JP5799071B2 - ロールバー付き車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両後部に後部動力室が設けられ、後部動力室に動力源が収容され、後部動力室の前方にロールバーが設けられたロールバー付き車体構造に関する。
車両のなかには、車体後部にトランクルームが設けられ、トランクルームの車体前方に門型のロールバーが設けられ、ロールバーでトランクルームおよび車室間が仕切られたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3240009号公報
ところで、車両のなかには、車両の後部収容室にエンジン等の動力源を設け、後側部(例えば、リヤアウタサイドパネル)に吸気ダクトが設けられる形式のものがある。この車両によれば、後側部の吸気ダクトから走行風が取り入れられ、取り入れられた走行風が後部収容室の動力源に冷却風として供給される。
しかし、車両の後側部(リヤアウタサイドパネル)に吸気ダクトを設けた場合、車体前後方向において車両の側面にデザインの連続性を確保することが難しく、車両の見栄え(外観性)の観点から改良の余地が残されていた。
また、吸気ダクトから取り入れる走行風を増すためには、吸気ダクトを車両の側面から車幅方向外側に膨出させる必要があり、車両の見栄え(外観性)を確保することがさらに難しくなる。
本発明は、走行風を導入でき、かつ、車両の見栄え(外観性)を確保できるロールバー付き車体構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車両後部に設けられ、動力源を収容する後部動力室と、前記後部動力室の前方に位置するロールバーと、前記ロールバーを覆うロールバーガーニッシュと、前記後部動力室の車体前方に設けられた車室と、を備え、前記ロールバーは、前記車室の後部において左右側から上方に延びる側壁と、前記左右側から延びる側壁を連結する上壁と、を備え、前記側壁は、車両前後方向に延びる側面を備え、前記ロールバーガーニッシュは、前記側面から車幅方向外側に離間し、前記側面を車幅方向外側から覆う外側壁と、前記側面に取り付けられる内側壁と、を備え、前記内側壁は、前記外側壁に結合され、前記側面および前記外側壁間に吸気ダクトが形成され、該吸気ダクトで前記後部動力室へ走行風を導入することを特徴とする。
請求項は、前記ロールバーガーニッシュは、前記上壁の後端から下方に向かうにつれて車体後方に傾斜する後方傾斜面を備え、前記吸気ダクトの一部は、前記後方傾斜面によって形成されることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ロールバーの側壁に側面を備え、ロールバーガーニッシュに外側壁を備えた。また、外側壁を側面から車幅方向外側に離間させ、側面および外側壁間に吸気ダクトを形成した。さらに、吸気ダクトから後部動力室に走行風を導入するようにした。すなわち、ロールバーの側面およびロールバーガーニッシュの外側壁間に形成される空間を利用して吸気ダクトを設けることができる。
このように、ロールバーの側面およびロールバーガーニッシュの外側壁間に吸気ダクトを設けることにより、車両の側部(例えば、リヤアウタサイドパネル)に吸気ダクト用の開口を設ける必要がない。あるいは、ロールバーの側面およびロールバーガーニッシュの外側壁間に吸気ダクトを設けることにより、車両の側部に設ける吸気ダクトを小さく抑えることができる。
これにより、車両の側部(リヤアウタサイドパネル)に車体前後方向においてデザインの連続性を確保することができ、車両の見栄え(外観性)を確保できる。
さらに、ロールバーの側面およびロールバーガーニッシュの外側壁を利用して吸気ダクトを設けることにより、車両の側部(リヤアウタサイドパネル)に吸気ダクトを個別に設ける場合と比べて部品点数の削減を図ることができる。
また、請求項に係る発明では、ロールバーの側壁を車室の後部において左右側から上方に延ばした。この側壁に車両前後方向へ延びる側面を備えた。
よって、ロールバーの側壁を車両前後方向に延ばすことができる。これにより、ロールバーで車室の後部を覆うことができ、車室内の保護能力を向上させることができる。
らに、ロールバーガーニッシュの外側壁をロールバーの側面から車幅方向外側に離間させ、側面および外側壁間に吸気ダクトを形成した。
よって、ロールバーの外側に吸気ダクトを形成でき、吸気ダクトを車室の外側に配置できる。これにより、乗員等に邪魔されることなく吸気ダクトから走行風を導入できる。
