JP5800981B2 - 非接触給電装置 - Google Patents

非接触給電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5800981B2
JP5800981B2 JP2014501937A JP2014501937A JP5800981B2 JP 5800981 B2 JP5800981 B2 JP 5800981B2 JP 2014501937 A JP2014501937 A JP 2014501937A JP 2014501937 A JP2014501937 A JP 2014501937A JP 5800981 B2 JP5800981 B2 JP 5800981B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
frequency
power
power feeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014501937A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2013128641A1 (ja
Inventor
祐樹 河口
祐樹 河口
尊衛 嶋田
尊衛 嶋田
叶田 玲彦
玲彦 叶田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Publication of JPWO2013128641A1 publication Critical patent/JPWO2013128641A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5800981B2 publication Critical patent/JP5800981B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/02Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries for charging batteries from ac mains by converters
    • H02J7/04Regulation of charging current or voltage
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/10Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/10Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling
    • H02J50/12Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling of the resonant type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/80Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power involving the exchange of data, concerning supply or distribution of electric power, between transmitting devices and receiving devices
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/90Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power involving detection or optimisation of position, e.g. alignment
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/007Regulation of charging or discharging current or voltage
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/00032Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries characterised by data exchange
    • H02J7/00034Charger exchanging data with an electronic device, i.e. telephone, whose internal battery is under charge

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、電気自動車など車両や工場の搬送装置の電源装置、電動工具、またはテレビやパソコンなどの据え置き型機器や携帯電話などの携帯機器など電気エネルギーを動力源とする機器へ給電トランスを用いて非接触で電力を伝送する非接触給電装置に関するものである。
近年、例えば電気自動車の二次電池を充電するための充電装置として、充電を行う際にプラグと電源の接続が不要であり、地上側に設置された給電側回路の送電コイルと、車両に設置された受電側回路の受電コイルの間で、非接触で電力を伝送して充電を行う非接触給電装置がある。
ただし、電気自動車など車両に電力を供給する非接触給電装置では、送電コイルと受電コイル間の相対位置が必ずしも一定とならないため、相対位置の変化によって送電コイルと受電コイル間の結合状態が変化する。
特許文献1および特許文献2には、非接触給電装置において、負荷へ電力を供給する給電モードと、給電側回路から送電コイルへ供給する高周波電力の周波数を変化させて共振回路の周波数特性を探索するスイープモードを有し、スイープモードにより送電コイルと受電コイルの結合状態に応じた最適な周波数を検出することで、非接触給電装置の高効率化を図る技術が開示されている。
特開2010−166693号公報 特開2010−233442号公報
しかしながら、電気自動車など車両や工場の搬送装置の電源装置、電動工具もまたテレビやパソコンなどの据え置き型機器や携帯電話などの携帯機器などに電力を供給する非接触給電装置において、送電コイルと受電コイル間の結合状態が変化すると、給電側回路から供給する電力の力率が低下する。これにより、給電側回路から供給する電力に対して受電側回路へ伝送される電力の効率が低下し、効率的な充電動作ができない課題がある。
また、特許文献1および特許文献2においては、スイープモード時の電力を給電モード時に比べて小電力化する技術については何ら開示されておらず、非接触給電装置の消費電力が大きくなる課題がある。
本発明は前記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、非接触給電装置において、スイープモード時の消費電力を低減した非接触給電装置を提供することである。
前記の課題を解決して、本発明の目的を達成するために、以下のように構成した。
すなわち、本発明の非接触給電装置は、第1の巻線と、第1の直流電圧を生成し、降圧機能を有する第1の回路と、前記第1の回路に接続され、前記第1の直流電圧を入力し、交流電圧を出力して前記第1の巻線に電力を供給する第2の回路と、前記第2の回路の出力電流を検出する電流検出手段と、を備え、前記第1の巻線と磁気的に結合する第2の巻線と、前記第2の巻線の電力を入力し第2の直流電圧を出力して負荷へ電力を供給する第3の回路とを具備する受電側回路へ、非接触で電力を伝送する非接触給電装置であって、該非接触給電装置が前記負荷へ電力を供給する給電モードと、前記交流電圧の周波数を変化させて、前記電流検出手段により前記第2の回路の出力電流の周波数特性を探索するスイープモードと、を有し、前記スイープモードで動作する期間に、前記給電モードで動作する期間と比較して前記第1の直流電圧および前記第2の直流電圧を低い値とし、前記第1の直流電圧と前記第2の直流電圧の比を概ね一定とすることを特徴とする。
また、その他の手段は、発明を実施するための形態のなかで説明する。
以上、本発明によれば、非接触給電装置において、スイープモード時の消費電力を低減した非接触給電装置が提供できる。
本発明に係る非接触給電装置の第1実施形態による概略の回路構成を示す図である。 本発明に係る非接触給電装置の第1実施形態の充電動作のロジックを示すフローチャートである。 本発明に係る非接触給電装置の第1実施形態のスイープモードの周波数探索における非接触給電装置の全体の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る非接触給電装置の第1実施形態のスイープモードの周波数探索における交流電圧生成回路の動作ロジックの詳細を示すフローチャートである。 本発明に係る非接触給電装置の第1実施形態のスイープモードの周波数探索における直流電圧生成回路の動作ロジックの詳細を示すフローチャートである。 本発明に係る非接触給電装置の第1実施形態のKvが一定のスイープモードにおける交流電圧生成回路の周波数、電圧の特性を示す図であり、初期周波数Fsが、終了周波数Feよりも高い場合を示している。 本発明に係る非接触給電装置の第1実施形態のKvが一定のスイープモードにおける交流電圧生成回路の周波数、電圧の特性を示す図であり、初期周波数Fsが、終了周波数Feよりも低い場合を示している。 本発明に係る非接触給電装置の第1実施形態の2つ以上の電圧比Kv条件のスイープモードにおける交流電圧生成回路の周波数、電圧の特性を示す図であり、初期周波数Fsが、終了周波数Feよりも高い場合を示している。 本発明に係る非接触給電装置の第1実施形態の2つ以上の電圧比Kv条件のスイープモードにおける交流電圧生成回路の周波数、電圧の特性を示す図であり、2回目の初期周波数Fsが、終了周波数Feよりも低い場合を示している。 本発明に係る非接触給電装置の第2実施形態の回路構成を示す図である。 本発明に係る非接触給電装置の第3実施形態の回路構成を示す図である。 本発明に係る非接触給電装置の第4実施形態の回路構成を示す図である。 本発明に係る非接触給電装置の第4実施形態によるスイープモードの周波数探索における非接触給電装置の全体の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る非接触給電装置の第4実施形態によるスイープモードの周波数探索における交流電圧生成回路の動作ロジックの詳細を示すフローチャートである。 本発明に係る非接触給電装置の第4実施形態によるスイープモードの周波数探索における直流電圧生成回路の動作ロジックについてのフローチャートである。 本発明に係る非接触給電装置の受電側に定電圧回路を備えた第4実施形態のスイープモードにおける交流電圧生成手段の周波数、電圧の特性を示す図である 本発明に係る非接触給電装置の受電側に定電圧回路を備えた第4実施形態の2つ以上の電圧比Kv条件のスイープモードにおける交流電圧生成手段の周波数、電圧の特性を示す図である 本発明に係る非接触給電装置の実施形態を採用した電気自動車の電源システムの概要の構成を示す図である。
