JP5799914B2 - マスタ装置 - Google Patents

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本発明は、スレーブ装置と電源線を介して接続され、スレーブ装置が電源線を電流駆動することで送信するデータを受信するマスタ装置に関する。
通信方式の1つとして、電流駆動型の通信方式がある。これは、信号を送信する側が通信線を断続的に電流駆動し、受信側がその駆動状態の有無を判定して「1,0」の二値データを受信するものである。この場合、例えば通信線が短絡などして過電流が流れたことを検出すると電流を遮断して保護を行うことが望ましい。加えて、信号線を電源線としても使用する構成を採用する場合には、過電流保護の重要性はより高くなる。
上記に関連する技術として、例えば特許文献1には、携帯電話機の送信回路について過電流保護を行う技術が開示されている。これは、GSM(登録商標)送信部(パワーアンプ)100により駆動される送信電流IをGSM電流検出部11が電圧変換して検出し、その検出結果(送信電流Iの有無)を、サンプリング部12が規則的に2フレーム分サンプリングする。そして、2フレーム内の16スロットの全てで送信電流Iを検出すると、異常を判定するものである。
特開2010−98601号公報
しかしながら、特許文献1では、2フレーム分のサンプリングを完了しなければ異常を判定できないため、その間に大きなレベルの過電流が流れ続けると、回路が破壊されるおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電流駆動型の通信を行うものにおいて、通信に使用する電源線に流れる電流が異常状態となった際の保護動作を迅速に行うマスタ装置を提供することにある。
請求項1記載のマスタ装置によれば、データ判定回路は、電源線に電流が流れたか否かに応じてスレーブ装置より送信されたデータを判定し、判定したデータを出力する。そして、異常判定回路は、データ判定回路によるデータの出力状態に応じて電源線に流れる電流が異常状態となったことを判定すると異常判定信号を出力し、異常時保護手段は、異常判定信号が出力されると電源回路による電源供給を停止させる。このように構成すれば、異常判定回路は、データ判定回路によるデータの出力状態が異常なパターンとなったことを迅速に判定して、異常時保護手段に保護動作を実行させることができる。
請求項2記載のマスタ装置によれば、異常判定回路は、計時手段により、スレーブ装置による通信が開始された後データ判定回路が出力するデータ値が変化しない状態が継続している期間を計時し、その計時時間が所定時間を超えると異常判定信号を出力する。すなわち、データ値が変化しない状態が継続すればスレーブ装置による通信が正常に行われていない異常状態であると判定できるので、判定を迅速に行うことができる。
第1実施例であり、通信システムの構成を示す図 異常判定部の内部構成を示す図 通信フレームの一例を示す図 (a)は正常な通信時、(b)は過電流発生時における送信状態を示す図 負荷装置の動作を示すフローチャート 第2実施例を示す図1相当図 定電流回路及び異常判定部の内部構成を示す図 図3相当図 (a)は異常時、(b)は正常時の動作を示す通信データの1ビットに相するタイミングチャート
(第1実施例)
図1に示す通信システムは、マスタ装置1と負荷装置2(スレーブ装置)とを、通信線3を介して接続することで構成されている。そして、マスタ装置1は、通信線3を介して負荷装置2に動作用の電源を供給する。そのため、通信線3とグランドとの間には、電源平滑用のコンデンサ4が接続されている。
マスタ装置1において、電源VDDとグランドとの間には、抵抗素子5,NチャネルMOSFET6,抵抗素子7及び8の直列回路が接続されており、NチャネルMOSFET6のソースは通信線3に接続されている。抵抗素子7及び8の共通接続点は、アンプ9(異常時保護手段)の反転入力端子に接続され、アンプ9の非反転入力端子には、基準電圧Vrefが与えられている。そして、アンプ9の出力端子は、NチャネルMOSFET6のゲートに接続されている。
アンプ9は、NチャネルMOSFET6を介して付与される通信線3の電圧を、抵抗素子7及び8により分圧された電位が基準電圧Vrefに等しくなるようにNチャネルMOSFET6のゲート電位を制御する。この動作により、通信線3を介して負荷装置2に供給される電源電圧が一定となるように(例えば10V)フィードバック制御される。すなわち、通信線3は電源線と兼用されている。尚、NチャネルMOSFET6,抵抗素子7及び8,アンプ9は電源制御回路10(電源回路)を構成している。
