JP5799244B2 - 脱臭装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シンクを有したキャビネットの側面に設置される脱臭装置に関する。
従来より、厨房装置及びその周辺の換気は、コンロの上方に設けられた換気扇等の換気装置によってなされるが、これはコンロでの調理時の換気を主としており、住居内の不快臭となる生ゴミ臭の脱臭には適していない。
そこで例えば厨房装置に脱臭装置を設置することが考えられる。
例えば下記特許文献1には、厨房装置のワークトップにゴミを投入する第1、第2の投入口を並設し、これら投入口に設置されたゴミ容器内にゴミの臭いを脱臭するためのオゾン発生器が設置されたものが開示されている。これにより、第1、第2のゴミ容器内にオゾン発生器を経た外気を供給することができるとされている。
また下記特許文献2には、厨房システムのコンロ側の側面に、薄型の脱臭装置(側面機能箱3)が取り付けられたものが示されている。
これによれば、この脱臭装置にはコンロ側に開口した調理排気吸気口が設けられており、ここから汚れた空気が吸い込まれ、排気口から屋外に排気されることにより、脱臭装置の設置場所の近傍を脱臭することができるとされている。
特開平7−187302号公報 特開2003−259926号公報
上記特許文献1に記載の構造は、脱臭した空気をゴミ容器内に排気して、ゴミ容器内の臭いを脱臭する構造としており、第1、第2の投入口は蓋によって閉塞されている(特許文献1・図10参照)。したがって、脱臭装置(オゾン発生器)に水が浸入するおそれがない。また上記特許文献2に記載の厨房システムは、調理排気吸気口がコンロ側にあるため、水が浸入することを配慮する必要がない。
しかしながら、厨房装置に限らず洗面台などの水回りに設置されるキャビネットの側面に脱臭装置を設置する場合、開口して形成された吹出口などの空気流通口から水などが脱臭装置内に浸入する可能性があり、問題となる。脱臭装置内に水が浸入すると、ファンモータなど電気系統にダメージを与えてしまうからである。
例えば、脱臭装置で脱臭された空気の吹出口を厨房装置本体の上面よりも突出した位置に且つシンク側に開口するように設けた場合、シンクまわりの脱臭を効率的に行うことはできる。しかし、厨房装置のシンクの近くに吹出口があるので、シンクでの水作業などにより、吹出口から水が浸入する可能性がある。
本発明は、前記課題に鑑みなされたものであり、排水構造を備えた脱臭装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る脱臭装置は、空気流通口と、空気を前記空気流通口に送風する送風部とを備え、シンクを有したキャビネットの側面に設置される脱臭装置であって、前記送風部の上方に且つ前記キャビネットの上面よりも突出し前記シンク側に開口するように設けられた前記空気流通口と、前記送風部の上方に設けられた送風口の全体を上方から空気の流通路を確保した状態で覆うように設けられた水よけガイド部とを備えていることを特徴とする。
本発明において、前記水よけガイド部は、前記送風口の一側部から上方へ延出するように設けられるようにしてもよい。
また本発明において、前記送風部が格納されたハウジングの側面には、前記水よけガイド部をつたってきた水を下方へ誘導する水抜き部が形成されるようにしてもよい。
さらに本発明において、前記送風口は、平面視において形状に形成されるとともに、前記キャビネットの側面への取り付け状態において奥行き方向に複数並んで設けられ、前記水よけガイド部が設けられた前記一側部と向かいあう他方側部に、上方に突出して形成された起立壁が設けられるようにしてもよい。
本発明に係る脱臭装置は、上述のような構成としたことで、排水構造を備えた脱臭装置とすることができる。
本発明の一実施形態に係る脱臭装置の内部構造を示す模式的斜視図である。 同脱臭装置に設けられる空気流通口(吹出口)の例を示す模式的断面図であり、(a)は第1吹出口が開口された状態を示す図、(b)は第2吹出口が開口された状態を示す図である。 同脱臭装置が設置された厨房装置の一例を示す模式的斜視図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、以下の実施形態において指す前後方向(奥行き方向)は、厨房装置1の正面(引出し操作の可能な側)に、対面した使用者を基準に手前側を前、奥側を後とし、その前後方向に直交する方向を上下方向として説明する。また図中に示す矢印は、空気が流れる方向を示しており、実線は吸込口6に吸い込まれる空気の流れを示しており、点線は吹出口7から吹き出される空気の流れを示している。さらに図中に示す白抜き矢印は、水が浸入した場合の排水経路を示している。
本実施形態に係る脱臭装置5は、空気流通口である吸込口6及び吹出口7(空気流通口)と、空気を吹出口7に送風する送風部81とを備え、シンク31を有するキャビネット(以下では厨房装置本体4という)の側面21に設置される。吸込口6,吹出口7は、送風部81の上方に且つ厨房装置本体4の上面(具体的には、キャビネット本体2の上に設置されたカウンター3の上面3a)よりも突出してシンク31側に開口するように設けられる。送風部81の上方に設けられた送風口81aの全体を上方から空気の流通路85を確保した状態で覆うように設けられた水よけガイド部82を備えている。
以下、詳しく説明する。
まず図3に示すように脱臭装置5は、厨房装置1の厨房装置本体4に設けられ、具体的には、キャビネット本体2のシンク31側の端部2aの側面21に設置される。厨房装置1は、コンロ30とシンク31とを有した厨房装置本体4と、コンロ30の上方に設けられた換気装置11とを備えている。図中、2aは厨房装置本体4のシンク31側の端部を示し、2bは厨房装置本体4のコンロ30側の端部を示している。図3では、厨房装置本体4が、平面視において略直角に配された壁面10,10の入隅部に設置された例を示しており、片側の側板21と背板22が壁面10,10と接するように設置される。
厨房装置本体4は、平面視において略矩形状からなり、床面の上に設置されるキャビネット本体2と、キャビネット本体2の上に設置されるカウンター3とを備えている。カウンター3の上面3aには、コンロ30とシンク31とが組み込まれている。
キャビネット本体2は、左右に配された側板21と、背面側に設けられた背板22、底面側に設けられた底板(不図示)を備えた前面が開口した箱状とされ、その内部は物品収納空間とされている。背板22は、脱臭装置5の背面側も塞ぐように脱臭装置5も含むキャビネット本体2の背面を覆うように設けられ、水よけや油はねのガードも兼ねて、脱臭装置5の上方がカウンター3の上面から突出する寸法と同じだけ突出する高さ寸法を備えている(図1及び図3参照)。なお、図1では、脱臭装置5の内部構造を説明するため、背板22の一部のみを示している。
キャビネット本体2の開口した前面には、開閉自在な扉体を設けるようにしてもよいし、図例のように、前面から物品収納空間内に前後方向にスライド自在に構成された複数の引出し20を設けるようにしてもよい。また、引出し20と扉体とを両方設けるようにしてもよいし、前面を開口状態のオープンラックとして、そこにゴミ箱や踏み台などを収容できるようにしてもよい。さらに引出し20の個数も図例に限定されず、さらにキャビネット本体2の下方には、引出し20の前板より若干後退して設けられた蹴込み部を有したものとしてもよい。そしてコンロ30の下方には、魚焼きグリルを配設したものとしてもよい。
カウンター3は、平面視にて略矩形状の、平板状に形成されており、天然大理石、人造大理石、樹脂材、ステンレス材あるいは木質材からなるカウンターとしてもよい。
カウンター3の一方端側には、コンロ30を嵌め込み設置(いわゆるビルトイン)するための開口部が左右方向を長辺とした略長方形状に開設されている。
コンロ30は、電磁調理器(IHヒータ)としての発熱体30bと、発熱体30bを囲むプレート部30aとから構成され、上述の開口部に嵌め込み設置される。ここに示す発熱体30bは、左右方向に沿って3つ横並びに並列配置されている。
なお、ここでは、コンロ30の操作部を図示していないが、キャビネット本体2の前面側に設けてもよいし、カウンター3の上面3aに設けるようにしてもよい。また、発熱体30bの数は1口や2口、或いは4口以上としてもよいし、発熱体30bの配置も並列、三角形、四角形など特に限定されるものではない。さらに発熱体30bとしては、電磁調理器に限定されず、ガスコンロ、電気発熱式コンロなどとしてもよい。
コンロ30と間隔を空けて、カウンター3の他方端側には、シンク31(水槽)を嵌め込み設置(いわゆるビルトイン)するための開口部が左右方向を長辺とした略長方形状に開設されている。シンク31は、上面開口の箱型体からなり、上述の開口部に収まるように平面視において略長方形状に形成されている。シンク31の近傍には、シンク31に向けて水を放出できるように水栓蛇口31aが設置されている。シンク31の奥側角のコーナー部31b(図3参照)には、生ごみなどを捨てることができるゴミ容器14が設置されている。またシンク31側の端部2a周辺には、ゴミ箱15が設置されている。
なお、ここでは、シンク31の排水口を図示していないが、シンク31の底面に設けられている。またコンロ30とシンク31の間は調理作業スペースなどとして使用される。
キャビネット本体2の背板22と接する壁面10におけるコンロ30の上方には、換気装置11が設けられている。換気装置11は、発熱体30bによる加熱調理の際に発生する湯気、油煙などの廃気を捕集するための天蓋部12と、ファンなどが内蔵され天蓋部12で捕集した廃気を吸引して排気ダクト(不図示)を通じて外気に排気する送風部13とを有している。天蓋部12は、発熱体30bの外周を鉛直上方から覆うように設けられており、天蓋部12の幅方向の寸法は、プレート部30aの幅方向の寸法と略一致するよう構成されている。
次に脱臭装置5について説明する。
脱臭装置5は、上部ユニット50と、機器本体51と、側面パネル52とを備えている。機器本体51は、キャビネット本体2のシンク31側の端部2aの側面21に取付部材によって取り付けられる。側面パネル52は、側面パネル52と側面21との間に機器本体51が挟まれる形で取り付けられる。そして、上部ユニット50は、機器本体51の上方と側面パネル52と側面21とによって形成される隙間空間に上方から嵌め入れる状態で組み付けられる。図中50aは上部ユニット50のシンク側板、50bは上部ユニット50の下端面、50cは上部ユニット50の上端面、51aは機器本体51の前面を覆う板状の前面カバーである。
脱臭装置5の全体形状は、縦長略矩形の薄型箱状体であり、上部ユニット50がカウンター3の上面3aより突出して設けられ、前面カバー50aが引出し20の前面と略面一となるように配される。
このように脱臭装置5を薄型に構成したものとすれば、生活動線の妨げとなることがなく設置することができる。
上部ユニット50は、横長略矩形状の中空の薄型箱状体であり、機器本体51は縦長略矩形状の中空の薄型箱状体で構成されている。
上部ユニット50には、吸込口6として空気を脱臭装置5内に取り込む第1吸込口6aが、シンク側板50aの奥側に平面視において略矩形状に開口して形成されている。
第1吸込口6aは、このようにシンク31側に開口しているので、シンク31周辺の空気を効率よく吸気できる。よって、図例のようにシンク31のコーナー部31bにゴミ容器14を設置した場合、そこに貯留した生ゴミなどの臭いを周囲に広がらせることなく脱臭装置5に取り込むことができる。
第1吸込口6aの設置位置や形状などは、特に限定されないが、図例のように、厨房装置本体4の奥行方向中間位置よりも奥側に設けることが望ましい。このように構成した場合は、シンク31の奥側コーナー部31bの臭気をより一層効率よく脱臭装置5に取り込むことができる。
また上部ユニット50には、後記する脱臭部8で脱臭された空気の吹出口7が複数形成されている。ここでは、シンク側板50aに設けられた第1吸込口6aよりも手前側に設けられた吹出口7を第1吹出口7aとし、第1吹出口7aの上方位置の上端面50cに設けられた吹出口7を第2吹出口7bとする。図中、70はフラップ部であり、フラップ部70の回動によって、吹出口7の吹き出し方向の切り替えを行うことができる。
この場合、吹出口7の近傍に静電霧化器(不図示)を設置し、静電霧化器の駆動時・非駆動時で空気の吹出口7を第1吹出口7a、もしくは第2吹出口7bに換えることができる。詳しくは、図2を参照しながら後記する。
第1吹出口7a、第2吹出口7bはそれぞれ平面視において長方形状に開口して形成されている。第1吹出口7a、第2吹出口7bの設置位置、形状などは特に限定されないが、第1吹出口7aを厨房装置本体4の奥行方向中間位置に設けた場合は、第1吹出口7aから吹き出した空気が厨房装置1で作業する作業者に直接当たらないようにすることができる。
また、厨房装置本体4は、平面視において略矩形状からなるいわゆるI型キッチンに構成され、コンロ30とシンク31とが並んで設けられるので、第1吹出口7aから吹き出した空気はシンク31からコンロ30側へ流れやすくなる。
これにより、シンク31内、カウンター3の上面3a、そして厨房装置本体4のコンロ30側の端部2bに配された壁面10側に至るまで脱臭した空気を拡散させることができる。
上部ユニット50内に静電霧化器を設置する場合、その構成は、特に限定されない。例えば、本体ケース内にピン状の放電電極(霧化電極)と、この放電電極に対向して配置され放電電極と同軸状の開口を有してリング形状とされた対向電極とを備えたものとしてもよい。そして、これら放電電極と、対向電極との間に高電圧を印加することで放電現象を生じさせ、放電電極に保持された水分を静電霧化させることで、帯電微粒子水を電極間から吐出する構成とされたものとしてもよい。また、この帯電微粒子水としては、ナノメートルサイズの粒子径のもの(例えば、5nm〜20nm程度)を含む帯電した微粒子液滴で、空気中にミスト状態で浮遊可能なものとしてもよい。
この静電霧化器から排出される帯電微粒子水とともに吹出口7から放出される空気は、より脱臭効果を高く、また静電霧化器を駆動させておけば、シンク31周りのカビ菌などの繁殖を抑えることもできる。
上部ユニット50の下端面50bには、上部ユニット50と機器本体51との間で、空気が流通するように流通口50ba,50bbが開口して複数形成されており、第1吸込口6aから取り込まれた空気は、流通口50baを通じて機器本体51の空気流通空間9A(図1参照)へと通じる。また脱臭部8を通じて脱臭された空気は、流通口50bbを通じて機器本体51から上部ユニット50へと送られ、第1吹出口7aあるいは第2吹出口7bから吹き出すように構成されている。
機器本体51は、脱臭部8と、空気流通空間9(9A,9B)とを備える他、不図示であるが、脱臭装置5の駆動電源部、脱臭装置5をオンオフ操作する操作部、後記する送風部81のオンオフなどを制御する制御部を備えている。
図中、空気流通空間9のうち、第1吸込口6a、第2吸込口6bから取り込まれた空気が流通する空間を9A、脱臭部8で脱臭された空気が流通する空間を9Bとして示している。
機器本体51の前面カバー51aには、縦長矩形状に開口した第2吸込口6bが形成されており、第2吸込口6bは、シンク31側の端部2aにおける厨房作業足元周辺の空気を吸気できるように構成されている。よって、図3に示すようにシンク31側の端部2a周辺にゴミ箱15を設置した場合、そこに貯留した生ゴミなどの臭いを周囲に広がらせることなく脱臭装置5に取り込むことができる(図3の第2吸込口6bへ向かう実線矢印参照)。
第2吸込口6bの設置位置や形状などは、特に限定されないが、図例のように、機器本体51の前面カバー51aの下方側に設けることが望ましい。また図示していないが、脱臭装置5の背面側の背板22に開口を形成し第3吸込口を備えたものとしてもよい。
このように臭いの元となるゴミ容器などが設置される場所の近傍に、吸込口6(6a,6b)を設けているので、効率的よく脱臭装置5に空気を取り込むことができる。よって、脱臭のためだけに常時、換気装置11を運転しておく必要がなくなる。また脱臭装置5の駆動音は主に脱臭装置本体50内に設けられた送風部81のファンモータの駆動音であるので、換気装置11と比べて駆動音を抑えることができる。
脱臭部8は、機器本体51内の略中央部分に内蔵され、脱臭機能を備えた脱臭フィルタ部80と、ファンやファンモータなどで構成され脱臭した空気を吹出口7へ送風する送風部81とを有している。図中、84は送風部81が格納されたハウジング、84bはハウジング84の上端面を示している。
脱臭フィルタ部80としては、特にその構成は限定されないが、例えば空気中に含まれる臭気成分を吸着するための触媒が塗布されたものや活性炭などの吸着剤を脱臭フィルタの内部に埋め込んだものなどを用いることができる。また脱臭フィルタ部80は、手前方向に引き出し自在に構成されたものとしてもよく、この場合は、脱臭フィルタの交換など、メンテナンスを容易に行うことができる。
送風部81の構成も特に限定されないが、ここでは、3つのファンが設置された例を示している。送風部81は、中空の薄型箱状体からなるハウジング84内に格納されており、ハウジング84の上端面84bには、ファンの設置数に応じて3つの送風口81aが奥行き方向に並んで開口して形成されている。
これにより、脱臭フィルタ部80で脱臭された空気は、送風口81aを通じて上方へ送風され、第1吹出口7aもしくは第2吹出口7bから吹き出すように構成されている。
なお、送風部81の設置個数は限定されることはなく、設置スペースの大きさなどに応じて設定される。
送風口81aと第1吹出口7aもしくは第2吹出口7bにいたる空間は、空気が流通する空気流通空間9Bとなっており、送風口81aの全体を上方から空気の流通路85を確保した状態で覆うように水よけガイド部82が設けられている。
水よけガイド部82は、帯板状からなり、送風口81aの一側部から上方へ湾曲して延出するように設けられる。このように水よけガイド部82が湾曲して形成されたものとすれば、水が水よけガイド部82に溜まることなく、スムーズに下方へと水を誘導することができる。
これにより、シンク31での水作業などにより、水が浸入しやすい位置に形成された吹出口7から水が浸入してしまっても、水よけガイド部82によって、送風口81aへの水の浸入を防止することができる。したがって、水の浸入による送風部81の電気系統(ファンモータなど)へのダメージを防ぐことができる。
水よけガイド部82は、送風口81aの形成個数に応じて設けられ、図1には、3つの水よけガイド部82が設けられた例を示している。そのうち最も手前側に設けられた水よけガイド部82の上方には、整流部86が延出して形成されている。整流部86は、水よけガイド部82の先側から上部ユニット50の下端面50bに形成された流通口50bbの手前側部まで延出して形成されている。これにより、脱臭部8で脱臭した空気が効率よく流通口50bbへ通じるように構成することができる。
図中、87は、空気流通空間9Aと空気流通空間9Bとを仕切る仕切り部を示している。
なお、水よけガイド部82の形状、構成等は、水を送風口81aへ至らせることなく下方へ誘導できれば、特に限定されず、例えば斜めに傾斜して配置されたもの、折曲げたものとしてもよい。
送風部81が格納されたハウジング84の側面には、水よけガイド部82をつたってきた水を下方へ誘導する水抜き部84aが形成されている。
水抜き部84aの構成などは特に限定されないが、図例のものは、ハウジング84の側面に凹設されており、溝状の水抜き部84aが上下方向に2本並んで形成される。
これにより、水よけガイド部82をつたってきた水をハウジング84内へ浸入させることなく、水抜き部84aをつたって下方へ誘導することができる。
また水よけガイド部82が設けられた送風口81aの一側部と向かいあう他方側部に、上方に突出して形成された起立壁83が設けられる。
起立壁83の形状、構成等は、特に限定されないが、図例の起立壁83は、送風口81aへの水の浸入を阻止するため、ハウジング84の上端面から略鉛直方向に起立して形成されている。
これにより、水よけガイド部82が設けられていない側から送風口81aを通じて送風部81に水が浸入することを防ぐことができる。
また図例のように送風口81aの四周を囲むように防水壁81aaを設けたものとすれば、水よけガイド部82、起立壁83の存在と相乗してより一層効果的に水の浸入を防止することができる。
次に、脱臭装置5で脱臭される空気の流れ、吹出口7の切り替え(図2参照)、排水される水の流れについて説明する。
図2(a)は、第1吹出口7aが開口された状態を示す図、(b)は第2吹出口7bが開口された状態を示す図である。図中、70aはフラップ部70の回動軸を示している。
まずは脱臭装置5で脱臭される空気の流れを説明する。
シンク31周辺の空気は、第1吸込口6aから流通口50baを経て空気流通空間9Aを通じ、脱臭部8内に取り込まれて脱臭される。また、キャビネット本体2のシンク31側端部2aにおける足元周辺の空気は、第2吸込口6bから取り込まれ、この空気は、空気流通空間9Aを通り脱臭部8を通じて脱臭される。
そして脱臭フィルタ部80を通じて脱臭された空気は送風部81のファンによって送風口81aから送風され、空気流通空間9B、流通口50bbを通じて、第1吹出口7aあるいは、第2吹出口7bから吹き出す。
このとき、第1吸込口6aから吸気する際には、第2吹出口7bから脱臭した空気を吹き出すように構成し、第2吸込口6bから吸気する際には、第1吹出口7aから吹き出すようにすることが望ましい。
これによれば、第1吸込口6aから吸気する際に隣合う第1吹出口7aから空気が吹き出ないので、第1吹出口7aから脱臭された空気を第1吸込口6aが吸気してしまうことを防ぐことができる。
次に吹出口7の切り替えについて説明する。
静電霧化器を駆動した際には、図2(a)に示すようにフラップ部70を上方へあげて第1吹出口7aを開とする。すると、静電霧化器から放出される帯電微粒子水が、脱臭フィルタ部80で脱臭された空気とともに第1吹出口7aから吹き出す(図2(a)の矢印方向参照)。このとき、第2吹出口7bへ通じる通気路はフラップ部70によって閉塞されるため、第2吹出口7bへの空気流通路は閉じられた状態なる。
一方、静電霧化器が非駆動の際には、フラップ部70を下方へ下げて、第2吹出口7bを開とする。すると、脱臭フィルタ部80で脱臭された空気は、第2吹出口7bから吹き出す。このとき、第1吹出口7aはフラップ部70によって閉塞された状態となる。
なお、フラップ部70の構成は図例に限定されず、またその開閉(回動)は手動としてもよいが、静電霧化器の駆動・非駆動をトリガとして自動的に開閉する構成としてもよい。
そして脱臭装置5内に浸入した水が排水される水の流れについて説明する。
シンク31で水作業などを行い、開状態の第1吹出口7aあるいは第2吹出口7bから水が浸入した場合、水は上部ユニット50から流通口50bbを通じて機器本体51内に浸入する。しかしこのように水が浸入してきても、送風口81aは水よけガイド部82でガードされているため、送風部81内に浸入することはできない。また水よけガイド部82にあたって下方へ流れハウジング84の上端面84aにいたった水が、送風口81a側へいこうとしても、起立壁83によって水の浸入を阻止できる。このように水よけガイド部82をつたってきた水や送風口81aへの浸入を起立壁83によって阻止された水は、水抜き部84aをつたって下方へと排水される。
以上によれば、シンク31で水作業などを行い、開状態の第1吹出口7aあるいは第2吹出口7bから水が浸入しても、水は水よけガイド部82や起立壁83、水抜き部84aの存在により、ハウジング84内に浸入することが阻止される。よって、ファンモータなど脱臭装置5内の電気系統が、水の浸入によりダメージをうけることを防ぐことができる。
以上、実施形態で説明した厨房装置1、厨房装置本体4、脱臭装置5、換気装置11の構成、形状等は図例に限定されるものではない。例えば、厨房装置1の構成は、図例のI型に限定されず、L型であってもよい。
また脱臭装置5の設置位置や形状も図例に限定されず、脱臭装置5は上述のとおり、排水構造を備えているので、厨房装置本体4の側面21に限定されず、洗面台などのシンク31(水槽)を備えたキャビネットの側面に設置可能である。
さらに図では、第1吹出口7aに固定の桟材が設けられた例を示しているが、吹き出し方向を変えることができるルーバーとしてもよい。
31 シンク
4 厨房装置本体(キャビネット)
5 脱臭装置
6a 第1吸込口
6b 第2吸込口
7 吹出口
81 送風部
81a 送風口
82 水よけガイド部
83 起立壁
84a 水抜き部

Claims (4)

  1. 空気流通口と、空気を前記空気流通口に送風する送風部とを備え、シンクを有したキャビネットの側面に設置される脱臭装置であって、
    前記送風部の上方に且つ前記キャビネットの上面よりも突出し前記シンク側に開口するように設けられた前記空気流通口と、前記送風部の上方に設けられた送風口の全体を上方から空気の流通路を確保した状態で覆うように設けられた水よけガイド部とを備えていることを特徴とする脱臭装置。
  2. 請求項1において、
    前記水よけガイド部は、前記送風口の一側部から上方へ延出するように設けられることを特徴とする脱臭装置。
  3. 請求項2において、
    前記送風部が格納されたハウジングの側面には、前記水よけガイド部をつたってきた水を下方へ誘導する水抜き部が形成されることを特徴とする脱臭装置。
  4. 請求項2または請求項3において、
    前記送風口は、平面視において形状に形成されるとともに、前記キャビネットの側面への取り付け状態において奥行き方向に複数並んで設けられ、前記水よけガイド部が設けられた前記一側部と向かいあう他方側部に、上方に突出して形成された起立壁が設けられることを特徴とする脱臭装置。
JP2011181409A 2011-08-23 2011-08-23 脱臭装置 Expired - Fee Related JP5799244B2 (ja)

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