JP5802075B2 - 設定値自動変更装置および方法 - Google Patents

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Description

この発明は、制御対象空間の室内温度の設定値(設定温度)を自動的に変更する設定値自動変更装置および方法に関するものである。
従来より、空調制御システムでは、制御対象空間の室内温度を実温度として計測し、この実温度を設定温度に一致させるように制御対象空間への調和空気の能力を制御するようにしている。例えば、制御対象空間への調和空気の能力として、制御対象空間へ調和空気を供給する空調機への冷温水の量(冷温水弁の弁開度)を制御したり、空調機からの調和空気の供給量(給気ファンの回転数)を制御したりしている。
この空調制御システムにおいて、制御対象空間への調和空気の能力を制御する空調コントローラ(監視装置)には、設定温度を表示する設定温度表示部が設けられている。この設定温度表示部には、設定温度だけを表示するタイプ、設定温度とその時の室内温度(実温度)とを同時に表示するタイプ、設定温度と実温度とを切り替えて表示するタイプなどがある。
また、設定温度表示部に表示される設定温度は、ユーザ操作によって変更することが可能である。例えば、エネルギーの使用量が増大すると思われる場合、制御対象空間の快適さを損なわない範囲で設定温度を変更し、エネルギーの使用量の削減を図ることができる。例えば、冷房運転中であれば設定温度を高めに変更(緩和)し、暖房運転中であれば設定温度を低めに変更(緩和)するというように、制御対象空間に対して定められている設定温度を省エネルギー方向へ変更して、エネルギーの使用量を削減する(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−286445号公報
しかしながら、設定温度表示部に設定温度のみを表示している場合には、設定温度と実温度との関係性が分からないため、ユーザによる設定温度の緩和が空振りになることがある。例えば、冷房運転中、設定温度を上げたにも拘わらず、その変更後の設定温度が実温度よりも低い場合、実温度は変化せず、実質的な設定温度の緩和とはならない。
また、設定温度と実温度の両方が表示できる場合、ユーザは、緩和前の設定温度と実温度とを比較し、緩和後の設定温度を決定する必要があり、ユーザの負担になり易い。例えば、冷房運転中、緩和前の設定温度が24℃で実温度が26℃であるとき、実温度を1℃緩和するためには、設定温度を25℃とするのではなく、27℃にする必要がある。この場合、ユーザは、現在の実温度との関係から設定温度を定めなければならない。
この問題は、設定温度と実温度との間の「空調特有の不整合(設定温度と実温度との間の乖離)」の発生が原因となっている。例えば、製造装置の温度制御であれば、ヒータに対してコントローラが出している出力(操作量MV)が上限(100%)であるとか下限(0%)であるとかを、温度を指示するオペレータが認識できる。また、製造装置の設計としても、必要な温度状態をヒータの下限から上限の範囲で実現できるようになっている。
これに対して、空調の温度制御では、居住者はもとより建物管理者でも、コントローラが出している出力が上限や下限に到達しているか否かを認識することはなく、建物の設計としても年間を通して極端に暑い条件や寒い条件に対応できるような過剰な空調設備は採用されない。このような設計上の常識や制御ロジック(PID演算など)のメカニズムを認識していない者(居住者など)に温度を指示する権限が与えられているため、設定温度と実温度との間に乖離が発生する。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、設定温度と実温度との間の乖離の発生を少なくし、ユーザに負担を強いることなく、ユーザが意図した設定温度の緩和を常に行わせるようにすることが可能な設定値自動変更装置および方法を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、制御対象空間の室内温度を実温度として計測する実温度計測手段と、制御対象空間の室内温度の設定値を設定温度として記憶する設定温度記憶手段と、実温度を設定温度に一致させるように制御対象空間への調和空気の能力を制御する制御手段と、実温度と設定温度とが不一致の状態で、制御対象空間への調和空気の能力の制御が限界に達している状態が所定時間以上続いた場合、設定温度をその時の実温度に変更する設定温度自動変更手段とを備え、設定温度自動変更手段は、実温度と前記設定温度とが不一致の状態で、制御対象空間へ調和空気を供給する空調機に対する操作量が限界に達している状態が所定時間以上続いた場合、設定温度をその時の実温度に変更することを特徴とする。
この発明によれば、実温度と設定温度とが不一致の状態で、制御対象空間へ調和空気を供給する空調機に対する操作量が限界に達している状態が所定時間以上続くと、設定温度がその時の実温度に変更される。例えば、冷房運転中、実温度が設定温度よりも高く、冷温水弁の弁開度や給気ファンの回転数などが限界(100%)に達している状態が所定時間以上続くと、設定温度が自動的に上げられ、実温度と等しくなる。これにより、設定温度と実温度との間の乖離した状態が自動的に解消される。