また、電源VDDとグランドとの間には抵抗素子11及び定電流回路12の直列回路が接続されており、両者の共通接続点はコンパレータ13の反転入力端子に接続され、コンパレータ13の非反転入力端子は、NチャネルMOSFET6のドレインに接続されている。そして、これらは(抵抗素子5を含む)データ判定回路14を構成している。すなわち、コンパレータ13の反転入力端子には、定電流回路12の定電流Irefによって決まるデータ判定用の閾値電圧VBが与えられる(抵抗素子11の抵抗値をRとすると、VB=VDD−R・Iref)。
コンパレータ13の出力端子は、通信データ処理回路15の入力端子に接続されている。通信データ処理回路15は、コンパレータ13が出力する信号の二値レベル変化に応じて受信データ「1,0」を判別する。また、コンパレータ13の出力端子は、異常判定回路16の入力端子にも接続されている。異常判定回路16は、コンパレータ13が出力する信号の状態に応じて過電流状態を判定し、アンプ9の動作を停止させるディスエーブル信号をORゲート17を介して出力する。
アンプ9は、上記ディスエーブル信号が与えられると出力信号をローレベルにして、NチャネルMOSFET6をオフさせる。また、通信データ処理回路15は、通信線3を介して負荷装置2に供給する電源を断続制御するため、上記ディスエーブル信号を、同様にORゲート17を介して出力する。
負荷装置2において、信号線3には、電源回路21が接続されている。電源回路21は、マスタ装置1より通信線3を介して供給される電源を安定化させ(必要に応じ降圧して)、制御回路22に供給する。負荷装置2の外部入力端子2Aには、図示しない例えばセンサなどからのセンサ信号が与えられる。外部入力端子2Aは、制御回路22の入力端子に接続されており、制御回路22は、当該入力端子の電圧をA/D変換して読み込むと、変換したデータをマスタ装置1に送信する。
通信線3とグランドとの間には、常開型のスイッチ回路23及び抵抗素子24の直列回路が接続されている。これらは、送信ドライバ25を構成しており、スイッチ回路23のオンオフは、制御回路22によって制御される。スイッチ回路23がオフであれば信号線3に電流は流れず、スイッチ回路23がオンすると、電流は信号線3からスイッチ回路23及び抵抗素子24を介してグランドに流れる。すなわち、制御回路22は、スイッチ回路23のオンオフを制御することで信号線3を電流駆動して、マスタ装置1側に信号を送信する。
図3は、負荷装置2からマスタ装置1に対してシリアルに送信される通信フレームの一例である。負荷装置2の送信ドライバ25がドライブしていない状態がハイ,ドライブしている状態がローであり、最初にローレベルのスタートビットSTを送信し、それに続けて8ビットのデータD0〜D7を送信する。最後の10ビット目に、ハイレベルのストップビットSPを送信する。例えば、1ビットの送信時間が10μsであれば、1フレームの送信時間は100μsとなる。
図2において、異常判定回路16は、5つのDフリップフロップ31a〜31eを直列に接続してカウンタ31(計時手段)を構成しており、初段のDフリップフロップ31aの入力端子Dは、ハイレベルにプルアップされている。また、4つの遅延バッファ32a〜32dが直列に接続されており、クロック信号が初段の遅延バッファ32aの入力端子と共に、Dフリップフロップ31eのクロック端子CLKに与えられている。そして、各遅延バッファ32a〜32dの出力端子が、Dフリップフロップ31d〜31aのクロック端子CLKに接続されている。
コンパレータ13の出力信号は、NOTゲート33を介して各Dフリップフロップ31a〜31eのリセット端子RB(負論理)に与えられている。すなわち、コンパレータ13の出力信号がハイレベル(通信線3が非ドライブ状態)であれば、各Dフリップフロップ31a〜31eはリセットされており、コンパレータ13の出力信号がローレベル(通信線3がドライブ状態)を示す期間のみ、Dフリップフロップ31a〜31eのリセットが解除され、クロック信号CLKによるカウント動作が行われる。そして、最終段のDフリップフロップ31eの出力端子Qがハイレベルになると、それがアンプ9へのディスエーブル信号となる。
