JP5795546B2 - 経路案内システム、経路案内装置、経路案内方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
経路案内をする経路案内システムであって、
目的地に向かうための経路を生成することができる経路生成部と、
前記経路に沿って経路案内を行うことができる経路案内部と、を備え、
前記経路生成部は、前記経路案内を行っている前記経路とユーザの現在位置とが所定の距離しきい値以上離れたことを含む所定の条件が満たされた場合に、前記現在位置から前記目的地に向かうための経路を再度、生成することができ、
前記経路案内システムは、さらに、
前記ユーザの現在位置に応じた前記距離しきい値を決定することができる距離しきい値決定部と、
地図上の区画ごとに定められている原距離しきい値を前記区画と対応づけて格納している記憶部と、を備え、
前記距離しきい値決定部は、前記記憶部において、前記ユーザの現在位置が含まれる区画と対応づけられて記憶されている前記原距離しきい値を、前記距離しきい値として決定する、経路案内システム。
目的地に向かうための経路を生成することができる経路生成部と、
前記経路に沿って経路案内を行うことができる経路案内部と、を備え、
前記経路生成部は、前記経路案内を行っている前記経路とユーザの現在位置とが所定の距離しきい値以上離れたことを含む所定の条件が満たされた場合に、前記現在位置から前記目的地に向かうための経路を再度、生成することができ、
前記経路案内システムは、さらに、
前記ユーザの現在位置に応じた前記距離しきい値を決定することができる距離しきい値決定部を備える。
前記距離しきい値決定部は、前記領域地図データに基づいて、前記距離しきい値を決定する。
前記距離しきい値決定部は、前記領域地図データに含まれる道路の数と、前記地図画像が表す領域の大きさと、に基づいて、前記距離しきい値を決定する。
前記距離しきい値決定部は、前記領域地図データに含まれる道路の数に基づいて、前記距離しきい値を決定する。
前記距離しきい値決定部は、前記記憶部において、前記ユーザの現在位置が含まれる区画と対応づけられて記憶されている前記原距離しきい値を、前記距離しきい値として決定する。
(a)目的地に向かうための経路をコンピュータが生成する工程と、
(b)前記経路に沿って経路案内を行う工程と、を備える。
前記工程(b)は、
ユーザの現在位置に応じた距離しきい値を前記コンピュータが決定する工程と、
前記経路案内を行っている前記経路と前記現在位置とが前記距離しきい値以上離れたことを含む所定の条件が満たされた場合に、前記現在位置から前記目的地に向かうための経路を再度、前記コンピュータが生成する工程と、備える。
目的地に向かうための経路を取得することができる経路取得部と、
前記経路に沿って経路案内を行うことができる経路案内部と、を備える。
前記経路取得部は、前記経路案内を行っている前記経路とユーザの現在位置とが所定の距離しきい値以上離れたことを含む所定の条件が満たされた場合に、前記現在位置から前記目的地に向かうための経路を再度、取得することができる。
前記経路案内装置は、さらに、
前記ユーザの現在位置に応じた前記距離しきい値を取得することができる距離しきい値取得部を備える。
A1.全体構成:
図1は、本発明の第1実施例である経路案内システムのハードウェア構成を示す図である。第1実施例の経路案内システムは、経路探索サーバ100と、地図サーバ150と、携帯電話200と、を含む。
図2は、第1実施例の経路案内システムにおける携帯電話200の処理の流れを示すフローチャートである。ステップS10では、携帯電話200の主制御部210は、コマンド入力部206を介して、ユーザから、目的地点の情報を受け取る。目的地点の位置情報は、所定の検索処理の結果、選択された地物を特定することができる情報とすることができる。また、目的地点の位置情報は、目的地点を特定することができる電話番号であってもよい。
第1実施例の経路案内システムでは、距離しきい値は、あらかじめ地図上の所定区画ごとに定められ、地図データベース156に格納されている(図3参照)。しかし、第2実施例においては、距離しきい値は、携帯電話200が地図データベース156から受け取る地図画像データに基づいて決定される。すなわち、第2実施例においては、図2のステップS30の処理が第1実施例とは異なっている。第2実施例の他の点は、第1実施例と同じである。
Pr=S/N ・・・ (1)
Pr1=25000/2
=12500 ・・・ (2)
Pr2=25000/10
=2500 ・・・ (3)
Pr3=20000/8
=2500 ・・・ (4)
Dt=C×Pr ・・・ (5)
Dt1=0.002×12500
=25 ・・・ (6)
Dt2=0.002×2500
=5 ・・・ (7)
