JP5802764B2 - 除草剤としての6−アミノ−2−置換−5−ビニルシリルピリミジン−4−カルボン酸およびエステルと4−アミノ−6−置換−3−ビニルシリル - Google Patents

除草剤としての6−アミノ−2−置換−5−ビニルシリルピリミジン−4−カルボン酸およびエステルと4−アミノ−6−置換−3−ビニルシリル Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2011年1月25日出願の米国仮特許出願第61/435,955号の利益を主張するものである。
本発明は、6−アミノ−2−置換−5−ビニルシリル−ピリミジン−4−カルボン酸およびエステルと、4−アミノ−6−置換−3−ビニルシリル−ピリジン−ピコリン酸およびエステル、ならびにこのような化合物の除草剤としての使用に関する。
幾種かのピリミジンカルボン酸およびその殺有害生物特性が、当分野において記載されている。WO2005/063721A1、WO2007/092184A2、WO2007/08076A1、WO2009029735A1、WO2009/081112A2、WO2010/092339A1、米国特許第2007/0197391号A1、米国特許第7,300,907号B2、米国特許第7,642,220号B2、およびUS2009/0088322A1は、2−置換−6−アミノ−4−ピリミジンカルボン酸類と、5位にハロゲン、シアノ、チオシアナト、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルコキシ、チオアルキル、およびアミノ置換基を有するその誘導体、ならびにその除草剤としての使用を開示している。
加えて、幾種かのピコリン酸およびその殺有害生物特性も、当分野において記載されている。WO2001/051468A1、WO2003/011853A1、WO2006/062979A1、US2005/032651A1、WO2007/082098A2、WO2011/144891A1、米国特許第6,297,197号B1、第6,784,137号B2、および第7,314,849号B2、ならびに米国特許出願公開第2004/0198608号A1、US2009/0088322A1は、6−置換−4−アミノピコリン酸類と、3位にハロゲン、シアノ、チオシアナト、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルコキシ、ハロアルコキシ、チオアルキル、およびアリールオキシ置換基を有するその誘導体、ならびにその除草剤としての使用を開示している。
今回、ある特定の2−置換−6−アミノ−5−ビニルシリル−4−ピリミジンカルボン酸および6−置換−4−アミノ−3−ビニルシリル−ピコリン酸ならびにこれらの誘導体が、木本植物、イネ科植物およびカヤツリグサ科植物、ならびに広葉雑草に対して雑草防除のスペクトルが広域であり、かつ有益な植物種に対して優れた選択性を有する除草剤であることがわかった。本化合物はさらに、優れた毒性または環境プロファイルを有する。
本発明の実施形態は、式Iの化合物:
[式中、
Aは、窒素およびCR5からなる群から選択され、
各R1は、C1〜C10アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C10ハロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、置換または非置換のフェニル、C1〜C10アルコキシ、およびヒドロキシからなる群から独立に選択され(R1基は、同じでもよいが、そうである必要はない)、
2は、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、および
[式中、
1は、水素およびフッ素からなる群から選択され、X1は、水素、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6アルコキシ、C2〜C4アルコキシアルキル、C2〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C2〜C4アルケニルオキシ、C2〜C4アルキニルオキシ、C2〜C4アルケニルチオ、C2〜C4アルキニルチオ、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C1〜C6ハロアルコキシ、C2〜C4ハロアルコキシアルキル、C2〜C6ハロアルキルカルボニル、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C3〜C6トリアルキルシリル、C2〜C4ハロアルケニルオキシ、C2〜C4ハロアルキニルオキシ、C2〜C4ハロアルケニルチオ、C2〜C4ハロアルキニルチオ、および−N(R72からなる群から選択され、Y1は、水素、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシからなる群から選択され、Z1は、水素およびフッ素からなる群から選択され、X1およびY1は、−O(CH2nCH2−または−O(CH2nO−を表す場合もあり、n=1または2である]からなる群から選択され、
3およびR4は、水素、C1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、ヒドロキシ、C1〜C6アルコキシ、アミノ、C1〜C6アシル、C1〜C6カルボアルコキシ、C1〜C6アルキルカルバミル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6トリアルキルシリル、およびC1〜C6ジアルキルホスホニルからなる群から独立に選択され、
5は、水素、フッ素、および塩素からなる群から選択され、但し、AがNを表し、X1がメトキシを表し、W1がFを表すとき、Y1はClでなく、
6は、水素、フッ素、塩素、C1〜C4アルキル、およびC1〜C4ハロアルキルからなる群から選択され、
7は、水素、C1〜C4アルキル、およびC1〜C4ハロアルキルからなる群から選択される(R7基は、同等でもよいが、そうである必要はない)]、
および農学的に許容されるカルボン酸基誘導体を包含する。
本発明は、農学的に許容される補助剤または担体との混合物中に除草有効量の式Iの化合物および農学的に許容されるカルボン酸基誘導体を含む除草剤組成物を包含する。本発明は、植生または植生の場所ならびに植生出芽前の土壌に除草量の化合物を施用することによる、望ましくない植生を枯死させ、または防除するための、本発明の化合物および組成物の使用方法も包含する。本発明はさらに、化合物を調製するための中間体も包含する。
本発明の除草剤化合物は、式Iの6−アミノピリミジン−4−カルボン酸および4−アミノピコリン酸の誘導体:
[式中、
Aは、窒素およびCR5からなる群から選択され、
各R1は、C1〜C10アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C10ハロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、置換または非置換のフェニル、C1〜C10アルコキシ、およびヒドロキシからなる群から独立に選択され(R1基は、同じでもよいが、そうである必要はない)、
2は、C1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6ハロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、および
[式中、
1は、水素およびフッ素からなる群から選択され、X1は、水素、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6アルコキシ、C2〜C4アルコキシアルキル、C2〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C2〜C4アルケニルオキシ、C2〜C4アルキニルオキシ、C2〜C4アルケニルチオ、C2〜C4アルキニルチオ、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C1〜C6ハロアルコキシ、C2〜C4ハロアルコキシアルキル、C2〜C6ハロアルキルカルボニル、C1〜C6ハロアルキルチオ、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C3〜C6トリアルキルシリル、C2〜C4ハロアルケニルオキシ、C2〜C4ハロアルキニルオキシ、C2〜C4ハロアルケニルチオ、C2〜C4ハロアルキニルチオ、および−N(R72からなる群から選択され、Y1は、水素、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシからなる群から選択され、Z1は、水素およびフッ素からなる群から選択され、X1およびY1は、−O(CH2nCH2−または−O(CH2nO−を表す場合もあり、n=1または2である]からなる群から選択され、
3およびR4は、水素、C1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、ヒドロキシ、C1〜C6アルコキシ、アミノ、C1〜C6アシル、C1〜C6カルボアルコキシ、C1〜C6アルキルカルバミル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6トリアルキルシリル、およびC1〜C6ジアルキルホスホニルからなる群から独立に選択され、
5は、水素、フッ素、および塩素からなる群から選択され、
6は、水素、フッ素、塩素、C1〜C4アルキル、およびC1〜C4ハロアルキルからなる群から選択され、
7は、水素、C1〜C4アルキル、およびC1〜C4ハロアルキルからなる群から選択される(R7基は、同じでもよいが、そうである必要はない)]、
および農学的に許容されるカルボン酸基誘導体である。
式Iのカルボン酸は、望ましくない植生を枯死させ、または防除することができ、通常は好ましい。ピリミジンカルボン酸またはピコリン酸の酸基が誘導体化されて、植物または環境内で酸基に変換し得る関連置換基を形成する、こうした化合物の類似体は、本質的に同じ除草効果を有し、本発明の範囲内である。したがって、「農学的に許容される誘導体」は、ピリミジン環の4位またはピリジン環の2位にあるカルボン酸官能基について述べるのに使用するとき、(a)活性成分、すなわち、2−置換−6−アミノ−5−ビニルシラン−4−ピリミジンカルボン酸または6−置換−4−アミノ−3−ビニルシランピコリン酸の除草剤活性に実質上影響を及ぼさず、(b)植物中または土壌において、pHに応じて解離型または非解離型である、式Iの6−アミノピリミジン−4−カルボン酸または4−アミノピコリン酸に加水分解、酸化、もしくは代謝されるまたはされ得る、任意の塩、溶媒和物、水和物、エステル、アシルヒドラジド、イミデート、チオイミデート、アミジン、アミド、オルトエステル、アシルシアニド、ハロゲン化アシル、チオエステル、チオノエステル、ジチオールエステル、ニトリル、または当業界でよく知られている他のいずれかの酸誘導体であると定義される。農学的に許容されるカルボン酸誘導体としては、農学的に許容される塩、エステル、およびアミドを挙げることができる。同様に、6位または4位にあるアミン官能基について述べるのに使用するとき、「農学的に許容される誘導体」は、(a)活性成分、すなわち、2−置換−6−アミノ−5−ビニルシリル−4−ピリミジンカルボン酸または6−置換−4−アミノ−3−ビニルシリルピコリン酸の除草剤活性に実質上影響を及ぼさず、(b)植物中または土壌において遊離アミンに加水分解されるまたはされ得る、任意の塩、溶媒和物、水和物、シリルアミン、ホスホリルアミン、ホスフィンイミン、ホスホルアミデート、スルホンアミド、スルフィルイミン、スルホキシミン、アミナール、ヘミアミナール、アミド、チオアミド、カルバメート、チオカルバメート、アミジン、尿素、イミン、ニトロ、ニトロソ、アジ化物、または当業界でよく知られている他のいずれかの含窒素誘導体であると定義される。同じく親ピリミジンまたはピリジンへと分解され得るN−オキシドも、本発明の範囲に対象として含まれる。
適切な塩としては、アルカリ金属またはアルカリ土類金属から導かれる塩、ならびにアンモニアおよびアミンから導かれる塩を挙げることができる。好ましいカチオンとして、式:
891011+
[式中、R8、R9、R10およびR11はそれぞれ、独立に、水素、C1〜C12アルキル、C3〜C12アルケニル、またはC3〜C12アルキニル(それぞれが1個または複数のヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、またはフェニル基で置換されていてもよい)であり、但し、R8、R9、R10およびR11は、立体的に適合している]のナトリウム、カリウム、マグネシウム、およびアミニウムカチオンが挙げられる。加えて、R8、R9、R10およびR11のいずれか2つは、一緒になって、1〜12個の炭素原子および2個までの酸素または硫黄原子を含んでいる脂肪族二官能価部分を表してもよい。式Iの化合物の塩は、式Iの化合物を、水酸化ナトリウムなどの金属水酸化物、アンモニア、トリメチルアミン、ジエタノールアミン、2−メチルチオプロピルアミン、ビスアリルアミン、2−ブトキシエチルアミン、モルホリン、シクロドデシルアミン、ベンジルアミンなどのアミン、または水酸化テトラメチルアンモニウムや水酸化コリンなどのテトラアルキルアンモニウム水酸化物で処理することにより調製することができる。アミン塩は、水溶性であり、望ましい水性除草剤組成物の調製に向いているので、多くの場合、式Iの化合物の好ましい形態である。
適切なエステルとしては、C1〜C12アルキル、C3〜C12アルケニル、C3〜C12アルキニル、またはC7〜C10アリールで置換されているアルキルアルコール、たとえば、メタノール、iso−プロパノール、ブタノール、2−エチルヘキサノール、ブトキシエタノール、メトキシプロパノール、アリルアルコール、プロパルギルアルコール、シクロヘキサノール、または非置換もしくは置換ベンジルアルコールから導かれるエステルを挙げることができる。ベンジルアルコールは、ハロゲン、C1〜C4アルキル、またはC1〜C4アルコキシから独立に選択される1〜3個の置換基で置換されているものでもよい。エステルは、幾種類もの適切な活性化剤、たとえば、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)やカルボニルジイミダゾール(CDI)などの、ペプチドカップリングに使用される活性化剤を使用して、4−ピリミジンカルボン酸またはピコリン酸をアルコールとカップリングさせることによって、トリエチルアミンや炭酸リチウムなどの塩基の存在下、4−ピリミジンカルボン酸またはピコリン酸を、ハロゲン化アルキルやアルキルスルホネートなどのアルキル化剤と反応させることによって、式Iの4−ピリミジンカルボン酸またはピコリン酸の対応する酸塩化物を適切なアルコールと反応させることによって、対応する式Iの4−ピリミジンカルボン酸またはピコリン酸を、酸触媒の存在下で適切なアルコールと反応させることによって、あるいはエステル交換反応によって、調製することができる。
