JP5801880B2 - 統合チューナー・スケジューリング - Google Patents

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Description

従来技術
[0001] テレビジョン番組は、テレビジョン受像機に取り付けられている、ディジタル・ビデオ・レコーダー(DVR)またはパーソナル・ビデオ・レコーダー(PVR)と呼ばれるデバイスに記録されることが頻繁に行われる。また、汎用コンピューターに1つ以上のチューナーをインストールすることによって、このコンピューターがDVRまたはPVRとして機能するように改造できることも知られている。コンピューターにロードされたソフトウェアがユーザー・インターフェースを設け、これを介して、ユーザーはテレビジョンにおいて視聴する番組または記録する番組を選択することができる。場合によっては、コンピューター同士をネットワークで互いに接続して、1つのコンピューターにおいてチューナーによって記録されたコンテンツを、他のコンピューターにおいて視聴できるようにすることも可能である。
[0002] コンテンツがどのように記録および視聴されるかには関係なく、このようなシステムは色々な種類の情報を使用して番組の選択肢をユーザーに提示し、ユーザーによって指定されたテレビジョン番組を特定し記録する。電子番組案内(EPG)は、テレビジョン番組が入手可能な種々のコンテンツ・ソースからの番組、およびプログラムが利用可能なタイム・スロットを示す。チャネル編成表は、利用可能なコンテンツのソース、および各コンテンツのソースにアクセスするためにチューナーを同調させることができるチャネルを示す。
[0003] チャネル編成表は、チューナーが接続されているテレビジョン・サービスの場所または種類に依存する場合がある。例えば、多くのケーブル・テレビジョン・サービス・プロバイダーが、彼らの加入者に、多くの主要ネットワークからの番組を提供する。しかしながら、各ネットワークからのコンテンツに使用されるチャネルは、異なるケーブル・サービス・プロバイダー毎に異なる場合がある。同様に、衛星サービス・プロバイダーは、同じコンテンツ・ソースからのテレビジョン番組(programming)に、ケーブル・サービス・プロバイダーとは異なるチャネルを使用する場合もある。更に、サービス・プロバイダーの中には、地域毎の番組を提供することもあり、これらは、場所が異なると、異なる場合もある。
[0004] また、チューナーに入手可能なチャネル編成表は、チューナーを操作するユーザーが購入するサービス・レベルに依存する場合もある。基本的なサービス登録が購入されているケーブルに接続されているチューナーは、拡張サービス登録が購入されているケーブルに接続されているチューナーよりも、チャネル編成表が制限されることもあり得る。同様に、チャネルの中には、「プレミアム」チャネルに指定されているものもあり、プレミアム登録料金を支払わないと、このチャネルにはアクセスできない。
[0005] チューナーは、それが検出することができる信号をスキャンすることによって、そのチャネル編成表を決定することができる場合もある。信号自体は、そのコンテンツ・ソースの識別を含むことができる。しかし、コンテンツ・ソースには利用可能なチャネルが関連付けられている場合があり、あるいは外部で供給される情報を使用して、チャネル編成表全体が得られる場合もある。このような情報は、ユーザーによって入力されるか、またはインターネットを介して得られる。
[0006] 動作において、セット・トップ・ボックス、またはテレビジョン・コンテンツの記録および表示をサポートするアプリケーションが入ったパーソナル・コンピューターというような、コンピューター化されたデバイスは、電子番組案内をユーザーに、通常ではグラフィカル・ユーザー・インターフェースを介して提示することができる。次いで、ユーザーはEPGに列挙されている番組を、記録するために選択することができる。記録デバイスは、EPGからの情報を使用して、コンテンツを入手すべきコンテンツ・ソース、およびその記録を予定すべきタイム・スロットを決定することができる。記録デバイスは、チャネル編成表を適用して、記録タイム・スロットの間チューナーを同調させるチャネルを決定することができる。

[0007] テレビジョン番組を視聴するときのユーザー体験は、ネットワークを介して相互作用することができる複数のコンピューター化デバイス間で、テレビジョン記録情報を統合することによって、高めることができる。所望の番組または複数の同時番組であっても記録することができる尤度が高められる。
[0008] 動作において、複数のコンピューター化デバイスは、それら自体をグループに編成することができ、これらのデバイスのうち1つがマスターに指定される。コンピューター化デバイスは、マスターに登録して、これらが内蔵するチューナーについての情報、およびこれらがサポートするチャネル編成表をマスターに供給する。マスターは、この情報を統合してマスター編成表を作り、このグループの中で利用可能なコンテンツ・ソースの全てを示すことができる。デバイスが、テレビジョン番組へのアクセスを伴う要求をそのユーザーから受けると、これらの要求をマスターに伝えることができ、マスターは、グループからチューナーを選択し、要求に応答するテレビジョン番組を入手し、それを記録するかまたはそれを生でユーザーに配信することができる。
[0009] グループ動作をサポートするために、マスターは、マスター編成表およびマスター記録スケジュールを含む、統合テレビジョン情報を維持することができる。このマスター記録スケジュールに基づいて、プログラムを記録する予定が組まれた時点において、または生のテレビジョン番組の要求に応答して、マスターはしかるべきチューナーを選択することができる。チューナーを選択するときに使用される規準は、テレビジョン番組の品質および利用可能性を高めることができる。これらの規準は、アクセスする番組のタイプ、グループ内で利用可能なチューナーのタイプ、およびチューナーを内蔵するデバイスに対するネットワーク接続の帯域幅を含むことができる。
[0010] 以上で述べたことは、本発明の非限定的な摘要であり、本発明は、添付した特許請求の範囲によって定められるものとする。
[0011] 添付図面は、同じ倍率で描かれることは意図していない。図面において、種々の図に図示されている同じまたはほぼ同じコンポーネントは、各々、同様の番号によって表される。明確化のために、あらゆる図面においてあらゆるコンポーネントに番号を付けないこともある。
図1は、本発明の実施形態が動作することができる環境例の図である。 図2は、図1のシステムにおける代表的なコンピューター化デバイスのアーキテクチャー・ブロック図である。 図3は、図2のコンピューター化デバイスによって維持されるデーター・ストアの模式図である。 図4は、図1に示されたコンピューター環境内における動作に対してコンピューター化デバイスを設定するプロセスのフロー・チャートである。 図5は、図1の環境内においてマスターとして動作するコンピューター化デバイスによって実行することができる、テレビジョン番組に生でアクセスするチューナーを選択するプロセスのフロー・チャートである。 図6は、図1の環境においてマスターとして動作するデバイスによって実行することができる、番組を記録するプロセスのフロー・チャートである。 図7は、図1の環境内において動作することができるコンピューター化デバイスを表すアーキテクチャー・ブロック図である。
[0019] 本発明者は、ネットワークを介して合同されるデバイスのグループに、テレビジョン情報を共有することをこのデバイスに可能にするサービスを配備することによって、家庭用娯楽デバイスのユーザーの体験を改良できることを認識し、それを高く評価した。この情報を共有することによって、生または記録に基づくもののいずれかでも、ユーザーが所望の番組を見ることができる尤度を高めることができる。しかし、デバイスを操作するユーザーの負担は、記録能力がある1つのデバイスを操作するときのそれと変わりない。
共有されるテレビジョン情報は、グループの中にあるデバイスの各々によってアクセス可能なテレビジョン番組に関することができる。この情報は、デバイスの中にあるチューナーの識別、およびチューナー毎のチャネル編成表を含むことができる。共有される情報を統合すると、1人以上のユーザーに対する生の表示のためであっても、または後にユーザーに提示するための記録のためであっても、それには係わらず、グループのテレビジョン番組にアクセスする総合的な能力を示すことができる。
[0020] 共有される情報は、チューナーの全てについての情報を含むことができ、チューナー・プールとして格納することができる。このグループの中にあるチューナーによってアクセスすることができるコンテンツのソースについての統合情報は、マスター・チャネル編成表の形態にしてというようにして、維持することができる。また、マスター記録スケジュールも作ることができ、グループの中にある全てのデバイスのユーザーからの、番組記録要求の統合を反映する。マスター記録スケジュールに示されるように、番組を記録すべきとき、または生のテレビジョン番組にアクセスする要求をユーザーから受けたとき、マスター・チャネル編成表を使用してチューナーを選択することができる。次いで、指示された番組を記録するまたは生のテレビジョン番組を提供するためにこのチューナーを制御するために、このチューナーを組み込んだデバイスにコマンドを送ることができる。
[0021] 共有される情報は、マスターとして機能するデバイスにおいて収集することができる。マスターは、グループの一部であり、それ自体テレビジョン番組にアクセスすることができるチューナーを内蔵することができるデバイスとすることができる。しかし、マスターがチューナーを含むこと、ユーザー・インターフェースを用意すること、更にはグループの中の他のデバイスと同じローカル・ネットワークに属することさえも、必要でない。マスターは、グループの中にある他のデバイスと通信できる任意のデバイスとすることができる。一例として、マスターは、マスター編成表が「クラウドの中にある」と見なすことができるように、インターネットを介してアクセス可能であればよい。
[0022] 新たなデバイスがテレビジョン番組にアクセスするように構成されるに連れて、これらのデバイスは、マスターをサーチしこれに登録することによって、クライアントとしてマスターと相互作用することができる。クライアントは、これらが内蔵するチューナー、および各チューナーがアクセスすることができるチャネル編成表についての情報を、マスターと共有することができる。加えて、クライアントとして動作するデバイスと対話処理するユーザーが、チューナーにテレビジョン番組を入手する要求を入力すると、このクライアントは要求をマスターに送ることができる。
[0023] テレビジョン番組を後に記録するこのような要求に応答して、マスターはマスター記録スケジュールにエントリーを作ることができる。マスター記録スケジュールにおけるエントリーまたは生のテレビジョン・コンテンツの要求のいずれかのためにチューナーが必要とされる時点において、マスターは、要求されたテレビジョン番組を得るためのチューナーを指定するコマンドを選択し、送ることができる。選択されたチューナーは、要求されたテレビジョン番組を入手することができ、このチューナーを内蔵するデバイスは、このデバイスのユーザーにそれを表示すること、それを他のデバイス送ること、またはそれを後に表示するためにライブラリーに格納することができる。
[0024] グループを形成するコンピューター化デバイスは、任意の適した1つのタイプまたは複数のタイプのものでよい。これらのデバイスは、任意の適した方法で相互接続することができる。しかし、実施形態の中には、グループを形成するデバイスを、家庭用ネットワークを介して相互接続するとよく、従来より家庭内で使用することができたタイプのコンピューター化デバイスとするとよい場合もある。例えば、これらのデバイスは、デスクトップ・コンピューターおよびラップトップ・コンピューターのようなパーソナル・コンピューター、またはディジタル・ビデオ・レコーダーのようなセット・トップ・ボックスを含むことができる。あるいは、このようなデバイスは、「クラウド内」に配置することもできる。しかし、使用される特定のデバイス、およびこれらを相互接続するやり方は、本発明にとって重要ではない。
[0025] 図1は、テレビジョン情報を統合することができるシステム10の実施形態例を示す。システム10は、テレビジョン番組を得ることができる1つ以上の媒体へのインターフェースを含む。図1の例では、その媒体がケーブル12によって例示されている。ケーブル12は、家庭、事務所、またはサービス・プロバイダーにつながる他の設備に接続する、当技術分野では周知のケーブルでよい。ケーブル12は、電気信号をサービス・プロバイダーから、システム10を収容する家屋に伝えることができる。あるいは、ケーブル12は、テレビジョン番組を光形態で表す信号を伝える、光ファイバー・ケーブルであってもよい。しかし、ケーブル12で伝えられる信号の特質は、本発明にとっては重要ではないことは、認められてしかるべきである。
[0026] 更に、テレビジョン番組にアクセスするために使用される特定の媒体も、本発明にとっては重要ではない。例えば、衛星または他のワイヤレス通信からテレビジョン番組にアクセスすることが知られている。システム10は、1つ以上のタイプの媒体を介してテレビジョン番組にアクセスすることができるチューナーを含むとよい。
