧されていないアイテムの中でも関連性の度合いの高いものが上位になりやすくなるので、キー条件に関連するアイテム集合の精度を維持しつつも、変化に富んだキー条件に関連するアイテム集合を提示することができるので、関連アイテムに対する信頼性の確保と興味の維持を両立した関連アイテムを提示することができる。関連順位と閲覧率集計値を用いて優先度を算出した場合も同様の効果がある。
また、閲覧率集計値は、関連アイテムの表示回数に比例して大きくなるので、関連アイテムの表示回数の多いユーザに対しては、関連アイテムを頻繁に入れ替えるが、関連アイテムの表示回数の少ないユーザに対しては、あまり関連アイテムを入れ替えないといったように、ユーザの関連アイテムの閲覧状況に応じて、関連アイテムを入れ替える割合が自動的に調整される。
また、閲覧率算出式の定数を調整することで、関連アイテムの表示回数1回に対して、どの程度関連アイテムを入れ替えるかを調整することができる。
以上が、表示順位決定処理の手順の説明である。
次に、アイテム詳細情報送信処理について説明する。
アイテム詳細情報送信処理とは、関連アイテム詳細情報以外のアイテム詳細情報を端末装置3に送信する処理であり、まず、端末装置3の端末表示部34に表示するページに必要なアイテム情報を、アイテム情報格納部132から全て取得する。次に、取得したアイテム情報を用いてアイテム詳細情報を作成する。そして、作成したアイテム詳細情報を、端末装置3に送信する。
以上が、アイテム詳細情報送信処理の説明である。
端末装置3が、関連アイテム詳細情報を取得し、表示履歴を送信する一連の手順の一例を、図17のフローチャートを用いて説明する。
まず、端末装置3の端末制御部31が、関連アイテム取得要求送信処理を行い、ネットワーク2を通じて、情報処理サーバ装置1に、関連アイテム取得要求を送信する(ステップS501)。
次に、情報処理サーバ装置1の関連アイテム選出部113が、ネットワーク2を通じて、端末装置3より、関連アイテム取得要求を受信すると、受信した関連アイテム取得要求に含まれるキー条件に対して、関連アイテム選出処理を行う(ステップS502)。
次に、情報処理サーバ装置1の表示順位決定部115が、ステップS502にて受信した関連アイテム取得要求に含まれるユーザ識別子とキー条件に対して、表示順位決定処理を行い、ネットワーク2を通じて、端末装置3に、ステップS502にて受信した関連アイテム取得要求に対応する関連アイテム詳細情報を送信する(ステップS503)。
次に、端末装置3の端末制御部31が、ネットワーク2を通じて、情報処理サーバ装置1より、ステップS501にて送信した関連アイテム取得要求に対応する関連アイテム詳細情報を受信すると、関連アイテム詳細情報表示処理を行う(ステップS504)。
次に、端末装置3の端末制御部31が、ステップS504にて受信した関連アイテム詳細情報に含まれる関連アイテムのアイテム情報のうち、端末装置3の端末表示部34に表示したアイテム情報に対して、表示履歴送信処理行い、ネットワーク2を通じて、情報処理サーバ装置1に、表示履歴を送信する(ステップS505)。
次に、情報処理サーバ装置1の表示情報登録部112が、ネットワーク2を通じて、端末装置3より、表示履歴を受信すると、受信した表示履歴に対して、表示情報登録処理を行う(ステップS506)。このとき、ステップS506にて受信した表示履歴を基に作成された表示情報が、未処理の表示情報として、表示情報格納部135に記憶されることになる。
次に、情報処理サーバ装置1の表示情報集計部114が、未処理の表示情報に対して、表示情報集計処理を行い(ステップS507)、ステップ501からステップS507までの一連の処理を終了する。
なお、所定のタイミングごとに、関連アイテム選出処理を行う場合は、ステップS502の処理をスキップすればよい。また、所定のタイミングごとに、表示情報集計処理を行う場合は、ステップS507の処理をスキップすればよい。
以上が、関連アイテム詳細情報を取得し、表示履歴を送信する一連の手順の一例の説明である。
本実施形態において、端末装置3より表示履歴を受信するようにしているが、表示順位を受信しなくても、アイテム詳細情報のうち、端末装置3の端末表示部34にて表示するアイテムと、その表示するアイテムの最終表示順位が明確な場合は、端末装置3より表示履歴を受信する代わりに、表示順位決定部115での表示順位決定処理やアイテム詳細情報にて、表示履歴を作成してもよい。このとき、表示情報登録部112にて、表示順位決定部115にて作成した表示履歴に対して、表示情報登録処理を行えばよい。
また、本実施形態において、表示情報格納部135を情報処理サーバ装置1に用意しているが、情報処理サーバ装置1に用意する代わりに、端末装置3の図示しない端末格納部に用意し、上述の処理で表示情報を利用する場合は、端末装置3の端末格納部から適宜取得できるようにしてもよい。このとき、表示情報登録部112にて行う表示情報登録処理を、端末装置3の端末制御部で行う必要がある。
また、端末装置3の図示しない端末格納部に、表示情報格納部が存在する場合、さらに、端末格納部に表示集計情報格納部を用意した上で、端末制御部31にて、表示情報集計部114における表示情報集計処理を行うようにし、処理終了後に、情報処理サーバ装置1に、表示集計情報を送信するようにしてもよい。この場合、表示情報集計部114では、端末装置3より受信した表示集計情報を、表示集計情報格納部136に格納する必要がある。また、端末装置3の図示しない端末格納部に、表示情報格納部と表示集計情報格納部を用意した上で、情報処理サーバ装置1から、関連アイテムのアイテム情報と関連度とを取得するようにし、端末装置3の端末制御部31にて、優先度を算出するようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態による効果が特に高くなるサービスの形態を以下に説明する。
多くのユーザが頻繁にアクセスするようなサービスにおいて、協調フィルタリング方式などのような処理量の多い関連アイテム選出処理を適用する場合、ユーザがアイテムを表示するページにアクセスするたびに、そのアイテムに対する関連アイテム選出処理を行うと、処理量が多くなり、最終的に処理しきれなくなってしまうため、関連アイテム選出処理を所定のタイミングごとに所定の条件を満たすアイテムに対して行うことが多い。このようなサービスにおいて、本実施形態における表示順位決定処理を行うことで、関連アイテム選出処理を頻繁に行わなくても、ユーザの閲覧状況に応じて、キー条件に関連するアイテム集合の表示順位を入れ替えることができる。また、ユーザごと、キー条件ごとに、閲覧状況を管理しているので、同一のキー条件に対応する関連アイテム集合であっても、他のユーザの閲覧状況に影響されずに、自身の閲覧状況によって閲覧アイテム集合の表示順位を変化させることができる。