また、本発明において、設定温度をその時の実温度に変更した後、室内負荷が減少し、制御対象空間へ調和空気を供給する空調機に対する操作量に余裕ができた場合、変更した設定温度を変更前の設定温度に変更するようにしたり、制御対象空間へ調和空気を供給する空調機に対する操作量が限界に達するまで、変更した設定温度を変更前の設定温度の方向へ徐々に変更するようにしたりしてもよい。
また、制御対象空間へ調和空気を供給する空調機に対する操作量に余裕ができた場合、変更前の設定温度で空調機を運転したと仮定した際に制御対象空間へ調和空気を供給する空調機に対する操作量が限界に達する場合には、設定温度と実温度が追従できて変更前の設定温度に最も近い値を変更後の設定温度として定めたり、変更前の設定温度で空調機を運転したと仮定した際に制御対象空間へ調和空気を供給する空調機に対する操作量が限界に達しない場合は、変更前の設定温度を変更後の設定温度として定めるようにしてもよい。
また、設定温度自動緩和支援手段の動作を有効とするのか無効とするのかの選択的な設定を可能とする有効/無効設定手段を設けるようにしてもよく、現在の設定温度を、設定温度自動緩和支援手段によって決定された値であるのか否かを識別可能に表示する設定温度表示手段を設けるようにしてもよい。
なお、本発明は、設定値自動変更装置としてではなく、設定値自動変更方法として実現することも可能である。請求項7〜12に係る発明は、請求項1〜6の設定値自動変更装置に係る発明を方法としたものである。
本発明によれば、実温度と設定温度とが不一致の状態で、制御対象空間へ調和空気を供給する空調機に対する操作量が限界に達している状態が所定時間以上続いた場合、設定温度をその時の実温度に変更するようにしたので、設定温度と実温度との間の乖離した状態を自動的に解消させるようにして、設定温度と実温度との間の乖離の発生を少なくし、ユーザに負担を強いることなく、ユーザが意図した設定温度の緩和を常に行わせるようにすることが可能となる。
本発明に係る設定値自動変更装置を用いた空調制御システムの一実施の形態の要部を示す計装図である。 この空調制御システムに設けられた空調コントローラが有する設定温度自動変更機能の第1例(実施の形態1)を説明するためのタイムチャートである。 実温度の変化から制御対象空間への調和空気の冷却能力の限界を判断するようにした場合の空調コントローラの要部の機能ブロック図である。 冷温水弁への弁開度から制御対象空間への調和空気の冷却能力の限界を判断するようにした場合の空調コントローラの要部の機能ブロック図である。 給気ファンへのファンINV出力から制御対象空間への調和空気の冷却能力の限界を判断するようにした場合の空調コントローラの要部の機能ブロック図である。 この空調コントローラが有する設定温度自動変更機能の第2例(実施の形態2)を説明するためのタイムチャートである。 この空調コントローラが有する設定温度自動変更機能の第3例(実施の形態3)を説明するためのタイムチャートである。 この空調コントローラが有する設定温度自動変更機能の第4例(実施の形態4)を説明するためのタイムチャートである。 本発明に係る設定値自動変更装置を用いた空調制御システムの他の実施の形態の要部を示す計装図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る設定値自動変更装置を用いた空調制御システムの要部を示す計装図である。なお、以下の説明では、本発明の権利範囲に含まれないものも実施の形態として記載されているが、ここでは全て実施の形態として説明する。
図1において、1は制御対象空間、2は制御対象空間1へ調和された空気を供給する空調機(FCU)、3は冷温水弁、4は本発明に係る設定値自動変更装置の一実施の形態として設けられた空調コントローラである。
この空調制御システムにおいて、空調機2は冷温水コイル2−1と給気ファン2−2とを備えている。冷温水弁3は空調機2の冷温水コイル2−1への冷温水の供給通路に設けられている。この例において、冷温水弁3は、空調機2の冷温水コイル2−1から戻される冷温水の還水管路に設けられている。
制御対象空間1には、制御対象空間1の室内温度を実温度として計測する室内温度センサ5が設けられている。室内温度センサ5によって計測された実温度tpvは空調コントローラ4へ送られる。また、空調コントローラ4には、ユーザからの室内温度の設定値が設定温度tspとして与えられる。
空調コントローラ4は、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現され、本実施の形態特有の機能として設定温度自動変更機能を有している。以下、冷房運転時を例にとって、この空調コントローラ4が有する設定温度自動変更機能について説明する。
〔実施の形態1〕
図2は空調コントローラ4が有する設定温度自動変更機能の第1例(実施の形態1)を説明するためのタイムチャートである。同図に実線で示す特性は設定温度tspの変化を示し、一点鎖線で示す特性は実温度tpvの変化を示す。
