JP5796866B1 - 電磁調理器用食器セット、調理方法、食器金型及び電磁調理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】開示の食器セットは、複数の配膳トレイ上に載置された食器に対し同一の加熱制御を行う電磁誘導調理機において、食器内の食材に加える熱量の大きさを調整することができる。【解決手段】開示の食器セットは、2つ以上の配膳トレイそれぞれの同じ位置に載置される食器2,14に対し同一の加熱調理制御が行われる調理機において、2つ以上の配膳トレイそれぞれの同じ位置に載置され同時に使用される食器セットであって、相対的に強く熱する必要のある食材を配置させる第1食器2と、相対的に弱く熱する必要のある食材を配置させる第2食器14と、を含み、第1食器2に係る高台4の高さが第2食器14に係る高台16の高さより低く、第1食器2及び第2食器14が備える各発熱部と電磁誘導コイルとの距離を高台の高さで調整することを特徴とする。【選択図】図6
Description
組み合わせて使用する電磁調理器用食器の技術に関する。電磁調理器用食器を作製するための金型の技術に関する。
病院や老人ホームには多数の食事被提供者がおり、彼らへ毎日決まった時刻に提供される食事の準備に係る作業量は大きい。また、この食事の準備に係る作業量を減らすために、事前に調理しておいた食事を適時に加温して提供する対処方法も考えられるが、食中毒リスクを高める恐れがあり、調理済み食事の保管方法など注意を要する点も多く、一概に作業量を減らす対応策とは成り得ない。さらに、事前調理したものを再加温した食事は味の点でも問題がある。
上記のような調理作業の負担軽減、食中毒リスクの解消、味の改善を両立させるものとして、例えば、複数の配膳トレイを載置させ、配膳トレイ上の食器毎に電磁誘導加熱可能な配膳車が提案されている(特許文献1)。また、このような電磁調理器で使用する食器として、電磁調理器で調理を行うことができるとともに、調理の後は他の容器によそうことなく調理に用いた食器のままで食事をすることができる電磁調理器用食器なども提案されている(特許文献2)。
しかしながら、上記の従来技術においては、複数の配膳トレイを収納し、各配膳トレイ上に載置された食器を電磁誘導加熱する調理機において、調理機の構成上、所定の規則でグループ分けされた群毎に同一の加熱制御が行われる場合、当該群内に、加える熱量を変えるべき食材があったとしても、個別制御できないという問題点があった。つまり、加熱調理において相対的に少ない熱量を加えるべき食材は加熱し過ぎの状態となり、相対的に多い熱量を加えるべき食材は加熱が不十分な状態となり、それぞれ味の低下、未加熱による食中毒リスクの顕在化という問題点を有する。
そこで本発明では、上記問題点に鑑み、複数の配膳トレイ上に載置された食器に対し同一の加熱制御を行う電磁誘導調理機において、食器内の食材に加える熱量の大きさを調整可能な電磁調理器用食器セットを提供することを目的とする。
開示する電磁調理用食器セットの一形態は、配膳トレイ上の所定の位置に載置される複数の食器を前記配膳トレイ下かつ各前記食器に対応させて配置される電磁誘導コイルが発する電磁波を利用して前記各食器を電磁誘導加熱し前記各食器内に配置される食材の調理を行う調理機であって、2つ以上の前記配膳トレイそれぞれの同じ位置に載置される前記食器に対し同一の加熱調理制御が行われる前記調理機において、前記2つ以上の前記配膳トレイそれぞれの同じ位置に載置され同時に使用される電磁調理器用食器セットであって、相対的に強く熱する必要のある前記食材を配置させる第1電磁調理器用食器と、相対的に弱く熱する必要のある前記食材を配置させる第2電磁調理器用食器と、を含み、前記第1電磁調理器用食器に係る高台の高さが前記第2電磁調理器用食器に係る高台の高さより低く、前記第1電磁調理器用食器及び前記第2電磁調理器用食器が備える各発熱部と前記電磁誘導コイルとの距離を前記高台の高さで調整することを特徴とする。