<第2の実施形態>
以下に、本発明の第2の実施形態について、図を用いて詳細に説明する。本発明の第2の実施形態は、端末装置から表示履歴が送信されない場合に、後述する表示情報を用いて、表示集計情報を作成する方法である。
本発明の第2の実施形態におけるシステム全体の構成は、情報処理サーバ装置1の代わりに情報処理サーバ装置5を用いる以外は本発明の第1の実施形態と同様である。
ネットワーク2は、本発明の第1の実施形態と同様である。
端末装置3は、本発明の第1の実施形態における端末装置3と同様の構成であるが、端末制御部31で行なう処理が異なる。
本実施形態における端末制御部31は、利用履歴送信処理や、関連アイテム取得要求送信処理や、アイテム詳細情報表示処理に関しては、本発明の第1の実施形態における端末制御部31と同様の処理を行うが、表示履歴送信処理に関しては行わない。
情報処理サーバ装置5は、ネットワーク2を介して、端末装置3と様々な情報をやり取りする装置である。情報処理サーバ装置5は、CPU、RAM、ROM、ハードディスクドライブ(HDD)、ネットワークインタフェース等を備えるコンピュータを用いて、ソフトウェア(プログラム)処理として実施することも可能である。なお、情報処理サーバ装置5を複数のコンピュータを用いて構成してもよい。例えば、負荷分散をするために、情報処理サーバ装置5の各部に相当する処理を行うコンピュータを複数用いて分散処理を行ってもよい。また、情報処理サーバ装置5の一部の部の処理をあるコンピュータで実施し、他の部の処理を別のコンピュータで実施する形態で分散処理を行ってもよい。
図18は、本実施形態における情報処理サーバ装置5の構成図である。本実施形態における情報処理サーバ装置5は、情報処理サーバ制御部51と、情報処理サーバ通信部12と、情報処理サーバ格納部53とで構成される。
情報処理サーバ通信部12は、本発明の第1の実施形態と同様である。
情報処理サーバ格納部53は、メモリやHDDなどの記憶装置を用いて、様々なデータを記憶する。情報処理サーバ格納部53は、ユーザ情報格納部131と、アイテム情報格納部132と、利用履歴格納部133と、関連アイテム情報格納部134と、表示情報格納部535と、表示集計情報格納部136とで構成される。ユーザ情報格納部131と、アイテム情報格納部132と、利用履歴格納部133と、関連アイテム情報格納部134と、表示集計情報格納部136に関しては、本発明の第1の実施形態と同様である。
表示情報格納部535は、端末装置3に送信したアイテム詳細情報を基に作成した表示情報を複数記憶する。本実施形態における表示情報の作成方法に関しては後述する。図19は、表示情報の格納状態を示す図である。表示情報は、ユーザ識別子(user_id)と、キー条件(key)と、アイテム詳細情報を送信した時期情報である送信時期情報(sent_date)と、表示方式情報(disp_type)とを関連付けたものであり、図19のようなテーブル形式で記憶する。表示方式情報とは、アイテム詳細情報を構成するアイテムに関する情報を特定したり、アイテム詳細情報がどのように表示されるかといった情報を特定するための情報である。どのように表示されるかといった情報は、例えば、アイテム詳細情報のうち、何個が表示されるかを示す情報や、アイテム詳細情報を表示するページに関するページ情報などである。本実施形態においては、表示方式情報が、本実施形態における閲覧特定情報となり、表示情報格納部535が、本実施形態における閲覧情報格納部となる。
情報処理サーバ制御部51は、情報処理サーバ装置5を構成する各部に対して、全体的な制御を行う。情報処理サーバ制御部51は、利用履歴登録部111と、関連アイテム選出部113と、表示情報集計部514と、表示順位決定部515とで構成される。
利用履歴登録部111と、関連アイテム選出部113は、本発明の第1の実施形態と同様である。
表示順位決定部515は、端末装置3より関連アイテム取得要求を受信すると表示順位決定処理を行う。また、アイテム詳細情報送信処理を行う。なお、関連アイテム選出部113が、端末装置3より関連アイテム取得要求を受信するたびに、関連アイテム選出処理を行う場合は、関連アイテム選出部113による関連アイテム選出処理の直後に、表示順位決定部515が、表示順位決定処理を行うようにしてもよい。
まず、本実施形態における表示順位決定処理の手順を図20のフローチャートを用いて説明する。
ステップS401からステップS406までの一連の処理は、本発明の第1の実施形態と同様である。ステップS406までの処理が終わると、ステップS707へ進む。
ステップS707では、表示順位決定部515が、表示形式情報を作成する。表示形式情報を作成するには、端末装置3の端末表示部34にてどのように表示をするかを特定するのに十分な情報が必要であり、例えば、複数アイテム詳細情報を表示するページが存在し、アイテム詳細情報を表示するページごとに定められた表示形式がある場合は、そのページのURLやそのページに関連付けられた識別子などといったアイテム詳細情報を表示するページを一意に特定するページ識別子を表示形式情報として作成してもよい。ページ識別子は、ステップS401にて受信した関連アイテム取得要求に関連付けておいてもよいし、情報処理サーバ格納部53に、ステップS401にて受信した関連アイテム取得要求に含まれるユーザ識別子と関連付けて保持しておき、情報処理サーバ格納部53より取得するようにしてもよい。
また、サービスで利用する複数の表示形式に対して、その表示形式を一意に特定する表示形式識別子を設定し、表示形式識別子を表示形式情報としてもよい。表示形式識別子も、ページ識別子と同様に、ステップS401にて受信した関連アイテム取得要求に関連付けてもよいし、情報処理サーバ格納部53に保持しておいてもよい。また、表示形式を特定する情報の代わりに、例えば、表示順位上位10個を取得しそのまま10個表示や、表示順位上位20個を取得し、取得した20個の中からランダムに10個表示といったように、表示形式を直接示す情報を表示形式情報としてもよい。また、実際に表示する全てのアイテムのアイテム識別子と最終表示順位とを関連付けた情報を表示形式情報としてもよい。また、関連アイテム情報格納部134が第2の格納形式の場合は、関連アイテム詳細情報の作成元となった関連アイテム情報の集合を特定する集合識別子も表示形式情報に関連付ける必要がある。ただし、集合識別子を関連アイテム表示ページ識別子などの他の情報で特定できる場合は、集合識別子の代わりに、集合識別子を特定するための情報を表示形式情報に関連付けてもよい。
