JP5800421B2 - 回転振動応力測定装置 - Google Patents
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Description
一方、該蓋を金属製として、トランスミッタカプセルと強固に固定することが考えられるが、この場合、非絶縁構造の送信アンテナでは前記蓋との絶縁に課題が生じる。
したがって、送信アンテナ自体でトランスミッタカプセルと電気的に絶縁することが望まれていた。
すなわち、本発明に係る回転振動応力測定装置は、回転機械の回転軸の軸線回りに設けられた複数の穴部に対して挿入配置される複数のカプセルと、該カプセルのうち一のカプセル内に格納された送信機と、同カプセルのうち二のカプセル内に格納された電源と、前記一のカプセルと前記二のカプセルとに跨って配置され前記送信機の出力を発信する送信アンテナとを備える回転振動応力測定装置であって、前記一のカプセルと前記二のカプセルとに跨って配された線状の架設部材を備え、前記送信アンテナは、絶縁材で被覆されて、前記架設部材に添装されており、前記架設部材は、前記一のカプセル及び前記二のカプセルに絶縁された状態で固定されていることを特徴とする。
以下、図面を参照し、本発明の第一実施形態の回転振動応力測定装置を蒸気タービン(不図示。以下同じ。)に適用した場合を例に挙げて説明する。
ここで、図1は、回転振動応力測定装置が設けられる蒸気タービンのローターRに固定された円盤状のディスクDを示している。ディスクDには、周方向に複数のバランスホールEが設けられ、該複数のバランスホールEに回転振動応力測定装置が埋設されている。また、図2おいては、説明の便宜のため、バランスホールEを直線状に配置して表した回転振動応力測定装置1を示している。ここで、バランスホールEは、図1に示すディスクDに設けられ、断面視して略円形をなし、該ディスクDの厚み方向に設けられた穴部である。また、バランスホールEは、図1の図面に直交する方向である回転軸Pの軸線回りに所定の間隔を有して、複数設けられている。
ここで、回転振動応力測定装置1は、図示しないが、蒸気タービンの動翼に貼られた歪ゲージから延在するリード線が回転振動応力測定装置1に接続され、該回転振動応力測定装置1から歪ゲージの出力信号を電波として発信する(詳細については後述する)。そして、該電波を静止側の受信アンテナを介して受信機で復調しデータレコーダで振動応力を記録し、振動データを分析する構成となっている。
図2に示すように、回転振動応力測定装置1は、穴部であるバランスホールEに対して挿入配置される複数のカプセル12,13と、これらカプセル12,13のうち一のカプセル12内に格納された送信機21と、二のカプセル13内に格納された電源31と、送信機21の出力を発信する送信アンテナ41とを備える。さらに、回転振動応力測定装置1は、カプセル12とカプセル13とに跨って配置された線状の架設部材51を備える。
埋設部111は、外周面に雄螺子部113が設けられ、該雄螺子部113がディスクDのバランスホールEの内周面に設けられた雌螺子部D2に螺合されている。
蓋体支持部116は、埋設部111の上部に設けられ断面視して環状の部分であり、内周面には雌螺子部117が設けられている。また、蓋体支持部116には、内方から外方に向かって貫通孔120が二箇所形成されている。
なお、カプセル13は、カプセル12と同様の構成である。
すなわち、図5に示すように、ボルト122は、その下端部が蓋体118に固定されており、上方に突出するように設けられている。該ボルト122には、蓋体115の上面に接する位置に第一ナット123が螺着され、その上部に絶縁材からなるスリーブ153が嵌装され、スリーブ153の外側には、絶縁材からなるワッシャー153,154に挟まれた上体で架設部材51の端部が嵌装され、これらの上部に第二ナット124が螺着されている。
この構成において、第二ナット124が第一ナット123に緊締されることにより、架設部材51の端部が強固にボルト122に固定された構造となっている。架設部材51は、金属製の線状部材であるがボルト122、第一ナット123、第二ナット124、スリーブ153、及びワッシャー153,154により、絶縁された状態で固定されている。
また、この架設部材51は、図2に示すように、カプセル12,13の間に跨って配置され、かつ、カプセル12,13の間において一方向に凸となるように湾曲形状に形成されている。
また、この架設部材51に対して、送信アンテナ41は螺旋状に巻き付けて設けられている。
なお、スリーブ153としては、例えば、ガラスエポキシ樹脂等の絶縁性のある樹脂を採用することができる。
また、ワッシャー154と,155しては、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)樹脂等の絶縁性のある樹脂を採用することができる。
また、第一ナット123及び第二ナット124としては、例えば緩み止め効果のあるUナット等を採用することができる。
また、送信アンテナ41は、カプセル12とカプセル13との間に架設された架設部材51に螺旋状に巻きついて配されるため、該架設部材51に堅固に固定される。また、架設部材51は、湾曲形状とされることによりカプセル12,13と離間して配されるとともに、第一ナット123、第二ナット124及びボルト122により蓋体118と固定されている。よって、電気的特性を劣化させることなく電波をより良好な状態で送信することができる。
さらに、取付ネジ等が不要となり、在庫管理や発注等の部品管理を低減することができる。
さらに、従来は、二箇所のバランスホールEを利用して、一方に送信機が格納されたカプセルを取り付け、他方に電源が格納されたカプセルを取り付けていた。よって、二箇所のバランスホールEに対して、一個の送信機を設けることができた。
一方、本実施形態では、送信アンテナ41が絶縁材で被覆されているため、図4に示すように、送信機21が格納されたカプセル12を二個設けた場合であっても、該送信機21同士が互いに電気的につながり信号が干渉し合うことはない。よって、三箇所のバランスホールEを利用して、二個の送信機21を設けることができる。したがって、バランスホールEの数が限られている場合でも、送信機21を効率的に設けることができるため、有利である。
以下、本発明の第二実施形態に係る回転振動応力測定装置1Xについて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
一方、本実施形態では、図6に示すように、送信機として3Ch分の計測が可能なマルチチャンネル型の送信機21Xを採用する。
また、四箇所のバランスホールEを利用して、電源31を格納したカプセル13を二個、マルチチャンネル型の送信機21Xを格納したカプセル12Xを二個設ける。
また、電源31を二個設けることにより、シングルチャンネル型よりも動作電圧の高いマルチチャンネル型の送信機21Xに対しても、確実に電量を供給することができる。
以下、本発明の第三実施形態に係る回転振動応力測定装置1Yについて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
一方、本実施形態では、図7及び図8に示すように、電源31Yとして、二次電池31に加えて変圧モジュール33Yを設ける。すなわち、電源31Yは、二次電池31と、該二次電池31の上方に設けられたスペーサー32Yと、該スペーサー32Yの上方に設けられた変圧モジュール33Yとを備える。変圧モジュール33Yは、例えばDC/DCコンバータであり、変圧モジュール33Yの出力を昇圧させるものである。
また、送信機として3Ch分の計測が可能なマルチチャンネル型の送信機21Yを採用する。
よって、三個のバランスホールEを利用して、電源31Yを格納したカプセル13Yを一個、マルチチャンネル型の送信機21Yを格納したカプセル12Yを二個設ける。
また、二次電池31が一個であっても変圧モジュール33Yを設けることにより、シングルチャンネル型よりも動作電圧の高いマルチチャンネル型の送信機21Yを、確実に動作させることが可能である。
12,12X,12Y…カプセル(一のカプセル)
13,13Y…カプセル(二のカプセル)
21,21X,21Y…送信機
31、31Y…電源
41…送信アンテナ
51…架設部材
110…カプセル本体
112…開口部
118…蓋体
D…ディスク
E…バランスホール(穴部)
P…回転軸
Claims (6)
- 回転機械の回転軸の軸線回りに設けられた複数の穴部に対して挿入配置される複数のカプセルと、該カプセルのうち一のカプセル内に格納された送信機と、同カプセルのうち二のカプセル内に格納された電源と、前記一のカプセルと前記二のカプセルとに跨って配置され前記送信機の出力を発信する送信アンテナとを備える回転振動応力測定装置であって、
前記一のカプセルと前記二のカプセルとに跨って配された線状の架設部材を備え、
前記送信アンテナは、絶縁材で被覆されて、前記架設部材に添装されており、
前記架設部材は、前記一のカプセル及び前記二のカプセルに絶縁された状態で固定されていることを特徴とする回転振動応力測定装置。 - 請求項1に記載の回転振動応力測定装置において、
前記架設部材は、前記一のカプセルと前記二のカプセルとの間において、一方向に凸状の湾曲形状となるように配置されていることを特徴とする回転振動応力測定装置。 - 請求項1または請求項2に記載の回転振動応力測定装置において、
前記カプセルは、一端が開口部とされたカプセル本体と、前記開口部に螺着された金属製の蓋体とを有することを特徴とする回転振動応力測定装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の回転振動応力測定装置において、
前記架設部材は、その両端が前記一のカプセルの蓋体と前記二のカプセルの蓋体とにそれぞれ固定されていることを特徴とする回転振動応力測定装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の回転振動応力測定装置において、
前記送信アンテナは、前記架設部材に螺旋状に巻きつけて設けられていることを特徴とする回転振動応力測定装置。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の回転振動応力測定装置において、
前記回転機械が、ガスタービン又は蒸気タービンとされ、
前記穴部は、前記回転軸を中心として設けられた円盤状のディスクの前記軸線回りに設けられていることを特徴とする回転振動応力測定装置。
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