以下、本発明に係る非接触給電装置の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1〜図9を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による非接触給電装置1の概略の回路構成を示す図である。なお、電気自動車の非接触給電システムの場合を例として、説明するが、工具、家電にも応用できる。
<非接触給電装置1と非接触給電システムの概要>
非接触給電装置1は、電源7と二次電池8の間に接続される給電側回路2と、受電側回路3とで構成される。給電側回路2の巻線N1と、受電側回路3の巻線N2とからなる給電トランスT1での磁気的結合により、給電側回路2から受電側回路3へ非接触で電力を供給する。
電気自動車の非接触給電システムの場合では、給電側回路2は、地上側に配置される。受電側回路3は、電気自動車側に備えられる。
また、給電側回路2は、電気自動車側に備えられた受電側回路3の検知(車両検知)を、通信手段13、14によって行う、もしくは図示していない別のセンサによって行う。
<給電側回路2の概要>
給電側回路2は、直流電圧生成回路4(第1の回路、直流電圧生成手段)と、電圧検出手段21(電圧センサ)と、交流電圧生成回路5(第2の回路、交流電圧生成手段)と、共振コンデンサCr11と、巻線N1(第1の巻線)と、電圧検出手段22(電圧センサ)と、電流検出手段23(電流センサ)と、制御手段11(第1の制御手段)と、通信手段13とを備えている。
なお、直流電圧生成回路4は、電源7の電力を入力して直流のリンク電圧(直流リンク電圧)を出力する。
電圧検出手段21は、直流電圧生成回路4の出力電圧である直流リンク電圧Vdcを検出し、その情報を制御手段11に伝達する。
交流電圧生成回路5は、直流電圧生成回路4の出力電圧である直流リンク電圧を入力し、任意の周波数fswの交流電圧を出力し、巻線N1へ高周波電力を供給する。
共振コンデンサCr11は、巻線N1とLC共振回路を形成し、巻線N1の漏れインダクタンスを補償するとともに、交流電圧生成回路5の出力電流の力率を1に近づける。
巻線N1は、後記する受電側回路3の巻線N2と磁気的に結合することで巻線N2へ非接触で電力を給電する。
電圧検出手段22は、交流電圧生成回路5の出力電圧を検出し、その情報を制御手段11に伝達する。
電流検出手段23は、交流電圧生成回路5から出力される共振電流を検出し、その情報を制御手段11に伝達する。
制御手段11は、直流電圧生成回路4と、交流電圧生成回路5をそれぞれ制御する。この制御によって、直流リンク電圧Vdcと交流電圧の周波数fswとが、それぞれ任意の値に制御される。
通信手段13は、後記する受電側回路3の通信手段14と通信を行う。この通信によって、給電側回路2と受電側回路3の非接触給電に関わる情報を交換する。
<受電側回路3の概要>
一方、受電側回路3は、車両400(図18)に搭載され、巻線N2(第2の巻線)と、共振コンデンサCr21と、充電二次回路6(第3の回路)と、平滑コンデンサC21と、電圧検出手段24と、電流検出手段25と、制御手段12(第2の制御手段)と、スイッチSW1(第1のスイッチ)と、通信手段14とを備えている。
なお、巻線N2は、巻線N1と磁気的に結合することで巻線N1から非接触で電力を受電する。
共振コンデンサCr21は、巻線N2の漏れインダクタンスを補償し、給電トランスT1間の伝送効率を高める。
充電二次回路6は、巻線N2の交流電力を直流電力に変換し、平滑コンデンサC21を経由して二次電池8へ直流電力を供給する。
平滑コンデンサC21は、充電二次回路6が整流した高調波を含む直流電力を蓄積、平滑して、質のよい直流電力を二次電池8へ供給する。
電圧検出手段24は、充電二次回路6の出力電圧Voを検出し、その情報を制御手段12に伝達する。
電流検出手段25は、充電二次回路6の出力電流を検出し、その情報を制御手段12に伝達する。
制御手段12は、スイッチSW1の開閉を制御する。
スイッチSW1は、二次電池8と受電側回路3との間を開閉する。スイッチSW1は、前記したように制御手段12によって制御され、電源7から二次電池8へ電力を供給する給電モード時以外はオフとし、二次電池8から受電側回路3を切り離す。
通信手段14は、給電側回路2の通信手段13と通信を行う。この通信によって、給電側回路2と受電側回路3の非接触給電に関わる情報を交換する。
なお、制御手段11と制御手段12とは、通信手段13と通信手段14とによって無線で接続される。
<充電動作について>
以上のように構成されている非接触給電装置1において、充電開始から充電終了までの充電動作の概略について、図2を参照して以下に説明する。
図2は、本発明の第1実施形態である非接触給電装置1の充電動作のロジックを示すフローチャートである。ただし、図2におけるS1〜S7はステップ1〜ステップ7を示している。
《ステップ1》
非接触給電システム1が動作を開始する。
《ステップ2》
給電側回路2(図1)は、受電側回路3(図1)の検知(車両検知)を試みる。検知するまでは検知動作を続けながら、その状態で待機する。
ステップ2において受電側回路3を検知すると(S2:Yes)、ステップ3へ移行する。
また、ステップ2において受電側回路3を検知しない場合(S2:No)は、ステップ2の始めに戻り、引き続き検知を試みる。
《ステップ3》
ステップ3では、非接触給電装置1(図1)は、交流電圧生成回路(交流電圧生成手段)5(図1)の周波数fswを変化させて共振電流の周波数特性を探索するスイープモードで動作する。スイープモードの動作の詳細については後述する。
スイープモードの動作が完了すると、ステップ4へ移行する。
《ステップ4》
ステップ4の給電モードでは、はじめに、スイープモードで探索した共振電流の周波数特性に基づいて、交流電圧生成回路5を動作させる周波数fsw0を決定する。
次に、スイッチSW1(図1)をオンし、二次電池8(図1)と受電側回路3を接続して給電側回路2から受電側回路3へ非接触で電力を供給して二次電池8を充電する。
なお、図2においては、ステップ4を「給電モード開始」と表記している。
《ステップ5》
ステップ5においては、充電が完了したか否かを検知、判定する。
給電モード中に、制御手段12(図1)が二次電池8の充電完了を検知すると、給電を終了させる(S5:Yes)ように、制御手段12から制御手段11(図1)へ給電停止指令を送信する(ステップ6に移行する)。
また、充電の完了を検知しない場合には、給電を終了せず(S5:No)、ステップ5の始めに戻り、引き続き充電完了か否かの検知を試みる。
なお、図2においては、ステップ5を「給電終了?」と表記している。
《ステップ6》
ステップ6において、給電停止指令を受けた制御手段11は、直流電圧生成回路(直流電圧生成手段)4(図1)および交流電圧生成回路5の出力を停止させる(給電停止)。
《ステップ7》
ステップ7において、非接触給電装置1は充電動作を終了する。
このように、本実施形態の非接触給電装置1では、二次電池8の充電動作を行う前に、スイープモードにおいて交流電圧生成回路5が出力する共振電流の周波数特性を取得することができる。
これにより、給電モードにおいて交流電圧生成回路5の周波数fswを二次電池8の充電状態や、給電側回路2と受電側回路3の位置関係に応じた最適な周波数fsw0に制御することで、電源7から二次電池8へ効率的な充電が可能となる。
<スイープモードについて>
次に、スイープモードの詳細な動作について、図3〜7を参照して説明する。
図3〜図5は、スイープモードにおける非接触給電装置1の動作ロジックを示すフローチャートである。
図6と図7は、スイープモード中における交流電圧生成回路5の周波数fsw、出力電圧Vo、直流リンク電圧Vdc、の時間Timeによる変化を示している。なお、図6、図7の詳細な説明は後記する。
<スイープモードの動作ロジックについて>
まず、図3〜図5を参照して、スイープモードの動作ロジックについて説明する。
図3は、スイープモードの周波数探索における非接触給電装置1の全体の動作を示すフローチャートである。
また、図4は、スイープモードの周波数探索における交流電圧生成回路5の動作ロジックの詳細を示すフローチャートである。
また、図5は、スイープモードの周波数探索における直流電圧生成回路4の動作ロジックの詳細を示すフローチャートである。
これらのフローチャートを順に説明する。
ただし、図3〜図5中のS100〜S109、S200〜S205、S300〜S306は、それぞれステップ100〜ステップ109、ステップ200〜ステップ205、ステップ300〜ステップ306を示している。
<周波数探索における非接触給電装置の全体のフロー>
はじめに、図3を用いてスイープモードの周波数探索における非接触給電装置の全体のフローの動作について説明する。
《ステップ100》
ステップ100においては、給電側回路2が通信手段13、14を介して受電側回路3からスイープモード開始指令を受けると、スイープモードを開始する。
《ステップ101》
ステップ101では、スイープモードにおいて共振電流の周波数特性を検出する周波数探索の回数Nsを決定する。周波数探索の回数Nsは、給電モード時の充電方法によって決定される。
例えば、給電モードにおいて、二次電池8の電圧と直流リンク電圧Vdcの電圧比Kvが一定になるように充電動作を行う場合には、スイープモードにおいて周波数探索を行う電圧比Kvは1つとなり、周波数探索の回数Nsは1回となる。
一方、給電モードにおいて、二次電池8の電圧に関わらず、直流リンク電圧Vdcを一定として二次電池8を充電する場合には、二次電池8の充電状態によって電圧比Kvが変化する。
このため、直流リンク電圧を一定として充電動作を行う場合には、複数の電圧比Kvについて周波数探索を行う必要がある。この複数の数が周波数探索の回数Nsとなる。
また、次に、給電モード時の出力電圧Voと直流リンク電圧Vdcの関係に基づいて、給電モード時の電圧比Kvを求める。ここで、電圧比Kvと出力電圧Voおよび直流リンク電圧Vdcの関係は、次式(1)で表される。
Kv=Vo/Vdc ・・・式(1)
なお、以上の周波数探索の回数Nsの決定と、給電モード時の電圧比Kvの決定とを、ステップ101で行う。図3では、ステップ101を「スイープ回数Nsの設定」と表記している。
そして、ステップ102に進む。
《ステップ102》
ステップ102では、ステップ101において求めた給電モード時の電圧比Kvからスイープモードで周波数探索を行う際の電圧比指令値Kvrefを設定する(Kvref=Kv)。
そして、ステップ103に進む。
《ステップ103》
ステップ103では、周波数探索を開始する直流リンク電圧の初期値Vdc1と、出力電圧の初期値Vo1を設定する。