[0027] テレビジョン番組にアクセスするために使用される特定の媒体には関係なく、媒体毎にテレビジョン番組を表す信号は、テレビジョン・サービス・プロバイダーによって生成することができる。テレビジョン・サービス・プロバイダーは、テレビジョン番組の複数のチャネルを提供することができ、これらの全ては媒体を介して伝達することができる。具体的な例として、ケーブル12は、数百チャネルのテレビジョン番組を表す電気信号を伝えることができる。衛星リンクが、テレビジョン・サービス・プロバイダーへの接続を提供することもでき、同様に、複数のチャネルのテレビジョン番組へのアクセスを与える。
[0028] システム10が結合されるテレビジョン番組の特定のソースには関係なく、コンピューター10内にあるコンピューター化デバイスの1つ以上は、システム10が結合されているサービス・プロバイダーによって使用される媒体を介して、テレビジョン番組にアクセスするように構成することができる。コンピューター化デバイスは、「チューナー」と呼ばれるハードウェア・コンポーネントを含むことによって、テレビジョン番組にアクセスするように構成することができる。チューナーは、媒体、即ち、図1の例におけるケーブル12に結合され、この媒体からテレビジョン番組を伝える信号を受信することができる。チューナーは、コンピューター化デバイスの中にあるプロセッサーから送られるコマンドによってというようにして、媒体における特定のチャネルを選択するように制御することができる。そのチャネルにおいてテレビジョン番組を伝える信号は、次いで、チューナーによってデコードされ、コンピューター化デバイスによって操作できるフォーマットで提示することができる。このようなチューナーは、当技術分野では周知であり、任意の適した1つまたは複数のチューナーがシステム10において使用することができる。
[0029] 図1の実施形態では、ケーブル12に接続されている複数のコンピューター化デバイスが示されている。一例として、ディジタル・ビデオ・レコーダー30がケーブル12に結合されている様子が示されている。このディジタル・ビデオ・レコーダーは、ディジタル・ビデオ・レコーダー内部にあるチューナーが、プログラムされた時刻にケーブル12において伝えられる特定のチャネルにおける信号にアクセスするように、プログラムすることができる。ディジタル・ビデオ・レコーダー30の内部にあるチューナーは、これらのチャネルにおいて信号をデコードし、これらをディジタル形態で出力することができる。ディジタル・ビデオ・レコーダー30の内部にあるプロセッサーは、このデーターを操作し、これをディスクまたは他の記憶媒体に格納すること、および後の時点においてユーザー入力に応答してテレビジョン32にこれを提示することができる。
[0030] ディジタル・ビデオ・レコーダー30は、このようなコンピューター化デバイスと、デバイスによって取り込まれたコンテンツをユーザーに表示するテレビジョン受像機との間における従来の関連のために、セット・トップ・ボックスとも呼ばれることがある、コンピューター化デバイスの一例である。しかし、テレビジョン番組を記録するための専用コンピューター化デバイスの中にチューナーがあることは、必須ではない。チューナーは、デスクトップ・コンピューターおよびラップトップ・コンピューターというような汎用コンピューターを含む、他のタイプのコンピューター化デバイスに内蔵されていてもよい。図1の例では、汎用コンピューター24がケーブル12に結合されている様子が示されている。汎用コンピューター24は、チューナーを含むことができ、このチューナーは、同様に、ケーブル12における1つのチャネルの信号を選択し、これらを操作のためにディジタル形態でプロセッサーに供給するように制御することができる。
[0031] また、ラップトップ・コンピューター26も、ケーブル12で伝えられるテレビジョン番組にアクセスするために、チューナーを含んで構成することができる。
[0032] システム10において、ケーブル12を介してテレビジョン番組にアクセスすることができるコンピューター化デバイスは、ネットワーク14を介して相互接続もされている。ネットワーク14は、当技術分野では周知のような、コンピューター・ネットワークでよい。システム10がユーザーの家庭または他の家屋内に配備されている例では、ネットワーク14は、家庭用ネットワーク、または他の適したタイプのローカル・エリア・ネットワーク(LAN)であってもよい。しかしながら、ネットワーク14の特定のタイプは、本発明にとっては重要ではなく、システム10のコンピューター化デバイス間における通信を可能にするためには、任意の適したネットワークを使用すればよい。
[0033] 図1の例では、インターネット・ゲートウェイ・デバイス16を介して、ケーブル12とネットワーク14との間に接続が設けられている。このようなデバイスは、ケーブル12がテレビジョン番組に加えて情報を伝送する(convey)ときに使用することができる。テレビジョン・サービス・プロバイダーの中には、テレビジョン番組を伝える信号を伝送するために使用される同じ媒体を使用して、高速インターネット・アクセスを提供するものもある。このようなシナリオでは、ネットワーク14とケーブル12との間の接続によって、ネットワーク14に結合されているコンピューター化デバイスが、ケーブル12を介して高速インターネット・サービスにアクセスすることが可能になる。しかし、システム10が、テレビジョン・サービスを提供するために使用される同じ媒体によって、インターネット・サービスを提供することは必須ではない。また、システム10がインターネット・サービスを含むことも必須ではない。しかしながら、インターネット接続は、デバイスがテレビジョン番組にアクセスすることができる他の媒体の一例である。
[0034] シナリオの中には、インターネットを介してテレビジョン番組にアクセスできるとよい場合もある。したがって、ネットワーク14に結合されているコンピューター化デバイスのうち1つ以上が、インターネットを介して入手可能なテレビジョン番組にアクセスすることもできる。具体的な例として、コンピューター22はネットワーク14に結合されているが、直接ケーブル12には接続されていないことが示されている。コンピューター22は、ケーブル12で伝えられるテレビジョン番組を表す信号をデコードすることができるケーブル・チューナーを含まないかもしれないが、コンピューター22は、しかしながら、インターネットを介して入手可能なテレビジョン番組にアクセスするための「チューナー」として機能するコンポーネントを含むことができる。このシナリオでは、コンピューター22は、ディジタル・ビデオ・レコーダー30またはケーブル12に結合されているチューナーを有する他のコンピューター化デバイスにアクセス可能なチャネル編成表とは異なるチャネル編成表を有する場合がある。具体的には、コンピューター22に対するチャネル編成表22は、ケーブル12が接続されているネットワークを管理するテレビジョン・サービス・プロバイダーによって提供されるテレビジョン番組ではなく、インターネットを介して入手可能な番組を反映することができる。
[0035] 図1は、有線接続またはワイヤレス接続を含む、任意の適した方法で、コンピューター化デバイスを互いに接続できることを示す。図1の例は、ディジタル・ビデオ・レコーダー30およびコンピューター24が、ケーブル12およびネットワーク14に繋がれていることを示す。しかし、ネットワーク14は、ワイヤレス接続をサポートするために、ワイヤレス・アクセス・ポイント28または他のメカニズムを含むことができる。図1の例では、コンピューター26は、ワイヤレス・アクセス・ポイント28を介してネットワーク14にアクセスすることができる。つまり、本発明は、いずれの特定のタイプのネットワーク14に対する接続にも限定されることはない。しかし、以下で更に詳しく説明するように、ネットワーク14に対する接続の本質は、テレビジョン番組を得るチューナーを選択するときの検討項目(factor)となり得る。
[0036] コンピューター化デバイスとネットワーク14との間の接続の永続性も、チューナーを選択するときの検討項目となり得る。図1は、異なるタイプの接続がケーブル12に対してなされてもよいことを示す。図1の例では、コンピューター26は携帯用デバイスであり、ネットワークに接続することも、システム10から取り外されることもある。したがって、コンピューター26内にあるコンピューター記憶媒体は、ときどきネットワーク14を介して他のコンピューター化デバイスにアクセス可能であるが、他のときにはアクセス可能ではない場合もある。
[0037] また、図1は、コンピューター化デバイスがネットワーク14に接続され、デバイスがチューナーを有していなくても、テレビジョン番組にアクセスできることも示す。このシナリオの例示として、システム10は携帯用電子デバイス42を含む。デバイス42は、ワイヤレス・アクセス・ポイント28を介して、ネットワーク14に結合される。当技術分野では周知のネットワーク通信技法を使用して、デバイス42は、同様にネットワーク14に結合されているコンピューター化デバイスのうち任意のものに格納されているテレビジョン番組を含むディジタル・データーにアクセスすることができる。あるいはまたは加えて、デバイス42は、データーが生成されていくに連れて、他のデバイスからネットワーク14を介してそのディジタル・データーにアクセスすることができ、デバイス42のユーザーが生でテレビジョン番組を視聴することを可能にする。
[0038] コンピューター化デバイスが、他のコンピューター化デバイスにおいてディジタル・データーとして存在するテレビジョン番組にアクセスすることを可能にする通信プロトコルは、当技術分野では周知である。例えば、コンピューター化デバイスが、記録されたテレビジョン番組をライブラリーまたは他のファイル記憶システムに格納することができ、次いで他のコンピューター化デバイスによってネットワーク14または任意の他のネットワークを介してアクセスすることができる。例えば、クラウド・アプリケーションでは、インターネットを介してファイル・ストレージにアクセスすることもできる。デバイス42のようなデバイスが、テレビジョン番組を表すデーターにアクセスすることを可能にするためには、任意の適した技法を使用することができる。
[0039] 図1に示されているコンピューター化デバイスのうち任意のものへのテレビジョン番組の利用可能性を高めるために、これらのデバイスは、単に記録されているテレビジョン番組を共有することに加えて、テレビジョン情報を共有することもできる。情報の共有によって、システム10のコンピューター化デバイスの1つへのユーザーによるテレビジョン番組の入力要求を、これらのコンピューター化デバイスのうち他のものの中にあるチューナーによって遂行することが可能になると考えられる。このような手法は、例えば、コンピューター化デバイスのユーザーが、そのコンピューター化デバイスが有するチューナーよりも多いテレビジョン番組を同時に記録するように指定することを可能にすることが考えられる。加えて、テレビジョン情報の共有によって、デバイスのユーザーが、1つ以上の他の番組を同時に記録しつつ、生のテレビジョン番組にアクセスすることも可能にすることができる。このような能力をサポートするために、システム10の中にあるコンピューター化デバイスのうち1つ以上が、これらのデバイスが、テレビジョン情報を共有するグループを動的に形成することを可能にするコンポーネントを含むとよい。
[0040] 図2は、テレビジョン情報を共有するように形成されたデバイスのグループに参加するように構成することができるコンピューター化デバイス210のアーキテクチャーの態様を示す。図2の例では、デバイス210は、コンピューター22、24、および26、ならびにディジタル・ビデオ・レコーダー30を含む、システム10内部にある複数のデバイスを代表することができる。しかし、異なるコンピューター化デバイスが異なるアーキテクチャーを有してもよいことは、認められてしかるべきである。代わりにまたは加えて、テレビジョン情報を共有するグループに参加するコンピューター化デバイスに含めることができる代表的なコンポーネントの追加の態様は、図7と関連付けて例示される。
[0041] 図2に示されている実施形態では、コンピューター化デバイスのグループには、このグループにおいてマスター・デバイスに指定されたデバイスが形成されている。図2に示されている実施形態では、マスターとして動作するデバイスは、このグループの中にあるデバイスのうち任意のものの間で動的に選択することができる。したがって、各デバイスは、グループ・マスターとしてそのデバイスが動作することを可能にするコンポーネントを含むことができる。したがって、図2のアーキテクチャーはマスター制御コンポーネント220を含む。
[0042] マスター制御コンポーネント220は、アプリケーション・プログラムまたはアプリケーション・プログラムの一部として実装することができる。マスター制御コンポーネント220は、グループの中にある複数のデバイスからのテレビジョン情報を統合することに関連のある機能を実行することができる。統合された情報は、特定のテレビジョン番組にアクセスするデバイスの能力、およびグループの中にあるデバイスのユーザーからのテレビジョン番組要求を統合したものに関するのであるとよい。
[0043] また、マスター制御コンポーネント220は、グループ内部にある1つ以上のデバイスからのテレビジョン番組の要求に関する情報を統合するように構成することもできる。これらの要求は、生のテレビジョン番組のため、または後にユーザーに提示するためにテレビジョン番組を記録するためのものであってもよい。これらの統合された要求に基づいて、マスター制御コンポーネントは、テレビジョン番組を得るためにいつチューナーが必要とされるか判断し、次いでそのテレビジョン番組を得るのに適したチューナーを、グループの中にあるデバイスの1つ以上において選択することができる。
