JP5798506B2 - 優先度通知装置及び優先度通知プログラム - Google Patents

優先度通知装置及び優先度通知プログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子メール等の優先度を通知する優先度通知装置及び優先度通知プログラムに関する。
受信した大量の電子メールから、緊急に処理(例えば、返信)を要する電子メールを漏れなく検出し、その緊急度をユーザに通知することで、ユーザの負荷を最小にすることを目的とした文書処理装置が、特許文献1に開示されている。
特開2008−171364号公報
しかしながら、特許文献1に開示された文書処理装置は、処理期限が予め明記された電子メールを受信する必要があり、処理期限が予め明記されていない電子メールの優先度をユーザに通知することができないという問題がある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、処理期限が予め明記されていない電子メールの優先度をユーザに通知することができる優先度通知装置及び優先度通知プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、受信済みメールの受信時刻から、該受信済みメールに対する返信として送信した送信済みメールの送信時刻までを表す返信間隔を、電子メールの識別情報毎に算出する間隔算出部と、新たに受信した電子メールの受信時刻から現在時刻までを表す保留時間を算出する時間算出部と、前記新たに受信した電子メールの識別情報に対応付けられた前記返信間隔により定まる期待返信時間と前記保留時間とを比較した結果に基づいて、前記新たに受信した電子メールの優先度を評価する評価部と、該評価結果を通知する通知部と、を備えることを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、前記間隔算出部が、前記返信間隔として、前記受信時刻から前記送信時刻までの平均時間、最短時間及び最長時間のうち少なくとも1つを算出することを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、前記電子メール群から所定データを前記識別情報毎に抽出する抽出部を備え、前記評価部が、前記新たに受信した電子メールの識別情報に予め対応付けられた前記所定データが前記新たに受信した電子メールに含まれている場合、前記新たに受信した電子メールの識別情報に対応付けられた前記返信間隔により定まる期待返信時間を、前記所定データに応じて補正し、補正した期待返信時間と前記保留時間とを比較した結果に基づいて、前記新たに受信した電子メールの優先度を評価することを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、前記評価部が、前記電子メール群から抽出された前記所定データの出現頻度に応じて、前記期待返信時間を補正することを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、前記評価部が、前記電子メール群から抽出された複数の前記所定データの前記出現頻度を累積し、該累積した前記出現頻度の分布に基づいて、前記期待返信時間を補正することを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、前記抽出部が、前記所定データとして、電子メールに含まれる単語及び値の少なくとも一方を抽出することを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、送信済みメールの送信時刻から、該送信済みメールに対する応答として受信した受信済みメールの受信時刻までを表す応答間隔を、電子メールの識別情報毎に算出する間隔算出部と、新たに送信した電子メールの送信時刻から現在時刻までを表す保留時間を算出する時間算出部と、前記新たに送信した電子メールの識別情報に対応付けられた前記応答間隔により定まる期待応答時間と前記保留時間とを比較した結果に基づいて、前記新たに送信した電子メールの優先度を評価する評価部と、該評価結果を通知する通知部と、を備えることを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、前記間隔算出部が、前記応答間隔として、前記送信時刻から前記受信時刻までの平均時間、最短時間及び最長時間のうち少なくとも1つを算出することを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、前記電子メール群から所定データを前記識別情報毎に抽出する抽出部を備え、前記評価部が、前記新たに送信した電子メールの識別情報に予め対応付けられた前記所定データが前記新たに送信した電子メールに含まれている場合、前記新たに送信した電子メールの識別情報に対応付けられた前記応答間隔により定まる期待応答時間を、前記所定データに応じて補正し、補正した期待応答時間と前記保留時間とを比較した結果に基づいて、前記新たに送信した電子メールの優先度を評価することを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、前記評価部が、前記電子メール群から抽出された前記所定データの出現頻度に応じて、前記期待応答時間を補正することを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、前記評価部が、前記電子メール群から抽出された複数の前記所定データの前記出現頻度を累積し、該累積した前記出現頻度の分布に基づいて、前記期待応答時間を補正することを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、前記抽出部が、前記所定データとして、電子メールに含まれる単語及び値の少なくとも一方を抽出することを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、前記通知部が、前記評価結果である電子メールの優先度を、前記保留時間毎に画面に表示させることを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、前記通知部が、前記返信間隔又は前記応答間隔を、前記保留時間毎に画面に表示させることを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、前記通知部が、前記評価結果である電子メールの優先度を、色分けして画面に表示させることを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、前記通知部が、前記評価結果である電子メールの優先度、件名、前記受信時刻、前記送信時刻、前記保留時間、前記返信間隔及び前記応答間隔のうち少なくとも1つを、表形式により前記電子メールの識別情報毎に画面に表示させることを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、優先度が低い電子メールを表示するか否かをユーザが選択するための操作部を備え、前記通知部が、優先度が低い電子メールを表示しないことをユーザが前記操作部を介して選択した場合、前記電子メール群のうち、優先度が低いと前記評価部が評価した電子メール以外の電子メールを表示することを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、一連の送受信の最後に送信又は受信された電子メールとしての最終メールから、前記最終メールの特徴を予め抽出する条件抽出部と、前記条件抽出部により抽出された前記最終メールの特徴を記憶する特徴データベースと、新たな一連の送受信において新たに送信又は受信された電子メールから、前記特徴データベースに記憶されている前記最終メールの特徴を抽出する特徴抽出部と、前記新たに送信又は受信された電子メールから抽出された前記最終メールの特徴に基づいて、前記新たに送信又は受信された電子メールが前記新たな一連の送受信の最終メールであるか否かを判定する判定部と、を更に備え、前記評価部が、前記判定部による判定結果に基づいて、前記新たに送信又は受信された電子メールの優先度の通知形態を定め、前記通知部が、前記通知形態に基づいて、前記新たに送信又は受信された電子メールの優先度を通知することを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、前記条件抽出部が、最終メールの本文と最終メール以外の本文との差異としての単語及び文章のうち少なくとも一方を、前記最終メールの特徴として抽出することを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、前記条件抽出部が、最終メールの本文と最終メール以外の本文との差異としての単語、文章、及び本文の長さのうち少なくとも一つを、前記最終メールの特徴として抽出することを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、前記条件抽出部が、前記メールヘッダ情報としての送信時刻、受信時刻、メールアドレス、及び値のうち少なくとも一つを、前記最終メールの特徴として抽出することを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、前記条件抽出部が、所定時間以上の過去に送信又は受信された電子メール群から、前記最終メールの特徴を予め抽出することを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、前記特徴抽出部が、前記新たに送信又は受信された電子メールから抽出された前記最終メールの特徴の個数を計数し、前記判定部が、前記新たに送信又は受信された電子メールから抽出された前記最終メールの特徴の個数が所定閾値以上である場合、前記新たに送信又は受信された電子メールが前記新たな一連の送受信の最終メールであると判定することを特徴とする優先度通知装置である。
また、本発明は、電子メールの優先度を通知する優先度通知装置におけるコンピュータに、受信済みメールの受信時刻から、該受信済みメールに対する返信として送信した送信済みメールの送信時刻までを表す返信間隔を、電子メールの識別情報毎に算出する手順と、新たに受信した電子メールの受信時刻から現在時刻までを表す保留時間を算出する手順と、前記新たに受信した電子メールの識別情報に対応付けられた前記返信間隔により定まる期待返信時間と前記保留時間とを比較した結果に基づいて、前記新たに受信した電子メールの優先度を評価する手順と、該評価結果を通知する手順と、を実行させるための優先度通知プログラムである。
また、本発明は、電子メールの優先度を通知する優先度通知装置におけるコンピュータに、送信済みメールの送信時刻から、該送信済みメールに対する応答として受信した受信済みメールの受信時刻までを表す応答間隔を、電子メールの識別情報毎に算出する手順と、新たに送信した電子メールの送信時刻から現在時刻までを表す保留時間を算出する手順と、前記新たに送信した電子メールの識別情報に対応付けられた前記応答間隔により定まる期待応答時間と前記保留時間とを比較した結果に基づいて、前記新たに送信した電子メールの優先度を評価する手順と、該評価結果を通知する手順と、を実行させるための優先度通知プログラムである。
また、本発明は、電子メールの優先度を通知する優先度通知装置におけるコンピュータに、一連の送受信の最後に送信又は受信された電子メールとしての最終メールから、前記最終メールの特徴を予め抽出し、抽出した前記最終メールの特徴を特徴データベースに記憶させる手順と、新たな一連の送受信において新たに送信又は受信された電子メールから、前記特徴データベースに記憶されている前記最終メールの特徴を抽出する手順と、前記新たに送信又は受信された電子メールから抽出された前記最終メールの特徴に基づいて、前記新たに送信又は受信された電子メールが前記新たな一連の送受信の最終メールであるか否かを判定する手順と、該判定結果に基づいて、前記新たに送信又は受信された電子メールの優先度の通知形態を定める手順と、前記通知形態に基づいて、前記新たに送信又は受信された電子メールの優先度を通知する手順と、を実行させるための優先度通知プログラムである。
本発明によれば、優先度通知装置は、送信済みメール及び受信済みメールの返信間隔により定まる期待返信時間に基づいて、新たに受信した電子メールの優先度を評価するので、これにより、処理期限が予め明記されていない電子メールの優先度をユーザに通知することができる。
本発明の一実施形態における、優先度通知装置の第1構成例を表すブロック図である。 本発明の一実施形態における、所定データの出現頻度の分布例を表す図である。 本発明の一実施形態における、優先度通知装置の動作手順を表すフローチャートである。 本発明の一実施形態における、累積された出現頻度の分布例を表す図である。 本発明の一実施形態における、優先度の第1表示例を表す図である。 本発明の一実施形態における、優先度の第2表示例を表す図である。 本発明の一実施形態における、優先度の第3表示例を表す図である。 本発明の一実施形態における、優先度通知装置の第2構成例を表すブロック図である。 本発明の一実施形態における、優先度の第4表示例を表す図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明の優先度通知システムは、メール管理装置と、優先度通知装置とを備える。メール管理装置は、受信済みメールに対する返信として電子メールを送信する。また、メール管理装置は、送信済みメールに対する応答として電子メールを受信する。以下、送信及び受信の一連のやりとりを、「シーケンス」という。メール管理装置は、電子メールを送受信し、送信済みメールと受信済みメールとから成る電子メール群(シーケンス群)を記憶する。
優先度通知装置は、送信済みメール及び受信済みメールの返信間隔により定まる期待返信時間に基づいて、新たに受信した電子メールの優先度を評価する。これにより、優先度通知装置は、処理期限が予め明記されていない電子メールの優先度をユーザに通知することができる。
まず、各装置の構成について説明する。
図1には、優先度通知装置の第1構成例がブロック図により表されている。メール管理装置100は、送受信部110と、記憶部120とを備える。送受信部110は、電子メールを送受信し、受信した電子メールを記憶部120に記憶させる。
記憶部120は、送信済みメールと受信済みメールとから成る電子メール群(シーケンス群)を記憶する。ここで、電子メール群とは、送信者及び受信者間の相互の返信の繰り返しにより生成される一連の電子メールである。電子メール群は、電子メールのリファレンス(References)ヘッダに記録されている、返信・応答の関係にあるメッセージID(Message−ID)の時刻順リストにより識別される。
優先度通知装置200は、登録処理部210と、検知部220と、時間算出部230と、データベース240と、評価部250と、通知部260とを備える。検知部220は、新たな電子メールを送受信部110が受信したか否かを検出する。新たな電子メールを送受信部110が受信したことを検出した場合、検知部220は、新たな電子メールを送受信部110が受信したこと、すなわち、新たな電子メールが記憶部120に記憶されたことを、登録処理部210に通知する。
また、検知部220は、新たな電子メールを送受信部110が受信したことを検出した場合、送受信部110が受信した新たな電子メールを取得するよう時間算出部230に要求する。また、検知部220は、トリガー信号を所定周期で時間算出部230に出力する。
登録処理部210は、間隔算出部211と、抽出部212とを有する。
間隔算出部211は、新たな電子メールが記憶部120に記憶されたことを、検知部220から通知される。間隔算出部211は、新たな電子メールが記憶部120に記憶されたことを通知された場合、記憶部120に記憶されている電子メール群に含まれる受信済みメールの受信時刻から、該受信済みメールに対する返信として以前に送信した送信済みメールの送信時刻までを表す返信間隔を、電子メールの識別情報毎に算出する。
ここで、電子メールの識別情報とは、例えば、メールアドレス、ドメイン名、グループ、企業名(団体名)及び部署名である。メールアドレスは、例えば、1人の送信者に割り当てられたメールアドレスでもよいし、グループに与えられた1つのメールアドレスでもよい。また、例えば、グループの定義は、メールアドレス又はドメイン名と、グループとを対応付ける対応表(ルック・アップ・テーブル)に基づいて定められてもよい。また、例えば、企業名(団体名)及び部署名は、電子メールの署名欄から取得されてもよい。これにより、優先度通知装置200は、例えば、複数の送信者から成るグループ毎に、電子メールの優先度を評価することができる。
以下、電子メール群に含まれる受信済みメールの受信時刻から、該受信済みメールに対する返信として以前に送信した送信済みメールの送信時刻までを表す返信間隔を、「標準返信間隔」という。
間隔算出部211は、標準返信間隔として、受信時刻から送信時刻までの平均時間、最短時間及び最長時間のうち少なくとも1つを算出する。間隔算出部211は、算出した標準返信間隔を識別情報毎にデータベース240に記憶させる。
なお、送受信部110が新たに受信した電子メールが、電子メール群に無い新規の識別情報から受信した電子メールである場合、間隔算出部211は、記憶部120に既に記憶されている電子メール群の全ての電子メールのうち、送受信部110が過去に返信したことのある識別情報の電子メールの受信時刻及び送信時刻に基づいて、標準返信間隔を算出する。
抽出部212は、電子メール群から所定データを識別情報毎に抽出する。ここで、所定データとは、例えば、電子メールの本文に含まれる単語(名詞等)、及び電子メールのヘッダに含まれる値の少なくとも一方である。また、電子メールのヘッダに含まれる値とは、例えば、スパムメールであるか否かを表すフラグ(スパムフラグ)の値、又はスパムメールである可能性を表す度合いである。