この例では、t0〜t1点までは実温度tpv(26℃)が設定温度tsp(26℃)に追従しており、t1点において設定温度tspがユーザ操作によって26℃から20℃に変更設定(手動設定)されている。なお、t1点において設定温度tspがプログラム等で26℃から20℃に自動的に変更設定(自動設定)されることもある。
空調コントローラ4は、設定温度tspが26℃から20℃に変更されると(図2に示すt1点)、実温度tpvを設定温度tspに一致させるように冷温水弁3の弁開度θを制御する。この場合、冷温水弁3の弁開度θを大きくし、冷温水弁3への冷水の供給量を増やす。これにより、空調機2からの制御対象空間1への調和空気の冷却能力が高まり、実温度tpvが設定温度tspに近づいて行く。
冷温水弁3の弁開度θが100%に達すると、空調機2からの制御対象空間1への調和空気の冷却能力の制御が限界に達し(100%運転(フル運転))、この100%運転の状態が続くと、やがて実温度tpvの変化が止まる(図2に示すt2点)。この例では、実温度tpvが24℃に達した時点で、変化が止まっている。
空調コントローラ4は、実温度tpv>設定温度tspの状態で、実温度tpvが変化しない状態が所定時間T1(この例では、T1=10分)以上続くと(図2に示すt3点)、空調機2がフル運転の状態で設定温度tspと実温度tpvとが乖離していると判断し、設定温度tsp(20℃)をその時の実温度tpv(24℃)に変更(自動変更)する(図2に示すt3点)。これにより、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離した状態が解消される。
空調コントローラ4は、t3点以降も同様にして、実温度tpv>設定温度tspの状態で、実温度tpvが変化しない状態が所定時間T1以上続くと、設定温度tspの実温度tpvへの自動変更を実施し、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離した状態を解消する。
このようにして、本実施の形態では、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離した状態が自動的に解消され、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離の発生が少なくなって、ユーザに負担を強いることなく、ユーザが意図した設定温度の緩和を常に行わせるようにすることが可能となる。
図3に実施の形態1における空調コントローラ4の要部の機能ブロック図を示す。空調コントローラ4は、設定温度tspを記憶する設定温度記憶部41と、冷温水弁3の弁開度θを制御する制御部42と、設定温度記憶部41に記憶されている設定温度tspを自動変更する設定温度自動変更部43(43A)と、室内温度センサ5によって計測された実温度tpvおよび設定温度記憶部41に記憶されている設定温度tspを表示する設定温度表示部44と、ユーザの操作に応じて設定温度自動変更部43の動作を有効とするのか無効とするのかの選択的な設定を行う有効/無効設定部45とを備えている。なお、室内温度センサ5は実温度計測手段として、空調コントローラ4に付設されている。
この空調コントローラ4において、制御部42は、室内温度センサ5によって計測された実温度tpvおよび設定温度記憶部41に記憶されている設定温度tspを入力とし、実温度tpvを設定温度tspに一致させるように冷温水弁3の弁開度θを制御する。
設定温度自動変更部43Aは、室内温度センサ5によって計測された実温度tpvおよび設定温度記憶部41に記憶されている設定温度tspを入力とし、例えば冷房運転中、実温度tpv>設定温度tspの状態で、実温度tpvが変化しない状態が所定時間T1以上続くと、設定温度記憶部41に記憶されている設定温度tspをその時の実温度tpvに変更する。
設定温度表示部44は、設定温度tspを表示する場合、その設定温度が設定温度自動変更部43によって変更された値であるのか否かを識別可能に表示する。有効/無効設定部45は、ユーザ操作(ユーザの選択操作)に応じ、設定温度自動変更部43Aの動作を無効としたり、有効としたりする。
なお、この実施の形態1において、実温度tpvが変化しない状態は、実温度tpvそのものから判断するようにしてもよいし、実温度tpvと設定温度tspとの偏差から判断するようにしてもよい。
また、この実施の形態1では、制御対象空間1への調和空気の冷却能力の制御が限界に達しているか否かを実温度tpvの変化から判断するようにしているが、冷温水弁3への弁開度θから判断するようにしてもよい。
また、空調コントローラ4によって給気ファン2−2の回転数を制御するようなシステム構成とした場合(図9参照)、給気ファン2−2への回転数調整用の出力(ファンINV出力)から、制御対象空間1への調和空気の冷却能力の制御が限界に達しているか否かを判断するようにしてもよい。