[0044] グループの中でマスターとして動作していないデバイスは、マスターと相互作用するクライアントとして構成することができる。図2は、グループ内部においてマスターまたはクライアントのいずれとしても動作するようにデバイス210を構成することができる実施形態を示す。したがって、図2は、クライアント制御コンポーネント230を含むデバイス210を示す。クライアント制御コンポーネントは、マスターに指定されたデバイスにおいて動作するマスター制御コンポーネント220と相互作用することができる。マスターは、異なるデバイスであるとよい。しかし、実施形態の中には、マスターに指定されたデバイスがクライアントの機能も実行できるように、クライアント制御コンポーネント230が、同じデバイスにおけるマスター制御コンポーネント220と相互作用することができる場合もある。
[0045] クライアント制御コンポーネント230は、テレビジョン番組を記録するクライアントの能力に関する情報を、マスター制御コンポーネント220と共有することができる。加えて、クライアント制御コンポーネント230は、テレビジョン番組の要求を示す、ユーザーによって生成された入力を受けて、インターフェース234を介してというようにして、情報をユーザーに戻すことができる。ユーザー・インターフェース234は、グラフィカル・ユーザー・インターフェースをディスプレイ上にレンダリングするコンポーネント、あるいはデバイス210の一部であるまたはこれに接続されている入力/出力デバイスとすることができる。ユーザーの要求は、デバイス210のユーザーに生で提示されるテレビジョン番組、または恐らくは異なるデバイスを介してそのユーザーまたは他のユーザーによるアクセスのために後の時点で記録されるテレビジョン番組に関するのであるとよい。
[0046] このようなテレビジョン情報の要求に応答して、クライアント制御コンポーネント230は、マスターに指定されているデバイスにおいて実行するマスター制御コンポーネント220にこの要求を転送することができる。グループの中にあるデバイス間における通信を容易にするために、各デバイスは共有サービス222を含むことができる。共有サービス222は、ネットワーク・ベースのサービスを実現するための、当技術分野では周知のプログラミング技法を使用して実現することができる。共有サービス222の具体的な実施態様は、本発明にとって重要ではない。同様に、グループを形成するデバイス間において通信を交換するために使用される特定のプロトコルも、本発明にとって重要ではない。しかしながら、実施形態の中には、ネットワーク14(図1)のようなネットワークを介して、デバイスがコマンドまたは情報を他のデバイスに送ることを可能にするように、共有サービス222が構成されるとよい場合がある。したがって、図2は、デバイス210がネットワーク・インターフェース224を含むことを示す。ネットワーク・インターフェース224は、デバイス210が任意の適したネットワークを介して通信することを可能にするとよい。図1の例では、ネットワーク・インターフェース224は、デバイス210が、ネットワーク14のようなローカル・エリア・ネットワークを介して、グループを形成する他のデバイスと通信することを可能にするように構成することができる。
[0047] 実施形態の中には、グループの中にあるデバイス間で共有されるコマンドおよび情報が、テレビジョン番組を取得する能力に関するとよい場合がある。これらの能力の1つは、各デバイスにインストールされているチューナーに関する。図2の例では、デバイス210はチューナーを内蔵するように示されており、そのうちチューナー240A...240Nが図示されている。これらのチューナーの各々は、ビデオ入力242に結合されている。テレビジョン番組がケーブル12を介して得られる実施形態では、メディア・インターフェース242がケーブル12への接続であってもよい。このシナリオでは、チューナー240A...240Nの各々が、ケーブル12から特定のチャネルを選択し、そのチャネルにおいてテレビジョン番組を表すディジタル情報を取り込むことができるとよい。しかし、図2は模式的な図示であること、そしてチューナーは、デバイス内にインストールされていると見なされるように物理的にそのデバイスの内部にある必要はないことは、認められてしかるべきである。チューナーは、専用の配線を介してであれ、他の接続形態であれ、デバイスから制御することができるのであれば、そのデバイスにインストールされていると見なすことができる。
[0048] しかし、図1に関して先に説明したように、テレビジョン番組が得られる媒体は、本発明にとって重要ではなく、デバイスがテレビジョン番組を得ることができる媒体が1つよりも多くてもよい。したがって、メディア・インターフェース242は、テレビジョン番組を得ることができる任意の適した媒体に接続することができ、その媒体には衛星リンクまたはインターネットも含まれる。テレビジョン番組がインターネットを介して得られる実施形態では、メディア・インターフェース242は、ネットワーク・インターフェース224と同じであってもよい。更に、図2は、簡略化のために、1つのメディア・インターフェースを示す。デバイスが1つよりも多い媒体に接続されていてもよく、1つよりも多いメディア・インターフェースを有してもよい。
[0049] デバイス210が接続されている媒体には関係なく、1つ以上のチューナー240A...240Nが、テレビジョン番組を得るための媒体においてチャネルを選択するために、利用可能であるとよい。チューナー240A...240Nの具体的な構造は、知られている設計技法に基づけばよく、メディア入力242が接続される媒体の特質に依存するのでもよい。例えば、チューナーは、ケーブル・テレビジョン・チューナー、衛星チューナーであってもよく、あるいはメディア入力がインターネットであるシナリオでは、インターネット上のウェブサイトからディジタル・コンテンツを取得するように構成されているコンポーネントであってもよい。
[0050] チューナー240A...240Nの性能には関係なく、これらのチューナーは、これらが結合されている媒体において、チャネル上にあるテレビジョン番組を得るために、そのチャネルを選択するように制御可能であるとよい。図2に示されている実施形態では、チューナー240A...240Nの各々は、チューナー制御コンポーネント232によって制御することができる。チューナー制御コンポーネント232は、クライアント制御コンポーネント230または他の制御コンポーネントによって発行されるコマンドに基づいて、チューナーを制御することができる。しかし、チューナー制御コンポーネント232の動作は、テレビジョン番組を記録すべき時刻およびチャネルを示すローカルに格納されている記録スケジュールからというように、他の適した方法でも導き出すことができる。チューナー制御コンポーネント232は、記録が望まれる時刻を追跡し、ローカル記録スケジュールにおいて指定されるように、テレビジョン番組を記録するようにチューナー240A...240Nを制御することができる。
[0051] 制御情報のソースには関係なく、チューナー制御コンポーネント232が、記録されるテレビジョン番組に対して1つ以上のチューナーを制御するとき、この記録されるテレビジョン番組は、データー・ストア250にディジタル・データーとして格納することができる。データー・ストア250から、ユーザー・インターフェース・コンポーネント234は、このディジタル・データーをユーザーに、ディスプレイまたは他の適したインターフェース・デバイスを介して提示することができる。あるいはまたは加えて、データー・ストア250の中にあるディジタル・データーは、他のデバイスにアクセス可能にしてもよく、1つのデバイスにおいて記録されている番組に、他のデバイスにおいてアクセスして、その番組が記録されたデバイス以外のデバイスにおいて表示または格納することができるようにしてもよい。
[0052] 図示されている実施形態では、データー・ストア250は、デバイス210の内部にあるように示されている。尚、図2は可能な実施形態の一例に過ぎないことは認められてしかるべきである。データー・ストア250は、デバイス210の内側にある必要はない。データー・ストア250は、それがインターネットまたは他の適したネットワークを介してアクセスされるように、「クラウド内」を含む、デバイス250にアクセス可能な任意の位置にあってもよい。
[0053] 記録されているテレビジョン番組を格納することに加えて、データー・ストア250は、クライアント210の能力および動作に関するローカル・テレビジョン情報を格納することもできる。図3は、データー・ストア250の一実施形態を模式的に示し、データー・ストア250は、デバイス210がアクセスすることができる任意の適したコンピューター記憶媒体内に実装することができる。
[0054] この例では、データー・ストア250は、記録されたテレビジョン番組を表すコンテンツ310を含む。加えて、データー・ストア250は、デバイス210が接続されている媒体を介してアクセス可能な1つ以上の編成表を含むことができる。加えて、チューナー制御コンポーネント232によってアクセスされる、ローカル記録スケジュール314も格納することができる。このローカル情報は、ディジタル・ビデオ記録デバイスを操作するための、当技術分野では周知の技法を使用して、生成し格納することができるが、これを生成するためには任意の適した技法を使用すればよい。
[0055] 加えて、データー・ストア250は、統合情報(aggregated information))も格納することができる。この統合情報は、デバイス210がデバイスのグループのマスターとして動作しているシナリオにおいて、格納するとよい。しかし、実施形態の中には、マスター情報のコピーを、グループの中にあるデバイスの全てまたは一部に、クライアントとして動作しているデバイスにさえも配信するとよい場合もある。この配信によって、マスターとして機能しているデバイスがオフになっている場合またはそれ以外ではグループから切断されている場合に、マスター情報が失われないように、冗長性が得られる。また、マスター編成表のような、統合情報の一部が、クライアントとして動作しているデバイスによって使用されてもよい。クライアントとして機能しているデバイスによって使用される統合情報と、マスターとして機能しているデバイスによって維持されているデーターとを同期させるためには、任意の適した技法を使用することができる。例えば、クライアントは、使用する前に、マスターからの更新情報を要求することができる。あるいは、マスターは、統合情報が変化したときにはいつでも、このような情報に対する更新をクライアントに供給することができる。
[0056] 図3の例では、統合情報はチューナー・プール320を含む。チューナー・プール320は、デバイス210を含むグループにおいて利用可能なチューナーを定める情報を含む。各チューナーに関するチューナー・プール320に格納されている情報は、それが接続される媒体のタイプ、チューナーの永続性の指示、ディジタル権利管理をサポートする能力があるか否か、およびチューナーを内蔵するデバイスとネットワーク14との間における接続の性能というような、そのチューナーの特性を定めることができる。チューナー・タイプの一例として、チューナー・プール320の中にある情報は、チューナーがアナログ・チューナーまたはディジタル・チューナーのどちらであるかを示すことができる。チューナーのタイプに関して、チューナー・プール320の中にある情報は、それが地上ケーブルか、衛星か、またはIP(インターネット)チューナーかを示すことができる。チューナーがインストールされているコンピューター化デバイスについての情報は、そのチューナーが存在するデバイスの識別子として記録することができる。チューナーの永続性についての情報は、そのチューナーがときどきシステムから取り外されることが意図されているか否かを反映することができる。例えば、ラップトップ・コンピューターにインストールされているチューナーは永続性が低いと見なされることがある。何故なら、ラップトップ・コンピューター自体がときどきシステムから取り外されるかもしれないからである。同様に、コンピューターにある外部USBポートに差し込まれるチューナーも、永続性が低いと見なされることがある。対照的に、セット・トップ・ボックス用デスクトップ・コンピューターの内部にあるカード上のチューナーは、比較的永続的なチューナーであると見なすことができる。チューナーがディジタル権利管理をサポートするか否かについての情報は、そのチューナーがディジタル権利管理をサポートするか否かを示すフラグ、またはそのチューナーによってサポートされるディジタル権利管理の特質を示す1つ以上のコードというような、任意の適した方法で記録することができる。また、クライアントの接続(connectivity)についての情報が、チューナーがインストールされているクライアントが、有線接続、ワイヤレス接続、または他の適したタイプの接続の内どれを介してネットワーク14に接続されているのかを示すこともできる。このような情報は、テレビジョン番組の要求を満たすのに適したチューナーはどれか判断するときに使用することができ、または統合において、ユーザーの体験を改良するために、全てのユーザーの要求を満たすことができる尤度を高めるチューナーを選択するために、使用することができる。
[0057] チューナー・プール320の中にある情報は、グループの中にあるコンピューター化デバイスにおけるクライアント制御コンポーネント230からの通信に基づいて、マスターに指定されたデバイスにおけるマスター制御コンポーネント220によって格納することができる。クライアントが、マスターとして動作するデバイスに登録すると、このマスター・デバイスにおけるマスター制御コンポーネント220は、登録するデバイスの中にあるチューナーについての情報を格納することができる。