適切なアミドとしては、アンモニアから、またはC1〜C12アルキル、C3〜C12アルケニル、もしくはC3〜C12アルキニルで一もしくは二置換されているアミン、たとえば、限定はしないが、ジメチルアミン、ジエタノールアミン、2−メチルチオプロピルアミン、ビスアリルアミン、2−ブトキシエチルアミン、シクロドデシルアミン、ベンジルアミン、または追加のヘテロ原子を含むもしくは含まない環状もしくは芳香族アミン、たとえば、限定はしないが、非置換もしくは置換されているアジリジン、アゼチジン、ピロリジン、ピロール、イミダゾール、テトラゾール、モルホリンから導かれるアミドが挙げられる。アミドは、式Iの対応する4−ピリミジンカルボン酸もしくはピコリン酸塩化物、混合無水物、またはカルボン酸エステルをアンモニアまたは適切なアミンと反応させることにより調製することができる。
用語「アルキル」、「アルケニル」、および「アルキニル」、ならびに「アルコキシ」、「アシル」、「アルキルチオ」、「アルキルスルホニル」などの派生用語は、本明細書で使用するとき、その範囲内に、非置換または置換されている直鎖および分枝鎖部分を包含する。用語「アルケニル」および「アルキニル」は、1つまたは複数の不飽和結合を含むものである。用語「アリール」、ならびに「アリールオキシ」などの派生用語は、フェニルを指す。
別段詳細に限定しない限り、「ハロ」などの派生用語を含めて、用語「ハロゲン」とは、フッ素、塩素、臭素、およびヨウ素を指す。用語「ハロアルキル」および「ハロアルコキシ」とは、1個から可能な最大個数のハロゲン原子で置換されているアルキルおよびアルコキシ基を指す。
式Iの化合物は、よく知られた化学手順を使用して作製することができる。上記特許出願において詳細に言及されていない中間体は、市販品として入手可能であるか、化学文献で開示されている経路によって作製できるか、市販の出発材料から、標準的な手順を利用して容易に合成できるかのいずれかである。
スキーム1に示すように、式Iの多くの2−置換−6−アミノ−5−ビニルシラン−4−ピリミジンカルボン酸エステルまたは6−置換−4−アミノ−3−ビニルシランピコリン酸エステルは、適切に置換されている式IIの5−ハロピリミジンまたは3−ハロピリジンとタイプIIIの有機金属化合物を、不活性溶媒中にて、遷移金属触媒の存在下で反応させることにより調製することができる。この場合、Qは、塩素、臭素、またはヨウ素でもよく、R1は、C1〜C10アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C10ハロアルキル、C3〜C6ハロシクロアルキル、置換もしくは非置換フェニル、またはC1〜C10アルコキシでもよく(R1基は、同じでもよいが、そうである必要はない)、R2は、アルキル、シクロアルキル、またはアリール(一、二、三および四置換または非置換フェニルを含める)でもよく、R3およびR4は、水素、アルキル、またはアシルでもよく、R5は、水素、フッ素、または塩素でもよく、R6は、水素、フッ素、塩素、C1〜C4アルキル、またはC1〜C4ハロアルキルでもよい。Mは、Sn(R143[ここで、R14はC1〜C10アルキルでもよい]でもよいし、またはMは、B(OR12)(OR13)[ここで、R12およびR13は、互いに独立であり、水素、C1〜C6アルキルでもよく、または一緒になったとき、エチレン基もしくはプロピレン基を形成している]でもよく、「触媒」は、遷移金属触媒、特に、酢酸パラジウム(II)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)などのパラジウム触媒でもよい。
一般式IIIAの化合物は、この文書の実施例1に記載の方法または参考文献:Cunico,R.F.、Clayton,F.J.、J.Org.Chem.1976、41、1480-1482に記載の方法に従って調製することができる。
一般式IIIBの化合物は、この文書の実施例2および3に記載の方法に従って調製することができる。
一般式IIICの化合物は、参考文献:Murakami,M.、Matsuda,T.、Itami,K.、Ashida,S.、Terayama,M.、Synthesis 2004、1522-1526に従って調製することができる。
一般式IIIDの化合物は、参考文献:Suginome,M.、Nakamura,H.、Ito,Y.、Chem.Commun.1996、2777-2778に従って調製することができる。
一般式IIIEの化合物は、参考文献:Matthews,D.P.、Gross,R.S.、McCarthy,J.R.、Tetrahedron Lett.1994、35、1027-1030に従って調製することができる。
5および/またはR6が塩素またはフッ素に相当する一般構造IIIFの化合物は、以下の参考文献に従って調製することができる:Beit-Yannai,M.、Rappoport,Z.、Shainyan,B.A.、Danilevich,Y.S.、J.Org.Chem.1997、62、8049-8057;Fontana,S.、Davis,C.R.、He,Y.B.、Burton,D.J.、Tetrahedron 1996、52、37-44;Babudri,F.、Cardone,A.、De Cola,L.、Farinola,G.M.、Kottas,G.S.、Martinelli,C.、Naso,F.、Synthesis 2008、1580-1588。
スキーム2に示すように、式IIの多くの2−置換−6−アミノ−5−ハロ−4−ピリミジンカルボン酸エステルまたは6−置換−4−アミノ−3−ビニルシランピコリン酸エステルは、式IVの化合物から、クロロホルムやアセトニトリルなどの溶媒中にて、臭素などのハロゲン化試薬および酢酸カリウムなどの塩と、またはN−ブロモスクシンイミドなどのハロゲン化試薬と反応させることにより作製できる。この場合、R2は、アルキル、シクロアルキル、またはアリール(一、二、三、および四置換または非置換フェニルを含める)でもよく、R3およびR4は、水素またはアルキルでもよく、Qは、塩素、臭素、またはヨウ素でもよい。
スキーム3に示すように、式IVの多くの2−置換−6−アミノ−4−ピリミジンカルボン酸エステルまたは6−置換−4−アミノ−3−ビニルシランピコリン酸エステルは、適切に置換されている式Vの2−クロロピリミジンまたは6−クロロピリジンとタイプVIの有機金属化合物を、不活性溶媒中にて、遷移金属触媒の存在下で反応させることにより調製することができる。この場合、R2は、シクロプロピルまたはアリール(一、二、三、および四置換または非置換フェニルを含める)でもよく、R3およびR4は、水素、アルキル、またはアシルでもよく、Mは、Sn(R143[ここで、R14はC1〜C10アルキルでもよい]でもよいし、またはMは、B(OR12)(OR13)[ここで、R12およびR13は、互いに独立であり、水素、C1〜C6アルキルでもよく、または一緒になったとき、エチレン基もしくはプロピレン基を形成している]でもよく、「触媒」は、遷移金属触媒、特に、酢酸パラジウム(II)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)などのパラジウム触媒でもよい。
スキーム4に示すように、式VIIの5−フルオロピコリネートは、式VIIIの4,5,6−トリクロロピコリネートから合成することができる。したがって、式VIIIの4,5,6−トリクロロピコリン酸メチルは、Dean−Stark条件下にて還流温度でイソプロピルアルコールおよび濃硫酸と反応させることにより、対応する式IXのイソプロピルエステルに変換することができる。式IXのイソプロピルエステルを、Dean−Stark条件下、ジメチルスルホキシドなどの極性非プロトン性溶媒中にて、フッ化セシウムなどのフッ化物イオン供給源と反応させると、式Xの4,5,6−トリフルオロピコリン酸イソプロピルを得ることができる。式Xの4,5,6−トリフルオロピコリン酸イソプロピルを、ジメチルスルホキシドなどの極性非プロトン性溶媒中にてアンモニアなどのアミンでアミノ化すると、式XIの4−アミノ−5,6−ジフルオロピコリネートを生成することができる。式XIの4−アミノ−5,6−ジフルオロピコリネートの6位にあるフッ素置換基を、ジオキサンなどの溶媒中にて塩化水素などの塩化物供給源で処理することにより、塩素置換基と交換すると、式XIIの4−アミノ−5−フルオロ−6−クロロピコリネートを生成することができる。最後に、式XIIの4−アミノ−5−フルオロ−6−クロロピコリネートを、メチルアルコール中にて還流温度でチタン(IV)イソプロポキシドと反応させることによるエステル交換にかけて、対応する式VIIのメチルエステルとすることができる。
本明細書または化学文献で開示される、式Iの化合物を調製するための一部の試薬および反応条件が、中間体中に存在するある特定の官能基と適合しない場合もあることは認識される。こうした事例では、順次的な保護/脱保護または官能基の相互交換を合成に組み込むことが、所望の生成物を得る助けとなる。保護基の使用および選択は、化学合成の技術者には明白であろう。
当業者なら、場合により、本明細書または化学文献で開示される所与の試薬を導入した後、詳細には記載しない追加の所定の合成ステップを実施して、式Iの化合物の合成を完了させることが必要な場合もあることは認識されよう。また当業者なら、本明細書または化学文献で開示されるステップの組合せを、式Iの化合物の調製のために提示されている特定の順序が示唆するのとは別の順序で実施する必要がある場合もあることも認識されよう。
最後に、当業者なら、式Iの化合物、および本明細書または化学文献に記載の中間体を、種々の求電子、求核、ラジカル、有機金属、酸化、および還元反応にかけて、置換基を加え、または既存の置換基を修飾することができることも認識されよう。
4−N−アミド、カルバメート、尿素、スルホンアミド、シリルアミン、およびホスホルアミデートアミノ誘導体は、遊離アミノ化合物を、たとえば、適切な酸ハロゲン化物、クロロホルメート、塩化カルバミル、塩化スルホニル、塩化シリル、またはクロロホスフェートと反応させることにより調製することができる。
こうした方法のいずれかによって得られた式Iの化合物は、従来の手段によって回収することができる。通常、反応混合物を塩酸などの酸水溶液で酸性化し、酢酸エチルや塩化メチレンなどの有機溶媒で抽出する。有機溶媒および他の揮発性物質を蒸留または蒸発によって除去すると、所望の式Iの化合物を得ることができ、これを再結晶やクロマトグラフィーによるものなどの標準的な手順によって精製することができる。
式Iの化合物は、出芽前および出芽後の除草剤として有用であることがわかっている。こうした化合物は、一定領域において広域なスペクトルの植生を防除するには非選択的な(より高い)施用薬量で、または望ましくない植生を選択的に防除するにはより低い施用薬量で用いることができる。施用領域としては、牧草地および放牧地、路傍および鉄道用地、送電線、ならびに望ましくない植生の防除が望ましい任意の工業地帯が挙げられる。別の用途は、トウモロコシ、コメ、および穀類などの作物における不必要な植生の防除である。こうした化合物は、柑橘類、リンゴ、ゴム、アブラヤシ、森林地その他など、樹木作物における望ましくない植生の防除に使用することもできる。出芽後に化合物を用いることが普通は好ましい。さらに、化合物は、広範なスペクトルの木本植物、広葉およびイネ科雑草、ならびにカヤツリグサ科植物の防除に使用することが普通は好ましい。
定着した作物における望ましくない植生を防除するための化合物の使用を特に表明する。式Iに包含される化合物はそれぞれ、本発明の範囲内にあるが、除草剤活性の程度、作物選択性、および得られる雑草防除のスペクトルは、存在する置換基に応じて様々となる。任意の具体的な除草剤効用に適する化合物は、本明細書で提示する情報および所定の試験を使用して突き止めることができる。
除草剤という用語は、本明細書では、植物を枯死させ、防除し、または別な形でその成長を不利に変調する活性成分を意味するのに使用する。除草有効量または植生防除量とは、不利な変調効果を引き起こし、自然な発育からの逸脱、枯死、制御、乾燥、妨害などを包含する、活性成分の量である。植物および植生という用語は、発芽種子(germinant seed)、出芽実生(emerging seedling)、および定着植生を包含する。
除草剤活性は、成長のいずれかの段階で、または植付けもしくは出芽前に、植物または植物の場所に直接施用したとき、本発明の化合物によって発揮される。認められる効果は、防除する植物種、植物の成長段階、希釈および散布液滴サイズといった施用パラメータ、固体成分の粒径、使用時の環境条件、用いる具体的な化合物、用いる具体的な補助剤および担体、土壌タイプなど、ならびに施用する化学物質の量に左右される。これらおよび他の要素は、非選択的または選択的除草作用を促進するように、当業界で知られているとおりに調整することができる。一般に、式Iの化合物は、比較的未成熟の望ましくない植生に、出芽後に施用して、最大限の雑草防除を実現することが好ましい。
出芽後作業では約0.1〜約1,000g/Haの施用薬量が一般に用いられ、出芽前施用には約1〜約2,000g/Haの薬量が一般に用いられる。示したより高い薬量は、一般に、幅広い種類の望ましくない植生の非選択的な防除をもたらす。より低い薬量は、通常、選択的な防除をもたらし、作物の場所で用いることができる。