図4に冷温水弁3への弁開度θから制御対象空間1への調和空気の冷却能力の限界を判断するようにした場合の空調コントローラ4の要部の機能ブロック図を示す。この空調コントローラ4において、設定温度自動変更部43(43B)は、室内温度センサ5によって計測された実温度tpvと設定温度記憶部41に記憶されている設定温度tspと制御部42からの冷温水弁3への弁開度θとを入力とし、例えば冷房運転中、実温度tpv>設定温度tspの状態で、冷温水弁3への弁開度θが限界(100%)に達している状態が所定時間T1以上続くと、空調機2がフル運転の状態で設定温度tspと実温度tpvとが乖離していると判断し、設定温度記憶部41に記憶されている設定温度tspをその時の実温度tpvに変更する。
図5に給気ファン2−2へのファンINV出力から制御対象空間1への調和空気の冷却能力の限界を判断するようにした場合の空調コントローラ4の要部の機能ブロック図を示す。この空調コントローラ4において、設定温度自動変更部43(43C)は、室内温度センサ5によって計測された実温度tpvと設定温度記憶部41に記憶されている設定温度tspと制御部42からの給気ファン2−2へのファンINV出力を入力とし、例えば冷房運転中、実温度tpv>設定温度tspの状態で、給気ファン2−2へのファンINV出力が限界(100%)に達している状態が所定時間T1以上続くと、空調機2がフル運転の状態で設定温度tspと実温度tpvとが乖離していると判断し、設定温度記憶部41に記憶されている設定温度tspをその時の実温度tpvに変更する。
〔実施の形態2〕
図6は空調コントローラ4が有する設定温度自動変更機能の第2例(実施の形態2)を説明するためのタイムチャートである。図6(a)に実線で示す特性は設定温度tspの変化を示し、一点鎖線で示す特性は実温度tpvの変化を示す。図6(b)は冷温水弁3の弁開度θの変化を示す。
この例では、t0〜t1点までは実温度tpv(26℃)が設定温度tsp(26℃)に追従しており、t1点において設定温度tspがユーザ操作によって26℃から20℃に変更設定(手動設定)されている。なお、t1点において設定温度tspがプログラム等で26℃から20℃に自動的に変更設定(自動設定)されることもある。
空調コントローラ4は、設定温度tspが26℃から20℃に変更されると(図6(a)に示すt1点)、実温度tpvを設定温度tspに一致させるように冷温水弁3の弁開度θを制御する。この例では、冷温水弁3の弁開度θを50%から100%とし(図6(b)に示すt1点)、冷温水弁3への冷水の供給量を増大させている。これにより、空調機2からの制御対象空間1への調和空気の冷却能力が最大となり、実温度tpvが設定温度tspに近づいて行く。
冷温水弁3の弁開度θが100%の状態が続くと、やがて実温度tpvの変化が止まる(図6(a)に示すt2点)。この例では、実温度tpvが24℃に達した時点で、変化が止まっている。
空調コントローラ4は、実温度tpv>設定温度tspの状態で、実温度tpvが変化しない状態が所定時間T1(この例では、T1=10分)以上続くと(図6(a)に示すt3点)、空調機2がフル運転の状態で設定温度tspと実温度tpvとが乖離していると判断し、設定温度tsp(20℃)をその時の実温度tpv(24℃)に変更(自動変更)する(図6(a)に示すt3点)。
これにより、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離した状態が解消され、実温度tpv(24℃)が設定温度tsp(24℃)に追従するようになる。この場合、設定温度tspが緩和されることから、室内負荷が減少し、冷温水弁3の弁開度θの制御に余裕ができる。この例では、図6(b)におけるt4点で弁開度θが100%から80%となり、制御対象空間1への調和空気の冷却能力に20%の余裕ができている。
空調コントローラ4は、設定温度tspの実温度tpvへの自動変更を行った後(図6(a)に示すt3点)、弁開度θが100%未満の状態(制御対象空間1への調和空気の冷却能力に余裕ができた状態)が所定時間T2(この例では、T2=10分)以上続くと(図6(b)に示すt5点)、空調機2がフル運転していないと判断し、設定温度tsp(24℃)をユーザが設定した変更前の設定温度tsp(20℃)に変更(自動変更)する(図6(a)に示すt5点)。
空調コントローラ4は、設定温度tspが24℃から20℃に変更されると(図6(a)に示すt5点)、実温度tpv(24℃)を設定温度tsp(20℃)に一致させるように冷温水弁3の弁開度θを制御する。この例では、冷温水弁3の弁開度θを80%から100%に戻し(図6(b)に示すt5点)、冷温水弁3への冷水の供給量を増大させている。これにより、空調機2からの制御対象空間1への調和空気の冷却能力が最大となり、実温度tpvが設定温度tsp(20℃)に近づいて行く。
冷温水弁3の弁開度θが100%の状態が続くと、やがて実温度tpvの変化が止まる(図6(a)に示すt6点)。この例では、実温度tpvが22℃に達した時点で、変化が止まっている。