[0058] また、データー・ストア250は、マスター編成表330も格納することができる。マスター編成表330は、同様に、各クライアントが登録するときにマスターに送られる、各チューナーがアクセスすることができるチャネル編成表についての情報に基づいて、マスター制御コンポーネント220(図2)によって作ることができる。この情報は、マスター編成表330としてフォーマットすることができ、グループの中にある任意のデバイスの少なくとも1つのチューナーによってアクセス可能な全てのチャネルの統合を表す。チューナー・サポート情報332が、マスター編成表330と共に格納されているとよい。チューナー・サポート情報332は、マスター編成表330において列挙されているテレビジョン番組の各ソースについて、そのテレビジョン番組のソースにアクセスすることができる1つまたは複数のチューナーを示すことができる。
[0059] 加えて、データー・ストア250は、マスター・スケジュール340も含むことができる。マスター・スケジュール340も、グループのデバイスにおけるクライアント制御コンポーネント230からの通信に基づいて、他のデバイスのグループに対してマスターとして機能しているデバイスにおけるマスター制御コンポーネント220によって作り上げる(construct)ことができる。マスター・スケジュール340は、グループの中にあるデバイスの各々のユーザーによって発行された記録要求を取り込むことができる。このスケジュールは、識別可能な記録時刻においてシステム内にあるチューナーのうち1つ以上を選択し制御するために使用することができる、任意の適した方法で、記録要求を識別することができる。
[0060] マスター・スケジュール340における情報は、例えば、記録すべきテレビジョン番組のリストとしてフォーマットすることができる。次いで、マスター制御コンポーネント220は、電子番組案内を使用して、各テレビジョン番組をチャネルにマッピングすることができる。電子番組案内の使用によって番組に対して特定されたコンテンツのソースに基づいて、マスター制御コンポーネント220は、マスター編成表330を参照して、コンテンツ・ソースからのテレビジョン番組を伝えるチャネルを特定することができる。チューナー・サポート情報332は、マスター編成表330と共に使用して、指定されたチャネルに同調することができるチューナーを選択するとよい。チューナー・プール320の中にある情報に基づいて、マスター制御コンポーネント220は、選択されたチューナーを内蔵するコンピューター化デバイスと、そのチューナーに対するしかるべき制御メッセージとを特定することができる。
[0061] しかし、指定された番組を記録するためにグループ内部においてチューナーを選択するために使用されるステップの一部または全部が、記録するテレビジョン番組を表すためにマスター・スケジュール340にエントリーが作られる時点で決定されてもよいことは認められてしかるべきである。具体的な例として、マスター・スケジュール340は、記録される番組情報の、チャネルおよび時刻による識別を含むことができる。このような情報は、そのプログラムを記録するためにチューナーを制御する時点ではなく、記録要求がマスター・スケジュール340に書き込まれる時点において電子番組案内を参照することによって、生成することができる。
[0062] 図4に移ると、テレビジョン情報が統合されるグループを形成するコンピューター化デバイスを動作させる方法の一例が示されている。図4に示されているプロセス400は、マスター・モードまたはクライアント・モードのいずれでも動作することができる、デバイス210(図2)のような、デバイスにおいて実行することができる。したがって、図4のプロセスは、テレビジョン記録情報を共有するグループに参加することができる各デバイスによって実行することができ、このグループを形成し、グループにおける1つのデバイスをマスターに指定することに関する動作を含む。
[0063] プロセス400は、各デバイスに電源が入れられたときに、そのデバイスによって実行することができる。しかし、図4のプロセスは、ユーザーがテレビジョン番組の記録をプログラムすることができるアプリケーション・プログラムをユーザーが起動するときというような、コンピューター化デバイスに作用する任意の他の適したイベントによってトリガーすることもできる。このアプリケーション・プログラムを実行するデバイスにおいてチューナーを制御するためのこのようなアプリケーションは、当技術分野において周知である。しかしながら、図示されている実施形態では、本明細書に記載されるように、テレビジョン記録情報の統合をサポートするように、アプリケーションが変更されてもよい。
[0064] デバイスにおいてプロセス400の開始をトリガーする特定のイベントには関係なく、本プロセスはブロック410において開始することができ、ここで、デバイスは、このデバイスがチューナーを共有するように構成されている他のデバイスに接続する、ネットワーク14(図1)のような、ネットワークをサーチする。ブロック410における処理は、図4のプロセスを実行するデバイスにおけるクライアント制御コンポーネント230(図2)によって実行することができる。チューナーのサーチは、サービス発見メッセージまたは任意の他の適したフォーマットのメッセージをネットワーク14を介して送ることによって、実行することができる。
[0065] 判断ブロック410において、本プロセスは、他のチューナーがネットワークにおいて発見されたか否かに依存して、分岐することができる。ネットワーク・チューナーをサーチしているデバイスは、このネットワークをサーチしているデバイスが、応答しているデバイスがグループ内においてマスター・デバイスとして構成されていることを示す応答を他のデバイスから受信した場合、チューナーを内蔵する他のデバイスがネットワークにあると判断することができる。したがって、既存のグループに対してマスターとして構成されている応答デバイスにおけるマスター制御コンポーネント220によって、このような応答を生成することができる。サーチしているデバイスがこのような応答を受信しない場合、図4のプロセスはサブプロセス450に分岐することができる。サブプロセス450において、サーチしているデバイスは、それ自体をマスターとして構成することができる。
[0066] 逆に、サーチしているデバイスが、他のデバイスがマスターとして構成されておりテレビジョン記録情報を統合することを示す応答を受信した場合、本プロセスは判断ブロック420からブロック422に分岐することができる。ブロック422において、プロセス400を実行しているデバイスのユーザーがそのグループに加入して、ブロック410において特定されたデバイス、および恐らくはそのデバイスと共にグループに加入している他のデバイスともチューナーを共有することを望んでいるか否かについて、ユーザー入力を得ることができる。この入力は、任意の適した方法で得ることができる。例えば、計算デバイスのグラフィカル・ユーザー・インターフェース上にダイアログ・ボックスを表示することができる。グラフィカル・ユーザー・インターフェースを介して表示される情報は、グループに加入する可能性をユーザーに知らせる(alert)ことができる。複数のグループが特定されたシナリオでは、ブロック422において表示される情報が、1つ以上のグループに加入する選択肢を識別することもできる。しかし、ユーザー入力は、プロファイルに格納されているユーザーの選好に基づいて、または任意の他の適した方法で得ることもできる。
[0067] ユーザー入力がブロック422において得られた方法には関係なく、本プロセスは判断ブロック430に進むことができる。判断ブロック430において、本プロセスは、ユーザーがグループに加入して、ローカル・エリア・ネットワークにおける他のコンピューター化デバイスまたはプロセス400を実行しているコンピューター化デバイスが接続されている他の適したネットワーク・ドメインにおける他のコンピューター化デバイスとテレビジョン情報を共有することを望むことを示したか否かに基づいて、分岐することができる。
[0068] 図4に示されている実施形態では、本プロセスは、ユーザーがグループに加入して識別されたデバイスとテレビジョン・チューナーを共有することを望まないことをユーザーが示すときは、判断ブロック430からサブプロセス450に分岐する。プロセス400がサブプロセス450に達したとき、既存のグループがないからであっても、またはユーザーが既存のグループに加入することを望まないからであっても、プロセス400を実行しているコンピューター化デバイスは、それと共に加入することができる他のデバイスからのテレビジョン記録情報を統合することができるマスターとして、それ自体を決めることができる。サブプロセス450内において、本デバイスは、ブロック452において、テレビジョン情報にアクセスするようにそれ自体を構成することができる。ブロック452内における処理は、当技術分野では周知の技法に基づけばよく、テレビジョン信号を表示または記録するようにそれら自体を構成するデバイスにおいて現在使用されている。これらのステップは、ケーブル12によるケーブル・テレビジョン・サービスを供給するケーブル・サービス・プロバイダーに対して適正なヘッド・エンドを選択すること、またはデバイスがテレビジョン・サービス・プロバイダーに結合されるときに経由する媒体に基づいて適宜他の措置を講ずることを含むとよい。
[0069] ブロック454において、本デバイスは、そのデバイスにインストールされているチューナー、およびこれらのチューナーが結合されているテレビジョン・サービス・プロバイダーに基づいて、編成表を作ることができる。ブロック454における処理も、テレビジョン信号を処理するように設計された従来のコンピューター化デバイスにおいて、本技術分野において周知のようにすればよい。この処理は、利用可能なチャネルをスキャンすることを含むことができる。しかし、このシナリオでは、ブロック454において検出された編成表の全ての統合は、マスター編成表として扱われ、ローカル編成表312に格納される代わりにまたはこれに加えて、データー・ストア250に、マスター編成表330として格納されるとよい。
[0070] 処理はブロック456に進むことができ、ここで、デバイスにインストールされているチューナーのリストが作られる。このチューナーのリストは、データー・ストア250の中にあるチューナー・プール320に格納することができる。ブロック456において作られたこのリストの中にあるチューナーも同様に、周知の技法を使用して、識別することができる。
[0071] この場合、ブロック454および456において作られた編成表およびチューナー・リストは周知の技法を使用して作られたが、これらを、それぞれ、マスター編成表およびマスター・チューナー・リストと呼ぶ。何故なら、これらは、クライアント・デバイスがマスター・デバイスに登録して追加の編成表またはチューナー情報を提供するときに、チューナー・プールおよびマスター編成表の基礎として役割を果たすからである。
[0072] 一旦デバイスがサブプロセス450にしたがってマスターとして構成されたなら、プロセス400は終了することができる。本プロセスが、サブプロセス450の実行に続いて終了した場合、デバイスはマスターとして構成されたままとなる。このデバイスがユーザー・インターフェースを有する場合、テレビジョン番組を記録することおよび/またはテレビジョン番組を生でユーザーのために表示することを要求するユーザーからのコマンドを受けることができる。このようなユーザー入力に応答して、本デバイスは、テレビジョン番組を表示または記録するように装備された従来の単体デバイスのように、ユーザーと対話処理することができる。しかし、マスター編成表330は、テレビジョン番組を得るためのチューナーを特定するために使用することもできる。同様に、テレビジョン番組を記録するコマンドは、マスター・スケジュール340に格納することもできる。
[0073] 一旦他のデバイスがマスター・デバイスにグループ内におけるクライアントとして接続したなら、マスターとして構成されているデバイスは、生のテレビジョン情報を得るために、複数の利用可能なチューナーの中から1つのチューナーを選択するプロセスを採用することができる。その一例が図5に示されており、以下で説明する。同様に、本デバイスは、グループ内においてクライアントとして構成されている他のデバイスから、テレビジョン番組の記録要求を受けることもでき、その場合、マスターとして構成されているデバイスは、以下で説明するように、図6のプロセスにしたがって、応答することができる。
[0074] 逆に、ブロック422において、ユーザーがチューナーを有する1つ以上の検出されたデバイスとグループを形成する希望を示した場合、本プロセスは、判断ブロック430において分岐して、このデバイスを既存のグループにおけるクライアントとして構成する処理ステップを開始することができる。
[0075] ブロック432において、本デバイスは、既存のグループに対してマスターに指定されているデバイスから、マスター編成表を入手することができる。マスター編成表を入手するには、任意の適したプロトコルを使用すればよい。しかしながら、図2におけるように構成されているデバイスによってプロセス400が実行されるとき、ブロック432における処理は、そのデバイスのクライアント制御コンポーネント230が、マスターとして構成されているデバイスにメッセージを送ることを伴うことができる。このようなメッセージは、マスター制御コンポーネント220による処理のために、マスターとして構成されているデバイスにおける共有サービス222に渡るように構成されているとよい。応答して、マスター制御コンポーネント220は、1つ以上のメッセージを、クライアントにおいて構成されているデバイスの共有サービス222を介して送ることができる。