本発明の除草剤化合物は、より広範な種類の望ましくない植生を防除するために、多くの場合、他の1種または複数の除草剤と一緒に施用される。他の除草剤と一緒に使用するとき、この特許請求の範囲の化合物は、他の1種または複数の除草剤を配合する、他の1種または複数の除草剤とタンク混合する、または他の1種または複数の除草剤と共に順次的に施用することができる。本発明の化合物と一緒に用いることのできる除草剤の一部として、以下のものが挙げられる:4−CPA、4−CPB、4−CPP、2,4−D、3,4−DA、2,4−DB、3,4−DB、2,4−DEB、2,4−DEP、3,4−DP、2,3,6−TBA、2,4,5−T、2,4,5−TB、アセトクロル、アシフルオルフェン、アクロニフェン、アクロレイン、アラクロール、アリドクロール、アロキシジム、アリルアルコール、アロラック(alorac)、アメトリジオン(ametridione)、アメトリン、アミブジン(amibuzin)、アミカルバゾン(amicarbazone)、アミドスルフロン(amidosulfuron)、アミノシクロピラクロル(aminocyclopyrachlor)、アミノピラリド、アミプロホスメチル、アミトロール、スルファミン酸アンモニウム、アニロホス、アニスロン(anisuron)、アシュラム、アトラトン、アトラジン、アザフェニジン、アジムスルフロン、アジプロトリン(aziprotryne)、バーバン、BCPC、ベフルブタミド(beflubutamid)、ベナゾリン(benazolin)、ベンカルバゾン(bencarbazone)、ベンフルラリン、ベンフレセート、ベンスルフロン、ベンスリド、ベンタゾン、ベンザドクス(benzadox)、ベンズフェンジゾン(benzfendizone)、ベンジプラム(benzipram)、ベンゾビシクロン、ベンゾフェナップ、ベンゾフルオル(benzofluor)、ベンゾイルプロップ(benzoylprop)、ベンズチアズロン、ビシクロピロン(bicyclopyrone)、ビフェノックス、ビラナホス(bilanafos)、ビスピリバック、ホウ砂、ブロマシル、ブロモボニル(bromobonil)、ブロモブチド、ブロモフェノキシム(bromofenoxim)、ブロモキシニル、ブロムピラゾン(brompyrazon)、ブタクロール、ブタフェナシル、ブタミホス、ブテナクロール(butenachlor)、ブチダゾール(buthidazole)、ブチウロン(buthiuron)、ブトラリン(butralin)、ブトロキシジム、ブツロン(buturon)、ブチレート、カコジル酸、カフェンストロール、塩素酸カルシウム、カルシウムシアナミド、カンベンジクロル(cambendichlor)、カルバスラム(carbasulam)、カルベタミド、カルボキサゾール(carboxazole)クロルプロカルブ(chlorprocarb)、カルフェントラゾン、CDEA、CEPC、クロメトキシフェン(chlomethoxyfen)、クロラムベン(chloramben)、クロラノクリル(chloranocryl)、クロラジホップ(chlorazifop)、クロラジン(chlorazine)、クロルブロムロン(chlorbromuron)、クロルブファム、クロレツロン(chloreturon)、クロルフェナック(chlorfenac)、クロルフェンプロップ(chlorfenprop)、クロルフルラゾール(chlorflurazole)、クロルフルレノール(chlorflurenol)、クロリダゾン、クロリムロン(chlorimuron)、クロルニトロフェン、クロロポン(chloropon)、クロロトルロン、クロロクスロン、クロロキシニル(chloroxynil)、クロルプロファム、クロルスルフロン、クロルタール(chlorthal)、クロルチアミド(chlorthiamid)、シニドンエチル(cinidon-ethyl)、シンメチリン、シノスルフロン、シスアニリド(cisanilide)、クレトジム、クリオジネート(cliodinate)、クロジナホップ、クロホップ(clofop)、クロマゾン、クロメプロップ、クロプロップ、クロプロキシジム(cloproxydim)、クロピラリド、クロランスラム(cloransulam)、CMA、硫酸銅、CPMF、CPPC、クレダジン(credazine)、クレゾール、クミルロン、シアナトリン(cyanatryn)、シアナジン、シクロエート、シクロスルファムロン、シクロキシジム、シクルロン(cycluron)、シハロホップ(cyhalofop)、シペルクアット(cyperquat)、シプラジン(cyprazine)、シプラゾール(cyprazole)、シプロミド(cypromid)、ダイムロン、ダラポン、ダゾメット、デラクロール(delachlor)、デスメジファム(desmedipham)、デスメトリン(desmetryn)、ジアレート(di-allate)、ジカンバ、ジクロベニル、ジクロラル尿素(dichloralurea)、ジクロルメート(dichlormate)、ジクロルプロップ、ジクロルプロップ−P、ジクロホップ(diclofop)、ジクロスラム、ジエタムクアット(diethamquat)、ジエタチル(diethatyl)、ジフェノペンテン(difenopenten)、ジフェノクスロン(difenoxuron)、ジフェンゾクアット(difenzoquat)、ジフルフェニカン、ジフルフェンゾピル、ジメフロン(dimefuron)、ジメピペレート、ジメタクロル(dimethachlor)、ジメタメトリン、ジメテナミド、ジメテナミド−P、ジメキサノ(dimexano)、ジミダゾン(dimidazon)、ジニトラミン(dinitramine)、ジノフェネート(dinofenate)、ジノプロップ(dinoprop)、ジノサム(dinosam)、ジノセブ、ジノテルブ(dinoterb)、ジフェナミド、ジプロペトリン(dipropetryn)、ジクアット(diquat)、ジスル(disul)、ジチオピル、ジウロン、DMPA、DNOC、DSMA、EBEP、エグリナジン(eglinazine)、エンドタール(endothal)、エプロナズ(epronaz)、EPTC、エルボン(erbon)、エスプロカルブ、エタルフルラリン、エタメトスルフロン、エチジムロン(ethidimuron)、エチオレート(ethiolate)、エトフメセート、エトキシフェン(ethoxyfen)、エトキシスルフロン、エチノフェン(etinofen)、エトニプロミド(etnipromid)、エトベンザニド、EXD、フェナスラム(fenasulam)、フェノプロップ(fenoprop)、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ−P、フェノキサスルホン(fenoxasulfone)、フェンテラコール(fenteracol)、フェンチアプロップ(fenthiaprop)、フェントラザミド、フェヌロン(fenuron)、硫酸第一鉄、フラムプロップ、フラムプロップ−M、フラザスルフロン、フロラスラム(florasulam)、フルアジホップ、フルアジホップ−P、フルアゾレート(fluazolate)、フルカルバゾン(flucarbazone)、フルセトスルフロン、フルクロラリン(fluchloralin)、フルフェナセット、フルフェニカン(flufenican)、フルフェンピル(flufenpyr)、フルメツラム、フルメジン(flumezin)、フルミクロラック、フルミオキサジン、フルミプロピン(flumipropyn)、フルオメツロン、フルオロジフェン(fluorodifen)、フルオログリコフェン(fluoroglycofen)、フルオロミジン(fluoromidine)、フルオロニトロフェン(fluoronitrofen)、フルオチウロン(fluothiuron)、フルポキサム、フルプロパシル(flupropacil)、フルプロパネート(flupropanate)、フルピルスルフロン(flupyrsulfuron)、フルリドン、フルロクロリドン、フルロキシピル(fluroxypyr)、フルルタモン(flurtamone)、フルチアセット、ホメサフェン、ホラムスルフロン、ホサミン(fosamine)、フリロキシフェン(furyloxyfen)、グルホシネート、グルホシネート−P、グリホセート、ハロサフェン(halosafen)、ハロスルフロン、ハロキシジン(haloxydine)、ハロキシホップ、ハロキシホップ−P、ヘキサクロロアセトン、ヘキサフルレート(hexaflurate)、ヘキサジノン、イマザメタベンズ(imazamethabenz)、イマザモックス(imazamox)、イマザピック(imazapic)、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル(imazethapyr)、イマゾスルフロン、インダノファン、インダジフラム(indaziflam)、ヨードボニル(iodobonil)、ヨードメタン、ヨードスルフロン(iodosulfuron)、イオキシニル(ioxynil)、イパジン(ipazine)、イプフェンカルバゾン(ipfencarbazone)、イプリミダム(iprymidam)、イソカルバミド(isocarbamid)、イソシル(isocil)、イソメチオジン(isomethiozin)、イソノルロン(isonoruron)、イソポリネート(isopolinate)、イソプロパリン(isopropalin)、イソプロツロン(isoproturon)、イソウロン、イソキサベン、イソキサクロルトール(isoxachlortole)、イソキサフルトール、イソキサピリホップ(isoxapyrifop)、カルブチレート、ケトスピラドックス(ketospiradox)、ラクトフェン、レナシル、リヌロン(linuron)、MAA、MAMA、MCPA、MCPA−チオエチル、MCPB、メコプロップ、メコプロップ−P、メジノテルブ(medinoterb)、メフェナセット、メフルイジド(mefluidide)、メソプラジン(mesoprazine)、メソスルフロン(mesosulfuron)、メソトリオン、メタム(metam)、メタミホップ(metamifop)、メタミトロン、メタザクロール(metazachlor)、メタゾスルフロン(metazosulfuron)、メトフルラゾン(metflurazon)、メタベンズチアズロン、メタルプロパリン(methalpropalin)、メタゾール(methazole)、メチオベンカルブ(methiobencarb)、メチオゾリン(methiozolin)、メチウロン(methiuron)、メトメトン(methometon)、メトプロトリン(methoprotryne)、臭化メチル、イソチオシアン酸メチル、メチルジムロン(methyldymron)、メトベンズロン(metobenzuron)、メトブロムロン、メトラクロール、メトスラム、メトクスロン、メトリブジン、メトスルフロン(metsulfuron)、モリネート(molinate)、モナリド(monalide)、モニソウロン(monisouron)、モノクロロ酢酸、モノリニュロン(monolinuron)、モニュロン(monuron)、モルファムクアット(morfamquat)、MSMA、ナプロアニリド、ナプロパミド、ナプタラム、ネブロン(neburon)、ニコスルフロン、ニピラクロフェン(nipyraclofen)、ニトラリン、ニトロフェン、ニトロフルオルフェン(nitrofluorfen)、ノルフルラゾン、ノルロン(noruron)、OCH、オルベンカルブ(orbencarb)、オルト−ジクロロベンゼン、オルトスルファムロン(orthosulfamuron)、オリザリン、オキサジアルギル(oxadiargyl)、オキサジアゾン、オキサピラゾン(oxapyrazon)、オキサスルフロン(oxasulfuron)、オキサジクロメホン、オキシフルオルフェン、パラフルロン(parafluron)、パラクアット(paraquat)、ペブレート(pebulate)、ペラルゴン酸、ペンディメタリン(pendimethalin)、ペノキススラム(penoxsulam)、ペンタクロロフェノール、ペンタノクロル(pentanochlor)、ペントキサゾン、ペルフルイドン(perfluidone)、ペトキサミド(pethoxamid)、フェニソファム(phenisopham)、フェンメディファム、フェンメディファムエチル、フェノベンズロン(phenobenzuron)、酢酸フェニル水銀、ピクロラム、ピコリナフェン、ピノキサデン、ピペロホス、亜ヒ酸カリウム、アジ化カリウム、シアン酸カリウム、プレチラクロール、プリミスルフロン、プロシアジン(procyazine)、プロジアミン(prodiamine)、プロフルアゾール(profluazol)、プロフルラリン(profluralin)、プロホキシジム(profoxydim)、プログリナジン(proglinazine)、プロメトン、プロメトリン、プロパクロール(propachlor)、プロパニル、プロパキザホップ、プロパジン、プロファム、プロピソクロール(propisochlor)、プロポキシカルバゾン、プロピリスルフロン、プロピザミド、プロスルファリン(prosulfalin)、プロスルホカルブ、プロスルフロン、プロキサン(proxan)、プリナクロール(prynachlor)、ピダノン(pydanon)、ピラクロニル、ピラフルフェン(pyraflufen)、ピラスルホトール、ピラゾリネート、ピラゾスルフロン(pyrazosulfuron)、ピラゾキシフェン、ピリベンゾキシム(pyribenzoxim)、ピリブチカルブ、ピリクロール(pyriclor)、ピリダフォル(pyridafol)、ピリデート、ピリフタリド、ピリミノバック、ピリミスルファン、ピリチオバック(pyrithiobac)、ピロキサスルホン、ピロキススラム(pyroxsulam)、キンクロラック、キンメラック(quinmerac)、キノクラミン、キノナミド(quinonamid)、キザロホップ、キザロホップ−P、ロデタニル(rhodethanil)、リムスルフロン、サフルフェナシル、S−メトラクロール、セブチラジン(sebuthylazine)、セクブメトン(secbumeton)、セ