空調コントローラ4は、実温度tpv>設定温度tspの状態で、実温度tpvが変化しない状態が所定時間T1(T1=10分)以上続くと(図6(a)に示すt7点)、空調機2がフル運転の状態で設定温度tspと実温度tpvとが乖離していると判断し、設定温度tsp(20℃)をその時の実温度tpv(22℃)に変更(自動変更)する(図6(a)に示すt7点)。これにより、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離した状態が解消される。
空調コントローラ4は、t7点以降も同様にして、弁開度θが100%未満の状態が所定時間T2以上続くと、ユーザが設定した変更前の設定温度tsp(20℃)への自動変更を実施し、弁開度θが100%に戻り、実温度tpv>設定温度tspの状態で、実温度tpvが変化しない状態が所定時間T1以上続くと、設定温度tspの実温度tpvへの自動変更を実施し、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離した状態を解消する。
また、空調コントローラ4は、図6(a)におけるt3点の後やt7点の後、弁開度θが100%の状態で、実温度tpv>設定温度tspの状態が生じ、実温度tpvが変化しない状態が所定時間T1以上続いたような場合にも、設定温度tspの実温度tpvへの自動変更を実施し、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離した状態を解消する。
このようにして、本実施の形態では、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離した状態が自動的に解消され、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離の発生が少なくなって、ユーザに負担を強いることなく、ユーザが意図した設定温度の緩和を常に行わせるようにすることが可能となる。
また、この実施の形態では、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離した状態が自動的に解消された後、冷温水弁3の弁開度θの制御に余裕ができると、ユーザが設定した変更前の設定温度tsp(20℃)に設定温度tspが戻されるものとなる。ここで、弁開度θが100%となる場合(空調機2がフル運転となる場合)は、実温度tpvへの自動変更が繰り返されることによって、最終的に、設定温度tspと実温度tpvが追従できてユーザが設定した変更前の設定温度tsp(20℃)に最も近い値が設定温度となる。また、弁開度θが100%とならない場合(空調機2がフル運転とならない場合)は、ユーザが設定した変更前の設定温度tsp(20℃)に戻されたままとなる。これにより、ユーザの快適性を可能な限り損ねないようにしながら、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離の発生を少なくすることができるようになる。
なお、この実施の形態2においても、実施の形態1と同様、実温度tpvが変化しない状態は、実温度tpvそのものから判断するようにしてもよいし、実温度tpvと設定温度tspとの偏差から判断するようにしてもよい。
また、制御対象空間1への調和空気の冷却能力の制御が限界に達しているか否かを冷温水弁3への弁開度θから判断するようにしてもよいし、給気ファン2−2へのファンINV出力から判断するようにしてもよい。
また、設定温度tspの実温度tpvへの自動変更を行った後、給気ファン2−2へのファンINV出力が100%未満の状態が所定時間T2以上続いた場合に、設定温度tspをユーザが設定した変更前の設定温度tsp(20℃)に変更するようにしてもよい。
また、この実施の形態2では、設定温度tspの実温度tpvへの自動変更を行った後、弁開度θが100%未満の状態が所定時間T2以上続いた場合、ユーザが設定した変更前の設定温度tsp(20℃)に設定温度tspを直ちに変更するようにしているが、変更前の設定温度tsp(20℃)で空調機2を運転したと仮定した際に弁開度θが100%に達する場合には、設定温度tspと実温度tpvが追従できて変更前の設定温度tsp(20℃)に最も近い値を変更後の設定温度tspとして定め、変更前の設定温度tsp(20℃)で空調機2を運転したと仮定した際に弁開度θが100%に達しない場合は、変更前の設定温度tsp(20℃)を変更後の設定温度tspとして定めるようにしてもよい。
〔実施の形態3〕
図7は空調コントローラ4が有する設定温度自動変更機能の第3例(実施の形態3)を説明するためのタイムチャートである。図7(a)に実線で示す特性は設定温度tspの変化を示し、一点鎖線で示す特性は実温度tpvの変化を示す。図7(b)は冷温水弁3への弁開度θの変化を示す。
この例では、t0〜t1点までは実温度tpv(26℃)が設定温度tsp(26℃)に追従しており、t1点において設定温度tspがユーザ操作によって26℃から20℃に変更設定(手動設定)されている。なお、t1点において設定温度tspがプログラム等で26℃から20℃に自動的に変更設定(自動設定)されることもある。