Dt3=0.002×2500
=5 ・・・ (8)
第2実施例においては、表示パネル202に表示するために取得した現在位置周辺の地図画像データを使用して、距離しきい値Dtを決定する(図4のS310参照)。そして、表示パネル202に表示する地図画像は、様々な縮尺をとり得るため、地図画像の縮尺をも考慮して、距離しきい値Dtが決定される(同S320参照)。しかし、第3実施例では、共通の縮尺を有する基準地図データであって、現在位置を含む領域の地図を示す基準地図データに基づいて、距離しきい値Dtが決定される。すなわち、第3実施例においては、図2のステップS30の処理が第1実施例および第2実施例とは異なっている。第3実施例の他の点は、第1実施例と同じである。
Dt=C2/N ・・・ (9)
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施例の説明においては、案内中の経路から現在位置が距離しきい値Dt以上離れた場合には、再度、経路を探索する旨、説明した(図2のステップS40参照)。このステップS40における判定においては、案内中の経路から現在位置が距離しきい値Dt以上離れたことが、1回検出されたことによって、「Yes」の判定がなされることとしてもよいし、案内中の経路から現在位置が距離しきい値Dt以上離れたことが、複数回(たとえば10回)連続して検出されたことによって、「Yes」の判定がなされることとしてもよい。
第1実施例において、距離しきい値Dtが対応づけられて定められている「区画」は、たとえば、ある国の国土を区分することで定めることができる。この区画は、地図上に隙間なく配されていることが好ましい。ただし、「区画」は、ある国の国土全体について設けられている必要はない。たとえば、道路が存在しない地域については、距離しきい値Dtが対応づけられて定められている「区画」は設ける必要はない。
上記実施例においては、距離しきい値Dtの取得(図2のステップS30)は、地図画像データの取得(同ステップS20)とは別に行われる。しかし、地図画像データの取得と距離しきい値Dtの要求および取得は、現在位置情報を伴う一度の送信要求によって、行われてもよい。また、ステップS20の経路案内に先立って、ステップS30の距離しきい値の決定が行われてもよい。
上記第2実施例においては、距離しきい値Dtは、道路数Nに係数Cを掛けて、ズーム率Sを割ることによって得られる(上記式(1),(5)参照)。しかし、距離しきい値Dtは、他の方法で定めることもできる。たとえば、所定の係数C3がズーム率の区分(たとえば、1/3000以上1/5000未満、1/5000以上1/10000未満など)に応じて定められており、その係数C3に基づいて、距離しきい値Dtが定められるようにしてもよい。同様に、所定の係数C4が道路数の区分(0、1本〜3本、4本〜7本など)に応じて定められており、その係数C4に基づいて、距離しきい値Dtが定められるようにしてもよい。
距離しきい値は、ユーザに対して地図画像を出力するための領域地図データに含まれる道路の数と、領域地図データが表す領域の現実の領域に対する縮尺と、に基づいて、単位面積あたりの道路の数に対応するパラメータを算出し、そのパラメータに応じて距離しきい値を決定することが好ましい。そして、ユーザに対して地図画像を出力する際の画像の大きさが一定である場合には、単位面積あたりの道路の数に対応するパラメータは、領域地図データに含まれる道路の数と、領域地図データが表す領域の大きさと、に基づいて、算出することができる。
上記第3実施例において、基準縮尺は1/25000である。しかし、基準縮尺は、1/12500や1/5000など、他の数値であってもよい。すなわち、基準地図データの縮尺である基準縮尺、端末に送信される基準地図データのズーム率である基準ズーム率、または端末に送信される基準地図データの地図の表示領域の大きさは、任意に定めることができる。
上記実施例では、ユーザの現在位置の周囲の道路の密度に応じて、距離しきい値が定められる。しかし、経路の再探索を行うか否かの基準となる距離しきい値は、現在位置周辺の情報であって、道路の密度以外の情報に基づいて定めることもできる。たとえば、現在位置周辺の経路上にある分岐路の分岐の角度が小さい場合には、距離しきい値を小さくし、分岐の角度がより大きい場合には、距離しきい値を大きくすることができる。また、現在位置周辺の経路上の交差点の数が少ない場合には、距離しきい値を小さくし、交差点の数がより多い場合には、距離しきい値を大きくすることができる。
上記実施例においては、図2のステップS80における経路の再探索において、目的地の情報は、携帯電話200から経路探索サーバ100に送信されない。そして、