ただし、直流リンク電圧の初期値Vdc1は、電源7および直流電圧生成回路4の構成によって設定可能な電圧範囲が制限される。このため、直流リンク電圧の初期値Vo1をあらかじめ決められた値に設定し、出力電圧の初期値Vo1は電圧比指令値Kvrefを満たすように次式(2)を用いて決定する。このとき、初期値Vo1、Vdc1は給電モード時の直流リンク電圧および出力電圧よりも低い値となるように設定する。
Vo1=Kvref×Vdc1 ・・・式(2)
そして、ステップ104に進む。
《ステップ104》
ステップ104では、スイープモードにおいて所定の周波数範囲から、周波数探索を開始する初期周波数Fsと周波数探索を終了する終了周波数Feを設定する。この周波数範囲を、スイープ周波数と呼ぶ。
スイープ周波数は、例えば、可聴周波数範囲に入らないように選択するが、これに限らない。例えば、交流電圧生成回路5が動作可能な限界周波数の範囲をスイープ周波数に設定してもよい。
そして、ステップ105に進む。
《ステップ105》
次に、ステップ105において、直流リンク電圧Vdcおよび出力電圧Voがそれぞれ初期値Vdc1、Vo1となるように、直流電圧生成回路4および交流電圧生成回路5を制御する(図6に示す時刻t0〜t2の期間)。
このとき、交流電圧生成回路5の周波数fswは、ステップ104で設定した初期周波数Fsで駆動する。
そして、ステップ106に進む。
《ステップ106》
ステップ106においては、ステップ105で直流リンク電圧Vdcおよび出力電圧Voが所定の初期値Vdc1、Vo1まで到達(図6に示す時刻t2)した後に、周波数探索を開始する。
そして、ステップ107に進む。
なお、周波数探索時の詳細な動作については、図4に示す交流電圧生成回路5の動作と、図5に示す直流電圧生成回路4の動作に分けて、それぞれの説明を後記する。
《ステップ107》
ステップ107では、ステップ106での周波数探索が終了すると、スイープ回数がステップ101で設定した所定の回数Nsに達したか否かを判定する。
スイープ回数が所定の回数Nsに達したと判定した場合は(S107:Yes)、ステップ109に進む。
また、スイープ回数が所定の回数Nsに達していないと判定した場合は(S107:No)、ステップ108に進む。
なお、図3では、ステップ107を「スイープ回数Ns達成?」と表記している。
《ステップ108》
ステップ108では、スイープ回数が所定の回数Nsに達していないので、次のスイープに適切な電圧比指令値Kvrefを更新する。そして、ステップ103へ移行し、再び周波数探索を開始する。
《ステップ109》
ステップ109では、スイープ回数が所定の回数Nsに達したので、スイープモードを終了する。
<周波数探索の動作説明>
次に、周波数探索時における直流電圧生成回路4および交流電圧生成回路5の動作ロジックについて、それぞれ図4、図5を参照して詳細に説明する。
<交流電圧生成回路5の動作ロジック>
はじめに、図4を参照して、周波数探索時における交流電圧生成回路5(図1)の動作ロジックについて説明する。
《ステップ200》
ステップ200においては、周波数探索を開始する。そして、ステップ201に進む。
《ステップ201》
ステップ201では、周波数探索で、交流電圧生成回路5を周波数fswで駆動するためのSW(switching)パルスを制御手段11で生成する。そして、ステップ202に進む。
《ステップ202》
ステップ202では、電圧検出手段22(図1)で検出した交流電圧生成回路5の出力電圧と、電流検出手段23(図1)で検出した共振電流とに基づいて、周波数fswにおける共振電流の位相(出力電圧に対する)を検出する。そして、ステップ203に進む。
なお、図4では、ステップ202を「電流位相検出」と表記している。
《ステップ203》
共振電流の位相検出(ステップ202)が完了後、ステップ203では、交流電圧生成回路5の周波数fswが所定の終了周波数Feに到達しているか否かを判定する。
図6における時刻t3に示すように、周波数fswが終了周波数Feに到達している場合(S203:Yes)には、ステップ205に進む。
周波数fswが所定の終了周波数Feに到達していない場合(S203:No)には、ステップ204に進む。
なお、図4では、ステップ203を「周波数探索終了?」と表記している。
《ステップ204》
ステップ204では、周波数fswが終了値Feに到達していないので、現在の周波数fswから周波数変化分Δfだけ増減算(図6の場合は減算、図7の場合は増算)した周波数を、交流電圧生成回路5の周波数fswとして更新する。
そして、ステップ201の「SWパルス生成」に戻り、周波数fswが終了値Feまで周波数探索を行う。
このようにして、初期値Fsから周波数変化分Δfを増減算して更新していくことで、周波数fswは徐々に終了値Feに近づく。
《ステップ205》
ステップ205では、周波数探索終了したので、交流電圧生成回路5を停止し、周波数探索を終了する。
また、このときには、直流電圧生成回路4(図1)に対しても停止指令(図5、S305)を与える。
以上のように、本実施形態の非接触給電装置1は、交流電圧生成回路5の周波数fswを初期周波数Fsから終了周波数Feまで変化させて、交流電圧生成回路5の出力側の共振電流の周波数特性を探索する。
<直流電圧生成回路4の動作ロジック>
次に、図5を参照して周波数探索時における直流電圧生成回路4(図1)の動作ロジックについて説明する。
《ステップ300》
ステップ300においては、周波数探索を開始する。そして、ステップ301に進む。
《ステップ301》
ステップ301では、制御手段11(図1)は、通信手段13、14(図1)を介して電圧検出手段24(図1)より検出した出力電圧Voを取得する。そして、ステップ302に進む。
なお、図5では、ステップ301を「出力電圧検出Vo」と表記している。
《ステップ302》
ステップ302では、出力電圧Voの変化に応じて、直流電圧生成回路4の出力電圧を制御する電圧比指令値Vdcrefを更新する。
電圧比指令値Vdcrefは、ステップ301において取得した出力電圧Voと電圧比指令値Kvrefに基づいて次に示す式(3)より出力電圧Voと直流リンク電圧Vdcの比が電圧比指令値Kvref一定となるように決定する。
Vdcref=Vo/Kvref ・・・式(3)
そして、ステップ303に進む。
なお、図5では、ステップ302を、「電圧比指令値Vdcrefの更新」と表記している。
《ステップ303》
ステップ303では、電圧検出手段21(図1)によって、直流リンク電圧Vdcを検出する。
そして、ステップ304に進む。
《ステップ304》
ステップ304では、ステップ303で検出した直流リンク電圧Vdcとステップ302で生成した電圧比指令値Vdcrefを比較し、直流リンク電圧Vdcが電圧比指令値Vdcrefに近づくように直流電圧生成回路4を制御するSWパルスを制御手段11で生成する。
なお、図5では、ステップ304を、「SWパルス生成」と表記している。そして、ステップ305に進む。
《ステップ305》
ステップ305では、図4のステップ205で出される停止指令によって、直流電圧生成回路4の動作停止の可否を判断する。
ステップ205で出された停止指令を受けると(S305:Yes)、ステップ306に進む。
停止指令を受けていない場合(S305:No)は、再びステップ301へ移行し、電圧比Kvが一定となるように直流電圧生成回路4を動作させる。
なお、図5では、ステップ305を、「停止指令?」と表記している。そして、ステップ305に進む。
《ステップ306》
ステップ306において、直流電圧生成回路4は動作を停止する。そして周波数探索を終了する。
このように、本実施形態の非接触給電装置1は、出力電圧Voの変化に応じて電圧比指令値Vdcrefを逐次更新して直流電圧生成回路4を制御することにより、スイープモードにおいて直流リンク電圧Vdcと出力電圧Voの電圧比Kvを電圧比指令値Kvrefに一定に保つことができる。
<Kvが一定のスイープモードにおける交流電圧生成回路の周波数、電圧特性>
図6と図7は、Kvが一定のスイープモードにおける交流電圧生成回路5の周波数fsw、出力電圧Vo、直流リンク電圧Vdcの特性を示す図である。
図6、図7において、横軸は時間Timeであり、縦軸には、交流電圧生成回路5の周波数fsw、出力電圧Vo、直流リンク電圧Vdcの項目が示されている。つまり、スイープモード中における交流電圧生成回路5の周波数fsw、出力電圧Vo、直流リンク電圧Vdc、の時間Timeによる変化の特性を示している。
<初期周波数Fsが終了周波数Feよりも高い場合>
まず、図6から説明する。
図6は、Kvが一定のスイープモードにおける交流電圧生成回路5の周波数fsw、出力電圧Vo、直流リンク電圧Vdcの特性を示す図であり、スイープを開始する初期周波数Fsが、スイープを終了する終了周波数Feよりも高い場合を示している。
図6において、t0〜t1の期間が、ステップ105(図3)の直流リンク電圧Vdcが初期値Vdc1となるように直流リンクコンデンサC11を充電する期間である。
また、t1〜t2の期間が、ステップ105(図3)の出力電圧Voが初期値Vo1となるように平滑コンデンサC21を充電する期間である。
また、t2〜t3の期間が、電圧比条件Kv(一定)について周波数探索を行う期間である。
t0〜t2の期間において、直流リンク電圧Vdcが初期値Vdc1となるように、また、出力電圧Voが初期値Vo1となるように、直流リンクコンデンサC11と平滑コンデンサC21を、それぞれ充電する。
直流リンク電圧と出力電圧がそれぞれ初期値のVdc1、Vo1となったt2において、周波数fswのスイープを開始する。
t2〜t3の期間において、最適な周波数を探索する周波数fswを、初期周波数Fsから終了周波数FeまでΔfずつ変化しながら交流電圧生成回路5の出力電圧(電圧検出手段22)と出力電流(共振電流、電流検出手段23)の位相(位相差)を検出する(図4、S201〜S204)。
なお、t2〜t3の期間においては、非接触給電装置1と二次電池8とは、スイッチSW1で切り離されていて、周波数fswによるスイープが行われると、時間(t2→t3)とともに直流リンク電圧Vdcと、出力電圧Voは次第に上昇していく。また、この直流リンク電圧Vdcと、出力電圧Voとがそれぞれ上昇していくが、Kv(=Vdc/Vo1)は、一定となるように制御手段11、12により制御している。
なお、Kvを一定とするのは、最適な周波数を探索しやすいからである。
<初期周波数Fsが終了周波数Feよりも低い場合>
次に、図7を説明する。
図7は、Kvが一定のスイープモードにおける交流電圧生成回路5の周波数fsw、出力電圧Vo、直流リンク電圧Vdcの特性を示す図であり、スイープを開始する初期周波数Fsが、スイープを終了する終了周波数Feよりも低い場合を示している。
したがって、直流リンク電圧と出力電圧がそれぞれ初期値のVdc1、Vo1となったt22において、周波数fswのスイープをFsから開始し、Feで終了する。