次に、表示順位決定部515が、表示情報格納部535に、ステップS401にて受信した関連アイテム取得要求に含まれるユーザ識別子と、ステップS401にて受信した関連アイテム取得要求に含まれるキー条件と、端末装置3に関連アイテム詳細情報を送信した時期情報である送信時期情報とステップS707にて作成した表示形式情報とを関連付けた表示情報を記憶し(ステップS708)、一連の処理を終了する。
なお、ステップS707からステップS708までの処理を、ステップS406の処理の後に行う手順で説明したが、ステップS401以降であれば、どのようなタイミングで行ってもよいし、ステップS402からステップS406までの処理と並行して行ってもよい。
以上が、本実施形態における表示順位決定処理の手順の説明である。
次に、本実施形態におけるアイテム詳細情報送信処理について説明する。本実施形態におけるアイテム詳細情報送信処理は、本発明の第1の実施形態におけるアイテム詳細情報送信処理と同様に、端末装置3に、作成したアイテム詳細情報を送信するが、さらに、本実施形態における表示順位決定処理のステップS707からステップS708までの処理と同様に、表示情報を作成し、作成した表示情報を表示情報格納部535に記憶する。
表示情報集計部514は、表示情報集計処理を行う。
本実施形態における表示情報集計処理は、表示情報格納部535に、表示情報が格納されるたびに行ってもよい。また、関連アイテム選出処理と同様に、サービス提供側にて予め定められた所定のタイミングごとに行ってもよい。
本実施形態における表示情報集計処理の手順を、以下に2種類説明する。
まず、図21を用いて、本実施形態における第1の表示情報集計処理を説明する。
本実施形態における第1の表示情報集計処理は、本発明の第1の実施形態における第1の表示情報集計処理のステップS103の処理をステップS803の処理で置き換えればよいため、ステップS803の処理について説明する。
ステップS803では、表示情報集計部514が、ステップS802にて選択した表示情報を用いて、閲覧率算出の対象となるアイテム(閲覧率算出対象アイテム)を抽出し、抽出した閲覧率算出対象アイテムのアイテム識別子ごとに、閲覧率を算出する。
閲覧率算出対象アイテムのアイテム識別子を抽出する方法は、ステップS102にて選択した表示情報に含まれている表示形式情報の種類によって異なる。
表示形式情報に、表示したアイテムのアイテム識別子が含まれている場合は、そのアイテム識別子を閲覧率算出対象アイテムのアイテム識別子として抽出すればよい。
また、関連アイテム表示ページ情報に関する表示形式情報であった場合、表示した関連アイテムのアイテム識別子が含まれていなくても、関連アイテム情報格納部134に格納されている関連アイテム情報と、表示形式情報より、端末装置3の端末表示部34に表示された順序を含めて関連アイテムのアイテム識別子を特定できるのであれば、特定したアイテム識別子を閲覧率算出対象アイテムのアイテム識別子として抽出すればよい。このとき、ステップS102にて選択した表示情報に含まれている送信時期情報に該当する関連アイテム情報を取得できるように、必要に応じて、関連アイテム情報格納部134に、過去の関連アイテム情報を保持する領域を追加する。また、端末装置3の端末表示部34に表示された順序を含めて関連アイテムのアイテム識別子を特定できない場合は、ステップS102にて選択した表示情報に含まれているキー条件と送信時期情報に対応する関連アイテム情報の集合から、閲覧率算出対象アイテムのアイテム識別子として抽出すればよい。
なお、関連アイテム情報格納部134が第2の格納形式の場合、関連アイテム情報格納部134に格納されている関連アイテム情報を用いる際に、集合識別子を特定するための情報が必要になるため、表示順位決定処理のステップS707にて表示情報の一部である表示形式情報を作成する際に、集合識別子を特定するための情報を関連付ける必要がある。
次に、閲覧率の算出方法について説明する。閲覧率の算出方法は、本発明の第1の実施形態の閲覧率算出の第1の方法を用いて算出することができる。
また、アイテムごとの最終表示順位を特定できる場合は、閲覧率算出の第2の方法を用いて算出することができる。
また、端末装置3にて特定ルールを用いて、ランダム性のある再ソートが行われていた場合において、表示したアイテムのアイテム識別子や最終表示順位は特定できないが、特定ルールが判別できるのであれば、以下の2つの算出方式を用いることができる。
閲覧率算出の第3の方法は、キー条件に対応する関連アイテムが表示される確率である表示確率の推定値である表示確率推定値を閲覧率として算出する方法である。表示確率推定値は、例えば、端末装置3にて20個のアイテムから特定のルールで10個選択して表示する場合において、特定のルールが、20個までのアイテムから、等確率でランダムに選択するといったものであれば、表示確率推定値は、「10/20=0.5」となる。また、特定ルールが、端末装置3にて20個のアイテムから、偏りのあるランダムで10個選択して表示する場合、端末装置3と同様の特定ルールを用いて1000回試行を行い、図22のように、キー条件Xに対応する関連アイテムごとに1000回中の表示回数を計数し、計数した表示回数を試行回数1000で割ることで、表示確率推定値を算出してもよい。なお、どちらの場合においても、表示順位が21位以降のアイテムの表示確率推定値は、「0」となる。閲覧率算出の第3の方法は、実際に表示されたアイテムが判明しない場合に、表示確率を推定することで、実際に表示される可能性の高いアイテムの閲覧率を高くすることができる。もちろん、表示確率を直接取得できる場合は、表示確率をそのまま表示確率推定値と扱ってもよい。
閲覧率算出の第4の方法は、端末装置3にて、特定ルールが、偏りのあるランダムである場合に、アイテムに付与される最終表示順位の期待値を推定し、推定した最終表示順位の期待値が小さくなるほど、大きな値になるように閲覧率を算出する方法である。なお、最終表示順位の期待値は、例えば、キー条件ごと、アイテムごとに、最終表示順位1位になる確率が「0.2」、最終表示順位2位になる確率が「0.1」といったように、各最終表示順位ごとの確率である表示順位確率が判明している場合に算出できる。具体的には、M個のアイテムが存在し、ユーザuのキー条件kに対応するアイテムiにおける表示順位j位になる確率がp(u,k,i,M,j)とした場合、最終表示順位の期待値ev(u,k,i,M)は、式(10)にて算出できる。