空調コントローラ4は、設定温度tspが26℃から20℃に変更されると(図7(a)に示すt1点)、実温度tpvを設定温度tspに一致させるように冷温水弁3の弁開度θを制御する。この例では、冷温水弁3の弁開度θを50%から100%とし(図7(b)に示すt1点)、冷温水弁3への冷水の供給量を増大させている。これにより、空調機2からの制御対象空間1への調和空気の冷却能力が最大となり、実温度tpvが設定温度tspに近づいて行く。
冷温水弁3の弁開度θが100%の状態が続くと、やがて実温度tpvの変化が止まる(図7(a)に示すt2点)。この例では、実温度tpvが24℃に達した時点で、変化が止まっている。
空調コントローラ4は、実温度tpv>設定温度tspの状態で、実温度tpvが変化しない状態が所定時間T1(この例では、T1=10分)以上続くと(図7(a)に示すt3点)、空調機2がフル運転の状態で設定温度tspと実温度tpvとが乖離していると判断し、設定温度tsp(20℃)をその時の実温度tpv(24℃)に変更(自動変更)する(図7(a)に示すt3点)。
これにより、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離した状態が解消され、実温度tpv(24℃)が設定温度tsp(24℃)に追従するようになる。この場合、設定温度tspが緩和されることから、室内負荷が減少し、冷温水弁3の弁開度θの制御に余裕ができる。この例では、図7(b)におけるt4点で弁開度θが100%から80%となり、制御対象空間1への調和空気の冷却能力に20%の余裕ができている。
空調コントローラ4は、設定温度tspの実温度tpvへの自動変更を行った後(図7(a)に示すt3点)、弁開度θが100%未満の状態(制御対象空間1への調和空気の冷却能力に余裕ができた状態)が所定時間T2(この例では、T2=10分)以上続くと(図7(b)に示すt5点)、空調機2がフル運転していないと判断し、冷温水弁3の弁開度θが100%となるまで(図7(b)に示すt8点)、設定温度tsp(24℃)をユーザが設定した変更前の設定温度tsp(20℃)の方向へ0.5℃/5分ずつ変更(自動変更)する(図7(a)に示すt5〜t8点)。
この例では、設定温度tsp(弁開度θ)が24℃(80%)→23.5℃(85%)→23℃(90%)→22.5℃(95%)→22.0℃(100%)と変化し、この設定温度tspの変化に追従して実温度tpvが変化している。これにより、最終的に、弁開度θが100%の状態(空調機2がフル運転している状態)で、設定温度sp(22℃)と実温度tpv(22℃)とが等しい状況が生み出されている(図7(a)に示すt9点)。
空調コントローラ4は、t9点以降も同様にして、弁開度θが100%未満の状態が所定時間T2以上続くと、ユーザが設定した変更前の設定温度tsp(20℃)の方向への設定温度tspの段階的な自動変更を実施し、弁開度θが100%の状態で設定温度spと実温度tpvとが等しい状況を生み出す。
また、空調コントローラ4は、図7(a)におけるt3点の後やt9点の後、弁開度θが100%の状態で、実温度tpv>設定温度tspの状態が生じ、実温度tpvが変化しない状態が所定時間T1以上続いたような場合にも、設定温度tspの実温度tpvへの自動変更を実施し、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離した状態を解消する。
このようにして、本実施の形態では、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離した状態が自動的に解消され、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離の発生が少なくなって、ユーザに負担を強いることなく、ユーザが意図した設定温度の緩和を常に行わせるようにすることが可能となる。
また、この実施の形態では、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離した状態が自動的に解消された後、冷温水弁3の弁開度θの制御に余裕ができると、ユーザが設定した変更前の設定温度tsp(20℃)の方向へ設定温度tspが徐々に変更されるものとなる。ここで、弁開度θが途中で100%となる場合(空調機2がフル運転となる場合)は、設定温度tspの段階的な変更により、最終的に、設定温度tspと実温度tpvが追従できてユーザが設定した変更前の設定温度tsp(20℃)に最も近い値が設定温度となる。また、弁開度θが途中で100%とならない場合(空調機2がフル運転とならない場合)は、設定温度tspの段階的な変更により、最終的に、ユーザが設定した変更前の設定温度tsp(20℃)に戻されることになる。これにより、ユーザの快適性を可能な限り損ねないようにしながら、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離の発生を少なくすることができるようになる。
なお、この実施の形態3においても、実施の形態1と同様、実温度tpvが変化しない状態は、実温度tpvそのものから判断するようにしてもよいし、実温度tpvと設定温度tspとの偏差から判断するようにしてもよい。