ここで、図7と図6では、FsとFeの大小関係が逆になっている。
また、直流リンク電圧Vdcと出力電圧Voの比は、Kv2の値で一定となるように制御手段11、12により制御している。
以上、図3のステップ103において、図6に示すスイープモードの動作では、周波数探索時の周波数fswの初期周波数Fsをスイープ周波数で最も高い周波数に設定し、終了周波数Feに向けて交流電圧生成回路5の周波数fswを高い値から低い値に向けて変化させている例を示したが、この限りではない。
図7に示すように、スイープ周波数の範囲内で最も低い周波数を初期周波数Fsに、スイープ周波数の範囲で最も高い周波数を終了周波数Feに設定し、交流電圧生成回路5の周波数fswを低い値から高い値に向けて変化させてもよい。
なお、図6または図7において、周波数fswによるスイープが、初期周波数Fsから終了周波数Feの間で、1回行われる。そして、共振電流の最適な特性の周波数fsw0が、図2のステップ4(S4)で選択される。
また、図7において、t20〜t21bの期間が、ステップ105(図3)の直流リンク電圧Vdcが初期値Vdc1となるように直流リンクコンデンサC11を充電する期間である。
そして、t21〜t22の期間が、ステップ105(図3)の出力電圧Voが初期値Vo1となるように平滑コンデンサC21を充電する期間である。
このように、図7においては、出力電圧Voが初期値Vo1となるように平滑コンデンサC21を充電する開始する時期のt21を、直流リンク電圧Vdcが初期値Vdc1となる時期のt21bの前からにする方法もある。この場合には、初期充電動作にかかる時間が短くなるので、スイープを開始するt22の時期を早めにすることができ、スイープに要する時間が若干、短縮される。
<2つ以上の電圧比Kv条件に関して周波数探索を行う場合>
次に、スイープモードにおいて2つ以上の電圧比Kv条件に関して周波数探索を行う場合について、図8、図9、図3を用いて説明する。
なお、2つ以上の電圧比Kv条件に関して周波数探索を行うのは、出力電圧Voが変化する範囲が広がると、最適な周波数が1つの周波数に収まらず、状態に応じて複数の異なる周波数で非接触給電を実施した方が効率のよいことがあるからである。この場合には、複数の異なる最適な周波数の探索を行う際に異なる2つ以上の電圧比Kv条件でスイープして探索する。
図8と図9は、2つ以上の電圧比Kv条件のスイープモードにおける交流電圧生成回路(交流電圧生成手段)5の周波数fsw、出力電圧Vo、直流リンク電圧Vdcの特性を示す図である。
図8、図9において、横軸は時間Timeであり、縦軸には、交流電圧生成回路5の周波数fsw、出力電圧Vo、直流リンク電圧Vdcの項目が示されている。つまり、スイープモード中における交流電圧生成回路5の周波数fsw、出力電圧Vo、直流リンク電圧Vdc、の時間Timeによる変化の特性を示している。
また、図8と図9との相違は、図8において、スイープ周波数fswは、初め高い周波数から低い周波数へ変化した後、再度、高い周波数に戻って、再び低い周波数へ変化しているのに対し、図9においては、スイープ周波数fswは、初め高い周波数から低い周波数へ変化した後、低い周波数から逆に高い周波数へ、再度、変化していることである。
図8において、t30〜t31の期間が、ステップ105(図3)の直流リンク電圧Vdcが初期値Vdc1となるように直流リンクコンデンサC11を充電する期間である。
また、t31〜t32の期間が、ステップ105(図3)の出力電圧Voが初期値Vo1となるように平滑コンデンサC21を充電する期間である。
また、t32〜t33の期間が、1つ目の電圧比条件Kv31について周波数探索を行う期間である。
また、t33〜t34の期間が、1回目の周波数探索から2回目の周波数探索への詳細は後記する移行期間である。
また、t34〜t35の期間が、2つ目の電圧比条件Kv32について周波数探索を行う期間である。
ステップ107(図3)において、1つ目の電圧比条件Kv31について周波数探索が終了すると(図8中に示す時刻t33)、ステップ109へ移行し、電圧比指令値Kvrefを2つ目の電圧比条件Kv32に更新する。
次に、ステップ103(図3)へ移行し、周波数探索開始時の直流リンク電圧の初期値Vdc2と出力電圧の初期値Vo2を設定する。このとき、Vdc2とVo2は、電圧比指令値Vdcrefに基づいて式(2)の関係となるように決定する。
ステップ104では、2回目の周波数探索を開始する初期周波数Fs2と終了周波数Fe2を設定する。ここでは、1回目の初期周波数Fs1と終了周波数Fe1をそれぞれ、2回目の初期周波数Fs2と終了周波数Fe2に設定している。
次に、ステップ105において、直流リンク電圧Vdcと出力電圧Voがステップ103で設定した所定の初期値Vdc2、Vo2となるように初期充電動作を行う。この初期値Vdc2、Vo2となるように初期充電動作の期間が図8に示す時刻t33〜t34の期間である。
図8に示す時刻t34において、直流リンク電圧と出力電圧が初期値Vdc2、Vo2に到達すると、ステップ106へ移行し、2回目の周波数探索を開始する。
以下、1回目の周波数探索と同様のステップを繰り返し、所定の回数Nsに達するまで周波数探索を行う。
なお、図8の場合は、Ns=2のときを示している。Nsが3以上の場合には、図8において、時刻t35を越した期間において、3回目以上の周波数探索を行う。
以上のように、図8に示すスイープモードでは、1回目の周波数探索(期間t32〜t33)においても、2回目の周波数探索(期間t34〜t35)においても、周波数探索の初期周波数Fs1と終了周波数Fe1をそれぞれ、2回目の初期周波数Fs2と終了周波数Fe2に設定している。
なお、図8において初期周波数Fsから終了周波数Feの間の周波数fswによるスイープが2回行われている。そして、t32〜t33における共振電流の最適な特性の周波数fsw1と、t34〜t35における共振電流の最適な特性の周波数fsw2とが、図2のステップ4(S4)で選択される。
図9は、2回目の周波数探索以外は、図8と概略は同じである。つまり、Fs1、Fs2、Fe1、Fe2、vo1、Vo2、Vdc1、Vdc2は共通である。また、t40〜t45は、それぞれt30〜t35に対応している。また、Kv41、Kv42は、それぞれKv31、Kv32に対応している。
図9が図8と異なるのは、1回目の初期周波数Fs1を2回目の終了周波数Fe2に、1回目の周波数Fe1を2回目の初期周波数Fs1に設定したことである。なお、図8においては、1回目の周波数探索の初期周波数Fs1と終了周波数Fe1をそれぞれ、2回目の初期周波数Fs2と終了周波数Fe2に設定している。
初期周波数Fsと終了周波数Feの設定の仕方は、図8の方法でも図9の方法でもどちらでも可能である。
なお、図8、図9において、期間t33〜t34と期間t43〜t44とにおいて、VoとVdcとの大小関係が逆転している。これは、VoがVdcより大きくなる場合を例に示したものである。
図6、図7のように、あるいは図8の期間t32〜t33、図9の期間t42〜t43におけるVoとVdcの関係のように、常にVdcがVoより大きいとは限らない。VoがVdcより大きくなることもあり、その逆転する様子を示したのが図8、図9における期間t33〜t34と期間t43〜t44である。このとき、期間t34〜t35、期間t44〜t45においては、VoがVdcより大きい。
また、一方では図8、図9の期間t33〜t34、期間t43〜t44におけるVoとVdcとの大小関係が、期間t30〜t35、期間t40〜t45においても変化せず、常にVdcがVoより大きい場合もある。
以上、第1実施形態の非接触給電装置1では、スイープモードにおいて出力電圧Voの上昇にともない、直流電圧生成回路4を制御して直流リンク電圧Vdcを変化させることで、平滑コンデンサC21を充電しながら共振電流の周波数特性を検出する。これによって、平滑コンデンサC21を二次電池8の電圧まで充電する初期充電期間をスイープモードとすることができ、車両を検知してから給電モードへ移行するまでの時間を短縮することができる。
また、第1実施形態によれば、スイープモードの際には、スイッチSW1により二次電池8を受電側回路3から切り離し、スイープモード時における直流リンク電圧と出力電圧を給電モード時と比べて低い値としながら、共振電流の周波数特性を探索する。
したがって、スイープモード時の電力を給電モード時よりも小電力化することができ、非接触給電装置1の消費電力を低減できる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る非接触給電装置の第2実施形態について述べる。
図10は、本発明の第2実施形態による非接触給電装置101の回路構成図である。
図10において、非接触給電装置101は、交流電源107と二次電池8の間に接続される給電側回路102と受電側回路103とで構成される。
そして、給電側回路102の巻線N1と、受電側回路103の巻線N2とからなる給電トランスT1での磁気的結合により、給電側回路102から受電側回路103へ非接触で電力を供給する。
≪給電側回路102≫
給電側回路102は、地上側に配置され、直流電圧生成回路104と、電圧検出手段21と、交流電圧生成回路105と、共振インダクタLr1と、共振コンデンサCr12と、巻線N1と、電圧検出手段22と、電流検出手段23と、制御手段111と、通信手段13と、を備えて構成される。
なお、直流電圧生成回路104は、電源107の電力を入力して直流リンク電圧を出力する。
電圧検出手段21は、直流リンク電圧を検出する。
交流電圧生成回路105は、直流電圧生成回路4の出力電圧である直流リンク電圧を入力し、任意の周波数fswの交流電圧を出力し、巻線N1へ高周波電力を供給する。
共振インダクタLr1と共振コンデンサCr12は、巻線N1とLC共振回路を形成し、巻線N1の漏れインダクタンスを補償するとともに、交流電圧生成回路5の出力電流を抑制し、非接触給電装置の伝送効率を高める。
巻線N1は、後記する受電側回路103の巻線N2と磁気的に結合することで巻線N2へ非接触で電力を給電する。
電圧検出手段22は、交流電圧生成回路105の出力電圧を検出し、その情報を制御手段111に伝達する。
電流検出手段23は、交流電圧生成回路105から出力される共振電流を検出し、その情報を制御手段111に伝達する。
制御手段111は、直流電圧生成回路104と、交流電圧生成回路105をそれぞれ制御する。この制御によって、直流リンク電圧Vdcと交流電圧の周波数fswとが、それぞれ任意の値に制御される。
通信手段13は、後記する受電側回路3の通信手段14と通信を行う。この通信によって、給電側回路102と受電側回路103の非接触給電に関わる情報を交換する。
直流電圧生成回路104では、ブリッジ接続された整流ダイオードD11〜D14により交流電源107の電圧を全波整流している。この全波整流された電圧は、昇圧インダクタL1と昇圧スイッチS1と昇圧ダイオードD10と、平滑コンデンサC10とにより構成された昇圧チョッパ回路に入力されている。