開示する電磁長期用食器セットの一形態は、上記構成に加え、前記第1電磁調理器用食器及び第2電磁調理器用食器が、非磁性材から成る上面が開口した外容器と、該外容器の内側に密接に嵌合し、電磁誘導加熱の原理により発熱する磁性金属から成る上面が開口した内容器と、を備え、前記外容器の熱伝導率が前記内容器の熱伝導率よりも低く、前記第1電磁調理器用食器と前記第2電磁調理器用食器とでは、前記外容器に係る高台の形状を除き、外形状に関し同一であることを特徴とする。
開示する調理方法の一形態は、配膳トレイ上の所定の位置に載置される複数の食器を前記配膳トレイ下かつ各前記食器に対応させて配置される電磁誘導コイルが発する電磁波を利用して前記各食器を電磁誘導加熱し前記各食器内に配置される食材の調理を行う調理機であって、2つ以上の前記配膳トレイそれぞれの同じ位置に載置される前記食器に対し同一の加熱調理制御が行われる前記調理機において、第1電磁調理器用食器に係る高台の高さが第2電磁調理器用食器に係る高台の高さより低く、前記第1電磁調理器用食器及び前記第2電磁調理器用食器が備える各発熱部と前記電磁誘導コイルとの距離を前記高台の高さで調整するとき、前記第1電磁調理器用食器には相対的に強く熱すべき前記食材を配置すると共に、前記第2電磁調理器用食器には相対的に弱く熱すべき前記食材を配置し、前記同一の加熱調理制御が施される位置に載置させた前記第1電磁調理器用食器及び前記第2電磁調理器用食器を同時に加熱することを特徴とする。
開示する食器金型の一形態は、前記第1電磁調理器用食器及び第2電磁調理器用食器を製作するための食器金型であって、前記第1電磁調理器用食器及び第2電磁調理器用食器の側部形状を成型するための周辺部と、前記周辺部と組み合わせて使用し、前記第1電磁調理器用食器の底部形状を成型するための第1中央部と、前記第2電磁調理器用食器の底部形状を成型するための第2中央部と、を有し、前記第1中央部の上部両端に備えられる食器の高台を形成するための部位である窪みの深さが、前記第2中央部の上部両端に備えられる前記窪みの深さより浅く、前記第1中央部と前記第2中央部とでは、前記窪みの深さを除き、外形状に関し同一であり、前記周辺部及び前記第1中央部並びに前記周辺部及び前記第2中央部は脱着自在であり、前記周辺部及び第1中央部を組み合わせて前記第1電磁調理器用食器を製作するための金型となり、前記中央部及び第2中央部を組み合わせて前記第2電磁調理器用食器を製作する金型となることを特徴とする。
開示する電磁調理システムの一形態は、前記配膳トレイと、前記調理機と、前記第1電磁調理器用食器及び第2電磁調理器用食器と、を含む。
開示する電磁調理用食器セットは、複数の配膳トレイ上に載置された食器に対し同一の加熱制御を行う電磁誘導調理機において、食器内の食材に加える熱量の大きさを調整することができる。
図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について説明する。
(本実施の形態に係る調理機の概要)
(本実施の形態に係る調理機の概要)
図1乃至5を用いて、本実施の形態に係る調理機38について説明する。図1で示すように、調理機38は、配膳トレイ40を収納することが可能であり、配膳トレイ40上に複数の食器320を載置させ、配膳トレイ40下かつ各食器に対応させ配置される電磁誘導コイル42が発する電磁波を利用して各食器を電磁誘導加熱し、各食器内に設置された食材44の調理を行う。
図2で示すように、配膳トレイ38上には、各食器を載置させる位置が分かるように目印46が付されている。また、図3で示すように、調理機38は、配膳トレイ40の下であって、配膳トレイ40上の各食器を載置させる位置を示す目印46の下位置に、各食器を電磁誘導加熱するための電磁誘導コイル42を備えている。
また、配膳トレイ40上に載置される食器は、2層構造で構成され、このうち内側層が誘導加熱可能で且つ熱伝導率の高いステンレス等の金属で形成され、外側層が高い耐熱性を有するとともに内側層よりも熱伝導率の低い樹脂で形成される。