また、制御対象空間1への調和空気の冷却能力の制御が限界に達しているか否かを冷温水弁3への弁開度θから判断するようにしてもよいし、給気ファン2−2へのファンINV出力から判断するようにしてもよい。
また、設定温度tspの実温度tpvへの自動変更を行った後、給気ファン2−2へのファンINV出力が100%未満の状態が所定時間T2以上続いた場合に、ユーザが設定した変更前の設定温度tspの方向へ設定温度tspを徐々に変更するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態1〜3では、冷房運転を例にとって説明したが、暖房運転でも同様の動作が行われる。この場合、空調コントローラ4は、実温度tpv<設定温度tspの状態で、実温度tpvが変化しない状態が所定時間T1以上続くと、空調機2がフル運転の状態で設定温度tspと実温度tpvとが乖離していると判断し、設定温度tspをその時の実温度tpvに変更(自動変更)する。
〔実施の形態4〕
図8は空調コントローラ4が有する設定温度自動変更機能の第4例(実施の形態4)を説明するためのタイムチャートである。同図に実線で示す特性は設定温度tspの変化を示し、一点鎖線で示す特性は実温度tpvの変化を示す。
上述した実施の形態1〜3では、冷房運転中、実温度tpv>設定温度tspの状態で、実温度tpvが変化しない状態が所定時間T1以上続いた場合に、設定温度tspをその時の実温度tpvに変更(自動変更)するようにしたが、冷房運転中、実温度tpv<設定温度tspの状態で、実温度tpvが変化しない状態が所定時間T1以上続いた場合に、設定温度tspをその時の実温度tpvに変更(自動変更)するようにしてもよい。
図8に示した例では、t0〜t1点までは実温度tpv(24℃)が設定温度tsp(24℃)に追従しており、t1点において設定温度tspがユーザ操作によって24℃から28℃に変更設定(手動設定)されている。なお、t1点において設定温度tspがプログラム等で24℃から28℃に自動的に変更設定(自動設定)されることもある。
空調コントローラ4は、設定温度tspが24℃から28℃に変更されると(図8に示すt1点)、実温度tpvを設定温度tspに一致させるように冷温水弁3の弁開度θを制御する。この場合、冷温水弁3の弁開度θを小さくし、冷温水弁3への冷水の供給量を減らす。これにより、空調機2からの制御対象空間1への調和空気の冷却能力が低下し、実温度tpvが設定温度tspに近づいて行く。
冷温水弁3の弁開度θが0%に達すると、空調機2からの制御対象空間1への調和空気の冷却能力の制御が限界に達し(0%運転)、この0%運転の状態が続くと、やがて実温度tpvの変化が止まる(図8に示すt2点)。この例では、実温度tpvが26℃に達した時点で、変化が止まっている。
空調コントローラ4は、実温度tpv<設定温度tspの状態で、実温度tpvが変化しない状態が所定時間T1(この例では、T1=10分)以上続くと(図8に示すt3点)、空調機2が0%運転の状態で設定温度tspと実温度tpvとが乖離していると判断し、設定温度tsp(28℃)をその時の実温度tpv(26℃)に変更(自動変更)する(図8に示すt3点)。これにより、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離した状態が解消される。
これと同様の動作を暖房運転中でも行わせることが可能である。この場合、空調コントローラ4は、実温度tpv>設定温度tspの状態で、実温度tpvが変化しない状態が所定時間T1以上続くと、空調機2が0%運転の状態で設定温度tspと実温度tpvとが乖離していると判断し、設定温度tspをその時の実温度tpvに変更(自動変更)する。これにより、設定温度tspと実温度tpvとの間の乖離した状態が解消される。
[実施の形態の拡張]
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施の形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
1…制御対象空間、2…空調機、2−1…冷温水コイル、2−2…給気ファン、3…冷温水弁、4…空調コントローラ(設定値自動変更装置)、5…室内温度センサ、41…設定温度記憶部、42…制御部、43(43A、43B、43C)…設定温度自動変更部、44…設定温度表示部、45…有効/無効設定部。

Claims (12)

  1. 制御対象空間の室内温度を実温度として計測する実温度計測手段と、
    前記制御対象空間の室内温度の設定値を設定温度として記憶する設定温度記憶手段と、
    前記実温度を前記設定温度に一致させるように前記制御対象空間への調和空気の能力を制御する制御手段と、
    前記実温度と前記設定温度とが不一致の状態で、前記制御対象空間への調和空気の能力の制御が限界に達している状態が所定時間以上続いた場合、前記設定温度をその時の実温度に変更する設定温度自動変更手段とを備え、