さらに、平滑コンデンサC10の両端間には、降圧スイッチS2と降圧インダクタL2と降圧ダイオードD20と、直流リンクコンデンサC11とにより構成された降圧チョッパ回路が接続されている。
交流電圧生成回路105は、ブリッジ接続されたスイッチング素子Q1〜Q4を備えている。MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)からなるスイッチング素子Q1〜Q4にはそれぞれ、逆並列ダイオードD1〜D4が接続されている。昇圧スイッチS1と、スイッチング素子Q1〜Q4は、制御手段111と、制御手段112によって制御される。
制御手段111には、直流リンク電圧を検出する電圧検出手段21と、交流電圧を検出する電圧検出手段22と、交流電流を検出する電流検出手段23と、入力電圧を検出する電圧検出手段26と、入力電流を検出する電流検出手段27と、平滑コンデンサC10の両端電圧を検出する電圧検出手段28と、通信機(通信手段)13が接続されている。
直流電圧生成回路104はPWM(Pulse Width Modulation)制御を用いて制御し、交流電圧生成回路105は、PWM制御、位相シフト制御、もしくは周波数制御を用いて制御する。
制御手段111は、交流電源107からの入力電流を交流電源107の電圧と概ね相似な正弦波状に制御する力率改善制御や、直流リンク電圧を任意の値に制御する直流リンク電圧制御等を備える。
≪受電側回路103≫
受電側回路103は、車両に搭載され、巻線N2と、共振コンデンサCr21と、充電二次回路106と、平滑コンデンサC21と、電圧検出手段24と、電流検出手段25と、制御手段112と、スイッチSW11と、通信手段14とを備える。
なお、巻線N2は、巻線N1と磁気的に結合することで巻線N1から非接触で電力を受電する。
共振コンデンサCr21は、巻線N2の漏れインダクタンスを補償し、給電コイルT1間の伝送効率を高める。
充電二次回路106は、ブリッジ接続されたダイオードD21〜D24で構成され、巻線N2に誘導された電流をブリッジ接続されたダイオードD21〜D24により整流し、巻線N2の交流電力を直流電力に変換し、平滑コンデンサC21を経由して二次電池8へ直流電力を供給する。
平滑コンデンサC21は、充電二次回路106が整流した高調波を含む直流電力を蓄積、平滑して、質のよい直流電力を二次電池8へ供給する。
電圧検出手段24は、充電二次回路106の出力電圧Vo(平滑コンデンサC21の両端電圧)を検出し、その情報を制御手段112に伝達する。
電流検出手段25は、充電二次回路106の出力電流を検出し、その情報を制御手段112に伝達する。
制御手段112は、MOSFETからなるスイッチSW11の開閉を制御する。
スイッチSW11は、二次電池8と受電側回路103との間を開閉する。スイッチSW11は、制御手段112によって制御され、電源7から二次電池8へ電力を供給する給電モード時以外はオフとし、二次電池8から受電側回路103を切り離す。
通信手段14は、給電側回路102の通信手段13と通信を行う。この通信によって、給電側回路102と受電側回路103の非接触給電に関わる情報を交換する。
なお、制御手段111と制御手段112とは、通信手段13と通信手段14とによって無線で接続される。
以上の図10の給電側回路102と受電側回路103の構成により、スイープモード時の消費電力を低減した非接触給電装置が具現化する。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る非接触給電装置の第3実施形態について述べる。
図11は、本発明の第3実施形態による非接触給電装置201の回路構成図である。
図11において、非接触給電装置201は、第2実施形態の非接触給電装置101と同様に、交流電源107と二次電池8の間に接続される給電側回路202と受電側回路203とで構成される。
そして、給電側回路202の巻線N1と、受電側回路203の巻線N2とからなる給電トランスT1での磁気的結合により、給電側回路202から受電側回路203へ非接触で電力を供給する。
≪給電側回路202≫
給電側回路202は、地上側に配置され、直流電圧生成回路204と、電圧検出手段21と、交流電圧生成回路205と、巻線N1と、電圧検出手段22と、電流検出手段23と、制御手段211と、通信手段13と、を備えて構成される。
なお、直流電圧生成回路204は、交流電源107の電力を入力して直流リンク電圧を出力する。
電圧検出手段21は、直流リンク電圧を検出する。
交流電圧生成回路205は、直流電圧生成回路4の出力電圧である直流リンク電圧を入力し、任意の周波数fswの交流電圧を出力し、巻線N1へ高周波電力を供給する。
巻線N1は、後記する受電側回路203の巻線N2と磁気的に結合することで巻線N2へ非接触で電力を給電する。
電圧検出手段22は、交流電圧生成回路205の出力電圧を検出し、その情報を制御手段211に伝達する。
電流検出手段23は、交流電圧生成回路205から出力される共振電流を検出し、その情報を制御手段211に伝達する。
制御手段211は、直流電圧生成回路204と、交流電圧生成回路205をそれぞれ制御する。この制御によって、直流リンク電圧Vdcと交流電圧の周波数fswとが、それぞれ任意の値に制御される。
通信手段13は、後記する受電側回路203の通信手段14と通信を行う。この通信によって、給電側回路202と受電側回路203の非接触給電に関わる情報を交換する。
直流電圧生成回路204では、図10の第2実施形態の直流電圧生成回路104で構成されていた昇圧チョッパ回路と降圧チョッパ回路が、平滑インダクタL3と、降圧スイッチング素子S201と、降圧ダイオードD210と、昇圧スイッチング素子S202と、昇圧ダイオードD211と、直流リンクコンデンサC11により構成されたHブリッジ回路となっている点が異なる。
ブリッジ接続された整流ダイオードD11〜D14の直流端子間に、降圧スイッチング素子S210および降圧ダイオードD210を直列接続し、降圧ダイオードD210の両端間に平滑インダクタL3および昇圧スイッチング素子S211を直列接続している。
さらに、昇圧スイッチング素子S211の両端間には、昇圧ダイオードD211および直流リンクコンデンサC11が直列接続されている。
前記したHブリッジ回路は、制御手段211によって制御され、交流電源107からの入力電流を交流電源107の電圧と概ね相似な正弦波状に制御する力率改善動作と、直流リンク電圧を任意の値に制御する直流リンク電圧制御を行う。
交流電圧生成回路205は、図10の第2実施形態の交流電圧生成回路105と比べ、共振コンデンサCr12を共振コンデンサCr13、Cr14とし、フルブリッジ接続された逆並列ダイオードD1〜D4を備えるスイッチング素子Q1〜Q4のうち、スイッチング素子Q1、Q2と逆並列ダイオードD1、D2を、スイッチング素子Q5、Q6とダイオードD5、D6に置き換え、スイッチング素子Q3、Q4と逆並列ダイオードD3、D4を、共振コンデンサCr13、Cr14に置き換えたハーフブリッジ回路とした点が異なっている。
共振コンデンサCr13、Cr14は、巻線N1とLC共振回路を形成し、巻線N1の漏れインダクタンスを補償するとともに、交流電圧生成回路5の出力電流の力率を1に近づける。
なお、図11において、降圧スイッチング素子S201と昇圧スイッチング素子S202、およびスイッチング素子Q5、Q6はIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が用いられている。
≪受電側回路203≫
受電側回路203は、車両に搭載され、巻線N2と、共振コンデンサCr22と、充電二次回路206と、平滑コンデンサC21と、電圧検出手段24と、電流検出手段25と、制御手段212と、スイッチSW21と、通信手段14とを備える。
なお、巻線N2は、巻線N1と磁気的に結合することで巻線N1から非接触で電力を受電する。
共振コンデンサCr22は、巻線N2とLC共振回路を形成し、巻線N2の漏れインダクタンスを補償し、給電コイルT1間の伝送効率を高める。
充電二次回路106は、ブリッジ接続されたダイオードD21〜D24で構成され、巻線N2に誘導された電流をブリッジ接続されたダイオードD21〜D24により整流し、巻線N2の交流電力を直流電力に変換し、平滑コンデンサC21を経由して二次電池8へ直流電力を供給する。
平滑コンデンサC21は、充電二次回路106が整流した高調波を含む直流電力を蓄積、平滑して、質のよい直流電力を二次電池8へ供給する。
電圧検出手段24は、充電二次回路206の出力電圧Vo(平滑コンデンサC21の両端電圧)を検出し、その情報を制御手段212に伝達する。
電流検出手段25は、充電二次回路206の出力電流を検出し、その情報を制御手段212に伝達する。
制御手段212は、IGBTからなるスイッチSW21の開閉を制御する。
スイッチSW21は、二次電池8と受電側回路103との間を開閉する。スイッチSW21は、制御手段212によって制御され、電源7から二次電池8へ電力を供給する給電モード時以外はオフとし、二次電池8から受電側回路103を切り離す。
通信手段14は、給電側回路202の通信手段13と通信を行う。この通信によって、給電側回路202と受電側回路203の非接触給電に関わる情報を交換する。
なお、制御手段211と制御手段212とは、通信手段13と通信手段14とによって無線で接続される。
第3実施形態によれば、直流電圧生成回路204にHブリッジ回路を採用しており、実施例2の直流電圧生成回路104よりもインダクタの部品点数を削減することができる。
さらに、導通素子数を低減できるため、回路損失を低減し、電源207からの電力を二次電池8へ効率良く供給することができる。また、交流電圧生成回路205にハーフブリッジ回路を採用しており、スイッチング素子とダイオードの部品点数を削減することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明に係る非接触給電装置の第4実施形態について述べる。
図12は、本発明の第4実施形態による非接触給電装置301の回路構成図である。
図12において、非接触給電装置301は、交流電源107と二次電池8の間に接続される給電側回路302と受電側回路303とで構成される。
そして、給電側回路302の巻線N1と、受電側回路303の巻線N2とからなる給電トランスT1での磁気的結合により、給電側回路302から受電側回路303へ非接触で電力を供給する。
≪給電側回路302≫
給電側回路302は、地上側に配置され、直流電圧生成回路304と、電圧検出手段21と、交流電圧生成回路305と、共振インダクタLr1と、共振コンデンサCr12と、巻線N1と、電圧検出手段22と、電流検出手段23と、制御手段311と、通信手段13と、を備えて構成される。
なお、直流電圧生成回路304は、電源107の電力を入力して直流リンク電圧を出力する。