トキシジム、シデュロン(siduron)、シマジン、シメトン(simeton)、シメトリン、SMA、亜ヒ酸ナトリウム、アジ化ナトリウム、塩素酸ナトリウム、スルコトリオン(sulcotrione)、スルファレート(sulfallate)、スルフェントラゾン、スルホメツロン(sulfometuron)、スルホスルフロン、硫酸、スルグリカピン(sulglycapin)、スウェップ(swep)、TCA、テブタム(tebutam)、テブチウロン、テフリルトリオン、テンボトリオン(tembotrione)、テプラロキシジム、ターバシル、テルブカルブ(terbucarb)、テルブクロル(terbuchlor)、テルブメトン、テルブチラジン、テルブトリン、テトラフルロン(tetrafluron)、テニルクロール、チアザフルロン(thiazafluron)、チアゾピル、チジアジミン(thidiazimin)、チジアズロン(thidiazuron)、チエンカルバゾンメチル(thiencarbazone-methyl)、チフェンスルフロン、チオベンカルブ、チオカルバジル(tiocarbazil)、チオクロリム(tioclorim)、トプラメゾン(topramezone)、トラルコキシジム、トリアレート(tri-allate)、トリアスルフロン、トリアジフラム(triaziflam)、トリベヌロン(tribenuron)、トリカンバ(tricamba)、トリクロピル、トリジファン(tridiphane)、トリエタジン(trietazine)、トリフロキシスルフロン、トリフルラリン、トリフルスルフロン、トリホップ(trifop)、トリホプシム(trifopsime)、トリヒドロキシトリアジン(trihydroxytriazine)、トリメツロン(trimeturon)、トリプロピンダン(tripropindan)、トリタック(tritac)、トリトスルフロン(tritosulfuron)、ベルノレート(vernolate)、およびキシラクロル(xylachlor)。
本発明の化合物は、一般に、ベノキサコール、ベンチオカルブ(benthiocarb)、ブラシノリド(brassinolide)、クロキントセット(メキシル)、シオメトリニル(cyometrinil)、ダイムロン、ジクロルミド、ジシクロノン(dicyclonon)、ジメピペレート、ジスルホトン、フェンクロラゾールエチル(fenchlorazole-ethyl)、フェンクロリム、フルラゾール(flurazole)、フルキソフェニム(fluxofenim)、フリラゾール、イソキサジフェンエチル(isoxadifen-ethyl)、メフェンピルジエチル、MG191、MON4660、ナフタル酸無水物(NA)、オキサベトリニル、R29148、N−フェニル−スルホニル安息香酸アミドなどの、既知の除草剤毒性緩和剤と組み合わせて用いて、その選択性を高めることができる。
加えて、本発明の化合物は、遺伝子操作によってまたは突然変異および選抜によって本発明の化合物または他の除草剤に対して耐性または抵抗性をもたせてある多くの作物において、望ましくない植生の防除に用いることができる。さらに、本発明の除草剤化合物は、グリホセート耐性、グルホシネート耐性、ジカンバ耐性、イミダゾリノン耐性、または2,4−D耐性作物に、グリホセート、グルホシネート、ジカンバ、イミダゾリノン類、または2,4−Dと一緒に使用することができる。本発明の化合物は、処理する作物に関して選択的であり、かつ用いられる施用薬量で本発明の化合物によって防除される雑草のスペクトルを補完する除草剤と組み合わせて使用することが一般に好ましい。さらに、本発明の化合物および他の補完的除草剤は、組合せ製剤またはタンク混合物のどちらかとして同時に施用することが一般に好ましい。同様に、本発明の除草剤化合物は、アセト乳酸合成酵素阻害剤耐性作物に、アセト乳酸合成酵素阻害剤と一緒に使用することができる。
式Iの6−アミノ−2−置換−5−ビニルシリル−ピリミジン−4−カルボン酸およびエステルと4−アミノ−6−置換−3−ビニルシリル−ピリジン−2−カルボン酸およびエステルは、除草剤として直接利用することが可能であるが、除草有効量の化合物と共に、少なくとも1種の農学的に許容される補助剤または担体を含有する混合物にして使用することが好ましい。適切な補助剤または担体は、特に、作物存在下での選択的な雑草防除のための組成物の施用において用いる濃度で、価値ある作物に対して植物毒性を有するべきでなく、式Iの化合物または他の組成物成分と化学的に反応すべきでない。このような混合物は、雑草もしくはその場所に直接施用するように設計することもでき、または施用前に追加の担体および補助剤で通常は希釈される、濃縮物または製剤にすることもできる。混合物は、たとえば、粉剤、粒剤、顆粒水和剤、水和剤などの固体、またはたとえば、乳剤、溶液、エマルション、懸濁液などの液体にすることができる。
本発明の除草剤混合物の調製において有用である適切な農業用補助剤および担体は、当業者によく知られている。
用いることのできる液体担体としては、水、トルエン、キシレン、石油ナフサ、穀物油(crop oil)、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、トリクロロエチレン、ペルクロロエチレン、酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸ブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルおよびジエチレングリコールモノメチルエーテル、メタノール、エタノール、イソプロパノール、アミルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンなどが挙げられる。一般に、水が、濃縮物を希釈するのに最適な担体である。
適切な固体担体としては、タルク、パイロフィライトクレー、シリカ、アタパルガスクレー(attapulgus clay)、カオリンクレー、多孔質珪藻土、チョーク、珪藻土、石灰、炭酸カルシウム、ベントナイトクレー、フラー土、綿実殻(cotton seed hull)、小麦粉、大豆粉、軽石、木粉、クルミ殻粉、リグニンなどが挙げられる。
1種または複数の界面活性剤を本発明の組成物に組み込むことが普通は望ましい。そのような界面活性剤は、固体および液体両方の組成物、特に施用前に担体で希釈するように設計された組成物中に用いると有利である。界面活性剤は、性質がアニオン性でも、カチオン性でも、または非イオン性でもよく、乳化剤、湿潤剤、懸濁化剤として、または他の目的で用いることができる。典型的な界面活性剤として、ラウリル硫酸ジエタノールアンモニウムなどの、硫酸アルキルの塩、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムなどのアルキルアリールスルホン酸塩、ノニルフェノール−C18エトキシレートなどのアルキルフェノール−アルキレンオキシド付加生成物、トリデシルアルコール−C16エトキシレートなどのアルコール−アルキレンオキシド付加生成物、ステアリン酸ナトリウムなどの石けん、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウムなどのアルキルナフタレンスルホン酸塩、ジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウムなどの、スルホコハク酸塩のジアルキルエステル、ソルビトールオレイン酸エステルなどのソルビトールエステル、塩化ラウリルトリメチルアンモニウムなどの第四級アミン、ポリエチレングリコールステアリン酸エステルなどの、脂肪酸のポリエチレングリコールエステル、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロックコポリマー、ならびにモノおよびジアルキルリン酸エステルの塩が挙げられる。
農業用組成物中に一般に使用される他の補助剤としては、相溶化剤、消泡剤、金属イオン封鎖剤、中和剤および緩衝剤、腐食抑制剤、染料、臭気剤、展着剤、浸透助剤(penetration aid)、固着剤、分散剤、増粘剤、凝固点降下剤、抗微生物剤などが挙げられる。組成物は、他の適合した成分、たとえば、他の除草剤、植物成長調整剤、殺カビ剤、殺虫剤などを含有していてもよく、液体肥料または固体の粒状肥料担体、たとえば硝酸アンモニウムや尿素などを配合することができる。
本発明の除草剤組成物中の活性成分の濃度は、一般に、約0.001〜約98重量パーセントである。約0.01〜約90重量パーセントの濃度が用いられることが多い。濃縮物として用いるように設計された組成物では、活性成分は、一般に、約5〜約98重量パーセント、好ましくは約10〜約90重量パーセントの濃度で存在する。このような組成物は、通常、施用前に水などの不活性担体で希釈される。雑草または雑草の場所に普通に施用される希釈された組成物は、一般に、約0.0001〜約1重量パーセントの活性成分を含有し、好ましくは約0.001〜約0.05重量パーセントを含有する。
本組成物は、従来の地上もしくは空中散粉機、散布機、および散粒機の使用によって、潅漑水に加えることによって、また当業者に知られている他の従来の手段によって、雑草またはその場所に施用することができる。
以下の実施例は、本発明の種々の態様を例示するために提示するものであり、特許請求の範囲を限定するとみなすべきでない。
考慮すべき事項:フッ素スペクトルは、Bruker DRX400分光計において376MHzで取得した。スペクトルは、外部標準としてのトリクロロフルオロメタン(CFCl3)を参照とし、通常はプロトンデカップリングを用いて実施した。
(E)−トリメチル(2−(トリブチルスタンニル)ビニル)シランの調製
水素化トリブチルスズ(2.0mL、7.3mmol、1.0当量)およびエチニルトリメチルシラン(2.1mL、15mmol、2.0当量)を合わせ、AIBN(60mg、0.36mmol、0.05当量)を加え、得られる無色の無希釈溶液を80℃に加熱した。加熱すると、反応液が発熱して約110℃になった。反応混合物を冷却して80℃に戻し、20時間撹拌した。反応混合物を23℃に冷却して、未精製の表題化合物を淡黄色の油状物(2.8g、粗収率99%)として得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 6.96 (d, J = 22.5 Hz, 1H), 6.60 (d, J = 22.5 Hz, 1H), 1.44-1.54 (m, 6H), 1.23-1.35 (m, 6H), 0.82-0.91 (m, 15H), 0.03 (s, 9H).
トリエトキシ(エチニル)シランの調製
0.5M臭化エチニルマグネシウム(20mL、10mmol、1.0当量)をテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした−78℃の撹拌した溶液に、クロロトリエトキシシラン(2.0mL、10mmol、1.0当量)を加えた。得られる薄い褐色の不均質な混合物を直ちに23℃に温め、1時間撹拌した。得られる薄い褐色の均質な溶液を50℃に加熱し、4時間撹拌した。冷却した反応混合物を真空中で濃縮した。得られる黄褐色の粉末をヘキサン(50mL)にスラリー化し、真空濾過し、追加のヘキサン(3×25mL)ですすいだ。濾液を硫酸マグネシウムで乾燥させ、重力濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を淡黄色の油状物(1.5g、収率80%)として得た:IR (薄膜) 3252 (w), 2976 (s), 2929 (m), 2913 (w), 2890 (m), 2046 (m) cm-1; 1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 3.90 (q, J = 7 Hz, 6H), 2.35 (s, 1H), 1.23 (t, J = 7 Hz, 9H).
(E)−トリエトキシ(2−(トリブチルスタンニル)ビニル)シランの調製
水素化トリブチルスズ(1.9mL、7.2mmol、1.0当量)とトリエトキシ(エチニル)シラン(1.5g、7.9mmol、1.1当量)を合わせた。AIBN(60mg、0.36mmol、0.05当量)を加え、得られる黄色の溶液を80℃に加熱した。80℃に到達すると、反応液が発熱して104℃になった。黄色の溶液を冷却して80℃に戻し、20時間撹拌した。反応混合物を冷却して、表題化合物を淡黄色の油状物(3.5g、粗収率99%)として得た。IR (薄膜) 2957 (s), 2925 (s), 2873 (m), 2854 (m) cm-1; 1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.43 (d, J = 24 Hz, 1H), 6.37 (d, J = 24 Hz, 1H), 3.83 (q, J = 7 Hz, 6H), 1.49 (m, 6H), 1.29 (m, 6H), 1.22 (t, J = 7 Hz, 9 H), 0.82-0.92 (m, 15 H).
メチル6−アミノ−2−(4−クロロ−2,3−ジフルオロフェニル)−ピリミジン−4−カルボキシレートの調製
20mL容Biotageマイクロ波対応容器に、2−(4−クロロ−2,3−ジフルオロフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(1.4g、5.1mmol、1.2当量)およびメチル6−アミノ−2−クロロピリミジン−4−カルボキシレート(800mg、4.3mmol、1.0当量)を順次加えた後、フッ化セシウム(1.3g、8.5mmol、2.0当量)、酢酸パラジウム(II)(38mg、0.17mmol、0.04当量)、および3,3’,3”−ホスフィントリイルトリベンゼンスルホン酸ナトリウム(190mg、0.34mmol、0.08当量)を加えた。水:アセトニトリルの3:1混合物(8.5mL)を加え、得られる褐色の混合物をBiotageマイクロ波装置に入れ、150℃で5分間加熱した。冷却した反応混合物を水(300mL)で希釈し、ジクロロメタン(5×100mL)で抽出した。有機層を合わせて乾燥させ(硫酸マグネシウム)、重力濾過し、真空中で濃縮した。生成物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO2、40%の酢酸エチルヘキサン溶液)によって精製して、表題化合物をオフホワイト色の粉末(880mg、収率68%)として得た:融点192〜195℃;1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.77 (m, 1H), 7.21-7.28 (m, 2H), 7.15 (s, 1H), 5.23 (br s, 2H), 4.00 (s, 3H); IR (非希釈フィルム) 3493 (w), 3393 (m), 3342 (m), 3211 (s), 1730 (m), 1649 (m); ESIMS m/z 300 ([M+H]+).