Figure 0005803800
また、各最終表示順位ごとの表示順位確率が判明していない場合でも、例えば、図23のように、端末装置3と同様の特定ルールを用いて、キー条件Xに対応する20個のアイテムをソートすることを、1000回試行し、アイテムごとに平均順位を算出し、算出した平均順位を最終表示順位の期待値とすればよい。
なお、あるアイテムに対する平均順位は、最終表示順位ごとにその順位になった回数を計数し、計数した回数を試行回数で割ることで、最終表示順位ごとの表示順位確率の推定値である表示順位確率推定値を算出し、式(10)の表示順位確率を表示順位確率推定値で代用することで、最終表示順位の期待値を算出することもできる。このように、キー条件ごと、アイテムごとに、アイテムiの最終表示順位の期待値ev(u,k,i,M)を推定すれば、閲覧率は、式(2)のrank(u,k,i)をev(u,k,i,M)に置き換えた式で算出することができる。もちろん、最終表示順位の期待値が小さくなるほど、大きな値になるような閲覧率の算出式であれば、他の方法で算出してもよい。閲覧率算出の第4の方法は、実際に表示されたアイテムが判明しない場合に、最終表示順位の期待値を用いることで、実際に端末装置3の端末表示部34にて、ページの上部に表示される可能性の高いアイテムの閲覧率を高くすることができる。
以上が、表示したアイテムのアイテム識別子や最終表示順位は特定できないが、特定ルールが判別できる場合に利用できる閲覧率の算出方法である。
以上が、第1の表示情報集計処理の手順の説明である。
次に、図24を用いて、第2の表示情報集計処理の手順を説明する。
本実施形態における第2の表示情報集計処理は、本発明の第1の実施形態における第2の表示情報集計処理のステップS103の処理をステップS803の処理で置き換えればよい。ステップS803に関しては、本実施形態における第1の表示情報集計処理におけるステップS803と同様の処理を行えばよい。
以上が、第2の表示情報集計処理の手順の説明である。
なお、表示確率推定値を推定するための表示確率推定情報や、表示順位推定値を推定するための表示順位推定情報は、表示形式情報に含まれていることになる。また、表示順位確率を表示順位確率推定値として扱ってもよい。
本発明の第2の実施形態による効果が特に高くなるサービスの形態を以下に説明する。
かなり多くのユーザが頻繁にアクセスし、ネットワークの負荷が高いような、サービスでは、ネットワークの負荷を抑えるために、端末装置3から表示履歴を送信しないことが多い。このような場合においても、本実施形態では、表示情報を用いることで、ユーザの閲覧状況に応じて、キー条件に関連するアイテム集合の表示順位を入れ替えることができる。
本発明を用いて、関連アイテム取得要求に対応する関連アイテム詳細情報を、関連度または関連順位と、閲覧率集計値とを用いた優先度の高い順に表示順位を決定することで、キー条件に関連するアイテム集合全体の精度を維持でき、変化に富んだ表示結果を提示することができるため、ユーザの関連アイテムに対する信頼性の確保と興味の維持を両立した関連アイテムの提示を実現し、ユーザのサービスの利用を促進することができる。
1,5 情報処理サーバ装置(情報処理装置)
2 ネットワーク
3 端末装置
31 端末制御部
32 端末通信部
33 端末入力部
34 端末表示部
11,51 情報処理サーバ制御部
111 利用履歴登録部
112 表示情報登録部
113 関連アイテム選出部
114,534 表示情報集計部(閲覧率集計値算出部)
115,515 表示順位決定部
12 情報処理サーバ通信部
13,53 情報処理サーバ格納部
131 ユーザ情報格納部
132 アイテム情報格納部
133 利用履歴格納部
134 関連アイテム情報格納部
135,535 表示情報格納部(閲覧情報格納部)
136 表示集計情報格納部

Claims (20)

  1. ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報提供に用いられる情報処理装置であって、
    ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納部と、
    一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出部と、
    一のユーザと一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出部と、
    前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定部と
    を備え、
    前記閲覧情報格納部では、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧された前記一のキー条件に関連するアイテムの集合である閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムが端末装置の端末表示部にて最終的に表示された順番を示す最終表示順位を特定する情報を、さらに関連付けて格納し、
    前記閲覧率集計値算出部では、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対し、そのアイテムの前記最終表示順位が上位であるほどその値が高くなるような閲覧率を算出し、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれる複数のアイテムそれぞれに対して、前記閲覧率の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報提供に用いられる情報処理装置であって、
    ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納部と、
    一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出部と、
    一のユーザと一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出部と、
    前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定部と