経路探索サーバ100の制御部104は、ステップS10で携帯電話200から得た目的地点情報と、ステップS80で携帯電話200から得た新たな現在位置情報とに基づいて、経路を探索する。しかし、経路の再探索に際して、携帯電話200から経路探索サーバ100へ、目的地の情報と、現在位置情報の両方を送信することとしてもよい。
上記実施例では、現在位置情報を得るためにGPSを利用する態様について説明した。しかし、現在位置の情報の生成は、GLONASS(GlobalNavigation Satellite System)、Galile oなどのGPS以外の他の衛星測位システム(Satellite Navigation System)、言い換えれば、世界的航法衛星システム(GNSS:Global Navigation System)によってもよい。また、たとえば、ユーザが携帯する端末が携帯電話である場合には、位置情報の生成は、携帯電話と基地局の電波の強さに基づいて得られる基地局と携帯電話との距離に基づいて、行ってもよい。そのような態様においては、ユーザが携帯する端末は、世界的航法衛星システムの受信装置を備えない態様とすることができる。さらに、ユーザが携帯する移動端末において位置情報を生成する構成要素は、複数の方式、たとえば、衛星測位システムを利用した方式と、携帯電話の基地局を利用する方式を併用する態様とすることもできる。
地図サーバ150の地図データベース156内に格納されている画像データとしての地図画像データは、ラスタデータとして保持されていてもよいし、ベクトルデータとして保持されていてもよい。ユーザが携帯する端末装置としての携帯電話200に送信される地図画像データも、ラスタデータであってもよいし、ベクトルデータであってもよい。さらに、地図データベース156内の地図画像データと、端末装置に送信される地図画像データは、いずれか一方をベクトルデータとし、他方をラスタデータとすることもできる。そして、いずれの地図画像データも、ラスタデータとベクトルデータの両方を含むことができる。ただし、端末装置に送信される地図画像データがラスタデータのみで地図画像を構成するデータである場合には、地図画像データに基づいて道路数を取得する場合には(図4のステップS310、図8のステップS315参照)、画像認識の技術を用いて道路数を取得することが好ましい。
上記実施例では、図2のステップS10において、携帯電話200から送信された現在位置から目的地点に至る経路が探索される。しかし、その時点における現在位置ではなく、ユーザによって指定された基準位置から目的地点や目的領域に至る経路が探索される態様とすることもできる。すなわち、経路案内に使用される経路およびその候補は、何らかの地点から目的地点や目的領域に至る経路とすることができる。
上記実施例においては、経路案内システムは、その構成要素として、経路探索サーバ100と、地図サーバ150と、携帯電話200と、を含む。しかし、ユーザが携帯し、現在位置を取得でき、ユーザに対して所定の出力を行うことができる携帯端末に、経路探索サーバ100、地図サーバ150の機能を備える態様とすることもできる。また、経路探索サーバ100と、地図サーバ150とは、同じサーバであってもよい。なお、携帯端末は、電話機能を備えない機器としての、PDA(Personal Data Assistant)やノート型のコンピュータなどとすることもできる。すなわち、携帯端末は、ユーザが携帯でき、データに基づいてユーザに対して所定の出力を行うことができる装置であればよい。
上記実施例において、経路探索サーバ100と、地図サーバ150と、携帯電話200とは、上記各機能を奏するための所定のハードウェアを備えたコンピュータとして実現することができる。上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、アプリケーションソフトウェア212(図1)の機能の一部を制御回路が実行するようにすることもできる。
102…通信部
104…制御部
106…記憶部
112…経路探索部
150…地図サーバ
152…通信部
154…制御部
156…地図データベース
200…携帯電話
201…GPSユニット
202…表示パネル
203…音声出力部
204…振動機構
205…通信部
206…コマンド入力部
206a…テンキー
206b…カーソルキー
209…時計部
210…主制御部
212…アプリケーションソフトウェア
220…通話制御部
231…経路データ取得部
232…経路案内部
A11〜A43…距離しきい値と対応づけられた区画
C,C2…係数
Dm1…現在位置がPP11にあるとき表示される地図画像の地図画像データ
Dm1e…現在位置がPP11にあるとき表示される地図画像の地図画像データ
Dm2…現在位置がPP21にあるとき表示される地図画像の地図画像データ
DtL1…経路R0から10m離れている位置
DtL2…経路R0から25m離れている位置