次に、本実施例の作用について説明する。マスタ装置1は、基本的にはORゲート17を介してアンプ9をディスエーブル状態にしており、負荷装置2への電源供給を行わない。そして、負荷装置2が取得するセンサ信号のデータを受信するタイミングでアンプ9をイネーブル状態にして、信号線3を介して電源を供給する。すると、図5に示すように、負荷装置2の制御回路22が起動し(スタート)、入力端子の電圧(例えばセンサ信号)を8ビットでA/D変換して読み込む(S1)。それから、変換したデータを通信フレームにセットしてパラレルシリアル変換すると(S2)、送信ドライバ25を制御してマスタ装置1に信号を送信する(S3)。
図4(a)に示すように、通信が正常に行われている間は、10ビットの通信フレームが繰り返し送信される。尚、この例では、8ビットのデータが「0,1」を交互に繰り返しているが、このようなデータパターンに限らないことは言うまでもない。マスタ装置1側では、スタートビットSTを受信すると負荷装置2がデータの送信を開始したと判断し、以降は各ビットを、通信レートに応じたサンプリングポイントでサンプリングする。このように通信が通常に行われていれば、少なくとも10ビットに1回はスタートビットSTが送信されるので、そのタイミングで異常判定回路16のDフリップフロップ31a〜31eはリセットされる。したがって、アンプ9にディスエーブル信号が出力されることはない。
そして、例えば通信線3がグランドに短絡すると、図4(b)に示すように、マスタ装置1のコンパレータ13はローレベルの信号を出力し続ける。すると、その間に異常判定回路16のDフリップフロップ31a〜31eがカウント動作を継続する。例えば、上記ローレベルの継続期間が200μsになると、異常判定回路16がディスエーブル信号を出力するように、クロック信号CLKの周波数を設定しておく。上記ディスエーブル信号がORゲート17を介してアンプ9に与えられると、アンプ9はNチャネルMOSFET6をオフにする。これにより、通信線3を介した電源の供給は遮断される。
以上のように本実施例によれば、マスタ装置1において、データ判定回路14は、通信線3に電流が流れたか否かに応じて負荷装置2より送信されたデータを判定し、判定したデータを出力する。そして、異常判定回路16は、データ判定回路14によるデータの出力状態に応じて通信線3に流れる電流が異常状態となったことを判定すると異常判定信号を出力し、アンプ9は、異常判定信号が出力されると電源制御回路10による電源供給を停止させる。これにより、異常判定回路16は、データ判定回路14によるデータの出力状態が異常なパターンとなったことを迅速に判定して、アンプ9に保護動作を実行させることができる。
この場合、異常判定回路16は、カウンタ31により、負荷装置2による通信が開始された後データ判定回路14が出力するデータ値が変化しない状態が継続している期間を計時し、その計時時間が所定時間を超えると異常判定信号を出力する。すなわち、データ値が変化しない状態が継続すれば負荷装置2による通信が正常に行われていない異常状態であると判定できるので、判定を迅速に行うことができる。また、データ判定回路14を構成するコンパレータ14の出力状態を参照して異常判定を行うので、構成を簡単にすることができる。
尚、計時手段については、例えばCR積分回路とコンパレータとを用いて、データ判定回路14によるデータの出力状態が変化しない状態が継続する間に積分回路のコンデンサを充電し、その端子電圧が所定の閾値を超えた場合に異常判定信号を出力するように構成しても良い。
(第2実施例)
図6に示すマスタ装置31におけるデータ判定回路14Aは、データ判定回路14を構成していた定電流回路12を定電流回路32に置き換えたもので、定電流回路32は、定電流値が変更可能に構成されている。また、異常判定回路16は、異常判定部33A(変更制御手段)に置き換えられており、異常判定部33Aは、定電流回路32に対して定電流値の変更を制御する信号を出力する。尚、抵抗素子11及び定電流回路32の直列回路は、異常判定部33B(閾値変更手段)を構成しており、異常判定部33A及び33Bが異常判定回路33を構成している。また、第2実施例では、1ビットの送信期間が100μsであり、1通信フレームの送信時間は100μs×10=1msとする。