    を備え、
    前記閲覧情報格納部は、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧された前記一のキー条件に関連するアイテムの集合である閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムが、前記閲覧特定情報に対応付けられたユーザが利用する端末装置に表示される確率である表示確率を推定するための表示確率推定情報を、前記閲覧特定情報にさらに関連付けて格納し、
    前記閲覧率集計値算出部では、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記表示確率推定情報を基に、前記表示確率の推定値である表示確率推定値を算出し、前記表示確率推定値が高いほどその値が高くなるように閲覧率を算出し、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記閲覧率の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報提供に用いられる情報処理装置であって、
    ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納部と、
    一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出部と、
    一のユーザと一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出部と、
    前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定部と
    を備え、
    前記閲覧情報格納部は、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧された前記一のキー条件に関連するアイテムの集合である閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムが、前記閲覧特定情報に対応付けられたユーザが利用する端末装置に最終的に表示される順位である最終表示順位ごとに、その最終表示順位になる確率である表示順位確率を推定するための表示順位推定情報を、前記閲覧特定情報にさらに関連付けて格納し、
    前記閲覧率集計値算出部では、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記表示順位推定情報を基に、各最終表示順位ごとの表示順位確率の推定値である表示順位確率推定値を算出し、前記表示順位確率推定値を用いて、最終表示順位の期待値を算出し、前記最終表示順位の期待値が高いほどその値が高くなるように閲覧率を算出し、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記閲覧率の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報提供に用いられる情報処理装置であって、
    ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納部と、
    一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出部と、
    一のユーザと一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出部と、
    前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定部と
    を備え、
    前記閲覧情報格納部は、前記閲覧特定情報に対して、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧されたアイテムの集合である閲覧アイテム集合を表示するページを特定できるページ情報を、さらに関連付けて格納し、
    前記ページ情報と、閲覧率集計値算出に用いる定数である閲覧定数とを対応付けたページ情報対応表を格納するページ情報対応表格納部をさらに備え、
    前記閲覧率集計値算出部では、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、前記ページ情報対応表格納部よりその閲覧特定情報に対応する閲覧定数を取得し、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれ対して前記取得した閲覧定数を関連付け、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムに関連付けられた閲覧定数の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 前記閲覧情報格納部は、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧された前記一のキー条件に関連するアイテムの集合が、前記一のユーザが利用する端末装置に提供された時期を示す送信時期情報を、前記閲覧特定情報にさらに関連付けて格納し、
    前記閲覧率集計値算出部では、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報のうち、前記送信時期情報が、所定期間に該当するもののみを用いて閲覧率集計値を算出する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示順位決定部では、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれる複数のアイテムに対して、そのアイテムに対して算出された前記関連度の高い順に関連順位を付与し、前記関連順位と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連順位が高いほどその値が高くなり、前記閲覧率集計値が高いほどその値が低くなるように優先度を算出する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示順位決定部では、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムのうち、前記関連度が所定値以上のアイテムまたは前記関連度の高い順に所定数を超えない数のアイテムを選択し、前記選択したアイテムに対してのみ優先度を算出する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記キー条件は、複数のアイテム情報から、一のアイテムに関連する所定数のアイテム情報を抽出するための条件であり、