さらに、ロールバーの側面およびロールバーガーニッシュの外側壁間に吸気ダクトを形成した。これにより、ロールバーとロールバーガーニッシュとを利用して吸気ダクトを形成できるので部品点数を減らすことができる。
加えて、請求項に係る発明では、ロールバーの側面にロールバーガーニシュの内側壁を取り付けた。これにより、ロールバーの側面を内側壁で覆うことができ、側面が露出することを防止できる。
また、側面に内側壁を取り付けることにより内側壁および外側壁で吸気ダクトが形成される。さらに、内側壁を外側壁に結合させた。これにより、ロールバーおよびロールバーガーニシュ間の隙間に影響を受けることなく吸気ダクトの形状を確保できる。
請求項に係る発明では、ロールバーガーニッシュに後方傾斜面を備え、後方傾斜面で吸気ダクトの一部を形成した。これにより、吸気ダクトに導いた走行風を後方傾斜面を利用して後部動力室に向けて下方に導入できる。
本発明に係るロールバー付き車体構造を示す斜視図である。 図1のロールバー付き車体構造を示す側面図である。 図2のロールバー付き車体構造からリッドを除去した状態を示す斜視図である。 図3のロールバー付き車体構造を車室側から見た状態を示す正面図である。 図4の吸気ダクトを示す斜視図である。 図5の分解斜視図である。 図6の7−7線断面図である。 図3のロールバーガーニッシュを車室側から見た状態を示す正面図である。 図8の9部拡大図である。 図3のロールバーガーニッシュの左側部を後方から見た状態を示す背面図である。 図4の11−11線断面図である。 図4の12拡大図である。 図9のロールバーガーニッシュを下方から見た状態を示す斜視図である。 図2の14−14線断面図である。 本発明に係る吸気ダクトで動力源の吸気系に冷却風を導く例を説明するである。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例に係るロールバー付き車体構造10について説明する。
図1、図2に示すように、ロールバー付き車体構造10は、車室12の下左右側に設けられた左右のサイドシル13(左サイドシル13のみを図示する)と、各サイドシル13の後端部から立ち上げられた左右のリヤバルクヘッド14(左リヤバルクヘッド14のみを図示する)と、左右のリヤバルクヘッド14の車体後方に設けられた後部動力室16と、後部動力室16の左右側を覆う左右のリヤアウタサイドパネル18(左リヤアウタサイドパネル18のみを図示する)とを備えている。
左右のリヤアウタサイドパネル18で車両の側部が形成される。
さらに、図3、図4に示すように、ロールバー付き車体構造10は、左右のリヤバルクヘッド14に設けられたロールバー20と、ロールバー20を覆うロールバーガーニッシュ25と、ロールバーガーニッシュ25の車体後方に設けられて前記後部動力室16を覆うリッド(フード)31と、ロールバー20およびロールバーガーニッシュ25間に設けられる吸気ダクト34と、吸気ダクト34に連通される連通ダクト35とを備えている。
後部動力室16は、車両後部11に設けられ、内部に動力源37が収容されている。この後部動力室16の車体前方に車室12(図2も参照)を備える。動力源37は、例えば、エンジンおよびトランスミッションが一体に構成されたユニット、モータや燃料電池スタックなどを含む。
図4に示すように、左リヤバルクヘッド14の上端部14aおよび右リヤバルクヘッドの上端部にリヤクロスメンバー15が架け渡されている。左右のリヤバルクヘッド14の車体後方に後部動力室16が設けられている。
左リヤバルクヘッド14および右リヤバルクヘッドは略左右対称の部材である。
ロールバー20は、左リヤバルクヘッド14の上端部14aから立設された左ロール側壁(側壁)41と、右リヤバルクヘッドの上端から立設された右ロール側壁(側壁)42と、左右のロール側壁41,42を連結するロール上壁(上壁)43とを備えている。
このロールバー20は、後部動力室16の前方に位置し、車室12の後部12a(図7も参照)において左右側から上方に延出されている。
ここで、ロールバー20は、左ロール側壁41、右ロール側壁42およびロール上壁43で正面視略門型に形成された剛性の高い部材である。
左ロール側壁41および右ロール側壁42は略左右対称の部材であり、以下、左ロール側壁41について説明して右ロール側壁42の説明を省略する。
図5、図6に示すように、左ロール側壁41は、左リヤバルクヘッド14の上端部14aから車幅方向内側に向けて傾斜状に立設されるステイ(支柱)である。この左ロール側壁41は、車幅方向外側(車外19側)に臨むアウタロール44と、車幅方向内側(車室12側)に臨むインナロール51とを備えている。
アウタロール44にロールバーガーニッシュ25の左ガーニッシュ55が車幅方向外側(すなわち、車外19側)から取り付けられる。
図7に示すように、アウタロール44は、車体前方に臨む前壁45と、車体前方に臨む後壁46と、前壁45および後壁46を連結する外壁(側面)47と、前壁45から車体前方に向けて張り出された前フランジ48と、後壁46から車体前方に向けて張り出された後フランジ49とを有する。
前壁45、後壁46および外壁47が断面略コ字状に形成されている。また、前壁45、後壁46、外壁47、前フランジ48および後フランジ49でアウタロール44が断面略ハット状に形成されている。
インナロール51は、前フランジ52がアウタロール44の前フランジ48に接合され、後フランジ53がアウタロール44の後フランジ49に接合されている。
これにより、アウタロール44およびインナロール51で左ロール側壁41が断面略ロ字状の閉断面に形成されている。
アウタロール44の外壁47は、車両前後方向に延びる面(すなわち、車両前後方向に沿って形成される面)を備えている。
ここで、図4に戻って、ロールバー20は、左ロール側壁41、右ロール側壁42およびロール上壁43で正面視略門型に形成されている。左ロール側壁41および右ロール側壁42は、車室12の後部12aにおいて左右の側面から上方に延ばされている。
左ロール側壁41に外壁47が備えられ、右ロール側壁42に外壁が備えられている。
左ロール側壁41に外壁47および右ロール側壁42に外壁は、車両前後方向へ延びる(すなわち、車両前後方向に沿って形成される)ように形成されている。これにより、ロールバー20で車室12の後部12aを覆うことができ、車室12内の保護能力を向上させることができる。
図3、図4に示すように、ロールバー20は、ロールバーガーニッシュ25で車外19側から覆われている。
ロールバーガーニッシュ25は、樹脂製の装飾部材である。このロールバーガーニッシュ25は、左ロール側壁41を車外側から覆う左ガーニッシュ55と、右ロール側壁42を車外側から覆う右ガーニッシュ56と、左ガーニッシュ55および右ガーニッシュ56を連結することによりロール上壁43を車外側から覆う上ガーニッシュ57とを備えている。
図8に示すように、ロールバーガーニッシュ25は、左ガーニッシュ55、右ガーニッシュ56および上ガーニッシュ57で正面視略門型に形成されている。
左ガーニッシュ55および右ガーニッシュ56は略左右対称の部材であり、以下、左ガーニッシュ55について説明して右ガーニッシュ56の説明を省略する。
図9、図10に示すように、左ガーニッシュ55は、外壁47から車幅方向外側に離間して外壁47を車幅方向外側から覆う外ガーニッシュ側壁(外側壁)61と、外壁47に取り付けられる内ガーニッシュ側壁(内側壁)63と、内ガーニッシュ側壁63の車体後方に設けられた後内ガーニッシュ側壁64とを備えている。
外ガーニッシュ側壁61は、上端部61aに内ガーニッシュ側壁63の上端部63aが取り付けられ、下端部61bに内ガーニッシュ側壁63の下端部63bが取り付けられる。これにより、内ガーニッシュ側壁63が外ガーニッシュ側壁61に結合される。
この外ガーニッシュ側壁61は、上端部61aおよび下端部61b間に、左ロール側壁41の外壁47から車幅方向外側に離間するように膨出された外側膨出壁62を備えている。
内ガーニッシュ側壁63が外ガーニッシュ側壁61に結合された状態において、内ガーニッシュ側壁63および外側膨出壁62間に空間が形成され、空間を利用して吸気ダクト34の吸気入口66が形成される。
ここで、内ガーニッシュ側壁63は、後述するように、左ロール側壁41の外壁47に取り付けられている。よって、外壁47および外ガーニッシュ側壁61間(すなわち、左ロール側壁41および左ガーニッシュ55)に、吸気ダクト34の吸気入口66が形成される。
さらに、内ガーニッシュ側壁63が外ガーニッシュ側壁61に結合されることにより、吸気ダクト34の吸気入口66が変化しないように形成されている。
これにより、ロールバー20およびロールバーガーニッシュ25間(具体的には、左ロール側壁41の外壁47および内ガーニッシュ側壁63間)の隙間に影響を受けることなく吸気ダクト34(吸気入口66)の形状を一定に確保できる。