メチル6−アミノ−5−ブロモ−2−(4−クロロ−2,3−ジフルオロフェニル)ピリミジン−4−カルボキシレートの調製
メチル6−アミノ−2−(4−クロロ−2,3−ジフルオロフェニル)ピリミジン−4−カルボキシレート(760mg、2.5mmol、1.0当量)を氷酢酸(10mL)に懸濁させた23℃の撹拌した懸濁液に、酢酸カリウム(750mg、7.6mmol、3.0当量)および臭素(150μL、2.8mmol、1.1当量)を順次加えた。得られる橙色の濃厚な混合物を23℃で2時間撹拌した。反応混合物を飽和チオ硫酸ナトリウム溶液(約50mL)で失活させ、50%水酸化ナトリウム溶液を使用してpH=7に調整した。得られる白色の混合物を水(150mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×100mL)で抽出した。有機層を合わせて乾燥させ(硫酸マグネシウム)、重力濾過し、真空中で濃縮した。生成物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO2、33%の酢酸エチルヘキサン溶液)によって精製して、表題化合物を白色の粉末(760mg、収率79%)として得た:融点175〜178℃;1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.76 (ddd, 1H, J = 9, 7, 2 Hz), 7.23 (ddd, 1H, J = 9, 7, 2 Hz), 5.70 (br s, 2H), 4.01 (s, 3H); IR (非希釈フィルム) 3473 (s), 3317 (s), 3179 (s), 2963 (w), 1740 (s), 1651 (s); ESIMS m/z 378 ([M+H]+).
メチル6−アミノ−2−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−ヨードピリミジン−4−カルボキシレートの調製
メチル6−アミノ−2−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリミジン−4−カルボキシレート(6.17g、21.91mmol、調製についてはUS20090088322を参照されたい)をメタノール(100ml)で希釈した。過ヨウ素酸(2.10g、9.21mmol)およびヨウ素(5.26g、20.72mmol)を加え、反応液を還流状態で終夜加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、亜硫酸ナトリウムの1N溶液中に注いだ。水相をジクロロメタンで抽出した。有機相を合わせて1N亜硫酸ナトリウムで洗浄し、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、セライト上に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO2、30%のEtOAc:Hex)によって精製すると、表題化合物(1.46g、収率16%)が白色の固体として得られた。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) d 3.89 (s, 3H), 7.34 - 7.46 (m, 1H), 7.53 (dd, J = 10.7, 2.0 Hz, 1H), 7.89 (t, J = 8.4 Hz, 1H); 19F NMR (376 MHz, DMSO-d6) d -110.23; ESIMS m/z 408 ([M+H]+), 406 ([M-H]-).
実施例6の方法によって調製された別の化合物は、
メチル6−アミノ−2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−ヨードピリミジン−4−カルボキシレートである:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) d 3.89 (s, 3H), 3.91 (d, J = 0.9 Hz, 3H), 7.41 (dd, J = 8.7, 1.7 Hz, 1H), 7.61 (dd, J = 8.7, 7.6 Hz, 1H); 19F NMR (376 MHz, DMSO-d6) d -128.38; ESIMS m/z 438 ([M+H]+), 436 ([M-H]-).
(E)−メチル6−アミノ−2−(4−クロロ−2,3−ジフルオロフェニル)−5−(2−(トリメチルシリル)ビニル)ピリミジン−4−カルボキシレート(化合物1)の調製
5mL容Biotageマイクロ波対応容器に、(E)−トリメチル(2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ビニル)シラン(470mg、2.1mmol、1.2当量)およびメチル6−アミノ−5−ブロモ−2−(4−クロロ−2,3−ジフルオロフェニル)ピリミジン−4−カルボキシレート(650mg、1.7mmol、1.0当量)を順次加えた後、フッ化セシウム(260mg、1.7mmol、1.0当量)、酢酸パラジウム(II)(19mg、0.086mmol、0.05当量)、および3,3’,3”−ホスフィントリイルトリベンゼンスルホン酸ナトリウム(98mg、0.17mmol、0.10当量)を加えた。水:アセトニトリル(3.5mL)の3:1混合物を加え、得られる褐色の混合物をBiotageマイクロ波装置に入れ、15分間150℃に加熱した。冷却した反応混合物を水(150mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×50mL)で抽出した。有機層を合わせて乾燥させ(硫酸マグネシウム)、重力濾過し、真空中で濃縮した。生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(17%の酢酸エチルヘキサン溶液)によって精製して、表題化合物をオフホワイト色の粉末(290mg、収率43%)として得た:融点139〜141℃;1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.76 (m, 1H), 7.22 (m, 1H), 6.94 (d, 1H, J = 20 Hz), 6.37 (d, 1H, J = 20 Hz), 5.38 (br s, 2H), 3.92 (s, 3H), 0.19 (s, 9H); IR (非希釈フィルム) 3449 (m), 3350 (s), 3242 (m), 3103 (w), 2954 (m), 1728 (s), 1634 (s); ESIMS m/z 398 ([M+H]+).
実施例7の方法によって調製された別の化合物は、
(E)−メチル6−アミノ−2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−(2−(トリメチルシリル)ビニル)−ピリミジン−4−カルボキシレート(化合物2)である:融点161〜163℃;1H NMR (CDCl3) δ 7.65 (dd, J = 8, 9 Hz, 1H), 7.21 (dd, J = 2, 9 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 19 Hz, 1H), 6.37 (d, J = 19 Hz, 1H), 5.37 (br s, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.92 (s, 3H), 0.19 (s, 9H); ESIMS m/z 410 ([M+H]+).
(E)−メチル6−アミノ−2−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(2−(トリメチルシリル)ビニル)ピリミジン−4−カルボキシレート(化合物3)の調製
20mL容Biotageマイクロ波対応反応容器に、メチル6−アミノ−2−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−ヨードピリミジン−4−カルボキシレート(400mg、0.981mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(113mg、0.098mmol)を加えた。容器を密閉し、窒素ガスパージした。(E)−トリメチル(2−(トリブチルスタンニル)ビニル)シラン(497mg、1.276mmol)の入ったジオキサン(4907μl)を加え、反応混合物を窒素中にて90℃で終夜撹拌した。冷却した反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈した。有機相を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、シリカ上に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO2、0〜20%のEtOAc:Hexの勾配)によって精製すると、表題化合物が黄褐色の固体(0.283g、収率76%)として得られた:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) d 0.16 (s, 9H), 3.78 (s, 3H), 6.14 (d, J = 19.1 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 19.1 Hz, 1H), 7.21 - 7.68 (m, 4H), 7.92 (t, J = 8.4 Hz, 1H); 19F NMR (376 MHz, DMSO-d6) d -110.46; ESIMS m/z 380 ([M+H]+), 378 ([M-H]-).
(E)−エチル6−アミノ−2−シクロプロピル−5−(2−(トリメチルシリル)ビニル)ピリミジン−4−カルボキシレート(化合物4)の調製
20mL容Biotageマイクロ波対応反応容器に、エチル6−アミノ−5−ブロモ−2−シクロプロピルピリミジン−4−カルボキシレート(.5g、1.747mmol、調製についてはWO2005063721を参照されたい)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(.214g、0.185mmol)を加えた。容器を密閉し、窒素ガスパージした。(E)−トリメチル(2−(トリブチルスタンニル)ビニル)シラン(.96g、2.466mmol)の入ったジオキサン(8.74ml)を加え、反応混合物を120℃で6時間加熱した。冷却した反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈した。有機相を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、シリカ上に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO2、0〜40%のEtOAc:Hexの勾配)によって精製すると、表題化合物が黄褐色の固体(0.305g、収率57%)として得られた:融点99〜101℃;1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 0.12 (s, 9H), 0.85 - 0.94 (m, 4H), 1.25 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 1.91 (tt, J = 7.0, 5.6 Hz, 1H), 4.20 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 6.03 (d, J = 19.1 Hz, 1H), 6.70 (d, J = 19.2 Hz, 1H), 7.01 (s, 2H); ESIMS m/z 306 ([M+H]+), 304 ([M-H]-).
(E)−6−アミノ−2−(4−クロロ−2,3−ジフルオロフェニル)−5−(2−(トリメチルシリル)ビニル)ピリミジン−4−カルボン酸(化合物5)の調製
(E)−メチル6−アミノ−2−(4−クロロ−2,3−ジフルオロフェニル)−5−(2−(トリメチルシリル)ビニル)ピリミジン−4−カルボキシレート(160mg、0.40mmol、1.0当量)をメタノール(4.0mL)に懸濁させた23℃の撹拌した懸濁液に、2M水酸化ナトリウム水溶液(400μL、0.80mmol、2.0当量)を加えた。得られる黄色の不均質な混合物を室温で3時間撹拌した。濃塩酸を滴加して反応混合物をpH約4に調整し、真空中で濃縮した。残渣を水にスラリー化し、真空濾過して、表題化合物をオフホワイト色の粉末(130mg、87%)として得た:融点155〜157℃;1H NMR (300 MHz, (CD3)2SO) δ 7.77 (m, 1H), 7.51 (m, 1H), 7.31 (br s, 2H); 6.77 (d, J = 19 Hz, 1H), 6.30 (d, J = 19 Hz, 1H), 0.12 (s, 9H); IR (非希釈) 3514 (s), 3475 (s), 3407 (s), 3336 (s), 3218 (m), 2963 (m), 1768 (m), 1640 (m), 1612 (m); ESIMS m/z 384 ([M+H]+).
上記実施例10に従って調製された他の化合物には、以下のものが含まれる:
(E)−6−アミノ−2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−(2−(トリメチルシリル)ビニル)ピリミジン−4−カルボン酸(化合物6):融点108〜110℃;1H NMR (DMSO-d6) δ 7.62 (t, J = 8 Hz, 1H), 7.39 (dd, J = 2, 8 Hz), 7.29 (br s, 2H), 6.77 (d, 1H, J = 19 Hz), 6.30 (d, 1H, J = 19 Hz), 3.90 (s, 3H), 0.12 (s, 9H); ESIMS m/z 396 ([M+H]+).
(E)−6−アミノ−2−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(2−(トリメチルシリル)ビニル)ピリミジン−4−カルボン酸(化合物7):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) d 0.16 (d, J = 1.0 Hz, 9H), 6.33 (d, J = 19.3 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 19.3 Hz, 1H), 7.04 - 7.49 (m, 3H), 7.54 (dd, J = 10.7, 1.9 Hz, 1H), 7.94 (t, J = 8.4 Hz, 1H). 19F NMR (376 MHz, DMSO-d6) d -110.47; ESIMS m/z 367 ([M+H]+).
(E)−6−アミノ−2−シクロプロピル−5−(2−(トリメチルシリル)ビニル)ピリミジン−4−カルボン酸(化合物8)の調製
(E)−エチル6−アミノ−2−シクロプロピル−5−(2−(トリメチルシリル)ビニル)ピリミジン−4−カルボキシレート(0.666g、2.180mmol)を、THF(8.7mL)、MeOH(8.7mL)、および水(4.4mL)に溶解させた。水酸化リチウム水和物(0.274g、6.54mmol)を固体として加えた。反応混合物を室温で15分間撹拌した。真空中で溶媒を除去した。得られる固体を1N HClと酢酸エチルとに分配した。水相を酢酸エチルで3回抽出した。有機物を合わせて飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。固体をヘキサン(15mL)で摩砕し、ヒートガンで穏やかに加熱した。得られる懸濁液からの固体を濾過によって収集し、真空乾燥して、表題化合物をオフホワイト色の固体(0.104g、収率17%)として得た:融点146〜149℃;1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 0.12 (s, 9H), 0.91 - 1.03 (m, 4H), 2.02 (tt, J = 7.8, 5.1 Hz, 1H), 6.22 (d, J = 19.3 Hz, 1H), 6.74 (d, J = 19.3 Hz, 1H), 7.34 (s, 2H); ESIMS m/z 278 ([M+H]+), 276 ([M-H]-)
(E)−メチル6−アミノ−2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−(2−(トリエトキシシリル)ビニル)ピリミジン−4−カルボキシレート(化合物9)の調製
メチル6−アミノ−2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−ヨードピリミジン−4−カルボキシレート(600mg、1.4mmol、1.0当量)をN,N−ジメチルホルムアミド(5.5mL)に溶かした室温の撹拌した溶液に、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)(160mg、0.14mmol、0.10当量)および(E)−トリエトキシ(2−(トリブチルスタンニル)ビニル)シラン(990mg、2.1mmol、1.5当量)を順次加えた。黄色の不均質な混合物を90℃で加熱し、5日間撹拌した。冷却した反応混合物を水(300mL)で希釈し、ジエチルエーテル(3×100mL)で抽出した。有機層を合わせて乾燥させ(硫酸マグネシウム)、重力濾過し、真空中で濃縮した。生成物を酸不使用の逆相カラムクロマトグラフィー(5%のアセトニトリル〜100%のアセトニトリルの勾配)によって精製して、表題化合物を黄色のガラス(38mg、収率6%)として得た:IR (薄膜) 3315 (w), 3069 (w), 2974 (w), 1657 (s) cm-1;1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.66 (dd, J = 9, 8 Hz, 1H), 7.29 (d, J = 18.5 Hz, 1H), 7.21 (dd, J = 9, 2 Hz, 1H), 6.06 (d, J = 18.5 Hz, 1H), 5.39 (br s, 2H), 3.98 (d, J = 1 Hz, 3H), 3.92 (s, 3H), 3.89 (q, J = 7 Hz, 6H), 1.26 (t, J = 7 Hz, 9H); ESIMS m/z 500 [(M+H)+].