    前記関連度算出部では、アイテムごとに、前記一のアイテムとの関連性の度合いを示す関連度を算出する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記キー条件は、1つ以上のキーワードで構成される検索キーワードであり、
    前記関連度算出部では、アイテムごとに、前記検索キーワードとの関連性の度合いを示す関連度を算出する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 端末装置より、一のキー条件に対応する関連アイテムの取得を要求する関連アイテム取得要求を受信する受信部と、
    前記関連アイテム取得要求に対応する一のキー条件に対する関連アイテム候補集合と、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれの表示順位を示す情報とを関連付けた関連アイテム詳細情報を、前記端末装置に送信する送信部と
    を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 一のユーザに提供する前記一のキー条件に関連するアイテム情報の集合であるアイテム詳細情報を、前記一のユーザが利用する端末装置に送信する送信部
    を備えることを特徴とする請求項又はに記載の情報処理装置。
  12. 一のユーザに提供する前記一のキー条件に関連するアイテム情報の集合であるアイテム詳細情報を、前記一のユーザが利用する端末装置に送信する送信部と、
    前記一のユーザが利用する端末装置の端末装置より、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報を受信する受信部と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報提供に用いられる情報処理方法であって、
    閲覧情報格納部が、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納ステップと、
    関連度算出部が、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出ステップと、閲覧率集計値算出部が、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出ステップと、
    表示順位決定部が、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定ステップと
    を有し、
    前記閲覧情報格納ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧された前記一のキー条件に関連するアイテムの集合である閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムが端末装置の端末表示部にて最終的に表示された順番を示す最終表示順位を特定する情報を、さらに関連付けて格納し、
    前記閲覧率集計値算出ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対し、そのアイテムの前記最終表示順位が上位であるほどその値が高くなるような閲覧率を算出し、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれる複数のアイテムそれぞれに対して、前記閲覧率の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  14. ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報提供に用いられる情報処理方法であって、
    閲覧情報格納部が、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納ステップと、
    関連度算出部が、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出ステップと、閲覧率集計値算出部が、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出ステップと、
    表示順位決定部が、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定ステップと
    を有し、
    前記閲覧情報格納ステップは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧された前記一のキー条件に関連するアイテムの集合である閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムが、前記閲覧特定情報に対応付けられたユーザが利用する端末装置に表示される確率である表示確率を推定するための表示確率推定情報を、前記閲覧特定情報にさらに関連付けて格納し、
    前記閲覧率集計値算出ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記表示確率推定情報を基に、前記表示確率の推定値である表示確率推定値を算出し、前記表示確率推定値が高いほどその値が高くなるように閲覧率を算出し、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記閲覧率の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  15. ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報提供に用いられる情報処理方法であって、
    閲覧情報格納部が、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納ステップと、
    関連度算出部が、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出ステップと、閲覧率集計値算出部が、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出ステップと、