図2、図11に示すように、外側膨出壁62は、上部に後方傾斜面62aを備えている。後方傾斜面62aは、ロール上壁43の後端43aから後部動力室16(図3も参照)まで下方に向かうにつれて車体後方に傾斜する面である。
この後方傾斜面62aで吸気ダクト34の上部(吸気ダクト34の一部)が形成されている。よって、吸気ダクト34の吸気入口66に導いた走行風を後方傾斜面62aを利用して吸気出口67(すなわち、後部動力室16)に向けて下方に好適に導入できる。
図9に戻って、内ガーニッシュ側壁63は、裏面63cから車幅方向内側に複数のボス71が設けられ、複数のボス71にナットがインサート成形されている。複数のボス71(すなわち、ナット)は内ガーニッシュ側壁63に沿って上下方向に所定間隔をおいて配置されている。
内ガーニッシュ側壁63が左ロール側壁41に車幅方向外側重ね合わされた状態で、左ロール側壁41を貫通したボルトをナットにねじ結合することにより左ロール側壁41に内ガーニッシュ側壁63が取り付けられる。
図5に示すように、左ロール側壁41に内ガーニッシュ側壁63が取り付けられた状態において、左ロール側壁41の外壁47から外ガーニッシュ側壁61が車幅方向外側に離間され、離間された外ガーニッシュ側壁61で外壁47が車幅方向外側から覆われる。
すなわち、左ガーニッシュ55(外ガーニッシュ側壁61や内ガーニッシュ側壁63)で左ロール側壁41が車幅方向外側から覆われる。よって、左ロール側壁41の外壁47を外部(車外19)に露出しないように隠すことができる。
図12に示すように、左ロール側壁41の外壁47に内ガーニッシュ側壁63が取り付けられた状態において、吸気ダクト34の吸気入口66が左ロール側壁41に対して車幅方向外側に配置される。
よって、吸気入口66が車体前方に開口した状態に配置される。これにより、車両の走行中に走行風を吸気入口66から吸気ダクト34の内部に円滑に導くことができる。
図13、図14に示すように、後内ガーニッシュ側壁64は、内ガーニッシュ側壁63の車体後方に配置され、外ガーニッシュ側壁61に対して車幅方向内側に所定間隔Sだけ離間して設けられている。内ガーニッシュ側壁63(外壁47)および後内ガーニッシュ側壁64で吸気ダクト34のダクト内壁68が形成される。
一方、外側膨出壁62で吸気ダクト34のダクト外壁が形成される。
ダクト内壁68およびダクト外壁(すなわち、外側膨出壁62)で吸気ダクト34が形成されている。
外ガーニッシュ側壁61(具体的には、外側膨出壁62)および後内ガーニッシュ側壁64(ロールバーガーニッシュ25)で吸気ダクト34の吸気出口67が形成される。
また、外壁47(具体的には、内ガーニッシュ側壁63)および外側膨出壁62で吸気ダクト34の吸気入口66が形成される。すなわち、ロールバー20およびロールバーガーニッシュ25間に吸気ダクト34の吸気入口66が形成される。
よって、ロールバー20とロールバーガーニッシュ25とを利用して部品点数を増やすことなく吸気ダクト34を形成できる。これにより、車両の側部(例えば、リヤアウタサイドパネル18(図2参照))に吸気ダクトを個別に設ける場合と比べて部品点数の削減を図ることができる。
図12に戻って、吸気ダクト34は、吸気入口66がロールバー20(具体的には、左ロール側壁41)の外側に形成され、車室12の外側に配置されている。よって、吸気ダクト34を乗員より車幅方向外側に設けることができる。
これにより、乗員等に邪魔されることなく吸気ダクト34(吸気入口66)から走行風を導入できる。
図14に示すように、吸気出口67は後部動力室16に開口されている。この吸気出口67には連通ダクト35が連通されている。連通ダクト35は、後部動力室16に収容されている。この連通ダクト35は、ダクト入口73が吸気出口67に連通され、ダクト出口74が動力源37の吸気系38に連通されている。
つぎに、吸気ダクト34で動力源37の吸気系38に冷却風を導く例を図15、図2も基づいて説明する。
図15(a)に示すように、吸気ダクト34の吸気入口66から走行風が吸気ダクト34の内部に矢印Aの如く導かれる。吸気ダクト34の内部に導かれた走行風が吸気出口67まで矢印Bの如く導かれる。
図15(b)に示すように、吸気ダクト34の上部には後方傾斜面62aが設けられている。後方傾斜面62aは、ロールバー20のロール上壁43の後端43aから後部動力室16(図15(a)も参照)まで、すなわち、吸気入口66から吸気出口67まで下方に向かうにつれて車体後方に傾斜されている。