(E)−6−アミノ−2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−(2−(トリヒドロキシシリル)ビニル)ピリミジン−4−カルボン酸(化合物10)
(E)−メチル6−アミノ−2−(4−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−(2−(トリエトキシシリル)ビニル)ピリミジン−4−カルボキシレート(145mg、0.29mmol、1.0当量)を3:1のメタノール:テトラヒドロフラン(4.0mL)に溶かした室温の撹拌した溶液に、2M水酸化ナトリウム水溶液(150μL、0.31mmol、1.05当量)を加えた。均質な黄色の溶液を室温で20時間撹拌した。濃塩酸を使用して反応混合物をpH4に調整し、真空中で濃縮した。残渣を水にスラリー化し、真空濾過して、表題化合物を黄褐色の粉末(95mg、収率81%)として得た:融点220〜250℃(分解);IR (薄膜) 3323(m), 3195 (m), 2944 (w), 1603 (s), 1534 (s) cm-1; 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.56-7.76 (m, 1H), 6.59-7.52 (m, 4H), 3.93 (br s, 3H); ESIMS m/z 402 [(M+H)+].
プロパン−2−イル4,5,6−トリクロロピコリネートの調製
Dean−Starkトラップおよび還流冷却器を備えた250mL容丸底フラスコにおいて、メチル4,5,6−トリクロロピコリネート(Balko,T.W.ら、米国特許6,784,137 B2、2004年8月31日にあるとおりに調製、14.19g、59.0mmol)を2−プロパノール(150mL)にスラリー化した。硫酸(98%H2SO4、8.07g、82mmol)を加え、反応混合物を加熱還流した。還流状態で20時間経過後、2−プロパノール(100mL)の大半が塔頂に留出された。室温に冷却すると、残存する反応混合物が凝固した。得られる固体をEtOAc(500mL)および飽和NaHCO3水溶液(500mL)と共に撹拌した。有機層を分離し、飽和NaCl水溶液で洗浄し、次いでセライトで濾過した。有機抽出物を回転蒸発によって150mLに濃縮した。ヘキサン(100mL)を加え、溶液を終夜−20℃で貯蔵した。結晶を収集し、ヘキサンで洗浄し、風乾した(7.58g、融点104.6〜105.7℃)。濾液を濃縮することにより2回目の収集物を得て、合計10.36g(65%)を得た:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.23 (s, 1H, ピリジンH), 5.16 (七重線, J = 6.3 Hz, 1H, CHMe2), 1.34 (d, J = 6.3 Hz, 6H, CHMe2); 13C[1H] NMR (101 MHz, CDCl3) δ 161.9 (CO2R), 150.6, 145.9, 145.0, 133.1, 125.4 (C3), 70.7 (CHMe2), 21.7 (Me). 元素分析:C9H8Cl3NO2の計算値: C, 40.26; H, 3.00; N, 5.22. 実測値: C, 40.25; H, 3.02; N, 5.22.
プロパン−2−イル4,5,6−トリフルオロピコリネートの調製
250mL容三口フラスコに、機械式スターラーと、窒素吸気口を有するDean−Starkトラップと、熱電対とを備え付けた。フラスコを窒素パージし、CsF(23.38g、154mmol)を加えた。無水DMSO(124mL)を加え、懸濁液を窒素で排気/再充填した(5回)。懸濁液を80℃で30分間加熱した。DMSO(20mL)を真空中にて75℃で留去して、残留する水をすべて除去した。窒素パージしているところへ、プロパン−2−イル4,5,6−トリクロロピコリネート(13.45g、50.1mmol)を加えた。反応混合物を排気/再充填し(3回)、激しく撹拌しながら100℃で1時間加熱した。
2つ目の250mL容三口フラスコに、機械式スターラーと、窒素吸気口を有するDean−Starkトラップと、熱電対とを備え付けた。フラスコを窒素パージし、CsF(24.41g、0.160mmol)を加えた。無水DMSO(30mL)を加え、懸濁液を窒素で排気/再充填した(5回)。懸濁液を30分間80℃に加熱した。DMSO(22mL)を真空中にて75℃で留去して、残留する水を除去した。1つ目のフラスコに入った冷却した反応混合物を、窒素中にて2つ目のフラスコにカニューレ濾過した。反応混合物を排気/再充填し(5回)、次いで100℃で1時間、次いで110℃でさらに90分間加熱した。一定分量をガスクロマトグラフィー(GC)によって分析すると、プロパン−2−イル4,5,6−トリフルオロピコリネートが96%であり、プロパン−2−イル5−クロロ−4,6−ジフルオロピコリネートがわずか1.4%存在することが示された。粗生成物溶液をそれ以上精製せずにアミノ化ステップでそのまま使用した。あるいは、生成物を水で後処理し、EtOAcで抽出し、乾燥させることにより単離して、薄い黄褐色の油状物を得ることもできる:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.94 (dd, JF-H = 4.5, 8.7 Hz, 1H, H3), 5.30 (七重線, JH-H = 6.3 Hz, 1H, CHMe2), 1.44 (d, JH-H = 6.3 Hz, 6H, CHMe2); 13C [1H] NMR (101 MHz, CDCl3) δ 161.2 (s, CO2iPr), 157.3 (ddd, JF-C = 266, 8, 6 Hz, C4/C6), 152.2 (ddd, JF-C = 241, 12, 5 Hz, C4/C6), 141.1 (dt, JF-C = 14, 7 Hz, C2), 137.0 (ddd, JF-C = 270, 31, 13 Hz, C5), 113.8 (dd, JF-C = 17, 4 Hz, C3), 70.4 (s, CHMe2), 21.33 (s, Me); 19F NMR (376 MHz, CDCl3) δ -74.29 (dd, JF-F = 24, 22 Hz, F6), -112.67 (ddd, JF-F = 22, 19, JF-H = 8.3 Hz, F4), -151.58 (ddd, JF-F = 24, 19, JF-H = 4.7 Hz, F5).
プロパン−2−イル4−アミノ−5,6−トリフルオロピコリネートの調製
実施例21からの反応混合物を濾過してCs塩を除去し、塩をDMSO(50mL)で洗浄した。DMSO洗浄溶液を、15分間アンモニア(NH3)で飽和させておいたDMSO溶液(150mL)に加えた。フラスコを、温度をほぼ16℃に保った冷浴に浸しておいた。NH3を反応混合物に30分間バブリングし、その間、白色の沈殿が形成した。90分後、一定分量をGCによって分析すると、4−アミノ生成物の単一の主ピークが示された。飽和NH4Cl水溶液(100mL)に続いてH2O(400mL)を加えて反応混合物を失活させた。水溶液をEt2O(3×150mL)、次いでEtOAc(3×150mL)に抽出した。有機抽出物を合わせてH2O(5×150mL)、次いで飽和NaCl水溶液で洗浄した。抽出物を乾燥させ(MgSO4)、蒸発にかけて黄褐色の固体とし、これを1:1のヘキサン−Et2Oで洗浄して、薄い黄褐色の粉末(5.57g、全体で51.4%)を得た:融点168〜170℃;1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.42 (d, JF-H = 5.5 Hz, 1H, ピリジンH), 5.22 (七重線, J = 6.2 Hz, 1H, CHMe2), 4.75 (s, 2H, NH2), 1.35 (d, J = 6.2 Hz, 6H, CHMe2); 13C[1H] NMR (101 MHz, DMSO-d6) δ 162.8 (CO2R), 151.2 (dd, JF-C = 228, 12 Hz, C6), 146.5 (dd, JF-C = 9, 6 Hz, C2/C4), 139.3 (dd, JF-C = 16, 5 Hz, C2/C4), 133.8 (dd, JF-C = 252, 31 Hz, C5), 112.3 (C3), 68.8 (CHMe2), 21.5 (Me); 19F NMR (376 MHz, DMSO-d6) δ -91.9 (d, JF-F = 26.6 Hz, F6), -163.9 (dd, JF-F = 26.6, JH-F = 5.6 Hz, F5). 元素分析:C9H10F2N2O2の計算値: C, 50.00; H, 4.66; N, 12.96. 実測値: C, 49.96; H, 4.65; N, 12.91.
プロパン−2−イル4−アミノ−6−クロロ−5−フルオロピコリネートの調製
ハステロイ製の100mL容Parr撹拌反応器において、プロパン−2−イル4−アミノ−5,6−ジフルオロピコリネート(4.25g、19.7mmol)をHCl(4Mジオキサン溶液、65mL)に溶解させた。反応器を100℃で2時間加熱した。室温で終夜静置すると、黄色の結晶質固体が形成した。この固体は、EtOAcに可溶性でなかったが、飽和NaHCO3水溶液(500mL)およびEtOAc(300mL)と共に振盪すると溶解した。水層をEtOAc(2×250mL)で抽出した。有機抽出物を合わせてH2O(5×50mL)、次いで飽和NaCl水溶液で洗浄した。抽出物を乾燥させ(MgSO4)、真空中で濃縮して、オフホワイト色の固体を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(120gシリカカラム、0〜100%のヘキサン−EtOAcの勾配)によって精製して、白色の固体(2.11g、46%)を得た:融点190.7〜192.4℃;1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.543 (d, JF-H = 5.7 Hz, 1H), 6.91 (br s, 2H, NH2), 5.09 (七重線, J = 6 Hz, 1H, CHMe2), 1.29 (d, J = 6 Hz, 6H, CHMe2); 13C[1H] NMR (101 MHz, DMSO-d6) δ 162.8 (CO2R), 144.8 (d, JF-C = 12 Hz, C2/C4), 143.4 (d, JF-C = 254 Hz, C5), 142.7 (d, JF-C = 4.8 Hz, C2/C4), 136.5 (d, JF-C = 17 Hz, C6), 112.8 (d, JF-C = 5 Hz, C3), 68.9 (CHMe2), 21.6 (Me); 19F NMR (376 MHz, DMSO-d6) δ -141.0 (d, JF-H = 6 Hz). 元素分析:C9H10ClFN2O2の計算値: C, 46.47; H, 4.33; N, 13.75. 実測値: C, 46.50; H, 4.33; N, 11.96.
メチル4−アミノ−6−クロロ−5−フルオロピコリネートの調製
イソプロピル4−アミノ−6−クロロ−5−フルオロピコリネート(1.35g、5.80mmol)を無水CH3OH(50mL)に溶解させ、チタン(IV)イソプロポキシド(300mg、2.2mmol)で処理し、還流状態で4時間加熱した。冷却した後、真空中で揮発性物質を除去し、残渣をEtOAc(30mL)に溶かした。この溶液をH2O(1mL)と共に20分間撹拌し、次いで珪藻土で濾過した。濾液を飽和NaCl水溶液(10mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、蒸発にかけて、表題化合物(1.2g、97%)を得た:融点180〜183℃;1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.45 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 6.93 (s, 2H), 3.83 (s, 3H); 19F NMR (376 MHz, DMSO-d6) δ -131.36, -131.42, -135.47, -135.53; EIMS m/z 204.
メチル4−アミノ−6−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−フルオロピコリネートの調製
密閉し、窒素パージしたフラスコにおいて、メチル4−アミノ−6−クロロ−5−フルオロピコリネート(3.0g、14.66mmol)、(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ボロン酸(3.07g、17.60mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(1.029g、1.466mmol)、およびフッ化セシウム(4.45g、29.3mmol)を合わせた。ジオキサン(50ml)および水(10.00ml)を加え、反応混合物を85℃で18時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈した。有機相を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、シリカ上に濃縮した。生成物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO2、0〜40%のEtOAc:Hexの勾配)によって精製して、表題化合物(3.11g、10.41mmol、収率71.0%)を白色の固体として得た:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) d 3.85 (s, 3H), 6.72 (s, 2H), 7.49 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 7.68 - 7.80 (m, 2H), 7.84 (dd, J = 10.8, 1.3 Hz, 1H); 19F NMR (376 MHz, DMSO-d6) d -144.47, -116.07; ESIMS m/z 299 ([M+H]+).
実施例19の方法によって調製された別の化合物は、
メチル4−アミノ−6−(4−クロロフェニル)−5−フルオロピコリネートである:融点174〜175℃;1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.95 - 7.82 (m, 2H), 7.52 (d, J = 6.2 Hz, 1H), 7.48 - 7.38 (m, 2H), 4.51 (s, 2H), 3.96 (s, 3H); 19F NMR (376 MHz, CDCl3) δ -145.13 (s); ESIMS m/z 281 ([M+H]+).