図4で示すように、渦巻状のコイルである電磁誘導コイル42に高周波の電流を流すと、電磁誘導の法則に従って電磁誘導コイル42の周辺に磁力線が発生し、磁力線が食器(金属)を通過するときに、食器の内部に無数の渦電流を発生させる。渦電流が流れるとき、食器内の金属において電気抵抗熱が発生し、この熱を利用して食器に配置された食材44の調理を行う。なお、調理機38側で行う食器の加熱度合いの調整は、電磁誘導コイル42に流す電流の大きさを変化させることにより行う。
図5で示すように、調理機38は、複数の配膳トレイ40を収納(設置)することができ、複数の配膳トレイ40上に載置された食器を同時に加熱調理することが可能である。一方で、調理機38は、機能・構成の関係上、複数の配膳トレイ40のうち所定の規則によってグループ分けされた一部又は全部の配膳トレイ40が含まれる群毎に、同一の加熱調理制御が行われる。ここで「群」とは、例えば、調理機38内で同一列に設置された複数の配膳トレイ40や調理機38内で同一の高さに設置された複数の配膳トレイ40等、所定領域内に設置される複数の配膳トレイ40を一括りとして捉える概念である。
調理機38は、同一群内に含まれる複数の配膳トレイ40上であって、各配膳トレイ40の同一の位置に載置される食器に対しては、同一の加熱調理制御を行う。つまり、調理機38は、同一群内に含まれる複数の配膳トレイ40上であって、各配膳トレイ40の同一の位置に載置される食器内の食材44に対し、同一の熱量が提供(供給)されるように電磁誘導コイル42に流す電流の大きさを制御する。これは調理機38が、同じ内容の食事を一度に複数調理することができるように設計されていることに基づくものである。
しかし、調理機38において、同一群内に含まれる複数の配膳トレイ40上であって、各配膳トレイ40の同一の位置に載置される食器で、本来加えるべき熱量が異なるものを同時に調理する場合、個別に異なる加熱調理制御を施すことができない。つまり、調理機38においては、相対的に少ない熱量を加えるべきだった料理は過加熱状態となり、相対的に多くの熱量を加えるべきだった料理は不十分な加熱状態となり、これら両方又はどちらか一方は不完全な料理となってしまう。この問題を解消させるために、下記で説明する電磁調理機用食器セット1が案出された。なお、本来加えるべき熱量が異なる料理とは、「肉じゃが」と「八宝菜」のように料理の種類が異なるものだけでなく、同じ種類の料理であっても、「ご飯(小)」と「ご飯(大)」のように量が異なるものも含まれる。
(本実施の形態に係る電磁調理器用食器セットの構造)
(本実施の形態に係る電磁調理器用食器セットの構造)
図6を用いて、本実施の形態に係る電磁調理器用食器セット1(以下、単に「食器セット」という。)の構造について説明する。食器セット1は、第1電磁調理器用食器(以下、単に「第1食器」という。)2、第2電磁調理器用食器(以下、単に「第2食器」という。)14を含む。
図6(b)で示すように、第1食器2は、非磁性材から成る上面が開口した外容器12と、外容器12の内側に密接に嵌合し、電磁誘導加熱の原理により発熱する磁性金属から成る上面が開口した内容器10と、を備える。外容器12の熱伝導率は、内容器10の熱伝導率よりも低い。
図6(a)で示すように、第2食器14は、非磁性材から成る上面が開口した外容器24と、外容器24の内側に密接に嵌合し、電磁誘導加熱の原理により発熱する磁性金属から成る上面が開口した内容器22と、を備える。外容器24の熱伝導率は、内容器22の熱伝導率よりも低い。
第1食器2は、第2食器14内で加熱調理を行う食材44に比べ、相対的に大きな熱量を加えて調理を行うべき食材44の調理を行うための食器である。逆に、第2食器14は、第1食器2内で加熱調理を行う食材44に比べ、相対的に小さな熱量を加えて調理を行うべき食材44の調理を行うための食器である。
図6で示すように、第1食器2は、底部8に備わる高台4の高さが、第2食器14の底部20に備わる高台16の高さよりも低い。逆に、第2食器14は、底部20に備わる高台16の高さが、第1食器2の底部8に備わる高台4の高さよりも高い。
また図6で示すように、第1食器2と第2食器14とでは、それぞれの外容器12、24の高台4、16の形状を除いて、外形状に関し同一形状である。後述するような食器金型26を使用して低コストで生産できるようにするためである。なお、第1食器2及び第2食器14の色彩等の表面的デザインは、調理作業者の利便性を考慮し、第1食器2と第2食器14とで異なるようにすることが好適である。