    前記設定温度自動変更手段は、
    前記実温度と前記設定温度とが不一致の状態で、前記制御対象空間へ調和空気を供給する空調機に対する操作量が限界に達している状態が所定時間以上続いた場合、前記設定温度をその時の実温度に変更する
    ことを特徴とする設定値自動変更装置。
  2. 請求項1に記載された設定値自動変更装置において、
    前記設定温度自動変更手段は、
    前記設定温度をその時の実温度に変更した後、室内負荷が減少し、前記制御対象空間へ調和空気を供給する空調機に対する操作量に余裕ができた場合、前記変更した設定温度を変更前の設定温度の方向へ変更する
    ことを特徴とする設定値自動変更装置。
  3. 請求項2に記載された設定値自動変更装置において、
    前記設定温度自動変更手段は、
    前記設定温度をその時の実温度に変更した後、室内負荷が減少し、前記制御対象空間へ調和空気を供給する空調機に対する操作量に余裕ができた場合、前記変更した設定温度を変更前の設定温度に変更する
    ことを特徴とする設定値自動変更装置。
  4. 請求項2に記載された設定値自動変更装置において、
    前記設定温度自動変更手段は、
    前記設定温度をその時の実温度に変更した後、室内負荷が減少し、前記制御対象空間へ調和空気を供給する空調機に対する操作量に余裕ができた場合、前記制御対象空間へ調和空気を供給する空調機に対する操作量が限界に達するまで、前記変更した設定温度を変更前の設定温度の方向へ徐々に変更する
    ことを特徴とする設定値自動変更装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載された設定値自動変更装置において、
    前記設定温度自動変更手段の動作を有効とするのか無効とするのかの選択的な設定を可能とする有効/無効設定手段
    を備えることを特徴とする設定値自動変更装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載された設定値自動変更装置において、
    現在の設定温度を、前記設定温度自動変更手段によって変更された値であるのか否かを識別可能に表示する設定温度表示手段
    を備えることを特徴とする設定値自動変更装置。
  7. 制御対象空間の室内温度を実温度として計測するステップと、
    前記制御対象空間の室内温度の設定値を設定温度として記憶するステップと、
    前記実温度を前記設定温度に一致させるように前記制御対象空間への調和空気の能力を制御するステップと、
    前記実温度と前記設定温度とが不一致の状態で、前記制御対象空間への調和空気の能力の制御が限界に達している状態が所定時間以上続いた場合、前記設定温度をその時の実温度に変更する設定温度自動変更ステップとを備え、
    前記設定温度自動変更ステップは、
    前記実温度と前記設定温度とが不一致の状態で、前記制御対象空間へ調和空気を供給する空調機に対する操作量が限界に達している状態が所定時間以上続いた場合、前記設定温度をその時の実温度に変更する
    ことを特徴とする設定値自動変更方法
  8. 請求項7に記載された設定値自動変更方法において、
    前記設定温度自動変更ステップは、
    前記設定温度をその時の実温度に変更した後、室内負荷が減少し、前記制御対象空間への調和空気を供給する空調機に対する操作量に余裕ができた場合、前記変更した設定温度を変更前の設定温度の方向へ変更する
    ことを特徴とする設定値自動変更方法
  9. 請求項8に記載された設定値自動変更方法において、
    前記設定温度自動変更ステップは、
    前記設定温度をその時の実温度に変更した後、室内負荷が減少し、前記制御対象空間への調和空気を供給する空調機に対する操作量に余裕ができた場合、前記変更した設定温度を変更前の設定温度に変更する
    ことを特徴とする設定値自動変更方法。
  10. 請求項8に記載された設定値自動変更方法において、
    前記設定温度自動変更ステップは、
    前記設定温度をその時の実温度に変更した後、室内負荷が減少し、前記制御対象空間への調和空気を供給する空調機に対する操作量に余裕ができた場合、前記制御対象空間へ調和空気を供給する空調機に対する操作量が限界に達するまで、前記変更した設定温度を変更前の設定温度の方向へ徐々に変更する
    ことを特徴とする設定値自動変更方法。
  11. 請求項7〜10の何れか1項に記載された設定値自動変更方法において、
    前記設定温度自動変更ステップの動作を有効とするのか無効とするのかの選択的な設定を行うステップ
    を備えることを特徴とする設定値自動変更方法。
  12. 請求項7〜11の何れか1項に記載された設定値自動変更方法において、
    現在の設定温度を、前記設定温度自動変更ステップによって変更された値であるのか否かを識別可能に表示するステップ
    を備えることを特徴とする設定値自動変更方法。
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