これにより、吸気ダクト34の吸気入口66に導いた走行風を後方傾斜面62aを利用して吸気出口67(すなわち、後部動力室16)に向けて矢印下方に好適に導入できる。
図15(a)に戻って、吸気ダクト34の吸気出口67まで導かれた走行風が、吸気出口67を経て連通ダクト35のダクト入口73に矢印Cの如く導かれる。
ダクト入口73に導かれた走行風が連通ダクト35を経てダクト入口73から後部動力室16(具体的には、動力源37の吸気系38)に冷却風として矢印Dの如く導入される。
このように、外壁47(左ロール側壁41)および外ガーニッシュ側壁61(左ガーニッシュ55)間に吸気ダクト34を設け、吸気ダクト34から動力源37の吸気系38に走行風を導入するようにした。
すなわち、外壁47および外ガーニッシュ側壁61間に形成される空間を利用して吸気ダクト34を設けることができる。
よって、図2に示すように、車両の側部(例えば、リヤアウタサイドパネル18)に吸気ダクト用の開口を設ける必要がない。あるいは、外壁47および外ガーニッシュ側壁61間に吸気ダクト34を設けることにより、車両の側部(リヤアウタサイドパネル18)に設ける吸気ダクトを小さく抑えることができる。
これにより、車両の側部(リヤアウタサイドパネル18)に車体前後方向においてデザインの連続性を確保することができ、車両の見栄え(外観性)を確保できる。
なお、本発明に係るロールバー付き車体構造は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、吸気ダクト34に導いた走行風を動力源37の吸気系に冷却風として導入する構成について説明したが、これに限らないで、ターボのインタークーラーやエア・コンディショナーのエバポレータなどに走行風を冷却風として導入する構成も含む。
また、前記実施例では、吸気ダクト34および吸気系38間に連通ダクト35を介在させた例について説明したが、これに限らないで、吸気ダクト34を吸気系38に直接連通させることも可能である。
さらに、前記実施例で示したロールバー付き車体構造、車両後部、車室、後部動力室、ロールバー、ロールバーガーニッシュ、吸気ダクト、動力源、左右のロール側壁、ロール上壁、外壁、外ガーニッシュ側壁、外側膨出壁、後方傾斜面および内ガーニッシュ側壁などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、車両後部の後部動力室に動力源が収容され、後部動力室の前方にロールバーが設けられたロールバー付き車体構造を備えた自動車への適用に好適である。
10…ロールバー付き車体構造、11…車両後部、12…車室、12a…車室の後部、16…後部動力室、20…ロールバー、25…ロールバーガーニッシュ、34…吸気ダクト、37…動力源、41,42…左右のロール側壁(側壁)、43…ロール上壁(上壁)、43a…ロール上壁の後端、47…外壁(側面)、61…外ガーニッシュ側壁(外側壁)、62…外側膨出壁、62a…後方傾斜面(吸気ダクトの一部)、63…内ガーニッシュ側壁(内側壁)。

Claims (2)

  1. 車両後部に設けられ、動力源を収容する後部動力室と、
    前記後部動力室の前方に位置するロールバーと、
    前記ロールバーを覆うロールバーガーニッシュと、
    前記後部動力室の車体前方に設けられた車室と、を備え、
    前記ロールバーは、
    前記車室の後部において左右側から上方に延びる側壁と、
    前記左右側から延びる側壁を連結する上壁と、を備え、
    前記側壁は、車両前後方向に延びる側面を備え、
    前記ロールバーガーニッシュは、
    前記側面から車幅方向外側に離間し、前記側面を車幅方向外側から覆う外側壁と、
    前記側面に取り付けられる内側壁と、を備え、
    前記内側壁は、前記外側壁に結合され、
    前記側面および前記外側壁間に吸気ダクトが形成され、該吸気ダクトで前記後部動力室へ走行風を導入することを特徴とするロールバー付き車体構造。
  2. 前記ロールバーガーニッシュは、
    前記上壁の後端から下方に向かうにつれて車体後方に傾斜する後方傾斜面を備え、
    前記吸気ダクトの一部は、
    前記後方傾斜面によって形成されることを特徴とする請求項1記載のロールバー付き車体構造。
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