図7において、定電流回路32は、エミッタが電源に接続されるPNPトランジスタ34a及び34bのミラー対34と、エミッタがグランドに接続されるNPNトランジスタ35a及び35bのミラー対35とを備えている。PNPトランジスタ34a及び34bのベースは、PNPトランジスタ34aのコレクタに接続され、NPNトランジスタ35a及び35bのベースは、NPNトランジスタ35aのコレクタに接続されている。そして、PNPトランジスタ34bのコレクタは、NPNトランジスタ35aのコレクタに接続されている。PNPトランジスタ34aのコレクタとグランドとの間には、抵抗素子36及び37の直列回路が接続されており、抵抗素子37に対して並列にNチャネルMOSFET38が接続されている。
異常判定部33Aは、カウンタ39,ANDゲート40及びDフリップフロップ41で構成されている。カウンタ39は、コンパレータ13の出力信号の立下りエッジをトリガとしてカウント動作を開始し、所定時間(例えば80μs)をカウントすると、定電流回路32のNチャネルMOSFET38のゲートにハイレベル信号を所定時間(例えば20μs)だけ出力する。以下、その出力パターンを10ビット分繰り返す。尚、カウンタ39は、最初に与えられたトリガ信号でカウント動作を開始すると、上記10ビット分の出力パターンのシーケンスを完了するまでは、以降に与えられるトリガ信号の影響を受けないものとする。
ANDゲート40の入力端子の一方(負論理)は、コンパレータ13の出力端子に接続され、他方はNチャネルMOSFET38のゲートに接続されている。ANDゲート40の出力端子は、Dフリップフロップ41のクロック端子CLKに接続されている。Dフリップフロップ41の入力端子Dは電源にプルアップされている。そして、出力端子Qより異常判定信号が出力される。
次に、第2実施例の作用について図8及び図9を参照して説明する。定電流回路32においてNチャネルMOSFET38のゲートがローレベルであればNチャネルMOSFET38はオフしているので、PNPトランジスタ34aのコレクタ側の抵抗値は、抵抗素子36及び37の直列分となる。PNPトランジスタ34aのコレクタ電流が、ミラー対34及び35でミラーされることにより、コンパレータ13の反転入力端子(B点)に閾値電圧を付与する定電流値が決まる。例えばこの時の閾値電圧を9Vとする。
そして、異常判定部33Aのカウンタ39は、コンパレータ13の出力信号の立下りエッジから所定時間をカウントすると、定電流回路32のNチャネルMOSFET38のゲートにハイレベル信号を出力する。すると、NチャネルMOSFET38がターンオンするので、PNPトランジスタ34aのコレクタ側の抵抗値は、等価的に抵抗素子36分のみとなり低下する。これにより、PNPトランジスタ34aのコレクタ電流が増加するので、コンパレータ13の反転入力端子に閾値電圧を付与する定電流値も増加する。
上記定電流値が増加すると、抵抗素子11における電圧降下が大きくなるので閾値電圧は低下する。例えばこの時の閾値電圧を8Vとする。この動作により、図8に示すように、負荷装置2がスタートビットSTを送信することで通信を開始すると、コンパレータ13の閾値は、1ビットの送信期間である100μsの冒頭から80μsまではデータ判定用の閾値9Vとなり、残りの20μs(各ビットのハッチング部分)は異常判定用の閾値8Vとなるように変化する。
図9(b)に示すように、通信が正常に行われていれば、通信線3に流れる電流に基づくコンパレータ13の非反転入力端子(A点)の電位は例えば8.5V程度となるので(負過電流:小)、異常判定用の閾値8Vと比較した場合の出力信号はハイレベルとなる。一方、図9(a)に示すように、通信線3に流れる電流が過剰に増加すると(負過電流:大)、コンパレータ13の非反転入力端子の電位は大きく低下して例えば7V程度になる。すると、異常判定用の閾値8Vと比較した場合の出力信号はローレベルとなる。
異常判定部33AのANDゲート40は、カウンタ39が出力する信号がハイレベルとなる期間にコンパレータ13の出力信号がローレベルになると、ハイレベルを出力する。すると、Dフリップフロップ41がトリガされて出力端子Qがハイレベルとなり、アンプ9の動作を停止させる。尚、Dフリップフロップ41のリセットは、例えば異常判定信号を通信データ処理回路15にも入力しておき、通信データ処理回路15が異常対応処理を行うことでリセットすれば良い。