第1食器2及び第2食器14が上記のような特徴を備えることによって、第1食器2の内容器10(発熱部)は電磁誘導コイル42との距離を相対的に近くすることができ、逆に、第2食器14の内容器22(発熱部)は電磁誘導コイル42との距離を相対的に遠くすることができる。つまり、第1食器2が備える発熱部である内容器10と電磁誘導コイル42との距離は、第2食器14が備える発熱部である内容器22と電磁誘導コイル42との距離よりも小さくなる。図4で示すように、電磁誘導コイル42に流れる電流の大きさが同一の場合、食器2、14(の内容器10、22)と電磁誘導コイル42との距離の大小は食器2、14が提供する加熱力の大小と逆相関の関係にあるため、第1食器2の加熱力は第2食器14の加熱力よりも大きくなる。
なお、料理の内容によって加えるべき熱量の大小は異なるため、料理の内容に応じ高台4、16の高さ(電磁誘導コイル42と発熱体である内容器10、22までの距離)は適宜調整・設定する必要がある。また、対応できる料理の幅を広げるために、第1食器2及び第2食器14の2通り以外に、上記特徴を有しつつ食器2、14とは高台の高さが異なる食器を作製しても良い。
(本実施の形態に係る食器金型の構造)
(本実施の形態に係る食器金型の構造)
図7を用いて、本実施の形態に係る食器金型26の構造について説明する。図7は、食器金型26の断面図である。食器金型26は、第1食器2及び第2食器14を作成するための金型である。食器金型26は、周辺部28、第1中央部30、第2中央部34を備える。
周辺部26は、第1食器2及び第2食器14の側部6、18形状を成型するための部位である。図7で示すように、周辺部26は、その中央に、第1中央部30又は第2中央部34を組み込むための上部下部を貫通する空間を備える。
第1中央部30は、第1食器2の底部8形状を成型するための部位である。図7(b)で示すように、第1中央部30は、周辺部26と組み合わせて、第1食器2を成型するための金型となる。第1中央部30は、上部両端に、第1食器2の高台を形成するための窪み32を備えている。
第2中央部34は、第2食器14の底部20形状を成型するための部位である。図7(a)で示すように、第2中央部34は、周辺部26と組み合わせて、第2食器14を成型するための金型となる。第2中央部34は、上部両端に、第2食器14の高台を形成するための窪み36を備えている。
窪み32の深さは、窪み36の深さに比べ浅い。高台4の高さが高台16の高さより低いため、窪み32の深さは相対的に浅い必要がある。
また、第1中央部30と第2中央部36とでは、窪み32、36の形状以外、同一の外形状である。
窪み32の深さは、窪み36の深さに比べ浅い。高台4の高さが高台16の高さより低いため、窪み32の深さは相対的に浅い必要がある。
また、第1中央部30と第2中央部36とでは、窪み32、36の形状以外、同一の外形状である。
周辺部28と第1中央部30、周辺部28と第2中央部34は着脱自在であり、作製するものが第1食器2であるか第2食器14であるかに応じ、適宜組み合わせを変更する。上記のような構成とすることで、食器2、14を作製するために必要な金型を少なくすることができ、食器2、14に係る製作コストの削減を図ることができる。
(本実施の形態に係る電磁調理器用食器セットの使用方法)
以下、調理機38において第1食器2及び第2食器14を使用する調理方法について説明する。
(本実施の形態に係る電磁調理器用食器セットの使用方法)
以下、調理機38において第1食器2及び第2食器14を使用する調理方法について説明する。
配膳トレイ40上の第1食器2及び第2食器14それぞれに、相対的に大きな熱量を加えて調理を行うべき食材44、相対的に小さな熱量を加えて調理を行うべき食材44を投入する。
別々の配膳トレイ40であって、各配膳トレイ40上の同じ位置に第1食器2及び第2食器14を載置させる。なお、食器2、14への食材44の投入作業と配膳トレイ40上への食器2、14の載置作業は、何れを先に行っても良い。