メチル4−アミノ−5−フルオロ−6−ビニルピコリネートの調製
メチル4−アミノ−6−クロロ−5−フルオロピコリネート(1.9g、9.29mmol)とビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.326g、0.464mmol)をジクロロエタン(30ml)中で合わせ、トリブチル(ビニル)スタンナン(3.26ml、11.14mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波反応器において140℃で2時間加熱した。冷却した反応混合物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO2、0〜40%のTHF:Hexの勾配)によって精製して、表題化合物を白色の固体(0.9g、4.59mmol、収率49.4%)として得た:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 3.83 (s, 3H), 5.57 (dd, J = 10.9, 2.2 Hz, 1H), 6.28 (dd, J = 17.3, 2.2 Hz, 1H), 6.54 (s, 2H), 6.84 - 6.97 (m, 1H), 7.37 (d, J = 6.7 Hz, 1H); 19F NMR (376 MHz, DMSO-d6) δ -148.25; ESIMS m/z 197 ([M+H]+), 195 ([M-H]-).
メチル4−アミノ−6−エチル−5−フルオロピコリネートの調製
500mL容ParrボトルにPd/C(0.976g、0.459mmol)を加え、エタノール(50ml)に溶解させたメチル4−アミノ−5−フルオロ−6−ビニルピコリネート(0.9g、4.59mmol)を加えた。ParrボトルをParr振盪機に載せ、3回窒素ガスパージし、水素ガスで43psiに加圧した。反応混合物をParr振盪機で45分間振盪した。セライトで濾過して触媒を除去した。セライトを酢酸エチルで洗浄した。濾液を合わせ、真空中で濃縮して、表題化合物を白色の固体(820mg、4.14mmol、収率90%)として得た;1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 1.17 (t, J = 7.6 Hz, 3H), 2.68 (qd, J = 7.6, 2.7 Hz, 2H), 3.80 (s, 3H), 6.39 (s, 2H), 7.34 (d, J = 6.7 Hz, 1H; 19F NMR (376 MHz, DMSO-d6) δ -147.65; ESIMS m/z 199 ([M+H]+), 197 ([M-H]-).
メチル4−アミノ−6−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−フルオロ−3−ヨードピコリネートの調製
メチル4−アミノ−6−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−フルオロピコリネート(3.1g、10.38mmol)をメタノール(40mL)に溶解させた。過ヨウ素酸(0.946g、4.15mmol)およびヨウ素(2.371g、9.34mmol)を加えた。反応混合物を還流状態で終夜加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、1N亜硫酸ナトリウムで洗浄した。有機相を1N亜硫酸ナトリウムで洗浄し、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、セライト上に濃縮した。生成物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO2、100%のジクロロメタン)によって精製して、表題化合物4.17g、9.82mmol、収率95%)をピンク色の固体として得た:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) d 3.88 (s, 3H), 6.80 (s, 2H), 7.65 - 7.77 (m, 2H), 7.77 - 7.84 (m, 1H); 19F NMR (376 MHz, DMSO-d6) d -140.15, -115.85. ESIMS m/z 426 ([M+H]+).
実施例22の方法によって調製された他の化合物には、以下のものが含まれる:
メチル4−アミノ−6−(4−クロロフェニル)−5−フルオロ−3−ヨードピコリネート:融点110〜111℃;1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.93 - 7.84 (m, 2H), 7.48 - 7.39 (m, 2H), 5.05 (s, 2H), 3.99 (s, 3H); 19F NMR (376 MHz, CDCl3) δ -140.58 (s); ESIMS m/z 407 ([M+H]+).
メチル4−アミノ−6−エチル−5−フルオロ−3−ヨードピコリネート:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 1.14 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.63 (qd, J = 7.6, 2.7 Hz, 1H), 3.34 - 3.42 (m, 7H), 3.83 (s, 2H), 6.46 (s, 1H); 19F NMR (376 MHz, DMSO-d6) δ -143.22; ESIMS m/z 323 ([M-H]-).
(E)−メチル4−アミノ−6−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−フルオロ−3−(2−(トリメチルシリル)ビニル)ピコリネート(化合物11)の調製
Biotageマイクロ波対応反応容器において、メチル4−アミノ−6−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−フルオロ−3−ヨードピコリネート(350mg、0.824mmol)とテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)(95mg、0.082mmol)を合わせ、次いで容器を密閉し、窒素パージした。(E)−トリメチル(2−(トリブチルスタンニル)ビニル)シラン(417mg、1.072mmol)の入ったジオキサン(4122μl)を加え、反応混合物をマイクロ波反応器において120℃で30分間加熱した。冷却した反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和塩化ナトリウムで洗浄した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、シリカ上に濃縮した。生成物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO2、0〜20%のEtOAc:Hexの勾配)によって精製して、表題化合物を黄褐色の固体(260mg、0.655mmol、収率79%)として得た;1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) d 0.17 (s, 9H), 3.76 (s, 3H), 6.09 (d, J = 19.2 Hz, 1H), 6.60 (s, 2H), 6.91 (d, J = 19.2 Hz, 1H), 7.75 (dd, J = 3.8, 1.9 Hz, 2H), 7.83 (dd, J = 10.8, 1.3 Hz, 1H); 19F NMR (376 MHz, DMSO-d6) d -145.16, -115.98; ESIMS m/z 398 ([M+H]+).
実施例23の方法によって調製された別の化合物は、
(E)−メチル4−アミノ−6−(4−クロロフェニル)−5−フルオロ−3−(2−(トリメチルシリル)ビニル)ピコリネート(化合物12)である:融点113〜115℃;1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.94 - 7.86 (m, 2H), 7.49 - 7.38 (m, 2H), 7.01 (d, J = 19.8 Hz, 1H), 6.27 (d, J = 19.8 Hz, 1H), 4.64 (s, 2H), 3.90 (s, 3H), 0.20 (s, 9H); 19F NMR (376 MHz, CDCl3) δ -144.45; ESIMS m/z 379 ([M+H]+).
(E)−メチル4−アミノ−6−エチル−5−フルオロ−3−(2−(トリメチルシリル)ビニル)ピコリネート(化合物13)の調製
マイクロ波反応器容器において、メチル4−アミノ−6−エチル−5−フルオロ−3−ヨードピコリネート(270mg、0.833mmol)とビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(58.5mg、0.083mmol)を合わせた。ジクロロエタン(0.8mL)に溶解させた(E)−トリメチル(2−(トリブチルスタンニル)ビニル)シラン(649mg、1.666mmol)を加え、反応混合物をマイクロ波反応器において120℃で30分間加熱した。冷却した反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈した。水相を酢酸エチルでもう3回抽出した。有機相を合わせて硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、シリカ上に濃縮した。生成物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO2、0〜30%のEtOAc:Hexの勾配)によって精製して、表題化合物をオフホワイト色の固体(143mg、0.482mmol、収率57.9%)として得た:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 0.14 (s, 9H), 1.16 (t, J = 7.6 Hz, 3H), 2.65 (qd, J = 7.6, 2.6 Hz, 2H), 3.71 (s, 3H), 5.99 (d, J = 19.3 Hz, 1H), 6.25 (s, 2H), 6.84 (d, J = 19.2 Hz, 1H); 19F NMR (376 MHz, DMSO-d6) δ -148.85; ESIMS m/z 297 ([M+H]+), 295 ([M-H]-).
(E)−4−アミノ−6−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−フルオロ−3−(2−(トリメチルシリル)ビニル)ピコリン酸(化合物14)の調製
(E)−メチル4−アミノ−6−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−フルオロ−3−(2−(トリメチルシリル)ビニル)ピコリネート(169mg、0.426mmol)を、メタノール(2mL)、THF(2mL)、および水(1mL)に溶解させた。水酸化リチウム水和物(93mg、2.216mmol)を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮乾燥した。得られる残渣を1N HClと酢酸エチルとに分配した。水相を酢酸エチルでもう3回抽出した。有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物をオフホワイト色の固体(146mg、0.381mmol、収率90%)として得た:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 0.17 (s, 9H), 6.26 (d, J = 19.4 Hz, 1H), 6.49 (s, 2H), 6.93 (d, J = 19.5 Hz, 1H), 7.68 - 7.83 (m, 2H), 7.88 (dd, J = 10.9, 1.8 Hz, 1H); 19F NMR (376 MHz, DMSO-d6) δ -145.32, -116.04 . ESIMS m/z 384 ([M+H]+).
実施例25の方法によって調製された他の化合物には、以下のものが含まれる:
(E)−4−アミノ−6−(4−クロロフェニル)−5−フルオロ−3−(2−(トリメチルシリル)ビニル)ピコリン酸(化合物15):1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.86 - 7.83 (m, 2H), 7.50 - 7.46 (m, 2H), 7.42 (d, J = 20.1 Hz, 1H), 6.29 (d, J = 20.2 Hz, 1H), 4.93 (s, 2H), 0.24 (s, 9H); 19F NMR (376 MHz, CDCl3) δ -141.35; ESIMS m/z 366 ([M+H]+), 364 ([M-H]-).
(E)−4−アミノ−6−エチル−5−フルオロ−3−(2−(トリメチルシリル)ビニル)ピコリン酸(化合物16):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 0.14 (s, 9H), 1.18 (t, J = 7.6 Hz, 3H), 2.61 - 2.72 (m, 2H), 6.12 - 6.23 (m, 3H), 6.88 (d, J = 19.4 Hz, 1H), 12.91 (s, 1H); 19F NMR (376 MHz, DMSO-d6) δ -149.02; ESIMS m/z 283 ([M+H]+), 281 ([M-H]-).