電圧検出手段21は、直流リンク電圧を検出する。
交流電圧生成回路305は、直流電圧生成回路4の出力電圧である、直流リンク電圧を入力し、任意の周波数fswの交流電圧を出力し、巻線N1へ高周波電力を供給する。
共振インダクタLr1と共振コンデンサCr12は、巻線N1とLC共振回路を形成し、巻線N1の漏れインダクタンスを補償するとともに、交流電圧生成回路5の出力電流の力率を1に近づける。
巻線N1は、後記する受電側回路303の巻線N2と磁気的に結合することで巻線N2へ非接触で電力を給電する。
電圧検出手段22は、交流電圧生成回路305の出力電圧を検出し、その情報を制御手段311に伝達する。
電流検出手段23は、交流電圧生成回路305から出力される共振電流を検出し、その情報を制御手段311に伝達する。
制御手段311は、直流電圧生成回路304と、交流電圧生成回路305をそれぞれ制御する。この制御によって、直流リンク電圧Vdcと交流電圧の周波数fswとが、それぞれ任意の値に制御される。
通信手段13は、後記する受電側回路303の通信手段14と通信を行う。この通信によって、給電側回路302と受電側回路303の非接触給電に関わる情報を交換する。
≪受電側回路303≫
受電側回路303は、車両に搭載され、巻線N2と、共振コンデンサCr21と、充電二次回路306と、平滑コンデンサC21と、スイッチSW32(第2のスイッチ)と、定電圧回路309と、電圧検出手段24と、電流検出手段25と、スイッチSW31(第1のスイッチ)と、制御手段312と、通信手段14とを備える。
なお、巻線N2は、巻線N1と磁気的に結合することで巻線N1(給電側回路302)から非接触で電力を受電する。
共振コンデンサCr21は、巻線N2とLC共振回路を形成し、巻線N2の漏れインダクタンスを補償し、給電コイルT1間の伝送効率を高める。
充電二次回路306は、ブリッジ接続されたダイオードD21〜D24で構成され、巻線N2に誘導された電流をブリッジ接続されたダイオードD21〜D24により整流し、巻線N2の交流電力を直流電力に変換し、平滑コンデンサC21を経由して二次電池8へ直流電力を供給する。
平滑コンデンサC21は、充電二次回路306が整流した高調波を含む直流電力を蓄積、平滑して、質のよい直流電力を二次電池8へ供給する。
定電圧回路309は、平滑コンデンサC21の両端電圧を一定に保つ。また、定電圧回路309は、ツェナーダイオードD30で構成される。スイッチSW32は、制御手段312によって制御される。
電圧検出手段24は、充電二次回路306の出力電圧Vo(平滑コンデンサC21の両端電圧)を検出し、その情報を制御手段312に伝達する。
電流検出手段25は、充電二次回路306の出力電流を検出し、その情報を制御手段312に伝達する。
スイッチSW31は、二次電池8と受電側回路303との間を開閉する。スイッチSW31は、制御手段312によって制御され、電源7から二次電池8へ電力を供給する給電モード時以外はオフとし、二次電池8から受電側回路103を切り離す。
制御手段312は、前記したように、スイッチSW31とスイッチSW32の開閉を制御する。
通信手段14は、給電側回路302の通信手段13と通信を行う。この通信によって、給電側回路302と受電側回路303の非接触給電に関わる情報を交換する。
なお、制御手段311と制御手段312とは、通信手段13と通信手段14とによって無線で接続される。
なお、図12の受電側回路303が図10、図11の受電側回路103、203の回路構成と比較して、最も顕著な特徴は、スイッチSW32と、定電圧回路309を備えたことがある。定電圧回路309の中のツェナーダイオードD30の作用によって、平滑コンデンサC21の両端電圧、つまり充電二次回路306の出力電圧Voを概ね一定の電圧値に保つことである。この出力電圧Voを概ね一定の電圧値に保つことによる効果を図13〜図15のフローチャート、および図16、図17の交流電圧生成回路305の周波数、電圧の特性図を参照して述べる。
<非接触給電装置301のスイープモード中の動作>
以上のように構成されている非接触給電装置301において、図13〜16を参照してスイープモード中の動作について以下に説明する。
なお、図13〜15に示したスイープモードの動作と、そのフローチャートは、図3〜図5と共通するところが多いので、ここでは、第1実施形態において説明したスイープモードの動作と異なるステップを、主として取り上げて説明する。
<スイープモードの概略動作について>
はじめに、スイープモードの概略動作について図13を用いて説明する。
図13は、本発明の第4実施形態によるスイープモードの周波数探索における非接触給電装置301の全体の動作を示すフローチャートである。
図13において、ステップ432(S432)のみがフローチャートとしては、図3のフローチャートから増えたステップである。
図13のステップ400(S400)〜ステップ409(S409)は、基本的には、図3のステップ100(S100)〜ステップ109(S109)にそれぞれ対応している。
《ステップ432》
ステップ432は、第4実施形態において新たに追加されたステップである。ステップ432では、制御手段312によってスイッチSW32をオンし、平滑コンデンサC21と定電圧回路309を接続する。
なお、ステップ432は、ステップ400(S400)の周波数探索を開始した後に引き続いて行われるステップであり、ステップ432の後は、ステップ401(S401)に進む。
なお、ステップ401〜ステップ402は、概ねステップ101〜ステップ102と同じであるので重複する説明は省略する。
《ステップ403》
ステップ403では、ツェナーダイオードD30(図12)の特性によって決定される出力電圧Voと、ステップ403で設定された電圧比指令値Kvrefに基づいて、次に示す式(4)を用いて直流リンク電圧の初期値Vdc1を設定する。
Vdc1=Vo/Kvref ・・・式(4)
なお、初期値Vdc1を式(4)から定めるのは、第3実施形態の非接触給電装置では、ツェナーダイオードD30を用いた定電圧回路309(図12)によってスイープモード中の出力電圧Voを一定に保つことができることによる。
なお、ステップ404〜ステップ409は、前記したように概ねステップ104〜ステップ109と同じであるので重複する説明は省略する。
<交流電圧生成回路305の動作>
図14は、スイープモードの周波数探索における交流電圧生成回路305の動作ロジックの詳細を示すフローチャートである。
図14のステップ500(S500)〜ステップ505(S505)からなるフローチャートは、図12の交流電圧生成回路305の動作についてのフローチャートであるが、図1の交流電圧生成回路5の動作ロジックについてのフローチャートである図4のステップ200(S200)〜ステップ205(S205)からなるフローチャートと概ね同じであるので重複する説明は省略する。
<直流電圧生成回路304の動作>
次に、図15と図16を参照して、直流電圧生成回路304の動作について説明する。
図15は、スイープモードの周波数探索における直流電圧生成回路304の動作ロジックについてのフローチャートである。
また、図16は、受電側に定電圧回路を備えた第4実施形態のスイープモードにおける交流電圧生成回路5の周波数fsw、出力電圧Vo、直流リンク電圧Vdcの特性を示す図である。横軸は、時間timeであり、縦軸には、fswとFsとFeの周波数と、Vdc、Voの電圧とを重ねて表示している。
第3実施形態では、図16の時刻t52〜t53の期間に示すように、定電圧回路309によってスイープモード中の出力電圧Voを一定にできる。
その結果、周波数探索時における直流電圧生成回路4の電圧比指令値Vdcrefを、ステップ404で設定した初期値Vdc1に一定とすることができる。
これによって、図15に示すように、第1実施形態で必要であった出力電圧Voを検出する図5のステップ301および、出力電圧Voの変化に応じて電圧比指令値Vdcrefを更新するステップ302が不要となるため、直流電圧生成回路304の制御を簡略化ができる。
つまり、図15は、ステップ600(S600)と、ステップ603(S603)〜ステップ606(S606)で構成されている。つまり、ステップ600と、ステップ603〜ステップ606については、図5のステップ300と、ステップ303〜ステップ306と同じ動作をする。ただし、図5におけるステップ301(S301)とステップ302(S302)に相当するステップが図15にはない。
直流電圧生成回路304の動作については、第1実施形態の図1で示した直流電圧生成回路4と同じ動作であるため、ここでは説明を省略する。
<受電側回路に定電圧回路を備えたときのスイープモードの特性>
図17は、第4実施形態のスイープモードにおける交流電圧生成回路(交流電圧生成手段)305の周波数fsw、出力電圧Vo、直流リンク電圧Vdcの特性を示す図であり、異なるKvの条件において、スイープモードを2回行う場合の特性図である。横軸は、時間timeであり、縦軸には、fswとFsとFeの周波数と、Vdc、Voの電圧とを重ねて表示している。
図16では、電圧比Kvが1つの条件で周波数探索した場合の動作を示しているが、図17に示すように、周波数探索を行う電圧比Kvの条件が複数存在する場合においても、実施例1と同様に周波数探索することができる。
なお、図17では、t62〜t63においては、Kv61の条件のもとに周波数fswをスイープさせ、また、t64〜t65においては、Kv62の条件のもとに周波数fswをスイープさせている。
図16、図17に示すように、第4実施形態によれば、受電側回路に定電圧回路を備えることで、スイープモード中の出力電圧を一定に保つことができる。したがって、直流リンク電圧の制御に出力電力のフィードバックが不要となり、非接触給電装置の制御の簡略化が図れる。
(第5実施形態)
次に、本発明に係る非接触給電装置を電気自動車の電源システムに採用した形態を第5実施形態として説明する。
図18は、本発明の第5実施形態による非接触給電装置401を採用した電気自動車400の電源システムの概要の構成を示す図である。
図18において、非接触給電装置401は、動力用モータ422を駆動するインバータ421へ電力供給を行う二次電池408と、交流電源407とに接続されている。
非接触給電装置401は、直流電圧生成回路404と、交流電圧生成回路405、巻線N1と、巻線N2と、充電二次回路406と、制御手段411、412と、通信手段13、14を備えている。この非接触給電装置401の構成は、第1実施形態〜第4実施形態と基本的には同じ構成である。
非接触給電装置401は、交流電源407の電力を直流電圧生成回路404と、交流電圧生成回路405、巻線N1と、巻線N2から充電二次回路406を介して二次電池408へ供給する。