    表示順位決定部が、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定ステップと
    を有し、
    前記閲覧情報格納ステップは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧された前記一のキー条件に関連するアイテムの集合である閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムが、前記閲覧特定情報に対応付けられたユーザが利用する端末装置に最終的に表示される順位である最終表示順位ごとに、その最終表示順位になる確率である表示順位確率を推定するための表示順位推定情報を、前記閲覧特定情報にさらに関連付けて格納し、
    前記閲覧率集計値算出ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記表示順位推定情報を基に、各最終表示順位ごとの表示順位確率の推定値である表示順位確率推定値を算出し、前記表示順位確率推定値を用いて、最終表示順位の期待値を算出し、前記最終表示順位の期待値が高いほどその値が高くなるように閲覧率を算出し、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記閲覧率の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  16. ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報提供に用いられる情報処理方法であって、
    閲覧情報格納部が、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納ステップと、
    関連度算出部が、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出ステップと、閲覧率集計値算出部が、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出ステップと、
    表示順位決定部が、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定ステップと
    を有し、
    前記閲覧情報格納ステップは、前記閲覧特定情報に対して、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧されたアイテムの集合である閲覧アイテム集合を表示するページを特定できるページ情報を、さらに関連付けて格納し、
    前記ページ情報と、閲覧率集計値算出に用いる定数である閲覧定数とを対応付けたページ情報対応表を格納するページ情報対応表格納ステップをさらに有し、
    前記閲覧率集計値算出ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、前記ページ情報対応表格納ステップよりその閲覧特定情報に対応する閲覧定数を取得し、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれ対して前記取得した閲覧定数を関連付け、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムに関連付けられた閲覧定数の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出する
    ことを特徴とする情報処理方法
  17. ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報提供に用いられる情報処理装置のコンピュータに、
    閲覧情報格納部が、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納ステップと、
    関連度算出部が、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出ステップと、
    閲覧率集計値算出部が、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出ステップと、
    表示順位決定部が、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定ステップと
    を実行させ、
    前記閲覧情報格納ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧された前記一のキー条件に関連するアイテムの集合である閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムが端末装置の端末表示部にて最終的に表示された順番を示す最終表示順位を特定する情報を、さらに関連付けて格納し、
    前記閲覧率集計値算出ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対し、そのアイテムの前記最終表示順位が上位であるほどその値が高くなるような閲覧率を算出し、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれる複数のアイテムそれぞれに対して、前記閲覧率の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出する
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
  18. ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報提供に用いられる情報処理装置のコンピュータに、
    閲覧情報格納部が、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納ステップと、
    関連度算出部が、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出ステップと、
    閲覧率集計値算出部が、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出ステップと、
    表示順位決定部が、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定ステップと