除草剤組成物の調製
以下の例示的な組成物において、部およびパーセンテージは、重量によるものである。
乳剤
これらの濃縮物を水で希釈すると、雑草の防除に適する濃度のエマルションを得ることができる。
水和剤
活性成分を対応する担体に適用し、次いでこれらを混合し、粉砕して、優れた湿潤性および懸濁力の水和剤を得る。これらの水和剤を水で希釈することにより、雑草の防除に適する濃度の懸濁液を得ることが可能である。
顆粒水和剤
活性成分をケイ酸に加え、次いでこれを他の成分と混合し、粉砕して粉末にする。粉末を水で塊状にし、篩にかけて、−10〜+60メッシュの範囲の顆粒を得る。これらの顆粒を水に分散させることにより、雑草の防除に適する濃度の懸濁液を得ることが可能である。
粒剤
活性成分をN−メチルピロリジノン、シクロヘキサノン、γ−ブチロラクトンなどの極性溶媒中にて、Celetom MP88担体、または他の適切な担体に適用する。得られる粒剤は、雑草防除のために、手、散粒機、飛行機などによって施用することができる。
すべての材料をブレンドし、粉砕して粉末にし、次いで水を加え、クレー混合物をペーストが形成されるまで撹拌する。混合物をダイで押し出して、適度な大きさの粒剤を得る。
水溶性液体
活性成分を適量の水に溶解させ、付加的なモノエタノールアミンを緩衝剤として加える。水溶性界面活性剤を加えてもよい。他の助剤を組み込んで、物理的特性、化学的特性、および/または製剤特性を改良してもよい。
出芽後除草剤活性の評価
表面積が64平方センチメートルであるプラスチック製の鉢において、所望の試験植物種の種子または小堅果を、通常はpHが6.0〜6.8であり、有機物含有量が約30パーセントであるSun Gro MetroMix(登録商標)306植付混合物に植え付けた。良好な発芽および健康な植物の確保が求められるとき、殺カビ剤処理および/または他の化学的もしくは物理的処理を適用した。植物は、日中は約23〜29℃、夜間は22〜28℃に保たれた、光周期がおよそ15時間である温室において、7〜21日間成長させた。養分および水を定期的に加え、必要に応じて、天井からの1000ワットのハロゲン化金属ランプで補助的な電照を行った。植物が第1または第2の本葉段階に達したとき、試験に用いた。
試験する最高薬量によって決定される、秤量された量の各試験化合物を、25mL容ガラス製バイアルに入れ、アセトンとジメチルスルホキシド(DMSO)の97:3v/v(体積/体積)混合物4mLに溶解させて、濃縮原液を得た。試験化合物が容易に溶解しなかった場合、混合物を加温および/または超音波処理した。得られた濃縮原液を、アセトン、水、イソプロピルアルコール、DMSO、Atplus 411F穀物油濃縮物、およびTriton(登録商標)X−155界面活性剤を48.5:39:10:1.5:1.0:0.02のv/v比で含有する水性混合物20mLで希釈して、最高施用薬量を含有する散布溶液を得た。追加の施用薬量は、この高い薬量の溶液12mLを、アセトンとジメチルスルホキシド(DMSO)の97:3(v/v)混合物2mLと、アセトン、水、イソプロピルアルコール、DMSO、Atplus 411F穀物油濃縮物、およびTritonX−155界面活性剤を48.5:39:10:1.5:1.0:0.02の(v/v)比で含有する水性混合物10mLとを含有する溶液に連続希釈することにより得て、高い薬量の1/2、1/4、1/8、1/16の薬量を得た。化合物の必要条件は、187L/haの薬量で12mLの施用体積を基準とする。製剤された化合物は、平均植物草冠高さより18インチ(43cm)上の散布高さで、0.503平方メートルの施用面積にわたり、187L/haを送達するように較正された8002Eノズルを備えたオーバーヘッド式Mandelトラック散布機を用いて植物材料に施用した。対照植物には、溶媒ブランクを用いて同様にして散布した。
処理植物および対照植物を上述の温室に入れ、試験化合物が洗い落とされないように、地下潅漑によって給水した。14日後、未処理植物の状態と比べた試験植物の状態を視覚的に判断し、0が損傷なしに相当し、100が完全な枯死に相当する、0〜100パーセントの尺度で評点をつけた。
J.BerksonによるJournal of the American Statistical Society、48、565 (1953)、およびD.Finneyによる「Probit Analysis」、Cambridge University Press (1952)に記載されているような、広く受け入れられているプロビット解析を適用することにより、上記のデータをGR50およびGR80値の算出に使用することができ、これらの値は、ターゲット植物のそれぞれ50パーセントまたは80パーセントの枯死または防除に必要となる除草剤の有効用量に相当する、成長低下指数であると定義される。
試験した化合物、用いた施用薬量、試験した植物種、および結果の一部をTable 3およびTable 4に示す。
前述の内容は、本発明を例示するものであり、本発明を限定すると解釈されるものではない。本発明は、以下の請求項によって規定され、請求項の均等物は、その中に含まれるものとする。

Claims (16)

  1. 式Iの化合物またはその農薬学的に許容可能な誘導体:

    [式中、
    Aは、窒素およびCR5からなる群から選択され、
    各R1は、C1〜C10アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C10ハロアルキル、C3
    6ハロシクロアルキル、置換または非置換のフェニル、C1〜C10アルコキシ、およびヒ
    ドロキシからなる群から独立に選択され(R1基は、同じでもよいが、そうである必要は
    ない)、
    2は、

    [式中、
    1は、水素およびフッ素からなる群から選択され、X1は、水素、ハロゲン、C1〜C6
    ルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6アルコキシ、C2〜C4アル
    コキシアルキル、C2〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6アルキ
    ルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C2〜C4アルケニルオキシ、C2〜C4
    ルキニルオキシ、C2〜C4アルケニルチオ、C2〜C4アルキニルチオ、C1〜C6ハロアル
    キル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C1〜C6ハロアルコキシ、C
    2〜C4ハロアルコキシアルキル、C2〜C6ハロアルキルカルボニル、C1〜C6ハロアルキ
    ルチオ、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C3
    6トリアルキルシリル、C2〜C4ハロアルケニルオキシ、C2〜C4ハロアルキニルオキ
    シ、C2〜C4ハロアルケニルチオ、C2〜C4ハロアルキニルチオ、および−N(R72
    らなる群から選択され、Y1は、水素、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアル
    キル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシからなる群から選択され、Z1は、
    水素およびフッ素からなる群から選択され、X1およびY1は、−O(CH2nCH2−ま
    たは−O(CH2nO−からなる群から選択され、n=1または2である]からなる群か
    ら選択され、
    3およびR4は、水素、C1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、
    ヒドロキシ、C1〜C6アルコキシ、アミノ、C1〜C6アシル、C1〜C6カルボアルコキシ
    、C1〜C6アルキルカルバミル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6トリアルキルシ
    リル、およびC1〜C6ジアルキルホスホニルからなる群から独立に選択され、
    5は、水素、フッ素、および塩素からなる群から選択され、
    6は、水素、フッ素、塩素、C1〜C4アルキル、およびC1〜C4ハロアルキルからなる
    群から選択され、
    7は、水素、C1〜C4アルキル、およびC1〜C4ハロアルキルからなる群から選択され
    、ここで、前記農薬学的に許容可能な誘導体は、塩、溶媒和物、水和物、エステル、アシルヒドラジド、イミデート、チオイミデート、アミジン、アミド、オルトエステル、アシルシアニド、ハロゲン化アシル、チオエステル、チオノエステル、ジチオールエステル、ニトリル、シリルアミン、ホスホリルアミン、ホスフィンイミン、ホスホルアミデート、スルホンアミド、スルフィルイミン、スルホキシミン、アミナール、ヘミアミナール、チオアミド、カルバメート、チオカルバメート、尿素、イミン、ニトロ、ニトロソ、及びアジ化物からなる群より選択される。]。
  2. 前記農学的に許容される誘導体が塩、溶媒和物、水和物、エステル、アシルヒドラジド、イミデート、チオイミデート、アミジン、アミド、オルトエステル、アシルシアニド、ハロゲン化アシル、チオエステル、チオノエステル、ジチオールエステル、およびニトリルからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  3. 式Iの化合物またはその農薬学的に許容可能な誘導体:

    [式中、
    Aは、窒素およびCR5からなる群から選択され、
    各R1は、C1〜C10アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C10ハロアルキル、C3
    6ハロシクロアルキル、置換または非置換のフェニル、C1〜C10アルコキシ、およびヒ
    ドロキシからなる群から独立に選択され(R1基は、同じでもよいが、そうである必要は
    ない)、
    2

    [式中、
    1は、水素およびフッ素からなる群から選択され、X1は、水素、ハロゲン、C1〜C6
    ルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6アルコキシ、C2〜C4アル
    コキシアルキル、C2〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6アルキ
    ルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C2〜C4アルケニルオキシ、C2〜C4
    ルキニルオキシ、C2〜C4アルケニルチオ、C2〜C4アルキニルチオ、C1〜C6ハロアル
    キル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C1〜C6ハロアルコキシ、C
    2〜C4ハロアルコキシアルキル、C2〜C6ハロアルキルカルボニル、C1〜C6ハロアルキ
    ルチオ、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C3
    6トリアルキルシリル、C2〜C4ハロアルケニルオキシ、C2〜C4ハロアルキニルオキ
    シ、C2〜C4ハロアルケニルチオ、C2〜C4ハロアルキニルチオ、および−N(R72
    らなる群から選択され、Y1は、水素、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアル
    キル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシからなる群から選択され、Z1は、
    水素およびフッ素からなる群から選択され、X1およびY1は、−O(CH2nCH2−ま
    たは−O(CH2nO−からなる群から選択され、n=1または2である]からなる群か
    ら選択され、
    3およびR4は、水素、C1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、
    ヒドロキシ、C1〜C6アルコキシ、アミノ、C1〜C6アシル、C1〜C6カルボアルコキシ
    、C1〜C6アルキルカルバミル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6トリアルキルシ
    リル、およびC1〜C6ジアルキルホスホニルからなる群から独立に選択され、
    5は、水素、フッ素、および塩素からなる群から選択され、
    6は、水素、フッ素、塩素、C1〜C4アルキル、およびC1〜C4ハロアルキルからなる
    群から選択され、
    7は、水素、C1〜C4アルキル、およびC1〜C4ハロアルキルからなる群から選択され
    、ここで、前記農薬学的に許容可能な誘導体は、塩、溶媒和物、水和物、エステル、アシルヒドラジド、イミデート、チオイミデート、アミジン、アミド、オルトエステル、アシルシアニド、ハロゲン化アシル、チオエステル、チオノエステル、ジチオールエステル、ニトリル、シリルアミン、ホスホリルアミン、ホスフィンイミン、ホスホルアミデート、スルホンアミド、スルフィルイミン、スルホキシミン、アミナール、ヘミアミナール、チオアミド、カルバメート、チオカルバメート、尿素、イミン、ニトロ、ニトロソ、及びアジ化物からなる群より選択される。]を含む農業用組成物。
  4. 雑草の成長を調節するのに十分な量で適用される、請求項3に記載の組成物。
  5. 前記農学的に許容される誘導体が塩、溶媒和物、水和物、エステル、アシルヒドラジド、イミデート、チオイミデート、アミジン、アミド、オルトエステル、アシルシアニド、ハロゲン化アシル、チオエステル、チオノエステル、ジチオールエステル、およびニトリルからなる群から選択される、請求項3に記載の組成物。
  6. 有効量の式Iの化合物またはその農薬学的に許容可能な誘導体:

    [式中、
    Aは、窒素およびCR5からなる群から選択され、
    各R1は、C1〜C10アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C10ハロアルキル、C3
    6ハロシクロアルキル、置換または非置換のフェニル、C1〜C10アルコキシ、およびヒ
    ドロキシからなる群から独立に選択され(R1基は、同じでもよいが、そうである必要は
    ない)、
    2は、

    [式中、
    1は、水素およびフッ素からなる群から選択され、X1は、水素、ハロゲン、C1〜C6
    ルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6アルコキシ、C2〜C4アル
    コキシアルキル、C2〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6アルキ
    ルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、C2〜C4アルケニルオキシ、C2〜C4
    ルキニルオキシ、C2〜C4アルケニルチオ、C2〜C4アルキニルチオ、C1〜C6ハロアル
    キル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル、C1〜C6ハロアルコキシ、C
    2〜C4ハロアルコキシアルキル、C2〜C6ハロアルキルカルボニル、C1〜C6ハロアルキ
    ルチオ、C1〜C6ハロアルキルスルフィニル、C1〜C6ハロアルキルスルホニル、C3
    6トリアルキルシリル、C2〜C4ハロアルケニルオキシ、C2〜C4ハロアルキニルオキ
    シ、C2〜C4ハロアルケニルチオ、C2〜C4ハロアルキニルチオ、および−N(R72
    らなる群から選択され、Y1は、水素、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアル
    キル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシからなる群から選択され、Z1は、
    水素およびフッ素からなる群から選択され、X1およびY1は、−O(CH2nCH2−ま
    たは−O(CH2nO−からなる群から選択され、n=1または2である]からなる群か
    ら選択され、
    3およびR4は、水素、C1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、
    ヒドロキシ、C1〜C6アルコキシ、アミノ、C1〜C6アシル、C1〜C6カルボアルコキシ
    、C1〜C6アルキルカルバミル、C1〜C6アルキルスルホニル、C1〜C6トリアルキルシ
    リル、およびC1〜C6ジアルキルホスホニルからなる群から独立に選択され、
    5は、水素、フッ素、および塩素からなる群から選択され、
    6は、水素、フッ素、塩素、C1〜C4アルキル、およびC1〜C4ハロアルキルからなる
    群から選択され、
    7は、水素、C1〜C4アルキル、およびC1〜C4ハロアルキルからなる群から選択され
    、ここで、前記農薬学的に許容可能な誘導体は、塩、溶媒和物、水和物、エステル、アシルヒドラジド、イミデート、チオイミデート、アミジン、アミド、オルトエステル、アシルシアニド、ハロゲン化アシル、チオエステル、チオノエステル、ジチオールエステル、ニトリル、シリルアミン、ホスホリルアミン、ホスフィンイミン、ホスホルアミデート、スルホンアミド、スルフィルイミン、スルホキシミン、アミナール、ヘミアミナール、チオアミド、カルバメート、チオカルバメート、尿素、イミン、ニトロ、ニトロソ、及びアジ化物からなる群より選択される。]を領域に適用することを含む、雑草の防除方法。
  7. 雑草が、木本植物、イネ科植物、カヤツリグサ科植物、および広葉雑草からなる群から
    選択される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記農学的に許容される基誘導体が塩、溶媒和物、水和物、エステル、アシルヒドラジド、イミデート、チオイミデート、アミジン、アミド、オルトエステル、アシルシアニド、ハロゲン化アシル、チオエステル、チオノエステル、ジチオールエステル、およびニトリルからなる群から選択される、請求項6に記載の方法。
  9. 式Iを雑草の出芽前に適用する、請求項6に記載の方法。
  10. 式Iを雑草の出芽後に適用する、請求項6に記載の方法。
  11. 式Iを雑草に直接適用する、請求項6に記載の方法。
  12. 殺カビ剤、殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺節足動物剤、および殺菌剤からなる群から
    選択される少なくとも1種の化合物をさらに含む、請求項3に記載の式Iの化合物を含む
    組成物。
  13. 除草有効量の請求項1に記載の化合物を植生またはその場所に接触させる、または土壌
    に施用して植生の出芽を予防することを含む、望ましくない植生の防除方法。
  14. 請求項1に記載の化合物と、農学的に許容される補助剤または担体とを含む混合物。
  15. 請求項12に記載の組成物と、農学的に許容される補助剤または担体とを含む混合物。
  16. 殺カビ剤、殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺節足動物剤、および殺菌剤からなる群から
    選択される少なくとも1種の化合物をさらに含む、請求項6に記載の方法。
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