図18に示すように本発明に係る非接触給電装置を電気自動車の電源システムに採用した場合には、非接触給電装置401がスイープモード時の電力を給電モード時と比べて小電力化できるため、電気自動車の電源システムとしての非接触給電装置401における消費電力を低減することが可能となる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、本発明はこれら実施形態およびその変形に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があってもよく、以下にその例をあげる。
《共振コンデンサCr11の接続構成》
図1に示した例では、共振コンデンサCr11は巻線N1に対して直列に接続した構成としているが、巻線N1と並列に接続した構成としてもよい。また、共振コンデンサCr21は、巻線N2と直列に接続した構成としているが、巻線N2と並列に接続した構成としてもよい。
《テーブルによるFs、Feの設定》
図3のステップ103において、図4に示すスイープモードの動作では、周波数探索時の周波数fswの初期周波数Fsをスイープ周波数で最も高い周波数に設定し、終了周波数Feに向けて交流電圧生成回路5の周波数fswを高い値から低い値に向けて変化させているが、この限りではない。
あらかじめ給電側回路2と受電側回路3の距離Dと、初期周波数Fsおよび終了周波数Feの関係を示すテーブルを保有しておき、距離センサによって検出した給電側回路2と受電側回路3の距離Dから、テーブルを参照することでスイープ周波数の初期周波数Fsおよび終了周波数Feを設定してもよい。
《共振電流特性の検出》
また、図4のステップ202(S202)では、共振電流の位相を検出しているが、共振電流の振幅や絶対値を検出してもよい。
《初期充電動作》
また、図6において、時刻t1〜t2の期間の区間で、交流電圧生成回路5の周波数fswを、ステップ104で設定した初期周波数Fsとしているが、これに限ったものではない。例えば、巻線N1と共振コンデンサCr11の共振周波数を交流電圧生成回路5の周波数fswに設定して初期充電動作をしてもよい。また、初期充電期間(図6中の時刻t1〜t2の期間)を短縮するために、周波数fswを一定とせず、充電電力が最大となる周波数fswを探索しながら初期充電動作をしてもよい。
《直流電源》
また、図10に示した第2実施形態では、電源107を交流電源としたが、直流電源としてもよい。電源107を直流電源とした場合では、直流電圧生成回路104の整流ダイオードD11〜D14を介さず、電源107から平滑コンデンサC10を介して降圧チョッパ回路を接続した構成としてもよい。
《三相交流電源》
また、図10に示した第2実施形態では、電源107を単相交流電源としたが、三相交流電源としてもよい。電源107を三相交流電源とした場合は、昇圧チョッパ回路を介さず、電源107から整流ダイオードD11〜D14と、平滑コンデンサC10とを介して降圧チョッパ回路を接続した構成としてもよい。
《スイッチング素子》
また、図10においては、昇圧スイッチング素子S1と降圧スイッチング素子S2およびスイッチング素子Q1〜Q4をMOSFETとした。また、図11においては、昇圧スイッチング素子S1と降圧スイッチング素子S2およびスイッチング素子Q5、Q6をIGBTとした。しかしながら、これらのデバイスに限定されない。例えばバイポーラトランジスタやBiCMOSを用いても良い。
また、スイッチSW11をMOSFETとしたが、IGBTやリレースイッチを用いても良い。
《逆並列ダイオード》
また、図10においては、逆並列ダイオードD1〜D4をそれぞれスイッチング素子Q1〜Q4に接続している。しかしながら、スイッチング素子Q1〜Q4がMOSFETで構成されているので、MOSFETに寄生しているダイオードを利用すれば、それらのダイオードが逆並列ダイオードD1〜D4と同等の動作をするので、逆並列ダイオードD1〜D4を敢えて部品として付加しなくともよい場合がある。
産業上の利用の可能性
本発明による非接触給電装置は、電気自動車やプラグインハイブリッド自動車や電動アシスト自転車に用いられる二次電池充電用の電源装置や、工場の搬送装置の電源装置や、電動工具、またテレビやパソコンなどの据え置き型機器や携帯電話などの携帯機器に用いられる電源装置などに適用できる。
1、101、201、301、401 非接触給電装置
2、102、202、302 給電側回路
3、103、203、303 受電側回路
4、104、204、304、404 直流電圧生成回路、直流電圧生成手段、第1の回路
5、105、205、305、405 交流電圧生成回路、交流電圧生成手段、第2の回路
6、106、206、306、406 充電二次回路、第3の回路
7、107、407 電源、交流電源
8、408 二次電池
11、111、211、311、411 制御手段、第1の制御手段
12、112、212、312、412 制御手段、第2の制御手段
13、14 通信手段、通信機
21、22、24、26、28 電圧センサ、電圧検出手段
23、25、27 電流センサ、電流検出手段
309 定電圧回路
400 車両、電気自動車
421 インバータ
422 モータ
C10、C21 平滑コンデンサ
C11 直流リンクコンデンサ
Cr11〜Cr14、Cr21、Cr22 共振コンデンサ
D1〜D6 ダイオード、
D10、D211 昇圧ダイオード、
D11〜D14、D21〜D24 整流ダイオード
D20、D210 降圧ダイオード
D30 ツェナーダイオード、ダイオード、定電圧回路
L1 昇圧インダクタ
L2 降圧インダクタ
L3 平滑インダクタ
Lr1 共振インダクタ
N1 巻線、第1の巻線
N2 巻線、第2の巻線
Q1〜Q6 スイッチング素子
S1、S201 昇圧スイッチング素子、昇圧スイッチ
S2、S202 降圧スイッチング素子、降圧スイッチ
SW1、SW11、SW21、SW31 スイッチ(第1のスイッチ)
SW32 スイッチ(第2のスイッチ)
T1 給電トランス

Claims (19)

  1. 第1の巻線と、
    第1の直流電圧を生成し、降圧機能を有する第1の回路と、
    前記第1の回路に接続され、前記第1の直流電圧を入力し、交流電圧を出力して前記第1の巻線に電力を供給する第2の回路と、
    前記第2の回路の出力電流を検出する電流検出手段と、
    を備え、
    前記第1の巻線と磁気的に結合する第2の巻線と、前記第2の巻線の電力を入力し第2の直流電圧を出力して負荷へ電力を供給する第3の回路とを具備する受電側回路へ、非接触で電力を伝送する非接触給電装置であって、
    該非接触給電装置が前記負荷へ電力を供給する給電モードと、
    前記交流電圧の周波数を変化させて、前記電流検出手段により前記第2の回路の出力電流の周波数特性を探索するスイープモードと、
    を有し、
    前記スイープモードで動作する期間に、前記給電モードで動作する期間と比較して前記第1の直流電圧および前記第2の直流電圧を低い値とし、前記第1の直流電圧と前記第2の直流電圧の比を概ね一定とすることを特徴とする非接触給電装置。
  2. 請求項1に記載の非接触給電装置において、前記第3の回路と前記負荷とを切り離す第1のスイッチと、該第1のスイッチを制御する第2の制御手段とを具備する受電側回路へ、非接触で電力を伝送する非接触給電装置であって
    前記スイープモードで動作する期間に、前記第1のスイッチにより、前記負荷から前記第3の回路を切り離すことを特徴とする非接触給電装置。
  3. 請求項1において、
    前記スイープモードで動作する期間に、前記第1の直流電圧を変化させることを特徴とする非接触給電装置。
  4. 請求項1において、
    前記スイープモードで動作する期間に、前記給電モードで動作する期間の電圧よりも低い範囲において、前記第2の直流電圧の上昇にともない、前記第1の直流電圧を上昇させることを特徴とする非接触給電装置。
  5. 請求項1において、
    前記スイープモードで動作する期間に、前記給電モードで動作する期間の電圧よりも低い範囲において、前記第1の直流電圧を上昇させた後に前記第1の直流電圧を下降させて、再び前記第1の直流電圧を上昇させることを特徴とする非接触給電装置。
  6. 請求項2において、
    前記受電側回路は、さらに、
    前記第2の直流電圧を概ね一定に保つ定電圧回路と、前記第3の回路と前記定電圧回路を接続する第2のスイッチと、を具備し、
    前記スイープモードで動作する期間に、前記第2のスイッチにより、前記第3の回路と前記定電圧回路を接続することを特徴とする非接触給電装置。
  7. 請求項6において、
    前記定電圧回路は、ツェナーダイオードを備えることを特徴とする非接触給電装置。
  8. 請求項2において、
    前記受電側回路は、さらに、前記第3の回路の出力端子間に接続される平滑コンデンサを具備し、
    前記スイープモードで動作する期間に、前記第1のスイッチにより、前記負荷と前記平滑コンデンサを切り離し、前記第3の回路の出力電流で前記平滑コンデンサを充電することを特徴とする非接触給電装置。
  9. 請求項1において、
    前記電流検出手段は、前記第2の回路の出力電流の位相を検出することを特徴とする非接触給電装置。
  10. 請求項1において、
    前記電流検出手段は、前記第2の回路の出力電流の大きさを検出することを特徴とする非接触給電装置。
  11. 請求項1において、
    前記スイープモードで動作する期間に、前記交流電圧の周波数を高い値から低い値に向けて変化させることを特徴とする非接触給電装置。
  12. 請求項1において、
    前記スイープモードで動作する期間に、前記交流電圧の周波数を低い値から高い値に向けて変化させることを特徴とする非接触給電装置。
  13. 請求項1において、
    前記第1の回路は、
    入力端子間に直列接続された降圧スイッチング素子および降圧ダイオードと、
    前記降圧ダイオードの両端間に直列接続された降圧インダクタおよび直流コンデンサと、を備え、
    前記直流コンデンサの両端間を前記第1の直流電圧とすることを特徴とする非接触給電装置。
  14. 請求項1において、
    前記第1の回路は、
    入力端子間に直列接続された降圧スイッチング素子および降圧ダイオードと、
    前記降圧ダイオードの両端間に直列接続された平滑インダクタおよび昇圧スイッチング素子と、
    前記昇圧スイッチング素子の両端間に直列接続された昇圧ダイオードおよび直流コンデンサと、
    を備え、
    前記直流コンデンサの両端を前記第1の直流電圧とすることを特徴とする非接触給電装置。
  15. 請求項1において、
    前記第1の巻線に直列又は並列に挿入された共振コンデンサを備えることを特徴とする非接触給電装置。
  16. 請求項1において、
    前記第2の巻線に直列又は並列に挿入された共振コンデンサを備えることを特徴とする非接触給電装置。
  17. 請求項1において、
    前記第2の回路は、
    第1、第2のスイッチング素子を直列接続した第1のスイッチングレッグと、