INT…インターネット
PP11、PP12,PP21,PP22,PP23…現在位置の例
R0〜R10…道路
Claims (7)
- 経路案内をする経路案内システムであって、
目的地に向かうための経路を生成することができる経路生成部と、
前記経路に沿って経路案内を行うことができる経路案内部と、を備え、
前記経路生成部は、前記経路案内を行っている前記経路とユーザの現在位置とが所定の距離しきい値以上離れたことを含む所定の条件が満たされた場合に、前記現在位置から前記目的地に向かうための経路を再度、生成することができ、
前記経路案内システムは、さらに、
前記ユーザの現在位置に応じた前記距離しきい値を決定することができる距離しきい値決定部と、
地図上の区画ごとに定められている原距離しきい値を前記区画と対応づけて格納している記憶部と、を備え、
前記距離しきい値決定部は、前記記憶部において、前記ユーザの現在位置が含まれる区画と対応づけられて記憶されている前記原距離しきい値を、前記距離しきい値として決定する、経路案内システム。 - 請求項1記載の経路案内システムであって、
前記所定の条件は、前記経路案内を行っている前記経路と前記現在位置とが前記所定の距離しきい値以上離れた旨の判定が、1回以上である基準回数、連続して行われたことを含む、経路案内システム。 - 請求項2記載の経路案内システムであって、
前記現在位置の情報を、前記現在位置の検出精度の情報とともに取得でき、
前記距離しきい値決定部は、前記現在位置の検出精度が高い場合には、前記現在位置の検出精度がより低い場合よりも、前記基準回数を小さく設定する、経路案内システム。 - 請求項1記載の経路案内システムであって、
前記現在位置の情報を、前記現在位置の検出精度の情報とともに取得でき、
前記所定の条件は、さらに、前記現在位置の検出精度が所定レベルよりも高いことを含む、経路案内システム。 - コンピュータを使用して経路案内をする方法であって、
(a)目的地に向かうための経路をコンピュータが生成する工程と、
(b)前記経路に沿って経路案内を行う工程と、を備え、
前記コンピュータは、地図上の区画ごとに定められている原距離しきい値を前記区画と対応づけて格納している記憶部を備えており、
前記経路案内を行う工程(b)は、
ユーザの現在位置に応じた距離しきい値を前記コンピュータが決定する工程であって、前記記憶部において、前記ユーザの現在位置が含まれる区画と対応づけられて記憶されている前記原距離しきい値を、前記コンピュータが前記距離しきい値として決定する工程と、
前記経路案内を行っている前記経路と前記現在位置とが前記距離しきい値以上離れたことを含む所定の条件が満たされた場合に、前記現在位置から前記目的地に向かうための経路を再度、前記コンピュータが生成する工程と、備える、経路案内方法。 - コンピュータを使用して経路案内をするためのコンピュータプログラムであって、
目的地に向かうための経路を生成する機能と、
前記経路に沿って経路案内を行う機能と、
を前記コンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムであり、
前記コンピュータは、地図上の区画ごとに定められている原距離しきい値を前記区画と対応づけて格納している記憶部を備えており、
前記経路案内を行う機能は、
ユーザの現在位置に応じた距離しきい値を決定する機能であって、前記記憶部において、前記ユーザの現在位置が含まれる区画と対応づけられて記憶されている前記原距離しきい値を、前記コンピュータが前記距離しきい値として決定する機能と、
前記経路案内を行っている前記経路と前記現在位置とが前記距離しきい値以上離れたことを含む所定の条件が満たされた場合に、前記現在位置から前記目的地に向かうための経路を再度、生成する機能と、含む、コンピュータプログラム。 - 経路案内をする経路案内装置であって、
目的地に向かうための経路を取得することができる経路取得部と、
前記経路に沿って経路案内を行うことができる経路案内部と、を備え、
前記経路取得部は、前記経路案内を行っている前記経路とユーザの現在位置とが所定の距離しきい値以上離れたことを含む所定の条件が満たされた場合に、前記現在位置から前記目的地に向かうための経路を再度、取得することができ、
前記経路案内装置は、さらに、
前記ユーザの現在位置に応じた前記距離しきい値を取得することができる距離しきい値取得部であって、地図上の区画ごとに定められている原距離しきい値を前記区画と対応づけて格納している記憶部から、前記ユーザの現在位置が含まれる区画と対応づけられて記憶されている前記原距離しきい値を、前記距離しきい値として取得する距離しきい値取得部を備える、経路案内装置。
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