上記の配膳トレイ40を調理機38内に収納した後、調理機38の操作を行い、配膳トレイ40上の第1食器2及び第2食器4を電磁誘導加熱する。このとき、第1食器2及び第2食器14を配置した各配膳トレイ40は、同一の加熱調理制御が施される同一群内に含まれる。
調理機38は、同一群内に含まれる複数の配膳トレイ40上であって、各配膳トレイ40の同一の位置に載置される食器2、14に対し同一強度の加熱調理制御を行う。つまり、調理機38は、食器2、14に対応する電磁誘導コイル42に同じ大きさの電流を供給する。
第1食器2内の食材44及び第2食器14内の食材44は、電磁誘導コイル42から食器2、14が備える発熱体10、22までの距離の違いによって加えられる熱量が調整され、程良く熱が通った状態に調理される。
このようにすることで、複数の配膳トレイ40上に載置された食器2、14に対し同一の加熱制御を行う電磁誘導調理機38において、食器2、14内の食材44に加える熱量の大きさを調整することができる。
(本実施の形態に係る食器金型の使用方法)
以下、食器金型26を使用して第1食器2及び第2食器14を作製する方法について説明する。
(本実施の形態に係る食器金型の使用方法)
以下、食器金型26を使用して第1食器2及び第2食器14を作製する方法について説明する。
図7(b)で示すように、周辺部28と第1中央部30とを組み合わせ、第1食器2を作製するための金型を準備し、当該金型を利用して第1食器2を作製する。
第2食器14を作製する場合、周辺部28から第1中央部30を取り外す。そして、図7(a)で示すように、周辺部28と第2中央部34とを組み合わせ、第2食器14を作製するための金型を準備し、当該金型を利用して第2食器14を作製する。
上記のように周辺部28と第1中央部30又は第2中央部34とを組み合わせることで、少ないパーツで第1食器2及び第2食器14を作製することができる。
上記のように周辺部28と第1中央部30又は第2中央部34とを組み合わせることで、少ないパーツで第1食器2及び第2食器14を作製することができる。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲において、種々の変形・変更が可能である。
1 電磁調理器用食器セット(食器セット)
2 第1電磁調理器用食器(第1食器)
4 第1電磁調理器用食器の高台
6 第1電磁調理器用食器の側部
8 第1電磁調理器用食器の底部
10 第1電磁調理器用食器の内容器
12 第1電磁調理器用食器の外容器
14 第2電磁調理器用食器(第2食器)
16 第2電磁調理器用食器の高台
18 第2電磁調理器用食器の側部
20 第2電磁調理器用食器の底部
22 第2電磁調理器用食器の内容器
24 第2電磁調理器用食器の外容器
26 食器金型
28 周辺部
30 第1中央部
32 第1中央部の窪み
34 第2中央部
36 第2中央部の窪み
38 調理機
40 配膳トレイ
42 電磁誘導コイル
44 食材
46 (配膳トレイ上の)目印
48 調理機の棚(トッププレート)
2 第1電磁調理器用食器(第1食器)
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6 第1電磁調理器用食器の側部
8 第1電磁調理器用食器の底部
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12 第1電磁調理器用食器の外容器
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18 第2電磁調理器用食器の側部
20 第2電磁調理器用食器の底部
22 第2電磁調理器用食器の内容器
24 第2電磁調理器用食器の外容器
26 食器金型
28 周辺部
30 第1中央部
32 第1中央部の窪み
34 第2中央部
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38 調理機
40 配膳トレイ
42 電磁誘導コイル
44 食材
46 (配膳トレイ上の)目印