    第3、第4のスイッチング素子を直列接続し、かつ前記第1のスイッチングレッグに並列接続された第2のスイッチングレッグと、
    を備えたことを特徴とする非接触給電装置。
  18. 請求項1において、
    前記第3の回路は、
    第1、第2のダイオードを直列接続した第1のダイオードレッグと、
    第3、第4のダイオードを直列接続し、前記第1のダイオードレッグに並列接続された、第2のダイオードレッグと、
    を備えることを特徴とする非接触給電装置。
  19. 請求項1において、
    前記非接触給電装置は、車両に搭載された二次電池を充電することを特徴とする非接触給電装置。
JP2014501937A 2012-03-02 2012-03-02 非接触給電装置 Expired - Fee Related JP5800981B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2012/055430 WO2013128641A1 (ja) 2012-03-02 2012-03-02 非接触給電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2013128641A1 JPWO2013128641A1 (ja) 2015-07-30
JP5800981B2 true JP5800981B2 (ja) 2015-10-28

Family

ID=49081885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014501937A Expired - Fee Related JP5800981B2 (ja) 2012-03-02 2012-03-02 非接触給電装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5800981B2 (ja)
TW (1) TWI492476B (ja)
WO (1) WO2013128641A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101755125B1 (ko) * 2015-11-26 2017-07-07 한국생산기술연구원 무선 전력 전송 장치 및 그 동작 방법
US10862340B2 (en) 2018-02-06 2020-12-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Wireless power transmission apparatus and wireless power transmission method thereof

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102152691B1 (ko) 2013-09-13 2020-09-08 엘지이노텍 주식회사 충전 제어 장치, 충전 제어 방법 및 이를 구비한 무선전력 수신장치
CN104659925A (zh) * 2013-11-20 2015-05-27 中兴通讯股份有限公司 无线电能收发方法和装置
CN104065179B (zh) 2014-06-27 2016-11-02 南京矽力杰半导体技术有限公司 供电装置、集成电路、电能发射端和阻抗匹配方法
JP2016021786A (ja) * 2014-07-11 2016-02-04 船井電機株式会社 非接触給電装置および非接触給電システム
CN104057834B (zh) * 2014-07-14 2016-05-04 王新国 复合电商用、乘用车及动力装置
CN104319740A (zh) * 2014-10-14 2015-01-28 江苏嘉钰新能源技术有限公司 一种电场耦合无线充电系统的监测与保护装置及其方法
CN104701999B (zh) * 2015-03-27 2017-12-26 南京矽力杰半导体技术有限公司 谐振型非接触供电装置、电能发射端和控制方法
WO2017047454A1 (ja) 2015-09-17 2017-03-23 株式会社Ihi 送電装置及び非接触給電システム
WO2017115624A1 (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 日本電産株式会社 移動体システム
JPWO2017115625A1 (ja) * 2015-12-28 2018-10-18 日本電産株式会社 移動体システム
JP2017147784A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 株式会社ダイヘン 非接触充電システム
TWI621865B (zh) * 2016-10-28 2018-04-21 致茂電子股份有限公司 交直流疊加測試裝置
CN113169587B (zh) * 2018-11-30 2022-04-15 韦特里西提公司 用于高功率无线功率系统中的低功率激励的系统和方法
US11557921B2 (en) * 2020-03-11 2023-01-17 Ut-Battelle, Llc Wireless power system
CN115529709B (zh) * 2022-11-24 2023-03-10 中国科学院合肥物质科学研究院 一种适用于等离子体枪的电源

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5581171A (en) * 1994-06-10 1996-12-03 Northrop Grumman Corporation Electric vehicle battery charger
US6738277B2 (en) * 2001-11-27 2004-05-18 Power Integrations, Inc. Method and apparatus for balancing active capacitor leakage current
US6844702B2 (en) * 2002-05-16 2005-01-18 Koninklijke Philips Electronics N.V. System, method and apparatus for contact-less battery charging with dynamic control
TWI352494B (en) * 2007-04-07 2011-11-11 Inductotherm Corp Current fed inverter with pulse regulator for elec
JP2009027895A (ja) * 2007-07-24 2009-02-05 Hitachi Ltd スイッチング電源
JP5369693B2 (ja) * 2009-01-15 2013-12-18 日産自動車株式会社 非接触給電装置
JP5224295B2 (ja) * 2009-08-21 2013-07-03 国立大学法人埼玉大学 非接触給電装置及び非接触給電方法
JP2011142769A (ja) * 2010-01-08 2011-07-21 Toyota Central R&D Labs Inc 磁気共鳴電力伝送方法及びその装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101755125B1 (ko) * 2015-11-26 2017-07-07 한국생산기술연구원 무선 전력 전송 장치 및 그 동작 방법
US10862340B2 (en) 2018-02-06 2020-12-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Wireless power transmission apparatus and wireless power transmission method thereof

Also Published As

Publication number Publication date
TW201340529A (zh) 2013-10-01
JPWO2013128641A1 (ja) 2015-07-30
WO2013128641A1 (ja) 2013-09-06
TWI492476B (zh) 2015-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5800981B2 (ja) 非接触給電装置
KR102655303B1 (ko) 비접촉 전력전송 시스템
EP2814136B1 (en) Bidirectional contactless power supply system
JP6103061B2 (ja) 給電装置及び非接触給電システム
KR101375008B1 (ko) 비접촉 급전 장치
JP4910078B1 (ja) Dc/dc変換器およびac/dc変換器
JP6487825B2 (ja) 非接触電力伝送システム、および、送電装置
CN104852474A (zh) 无线电力传输系统和送电装置
JP5832317B2 (ja) 非接触給電回路
WO2013002319A1 (ja) 電力伝送システム
US10790691B2 (en) In system reconfigurable rectifier/power converters for wired and wireless charging
JP6820047B2 (ja) 非接触電力伝送システム
CN102801328A (zh) 电源装置
Kumar et al. A high-frequency inverter architecture for providing variable compensation in wireless power transfer systems
US10065510B2 (en) Power transmission system
WO2013151123A1 (ja) 非接触電力伝送装置及び非接触電力伝送システム
JP5772687B2 (ja) 電力伝送システム、その送電装置及び受電装置、並びに充電設備及び電気自動車
JPWO2010143304A1 (ja) 電源装置
JP2017093180A (ja) 非接触電力伝送システム、および、送電装置
CN106160137A (zh) 供电设备
WO2015083578A1 (ja) 非接触電力伝送装置及び受電機器
JP5587697B2 (ja) 電界結合非接触給電システム
KR20160070539A (ko) 무선전력 송신부
JP6085817B2 (ja) 電力伝送システム
KR20170089350A (ko) 무선 전력 송수신 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5800981

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees