JP5799071B2 - ロールバー付き車体構造 - Google Patents
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Description
また、吸気ダクトから取り入れる走行風を増すためには、吸気ダクトを車両の側面から車幅方向外側に膨出させる必要があり、車両の見栄え(外観性)を確保することがさらに難しくなる。
これにより、車両の側部(リヤアウタサイドパネル)に車体前後方向においてデザインの連続性を確保することができ、車両の見栄え(外観性)を確保できる。
よって、ロールバーの側壁を車両前後方向に延ばすことができる。これにより、ロールバーで車室の後部を覆うことができ、車室内の保護能力を向上させることができる。
よって、ロールバーの外側に吸気ダクトを形成でき、吸気ダクトを車室の外側に配置できる。これにより、乗員等に邪魔されることなく吸気ダクトから走行風を導入できる。
また、側面に内側壁を取り付けることにより内側壁および外側壁で吸気ダクトが形成される。さらに、内側壁を外側壁に結合させた。これにより、ロールバーおよびロールバーガーニシュ間の隙間に影響を受けることなく吸気ダクトの形状を確保できる。
図1、図2に示すように、ロールバー付き車体構造10は、車室12の下左右側に設けられた左右のサイドシル13(左サイドシル13のみを図示する)と、各サイドシル13の後端部から立ち上げられた左右のリヤバルクヘッド14(左リヤバルクヘッド14のみを図示する)と、左右のリヤバルクヘッド14の車体後方に設けられた後部動力室16と、後部動力室16の左右側を覆う左右のリヤアウタサイドパネル18(左リヤアウタサイドパネル18のみを図示する)とを備えている。
左右のリヤアウタサイドパネル18で車両の側部が形成される。
左リヤバルクヘッド14および右リヤバルクヘッドは略左右対称の部材である。
このロールバー20は、後部動力室16の前方に位置し、車室12の後部12a(図7も参照)において左右側から上方に延出されている。
左ロール側壁41および右ロール側壁42は略左右対称の部材であり、以下、左ロール側壁41について説明して右ロール側壁42の説明を省略する。
アウタロール44にロールバーガーニッシュ25の左ガーニッシュ55が車幅方向外側(すなわち、車外19側)から取り付けられる。
前壁45、後壁46および外壁47が断面略コ字状に形成されている。また、前壁45、後壁46、外壁47、前フランジ48および後フランジ49でアウタロール44が断面略ハット状に形成されている。
これにより、アウタロール44およびインナロール51で左ロール側壁41が断面略ロ字状の閉断面に形成されている。
アウタロール44の外壁47は、車両前後方向に延びる面(すなわち、車両前後方向に沿って形成される面)を備えている。
左ロール側壁41に外壁47が備えられ、右ロール側壁42に外壁が備えられている。
ロールバーガーニッシュ25は、樹脂製の装飾部材である。このロールバーガーニッシュ25は、左ロール側壁41を車外側から覆う左ガーニッシュ55と、右ロール側壁42を車外側から覆う右ガーニッシュ56と、左ガーニッシュ55および右ガーニッシュ56を連結することによりロール上壁43を車外側から覆う上ガーニッシュ57とを備えている。
左ガーニッシュ55および右ガーニッシュ56は略左右対称の部材であり、以下、左ガーニッシュ55について説明して右ガーニッシュ56の説明を省略する。
この外ガーニッシュ側壁61は、上端部61aおよび下端部61b間に、左ロール側壁41の外壁47から車幅方向外側に離間するように膨出された外側膨出壁62を備えている。
ここで、内ガーニッシュ側壁63は、後述するように、左ロール側壁41の外壁47に取り付けられている。よって、外壁47および外ガーニッシュ側壁61間(すなわち、左ロール側壁41および左ガーニッシュ55)に、吸気ダクト34の吸気入口66が形成される。
これにより、ロールバー20およびロールバーガーニッシュ25間(具体的には、左ロール側壁41の外壁47および内ガーニッシュ側壁63間)の隙間に影響を受けることなく吸気ダクト34(吸気入口66)の形状を一定に確保できる。
この後方傾斜面62aで吸気ダクト34の上部(吸気ダクト34の一部)が形成されている。よって、吸気ダクト34の吸気入口66に導いた走行風を後方傾斜面62aを利用して吸気出口67(すなわち、後部動力室16)に向けて下方に好適に導入できる。
内ガーニッシュ側壁63が左ロール側壁41に車幅方向外側重ね合わされた状態で、左ロール側壁41を貫通したボルトをナットにねじ結合することにより左ロール側壁41に内ガーニッシュ側壁63が取り付けられる。
すなわち、左ガーニッシュ55(外ガーニッシュ側壁61や内ガーニッシュ側壁63)で左ロール側壁41が車幅方向外側から覆われる。よって、左ロール側壁41の外壁47を外部(車外19)に露出しないように隠すことができる。
よって、吸気入口66が車体前方に開口した状態に配置される。これにより、車両の走行中に走行風を吸気入口66から吸気ダクト34の内部に円滑に導くことができる。
一方、外側膨出壁62で吸気ダクト34のダクト外壁が形成される。
ダクト内壁68およびダクト外壁(すなわち、外側膨出壁62)で吸気ダクト34が形成されている。
また、外壁47(具体的には、内ガーニッシュ側壁63)および外側膨出壁62で吸気ダクト34の吸気入口66が形成される。すなわち、ロールバー20およびロールバーガーニッシュ25間に吸気ダクト34の吸気入口66が形成される。
これにより、乗員等に邪魔されることなく吸気ダクト34(吸気入口66)から走行風を導入できる。
図15(a)に示すように、吸気ダクト34の吸気入口66から走行風が吸気ダクト34の内部に矢印Aの如く導かれる。吸気ダクト34の内部に導かれた走行風が吸気出口67まで矢印Bの如く導かれる。
これにより、吸気ダクト34の吸気入口66に導いた走行風を後方傾斜面62aを利用して吸気出口67(すなわち、後部動力室16)に向けて矢印下方に好適に導入できる。
ダクト入口73に導かれた走行風が連通ダクト35を経てダクト入口73から後部動力室16(具体的には、動力源37の吸気系38)に冷却風として矢印Dの如く導入される。
すなわち、外壁47および外ガーニッシュ側壁61間に形成される空間を利用して吸気ダクト34を設けることができる。
これにより、車両の側部(リヤアウタサイドパネル18)に車体前後方向においてデザインの連続性を確保することができ、車両の見栄え(外観性)を確保できる。
例えば、前記実施例では、吸気ダクト34に導いた走行風を動力源37の吸気系に冷却風として導入する構成について説明したが、これに限らないで、ターボのインタークーラーやエア・コンディショナーのエバポレータなどに走行風を冷却風として導入する構成も含む。
Claims (2)
- 車両後部に設けられ、動力源を収容する後部動力室と、
前記後部動力室の前方に位置するロールバーと、
前記ロールバーを覆うロールバーガーニッシュと、
前記後部動力室の車体前方に設けられた車室と、を備え、
前記ロールバーは、
前記車室の後部において左右側から上方に延びる側壁と、
前記左右側から延びる側壁を連結する上壁と、を備え、
前記側壁は、車両前後方向に延びる側面を備え、
前記ロールバーガーニッシュは、
前記側面から車幅方向外側に離間し、前記側面を車幅方向外側から覆う外側壁と、
前記側面に取り付けられる内側壁と、を備え、
前記内側壁は、前記外側壁に結合され、
前記側面および前記外側壁間に吸気ダクトが形成され、該吸気ダクトで前記後部動力室へ走行風を導入することを特徴とするロールバー付き車体構造。 - 前記ロールバーガーニッシュは、
前記上壁の後端から下方に向かうにつれて車体後方に傾斜する後方傾斜面を備え、
前記吸気ダクトの一部は、
前記後方傾斜面によって形成されることを特徴とする請求項1記載のロールバー付き車体構造。
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JP2013219358A JP5799071B2 (ja) | 2013-10-22 | 2013-10-22 | ロールバー付き車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013219358A JP5799071B2 (ja) | 2013-10-22 | 2013-10-22 | ロールバー付き車体構造 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2013219358A Expired - Fee Related JP5799071B2 (ja) | 2013-10-22 | 2013-10-22 | ロールバー付き車体構造 |
Country Status (1)
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- 2013-10-22 JP JP2013219358A patent/JP5799071B2/ja not_active Expired - Fee Related
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