抽出部212は、抽出した各所定データ(単語、値)の出現頻度を返信間隔毎に算出し、算出結果である出現頻度の分布を、電子メールの識別情報毎にデータベース240に記憶させる。出現頻度の分布については、図2を用いて後述する。
データベース240には、標準返信間隔と、抽出部212が抽出した各所定データ(単語、値)の出現頻度の分布とが、電子メールの識別情報毎に入力される。データベース240は、標準返信間隔と出現頻度の分布とを、電子メールの識別情報毎に記憶する。
時間算出部230は、新たな電子メールを取得することを検知部220から要求された場合、送受信部110が新たに受信した電子メールを取得し、取得した電子メールの受信時刻から現在時刻までを表す保留時間を算出する。また、時間算出部230は、検知部220からトリガー信号を取得した場合、保留時間を更新する。時間算出部230は、新たに受信した電子メールとその保留時間とを、評価部250に出力する。
評価部250には、新たに受信した電子メールとその保留時間とが、時間算出部230から入力される。また、評価部250は、時間算出部230から入力された電子メールの識別情報に対応する標準返信間隔、及び同じ識別情報に対応する出現頻度の分布を、データベース240から取得する。
評価部250は、新たに受信した電子メールの識別情報に対応付けられた標準返信間隔により定まる期待返信時間と保留時間とを比較した結果に基づいて、新たに受信した電子メールの優先度を評価する。
ここで、評価部250は、新たに受信した電子メールの識別情報に予め対応付けられた所定データ(単語、値)が、新たに受信した電子メールに含まれているか否か、すなわち、新たに受信した電子メールに含まれている所定データの出現頻度の分布が、データベース240に記憶されているか否かを判定する。
新たに受信した電子メールの識別情報に予め対応付けられた所定データが、新たに受信した電子メールに含まれていない場合、評価部250は、新たに受信した電子メールの識別情報に対応付けられた標準返信間隔を期待返信間隔とし、この期待返信間隔と保留時間とを比較した結果に基づいて、その電子メールの優先度を評価する。
一方、新たに受信した電子メールの識別情報に予め対応付けられた所定データが、新たに受信した電子メールに含まれている場合、評価部250は、新たに受信した電子メールの識別情報に対応付けられた標準返信間隔を、前記所定データに応じて補正する。ここで、評価部250は、電子メール群から抽出された所定データの出現頻度に応じて標準返信間隔を補正する。標準返信間隔を補正する方法については、図2を用いて後述する。また、評価部250は、補正した標準返信間隔を期待返信間隔とし、この期待返信間隔と保留時間とを比較した結果に基づいて、その電子メールの優先度を評価する。
評価部250は、期待返信間隔と保留時間とを比較し、電子メールの優先度を次のように評価する。保留時間が値0から「期待返信間隔の3分の2倍の値」未満までの範囲に在る場合、評価部250は、その電子メールの優先度が低いと評価する。また、保留時間が「期待返信間隔の3分の2倍の値」から「期待返信間隔の3分の4倍の値」未満までの範囲に在る場合、評価部250は、その電子メールの優先度が中程度であると評価する。また、保留時間が「期待返信間隔の3分の4倍の値」から「期待返信間隔の2倍の値」までの範囲に在る場合、評価部250は、その電子メールの優先度が高いと評価する。なお、これらの評価基準は一例である。
通知部260には、優先度の評価結果が評価部250から入力される。通知部260は、優先度の評価結果をユーザに通知する。例えば、通知部260は、優先度が高いと評価された電子メールを赤色により画面に表示させ、優先度が中程度であると評価された電子メールを黄色により画面に表示させ、優先度が低いと評価された電子メールを青色により画面に表示させる。また、例えば、通知部260は、優先度が高いと評価された電子メールを画面の上段部に表示させ、優先度が中程度であると評価された電子メールを画面の中段部に表示させ、優先度が低いと評価された電子メールを画面の下段部に表示させる。
また、通知部260は、優先度が低いと評価された電子メールを表示させないようにしてもよい。ここで、優先度通知装置200は、優先度が低い電子メールを表示するか否かをユーザが選択するための操作部(不図示)を更に備えてもよい。優先度が低い電子メールを表示しないことをユーザが操作部を介して選択した場合、通知部260は、電子メール群のうち、優先度が低いと評価部250が評価した電子メール以外の電子メールを選択し、選択した電子メールのみを画面に表示するようにしてもよい。
次に、間隔算出部が返信間隔を算出する処理の詳細を説明する。
間隔算出部211は、一定期間(例えば、過去1年間)に送受信された電子メール群から、電子メールの送信元識別情報、電子メールの受信先識別情報、送信時刻、受信時刻、電子メール本文に含まれる単語(名詞など)、及びリファレンスヘッダに含まれる値(メッセージID、フラグ値など)を抽出する。
間隔算出部211は、リファレンスヘッダに記載されたメッセージIDに基づいて、返信間隔を算出する。例えば、受信済み電子メールのリファレンスヘッダに、メッセージIDが「m1,m3」と記載されていたとする。また、送信済み電子メールのリファレンスヘッダに、メッセージIDが「m2,m4」と記載されていたとする。間隔算出部211は、メッセージID「m1」により識別される受信済み電子メールに対して返信するまでの返信間隔Tm1=(m2の送信時刻)−(m1の受信時刻)を算出する。また、間隔算出部211は、メッセージID「m3」により識別される受信済み電子メールに対して返信するまでの返信間隔Tm3=(m4の送信時刻)−(m3の受信時刻)を算出する。
間隔算出部211は、メッセージID「m1」により識別される受信済み電子メールに含まれる各単語(名詞等)及び各値(スパムフラグ値等)に、返信間隔Tm1を対応付ける。つまり、間隔算出部211は、返信間隔Tm1における各単語及び各値の出現頻度に値1を加算する。また、間隔算出部211は、メッセージID「m3」により識別される受信済み電子メールに含まれる各単語(名詞等)及び各値(スパムフラグ値等)に、返信間隔Tm3を対応付ける。つまり、間隔算出部211は、返信間隔Tm3における各単語及び各値の出現頻度に値1を加算する。間隔算出部211は、これらの処理を電子メール群に含まれる受信済みの電子メールに対して実行する。
次に、評価部が補正データを生成する処理の詳細を説明する。
評価部250は、返信間隔Tm*(*は、整数値1以上の符号)に基づいて、各単語及び各値の緊急度寄与スコアを算出する。ここで、緊急度寄与スコアとは、標準返信間隔を補正するための補正データである。
図2には、所定データの出現頻度の分布例が表されている。各分布の横軸は、返信間隔Tm[分]を表す。また、各分布の縦軸は、新たに受信した電子メールの識別情報に対応する電子メール群に含まれている受信済み電子メール及び送信済み電子メールにおける、所定データの出現頻度を表す。
例えば、新たに受信した電子メールの本文に、「至急、電話してください。」と記載されていたとする。また、例えば、新たに受信した電子メールのヘッダに、スパムフラグの値「0」が記載されていたとする。ここで、値0とは、スパムメールでないことを表す。
図2(A)には、単語「至急」の出現頻度の分布例が表されている。評価部250は、単語「至急」の出現頻度の分布における、返信間隔Tmの平均値を算出する。この算出された平均値を、緊急度寄与スコアTmaとする。また、図2(B)には、単語「電話」の出現頻度の分布例が表されている。評価部250は、単語「電話」の出現頻度の分布における、返信間隔Tmの平均値を算出する。この算出された平均値を、緊急度寄与スコアTmbとする。また、図2(C)には、スパムフラグ値「0」の出現頻度の分布例が表されている。評価部250は、スパムフラグ値「0」の出現頻度の分布における、返信間隔Tmの平均値を算出する。この算出された平均値を、緊急度寄与スコアTmcとする。
さらに、評価部250は、算出された全ての緊急度寄与スコアの平均値を算出する。評価部250は、算出された全ての緊急度寄与スコアの平均値により標準返信間隔を補正し、補正した標準返信間隔を期待返信時間とする。例えば、評価部250は、算出された全ての緊急度寄与スコアの平均値に標準返信間隔を加算した値を期待返信時間とする。
次に、優先度通知装置の動作手順を説明する。
図3は、優先度通知装置の動作手順を表すフローチャートである。記憶部120は、送信済みメールと受信済みメールとから成る電子メール群を予め記憶しているものとする。また、送受信部110は、新たな電子メールを受信したとする。送受信部110は、受信した電子メールを記憶部120に記憶させる。
間隔算出部211は、電子メール群(シーケンス群)から、電子メールの識別情報毎に標準返信間隔を算出する(ステップS1)。抽出部212は、電子メール群から所定データ(単語、値)を電子メールの識別情報毎に抽出する(ステップS2)。間隔算出部211は、算出した標準返信間隔を電子メールの識別情報毎にデータベース240に記憶させる。抽出部212は、抽出した各所定データ(単語、値)の出現頻度を返信間隔毎に算出し、算出結果である出現頻度の分布を、電子メールの識別情報毎にデータベース240に記憶させる(ステップS3)。
時間算出部230は、送受信部110が新たに受信した電子メールを取得し、取得した電子メールの受信時刻から現在時刻までの保留時間(経過時間)を算出する(ステップS4)。評価部250は、新たに受信した電子メールの識別情報に予め対応付けられた所定データ(単語、値)が、新たに受信した電子メールに含まれているか否かを判定する(ステップS5)。
新たに受信した電子メールの識別情報に予め対応付けられた所定データ(単語、値)が、新たに受信した電子メールに含まれている場合(ステップS5−YES)、評価部250は、所定データの出現頻度に応じて補正した標準返信間隔を期待返信間隔とする(ステップS6)。
評価部250は、期待返信間隔と保留時間とを比較した結果に基づいて、新たに受信した電子メールの優先度を評価(算出)する(ステップS7)。通知部260は、優先度の評価結果をユーザに通知する。例えば、通知部260は、優先度に応じた色により、電子メールを画面に表示させる(ステップS8)。
一方、ステップS5において、新たに受信した電子メールの識別情報に予め対応付けられた所定データ(単語、値)が、新たに受信した電子メールに含まれていない場合(ステップS5−NO)、評価部250は、新たに受信した電子メールの識別情報に対応付けられた標準返信間隔を期待返信間隔とする(ステップS9)。
なお、これらの動作手順は、所定周期で繰り返し実行されてもよい。これにより、優先度通知装置200は、新たに電子メールを送受信しなくとも、評価済みの優先度を所定周期で更新することができる。
以上のように、優先度通知装置200は、受信済みメールの受信時刻から、該受信済みメールに対する返信として送信した送信済みメールの送信時刻までの返信間隔を、電子メールの識別情報毎に算出する間隔算出部211と、新たに受信した電子メールの受信時刻から現在時刻までの保留時間を算出する時間算出部230と、前記新たに受信した電子メールの識別情報に対応付けられた前記返信間隔により定まる期待返信時間と前記保留時間とを比較した結果に基づいて、前記新たに受信した電子メールの優先度を評価する評価部250と、該評価結果を通知する通知部260と、を備える。
優先度通知装置は、送信済みメール及び受信済みメールの返信間隔により定まる期待返信時間に基づいて、新たに受信した電子メールの優先度を評価するので、これにより、処理期限(返信期限)が予め明記されていない電子メールの優先度をユーザに通知することができる。
また、ユーザが返信したことのない識別情報(メールアドレス等)を有する送信先から受信した電子メール(例えば、メールマガジン)の優先度は、期待返信間隔が十分に大きくなるので、低く算出される。これにより、優先度通知装置は、このような電子メールの優先度が低い旨を、ユーザに通知することができる。
また、優先度通知装置200は、間隔算出部211が、前記返信間隔として、前記受信時刻から前記送信時刻までの平均時間、最短時間及び最長時間のうち少なくとも1つを算出する。
また、優先度通知装置200は、前記電子メール群から所定データを識別情報毎に抽出する抽出部212を備える。抽出部212は、前記新たに受信した電子メールの識別情報に予め対応付けられた前記所定データが前記新たに受信した電子メールに含まれている場合、前記新たに受信した電子メールの識別情報に対応付けられた前記返信間隔により定まる期待返信時間を、前記所定データに応じて補正し、補正した期待返信時間と前記保留時間とを比較した結果に基づいて、前記新たに受信した電子メールの優先度を評価する。
優先度通知装置は、送信済みメール及び受信済みメールの返信間隔により定まる期待返信時間に基づいて、新たに受信した電子メールの優先度を精度よく評価するので、これにより、処理期限(返信期限)が予め明記されていない電子メールの精度の高い優先度をユーザに通知することができる。
また、優先度通知装置200は、評価部250が、前記電子メール群から抽出された前記所定データの出現頻度に応じて、前記期待返信時間を補正する。
また、優先度通知装置200は、抽出部212が、前記所定データとして、電子メールに含まれる単語及び値の少なくとも一方を抽出する。
また、優先度通知装置200は、優先度が低い電子メールを表示するか否かをユーザが選択するための操作部(不図示)を備える。通知部260は、優先度が低い電子メールを表示しないことをユーザが操作部(不図示)を介して選択した場合、前記電子メール群のうち、優先度が低いと評価部250が評価した電子メール以外の電子メールを表示する。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態について図面を参照して詳細に説明する。第2実施形態では、電子メール群から抽出された所定データであって、新たに受信した電子メールに含まれる全ての所定データの出現頻度の分布を、評価部が返信間隔毎に累積する点が、第1実施形態と異なる。以下では、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
評価部250は、電子メール群から抽出された複数の所定データの出現頻度を累積し、該累積した出現頻度の分布に基づいて、期待返信時間を補正する。図4には、累積された出現頻度の分布の例が表されている。すなわち、図4には、電子メール群から抽出された所定データであって、新たに受信された電子メールに含まれる全ての所定データ(「至急」、「電話」、「スパムフラグ値0」)の出現頻度の分布の累積結果が表されている。
ここで、電子メール群における返信間隔の平均値をTaとする。また、標準返信間隔をTuとする。また、期待返信間隔をTeとする。また、累積された出現頻度の分布において最大値を有する返信間隔をTzとする。なお、累積された出現頻度が最小値又は中央値となっている返信間隔をTzとしてもよい。
評価部250は、平均値Taと、返信間隔Tzと、標準返信間隔Tuと、重み係数k(0<k≦1)とに基づいて、期待返信間隔Teを算出する。例えば、評価部250は、期待返信間隔Te=Tu−k×(Ta−Tz)×Tu/Taを算出する。
以上のように、優先度通知装置200は、評価部250が、電子メール群から抽出された複数の所定データの出現頻度を累積し、該累積した出現頻度の分布に基づいて、期待返信時間を補正する。
優先度通知装置は、送信済みメール及び受信済みメールの返信間隔により定まる標準返信時間を補正して期待返信時間とし、この期待返信時間に基づいて、新たに受信した電子メールの優先度を評価するので、これにより、処理期限(返信期限)が予め明記されていない電子メールの優先度をユーザに通知することができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態について図面を参照して詳細に説明する。第1及び第2実施形態では、ユーザが電子メールを返信する期限に基づいて電子メールの優先度が評価されるのに対し、第3実施形態では、ユーザが以前送信した電子メールの応答として送信されて来る電子メールを受信する期限に基づいて電子メールの優先度が評価される。したがって、第3実施形態では、第1及び第2実施形態における「返信」を「応答」と、また、第1及び第2実施形態における「新たに受信した電子メール」を「新たに送信した電子メール」と読み替えればよい。以下では、第1及び第2実施形態との他の相違点についてのみ説明する。
検知部220は、新たな電子メールを送受信部110が送信したか否かを検出する。検知部220は、新たな電子メールを送受信部110が送信したことを検出した場合、検知部220は、新たな電子メールを送受信部110が送信したことを、登録処理部210に通知する。
また、検知部220は、新たな電子メールを送受信部110が受信したことを検出した場合、送受信部110が送信した新たな電子メールを取得するよう時間算出部230に要求する。
間隔算出部211は、新たな電子メールが記憶部120に記憶されたことを通知された場合、記憶部120に記憶されている電子メール群に含まれる送信済みメールの送信時刻から、該送信済みメールに対する応答として受信した受信済みメールの受信時刻までを表す応答間隔を、電子メールの識別情報毎に算出する。以下、この返信間隔を「標準応答間隔」という。
なお、送受信部110が新たに送信した電子メールが、記憶部120に記憶されている電子メール群に無い新規の識別情報(メールアドレス等)から受信した電子メールである場合、間隔算出部211は、記憶部120に既に記憶されている全ての電子メールのうち、送受信部110が過去に応答を受信したことのある識別情報の電子メールの受信時刻及び送信時刻に基づいて、標準応答間隔を算出する。
時間算出部230は、新たな電子メールを取得することを検知部220から要求された場合、送受信部110が新たに送信した電子メールを取得し、取得した電子メールの送信時刻から現在時刻までの保留時間を算出する。
評価部250には、新たに送信した電子メールとその保留時間とが、時間算出部230から入力される。また、評価部250は、時間算出部230から入力された電子メールの識別情報に対応する標準応答間隔、及び同じ識別情報に対応する出現頻度の分布を、データベース240から取得する。
評価部250は、新たに送信した電子メールの識別情報に対応付けられた標準応答間隔により定まる期待応答時間と保留時間とを比較した結果に基づいて、新たに送信した電子メールの優先度を評価する。
ここで、評価部250は、新たに送信した電子メールの識別情報に予め対応付けられた所定データ(単語、値)が、新たに送信した電子メールに含まれているか否か、すなわち、新たに送信した電子メールに含まれている所定データ(単語、値)の出現頻度の分布が、データベース240に記憶されているか否かを判定する。
新たに送信した電子メールの識別情報に予め対応付けられた所定データ(単語、値)が、新たに送信した電子メールに含まれていない場合、評価部250は、新たに送信した電子メールの識別情報に対応付けられた標準応答間隔を期待応答間隔とし、この期待応答間隔と保留時間とを比較した結果に基づいて、新たに送信した電子メールの優先度を評価する。
一方、新たに送信した電子メールの識別情報に予め対応付けられた所定データ(単語、値)が、新たに送信した電子メールに含まれている場合、評価部250は、新たに送信した電子メールの識別情報に対応付けられた標準応答間隔を、前記所定データに応じて補正する。ここで、評価部250は、電子メール群から抽出された所定データの出現頻度に応じて標準応答間隔を補正する。また、評価部250は、補正した標準応答間隔を期待応答間隔とし、この期待応答間隔と保留時間とを比較した結果に基づいて、新たに送信した電子メールの優先度を評価する。
次に、間隔算出部が応答間隔を算出する処理の詳細を説明する。
間隔算出部211は、リファレンスヘッダに記載されたメッセージIDに基づいて、応答間隔を算出する。ここで、送信済み電子メールのリファレンスヘッダに、メッセージID(Message−ID)が「m1,m3」と記載されていたとする。また、受信済み電子メールのリファレンスヘッダに、メッセージIDが「m2,m4」と記載されていたとする。間隔算出部211は、メッセージID「m1」により識別される送信済み電子メールに応答するまでの応答間隔Tm1=(m2の受信時刻)−(m1の送信時刻)を算出する。また、間隔算出部211は、メッセージID「m3」により識別される送信済み電子メールに応答するまでの応答間隔Tm3=(m4の受信時刻)−(m3の送信時刻)を算出する。
間隔算出部211は、メッセージID「m1」により識別される送信済み電子メールに含まれる各単語(名詞等)及び各値(スパムフラグ値等)に、応答間隔Tm1を対応付ける。つまり、間隔算出部211は、応答間隔Tm1における各単語及び各値の出現頻度に値1を加算する。また、間隔算出部211は、メッセージID「m3」により識別される送信済み電子メールに含まれる各単語(名詞等)及び各値(スパムフラグ値等)に、応答間隔Tm3を対応付ける。つまり、間隔算出部211は、応答間隔Tm3における各単語及び各値の出現頻度に値1を加算する。間隔算出部211は、これらの処理を電子メール群に含まれる送信済みの電子メールに対して実行する。
以上のように、優先度通知装置200は、送信済みメールの送信時刻から、該送信済みメールに対する応答として受信した受信済みメールの受信時刻までの応答間隔を、電子メールの識別情報毎に算出する間隔算出部211と、新たに送信した電子メールの送信時刻から現在時刻までの保留時間を算出する時間算出部230と、前記新たに送信した電子メールの識別情報に対応付けられた前記応答間隔により定まる期待応答時間と前記保留時間とを比較した結果に基づいて、前記新たに送信した電子メールの優先度を評価する評価部250と、該評価結果を通知する通知部260と、を備える。
優先度通知装置は、送信済みメール及び受信済みメールの応答間隔により定まる期待応答時間に基づいて、新たに送信した電子メールの優先度を評価するので、これにより、処理期限(応答期限)が予め明記されていない電子メールの優先度をユーザに通知することができる。
また、応答を受信したことのない識別情報(メールアドレス等)を有する送信先に送信した電子メール(例えば、メールマガジン)の優先度は、期待応答間隔が十分に大きくなるので、低く算出される。これにより、優先度通知装置は、このような電子メールの優先度が低い旨を、ユーザに通知することができる。
また、優先度通知装置200は、間隔算出部211が、前記応答間隔として、前記送信時刻から前記受信時刻までの平均時間、最短時間及び最長時間のうち少なくとも1つを算出する。
また、優先度通知装置200は、前記電子メール群から所定データを識別情報毎に抽出する抽出部212を備える。評価部250は、前記新たに送信した電子メールの識別情報に予め対応付けられた前記所定データが前記新たに送信した電子メールに含まれている場合、前記新たに送信した電子メールの識別情報に対応付けられた前記応答間隔により定まる期待応答時間を、前記所定データに応じて補正し、補正した期待応答時間と前記保留時間とを比較した結果に基づいて、前記新たに送信した電子メールの優先度を評価する。
優先度通知装置は、送信済みメール及び受信済みメールの応答間隔により定まる期待応答時間に基づいて、新たに送信した電子メールの優先度を精度よく評価するので、これにより、処理期限(応答期限)が予め明記されていない電子メールの精度の高い優先度をユーザに通知することができる。
また、優先度通知装置200は、評価部250が、前記電子メール群から抽出された前記所定データの出現頻度に応じて、前記期待応答時間を補正する。
また、優先度通知装置200は、評価部250が、前記電子メール群から抽出された複数の前記所定データの前記出現頻度を累積し、該累積した前記出現頻度の分布に基づいて、前記期待応答時間を補正する。
また、優先度通知装置200は、抽出部212が、前記所定データとして、電子メールに含まれる単語及び値の少なくとも一方を抽出する。
また、優先度通知装置200は、優先度が低い電子メールを表示するか否かをユーザが選択するための操作部(不図示)を備える。通知部260は、優先度が低い電子メールを表示しないことをユーザが操作部(不図示)を介して選択した場合、前記電子メール群のうち、優先度が低いと評価部250が評価した電子メール以外の電子メールを表示する。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態について図面を参照して詳細に説明する。第4実施形態では、電子メールの優先度の表示例について説明する。
通知部260は、評価部250による評価結果である電子メールの優先度を保留時間毎に画面に表示させる。図5には、優先度の第1表示例が表されている。図5において、各丸印は、記憶部120に記憶されている各電子メールに対応する。ここで、横軸は、保留時間を表す。また、縦軸は、優先度を表す。ここで、丸印に割り当てられた符号300〜305は、各電子メールのメッセージIDを表す。また、図5に表された表示例の右上には、ゴミ箱アイコン400が表示されている。
図5では、一例として、メッセージID301を有する電子メールは、保留時間が期待返信時間又は期待応答時間と等しく、且つ、優先度が中程度であることが表示されている。また、一例として、メッセージID302を有する電子メールは、保留時間が期待返信時間又は期待応答時間の2倍と等しく、且つ、優先度が高いことが表示されている。
また、ユーザが丸印をマウス・デバイスによりクリック操作又はダブルクリック操作した場合、通知部260は、その丸印に対応する電子メールの本文及びヘッダの詳細を表示させる。また、例えば、ユーザは、任意に選択した丸印をマウス・デバイスによりドラッグ(引きずり)操作して、ゴミ箱アイコン400にドロップ(手放し)操作してもよい。この場合、優先度通知装置200が備える制御部(不図示)は、ゴミ箱アイコン400にドロップ操作された丸印に対応する電子メールを、メール管理装置100の記憶部120から削除させる。
図6には、優先度の第2表示例が表されている。図6において、各丸印は、記憶部120に記憶されている各電子メールに対応する。ここで、横軸は、保留時間を表す。また、縦軸は、標準返信間隔を表す。図6では、一例として、電子メールの優先度「高,中,低」に応じて、丸印が色分けされている。ユーザが丸印をマウス・デバイスによりクリック操作又はダブルクリック操作した場合、通知部260は、その丸印に対応する電子メールの本文及びヘッダの詳細を表示させる。なお、縦軸は、標準応答間隔を表してもよい。
図7には、優先度の第3表示例が表されている。通知部260は、評価部250による評価結果である電子メールの優先度、件名、受信時刻(受信日時)、送信時刻(送信日時)、保留時間、標準返信間隔、及び標準応答間隔のうち少なくとも1つを、表(リスト)形式により送信者又は受信者(電子メールの識別情報)毎に画面に表示させる。ユーザが任意の一行をマウス・デバイスによりクリック操作又はダブルクリック操作した場合、通知部260は、その一行に対応する電子メールの本文及びヘッダの詳細を表示させる。
以上のように、優先度通知装置200は、通知部260が、前記評価結果である電子メールの優先度を前記保留時間毎に画面に表示させる。
優先度通知装置は、電子メールの優先度を保留時間毎に画面に表示させるので、これにより、処理期限が予め明記されていない電子メールの優先度をユーザに分かり易く通知することができる。
[第5実施形態]
本発明の第5実施形態について図面を参照して詳細に説明する。第5実施形態では、シーケンスの最後に送信又は受信された電子メールであるか否かが判定される点が、第1〜第4実施形態と相違する。以下では、第1〜第4実施形態との相違点についてのみ説明する。
図8には、優先度通知装置の第2構成例がブロック図により示されている。優先度通知装置200は、条件抽出部231と、特徴データベース232と、特徴抽出部233と、判定部234とを、優先度通知装置の第1構成例(図1を参照)に対して更に備える。
条件抽出部231は、送信済みメールと受信済みメールとから成る電子メール群(シーケンス群)のうち、現在時刻から所定時間以上の過去に送信又は受信された電子メール群を、送受信関係を表す情報に基づいて、記憶部120から取得する。また、条件抽出部231は、その電子メール群(シーケンス群)のうち、現在時刻から所定時間未満の過去に送信又は受信された電子メール群以外の電子メール群も、送受信関係を表す情報に基づいて、記憶部120から取得する。ここで、送受信関係を表す情報とは、例えば、メールヘッダに記載された、送信時刻を表す情報、及び、受信時刻を表す情報である。
以下、シーケンスの最後に送信又は受信された電子メールを、「最終メール」という。また、以下では、現在時刻から所定時間以上(例えば、1ヶ月以上)の過去に送信又は受信された電子メール群(シーケンス群)には、現在時刻から所定時間未満(例えば、1ヶ月未満)の過去に送信又は受信された電子メール群と比較して、最終メールが相対的に多く含まれているものとする。
つまり、記憶部120に記憶されている電子メール群のうち、所定時間以上の過去に送信又は受信された電子メール群には、最終メール群に偏って含まれると想定される、最終メールの特徴を表す素性情報が、所定時間未満の過去に送信又は受信された電子メール群と比較して、相対的に多く含まれているものとする。
ここで、最終メールの特徴を表す素性情報(以下、「シーケンス終了特徴」という)とは、例えば、最終メール群に偏って含まれる(出現する)と想定される、予め定められた単語及び文章(例えば、「了解しました」、「OKです」)、その単語及び文章の出現数、その単語及び文章の出現頻度、並びに、本文の長さ(例えば、予め定められた長さよりも本文が短い)である。
条件抽出部231は、所定時間以上の過去に送信又は受信された電子メール群(シーケンス群)、すなわち、最終メールが相対的に多く含まれている電子メール群の本文から、単語及び文章を予め抽出する。また、条件抽出部231は、所定時間未満の過去に送信又は受信された電子メール群(シーケンス群)、すなわち、最終メールが相対的に少なく含まれている電子メール群の本文からも、単語及び文章を予め抽出する。
ここで、条件抽出部231は、名詞、動詞、形容詞及び副詞などを、単語として抽出する。また、条件抽出部231は、日本語だけでなく外国語についても、同様に単語を抽出してもよい。なお、電子メールの本文から抽出される単語及び文章には、電子メールの引用部分を示す識別子(例えば、文頭の記号「>」)は含まれない。
条件抽出部231は、最終メールが相対的に多く含まれている電子メール群の本文から抽出した単語及び文章と、最終メールが相対的に少なく含まれている電子メール群の本文から抽出した単語及び文章とを比較し(差異を抽出)、最終メールが相対的に多く含まれている電子メール群に偏って含まれている(出現している)単語及び文章を、シーケンス終了特徴として抽出する。
ここで、条件抽出部231は、最終メールが相対的に多く含まれている電子メール群と、最終メールが相対的に少なく含まれている電子メール群とで、出現数に所定閾値以上の差があり、且つ、最終メールが相対的に多く含まれている電子メール群に出現数が多い単語を、シーケンス終了特徴として抽出する。
また、例えば、条件抽出部231は、統計的手法(例えば、単語の出現頻度、赤池情報量基準(Akaike’s Information Criterion:AIC))に基づいて、シーケンス終了特徴を抽出してもよい。また、例えば、条件抽出部231は、送受信相手毎にシーケンス終了特徴を抽出してもよいし、全ての送受信相手に共通するシーケンス終了特徴を抽出してもよい。
条件抽出部231は、所定時間以上の過去に送信又は受信された電子メール群(シーケンス群)、すなわち、最終メールが相対的に多く含まれている電子メール群のメールヘッダから、メールヘッダ情報(例えば、送信時刻、受信時刻、メールアドレス、値)を予め抽出する。また、条件抽出部231は、所定時間未満の過去に送信又は受信された電子メール群(シーケンス群)、すなわち、最終メールが相対的に少なく含まれている電子メール群のメールヘッダからも、メールヘッダ情報を予め抽出する。
条件抽出部231は、最終メールが相対的に多く含まれている電子メール群のメールヘッダから抽出したメールヘッダ情報と、最終メールが相対的に少なく含まれている電子メール群のメールヘッダから抽出したメールヘッダ情報とを比較し(差異を抽出)、最終メールが相対的に多く含まれている電子メール群に偏って含まれている(出現する)メールヘッダ情報(例えば、送信時刻、受信時刻、メールアドレス、値)を、シーケンス終了特徴として抽出する。
条件抽出部231は、メール本文から抽出したシーケンス終了特徴と、メールヘッダから抽出したシーケンス終了特徴とを、特徴データベース232に記憶させる。
特徴データベース232は、メール本文から抽出したシーケンス終了特徴と、メールヘッダから抽出したシーケンス終了特徴とを記憶する。ここで、特徴データベース232は、送受信相手毎にシーケンス終了特徴を記憶してもよいし、全ての送受信相手に共通するシーケンス終了特徴を記憶してもよい。
特徴抽出部233は、メール本文から抽出したシーケンス終了特徴と、メールヘッダから抽出したシーケンス終了特徴とを、特徴データベース232から取得する。また、特徴抽出部233は、新たな電子メールを送受信部110が受信したことを検出した場合、特徴データベース232から取得したシーケンス終了特徴を、その新たに受信した電子メールから抽出する。
また、特徴抽出部233は、新たに受信した電子メールが最終メールであるか否かを判定するための点数(以下、「終了スコア」という)を、その新たに受信した電子メールから抽出したシーケンス終了特徴に基づいて算出し、算出した終了スコアを判定部234に出力する。
ここで、特徴抽出部233は、新たに受信した電子メールから抽出したシーケンス終了特徴の個数を計数する。例えば、特徴抽出部233は、シーケンス終了特徴としての単語が、新たに受信した電子メールの本文にいくつ含まれているか(出現数)を計数する。また、特徴抽出部233は、新たに受信した電子メールから抽出したシーケンス終了特徴の個数(出現数)からその出現頻度を算出し、出現数及び出現頻度の少なくとも一方に基づいて、終了スコアを算出する。例えば、特徴抽出部233は、単語の出現数と出現頻度との積を、新たに受信した電子メールから抽出したシーケンス終了特徴の全ての単語について和をとることで、この和を終了スコアとして算出する。また、特徴抽出部233は、送受信部110が新たに送信した電子メールについても、同様に動作する。
判定部234は、新たに受信した電子メールが最終メールであるか否かを、終了スコアに基づいて判定する。ここで、判定部234は、例えば、終了スコアが所定閾値以上である場合、その新たに受信した電子メールが最終メールである、と判定する。判定部234は、新たに受信した電子メールが最終メールであるか否かを示す判定結果(以下、「終了判定結果」という)を、評価部250に出力する。また、判定部234は、送受信部110が新たに送信した電子メールについても、同様に動作する。
評価部250には、終了判定結果が判定部234から入力される。評価部250は、新たに受信した電子メールの優先度を通知するための通知形態を示す情報を、その新たに受信した電子メールの優先度の評価結果として、通知部260に出力する。また、評価部250は、その電子メールを識別するための識別情報を、通知部260に出力してもよい。
評価部250は、新たに受信した電子メールが最終メールであることを終了判定結果が示している場合、その評価結果として、最終メールと最終メール以外とに電子メールが分けられて並べ替えられた表示の通知形態を示す情報を、通知部260に出力してもよい。また、評価部250は、新たに受信した電子メールが最終メールであることを終了判定結果が示している場合、その評価結果として、その新たに受信した電子メールと共に文字列「終了」を表示させる通知形態を示す情報を、通知部260に出力してもよい。また、評価部250は、新たに受信した電子メールが最終メールであることを終了判定結果が示している場合、その評価結果として、その新たに受信した電子メールを表示させない通知形態を示す情報を、通知部260に出力してもよい。また、評価部250は、送受信部110が新たに送信した電子メールについても、同様に動作する。
なお、評価部250は、時間算出部230から入力される保留時間と、判定部234から入力される終了判定結果とのいずれか一方のみを選択してもよい(入力切り替え)。評価部250は、終了判定結果を選択した場合、優先度の評価結果を通知部260に出力することなく、新たに受信した電子メールの通知形態のみを通知部260に出力してもよい。
通知部260には、新たに受信した電子メールの通知形態を示す情報が、評価部250から入力される。また、通知部260には、その電子メールを識別するための識別情報が、評価部250から入力されてもよい。
通知部260は、新たに受信した電子メールの通知形態を示す情報に基づいて、その新たに受信した電子メールが表示される所定領域(例えば、表の段落)に、優先度を示す情報として、文字列「終了」を表示させてもよい。また、通知部260は、新たに受信した電子メールの通知形態を示す情報に基づいて、優先度を示す情報として、その新たに受信した電子メールが表示される所定領域を灰色に塗り、その電子メールを画面に表示させてもよい。また、通知部260は、新たに受信した電子メールの通知形態を示す情報に基づいて、優先度を示す情報として、その新たに受信した電子メールを表示させないようにしてもよい。また、通知部260は、送受信部110が新たに送信した電子メールについても、同様に動作する。
図9には、優先度の第4表示例が表されている。通知部260は、優先度の第3表示例(図7を参照)に対して、その列に項目「判定」(優先度を示す情報)が追加されている。図9では、最終メールであると判定された電子メールの項目「判定」に、処理期限がない電子メールである(優先度がさらに低い電子メールである)ことを示す文字列「終了」が表示されている。
以上のように、優先度通知装置200は、一連の送受信(シーケンス)の最後に送信又は受信された電子メールとしての最終メールから、前記最終メールの特徴を予め抽出する条件抽出部231と、条件抽出部231により抽出された前記最終メールの特徴を記憶する特徴データベース232と、新たな一連の送受信において新たに送信又は受信された電子メールから、特徴データベース232に記憶されている前記最終メールの特徴を抽出する特徴抽出部233と、前記新たに送信又は受信された電子メールから抽出された前記最終メールの特徴に基づいて、前記新たに送信又は受信された電子メールが前記新たな一連の送受信の最終メールであるか否かを判定する判定部234と、を更に備え、評価部250は、判定部234による判定結果に基づいて、前記新たに送信又は受信された電子メールの優先度の通知形態を定め、通知部260は、前記通知形態に基づいて、前記新たに送信又は受信された電子メールの優先度を通知する。
この構成により、判定部234は、前記新たに送信又は受信された電子メールから抽出された前記最終メールの特徴に基づいて、前記新たに送信又は受信された電子メールが前記新たな一連の送受信の最終メールであるか否かを判定する。これにより、優先度通知装置は、処理期限がない電子メール(最終メール)に、処理期限がある電子メールと同様の優先度を割り当てることがない。また、優先度通知装置は、処理(例えば、返信)が必要ない最終メールであることを明示することで、電子メールをより見易く表示させることができる。また、優先度通知装置は、処理が必要ない最終メールを表示しないようにすることで、他の電子メールをより見易く表示させることができる。
また、条件抽出部231は、最終メールの本文と最終メール以外の本文との差異としての単語、文章、及び本文の長さのうち少なくとも一つを、前記最終メールの特徴として抽出する。
また、条件抽出部231は、最終メールのヘッダと最終メール以外のヘッダとの差異としてのメールヘッダ情報を、前記最終メールの特徴として抽出する。
また、条件抽出部231は、前記メールヘッダ情報としての送信時刻、受信時刻、メールアドレス、及び値のうち少なくとも一つを、前記最終メールの特徴として抽出する。
また、条件抽出部231は、所定時間以上の過去に送信又は受信された電子メール群から、前記最終メールの特徴を予め抽出する。
また、特徴抽出部233は、前記新たに送信又は受信された電子メールから抽出された前記最終メールの特徴の個数を計数し、判定部234は、前記新たに送信又は受信された電子メールから抽出された前記最終メールの特徴の個数が所定閾値以上である場合、前記新たに送信又は受信された電子メールが前記新たな一連の送受信の最終メールであると判定する。
また、優先度通知プログラムは、電子メールの優先度を通知する優先度通知装置200におけるコンピュータに、一連の送受信(シーケンス)の最後に送信又は受信された電子メールとしての最終メールから、前記最終メールの特徴を予め抽出し、抽出した前記最終メールの特徴を特徴データベース232に記憶させる手順と、新たな一連の送受信において新たに送信又は受信された電子メールから、特徴データベース232に記憶されている前記最終メールの特徴を抽出する手順と、前記新たに送信又は受信された電子メールから抽出された前記最終メールの特徴に基づいて、前記新たに送信又は受信された電子メールが前記新たな一連の送受信の最終メールであるか否かを判定する手順と、該判定結果に基づいて、前記新たに送信又は受信された電子メールの優先度の通知形態を定める手順と、前記通知形態に基づいて、前記新たに送信又は受信された電子メールの優先度を通知する手順と、を実行させる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
なお、以上に説明した優先度通知装置を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
100…メール管理装置、110…送受信部、120…記憶部、200…優先度通知装置、210…登録処理部、211…間隔算出部、212…抽出部、220…検知部、230…時間算出部、231…条件抽出部、232…特徴データベース、233…特徴抽出部、234…判定部、240…データベース、250…評価部、260…通知部、300〜305…メッセージID、400…ゴミ箱アイコン

Claims (25)

  1. 受信済みメールの受信時刻から、該受信済みメールに対する返信として送信した送信済みメールの送信時刻までを表す返信間隔を、電子メールの識別情報毎に算出する間隔算出部と、
    新たに受信した電子メールの受信時刻から現在時刻までを表す保留時間を算出する時間算出部と、
    前記新たに受信した電子メールの識別情報に対応付けられた前記返信間隔により定まる期待返信時間と前記保留時間とを比較した結果に基づいて、前記新たに受信した電子メールの優先度を評価する評価部と、
    該評価結果を通知する通知部と、
    前記電子メール群から所定データを前記識別情報毎に抽出する抽出部と、
    を備え
    前記評価部は、前記新たに受信した電子メールの識別情報に予め対応付けられた前記所定データが前記新たに受信した電子メールに含まれている場合、前記新たに受信した電子メールの識別情報に対応付けられた前記返信間隔により定まる期待返信時間を、前記所定データに応じて補正し、補正した期待返信時間と前記保留時間とを比較した結果に基づいて、前記新たに受信した電子メールの優先度を評価することを特徴とする優先度通知装置。
  2. 前記間隔算出部は、前記返信間隔として、前記受信時刻から前記送信時刻までの平均時間、最短時間及び最長時間のうち少なくとも1つを算出することを特徴とする請求項1に記載の優先度通知装置。
  3. 前記評価部は、前記電子メール群から抽出された前記所定データの出現頻度に応じて、前記期待返信時間を補正することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の優先度通知装置。
  4. 前記評価部は、前記電子メール群から抽出された複数の前記所定データの現頻度を累積し、該累積した前記出現頻度の分布に基づいて、前記期待返信時間を補正することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の優先度通知装置。
  5. 前記抽出部は、前記所定データとして、電子メールに含まれる単語及び電子メールのヘッダに含まれる値の少なくとも一方を抽出することを特徴とする請求項から請求項のいずれか1つに記載の優先度通知装置。
  6. 送信済みメールの送信時刻から、該送信済みメールに対する応答として受信した受信済みメールの受信時刻までを表す応答間隔を、電子メールの識別情報毎に算出する間隔算出部と、
    新たに送信した電子メールの送信時刻から現在時刻までを表す保留時間を算出する時間算出部と、
    前記新たに送信した電子メールの識別情報に対応付けられた前記応答間隔により定まる期待応答時間と前記保留時間とを比較した結果に基づいて、前記新たに送信した電子メールの優先度を評価する評価部と、
    該評価結果を通知する通知部と、
    を備えることを特徴とする優先度通知装置。
  7. 前記間隔算出部は、前記応答間隔として、前記送信時刻から前記受信時刻までの平均時間、最短時間及び最長時間のうち少なくとも1つを算出することを特徴とする請求項に記載の優先度通知装置。
  8. 前記電子メール群から所定データを前記識別情報毎に抽出する抽出部
    を備え、
    前記評価部は、前記新たに送信した電子メールの識別情報に予め対応付けられた前記所定データが前記新たに送信した電子メールに含まれている場合、前記新たに送信した電子メールの識別情報に対応付けられた前記応答間隔により定まる期待応答時間を、前記所定データに応じて補正し、補正した期待応答時間と前記保留時間とを比較した結果に基づいて、前記新たに送信した電子メールの優先度を評価することを特徴とする請求項又は請求項に記載の優先度通知装置。
  9. 前記評価部は、前記電子メール群から抽出された前記所定データの出現頻度に応じて、前記期待応答時間を補正することを特徴とする請求項に記載の優先度通知装置。
  10. 前記評価部は、前記電子メール群から抽出された複数の前記所定データの現頻度を累積し、該累積した前記出現頻度の分布に基づいて、前記期待応答時間を補正することを特徴とする請求項又は請求項に記載の優先度通知装置。
  11. 前記抽出部は、前記所定データとして、電子メールに含まれる単語及び電子メールのヘッダに含まれる値の少なくとも一方を抽出することを特徴とする請求項から請求項1のいずれか1つに記載の優先度通知装置。
  12. 前記通知部は、受信済みメールの受信時刻から、該受信済みメールに対する返信として送信した送信済みメールの送信時刻までを表す返信間隔により定まる期待返信時間、又は、送信済みメールの送信時刻から、該送信済みメールに対する応答として受信した受信済みメールの受信時刻までを表す応答間隔により定まる期待応答時間を、前記保留時間毎に画面に表示させることを特徴とする請求項1から請求項1のいずれか1つに記載の優先度通知装置。
  13. 前記通知部は、前記評価結果である電子メールの優先度を、前記保留時間毎に画面に表示させることを特徴とする請求項1から請求項1のいずれか1つに記載の優先度通知装置。
  14. 前記通知部は、前記評価結果である電子メールの優先度を、色分けして画面に表示させることを特徴とする請求項1から請求項1のいずれか1つに記載の優先度通知装置。
  15. 前記通知部は、前記評価結果である電子メールの優先度、件名、前記受信時刻、前記送信時刻、前記保留時間、受信済みメールの受信時刻から、該受信済みメールに対する返信として送信した送信済みメールの送信時刻までを表す返信間隔及び、送信済みメールの送信時刻から、該送信済みメールに対する応答として受信した受信済みメールの受信時刻までを表す応答間隔のうち少なくとも1つを、表形式により前記電子メールの識別情報毎に画面に表示させることを特徴とする請求項1から請求項1のいずれか1つに記載の優先度通知装置。
  16. 優先度が低い電子メールを表示するか否かをユーザが選択するための操作部
    を備え、
    前記通知部は、優先度が低い電子メールを表示しないことをユーザが前記操作部を介して選択した場合、前記電子メール群のうち、優先度が低いと前記評価部が評価した電子メール以外の電子メールを表示することを特徴とする請求項1から請求項1のいずれか1つに記載の優先度通知装置。
  17. 一連の送受信の最後に送信又は受信された電子メールとしての最終メールから、前記最終メールの特徴を予め抽出する条件抽出部と、
    前記条件抽出部により抽出された前記最終メールの特徴を記憶する特徴データベースと、
    新たな一連の送受信において新たに送信又は受信された電子メールから、前記特徴データベースに記憶されている前記最終メールの特徴を抽出する特徴抽出部と、
    前記新たに送信又は受信された電子メールから抽出された前記最終メールの特徴に基づいて、前記新たに送信又は受信された電子メールが前記新たな一連の送受信の最終メールであるか否かを判定する判定部と、
    を更に備え、
    前記評価部は、前記判定部による判定結果に基づいて、前記新たに送信又は受信された電子メールの優先度の通知形態を定め、
    前記通知部は、前記通知形態に基づいて、前記新たに送信又は受信された電子メールの優先度を通知することを特徴とする請求項1から請求項1のいずれか1つに記載の優先度通知装置。
  18. 前記条件抽出部は、最終メールの本文と最終メール以外の本文との差異としての単語、文章、及び本文の長さのうち少なくとも一つを、前記最終メールの特徴として抽出することを特徴とする請求項1に記載の優先度通知装置。
  19. 前記条件抽出部は、最終メールのヘッダと最終メール以外のヘッダとの差異としてのメールヘッダ情報を、前記最終メールの特徴として抽出することを特徴とする請求項1又は請求項1に記載の優先度通知装置。
  20. 前記条件抽出部は、前記メールヘッダ情報としての送信時刻、受信時刻、メールアドレス、及び値のうち少なくとも一つを、前記最終メールの特徴として抽出することを特徴とする請求項19に記載の優先度通知装置。
  21. 前記条件抽出部は、所定時間以上の過去に送信又は受信された電子メール群から、前記最終メールの特徴を予め抽出することを特徴とする請求項1から請求項2のいずれか1つに記載の優先度通知装置。
  22. 前記特徴抽出部は、前記新たに送信又は受信された電子メールから抽出された前記最終メールの特徴の個数を計数し、
    前記判定部は、前記新たに送信又は受信された電子メールから抽出された前記最終メールの特徴の個数が所定閾値以上である場合、前記新たに送信又は受信された電子メールが前記新たな一連の送受信の最終メールであると判定することを特徴とする請求項1から請求項2のいずれか1つに記載の優先度通知装置。
  23. 電子メールの優先度を通知する優先度通知装置におけるコンピュータに、
    受信済みメールの受信時刻から、該受信済みメールに対する返信として送信した送信済みメールの送信時刻までを表す返信間隔を、電子メールの識別情報毎に算出する手順と、
    新たに受信した電子メールの受信時刻から現在時刻までを表す保留時間を算出する手順と、
    前記新たに受信した電子メールの識別情報に対応付けられた前記返信間隔により定まる期待返信時間と前記保留時間とを比較した結果に基づいて、前記新たに受信した電子メールの優先度を評価する手順と、
    該評価結果を通知する手順と、
    前記電子メール群から所定データを前記識別情報毎に抽出する手順と、
    前記新たに受信した電子メールの識別情報に予め対応付けられた前記所定データが前記新たに受信した電子メールに含まれている場合、前記新たに受信した電子メールの識別情報に対応付けられた前記返信間隔により定まる期待返信時間を、前記所定データに応じて補正し、補正した期待返信時間と前記保留時間とを比較した結果に基づいて、前記新たに受信した電子メールの優先度を評価する手順と、
    を実行させるための優先度通知プログラム。
  24. 電子メールの優先度を通知する優先度通知装置におけるコンピュータに、
    送信済みメールの送信時刻から、該送信済みメールに対する応答として受信した受信済みメールの受信時刻までを表す応答間隔を、電子メールの識別情報毎に算出する手順と、
    新たに送信した電子メールの送信時刻から現在時刻までを表す保留時間を算出する手順と、
    前記新たに送信した電子メールの識別情報に対応付けられた前記応答間隔により定まる期待応答時間と前記保留時間とを比較した結果に基づいて、前記新たに送信した電子メールの優先度を評価する手順と、
    該評価結果を通知する手順と、
    を実行させるための優先度通知プログラム。
  25. 電子メールの優先度を通知する優先度通知装置におけるコンピュータに、
    一連の送受信の最後に送信又は受信された電子メールとしての最終メールから、前記最終メールの特徴を予め抽出し、抽出した前記最終メールの特徴を特徴データベースに記憶させる手順と、
    新たな一連の送受信において新たに送信又は受信された電子メールから、前記特徴データベースに記憶されている前記最終メールの特徴を抽出する手順と、
    前記新たに送信又は受信された電子メールから抽出された前記最終メールの特徴に基づいて、前記新たに送信又は受信された電子メールが前記新たな一連の送受信の最終メールであるか否かを判定する手順と、
    該判定結果に基づいて、前記新たに送信又は受信された電子メールの優先度の通知形態を定める手順と、
    前記通知形態に基づいて、前記新たに送信又は受信された電子メールの優先度を通知する手順と、
    を実行させるための優先度通知プログラム。
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