以上のように第2実施例によれば、データ判定回路14Aは、通信線3における電流駆動状態の変化を電圧に変換し、電圧を閾値と比較した結果をデータとして出力するコンパレータ13を備え、異常判定回路33は、前記閾値を、データ判定用閾値と、異常判定用閾値とに変更する抵抗素子11及び定電流回路32を備える。そして、カウンタ39は、負荷装置2による通信が開始されると、通信フレームの送信期間内において、定電流回路32にデータ判定用閾値と異常判定用閾値とを変更させる制御信号を出力し、異常判定部33Aは、異常判定用閾値に変更させている期間において、コンパレータ13が出力するデータの値に応じて異常判定を行うようにした。したがって、通信レートが等しい場合であれば第1実施例よりも迅速に異常判定を行うことができる。
この場合、異常判定部33Bは、定電流回路32の定電流値を、データ判定用閾値に対応する値と異常判定用閾値とに対応する値とに変更可能とするので、通信線3を介して電流駆動型の通信を行うものについて、電流値を電圧に変換して異常判定のための比較を簡単に行うことができる。
本発明は上記した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
コンパレータ13に付与する閾値電圧は、定電流回路を用いて設定するもの限らず、例えばバンドギャップリファレンス回路により生成される基準電圧を用いても良い。
第2実施例において、カウンタ39の動作は10ビット分の一連のパターンを出力するものに限らず、ローレベルのトリガ信号が与えられる毎に個別に動作させても良い。また、10ビットの通信フレーム中における何れか1ビットの送信期間だけ異常判定を行うようにしても良い。
マスタ装置が供給する電源は、必ずしも定電圧制御する必要はなく、例えば負荷装置側で電圧を制御しても良い。また、電源電圧やスレーブ装置が通信線をドライブした場合の電圧なども、個別の設計に応じて変更すれば良い。
スレーブ装置が複数ある通信システムに適用しても良い。その場合、データの送信元が何れのスレーブ装置であるかを示すヘッダを付して送信を行うようにする。
通信フォーマットやフレーム構成、1ビットのデータ送信時間等は例示したものに限ることなく、適宜変更して実施すれば良い。
図面中、1はマスタ装置、2は負荷装置(スレーブ装置)、3は通信線(電源線)、9はアンプ(異常時保護手段)、10は電源制御回路(電源回路)、13はコンパレータ、14はデータ判定回路、16は異常判定回路を示す。

Claims (4)

  1. スレーブ装置(2)と電源線(3)を介して接続され、前記スレーブ装置が前記電源線を電流駆動することで送信するデータを受信するマスタ装置(1)において、
    前記電源線に電源を供給する電源回路(10)と、
    前記電源線に電流が流れたか否かに応じて、前記スレーブ装置より送信されたデータを判定すると、判定したデータを出力するデータ判定回路(14,14A)と、
    このデータ判定回路によるデータの出力状態に応じて、前記電源線に流れる電流が異常状態となったことを判定すると異常判定信号を出力する異常判定回路(16,33)と、
    前記異常判定信号が出力されると、前記電源回路による電源供給を停止させる異常時保護手段(9)とを備えることを特徴とするマスタ装置。
  2. 前記異常判定回路(16)は、前記スレーブ装置による通信が開始された後、前記データ判定回路が出力するデータ値が変化しない状態が継続している期間を計時する計時手段(31)を備え、前記計時手段により計時された時間が所定時間を超えると前記異常判定信号を出力することを特徴とする請求項1記載のマスタ装置。
  3. 前記データ判定回路(14A)は、前記電源線における電流駆動状態の変化を電圧に変換し、前記電圧を閾値と比較した結果をデータとして出力するコンパレータ(13)を備え、
    前記異常判定回路(33)は、前記閾値を、データ判定用閾値と、異常判定用閾値とに変更する閾値変更手段(33B)と、
    前記スレーブ装置による通信が開始されると、通信フレームの送信期間内において、前記閾値変更手段に、前記データ判定用閾値と前記異常判定用閾値とに変更させる変更制御手段(33A)とを備え、
    前記閾値変更手段が前記異常判定用閾値に変更させている期間において、前記コンパレータが出力するデータの値に応じて異常判定を行うことを特徴とする請求項1記載のマスタ装置。
  4. 前記閾値変更手段は、抵抗素子(11)と定電流回路(32)とを直列に接続して構成され、
    前記定電流回路は、定電流値を、前記データ判定用閾値に対応する値と、前記異常判定用閾値とに対応する値とに変更可能に構成されていることを特徴とする請求項3記載のマスタ装置。
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