48 調理機の棚(トッププレート)
Claims (5)
- 配膳トレイ上の所定の位置に載置される複数の食器を前記配膳トレイ下かつ各前記食器に対応させて配置される電磁誘導コイルが発する電磁波を利用して前記各食器を電磁誘導加熱し前記各食器内に配置される食材の調理を行う調理機であって、2つ以上の前記配膳トレイそれぞれの同じ位置に載置される前記食器に対し同一の加熱調理制御が行われる前記調理機において、前記2つ以上の配膳トレイそれぞれの同じ位置に載置され同時に使用される電磁調理器用食器セットであって、
相対的に強く熱する必要のある前記食材を配置させる第1電磁調理器用食器と、相対的に弱く熱する必要のある前記食材を配置させる第2電磁調理器用食器と、を含み、前記第1電磁調理器用食器に係る高台の高さが前記第2電磁調理器用食器に係る高台の高さより低く、前記電磁誘導コイルの位置が前記配膳トレイの食器の載置面に対して前記第1電磁調理器用食器と前記第2電磁調理器用食器との位置でそれぞれ同じ距離にあり、前記第1電磁調理器用食器及び前記第2電磁調理器用食器が備える各発熱部と前記電磁誘導コイルとの距離を前記高台の高さで調整することを特徴とする電磁調理器用食器セット。 - 前記第1電磁調理器用食器及び第2電磁調理器用食器が、非磁性材から成る上面が開口した外容器と、該外容器の内側に密接に嵌合し、電磁誘導加熱の原理により発熱する磁性金属から成る上面が開口した内容器と、を備え、前記外容器の熱伝導率が前記内容器の熱伝導率よりも低く、
前記第1電磁調理器用食器と前記第2電磁調理器用食器とでは、前記外容器に係る高台の形状を除き、外形状に関し同一であることを特徴とする請求項1に記載の電磁調理器用食器セット。 - 配膳トレイ上の所定の位置に載置される複数の食器を前記配膳トレイ下かつ各前記食器に対応させて配置される電磁誘導コイルが発する電磁波を利用して前記各食器を電磁誘導加熱し前記各食器内に配置される食材の調理を行う調理機であって、2つ以上の前記配膳トレイそれぞれの同じ位置に載置される前記食器に対し同一の加熱調理制御が行われる前記調理機において、
第1電磁調理器用食器に係る高台の高さが第2電磁調理器用食器に係る高台の高さより低く、前記電磁誘導コイルの位置が前記配膳トレイの食器の載置面に対して前記第1電磁調理器用食器と前記第2電磁調理器用食器との位置でそれぞれ同じ距離にあり、前記第1電磁調理器用食器及び前記第2電磁調理器用食器が備える各発熱部と前記電磁誘導コイルとの距離を前記高台の高さで調整するとき、前記第1電磁調理器用食器には相対的に強く熱すべき前記食材を配置すると共に、前記第2電磁調理器用食器には相対的に弱く熱すべき前記食材を配置し、前記同一の加熱調理制御が施される位置に載置させた前記第1電磁調理器用食器及び前記第2電磁調理器用食器を同時に加熱することを特徴とする調理方法。 - 請求項1又は2に記載の前記第1電磁調理器用食器及び第2電磁調理器用食器を製作するための食器金型であって、
前記第1電磁調理器用食器及び第2電磁調理器用食器の側部形状を成型するための周辺部と、
前記周辺部と組み合わせて使用し、前記第1電磁調理器用食器の底部形状を成型するための第1中央部と、前記第2電磁調理器用食器の底部形状を成型するための第2中央部と、を有し、
前記第1中央部の上部両端に備えられる食器の高台を形成するための部位である窪みの深さが、前記第2中央部の上部両端に備えられる前記窪みの深さより浅く、前記第1中央部と前記第2中央部とでは、前記窪みの深さを除き、外形状に関し同一であり、
前記周辺部及び前記第1中央部並びに前記周辺部及び前記第2中央部は脱着自在であり、前記周辺部及び第1中央部を組み合わせて前記第1電磁調理器用食器を製作するための金型となり、前記中央部及び第2中央部を組み合わせて前記第2電磁調理器用食器を製作するための金型となることを特徴とする食器金型。 - 前記配膳トレイと、前記調理機と、請求項1又は2に記載の前記第1電磁調理器用食器及び第2電磁調理器用食器と、を含む電磁調理システム。
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