[0076] クライアントとマスターとの間において交換されるメッセージは、マスター・デバイスによって維持されているマスター編成表330(図3)における情報を表すことができる。マスター編成表330は、テキスト・ファイル、またはXMLファイルのような、構造化ファイルを含む、任意の適した形態で識別することができる。あるいは、伝えられる情報は、マスター編成表を表すデーターを入手することができる位置のポインター、URL、または他の識別子であってもよい。
[0077] 一旦マスター編成表がブロック432において入手されたなら、プロセス400を実行しているデバイスは、このマスター編成表を、そのデバイスにローカルにインストールされているチューナーによってサポートされる1つ以上の編成表と比較して、ローカル・チューナーが、マスター編成表において反映されていないチャネルにアクセスすることができるか否か判断する。ローカル・チューナーによってサポートされる編成表は、ユーザー入力に基づくこと、またはデバイスが接続されている1つ以上の媒体においてテレビジョン信号をスキャンすることによることを含む、任意の適した方法で判定することができる。
[0078] ローカル・チューナーによってサポートされている編成表が判定されるやり方には関係なく、本プロセスは、ローカル・チューナーが、マスター編成表において示されていないチャネルに同調できるか否かに依存して、判断ブロック436に分岐することができる。同調できる場合、本プロセスはブロック440に分岐することができる。ブロック440において、マスターに、プロセス400を実行しているデバイスの中にあるローカル・チューナーによってサポートされている追加のチャネルを通知することができる。これらの通知も、任意の適した方法でフォーマットすることができ、追加のサポートされている編成表を識別することができ、またはローカルにサポートされている追加のチャネルを識別することもできる。
[0079] この情報が伝えられるやり方には関係なく、この情報を含む通知は、マスターとして構成されているデバイスにおける共有サービス222(図2)を介して送ることができる。このような通知を受信すると、マスターとして機能するように構成されているデバイスにおけるマスター制御コンポーネント220(図2)は、マスター編成表330を更新して、そのデバイスの中にあるチューナーがプロセス400にしたがってそれ自体をクライアントとして構成する追加の能力を反映することができる。
[0080] 本プロセスは、ブロック442に進むことができる。また、プロセス400にしたがってそれ自体をクライアントとして構成するデバイスが、ブロック432において得られたマスター編成表において未だ反映されていなかった追加のチャネル編成表を識別していなかった場合、直接ブロック442に到達することもできる。処理がブロック442に到達するやり方には関係なく、ブロック442において、本デバイスは、そのデバイスにインストールされているチューナーによってアクセスすることができるチャネルを求めて、それが接続されている媒体をスキャンすることができる。
[0081] 図4は、ブロック442においてチャネルを求めてスキャンするステップがオプションでもよいことを示す。何故なら、チャネル情報を得るためには、任意の適した技法がコンピューター化デバイスによって使用されてもよいからである。スキャン動作は、プロセス400が実行される時点よりも前に行われるとよい。一例として、デバイスが周期的にチャネルを求めてスキャンし、このスキャン動作の結果を格納することができ、ブロック442においてスキャン動作プロセスを繰り返すことなく、チャネル情報が入手可能になるようにするとよい。また、実施形態の中には、ユーザー入力によってというようにして、スキャン動作の結果以外に、アクセス可能なチャネルについての情報をデバイスが入手できる場合もある。
[0082] チャネル情報が入手されるやり方には関係なく、処理はブロック444に進み、ここで、クライアントとして動作しているデバイスは、マスター編成表によってサポートされているチャネルに印を付ける。ブロック444における処理は、任意の適した方法で実行することができる。しかしながら、図2におけるように構成されているデバイスでは、マスターとして構成されているデバイスに1つ以上のメッセージを送ることによって、マスター編成表に印を付けることができる。
[0083] ブロック444の実行に続いて、プロセス400は、本プロセスを実行しているデバイスを、グループにおけるクライアントとして構成することによって、終了することができる。このグループを形成することによって、このグループの中にある任意のデバイスのユーザーは、テレビジョン動作を開始するための入力を供給することができる。このような入力は、生のテレビジョンの表示を開始することの要求とすることができ、またはテレビジョン番組を記録することの要求とすることもできる。図2にしたがって構成されたデバイスでは、このような入力は、ユーザー・インターフェース210を介して受けることができる。しかし、ユーザー入力が受けられる特定のメカニズムは、本発明にとっては重要ではない。
[0084] 実施形態の中には、テレビジョン動作の要求が、概略的に、テレビジョン番組を表示または記録するシステムについて当技術分野では周知のような形態であってもよい場合がある。このような要求に応答して、システム10は、テレビジョン番組を利用可能にすることができる。しかし、ローカル・チューナーがこのようなユーザー入力に応答するように直接構成する代わりに、クライアント制御コンポーネント230が、ユーザー入力を表すメッセージを、マスターとして機能するように構成されているデバイスにおけるマスター制御コンポーネント220に送るのでもよい。ユーザー入力が、マスター・デバイスとは離れたクライアント・デバイスにおけるユーザー・インターフェースを介して受けられるシナリオでは、このような通信はネットワークを通過すればよい。他の実施形態では、ユーザー入力は、マスターとして機能するように構成されているデバイスにおいて受けられ、クライアント制御コンポーネント230とマスター制御コンポーネント220との間の通信は、完全に1つのデバイスの内部で行われることもある。
[0085] 要求のソースには関係なく、図5の処理は、デバイスのグループのマスターとして構成されているデバイスが、ブロック510において生テレビジョンの要求を受けたときに開始することができる。この要求は、マスター制御コンポーネント220内における処理を開始することができ、その結果、この要求に応答するのに適したチューナーが選択される。
[0086] ブロック510において受けた要求は、任意の適した方法で、テレビジョン番組を特定することができる。図示されている実施形態では、この要求はコンテンツのソースを特定することができる。実施形態の中には、コンテンツ・ソースの選択に対するユーザーの選択肢が、ブロック510において要求を生成するクライアント・デバイスにおいて、マスター編成表330において識別されているコンテンツのソースのみに限定される場合もある。ユーザーの要求を、サポートされているコンテンツのソースに限定するには、任意の適した技法を使用することができる。例えば、グループの中にあるチューナーによってアクセス可能なコンテンツ・ソースからのテレビジョン番組を視聴する選択肢のみをユーザーに提示するためにレンダリングされるグラフィカル・ユーザー・インターフェースを介した、ユーザーの選択肢の選択に基づいて、要求が生成されるのでもよい。
[0087] しかし、代替実施形態では、図5のプロセスは、コンテンツ・ソースにアクセスすることができなくても、これらのコンテンツ・ソースからの番組を視聴する要求に応答するように構成することもできる。これらの実施形態では、クライアント・デバイスまたはマスター・デバイスのいずれかにおいて、追加のチェックを行うことができる。このようなチェックに応答して、エラー・メッセージをユーザーに生成することができ、または補正処置が開始されてもよい。しかし、図示を簡略化するために、このようなチェックおよびエラー・メッセージは明示的に図示されていない。
[0088] 要求に応答して、サブプロセス520において、チューナーを選択することができる。一旦サブプロセス520においてチューナーが選択されたなら、ブロック510において要求を生成したデバイスと、選択されたチューナーを内蔵するデバイスとの間において接続を行うことができ、選択されたチューナーによって入手されたテレビジョン番組を、生のテレビジョン番組を要求したデバイスにおいて、入手することができる。テレビジョン番組を要求したデバイスが、選択されたチューナーが存在するデバイスとは異なる場合、そのテレビジョン番組を表すディジタル・データーを、ネットワーク14を介して、テレビジョン番組を要求したデバイスにおけるクライアント制御コンポーネント230に受け渡すことができる。選択されたチューナーが、ブロック510において受けた要求を生成したデバイス内部にあるシナリオでは、要求元デバイスにおけるクライアント制御コンポーネント230が、リモート・デバイスとの接続を作る代わりに、同じデバイスの内部にあるチューナー制御コンポーネント232からテレビジョン番組情報を入手することができる。テレビジョン番組を表すディジタル・データーがどのようにして入手されたかには関係なく、このディジタル・データーは、ユーザー・インターフェース234を介してというようにして、ユーザーに提示することができる。
[0089] サブプロセス520によって、チューナーのしかるべき選択を実行することができる。サブプロセス520は、ブロック510において要求を生成したデバイスを含むグループのマスターとして動作するように構成されているデバイスのマスター制御コンポーネント220内において実行することができる。サブプロセス520は、1つまたは複数のチューナーを選択するときに、全体として、グループの中にあるデバイスのユーザーの体験を改良するような方法で、チューナーの選択が行われるように、複数の検討事項を考慮するとよい。サブプロセス520において、帯域幅、能力、および利用可能性というような検討項目が、チューナーの選択を行うときに考慮される。
[0090] 図示されている例では、サブプロセス520は、ブロック522において開始し、ここで、グループの中にあるデバイスが帯域幅順に並べられる。このシナリオでは、帯域幅は、テレビジョン番組を最初に取り込むことができるチューナーを内蔵するデバイスと、テレビジョン番組をユーザーにレンダリングすることができるデバイスとの間における接続の帯域幅を示す。図1のシステム例では、これらのデバイスの各々は、ネットワーク14を介して接続されており、コンピューター化デバイスの全てに、帯域幅を等しく割り当てることができる。しかしながら、コンピューター化デバイスは、その帯域幅に影響を及ぼすかもしれないデバイスによって使用されるアクセス・メカニズムというような、異なるアクセス・メカニズムによって、ネットワーク14に接続することもできる。したがって、ブロック522においてデバイスをソートするとき、コンピューター化デバイスとネットワーク14との間におけるアクセスの特質を、帯域幅の指標として採用するとよい。ネットワーク14にハードワイヤ接続されているコンピューター24またはコンピューター22のようなデバイスは、ワイヤレス・アクセス・ポイント28を介してネットワーク14に接続されているコンピューター26のようなデバイスよりも、広い帯域幅を有すると見なすことができる。
[0091] ネットワーク接続についての情報は、ブロック444(図4)における処理の間のように、クライアントがマスター・デバイスに登録するときに、マスター・デバイスによって入手し、チューナー・プール320内に格納することができる。各クライアント・デバイスは、ネットワーク14へのその接続の性能を明示する情報を、ネットワーク・インターフェース224を介して、当技術分野では周知の技法を使用してまたは任意の他の適した方法で入手することができる。使用される具体的なメカニズムには関係なく、マスター・デバイスは、ブロック522においてデバイスを順番に並べられるように、グループの中にある他のデバイスについて利用可能な情報を有する。
[0092] しかし、生のテレビジョン番組を提示する目的で、デバイスが帯域幅の順に並べられるシナリオでは、それらのネットワーク14への接続の性能に基づいてデバイスを順に並べる一般的なパターンに対して、例外を行うこともできる。生のテレビジョン番組の要求が生成された元であるデバイスは、要求元デバイスの中にあるローカル・チューナーが、テレビジョン番組にアクセスするために使用されている場合、テレビジョン番組を表すディジタル・データーをネットワーク14を介して入手する必要がない。このシナリオでは、要求元デバイスは、チューナーを内蔵するデバイスに対して、可能な限り最も広い帯域幅の接続を有する。したがって、ブロック522において生のテレビジョンのためにデバイスを順に並べるとき、要求元デバイスには最高の順序を割り当てるとよく、他のデバイスは、当該デバイスとネットワーク14との間における接続の性能に基づいて、順に並べればよい。