    を実行させ、
    前記閲覧情報格納ステップは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧された前記一のキー条件に関連するアイテムの集合である閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムが、前記閲覧特定情報に対応付けられたユーザが利用する端末装置に表示される確率である表示確率を推定するための表示確率推定情報を、前記閲覧特定情報にさらに関連付けて格納し、
    前記閲覧率集計値算出ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記表示確率推定情報を基に、前記表示確率の推定値である表示確率推定値を算出し、前記表示確率推定値が高いほどその値が高くなるように閲覧率を算出し、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記閲覧率の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出する
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
  19. ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報提供に用いられる情報処理装置のコンピュータに、
    閲覧情報格納部が、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納ステップと、
    関連度算出部が、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出ステップと、
    閲覧率集計値算出部が、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出ステップと、
    表示順位決定部が、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定ステップと
    を実行させ、
    前記閲覧情報格納ステップは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧された前記一のキー条件に関連するアイテムの集合である閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムが、前記閲覧特定情報に対応付けられたユーザが利用する端末装置に最終的に表示される順位である最終表示順位ごとに、その最終表示順位になる確率である表示順位確率を推定するための表示順位推定情報を、前記閲覧特定情報にさらに関連付けて格納し、
    前記閲覧率集計値算出ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記表示順位推定情報を基に、各最終表示順位ごとの表示順位確率の推定値である表示順位確率推定値を算出し、前記表示順位確率推定値を用いて、最終表示順位の期待値を算出し、前記最終表示順位の期待値が高いほどその値が高くなるように閲覧率を算出し、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記閲覧率の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出する
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
  20. ユーザに対する、アイテムを絞り込むためのキー条件に関連するアイテム情報提供に用いられる情報処理装置のコンピュータに、
    閲覧情報格納部が、ユーザに閲覧された可能性のある前記キー条件に関連するアイテム情報に係わるアイテムを特定できる情報である閲覧特定情報を格納する閲覧情報格納ステップと、
    関連度算出部が、一のキー条件に対して、アイテムごとに関連性の度合いを示す関連度を算出すると共に、前記関連度が算出されたアイテムの集合である関連アイテム候補集合を形成する関連度算出ステップと、
    閲覧率集計値算出部が、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報に基づいて、前記一のユーザが、前記一のキー条件に関連するアイテムを閲覧した度合いを示す閲覧率集計値をアイテムごとに算出する閲覧率集計値算出ステップと、
    表示順位決定部が、前記一のキー条件に対応する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、前記関連度と前記閲覧率集計値とを用いて、前記関連度が高いほど優先する度合いが高くなり、前記閲覧率集計値が高いほど優先する度合いが低くなるような優先度を算出し、前記優先度に従って、前記一のユーザに提供される前記一のキー条件に関連するアイテム情報の表示順位を決定する表示順位決定ステップと
    を実行させ、
    前記閲覧情報格納ステップは、前記閲覧特定情報に対して、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報により特定される、前記一のユーザに閲覧されたアイテムの集合である閲覧アイテム集合を表示するページを特定できるページ情報を、さらに関連付けて格納し、
    前記ページ情報と、閲覧率集計値算出に用いる定数である閲覧定数とを対応付けたページ情報対応表を格納するページ情報対応表格納ステップをさらにコンピュータに実行させ、
    前記閲覧率集計値算出ステップでは、前記一のユーザと前記一のキー条件とに対応する前記閲覧特定情報ごとに、前記ページ情報対応表格納ステップよりその閲覧特定情報に対応する閲覧定数を取得し、その閲覧特定情報により特定される閲覧アイテム集合に含まれるアイテムそれぞれ対して前記取得した閲覧定数を関連付け、前記一のキー条件に対する関連アイテム候補集合に含まれるアイテムそれぞれに対して、そのアイテムに関連付けられた閲覧定数の平均をとった値が高いほどその値が高くなり、前記一のユーザが利用する端末装置の端末表示部にて表示された回数である表示回数が多いほどその値が高くなるように閲覧率集計値を算出する
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
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