[0093] ブロック524において、複数のチューナーを内蔵するデバイスについて、能力に基づいてチューナーを順に並べることができる。チューナーの能力を示すためには、任意の適したメトリックを使用すればよい。シナリオの中には、テレビジョン・サービス・プロバイダーによって、ある種のチャネルが「プレミアム」チャネルであるとして指定される場合もある。プレミアム・チャネルを介してテレビジョン番組を入手するには、限られた数のチューナーのみがこれらのチャネルにアクセスできるように、チューナーに鍵または他の特殊構成情報を装備することを必要とするとよい。プレミアム・チャネルにおいてテレビジョン番組にアクセスするように装備されているチューナーは、プレミアム・チャネルにアクセスすることができない同様のチューナーよりも高い能力を有すると見なすことができる。同様に、一部のチューナーが、ディジタル権利管理のために暗号化されているテレビジョン番組を入手するように構成されている場合もある。これらのチューナーは、例えば、ハードウェアまたはソフトウェアによって、ディジタル権利管理のために暗号化されているテレビジョン番組を解読するように構成されているとよい。したがって、ディジタル権利管理を受けるテレビジョン番組を入手することができるチューナーは、類似の能力がないチューナーよりも、高い能力を有すると見なすことができる。同様に、チューナーを能力順に並べるためには、他のメトリックも使用することができる。例えば、チューナーを介してアクセスすることができるチャネルの数は、デバイスを能力順に並べることができるメトリックの他の例である。
[0094] しかし、能力順にチューナーを並べるためには、任意の適した1つまたは複数の規準を使用することができる。更に、これらの規準に対して任意の適した優先順位を使用することができる。優先順位を固定することも、動的に決定することもできる。動的に決定する場合、優位(precedence)は、各規準を満たすチューナーの割合に基づくとよい。単なる一例として、ディジタル権利管理の機能をサポートすることができるチューナーよりもプレミアム・チャネルにアクセスすることができるチューナーの方が多いな割合で含むグループでは、ディジタル権利管理をサポートする能力に、優位が与えられるとよい。
[0095] デバイスおよびチューナーを順に並べるために使用される具体的な規準や優先順位には関係なく、各デバイスの中にあるチューナーは、最も広い帯域幅を有するデバイスと、最も低い能力を有するチューナーとを最初に考慮するように、順に並べられるとよい。このために、サブプロセス520は、ループ開始530に進み、確定された順序にしたがって、チューナーが考慮される。
[0096] ループ開始530は、特定されたグループの中にあるデバイスが、ブロック522において確定された順序にしたがって、順番に考慮されるループの開始を表す。ループ開始530において開始するループは、ループ開始532において開始する内部ループを含む。ループ開始532において開始するループにおいて、ループ開始530において考慮のために特定されたデバイスの中にあるチューナーが、特定されたデバイスについてブロック524において確定された順序にしたがって、順に考慮される。
[0097] これらのループ内において、処理は判断ブロック534に進む。判断ブロック534において、本プロセスは、ブロック532において特定されたチューナーが使用中か否かに依存して分岐する。使用中である場合、本プロセスは判断ブロック550に分岐する。マスター・デバイスは、チューナーが使用中であると判断するときに、そのチューナーを内蔵するデバイスにステータス要求を送り、チューナーに関する周期的なステータス報告を受け、制御するために送られたコマンドのログを参照し、または任意の他の適した技法を使用することができる。
[0098] 判断ブロック550において、本プロセスは、特定されたデバイスの中に、考慮すべきチューナーが未だあるか否かに依存して、再度分岐する。未だある場合、本プロセスは分岐してループ開始532に戻り、特定されたデバイスの次のチューナーが、考慮のために特定される。逆に、特定されたデバイスには他のチューナーがない場合、本プロセスは判断ブロック550から判断ブロック552に分岐する。
[0099] 判断ブロック552において、本プロセスは、未だ考慮されていないグループの中に追加のデバイスがあるか否かに依存して、再度分岐する。考慮すべき追加のデバイスが残っている場合、本プロセスは判断ブロック552から分岐して、ループ開始530における外部ループの開始に戻る。ループ開始530において、ブロック522において確定された順序における次のデバイスが考慮される。
[0100] ループ開始532において、次のデバイス毎に次の各チューナーが特定されると、本プロセスは再度判断ブロック534に進む。判断ブロック534において、考慮されているチューナーが使用中でない場合、本プロセスは判断ブロック540に進む。判断ブロック540において、本プロセスは、再度、特定されたチューナーが、プレミアム・チャネルを介してテレビジョン番組を入手する能力を有するか否かに基づいて、分岐することができる。
[0101] 有していない場合、本プロセスはブロック544に分岐し、考慮されているチューナーが、ブロック510において受けた要求にしたがって、テレビジョン番組を入手するときに使用するために選択される。ブロック510において生のテレビジョン番組を要求したデバイスには、この選択を通知することができ、チューナーを内蔵するデバイスに送られるメッセージによって、要求されたテレビジョン番組を入手することができるチャネルに同調するように、チューナーに命令することができる。次に、入手されたテレビジョン番組を表すディジタル・データーは、任意の適した方法で、要求元デバイスに伝えることができ、この要求元デバイスにおいて、ユーザーに提示することができる。したがって、サブプロセス520は、ブロック544の後、ブロック510において受けた要求が満たされると、終了する。
[0102] しかし、考慮されている特定されたチューナーがプレミアム・チューナーである場合、サブプロセス520は判断ブロック540から判断ブロック542に分岐することができる。判断ブロック542において、本プロセスは、再度、グループの中にある任意の他のデバイスにおいて、ブロック510において受けた要求を満たすために、プレミアム以外のチューナーが利用可能か否かに依存して、分岐することができる。利用可能である場合、特定されたプレミアム・チューナーは選択されない。代わりに、本プロセスは判断ブロック550に進み、前述のように、追加のチューナーが考慮される。しかし、プレミアム・チューナーではないチューナーが他に利用可能でない場合、本プロセスは判断ブロック542からブロック544に進み、プレミアム・チューナーであっても、そのチューナーが選択される。
[0103] サブプロセス520は、このように、ブロック544においてチューナーが選択されるまで、または他のチューナーまたはデバイスが利用可能でなくなるまで、追加のチューナーおよび追加のデバイスを考慮し続けることができる。考慮すべきチューナーもデバイスも他には残っていない場合、本プロセスは判断ブロック552からブロック556に分岐する。サブプロセス520が556に達した場合、ブロック510において受信された、生のテレビジョン番組の要求を満たすために利用可能なチューナーがないと判断されたことになる。マスター制御コンポーネント220は、任意の適した方法で、この状態に応答するように構成することができる。
[0104] 図示されている実施形態では、マスター制御コンポーネント220は、ブロック510において受けた要求を入力したユーザーに、利用可能なチューナーがないことを知らせることによって、応答することができる。実施形態の中には、利用可能なチューナーがないことを示すメッセージが、付加的に、要求を満たすことができるが使用中になっている1つ以上のチューナーがグループの中にあることをユーザーに示すとよい場合もある。このシナリオでは、ユーザーに入力を供給することを許可して、マスター制御コンポーネント220に、ブロック510において受けた要求を満たすように、使用中のチューナーの割り当てを変更することを命令するとよい。
[0105] チューナーを選択するマスター制御コンポーネント220と要求を発したユーザーとの間におけるこのような対話処理は、任意の適した方法で実行すること、または制限することができる。図示されている実施形態では、マスター制御コンポーネント220は、要求を発行したユーザーと関連のあるデバイスにおけるクライアント制御コンポーネント230と相互作用することができる。クライアント制御コンポーネント230は、マスター制御コンポーネントから受けたコマンドに基づいて、ユーザー・インターフェースをレンダリングすることができる。次いで、クライアント制御コンポーネント230はユーザー入力をマスター制御コンポーネント220に転送することができる。ユーザーが、グループに対するマスターとして構成されているデバイス以外のデバイスを介してシステムと対話処理しているとき、このようなマスター制御コンポーネントとクライアント制御コンポーネントとの間における相互作用は、ネットワーク14を介して、または任意の他の適した方法で通信することができる。しかし、チューナーの使用を変更するためのこのような処理は、システムのユーザーの識別または優先順位に基づいて、制限することもできる。一例として、ユーザーは、ブロック556において、そのユーザーの以前の要求に基づいて、割り当てられたチューナーを割り当てし直す入力だけを入力するとよい。ユーザーまたは番組要求に優先順位が関連付けられている場合、割り当てし直されたチューナーが、以前の低い方の優先順位の要求と関連付けられている場合にのみ、その要求を処理することができる。
[0106] 同様の選択プロセスを、テレビジョン記録の要求にも行うことができる。図6は、グループのマスターとして機能するように構成されているデバイスにおけるマスター制御コンポーネント220によって実行することができるプロセス600を示す。プロセス600は、ブロック610において開始することができ、ここでテレビジョン番組を記録する要求を受けることができる。ブロック510(図5)において受けた生のテレビジョン番組の要求と同様に、ブロック610において受けたテレビジョン番組記録の要求も、マスターとして動作するように構成されているデバイスを含む、グループの中にある任意のデバイスにおけるクライアント制御コンポーネント230から受けることができる。
[0107] また、ブロック510(図5)において受けた要求と同様に、ブロック610において受けた要求は、任意の適した方法でテレビジョン番組を特定することができる。実施形態の中には、テレビジョン番組記録の要求が、記録時刻を記録できる場合もある。記録時刻は、記録を行おうとする今後の1つ以上の時刻を指定することができる。実施形態の中には、クライアント制御コンポーネント230が、しかるべき時刻まで記録要求をバッファしておき、次いでこの要求を満たすチューナーを選択するために、この要求をマスター制御コンポーネント220に送ることができる場合もある。しかし、図2に示されている実施形態では、テレビジョン番組記録の要求は、グループ・マスターとして動作するデバイスにおけるマスター制御コンポーネント220に送られる。マスター制御コンポーネント220は、要求されたテレビジョン番組を記録するようにチューナーを制御することによって、この要求が満たされるべき時刻まで、この要求をマスター・スケジュール240の一部として格納する。したがって、ブロック610においてテレビジョン番組記録の要求を受けるステップは、ユーザー入力に応答して直接受けた要求に基づくとよく、または以前に与えられたユーザー入力に基づいて、マスター記録スケジュール340のような、記録スケジュールから引き出すのでもよい。
[0108] 要求を受けたやり方には関係なく、要求の処理は、判断ブロック620に進むことができる。判断ブロック620において、本プロセスは、要求によって記録されようとしているテレビジョン番組が、プレミアム・チャネルにおいて得られるのか否かに依存して分岐することができる。そうである場合、図示されている実施形態では、利用可能であり要求されたテレビジョン番組を記録することができる全てのチューナーに命令することによって、要求を満たすことができる。したがって、プロセス600は、判断ブロック620からブロック630に分岐することができ、ここでプロセス600を実行しているマスター制御コンポーネント220は、要求された番組を記録することができるプレミアム・チューナーが利用可能な全てのデバイスに、スケジューリング・コマンドを送ることができる。その後、プロセス600は、命令されたプレミアム・チューナーによって要求が満たされることによって、終了することができる。
[0109] 逆に、要求されたテレビジョン番組が、プレミアム・チャネル以外のチャネルにおいて利用可能である場合、本プロセスは判断ブロック620からサブプロセス622に分岐することができる。サブプロセス622において、要求された記録を遂行するために、チューナーを選択することができる。サブプロセス622は、生のテレビジョン番組を記録するためにチューナーを選択するサブプロセス520と同じ形態にすることができる。しかしながら、サブプロセス622は、ブロック522において、帯域幅順としたデバイスの順序が、得られたテレビジョン番組が表示されるデバイスに、できるだけ広い帯域幅を割り当てることが、サブプロセス520とは異なるのであるとよい。サブプロセス622では、後に表示するためにテレビジョン番組を記録するチューナーを選択するが、記録された番組が表示されるデバイスは分からないこともある。したがって、サブプロセス622を実行するとき、ブロック610において受けた要求が生成されたデバイスに対して異なる扱いをせずに、ネットワーク14への接続のタイプに基づいて、または他の帯域幅の指示に基づいて、デバイスを考慮するとよい。記録に関して要求を順に並べるときにおける別の相違は、着脱可能と分類されたチューナーに最も低い優先順位が与えられる可能性があることである。着脱可能なデバイスにおいてテレビジョン番組を記録すると、ユーザーがそれを見ようとするときに、記録されたコンテンツがグループには入手可能でなくなっている可能性が生ずる。しかし、以上のことは、順序付け規準の一例に過ぎず、任意の規準を使用することができる。
[0110] 一旦ブロック622においてチューナーが選択されたなら、本プロセスはブロック640に進むことができる。ブロック640において、選択されたチューナーに、ブロック610において受けた要求にしたがって、テレビジョン番組を記録するように命令することができる。図示されている実施形態では、コマンドは、グループ・マスターとして機能するように構成されているデバイスのマスター制御コンポーネント220から、選択されたチューナーを内蔵するデバイスにおけるクライアント制御コンポーネント230に送ることができる。図示されている実施形態では、ブロック640において送られるコマンドは、記録が開始しようとする時点で送られればよい。しかし、他の実施形態も可能である。例えば、ブロック640において、任意の適した時点にコマンドを送り、チューナーを内蔵するデバイスのローカル記録スケジュール314の中に格納することもできる。
[0111] ブロック640において送られるコマンドの特定のフォーマットには、他の変形も可能である。例えば、ブロック640において送られるコマンドは、記録の期間または記録の停止時刻を指定することができる。記録の期間を指定する情報は、時間の単位で指定することができ、またはコマンドを受けたデバイスが電子番組案内を参照して、記録が行われる正しい間隔を判断できるように、複数のテレビジョン番組に基づいて指定することができる。したがって、ブロック640において送られるコマンドの具体的なフォーマットは、本発明にとって重要ではない。
[0112] ブロック640おいて送られるコマンドのフォーマットには関係なく、一旦記録を制御するためにコマンドが送られたなら、プロセス600は終了することができる。しかし、本プロセスは、テレビジョン番組記録の要求毎に繰り返すことができる。
[0113] 図7は、本発明を実現することができる、適した計算システム環境100を示す。計算システム環境100は、適した計算環境の一例に過ぎず、本発明の使用範囲や機能について何らかの限定を示唆することを全く意図していない。また、計算環境100が、計算環境例100に示される任意の1つのコンポーネントまたはコンポーネントの組み合わせに関して、いかなる依存性や要件をも有するように解釈してはならない。
[0114] 本発明は、複数の他の汎用または特殊目的計算システム環境または構成とでも動作する。本発明と共に使用するのに適していると考えられる周知の計算システム、環境、および/または構成の例には、限定ではなく、パーソナル・コンピューター、サーバー・コンピューター、ハンドヘルド・デバイスまたはラップトップ・デバイス、マルチプロセッサー・システム、マイクロプロセッサー・ベース・システム、セット・トップ・ボックス、プログラマブル消費者電子機器、ネットワークPC、ミニコンピューター、メインフレーム・コンピューター、前述のシステムまたはデバイスのうち任意のものを含む分散型計算環境等が含まれる。
[0115] 本発明は、コンピューターによって実行される、プログラム・モジュールのような、コンピューター実行可能命令という一般的なコンテキストで説明することができる。一般に、プログラム・モジュールは、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データー構造等を含み、特定のタスクを実行するか、または特定の抽象的データー・タイプを実現する。また、本発明は、分散型計算環境も使用することができ、この場合、通信ネットワークを通じてリンクされている遠隔処理デバイスによってタスクが実行される。分散型計算環境では、プログラム・モジュールを、メモリー記憶デバイスを含むローカルおよびリモート双方のコンピューター・ストレージに配置することができる。
[0116] 図7を参照すると、本発明を実現するシステム例は、コンピューター110の形態とした汎用計算デバイスを含む。コンピューター110のコンポーネントは、限定ではなく、処理ユニット120、システム・メモリー130、およびシステム・バス121を含むことができる。システム・バス121は、システム・メモリーを含む種々のシステム・コンポーネントを処理ユニット120に結合する。システム・バス121は、メモリー・バスまたはメモリー・コントローラ、周辺バス、および種々のバス・アーキテクチャーのうち任意のものを使用するローカル・バスを含む、様々なタイプのバス構造のうち任意のものとすることができる。一例として、そして限定ではなく、このようなアーキテクチャーは、業界標準アーキテクチャー(ISA)バス、マイクロ・チャネル・アーキテクチャー(MCA)バス、拡張ISA(EISA)バス、ビデオ・エレクトロニクス標準連盟(VESA)ローカル・バス、および周辺素子相互接続(PCI)バス(メザニン・バス(Mezzanine bus)としても知られている)。
[0117] 計算機110は、通例、種々のコンピューター読み取り可能媒体を含む。システム・メモリー130は、リード・オンリ・メモリー(ROM)131およびランダム・アクセス・メモリー(RAM)132のような揮発性および/または不揮発性メモリーの形態をなすコンピューター記憶媒体を含む。基本入出力システム133(BIOS)は、起動中のように、コンピューター110内のエレメント間における情報転送を補助する基本的なルーチンを含み、通例ROM131内に格納されている。RAM132は、通例、処理ユニット120が直ちにアクセス可能であるデーターおよび/またはプログラム・モジュール、あるいは現在処理ユニット120によって処理されているデーターおよび/またはプログラム・モジュールを収容する。一例として、そして限定ではなく、図7は、オペレーティング・システム134、アプリケーション・プログラム135、その他のプログラム・モジュール136、およびプログラム・データー137を示す。
[0118] また、コンピューター110は、その他のリムーバブル/非リムーバブル揮発性/不揮発性コンピューター記憶媒体も含むことができる。一例として示すに過ぎないが、図7は、非リムーバブル不揮発性磁気媒体からの読み取りおよびこれへの書き込みを行なうハード・ディスク・ドライブ140、リムーバブル不揮発性磁気ディスク152からの読み取りおよびこれへの書き込みを行なう磁気ディスク・ドライブ151、ならびにCD−ROMまたはその他の光媒体のようなリムーバブル不揮発性光ディスク156からの読み取りおよびこれへの書き込みを行なう光ディスク・ドライブ155を示す。本動作環境例において使用可能なその他のリムーバブル/非リムーバブル、揮発性/不揮発性コンピューター記憶媒体には、限定ではないが、磁気テープ・カセット、フラッシュ・メモリー・カード、ディジタル・バーサタイル・ディスク、ディジタル・ビデオ・テープ、ソリッド・ステートRAM、ソリッド・ステートROM等が含まれる。ハード・ディスク・ドライブ141は、通例、インターフェース140のような非リムーバブル・メモリー・インターフェースを介してシステム・バス121に接続され、磁気ディスク・ドライブ151および光ディスク・ドライブ155は、通例、インターフェース150のようなリムーバブル・メモリー・インターフェースによって、システム・バス121に接続する。
[0119] 先に論じ図7に示すドライブおよびそれらと関連のあるコンピューター記憶媒体は、コンピューター読み取り可能命令、データー構造、プログラム・モジュール、およびコンピューター110のその他のデーターを格納する。図7では、例えば、ハード・ディスク・ドライブ141は、オペレーティング・システム144、アプリケーション・プログラム145、その他のプログラム・モジュール146、およびプログラム・データー147を格納するように示されている。尚、これらの構成要素は、オペレーティング・システム134、アプリケーション・プログラム135、その他のプログラム・モジュール136、およびプログラム・データー137と同じでも異なっていても可能であることを注記しておく。オペレーティング・システム144、アプリケーション・プログラム145、その他のプログラム・モジュール146、およびプログラム・データー147は、ここで、少なくともこれらが異なるコピーであることを示すために、異なる番号が与えられている。ユーザーは、キーボード162のような入力デバイス、および一般にマウス、トラックボールまたはタッチ・パッドと呼ばれているポインティング・デバイス161によって、コマンドおよび情報をコンピューター110に入力することができる。他の入力デバイス(図示せず)には、マイクロフォン、ジョイスティック、ゲーム・パッド、衛星ディッシュ、スキャナー等を含むことができる。これらおよびその他の入力デバイスは、多くの場合、ユーザー入力インターフェース160を介して、処理ユニット120に接続されている。ユーザー入力インターフェース160は、システム・バスに結合されているが、パラレル・ポート、ゲーム・ポート、またはユニバーサル・シリアル・バス(USB)のようなその他のインターフェースおよびバス構造によって接続することも可能である。モニター191またはその他の形式のディスプレイ・デバイスも、ビデオ・インターフェース190のようなインターフェースを介して、システム・バス121に接続されている。モニターに加えて、コンピューターは、スピーカー197およびプリンター196のような、その他の周辺出力装置も含むことができ、これらは出力周辺インターフェース195を通じて接続することができる。
[0120] コンピューター110は、リモート・コンピューター180のような1つ以上のリモート・コンピューターへの論理接続を使用して、ネットワーク接続環境において動作することも可能である。リモート・コンピューター180は、パーソナル・コンピューター、サーバー、ルーター、ネットワークPC、ピアデバイス、またはその他の共通ネットワーク・ノードとすることができ、通例、コンピューター110に関して先に説明したエレメントの多くまたは全てを含むが、図7にはメモリー記憶装置181のみを示す。図7に示す論理接続は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)171およびワイド・エリア・ネットワーク(WAN)173を含むが、他のネットワークも含むことができる。このようなネットワーク環境は、事務所、企業規模のコンピューター・ネットワーク、イントラネットおよびインターネットにおいては、極一般的である。
[0121] LANネットワーク環境で使用する場合、コンピューター110は、ネットワーク・インターフェースまたはアダプター170を介してLAN171に接続される。WANネットワーク環境で使用する場合、コンピューター110は、通例、モデム172、またはインターネットのようなWAN173を通じて通信を設けるその他の手段を含む。モデム172は、内蔵でも外付けでもよく、ユーザー入力インターフェース160またはその他のしかるべき機構を介してシステム・バス121に接続することができる。ネットワーク接続環境では、コンピューター110に関して図示したプログラム・モジュール、またはその一部は、リモート・メモリー記憶装置に格納することもできる。一例として、そして限定ではなく、図7は、リモート・アプリケーション・プログラム182がメモリー・デバイス181上に存在するものとして示している。尚、図示のネットワーク接続は一例であり、コンピューター間で通信リンクを設ける他の手段も使用可能であることは認められよう。
[0122] 以上のように本発明の少なくとも1つの実施形態の様々な態様を説明したので、種々の変更、修正、および改良は当業者には容易に想起されることは認められてしかるべきである。このような変更、修正、および改良は、本開示の一部であることを意図しており、本発明の主旨および範囲に該当することを意図している。したがって、以上の説明および図面は、一例としてに過ぎない。
[0123] 以上に説明した本発明の実施形態は、様々な方法のうちいずれでも実施することができる。例えば、ハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせを使用して、実施形態を実施することができる。ソフトウェアで実施するとき、1つのコンピューターに設けられているかまたは多数のコンピューター間に分散されているかには係わらず、いずれかの適したプロセッサーまたはプロセッサーの集合体においてソフトウェア・コードを実行することができる。このようなプロセッサーは、集積回路として実現することができ、1つ以上のプロセッサーが集積回路コンポーネントの中にある。しかし、プロセッサーは、任意の適したフォーマットで回路を使用して実現することもできる。
[0124] 更に、コンピューターは、ラック実装コンピューター、デスクトップ・コンピューター、ラップトップ・コンピューター、またはタブレット・コンピューターというように、複数の形態のいずれでも実施できることは認められてしかるべきである。加えて、コンピューターは、一般にはコンピューターと見なされないが適した処理能力を有するデバイスにも埋め込むことができる。これらのデバイスには、パーソナル・ディジタル・アシスタント(PDA)、スマート・フォン、あるいは他の適した携帯用デバイスまたは固定電子デバイスであればいずれもが含まれる。
[0125] また、コンピューターは1つ以上の入力および出力デバイスを有することができる。これらのデバイスは、とりわけ、ユーザー・インターフェースを提示するために使用することができる。ユーザー・インターフェースを設けるために使用することができる出力デバイスの例には、出力の視覚的提示のためのプリンターまたは表示画面、および出力の可聴提示のためのスピーカーまたはその他の音響発生デバイスが含まれる。ユーザー・インターフェースのために使用することができる入力デバイスの例には、キーボード、ならびにマウス、タッチ・パッド、およびディジタル化タブレットのようなポインティング・デバイスが含まれる。他の例として、コンピューターは、音声認識によって、または他の可聴フォーマットで入力情報を受信することもできる。
[0126] このようなコンピューターは、いずれかの適した形態で、企業ネットワークまたはインターネットのような、ローカル・エリア・ネットワークまたはワイド・エリア・ネットワークを含む、1つ以上のネットワークによって接続することができる。このようなネットワークは、適した技術であればそのいずれにも基づくことができ、いずれかの適したプロトコルにしたがって動作することもでき、ワイヤレス・ネットワーク、有線ネットワーク、または光ファイバ・ネットワークを含むことができる。
[0127] また、本明細書において概要を説明した種々の方法またはプロセスは、種々のオペレーティング・システムまたはプラットフォームのうちいずれか1つを採用する1つ以上のプロセッサー上で実行可能なソフトウェアとしてコード化することができる。加えて、このようなソフトウェアは、多数の適したプログラミング言語および/またはプログラミングまたはスクリプティング・ツールのいずれを使用しても書くことができ、更に、フレームワークまたは仮想マシン上で実行される、実行可能な機械語コードまたは中間コードとしてコンパイルすることもできる。
[0128] これに関して、本発明は、1つ以上のプログラムがエンコードされているコンピューター読み取り可能媒体(または複数のコンピューター読み取り可能媒体)として具体化することもできる(例えば、コンピューター・メモリー、1つ以上のフロッピ・ディスク、コンパクト・ディスク(CD)、光ディスク、ディジタル・ビデオ・ディスク)DVD)、磁気テープ、フラッシュ・メモリー、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイまたはその他の半導体デバイスにおける回路構成、あるいはその他の一時的でない有形コンピューター記憶媒体)。これらのプログラムを1つ以上のコンピューターまたは他のプロセッサー上において実行すると、先に論じた本発明の種々の実施形態を実施する方法を実行する。1つまたは複数のコンピューター読み取り可能媒体は、移植可能とすることができ、格納されている1つまたは複数のプログラムを1つ以上の異なるコンピューターまたは他のプロセッサー上にロードして、先に論じたような本発明の種々の態様を実施することができる。本明細書において使用する場合、「一時的でないコンピューター読み取り可能記憶媒体」という用語は、製造物(即ち、製造品目)または装置(machine)であるとみなすことができるコンピューター読み取り可能媒体のみを含むものとする。
[0129] 「プログラム」または「ソフトウェア」という用語は、先に論じた本発明の種々の態様を実施するようにコンピューターまたは他のプロセッサーをプログラミングするために採用することができる、あらゆるタイプのコンピューター・コードまたはコンピューター実行可能命令を指すように、本明細書では包括的な意味で使用されている。加えて、この実施形態の一態様によれば、実行されると本発明の方法を実行する1つ以上のコンピューター・プログラムは、1つのコンピューターまたはプロセッサー上に存在する必要はなく、本発明の種々の態様を実施するために、モジュール状に多数の異なるコンピューターまたはプロセッサー間に分散されていてもよいことは認められてしかるべきである。
[0130] コンピューター実行可能命令は、1つ以上のコンピューターまたは他のデバイスによって実行する、プログラム・モジュールのような多くの形態とすることができる。一般に、プログラム・モジュールは、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データー構造等を含み、特定のタスクを実行するか、または特定の抽象データー・タイプを実装する。通例、プログラム・モジュールの機能は、種々の実施形態において所望に応じて組み合わせること、または分散することもできる。
[0131] また、データー構造は、任意の適した形態でコンピューター読み取り可能媒体に格納することができる。図示を簡略化するために、データー構造は、当該データー構造における場所によって関係付けられたフィールドを有するように示すことができる。同様に、このような関係は、コンピューター読み取り可能媒体においてフィールド間で関係を伝える場所と共に、これらのフィールドにストレージを割り当てることによって達成することができる。しかしながら、データー構造のフィールドにおいて情報間に関係を作るためには、適したメカニズムであればいずれでも使用することができ、ポインター、タグの使用によること、またはデーター・エレメント間に関係を作るその他のメカニズムが含まれる。
[0132] 本発明の種々の態様は、単体でも、組み合わせでも、または先に説明した実施形態において具体的な論じられなかった種々の構成でも使用することができ、したがって、前述の説明において明記したコンポーネントや図面に示したコンポーネントの詳細や構成には、その応用は限定されない。例えば、一実施形態において説明した態様を、他の実施形態において説明した態様といかように組み合わせてもよい。
[0133] また、本発明は、方法として具体化することができ、その例を示した。この方法の一部として実行される動作は、いずれの適した方法でも順序を決定することができる。したがって、実施形態は、図示した順序とは異なる順序で動作が実行される構成にすることもでき、一部の動作を同時に実行することを含むことができるが、例示的な実施形態では連続的な動作として示されている。
[0134] 「第1」、「第2」、「第3」等のような序数を請求項において使用して請求項の要素を修飾する場合、それ自体は、優先順位も、時間的先行も、あるいは1つの請求項要素の他の要素に対する順序、即ち、方法の動作が実行される時間的順序も言外に含むことはなく、単に、請求項要素を区別するために、ある名称を有する1つの請求項要素を、同じ名称を有する他の要素(序数項の使用を除く)から区別する付箋として使用されるに過ぎない。
[0135] また、本明細書において使用した言葉使いや用語は、説明を目的にしているのであり、限定と見なしてはならない。「含む」(including)、「含む」(comprising)、または「有する」(having)、「含む」(containing)、「伴う」(involving)、およびこれらの派生形は、本明細書では、その後に羅列される項目、その均等物、および付加的な項目も包含することを意味する。

Claims (6)

  1. マスター・デバイスと複数のクライアントを含むクライアントのグループを有し、ネットワークで接続されるシステムであって、
    前記マスター・デバイスは、
    少なくとも、前記クライアントのグループに含まれる第1のクライアントから、前記第1のクライアントが受信可能な第1のチャネル・ラインアップについての情報を受信し、
    少なくとも、前記クライアントのグループに含まれる第2のクライアントから、前記第2のクライアントが受信可能な第2のチャネル・ラインアップについての情報を受信し、
    少なくとも、前記第1のチャネル・ラインアップについての情報と、前記第2のチャネル・ラインアップについての情報に基づき、前記クライアントのグループに含まれる個々のクライアントの受信能力を含む、前記グループに含まれるすべてのクライアントによる集合チャネル・ラインアップを生成し、
    前記グループに含まれるクライアントから受信する番組の受信の要求に基づいて、前記集合チャネル・ラインアップから、前記番組の受信の要求で指定される番組を受信できるクライアントを選択した、マスター受信スケジュールを作成し、
    前記マスター受信スケジュールに基づき、前記番組の受信の要求で指定される番組を受信するために、前記クライアントのグループに含まれるクライアントにコマンドを発行する、
    ように構成されたシステムにおいて、
    前記マスター・デバイスは、更に、
    少なくとも、前記クライアントのグループに含まれる第1のクライアントから、前記第1のクライアントが取り外し可能であるか否かであるかについての情報と、前記第1のクライアントが接続されているネットワークの帯域幅についての情報の、いずれか一方又は双方を受信し、
    少なくとも、前記クライアントのグループに含まれる第2のクライアントから、前記第2のクライアントが取り外し可能であるか否かであるかについての情報と、前記第2のクライアントが接続されているネットワークの帯域幅についての情報の、いずれか一方又は双方を受信し、
    前記グループに含まれるクライアントから受信する番組の受信の要求に基づいて、前記集合チャネル・ラインアップから、前記番組の受信の要求で指定される番組を受信できるクライアントを選択した、マスター受信スケジュールを作成するときに、前記第1のクライアントが取り外し可能であるか否かであるかについての情報、前記第2のクライアントが取り外し可能であるか否かであるかについての情報、前記第1のクライアントが接続されているネットワークの帯域幅についての情報と、前記第2のクライアントが接続されているネットワークの帯域幅についての情報の、少なくとも一部を用いて、より広い帯域幅を有するクライアントにより高い優先順位を与えるとともに、取り外し可能であるクライアントには最も低い優先順位を与え、前記優先順位に基づいて前記番組の受信の要求で指定される番組を受信できるクライアントを選択する、
    ことを特徴とするシステム。
  2. 前記クライアントが接続されているネットワークの帯域幅についての情報が、前記クライアントがどのようなネットワークを用いて接続されているかを示すクライアントの接続についての情報であることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  3. マスター・デバイスと複数のクライアントを含むクライアントのグループを有し、ネットワークで接続されるシステムにおいて、前記マスター・デバイスが実行する方法であって、
    少なくとも、前記クライアントのグループに含まれる第1のクライアントから、前記第1のクライアントが受信可能な第1のチャネル・ラインアップについての情報を受信し、
    少なくとも、前記クライアントのグループに含まれる第2のクライアントから、前記第2のクライアントが受信可能な第2のチャネル・ラインアップについての情報を受信し、
    少なくとも、前記第1のチャネル・ラインアップについての情報と、前記第2のチャネル・ラインアップについての情報に基づき、前記クライアントのグループに含まれる個々のクライアントの受信能力を含む、前記グループに含まれるすべてのクライアントによる集合チャネル・ラインアップを生成し、
    前記グループに含まれるクライアントから受信する番組の受信の要求に基づいて、前記集合チャネル・ラインアップから、前記番組の受信の要求で指定される番組を受信できるクライアントを選択した、マスター受信スケジュールを作成し、
    前記マスター受信スケジュールに基づき、前記番組の受信の要求で指定される番組を受信するために、前記クライアントのグループに含まれるクライアントにコマンドを発行する、
    方法において、更に、
    少なくとも、前記クライアントのグループに含まれる第1のクライアントから、前記第1のクライアントが取り外し可能であるか否かであるかについての情報と、前記第1のクライアントが接続されているネットワークの帯域幅についての情報の、いずれか一方又は双方を受信し、
    少なくとも、前記クライアントのグループに含まれる第2のクライアントから、前記第2のクライアントが取り外し可能であるか否かであるかについての情報と、前記第2のクライアントが接続されているネットワークの帯域幅についての情報の、いずれか一方又は双方を受信し、
    前記グループに含まれるクライアントから受信する番組の受信の要求に基づいて、前記集合チャネル・ラインアップから、前記番組の受信の要求で指定される番組を受信できるクライアントを選択した、マスター受信スケジュールを作成するときに、前記第1のクライアントが取り外し可能であるか否かであるかについての情報、前記第2のクライアントが取り外し可能であるか否かであるかについての情報、前記第1のクライアントが接続されているネットワークの帯域幅についての情報と、前記第2のクライアントが接続されているネットワークの帯域幅についての情報の、少なくとも一部を用いて、クライアントを帯域幅順に並べて優先順位を与えるとともに、取り外し可能であるクライアントには最も低い優先順位を与え、前記優先順位に基づいて前記番組の受信の要求で指定される番組を受信できるクライアントを選択する、
    ことを特徴とする方法。
  4. 前記クライアントが接続されているネットワークの帯域幅についての情報が、前記クライアントがどのようなネットワークを用いて接続されているかを示すクライアントの接続についての情報であることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 請求項3又は4に記載の方法を実行するためのプログラム。
  6. 請求項3又は4に記載の方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体。
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